JP2021501581A5 - - Google Patents

Claims (15)

1. ａ）第１のＴＣＲポリペプチド配列をコードするヌクレオチド配列；
   ｂ）内因性のＴＣＲ遺伝子座位の第１領域と同一のヌクレオチド配列；
   ｃ）前記内因性のＴＣＲ遺伝子座位の第２領域と同一のヌクレオチド配列；及び
   ｄ）第１のリンカーポリペプチド配列をコードするヌクレオチド配列
   を含むポリヌクレオチドであって、
   前記内因性のＴＣＲ遺伝子座位の第１領域と第２領域と同一のヌクレオチド配列が、前記内因性のＴＣＲ遺伝子座位での相同組換えを促進するように配向されており、前記第１のリンカーポリペプチド配列をコードするヌクレオチド配列がＰ２Ａリボソーム・スキッピング・エレメントを含む、ポリヌクレオチド。
2. 前記内因性のＴＣＲ遺伝子座位の第１領域と同一のヌクレオチド配列は、各々長さが６００塩基から２０００塩基である、請求項１に記載のポリヌクレオチド。
3. 前記ポリヌクレオチドが環状ポリヌクレオチドであり、任意選択的に、前記環状ポリヌクレオチドがプラスミド又はナノプラスミドである、請求項１又は２に記載のポリヌクレオチド。
4. 第２のＴＣＲポリペプチドをコードするヌクレオチド配列及び第２のリンカーポリペプチドをコードするヌクレオチド配列をさらに含み、前記第２のリンカーポリペプチド配列をコードするヌクレオチド配列がＰ２Ａリボソーム・スキッピング・エレメントを含む、請求項１〜３の何れか一項に記載のポリヌクレオチド。
5. 前記第１のリンカーポリペプチドが、Ｎ末端からＣ末端の方向に、アミノ酸配列Ｇｌｙ−Ｓｅｒ−Ｇｌｙ及びＰ２Ａリボソーム・スキッピング・エレメントを含み、第２のリンカーポリペプチドが、Ｎ末端からＣ末端の方向に、フリン切断部位、アミノ酸配列Ｇｌｙ−Ｓｅｒ−Ｇｌｙ、及びＰ２Ａリボソーム・スキッピング・エレメントを含む、請求項１〜４の何れか一項に記載のポリヌクレオチド。
6. 前記第１のＴＣＲポリペプチドをコードするヌクレオチド配列及び／又は第２のＴＣＲポリペプチドをコードするヌクレオチド配列が、シグナルペプチドをコードするヌクレオチド配列を含み、前記シグナルペプチドが、前記第１のＴＣＲポリペプチド及び／又は前記第２のＴＣＲポリペプチドに動作可能的に連結している、請求項１〜５の何れか一項に記載のポリヌクレオチド。
7. 前記シグナルペプチドが、ヒト成長ホルモンのシグナルペプチドである、請求項６に記載のポリヌクレオチド。
8. 内因性のＴＣＲ遺伝子座位が、ＴＲＡＣ又はＴＲＢＣ遺伝子座位である、請求項１〜７の何れか一項に記載のポリヌクレオチド。
9. 前記ポリヌクレオチドが、５’から３’の方向に、内因性のＴＣＲ遺伝子座位の第１領域と同一のヌクレオチド配列、第１のリンカーポリペプチド配列をコードするヌクレオチド配列、第１のＴＣＲポリペプチド配列をコードするヌクレオチド配列、第２のリンカーポリペプチド配列をコードするヌクレオチド配列、第２のＴＣＲポリペプチド配列をコードするヌクレオチド配列、及び内因性のＴＣＲ遺伝子座位の第２領域と同一のヌクレオチド配列を含む、請求項１〜８の何れか一項に記載のポリヌクレオチド。
10. 内因性のＴＣＲ遺伝子座位の第１領域と同一のヌクレオチド配列と内因性のＴＣＲ遺伝子座位の第２領域と同一のヌクレオチド配列が、コドンが異なる（codon diverged）ヌクレオチド配列である、請求項１〜９の何れか一項に記載のポリヌクレオチド。
11. ウイルスを介した送達の構成成分を実質的に含まない、請求項１〜１０の何れか一項に記載のポリヌクレオチドを含む、改変Ｔ細胞。
12. Ｔ細胞を改変するための非ウイルス的な方法であって、請求項１〜１０の何れか一項に記載のポリヌクレオチド及び内因性のＴＣＲ遺伝子座位を切断可能なヌクレアーゼ組成物をＴ細胞に送達することを含む、方法。
13. 請求項１２の方法により得られた、改変Ｔ細胞。
14. 対象のがんの治療において使用するための、請求項１１又は１３に記載の改変Ｔ細胞。
15. Ｔ細胞が前記対象から得られる、請求項１４に記載の改変Ｔ細胞。