JP2021505141A5 - - Google Patents

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JP2021505141A5
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さまざまな実施形態において、本明細書に記載の非ヒト動物、非ヒト細胞、または非ヒト組織は、げっ歯類、げっ歯類細胞、またはげっ歯類組織であり、いくつかの実施形態では、マウス、マウス細胞、またはマウス組織であり、いくつかの実施形態では、ラット、ラット細胞、またはラット組織である。いくつかの実施形態では、本明細書に記載のマウス、マウス細胞、またはマウス組織は、129系、BALB/c系、C57BL/6系、129xC57BL/6ミックス系、またはそれらの組み合わせを含む遺伝的背景を含む。
特定の実施形態では、例えば、以下が提供される:
(項目1)
遺伝子改変されたげっ歯類であって、前記遺伝子改変されたげっ歯類の生殖細胞ゲノムが、
(a)1つまたは複数のヒトVλ遺伝子セグメントと、
(b)1つまたは複数のヒトJλ遺伝子セグメントと、
(c)Cλ遺伝子と、
を含む第1の操作された内在性の免疫グロブリンκ軽鎖遺伝子座
を含み、
前記1つまたは複数のヒトVλ遺伝子セグメント、及び前記1つまたは複数のヒトJλ遺伝子セグメントが、前記Cλ遺伝子に機能可能なように連結され、
前記げっ歯類が、前記第1の操作された内在性の免疫グロブリンκ軽鎖遺伝子座にげっ歯類Cκ遺伝子を含まない、前記遺伝子改変されたげっ歯類。
(項目2)
前記げっ歯類が、前記第1の操作された内在性の免疫グロブリンκ軽鎖遺伝子座についてホモ接合型である、項目1に記載の遺伝子改変されたげっ歯類。
(項目3)
前記げっ歯類が、前記第1の操作された内在性の免疫グロブリンκ軽鎖遺伝子についてヘテロ接合型である、項目1に記載の遺伝子改変されたげっ歯類。
(項目4)
前記げっ歯類の前記生殖細胞ゲノムが、
(a)1つまたは複数のヒトVκ遺伝子セグメントと、
(b)1つまたは複数のヒトJκ遺伝子セグメントと、
を含む第2の操作された内在性の免疫グロブリンκ軽鎖遺伝子座
を含み、
前記1つまたは複数のヒトVκ遺伝子セグメント、及び前記1つまたは複数のヒトJκ遺伝子セグメントが、Cκ遺伝子に機能可能なように連結される、項目3に記載の遺伝子改変されたげっ歯類。
(項目5)
前記第2の操作された内在性の免疫グロブリンκ軽鎖遺伝子座における前記Cκ遺伝子が、内在性のげっ歯類Cκ遺伝子である、項目4に記載の遺伝子改変されたげっ歯類。
(項目6)
前記げっ歯類が、前記第1の操作された内在性の免疫グロブリンκ軽鎖遺伝子座にげっ歯類Cκ遺伝子を含まない、項目1〜5のいずれか1項に記載の遺伝子改変されたげっ歯類。
(項目7)
遺伝子改変されたげっ歯類であって、前記遺伝子改変されたげっ歯類の生殖細胞ゲノムが、
(a)(i)1つまたは複数のヒトVλ遺伝子セグメント、
(ii)1つまたは複数のヒトJλ遺伝子セグメント、及び
(iii)Cλ遺伝子
を含む第1の操作された内在性の免疫グロブリンκ軽鎖遺伝子座であって、
前記1つまたは複数のヒトVλ遺伝子セグメント、及び前記1つまたは複数のヒトJλ遺伝子セグメントが、前記Cλ遺伝子に機能可能なように連結され、
前記げっ歯類が、前記第1の操作された内在性の免疫グロブリンκ軽鎖遺伝子座にげっ歯類Cκ遺伝子を含まない、前記第1の操作された内在性の免疫グロブリンκ軽鎖遺伝子座と、
(b)(i)1つまたは複数のヒトVκ遺伝子セグメント、及び
(ii)1つまたは複数のヒトJκ遺伝子セグメント
を含む第2の操作された内在性の免疫グロブリンκ軽鎖遺伝子座であって、
前記1つまたは複数のヒトVκ遺伝子セグメント、及び前記1つまたは複数のヒトJκ遺伝子セグメントが、Cκ遺伝子に機能可能なように連結される、前記第2の操作された内在性の免疫グロブリンκ軽鎖遺伝子座と、
を含む、前記遺伝子改変されたげっ歯類。
(項目8)
前記第2の操作された内在性の免疫グロブリンκ軽鎖遺伝子座における前記Cκ遺伝子が、内在性のげっ歯類Cκ遺伝子である、項目7に記載の遺伝子改変されたげっ歯類。
(項目9)
前記第1の操作された内在性の免疫グロブリンκ軽鎖遺伝子座における前記Cλ遺伝子が、げっ歯類Cλ遺伝子を含む、項目1〜8のいずれか1項に記載の遺伝子改変されたげっ歯類。
(項目10)
前記第1の操作された内在性の免疫グロブリンκ軽鎖遺伝子座が、
(i)前記1つもしくは複数のヒトVλ遺伝子セグメントの少なくとも1つにそれぞれが隣接する1つもしくは複数のヒトVλ非コード配列であって、前記1つもしくは複数のヒトVλ非コード配列が、天然では内在性のヒト免疫グロブリンλ軽鎖遺伝子座においてヒトVλ遺伝子セグメントに隣接して見られる、前記1つもしくは複数のヒトVλ非コード配列、
(ii)前記1つもしくは複数のヒトJλ遺伝子セグメントの少なくとも1つにそれぞれが隣接する1つもしくは複数のヒトJλ非コード配列であって、前記1つもしくは複数のヒトJλ非コード配列が、天然では内在性のヒト免疫グロブリンλ軽鎖遺伝子座においてヒトJλ遺伝子セグメントに隣接して見られる、前記1つもしくは複数のヒトJλ非コード配列、または
(iii)それらの任意の組み合わせ
をさらに含む、項目1〜9のいずれか1項に記載の遺伝子改変されたげっ歯類。
(項目11)
(i)前記1つまたは複数のヒトVλ遺伝子セグメントが、Vλ5−52、Vλ1−51、Vλ9−49、Vλ1−47、Vλ7−46、Vλ5−45、Vλ1−44、Vλ7−43、Vλ1−40、Vλ5−39、Vλ5−37、Vλ1−36、Vλ3−27、Vλ3−25、Vλ2−23、Vλ3−22、Vλ3−21、Vλ3−19、Vλ3−16、Vλ2−14、Vλ3−12、Vλ2−11、Vλ3−10、Vλ3−9、Vλ2−8、Vλ4−3、Vλ3−1、またはそれらの任意の組み合わせを含み、
(ii)前記1つまたは複数のヒトJλ遺伝子セグメントが、Jλ1、Jλ2、Jλ3、Jλ6、Jλ7、またはそれらの任意の組み合わせを含む、
項目1〜10のいずれか1項に記載の遺伝子改変されたげっ歯類。
(項目12)
前記第1の操作された内在性の免疫グロブリンκ軽鎖遺伝子座が、
(i)前記第1の操作された内在性の免疫グロブリンκ軽鎖遺伝子座において前記Vλ5−52、Vλ1−51、Vλ9−49、Vλ1−47、Vλ7−46、Vλ5−45、Vλ1−44、Vλ7−43、Vλ1−40、Vλ5−39、Vλ5−37、Vλ1−36、Vλ3−27、Vλ3−25、Vλ2−23、Vλ3−22、Vλ3−21、Vλ3−19、Vλ3−16、Vλ2−14、Vλ3−12、Vλ2−11、Vλ3−10、Vλ3−9、Vλ2−8、Vλ4−3、またはVλ3−1にそれぞれが隣接する1つまたは複数のヒトVλ非コード配列であって、前記1つまたは複数のヒトVλ非コード配列がそれぞれ、天然では内在性のヒト免疫グロブリンλ軽鎖遺伝子座のVλ5−52、Vλ1−51、Vλ9−49、Vλ1−47、Vλ7−46、Vλ5−45、Vλ1−44、Vλ7−43、Vλ1−40、Vλ5−39、Vλ5−37、Vλ1−36、Vλ3−27、Vλ3−25、Vλ2−23、Vλ3−22、Vλ3−21、Vλ3−19、Vλ3−16、Vλ2−14、Vλ3−12、Vλ2−11、Vλ3−10、Vλ3−9、Vλ2−8、Vλ4−3、またはVλ3−1に隣接して見られる、前記1つまたは複数のヒトVλ非コード配列と、
(ii)前記第1の操作された内在性の免疫グロブリンκ軽鎖遺伝子座において前記Jλ1、Jλ2、Jλ3、Jλ6、またはJλ7にそれぞれが隣接する1つまたは複数のヒトJλ非コード配列であって、前記1つまたは複数のヒトJλ非コード配列がそれぞれ、天然では内在性のヒト免疫グロブリンλ軽鎖遺伝子座のJλ1、Jλ2、Jλ3、Jλ6、またはJλ7に隣接して見られる、前記1つまたは複数のヒトJλ非コード配列と、
を含む、項目11に記載の遺伝子改変されたげっ歯類。
(項目13)
前記第1の操作された内在性の免疫グロブリンκ軽鎖遺伝子座が、
(i)前記第1の操作された内在性の免疫グロブリンκ軽鎖遺伝子座において前記Vλ5−52、Vλ1−51、Vλ9−49、Vλ1−47、Vλ7−46、Vλ5−45、Vλ1−44、Vλ7−43、Vλ1−40、Vλ5−39、Vλ5−37、Vλ1−36、Vλ3−27、Vλ3−25、Vλ2−23、Vλ3−22、Vλ3−21、Vλ3−19、Vλ2−18、Vλ3−16、Vλ2−14、Vλ3−12、Vλ2−11、Vλ3−10、Vλ3−9、Vλ2−8、Vλ4−3、またはVλ3−1にそれぞれが隣接する1つまたは複数のヒトVλ非コード配列であって、前記1つまたは複数のヒトVλ非コード配列がそれぞれ、天然では内在性のヒト免疫グロブリンλ軽鎖遺伝子座のVλ5−52、Vλ1−51、Vλ9−49、Vλ1−47、Vλ7−46、Vλ5−45、Vλ1−44、Vλ7−43、Vλ1−40、Vλ5−39、Vλ5−37、Vλ1−36、Vλ3−27、Vλ3−25、Vλ2−23、Vλ3−22、Vλ3−21、Vλ3−19、Vλ2−18、Vλ3−16、Vλ2−14、Vλ3−12、Vλ2−11、Vλ3−10、Vλ3−9、Vλ2−8、Vλ4−3、またはVλ3−1に隣接して見られる、前記1つまたは複数のヒトVλ非コード配列と、
(ii)前記第1の操作された内在性の免疫グロブリンκ軽鎖遺伝子座において前記Jλ1、Jλ2、Jλ3、Jλ6、またはJλ7にそれぞれが隣接する1つまたは複数のヒトJκ非コード配列であって、前記1つまたは複数のヒトJκ非コード配列がそれぞれ、天然では内在性のヒト免疫グロブリンκ軽鎖遺伝子座のJκ1、Jκ2、Jκ3、Jκ4、またはJκ5に隣接して見られる、前記1つまたは複数のヒトJκ非コード配列と、
を含む、項目11に記載の遺伝子改変されたげっ歯類。
(項目14)
(i)前記1つまたは複数のヒトVλ遺伝子セグメントが、Vλ4−69、Vλ8−61、Vλ4−60、Vλ6−57、Vλ10−54、Vλ5−52、Vλ1−51、Vλ9−49、Vλ1−47、Vλ7−46、Vλ5−45、Vλ1−44、Vλ7−43、Vλ1−40、Vλ5−39、Vλ5−37、Vλ1−36、Vλ3−27、Vλ3−25、Vλ2−23、Vλ3−22、Vλ3−21、Vλ3−19、Vλ3−16、Vλ2−14、Vλ3−12、Vλ2−11、Vλ3−10、Vλ3−9、Vλ2−8、Vλ4−3、Vλ3−1、またはそれらの任意の組み合わせを含み、
(ii)前記1つまたは複数のヒトJλ遺伝子セグメントが、Jλ1、Jλ2、Jλ3、Jλ6、Jλ7、またはそれらの任意の組み合わせを含む、
項目1〜13のいずれか1項に記載の遺伝子改変されたげっ歯類。
(項目15)
前記第1の操作された内在性の免疫グロブリンκ軽鎖遺伝子座が、
(i)前記第1の操作された内在性の免疫グロブリンκ軽鎖遺伝子座において前記Vλ4−69、Vλ8−61、Vλ4−60、Vλ6−57、Vλ10−54、Vλ5−52、Vλ1−51、Vλ9−49、Vλ1−47、Vλ7−46、Vλ5−45、Vλ1−44、Vλ7−43、Vλ1−40、Vλ5−39、Vλ5−37、Vλ1−36、Vλ3−27、Vλ3−25、Vλ2−23、Vλ3−22、Vλ3−21、Vλ3−19、Vλ3−16、Vλ2−14、Vλ3−12、Vλ2−11、Vλ3−10、Vλ3−9、Vλ2−8、Vλ4−3、またはVλ3−1にそれぞれが隣接する1つまたは複数のヒトVλ非コード配列であって、前記1つまたは複数のヒトVλ非コード配列がそれぞれ、天然では内在性のヒト免疫グロブリンλ軽鎖遺伝子座のVλ4−69、Vλ8−61、Vλ4−60、Vλ6−57、Vλ10−54、Vλ5−52、Vλ1−51、Vλ9−49、Vλ1−47、Vλ7−46、Vλ5−45、Vλ1−44、Vλ7−43、Vλ1−40、Vλ5−39、Vλ5−37、Vλ1−36、Vλ3−27、Vλ3−25、Vλ2−23、Vλ3−22、Vλ3−21、Vλ3−19、Vλ3−16、Vλ2−14、Vλ3−12、Vλ2−11、Vλ3−10、Vλ3−9、Vλ2−8、Vλ4−3、またはVλ3−1に隣接して見られる、前記1つまたは複数のヒトVλ非コード配列と、
(ii)前記第1の操作された内在性の免疫グロブリンκ軽鎖遺伝子座において前記Jλ1、Jλ2、Jλ3、Jλ6、またはJλ7にそれぞれが隣接する1つまたは複数のヒトJλ非コード配列であって、前記1つまたは複数のヒトJλ非コード配列がそれぞれ、天然では内在性のヒト免疫グロブリンλ軽鎖遺伝子座のJλ1、Jλ2、Jλ3、Jλ6、またはJλ7に隣接して見られる、前記1つまたは複数のヒトJλ非コード配列と、
を含む、項目14に記載の遺伝子改変されたげっ歯類。
(項目16)
前記第1の操作された内在性の免疫グロブリンκ軽鎖遺伝子座が、
(i)前記第1の操作された内在性の免疫グロブリンκ軽鎖遺伝子座において前記Vλ4−69、Vλ8−61、Vλ4−60、Vλ6−57、Vλ10−54、Vλ5−52、Vλ1−51、Vλ9−49、Vλ1−47、Vλ7−46、Vλ5−45、Vλ1−44、Vλ7−43、Vλ1−40、Vλ5−39、Vλ5−37、Vλ1−36、Vλ3−27、Vλ3−25、Vλ2−23、Vλ3−22、Vλ3−21、Vλ3−19、Vλ2−18、Vλ3−16、Vλ2−14、Vλ3−12、Vλ2−11、Vλ3−10、Vλ3−9、Vλ2−8、Vλ4−3、またはVλ3−1にそれぞれが隣接する1つまたは複数のヒトVλ非コード配列であって、前記1つまたは複数のヒトVλ非コード配列がそれぞれ、天然では内在性のヒト免疫グロブリンλ軽鎖遺伝子座のVλ4−69、Vλ8−61、Vλ4−60、Vλ6−57、Vλ10−54、Vλ5−52、Vλ1−51、Vλ9−49、Vλ1−47、Vλ7−46、Vλ5−45、Vλ1−44、Vλ7−43、Vλ1−40、Vλ5−39、Vλ5−37、Vλ1−36、Vλ3−27、Vλ3−25、Vλ2−23、Vλ3−22、Vλ3−21、Vλ3−19、Vλ2−18、Vλ3−16、Vλ2−14、Vλ3−12、Vλ2−11、Vλ3−10、Vλ3−9、Vλ2−8、Vλ4−3、またはVλ3−1に隣接して見られる、前記1つまたは複数のヒトVλ非コード配列と、
(ii)前記第1の操作された内在性の免疫グロブリンκ軽鎖遺伝子座において前記Jλ1、Jλ2、Jλ3、Jλ6、またはJλ7にそれぞれが隣接する1つまたは複数のヒトJκ非コード配列であって、前記1つまたは複数のヒトJκ非コード配列がそれぞれ、天然では内在性のヒト免疫グロブリンκ軽鎖遺伝子座のJκ1、Jκ2、Jκ3、Jκ4、またはJκ5に隣接して見られる、前記1つまたは複数のヒトJκ非コード配列と、
を含む、項目14に記載の遺伝子改変されたげっ歯類。
(項目17)
遺伝子改変されたげっ歯類であって、前記遺伝子改変されたげっ歯類の生殖細胞ゲノムが、第1の操作された内在性の免疫グロブリンκ軽鎖遺伝子座を含み、前記第1の操作された内在性の免疫グロブリンκ軽鎖遺伝子座が、
(i)Vλ5−52、Vλ1−51、Vλ9−49、Vλ1−47、Vλ7−46、Vλ5−45、Vλ1−44、Vλ7−43、Vλ1−40、Vλ5−39、Vλ5−37、Vλ1−36、Vλ3−27、Vλ3−25、Vλ2−23、Vλ3−22、Vλ3−21、Vλ3−19、Vλ2−18、Vλ3−16、Vλ2−14、Vλ3−12、Vλ2−11、Vλ3−10、Vλ3−9、Vλ2−8、Vλ4−3、Vλ3−1、またはそれらの任意の組み合わせを含む1つまたは複数のヒトVλ遺伝子セグメントと、
(ii)Jλ1、Jλ2、Jλ3、Jλ6、Jλ7、またはそれらの任意の組み合わせを含む1つまたは複数のヒトJλ遺伝子セグメントと、
(iii)げっ歯類Cλ遺伝子と、
(iv)前記操作された内在性の免疫グロブリンκ軽鎖遺伝子座において前記Vλ5−52、Vλ1−51、Vλ9−49、Vλ1−47、Vλ7−46、Vλ5−45、Vλ1−44、Vλ7−43、Vλ1−40、Vλ5−39、Vλ5−37、Vλ1−36、Vλ3−27、Vλ3−25、Vλ2−23、Vλ3−22、Vλ3−21、Vλ3−19、Vλ2−18、Vλ3−16、Vλ2−14、Vλ3−12、Vλ2−11、Vλ3−10、Vλ3−9、Vλ2−8、Vλ4−3、またはVλ3−1にそれぞれが隣接する1つまたは複数のヒトVλ非コード配列であって、前記1つまたは複数のヒトVλ非コード配列がそれぞれ、天然では内在性のヒト免疫グロブリンλ軽鎖遺伝子座のVλ5−52、Vλ1−51、Vλ9−49、Vλ1−47、Vλ7−46、Vλ5−45、Vλ1−44、Vλ7−43、Vλ1−40、Vλ5−39、Vλ5−37、Vλ1−36、Vλ3−27、Vλ3−25、Vλ2−23、Vλ3−22、Vλ3−21、Vλ3−19、Vλ2−18、Vλ3−16、Vλ2−14、Vλ3−12、Vλ2−11、Vλ3−10、Vλ3−9、Vλ2−8、Vλ4−3、またはVλ3−1に隣接して見られる、前記1つまたは複数のヒトVλ非コード配列と、
(v)前記操作された内在性の免疫グロブリンκ軽鎖遺伝子座において前記Jλ1、Jλ2、Jλ3、Jλ6、またはJλ7にそれぞれが隣接する1つまたは複数のヒトJκ非コード配列であって、前記1つまたは複数のヒトJκ非コード配列がそれぞれ、天然では内在性のヒト免疫グロブリンκ軽鎖遺伝子座のJκ1、Jκ2、Jκ3、Jκ4、またはJκ5に隣接して見られる、前記1つまたは複数のヒトJκ非コード配列と、
(vi)前記1つまたは複数のヒトVλ遺伝子セグメントと前記1つまたは複数のヒトJλ遺伝子セグメントとの間に位置するヒトκ軽鎖非コード配列であって、前記ヒトκ軽鎖非コード配列が、天然では内在性のヒト免疫グロブリンκ軽鎖遺伝子座においてヒトVκ4−1遺伝子セグメントとヒトJκ1遺伝子セグメントとの間に見られる配列を有する、前記ヒトκ軽鎖非コード配列と、
を含み、
前記1つまたは複数のヒトVλ遺伝子セグメント、前記1つまたは複数のヒトJλ遺伝子セグメント、及び前記げっ歯類Cλ遺伝子が、機能可能なように互いに連結され、
前記げっ歯類Cλ遺伝子が、前記内在性の免疫グロブリンκ軽鎖遺伝子座のげっ歯類Cκ遺伝子の代わりに存在する、前記遺伝子改変されたげっ歯類。
(項目18)
前記げっ歯類の前記生殖細胞ゲノムが、
(a)1つまたは複数のヒトVκ遺伝子セグメントと、
(b)1つまたは複数のヒトJκ遺伝子セグメントと、
を含む第2の操作された内在性の免疫グロブリンκ軽鎖遺伝子座
を含み、
前記1つまたは複数のヒトVκ遺伝子セグメント、及び前記1つまたは複数のヒトJκ遺伝子セグメントが、Cκ遺伝子に機能可能なように連結される、項目17に記載の遺伝子改変されたげっ歯類。
(項目19)
前記第2の操作された内在性の免疫グロブリンκ軽鎖遺伝子座における前記Cκ遺伝子が、内在性のげっ歯類Cκ遺伝子である、項目18に記載の遺伝子改変されたげっ歯類。
(項目20)
前記げっ歯類の前記生殖細胞ゲノムが、
(a)1つまたは複数のヒトV 遺伝子セグメントと、
(b)1つまたは複数のヒトD 遺伝子セグメントと、
(c)1つまたは複数のヒトJ 遺伝子セグメントと、
を含む操作された内在性の免疫グロブリン重鎖遺伝子座
をさらに含み、
前記1つまたは複数のヒトV 遺伝子セグメント、前記1つまたは複数のヒトD 遺伝子セグメント、及び前記1つまたは複数のヒトJ 遺伝子セグメントが、前記操作された内在性の免疫グロブリン重鎖遺伝子座において1つまたは複数のげっ歯類免疫グロブリン重鎖定常領域遺伝子に機能可能なように連結される、項目1〜19のいずれか1項に記載の遺伝子改変されたげっ歯類。
