JP2021514597A - 補聴器およびイヤホンのための汎用アダプタ - Google Patents

補聴器およびイヤホンのための汎用アダプタ Download PDF

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Abstract

本発明は補聴器およびイヤホンの分野に関する。より具体的には、本発明は、耳に装着されるイヤホンおよび補聴器のための汎用アダプタに関する。汎用アダプタは、補聴器またはイヤホンの増幅された音を耳道の中に導入する役割を担う。アダプタは、互いに別々に配置された台形状の中空セグメント(5)を有し、中空セグメントは、中央に配置され補聴器の音出口コネクタを収容する役割を担う係止ニップル(2)に沿って背面側から近位側へと半径方向に減少する側壁(15)を有する。中空セグメント(5)は、接触面(1)の近位端(14)と共に係止ニップル(2)の近位端(6)に接続されている。アダプタは、短縮された楕円体の形状を有する。アダプタは、耳道の形状に自動的に適合することができる。【選択図】図2

Description

本発明は補聴器およびイヤホンの分野に関する。より具体的には、本発明は、耳に装着されるイヤホンおよび補聴器のための汎用アダプタに関する。
本発明は、人間の耳道で最も多様な解剖学的条件に自動的に適合するアダプタに関し、本アダプタは、補聴器市場において大部分の補聴器で使用することができ、耳に装着することができ、非常に高いレベルの装着時の快適性を伴って、個別の聴能学上の要件を満足する。
補聴器は、BTEデバイス(耳掛け型デバイス)およびITE(インイヤ型デバイス)として、様々なデザインおよびサイズで、様々な製造業者によって市場に提供されている。それらは、本質的にマイクロホン、増幅器、ラウドスピーカ、および電源で構成される。BTEデバイスでは、可撓性音響管を介して、または外部ラウドスピーカ(「外耳道内レシーバ」/RIC)を介してのいずれかで、音が外耳道の中に導入される。ITEでは、ほとんど個別に作製された中空シェル内に全ての構成要素が取り付けられる。ITEは、標準ハウジングの形でも入手可能である。それらは標準化された音出口ソケットで設計され、シリコーンドームの中に、または、このソケット用に準備され、あつらえた(made−to−measure)イヤモールドの中に挿入される。
補聴器の増幅された音を耳道の中に導入するために、ほとんどの場合、キャストアクリル(ポリメチルメタクリレート/PMMA)または光硬化材料で作製された、あつらえたイヤモールド/イヤピースが、処置される耳に対して作製される。なぜなら、そうすることにより、補聴器の着用者の外耳道の、それぞれの個別の解剖学的な形状に対して良好なフィッティングがもたらされ、それにより、外耳道内においてイヤモールドがより確実に保持されることになるからである。これを行うために、2成分のシリコーン材料で外耳の印象が作製される(歯の印象と同様)。今日では、ネガの形状は一般に、3次元スキャナを使用してデジタル的にキャプチャされる。そのデータを用いて、サードパーティ企業によってレーザー技術を用いてブランクが製造され、次いで手で再作業を実施して、最終的な仕上げ品が得られる。音が音響管によって導入される時に、以前に穿設されたあつらえたイヤモールドの中に管を接着することによって管が固定される。必要とされる通気孔(直径=0.6〜0.8mm)、または残りの容積(あつらえたイヤモールドと鼓膜間の容積)(直径=1.0〜2.5mm)への低周波の音イベントの直接の導入を可能にする孔はいずれも一般に音響用の孔と平行に穿設される。音響管を通して音を導入する場合に、耳垢保護、または音出口開口部の中への耳かすの侵入を防止するデバイスが、あつらえたイヤモールドの中に組み込まれることは極めてまれである。多くの補聴器では、小型ラウドスピーカが、補聴器のハウジングから取り出され、細いケーブルによって補聴器に接続される。あつらえたイヤモールドに連結させるために、外部ラウドスピーカ(「外耳道内レシーバ(Receiver in the canal)」;RIC)は、イヤモールドの中に組み込まれなければならない特別な保持装置を必要とする。これは、例えば独国特許出願公開第102006004033A1において開示されている。
外耳道の解剖学的条件が、年齢により、または体重の増加または減少により変化した場合、あつらえたイヤモールドの置き換えが必要である。
傘状の形状で、概ね半球状で、柔らかいシリコーンで作製された、いわゆる「ドーム」が現在、大抵の場合に補聴器を試行するために使用されている。薄肉の半球は、必要とされる音伝達に応じて、穿孔が設けられ、したがって高周波の伝達に好適であるか、または広帯域音の増幅のために閉鎖されている。これらのドームは、補聴器の供給者によって自社製品用に提供されている。いわゆる「小さい管」(比較的固い細い管、外径=1.5〜2mm、内径=0.8〜1.5mm)を介する音の導入については、音は細い管を介して、対応するドームが設けられた耳掛け型デバイス(BTE)から外耳道の中に伝達される。外部ラウドスピーカがある場合(外耳道内レシーバ;RIC)、ドームはラウドスピーカ上に直接置かれる。BTEデバイスから外部ラウドスピーカへの接続は細いケーブルによって確保される(例えば、欧州特許出願公開第2919486A1号、米国特許第760905S1号、米国特許第7681577B2号を参照)。いくつかの製造業者は、ドームを自社固有製品用に提供している(独国特許出願公開第102014200605A1号、欧州特許出願公開第2819435A1号)。補聴器製造業者は、自社で開発した外部ラウドスピーカ用に製品固有のシリコーンドームを提供している。外部ラウドスピーカをドームに固定するために、より堅い材料で作製された第2の構成要素がドームの中に射出成形される。これらのドームは一般に、細い管と同じ形状および特性を有する(例えば、文献として独国特許出願公開第102014200605A1号、欧州特許出願公開第1995991A2号、米国特許第8290187B2号、独国特許出願公開第102011006720A1号、米国特許出願公開第6129174A号、米国特許出願公開第2008/0298618A1号、国際公開第2001/069971A2号、欧州特許出願公開第2819435A1号)。
