JP2021520187A - ケーシングの中に詰められた塊を縛るための装置及び方法 - Google Patents

ケーシングの中に詰められた塊を縛るための装置及び方法 Download PDF

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Abstract

本発明は、ケーシング8の中に詰められた塊の複数の部分を、この目的のために設けられた縛り点で、糸10を使用して縛るための装置に関する。装置は、ロータ1、及び糸10を案内するためにロータ1に接合された案内装置20を備える。ロータ1は、糸10の複数の巻付けを受けるための受け部分18を有し、装置は、糸10が受け部分18から案内装置20により案内され、ロータ1の回転中に縛り点の周りに巻き付けられるように設計される。本発明は、装置が糸10を受けるための貯留器を更に有することが特徴となり、装置は供給装置9を更に有し、供給装置9は糸10を貯留器12、15から受け部分18へ供給するか、又は糸を受け部分18から取り出すように設計される。

Description

本発明は、独立特許請求項に記載の、皮の中に詰められた塊を縛るための装置及び方法に関する。
こうした装置及び方法は既に知られており、様々な形態及び設計で使用されている。独国特許第102014110153(A1)号は、例えば、ソーセージをソーセージ・ストランドに縛るための装置及び方法を開示している。ソーセージを固縛するために、その特許に開示されている装置は、ケージ及びカウンターウェイトがその上に配置された、回転する支持リングを備える。ケージは糸ロール、したがって固縛に使用される糸を収容する。カウンターウェイトは、支持リングが回転するときにケージが引き起こすことになる不釣り合いを防止する役割を果たす。
独国特許第102014110153(A1)号は、動作中に、糸の消費によりケージの重量が減少する問題を扱っている。例えばカウンターウェイトが、未使用又は完全に満たされた糸ロールをその中に有するケージの重量に対して調整されている場合、糸ロールの重量の減少によって、動作中に不釣り合いが着実に増加することになる。
糸消費の間に必然的に発生するこの不釣り合いの問題を解決するため、独国特許第102014110153(A1)号は、糸消費により生ずる不釣り合いが打ち消されるように、カウンターウェイトの位置を動作中に調整することを提案している。
これにより不釣り合いがうまく解消されるが、この機械は依然として次の不利な点を有する。
機械の休止時間を防止するために、機械開発で狙うことのうちの1つが、可能な限り最長の糸を有する、可能な限り最大の糸ロールをケージ内に装着可能とすることである。しかし、最大限の糸ロールが装着されたケージは、その重量に見合うカウンターウェイトと相まって、支持リングを回転させるために必要なトルクに相当な影響を及ぼすため、糸の最大長さは明らかに限定される。最終的に、駆動装置から供給されるトルクを、思うように増加させることができなくなる。
独国特許第102014110153(A1)号による装置で使用される紐のロールの重量は、例えば約150グラムである。糸1メートルあたり約0.5グラムの通常の重量の場合、そのようなロールには約270メートルの糸がある。こうした固縛機械は、通常非常に高いスループットで運転され、多くの場合300本に達するソーセージが毎分固縛される。したがって、糸ロールは比較的頻繁に交換されなければならない。
もちろん、既知の建設的な手法を用いて、例えばより安定した、したがって通常より高価な個々の部品及び材料を使用することによって、より重量が重く、したがってより長い糸を有する糸ロールを使用できるように装置を最適化することは可能である。それでもやはり、駆動装置が最大限供給できるトルクによる制限は残る。
より重い糸ロールでの不釣り合いの問題は、深刻な結果をもたらす恐れがあることも事実である。非常に重い糸ロールが装着された、独国特許第102014110153(A1)号による機械で、例えば位置可変のカウンターウェイトが不適切に働いたために不釣り合いの問題が発生した場合、機械への損傷が非常に重大となる恐れがある。糸ロールの重量が増加し、損傷のリスクが増加することから、糸ロールの重量を可能な限り最大化することのみに関して装置を最適化する試みは、なされていない。
更に、発生し得る全ての負荷、摩耗、組み込まれる部品に必要となる安定性、及びエネルギー消費を可能な限り低く保つために、駆動装置により作用する最大トルクを可能な限り低く保つことが、当然ながら常に機械開発の目的となる。2つの前述の目標は互いに正反対のものであり、2つの目標のうちの一方を達成することが他方の目標の達成を排除することは言うまでもない。
欧州特許第0865732(A1)号により、ソーセージを縛るための別の機械が知られている。その特許では、ロータ又は支持リング上の、固縛されるソーセージのチェーンと同心となった糸巻を使用することが提案されており、糸又はコードがその糸巻上に巻き付けられる。同心の設計によって不釣り合いの問題が回避されることから、コード又は糸の長さを、以前使用されていたコード長さと比較して10倍に増やすことが可能である。
