JP2021526233A - 弦楽器用のあご当てのための保持装置 - Google Patents

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Abstract

弦楽器(1)の奏者のあごを支えるように設けられる支持板(29)を弦楽器(1)の本体(2)に接続できるようにする、弦楽器(1)用のあご当て(28)のための保持装置(30)が、一方で奏者の姿勢を人間工学的に改善させることができ、他方で弦楽器の音質を向上させることができるようになっている。このために、保持装置(30)は、ばね仕掛けによって支持板(29)を本体(2)に接続するばね要素として設計される。

Description

本発明は、弦楽器の奏者のあごを置くための支持板を弦楽器の本体に接続できるようにする、弦楽器用のあご当てのための保持装置に関する。
多くの弦楽器、特にバイオリン及びビオラは、演奏の際、奏者の身体に面する本体の端部で、演奏家のあごと肩との間に保持される。しかしながら、奏者の頭と肩の領域との距離が楽器の厚さよりも大きい場合が多いため、演奏家にとって極めて心地の悪い位置で楽器を保持又は挟持することしかできず、楽器を演奏することはできたとしても、演奏の質の低下は免れない。この対策として、バイオリンやビオラ用の所謂あご当て及び肩当てが開発されている。
あご当ては、通常黒檀又は他の堅木製の窪んだ支持要素(又は支持板)で構成されており、多くの場合肩当てと共に使用されて、楽器の上部への接触により音の広がりを過剰に低下させることなく、あごと肩の圧力を加えることで、奏者が楽器をしっかりと快適に保持できるようにするものである。人間のあご及び顎骨の形状には個人差があることから、支持要素には、著しく平坦なものから深く窪んだものまで様々な形状のものが使用される。
担持面は、保持装置によって、楽器上部のテールピースのすぐ上又は左側に取り付けられることが多い。このために、保持装置は、弦楽器と担持面とに対応する接続要素を有する。
近年普及している保持装置は、例えば、担持面へのねじ接続を含み、弦楽器に取り付けられたクランプに接続する金属製の支柱である。
あご当ては、何よりも一定の安定性が求められる一方で、楽器の音に悪影響を及ぼすべきものではない。しかしながら、どのレベルの奏者でも、彼らの肩又は鎖骨とあごとの間に弦楽器を強く挟み過ぎてしまうことがある。これによって、痙攣や怪我の虞、そして楽器の音質の低下が生じうる。一般的に、いずれのあご当てもバイオリンの音色に影響すると言える。そのため、着け心地の良いあご当てだけでなく、特に音色への悪影響が少ないものが求められている。
欧州特許第2002759号明細書
このため、本発明は、一方で奏者の姿勢を人間工学的に改善させることができ、他方で弦楽器の音質を向上させることができる、上記のような種類の保持装置を提供することを目的とする。
本発明によれば、この目的は、支持板を本体と弾性接続させる保持装置を設計することで達成される。
本発明は、奏者によってあご当ての接触面に加わる圧力が軽減されることによって、人間工学的な姿勢の改善が達成されるという考えに基づく。過剰な圧力は、特に、既知のあご当てでは、奏者自身が加える圧力からの触覚フィードバックを奏者が一切受けられないという事実によって助長される。そのため、接触面に弾性挙動を生じさせ、圧力がより大きい場合は移動するようにすべきである。実験では、奏者はばねのような挙動に驚き、新たなバランスを要することが示されている。これにより、圧力が自然と減少する。そのため、保持要素の接続要素同士の間にばね要素を設けるべきである。また、保持装置のばねのような挙動によって、担持面と弦楽器とが音響的に分離して、音質も格段に改善される。
保持装置は、例えば支持板上に成形された成形部品として、支持板と一体に作られてもよい。或いは、保持装置と支持板とは、ねじ又は接着接合といった好適な留め手段によって互いに接続される、2つの別々の構成要素であってもよい。
本発明の有利な実施例は、従属項の主題である。
有利には、保持装置はばね要素を備える。ばね要素の種類としては、例えば、ぜんまいばね、互いの上部に機械的に固定される反発磁石、そしてプラスティック又はゴム等でできた大きな型といった、根本的に大きく異なる機構が使用できる。しかしながら、ばね要素は、有利には板ばねの手法で設計されるため、極めて小さな努力によって、特に軽量な設計の実現が可能である。板ばね又は平坦なばねは、硬い伸縮素材の屈曲片によって構成されることが多い。
