JP2021500035A5

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Info

Publication number: JP2021500035A5
Application number: JP2020522356A
Authority: JP
Filing date: 2018-10-19
Publication date: 2021-12-02
Anticipated expiration: 2038-10-19

Claims

配列番号１、配列番号３、配列番号５、配列番号１１、または配列番号７のいずれか１つのアミノ酸配列に対して少なくとも９０％の同一性を有するアミノ酸配列を含む、人工分泌シグナルペプチド。
アミノ酸配列は、配列番号１、配列番号３、配列番号５、配列番号１１、または配列番号７のいずれか１つのアミノ酸配列に対して少なくとも９５％の同一性または少なくとも９８％の同一性を有する、請求項１に記載の人工分泌シグナルペプチド。
アミノ酸配列は、配列番号１、配列番号３、配列番号５、配列番号１１、または配列番号７のいずれか１つのアミノ酸配列を含む、請求項１に記載の人工分泌シグナルペプチド。
治療用タンパク質に融合された請求項１〜３のいずれか一項に記載の人工分泌シグナルペプチドを含む、タンパク質。
人工シグナルペプチドは、治療用タンパク質のＮ末端に融合されている、請求項４に記載のタンパク質。
治療用タンパク質は、抗体または抗体フラグメント、ウイルス抗原に特異的に結合する抗体または抗体フラグメント、微生物抗原に特異的に結合する抗体または抗体フラグメント、毒素に特異的に結合する抗体または抗体フラグメント、宿主上に存在する抗原に特異的に結合する抗体または抗体フラグメント、サイトカイン、内分泌ホルモン、および抗微生物ペプチドからなる群から選択される、請求項４または５に記載のタンパク質。
サイトカインは、ＩＬ−１０である、請求項６に記載のタンパク質。
内分泌ホルモンは、グルカゴン様ペプチド１（ＧＬＰ１）である、請求項６に記載のタンパク質。
抗微生物ペプチドは、ヒトベータデフェンシン１（ｈＢＤ１）である、請求項６に記載のタンパク質。
抗体は、抗ＴＮＦαである、請求項６に記載のタンパク質。
微生物抗原に特異的に結合する抗体は、抗ＨＩＶ抗体フラグメントである、請求項６に記載のタンパク質。
毒素に特異的に結合する抗体は、抗志賀毒素（Ｓｔｘ２）抗体フラグメントである、請求項６に記載のタンパク質。
請求項１〜３のいずれか一項に記載の人工分泌シグナルペプチド、または、請求項４〜１２のいずれか一項に記載のタンパク質をコードする核酸。
誘発性プロモーターに作動可能に連結される、請求項１３に記載の核酸を含む、発現ベクター。
請求項１３に記載の核酸または請求項１４に記載の発現ベクターを含む改変されたLactobacillus細胞。
改変されたLactobacillus細胞は、L. gasseri細胞またはL. rhamnosus細胞から選択される、請求項１５に記載の改変されたLactobacillus細胞。
タンパク質を産生するために、請求項１１または１２に記載の改変されたLactobacillus細胞を細胞培養培地中で培養することを含む、タンパク質を産生するための方法。
Lactobacillus細胞は、１ｍＬの細胞培養培地あたり少なくとも１０μｇのタンパク質を産生する、請求項１７に記載の方法。
細胞培養培地からタンパク質を回収することをさらに含む、請求項１７または１８に記載の方法。
対象に、請求項１５または１６に記載の改変されたLactobacillus細胞を投与することを含む、前記対象を処置するための改変されたLactobacillus細胞の使用。
対象は、自己免疫状態を有する、請求項２０に記載の使用。
自己免疫状態は、潰瘍性大腸炎またはクローン病から選択される炎症性腸疾患である、請求項２１に記載の使用。
対象は、微生物感染症を有する、請求項２０に記載の使用。
人工分泌シグナルペプチドは、配列番号５のアミノ酸配列に対して少なくとも９５％の同一性を有するアミノ酸配列を含む、請求項２０〜２２のいずれか一項に記載の使用。
治療用タンパク質は、ＩＬ１０である、請求項２１または２２に記載の使用。
改変されたLactobacillus細胞は、L. rhamnosus細胞である、請求項２０〜２５のいずれか一項に記載の使用。
対象において存在する結腸ＩＬ１０のレベルは、改変されたLactobacillus rhamnosus細胞の単回用量に続いて、ベースラインと比べて、少なくとも２５％、少なくとも３５％、または少なくとも４５％増大する、請求項２５に記載の使用。
（ａ）菌株特異的配列のライブラリー内のシグナル配列の集団についてのアミノ酸残基位置重量マトリックス（ＰＷＭ）をコンピュータ処理すること；および
（ｂ）シグナル配列の集団についてのＰＷＭに基づいてコンセンサスシグナルペプチド配列を生成すること
を含む方法。
（ｃ）菌株の細胞において、コンセンサスシグナルペプチド配列を含むシグナルペプチドに連結された目的の異種タンパク質を発現することをさらに含み、任意に、異種タンパク質は、治療用タンパク質である、請求項２８に記載の方法。