(項目21)
遺伝子改変されたげっ歯類であって、前記遺伝子改変されたげっ歯類の生殖細胞ゲノムが、
(a)ヒト重鎖可変ドメイン配列及びげっ歯類重鎖定常ドメイン配列を含む免疫グロブリン重鎖を前記げっ歯類が発現するように1つまたは複数の内在性の免疫グロブリン重鎖定常領域遺伝子に機能可能なように連結された1つまたは複数のヒトV 遺伝子セグメント、1つまたは複数のヒトD 遺伝子セグメント、及び1つまたは複数のヒトJ 遺伝子セグメントを含む操作された内在性の免疫グロブリン重鎖遺伝子座であって、前記生殖細胞ゲノムが、前記操作された内在性の免疫グロブリン重鎖遺伝子座についてホモ接合型である、前記操作された内在性の免疫グロブリン重鎖遺伝子座、
(b)第1の操作された内在性の免疫グロブリンκ軽鎖遺伝子座であって、前記第1の操作された内在性の免疫グロブリンκ軽鎖遺伝子座が、
(i)Vλ5−52、Vλ1−51、Vλ9−49、Vλ1−47、Vλ7−46、Vλ5−45、Vλ1−44、Vλ7−43、Vλ1−40、Vλ5−39、Vλ5−37、Vλ1−36、Vλ3−27、Vλ3−25、Vλ2−23、Vλ3−22、Vλ3−21、Vλ3−19、Vλ2−18、Vλ3−16、Vλ2−14、Vλ3−12、Vλ2−11、Vλ3−10、Vλ3−9、Vλ2−8、Vλ4−3、Vλ3−1、またはそれらの任意の組み合わせを含む1つまたは複数のヒトVλ遺伝子セグメントと、
(ii)Jλ1、Jλ2、Jλ3、Jλ6、Jλ7、またはそれらの任意の組み合わせを含む1つまたは複数のヒトJλ遺伝子セグメントと、
(iii)げっ歯類Cλ遺伝子と、
(iv)前記第2の操作された内在性の免疫グロブリンκ軽鎖遺伝子座において前記Vλ5−52、Vλ1−51、Vλ9−49、Vλ1−47、Vλ7−46、Vλ5−45、Vλ1−44、Vλ7−43、Vλ1−40、Vλ3−27、Vλ3−25、Vλ2−23、Vλ3−22、Vλ3−21、Vλ3−19、Vλ2−18、Vλ3−16、Vλ2−14、Vλ3−12、Vλ2−11、Vλ3−10、Vλ3−9、Vλ2−8、Vλ4−3、またはVλ3−1にそれぞれが隣接する1つまたは複数のヒトVλ非コード配列であって、前記1つまたは複数のヒトVλ非コード配列がそれぞれ、天然では内在性のヒト免疫グロブリンλ軽鎖遺伝子座のVλ5−52、Vλ1−51、Vλ9−49、Vλ1−47、Vλ7−46、Vλ5−45、Vλ1−44、Vλ7−43、Vλ1−40、Vλ3−27、Vλ3−25、Vλ2−23、Vλ3−22、Vλ3−21、Vλ3−19、Vλ2−18、Vλ3−16、Vλ2−14、Vλ3−12、Vλ2−11、Vλ3−10、Vλ3−9、Vλ2−8、Vλ4−3、またはVλ3−1に隣接して見られる、前記1つまたは複数のヒトVλ非コード配列と、
(v)前記第2の操作された内在性の免疫グロブリンκ軽鎖遺伝子座において前記Jλ1、Jλ2、Jλ3、Jλ6、またはJλ7にそれぞれが隣接する1つまたは複数のヒトJκ非コード配列であって、前記1つまたは複数のヒトJκ非コード配列がそれぞれ、天然では内在性のヒト免疫グロブリンκ軽鎖遺伝子座のJκ1、Jκ2、Jκ3、Jκ4、またはJκ5に隣接して見られる、前記1つまたは複数のヒトJκ非コード配列と、
(vi)前記1つまたは複数のヒトVλ遺伝子セグメントと前記1つまたは複数のヒトJλ遺伝子セグメントとの間に位置するヒトκ軽鎖非コード配列であって、前記ヒトκ軽鎖非コード配列が、天然では内在性のヒト免疫グロブリンκ軽鎖遺伝子座においてヒトVκ4−1遺伝子セグメントとヒトJκ1遺伝子セグメントとの間に見られる配列を有する、前記ヒトκ軽鎖非コード配列と、
を含み、
前記1つまたは複数のヒトVλ遺伝子セグメント、前記1つまたは複数のヒトJλ遺伝子セグメント、及び前記げっ歯類Cλ遺伝子が、機能可能なように互いに連結され、
前記げっ歯類Cλ遺伝子が、げっ歯類Cκ遺伝子の代わりに前記第2の内在性の免疫グロブリンκ軽鎖遺伝子座に存在する、前記第1の操作された内在性の免疫グロブリンκ軽鎖遺伝子座、ならびに
(c)ヒトκ軽鎖可変ドメイン配列及びげっ歯類κ軽鎖定常ドメイン配列を含む免疫グロブリン軽鎖を前記げっ歯類が発現するように内在性のげっ歯類Cκ領域遺伝子に機能可能なように連結された1つまたは複数のヒトVκ遺伝子セグメント及び1つまたは複数のJκ遺伝子セグメントを含む第2の操作された内在性の免疫グロブリンκ軽鎖遺伝子座、を含み、
前記げっ歯類が、ヒトλ軽鎖可変ドメイン配列及びげっ歯類λ軽鎖定常ドメイン配列を含む免疫グロブリン軽鎖を発現する、前記遺伝子改変されたげっ歯類。
(項目22)
前記1つまたは複数のヒトV 遺伝子セグメント、1つまたは複数のヒトD 遺伝子セグメント、及び1つまたは複数のヒトJ 遺伝子セグメントが、1つもしくは複数のげっ歯類V 遺伝子セグメント、1つもしくは複数のげっ歯類D 遺伝子セグメント、1つもしくは複数のげっ歯類J 遺伝子セグメント、またはそれらの組み合わせの代わりに存在する、項目20または項目21に記載の遺伝子改変されたげっ歯類。
(項目23)
前記1つまたは複数のヒトV 遺伝子セグメント、1つまたは複数のヒトD 遺伝子セグメント、及び1つまたは複数のヒトJ 遺伝子セグメントによって、1つもしくは複数のげっ歯類V 遺伝子セグメント、1つもしくは複数のげっ歯類D 遺伝子セグメント、1つもしくは複数のげっ歯類J 遺伝子セグメント、またはそれらの任意の組み合わせが代替される、項目20〜22のいずれか1項に記載の遺伝子改変されたげっ歯類。
(項目24)
前記操作された内在性の免疫グロブリン重鎖遺伝子座が、
(i)前記1つもしくは複数のヒトV 遺伝子セグメントの少なくとも1つにそれぞれが隣接する1つもしくは複数のヒトV 非コード配列であって、前記1つもしくは複数のV 非コード配列がそれぞれ、天然では内在性のヒト免疫グロブリン重鎖遺伝子座においてヒトV 遺伝子セグメントに隣接して見られる、前記1つもしくは複数のヒトV 非コード配列、
(ii)前記1つもしくは複数のヒトD 遺伝子セグメントの少なくとも1つにそれぞれが隣接する1つもしくは複数のヒトD 非コード配列であって、前記1つもしくは複数のD 非コード配列がそれぞれ、天然では内在性のヒト免疫グロブリン重鎖遺伝子座においてヒトD 遺伝子セグメントに隣接して見られる、前記1つもしくは複数のヒトD 非コード配列、
(iii)前記1つもしくは複数のヒトJ 遺伝子セグメントの少なくとも1つにそれぞれが隣接する1つもしくは複数のヒトJ 非コード配列であって、前記1つもしくは複数のJ 非コード配列がそれぞれ、天然では内在性のヒト免疫グロブリン重鎖遺伝子座においてヒトJ 遺伝子セグメントに隣接して見られる、前記1つもしくは複数のヒトJ 非コード配列、または
(iv)それらの任意の組み合わせ
をさらに含む、項目20〜23のいずれか1項に記載の遺伝子改変されたげっ歯類。
(項目25)
前記1つまたは複数のげっ歯類免疫グロブリン重鎖定常領域遺伝子が、1つまたは複数の内在性のげっ歯類免疫グロブリン重鎖定常領域遺伝子である、項目20〜24のいずれか1項に記載の遺伝子改変されたげっ歯類。
(項目26)
(i)前記1つまたは複数のヒトV 遺伝子セグメントが、V 3−74、V 3−73、V 3−72、V 2−70、V 1−69、V 3−66、V 3−64、V 4−61、V 4−59、V 1−58、V 3−53、V 5−51、V 3−49、V 3−48、V 1−46、V 1−45、V 3−43、V 4−39、V 4−34、V 3−33、V 4−31、V 3−30、V 4−28、V 2−26、V 1−24、V 3−23、V 3−21、V 3−20、V 1−18、V 3−15、V 3−13、V 3−11、V 3−9、V 1−8、V 3−7、V 2−5、V 7−4−1、V 4−4、V 1−3、V 1−2、V 6−1、またはそれらの任意の組み合わせを含み、
(ii)前記1つまたは複数のヒトD 遺伝子セグメントが、D 1−1、D 2−2、D 3−3、D 4−4、D 5−5、D 6−6、D 1−7、D 2−8、D 3−9、D 3−10、D 5−12、D 6−13、D 2−15、D 3−16、D 4−17、D 6−19、D 1−20、D 2−21、D 3−22、D 6−25、D 1−26、D 7−27、またはそれらの任意の組み合わせを含み、
(iii)前記1つまたは複数のヒトJ 遺伝子セグメントが、J 1、J 2、J 3、J 4、J 5、J 6、またはそれらの任意の組み合わせを含む、
項目20〜25のいずれか1項に記載の遺伝子改変されたげっ歯類。
(項目27)
前記操作された内在性の免疫グロブリン重鎖遺伝子座が、機能性の内在性げっ歯類Adam6遺伝子を含まない、項目20〜26のいずれか1項に記載の遺伝子改変されたげっ歯類。
(項目28)
前記生殖細胞ゲノムが、1つまたは複数のげっ歯類ADAM6ポリペプチド、げっ歯類ADAM6機能性オルソログ、げっ歯類ADAM6機能性ホモログ、またはその機能性断片をコードする1つまたは複数のヌクレオチド配列をさらに含む、項目20〜27のいずれか1項に記載の遺伝子改変されたげっ歯類。
(項目29)
前記1つまたは複数のげっ歯類ADAM6ポリペプチド、げっ歯類ADAM6機能性オルソログ、げっ歯類ADAM6機能性ホモログ、またはその機能性断片が発現する、項目28に記載の遺伝子改変されたげっ歯類。
(項目30)
1つまたは複数のげっ歯類ADAM6ポリペプチド、げっ歯類ADAM6機能性オルソログ、げっ歯類ADAM6機能性ホモログ、またはその機能性断片をコードする前記1つまたは複数のヌクレオチド配列が、前記操作された内在性の免疫グロブリン重鎖遺伝子座と同じ染色体上に含まれる、項目28または項目29に記載の遺伝子改変されたげっ歯類。
(項目31)
1つまたは複数のげっ歯類ADAM6ポリペプチド、げっ歯類ADAM6機能性オルソログ、げっ歯類ADAM6機能性ホモログ、またはその機能性断片をコードする前記1つまたは複数のヌクレオチド配列が、前記操作された内在性の免疫グロブリン重鎖遺伝子座に含まれる、項目28〜30のいずれか1項に記載の遺伝子改変されたげっ歯類。
(項目32)
1つまたは複数のげっ歯類ADAM6ポリペプチド、げっ歯類ADAM6機能性オルソログ、げっ歯類ADAM6機能性ホモログ、またはその機能性断片をコードする前記1つまたは複数のヌクレオチド配列が、ヒトAdam6偽遺伝子の代わりに存在する、項目28〜31のいずれか1項に記載の遺伝子改変されたげっ歯類。
(項目33)
1つまたは複数のげっ歯類ADAM6ポリペプチド、げっ歯類ADAM6機能性オルソログ、げっ歯類ADAM6機能性ホモログ、またはその機能性断片をコードする前記1つまたは複数のヌクレオチド配列によって、ヒトAdam6偽遺伝子が代替される、項目28〜32のいずれか1項に記載の遺伝子改変されたげっ歯類。
(項目34)
1つまたは複数のげっ歯類ADAM6ポリペプチド、げっ歯類ADAM6機能性オルソログ、げっ歯類ADAM6機能性ホモログ、またはその機能性断片をコードする前記1つまたは複数のヌクレオチド配列が、第1のヒトV 遺伝子セグメントと第2のヒトV 遺伝子セグメントとの間に位置する、項目28〜33のいずれか1項に記載の遺伝子改変されたげっ歯類。
(項目35)
前記第1のヒトV 遺伝子セグメントがV 1−2であり、前記第2のヒトV 遺伝子セグメントがV 6−1である、項目34に記載の遺伝子改変されたげっ歯類。
(項目36)
1つまたは複数のげっ歯類ADAM6ポリペプチド、げっ歯類ADAM6機能性オルソログ、げっ歯類ADAM6機能性ホモログ、またはその機能性断片をコードする前記1つまたは複数のヌクレオチド配列が、ヒトV 遺伝子セグメントとヒトD 遺伝子セグメントとの間に位置する、項目28〜31のいずれか1項に記載の遺伝子改変されたげっ歯類。
(項目37)
前記げっ歯類が、前記操作された内在性の免疫グロブリン重鎖遺伝子座についてホモ接合型である、項目20及び項目22〜36のいずれか1項に記載の遺伝子改変されたげっ歯類。
(項目38)
前記げっ歯類Cλ遺伝子が、マウスCλ1遺伝子、マウスCλ2遺伝子、またはマウスCλ3遺伝子との同一性が少なくとも80%である配列を有する、項目9〜37のいずれか1項に記載の遺伝子改変されたげっ歯類。
(項目39)
前記げっ歯類Cλ遺伝子が、マウスCλ1遺伝子を含む、項目9〜38のいずれか1項に記載の遺伝子改変されたげっ歯類。
(項目40)
前記げっ歯類Cλ遺伝子が、ラットCλ遺伝子を含む、項目9〜39のいずれか1項に記載の遺伝子改変されたげっ歯類。
(項目41)
前記ラットCλ遺伝子が、ラットCλ1遺伝子、ラットCλ2遺伝子、ラットCλ3遺伝子、またはラットCλ4遺伝子との同一性が少なくとも80%である配列を有する、項目40に記載の遺伝子改変されたげっ歯類。
(項目42)
前記1つまたは複数のヒトVλ遺伝子セグメント、及び前記1つまたは複数のヒトJλ遺伝子セグメントが、1つもしくは複数のげっ歯類Vκ遺伝子セグメント、1つもしくは複数のげっ歯類Jκ遺伝子セグメント、またはそれらの任意の組み合わせの代わりに存在する、項目1〜41のいずれか1項に記載の遺伝子改変されたげっ歯類。
(項目43)
前記1つまたは複数のヒトVλ遺伝子セグメント、及び前記1つまたは複数のヒトJλ遺伝子セグメントによって、1つもしくは複数のげっ歯類Vκ遺伝子セグメント、1つもしくは複数のげっ歯類Jκ遺伝子セグメント、またはそれらの任意の組み合わせが代替される、項目1〜42のいずれか1項に記載の遺伝子改変されたげっ歯類。
(項目44)
前記第1の操作された内在性の免疫グロブリンκ軽鎖遺伝子座が、前記1つまたは複数のヒトVλ遺伝子セグメントと前記1つまたは複数のヒトJλ遺伝子セグメントとの間にκ軽鎖非コード配列をさらに含む、項目1〜43のいずれか1項に記載の遺伝子改変されたげっ歯類。
(項目45)
前記κ軽鎖非コード配列が、ヒトκ軽鎖非コード配列である、項目44に記載の遺伝子改変されたげっ歯類。
(項目46)
前記ヒトκ軽鎖非コード配列が、天然では内在性のヒト免疫グロブリンκ軽鎖遺伝子座においてヒトVκ4−1遺伝子セグメントとヒトJκ1遺伝子セグメントとの間に見られる配列を有する、項目45に記載の遺伝子改変されたげっ歯類。
(項目47)
不活化された内在性の免疫グロブリンλ軽鎖遺伝子座をさらに含む、項目1〜46のいずれか1項に記載の遺伝子改変されたげっ歯類。
(項目48)
前記げっ歯類が、前記不活化された内在性の免疫グロブリンλ軽鎖遺伝子座についてヘテロ接合型である、項目47に記載の遺伝子改変されたげっ歯類。
(項目49)
前記げっ歯類が、前記不活化された内在性の免疫グロブリンλ軽鎖遺伝子座についてホモ接合型である、項目47に記載の遺伝子改変されたげっ歯類。
(項目50)
前記内在性のVλ遺伝子セグメント、前記内在性のJλ遺伝子セグメント、及び前記内在性のCλ遺伝子の全部または一部が欠失される、項目1〜49のいずれか1項に記載の遺伝子改変されたげっ歯類。
(項目51)
前記げっ歯類が、内在性の免疫グロブリンλ軽鎖可変ドメインを検出可能なほど発現しない、項目1〜50のいずれか1項に記載の遺伝子改変されたげっ歯類。
(項目52)
前記げっ歯類が、内在性の免疫グロブリンκ軽鎖可変ドメインを検出可能なほど発現しない、項目1〜51のいずれか1項に記載の遺伝子改変されたげっ歯類。
(項目53)
前記げっ歯類が、ヒト免疫グロブリンλ軽鎖可変ドメインをそれぞれが含む免疫グロブリンλ軽鎖を含む抗体を発現するB細胞集団を含む、項目1〜52のいずれか1項に記載の遺伝子改変されたげっ歯類。
(項目54)
前記ヒト免疫グロブリンλ軽鎖可変ドメインが、(i)前記1つもしくは複数のヒトVλ遺伝子セグメントの1つ、または体細胞超変異が生じたそのバリアントと、(ii)前記1つもしくは複数のヒトJλ遺伝子セグメントの1つ、または体細胞超変異が生じたそのバリアントと、を含む再構成されたヒト免疫グロブリンλ軽鎖可変領域配列によってコードされる、項目53に記載の遺伝子改変されたげっ歯類。
(項目55)
前記げっ歯類の前記生殖細胞ゲノムが、転写制御要素に機能可能なように連結された外来性のターミナルデオキシヌクレオチジルトランスフェラーゼ(TdT)をコードする核酸配列をさらに含む、項目1〜54のいずれか1項に記載の遺伝子改変されたげっ歯類。
(項目56)
前記TdTが、TdTの短鎖アイソフォーム(TdTS)である、項目55に記載の遺伝子改変されたげっ歯類。
(項目57)
前記転写制御要素が、RAG1転写制御要素、RAG2転写制御要素、免疫グロブリン重鎖転写制御要素、免疫グロブリンκ軽鎖転写制御要素、免疫グロブリンλ軽鎖転写制御要素、またはそれらの任意の組み合わせを含む、項目55または項目56に記載の遺伝子改変されたげっ歯類。
(項目58)
外来性TdTをコードする前記核酸配列が、前記生殖細胞ゲノムにおいて免疫グロブリンκ軽鎖遺伝子座、免疫グロブリンλ軽鎖遺伝子座、免疫グロブリン重鎖遺伝子座、RAG1遺伝子座、またはRAG2遺伝子座に存在する、項目55〜57のいずれか1項に記載の遺伝子改変されたげっ歯類。
(項目59)
遺伝子改変されたげっ歯類であって、前記遺伝子改変されたげっ歯類の生殖細胞ゲノムが、
(a)転写制御要素に機能可能なように連結された外来性のターミナルデオキシヌクレオチジルトランスフェラーゼ(TdT)をコードする核酸配列、
(b)ヒト重鎖可変ドメイン配列及びげっ歯類重鎖定常ドメイン配列をそれぞれが含む免疫グロブリン重鎖を前記げっ歯類が発現するように1つまたは複数の内在性の免疫グロブリン重鎖定常領域遺伝子に機能可能なように連結された1つまたは複数のヒトV 遺伝子セグメント、1つまたは複数のヒトD 遺伝子セグメント、及び1つまたは複数のヒトJ 遺伝子セグメントを含む操作された内在性の免疫グロブリン重鎖遺伝子座であって、前記生殖細胞ゲノムが、前記操作された内在性の免疫グロブリン重鎖遺伝子座についてホモ接合型である、前記操作された内在性の免疫グロブリン重鎖遺伝子座、ならびに
(c)操作された内在性の免疫グロブリンκ軽鎖遺伝子座であって、前記操作された内在性の免疫グロブリンκ軽鎖遺伝子座が、
(i)Vλ5−52、Vλ1−51、Vλ9−49、Vλ1−47、Vλ7−46、Vλ5−45、Vλ1−44、Vλ7−43、Vλ1−40、Vλ5−39、Vλ5−37、Vλ1−36、Vλ3−27、Vλ3−25、Vλ2−23、Vλ3−22、Vλ3−21、Vλ3−19、Vλ2−18、Vλ3−16、Vλ2−14、Vλ3−12、Vλ2−11、Vλ3−10、Vλ3−9、Vλ2−8、Vλ4−3、Vλ3−1、またはそれらの任意の組み合わせを含む1つまたは複数のヒトVλ遺伝子セグメントと、
(ii)Jλ1、Jλ2、Jλ3、Jλ6、Jλ7、またはそれらの任意の組み合わせを含む1つまたは複数のヒトJλ遺伝子セグメントと、
(iii)げっ歯類Cλ遺伝子と、
