JP2021525556A - 回転ハンドル・ステント・デリバリー・システムおよび方法 - Google Patents

Abstract

本願明細書において記載されている原則に従うデリバリー・デバイスは、内側コア、内側コアの上の外側シースおよび内側コアおよび外側シースの上で少なくとも部分的に延在する外側サポート・シャフトを含む３つの同心のシャフトを有するカテーテルを含む。タイミング・ベルト・リンクの移動によって、医療装置またはステントの上のその位置から外側シースの移動が生じるように、タイミング・ベルトの表面上の複数のベルト歯を有するタイミング・ベルトは、内側コア上の医療装置またはステントの上の外側シースに結合される。デリバリー・デバイスは、複数の歯を有するバレルに結合されたサムホイールの回転によって作動し、サムホイールの回転によってバレルを移動させ、バレル歯がベルト歯を係合し、タイミング・ベルトを移動させ、外側シースを移動させる。【選択図】図５

Description

本発明の実施形態は、ステント・デリバリー・デバイスに関するものであり、特に、片手のサムホイール駆動デリバリー・ハンドルに関するものである。

ステントのようなデバイスが、通路を作成または維持するために体内に配置される多くの医学的条件および手順が存在する。拡張可能な冠状動脈、脈管および胆管のステントから、腎臓と膀胱との間の尿の流れを可能にするのに用いられるプラスチック・ステントまで、異なる目的のために用いられる多種多様なステントが存在する。

自己拡張ステントは、バルーン拡張ステントと同様に、メイ・ターナー症候群およびエコノミー症候群を含むがこれらに限定されるものではない血管系に関するさまざまな問題を扱うために用いられてもよい。

ステントは、通常圧縮状態でターゲット・サイトにデリバリーされ、次に、その位置で拡張状態に配置され、血管をサポートし、それを開放位置に維持するのを支援する。デリバリー・システムは、デリバリー・システムを用いて病変血管内のステント・ターゲット・サイトで挿入または配置するために用いられる。

ステントは、一般的にカテーテル・デリバリー・システムを用いてデリバリーされる。自己拡張ステントをデリバリーするためのデリバリー・システムの一般的なタイプは、プル・バック・デリバリー・システムと呼ばれている。この種のデリバリー・システムは、互いに同心に配置される２つのカテーテルまたはシャフトを利用する。ステントは、内部カテーテルまたはシャフトの遠位端の周りで軸方向に担持される。ステントは、デリバリー・デバイスの遠位端上のデリバリー・サイトに運ばれ、外側シャフトまたはカテーテルによってその圧縮されたデリバリー位置で保持される。一旦所望の配置サイトで、外側シャフトは引き戻され、自己拡張するためにステントを解放する。

したがって、本発明は、関連技術の制限および不利な点に起因する問題の１つまたは複数を取り除く回転ハンドル・ステント・デリバリー・システムおよび方法に関するものである。

本発明の目的に従って、本願明細書において実施され、広く記載されているように、本発明は、一態様では、本願明細書において記載されている原則に従って、デリバリー・デバイスに関するものであり、デリバリー・デバイスは、内側コア、内側コアの上の外側シースおよび外側サポート・シャフトを含む３つの同心のシャフトを有するカテーテルと、タイミング・ベルトの表面上の複数のベルト歯を有するタイミング・ベルトと、タイミング・ベルト・リンクの移動によって外側シースの移動が生じるように、外側シースに結合されたタイミング・ベルト・リンクと、ベルト歯に対応するバレル歯を有するバレルと、サムホイールの回転によってバレルを移動させ、バレル歯がベルト歯を係合し、タイミング・ベルトを移動させ、外側シースを移動させるように、バレルに結合されたサムホイールと、を含む。

他の態様では、本願明細書において記載されている原則に従って、管内ステントのデリバリー用システムは、デリバリー・デバイスを含み、デリバリー・デバイスは、その上に管内ステントを有する内側コアと、その中の内側コア上の拡張されていない状態のステントの上の外側シースであって、外側シースは、拡張されていない状態のステントを保持し、外側シースは、内側コアおよび管内ステントの上で同軸で並進可能である外側シースと、内側コアおよび外側シースの上に少なくとも部分的に延在する外側サポート・シャフトと、を含む３つの同心のシャフトを有するカテーテルと、タイミング・ベルトの表面上の複数のベルト歯を有するタイミング・ベルトと、タイミング・ベルト・リンクの移動によって外側シースを移動させ、管内ステントを露出させるように、外側シースに結合されたタイミング・ベルト・リンクと、ベルト歯に対応するバレル歯を有するバレルと、サムホイールの回転によってバレルを移動させ、バレル歯がベルト歯を係合し、タイミング・ベルトを移動させ、外側シースを移動させるように、バレルに結合されたサムホイールと、を有する。