有利な設計では、保持装置のばね要素は一体に作られる。これにより、特に簡素な製造及び組み立てが実現される。
特に有利な設計では、ばね要素は、その中央領域で屈曲又は湾曲する材料片によって構成され、ばね要素が、その長手方向部分において長手方向側面の一方で途切れた楕円形を形成するように、その両端の領域で屈曲する。こうした設計によって、平坦なばねのような特に簡素な構造が得られる。例えば、U字形のレッグ部にある簡素な孔にねじを適切に誘導することで、弦楽器の本体への接続が実現される。なお、代替の、特に好ましい接続の方法は、クリック機構によってばね要素に接続できるクランプ要素のシステムである。
ばね要素は、例えば鋼、炭素繊維又は熱可塑性材料といった、様々な適切な材料から作ることができる。しかしながら、特に有利な設計では、そのそれぞれが独立して発明的であると考えられ、ばね要素は、特に好適にはガラス繊維が含まれるプラスティック、好適にはナイロンから、又は代わりとして、特に圧縮された圧縮木材である木材、好適にはメープル木材から作られる。驚くことに、これらの材料から作られたばね要素は、他の材料と比べて著しく改善された音特性を有し、弦楽器の音に影響を与えることがない。また、更に驚くべきことに、上記の材料のいずれも、そのそれぞれの振動特性が楽器の本体の振動特性と特によく適合することから、その音響又は音色特性の観点から、あご当てとしての使用に特に適していることが分かっている。
また、同じく独立して発明的とされる代替の設計において保持装置に使用される材料は、同じように優れた音特性を有する圧縮木材である。また、ばねの木材は、好適には皮又は接線状に切断すべきであることも分かった。これにより、強く屈曲させることや、一定の圧力への抵抗に特に適したものとなる。
一般に「圧縮木材」とも呼ばれる圧縮された圧縮木材の製造及びその性質の一部は、例えば特許文献1によって知られており、その開示は、圧縮された圧縮木材の説明及び製造プロセスを参照することによって組み込まれる。特に、圧縮木材の製造では、例えば約50%〜60%の含水率を有する、入念に選択された一枚板の出発物質を、まず含水率が約30%になるまで自然環境の条件下で乾かし、切断して滑らかにして、含水率が約20%になるまで更に乾かす。そうして、実際の圧縮プロセスへと移ることができる。この、すなわち圧縮プロセスのために、まず、処理する木材ブロックを、特に適切な柔らかさとなるように熱処理する。その後、そうして前処理された木材ブロックに対して、実際の圧縮室において静水圧を加える。これにより、木質繊維をその繊維の方向に圧縮させて、繊維の壁が折り曲がるようにする。これにより、木材全体の形状を屈曲可能且つ打ち延ばし可能となる。圧縮の直後、処理された木材が、処理に起因する湾曲又は木材ブロック全体の変形を見せることがある。これを補うために、続いて屈曲又は成形の工程を設けて、木材ブロックを、更なる処理に対して好ましい元の真っ直ぐな形状に戻すようにしてもよい。
特に有利な実施例では、ばね要素は、7mm〜25mm、好適には9mm〜15mm、特に好適には10mm〜12mmの断面幅を有し、最小の断面幅は、有利には2mm〜15mm、好適には3mm〜10mm、特に好適には4mm〜7mmである。また、ばね要素は、好適には1mm〜4mmの厚さを有する。また、ばね要素は、有利には1cm〜7cmの高さ及び/又は4cm〜12cmの長さを有する。これらの寸法によって、ばね要素は、楽器と奏者のあごとの間に特に適切に位置付けられて、自然な姿勢が保証される。また、ばね要素は適切なばね力も有する。
特に、ばね要素は、0.8N/mm〜18N/mm、好適には1.2N/mm〜14N/mm、特に好適には1.4N/mm〜12N/mmのばね定数を有する。こうしたばね定数によって、奏者があご当てに過度に圧力を加えてしまうのを回避するという望ましい効果に対して、特に好ましいものとなる。
また、ばね要素は、有利には、0.16Nm/rad〜4.8Nm/rad、好適には0.24Nm/rad〜4Nm/rad、特に好適には0.28Nm/rad〜3.6Nm/radの方向性トルクを示す。こうした値によって、作用点がばねの真上ではなく接触面から数cmずれた場合に、奏者のあごに対して同等の力が生じる。
