JP2021520471A - パイプジョイント装置 - Google Patents

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JP2021520471A JP2019552869A JP2019552869A JP2021520471A JP 2021520471 A JP2021520471 A JP 2021520471A JP 2019552869 A JP2019552869 A JP 2019552869A JP 2019552869 A JP2019552869 A JP 2019552869A JP 2021520471 A JP2021520471 A JP 2021520471A
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ジュホン イ
スヒョン ソン
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    • F16L37/00Couplings of the quick-acting type
    • F16L37/08Couplings of the quick-acting type in which the connection between abutting or axially overlapping ends is maintained by locking members
    • F16L37/084Couplings of the quick-acting type in which the connection between abutting or axially overlapping ends is maintained by locking members combined with automatic locking
    • F16L37/092Couplings of the quick-acting type in which the connection between abutting or axially overlapping ends is maintained by locking members combined with automatic locking by means of elements wedged between the pipe and the frusto-conical surface of the body of the connector

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Abstract

【課題】パイプのワンタッチ着脱および挿入を提供し、パイプ干渉構造を改善し、従来に比べて引張力が向上し、耐食性および硬度性を向上させた配管連結具用ジョーを備えたパイプジョイント装置を提供する。【解決手段】パイプが挿入される挿入部と、前記挿入部の周りを取り囲む形態で備えられたジョーホルダに装着されて、前記パイプの外面を締めて固定させるジョーとを備えたパイプジョイント装置であって、前記ジョーが、前記ジョーホルダに結合されるボディ部と、前記ボディ部の一側に備えられ、複数の鋸刃を含む鋸刃部と、前記鋸刃部の前方に備えられ、所定の角度で面取りされた面取部と、前記面取部に連結され、前記パイプの挿入方向と垂直をなす前面部とを含むパイプジョイント装置。【選択図】図1b

Description

本発明は、配管(パイプ)と配管とを連結するパイプジョイント(配管連結)においてパイプを固定させるパイプジョイント装置に関し、より詳細には、パイプのワンタッチ着脱および挿入を行い、パイプ干渉構造を改善し、従来に比べて引張力が向上し、耐食性および硬度性を向上させた配管連結具用ジョーを備えたパイプジョイント装置に関する。
家庭や店などのビルには、水道、ガスなどを供給するためにパイプが設置され、このようなパイプは、製造上、長さの限界を有するため、所定の長さに製作されたパイプが連結施工される。前記のように各単位パイプを連結する連結手段として配管連結具が用いられ、このような配管連結具は、流体が流れる管路上でパイプとパイプとを連結および固定してパイプの気密性を維持する手段として主に用いられ、その構造的形態によって、直線状、エルボー状、T字状、十字状などの多様な形態を有している。