(iv)前記操作された内在性の免疫グロブリンκ軽鎖遺伝子座において前記Vλ5−52、Vλ1−51、Vλ9−49、Vλ1−47、Vλ7−46、Vλ5−45、Vλ1−44、Vλ7−43、Vλ1−40、Vλ3−27、Vλ3−25、Vλ2−23、Vλ3−22、Vλ3−21、Vλ3−19、Vλ2−18、Vλ3−16、Vλ2−14、Vλ3−12、Vλ2−11、Vλ3−10、Vλ3−9、Vλ2−8、Vλ4−3、またはVλ3−1にそれぞれが隣接する1つまたは複数のヒトVλ非コード配列であって、前記1つまたは複数のヒトVλ非コード配列がそれぞれ、天然では内在性のヒト免疫グロブリンλ軽鎖遺伝子座のVλ5−52、Vλ1−51、Vλ9−49、Vλ1−47、Vλ7−46、Vλ5−45、Vλ1−44、Vλ7−43、Vλ1−40、Vλ3−27、Vλ3−25、Vλ2−23、Vλ3−22、Vλ3−21、Vλ3−19、Vλ2−18、Vλ3−16、Vλ2−14、Vλ3−12、Vλ2−11、Vλ3−10、Vλ3−9、Vλ2−8、Vλ4−3、またはVλ3−1に隣接して見られる、前記1つまたは複数のヒトVλ非コード配列と、
(v)前記操作された内在性の免疫グロブリンκ軽鎖遺伝子座において前記Jλ1、Jλ2、Jλ3、Jλ6、及びJλ7にそれぞれが隣接する1つまたは複数のヒトJκ非コード配列であって、前記1つまたは複数のヒトJκ非コード配列がそれぞれ、天然では内在性のヒト免疫グロブリンκ軽鎖遺伝子座のJκ1、Jκ2、Jκ3、Jκ4、またはJκ5に隣接して見られる、前記1つまたは複数のヒトJκ非コード配列と、
(vi)前記1つまたは複数のヒトVλ遺伝子セグメントと前記1つまたは複数のヒトJλ遺伝子セグメントとの間に位置するヒトκ軽鎖非コード配列であって、前記ヒトκ軽鎖非コード配列が、天然では内在性のヒト免疫グロブリンκ軽鎖遺伝子座においてヒトVκ4−1遺伝子セグメントとヒトJκ1遺伝子セグメントとの間に見られる配列を含む、前記ヒトκ軽鎖非コード配列と、
を含む、前記操作された内在性の免疫グロブリンκ軽鎖遺伝子座
を含み、
前記1つまたは複数のヒトVλ遺伝子セグメント、前記1つまたは複数のヒトJλ遺伝子セグメント、及び前記げっ歯類Cλ遺伝子が、機能可能なように互いに連結され、
前記げっ歯類Cλ遺伝子が、前記内在性の免疫グロブリンκ軽鎖遺伝子座のげっ歯類Cκ遺伝子の代わりに存在し、
前記生殖細胞ゲノムが、前記操作された内在性の免疫グロブリンκ軽鎖遺伝子座についてホモ接合型であり、
前記げっ歯類が、げっ歯類λ軽鎖定常ドメイン配列に融合したヒトλ軽鎖可変ドメイン配列を含む免疫グロブリン軽鎖を発現する、前記遺伝子改変されたげっ歯類。
(項目60)
前記げっ歯類が、ラットまたはマウスである、項目1〜59のいずれか1項に記載の遺伝子改変されたげっ歯類。
(項目61)
項目1〜60のいずれか1項に記載のげっ歯類から得られた、単離されたげっ歯類細胞。
(項目62)
項目61に記載の単離されたげっ歯類細胞から生じた不死化細胞。
(項目63)
前記げっ歯類細胞が、げっ歯類胚性幹(ES)細胞である、項目61に記載の単離されたげっ歯類細胞。
(項目64)
項目63に記載のげっ歯類ES細胞から生じたげっ歯類胚。
(項目65)
抗体を調製するための、項目1〜60のいずれか1項に記載のげっ歯類の使用。
(項目66)
軽鎖可変領域配列を調製するための、項目1〜60のいずれか1項に記載のげっ歯類の使用。
(項目67)
軽鎖可変ドメイン配列を調製するための、項目1〜60のいずれか1項に記載のげっ歯類の使用。
(項目68)
項目1〜60のいずれか1項に記載のげっ歯類から得られた、単離されたB細胞であって、前記B細胞のゲノムが、
(a)ラムダ軽鎖可変領域配列に機能可能なように連結された、再構成されたヒトラムダ軽鎖可変領域配列
を含み、
前記再構成されたヒトラムダ軽鎖可変領域配列が、
(i)前記1つもしくは複数のヒトVλ遺伝子セグメントの1つ、または体細胞超変異が生じたそのバリアントと、
(ii)前記1つもしくは複数のヒトJλ遺伝子セグメントの1つ、または体細胞超変異が生じたそのバリアントと、
を含む、
前記単離されたB細胞。
(項目69)
(b)げっ歯類重鎖可変領域配列に機能可能なように連結された、再構成されたヒト重鎖可変領域配列
をさらに含む、項目68に記載の単離されたB細胞であって、
前記再構成されたヒト重鎖可変領域配列が、
(i)前記1つもしくは複数のヒトV 遺伝子セグメントの1つ、または体細胞超変異が生じたそのバリアントと、
(ii)前記1つまたは複数のヒトD 遺伝子セグメントの1つ、または体細胞超変異が生じたそのバリアントと、
(iii)前記1つまたは複数のヒトJ 遺伝子セグメントの1つ、または体細胞超変異が生じたそのバリアントと、
を含む、
前記単離されたB細胞。
(項目70)
(a)項目1〜60のいずれか1項に記載のげっ歯類を提供するステップと、
(b)前記げっ歯類を目的抗原で免疫化するステップと、
(c)前記目的抗原に対する免疫応答を前記げっ歯類が生成する上で十分な条件の下で前記げっ歯類を維持するステップと、
(d)前記げっ歯類から
(i)前記目的抗原に結合する抗体、
(ii)前記目的抗原に結合する抗体のヒト軽鎖可変ドメインもしくはヒト重鎖可変ドメイン、軽鎖、または重鎖をコードするヌクレオチド、あるいは
(iii)前記目的抗原に結合する抗体を発現する細胞
を回収するステップと、
を含む方法によって調製された抗体であって、
(d)に記載の抗体が、ヒト重鎖可変ドメイン及びヒトλ軽鎖可変ドメインを含む、前記抗体。
(項目71)
単離されたげっ歯類細胞であって、前記単離されたげっ歯類細胞のゲノムが、
(a)1つまたは複数のヒトVλ遺伝子セグメントと、
(b)1つまたは複数のヒトJλ遺伝子セグメントと、
(c)Cλ遺伝子と、
を含む第1の操作された内在性の免疫グロブリンκ軽鎖遺伝子座
を含み、
前記1つまたは複数のヒトVλ遺伝子セグメント、及び前記1つまたは複数のヒトJλ遺伝子セグメントが、前記Cλ遺伝子に機能可能なように連結され、
前記単離されたげっ歯類細胞が、前記第1の操作された内在性の免疫グロブリンκ軽鎖遺伝子座にげっ歯類Cκ遺伝子を含まない、前記単離されたげっ歯類細胞。
(項目72)
前記単離されたげっ歯類細胞が、前記第1の操作された内在性の免疫グロブリンκ軽鎖遺伝子座についてホモ接合型である、項目71に記載の単離されたげっ歯類細胞。
(項目73)
前記単離されたげっ歯類細胞が、前記第1の操作された内在性の免疫グロブリンκ軽鎖遺伝子座についてヘテロ接合型である、項目71に記載の単離されたげっ歯類細胞。
(項目74)
前記単離されたげっ歯類細胞の前記ゲノムが、
(a)1つまたは複数のヒトVκ遺伝子セグメントと、
(b)1つまたは複数のヒトJκ遺伝子セグメントと、
を含む第2の操作された内在性の免疫グロブリンκ軽鎖遺伝子座
を含み、
前記1つまたは複数のヒトVκ遺伝子セグメント、及び前記1つまたは複数のヒトJκ遺伝子セグメントが、Cκ遺伝子に機能可能なように連結される、項目73に記載の単離されたげっ歯類細胞。
(項目75)
前記第2の操作された内在性の免疫グロブリンκ軽鎖遺伝子座における前記Cκ遺伝子が、内在性のげっ歯類Cκ遺伝子である、項目74に記載の単離されたげっ歯類細胞。
(項目76)
前記単離されたげっ歯類細胞が、前記第1の操作された内在性の免疫グロブリンκ軽鎖遺伝子座にげっ歯類Cκ遺伝子を含まない、項目71〜75のいずれか1項に記載の単離されたげっ歯類細胞。
(項目77)
前記第1の操作された内在性の免疫グロブリンκ軽鎖遺伝子座における前記Cλ遺伝子が、げっ歯類Cλ遺伝子を含む、項目71〜76のいずれか1項に記載の単離されたげっ歯類細胞。
(項目78)
前記第1の操作された内在性の免疫グロブリンκ軽鎖遺伝子座が、
(i)前記1つもしくは複数のヒトVλ遺伝子セグメントの少なくとも1つにそれぞれが隣接する1つもしくは複数のヒトVλ非コード配列であって、前記1つもしくは複数のヒトVλ非コード配列が、天然では内在性のヒト免疫グロブリンλ軽鎖遺伝子座においてヒトVλ遺伝子セグメントに隣接して見られる、前記1つもしくは複数のヒトVλ非コード配列、
(ii)前記1つもしくは複数のヒトJλ遺伝子セグメントの少なくとも1つにそれぞれが隣接する1つもしくは複数のヒトJλ非コード配列であって、前記1つもしくは複数のヒトJλ非コード配列が、天然では内在性のヒト免疫グロブリンλ軽鎖遺伝子座においてヒトJλ遺伝子セグメントに隣接して見られる、前記1つもしくは複数のヒトJλ非コード配列、または
(iii)それらの任意の組み合わせ
をさらに含む、項目71〜77のいずれか1項に記載の単離されたげっ歯類細胞。
(項目79)
(i)前記1つまたは複数のヒトVλ遺伝子セグメントが、Vλ5−52、Vλ1−51、Vλ9−49、Vλ1−47、Vλ7−46、Vλ5−45、Vλ1−44、Vλ7−43、Vλ1−40、Vλ5−39、Vλ5−37、Vλ1−36、Vλ3−27、Vλ3−25、Vλ2−23、Vλ3−22、Vλ3−21、Vλ3−19、Vλ3−16、Vλ2−14、Vλ3−12、Vλ2−11、Vλ3−10、Vλ3−9、Vλ2−8、Vλ4−3、Vλ3−1、またはそれらの任意の組み合わせを含み、
(ii)前記1つまたは複数のヒトJλ遺伝子セグメントが、Jλ1、Jλ2、Jλ3、Jλ6、Jλ7、またはそれらの任意の組み合わせを含む、
項目71〜78のいずれか1項に記載の単離されたげっ歯類細胞。
(項目80)
前記第1の操作された内在性の免疫グロブリンκ軽鎖遺伝子座が、
(i)前記第1の操作された内在性の免疫グロブリンκ軽鎖遺伝子座において前記Vλ5−52、Vλ1−51、Vλ9−49、Vλ1−47、Vλ7−46、Vλ5−45、Vλ1−44、Vλ7−43、Vλ1−40、Vλ5−39、Vλ5−37、Vλ1−36、Vλ3−27、Vλ3−25、Vλ2−23、Vλ3−22、Vλ3−21、Vλ3−19、Vλ3−16、Vλ2−14、Vλ3−12、Vλ2−11、Vλ3−10、Vλ3−9、Vλ2−8、Vλ4−3、またはVλ3−1にそれぞれが隣接する1つまたは複数のヒトVλ非コード配列であって、前記1つまたは複数のヒトVλ非コード配列がそれぞれ、天然では内在性のヒト免疫グロブリンλ軽鎖遺伝子座のVλ5−52、Vλ1−51、Vλ9−49、Vλ1−47、Vλ7−46、Vλ5−45、Vλ1−44、Vλ7−43、Vλ1−40、Vλ5−39、Vλ5−37、Vλ1−36、Vλ3−27、Vλ3−25、Vλ2−23、Vλ3−22、Vλ3−21、Vλ3−19、Vλ3−16、Vλ2−14、Vλ3−12、Vλ2−11、Vλ3−10、Vλ3−9、Vλ2−8、Vλ4−3、またはVλ3−1に隣接して見られる、前記1つまたは複数のヒトVλ非コード配列と、
(ii)前記第1の操作された内在性の免疫グロブリンκ軽鎖遺伝子座において前記Jλ1、Jλ2、Jλ3、Jλ6、またはJλ7にそれぞれが隣接する1つまたは複数のヒトJλ非コード配列であって、前記1つまたは複数のヒトJλ非コード配列がそれぞれ、天然では内在性のヒト免疫グロブリンλ軽鎖遺伝子座のJλ1、Jλ2、Jλ3、Jλ6、またはJλ7に隣接して見られる、前記1つまたは複数のヒトJλ非コード配列と、
を含む、項目79に記載の単離されたげっ歯類細胞。
(項目81)
前記第1の操作された内在性の免疫グロブリンκ軽鎖遺伝子座が、
(i)前記第1の操作された内在性の免疫グロブリンκ軽鎖遺伝子座において前記Vλ5−52、Vλ1−51、Vλ9−49、Vλ1−47、Vλ7−46、Vλ5−45、Vλ1−44、Vλ7−43、Vλ1−40、Vλ5−39、Vλ5−37、Vλ1−36、Vλ3−27、Vλ3−25、Vλ2−23、Vλ3−22、Vλ3−21、Vλ3−19、Vλ2−18、Vλ3−16、Vλ2−14、Vλ3−12、Vλ2−11、Vλ3−10、Vλ3−9、Vλ2−8、Vλ4−3、またはVλ3−1にそれぞれが隣接する1つまたは複数のヒトVλ非コード配列であって、前記1つまたは複数のヒトVλ非コード配列がそれぞれ、天然では内在性のヒト免疫グロブリンλ軽鎖遺伝子座のVλ5−52、Vλ1−51、Vλ9−49、Vλ1−47、Vλ7−46、Vλ5−45、Vλ1−44、Vλ7−43、Vλ1−40、Vλ5−39、Vλ5−37、Vλ1−36、Vλ3−27、Vλ3−25、Vλ2−23、Vλ3−22、Vλ3−21、Vλ3−19、Vλ2−18、Vλ3−16、Vλ2−14、Vλ3−12、Vλ2−11、Vλ3−10、Vλ3−9、Vλ2−8、Vλ4−3、またはVλ3−1に隣接して見られる、前記1つまたは複数のヒトVλ非コード配列と、
(ii)前記第1の操作された内在性の免疫グロブリンκ軽鎖遺伝子座において前記Jλ1、Jλ2、Jλ3、Jλ6、またはJλ7にそれぞれが隣接する1つまたは複数のヒトJκ非コード配列であって、前記1つまたは複数のヒトJκ非コード配列がそれぞれ、天然では内在性のヒト免疫グロブリンκ軽鎖遺伝子座のJκ1、Jκ2、Jκ3、Jκ4、またはJκ5に隣接して見られる、前記1つまたは複数のヒトJκ非コード配列と、
を含む、項目79に記載の単離されたげっ歯類細胞。
(項目82)
(a)前記1つまたは複数のヒトVλ遺伝子セグメントが、Vλ4−69、Vλ8−61、Vλ4−60、Vλ6−57、Vλ10−54、Vλ5−52、Vλ1−51、Vλ9−49、Vλ1−47、Vλ7−46、Vλ5−45、Vλ1−44、Vλ7−43、Vλ1−40、Vλ5−39、Vλ5−37、Vλ1−36、Vλ3−27、Vλ3−25、Vλ2−23、Vλ3−22、Vλ3−21、Vλ3−19、Vλ3−16、Vλ2−14、Vλ3−12、Vλ2−11、Vλ3−10、Vλ3−9、Vλ2−8、Vλ4−3、Vλ3−1、またはそれらの任意の組み合わせを含み、
(b)前記1つまたは複数のヒトJλ遺伝子セグメントが、Jλ1、Jλ2、Jλ3、Jλ6、Jλ7、またはそれらの任意の組み合わせを含む、
項目71〜81のいずれか1項に記載の単離されたげっ歯類細胞。
(項目83)
前記第1の操作された内在性の免疫グロブリンκ軽鎖遺伝子座が、
(i)前記第1の操作された内在性の免疫グロブリンκ軽鎖遺伝子座において前記Vλ4−69、Vλ8−61、Vλ4−60、Vλ6−57、Vλ10−54、Vλ5−52、Vλ1−51、Vλ9−49、Vλ1−47、Vλ7−46、Vλ5−45、Vλ1−44、Vλ7−43、Vλ1−40、Vλ5−39、Vλ5−37、Vλ1−36、Vλ3−27、Vλ3−25、Vλ2−23、Vλ3−22、Vλ3−21、Vλ3−19、Vλ3−16、Vλ2−14、Vλ3−12、Vλ2−11、Vλ3−10、Vλ3−9、Vλ2−8、Vλ4−3、またはVλ3−1にそれぞれが隣接する1つまたは複数のヒトVλ非コード配列であって、前記1つまたは複数のヒトVλ非コード配列がそれぞれ、天然では内在性のヒト免疫グロブリンλ軽鎖遺伝子座のVλ4−69、Vλ8−61、Vλ4−60、Vλ6−57、Vλ10−54、Vλ5−52、Vλ1−51、Vλ9−49、Vλ1−47、Vλ7−46、Vλ5−45、Vλ1−44、Vλ7−43、Vλ1−40、Vλ5−39、Vλ5−37、Vλ1−36、Vλ3−27、Vλ3−25、Vλ2−23、Vλ3−22、Vλ3−21、Vλ3−19、Vλ3−16、Vλ2−14、Vλ3−12、Vλ2−11、Vλ3−10、Vλ3−9、Vλ2−8、Vλ4−3、またはVλ3−1に隣接して見られる、前記1つまたは複数のヒトVλ非コード配列と、
(ii)前記第1の操作された内在性の免疫グロブリンκ軽鎖遺伝子座において前記Jλ1、Jλ2、Jλ3、Jλ6、またはJλ7にそれぞれが隣接する1つまたは複数のヒトJλ非コード配列であって、前記1つまたは複数のヒトJλ非コード配列がそれぞれ、天然では内在性のヒト免疫グロブリンλ軽鎖遺伝子座のJλ1、Jλ2、Jλ3、Jλ6、またはJλ7に隣接して見られる、前記1つまたは複数のヒトJλ非コード配列と、
を含む、項目82に記載の単離されたげっ歯類細胞。
(項目84)
前記第1の操作された内在性の免疫グロブリンκ軽鎖遺伝子座が、
(i)前記第1の操作された内在性の免疫グロブリンκ軽鎖遺伝子座において前記Vλ4−69、Vλ8−61、Vλ4−60、Vλ6−57、Vλ10−54、Vλ5−52、Vλ1−51、Vλ9−49、Vλ1−47、Vλ7−46、Vλ5−45、Vλ1−44、Vλ7−43、Vλ1−40、Vλ5−39、Vλ5−37、Vλ1−36、Vλ3−27、Vλ3−25、Vλ2−23、Vλ3−22、Vλ3−21、Vλ3−19、Vλ2−18、Vλ3−16、Vλ2−14、Vλ3−12、Vλ2−11、Vλ3−10、Vλ3−9、Vλ2−8、Vλ4−3、またはVλ3−1にそれぞれが隣接する1つまたは複数のヒトVλ非コード配列であって、前記1つまたは複数のヒトVλ非コード配列がそれぞれ、天然では内在性のヒト免疫グロブリンλ軽鎖遺伝子座のVλ4−69、Vλ8−61、Vλ4−60、Vλ6−57、Vλ10−54、Vλ5−52、Vλ1−51、Vλ9−49、Vλ1−47、Vλ7−46、Vλ5−45、Vλ1−44、Vλ7−43、Vλ1−40、Vλ5−39、Vλ5−37、Vλ1−36、Vλ3−27、Vλ3−25、Vλ2−23、Vλ3−22、Vλ3−21、Vλ3−19、Vλ2−18、Vλ3−16、Vλ2−14、Vλ3−12、Vλ2−11、Vλ3−10、Vλ3−9、Vλ2−8、Vλ4−3、またはVλ3−1に隣接して見られる、前記1つまたは複数のヒトVλ非コード配列と、
(ii)前記第1の操作された内在性の免疫グロブリンκ軽鎖遺伝子座において前記Jλ1、Jλ2、Jλ3、Jλ6、またはJλ7にそれぞれが隣接する1つまたは複数のヒトJκ非コード配列であって、前記1つまたは複数のヒトJκ非コード配列がそれぞれ、天然では内在性のヒト免疫グロブリンκ軽鎖遺伝子座のJκ1、Jκ2、Jκ3、Jκ4、またはJκ5に隣接して見られる、前記1つまたは複数のヒトJκ非コード配列と、
を含む、項目82に記載の単離されたげっ歯類細胞。
(項目85)
前記げっ歯類細胞の前記ゲノムが、
(a)1つまたは複数のヒトV 遺伝子セグメントと、
(b)1つまたは複数のヒトD 遺伝子セグメントと、
(c)1つまたは複数のヒトJ 遺伝子セグメントと、
を含む操作された内在性の免疫グロブリン重鎖遺伝子座
をさらに含み、
前記1つまたは複数のヒトV 遺伝子セグメント、前記1つまたは複数のヒトD 遺伝子セグメント、及び前記1つまたは複数のヒトJ 遺伝子セグメントが、前記操作された内在性の免疫グロブリン重鎖遺伝子座において1つまたは複数のげっ歯類免疫グロブリン重鎖定常領域遺伝子に機能可能なように連結される、項目71〜84のいずれか1項に記載の単離されたげっ歯類細胞。
(項目86)
前記1つまたは複数のヒトV 遺伝子セグメント、1つまたは複数のヒトD 遺伝子セグメント、及び1つまたは複数のヒトJ 遺伝子セグメントが、1つもしくは複数のげっ歯類V 遺伝子セグメント、1つもしくは複数のげっ歯類D 遺伝子セグメント、1つもしくは複数のげっ歯類J 遺伝子セグメント、またはそれらの組み合わせの代わりに存在する、項目85に記載の単離されたげっ歯類細胞。
(項目87)
前記1つまたは複数のヒトV 遺伝子セグメント、1つまたは複数のヒトD 遺伝子セグメント、及び1つまたは複数のヒトJ 遺伝子セグメントによって、1つもしくは複数のげっ歯類V 遺伝子セグメント、1つもしくは複数のげっ歯類D 遺伝子セグメント、1つもしくは複数のげっ歯類J 遺伝子セグメント、またはそれらの任意の組み合わせが代替される、項目85または項目86に記載の単離されたげっ歯類細胞。
(項目88)
前記操作された内在性の免疫グロブリン重鎖遺伝子座が、