したがって、欧州特許第0865732(A1)号によれば、重量が1500グラムに達する糸ロールが使用可能である。しかし、欧州特許出願第0865732号(A1)に記載された機械は、実際には非常に多くの問題を引き起こすことが示されてきた。例えば、回転動作の開始時にコード糸巻を望み通りに回転させ始める一方、他方で回転動作が終了したときに即座に停止するように、コード糸巻と糸巻ホルダ又はロータの間の摩擦を調節することが不可能であった。慣性と摩擦係数を、満足できる度合いまで最適化することができなかった。もちろん、動作の間、すなわち糸を巻き戻し消費する間、不釣り合いの問題が生じないことに注目することも重要であるが、糸巻上の糸の重量は減少する。それに応じて動作中に必要なトルクも絶えず減少する。このことも慣性と摩擦の作用に影響し、その結果、どれだけの糸が使用されたかに依存して、糸巻が中途半端にロータと共に回転した。この予測できない、ロータが回転しかけたときにボビンの回転が遅れて開始すること、及び同様に予測できない、ロータが停止したときに糸巻が回転し続けることによって、もつれを伴う望ましくない糸の巻き戻し、並びに相応の荷重又は引きちぎれのリスクさえを伴う望ましくない糸の引張りが生じる恐れがある。
糸巻が中途半端にロータと共に回転したため、装置に新しい糸ロールを装着した直後と糸ロールがほぼ完全に使い果たされたときの両方において、確実に信頼性のある動作をするようにトルク及び回転速度を調整することが不可能であった。動作の間、糸の消費により絶えず変化する糸巻の慣性に起因して、信頼性をもって回転動作を開始及び停止する制御ができなかった。
コード糸巻が、非常にわずかしか糸巻保持器と共に回転しないように、機械を設計することも考えられた。これに関しても、非常に重い糸巻の摩擦係数と慣性を最適化する試みは達成できなかった。望ましくはなかったが、糸巻が回転することを防止することができなかった。
独国特許第102014110153(A1)号 欧州特許第0865732(A1)号
本発明の目的は、従来技術の不利な点を克服することである。
請求項1に記載の特徴が目的の解決につながる。
有利な実施例を従属項に記載する。
本発明の第1の実施例による、皮に詰められた塊のいくつかの部分を指定された縛り点で糸を用いて縛るための装置は、ロータを備える。皮は腸、人工の消化管などとすることができる。塊は、特に食物、例えば肉、肉の代替品、ソーセージ肉、又は同様のものである。したがって、装置は相応の塊が皮の中に詰められた後に、個々のポーション又はソーセージを縛るために使用されることが好ましい。装置は特に、ポーション又はソーセージを詰めて固縛する、すなわち小分けする(portioning)ために特に好ましいものである。
ロータは、ときには支持リングとも呼ばれる。
前述の機械は、糸を案内するための、ロータに接合された案内手段も含む。案内手段は、例えば欧州特許第0865732(A1)号に記載されているような、1つ又は複数の通路若しくは案内開口とすることができる。これらは以下により詳細に説明する、オプションのブレーキの一部を成すことができる。案内手段はロータの外側に取り付けられることが好ましい。
ロータは、数回の巻付けを受けるための受け部分を含む。受け部分は、大部分が基本的に円筒形のロータの横方向表面の一部、又はロータの円筒部分とすることができる。
装置は、糸が受け部分から案内装置を通って導かれ、ロータの1回転中に縛り点の周りに巻き付けられるように設定される。
装置は、糸を受けるための貯留器(reservoir)も有する。この貯留器は、ロータとは分離して設計され、特に、ロータへトルクを保証した接合はされていない。
貯留器は様々な設計のものとすること可能であり、1つ又は複数の機能を含むことができる。貯留器は、最も簡単な場合、回転可能に設置され糸の供給物(supply)を蓄えることが可能な糸ロール又は糸巻である。この糸巻は、例えば必要な糸を供給手段が受け部分に供給する場合に、受動的に回転され得る。糸ロール又は糸巻は、動作の間に回転しないように固定状態とすることも可能であり、それにより、動作の間、糸は停止した糸ロールから引き出される。貯留器は、糸ロールに加え、供給手段が受け部分から取り出した糸を受ける役割を果たす補正器(compensator)を含むことが好ましい。補正器は、単純な補正貯留器とすることができる。糸巻は補正貯留器としても使用可能である。例えば、補正器の中での好ましくない糸のもつれや絡み合いを防止するために、駆動装置により回されて、受け部分から供給手段により取り出された糸を巻き上げる糸巻が使用可能である。別法又は補足として、糸の供給物を蓄える糸巻を能動的に回転させる、すなわち駆動装置を装備することも可能である。
装置は、糸を貯留器から受け部分へ供給するか、又は受け部分から糸を取り出すように設定された供給手段も有する。
供給手段は、糸を供給するために適した任意の手段とすることができる。例えば、一対のロール、一対の歯車、糸巻などが考え得る。