特に、配管連結具は、パイプの挿入時、パイプが挿入状態で離脱せずに固定できるように、内部にジョーホルダと、これに装着されたジョーとを備えている。このようなジョーは、複数の鋸刃を備えて鋸刃がパイプの外面を加圧することにより、パイプが配管連結具内で離脱しないようにする役割を果たす。
従来のジョーでは、パイプの挿入時、パイプがジョーと直角面に面接触してパイプの外面に引掻き傷(スクラッチ)を作る問題が発生していた。パイプの挿入時に、パイプがジョーにより干渉される(傷つけられる)問題は、パイプの破損や、激しい場合はパイプの腐食はもちろんのこと漏出事故まで誘発し得ることから、必ず解決されるべき問題である。
また、従来のジョーは、腐食または硬度低下によって破壊されてそれ自体の機能を失う場合があり、このため、水圧または引張力によって配管連結具からパイプが離脱してしまう問題が発生することもあった。
一方、ジョーに係る従来の技術としては、本出願人の先行特許である韓国公開特許第10−2009−0131519号(2009年12月29日)などがある。
韓国公開特許第10−2009−0131519号公報
本発明は、上記の問題点を解決するためのものであり、パイプのワンタッチ着脱および挿入を可能とし、ジョーがパイプを干渉する問題、ジョーによってパイプにスクラッチが発生する問題、さらに、パイプの破損による漏出問題を改善することを目的とする。
また、繰り返されるパイプの挿入および着脱によって腐食または硬度低下が発生し、これによってジョーが破壊されてその機能を失われ、パイプが水圧または引張力によって離脱する問題を改善することを目的とする。
さらに、従来のジョーに比べてパイプの引張力を最大限に発現させることができ、さらに、耐食性、硬度性および信頼性に優れたジョーを備えたパイプジョイント装置を提供することを目的とする。
上記の課題の解決を目的とする本発明は、次の構成および特徴を有する。
本発明は、パイプが挿入される挿入部と、前記挿入部の周りを取り囲む形態で備えられたジョーホルダに装着されて、前記パイプの外面を締めて固定させるジョーとを備えたパイプジョイント装置であって、
前記ジョーが、前記ジョーホルダに結合されるボディ部と、前記ボディ部の一側に備えられ、複数の鋸刃を含む鋸刃部と、前記鋸刃部の前方に備えられ、所定の角度で面取りされた面取部と、前記面取部に連結され、前記パイプの挿入方向と垂直をなす前面部とを含むことを特徴とする。
また、前記面取部の面取角は、前記鋸刃の端部と谷とのなす角度と同一に構成され得ることを特徴とする。
また、前記面取部の面取角は、前記鋸刃部の端部に対して30゜の角度で面取りされるように構成され得ることを特徴とする。
また、前記ジョーは、前記ボディ部、鋸刃部および前面部の外面に備えられるコーティング部をさらに含むが、前記コーティング部は、亜鉛からなる第1コーティング層と、前記第1コーティング層の上に積層され、亜鉛と銅との合金からなる第2コーティング層と、前記第2コーティング層の上に積層され、銅からなる第3コーティング層と、前記第3コーティング層の上に積層され、ニッケルからなる第4コーティング層とを含み得ることを特徴とする。
また、前記第1〜第4コーティング層の厚さは、次の条件、[第1コーティング層の厚さ:第2コーティング層の厚さ:第3コーティング層の厚さ:第4コーティング層の厚さ=100:10〜20:60〜70:20〜30]を満足するように構成され得ることを特徴とする。
また、前記ジョーは、前記ボディ部の上端に備えられたテーパ部をさらに含み、前記テーパ部は、傾斜角が6〜10゜で構成され得ることを特徴とする。
上記の構成および特徴を有する本発明は、パイプのワンタッチ着脱および挿入を可能することはもちろん、前面部の一部に備えられた面取部により、パイプの挿入時にジョーがパイプに干渉される問題やパイプのスクラッチの問題などを改善する効果を奏する。
また、上記の面取部および鋸刃部の固有の構造により、従来のジョーに比べてパイプの引張力を最大限に発現させられるようにするという効果を奏する。