(i)前記1つもしくは複数のヒトV 遺伝子セグメントの少なくとも1つにそれぞれが隣接する1つもしくは複数のヒトV 非コード配列であって、前記1つもしくは複数のV 非コード配列がそれぞれ、天然では内在性のヒト免疫グロブリン重鎖遺伝子座においてヒトV 遺伝子セグメントに隣接して見られる、前記1つもしくは複数のヒトV 非コード配列、
(ii)前記1つもしくは複数のヒトD 遺伝子セグメントの少なくとも1つにそれぞれが隣接する1つもしくは複数のヒトD 非コード配列であって、前記1つもしくは複数のD 非コード配列がそれぞれ、天然では内在性のヒト免疫グロブリン重鎖遺伝子座においてヒトD 遺伝子セグメントに隣接して見られる、前記1つもしくは複数のヒトD 非コード配列、
(iii)前記1つもしくは複数のヒトJ 遺伝子セグメントの少なくとも1つにそれぞれが隣接する1つもしくは複数のヒトJ 非コード配列であって、前記1つもしくは複数のJ 非コード配列がそれぞれ、天然では内在性のヒト免疫グロブリン重鎖遺伝子座においてヒトJ 遺伝子セグメントに隣接して見られる、前記1つもしくは複数のヒトJ 非コード配列、または
(iv)それらの任意の組み合わせ
をさらに含む、項目85〜87のいずれか1項に記載の単離されたげっ歯類細胞。
(項目89)
前記1つまたは複数のげっ歯類免疫グロブリン重鎖定常領域遺伝子が、1つまたは複数の内在性のげっ歯類免疫グロブリン重鎖定常領域遺伝子である、項目85〜88のいずれか1項に記載の単離されたげっ歯類細胞。
(項目90)
(i)前記1つまたは複数のヒトV 遺伝子セグメントが、V 3−74、V 3−73、V 3−72、V 2−70、V 1−69、V 3−66、V 3−64、V 4−61、V 4−59、V 1−58、V 3−53、V 5−51、V 3−49、V 3−48、V 1−46、V 1−45、V 3−43、V 4−39、V 4−34、V 3−33、V 4−31、V 3−30、V 4−28、V 2−26、V 1−24、V 3−23、V 3−21、V 3−20、V 1−18、V 3−15、V 3−13、V 3−11、V 3−9、V 1−8、V 3−7、V 2−5、V 7−4−1、V 4−4、V 1−3、V 1−2、V 6−1、またはそれらの任意の組み合わせを含み、
(ii)前記1つまたは複数のヒトD 遺伝子セグメントが、D 1−1、D 2−2、D 3−3、D 4−4、D 5−5、D 6−6、D 1−7、D 2−8、D 3−9、D 3−10、D 5−12、D 6−13、D 2−15、D 3−16、D 4−17、D 6−19、D 1−20、D 2−21、D 3−22、D 6−25、D 1−26、D 7−27、またはそれらの任意の組み合わせを含み、
(iii)前記1つまたは複数のヒトJ 遺伝子セグメントが、J 1、J 2、J 3、J 4、J 5、J 6、またはそれらの任意の組み合わせを含む、
項目85〜89のいずれか1項に記載の単離されたげっ歯類細胞。
(項目91)
前記操作された内在性の免疫グロブリン重鎖遺伝子座が、機能性の内在性げっ歯類Adam6遺伝子を含まない、項目85〜90のいずれか1項に記載の単離されたげっ歯類細胞。
(項目92)
前記げっ歯類細胞の前記ゲノムが、1つまたは複数のげっ歯類ADAM6ポリペプチド、げっ歯類ADAM6機能性オルソログ、げっ歯類ADAM6機能性ホモログ、またはその機能性断片をコードする1つまたは複数のヌクレオチド配列をさらに含む、項目85〜91のいずれか1項に記載の単離されたげっ歯類細胞。
(項目93)
1つまたは複数のげっ歯類ADAM6ポリペプチド、げっ歯類ADAM6機能性オルソログ、げっ歯類ADAM6機能性ホモログ、またはその機能性断片をコードする前記1つまたは複数のヌクレオチド配列が、前記操作された内在性の免疫グロブリン重鎖遺伝子座と同じ染色体上に含まれる、項目92に記載の単離されたげっ歯類細胞。
(項目94)
1つまたは複数のげっ歯類ADAM6ポリペプチド、げっ歯類ADAM6機能性オルソログ、げっ歯類ADAM6機能性ホモログ、またはその機能性断片をコードする前記1つまたは複数のヌクレオチド配列が、前記操作された内在性の免疫グロブリン重鎖遺伝子座に含まれる、項目92または項目93に記載の単離されたげっ歯類細胞。
(項目95)
1つまたは複数のげっ歯類ADAM6ポリペプチド、げっ歯類ADAM6機能性オルソログ、げっ歯類ADAM6機能性ホモログ、またはその機能性断片をコードする前記1つまたは複数のヌクレオチド配列が、ヒトAdam6偽遺伝子の代わりに存在する、項目92〜94のいずれか1項に記載の単離されたげっ歯類細胞。
(項目96)
1つまたは複数のげっ歯類ADAM6ポリペプチド、げっ歯類ADAM6機能性オルソログ、げっ歯類ADAM6機能性ホモログ、またはその機能性断片をコードする前記1つまたは複数のヌクレオチド配列によって、ヒトAdam6偽遺伝子が代替される、項目92〜95のいずれか1項に記載の単離されたげっ歯類細胞。
(項目97)
1つまたは複数のげっ歯類ADAM6ポリペプチド、げっ歯類ADAM6機能性オルソログ、げっ歯類ADAM6機能性ホモログ、またはその機能性断片をコードする前記1つまたは複数のヌクレオチド配列が、第1のヒトV 遺伝子セグメントと第2のヒトV 遺伝子セグメントとの間に位置する、項目92〜96のいずれか1項に記載の単離されたげっ歯類細胞。
(項目98)
前記第1のヒトV 遺伝子セグメントがV 1−2であり、前記第2のヒトV 遺伝子セグメントがV 6−1である、項目97に記載の単離されたげっ歯類細胞。
(項目99)
1つまたは複数のげっ歯類ADAM6ポリペプチド、げっ歯類ADAM6機能性オルソログ、げっ歯類ADAM6機能性ホモログ、またはその機能性断片をコードする前記1つまたは複数のヌクレオチド配列が、ヒトV 遺伝子セグメントとヒトD 遺伝子セグメントとの間に位置する、項目92〜94のいずれか1項に記載の単離されたげっ歯類細胞。
(項目100)
前記単離されたげっ歯類細胞が、前記操作された内在性の免疫グロブリン重鎖遺伝子座についてホモ接合型である、項目85〜99のいずれか1項に記載の単離されたげっ歯類細胞。
(項目101)
前記単離されたげっ歯類細胞の前記ゲノムが、転写制御要素に機能可能なように連結された外来性のターミナルデオキシヌクレオチジルトランスフェラーゼ(TdT)をコードする核酸配列をさらに含む、項目71〜100のいずれか1項に記載の単離されたげっ歯類細胞。
(項目102)
前記TdTが、TdTの短鎖アイソフォーム(TdTS)である、項目101に記載の単離されたげっ歯類細胞。
(項目103)
前記転写制御要素が、RAG1転写制御要素、RAG2転写制御要素、免疫グロブリン重鎖転写制御要素、免疫グロブリンκ軽鎖転写制御要素、免疫グロブリンλ軽鎖転写制御要素、またはそれらの任意の組み合わせを含む、項目101または項目102に記載の単離されたげっ歯類細胞。
(項目104)
外来性TdTをコードする前記核酸配列が、前記げっ歯類細胞の前記ゲノムにおいて免疫グロブリンκ軽鎖遺伝子座、免疫グロブリンλ軽鎖遺伝子座、免疫グロブリン重鎖遺伝子座、RAG1遺伝子座、またはRAG2遺伝子座に存在する、項目101〜103のいずれか1項に記載の単離されたげっ歯類細胞。
(項目105)
前記げっ歯類細胞が、ラット細胞またはマウス細胞である、項目71〜104のいずれか1項に記載の単離されたげっ歯類細胞。
(項目106)
項目71〜105のいずれか1項に記載の単離されたげっ歯類細胞から生じた不死化細胞。
(項目107)
前記げっ歯類細胞が、げっ歯類胚性幹(ES)細胞である、項目71〜105のいずれか1項に記載の単離されたげっ歯類細胞。
(項目108)
項目107に記載のげっ歯類ES細胞から生じたげっ歯類胚。
(項目109)
遺伝子改変されたげっ歯類の作製方法であって、前記方法が、
(a)げっ歯類ES細胞のゲノムにおける第1の操作された免疫グロブリンκ軽鎖遺伝子座に1つまたは複数のDNA断片を導入するステップであって、
前記1つまたは複数のDNA断片が、
(i)1つまたは複数のヒトVλ遺伝子セグメント、
(ii)1つまたは複数のヒトJλ遺伝子セグメント、及び
(iii)Cλ遺伝子
を含み、
前記1つまたは複数のヒトVλ遺伝子セグメント、前記1つまたは複数のヒトJλ遺伝子セグメント、及び前記Cλ遺伝子が、前記げっ歯類ES細胞の前記ゲノムにおける前記内在性の免疫グロブリンκ軽鎖遺伝子座に導入され、前記1つまたは複数のヒトVλ遺伝子セグメント、前記1つまたは複数のヒトJλ遺伝子セグメント、及び前記Cλ遺伝子が、機能可能なように連結される、前記導入するステップと、
(b)(a)において生じた前記げっ歯類ES細胞を使用してげっ歯類を生じさせるステップと、
を含む、前記方法。
(項目110)
前記げっ歯類ES細胞の前記ゲノムが、
(i)1つまたは複数のヒトVκ遺伝子セグメントと、
(ii)1つまたは複数のヒトJκ遺伝子セグメントと、
を含む第2の操作された内在性の免疫グロブリンκ軽鎖遺伝子座
を含み、
前記1つまたは複数のヒトVκ遺伝子セグメント、及び前記1つまたは複数のヒトJκ遺伝子セグメントが、Cκ遺伝子に機能可能なように連結される、項目109に記載の方法。
(項目111)
前記げっ歯類ES細胞の前記ゲノムが、
(i)1つまたは複数のヒトV 遺伝子セグメントと、
(ii)1つまたは複数のヒトD 遺伝子セグメントと、
(iii)1つまたは複数のヒトJ 遺伝子セグメントと、
を含む操作された内在性の免疫グロブリン重鎖遺伝子座
を含み、
前記1つまたは複数のヒトV 遺伝子セグメント、前記1つまたは複数のヒトD 遺伝子セグメント、及び前記1つまたは複数のヒトJ 遺伝子セグメントが、前記操作された内在性の免疫グロブリン重鎖遺伝子座において1つまたは複数のげっ歯類免疫グロブリン重鎖定常領域遺伝子に機能可能なように連結される、項目109または項目110に記載の方法。
(項目112)
前記1つまたは複数のDNA断片が、少なくとも1つの選択マーカーをさらに含む、項目109〜111のいずれか1項に記載の方法。
(項目113)
前記1つまたは複数のDNA断片が、少なくとも1つの部位特異的組換え部位をさらに含む、項目109〜112のいずれか1項に記載の方法。
(項目114)
1つまたは複数のヒトVλ非コード配列、及び1つまたは複数のヒトVλ非コード配列を前記第1の操作された内在性の免疫グロブリンκ軽鎖遺伝子座に導入することをさらに含む、項目109〜113のいずれか1項に記載の方法であって、前記1つまたは複数のヒトVλ非コード配列がそれぞれ、ヒトVλ遺伝子セグメントに隣接し、前記1つまたは複数のヒトJλ非コード配列がそれぞれ、ヒトJλ遺伝子セグメントに隣接する、前記方法。
(項目115)
前記第1の操作された内在性の免疫グロブリンκ軽鎖遺伝子座において前記1つまたは複数のヒトVλ遺伝子セグメントと前記1つまたは複数のヒトJλ遺伝子セグメントとの間にκ軽鎖非コード配列が位置するように前記げっ歯類ES細胞の前記ゲノムに前記κ軽鎖非コード配列を導入することをさらに含む、項目109〜114のいずれか1項に記載の方法。
(項目116)
前記げっ歯類ES細胞が、ラットES細胞またはマウスES細胞である、項目109〜115のいずれか1項に記載の方法。
(項目117)
遺伝子改変されたげっ歯類の作製方法であって、前記方法が、
(a)(i)1つまたは複数のヒトVλ遺伝子セグメントと、
(ii)1つまたは複数のヒトJλ遺伝子セグメントと、
(iii)Cλ遺伝子と、
を含むように前記げっ歯類の前記生殖細胞ゲノムにおける第1の内在性の免疫グロブリンκ軽鎖遺伝子座を操作するステップ
を含み、
前記1つまたは複数のヒトVλ遺伝子セグメント、及び前記1つまたは複数のヒトJλ遺伝子セグメントが、前記Cλ遺伝子に機能可能なように連結され、
前記Cλ遺伝子が、前記第1の内在性の免疫グロブリンκ軽鎖遺伝子座に挿入される、前記方法。
(項目118)
前記方法が、
(b)(i)1つまたは複数のヒトVλ遺伝子セグメントと、
(ii)1つまたは複数のヒトJλ遺伝子セグメントと、
(iii)Cλ遺伝子と、
を含むように前記げっ歯類の前記生殖細胞ゲノムにおける第2の内在性の免疫グロブリンκ軽鎖遺伝子座を操作するステップ
をさらに含み、
前記1つまたは複数のヒトVλ遺伝子セグメント、及び前記1つまたは複数のヒトJλ遺伝子セグメントが、前記Cλ遺伝子に機能可能なように連結され、
前記Cλ遺伝子が、前記第2の内在性の免疫グロブリンκ軽鎖遺伝子座に挿入される、項目117に記載の方法。
(項目119)
前記方法が、
(b)(i)1つまたは複数のヒトVκ遺伝子セグメントと、
(ii)1つまたは複数のヒトJκ遺伝子セグメントと、
を含むように前記げっ歯類の前記生殖細胞ゲノムにおける第2の操作された内在性の免疫グロブリンκ軽鎖遺伝子座を操作するステップ
をさらに含み、
前記1つまたは複数のヒトVκ遺伝子セグメント、及び前記1つまたは複数のヒトJκ遺伝子セグメントが、Cκ遺伝子に機能可能なように連結される、項目117に記載の方法。
(項目120)
前記第2の操作された内在性の免疫グロブリンκ軽鎖遺伝子座における前記Cκ遺伝子が、内在性のげっ歯類Cκ遺伝子である、項目119に記載の方法。
(項目121)
前記方法が、
(c)(i)1つまたは複数のヒトV 遺伝子セグメントと、
(ii)1つまたは複数のヒトD 遺伝子セグメントと、
(iii)1つまたは複数のヒトJ 遺伝子セグメントと、
を含むように前記げっ歯類の前記生殖細胞ゲノムにおける操作された内在性の免疫グロブリン重鎖遺伝子座を操作するステップ
をさらに含み、
前記1つまたは複数のヒトV 遺伝子セグメント、前記1つまたは複数のヒトD 遺伝子セグメント、及び前記1つまたは複数のヒトJ 遺伝子セグメントが、1つまたは複数のげっ歯類免疫グロブリン重鎖定常領域遺伝子に機能可能なように連結される、項目117〜120のいずれか1項に記載の方法。
(項目122)
前記げっ歯類の前記生殖細胞ゲノムにおける第1の内在性の免疫グロブリンκ軽鎖遺伝子座を操作する前記ステップが、Cκ遺伝子に機能可能なように連結された1つまたは複数のヒトVκ遺伝子セグメント及び1つまたは複数のヒトJκ遺伝子セグメントを含む第2の操作された内在性の免疫グロブリンκ軽鎖遺伝子座を自体のゲノムに含むげっ歯類ES細胞において実施される、項目117〜121のいずれか1項に記載の方法。
(項目123)
前記第2の操作された内在性の免疫グロブリンκ軽鎖遺伝子座における前記Cκ遺伝子が、内在性のげっ歯類Cκ遺伝子である、項目122に記載の方法。
(項目124)
前記操作するステップが、1つまたは複数のげっ歯類免疫グロブリン重鎖定常領域遺伝子に機能可能なように連結された1つまたは複数のヒトV 遺伝子セグメント、1つまたは複数のヒトD 遺伝子セグメント、及び1つまたは複数のヒトJ 遺伝子セグメントを含む操作された内在性の免疫グロブリン重鎖遺伝子座を自体のゲノムに含むげっ歯類ES細胞において実施される、項目117〜120、項目122、及び項目123のいずれか1項に記載の方法。
(項目125)
前記操作された内在性の免疫グロブリン重鎖遺伝子座が、前記1つまたは複数のヒトV 遺伝子セグメントの少なくとも1つにそれぞれが隣接する1つまたは複数のヒトV 非コード配列を含み、前記1つまたは複数のヒトV 非コード配列がそれぞれ、天然では内在性のヒト免疫グロブリン重鎖遺伝子座においてヒトV 遺伝子セグメントに隣接して見られる、項目121〜124のいずれか1項に記載の方法。
(項目126)
前記操作された内在性の免疫グロブリン重鎖遺伝子座が、前記1つまたは複数のヒトD 遺伝子セグメントの少なくとも1つにそれぞれが隣接する1つまたは複数のヒトD 非コード配列を含み、前記1つまたは複数のD 非コード配列がそれぞれ、天然では内在性のヒト免疫グロブリン重鎖遺伝子座においてヒトD 遺伝子セグメントに隣接して見られる、項目121〜125のいずれか1項に記載の方法。
(項目127)
前記操作された内在性の免疫グロブリン重鎖遺伝子座が、前記1つまたは複数のヒトJ 遺伝子セグメントの少なくとも1つにそれぞれが隣接する1つまたは複数のヒトJ 非コード配列を含み、前記1つまたは複数のJ 非コード配列がそれぞれ、天然では内在性のヒト免疫グロブリン重鎖遺伝子座においてヒトJ 遺伝子セグメントに隣接して見られる、項目121〜126のいずれか1項に記載の方法。
(項目128)
前記第1の操作された内在性の免疫グロブリンκ軽鎖遺伝子座が、げっ歯類Cκ遺伝子を含まない、項目109〜127のいずれか1項に記載の方法。
(項目129)
前記第2の操作された内在性の免疫グロブリンκ軽鎖遺伝子座における前記Cκ遺伝子が、内在性のげっ歯類Cκ遺伝子である、項目110〜115及び項目119〜128のいずれか1項に記載の方法。
(項目130)
前記第1の操作された内在性の免疫グロブリンκ軽鎖遺伝子座における前記Cλ遺伝子が、げっ歯類Cλ遺伝子を含む、項目109〜129のいずれか1項に記載の方法。
(項目131)
前記第1の操作された内在性の免疫グロブリンκ軽鎖遺伝子座が、
(i)前記1つもしくは複数のヒトVλ遺伝子セグメントの少なくとも1つにそれぞれが隣接する1つもしくは複数のヒトVλ非コード配列であって、前記1つもしくは複数のヒトVλ非コード配列が、天然では内在性のヒト免疫グロブリンλ軽鎖遺伝子座においてヒトVλ遺伝子セグメントに隣接して見られる、前記1つもしくは複数のヒトVλ非コード配列、
(ii)前記1つもしくは複数のヒトJλ遺伝子セグメントの少なくとも1つにそれぞれが隣接する1つもしくは複数のヒトJλ非コード配列であって、前記1つもしくは複数のヒトJλ非コード配列が、天然では内在性のヒト免疫グロブリンλ軽鎖遺伝子座においてヒトJλ遺伝子セグメントに隣接して見られる、前記1つもしくは複数のヒトJλ非コード配列、または
(iii)それらの任意の組み合わせ
をさらに含む、項目109〜130のいずれか1項に記載の方法。
(項目132)
(i)前記1つまたは複数のヒトVλ遺伝子セグメントが、Vλ5−52、Vλ1−51、Vλ9−49、Vλ1−47、Vλ7−46、Vλ5−45、Vλ1−44、Vλ7−43、Vλ1−40、Vλ5−39、Vλ5−37、Vλ1−36、Vλ3−27、Vλ3−25、Vλ2−23、Vλ3−22、Vλ3−21、Vλ3−19、Vλ3−16、Vλ2−14、Vλ3−12、Vλ2−11、Vλ3−10、Vλ3−9、Vλ2−8、Vλ4−3、Vλ3−1、またはそれらの任意の組み合わせを含み、
(ii)前記1つまたは複数のヒトJλ遺伝子セグメントが、Jλ1、Jλ2、Jλ3、Jλ6、Jλ7、またはそれらの任意の組み合わせを含む、
項目109〜131のいずれか1項に記載の方法。
(項目133)
前記第1の操作された内在性の免疫グロブリンκ軽鎖遺伝子座が、
(i)前記第1の操作された内在性の免疫グロブリンκ軽鎖遺伝子座において前記Vλ5−52、Vλ1−51、Vλ9−49、Vλ1−47、Vλ7−46、Vλ5−45、Vλ1−44、Vλ7−43、Vλ1−40、Vλ5−39、Vλ5−37、Vλ1−36、Vλ3−27、Vλ3−25、Vλ2−23、Vλ3−22、Vλ3−21、Vλ3−19、Vλ3−16、Vλ2−14、Vλ3−12、Vλ2−11、Vλ3−10、Vλ3−9、Vλ2−8、Vλ4−3、またはVλ3−1にそれぞれが隣接する1つまたは複数のヒトVλ非コード配列であって、前記1つまたは複数のヒトVλ非コード配列がそれぞれ、天然では内在性のヒト免疫グロブリンλ軽鎖遺伝子座のVλ5−52、Vλ1−51、Vλ9−49、Vλ1−47、Vλ7−46、Vλ5−45、Vλ1−44、Vλ7−43、Vλ1−40、Vλ5−39、Vλ5−37、Vλ1−36、Vλ3−27、Vλ3−25、Vλ2−23、Vλ3−22、Vλ3−21、Vλ3−19、Vλ3−16、Vλ2−14、Vλ3−12、Vλ2−11、Vλ3−10、Vλ3−9、Vλ2−8、Vλ4−3、またはVλ3−1に隣接して見られる、前記1つまたは複数のヒトVλ非コード配列と、