案内手段に対し、且つロータに取り付けられる他の全ての手段及び構成部品に対しても、不釣り合いの問題を回避するために、可能であれば、それらのそれぞれにカウンターウェイトが付与されるべきである。
糸は、供給手段を逆に作動させることにより取り出されることが好ましい。
受け部分自体が数回の巻付けを受け得ること、例えばロータの円筒部分の横方向の面が受け部分として働き得ることが考えられる。別法として、受け部分が、糸の数回の巻付けを受けることが可能な糸巻又はリングなどを受けるように設計されてよい。
装置は、ロータに結合されたブレーキを含んでよい。こうしたブレーキは、ロータの外側に配置されることが好ましい。ブレーキは案内手段を含んでよく、又は案内手段から分離していてよい。不釣り合いの問題の発生を避けるために、ロータのブレーキの反対側にカウンターウェイトを取付け可能である。この場合、不釣り合いの問題を防止するために、カウンターウェイトの代わりに第2のブレーキを設けることも考え得る。欧州特許第0865732(A1)号に記述されている通り、こうした第2のブレーキは、例えば別の糸の種類に設定するか、又は別のブレーキ力を持たせることが可能である。したがって、こうした第2のブレーキは、一方で必要な重量補正をもたらし、且つ他方では、使用する糸に対してブレーキ力又はブレーキの他の部分を調整するための労力を軽減する。糸の交換の後、第2のブレーキをそのまま使用可能である。
装置の更なる詳細、及び特に前述の実施例の機能を、以下の、本発明による方法の実施例を参照して説明する。
本発明の実施例による、皮に詰められた塊のいくつかの部分を、この目的のために設けられた縛り点においてセットするための方法が、上述の装置を用いて見出される。
次に続く皮の中への塊の詰め込み、並びに望み通りの縛り点への塊の移動も、上述の装置によって好ましく達成することが可能であり、且つ以下に説明する手順に好ましく対応することも可能である。この目的のために、本発明による装置は、例えば詰込み装置を装備できる。
方法は、以下のステップを含む。
第1の縛り点を位置決めするステップ
ロータを第1の回転方向に回転させ、且つ同時に糸を供給手段を通して先へ送るステップであって、供給手段が糸を貯留器から受け部分へ案内し、ロータの回転が糸を受け部分から案内手段を通して縛り点へ案内し、ロータの回転中に縛り点の周りに巻き付ける、ステップ
第2の縛り点を位置決めし、且つ同時に糸を供給手段を通して先へ送り、第1の縛り点と第2の縛り点との間の距離を越えるステップ
ロータを、第1の回転方向と反対の第2の回転方向に回転させ、且つ同時に供給手段により糸を押し戻すステップであって、供給手段が糸を受け部分から取り出し、ロータの回転によって、糸が受け部分から案内手段を通って縛り点に案内され、ロータの回転中にこの縛り点の周りに巻き付けられる、ステップ。
例えば、縛り点を位置決めすることとは、例えば以下により詳細に説明する方法によって皮を移動し、本発明による装置を利用して又は本発明による方法によって縛りが行われ得るように、意図された又は所望の縛り点が置かれるようにすることを意味する。
例えば位置決めの間に、ロータが回転すると案内手段から出てくる糸が縛り点の周りに巻き付くように、皮又はソーセージ・チェインが位置調整される。
位置決めの前又は間に縛り点が作り出されなければならない。典型的には、例えば装置の中での、作製中のソーセージ・チェインの軸方向移動は、皮の中に塊を詰めることにより行われる。皮は、従来技術から知られている、重ね合わせられる形で又は腸管の履帯(intestinal crawler)として利用可能である。縛り点は、詰込み工程の間に作り出されることが好ましい。これは、例えば好適な押し退け対(displacement pairs)を、意図した縛り点で皮に向かって径方向に案内することにより行われ、次いで、動的押し退け対としかるべく呼ばれる押し退け対のうちの少なくとも一方が、軸方向に移動して縛り点を作り出す。こうした押し退け工程は、例えば前述の従来技術の文書に記述されている。例えば、欧州特許第0865732(A1)号のレバー又はクランプ用トングが、塊を押し退ける役割を果たす。
縛り点の位置決めは、個々のソーセージなどの、重量で制御された又は重量に狂いのない小分けによって、独りでにもたらされることが好ましい。例えば、ソーセージの目標重量が予め設定される。塊の所望の部分が、この部分の重量が目標に到達するまで、詰込み装置、特に詰込み管を介して皮の中に詰められる。本明細書では、皮は、その中に入る塊によってのみ移動することが好ましい。皮はひだをつけられた腸などの形態であってよく、詰込み管の上を覆って置かれるのが好ましい。所望の部分が目標重量で皮の中に詰められた後、皮がセットされる。
重量が制御された小分けは良く知られている。本明細書では、目標重量に相当する量の塊が詰められたときを確定するため、任意の手段が使用可能である。