同時に、前記固有の組成からなるコーティング部を備えることにより、繰り返されるパイプの着脱にもかかわらず、ジョーの腐食あるいは硬度低下が発生しないようにし、これにより、耐食性、硬度性および信頼性に優れたジョーを備えたパイプジョイント装置を提供できるという効果を奏する。
第1実施例によるパイプジョイント装置を示す図である。 第1実施例によるパイプジョイント装置を示す図である。 第2実施例によるパイプジョイント装置を示す図である。 本発明に係るジョーに関する側面図である。 テーパ角度の限定による効果を裏付けるための実験データである。 コーティング部に関する一実施例を示す図である。 コーティング部の効果を裏付けるための実験結果を比較した図である。 コーティング部の効果を裏付けるための実験結果を比較した図である。 コーティング部の効果を裏付けるための実験結果を比較した図である。 ジョーの製作方式による引張力の差を比較した図である。 ジョーの製作方式による引張力の差を比較した図である。
本発明は、多様な変更が加えられて様々な形態を有し得ることから、実現例(態様、aspect)(または実施例)を本文に詳細に説明する。しかし、これは、本発明を特定の開示形態に限定しようとするものではなく、本発明の思想および技術範囲に含まれるあらゆる変更、均等物ないし代替物が含まれることが理解されなければならない。
本明細書で使った用語は、単に特定の実現例(態様、aspect)(または実施例)を説明するために使われたものであり、本発明を限定しようとする意図ではない。単数の表現は、文脈上明らかに異なって意味しない限り、複数の表現を含む。本出願において、〜含む、〜または、〜なる、〜などの用語は、明細書上に記載の特徴、数字、段階、動作、構成要素、部分品またはこれらを組み合わせたものが存在することを指定するものであって、1つまたはそれ以上の他の特徴や数字、段階、動作、構成要素、部分品またはこれらを組み合わせたものの存在または付加の可能性を予め排除しないと理解されなければならない。
別途に定義されない限り、技術的または科学的な用語を含む、ここで使われるすべての用語は、本発明の属する技術分野における通常の知識を有する者によって一般的に理解されるものと同じ意味を有する。一般的に使われる、辞書に定義されているような用語は、関連技術の文脈上有する意味と一致する意味を有すると解釈されなければならず、本出願において明らかに定義しない限り、理想的または過度に形式的な意味で解釈されない。
本明細書に記載の〜第1〜、〜第2〜などは、互いに異なる構成要素であることを区分するために称するものに過ぎず、製造された順序に関らないものであり、発明の詳細な説明と請求の範囲でその名称が一致しなくてもよい。
本発明は、配管(パイプ)と配管とを連結するパイプジョイント装置(配管連結具)においてパイプを固定させてパイプのワンタッチ着脱および挿入を提供する配管連結具用ジョーを備えたパイプジョイント装置に関する。以下、添付した図面を参照して、本発明に係る配管連結具用ジョー(以下、「本ジョーJ」とする)を備えたパイプジョイント装置(以下、「本装置C」とする)について詳細に説明する。
本発明に係るパイプジョイント装置(または配管連結具)は、両端部が開放されていて、この開口部を介して2つのパイプを挿入して相互接続できるように構成される。パイプジョイント装置の両開口部付近の構成は同一であり、挿入されたパイプは、パイプジョイント装置の内部に組立および固定され支持される。また、本パイプジョイント装置に挿入されたパイプは、リムーバと称する分離部材を用いる、またはジョーホルダを加圧する形態で装置から分離される。
本発明は、パイプジョイント装置の中でも、特に配管連結具用ジョーを改善させたものであり、パイプジョイント装置に関する具体的な内容は省略する。具体的なパイプジョイント装置に関する事項は、本出願人の先行特許である韓国登録特許第10−1905607号(2018年10月01日)を参照することができる。
