JP2021197515A - 部品実装装置および部品実装方法 - Google Patents

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Abstract

【課題】部品取り出し位置に位置する複数の異なる種類の部品を格納するトレイを保持するパレットの移動による時間ロスを削減し、実装基板の生産性を向上できる。【解決手段】部品実装装置は、複数の異なる種類の部品のそれぞれが格納された複数のパレットを収納可能なトレイフィーダと、トレイフィーダに収納された複数のパレットのうち部品取り出し位置に位置する第1のパレットから部品を取り出して基板に実装する実装部と、第1のパレットに格納された複数の異なる種類の部品のうちいずれかの種類の部品が部品切れであるか否かを判定する判定部と、を備え、トレイフィーダは、いずれかの種類の部品が部品切れであると判定された場合、第1のパレットに使用不可情報を付与して、第1のパレットを部品取り出し位置から退避させ、第1のパレットとは異なる第2のパレットを部品取り出し位置に移動させる。【選択図】図5

Description

本開示は、部品実装装置および部品実装方法に関する。
特許文献1では、部品が格納されたトレイを保持するパレットのうち部品切れのパレットがパレット載置部に移動した状態で、この部品切れのパレットの交換をスキップさせる操作があった場合に、この部品切れのパレットをスキップパレットとして記憶する部品供給装置が開示されている。部品供給装置は、パレットを収納する複数のパレット収納部にパレットを出し入れして、パレット載置部、または部品実装装置により部品が取り出される部品取り出し位置にパレットを移動させる。また、部品供給装置は、部品切れのパレットがパレット載置部に移動可能な状態となったスキップパレットを特定する情報を表示部に表示させる。
特開2018−133401号公報
しかし、基板に実装するためにトレイフィーダにより複数の異なる種類の部品の供給を必要とする場合には、特許文献1のように1つのパレットが1種類の部品のみを格納したトレイを保持しているだけでは、トレイフィーダは供給される部品の種類の数に対応する数のパレットを格納した上でパレット収納部と部品取り出し位置との間で移動させなければならない。このため、パレットの移動に膨大な時間を要し、実装基板の生産性が低下していた。
また、近年、1つのトレイに複数の異なる種類の部品を格納し、そのトレイを1つのパレットで保持しかつ複数のパレットを収納可能なマガジンを用いて部品を供給する方法がある。このようなパレットを使用する場合には、部品供給装置は、パレット上に保持されたトレイが格納する複数の異なる種類の部品をすべて実装で使い切るまで、パレット収納部と部品取り出し位置との間でパレットを移動させて、部品の供給を実行する。このため、パレットの移動に膨大な時間を要し、実装基板の生産性が低下していた。
本開示は、上述した従来の事情に鑑みて案出され、部品取り出し位置に位置する複数の異なる種類の部品を格納するトレイを保持するパレットの移動による時間ロスを削減し、実装基板の生産性を向上する部品実装装置および部品実装方法を提供することを目的とする。
本開示は、複数の異なる種類の部品のそれぞれが格納された複数のパレットを収納可能なトレイフィーダと、前記トレイフィーダに収納された前記複数のパレットのうち部品取り出し位置に位置する第1のパレットから部品を取り出して基板に実装する実装部と、前記第1のパレットに格納された前記複数の異なる種類の部品のうちいずれかの種類の部品が部品切れであるか否かを判定する判定部と、を備え、前記トレイフィーダは、前記いずれかの種類の部品が部品切れであると判定された場合、前記第1のパレットに使用不可情報を付与して、前記第1のパレットを前記部品取り出し位置から退避させ、前記第1のパレットとは異なる第2のパレットを前記部品取り出し位置に移動させる、部品実装装置を提供する。
また、本開示は、複数の異なる種類の部品のそれぞれが格納された複数のパレットを有し、収納された前記複数のパレットのうち部品取り出し位置に位置する第1のパレットから部品を取り出して基板に実装し、前記第1のパレットに格納された前記複数の異なる種類の部品のそれぞれのうちいずれかの種類の部品が部品切れであると判定された場合、前記第1のパレットに使用不可情報を付与して、前記第1のパレットを前記部品取り出し位置から退避させ、前記第1のパレットとは異なる第2のパレットを前記部品取り出し位置に移動させる、部品実装方法を提供する。