ロータの第1の回転方向の回転は、1回の完全な旋回ではなく、数回の旋回であることが好ましい。例えば、1回から20回の旋回が考え得る。この場合、ロータのそれぞれの完全な1旋回に対し、どの場合にも、糸の1巻が縛り点の周りに輪に巻かれることに留意すべきである。同時に、ロータのそれぞれの完全な1旋回に対し、糸の1巻が、ロータが回転する方向、及び受け部分に既に糸の巻付けがあるかどうかによって、受け部分の上に巻かれるか又は受け部分から巻き戻される。
本発明による方法の利点は、特に第1及び第2の回転方向に同じ回数の回転が行われる場合に十分に活用される。このことにより、受け部分上に巻かれた全ての糸の巻付けが、ロータが逆方向に回転する際に再び巻き戻されることが確実となる。したがって、取り込まれ得る最大の重量は、一回転方向の旋回から生ずる糸部分の重量である。
第1の回転方向は右回転であってよく、第2の方向は左回転に相当する。
ソーセージ・チェイン又は類似のものの詰込み工程の間で、縛り点の間の距離を越えることは、例えば2つの連続して固縛されるソーセージの縛り点の間で、一片の糸が連結片として引きずられるようにして行われる。ソーセージなどは、通常、糸が縛り点の周りできつく巻き付けられ、縛り点の間はソーセージに沿って緩く運ばれるように固縛される。この糸又はコードの引きずりは、欧州特許第0865732(A1)号に記述されている。
本発明による方法又は装置は、欧州特許第0865732(A1)号の中で、特に図10を参照して構造的且つ機能的に説明されている、前述の詰込み装置を備えることが好ましい。
ロータが第2の回転方向に回転した後、複数の更なる縛り点が位置決めされて縛られ、第3及び全ての更なる奇数に番号付けされた縛り点が第1の縛り点と全く同じに扱われ、第4及び全ての更なる偶数に番号づけされた縛り点が第2の縛り点と全く同じに扱われることを記憶にとどめることが好ましい。縛り点の間で、糸は上述のように引きずられることが好ましい。
縛り点は、位置決めの前又は間に、皮の中の塊を所望の縛り点から押し退けることにより作り出されることが思い出されてよい。塊を押し退けるための好適な装置は、欧州特許第0865732(A1)号により、例えば押し退け対又はレバー又はクランプ用トングの形式で知られており、引用可能である。
上述のブレーキは、縛り点の巻付けの間は糸を張るためにかけられ、位置決めの間、したがって糸を引きずる間は、糸を緩く解放して次に続く縛り点との間の距離を越えるために、解除されてよい。
上述のブレーキの補足又は代替として、供給手段が、縛り点の巻付けの間に糸を張ることを記憶にとどめてよい。したがって、供給手段は単独で、こうした張りが望まれる時間間隔で、糸を張ることが可能である。供給手段はブレーキに取って代わることが可能である。
本発明による装置並びに本発明による方法の本質的な利点は、ロータを駆動するために必要なトルクを補助的に決定する、受け部分上に置かれる糸の重量が、従来技術と比較して著しく減少するという事実に見ることができる。従来技術によれば、糸の全供給物が常にロータ又は支持リング上に収容されていた一方、本発明によれば、糸の供給物は貯留器に収容される。単一の縛り点を縛るためにロータにより強制的に行われる旋回の数と同じだけの糸のみが、受け部分上に巻き付けられる。
始めに説明した通り、ロータ上に装着された糸の重量は、以前は150から1500グラムの間であった。既知の装置での動作の間、糸の重量は糸の消費により減少していくが、もちろん既知の装置は、ロールの最大重量に対して、すなわち150から1500グラムに対して設計されなければならない。
本発明の受け部分が110ミリメートルの直径を、したがって約346ミリメートルの外周長さを有する場合、且つそれぞれの縛り点の周りに10巻が巻き付けられる場合、ロータの10回の旋回が3460ミリメートルの糸をロータ上又は受け部分上に巻き付け、これがロータにより保持される糸の最大重量に相当する。糸1メートル当たり0.5グラムの重量で、2グラム未満の糸がロータ上に巻き付けられる。ロータにより保持される糸の最大重量は、上述の典型的な実例で約75分の一及び750分の一に減少することになる。
このことにより、装置ははるかに速く動き、又は方法ははるかに速く行われ得る。更に、ロータ又は装置全体の設計に対する安定性の要求が減少し、このことが製品をより経済的にする。装置及び方法の設計の最大回転速度も、加えられるトルクにより制限されるため、本発明による装置はより高い回転速度で動作可能であり、このことが効率又はスループットを増加させる。30%に達する増加が可能である。
工程の効率が、既知の装置及び方法と比較してより高い回転速度によって増加するだけでなく、糸又は糸巻を、消費により交換しなければならない頻度が著しく減少され得るという事実によっても増加する。このことは、休止時間を回避し効率を増加させる。その理由は、上述の貯留器の中に、数キログラムの重さの相当大きな糸巻が収容可能だからである。150から1500グラムの範囲にあった、既知の糸の量と比較して、これは莫大な増加を表している。