他の、主に以前の開発はインイヤ型デバイスでの使用を目的とし、標準化されたその近位端が、この目的のために開発されたドームと共に耳道の中に挿入されることになる(例えば、欧州特許出願公開第2180724A1号、米国特許出願公開第2008/0019549A1号、米国特許第368309S号、欧州特許出願公開第0173371A1号、米国特許第5742692A号、国際公開第1993/025053A1号、米国特許出願公開第5748743A号、欧州特許出願公開第0040259A1号、欧州特許出願公開第1521498A2号、独国特許第19908854C1号、米国特許第8693719B2号、米国特許出願公開第2011/0223864A1)。
民生用電子機器(イヤホンのための)のシリコーンドームは一般に、製品固有のラウドスピーカ(「イヤホン」)の使用のために開発される。
娯楽産業におけるイヤホンは通常、より大きな音出口開口部を有し、この目的のために生産されたドームを接続するために使用される特別なソケットを伴う。関連する従来技術は、例えば、米国特許出願公開第2010/0166241A1号、米国特許出願公開第7116793B2号、独国特許出願公開第102013203784A1号、米国特許出願公開第8189846B2号、米国特許出願公開第611929S1号、米国特許出願公開第2014/0138179A1号、米国特許出願公開第RE38,351E1号、米国特許出願公開第2009/0154749A1号、米国特許出願公開第2013/0163803A1号、米国特許出願公開第2015/049897A1号、韓国特許出願公開第102016001108A1号、米国特許出願公開第7,681,577号、に見出すことができる。
聴診器、または例えばティンパノメーターまたは類似デバイスなどの検査デバイスのために、医療技術で使われるドームは主に、検査者または被検査者の耳道を閉鎖するように設計されている。それらは一般に、耳道開口部に外部から適用される(例えば、米国特許第7664282B2号、U米国特許出願公開第4055233A号、U米国特許第6473513B1号を参照)。製造業者は、外耳道の中に挿入されるプローブを用いる測定のための特別なドームを提供している(例えば、米国特許第6253871B1号を参照)。
顧客は、あつらえたイヤモールドを作るために、少なくとも2度の予約訪問が必要である。あつらえたイヤモールドによる全ての処置の約30%〜40%において、顧客は、不満足なフィッティング、湿気の形成、不快な音、または更には圧迫感について不満を言う。後処理または新たな製作さえ必要となる。多くの場合、顧客は2回以上の予約をする必要がある。
耳垢(耳かす)の侵入に対する保護が、あつらえたイヤモールドに組み込まれることはほとんどない。
多くの場合に発生する課題は、いわゆる閉塞効果(閉鎖効果)である。これは、自身の音声の低周波部分が、開いた外耳道におけるのと同様に外に出る/流出すること、がないことを意味する。
鼓膜によって反射される周波数に、あつらえたイヤモールドを出る音によって発せられる周波数が伴って、干渉現象、したがって、残響または音の「揺れ(wobbling)」などの現象につながり得る。あつらえたイヤモールドの解剖学的な製造に起因して、外耳道内の音出口の位置、したがって鼓膜までの距離が固定されているので、形成法を変更し音出口を異なる位置にすること、あるいは通気口を設けることによってのみ、改善を実現することができる。しかし、通気口の直径および長さに応じて、音響帰還の危険がある。
これら状況により、あつらえたイヤモールドについての既に高い経費に加えて、後処理および新たな製作のための追加の費用が生じ、これを製造者が負担しなければならない。顧客の50%以上にとって、あつらえたイヤモールドを装着することは、むしろ不快であった。
それは通常、約1.5〜2年の着用の後に交換されなければならない。これは同様に高い経費を生む。
多くの顧客はドームを使用する時に、永続的なむずむず感(tickling)または更には引っ掻き(scratching)を経験し、そしてドームが外耳道から簡単に抜け出るので不安を感じる。ドームは、様々なサイズ(直径)で提供されるが、一般に製造寸法の範囲内で固定の、不変の周長を有する。
いわゆる「チューリップ」形状のシリコーンドーム(例えば、欧州特許出願公開第2919486A1号の図48、米国特許出願公開第2005/0244026A1号を参照)は、様々な直径または周長を提供するが、約0.3mmの非常に柔軟な壁厚に起因して、外耳道内での保持が非常に弱く、また着用者に痒みまたはむずむず感をもたらす。特に咀嚼運動が外耳道皮膚を刺激する。チューリップ形状は、主に広帯域音の増幅を導入するために使用される。
近位端、すなわち鼓膜の方に向く端部は一般に、音出口開口部に垂直な平坦な端部を有するので、上述したように閉塞効果および干渉がしばしば生じる。
ほとんど全ての外耳道において、入口の直ぐ先に、この点に位置する狭窄(収縮)を伴うキンクが存在するという事実から、より大きな課題の1つが生じる。固定された周長を有するドームを引き抜いている時に、そこに引っ掛かり外耳道内に残ることは珍しいことではなく、そのことは、ドームを除去するために、耳鼻咽喉科の専門家の受診が必要になることを意味する。
しかし、市販のシリコーンドームの大きな欠点の1つは、外耳道のまさに個別の解剖学的条件に厳密に適合するドームはないということである。大部分のシリコーンドームは、背面端で、すなわち外耳道の出口側で円形である。しかし、現実には円形の外耳道は存在しない。より大きい直径を有するドームを選択する場合、可撓性材料は、その0.3〜5mmという薄壁ゆえに、背面端において折り畳まれ円周の内側に入る。その結果として生じる、耳道の壁に抗して静止するより尖った背面端は、上述の痒みおよび引っ掻きにつながり得る。より小さいシリコーンドームを選択すると、外耳道内で固定されないので、一般に同様にむずむず感につながる。咀嚼運動により、これら効果は強化される。なぜなら、咀嚼運動中は下方にある顎骨によって外耳道が移動するからである。