さらに他の態様では、本願明細書において記載されている原則に従って医療装置を体にデリバリーする方法は、デリバリー・デバイスを使用し、デリバリー・デバイスは、内側コア、内側コアの上の外側シースおよび外側サポート・シャフトを含む３つの同心のシャフトを有するカテーテルと、タイミング・ベルトの表面上の複数のベルト歯を有するタイミング・ベルトと、タイミング・ベルト・リンクの移動によって外側シースの移動が生じるように、外側シースに結合されたタイミング・ベルト・リンクと、ベルト歯に対応するバレル歯を有するバレルと、サムホイールの回転によってバレルを移動させ、バレル歯がベルト歯を係合し、タイミング・ベルトを移動させ、外側シースを移動させるように、バレルに結合されたサムホイールと、内側コアの外径の上の医療装置と、を有し、方法は、サムホイールを所定の方向に回転し、タイミング・ベルトを、サムホイールの回転の所定の方向に関連付けられた方向に移動させ、タイミング・ベルト・リンクに、外側シースを所望の方向に移動させるステップと、外側シースが所望の方向に移動するとき、内側コアの遠位端から体まで医療装置を配置するステップと、を含む。

追加の利点は、以下の説明において部分的に記載され、部分的に説明から明らかになるか、または、本発明の実行によって学ばれ得る。本発明の利点は、特に添付の請求の範囲において指し示される要素および組合せによって実現および達成される。上述した一般的な説明および以下の詳細な説明が例示的かつ説明的なだけで、本発明を制限するように主張されるものではないということを理解されたい。

回転ハンドル・ステント・デリバリー・システムおよび方法のさらなる実施形態、特徴および利点は、回転ハンドル・ステント・デリバリー・システムおよび方法のさまざまな実施形態の構造および動作と同様に、添付の図面を参照して以下に詳細に記載されている。

上述した一般的な説明および以下の詳細な説明が例示的かつ説明的なだけで、本発明を制限するように主張されるものではないということを理解されたい。

本願明細書において組み込まれ、明細書の一部を形成する添付の図面は、回転ハンドル・ステント・デリバリー・システムおよび方法を示す。説明とともに、図面は、本願明細書において記載されている回転ハンドル・ステント・デリバリー・システムおよび方法の原理を説明するようにさらに機能し、このことにより、関連技術の当業者は、回転ハンドル・ステント・デリバリー・システムおよび方法を製造および使用することができる。

本願明細書において記載されている原則に従うステント・デリバリー・ハンドルのさまざまな実施形態を示す図である。

本願明細書において記載されている原則に従う例示的なカテーテル構成を示す図である。

本願明細書において記載されている原則に従うデリバリー・ハンドルの特徴の分解図を示す図である。

本願明細書において記載されている原則に従うアセンブリ済みハンドルの断面図である。

サムホイールおよびタイミング・ベルトの動きを示す断面図である。

本願明細書において記載されている原則に従うデリバリー・デバイスの断面図であり、サムホイールの移動に応じたタイミング・ベルト・リンクおよび外側シースの動きを示す。

本願明細書において記載されている原則に従うデリバリー・デバイスの平面図である。

本願明細書において記載されている原則に従う、カテーテル・デバイスを含むデリバリー・デバイスの斜視図を示す図である。

サムホイール・アセンブリの例示的実施形態の詳細を示す断面線画である。

以下、添付の図を参照して回転ハンドル・ステント・デリバリー・システムおよび方法の実施形態を詳細に参照する。本願明細書において開示されるさまざまな実施形態は、ステントまたは他の医療装置を病変血管内のターゲット・サイトに挿入または配置するために、拡張ステントまたは他の医療装置をデリバリーするためのデバイスおよび関連付けられた方法を示す。

図１（ａ）−（ｃ）は、本願明細書において記載されている原則に従うステント・デリバリー・ハンドルのさまざまな実施形態を示す。図示するように、ハンドル１０は、ハウジング１４およびサムホイール／サムホイール・アセンブリ１８を、そこから延在する３軸カテーテル２２とともに含む。カテーテルは、ハウジング１０からストレイン・リリーフ２６を通り延在してもよい。ストレイン・リリーフ２６は、任意の形状をとることができ、例えばポリオレフィンまたは他の類似の可撓性材料でできている。