本発明によれば、ロータに取り付けられる糸巻又は糸ロールが完全に放棄可能であるという事実により、重量節減が更に増大される。糸の供給物全体がロータ上に種々の形態で配置される既知の装置では、例えば糸を保持する糸巻の重量を節減するために、糸をロータ上に苦労して巻き付けることが、不経済となるはずである。しかし本発明では、ロータ又はその受け部分は、典型的に数巻の糸を保持しなければならないだけであり、数巻の糸も、動作の間に交互に巻き付けられ、巻き戻される。したがって、労力を要するロータ上への糸の巻付けは不要であり、糸巻は何の問題も無く放棄可能で、その重量が何の問題も無く、しかるべく節減可能である。
更に、本発明では、まだ利用可能な糸の量の監視が相当に単純化される。従来技術による機械では通常であるように、糸が高速でケージの中で回転し、又はロータに巻き付けられる場合、糸又は残留している糸の供給量の監視は、より困難である。安全上の理由から、糸が使い果たされるかなり前に機械が停止され、糸又は糸巻が交換されるべきである。対照的に、本発明によれば、貯留器の中に配置され、糸の供給物を収容する糸巻は、非常に容易に且つ技術的な援助なしに監視可能である。と言うのは、貯留器に配置された糸巻は非常に低速でしか動かないためである。更に、この糸巻は、ロータが、起こり得る2つの回転方向のうちの一方で回転するときのみに回転し、他方の方向に回転するときは停止する。このことが、残留している糸の量の監視をはるかに容易にする。
本発明の更なる利点、特徴及び詳細は、以下に続く好ましい実施例の説明及び図面からもたらされる。
本発明の実施例による、縛るための装置の図である。
装置は、受け部分18を有するロータ1を備える。糸10の数巻が巻き付けられるリング又は糸巻2が、受け部分18上に押し込まれる。更に、ハウジング3及びころ軸受4を見ることができる。ベルト・プーリ5及び歯付きベルト11も見ることができる。更に、押し退け対13、14が示されている。ブレーキ6がロータ1に取り付けられている。
更に、図の右側に、皮8の中に突出している、図示されていない詰込み装置の詰込み管7を見ることができる。図の左側に、ソーセージ19を見ることができる。ソーセージ19の間に、左回転の縛り点17及び右回転の縛り点16がある。
図の上部に、歯車対の形式の供給手段9、貯留器12及び糸ロール15を見ることができる。
図を参照して、本発明による装置の機能を以下に説明する。
歯付きベルト11は、図示されていない駆動装置を介して動かされ、それがロータ1の回転を引き起こす。この仕組みは知られており、その機能は、例えば欧州特許第0865732(A1)号に見ることができる。
図の左に示すようなソーセージ・チェインを製造するために、塊が詰込み管7を通って皮8の中に詰められる。押し退け対又はクランプ用トング13、14が、所望の縛り点16(図の右)に、詰められていない皮8の部分ができるように、皮8の中の塊を押し退ける。押し退け対又はクランプ用トング13、14の機能は、欧州特許第0865732(A1)号に記述されている。ロータ1を回転させることにより、縛り点16が糸10で固縛され、このことも欧州特許第0865732(A1)号に記述されている。
ソーセージ・チェインが固縛された後にそれが移動され、その移動は、図では左への移動に相当する。この更なる移動は、次に固縛されるソーセージを小分けするために、ソーセージ・チェインの中に塊を詰めることによって行われることが好ましい。その後、上述のステップが繰り返される。
上述のステップは、大部分が欧州特許第0865732(A1)号により知られているが、本発明の核心は、以下に説明する、改良された縛り工程にある。
欧州特許第0865732(A1)号による装置とまさに同様に、本発明の実施例による装置は、ロータ1の回転に追従する、強制的な糸10の案内が備えられている。このことの理由は、実施例に示された案内手段20が、ブレーキ6と一体で設計され且つ本質的に2つの貫通開口により構成され、ロータ1の旋回の度に、一方では糸10のある部分を縛り点16の周りに輪にして巻き、他方では糸10の別の部分を受け部分18の周りに輪にして巻くためである。
しかし、欧州特許第0865732(A1)号による装置とは対照的に、糸巻全体又は糸の供給物全体はロータ1の上には配置されない。本発明による装置及び方法と、欧州特許第0865732(A1)号並びに他の既知の装置及び方法との違いは、2つの連続した縛り点の縛りを見ると、明らかに識別できる。リング2上には、まだ糸の巻付けがないと仮定する。糸10は、糸ロール15から供給手段9を介して、糸ロール又はリング2に沿ってブレーキ6へ、又は案内手段20を通って縛り点へ案内される。
以下に説明するステップにおいて、それぞれの縛り点が約4ミリメートルの直径を有し、且つリング2が約110ミリメートルの直径を有すると仮定する。
固縛されなければならない縛り点16が、図に示すように位置決めされた後、塊が、所望の縛り点16の範囲において、押し退け対13、14により押し退けられる。ロータ1が、動的押し退け対14の軸方向移動の間に回転し始めることが好ましい。例えば、ロータが10回の右回転を行う。糸10は、例えば縛り点16の周りに10回案内される。それぞれの完全な1旋回に対し、約13mmの長さの糸の部分が縛り点16の周りに巻き付けられる。同時に、それぞれの完全な1旋回に対し、約346ミリメートルの長さの糸の部分がリング2の周りに巻き付けられる。したがって、供給手段9は、ロータ1のそれぞれの完全な1旋回に対し、約359ミリメートルの糸10を、すなわちロータ1の10回の旋回に対し3590ミリメートルの糸10を供給しなければならない。