ドームが耳道から抜け出ることに対する保護のために、細い管に取り付けられるPVCサポートデバイスが公知であり、PVCサポートデバイスは大きな耳介空洞(耳甲介腔)に挿入される。このサポートは加えて、むずむず感につながり、年配の補聴器ユーザにとって使い易くなく、したがって、しばしば拒絶される。製造業者固有の製品に対するサポートデバイスが、外部ラウドスピーカ用に使用される。
いくつかのシリコーンドームは、一定の変動性を提供するが、補聴器の着用者にとって取り扱いが非常に複雑であり使用が難しい。シリコーンで作製された2部品製品は通常、年配の補聴器ユーザには好適ではない。
衛生に関して、および自分でドームを置き換えることに関して、これらターゲット群は負担が大きい。低い音成分に対する開放音の導入に至るまで通気用の開口部を調整することは、着用者にとって非常に困難である。
開口部の断面積のごく僅かな変化が、増幅された音が供給される時に極めて大きな周波数変化につながる(例えば独国特許出願公開第102010042150A1号を参照)。
標準システムにおいて、ドームを外耳道内で解剖学的に適合させる課題を解決するために、エアクッションを膨張により拡張させる製品、または金属製ばね機構を使用して外耳道皮膚に貼り付かせることを可能にする製品が開発されてきた。これらのドームは、周波数に影響する開口部を伴って、限られた範囲でのみ提供され得る。その後の通常の拡張により、ほとんど全ての耳道にはキンクが存在するゆえに、エアクッションを有するシステムでは、空気は放出され、再利用する時にユーザによって再び空気が注入されなければならない(独国特許出願公開第4339899A1号)。
ドームシステムにおける金属製ばねシステムは、拡大が最も大きな場所において、温度変化によって(米国特許出願公開第2007/0183613A1号に記載されている)、またはいくつかの環状のサスペンションを用いて、選択的に機能し得るだけである。弾力のあるシステムは、外耳道内での位置決めをより困難にする(独国特許出願公開第4339899A1号を参照)。これらドームはまた、丸い形状を有し、外耳道に挿入する、および外耳道から引き抜く場合に、上述の課題がまた生じる。
外部ラウドスピーカ用のドームの特性および課題は、上記の細い管用のドームの特性とほぼ同一である。
例えば、民生用電子機器または医療技術で使用されるシリコーンドームは、聴覚システム用の外部イヤホンの使用には好適ではない。これらドームは、好適な接続オプションを有しない。
独国特許出願公開第102014200605A1号 欧州特許出願公開第2919486A1号 米国特許第760905S1号 米国特許第7681577B2号 欧州特許出願公開第2819435A1号 欧州特許出願公開第1995991A2号 米国特許第8290187B2号 独国特許出願公開第102011006720A1号 米国特許出願公開第6129174A号 米国特許出願公開第2008/0298618A1号 国際公開第2001/069971A2号 欧州特許出願公開第2180724A1号 米国特許出願公開第2008/0019549A1号 米国特許第368309S号 欧州特許出願公開第0173371A1号 米国特許第5742692A号 国際公開第1993/025053A1号 米国特許出願公開第5748743A号 欧州特許出願公開第0040259A1号 欧州特許出願公開第1521498A2号 独国特許第19908854C1号 米国特許第8693719B2号 米国特許出願公開第2011/0223864A1 米国特許出願公開第2010/0166241A1号 米国特許出願公開第7116793B2号 独国特許出願公開第102013203784A1号 米国特許出願公開第8189846B2号 米国特許出願公開第611929S1号 米国特許出願公開第2014/0138179A1号 米国特許出願公開第RE38,351E1号 米国特許出願公開第2009/0154749A1号 米国特許出願公開第2013/0163803A1号 米国特許出願公開第2015/049897A1号 韓国特許出願公開第102016001108A1号 米国特許出願公開第7,681,577号 米国特許第7664282B2号 米国特許出願公開第4055233A号 米国特許第6473513B1号 米国特許第6253871B1号 米国特許出願公開第2005/0244026A1号 独国特許出願公開第102010042150A1号 独国特許出願公開第4339899A1号 米国特許出願公開第2007/0183613A1号
したがって、本発明は、従来技術の不利な点を回避する、補聴器およびイヤホンのためのアダプタを提供する目的に基づいている。
それに応じて、アダプタは、補聴器およびイヤホンを、着用者に対して個別に適合させることに伴う労力を低減させなければならない。外耳道内でのフィッティングは改善されなければならず、むずむず感または引っ掻きなどの不快な感覚は回避されなければならない。アダプタは、外耳道の形状の変化に対して、問題なく応答しなければならない。アダプタは、耳内デバイス、外耳道内レシーバを有する耳掛け型デバイス、および民生用電子機器からのイヤホンのいずれにも好適でなければならない。耳垢保護を組み込むことが容易でなければならない。アダプタは、「閉塞効果」の発生を低減させなければならない。それは、外耳道における狭窄の存在ならびに外耳道の非円形の断面形状に対して、問題なく応答しなければならない。アダプタの使用は、できるだけ単純でなければならない。また、アダプタは、通気開口部を正確に設定することの困難さの課題を低減させる目的を有する。
課題は、請求項1に列挙される本発明の特徴によって解決される。この新型のアダプタに関する本発明によって、その特別な形状と性質により、市販のほとんど全ての補聴器の増幅された音を、解剖学的に個別の形状を有する人間の耳道の中に直ちにガイドすることができる。請求項12の特徴を備える中間アダプタによって、娯楽産業の耳ラウドスピーカを、請求項1の特徴を備える汎用アダプタに連結することができる。
