JP2021504355A - ビスピロリジン化合物の製造方法 - Google Patents

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Abstract

本出願の対象は、式(I)の化合物の製造方法であって、第1のステップにおいて、γ−ブチロラクトンを式(II)のジアミンと反応させて式(III)のビスアミドを生成させ、次いで式(III)のビスアミドのアミド官能基を、ステップII)で部分的または完全に接触水素化させて、式(I)のビスピロリジン化合物を生成させる、方法である。

Description

本出願の対象は、式Iのビスピロリジン化合物の製造方法であって、第1のステップにおいて、γ−ブチロラクトンを式IIのジアミンと反応させて式IIIのビスアミドを生成させ、次いで式IIIのビスアミドのアミド官能基をステップII)で部分的または完全に接触水素化させて、式Iのビスピロリジン化合物を生成させる、方法である。
ポリウレタンフォームの製造において触媒として使用され、その後まったくまたはほとんど排出を引き起こさない化合物に対する大きな需要がある。この場合、触媒自体の排出、ならびに例えばアミン、DMFおよびホルムアルデヒドといった分解生成物の排出が問題となる。
反応の際にポリウレタンネットワークに組み込まれるために後で排出されることのない触媒は、工業において数多く入手可能である。しかし、アミン、DMFおよびホルムアルデヒド排出物の形態での排出物をわずかにしか放出せず、アミンについては0μg/m以上40μg/m以下、DMFについては0ppm以上5ppm以下の範囲、ホルムアルデヒドについては、アルデヒドの排出、特にホルムアルデヒドの排出に関して欧州および米国の発泡材メーカーおよび家具業界によって自発的に課せられた「CertiPUR」プログラムの範囲で定められた限界以内またはそれ未満にあり、国際公開第2016/020139号、第4頁、第12行目〜第6頁、第11行に詳説されている触媒は、特に、それと同時に触媒活性に関して少なくとも従来技術と同等であるかまたはそれを上回るものでなければ、広く利用可能とはならない。
国際公開第2016/020139号では、軟質および硬質フォーム用のポリウレタンの製造において触媒として使用される式Iのビスピロリジン化合物が製造されている。しかしこの場合、ビスピロリジン化合物は、Ru触媒の存在下で、ピロリジンおよび2−クロロエチルエーテルからまたはピロリジンおよびジエチレングリコールから出発して反応する。γ−ブチロラクトンおよび式IIによるジアミンから出発する反応は、ここには開示されていない。
国際公開第2015/20048号には、触媒として対称ビスピロリジンエーテル化合物も使用するポリウレタン組成物が記載されている。しかし、式Iの明示的なビスピロリジンエーテル化合物の製造は、ここには開示されていない。
米国特許第9351484号明細書には、対称および非対称のビス(1−アルキルピロリジン−2−オン)エーテルの製造が記載されている。ここでは、対応するN−ヒドロキシアルキルピロリドンは、酸性触媒の存在下で脱水され、形成された水が除去される。一方、本発明による方法では、後で別のステップで除去する必要のある触媒は添加されない。さらに、本発明による方法は、米国特許第9351484号明細書に記載されている方法よりも少なくとも1ステップ短く、したがってより経済的でもある。
M− F. Shostakovskaらは、Seriya Khimicheskaya(1961),910−13において、カルボン酸および硫酸の存在下でN−ヒドロキシアルキルピロリドンから出発して、引き続き共沸蒸留を行う、対称および非対称のビス(1−アルキルピロリジン−2−オン)エーテル化合物の形成について記載している。
欧州特許第0693466号明細書には、とりわけ式IIIのビスアミドに対応する1,1’−(オキシビス(エタン−2,1−ジイル))ビス(ピロリジン−2−オン)の製造が記載されている。しかし、このビスアミドは、2−ピロリジノン、水酸化カリウム、触媒およびビス(2−クロロエチル)エーテルからのウィリアムソンエーテル合成により製造される。γ−ブチロラクトンおよび式IIの化合物から対応するビスアミドを生成させる反応は、開示されていない。欧州特許第0693466号明細書に記載されているビスアミドは、芳香族化合物のハロゲン化のための溶媒として使用される。