(ii)前記第1の操作された内在性の免疫グロブリンκ軽鎖遺伝子座において前記Jλ1、Jλ2、Jλ3、Jλ6、またはJλ7にそれぞれが隣接する1つまたは複数のヒトJλ非コード配列であって、前記1つまたは複数のヒトJλ非コード配列がそれぞれ、天然では内在性のヒト免疫グロブリンλ軽鎖遺伝子座のJλ1、Jλ2、Jλ3、Jλ6、またはJλ7に隣接して見られる、前記1つまたは複数のヒトJλ非コード配列と、
を含む、項目132に記載の方法。
(項目134)
前記第1の操作された内在性の免疫グロブリンκ軽鎖遺伝子座が、
(i)前記第1の操作された内在性の免疫グロブリンκ軽鎖遺伝子座において前記Vλ5−52、Vλ1−51、Vλ9−49、Vλ1−47、Vλ7−46、Vλ5−45、Vλ1−44、Vλ7−43、Vλ1−40、Vλ5−39、Vλ5−37、Vλ1−36、Vλ3−27、Vλ3−25、Vλ2−23、Vλ3−22、Vλ3−21、Vλ3−19、Vλ2−18、Vλ3−16、Vλ2−14、Vλ3−12、Vλ2−11、Vλ3−10、Vλ3−9、Vλ2−8、Vλ4−3、またはVλ3−1にそれぞれが隣接する1つまたは複数のヒトVλ非コード配列であって、前記1つまたは複数のヒトVλ非コード配列がそれぞれ、天然では内在性のヒト免疫グロブリンλ軽鎖遺伝子座のVλ5−52、Vλ1−51、Vλ9−49、Vλ1−47、Vλ7−46、Vλ5−45、Vλ1−44、Vλ7−43、Vλ1−40、Vλ5−39、Vλ5−37、Vλ1−36、Vλ3−27、Vλ3−25、Vλ2−23、Vλ3−22、Vλ3−21、Vλ3−19、Vλ2−18、Vλ3−16、Vλ2−14、Vλ3−12、Vλ2−11、Vλ3−10、Vλ3−9、Vλ2−8、Vλ4−3、またはVλ3−1に隣接して見られる、前記1つまたは複数のヒトVλ非コード配列と、
(ii)前記第1の操作された内在性の免疫グロブリンκ軽鎖遺伝子座において前記Jλ1、Jλ2、Jλ3、Jλ6、またはJλ7にそれぞれが隣接する1つまたは複数のヒトJκ非コード配列であって、前記1つまたは複数のヒトJκ非コード配列がそれぞれ、天然では内在性のヒト免疫グロブリンκ軽鎖遺伝子座のJκ1、Jκ2、Jκ3、Jκ4、またはJκ5に隣接して見られる、前記1つまたは複数のヒトJκ非コード配列と、
を含む、項目132に記載の方法。
(項目135)
(i)前記1つまたは複数のヒトVλ遺伝子セグメントが、Vλ4−69、Vλ8−61、Vλ4−60、Vλ6−57、Vλ10−54、Vλ5−52、Vλ1−51、Vλ9−49、Vλ1−47、Vλ7−46、Vλ5−45、Vλ1−44、Vλ7−43、Vλ1−40、Vλ5−39、Vλ5−37、Vλ1−36、Vλ3−27、Vλ3−25、Vλ2−23、Vλ3−22、Vλ3−21、Vλ3−19、Vλ3−16、Vλ2−14、Vλ3−12、Vλ2−11、Vλ3−10、Vλ3−9、Vλ2−8、Vλ4−3、Vλ3−1、またはそれらの任意の組み合わせを含み、
(ii)前記1つまたは複数のヒトJλ遺伝子セグメントが、Jλ1、Jλ2、Jλ3、Jλ6、Jλ7、またはそれらの任意の組み合わせを含む、
項目109〜134のいずれか1項に記載の方法。
(項目136)
前記第1の操作された内在性の免疫グロブリンκ軽鎖遺伝子座が、
(i)前記第1の操作された内在性の免疫グロブリンκ軽鎖遺伝子座において前記Vλ4−69、Vλ8−61、Vλ4−60、Vλ6−57、Vλ10−54、Vλ5−52、Vλ1−51、Vλ9−49、Vλ1−47、Vλ7−46、Vλ5−45、Vλ1−44、Vλ7−43、Vλ1−40、Vλ5−39、Vλ5−37、Vλ1−36、Vλ3−27、Vλ3−25、Vλ2−23、Vλ3−22、Vλ3−21、Vλ3−19、Vλ3−16、Vλ2−14、Vλ3−12、Vλ2−11、Vλ3−10、Vλ3−9、Vλ2−8、Vλ4−3、またはVλ3−1にそれぞれが隣接する1つまたは複数のヒトVλ非コード配列であって、前記1つまたは複数のヒトVλ非コード配列がそれぞれ、天然では内在性のヒト免疫グロブリンλ軽鎖遺伝子座のVλ4−69、Vλ8−61、Vλ4−60、Vλ6−57、Vλ10−54、Vλ5−52、Vλ1−51、Vλ9−49、Vλ1−47、Vλ7−46、Vλ5−45、Vλ1−44、Vλ7−43、Vλ1−40、Vλ5−39、Vλ5−37、Vλ1−36、Vλ3−27、Vλ3−25、Vλ2−23、Vλ3−22、Vλ3−21、Vλ3−19、Vλ3−16、Vλ2−14、Vλ3−12、Vλ2−11、Vλ3−10、Vλ3−9、Vλ2−8、Vλ4−3、またはVλ3−1に隣接して見られる、前記1つまたは複数のヒトVλ非コード配列と、
(ii)前記第1の操作された内在性の免疫グロブリンκ軽鎖遺伝子座において前記Jλ1、Jλ2、Jλ3、Jλ6、またはJλ7にそれぞれが隣接する1つまたは複数のヒトJλ非コード配列であって、前記1つまたは複数のヒトJλ非コード配列がそれぞれ、天然では内在性のヒト免疫グロブリンλ軽鎖遺伝子座のJλ1、Jλ2、Jλ3、Jλ6、またはJλ7に隣接して見られる、前記1つまたは複数のヒトJλ非コード配列と、
を含む、項目135に記載の方法。
(項目137)
前記第1の操作された内在性の免疫グロブリンκ軽鎖遺伝子座が、
(i)前記第1の操作された内在性の免疫グロブリンκ軽鎖遺伝子座において前記Vλ4−69、Vλ8−61、Vλ4−60、Vλ6−57、Vλ10−54、Vλ5−52、Vλ1−51、Vλ9−49、Vλ1−47、Vλ7−46、Vλ5−45、Vλ1−44、Vλ7−43、Vλ1−40、Vλ5−39、Vλ5−37、Vλ1−36、Vλ3−27、Vλ3−25、Vλ2−23、Vλ3−22、Vλ3−21、Vλ3−19、Vλ2−18、Vλ3−16、Vλ2−14、Vλ3−12、Vλ2−11、Vλ3−10、Vλ3−9、Vλ2−8、Vλ4−3、またはVλ3−1にそれぞれが隣接する1つまたは複数のヒトVλ非コード配列であって、前記1つまたは複数のヒトVλ非コード配列がそれぞれ、天然では内在性のヒト免疫グロブリンλ軽鎖遺伝子座のVλ4−69、Vλ8−61、Vλ4−60、Vλ6−57、Vλ10−54、Vλ5−52、Vλ1−51、Vλ9−49、Vλ1−47、Vλ7−46、Vλ5−45、Vλ1−44、Vλ7−43、Vλ1−40、Vλ5−39、Vλ5−37、Vλ1−36、Vλ3−27、Vλ3−25、Vλ2−23、Vλ3−22、Vλ3−21、Vλ3−19、Vλ2−18、Vλ3−16、Vλ2−14、Vλ3−12、Vλ2−11、Vλ3−10、Vλ3−9、Vλ2−8、Vλ4−3、またはVλ3−1に隣接して見られる、前記1つまたは複数のヒトVλ非コード配列と、
(ii)前記第1の操作された内在性の免疫グロブリンκ軽鎖遺伝子座において前記Jλ1、Jλ2、Jλ3、Jλ6、またはJλ7にそれぞれが隣接する1つまたは複数のヒトJκ非コード配列であって、前記1つまたは複数のヒトJκ非コード配列がそれぞれ、天然では内在性のヒト免疫グロブリンκ軽鎖遺伝子座のJκ1、Jκ2、Jκ3、Jκ4、またはJκ5に隣接して見られる、前記1つまたは複数のヒトJκ非コード配列と、
を含む、項目135に記載の方法。
(項目138)
前記1つまたは複数のヒトV 遺伝子セグメント、1つまたは複数のヒトD 遺伝子セグメント、及び1つまたは複数のヒトJ 遺伝子セグメントが、1つもしくは複数のげっ歯類V 遺伝子セグメント、1つもしくは複数のげっ歯類D 遺伝子セグメント、1つもしくは複数のげっ歯類J 遺伝子セグメント、またはそれらの組み合わせの代わりに存在する、項目111〜116及び項目121〜137のいずれか1項に記載の方法。
(項目139)
前記1つまたは複数のヒトV 遺伝子セグメント、1つまたは複数のヒトD 遺伝子セグメント、及び1つまたは複数のヒトJ 遺伝子セグメントによって、1つもしくは複数のげっ歯類V 遺伝子セグメント、1つもしくは複数のげっ歯類D 遺伝子セグメント、1つもしくは複数のげっ歯類J 遺伝子セグメント、またはそれらの任意の組み合わせが代替される、項目111〜116及び項目121〜138のいずれか1項に記載の方法。
(項目140)
前記操作された内在性の免疫グロブリン重鎖遺伝子座が、
(i)前記1つもしくは複数のヒトV 遺伝子セグメントの少なくとも1つにそれぞれが隣接する1つもしくは複数のヒトV 非コード配列であって、前記1つもしくは複数のV 非コード配列がそれぞれ、天然では内在性のヒト免疫グロブリン重鎖遺伝子座においてヒトV 遺伝子セグメントに隣接して見られる、前記1つもしくは複数のヒトV 非コード配列、
(ii)前記1つもしくは複数のヒトD 遺伝子セグメントの少なくとも1つにそれぞれが隣接する1つもしくは複数のヒトD 非コード配列であって、前記1つもしくは複数のD 非コード配列がそれぞれ、天然では内在性のヒト免疫グロブリン重鎖遺伝子座においてヒトD 遺伝子セグメントに隣接して見られる、前記1つもしくは複数のヒトD 非コード配列、
(iii)前記1つもしくは複数のヒトJ 遺伝子セグメントの少なくとも1つにそれぞれが隣接する1つもしくは複数のヒトJ 非コード配列であって、前記1つもしくは複数のJ 非コード配列がそれぞれ、天然では内在性のヒト免疫グロブリン重鎖遺伝子座においてヒトJ 遺伝子セグメントに隣接して見られる、前記1つもしくは複数のヒトJ 非コード配列、または
(iv)それらの任意の組み合わせ
をさらに含む、項目111〜116及び項目121〜139のいずれか1項に記載の方法。
(項目141)
前記1つまたは複数のげっ歯類免疫グロブリン重鎖定常領域遺伝子が、1つまたは複数の内在性のげっ歯類免疫グロブリン重鎖定常領域遺伝子である、項目111〜116及び項目121〜140のいずれか1項に記載の方法。
(項目142)
(i)前記1つまたは複数のヒトV 遺伝子セグメントが、V 3−74、V 3−73、V 3−72、V 2−70、V 1−69、V 3−66、V 3−64、V 4−61、V 4−59、V 1−58、V 3−53、V 5−51、V 3−49、V 3−48、V 1−46、V 1−45、V 3−43、V 4−39、V 4−34、V 3−33、V 4−31、V 3−30、V 4−28、V 2−26、V 1−24、V 3−23、V 3−21、V 3−20、V 1−18、V 3−15、V 3−13、V 3−11、V 3−9、V 1−8、V 3−7、V 2−5、V 7−4−1、V 4−4、V 1−3、V 1−2、V 6−1、またはそれらの任意の組み合わせを含み、
(ii)前記1つまたは複数のヒトD 遺伝子セグメントが、D 1−1、D 2−2、D 3−3、D 4−4、D 5−5、D 6−6、D 1−7、D 2−8、D 3−9、D 3−10、D 5−12、D 6−13、D 2−15、D 3−16、D 4−17、D 6−19、D 1−20、D 2−21、D 3−22、D 6−25、D 1−26、D 7−27、またはそれらの任意の組み合わせを含み、
(iii)前記1つまたは複数のヒトJ 遺伝子セグメントが、J 1、J 2、J 3、J 4、J 5、J 6、またはそれらの任意の組み合わせを含む、
項目111〜116及び項目121〜141のいずれか1項に記載の方法。
(項目143)
前記操作された内在性の免疫グロブリン重鎖遺伝子座が、機能性の内在性げっ歯類Adam6遺伝子を含まない、項目111〜116及び項目121〜142のいずれか1項に記載の方法。
(項目144)
前記げっ歯類ES細胞の前記ゲノム、または前記げっ歯類の前記生殖細胞ゲノムが、1つまたは複数のげっ歯類ADAM6ポリペプチド、げっ歯類ADAM6機能性オルソログ、げっ歯類ADAM6機能性ホモログ、またはその機能性断片をコードする1つまたは複数のヌクレオチド配列をさらに含む、項目111〜116及び項目121〜143のいずれか1項に記載の方法。
(項目145)
1つまたは複数のげっ歯類ADAM6ポリペプチド、げっ歯類ADAM6機能性オルソログ、げっ歯類ADAM6機能性ホモログ、またはその機能性断片をコードする前記1つまたは複数のヌクレオチド配列が、前記操作された内在性の免疫グロブリン重鎖遺伝子座と同じ染色体上に含まれる、項目144に記載の方法。
(項目146)
1つまたは複数のげっ歯類ADAM6ポリペプチド、げっ歯類ADAM6機能性オルソログ、げっ歯類ADAM6機能性ホモログ、またはその機能性断片をコードする前記1つまたは複数のヌクレオチド配列が、前記操作された内在性の免疫グロブリン重鎖遺伝子座に含まれる、項目144または項目145に記載の方法。
(項目147)
1つまたは複数のげっ歯類ADAM6ポリペプチド、げっ歯類ADAM6機能性オルソログ、げっ歯類ADAM6機能性ホモログ、またはその機能性断片をコードする前記1つまたは複数のヌクレオチド配列が、ヒトAdam6偽遺伝子の代わりに存在する、項目144〜146のいずれか1項に記載の方法。
(項目148)
1つまたは複数のげっ歯類ADAM6ポリペプチド、げっ歯類ADAM6機能性オルソログ、げっ歯類ADAM6機能性ホモログ、またはその機能性断片をコードする前記1つまたは複数のヌクレオチド配列によって、ヒトAdam6偽遺伝子が代替される、項目144〜147のいずれか1項に記載の方法。
(項目149)
1つまたは複数のげっ歯類ADAM6ポリペプチド、げっ歯類ADAM6機能性オルソログ、げっ歯類ADAM6機能性ホモログ、またはその機能性断片をコードする前記1つまたは複数のヌクレオチド配列が、第1のヒトV 遺伝子セグメントと第2のヒトV 遺伝子セグメントとの間に位置する、項目144〜148のいずれか1項に記載の方法。
(項目150)
前記第1のヒトV 遺伝子セグメントがV 1−2であり、前記第2のヒトV 遺伝子セグメントがV 6−1である、項目149に記載の方法。
(項目151)
1つまたは複数のげっ歯類ADAM6ポリペプチド、げっ歯類ADAM6機能性オルソログ、げっ歯類ADAM6機能性ホモログ、またはその機能性断片をコードする前記1つまたは複数のヌクレオチド配列が、ヒトV 遺伝子セグメントとヒトD 遺伝子セグメントとの間に位置する、項目144〜146のいずれか1項に記載の方法。
(項目152)
前記げっ歯類が、前記操作された内在性の免疫グロブリン重鎖遺伝子座についてホモ接合型である、項目111〜116及び項目121〜151のいずれか1項に記載の方法。
(項目153)
前記げっ歯類ES細胞の前記ゲノム、または前記げっ歯類の前記生殖細胞ゲノムが、転写制御要素に機能可能なように連結された外来性のターミナルデオキシヌクレオチジルトランスフェラーゼ(TdT)をコードする核酸配列をさらに含む、項目109〜152のいずれか1項に記載の方法。
(項目154)
前記TdTが、TdTの短鎖アイソフォーム(TdTS)である、項目153に記載の方法。
(項目155)
前記転写制御要素が、RAG1転写制御要素、RAG2転写制御要素、免疫グロブリン重鎖転写制御要素、免疫グロブリンκ軽鎖転写制御要素、免疫グロブリンλ軽鎖転写制御要素、またはそれらの任意の組み合わせを含む、項目153または項目154に記載の方法。
(項目156)
外来性TdTをコードする前記核酸配列が、免疫グロブリンκ軽鎖遺伝子座、免疫グロブリンλ軽鎖遺伝子座、免疫グロブリン重鎖遺伝子座、RAG1遺伝子座、またはRAG2遺伝子座に存在する、項目153〜155のいずれか1項に記載の方法。
(項目157)
前記げっ歯類が、ラットまたはマウスである、項目109〜156のいずれか1項に記載の方法。
(項目158)
遺伝子改変されたげっ歯類における抗体の産生方法であって、前記方法が、
(a)げっ歯類を目的抗原で免疫化するステップであって、
前記げっ歯類が、
(i)1つまたは複数のヒトVλ遺伝子セグメント、
(ii)1つまたは複数のヒトJλ遺伝子セグメント、及び
(iii)Cλ遺伝子
を含む第1の操作された内在性の免疫グロブリンκ軽鎖遺伝子座
を含む生殖細胞ゲノムを有し、
前記1つまたは複数のヒトVλ遺伝子セグメント、及び前記1つまたは複数のヒトJλ遺伝子セグメントが、前記Cλ遺伝子に機能可能なように連結され、
前記Cλ遺伝子(c)が、げっ歯類Cκ遺伝子の代わりに前記第1の操作された内在性の免疫グロブリンκ軽鎖遺伝子座に存在する、前記免疫化するステップと、
(b)前記目的抗原に対する免疫応答を前記げっ歯類が生成する上で十分な条件の下で前記げっ歯類を維持するステップと、
(c)前記げっ歯類から
(i)前記目的抗原に結合する抗体、
(ii)前記目的抗原に結合する抗体のヒト軽鎖可変ドメインもしくはヒト重鎖可変ドメイン、軽鎖、または重鎖をコードするヌクレオチド、あるいは
(iii)前記目的抗原に結合する抗体を発現する細胞
を回収するステップと、
を含む、前記方法。
(項目159)
前記げっ歯類の前記細胞が、B細胞である、項目158に記載の方法。
(項目160)
前記B細胞からハイブリドーマを生成させることをさらに含む、項目159に記載の方法。
(項目161)
抗体の調製方法であって、前記方法が、
(a)宿主細胞において免疫グロブリン重鎖をコードする第1のヌクレオチド配列を発現させることであって、前記第1のヌクレオチド配列が、ヒト重鎖可変領域配列を含む、前記発現させること、
(b)宿主細胞において免疫グロブリンλ軽鎖をコードする第2のヌクレオチド配列を発現させることであって、前記第2のヌクレオチド配列が、遺伝子改変されたげっ歯類から同定されたヒトλ軽鎖可変領域配列を含み、
前記遺伝子改変されたげっ歯類の生殖細胞ゲノムが、
(i)1つまたは複数のヒトVλ遺伝子セグメントと、
(ii)1つまたは複数のヒトJλ遺伝子セグメントと、
(iii)Cλ遺伝子と、
を含む第1の操作された内在性の免疫グロブリンκ軽鎖遺伝子座
を含み、
前記1つまたは複数のヒトVλ遺伝子セグメント、及び前記1つまたは複数のヒトJλ遺伝子セグメントが、前記Cλ遺伝子に機能可能なように連結され、
前記げっ歯類が、前記操作された内在性の免疫グロブリンκ軽鎖遺伝子座にげっ歯類Cκ遺伝子を含まない、前記発現させること、
(c)免疫グロブリン軽鎖及び免疫グロブリン重鎖が発現し、抗体を形成するように前記宿主細胞を培養すること、ならびに
(d)前記宿主細胞または宿主細胞培養物から前記抗体を得ること
を含む、前記方法。
(項目162)
前記第1のヌクレオチドが、ヒト重鎖定常領域遺伝子をさらに含む、項目161に記載の方法。
(項目163)
前記第2のヌクレオチドが、ヒトλ軽鎖定常領域遺伝子をさらに含む、項目161または項目162に記載の方法。
(項目164)
前記げっ歯類が、前記第1の操作された内在性の免疫グロブリンκ軽鎖遺伝子座についてホモ接合型である、項目158〜163のいずれか1項に記載の方法。
(項目165)
前記げっ歯類が、前記第1の操作された内在性の免疫グロブリンκ軽鎖遺伝子座についてヘテロ接合型である、項目158〜163のいずれか1項に記載の方法。