本ジョーJの説明に先立ち、本ジョーJが適用される本装置Cの構成および構造について説明すると、図1(図1a〜図1b)に示されるように、第1実施例による本装置Cは、パイプPが挿入される挿入部と、挿入部内で挿入部の周りを取り囲む形態で備えられたジョーホルダC2と、挿入部内に備えられた1次バックアップリングC3と、2次バックアップリングC4と、スプリングC5と、スプリングガイドC6と、OリングC7とを含む。
それぞれの構成ごとに説明すると、挿入部は、パイプPが挿入される空間を意味し、パイプPの形状に相応する形状を有し、一般的に、パイプPの形状によって、円形または四角形を含む多角形の形状を有することができる。また、前記ジョーホルダC2、1次バックアップリングC3、2次バックアップリングC4、スプリングC5、スプリングガイドC6およびOリングC7なども、挿入部の形状に相応する円形または多角形の形状を有する。
次に、ジョーホルダC2は、挿入部の前端に備えられ、挿入部の周りを取り囲む形態で備えられ、中央には本ジョーJが挿入される装着部を有する。図1から確認できるように、装着部は、本ジョーJがパイプPを噛み込むことができるように、一側が開口した空間の形態を有する。
次に、1次バックアップリングC3は、パイプPの前端を支持する構成であり、図1に示されるように、挿入部の前端に備えられ、パイプPが挿入される挿入部を備える。
次に、2次バックアップリングC4は、パイプPの中間を支持する構成であり、図1に示されるように、1次バックアップリングC3の前方に備えられ、同じく、パイプPが挿入される挿入部を備える。
次に、スプリングC5およびスプリングガイドC6は、パイプPの挿入時の緩衝を提供する構成であり、図1に示されるように、1次バックアップリングC3とジョーホルダC2との間に備えられ、スプリングC5は、スプリングガイドC6とジョーホルダC2とにより結合される。
次に、OリングC7は、気密維持、構成間の結合力強化、押され防止などのために備えられる構成であり、1次バックアップリングC3と2次バックアップリングC4との間、2次バックアップリングC4とスプリングガイドC6との間に備えられ、好ましくは、2箇所ともに備えられる。
このような本装置Cは、開口した一側にパイプPが進入して挿入部に挿入され、ジョーホルダC2、スプリングガイドC6、2次バックアップリングC4、1次バックアップリングC3の順に通過して挿入部の後端まで挿入される。この後、パイプPの分離時には、リムーバと呼ばれる分離部材を介して分離が行われる。図1aには、パイプPが挿入される途中に関する実施が、図1bには、パイプPの挿入が完了した後の実施が示されている。
追加的に、図1cには、第2実施例による本装置C’に関する実施が示されている。第2実施例による本装置C’は、リムーバを用いずにジョーホルダC2の加圧だけでパイプPを分離できることが特徴であるが、ジョーホルダC2の前端の加圧部C8を加圧すればジョーホルダC2が後進し、この時、本ジョーJは、ジョーホルダC2の内面の傾斜によって上昇し、本ジョーJの上昇によってパイプPを容易に分離することができる。
本発明は、前記ジョーホルダC2に装着されて、パイプPの外面を締めてパイプPの挿入状態を維持させるジョーに核心的な特徴があるので、以下、本ジョーJの細部的な特徴について詳細に説明する。
本ジョーJの側面図を示す図2を参照すれば、本ジョーJは、ジョーホルダC2に装着されて、前記パイプPの外面を締めて固定させる構成であり、ボディ部1と、ボディ部1の一側に備えられた鋸刃部2と、鋸刃部2の前方に備えられた面取部3と、面取部3に連結された前面部4とを含む。
具体的には、ボディ部1は、ジョーホルダC2に結合される構成であり、ジョーホルダC2の装着部に挿入され、本ジョーJのベースに相当し、その他の各部はボディ部1と一体をなす形態で構成される。
次に、鋸刃部2は、パイプPを圧迫してパイプPを固定させる構成であり、図2に示されるように、ボディ部1の一側に備えられ、複数の鋸刃を含む。ここで、ボディ部1の一側とは、上部または下部になってもよく、本装置Cの上部に備えられたジョーは、鋸刃部2が下部に備えられ、本装置Cの下部に備えられたジョーは、鋸刃部2が上部に備えられるが、これは、設置方向によって異なるだけである。