有利な実施形態は、従属請求項、下記の説明、ならびに図面に見出すことができる。
本発明は、補聴器またはイヤホンの増幅された音を、個別の形状を有する人間の耳道の中に導入するための可撓性材料を備える汎用アダプタに関する。
この場合、「可撓性材料」は、プラスチック、特に、20〜100のショアAの硬度を有し、使用中に典型的に発生する圧力下で十分に弾性的に変形し、使用後にその元の形状に戻る特定のエラストマーを意味する。汎用アダプタ、または短縮してアダプタ、を上述したような非可撓性の本質的に固体である材料と組み合わせて、例えば取り扱い(例えば、ハンドル)を目的とした固体コアまたは領域を構築することもできる。用語「補聴器」および「イヤホン」は、広く解釈されるべきであり、導入部で言及した全ての分野、ならびに、本質的に耳道の中に挿入されなければならない要素が必要な、すなわち、音を導入する時だけでなく例えば雑音保護のための、言及してない全ての分野を含む。
本発明によれば、アダプタは、前述の可撓性材料で構成される複数の台形状中空セグメント、または短縮してセグメント、を有し、セグメントは互いに分離して配置され、その側壁は(同じまたは別の)可撓性材料または固体材料で作製され、補聴器の音出口ソケットを収容する役割を担う中央に配置された係止ニップルに沿って、背面側(すなわち,体から離れる側)から近位側(すなわち、体に向かう側)へと半径方向に減少する。台形状は、(背面から近位へと)長手方向に見た断面を指す。
更に、中空セグメントは接触面の近位の狭い端部と共に係止ニップルの近位端に接続され、アダプタは短縮された楕円体の形状をしており、それにより、アダプタは、その接触面を、弾性を有する側壁の復元力により、耳道の形状に最適に適合させることができる。
本発明により設計されるアダプタは、従来技術において公知の不利な点を回避する。特に、このアダプタは、補聴器およびイヤホンを、着用者に対して個別に適合させることに伴う労力を低減させ、安価なシリーズ製品として生産することができる。
以下で詳細に説明するように、アダプタは、挿入された時に外耳道の所与の解剖学的条件に自動的に適合し、その高い柔軟性ゆえに圧力なしで固定され得るので、以下に詳述するように、外耳道内でのフィッティングは大幅に改善される。その柔軟な適用可能性と併せて、本アダプタは、様々な製造業者からの多数の既知のシリコーンドームを置き換えることができ、したがって、聴覚ケア専門家の店舗における倉庫管理および調達のために必要とされる時間の短縮につながる。なぜなら、様々な直径の非常に狭い範囲のシリコーンアダプタだけをストックすればよいからである。
本発明による、その形状および柔軟性に起因して、外耳道から引き抜かれる時に引っ掛かる危険は非常に低い。咀嚼時であっても、むずむず感または引っ掻きなどの不快な感覚は大幅に回避される。アダプタは、外耳道の形状の変化に対して問題なく反応する。
後述するように、アダプタは、耳内デバイス、外耳道内レシーバを有する耳掛け型デバイス、および民生用電子機器からのイヤホンのいずれにも好適である。
耳垢保護を簡単に組み込むこともできる。アダプタはまた、「閉塞効果」の発生を低減させる。それは、外耳道における狭窄の存在ならびに外耳道の非円形の断面形状に対して、問題なく反応する。
アダプタの使用は、特に単純であり、ユーザのいかなる特定の技術も要求せず、事前知識なしで実施できる。
アダプタはまた、単純な方法で、かつ専門家の介入なしで置き換えることができる。
最後に、更に示すように、アダプタは、通気を適切に調整することが困難であるという課題を低減させる。ここで本発明の様々な実施形態を以下で更に詳細に説明する。
台形状中空セグメントの数は好ましくは4個である。他の実施形態では、その数は2個もしくは3個、または4個以上、例えば5個もしくは6個である。
汎用アダプタの一実施形態によれば、2つの隣接するセグメントの接触面は、アダプタの近位端から背面端へと非常に近づいて(例えば0〜0.5mm)、互いに平行に延び、セグメントの側壁は、外縁部に位置し、セグメントの内側に向いた、第1の狭いキンクを有する。したがって、この第1のキンクに近接している側壁は、もはや厳密には半径方向に延びてはいない(断面図において)。
任意選択的に、このセグメントは好ましくは、隣接するセグメントを覆う半径方向の隆起を有する。したがって、この隆起の領域は、中央に配置された長手方向軸から、隆起がない場合よりも幾分大きな距離/半径を有する。
隣り合うセグメントの「下側に摺動する」側の外縁部上にも位置する狭いキンクが、環状の圧力を受けて、セグメントの受け側の更なるキンクの方向に、外側から押し、その方向に、最初のキンクから始まってキンクが傾く。
その時、一方が他方の上に変位した、2つのセグメントのキンクが、静止位置で平行に延びる接触面の閉鎖を形成し(耳道の外側で)、それにより、全てのセグメントが本明細書に従って構成される場合、アダプタが耳道の中に挿入された場合、近位端における側壁間の小さな距離に起因して、アダプタと耳道との間の残りの容積の、または外側と鼓膜との、少なくとも最低限の通気が確保される。
全てのセグメントが上述の通りに形作られ(すなわち、キンクを有し)係止ニップルへと半径方向に配置される更なる実施形態によると、セグメントは、背面端から近位端まで互いに距離を有し、この距離は、アダプタよりも僅かに小さい断面積を有する耳道の中に挿入した時点で減少する。楕円アーチ部分(長手方向軸の方向で見て)において互いに平行に延びる、隣接するセグメントの湾曲したキンクは近づき、その結果、セグメントの湾曲した側壁によって、アダプタの背面端から近位端まで延びる連続チャネルが形成され得る。チャネルの数は、互いに上述の距離を有する同じタイプのセグメントの数に対応する。係止ニップルを通る所望の音の導入に加えて、これらチャネルはまた、低周波音成分が自然な正常な形で外耳道の中に入ることを可能にする。
