JP2021502365A5 - - Google Patents

Claims (19)

1. 構造タンパク質およびアルコールを含む水性製剤であって、
   構造タンパク質が、２０ｋＤａおよび１４０ｋＤａの間の分子量を有し、少なくとも２つの同一の反復ユニットを含む自己集合シルクタンパク質であり、
   アルコールが、エタノール、メタノール、およびイソプロパノールからなる群から選択される、
   前記水性製剤。
2. ６０ｗｔ％および９０ｗｔ％の間のアルコール、
   ０．０５ｗｔ％および５ｗｔ％の間の構造タンパク質、および
   ５ｗｔ％および３９．９５ｗｔ％の間の水
   を含む、請求項１に記載の水性製剤。
3. 構造タンパク質が、２０ｋＤａおよび９５ｋＤａの間、または、３０ｋＤａおよび７５ｋＤａの間の分子量を有する、請求項１または２に記載の水性製剤。
4. 該製剤が、０．０４Ｐａ・ｓおよび３０Ｐａ・ｓの間の複素粘度を有する、請求項１〜３のいずれか一項に記載の水性製剤。
5. 製剤がハイドロゲルである、請求項１〜４のいずれか一項に記載の水性製剤。
6. シルクタンパク質が、組み換えシルクタンパク質である、請求項１〜５のいずれか一項に記載の水性製剤。
7. 反復ユニットが、独立して、配列番号１に従う配列を有するモジュールＣまたはそのバリアント、および配列番号２に従う配列を有するモジュールＣ^Ｃｙｓまたはそのバリアントからなる群から選択される、請求項１〜６のいずれか一項に記載の水性製剤。
8. 該製剤、さらに化合物を含み、
   化合物が、水難溶性、水不溶性、親油性、または油状であり、医薬化合物、洗浄剤化合物、化粧品化合物、化学化合物、および着色化合物からなる群から選択される、
   請求項１〜７のいずれか一項に記載の水性製剤。
9. 構造タンパク質およびアルコールを含む水性製剤を製造する方法であって、以下のステップ：
   （ｉ） 構造タンパク質を含む水溶液およびアルコールを含む水溶液を提供すること、および
   （ｉｉ） 水溶液を混合し、それによって構造タンパク質およびアルコールを含む水性製剤を得ること
   を含み、
   構造タンパク質が、２０ｋＤａおよび１４０ｋＤａの間の分子量を有し、少なくとも２つの同一の反復ユニットを含む自己集合シルクタンパク質であり、
   アルコールが、エタノール、メタノール、およびイソプロパノールからなる群から選択される、
   前記方法。
10. 方法が、ステップ（ｉ）に続いて、アルコールを含む水溶液を、構造タンパク質を含む水溶液に添加するステップをさらに含み、アルコールを含む水溶液を、構造タンパク質を含む水溶液に、一つの動きで／一度にまたは１０秒以内に添加する、請求項９に記載の方法。
11. 混合が、せん断力の適用を回避することにより行われる、請求項１０に記載の方法。
12. 請求項１〜７のいずれか一項に記載の水性製剤を形成する、請求項９〜１１のいずれか一項に記載の方法。
13. 化合物を、
    ステップ（ｉ）において提供される構造タンパク質を含む水溶液、
    ステップ（ｉ）において提供されるアルコールを含む水溶液、および／または
    ステップ（ｉｉ）における混合物
    に添加するステップをさらに含み、
    化合物が、水難溶性、水不溶性、親油性、または油状であり、医薬化合物、洗浄剤化合物、化粧品化合物、化学化合物、および着色化合物からなる群から選択される、
    請求項９〜１２のいずれか一項に記載の方法。
14. 請求項９〜１３のいずれか一項に記載の方法によって得ることができる、構造タンパク質およびアルコールを含む水性製剤。
15. 物品を製造するための方法であって、以下のステップ：
    （ｉ） 請求項１〜８または１４のいずれか一項に記載の構造タンパク質およびアルコールを含む水性製剤を提供すること、および
    （ｉｉ） （ｉ）において提供された製剤から物品を形成すること
    を含む、前記方法。
16. ステップ（ｉ）において提供された水性製剤またはステップ（ｉｉ）において形成された物品に、化合物を添加するステップをさらに含み、
    化合物が、水難溶性、水不溶性、親油性、または油状であり、医薬化合物、洗浄剤化合物、化粧品化合物、化学化合物、および着色化合物からなる群から選択される、
    請求項１５に記載の方法。
17. 請求項１５または１６に記載の方法によって得ることのできる物品。
18. 請求項１〜８または１４のいずれか一項に記載の構造タンパク質およびアルコールを含む水性製剤、または
    請求項１７に記載の物品
    を含む化粧品または医薬組成物。
19. 化合物を保護するため、化合物の持続もしくは制御放出のため、化合物の保持時間を延長するため、または、水難溶性、水不溶性、親油性もしくは油状化合物の製剤化のための
    請求項１〜８または１４のいずれか一項に記載の構造タンパク質およびアルコールを含む水性製剤、または
    請求項１７に記載の物品
    の使用であって、
    化合物が、医薬化合物、洗浄剤化合物、化粧品化合物、化学化合物、および着色化合物からなる群から選択される、
    前記使用。