次に、面取部3は、パイプPの挿入時、パイプPが直角面に面接触しないようにするために備えられるが、図2に示されるように、鋸刃部2の前方に備えられ、所定の角度で面取りされたことを特徴とする。
次に、前面部4は、本ジョーJの前面に相当する構成であり、面取部3に連結され、パイプPの挿入方向と垂直をなす構成である。上部に備えられるジョーの場合は、面取部3の上部に延びた垂直壁面が前面部4になる。
上記の構成および特徴を有する本発明は、ジョーの前方が前面部4と面取部3とから構成されているため、パイプPの挿入時、面取部3によってパイプPのスクラッチが防止される。仮に前面部4だけが備えられることを仮定した時、パイプPの挿入時、前面部4の下端によってパイプPがスクラッチされる問題が発生するが、面取部3が備えられる場合、パイプPと前面部4とが直角に面接触しないことから、スクラッチの発生が事前に防止可能になる。
特に、図2に示されるように、面取部3の面取角a3は、鋸刃の端部と谷とのなす角度、すなわち鋸刃角a2と同一に構成されることが好ましいが、面取角a3を鋸刃角a2と同一に構成すれば、鋸刃を備える工程と同一の工程で面取部3を構成することができるため、製造の容易性が向上する。
より好ましくは、面取部3の面取角a3は、鋸刃部2の端部に対して30゜の角度で面取りされるものである。この時、鋸刃角a2も30゜になる。面取角a3が30゜より小さい場合、パイプPのスクラッチ現象が発生する恐れがあり、面取角a3が30゜より大きい場合、鋸刃角a2が上昇してパイプPの引張力が低下する問題がある。
これに加えて、鋸刃部2に関する一実施例として、鋸刃部2は、鋸刃の数が4つであり、各鋸刃の鋸刃角a2が30゜であることが好ましく、前記条件下でパイプPの引張力が最大になり得る。
本発明の追加的な特徴として、本ジョーJは、ボディ部1の上部の前後端に備えられたラウンド部6と、ボディ部1の上端に備えられたテーパ部7とをさらに含み得ることを特徴とする。
具体的には、図2に示されるように、ラウンド部6は、ボディ部1の上部の前端および後端に備えられ、所定の曲率でラウンド処理されたことを特徴とする。このようなラウンド部6は、本ジョーJがジョーホルダC2に挿入される時、より容易に挿入できるようにし、パイプPの挿入によってジョーが上昇する時、本装置Cの内面との接触面を低減することにより、係止を防止する。このようなラウンド部6の曲率は、ラウンド処理された部分を円周とする仮想の円の半径が0.5〜1mmとなるように構成されることが好ましい。仮想の円の半径が前記範囲より大きく構成される場合、ラウンド部6の全体の大きさが過度に小さくなり、仮想の円の半径が前記範囲より小さく構成される場合、直角の角に比べて実益が無くなって、結果的に、前記範囲を外れる場合、ラウンド処理による挿入の容易性および係止防止効果が低下する。
また、図2に示されるように、テーパ部7は、ボディ部1の上端に備えられ、前方へいくほど下方傾斜を有することを特徴とするが、このようなテーパ部7は、本装置Cが前方へいくほど狭くなる形態で構成することにより備えられ、本ジョーJの挿入の容易性を提供する効果も付加する。このようなテーパ部7は、その傾斜角が6〜10゜になることが好ましい。
仮に、テーパ部7の傾斜角が前記範囲を外れる場合、製品の引張力特性が低下する問題が発生し、さらに、前記テーパ部7の傾斜角が6゜未満の場合、テーパ部7の長さが長くなり、これは、本体の長さの増加につながって素材などの費用増大の問題が発生し、テーパ部7の傾斜角が10゜を超える場合、傾斜が激しくなることから、鋸刃の均一な噛み込みができない問題が発生する。
これを裏付けるための根拠として、製品の引張力実験の結果が、下記表1および図3に示されている。表1および図3を参照すれば、テーパ部7の傾斜角を6〜10゜で構成した実験グループ1(図3の終端値基準で中間)において、平均最大引張力が2930Nと最も大きくなり、テーパ部7の傾斜角を前記範囲の超過である11〜15゜で構成した実験グループ2(図3の終端値基準で上部)においては、一部の区間で最大引張力が実験グループ1より高くなったが、その平均は2300Nと実験グループ1より低く測定され、テーパ部7の傾斜角を前記範囲未満である3〜5゜で構成した実験グループ3(図3の終端値基準で下部)においては、実験グループ1より概ね最大引張力が低く測定され、最大引張力の平均も2500Nと低く測定された。前記引張力実験を通して、テーパ部7の傾斜角が6〜10゜の場合において引張力特性が良いことが確認された。