更なる実施形態によれば、2つのセグメントは、最後に記載したように構成された、相互に対抗して間隔を有する側壁によってチャネルを形成し、一方で、上で更に記載した実施形態に従って形作られた他のセグメントの側壁は閉鎖を形成し、その結果、1つのチャネルだけが存在し、このことは、約800Hz未満の周波数だけがこのチャネルを通って鼓膜に自然に到達することを意味する。
他の実施形態によれば、アダプタは、対応して形作されたセグメントにより、2つのチャネルおよび2つの閉鎖を有する。したがって、セグメントが4つの場合、2つの、したがって同一のセグメントが、180°回転されて互いに隣接して配置される。この実施形態によれば、音の通路用に2つのチャネルが利用可能であり、それにより、およそ1kHz未満の周波数が、これら2つの利用可能なチャネルを通って自然な形で鼓膜に到達する。
更なる実施形態によれば、アダプタは2つのセグメントを有し、2つの相互に対向する側壁によって閉鎖を形成する一方で、セグメントの他の側壁の間に、前述の距離が存在し、その結果、3つのチャネルが利用可能であり、およそ1.5〜1.8kHz未満の周波数が、これらチャネルを通って自然な形で鼓膜に到達する。
セグメントの数は、チャネルの可能な数および最大サイズを決定する。セグメントの数、および側壁の単純なバリエーションに起因して、チャネル数を変化させることができ、その結果、音に対して異なる伝達特徴が得られる。したがってアダプタは、増幅された音を補聴器から耳道の中へと、音響的に望ましい形で正しく導入することを可能にし、中間範囲および低い範囲の周波数の自然な導入のために、通気開口部、または異なるサイズの開口部について聴能学的条件を実現する。
一実施形態によれば、近位の視点から見て、セグメントの側壁の少なくとも外縁部が、係止ニップルから接触面へと少なくとも本質的に直線状に延びているという点で、セグメントは係止ニップルの長手方向軸の周りに対称に配置されている。任意選択的に、側壁は、外縁部の背後を延びており、その時、真っ直ぐな側壁が存在する、または、例えば更なるキンクを有する上述の実施形態に従って、そこでは異なるように形作られるようになっている。
更なる実施形態によれば、全てのセグメントは、アダプタの背面端から近位端へと、係止ニップルの長手方向軸の周りに螺旋状に配置される。それに応じて、前述の外縁部はそれぞれ螺旋経路上にある。それらの背後の領域は、観視方向において同じ経路にあり得る、または、それよりも多くまたは少なく「撚れている」場合がある。
任意選択的に存在するチャネルはいずれも、前述の螺旋形状に従うこともできる。汎用アダプタの別の実施形態によれば、中央に配置された係止ニップルは硬質プラスチックで作製された要素として形成され、市販の補聴器の外部ラウドスピーカの音出口開口部を耳掛け式で着用することに適応させる役割を担う。
他の実施形態によれば、係止ニップルは、第2の構成要素としてこの要素を備え、これが、別々に使用されるか、またはしっかりと接続されて存在する(2構成要素システム)かのいずれかであり得る。
全ての他の実施形態と組み合わせることができる一実施形態によれば、アダプタの近位端において、掃除が容易な円弧状の耳垢保護が音出口開口部を覆っている。これは、特に好ましくは、アダプタの残りの部分と一体化して形成されるが、交換可能に設計される場合もある。
アダプタの一実施形態によれば、少なくとも2つのセグメントが、外縁部の領域内の耳道の中に挿入された場合に重なりを形成し、2つの側壁をセグメントの内側に変位させることにより閉鎖を生成する。接触面は元のサイズを維持し続ける。すなわち、長手方向軸からアダプタの外側表面までの距離は本質的に同一のままである。
重なりゆえに、従来技術から公知なように、セグメントの外壁は、窪みを形成する代わりに、隣接するセグメントの外壁を覆って摺動し、よってその時、長手方向軸からの距離がより小さい領域が自然に形成される。その時、もはやこのような領域が耳道の壁に抗して静止し、保持特性の劣化および音の望ましくない伝達につながり得ることはない。
更なる実施形態によれば、特に娯楽用電子機器の耳スピーカを連結させるために、アダプタは解剖学的に形作られた中間アダプタを備える。前述の耳スピーカは大抵の場合、近位にドーム状形状を有する。中間アダプタは、固体材料で作製された音出口ソケットを備え、音出口ソケットは係止ニップルの受口の中に挿入されることができ、任意選択的にキンクを有する。このようにして、中間アダプタと、アダプタの残りの部分との解放可能な接続が提供される。中間アダプタはまた、イヤホン用のクランプ縁部に対する保持領域を含む。したがって、耳スピーカによって、快適に、圧力なしで、音伝達を耳道の中へとガイドすることができ、耳スピーカは、中間アダプタの好ましくは可撓性クランプ縁部の内側でクランプされ得る。したがって、娯楽産業の耳スピーカを、より良好な音響および大幅に改善された着用時の快適さを伴う、本発明による音響的に形作られた中間アダプタと共に使用することができる。
可撓性クランプ縁部の代わりにフックなどが提供される場合もあり、これはイヤホンの背後を把持し、したがってイヤホンを中間アダプタの背面端に締結する。前述の端部が、イヤホンの磁石に接近した時に引力を生成する材料からなるか、または備える場合は、磁気保持具も可能である。
更なる実施形態によれば、中間アダプタは、2成分材料からなる、または2成分材料を含む。音出口ソケットは好ましくは、固形プラスチックで作製されており、クランプ縁部は可撓性プラスチックで作製されている。
本発明を、図を使用して例として以下に説明する。
アダプタの実施形態を横切る断面である。 このアダプタの外部からの斜視図である。 このアダプタの背面方向からの長手方向軸平面図である。 このアダプタの近位方向からの長手方向軸平面図である。 音用の2つのチャネルを有するアダプタの背面方向からの長手方向軸平面図である。 音用の4つのチャネルを有するアダプタの背面方向からの長手方向軸平面図である。 外耳道内に位置するアダプタの背面方向からの長手方向軸平面図である。 外耳道の中に挿入されたアダプタである。 外部スピーカに接続されたアダプタである。 細い管に接続されたアダプタである。 耳内デバイスに接続されたアダプタである。 耳掛け型デバイスに接続されたアダプタである。 螺旋状に撚られたセグメントを有するアダプタである。 外部スピーカを接続するための固定コア(ソケット)を有するアダプタの実施形態の断面図である。 単一の構成要素としての図14によるソケットの長手方向軸の図である。 接続された外部スピーカを有する図14による実施形態の断面図である。 隣接する側壁とのオフセットを有するアダプタである。 アダプタを娯楽産業からの耳スピーカと組み合わせるための中間アダプタである。 中間アダプタの断面図である。 接続されたアダプタを有する中間アダプタの断面図である。 外耳道にアダプタが挿入された図21の断面図である。