ロータ1の回転中、糸10が案内手段20の糸10によって確実に案内されることに留意すべきである。このことは、ロータ1の旋回の度に3590ミリメートルの糸10が常に必要であることを意味する。元々は、この必要条件は、リング2が受け部分18に対してどのように動くかには依存せず、且つリング2の周りに輪に巻かれた糸の巻付けが、リング2に対してどのように動くか、又はそうではなく共に動くか、にも依存しない。本明細書では、非常に多くの形態が考えられる。このように、リング2はロータ1の回転に追従可能であり、このことによりロータ1の回転毎にリング2上に糸10の1巻を巻き取ることが容易になり得る。同時に、それぞれのロータ1の完全な1旋回に対し、追加の13mmの糸10が縛り点16の周りに巻き付けられるため、糸10は常にリング2に対して若干より早く動き得る。又、糸10とリング2の間に相対的な動きが無く、一方で、リング2はロータ1と同じ方向に回転するが、旋回の度に346mmの糸10を取り上げ且つ縛り点16に13mmの糸10を届けるために、ロータ1よりもいくらか速い、ということも考えられる。この場合、リング2とその上に巻き付けられた糸10の間に相対的な動きが無く、両方が同じ速度で回転することになる。
リング2がロータ1に対してある程度の遊びを有し、その結果リング2がロータ1の1回の旋回中に、ロータ1と共に回転することが好ましい。一方、特にロータ1が停止しているとき、リング2が、リング2とロータ1の間に存在する静摩擦を乗り越えて、ロータ1に対して回転し得る。
ブレーキ6が、縛り点16とブレーキ6の間の糸部分を確実にぴんと張っているようにし、そのことにより、糸10が縛り点16のまわりに堅固に巻き付けられるようにし、且つ絡まりなどが防止されることが好ましい。したがって、ブレーキ6は、ロータ1の回転中、かけられることが好ましい。同様のことが、供給手段9とリング2の間の糸部分に適用され、それにより、供給手段9が糸10の堅固な巻付けを確実にする。
上述のロータ1の右回転の終わりには、リング2上には糸10の10巻があり、縛り点16は糸10の10巻で固縛された。
縛り点16が固縛された後、ソーセージ・チェインは、上述のように更なる塊を加えるか又は移動することにより、軸方向に、すなわち図の左へ、次の所望の縛り点(図示せず)が縛られ得るように位置決めされるまで、移動し続ける。図の左に示されるように、糸10がソーセージ19に沿って、すなわち縛り点16(図のずっと左の)から縛り点17(図の中央の)を経由して縛り点16(図の右の、縛り工程中の)へ案内される。このことは、もちろん製造されるソーセージ・チェイン全体に適用される。左への軸方向移動の間、ロータ1が好ましくは停止している場合は、ブレーキ6がしたがって解放される。供給手段9は、少なくとも2つの近接する縛り点の間の距離に相当する長さの糸部分をリング2へ供給する。2つの近接する縛り点の間の距離よりも、例えば10%又は20%まで長い糸部分が供給されることが好ましい。この理由は、ソーセージ19は、縛り点を連結する糸10によって曲げられるべきではないからである。したがって、この糸部分はできる限り緩くなければならない。
既に説明したように、次の縛り点(図示せず)が位置決めされ、且つ押し退け対13、14が縛り点を作り出した後、縛りが、今度はロータ1が反対方向、すなわちこの実例では左へ回転するという違いをもって、上述のように行われる。ロータ1の左方向へのそれぞれの完全な1旋回に対して、約346ミリメートルの長さの糸10の部分がリング2から巻き戻される。同時に、約13ミリメートルの糸10が縛り点の周りに巻き付けられる。この差、すなわち約333ミリメートルの、以前にリング2の周りに輪にして巻かれた糸10が、供給手段9の助力のもとで、リング2から押し戻され、又は取り出され、貯留器12の中に運ばれる。この目的のために、供給手段9は逆方向に回転する。もちろん、左への回転による縛りの際に、前の縛り点16の縛りの際の右への旋回と同じ回数の旋回が実行されることが好ましい。このようにすることにより、最後の左回転の終わりに、リング2上に糸の巻付けが確実に残らないようになる。
縛り点が左への回転により固縛された後、ソーセージ・チェインが上述のように軸方向へ移動され、次に続く縛り点が、ロータ1を右へ回すことにより固縛可能である。この一連の工程が適宜繰り返され、すなわち、ロータ1の左及び右回転が交互に入れ替わることにより縛りが行われる。
上述の左回転に続く、次の右回転での縛りの間、貯留器12に一時的に収容された糸10が、当然最初に使い尽くされる。
図は右回転中、糸10が、識別できる通りリング2の周りに数回巻き付けられたときのスナップショットを示すことに留意すべきである。