欧州特許第0930293号明細書には、触媒を使用したN−(2−ヒドロキシエチル)ピロリドン(HEP)の脱水によるN−ビニルピロリドン(NVP)の製造が記載されており、副生成物として式IIIのビスアミドも生じる。γ−ブチロラクトンと式IIの化合物との反応による式IIIのビスアミドの製造は、記載されていない。
Reppeは、Liebigs Annalen der Chemie 1955, p.102−104において、テトラヒドロフランおよび1,4−ブタンジオールとアンモニアおよび第一級アミンとの反応によるさまざまな生成物の生成について記載しており、特にジピロリジルアルカンの製造についても記載している。しかし、γ−ブチロラクトンの使用および第2のステップにおける水素化のための触媒の使用は記載されていない。
ビスピロリジンの形成は、原則として、独国特許第4008120号明細書、中国特許出願公開第101948448号明細書、米国特許第2525884号明細書および他の多くの文献に記載されている。しかしこの場合には、アミンが高過剰であっても、良好な選択性しか得られない。
J. Falkstorpは、Acta Chemica Scandinavica (1957), 11, 1698−1705において、1−(2−クロロエチル)ピロリジンおよび触媒の存在下での2−(ピロリジン−1−イル)エタン−1−オールから出発するウィリアムソンエーテル合成による1,1’−(オキシビス(エタン−2,1−ジイル))ジピロリジンの製造を開示している。本発明による方法のステップIIのような水素化プロセスは、記載されていない。
Ken−ichi Shimizuらは、ChemistrySelect 2016, 4, 736−740において、ルイス酸担体に担持させたPt触媒を用いた第三級アミドの水素化について記載している。ピロリジン−2−オン誘導体の水素化についてもここで記載されている。しかし、そのような水素化における式IIIのビスアミドの使用は、開示されていない。
Kiyotomi Kanedaらは、Angewandte Chemie Int. Ed. 2017, 56, 9381−9385において、担体としてのヒドロキシアパタイト(HAP)に担持させたPt/V触媒の存在下での、温和な条件下でのアミドから対応するアミンへの水素化について記載しており、例えば、N−アセチルピロリジンから対応するN−エチルピロリジンへの水素化についても記載している。しかし、式IIIのビスアミドの水素化は開示されていない。
従来技術に記載されているいずれの方法も、2ステップのみで、γ−ブチロラクトンおよび式IIのジアミンから出発して式IIIのビスアミドを生成させ、次いで接触水素化させて、過剰のアミンを使用せずに式Iのビスピロリジン化合物を生成させることにより式Iのビスピロリジン化合物を製造する可能性を開示していない。
したがって本発明の課題は、γ−ブチロラクトンなどの安価な単純な出発物質から出発して、可能な限り少ないステップで、過剰のアミンを使用せずに、式Iのビスピロリジン化合物を簡便に製造する方法を創出することである。
この課題は、式I
Figure 2021504355
[式中、
Zは、NR、酸素および炭素の群から選択され、ここで、Rは、Hおよび直鎖状または分岐状または環状の置換または非置換C〜C20アルキル基の群から選択され、
nは、0〜9の範囲の自然数であり、
mおよびoは、互いに独立して、1〜12の範囲の自然数である]
のビスピロリジン化合物の製造方法であって、ステップI)において、γ−ブチロラクトンを、式II
Figure 2021504355
[式中、
Z、n、mおよびoは、上述の意味を有する]
のジアミンと反応させて、式III
Figure 2021504355
のビスアミドを生成させ、次いでステップII)において、式IIIのビスアミドを接触水素化させて、式Iのビスピロリジン化合物を生成させる方法によって解決される。