実験では、上記の余地によって、異なる経験値を有し異なる抵抗レベルを必要とする奏者らの需要が満たされることが示された。例えば、既に少ない力で演奏する奏者は、4N/mmのばね抵抗又は0.8Nm/radの方向性トルクで演奏できる。経験の浅い演奏家は、むしろ12N/mm又は2.4Nm/radから始める。こうした奏者は、新たな演奏法に徐々に慣れていく機会を得られるであろう。
圧縮された圧縮木材をばね要素に使用する場合、0.6g/cm3〜0.96g/cm3の有利な密度を有する。音、重さ及び弾力性の観点から、こうした圧縮木材は、あご当てのばね要素への使用に特に適している。
上記のような保持装置は、有利には、弦楽器の奏者のあごを支えるように設計された支持面に弦楽器を接続するのに用いられる。
弦楽器の奏者のあごを受け入れるようになっている支持面を備える、弦楽器用のあご当ては、有利には、上記のような保持装置を備える。
弦楽器は、有利には、そうしたあご当てを含む。
本発明によって達成される利点は、特に、弾性をもつ保持装置を弦楽器のあご当てにおいて使用することによって、一方では楽器の特に良質な音、他方では奏者の痙攣の防止が確実に得られるという事実にある。特に、屈曲した圧縮された圧縮木材、又は特に好ましい設計ではガラス繊維を含むナイロンから作られるばね要素の設計において、技術的に特に簡素な方法によってこれらの利点を実現することができる。
また、こうした設計によって、10年以上存在してきた高いあご当ての要望に応えられる。これは、こうした弦楽器をより健康的に演奏する手法を求めることに関係する。また、代わりに、より低い肩当て及びより高いあご当ての使用もますます好まれている。残念ながら、より高いあご当てはより重たいことが多く、音色に悪影響となる。本発明概念によって、ほんの僅かな増量で極めて高い高さをもつモデルを製造することが可能となる。従来のあご当ては、優に重さ65グラム、高いものだと85グラムある。一方、本明細書にて上述したような本発明に係るあご当てなら、重さを15グラムにでき、高いものでも最大1グラム増えるだけである。
また、本発明に係るばね要素によって、特に優れた音が確実に得られる。バイオリンを弾いてあご当てから頭を離すと、バイオリンの音がより広がっていることが確認できる。バイオリンの音は、頭によって、あご当てを介して間接的に減衰する。本明細書に記載のあご当てによれば、バイオリンはこの影響から解放される。ばねが柔軟であり、バイオリンに一定の独立性を与えることから、ばねによってバイオリンと頭とが分離される。
本明細書に記載のあご当ては、土台と、ばねと、あご当てとの、主に3つの置き換え可能な部品から構成される。奏者が他の特性のばねを使いたい場合には、ばねを交換することもできる。取付具は、あご当てのモデルを変更する必要なく、特定のバイオリンに容易に適応させることができる。
また、様々な形状のあご当ての使用が可能であることも重要である。あご当ては、第三者が提供したり、個人の寸法に合わせて3Dプリントしたりもできる。これによって、個人の要望に合ったあご当てにカスタマイズすることが可能となる。また、あご当ては、回転させたり傾けたりすることで、個別に柔軟に調節することもできる。これによって、頬骨にぴったり合うように位置を調節することができる。
本発明の一例を、図面によって詳細に説明する。
図1は、本明細書ではバイオリンである、弦楽器である。 図2は、あご当てが保持装置に固定されている、バイオリンの本体の下部の斜視図である。 図3は、図2に係る保持装置のばね要素を様々な視点から見た図である。 図4は、図2に係る保持装置のばね要素を様々な視点から見た図である。 図5は、図2に係る保持装置のばね要素を様々な視点から見た図である。 図36は、図2に係る保持装置のばね要素を様々な視点から見た図である。 図7は、図2に係る保持装置のばね要素を様々な視点から見た図である。 図8は、クランプ要素が割り当てられた、図2に係る保持装置のばね要素を様々な視点から見た図である。 図9は、クランプ要素が割り当てられた、図2に係る保持装置のばね要素を様々な視点から見た図である。 図10は、クランプ要素が割り当てられた、図2に係る保持装置のばね要素を様々な視点から見た図である。 図11は、クランプ要素が割り当てられた、図2に係る保持装置のばね要素を様々な視点から見た図である。 図12は、クランプ要素が割り当てられた、図2に係る保持装置のばね要素を様々な視点から見た図である。 図13は、図3〜図7に係るばね要素を、割り当てられたクランプ要素に接続するクリック機構の拡大図である。 図14は、バイオリンの支持板の、図3〜図7に係るばね要素への取り付けである。 図15は、図14に係る留め動作のための保持ブロックの拡大図である。