本発明の好ましい実施例のみを説明し提示したが、当業者であれば、本発明の本質及び範囲から逸脱することなく、非常に多くの変更形態を加える得ることが明白である。これらの変更形態のいくつかを以下に説明する。
糸ロール15、供給手段9及び貯留器12は、望み通りに設計可能である。それらは別個の構成部品とすることが可能であるが、装置に堅固に接合されることも可能である。上記の構成部品は好ましくはロータ1に取り付けられず、したがって、ロータ1の重量をできる限り軽く保つことが特に重要である。供給手段9が、リング2又は受け部分18と供給手段9の間の糸10の一定の予張力を確実に持続することが好ましい。
単一の縛り点を縛るために必要な巻付け又はロータ1の旋回の回数を、個別に設定可能であることは言うまでもない。通常、ソーセージの種類により、約1回から20回の巻付けが必要である。したがって、上述の旋回及び糸の消費の数値は説明のためのみであり、拘束性を持った実例ではない。同様のことが寸法仕様にも適用される。
例えば、当然、リング2及び受け部分18も、110ミリメートルとは異なる円周を有し得る。また、設定として、完全な旋回が必ずしも行われなければならないわけではないことについて言及されるべきである。縛り点毎に例えば12.5回の旋回で行うことも可能なはずである。しかし、本発明の特有の利点、すなわちロータ1上の糸10の最大重量が軽いということは、全ての実施例において、特に連続した左及び右回転の回数が全く同じ場合に現れる。リング2又は受け部分18の上に右回転中に巻き付けられた糸部分が、次いで左回転中に再び取り出されるのはその場合のみである。
当然、上の実例での回転方向、すなわち左又は右回転は、本発明の原理を説明するために任意に選択した。手順は、糸10が、左回転中にリング2又は受け部分18の上に巻き付けられ、右回転中に再び巻き戻されるようにも設計可能である。
本発明による装置の構成部品で、欧州特許第0865732(A1)号による装置において全く同様に提示されているものは、その機能が、欧州特許第0865732(A1)号による装置に示されている構成部品と一致することが好ましい。同様のことが、これらの構成部品により行われる方法ステップにも適用される。ほんの例として、ロータ1の駆動部、例えばサーボ・モータ、詰込み管7、クランプ又はレバーとして設計される押し退け対13、14、ころ軸受4及びブレーキ6がある。これらの構成部品は、欧州特許第0865732(A1)号の中で、例えばそこに示された図1及び図10を参照すると、見出すことができる。
更なる工程ステップ及び/又は装置の特徴が考えられる。
受け部分18又はロータ1は、ロータ1の回転中にリング2を回転固定に保持し、且つロータ1が停止している間にリング2をロータ1に対して回転可能とする、制御可能なつかみ具、ボルト、ブレーキなどを備え得る。更に、受け部分18上又はロータ1上のどこか他の所に設けられた軸受も、ロータ1が停止しているときに、リング2のロータ1に対する回転を、可能な限りわずかな摩擦でできるようにすると考えられる。
縛りに関して、非常に多くの変形形態が考えられる。例えば、2つのソーセージの間の縛り点を2回縛ることが考えられ、それによって両方の縛り点が、2つのソーセージ端部のうちの一方の近くに配置される。この目的のために、それぞれの縛り点で、例えば10回の巻付けが2回行われる。このことにより、後にソーセージ19を、確実に、肉塊又はエマルジョンが漏れ出ることなく切り離し可能とすることができる。この目的のために、最初に、図の左のソーセージ19近くで縛りが行われるように、縛り点が位置決めされることになる。次に、図の右のソーセージ19の近くでソーセージが固縛されるように、縛り点が位置決めされることになる。その後にのみ、次に続く縛り点が押し退け対13、14により作り出され得るように、ソーセージ・チェインが、詰込み管7を通って入る塊の圧力によって更に左へ移動されることになる。
縛り点全体の周りに糸10を巻き付けるために、縛りの間、縛り点をゆっくりと図で左へ移動することも記憶にとどめてよい。
ソーセージ・チェインの、まさに最初の縛り点を縛る前には、装置が上述のステップを自動的に行うことができるように、糸10を、手で通す又は、例えば位置調整することができる。
言及した構成部品及び工程ステップのいくつかはオプションのものである。
リング2は省略も可能である。その場合、糸10は、受け部分18の周りに巻き付けられることになる。その場合、例えばそれぞれの右回転で、上述のように、糸10はロータ1と同じ方向に移動するがロータ1よりもいくらか速いため、受け部分18の表面品質を、特にその摩擦特性に関して、糸10が受け部分18に対して移動可能なように選択することが好ましい。この目的のためには、糸10は受け部分18に対して移動可能でなければならない。
ブレーキ6は省略も可能である。代わりに、供給手段9を、糸10を張るために使用可能である。このことは特に、糸10が典型的に、ロータ1若しくはロータ1の受け部分18、又はそこに配置されたリング2の周りにほんの約10回しか巻き付けられず、したがって、巻付けと受け部分18又はリング2の間の摩擦だけでは、糸が必ずしも保持されないために当てはまる。したがって、供給手段9によりもたらされる糸10の緊張が、縛り点の周りに輪に巻かれる糸部分へも作用する。