本発明による方法は、ステップI)におけるγ−ブチロラクトンと化合物IIとの反応を100〜300℃の範囲の温度で行い、同時にまたはその後に蒸留により余剰の水を除去する場合に有利である。
本発明による方法は、ステップII)を水素化触媒の存在下で行い、水素化触媒が、Cu、Cr、Ni、Co、Fe、Pt、Pd、Re、RuおよびRhの群から選択される少なくとも1つの金属を含む場合に有利である。
本発明による方法は、ステップII)において不均一系触媒を使用して作業する場合に有利である。
本発明による方法は、ステップII)を、ラネーコバルト、ラネーニッケルまたはCu−Crタイプのドープもしくは非ドープ触媒の存在下で行う場合に有利である。
本発明による方法は、ステップII)における水素化を、ラネーコバルト触媒またはCu−Crタイプのドープ触媒の存在下で、100〜300℃の範囲の温度で、かつ100〜350バールの範囲の水素圧で行う場合に有利である。
本発明による方法は、Zが酸素であり、n=1または2であり、かつm=o=1である場合に有利である。
本発明による方法は、式IB[式中、−X1および−X2は、互いに独立して、Hおよび二重結合酸素の群から選択されるが、少なくとも−X1または−X2のいずれかは水素を表す]の化合物であって、ステップIIにより式Iのビスピロリジン化合物に加えて得られる化合物を、さらなるステップIII)でもう1度接触水素化させる場合に有利である。
本発明による方法は、ステップII)およびIII)の水素化を、同一の触媒を使用して行う場合に有利である。
本発明による方法は、ステップII)およびIII)の水素化を、1ステップで行うことができる場合に有利である。
本発明による方法は、式Iの化合物が、式IA
Figure 2021504355
のビスピロリジンエーテルである場合に有利である。
本発明による方法により、式I
Figure 2021504355
[式中、
Zは、O、NRおよびCの群から選択される]
のビスピロリジン化合物。好ましくは、Z=OまたはNRであり、非常に特に好ましくは、Z=Oである。
ここで、Rは、Hおよび直鎖状または分岐状または環状の置換または非置換C〜C20アルキル基の群から選択される。直鎖状または分岐状または環状のC〜C20アルキル基は、好ましくは、メチル、エチル、n−プロピル、イソプロピル、n−ブチル、2−ブチル、イソブチル、tert−ブチル(2−メチルプロパン−2−イル)、n−ペンチル、2−メチルブチル、3−メチルブチル、1,1−ジメチルプロピル、1,2−ジメチルプロピル、2,2−ジメチルプロピル、2−エチルプロピル、n−ヘキシル、2−メチルペンチル、3−メチルペンチル、4−メチルペンチル、1,1−ジメチルブチル、1,2−ジメチルブチル、1,3−ジメチルブチル、2,2−ジメチルブチル、2,3−ジメチルブチル、3,3−ジメチルブチル、1−エチルブチル、1,1,2−トリメチルプロピル、1,2,2−トリメチルプロピル、1−エチル−1−メチルプロピル、1−エチル−2−メチルプロピル、2−エチルブチル、シクロヘキシル、n−ヘプチル、2−メチルヘキシル、3−メチルヘキシル、2,2−ジメチルペンチル、2,3−ジメチルペンチル、3,3−ジメチルペンチル、3−エチルペンチル、2−エチルヘキシル、メチルシクロヘキシル、n−オクチル、2−メチルヘプチル、3−メチルヘプチル、4−メチルヘプチル、2,2−ジメチルヘキシル、シス−および/またはトランス−2,3−ジメチルヘキシル、3,3−ジメチルヘキシル、2,4−ジメチルヘキシル、2,5−ジメチルヘキシル、シス−またはトランス−3,4−ジメチルヘキシル、シス−および/またはトランス−1,2−メチルシクロヘキシル、1,3−ジメチルシクロヘキシル、1,4−ジメチルシクロヘキシル、シス−および/またはトランス−2,3−ジメチルシクロヘキシル、シス−および/またはトランス−3,4−ジメチルシクロヘキシル、2,2−ジメチルシクロヘキシル、3,3−ジメチルシクロヘキシル、4,4−ジメチルシクロヘキシル、n−ノニル、2−メチルオクチル、3−メチルオクチル、4−メチルオクチル、2,2−ジメチルヘプチル、2,3−ジメチルヘプチル、3,3−ジメチルヘプチル、2,4−ジメチルヘプチル、4,4−ジメチルヘプチル、2,2,3−