図２を参照すると、カテーテル２２は、３つの同心または「同軸」管／シャフト（３軸設計）の内側コア４２、外側シース３４および外側サポート・シャフト３８を含む。外側シース３４は、図２に示すように、先細りまたは階段状でもよいし、または、アプリケーションに応じて先細りでなくてもよい。外側サポート・シャフト３８は、ＰＥＥＫ（ポリアリールエーテルエーテルケトン）管押出または他の類似の構造でもよい。外側サポート・シャフト３８は、任意の半硬式の材料から製造可能である。ＰＥＥＫは、良好な機械的特性を示し、外側シースのより小さな直径をサポートし、可撓性である。ＰＥＥＫはまた、容易に入手可能な構成要素でもある。ＰＥＥＫ以外の材料を用いて、外側サポート・シースを形成してもよく、本願明細書において記載されている本発明は、外側サポート・シャフト３８がＰＥＥＫの使用に限定されるものではない。機能的に、外側サポート・シャフト３８および内側コアは、デリバリー・システムの近位端の位置において固定され、外側シースは、内側コアの上かつ外側サポート・シャフト３８の内側で同軸で並進する。自己拡張ステント（図示せず）のような医療装置は、体ルーメンを通り所定の場所まで配置のために挿入および搬送するために、減少したデリバリー構成で保持される。ステント（図示せず）は、内側コア４２の周りで軸方向に担持され、外側シース３４によってその減少したデリバリー構成で保持される。内側コア４２は、デバイスの遠位端から近位端まで延在する編組強化管でもよい。いくつかの実施形態では、内側コア４２は、最遠位端から最近位端まで（例えば端から端までずっと）延在してもよい。内側コア４２の管の内径は、ガイドワイヤの上を進むためのサイズを有し、遠位端での内側コア４２の管の外径は、ステント（図示せず）が、内側コア・バンド・マーカー（５０）間で圧着されるところである。外側シース３４が引き戻され、ステント（図示せず）を自動拡張のために解放するとき、外側サポート・シャフト３８を用いて、デリバリー・デバイスを強化するので、内側コア４２の弧は、体の外側で変化しない。外側サポート・シャフト３８は、デバイスの近位端でハンドル１０に接続され、デリバリー・システムを強化し、処理の挿入サイトでの摩擦を減少するので、中間シャフト／外側シース３４が後方に引かれるとき、内側コア４２は、前方に強制されない。図２に示すように、カテーテル２２は、遠位先端４６を含んでもよい。内側コア４２は、少なくとも１つの内側コア・マーカ・バンド５０をさらに含んでもよいので、自己拡張ステントは、カテーテルの遠位端で圧着および装着され、２つの内側コア・マーカ・バンド５０（一方のみが図２に示される）の間で内側コアの上に位置し、ステントの軸方向移動を防止する。圧着および装着された自己拡張ステントは、外側シース３４によって円周方向に拘束される。外側シース３４はまた、外側シース・マーカ・バンド５４を含んでもよい。

３軸設計は、従来の２同軸デリバリー・システムと比較して、ステント配置の間、より最適なデリバリー・システムの安定性および正確な配置を可能にする。システムは、止血弁を有する導入シースを通りアクセス位置で体内に導入される。ステント・デリバリー・システムが導入シースを体内に入れる場合、摩擦が止血弁で発生する。それゆえ、外側シースが後退している従来の２軸システムの配置の間、従来の２軸システムは、摩擦に起因して導入シースに対して移動することを望み、結果として、外側シースを後退することに対して、内側コアは、ステントを押し出すことになる。オペレータは、ステントを配置し、配置の間一貫した配置を維持しながら、これを補償し、デリバリー・カテーテル全体を移動する必要がある。長く高い半径方向力のステント（例えば静脈ステント）では、これは、結果として、ステントの配置の間、デリバリー・システム全体の遠位／近位の移動（アコーディオン効果）になりえ、結果として、ステントの不正確な配置または位置異常になりうる。外側サポート・シャフト３８が導入シースを通り挿入されるとき、３軸設計は、この影響を軽減し、それゆえ、外側シースの並進と導入シース止血弁との間の摩擦は除去される。

図３は、本願明細書において記載されている原則に従うデリバリー・ハンドルの特徴の分解図を示す。図３に示される例示的実施形態は、２つの部分からなるハウジング１１４ａおよび１１４ｂを含み、それぞれの２つの部分１１４ａおよび１１４ｂは、アセンブリのために一緒にスナップ・フィットされてもよい。サムホイール１８は、２つのホイール１１８ａおよび１１８ｂ、車軸５８およびベアリング６２を含んでもよい。ホイール１１８ａおよび１１８ｂは、その内側バレル６６上の歯を含んでもよい。図３では、１つの内側バレルのみがホイール１１８ｂ上に示されるが、ホイール１１８ａもまた、歯を有する内側バレルを含んでもよい。内側バレル６６上の歯は、タイミング・ベルト７０上の歯に対応するサイズを有する。タイミング・ベルト・リンク７４は、外側シース３４をタイミング・ベルト７０に接続する。ハウジングは、ブッシング７８を含んでもよく、ブッシング７８は、別の構成要素でもよいし、または、ハウジング１４と一体でもよい。ブッシングは、ＰＥＥＫまたは他の適切な材料により形成されてもよい。図３の例示的なハンドルは、タイミング・ベルトにテンションをかけて導くための少なくとも１つの遊び滑車８２をさらに含む。図３には、図３の実施形態の遊び滑車８２に対応する遊び滑車軸８６も示される。図３の例示的なデリバリー・ハンドルは、テンショナ・アセンブリ９０をさらに含み、テンショナ・アセンブリ９０は、トーション・バネ９４、テンショナ・アーム９８、テンショナ・プーリー１０２、テンショナ・アーム車軸１０６およびテンショナ・プーリー車軸１１２を含む。ここに記載する実施形態では、タイミング・ベルトは、ベルトの一方（外径または外面）上の歯を有し、内径（内面）は、滑らかであるか、または、実質的に滑らかであるか、または、平坦である。タイミング・ベルト７０の滑らかな面または平坦面は、遊び滑車８２およびテンショナ・プーリー１０２に接触する。