案内手段20は、望み通りに構成することが可能である。オプションのブレーキ6の一部でなければならないわけではない。例えば、ロータ1の外周近くにある単なる開口が、案内手段20の機能に取って代わることが可能である。案内手段20は、ロータ1が回転を開始するや否や、糸10に対する制御部としての役割を果たす任意の装置であってよい。
本発明の核心は、上述の縛り方法及び付随する装置構成部品にある。したがって、縛り方法に含まれない全ての工程ステップ及び装置の特徴は、好ましいものではあるが、オプションのものと考えるべきである。このことは、例えば、詰込み管7及びロータ1の駆動装置についてである。
1 ロータ/支持リング
2 リング/糸の巻付け用糸巻
3 ハウジング
4 ころ軸受
5 ベルト・プーリ
6 ブレーキ
7 詰込み管
8 皮
9 供給手段
10 糸
11 歯付きベルト
12 貯留器
13 静的押し退け対(クランプ用トング)
14 動的押し退け対(クランプ用トング)
15 大スプール/糸ロール
16 右回転の縛り点
17 左回転の縛り点
18 受け部分
19 ソーセージ
20 案内手段

Claims (9)

  1. 皮(8)の中に詰められた塊のいくつかの部分を、そのために設けられた縛り点で糸(10)を用いて縛るための装置であって、前記装置が、ロータ(1)及び前記糸(10)を案内するために前記ロータ(1)に結合された案内手段(20)を備え、前記ロータ(1)が前記糸(10)の複数の巻付けを受けるための受け部分(18)を有し、前記器具が、前記ロータ(1)の1回の旋回に対して、前記糸(10)が前記受け部分(18)から前記案内手段(20)を通過して通され、且つ前記縛り点の周りに巻き付けられるように配置され、
    前記装置が前記糸(10)を受けるための貯留器を更に備え、前記装置が供給手段(9)を更に備え、前記供給手段(9)が糸(10)を前記貯留器(12、15)から前記受け部分(18)へ供給するか、又は前記糸(10)を前記受け部分(18)から取り出すように配置されることを特徴とする、装置。
  2. 前記受け部分(18)が前記糸(10)の数回の巻付けを受けるために適している、請求項1に記載の装置。
  3. 前記受け部分(18)がリング(2)を受けるようになされ、前記リング(2)が前記糸(10)の数回の巻付けを受けることが可能である、請求項1に記載の装置。
  4. 前記ロータ(1)に結合されたブレーキ(6)を特徴とする、請求項1から3までのいずれか一項に記載の装置。
  5. 皮(8)の中に詰められた塊のいくつかの部分を、この目的のために設けられた縛り点で、請求項1から4までのいずれか一項に記載の装置を用いて縛る方法であって、前記方法が以下の、
    第1の縛り点を位置決めするステップと、
    前記ロータ(1)を第1の回転方向に回転させ、且つ同時に前記糸(10)を前記供給手段(9)を通して先へ送るステップであって、前記供給手段(9)が糸(10)を前記貯留器から前記受け部分(18)上へ案内し、前記ロータ(1)の前記回転が糸(10)を前記受け部分(18)から前記案内手段(20)を通して前記縛り点へ案内し、前記ロータ(1)の前記回転中に前記糸(10)を前記縛り点の周りに巻き付ける、ステップと、
    第2の縛り点を位置決めし、且つ同時に前記糸(10)を前記供給手段(9)を通して先へ送り、前記第1の縛り点と前記第2の縛り点との間の距離を越えるステップと、
    前記ロータ(1)を、前記第1の回転方向と反対の第2の回転方向に回転させ、且つ同時に前記供給手段(9)により前記糸(10)を押し戻すステップであって、前記供給手段(9)が糸(10)を前記受け部分(18)から取り出し、前記ロータ(1)の前記回転によって、糸(10)が前記受け部分(18)から前記案内手段(20)を通って前記縛り点へ案内され、前記ロータ(1)の前記回転中にこの縛り点の周りに巻き付けられる、ステップと、
    を含む方法。
  6. 前記第2の回転方向の前記ロータ(1)の前記回転の後、複数の更なる縛り点が位置決めされて縛られ、第3及び全ての更なる奇数に番号付けされた縛り点が前記第1の縛り点と全く同じに扱われ、第2及び全ての更なる偶数に番号付けされた縛り点が前記第2の縛り点と全く同じに扱われることを特徴とする、請求項4に記載の方法。
  7. 位置決めの前又は間に、前記縛り点が、前記皮(8)の中の塊を所望の縛り点から押し退けることにより作り出されることを特徴とする、請求項4又は5に記載の方法。
  8. ブレーキ(6)が、前記縛り点の前記ラッピングの間は前記糸(10)を張り、前記縛り点の前記位置決めの間は解放されることを特徴とする、請求項4から6までの少なくとも一項に記載の方法。
  9. 前記供給手段(9)が、前記縛り点の前記巻付けの間に前記糸(10)を張ることを特徴とする、請求項5から7までの少なくとも一項に記載の方法。
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