トリメチルヘキシル、2,2,4−トリメチルヘキシル、2,3,3−トリメチルヘキシル、1,2,2−トリメチルシクロヘキシル、シス−および/またはトランス−1,2,3−トリメチルシクロヘキシル、1,3,3−トリメチルシクロヘキシル、2,2,3−トリメチルシクロヘキシル、シス−またはトランス−2,3,4−トリメチルシクロヘキシル、2,3,3−トリメチルシクロヘキシル、2,4,4−トリメチルシクロヘキシル、3,4,4−トリメチルシクロヘキシル、n−デシル、2−メチルノニル、3−メチルノニル、4−メチルノニル、5−メチルノニル、2,3−ジメチルオクチル、2,2−ジメチルオクチル、2,4−ジメチルオクチル、3,3−ジメチルオクチル、4,4−ジメチルオクチル、2,3,4−トリメチルヘプチル、2,2,3−トリメチルヘプチル、2,3,3−トリメチルヘプチル、2,4,4−トリメチルヘプチル、2,2,4−トリメチルヘプチル、2,3,4,5−テトラメチルヘキシル、2,2,3,4−テトラメチルヘキシル、2,3,3,4−テトラメチルヘキシル、2,3,4,4−テトラメチルヘキシル、シス−および/またはトランス−1,2,3,4−テトラメチルシクロヘキシル、1,2,2,3−テトラメチルシクロヘキシル、シス−またはトランス−1,2,3,3−テトラメチルシクロヘキシル、1,2,2,4−テトラメチルシクロヘキシル、ウンデシル、ドデシル、トリデシル、テトラデシル、ペンタデシル、ヘキサデシル、ヘプタデシル、オクタデシル、ノナデシル、エイコシルおよびその構造異性体の群から選択される。特に好ましいのは、メチル、エチル、プロピル、n−ブチル、tert−ブチル、n−ペンチル、n−ヘキシル、n−ヘプチル、n−オクチル、N−ノニルおよびn−デカニルである。特に好ましい直鎖状または分岐状または環状のC〜C20アルキル基は、メチル、エチル、プロピル、n−ブチルおよびtert−ブチルおよびヘキシルの群から選択される。非常に特に好ましいのは、メチルおよびエチルである。直鎖状または分岐状または環状のC〜C20アルキル基の置換基としては、直鎖状または分岐状または環状のC〜C20アルキル基としてすでに挙げたものに加え、ヘテロ原子で置換または中断されているいずれのアルキル基も可能である。ここで、好ましいヘテロ原子は、酸素および窒素である。ヘテロ原子で置換された直鎖状または分岐状または環状の好ましいC〜C20アルキル基は、2−ヒドロキシエチル、3−ヒドロキシプロピル、4−ヒドロキシブチル、2−アミノエチル、3−アミノエチルおよび4−アミノエチルの群から選択される。
好ましくは、Rは、水素、4−ブテン−1−イル、メチル、エチル、プロピル、n−ブチル、ヘキシルおよび4−ヒドロキシブチルの群から選択される。特に好ましくは、Rは水素である。
nは、0〜9の範囲、好ましくは1〜5の範囲、特に好ましくは1〜3の範囲、非常に特に好ましくは1または2の範囲の自然数である。添え字mおよびoは、互いに独立して、1〜12の範囲の全体の自然数であってよい。式Iのビスピロリジン化合物において、mは、nに依存する。n=1の場合、好ましい化合物は、mとoが独立して1〜12の範囲の整数である化合物である。n=1の場合、好ましい化合物は、mおよびoが互いに独立して1〜12の範囲の整数である化合物である。この場合、特に好ましいのは、n=1の場合、mおよびoは、1〜12の範囲の同一の数である。n=2〜9である場合に好ましい化合物は、m=1であり、oは、1〜12の範囲の数であってよい化合物である。この場合、特に好ましくは、n=2〜9でかつmおよびo=1である。好ましいのは、n、mおよびo=1、n=2、m=1でかつo=1、n=3、m=1でかつo=1の群から選択される式Iのビスピロリン化合物、ならびにn=1でかつmおよびoが同一である化合物である。特に好ましいは、n、mおよびo=1である式Iの化合物である。
式Iの好ましい化合物は、以下
Figure 2021504355
の群から選択される。
式Iの好ましいビスピロリジン化合物は、Z=OまたはNR、nおよびm=1でかつ、oが1〜12の範囲の整数である化合物である。特に好ましいのは、式IA
Figure 2021504355
のビスピロリジン化合物である。