図３の例示的実施形態では、外側サポート・シャフト３８は、ハンドル・ハウジング１４に固定され、内側コア４２および外側シース３４の両方は、外側シャフト３８の内径の範囲内に含まれる。内側コア４２は、近位端で金属（例えばステンレス鋼）シャフト３０とともに雌ルアー１１６に接合され、雌ルアー１１６は、ハンドル本体１４内に結合またはクランプされる。本発明の態様では、金属シャフト３０は、内側コア４２の外径に接合され、内側コア４２がハンドル本体１０内でサポートされていない近位端で、サポート／剛性を提供してもよい。内側コア４２の上の金属シャフト３０のサポートは、ステント配置の間、近位端でのサポートされていない内側コア４２の潜在的変形／座屈を軽減する。外側シース３４が引き戻され、ステントを解放／配置するとき、内側コア４２は圧縮され、それゆえ、内側コアのサポートされていない近位端は変形し得る。接合された金属シャフト３０は、サポートおよびコラム強さをサポートされていない近位内側コア４２に提供する。金属シャフト３０は、それが内側コア４２の外径の上で、外側シース３４の内径を通り摺動するようなサイズを有してもよい。金属シャフト３０は、内側コア４２の内径に影響を与えないので、ガイドワイヤ（図示せず）は、依然としてアセンブリ全体を通過することができる。金属以外の材料をサポート・シャフトのために用いてもよく、本願明細書において記載されている本発明は、サポート・シャフト３０が金属の使用に限定されるものではない。

外側シース３４は、タイミング・ベルト・リンク７４に結合または接合され、サムホイールの移動によって外側シース３４を後退させることによってステントをデリバリーし、サムホイールは、次に、内側バレル６６を介して内側バレル６６上の歯とタイミング・ベルト７０の歯とを係合する。内側コア４２／雌ルアー１１６に結合または接合される金属シャフト３０は、配置の間、外側シース３４およびタイミング・ベルト・リンク７４が近位に移動するガイドレールである。

図４は、本願明細書において記載されている原則に従うアセンブリ済みハンドルの断面図である。図４に示される例示的実施形態は、２つの部分からなるハウジングの１つの部分１１４ｂを示し、それぞれの２つの部分は、アセンブリのためにスナップ・フィットされてもよい。他のアセンブリ方法、例えば、溶接、接合、接着または他の方法を用いて、２つの部分を一緒に接続してもよい。２つの部分ハウジングの両側が対称かつ相補的であると考えられるが、この種の構成は必須ではない。サムホイール・アセンブリ１８の部分は、射出成形のような成形によって形成されてもよい。ハウジング１４は、単一でもよい。

図４は、２つのホイール１１８ａおよび１１８ｂ、車軸５８およびベアリング６２を含んでもよいサムホイール・アセンブリ１８の１つのホイールを示す。ベアリングは、内外に溝のあるベアリング・レースを有するボール・ベアリングを含んでもよい。ベアリングは、サムホイールと車軸との間の回転摩擦を減少するように機能し、摩擦力が受け入れられる場合、除去されてもよい。ベアリング６２の代わりに、アセタール・ブッシングまたは摩擦減少の他の方法が用いられてもよい。

ホイール１１８ａおよび１１８ｂは、その内側バレル６６上の歯を含んでもよい。図４では、１つの内側バレルのみがホイール１１８ｂ上に示されるが、ホイール１１８ａもまた、歯を有する内側バレルを含んでもよい。内側バレル６６上の歯は、タイミング・ベルト７０に対応するサイズを有する。内側バレルは、射出成形のような成形によって形成されてもよく、歯は、成形または歯が内側バレル６６に一体である他の方法の一部として形成されてもよい。他の態様では、歯は、内側バレル６６と分離可能でもよい。

図示するように、タイミング・ベルト・リンク７４は、外側シース３４をタイミング・ベルト７０に接続する。図４の例示的なハンドルは、タイミング・ベルト７４にテンションをかけて導くための少なくとも１つの遊び滑車８２をさらに含む。図４には、図４の実施形態の遊び滑車８２に対応する遊び滑車軸８６も示される。図４の例示的なデリバリー・ハンドルは、テンショナ・アセンブリ９０をさらに含み、テンショナ・アセンブリ９０は、トーション・バネ９４、テンショナ・アーム９８、テンショナ・プーリー１０２、テンショナ・アーム車軸１０６およびテンショナ・プーリー車軸１１２を含む。図４の例示的実施形態では、外側サポート・シャフト３８は、ハンドル・ハウジング１４に固定され、内側コア４２および外側シース３４の両方は、外側シャフト３８の内径の範囲内に含まれる。内側コア４２は、近位端で金属（例えばステンレス鋼）シャフト３０とともに雌ルアー１１６に接合され、雌ルアー１１６は、ハンドル本体１４に結合またはクランプされる。