アダプタ(図1、図2)は好ましくは、20〜100のショアA硬度を有するシリコーン、および/または、市販の外部ラウドスピーカ20を音出口接続部(図16)に係止することを可能にする2構成要素システム(2Kシステム)から構成される。アダプタに組み込まれた固定された構成要素24を、現在または将来の開発のために変更可能とすることが可能である。
アダプタは、図において水平方向に延びる長手方向を横断して、その長さの半分を僅かに超えて切断した、楕円体の形状を有する(図2を参照)。
近位端(画において左)からの楕円体の長さのほぼ半分まで、管状の係止ニップル2が、中央に長手方向に配置され(図1、図9〜図12を参照)、様々な補聴器(連続しては示されない)の音出口ソケットを収容する役割を担う。係止ニップル2の内部には、断面が狭くなっているいくつかのリング(参照番号なし)がある。これにより、補聴器の音出口ソケットが確実に係止されるようになり、それにより、アダプタが引き抜かれる時にアダプタが耳道内に引っ掛かることがなく、しかし、力を僅かに増やすだけで音出口ソケットから引っ張り出すことができる(図1)。係止ニップル2の背面端(画像の右)は、通常、より大きな断面積を有する、外部ラウドスピーカの音出口ソケットおよび細い管をより良好に導入するために、円錐状に内側に向いた深い部分(deepening)3(音出口ソケット3用の開口部、図1)を有することができる。
係止ニップル2の近位端は、増幅された音のための音出口開口部を形成する。この場合、音出口開口部は、耳垢(耳かす)からの保護のために半円形状カバーで覆われている(耳垢保護4、図1、図2、図4)。
2つ以上の、図示した実施形態では4つの、中空「セグメント」5が、係止ニップル2上で係止ニップル2の周りに長手方向に配置されている(図2〜図7、図13、図17)。背面端から見て、これらのセグメント5は台形の形状に類似した断面形状を有し(図3〜図7)、その短辺は中心に近く、その長辺は円周上に配置されている。アダプタの丸みを帯びた形状ゆえに、前述の辺は、実際には図示するアーチ形状を有することが好ましいことは明らかである。
係止ニップル2に半径方向に取り付けられた側壁15(図5、他の図では参照番号を省略している)は、近位端から背面端まで係止ニップル2に沿って係止ニップル2に接続している(係止ニップルへの側壁の接続領域12、図1および図3)。接触面1の端部まで半径方向に(図1、図2、図4、図13および図17)、係止ニップル2の近位端6から、耳道壁に面する接触面1とアダプタの背面端における係止ニップル2との間の距離のレベルまで側壁は広がり(図1)、それにより、前述の楕円形状が形成される。側壁15の外側に(背面に)向いた端部(図1で図面の右側)は好ましくは、係止ニップルの背面端から接触面13の背面端へと斜めに至り、その結果、「漏斗形状(funnel shape)」になる(図1および図2、図9〜図12、図14、図16)。
セグメント5は、半径方向外向きに直線状に延びる側壁15を有し得る。別の実施形態によれば、セグメント5は、アダプタの背面端から近位端へと、係止ニップル2の長手方向軸の周りに螺旋状に配置される(図13)。
台形状セグメント5または接触面1の外側の幅広の側は、円形部分13のように湾曲している(図2、図17)。外側の接触面1は、係止ニップル2の近位端6に向かって楕円弧状に傾斜し湾曲を形成している。ここで、接触面1の外側の幅は、接触面14(図2)の近位端に至るまで、楔形状で、係止ニップル2の近位端6に取り付けられた側壁15の寸法およびレベルまで低減される。
アダプタの楕円形状は、係止ニップル2の周りに配置されたセグメント5によって生成される(図2、図3、図5、図6、図13、図17を参照)。
背面に位置する、接触面1の端部13は、湾曲して台形状セグメント5の内側に入っている。結果として生じる総断面積の低減(低減された断面積11、図1および図3)は、アダプタが外耳道から引き抜かれる時に皮膚刺激を防止する。背面端から近位端へと、係止ニップル2に接続された台形状中空セグメント5の半径方向側壁15の一方の側または両方の側を、セグメント5の内側に湾曲させることができる(セグメント15の湾曲した半径方向側壁、図5)。これにより、背面端から近位端まで連続チャネル16が構築される(図5、図6)。このチャネル16は、通気、または鼓膜へ低周波の通過のために使用される。例えば、2つ(図5)または4つ(図6)のチャネル16が提供され得る。
セグメント5は、また外側の楕円弧部分に沿って、互いに距離17を置いて配置され得る(図6)。この距離17は、アダプタを耳道の中に挿入する場合に、総断面積を更に低減させることを可能にし、それにより、アダプタは、更なる変更を行うことなく、サイズが異なる耳道にとって好適となる(図7)。
広帯域の増幅、すなわち音声スペクトルに含まれる全ての周波数の増幅を提供する、補聴器によるケアのために、アダプタは、鼓膜の前方にある残りの容積の通気を可能にしなければならない。この目的のために、したがって、開放式補聴器と、通気によってのみ提供されるものとの間の全ての範囲をカバーするために、本発明による1つ以上のセグメントが、対応する聴能学上の必要性が満たされるように、単純な方法で設計され得る。違いを、図3、図5、および図6で見ることができる。それに応じて、図3に示す実施形態では追加のチャネルがなく、図5の実施形態によれば2つ、図6の実施形態によれば4つのチャネルが提供され得る。