本発明による方法では、ステップIにおいて、γ−ブチロラクトンを式IIのジアミンと反応させる。式IIのジアミンにおいて、Z、mおよびoは、式Iのビスピロリジン化合物の場合と同一の意味を有する。
式IIのジアミンとγ−ブチロラクトンとの反応を、溶媒の存在下で行ってもよい。しかし、反応を無溶媒で行うことが好ましい。
γ−ブチロラクトンと式IIのジアミンとの反応は、150〜400℃の範囲、好ましくは200〜350℃の範囲、特に好ましくは250〜300℃の範囲の温度で行われる。この場合、その際に生成される反応水を、同時に蒸留により除去することができる。
本発明による方法のステップIIでは、ステップIで得られた式IIIのビスアミドを接触水素化させる。水素化の前に、蒸留または乾燥剤を用いた従来の乾燥などの乾燥ステップを行ってもよいが、これは必須ではない。式IIIのビスアミドにおいて、Z、mおよびoは、式Iのビスピロリジン化合物の場合と同一の意味を有する。
ステップIIにおける触媒として、アミド基を対応する第二級アミンに水素化させることのできるいずれの触媒を使用してもよい。ステップIIにおける水素化は、均一系触媒により行われてもよいし、不均一系触媒により行われてもよい。不均一系触媒を使用することが好ましい。水素化触媒は、Cu、Cr、Ni、Co、Fe、Pt、Pd、Re、RuおよびRhの群から選択される少なくとも1つの金属を含む。この触媒にさらに、アルカリ金属、アルカリ土類金属および周期表の第3族〜第8族遷移元素からの金属の群から選択されるさらなる金属をドープしてもよい。ドープ金属は、好ましくは、Li、Na、K、Mg、Ca、Ba、W、Mo、V、Mn、P、BおよびSnの群から選択される。この場合、この触媒を、異なる担体材料に担持させることができる。この場合、担体材料は、二酸化ケイ素、炭素、二酸化チタン、酸化アルミニウムAl、酸化ニオブNb、酸化セリウムCeOおよび炭化ケイ素SiCおよび酸化ジルコニウムZrOの群から選択される。これらの担体にも、金属自体と同様に、上記と同一のドープ金属をドープすることができる。ドープまたは非ドープ担体材料上の個々のドープまたは非ドープ活性金属に加えて、バイメタル触媒も使用することができる。この場合、バイメタル触媒は、Pt−Nb、Pt−V、Rh−Mo、Ru−Mo、Ru−Re、Rh−Re、Pt−Re、Pd−Re、Rh−WおよびCu−Cr(例えば、亜クロム酸銅触媒)の群から選択される。これらのバイメタル触媒にも、活性金属においても担体においても上記のドーパントをドープすることができる。特に好ましい触媒は、ラネーCo、ラネーNi、例えばCu−Cr、Cu−Cr/MnおよびCu−Cr/Baなどのドープまたは非ドープの亜クロム酸銅タイプの触媒の群から選択される。非常に特に好ましい触媒は、ラネーCoおよびドープされたCu−Cr/Baの亜クロム酸銅タイプの触媒である。
ステップIIの水素化の間に、純水素および/もしくは合成水素または水素と窒素およびアルゴンの群から選択される他の不活性ガスとの混合物の存在下で作業される。水素化は、アンモニア、エーテル、アルコール、炭化水素、アルキル芳香族化合物およびそのような化合物の混合物の群から選択される溶媒の存在下であり得る。好ましいエーテルは、グリム、ジグリム、プログリム、THFおよびジオキサンの群から選択される。好ましいアルコールは、メタノール、エタノール、n−プロパノール、イソプロパノール、n−ブタノール、sec−ブタノール、イソブタノール、tert−ブタノール、1−ペンタノール、2−ペンタノール、3−ペンタノール、1−ヘキサノール、2−ヘキサノール、3−ヘキサノール、ヘプタノール、エチルヘキサノールおよびプロピルヘプタノールの群から選択される。好ましい炭化水素は、ブタン、ペンタン、ヘキサン、ヘプタン、オクタン、ノナン、デカン、ウンデカン、ドデカン、直鎖状および分岐状異性体ならびにそれらの混合物の群から選択される。好ましいアルキル芳香族化合物は、ベンゼン、トルエンおよびキシレンの群から選択される。