全ての図面において、同じ部品には同じ参照番号が付される。
図1の底面図に示すクラシックバイオリン1が、共鳴体を形成する本体2と、指板が装着されたネック4と、ペグ6を含み、その端部がスクロール8によって形成されるペグボックスとを備える。本体2は、底部10と周囲を囲む底縁部12とを有する。バイオリン1のネック4は、本体2のネック端部14において、上端ブロック16を介して本体2に接続される。本体2の内部では、バイオリン1を安定させる他のブロックが機能している。
バイオリン1の上側にあるテールピース端部によって、下端ブロック18にバイオリン1の弦が張られる。そのため、下端ブロック18は、本体2に対して極めて安定的であり且つしっかりと組み込まれている。ネック4と指板とを担持する上端ブロック16も、本体2に対して極めて安定的であり且つしっかりと組み込まれている。昨今、上端ブロック16とネック4とは、必要とされる担持性質だけでなく音及び振動の特性も得られるように、別々に作られて互いに接着されることが多い。
周囲を取り囲む底縁部12の領域において、所謂フレーム26である側壁が本体2の底部10の側面に取り付けられて、表板が、本体の底部に対向するようにこれらのフレーム26に取り付けられる。バイオリン1の共鳴腔を形成する本体2は、基本的にこれらの部品によって形成され、所謂外側ブロックと上端及び下端ブロック16及び18との助力によって固定される。
通常、バイオリン1は、演奏時には下端ブロック18の領域内であごと肩又は鎖骨との間に挟まれ、そのネック4に置かれた演奏家の片手によって支えられる。バイオリン1の演奏時に、演奏家が、バイオリン1の高い音質を維持しながら、快適で且つ挟むことから解放された姿勢でいられるように、所謂あご当て28が下端ブロック18の領域内に配置される。これは、中でも、奏者のあごと肩/胸との間の自由な空間を少なくとも部分的に埋めることで、リラックスした状態でバイオリン1をあご領域内に固定できるようにすることを目的としている。このようなバイオリン1のあご当て28を、図2の下方図に示す。あご当て28は、奏者がバイオリン1の演奏時に自身のあごを置くことができる支持板29と、バイオリン1の本体2に支持板29を取り付けるための保持装置30とを備える。
本体2に取り付けられた組立状態で図2に示される保持装置30は、バイオリン1の演奏時に特に高い音質を維持しながら、奏者が特に人間工学的に好ましい位置に適応できるように具体的に設計される。保持装置30の設計には、特に、奏者の姿勢を人間工学的に改善させるためには、あご当て28の支持板29に加わる圧力を最小限に維持することが望ましいという事実が考慮される。このために、拘束装置30は、奏者が加える圧力に応じて支持板29の弾性挙動を生じさせるように設計されて、支持板29に圧力が加わると、これに対する触覚フィードバックを奏者が受け取れるようになっている。つまり、こうした弾性挙動は奏者を驚かせ、新たなバランスを要することとなるため、圧力が自然と減少する。このため、保持装置30は、一方では支持板29が装着された状態で、本実施例では2つである複数のクランプ要素34及び36によって本体2に留められる、ばね要素32を備える。
ばね要素32の特徴的な性質、すなわち、特にそのばね定数及びそのストロークは、好適には、本来の目的のため、つまりあご当て28に圧力が加わった際に奏者に触覚フィードバックを与えるために、具体的に設計される。ここに示す本実施例におけるばね要素32は、1N/mm〜8N/mmのばね定数及び5mmのストロークを有する。
保持装置30が、本発明にとって絶対不可欠と考えられるばね要素32を備えることは、一方では保持装置30に適した材料の選択によって、及び/又は、他方ではばね要素32の空間的形状、好適には板ばねのような設計によって、実現できる。いずれの方法、すなわち、材料の適切な選択によるばね要素32の設計も、適切な三次元形状によるばね要素32の設計も、それぞれ独立して発明的と考えられる。しかしながら、ここに示す本実施例ではこれらの方法両方の組み合わせを示し、これもまた独立して発明的と考えられる。
ばね要素32の空間設計に特に好ましい実施例を図3〜図7に示し、つまり、図3に正面図、図4に側面図、図5に斜視図、図6に上面図、そして図7に下からの図を示す。