図５は、本願明細書において記載されている原則に従う、ステントの配置のための、サムホイール１８、タイミング・ベルト７０およびタイミング・ベルト・リンク７４の動きをさらに示す。図５に示すように、外側シース３４は、サムホイールを矢印方向に回転させることによって、タイミング・ベルト７０によってガイド管／内側コア４２の上で近位に並進される。タイミング・ベルト７０は、二重サムホイール・アセンブリ１８を介してオペレータによって駆動され、二重サムホイール・アセンブリ１８は、一体的に成形されたギヤ歯を含んでもよく、そのピッチおよび形状は、タイミング・ベルト７０の歯に対応し、タイミング・ベルトと同期／係合し、タイミング・ベルトを移動させ、タイミング・ベルト・リンクを移動させ、タイミング・ベルト・リンクは、外側シース３４に結合され、それを移動させ、中に設けられているステントをシースから抜く（配置する）。内側バレル６６の直径、タイミング・ベルト７０上の歯の数およびタイミング・ベルト７０上の歯のピッチ／周波数は、ステント配置の間の可変的な機械効率および可変的な並進率を考慮して、各々調整／修正されてもよい。加えて、可変速度のデリバリーは、望ましい速度でサムホイール・アセンブリ１８を作動させることによって、達成されてもよい。

図５に示される実施形態では、ハンドルの外部の部分サムホイール１８の近位の（矢印の方向の）回転によって、ハンドルの内部のサムホイールの部分に隣接したタイミング・ベルトの部分の上部は、遠位に（矢印の方向に）移動する。タイミング・ベルト７０は、遊び滑車８２の周りに延在するので、タイミング・ベルト・リンク７４に隣接するタイミング・ベルト７０の一部は、近位に（矢印の方向に）移動し、タイミング・ベルト・リンク７４を係合し、タイミング・ベルト・リンク７４を近位に移動し、タイミング・ベルト・リンク７４は、近位に結合された外側シース３４を移動し、それにより、ステントを配置のためにシースから抜く。ステント配置の後にカテーテルを再びシースに収めるために、移動は逆になってもよい。

図６（ａ）−（ｃ）は、本願明細書において記載されている原則に従うデリバリー・デバイスの断面図であり、図６（ａ）−（ｃ）の文脈では、サムホイール１８の反時計回りの移動に応じたタイミング・ベルト・リンク７４および外側シース３４の動きを示す。本願明細書において記載されているサムホイールの回転の方向は、断面の文脈において記載されるが、ハンドル１４の外部のサムホイールの部分が後方に（近位方向に）回転すると考えられるということを認識されたい。タイミング・ベルト７０の構成が調整され（例えば、サムホイールの上で環状にされ）、外側シース３４の近位の移動（後退）に対応するサムホイールの回転の方向を修正してもよいこともまた考えられる。

図６（ａ）に示すように、導入位置では、タイミング・ベルト・リンクは、ハンドル・ハウジングの遠位端にある。サムホイール１８が所定の方向、例えば、図示の断面の文脈において反時計回りに作動すると、タイミング・ベルト・リンク／シャトル７４は近位に移動する。タイミング・ベルト・リンク／シャトル７４は、外側シース３４に結合されているので、外側シースは、タイミング・ベルト・リンク／シャトルとともに近位に移動し、ステント、または、内側コア４２上に取り付けられた他の医療装置（図示せず）を露出させる。図６（ｂ）は、部分的に配置された位置での（例えば、ステントは部分的に配置される（図示せず））タイミング・ベルト・リンク／シャトルの位置決めを示す。図６（ｃ）に示すように、サムホイール１８がさらに回転すると、タイミング・ベルト・リンク／シャトル７４は、近位にさらに並進し、ステント、または、内側コア４２上に取り付けられた医療装置の完全な配置を可能にする。ここで記載されている実施形態では、サムホイールの上側（外部部分）が近位に回転し、タイミング・ベルト・リンク／シャトル７４を近位に通過させるように、サムホイール１８は作動する。サムホイール１８の上側（外部部分）の遠位の回転が、タイミング・ベルト・リンク／シャトル７４を近位に通過させ、外側シース３４を内側コア４２から後退させ、医療装置（図示せず）の配置を可能にさせるように、タイミング・ベルト７０の構成／経路は構成されてもよいということを認識されたい。

図示されていないが、サムホイールは、タイミング・ベルトの歯に対応する適切な歯を有する単一のサムホイールでもよい。図７の平面図に示すように、２つのホイールを備えるサムホイールは、カテーテルがハンドルの遠位端の中心部でハンドルから出ることができるバランスのよい設計を可能にする。図７は、アセンブリ済みハンドル１０と、ハウジング１４と、内側バレル６６によって分離された第１のサムホイール１１８ａおよび第２のサムホイール１１８ｂを有するサムホイール・アセンブリ１８と、を示す。この構成は、左側または右側からハンドルを保持することによって、デリバリー・デバイスの動作を容易にし、オペレータが左利きか右利きかにかかわらず、同等の動作を可能にする。