(項目166)
前記げっ歯類の前記生殖細胞ゲノムが、
(a)1つまたは複数のヒトVκ遺伝子セグメントと、
(b)1つまたは複数のヒトJκ遺伝子セグメントと、
を含む第2の操作された内在性の免疫グロブリンκ軽鎖遺伝子座
を含み、
前記1つまたは複数のヒトVκ遺伝子セグメント、及び前記1つまたは複数のヒトJκ遺伝子セグメントが、Cκ遺伝子に機能可能なように連結される、項目165に記載の方法。
(項目167)
前記第2の操作された内在性の免疫グロブリンκ軽鎖遺伝子座における前記Cκ遺伝子が、内在性のげっ歯類Cκ遺伝子である、項目166に記載の方法。
(項目168)
前記げっ歯類が、前記第1の操作された内在性の免疫グロブリンκ軽鎖遺伝子座にげっ歯類Cκ遺伝子を含まない、項目158〜167のいずれか1項に記載の方法。
(項目169)
前記第1の操作された内在性の免疫グロブリンκ軽鎖遺伝子座における前記Cλ遺伝子が、げっ歯類Cλ遺伝子を含む、項目158〜168のいずれか1項に記載の方法。
(項目170)
前記第1の操作された内在性の免疫グロブリンκ軽鎖遺伝子座が、
(i)前記1つもしくは複数のヒトVλ遺伝子セグメントの少なくとも1つにそれぞれが隣接する1つもしくは複数のヒトVλ非コード配列であって、前記1つもしくは複数のヒトVλ非コード配列が、天然では内在性のヒト免疫グロブリンλ軽鎖遺伝子座においてヒトVλ遺伝子セグメントに隣接して見られる、前記1つもしくは複数のヒトVλ非コード配列、
(ii)前記1つもしくは複数のヒトJλ遺伝子セグメントの少なくとも1つにそれぞれが隣接する1つもしくは複数のヒトJλ非コード配列であって、前記1つもしくは複数のヒトJλ非コード配列が、天然では内在性のヒト免疫グロブリンλ軽鎖遺伝子座においてヒトJλ遺伝子セグメントに隣接して見られる、前記1つもしくは複数のヒトJλ非コード配列、または
(iii)それらの任意の組み合わせ
をさらに含む、項目158〜169のいずれか1項に記載の方法。
(項目171)
(i)前記1つまたは複数のヒトVλ遺伝子セグメントが、Vλ5−52、Vλ1−51、Vλ9−49、Vλ1−47、Vλ7−46、Vλ5−45、Vλ1−44、Vλ7−43、Vλ1−40、Vλ5−39、Vλ5−37、Vλ1−36、Vλ3−27、Vλ3−25、Vλ2−23、Vλ3−22、Vλ3−21、Vλ3−19、Vλ3−16、Vλ2−14、Vλ3−12、Vλ2−11、Vλ3−10、Vλ3−9、Vλ2−8、Vλ4−3、Vλ3−1、またはそれらの任意の組み合わせを含み、
(ii)前記1つまたは複数のヒトJλ遺伝子セグメントが、Jλ1、Jλ2、Jλ3、Jλ6、Jλ7、またはそれらの任意の組み合わせを含む、
項目158〜170のいずれか1項に記載の方法。
(項目172)
前記第1の操作された内在性の免疫グロブリンκ軽鎖遺伝子座が、
(i)前記第1の操作された内在性の免疫グロブリンκ軽鎖遺伝子座において前記Vλ5−52、Vλ1−51、Vλ9−49、Vλ1−47、Vλ7−46、Vλ5−45、Vλ1−44、Vλ7−43、Vλ1−40、Vλ5−39、Vλ5−37、Vλ1−36、Vλ3−27、Vλ3−25、Vλ2−23、Vλ3−22、Vλ3−21、Vλ3−19、Vλ3−16、Vλ2−14、Vλ3−12、Vλ2−11、Vλ3−10、Vλ3−9、Vλ2−8、Vλ4−3、またはVλ3−1にそれぞれが隣接する1つまたは複数のヒトVλ非コード配列であって、前記1つまたは複数のヒトVλ非コード配列がそれぞれ、天然では内在性のヒト免疫グロブリンλ軽鎖遺伝子座のVλ5−52、Vλ1−51、Vλ9−49、Vλ1−47、Vλ7−46、Vλ5−45、Vλ1−44、Vλ7−43、Vλ1−40、Vλ5−39、Vλ5−37、Vλ1−36、Vλ3−27、Vλ3−25、Vλ2−23、Vλ3−22、Vλ3−21、Vλ3−19、Vλ3−16、Vλ2−14、Vλ3−12、Vλ2−11、Vλ3−10、Vλ3−9、Vλ2−8、Vλ4−3、またはVλ3−1に隣接して見られる、前記1つまたは複数のヒトVλ非コード配列と、
(ii)前記第1の操作された内在性の免疫グロブリンκ軽鎖遺伝子座において前記Jλ1、Jλ2、Jλ3、Jλ6、またはJλ7にそれぞれが隣接する1つまたは複数のヒトJλ非コード配列であって、前記1つまたは複数のヒトJλ非コード配列がそれぞれ、天然では内在性のヒト免疫グロブリンλ軽鎖遺伝子座のJλ1、Jλ2、Jλ3、Jλ6、またはJλ7に隣接して見られる、前記1つまたは複数のヒトJλ非コード配列と、
を含む、項目171に記載の方法。
(項目173)
前記第1の操作された内在性の免疫グロブリンκ軽鎖遺伝子座が、
(i)前記第1の操作された内在性の免疫グロブリンκ軽鎖遺伝子座において前記Vλ5−52、Vλ1−51、Vλ9−49、Vλ1−47、Vλ7−46、Vλ5−45、Vλ1−44、Vλ7−43、Vλ1−40、Vλ5−39、Vλ5−37、Vλ1−36、Vλ3−27、Vλ3−25、Vλ2−23、Vλ3−22、Vλ3−21、Vλ3−19、Vλ2−18、Vλ3−16、Vλ2−14、Vλ3−12、Vλ2−11、Vλ3−10、Vλ3−9、Vλ2−8、Vλ4−3、またはVλ3−1にそれぞれが隣接する1つまたは複数のヒトVλ非コード配列であって、前記1つまたは複数のヒトVλ非コード配列がそれぞれ、天然では内在性のヒト免疫グロブリンλ軽鎖遺伝子座のVλ5−52、Vλ1−51、Vλ9−49、Vλ1−47、Vλ7−46、Vλ5−45、Vλ1−44、Vλ7−43、Vλ1−40、Vλ5−39、Vλ5−37、Vλ1−36、Vλ3−27、Vλ3−25、Vλ2−23、Vλ3−22、Vλ3−21、Vλ3−19、Vλ2−18、Vλ3−16、Vλ2−14、Vλ3−12、Vλ2−11、Vλ3−10、Vλ3−9、Vλ2−8、Vλ4−3、またはVλ3−1に隣接して見られる、前記1つまたは複数のヒトVλ非コード配列と、
(ii)前記第1の操作された内在性の免疫グロブリンκ軽鎖遺伝子座において前記Jλ1、Jλ2、Jλ3、Jλ6、またはJλ7にそれぞれが隣接する1つまたは複数のヒトJκ非コード配列であって、前記1つまたは複数のヒトJκ非コード配列がそれぞれ、天然では内在性のヒト免疫グロブリンκ軽鎖遺伝子座のJκ1、Jκ2、Jκ3、Jκ4、またはJκ5に隣接して見られる、前記1つまたは複数のヒトJκ非コード配列と、
を含む、項目171に記載の方法。
(項目174)
(i)前記1つまたは複数のヒトVλ遺伝子セグメントが、Vλ4−69、Vλ8−61、Vλ4−60、Vλ6−57、Vλ10−54、Vλ5−52、Vλ1−51、Vλ9−49、Vλ1−47、Vλ7−46、Vλ5−45、Vλ1−44、Vλ7−43、Vλ1−40、Vλ5−39、Vλ5−37、Vλ1−36、Vλ3−27、Vλ3−25、Vλ2−23、Vλ3−22、Vλ3−21、Vλ3−19、Vλ3−16、Vλ2−14、Vλ3−12、Vλ2−11、Vλ3−10、Vλ3−9、Vλ2−8、Vλ4−3、Vλ3−1、またはそれらの任意の組み合わせを含み、
(ii)前記1つまたは複数のヒトJλ遺伝子セグメントが、Jλ1、Jλ2、Jλ3、Jλ6、Jλ7、またはそれらの任意の組み合わせを含む、
項目158〜173のいずれか1項に記載の方法。
(項目175)
前記第1の操作された内在性の免疫グロブリンκ軽鎖遺伝子座が、
(i)前記第1の操作された内在性の免疫グロブリンκ軽鎖遺伝子座において前記Vλ4−69、Vλ8−61、Vλ4−60、Vλ6−57、Vλ10−54、Vλ5−52、Vλ1−51、Vλ9−49、Vλ1−47、Vλ7−46、Vλ5−45、Vλ1−44、Vλ7−43、Vλ1−40、Vλ5−39、Vλ5−37、Vλ1−36、Vλ3−27、Vλ3−25、Vλ2−23、Vλ3−22、Vλ3−21、Vλ3−19、Vλ3−16、Vλ2−14、Vλ3−12、Vλ2−11、Vλ3−10、Vλ3−9、Vλ2−8、Vλ4−3、またはVλ3−1にそれぞれが隣接する1つまたは複数のヒトVλ非コード配列であって、前記1つまたは複数のヒトVλ非コード配列がそれぞれ、天然では内在性のヒト免疫グロブリンλ軽鎖遺伝子座のVλ4−69、Vλ8−61、Vλ4−60、Vλ6−57、Vλ10−54、Vλ5−52、Vλ1−51、Vλ9−49、Vλ1−47、Vλ7−46、Vλ5−45、Vλ1−44、Vλ7−43、Vλ1−40、Vλ5−39、Vλ5−37、Vλ1−36、Vλ3−27、Vλ3−25、Vλ2−23、Vλ3−22、Vλ3−21、Vλ3−19、Vλ3−16、Vλ2−14、Vλ3−12、Vλ2−11、Vλ3−10、Vλ3−9、Vλ2−8、Vλ4−3、またはVλ3−1に隣接して見られる、前記1つまたは複数のヒトVλ非コード配列と、
(ii)前記第1の操作された内在性の免疫グロブリンκ軽鎖遺伝子座において前記Jλ1、Jλ2、Jλ3、Jλ6、またはJλ7にそれぞれが隣接する1つまたは複数のヒトJλ非コード配列であって、前記1つまたは複数のヒトJλ非コード配列がそれぞれ、天然では内在性のヒト免疫グロブリンλ軽鎖遺伝子座のJλ1、Jλ2、Jλ3、Jλ6、またはJλ7に隣接して見られる、前記1つまたは複数のヒトJλ非コード配列と、
を含む、項目174に記載の方法。
(項目176)
前記第1の操作された内在性の免疫グロブリンκ軽鎖遺伝子座が、
(i)前記第1の操作された内在性の免疫グロブリンκ軽鎖遺伝子座において前記Vλ4−69、Vλ8−61、Vλ4−60、Vλ6−57、Vλ10−54、Vλ5−52、Vλ1−51、Vλ9−49、Vλ1−47、Vλ7−46、Vλ5−45、Vλ1−44、Vλ7−43、Vλ1−40、Vλ5−39、Vλ5−37、Vλ1−36、Vλ3−27、Vλ3−25、Vλ2−23、Vλ3−22、Vλ3−21、Vλ3−19、Vλ2−18、Vλ3−16、Vλ2−14、Vλ3−12、Vλ2−11、Vλ3−10、Vλ3−9、Vλ2−8、Vλ4−3、またはVλ3−1にそれぞれが隣接する1つまたは複数のヒトVλ非コード配列であって、前記1つまたは複数のヒトVλ非コード配列がそれぞれ、天然では内在性のヒト免疫グロブリンλ軽鎖遺伝子座のVλ4−69、Vλ8−61、Vλ4−60、Vλ6−57、Vλ10−54、Vλ5−52、Vλ1−51、Vλ9−49、Vλ1−47、Vλ7−46、Vλ5−45、Vλ1−44、Vλ7−43、Vλ1−40、Vλ5−39、Vλ5−37、Vλ1−36、Vλ3−27、Vλ3−25、Vλ2−23、Vλ3−22、Vλ3−21、Vλ3−19、Vλ2−18、Vλ3−16、Vλ2−14、Vλ3−12、Vλ2−11、Vλ3−10、Vλ3−9、Vλ2−8、Vλ4−3、またはVλ3−1に隣接して見られる、前記1つまたは複数のヒトVλ非コード配列と、
(ii)前記第1の操作された内在性の免疫グロブリンκ軽鎖遺伝子座において前記Jλ1、Jλ2、Jλ3、Jλ6、またはJλ7にそれぞれが隣接する1つまたは複数のヒトJκ非コード配列であって、前記1つまたは複数のヒトJκ非コード配列がそれぞれ、天然では内在性のヒト免疫グロブリンκ軽鎖遺伝子座のJκ1、Jκ2、Jκ3、Jκ4、またはJκ5に隣接して見られる、前記1つまたは複数のヒトJκ非コード配列と、
を含む、項目174に記載の方法。
(項目177)
前記げっ歯類の前記生殖細胞ゲノムが、
(a)1つまたは複数のヒトV 遺伝子セグメントと、
(b)1つまたは複数のヒトD 遺伝子セグメントと、
(c)1つまたは複数のヒトJ 遺伝子セグメントと、
を含む操作された内在性の免疫グロブリン重鎖遺伝子座
をさらに含み、
前記1つまたは複数のヒトV 遺伝子セグメント、前記1つまたは複数のヒトD 遺伝子セグメント、及び前記1つまたは複数のヒトJ 遺伝子セグメントが、前記操作された内在性の免疫グロブリン重鎖遺伝子座において1つまたは複数のげっ歯類免疫グロブリン重鎖定常領域遺伝子に機能可能なように連結される、項目158〜176のいずれか1項に記載の方法。
(項目178)
前記1つまたは複数のヒトV 遺伝子セグメント、1つまたは複数のヒトD 遺伝子セグメント、及び1つまたは複数のヒトJ 遺伝子セグメントが、1つもしくは複数のげっ歯類V 遺伝子セグメント、1つもしくは複数のげっ歯類D 遺伝子セグメント、1つもしくは複数のげっ歯類J 遺伝子セグメント、またはそれらの組み合わせの代わりに存在する、項目177に記載の方法。
(項目179)
前記1つまたは複数のヒトV 遺伝子セグメント、1つまたは複数のヒトD 遺伝子セグメント、及び1つまたは複数のヒトJ 遺伝子セグメントによって、1つもしくは複数のげっ歯類V 遺伝子セグメント、1つもしくは複数のげっ歯類D 遺伝子セグメント、1つもしくは複数のげっ歯類J 遺伝子セグメント、またはそれらの任意の組み合わせが代替される、項目177または項目178に記載の方法。
(項目180)
前記操作された内在性の免疫グロブリン重鎖遺伝子座が、
(i)前記1つもしくは複数のヒトV 遺伝子セグメントの少なくとも1つにそれぞれが隣接する1つもしくは複数のヒトV 非コード配列であって、前記1つもしくは複数のV 非コード配列がそれぞれ、天然では内在性のヒト免疫グロブリン重鎖遺伝子座においてヒトV 遺伝子セグメントに隣接して見られる、前記1つもしくは複数のヒトV 非コード配列、
(ii)前記1つもしくは複数のヒトD 遺伝子セグメントの少なくとも1つにそれぞれが隣接する1つもしくは複数のヒトD 非コード配列であって、前記1つもしくは複数のD 非コード配列がそれぞれ、天然では内在性のヒト免疫グロブリン重鎖遺伝子座においてヒトD 遺伝子セグメントに隣接して見られる、前記1つもしくは複数のヒトD 非コード配列、
(iii)前記1つもしくは複数のヒトJ 遺伝子セグメントの少なくとも1つにそれぞれが隣接する1つもしくは複数のヒトJ 非コード配列であって、前記1つもしくは複数のJ 非コード配列がそれぞれ、天然では内在性のヒト免疫グロブリン重鎖遺伝子座においてヒトJ 遺伝子セグメントに隣接して見られる、前記1つもしくは複数のヒトJ 非コード配列、または
(iv)それらの任意の組み合わせ
をさらに含む、項目177〜179のいずれか1項に記載の方法。
(項目181)
前記1つまたは複数のげっ歯類免疫グロブリン重鎖定常領域遺伝子が、1つまたは複数の内在性のげっ歯類免疫グロブリン重鎖定常領域遺伝子である、項目177〜180のいずれか1項に記載の方法。
(項目182)
(i)前記1つまたは複数のヒトV 遺伝子セグメントが、V 3−74、V 3−73、V 3−72、V 2−70、V 1−69、V 3−66、V 3−64、V 4−61、V 4−59、V 1−58、V 3−53、V 5−51、V 3−49、V 3−48、V 1−46、V 1−45、V 3−43、V 4−39、V 4−34、V 3−33、V 4−31、V 3−30、V 4−28、V 2−26、V 1−24、V 3−23、V 3−21、V 3−20、V 1−18、V 3−15、V 3−13、V 3−11、V 3−9、V 1−8、V 3−7、V 2−5、V 7−4−1、V 4−4、V 1−3、V 1−2、V 6−1、またはそれらの任意の組み合わせを含み、
(ii)前記1つまたは複数のヒトD 遺伝子セグメントが、D 1−1、D 2−2、D 3−3、D 4−4、D 5−5、D 6−6、D 1−7、D 2−8、D 3−9、D 3−10、D 5−12、D 6−13、D 2−15、D 3−16、D 4−17、D 6−19、D 1−20、D 2−21、D 3−22、D 6−25、D 1−26、D 7−27、またはそれらの任意の組み合わせを含み、
(iii)前記1つまたは複数のヒトJ 遺伝子セグメントが、J 1、J 2、J 3、J 4、J 5、J 6、またはそれらの任意の組み合わせを含む、
項目177〜181のいずれか1項に記載の方法。
(項目183)
前記操作された内在性の免疫グロブリン重鎖遺伝子座が、機能性の内在性げっ歯類Adam6遺伝子を含まない、項目177〜182のいずれか1項に記載の方法。
(項目184)
前記げっ歯類の前記生殖細胞ゲノムが、1つまたは複数のげっ歯類ADAM6ポリペプチド、げっ歯類ADAM6機能性オルソログ、げっ歯類ADAM6機能性ホモログ、またはその機能性断片をコードする1つまたは複数のヌクレオチド配列をさらに含む、項目177〜183のいずれか1項に記載の方法。
(項目185)
前記1つまたは複数のげっ歯類ADAM6ポリペプチド、げっ歯類ADAM6機能性オルソログ、げっ歯類ADAM6機能性ホモログ、またはその機能性断片が発現する、項目184に記載の方法。
(項目186)
1つまたは複数のげっ歯類ADAM6ポリペプチド、げっ歯類ADAM6機能性オルソログ、げっ歯類ADAM6機能性ホモログ、またはその機能性断片をコードする前記1つまたは複数のヌクレオチド配列が、前記操作された内在性の免疫グロブリン重鎖遺伝子座と同じ染色体上に含まれる、項目184または項目185に記載の方法。
(項目187)
1つまたは複数のげっ歯類ADAM6ポリペプチド、げっ歯類ADAM6機能性オルソログ、げっ歯類ADAM6機能性ホモログ、またはその機能性断片をコードする前記1つまたは複数のヌクレオチド配列が、前記操作された内在性の免疫グロブリン重鎖遺伝子座に含まれる、項目184〜186のいずれか1項に記載の方法。
(項目188)
1つまたは複数のげっ歯類ADAM6ポリペプチド、げっ歯類ADAM6機能性オルソログ、げっ歯類ADAM6機能性ホモログ、またはその機能性断片をコードする前記1つまたは複数のヌクレオチド配列が、ヒトAdam6偽遺伝子の代わりに存在する、項目184〜187のいずれか1項に記載の方法。
(項目189)
1つまたは複数のげっ歯類ADAM6ポリペプチド、げっ歯類ADAM6機能性オルソログ、げっ歯類ADAM6機能性ホモログ、またはその機能性断片をコードする前記1つまたは複数のヌクレオチド配列によって、ヒトAdam6偽遺伝子が代替される、項目184〜188のいずれか1項に記載の方法。
(項目190)
1つまたは複数のげっ歯類ADAM6ポリペプチド、げっ歯類ADAM6機能性オルソログ、げっ歯類ADAM6機能性ホモログ、またはその機能性断片をコードする前記1つまたは複数のヌクレオチド配列が、第1のヒトV 遺伝子セグメントと第2のヒトV 遺伝子セグメントとの間に位置する、項目184〜189のいずれか1項に記載の方法。
(項目191)
前記第1のヒトV 遺伝子セグメントがV 1−2であり、前記第2のヒトV 遺伝子セグメントがV 6−1である、項目190に記載の方法。
(項目192)
1つまたは複数のげっ歯類ADAM6ポリペプチド、げっ歯類ADAM6機能性オルソログ、げっ歯類ADAM6機能性ホモログ、またはその機能性断片をコードする前記1つまたは複数のヌクレオチド配列が、ヒトV 遺伝子セグメントとヒトD 遺伝子セグメントとの間に位置する、項目184〜187のいずれか1項に記載の方法。
(項目193)
前記げっ歯類が、前記操作された内在性の免疫グロブリン重鎖遺伝子座についてホモ接合型である、項目177〜192のいずれか1項に記載の方法。
(項目194)
前記げっ歯類が、ヒト免疫グロブリンλ軽鎖可変ドメインをそれぞれが含む免疫グロブリンλ軽鎖を含む抗体を発現するB細胞集団を含む、項目158〜193のいずれか1項に記載の方法。
(項目195)