溶媒の好ましい混合物は、エーテルとアルコール、アルコールと炭化水素、アルコールとアルキル芳香族化合物、炭化水素とアルキル芳香族化合物の群から選択され、アルコールおよび炭化水素は、脂肪族であっても環状であっても脂環式であってもよい。ステップIIの水素化の間に、さらなる添加剤が含まれていてもよい。これらの添加剤は、アルキル化アミンの群から選択され、該アミンは、モノアルキル化されていても、ジアルキル化されていても、トリアルキル化されていてもよい。モノアミンの例は、メチルアミン、エチルアミン、プロピルアミン、ブチルアミン、ペンチルアミン、ヘキシルアミン、ヘプチルアミン、オクチルアミン、ノニルアミン、デシルアミン、ウンデシルアミン、ドデシルアミンである。ジアルキルアミンの例は、ジメチルアミン、ジエチルアミン、ジプロピルアミン、ジブチルアミン、ジペンチルアミン、ジヘキシルアミン、ジヘプチルアミン、ジオクチルアミン、ジノニルアミン、ジデシルアミン、ジウンデシルアミン、ジドデシルアミンである。トリアルキルアミンの例は、トリメチルアミン、トリエチルアミン、トリプロピルアミン、トリブチルアミン、トリペンチルアミン、トリヘキシルアミン、トリヘプチルアミン、トリオクチルアミン、トリノニルアミン、トリデシルアミン、トリウンデシルアミン、トリドデシルアミンである。アミンのさらなる置換基は、直鎖状または分岐状または環状のC〜C20アルキル基およびアルコキシドであってよい。この場合、直鎖状または分岐状または環状のC〜C20アルキル基は、式IのRとしても使用可能な同一の直鎖状または分岐状または環状のC〜C20の基である。水素化時の温度は50〜300℃、好ましくは100〜250℃の範囲、特に好ましくは150〜250℃の範囲にある。水素化中の圧力は、100〜350バールの範囲、好ましくは150〜300バールの範囲、特に好ましくは150〜250バールの範囲にある。
次に、ステップIIで得られる生成物は、式Iの可能なビスピロリジン化合物と式IB
Figure 2021504355
[式中、
−X1および−X2は、互いに独立して、Hおよび二重結合酸素の群から選択されるが、少なくとも−X1または−X2のいずれかは水素である]
の化合物との混合物であり得る。しかし、本発明によるステップIIで得られる生成物は、完全に水素化されてもよく、その結果、式Iのビスピロリジン化合物は、すでにステップIIの後に得られる。この場合、本発明によるステップIIIは、行われない。
本発明によるステップIIIは、ステップIIで得られる式IB[式中、−X1および−X2は、互いに独立して、Hおよび二重結合酸素の群から選択されるが、少なくとも−X1または−X2のいずれかは水素を表す]の化合物のさらなる水素化である。
この水素化の間も、純水素、または水素と窒素およびアルゴンの群から選択される他の不活性ガスとの混合物の存在下で作業される。ここで温度および圧力は、ステップIIと同一の好ましい温度範囲および圧力範囲である。ただし、ステップIIIで設定される温度および圧力が、ステップIIで設定される温度および圧力と同一である必要はない。
水素化触媒として、ここでは、方法ステップIIと同一の触媒を使用することができる。方法ステップIIIでは、不均一系触媒による水素化が好ましい。ラネーCoまたはドープされたCu−Cr/Baタイプの亜クロム酸銅の存在下での水素化が特に好ましい。ステップIIおよびIIIの触媒、温度および圧力が同一である場合、これら2つのステップをステップIIに統合することも可能である。
ステップIIおよび/またはステップIIIの後に、式Iの化合物を含む得られた混合物を、蒸留によってさらに後処理してもよい。これは、当業者に知られているいずれの蒸留カラムを使用して行うこともできる。この蒸留による後処理は、好ましくは、減圧下および高温で、複数の理論段を有する1つ以上のカラムで行われる。蒸留による後処理は、好ましくは、10〜150ミリバールの範囲の圧力、60〜230℃の範囲の温度および25〜30の範囲の理論段を有するカラムを用いて行われる。
実施例
実施例1:1,1’−(オキシビス(エタン−2,1−ジイル))ジピロリジンの製造方法。
ステップI:1,1’−(オキシビス(エタン−2,1−ジイル))ビス(ピロリジン−2−オン)の製造