図2に示す実施形態によれば、2つの隣接するセグメント5はそれぞれ、互いに、もたれ合っている。しかし、2つのセグメント5のうちの1つにおいて、対応し隣接するセグメント5に面する半径方向側壁が、隣接するセグメント5の側壁を越えて幾分突出している(半径方向隆起9、図3)。これは、アダプタが耳道の中に挿入される場合、隣接するセグメント5を越えて隆起9を有する、セグメント5に対するガイドとしての役割を担う。
図示した実施形態による、隣接するセグメント5(図3)に面する側にある、きつくフィッティングされた狭い湾曲部9から、側壁15が、第2のキンク10に向かって傾斜してセグメント5の内部に入り、そこから側壁15は僅かなアーチを描いて係止ニップル2へと延びる。この窪みの幅は、アーチ状の楕円形ゆえに、背面端から近位端へと減少する。
このようにして形成される側面15の窪みは、隣接し対向するセグメント5に対して空間を提供し、その結果、外部圧力により、または耳道の中に挿入された場合、セグメントはそれ自体が、近位端から背面端へと延びる狭い湾曲部18と共に、窪みを有するセグメント5の下に押し込まれ得る(図7)。したがって、以前に存在していた、2つのセグメント5の接触部の長さに沿って、両方のセグメント5が閉鎖を形成する。近位端において、側壁15は互いに、例えば、0.1mm〜1.0mm、好ましくは0.3mmの非常に小さい距離を有する。「閉鎖」アダプタの場合、この距離は最小限の通気8につながり(図4、図13)、これが長手方向軸方向のチャネルの形態で外耳道の気密閉鎖を防止する。アダプタのこの形状は、特に増幅率がより高い広帯域音の導入のために設計される。
アダプタが耳道の中に挿入されると、接触面1は、セグメント5の側壁15の復元力によって、耳道壁19に対して半径方向外向きに緩やかに押圧される(図7)。
異なるセグメント5の配置に応じて、必要なアダプタが外耳道を閉鎖し(図3)、通気し(図4)、または、様々な低周波音成分の無影響での導入のために使用することができる(図2、図5、図6)。
アダプタの設計により、卵形、丸形、または不規則な形であろうと、更には強い峡部があっても、人間の外耳道の適切な形状に自動的に適合することが可能になる(図8)。
様々な聴覚デバイス設計の大部分の音出力ソケット、例えば、外部ラウドスピーカ20(図9)、細い管21(図10)、インイヤ型デバイス22(図11)、耳掛け型デバイス(図12)用の通常の管23などを係止ニップル2の中に挿入することができる。
同様に、娯楽産業からの耳ラウドスピーカ32の、外耳道19の中への音放出を最適化するために、図18に示す中間アダプタの音出口ソケット28を外耳道19の中に挿入することができる(図21)。中間アダプタの形状は、人間の耳道のねじれた形状に解剖学的に調整される(図21)。中間アダプタは、好ましくは2成分材料からなる。音出口ソケット28は固体材料で作製されている一方で、耳スピーカ32を収容するためのクランプ縁部31は可撓性材料で作製されている。
ポリアミドまたは同等の強度を有する材料などの固形プラスチックで作製されたモールドまたはモールドブッシング24の形で存在する係止ニップルを用いて(特に、図15)、個別の製造業者の仕様に従って設計された係止具を有する外部ラウドスピーカ25を、2構成要素アダプタに接続することができる(図16)。
示されない実施形態によれば、係止ニップルは2つの部品で設計され、前述のソケット24を備え、それが主要部の取り付け部の中に挿入可能である、または差し込まれる。
接触面1の寸法を維持しながら、半径方向に配置された側壁をセグメント5の内側に変位させることにより(オフセット側壁26、図17)、突出部を提供することができ、アダプタが耳道の中に挿入された時に、突出部の各々が重なり27を形成し、したがって閉鎖がもたらされる。変位された側壁26の数に応じて、アダプタは、より強力に増幅されなければならない広帯域音の導入のために外耳道を閉じ、場合により、最低限の通気8のみが確保される(図4参照)。聴能学に求められる、低周波音成分の自然な通過のために、隣接するセグメント5の、他のそれぞれに対抗する側壁15が、上述したように1つ以上の連続的なチャネル16を形成するように、側壁15を配置することができる。オフセットは、図17に示すように、隣接する側壁15、26に関連してもよく、または時計回りに、例えば、すなわち各セグメント5の第1の側壁26の各々に関連して実施することができる(図3、図7と同様に)。また、単一のセグメント5だけが前述のオフセット側壁26を有し得る。いくつかの、または全てのセグメント5が1つまたは2つのオフセット側壁26を有することができる。この実施形態は、前述の実施形態の全てと組み合わせることができる。
1 接触面
2 係止ニップル
3 様々な補聴器用の音出力ソケット用の開口部、深い部分
4 耳垢保護
5 台形状中空セグメント、セグメント
6 係止ニップルの近位端
7 音出口開口部
8 最低限の通気
9 半径方向隆起、セグメントの受け入れ側のきついキンク、きついキンク
10 収容セグメント側のセグメント内に再配置された第2のキンク、キンク
11 低減された断面積
12 係止ニップル上の側壁の接続領域
13 円形セクション、接触面の背面端
14 接触面の近位端
15 セグメントの湾曲した半径方向側壁、側壁
16 低周波通過チャネル、チャネル
17 通気または周波数伝達のためのセグメントの距離、距離
18 セグメントの、下側に滑り込む側のキンク
19 外耳道
20 外部スピーカ
21 細い管
22 インイヤ型デバイス
23 通常の管
24 プラスチックソケット、構成要素、ソケット
25 外部送受器、外部ラウドスピーカ
26 オフセット側壁
27 重なり
28 音出口ソケット
29 耳スピーカ用の可撓性取付ソケット
30 音入口開口部、入口開口部
31 可撓性クランプ縁部、クランプ縁部
32 耳スピーカ(娯楽産業)

Claims (13)