前記ヒト免疫グロブリンλ軽鎖可変ドメインが、(i)前記1つもしくは複数のヒトVλ遺伝子セグメントの1つ、または体細胞超変異が生じたそのバリアントと、(ii)前記1つもしくは複数のヒトJλ遺伝子セグメントの1つ、または体細胞超変異が生じたそのバリアントと、を含む再構成されたヒト免疫グロブリンλ軽鎖可変領域配列によってコードされる、項目194に記載の方法。
(項目196)
前記げっ歯類の前記生殖細胞ゲノムが、転写制御要素に機能可能なように連結された外来性のターミナルデオキシヌクレオチジルトランスフェラーゼ(TdT)をコードする核酸配列をさらに含む、項目158〜195のいずれか1項に記載の方法。
(項目197)
前記TdTが、TdTの短鎖アイソフォーム(TdTS)である、項目196に記載の方法。
(項目198)
前記転写制御要素が、RAG1転写制御要素、RAG2転写制御要素、免疫グロブリン重鎖転写制御要素、免疫グロブリンκ軽鎖転写制御要素、免疫グロブリンλ軽鎖転写制御要素、またはそれらの任意の組み合わせを含む、項目196または項目197に記載の方法。
(項目199)
外来性TdTをコードする前記核酸配列が、前記生殖細胞ゲノムにおいて免疫グロブリンκ軽鎖遺伝子座、免疫グロブリンλ軽鎖遺伝子座、免疫グロブリン重鎖遺伝子座、RAG1遺伝子座、またはRAG2遺伝子座に存在する、項目196〜198のいずれか1項に記載の方法。
(項目200)
前記げっ歯類が、ラットまたはマウスである、項目158〜199のいずれか1項に記載の方法。
(項目201)
げっ歯類胚性幹(ES)細胞であって、前記げっ歯類ES細胞のゲノムが、
(a)1つまたは複数のヒトVλ遺伝子セグメントと、
(b)1つまたは複数のヒトJλ遺伝子セグメントと、
(c)Cλ遺伝子と、
を含む第1の操作された内在性の免疫グロブリンκ軽鎖遺伝子座
を含み、
前記1つまたは複数のヒトVλ遺伝子セグメント、及び前記1つまたは複数のヒトJλ遺伝子セグメントが、前記Cλ遺伝子に機能可能なように連結され、
前記げっ歯類ES細胞が、前記第1の操作された内在性の免疫グロブリンκ軽鎖遺伝子座にげっ歯類Cκ遺伝子を含まない、前記げっ歯類ES細胞。
(項目202)
前記げっ歯類ES細胞が、前記第1の操作された内在性の免疫グロブリンκ軽鎖遺伝子座についてホモ接合型である、項目201に記載のげっ歯類ES細胞。
(項目203)
前記げっ歯類ES細胞が、前記第1の操作された内在性の免疫グロブリンκ軽鎖遺伝子座についてヘテロ接合型である、項目201に記載のげっ歯類ES細胞。
(項目204)
前記げっ歯類ES細胞の前記ゲノムが、
(i)1つまたは複数のヒトVκ遺伝子セグメントと、
(ii)1つまたは複数のヒトJκ遺伝子セグメントと、
を含む第2の操作された内在性の免疫グロブリンκ軽鎖遺伝子座
を含み、
前記1つまたは複数のヒトVκ遺伝子セグメント、及び前記1つまたは複数のヒトJκ遺伝子セグメントが、Cκ遺伝子に機能可能なように連結される、項目203に記載のげっ歯類ES細胞。
(項目205)
前記第2の操作された内在性の免疫グロブリンκ軽鎖遺伝子座における前記Cκ遺伝子が、内在性のげっ歯類Cκ遺伝子である、項目204に記載のげっ歯類ES細胞。
(項目206)
前記げっ歯類ES細胞の前記ゲノムが、
(i)1つまたは複数のヒトV 遺伝子セグメントと、
(ii)1つまたは複数のヒトD 遺伝子セグメントと、
(iii)1つまたは複数のヒトJ 遺伝子セグメントと、
を含む操作された内在性の免疫グロブリン重鎖遺伝子座
を含み、
前記1つまたは複数のヒトV 遺伝子セグメント、前記1つまたは複数のヒトD 遺伝子セグメント、及び前記1つまたは複数のヒトJ 遺伝子セグメントが、前記操作された内在性の免疫グロブリン重鎖遺伝子座において1つまたは複数のげっ歯類免疫グロブリン重鎖定常領域遺伝子に機能可能なように連結される、項目201〜205のいずれか1項に記載のげっ歯類ES細胞。
(項目207)
前記げっ歯類が、前記第1の操作された内在性の免疫グロブリンκ軽鎖遺伝子座にげっ歯類Cκ遺伝子を含まない、項目201〜206に記載のげっ歯類ES細胞。
(項目208)
前記第1の操作された内在性の免疫グロブリンκ軽鎖遺伝子座における前記Cλ遺伝子が、げっ歯類Cλ遺伝子を含む、項目201〜207のいずれか1項に記載のげっ歯類ES細胞。
(項目209)
前記第1の操作された内在性の免疫グロブリンκ軽鎖遺伝子座が、
(i)前記1つもしくは複数のヒトVλ遺伝子セグメントの少なくとも1つにそれぞれが隣接する1つもしくは複数のヒトVλ非コード配列であって、前記1つもしくは複数のヒトVλ非コード配列が、天然では内在性のヒト免疫グロブリンλ軽鎖遺伝子座においてヒトVλ遺伝子セグメントに隣接して見られる、前記1つもしくは複数のヒトVλ非コード配列、
(ii)前記1つもしくは複数のヒトJλ遺伝子セグメントの少なくとも1つにそれぞれが隣接する1つもしくは複数のヒトJλ非コード配列であって、前記1つもしくは複数のヒトJλ非コード配列が、天然では内在性のヒト免疫グロブリンλ軽鎖遺伝子座においてヒトJλ遺伝子セグメントに隣接して見られる、前記1つもしくは複数のヒトJλ非コード配列、または
(iii)それらの任意の組み合わせ
をさらに含む、項目201〜208のいずれか1項に記載のげっ歯類ES細胞。
(項目210)
(i)前記1つまたは複数のヒトVλ遺伝子セグメントが、Vλ5−52、Vλ1−51、Vλ9−49、Vλ1−47、Vλ7−46、Vλ5−45、Vλ1−44、Vλ7−43、Vλ1−40、Vλ5−39、Vλ5−37、Vλ1−36、Vλ3−27、Vλ3−25、Vλ2−23、Vλ3−22、Vλ3−21、Vλ3−19、Vλ3−16、Vλ2−14、Vλ3−12、Vλ2−11、Vλ3−10、Vλ3−9、Vλ2−8、Vλ4−3、Vλ3−1、またはそれらの任意の組み合わせを含み、
(ii)前記1つまたは複数のヒトJλ遺伝子セグメントが、Jλ1、Jλ2、Jλ3、Jλ6、Jλ7、またはそれらの任意の組み合わせを含む、
項目201〜209のいずれか1項に記載のげっ歯類ES細胞。
(項目211)
前記第1の操作された内在性の免疫グロブリンκ軽鎖遺伝子座が、
(i)前記第1の操作された内在性の免疫グロブリンκ軽鎖遺伝子座において前記Vλ5−52、Vλ1−51、Vλ9−49、Vλ1−47、Vλ7−46、Vλ5−45、Vλ1−44、Vλ7−43、Vλ1−40、Vλ5−39、Vλ5−37、Vλ1−36、Vλ3−27、Vλ3−25、Vλ2−23、Vλ3−22、Vλ3−21、Vλ3−19、Vλ3−16、Vλ2−14、Vλ3−12、Vλ2−11、Vλ3−10、Vλ3−9、Vλ2−8、Vλ4−3、またはVλ3−1にそれぞれが隣接する1つまたは複数のヒトVλ非コード配列であって、前記1つまたは複数のヒトVλ非コード配列がそれぞれ、天然では内在性のヒト免疫グロブリンλ軽鎖遺伝子座のVλ5−52、Vλ1−51、Vλ9−49、Vλ1−47、Vλ7−46、Vλ5−45、Vλ1−44、Vλ7−43、Vλ1−40、Vλ5−39、Vλ5−37、Vλ1−36、Vλ3−27、Vλ3−25、Vλ2−23、Vλ3−22、Vλ3−21、Vλ3−19、Vλ3−16、Vλ2−14、Vλ3−12、Vλ2−11、Vλ3−10、Vλ3−9、Vλ2−8、Vλ4−3、またはVλ3−1に隣接して見られる、前記1つまたは複数のヒトVλ非コード配列と、
(ii)前記第1の操作された内在性の免疫グロブリンκ軽鎖遺伝子座において前記Jλ1、Jλ2、Jλ3、Jλ6、またはJλ7にそれぞれが隣接する1つまたは複数のヒトJλ非コード配列であって、前記1つまたは複数のヒトJλ非コード配列がそれぞれ、天然では内在性のヒト免疫グロブリンλ軽鎖遺伝子座のJλ1、Jλ2、Jλ3、Jλ6、またはJλ7に隣接して見られる、前記1つまたは複数のヒトJλ非コード配列と、
を含む、項目210に記載のげっ歯類ES細胞。
(項目212)
前記第1の操作された内在性の免疫グロブリンκ軽鎖遺伝子座が、
(i)前記第1の操作された内在性の免疫グロブリンκ軽鎖遺伝子座において前記Vλ5−52、Vλ1−51、Vλ9−49、Vλ1−47、Vλ7−46、Vλ5−45、Vλ1−44、Vλ7−43、Vλ1−40、Vλ5−39、Vλ5−37、Vλ1−36、Vλ3−27、Vλ3−25、Vλ2−23、Vλ3−22、Vλ3−21、Vλ3−19、Vλ2−18、Vλ3−16、Vλ2−14、Vλ3−12、Vλ2−11、Vλ3−10、Vλ3−9、Vλ2−8、Vλ4−3、またはVλ3−1にそれぞれが隣接する1つまたは複数のヒトVλ非コード配列であって、前記1つまたは複数のヒトVλ非コード配列がそれぞれ、天然では内在性のヒト免疫グロブリンλ軽鎖遺伝子座のVλ5−52、Vλ1−51、Vλ9−49、Vλ1−47、Vλ7−46、Vλ5−45、Vλ1−44、Vλ7−43、Vλ1−40、Vλ5−39、Vλ5−37、Vλ1−36、Vλ3−27、Vλ3−25、Vλ2−23、Vλ3−22、Vλ3−21、Vλ3−19、Vλ2−18、Vλ3−16、Vλ2−14、Vλ3−12、Vλ2−11、Vλ3−10、Vλ3−9、Vλ2−8、Vλ4−3、またはVλ3−1に隣接して見られる、前記1つまたは複数のヒトVλ非コード配列と、
(ii)前記第1の操作された内在性の免疫グロブリンκ軽鎖遺伝子座において前記Jλ1、Jλ2、Jλ3、Jλ6、またはJλ7にそれぞれが隣接する1つまたは複数のヒトJκ非コード配列であって、前記1つまたは複数のヒトJκ非コード配列がそれぞれ、天然では内在性のヒト免疫グロブリンκ軽鎖遺伝子座のJκ1、Jκ2、Jκ3、Jκ4、またはJκ5に隣接して見られる、前記1つまたは複数のヒトJκ非コード配列と、
を含む、項目210に記載のげっ歯類ES細胞。
(項目213)
(i)前記1つまたは複数のヒトVλ遺伝子セグメントが、Vλ4−69、Vλ8−61、Vλ4−60、Vλ6−57、Vλ10−54、Vλ5−52、Vλ1−51、Vλ9−49、Vλ1−47、Vλ7−46、Vλ5−45、Vλ1−44、Vλ7−43、Vλ1−40、Vλ5−39、Vλ5−37、Vλ1−36、Vλ3−27、Vλ3−25、Vλ2−23、Vλ3−22、Vλ3−21、Vλ3−19、Vλ3−16、Vλ2−14、Vλ3−12、Vλ2−11、Vλ3−10、Vλ3−9、Vλ2−8、Vλ4−3、Vλ3−1、またはそれらの任意の組み合わせを含み、
(ii)前記1つまたは複数のヒトJλ遺伝子セグメントが、Jλ1、Jλ2、Jλ3、Jλ6、Jλ7、またはそれらの任意の組み合わせを含む、
項目201〜212のいずれか1項に記載のげっ歯類ES細胞。
(項目214)
前記第1の操作された内在性の免疫グロブリンκ軽鎖遺伝子座が、
(i)前記第1の操作された内在性の免疫グロブリンκ軽鎖遺伝子座において前記Vλ4−69、Vλ8−61、Vλ4−60、Vλ6−57、Vλ10−54、Vλ5−52、Vλ1−51、Vλ9−49、Vλ1−47、Vλ7−46、Vλ5−45、Vλ1−44、Vλ7−43、Vλ1−40、Vλ5−39、Vλ5−37、Vλ1−36、Vλ3−27、Vλ3−25、Vλ2−23、Vλ3−22、Vλ3−21、Vλ3−19、Vλ3−16、Vλ2−14、Vλ3−12、Vλ2−11、Vλ3−10、Vλ3−9、Vλ2−8、Vλ4−3、またはVλ3−1にそれぞれが隣接する1つまたは複数のヒトVλ非コード配列であって、前記1つまたは複数のヒトVλ非コード配列がそれぞれ、天然では内在性のヒト免疫グロブリンλ軽鎖遺伝子座のVλ4−69、Vλ8−61、Vλ4−60、Vλ6−57、Vλ10−54、Vλ5−52、Vλ1−51、Vλ9−49、Vλ1−47、Vλ7−46、Vλ5−45、Vλ1−44、Vλ7−43、Vλ1−40、Vλ5−39、Vλ5−37、Vλ1−36、Vλ3−27、Vλ3−25、Vλ2−23、Vλ3−22、Vλ3−21、Vλ3−19、Vλ3−16、Vλ2−14、Vλ3−12、Vλ2−11、Vλ3−10、Vλ3−9、Vλ2−8、Vλ4−3、またはVλ3−1に隣接して見られる、前記1つまたは複数のヒトVλ非コード配列と、
(ii)前記第1の操作された内在性の免疫グロブリンκ軽鎖遺伝子座において前記Jλ1、Jλ2、Jλ3、Jλ6、またはJλ7にそれぞれが隣接する1つまたは複数のヒトJλ非コード配列であって、前記1つまたは複数のヒトJλ非コード配列がそれぞれ、天然では内在性のヒト免疫グロブリンλ軽鎖遺伝子座のJλ1、Jλ2、Jλ3、Jλ6、またはJλ7に隣接して見られる、前記1つまたは複数のヒトJλ非コード配列と、
を含む、項目213に記載のげっ歯類ES細胞。
(項目215)
前記第1の操作された内在性の免疫グロブリンκ軽鎖遺伝子座が、
(i)前記第1の操作された内在性の免疫グロブリンκ軽鎖遺伝子座において前記Vλ4−69、Vλ8−61、Vλ4−60、Vλ6−57、Vλ10−54、Vλ5−52、Vλ1−51、Vλ9−49、Vλ1−47、Vλ7−46、Vλ5−45、Vλ1−44、Vλ7−43、Vλ1−40、Vλ5−39、Vλ5−37、Vλ1−36、Vλ3−27、Vλ3−25、Vλ2−23、Vλ3−22、Vλ3−21、Vλ3−19、Vλ2−18、Vλ3−16、Vλ2−14、Vλ3−12、Vλ2−11、Vλ3−10、Vλ3−9、Vλ2−8、Vλ4−3、またはVλ3−1にそれぞれが隣接する1つまたは複数のヒトVλ非コード配列であって、前記1つまたは複数のヒトVλ非コード配列がそれぞれ、天然では内在性のヒト免疫グロブリンλ軽鎖遺伝子座のVλ4−69、Vλ8−61、Vλ4−60、Vλ6−57、Vλ10−54、Vλ5−52、Vλ1−51、Vλ9−49、Vλ1−47、Vλ7−46、Vλ5−45、Vλ1−44、Vλ7−43、Vλ1−40、Vλ5−39、Vλ5−37、Vλ1−36、Vλ3−27、Vλ3−25、Vλ2−23、Vλ3−22、Vλ3−21、Vλ3−19、Vλ2−18、Vλ3−16、Vλ2−14、Vλ3−12、Vλ2−11、Vλ3−10、Vλ3−9、Vλ2−8、Vλ4−3、またはVλ3−1に隣接して見られる、前記1つまたは複数のヒトVλ非コード配列と、
(ii)前記第1の操作された内在性の免疫グロブリンκ軽鎖遺伝子座において前記Jλ1、Jλ2、Jλ3、Jλ6、またはJλ7にそれぞれが隣接する1つまたは複数のヒトJκ非コード配列であって、前記1つまたは複数のヒトJκ非コード配列がそれぞれ、天然では内在性のヒト免疫グロブリンκ軽鎖遺伝子座のJκ1、Jκ2、Jκ3、Jκ4、またはJκ5に隣接して見られる、前記1つまたは複数のヒトJκ非コード配列と、
を含む、項目213に記載のげっ歯類ES細胞。
(項目216)
前記げっ歯類ES細胞の前記ゲノムが、
(a)1つまたは複数のヒトV 遺伝子セグメントと、
(b)1つまたは複数のヒトD 遺伝子セグメントと、
(c)1つまたは複数のヒトJ 遺伝子セグメントと、
を含む操作された内在性の免疫グロブリン重鎖遺伝子座
をさらに含み、
前記1つまたは複数のヒトV 遺伝子セグメント、前記1つまたは複数のヒトD 遺伝子セグメント、及び前記1つまたは複数のヒトJ 遺伝子セグメントが、前記操作された内在性の免疫グロブリン重鎖遺伝子座において1つまたは複数のげっ歯類免疫グロブリン重鎖定常領域遺伝子に機能可能なように連結される、項目201〜215のいずれか1項に記載のげっ歯類ES細胞。
(項目217)
前記1つまたは複数のヒトV 遺伝子セグメント、1つまたは複数のヒトD 遺伝子セグメント、及び1つまたは複数のヒトJ 遺伝子セグメントが、1つもしくは複数のげっ歯類V 遺伝子セグメント、1つもしくは複数のげっ歯類D 遺伝子セグメント、1つもしくは複数のげっ歯類J 遺伝子セグメント、またはそれらの組み合わせの代わりに存在する、項目216に記載のげっ歯類ES細胞。
(項目218)
前記1つまたは複数のヒトV 遺伝子セグメント、1つまたは複数のヒトD 遺伝子セグメント、及び1つまたは複数のヒトJ 遺伝子セグメントによって、1つもしくは複数のげっ歯類V 遺伝子セグメント、1つもしくは複数のげっ歯類D 遺伝子セグメント、1つもしくは複数のげっ歯類J 遺伝子セグメント、またはそれらの任意の組み合わせが代替される、項目216または項目217に記載のげっ歯類ES細胞。
(項目219)
前記操作された内在性の免疫グロブリン重鎖遺伝子座が、
(i)前記1つもしくは複数のヒトV 遺伝子セグメントの少なくとも1つにそれぞれが隣接する1つもしくは複数のヒトV 非コード配列であって、前記1つもしくは複数のV 非コード配列がそれぞれ、天然では内在性のヒト免疫グロブリン重鎖遺伝子座においてヒトV 遺伝子セグメントに隣接して見られる、前記1つもしくは複数のヒトV 非コード配列、
(ii)前記1つもしくは複数のヒトD 遺伝子セグメントの少なくとも1つにそれぞれが隣接する1つもしくは複数のヒトD 非コード配列であって、前記1つもしくは複数のD 非コード配列がそれぞれ、天然では内在性のヒト免疫グロブリン重鎖遺伝子座においてヒトD 遺伝子セグメントに隣接して見られる、前記1つもしくは複数のヒトD 非コード配列、
(iii)前記1つもしくは複数のヒトJ 遺伝子セグメントの少なくとも1つにそれぞれが隣接する1つもしくは複数のヒトJ 非コード配列であって、前記1つもしくは複数のJ 非コード配列がそれぞれ、天然では内在性のヒト免疫グロブリン重鎖遺伝子座においてヒトJ 遺伝子セグメントに隣接して見られる、前記1つもしくは複数のヒトJ 非コード配列、または
(iv)それらの任意の組み合わせ
をさらに含む、項目216〜218のいずれか1項に記載のげっ歯類ES細胞。
(項目220)
前記1つまたは複数のげっ歯類免疫グロブリン重鎖定常領域遺伝子が、1つまたは複数の内在性のげっ歯類免疫グロブリン重鎖定常領域遺伝子である、項目216〜219のいずれか1項に記載のげっ歯類ES細胞。
(項目221)
(i)前記1つまたは複数のヒトV 遺伝子セグメントが、V 3−74、V 3−73、V 3−72、V 2−70、V 1−69、V 3−66、V 3−64、V 4−61、V 4−59、V 1−58、V 3−53、V 5−51、V 3−49、V 3−48、V 1−46、V 1−45、V 3−43、V 4−39、V 4−34、V 3−33、V 4−31、V 3−30、V 4−28、V 2−26、V 1−24、V 3−23、V 3−21、V 3−20、V 1−18、V 3−15、V 3−13、V 3−11、V 3−9、V 1−8、V 3−7、V 2−5、V 7−4−1、V 4−4、V 1−3、V 1−2、V 6−1、またはそれらの任意の組み合わせを含み、
(ii)前記1つまたは複数のヒトD 遺伝子セグメントが、D 1−1、D 2−2、D 3−3、D 4−4、D 5−5、D 6−6、D 1−7、D 2−8、D 3−9、D 3−10、D 5−12、D 6−13、D 2−15、D 3−16、D 4−17、D 6−19、D 1−20、D 2−21、D 3−22、D 6−25、D 1−26、D 7−27、またはそれらの任意の組み合わせを含み、
(iii)前記1つまたは複数のヒトJ 遺伝子セグメントが、J 1、J 2、J 3、J 4、J 5、J 6、またはそれらの任意の組み合わせを含む、
項目216〜220のいずれか1項に記載のげっ歯類ES細胞。
(項目222)
前記操作された内在性の免疫グロブリン重鎖遺伝子座が、機能性の内在性げっ歯類Adam6遺伝子を含まない、項目216〜221のいずれか1項に記載のげっ歯類ES細胞。