フラスコに、2,2’−オキシビス(エタン−1−アミン)100gを充填し、100℃に加熱する。γ−ブチロラクトン(GBL)165gを滴加し、次いでこの溶液を2時間撹拌する。完全に添加した後に、この混合物を100℃でさらに2時間撹拌する。次いでこの混合物を10時間かけて220℃に加熱し、その後、蒸留により水を同時に除去しながら、さらに14時間かけて240℃に加熱する。冷却後、この混合物をガスクロマトグラフィーで分析した。この混合物は、1,1’−(オキシビス(エタン−2,1−ジイル))ビス(ピロリジン−2−オン)を94.1%(面積%)含む。
ステップII:1,1’−(オキシビス(エタン−2,1−ジイル))ジピロリジンと1−(2−(2−(ピロリジン−1−イル)エトキシ)エチル)ピロリジン−2−オンとの混合物の製造
触媒としてのグレースラネーコバルト(Grace Raney Cobalt)2724(HO中の50%スラリー)10gをテトラヒドロフラン(THF)で無水洗浄し、300mlのオートクレーブに移す。このオートクレーブに、ステップIで得られた1,1’−(オキシビス(エタン−2,1−ジイル))ビス(ピロリジン−2−オン)50gを充填し、次いでこのオートクレーブを閉鎖する。このオートクレーブを180バールのHで加圧し、この混合物を48時間かけて170℃に加熱する。冷却および放圧後、得られた混合物をガスクロマトグラフィーで分析する。この混合物は、1,1’−(オキシビス(エタン−2,1−ジイル))ジピロリジン36.7%(面積%)と1−(2−(2−(ピロリジン−1−イル)エトキシ)エチル)ピロリジン−2−オン47.2%(面積%)とを含む。
ステップIII:1,1’−(オキシビス(エタン−2,1−ジイル))ジピロリジンの製造
触媒としてのグレースラネーコバルト(Grace Raney Cobalt)2724(HO中の50%スラリー)5gをTHFで無水洗浄し、300mlのオートクレーブに移す。このオートクレーブに、ステップIIで得られた1−(2−(2−(ピロリジン−1−イル)エトキシ)エチル)ピロリジン−2−オン50gを充填し、次いでこのオートクレーブを閉鎖する。このオートクレーブを180バールのHで加圧し、この混合物を48時間かけて170℃に加熱する。冷却および通気後、得られた混合物をガスクロマトグラフィーで分析する。この混合物は、1,1’−(オキシビス(エタン−2,1−ジイル))ジピロリジン81.7%(面積%)を含む。
水素化に関する表3〜5の結果の一般的な手順
ラネーCo(Ra−Co)によるビスアミド(1,1’−(オキシビス(エタン−2,1−ジイル))ビス(ピロリジン−2−オン)の水素化:
ビスアミド(100g)、Ra−Co(5g)および任意に表3〜5に示すパーセンテージ量の溶媒および/または添加剤(パーセンテージは、総量に対する溶媒および/または添加剤の割合を示す)を、オートクレーブ(内容積300mL)に充填する。この充填済みの反応器に、表3〜5に示す圧力に達するまで慎重に水素を充填する。この反応物を、表3〜5に示す温度で500rpmで撹拌する。表3〜5に示す反応温度に達したら、反応条件下で表3〜5に示す時間にわたってさらに撹拌する。表3〜5に示す時間の後に、反応器を室温に冷却し、放圧して開放する。固体触媒を含む暗色の溶液が得られる。分析の目的で、試料をガスクロマトグラフィーにより調べる。
表3および4の触媒のうちラネーCo以外のものによるビスアミド(1,1’−(オキシビス(エタン−2,1−ジイル))ビス(ピロリジン−2−オン)の水素化:
ビスアミド(50g)、触媒(5g)および表3〜5に示すパーセンテージ量の溶媒(パーセンテージは、混合物全体に対する溶媒の割合を示す)を、オートクレーブ(内容積300mL)に充填する。この充填済みの反応器に、表3〜5に示す圧力に達するまで慎重に水素を充填する。この反応物を、表3〜5に示す反応温度に加熱し、500rpmで撹拌する。目的の反応温度に達したら、反応条件下で表3〜5に示す時間にわたってさらに撹拌する。この表3〜5に示す反応時間の経過後に、反応器を室温に冷却し、放圧して開放する。固体触媒を含む暗色の溶液が得られる。分析の目的で、試料をガスクロマトグラフィーにより調べる。
表5に記載のRa−Coによるビスアミド(1,1’−(オキシビス(エタン−2,1−ジイル))ビス(ピロリジン−2−オン)の連続水素化:
70mLの管状反応器に水素化触媒を充填し、この触媒を、任意に水素流中で熱を加えて活性化させる。活性化後、反応器に、表5に示す温度および表5に示す圧力で、水素と、1,1’−(オキシビス(エタン−2,1−ジイル))ビス(ピロリジン−2−オン)と、任意に溶媒との混合物を表5のデータに従って連続的に供給し、反応生成物を分析の目的でガスクロマトグラフィーにより調べる。
表1に、使用した亜クロム酸銅タイプの触媒の組成を示す。表2は、本発明による方法の好ましい水素化触媒系で使用される温度、圧力、溶媒および添加剤を含む。
Figure 2021504355
Figure 2021504355
表3〜5に、様々なさらなるパラメーターでの様々な触媒系の存在下での1,1’−(オキシビス(エタン−2,1−ジイル))ビス(ピロリジン−2−オン)の水素化における様々な収率を示す。
Figure 2021504355
Figure 2021504355
Figure 2021504355

Claims (11)

  1. 式I
    Figure 2021504355
    [式中、
    Zは、NR、酸素および炭素の群から選択され、ここで、Rは、Hおよび直鎖状または分岐状または環状の置換または非置換C〜C20アルキル基の群から選択され、
    nは、0〜9の範囲の自然数であり、
    mおよびoは、互いに独立して、1〜12の範囲の自然数である]
    のビスピロリジン化合物の製造方法であって、ステップI)において、γ−ブチロラクトンを、式II
    Figure 2021504355
    [式中、
    Z、n、mおよびoは、上述の意味を有する]
    のジアミンと反応させて、式III
    Figure 2021504355
    のビスアミドを生成させ、次いでステップII)において、式IIIのビスアミドを接触水素化させて、式Iのビスピロリジン化合物を生成させる、方法。
  2. 前記ステップI)におけるγ−ブチロラクトンと化合物IIとの反応を、100〜300℃の範囲の温度で行い、同時にまたはその後に蒸留により余剰の水を除去する、請求項1記載の方法。
  3. 前記ステップII)を水素化触媒の存在下で行い、前記水素化触媒が、Cu、Cr、Ni、Co、Fe、Pt、Pd、Re、RuおよびRhの群から選択される少なくとも1つの金属を含む、請求項1または2記載の方法。
  4. ステップII)において不均一系触媒を使用して行う、請求項1から3までのいずれか1項記載の方法。
  5. ステップII)を、ラネーコバルト、ラネーニッケルまたはCu−Crタイプのドープもしくは非ドープ触媒の存在下で行う、請求項1から4までのいずれか1項記載の方法。
  6. 前記ステップII)における水素化を、ラネーコバルト触媒またはCu−Crタイプのドープ触媒の存在下で、100〜300℃の範囲の温度で、かつ100〜350バールの範囲の水素圧で行う、請求項1から5までのいずれか1項記載の方法。
  7. 前記式Iのビスピロリジン化合物において、Zが酸素であり、n=1または2であり、かつm=o=1である、請求項1から6までのいずれか1項記載の方法。
  8. 式IB[式中、−X1および−X2は、互いに独立して、Hおよび二重結合酸素の群から選択されるが、少なくとも−X1または−X2のいずれかは水素を表す]の化合物であって、ステップIIにより式Iのビスピロリジン化合物に加えて得られる化合物を、さらなるステップIII)でもう1度接触水素化させることができる、請求項1から7までのいずれか1項記載の方法。
  9. 前記ステップII)およびIII)の水素化を、同一の触媒を使用して行う、請求項1から8までのいずれか1項記載の方法。
  10. 前記ステップII)およびIII)の水素化を、1ステップで行うことができる、請求項1から9までのいずれか1項記載の方法。
  11. 前記式Iの化合物が、式IA
    Figure 2021504355
    のビスピロリジンエーテルである、請求項1から10までのいずれか1項記載の方法。
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