図3〜図7によれば、ここに示す本実施例のばね要素32は一体に作られる。ここに示す本実施例のばね要素32は、所望のばね性質が得られるように、その機能性が板ばねの性質に近付くという観点から、特に適切な空間形態に設計される。一体のばね要素32は、基本的に、その中央領域40で僅かに屈曲又は湾曲し且つその両端の領域42及び44で略180°屈曲した、材料片38で構成される。このため、図3の図面から特に明確に分かるように、ばね要素32は、長手方向部分において長辺の一方で途切れた楕円形を形成する。
図6に係る上面図から特に明確であるように、材料片38は、この楕円形において継続している長辺を形成するその中央領域40、並びにクランプ要素34及び36との接続のための端脚領域において、幅広となっている。ここに示す特に好ましい実施例では、材料片38は、これらの領域において最大7mm〜25mm、好適には9mm〜15mm、特に好適には10mm〜12mmの幅を有する。一方、端部領域42及び44に合流する中央領域40の端部遷移部分では幅が狭くなり、これらの領域では、ここに示す本実施例の材料領域は2mm〜15mm、好適には3mm〜10mm、特に好ましくは4mm〜7mmの、特に好ましい最小幅を有する。
図6の上面図から特に明確に分かるように、ばね要素32を形成する材料片38の輪郭設計、すなわち中央領域40の厚さは、材料片38の長手方向の中央軸線に対して対称ではない。これに対して、独立して発明的と考えられる材料片38の輪郭形成は、ばね要素32が組み立てられた状態で後ろ向き、すなわちバイオリン1の奏者の方を向く第1縁部45aが、基本的に真っ直ぐとなるように設計される。この輪郭形成は、ばね要素32が組み立てられた状態で前向き、すなわちバイオリン1のネック4の方を向く第2縁部45bの輪郭設計によって実現される。この設計によって、輪郭形成による意図的な弱化の効果が得られ、ばね要素32をネック4に向けて傾け易くなり、ばね要素32を奏者に向けて傾け難くなる。これは、楽器1が確実にしっかりと保持されるのと同時に、奏者によって加えられた圧力(この圧力はまずネック4の方向に作用する)に対して特に敏感な反応が示されることから、ばね要素32によって奏者を特に効果的に支えることができることを意味する。
支持板29を固定するように、中央領域40に装着スロット50も設けてもよく、装着スロット50は、例えば支持板29を設置するための固定ねじを通すことができ、スロット形状に設計されていることにより、奏者の要望に合わせて中央領域40の長手方向に位置付けることができる。ここに示す好ましい設計では、材料片38は0.5mm〜4mmの厚さを有する。
また、ばね要素32は、所望のばね特性を得るのに特に適切と考えられる材料から作られる。特に、ばね要素32又はそれを形成する材料片38は、適切に選択された金属又はプラスティック、好適にはナイロン又はナイロン6.6、特に好適にはガラス繊維が混ぜられて作られてもよい。
同じく独立して発明的と考えられる代替の実施例では、材料片38は圧縮木材から作られる。例えば、圧縮された木質チップから作られたプレスボードと比べて、圧縮木材は、特に、一枚板から作られているという事実を特徴とする。圧縮木材は、約0.7g/cm3の密度を有する。他の実施例では、0.6g/cm3〜0.96g/cm3の密度を有してもよいことが示される。この種類の製造では、ばねをプレス成形するのではなく、圧縮木材を製造してボードへと切断し、これらのボードからボディの形状を切り出してオーブンで乾燥させた後に、対応する形状に折り曲げる。
ここに示す本実施例の材料片38は、上述した材料の選択によって所望のばね性質を適切に検討することで、その寸法の観点から、バイオリン1と使用するという目的に適切に適合する。ここに示す本実施例では、材料片38は、5mm〜10mm、好適には6mm〜9mm、特に好適には7mm〜8mmの最大幅を有し、0.5mm〜1.5mmの厚さを有する、鋼バージョンのばねである。このバージョンの最小幅は、好適には2mm〜9mm、好適には2.5mm〜8mm、特に好適には3mm〜7mmである。しかしながら、木材又はプラスティックのバージョンでは、最大幅は7mm〜25mm、好適には9mm〜15mm、特に好適には10mm〜12mmであり、1mm〜4mmの厚さを有する。このバージョンでは、最小幅は好適には2mm〜15mm、好適には3mm〜10mm、特に好適には4mm〜7mmである。