図８は、本願明細書において記載されている原則に従う、カテーテル・デバイスを含むデリバリー・デバイスの斜視図を示す。図８に示すように、タイミング・ベルト７０は、遊び滑車８２およびテンショナ９０のテンショナ・プーリー１０２の周りに延在する。テンショナ・プーリー１０２は、テンショナ・アーム９８を介してトーション・バネ９４に結合される。テンションは、テンショナ・アーム車軸１０６上のトーション・バネ９４によってタイミング・ベルト上で維持され、トーション・バネ９４は、テンショナ・アーム９８を介してテンショナ・プーリー１０２をタイミング・ベルト７０に接触させる。

図９は、サムホイール・アセンブリ１８およびタイミング・ベルト・リンク７４の例示的実施形態の詳細を示す断面線画である。図９に示すように、２つの部分からなるサムホイール１８の１つの部分１１８ｂは、使いやすさのためにテクスチャー加工されてもよい外面１２２を有する。サムホイール部分１１８ｂは、内面またはリム１２６を含んでもよい。内側バレル６６は、サムホイール部分１１８ｂから延在し、その上に複数のバレル歯１３０を有する。内側バレル６６上のバレル歯１３０は、タイミング・ベルト（図示せず）に対応するサイズを有する。図示しないが、バレル歯１３０は、標準周期（ピッチ）を有してもよいし、または、可変周期（ピッチ）を有してもよいので、サムホイール・アセンブリの作動によって、タイミング・ベルト（図示せず）を移動させ、したがって、第１の周期のバレル歯がタイミング・ベルト（図示せず）を係合するとき第１の速度で外側シース３４を並進させ、第２の周期のバレル歯がタイミング・ベルト（図示せず）を係合するとき第２の速度で外側シース３４を並進させる。この種の可変速度は、内側バレル６６上のバレル歯１３０の異なる間隔／周期／ピッチを有することの代わりにまたはそれに加えてタイミング・ベルト上の歯の異なる間隔／周期／ピッチを有することによって与えられてもよい。図９は、サムホイール・ベアリング６２およびサムホイール車軸５８をさらに示す。

安全係止特徴（図示せず）は、この種のハンドル設計に取り入れられ、運搬および保管の間、ハンドルの不注意な作動を軽減することができる。安全係止特徴は、内側バレル上の歯を係合し、適所にそれを係止し、回転を防止する除去／処理またはトグル特徴でもよい。安全係止特徴はまた、タイミング・ベルト・リンクを係合し、その並進を防止する特徴でもよい。

さまざまな変更および変形が本発明の精神または範囲を逸脱しない範囲で本発明において行われ得ることは、当業者にとって明らかである。したがって、本発明は、本発明の変更および変形が添付の請求項およびそれと等価な範囲内にある場合には、本発明の変更および変形をカバーすることが意図されている。

本発明のさまざまな実施形態が上述されてきたが、それらが単なる例示であり、限定するものではないということを理解されたい。形状および詳細におけるさまざまな変化が本発明の精神および範囲から逸脱することなく本願明細書において行われ得ることは、関連技術の当業者にとって明らかである。したがって、本発明の幅および範囲は、上述した例示的実施形態のいずれによっても限定されるべきでなく、以下の請求項およびそれの等価物のみに従って定義されなければならない。

図２を参照すると、カテーテル２２は、３つの同心または「同軸」管／シャフト（３軸設計）の内側コア４２、外側シース３４および外側サポート・シャフト３８を含む。外側シース３４は、図２に示すように、先細りまたは階段状でもよいし、または、アプリケーションに応じて先細りでなくてもよい。外側サポート・シャフト３８は、ＰＥＥＫ（ポリアリールエーテルエーテルケトン）管押出または他の類似の構造でもよい。外側サポート・シャフト３８は、任意の半硬式の材料から製造可能である。ＰＥＥＫは、良好な機械的特性を示し、外側シースのより小さな直径をサポートし、可撓性である。ＰＥＥＫはまた、容易に入手可能な構成要素でもある。ＰＥＥＫ以外の材料を用いて、外側サポート・シャフトを形成してもよく、本願明細書において記載されている本発明は、外側サポート・シャフト３８がＰＥＥＫの使用に限定されるものではない。機能的に、外側サポート・シャフト３８および内側コアは、デリバリー・システムの近位端の位置において固定され、外側シースは、内側コアの上かつ外側サポート・シャフト３８の内側で同軸で並進する。自己拡張ステント（図示せず）のような医療装置は、体ルーメンを通り所定の場所まで配置のために挿入および搬送するために、減少したデリバリー構成で保持される。ステント（図示せず）は、内側コア４２の周りで軸方向に担持され、外側シース３４によってその減少したデリバリー構成で保持される。内側コア４２は、デバイスの遠位端から近位端まで延在する編組強化管でもよい。いくつかの実施形態では、内側コア４２は、最遠位端から最近位端まで（例えば端から端までずっと）延在してもよい。内側コア４２の管の内径は、ガイドワイヤの上を進むためのサイズを有し、遠位端での内側コア４２の管の外径は、ステント（図示せず）が、内側コア・バンド・マーカー（５０）間で圧着されるところである。外側シース３４が引き戻され、ステント（図示せず）を自動拡張のために解放するとき、外側サポート・シャフト３８を用いて、デリバリー・デバイスを強化するので、内側コア４２の弧は、体の外側で変化しない。外側サポート・シャフト３８は、デバイスの近位端でハンドル１０に接続され、デリバリー・システムを強化し、処理の挿入サイトでの摩擦を減少するので、中間シャフト／外側シース３４が後方に引かれるとき、内側コア４２は、前方に強制されない。図２に示すように、カテーテル２２は、遠位先端４６を含んでもよい。内側コア４２は、少なくとも１つの内側コア・マーカ・バンド５０をさらに含んでもよいので、自己拡張ステントは、カテーテルの遠位端で圧着および装着され、２つの内側コア・マーカ・バンド５０（一方のみが図２に示される）の間で内側コアの上に位置し、ステントの軸方向移動を防止する。圧着および装着された自己拡張ステントは、外側シース３４によって円周方向に拘束される。外側シース３４はまた、外側シース・マーカ・バンド５４を含んでもよい。