(項目223)
前記げっ歯類の前記ゲノムが、1つまたは複数のげっ歯類ADAM6ポリペプチド、げっ歯類ADAM6機能性オルソログ、げっ歯類ADAM6機能性ホモログ、またはその機能性断片をコードする1つまたは複数のヌクレオチド配列をさらに含む、項目216〜222のいずれか1項に記載のげっ歯類ES細胞。
(項目224)
1つまたは複数のげっ歯類ADAM6ポリペプチド、げっ歯類ADAM6機能性オルソログ、げっ歯類ADAM6機能性ホモログ、またはその機能性断片をコードする前記1つまたは複数のヌクレオチド配列が、前記操作された内在性の免疫グロブリン重鎖遺伝子座と同じ染色体上に含まれる、項目223に記載のげっ歯類ES細胞。
(項目225)
1つまたは複数のげっ歯類ADAM6ポリペプチド、げっ歯類ADAM6機能性オルソログ、げっ歯類ADAM6機能性ホモログ、またはその機能性断片をコードする前記1つまたは複数のヌクレオチド配列が、前記操作された内在性の免疫グロブリン重鎖遺伝子座に含まれる、項目223または項目224に記載のげっ歯類ES細胞。
(項目226)
1つまたは複数のげっ歯類ADAM6ポリペプチド、げっ歯類ADAM6機能性オルソログ、げっ歯類ADAM6機能性ホモログ、またはその機能性断片をコードする前記1つまたは複数のヌクレオチド配列が、ヒトAdam6偽遺伝子の代わりに存在する、項目223〜225のいずれか1項に記載のげっ歯類ES細胞。
(項目227)
1つまたは複数のげっ歯類ADAM6ポリペプチド、げっ歯類ADAM6機能性オルソログ、げっ歯類ADAM6機能性ホモログ、またはその機能性断片をコードする前記1つまたは複数のヌクレオチド配列によって、ヒトAdam6偽遺伝子が代替される、項目223〜226のいずれか1項に記載のげっ歯類ES細胞。
(項目228)
1つまたは複数のげっ歯類ADAM6ポリペプチド、げっ歯類ADAM6機能性オルソログ、げっ歯類ADAM6機能性ホモログ、またはその機能性断片をコードする前記1つまたは複数のヌクレオチド配列が、第1のヒトV 遺伝子セグメントと第2のヒトV 遺伝子セグメントとの間に位置する、項目223〜227のいずれか1項に記載のげっ歯類ES細胞。
(項目229)
前記第1のヒトV 遺伝子セグメントがV 1−2であり、前記第2のヒトV 遺伝子セグメントがV 6−1である、項目228に記載のげっ歯類ES細胞。
(項目230)
1つまたは複数のげっ歯類ADAM6ポリペプチド、げっ歯類ADAM6機能性オルソログ、げっ歯類ADAM6機能性ホモログ、またはその機能性断片をコードする前記1つまたは複数のヌクレオチド配列が、ヒトV 遺伝子セグメントとヒトD 遺伝子セグメントとの間に位置する、項目223〜225のいずれか1項に記載のげっ歯類ES細胞。
(項目231)
前記げっ歯類細胞が、前記操作された内在性の免疫グロブリン重鎖遺伝子座についてホモ接合型である、項目216〜230のいずれか1項に記載のげっ歯類ES細胞。
(項目232)
前記げっ歯類ES細胞の前記ゲノムが、転写制御要素に機能可能なように連結された外来性のターミナルデオキシヌクレオチジルトランスフェラーゼ(TdT)をコードする核酸配列をさらに含む、項目201〜231のいずれか1項に記載のげっ歯類ES細胞。
(項目233)
前記TdTが、TdTの短鎖アイソフォーム(TdTS)である、項目232に記載のげっ歯類ES細胞。
(項目234)
前記転写制御要素が、RAG1転写制御要素、RAG2転写制御要素、免疫グロブリン重鎖転写制御要素、免疫グロブリンκ軽鎖転写制御要素、免疫グロブリンλ軽鎖転写制御要素、またはそれらの任意の組み合わせを含む、項目232または項目233に記載のげっ歯類ES細胞。
(項目235)
外来性TdTをコードする前記核酸配列が、免疫グロブリンκ軽鎖遺伝子座、免疫グロブリンλ軽鎖遺伝子座、免疫グロブリン重鎖遺伝子座、RAG1遺伝子座、またはRAG2遺伝子座に存在する、項目232〜234のいずれか1項に記載のげっ歯類ES細胞。
(項目236)
前記げっ歯類ES細胞が、ラットES細胞またはマウスES細胞である、項目201〜235のいずれか1項に記載のげっ歯類ES細胞。
(項目237)
抗原に対して特異的な完全ヒト抗体の調製方法であって、前記方法が、
(a)項目1〜60のいずれか1項に記載のげっ歯類を前記抗原で免疫化するステップと、
(b)前記遺伝子改変されたマウスによって産生され、かつ前記抗原に特異的に結合する抗体のヒト重鎖可変ドメインをコードするヌクレオチド配列を決定し、及び/または前記遺伝子改変されたマウスによって産生され、かつ前記抗原に特異的に結合する抗体のヒトλ軽鎖可変ドメインをコードするヌクレオチド配列を決定するステップと、
(c)(i)ヒト重鎖定常領域遺伝子に機能可能なように連結された(b)に記載のヒト重鎖可変ドメインをコードするヌクレオチド配列、及び/または
(ii)ヒト軽鎖定常領域遺伝子に機能可能なように連結された(b)に記載のヒトλ軽鎖可変ドメインをコードする前記ヌクレオチド配列、
を用いることによって完全ヒト抗体を発現させるステップと、
を含む、前記方法。
(項目238)
抗原に対して特異的な完全ヒト抗体の調製方法であって、前記方法が、
(a)2つのヒトλ軽鎖及び2つのヒト重鎖を含む完全ヒト抗体を哺乳類細胞において発現させるステップであって、それぞれのヒトλ軽鎖が、ヒトλ軽鎖可変領域によってコードされるヒトλ軽鎖可変ドメインを含み、それぞれのヒト重鎖が、ヒト重鎖可変領域によってコードされるヒト重鎖可変ドメインを含み、少なくとも1つのヒト重鎖可変領域またはヒトλ軽鎖可変領域のヌクレオチド配列が、項目1〜60のいずれか1項に記載のげっ歯類から得られたものである、前記発現させるステップと、
(b)前記完全ヒト抗体を得るステップと、
を含む、前記方法。
(項目239)
抗原に対して特異的な完全ヒト抗体の調製方法であって、前記方法が、
(a)項目1〜60のいずれか1項に記載のげっ歯類を免疫化するステップと、
(b)前記遺伝子改変されたマウスによって産生され、かつ前記抗原に特異的に結合する抗体のヒト重鎖可変ドメイン配列を決定し、及び/または前記遺伝子改変されたマウスによって産生され、かつ前記抗原に特異的に結合する抗体のヒトλ軽鎖可変ドメイン配列を決定するステップと、
(c)(i)ヒト重鎖定常ドメイン配列に機能可能なように連結された(b)に記載のヒト重鎖可変ドメイン配列、及び/または
(ii)ヒト軽鎖定常ドメイン配列に機能可能なように連結された(b)に記載のヒトλ軽鎖可変ドメイン配列
を用いることによって完全ヒト抗体を発現させるステップと、
を含む、前記方法。
(項目240)
ヒト重鎖定常ドメイン配列に機能可能なように連結された(b)に記載のヒト重鎖可変ドメイン配列を用いることが、(b)に記載のヒト重鎖可変ドメイン配列及び前記ヒト重鎖定常ドメイン配列をコードするヌクレオチド配列を発現させることを含む、項目239に記載の方法。
(項目241)
ヒト軽鎖定常ドメイン配列に機能可能なように連結された(b)に記載のヒトλ軽鎖可変ドメイン配列を用いることが、(b)に記載のヒトλ軽鎖可変ドメイン配列及び前記ヒト軽鎖定常ドメイン配列をコードするヌクレオチド配列を発現させることを含む、項目239または項目240に記載の方法。
(項目242)
抗原に対して特異的な完全ヒト抗体の調製方法であって、前記方法が、
(a)2つのヒトλ軽鎖及び2つのヒト重鎖を含む前記完全ヒト抗体を哺乳類細胞において発現させるステップであって、それぞれのヒトλ軽鎖が、ヒト軽鎖可変ドメインを含み、それぞれのヒト重鎖が、ヒト重鎖可変ドメインを含み、少なくとも1つのヒト重鎖可変ドメインまたはヒトλ軽鎖可変ドメインのアミノ酸配列が、項目1〜60のいずれか1項に記載のげっ歯類から得られたものである、前記発現させるステップと、
(b)前記完全ヒト抗体を得るステップと、
を含む、前記方法。
(項目243)
ヒト重鎖可変ドメイン配列またはヒトλ軽鎖可変ドメイン配列を生成させるための方法であって、前記方法が、
(a)項目1〜60のいずれか1項に記載のげっ歯類を免疫化するステップと、
(b)前記遺伝子改変されたマウスによって産生され、かつ前記抗原に特異的に結合する抗体のヒト重鎖可変ドメイン配列またはヒトλ軽鎖可変ドメイン配列を決定するステップと、
を含む、前記方法。
(項目244)
ヒト重鎖可変ドメイン配列またはヒトλ軽鎖可変ドメイン配列を決定することが、前記ヒト重鎖可変ドメイン配列またはヒトλ軽鎖可変ドメイン配列をコードするヌクレオチド配列を決定することを含む、項目243に記載の方法。
(項目245)
完全ヒト重鎖または完全ヒト軽鎖の調製方法であって、前記方法が、
(a)項目1〜60のいずれか1項に記載のげっ歯類を免疫化するステップと、
(b)前記遺伝子改変されたマウスによって産生され、かつ前記抗原に特異的に結合する抗体のヒト重鎖可変ドメイン配列またはヒトλ軽鎖可変ドメイン配列を決定するステップと、
(c)前記ヒト重鎖可変ドメイン配列またはヒトλ軽鎖可変ドメイン配列を、それぞれヒト重鎖定常ドメイン配列またはヒト軽鎖定常ドメイン配列に機能可能なように連結して完全ヒト重鎖または完全ヒト軽鎖を形成させるステップと、
を含む、前記方法。
(項目246)
前記ヒト重鎖可変ドメイン配列またはヒトλ軽鎖可変ドメイン配列を、それぞれヒト重鎖定常ドメイン配列またはヒト軽鎖定常ドメイン配列に機能可能なように連結することが、前記ヒト重鎖可変ドメイン配列またはヒトλ軽鎖可変ドメイン配列をコードするヌクレオチド配列を、前記ヒト重鎖定常ドメイン配列またはヒト軽鎖定常ドメイン配列をコードするヌクレオチド配列に機能可能なように連結することを含む、項目245に記載の方法。
(項目247)
ヒト重鎖可変領域配列またはヒトλ軽鎖可変領域配列を生成させるための方法であって、前記方法が、
(a)項目1〜60のいずれか1項に記載のげっ歯類を免疫化するステップと、
(b)前記遺伝子改変されたマウスによって産生され、かつ前記抗原に特異的に結合する抗体のヒト重鎖可変ドメインまたはヒトλ軽鎖可変ドメインをコードするそれぞれヒト重鎖可変領域配列またはヒトλ軽鎖可変領域配列を決定するステップと、
を含む、前記方法。
(項目248)
完全ヒト重鎖または完全ヒト軽鎖をコードするヌクレオチド配列の調製方法であって、前記方法が、
(a)項目1〜60のいずれか1項に記載のげっ歯類を免疫化するステップと、
(b)前記遺伝子改変されたマウスによって産生され、かつ前記抗原に特異的に結合する抗体のヒト重鎖可変ドメインまたはヒトλ軽鎖可変ドメインをコードするそれぞれヒト重鎖可変領域配列またはヒトλ軽鎖可変領域配列を決定するステップと、
(c)前記ヒト重鎖可変領域配列またはヒトλ軽鎖可変領域配列を、それぞれヒト重鎖定常領域遺伝子またはヒト軽鎖定常領域遺伝子に機能可能なように連結することで、完全ヒト重鎖または完全ヒト軽鎖をコードするヌクレオチド配列を形成させるステップと、
を含む、前記方法。

Claims (16)

  1. 遺伝子改変されたマウスであって、前記遺伝子改変されたマウスの生殖細胞ゲノムが、
    (a)1つまたは複数のヒトVλ遺伝子セグメントと、
    (b)1つまたは複数のヒトJλ遺伝子セグメントと、
    (c)1つのマウスCλ遺伝子と、
    を含む第1の操作された内在性の免疫グロブリンκ軽鎖遺伝子座
    を含み、
    (a)の前記1つまたは複数のヒトVλ遺伝子セグメント、及び(b)の前記1つまたは複数のヒトJλ遺伝子セグメントが、1つまたは複数の内在性のマウスVκ遺伝子セグメント及び1つまたは複数の内在性のマウスJκ遺伝子セグメントの代わりに存在し、
    (a)の前記1つまたは複数のヒトVλ遺伝子セグメント、及び(b)の前記1つまたは複数のヒトJλ遺伝子セグメントが、(c)の前記1つのマウスCλ遺伝子に機能可能なように連結され、
    前記遺伝子改変されたマウスが、抗体を発現するB細胞集団を含み、
    前記抗体が、ヒト免疫グロブリンλ軽鎖可変ドメインをそれぞれが含む免疫グロブリンλ軽鎖を含み、
    前記遺伝子改変されたマウスが、前記第1の操作された内在性の免疫グロブリンκ軽鎖遺伝子座にマウスCκ遺伝子を含まない、前記遺伝子改変されたマウス
  2. 前記遺伝子改変されたマウスが、前記第1の操作された内在性の免疫グロブリンκ軽鎖遺伝子座についてホモ接合型である、請求項1に記載の遺伝子改変されたマウス
  3. 前記遺伝子改変されたマウスが、前記第1の操作された内在性の免疫グロブリンκ軽鎖遺伝子についてヘテロ接合型である、請求項1に記載の遺伝子改変されたマウス
  4. 前記遺伝子改変されたマウスの前記生殖細胞ゲノムが、
    (a)1つまたは複数のヒトVκ遺伝子セグメントと、
    (b)1つまたは複数のヒトJκ遺伝子セグメントと、
    を含む第2の操作された内在性の免疫グロブリンκ軽鎖遺伝子座
    を含み、
    前記1つまたは複数のヒトVκ遺伝子セグメント、及び前記1つまたは複数のヒトJκ遺伝子セグメントが、Cκ遺伝子に機能可能なように連結される、請求項3に記載の遺伝子改変されたマウス
  5. 前記マウスの前記生殖細胞ゲノムが、
    (a)1つまたは複数のヒトV遺伝子セグメントと、
    (b)1つまたは複数のヒトD遺伝子セグメントと、
    (c)1つまたは複数のヒトJ遺伝子セグメントと、
    を含む操作された内在性の免疫グロブリン重鎖遺伝子座
    をさらに含み、
    (a)の前記1つまたは複数のヒトV遺伝子セグメント、(b)の前記1つまたは複数のヒトD遺伝子セグメント、及び(c)の前記1つまたは複数のヒトJ遺伝子セグメントが、前記操作された内在性の免疫グロブリン重鎖遺伝子座において1つまたは複数のマウス免疫グロブリン重鎖定常領域遺伝子に機能可能なように連結される、請求項1〜のいずれか1項に記載の遺伝子改変されたマウス
  6. (a)の前記1つまたは複数のヒトV遺伝子セグメント、(b)の1つまたは複数のヒトD遺伝子セグメント、及び(c)の1つまたは複数のヒトJ遺伝子セグメントが、1つもしくは複数のマウス遺伝子セグメント、1つもしくは複数のマウス遺伝子セグメント、1つもしくは複数のマウス遺伝子セグメント、またはそれらの組み合わせの代わりに存在する、請求項に記載の遺伝子改変されたマウス
  7. 前記操作された内在性の免疫グロブリン重鎖遺伝子座が、
    (i)前記1つもしくは複数のヒトV遺伝子セグメントの少なくとも1つにそれぞれが隣接する1つもしくは複数のヒトV非コード配列であって、前記1つもしくは複数のV非コード配列がそれぞれ、天然では内在性のヒト免疫グロブリン重鎖遺伝子座においてヒトV遺伝子セグメントに隣接して見られる、前記1つもしくは複数のヒトV非コード配列、
    (ii)前記1つもしくは複数のヒトD遺伝子セグメントの少なくとも1つにそれぞれが隣接する1つもしくは複数のヒトD非コード配列であって、前記1つもしくは複数のD非コード配列がそれぞれ、天然では内在性のヒト免疫グロブリン重鎖遺伝子座においてヒトD遺伝子セグメントに隣接して見られる、前記1つもしくは複数のヒトD非コード配列、
    (iii)前記1つもしくは複数のヒトJ遺伝子セグメントの少なくとも1つにそれぞれが隣接する1つもしくは複数のヒトJ非コード配列であって、前記1つもしくは複数のJ非コード配列がそれぞれ、天然では内在性のヒト免疫グロブリン重鎖遺伝子座においてヒトJ遺伝子セグメントに隣接して見られる、前記1つもしくは複数のヒトJ非コード配列、または
    (iv)それらの任意の組み合わせ
    をさらに含む、請求項5または6に記載の遺伝子改変されたマウス
  8. 前記1つまたは複数のマウス免疫グロブリン重鎖定常領域遺伝子が、1つまたは複数の内在性のマウス免疫グロブリン重鎖定常領域遺伝子である、請求項のいずれか1項に記載の遺伝子改変されたマウス
  9. (i)前記1つまたは複数のヒトV遺伝子セグメントが、V3−74、V3−73、V3−72、V2−70、V1−69、V3−66、V3−64、V4−61、V4−59、V1−58、V3−53、V5−51、V3−49、V3−48、V1−46、V1−45、V3−43、V4−39、V4−34、V3−33、V4−31、V3−30、V4−28、V2−26、V1−24、V3−23、V3−21、V3−20、V1−18、V3−15、V3−13、V3−11、V3−9、V1−8、V3−7、V2−5、V7−4−1、V4−4、V1−3、V1−2、V6−1、またはそれらの組み合わせを含み、
    (ii)前記1つまたは複数のヒトD遺伝子セグメントが、D1−1、D2−2、D3−3、D4−4、D5−5、D6−6、D1−7、D2−8、D3−9、D3−10、D5−12、D6−13、D2−15、D3−16、D4−17、D6−19、D1−20、D2−21、D3−22、D6−25、D1−26、D7−27、またはそれらの組み合わせを含み、
    (iii)前記1つまたは複数のヒトJ遺伝子セグメントが、J1、J2、J3、J4、J5、J6、またはそれらの組み合わせを含む、
    請求項のいずれか1項に記載の遺伝子改変されたマウス
  10. 前記遺伝子改変されたマウスが、前記操作された内在性の免疫グロブリン重鎖遺伝子座についてホモ接合型である、請求項のいずれか1項に記載の遺伝子改変されたマウス
  11. (a)の前記1つまたは複数のヒトVλ遺伝子セグメント、及び(b)の前記1つまたは複数のヒトJλ遺伝子セグメントによって、1つもしくは複数のマウスVκ遺伝子セグメント、1つもしくは複数のマウスJκ遺伝子セグメント、またはそれらの組み合わせが代替される、請求項1〜10のいずれか1項に記載の遺伝子改変されたマウス
  12. 前記第1の操作された内在性の免疫グロブリンκ軽鎖遺伝子座が、前記1つまたは複数のヒトVλ遺伝子セグメントと前記1つまたは複数のヒトJλ遺伝子セグメントとの間にκ軽鎖非コード配列をさらに含む、請求項1〜11のいずれか1項に記載の遺伝子改変されたマウス
  13. 記κ軽鎖非コード配列が、天然では内在性のヒト免疫グロブリンκ軽鎖遺伝子座においてヒトVκ4−1遺伝子セグメントとヒトJκ1遺伝子セグメントとの間に見られる配列を有する、請求項12に記載の遺伝子改変されたマウス
  14. 前記内在性のVλ遺伝子セグメント、前記内在性のJλ遺伝子セグメント、及び前記内在性のCλ遺伝子の全部または一部が欠失される、請求項1〜13のいずれか1項に記載の遺伝子改変されたマウス
  15. ヒト免疫グロブリンλ軽鎖可変ドメインが、(i)(a)の前記1つもしくは複数のヒトVλ遺伝子セグメントの1つ、または体細胞超変異が生じたそのバリアントと、(ii)(b)の前記1つもしくは複数のヒトJλ遺伝子セグメントの1つ、または体細胞超変異が生じたそのバリアントと、を含む再構成されたヒト免疫グロブリンλ軽鎖可変領域配列によってコードされる、請求項1〜14のいずれか1項に記載の遺伝子改変されたマウス
  16. 記生殖細胞ゲノムが、転写制御要素に機能可能なように連結された外来性のターミナルデオキシヌクレオチジルトランスフェラーゼ(TdT)をコードする核酸配列をさらに含む、請求項1〜15のいずれか1項に記載の遺伝子改変されたマウス
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