Figure 2021520471
一方、ジョーは、頻繁なパイプPの挿入および着脱によってジョーの表面にスクラッチが発生し、このため、腐食または硬度低下によって破壊されるなどといった機能喪失の恐れがあり、パイプPの水圧または引張力によって離脱してしまう問題が発生する可能性がある。
本発明は、これを解決するために、前処理および後処理によりジョーに耐食性を付加することはもちろん、硬度性を向上させ、さらに、素材の信頼性を確保できる方策を提示する。
本ジョーJは、前処理過程で表面の耐食性を高めるために、クロム(Cr)成分の前処理を施し得ることを特徴とする。
前記耐食性付加のための方策として、本ジョーJは、ボディ部1、鋸刃部2および前面部4の外面に備えられるコーティング部5をさらに含み得ることを特徴とする。
具体的には、図4に示されるように、コーティング部5は、亜鉛(Zn)からなる第1コーティング層51と、第1コーティング層51の上に積層され、亜鉛(Zn)と銅(Cu)との合金からなる第2コーティング層52と、第2コーティング層52の上に積層され、銅(Cu)からなる第3コーティング層53と、第3コーティング層53の上に積層され、ニッケル(Ni)からなる第4コーティング層54とを含むことを特徴とする。
より具体的には、第1コーティング層51は、亜鉛からなり、亜鉛は代表的な防食性素材であるが、第1コーティング層51の積層前のジョーの表面は固溶化熱処理されることが好ましい。そして、クロム(Cr)成分の前処理後、亜鉛(Zn)からなる第1コーティング層51まで積層を完了することもできる。
そして、第2コーティング層52は、亜鉛と銅との合金からなり、第1コーティング層51の上に銅を積層させながら、Wetエッチング、電解エッチングなどの方式で亜鉛と銅との合金を構成する。
そして、第3コーティング層53は、銅からなり、銅は、亜鉛とニッケルとを接合させるための一種のボンディングメタルとして使用される。
そして、第4コーティング層54は、ニッケルからなり、ニッケルは耐食性を付加する素材で、前記亜鉛は色が暗くて美観上良くないことから、キラキラする外観を提供可能なニッケルが最外郭に配置される第4コーティング層54を設けることが好ましい。
特に、コーティング部5の構造的安定性および最上の保護効率のために、このような第1〜第4コーティング層の厚さt51、t52、t53、t54は、次の条件、[第1コーティング層の厚さt51:第2コーティング層の厚さt52:第3コーティング層の厚さt53:第4コーティング層の厚さt54=100:10〜20:60〜70:20〜30]を満足することが好ましい。
前記コーティング部5に関する実施例による耐食性評価のために、通常の亜鉛メッキと前記コーティング部5との間の耐食性を比較評価した。その試験方式は下記表2の通りであり、その結果は図5の通りである。
Figure 2021520471
試験の結果、図5aから確認できるように、亜鉛メッキジョーでは、赤錆現象および腐食が観察されているのに対し、図5bから確認できるように、本ジョーJでは、赤錆現象および腐食が全く観察されなかった。
前記本ジョーJのコーティング部5の耐食性および高硬度性をさらに調べるために、Galvanic腐食評価、Acid腐食評価、硬度Testなどをさらに行い、その結果は図6に示されている。
図6に示されるように、Galvanic腐食評価の結果(異種接合400時間の条件)、亜鉛メッキでは、異種接合金属である銅との電位差によって急速に腐食することが観察されているのに対し、本ジョーJのコーティング(EZメッキと名付けられる)では、腐食が全く観察されなかった。
また、図6に示されるように、Acid腐食評価の結果(塩酸10%、10分浸漬の条件)、亜鉛メッキでは、沈殿時の化学反応によってメッキが完全に剥がれて溶液の色が変質していることが確認されるのに対し、本ジョーJのコーティングでは、メッキ皮膜が剥がれていない状態に維持されることを確認することができた。すなわち、本コーティングの耐酸性がさらに優れていることが観察された。