ばね要素32を本体2に固定するのに、保持装置30は接続要素としてクランプ要素34及び36を有する。これらは、ばね要素32の脚部分46及び48に接続でき、バイオリン1の本体2に取り付けることができる。ばね要素32に取り付けられるクランプ要素34及び36の設計の特に好ましい例を図8〜図12に示し、つまり、図8に正面図、図9に上からの斜視図、図10に下からの斜視図、図11に背面図、そして図12に側面図を示す。
図8〜図12から分かるように、クランプ要素34及び36は、保持脚部54と保持ヘッド部56とが各端部に配置される中間ロッド52をそれぞれ有する。これらのそれぞれに本体2への接触面が成形されることで、本体底部と本体上部とを含む本体2を、保持脚部54及び保持ヘッド部56の接触面同士の間に挿入、特に挟んで、そこに固定することができるように、上記の構成要素の寸法が選択される。
各クランプ要素34及び36の保持ヘッド部56は、ばね要素32の脚部分46及び48の一方と接続するように設計され、適切に形成される。こうした接続は、例えば、ねじ接続によって実現できる。しかしながら、例示の、独立して発明的な設計と考えられる特に好ましい設計では、所謂「クリック」接続が接続として提供されており、平面状に設計されている脚部領域46及び48を保持ヘッド部56の対応するスロット58内に挿入できる。これは、挿入の直前(図13a)及び係止後(図13b)の状態として図13に示される。
脚部領域46及び48は、僅かに湾曲した裏面60と、接触面62に隣接するスナップイン縁部64とを有する。脚部領域46及び48それぞれを受入スロット58内に挿入すると、脚部領域46及び48は、受入スロット58内で一時的に僅かに変形し、この設計及びばね要素32の材料に関する弾力性によって(裏面60の湾曲部に対して)外側に折れ曲がる。受入スロット58から掛け金縁部64が出てきた後、掛け金縁部64はばね力によって跳ね返り、受入スロット58の出口端面66と共にホックを形成する。このように、保持ヘッド部56それぞれによって、ばね要素32の取り外し可能なスナップ又はラッチ接続が形成される。このようにして、特に簡素な手段によって、道具を必要とすることなく、ばね要素32をクランプ要素34及び36に確実に取り付けることが可能となる。このスナップイン又はスナップオン接続は、特に簡素な手法で解放することができ、特に、位置決め通路58から突出した脚部分46及び48の自由端68を、裏面60の方向へのばね力に対して手で押すことで、キャッチ縁部64と端面66との間のキャッチを解放できる。
ばね要素32に対する支持板29の取り付けは、組み立てられた状態でも可能な限り全方向に傾けられるように具体的に設計することで、奏者自身の希望や要望への適合について特に大きな自由度を奏者に与えることができる。これを考慮するために、支持板29をばね要素32に装着する接続システム70が設けられる。図14の図面から分かるように、接続システム70は、ばね要素32の中央領域40用の受入スロット74を有する保持ブロック72を備える。スロット74の寸法、特にスロットの幅は、ばね要素32、特にその厚さに適合する。
図15に斜めに示す保持ブロック72は、その上面に、支持板29の下側に取り付けられた対応するボールジョイント部78を挿入できる、球面の断片の形状をもつ受入スロット76を有する。この設計によって、支持板29を確実に略全方向に回転させることができる。全ての要素を互いに接続するのに、ばね要素32の装着スロット50を通過して保持ブロック72のねじ孔80を通り、ボールジョイント部78の領域内の対応するねじ山に係合する接続ねじを設けてもよい。
ここに示す本実施例のばね要素32によって定義されるばね定数は、約4N/mmである。材料片38の幾何学的条件及び弾力性に応じて、ばね定数は0.8N/mm〜18N/mmとなりうる。これにより、5mmずれた垂直荷重が加わった場合、0.4kg〜9kg、好適には0.6kg〜7kg、特に好適には0.7kg〜6kgの力が生じる。
また、ここに示す本実施例の、ばね要素32を備える保持装置30は、0.8Nm/radの方向性トルクを有する。方向性トルクは、ばね要素32のねじれの角度とそれによって生じるトルクとの比例定数である。ここに示す他の実施例では、方向性トルクは、0.16Nm/rad〜4.8Nm/radであってもよい。これにより、作用点が担持面29によるばねの真上ではなく、数cmずれた場合でも、対応する反発力が確実に得られる。上記の方向性モーメントによって、2cm補正された垂直荷重に対して5mmのずれで0.2kg〜6kg、好適には0.4kg〜5kgの力の発生が実現される。