  1. 補聴器またはイヤホンの増幅された音を、個別の形状を有する人間の耳道の中に導入するための可撓性材料を備える汎用アダプタであって、前記アダプタは複数の漏斗状の中空セグメント(5)を有し、前記中空セグメントは、背面端から見た時に台形の形状に類似した断面形状を有し、互いに別々に配置され、中央に配置され前記補聴器の音出口コネクタを収容する役割を担う係止ニップル(2)に沿って、背面側から近位側へと半径方向に減少する側壁(15)を有し、更に、前記中空セグメント(5)は、接触面(1)の近位にある狭い端部(14)と共に前記係止ニップル(2)の近位端(6)に接続され、前記アダプタは短縮された楕円体の形状を有し、それにより、前記アダプタは、弾性を有する前記側壁(15)の復元力により、前記アダプタの前記接触面(1)を用いて耳道の形状に最適に適合することができる、汎用アダプタ。
  2. 台形状の中空セグメント(5)の数は4である、請求項1に記載の汎用アダプタ。
  3. 2つの隣接するセグメント(5)の前記接触面(1)は、前記アダプタの近位端から背面端まで非常に近づいて平行に延びており、前記セグメント(5)の前記側壁(15)は、前記セグメント(5)の内側に狭いキンク(9)を有し、隣接する前記セグメント(5)に対して半径方向の隆起部(9)を有しその結果、前記キンク(10)の方向への外部からの環状の圧力に起因して、隣接する、前記セグメントの、下側に滑り込む側のキンク(18)が、前記セグメントの、受け取る側の前記キンク(10)に向かってシフトし、それにより、前記セグメント(5)の前記キンク(9、18)は、一方が他方の上になってシフトし、静止位置で平行に延びる前記接触面(1)の閉鎖を形成し、その結果、本明細書による全てのセグメント(5)の構成において、前記アダプタを耳道の中に挿入した場合に、前記側壁の近位端における前記側壁の距離が小さいことに起因して、前記アダプタと鼓膜との間にある残りの容積の少なくとも最低限の通気(8)が確保されることを特徴とする、請求項1または2に記載の汎用アダプタ。
  4. 前記セグメント(5)の全てが、請求項3に従って形作られ半径方向に配置され、前記セグメントは、背面端から近位端までの距離(17)を有し、前記距離(17)は、外耳道(19)の中に挿入された場合に、前記汎用アダプタの断面積よりも僅かに小さい断面積に低減され、切り取られた楕円弧の形で平行に延びる隣接する前記セグメント(5)の湾曲した前記キンク(9、18)は、互いに、より近接し、その結果、類似したセグメント(5)の数に応じて、前記セグメント(5)の湾曲した前記側壁(15)によって、前記アダプタの背面端から近位端まで延びる連続するチャネル(16)を形成することができ、所望の音が前記係止ニップル(2)を通して導入されることに加えて、前記チャネル(16)は更に、低周波音成分が耳道(19)の中に入ることを可能にする、請求項1〜3のいずれか一項に記載の汎用アダプタ。
  5. 2つのセグメント(5)が、請求項4に従う相互に対向する前記側壁(15)によってチャネル(16)を形成する一方で、請求項3に従って設計された他のセグメント(5)の前記側壁(15)は閉鎖を形成し、それにより1つだけのチャネル(16)が利用可能であり、その結果、約800Hz未満の周波数だけが、前記チャネル(16)を通って自然な形で鼓膜に到達することを特徴とする、請求項1〜4のいずれか一項に記載の汎用アダプタ。
  6. 請求項4に従って設計された2つのセグメント(5)が、相互に対向する前記側壁(15)によってチャネル(16)を形成する一方で、請求項3に従って設計された他方のセグメント(5)の前記側壁(15)は閉鎖を形成し、その結果、この構造において2つのチャネル(16)が利用可能であり、およそ1kHz未満の周波数が、利用可能な前記2つのチャネル(16)を通って自然な形で鼓膜に到達することを特徴とする、請求項1〜4のいずれか一項に記載の汎用アダプタ。
  7. 請求項3に従って設計された2つのセグメント(5)が、相互に対向する前記側壁(15)によって閉鎖を形成する一方で、請求項4に従って設計された他のセグメント(5)の前記側壁(15)は互いに距離を形成し、その結果、この構造において3つのチャネル(16)が利用可能であり、およそ1.5〜1.8kHz未満の周波数が、前記チャネル(16)を通って自然な形で鼓膜に到達することを特徴とする、請求項1〜4のいずれか一項に記載の汎用アダプタ。
  8. 前記セグメント(5)の全てが、前記アダプタの背面端から近位端まで、前記係止ニップルの長手方向軸に沿って螺旋状に変形されて配置されることを特徴とする、請求項1〜7のいずれか一項に記載の汎用アダプタ。
  9. 中央に配置された前記係止ニップルは、市販の補聴器の外部ラウドスピーカの音出口開口部を、耳掛け式で着用することに適応させる役割を担う、硬質プラスチックで作製された要素で形成されるか、または前記要素を備えることを特徴とする、請求項1〜8のいずれか一項に記載の汎用アダプタ。
  10. 前記アダプタの近位端において、掃除が容易な円弧状の耳垢保護(4)が前記音出口開口部を覆うことを特徴とする、請求項1〜9のいずれか一項に記載の汎用アダプタ。
  11. 少なくとも2つのセグメント(5)が、耳道(19)の中に挿入された時に重なり(27)を形成し、2つの側壁(26)が前記セグメント(5)の内側にシフトされる一方で、前記接触面(1)が元のサイズを維持することに起因して、閉鎖が生成されることを特徴とする、請求項1〜10のいずれか一項に記載の汎用アダプタ。
  12. 前記汎用アダプタは、耳スピーカ(32)を連結するための解剖学的に形作られた中間アダプタを備え、固体材料で作製されている、前記アダプタの音出口ソケット(28)は、前記係止ニップル(2)の受口(3)の中に差し込むことができ、それにより着脱可能な接続が提供され、その結果、前記中間アダプタの可撓性クランプ縁部(31)においてクランプされ得る耳ラウドスピーカ(32)からの音伝達を、圧力なしで耳道(19)の中へと快適に供給することができることを特徴とする、請求項1〜11のいずれか一項に記載の汎用アダプタ。
  13. 前記中間アダプタは、2成分材料からなるか、または2成分材料を含む、請求項12に記載の汎用アダプタ。


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