Claims (30)

1. 内側コア、該内側コアの上の外側シースおよび外側サポート・シャフトを含む３つの同心のシャフトを有するカテーテルと、
   タイミング・ベルトの表面上の複数のベルト歯を有するタイミング・ベルトと、
   タイミング・ベルト・リンクの移動によって該外側シースの移動が生じるように、該外側シースに結合されたタイミング・ベルト・リンクと、
   ベルト歯に対応するバレル歯を有するバレルと、
   サムホイールの回転によって該バレルを移動させ、該バレル歯が該ベルト歯を係合し、該タイミング・ベルトを移動させ、該外側シースを移動させるように、該バレルに結合されたサムホイールと、を備えるデリバリー・デバイス。
2. 前記デリバリー・デバイスは、ハウジングをさらに備え、前記サムホイールの一部は、該ハウジングの外部にあり、前記バレルは、該ハウジングの内部にあり、前記タイミング・ベルトは、該ハウジングの内部にある、請求項１に記載のデリバリー・デバイス。
3. 前記ベルト歯は、前記タイミング・ベルトの外面上にある、請求項１に記載のデリバリー・デバイス。
4. 前記デリバリー・デバイスは、少なくとも１つのプーリーをさらに備え、前記サムホイールの回転の方向が前記外側シースの所望の並進方向を与えるように、前記タイミング・ベルトは、該プーリーの周りに延在する、請求項１に記載のデリバリー・デバイス。
5. 前記デリバリー・デバイスは、ベルト・テンショナをさらに備え、該ベルト・テンショナは、トーション・バネ、テンショナ・アーム、テンショナ・プーリーを備える、請求項１に記載のデリバリー・デバイス。
6. 前記ベルト・テンショナは、テンショナ・アーム車軸およびテンショナ・プーリー車軸をさらに備える、請求項５に記載のデリバリー・デバイス。
7. 前記３つの同心のシャフトは、
   その上の医療装置を受け取るようなサイズを有する前記内側コアと、
   その中の前記内側コア上の拡張されていない状態の該医療装置を受け取るとともに、該医療装置を保持するようなサイズを有する前記外側シースであって、前記内側コアの上で同軸で並進可能な前記外側シースと、
   前記内側コアおよび前記外側シースの上で少なくとも部分的に延在する前記外側サポート・シャフトと、を備える、請求項１に記載のデリバリー・デバイス。
8. 前記内側コアおよび前記外側サポート・シャフトは、前記デリバリー・デバイスの近位端に対して固定される、請求項１に記載のデリバリー・デバイス。
9. 前記デリバリー・デバイスは、前記内側コアの外径で金属シャフトをさらに備える、請求項１に記載のデリバリー・デバイス。
10. 前記金属シャフトは、前記内側コアの前記外径に接合される、請求項９に記載のデリバリー・デバイス。
11. 前記金属シャフトは、ステンレス鋼を備える、請求項９に記載のデリバリー・デバイス。
12. 前記サムホイールが前進方向に回転するとき前記外側シースは第１の方向に並進し、前記サムホイールが後進方向に回転するとき前記外側シースは第２の方向に並進するように、前記サムホイールは、該前進方向および該後進方向に回転可能である、請求項１に記載のデリバリー・デバイス。
13. デリバリー・デバイスを備える管内ステントのデリバリー用システムであって、
    該デリバリー・デバイスは、
    ３つの同心のシャフトを有するカテーテルを備え、該３つの同心のシャフトは、
    その上に該管内ステントを有する内側コアと、
    その中の該内側コア上の拡張されていない状態の該管内ステントの上の外側シースであって、該外側シースは、拡張されていない状態の該管内ステントを保持し、該外側シースは、該内側コアおよび該管内ステントの上で同軸で並進可能である外側シースと、
    該内側コアおよび該外側シースの上に少なくとも部分的に延在する外側サポート・シャフトと、を含み、
    該デリバリー・デバイスは、
    タイミング・ベルトの表面上の複数のベルト歯を有するタイミング・ベルトと、
    タイミング・ベルト・リンクの移動によって該外側シースを移動させ、該管内ステントを露出させるように、該外側シースに結合されたタイミング・ベルト・リンクと、
    ベルト歯に対応するバレル歯を有するバレルと、
    サムホイールの回転によって該バレルを移動させ、該バレル歯が該ベルト歯を係合し、該タイミング・ベルトを移動させ、該外側シースを移動させるように、該バレルに結合されたサムホイールと、を備えるデリバリー用システム。