図2に示すように、保持要素30はあご当て28に使用され、すなわち、バイオリン1の奏者のあご用の支持板29を、バイオリン1の本体2と接続するのに使用される。図示の構造によって、保持装置30は、支持板29とバイオリン1との間で弾力的に作用して、奏者が挟んだ位置に過剰な圧力が加わることを回避できるのと同時に、バイオリン1の特に優れた音を実現できるようになっている。
1 バイオリン
2 本体
4 ネック
6 回転部
8 スクロール
10 底部
12 底縁部
14 ネック端部
16,18 端部ブロック
20,22 外側ブロック
24 湾曲部
26 フレーム
28 あご当て
29 支持板
30 保持装置
32 ばね要素
34,36 クランプ要素
38 材料片
40 中央領域
42,44 端部域
45a,45b 縁部
46,48 脚部領域
50 装着スロット
52 中間ロッド
54 保持脚部
56 保持ヘッド部
58 スロット
60 裏面
62 接触面
64 スナップイン縁部
66 表面
68 自由端
70 接続システム
72 保持ブロック
74 スロット
76 受入部
78 ボールジョイント部
80 ねじ孔

Claims (13)

  1. 弦楽器(1)の奏者のあごを置くために設けられる支持板(29)を前記弦楽器(1)の本体(2)に接続できるようにする、前記弦楽器(1)用のあご当て(28)のための保持装置(30)であって、前記支持板(29)を前記本体(2)に弾性接続させるように設計される、保持装置(30)。
  2. ばね要素(32)を備える、請求項1に記載の保持装置(30)。
  3. その前記ばね要素(32)が、その中央領域(40)で屈曲又は湾曲する材料片(38)によって構成され、前記ばね要素(32)が、その長手方向部分において長手方向側面の一方で途切れた楕円形を形成するように、その両端の領域(42,44)で屈曲する、請求項2に記載の保持装置(30)。
  4. その前記ばね要素(32)が、プラスティック、金属、又は圧縮された圧縮木材から作られる、請求項2又は3に記載の保持装置(30)。
  5. 圧縮された圧縮圧縮木材が、0.6g/cm3〜0.96g/cm3の密度を有する、請求項4に記載の保持装置(30)。
  6. その前記ばね要素(32)が、断面において、2mm〜25mmの幅及び/又は1mm〜4mmの厚さを有する、請求項1〜5のいずれか一項に記載の保持装置(30)。
  7. その前記ばね要素(32)が、材料片(38)の長手方向から見て変化する幅を有して輪郭形成及び設計され、7mm〜25mm、好適には9mm〜15mm、特に好適には10mm〜12mmの断面最大幅を有し、2mm〜15mm、好適には3mm〜10mm、特に好適には4mm〜7mmの断面最小幅を有する、請求項1〜6のいずれか一項に記載の保持装置(30)。
  8. ばね要素(32)が、1cm〜7cmの高さ及び/又は4cm〜12cmの幅を有する、請求項1〜7のいずれか一項に記載の保持装置(30)。
  9. ばね要素(32)が、0.8N/mm〜18N/mm、好適には1.2N/mm〜14N/mm、特に好適には1.4N/mm〜12N/mmのばね定数を有する、請求項1〜8のいずれか一項に記載の保持装置(30)。
  10. ばね要素(32)が、0.16Nm/rad〜4.8Nm/rad、好適には0.24Nm/rad〜4Nm/rad、特に好適には0.28Nm/rad〜3.6Nm/radの方向性トルクを有する、請求項1〜9のいずれか一項に記載の保持装置(30)。
  11. 弦楽器(1)の奏者のあごを支えるように設計された支持板(29)に前記弦楽器(1)を接続するのに、請求項1〜10のいずれか一項に記載の保持装置(30)の使用。
  12. 弦楽器(1)用のあご当て(28)であって、前記弦楽器(1)の奏者のあごを支えるようになっている支持板(29)と、請求項1〜10のいずれか一項に記載の保持装置(30)とを備える、あご当て(28)。
  13. 請求項12に記載のあご当て(28)を有する、弦楽器(1)。
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