さらに、図6に示されるように、硬度Test Rock Well試験の結果(最小50、最大55の条件)、亜鉛メッキジョーの腐食テスト後の硬度は33程度の水準と大きく低下したのに対し、本ジョーJの場合、腐食テスト後の硬度が51水準と硬度に異常がないことが観察された。
追加的に、SUSパイプを結合状態で前記試験を追加的に進行させた結果、亜鉛メッキの場合、露出した部分周辺の亜鉛メッキ層が選択的に溶解して露出した部分の直径の拡大および速やかな腐食進行が観察されたが、本ジョーJは、このような問題が観察されなかった。
一方、耐食性付加のためのさらに他の実施例として、コーティング部5を、ニッケルおよび高リン(High Phosphorus)無電解ニッケルからなるものとしたが、ニッケルおよび高リン無電解ニッケルからなるコーティング部5も、亜鉛メッキ方式に比べて優れた耐食性を提供する。
追加的に、本発明は、鋸刃部2の鋸刃が精密超硬カッティングによって製造できることを特徴とする。このような精密超硬カッティング方式は、プレス方式に比べて鋸刃の形態が均一に構成されて引張力が向上するという効果を奏する。一般のプレスカッティング方式によって製造された鋸刃を有する一般ジョーと、精密超硬カッティングによって製造された鋸刃部2を有する本ジョーJの引張力の比較結果のグラフを図7に示した。
図7aに示されるように、プレスカッティング方式を採用した一般ジョーは、最大荷重が5947.7(N)であるのに対し、図7bに示されるように、精密超硬カッティング方式を採用した本ジョーJは、最大荷重が6688.1(N)であるので、引張力がさらに優れていることが分かる。
以上、添付した図面を参照して説明した本発明は、通常の技術者によって多様な変形および変更が可能であり、このような変形および変更は本発明の権利範囲に含まれると解釈されなければならない。

Claims (6)

  1. パイプが挿入される挿入部と、前記挿入部の周りを取り囲む形態で備えられたジョーホルダに装着されて、前記パイプの外面を締めて固定させるジョーとを備えたパイプジョイント装置において、前記ジョーは、
    前記ジョーホルダに結合されるボディ部と、
    前記ボディ部の一側に備えられ、複数の鋸刃を含む鋸刃部と、
    前記鋸刃部の前方に備えられ、所定の角度で面取りされた面取部と、
    前記面取部に連結され、前記パイプの挿入方向と垂直をなす前面部とを含むことを特徴とするパイプジョイント装置。
  2. 前記面取部の面取角は、前記鋸刃の端部と谷とのなす角度と同一に構成されることを特徴とする請求項1に記載のパイプジョイント装置。
  3. 前記面取部の面取角は、前記鋸刃部の端部に対して30゜の角度で面取りされたことを特徴とする請求項2に記載のパイプジョイント装置。
  4. 前記ジョーは、前記ボディ部、鋸刃部および前面部の外面に備えられるコーティング部をさらに含み、
    前記コーティング部は、亜鉛からなる第1コーティング層と、前記第1コーティング層の上に積層され、亜鉛と銅との合金からなる第2コーティング層と、前記第2コーティング層の上に積層され、銅からなる第3コーティング層と、前記第3コーティング層の上に積層され、ニッケルからなる第4コーティング層とを含むことを特徴とする請求項1に記載のパイプジョイント装置。
  5. 前記第1〜第4コーティング層の厚さは、第1コーティング層の厚さ:第2コーティング層の厚さ:第3コーティング層の厚さ:第4コーティング層の厚さが100:10〜20:60〜70:20〜30を満足することを特徴とする請求項4に記載のパイプジョイント装置。
  6. 前記ジョーは、前記ボディ部の上端に備えられたテーパ部をさらに含み、前記テーパ部は、傾斜角が6〜10゜で構成されることを特徴とする請求項1に記載のパイプジョイント装置。
JP2019552869A 2019-04-01 2019-04-01 パイプジョイント装置 Pending JP2021520471A (ja)

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