14. 前記デリバリー・デバイスは、ハウジングをさらに備え、前記サムホイールの一部は、該ハウジングの外部にあり、前記バレルは、該ハウジングの内部にあり、前記タイミング・ベルトは、該ハウジングの内部にある、請求項１３に記載のデリバリー・デバイス。
15. 前記ベルト歯は、前記タイミング・ベルトの外面上にある、請求項１３に記載のデリバリー・デバイス。
16. 前記デリバリー・デバイスは、少なくとも１つのプーリーをさらに備え、前記サムホイールの回転の方向が前記外側シースの所望の並進方向を与えるように、前記タイミング・ベルトは、該プーリーの周りに延在する、請求項１３に記載のデリバリー・デバイス。
17. 前記デリバリー・デバイスは、ベルト・テンショナをさらに備え、該ベルト・テンショナは、トーション・バネ、テンショナ・アーム、テンショナ・プーリーを備える、請求項１３に記載のデリバリー・デバイス。
18. 前記ベルト・テンショナは、テンショナ・アーム車軸およびテンショナ・プーリー車軸をさらに備える、請求項１７に記載のデリバリー・デバイス。
19. 前記デリバリー・デバイスは、前記内側コアの外径で金属シャフトをさらに備える、請求項１３に記載のデリバリー・デバイス。
20. 前記金属シャフトは、前記内側コアの前記外径に接合される、請求項１９に記載のデリバリー・デバイス。
21. 前記金属シャフトは、ステンレス鋼を備える、請求項１９に記載のデリバリー・デバイス。
22. 前記サムホイールが前進方向に回転するとき前記外側シースは第１の方向に並進し、前記サムホイールが後進方向に回転するとき前記外側シースは第２の方向に並進するように、前記サムホイールは、該前進方向および該後進方向に回転可能である、請求項１９に記載のデリバリー・デバイス。
23. 前記外側サポート・シャフトおよび前記内側コアは、前記デリバリー・デバイスの近位端に対して固定される、請求項１３に記載のデリバリー・デバイス。
24. デリバリー・デバイスを用いて医療装置を体にデリバリーする方法であって、
    該デリバリー・デバイスは、内側コア、該内側コアの上の外側シースおよび外側サポート・シャフトを含む３つの同心のシャフトを有するカテーテルと、タイミング・ベルトの表面上の複数のベルト歯を有するタイミング・ベルトと、タイミング・ベルト・リンクの移動によって該外側シースの移動が生じるように、該外側シースに結合されたタイミング・ベルト・リンクと、ベルト歯に対応するバレル歯を有するバレルと、サムホイールの回転によって該バレルを移動させ、該バレル歯が該ベルト歯を係合し、該タイミング・ベルトを移動させ、該外側シースを移動させるように、該バレルに結合されたサムホイールと、該内側コアの外径の上の医療装置と、を備え、該方法は、
    該サムホイールを所定の方向に回転し、該タイミング・ベルトを、サムホイールの回転の該所定の方向に関連付けられた方向に移動させ、該タイミング・ベルト・リンクに、該外側シースを所望の方向に移動させることと、
    該外側シースが該所望の方向に移動するとき、該内側コアの遠位端から該体まで該医療装置を配置することと、を含む方法。
25. 前記３つの同心のシャフトは、
    その上の医療装置を受け取るようなサイズを有する前記内側コアと、
    その中の前記内側コア上の拡張されていない状態の該医療装置を受け取るとともに、該医療装置を保持するようなサイズを有する前記外側シースであって、前記内側コアの上で同軸で並進可能な前記外側シースと、
    前記内側コアおよび前記外側シースの上で少なくとも部分的に延在する前記外側サポート・シャフトと、を備える、請求項２４に記載の方法。
26. 前記内側コアおよび前記外側サポート・シャフトは、前記デリバリー・デバイスの近位端に対して固定される、請求項２４に記載の方法。
27. 前記内側コアの外径で金属シャフトをさらに備える、請求項２４に記載の方法。
28. 前記金属シャフトは、前記内側コアの前記外径に接合される、請求項２７に記載の方法。
29. 前記金属シャフトは、ステンレス鋼を備える、請求項２７に記載の方法。
30. 前記サムホイールが前進方向に回転するとき前記外側シースは第１の方向に並進し、前記サムホイールが後進方向に回転するとき前記外側シースは第２の方向に並進するように、前記サムホイールは、該前進方向および該後進方向に回転可能である、請求項２７に記載の方法。
    

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