本開示によれば、部品取り出し位置に位置する複数の異なる種類の部品を格納するトレイを保持するパレットの移動による時間ロスを削減し、実装基板の生産性を向上できる。
実施の形態に係る部品実装装置を上から見た図 実施の形態に係る部品実装装置の部分断面図 実施の形態に係るトレイフィーダの構成を説明する図 実施の形態に係るパレットの一例を示す図 実施の形態に係る部品切れのパレットの一例を示す図 部品実装装置およびトレイフィーダの制御に関する機能的構成を例示するブロック図 実施の形態に係る部品実装装置における動作手順例を説明するフローチャート
以下、適宜図面を参照しながら、本開示に係る部品実装装置および部品実装方法を具体的に開示した実施の形態を詳細に説明する。但し、必要以上に詳細な説明は省略する場合がある。例えば、既によく知られた事項の詳細説明や実質的に同一の構成に対する重複説明を省略する場合がある。これは、以下の説明が不必要に冗長になることを避け、当業者の理解を容易にするためである。尚、添付図面および以下の説明は、当業者が本開示を十分に理解するために提供されるものであり、これらにより特許請求の範囲に記載の主題を限定することは意図されていない。
例えば、実施の形態でいう「部」または「装置」とは単にハードウェアによって機械的に実現される物理的構成に限らず、その構成が有する機能をプログラムなどのソフトウェアにより実現されるものも含む。また、1つの構成が有する機能が2つ以上の物理的構成により実現されても、または2つ以上の構成の機能が例えば1つの物理的構成によって実現されていてもかまわない。
図1は、実施の形態に係る部品実装装置1を上から見た図である。なお、図1において、部品実装装置1の正面側(図1の紙面で下側)を前側、部品実装装置1の裏面側(図1の紙面で上側)を後側ともいう。
部品実装装置1は、実装基板を製造する部品実装ライン(不図示)に配置され、搬入された基板3に1個以上の部品を実装する装置である。また、部品実装装置1は、基台1A(下述参照)の内部に部品実装装置1の各部を制御する本体制御部15を収納して備える。
実装機本体11の基台1Aの中央部には、図1に示すX方向(基板3の搬送方向)に沿って基板搬送機構2が配設される。基板搬送機構2は、X方向に沿って延設される一対のコンベアを有し、その一対のコンベアの上に載置される基板3を搬送して所定の部品実装位置で位置決めして保持する。
なお、本実施の形態に係る部品実装装置1は、基板3を搬送する一対の基板搬送機構2の両側方(Y方向,−Y方向)に一対の部品供給機構4A,4Bのそれぞれを備える例を示すが、片側のみに備える構成であってもよい。さらに、実施の形態に係る部品実装装置1は、1つの基板を搬送可能なシングルレーンの構成を有する例を示すが、2つの基板のそれぞれを同時に搬送可能なデュアルレーンの構成を有してもよい。
さらに、本実施の形態に係る部品実装装置1は、基板3に実装される基板実装用の部品Dを供給する方法として、部品供給機構4Aにトレイフィーダ5が着脱自在に配置され、部品供給機構4Bに複数のテープフィーダ6のそれぞれが着脱自在に配置されている例を示す。なお、本実施の形態に係る部品実装装置1は、部品供給機構4A,4Bのいずれか一方にトレイフィーダ5が配置されていればよく、例えば部品供給機構4A,4Bがともにトレイフィーダ5であってもよい。
トレイフィーダ5は、複数の異なる種類の部品Dのそれぞれが格子配列で格納された1枚以上のトレイ7を上面に保持する複数のパレット24(図2参照)のそれぞれを備える。トレイフィーダ5は、部品実装機構12(実装部の一例)の実装ヘッド10Aによって部品Dの取り出しが実行される部品取り出し位置P(図2参照)にいずれか1枚のパレット24を移動させて、部品実装機構12に部品Dを供給する。また、トレイフィーダ5は、上面にモニタTを備える。なお、ここでいう部品実装機構12は、基板3に部品を実装するための機構であって、Y軸ビーム8と、X軸ビーム9A,9Bと、実装ヘッド10A,10Bと、吸着ノズル11Aを含んで構成される。
報知部の一例としてのモニタTは、例えばLCD(Liquid Crystal Display)もしくは有機EL(Electroluminescence)を用いて構成される。モニタTは、トレイフィーダ5の稼働状況、それぞれのパレット収納部23(図2参照)に収納されたパレット24の情報等を表示する。また、モニタTは、タッチパネル等のユーザインターフェースの機能を有し、作業者OPによる入力操作を受け付けると、入力内容を電気信号に変換してフィーダ制御部30に出力する。例えば、モニタTは、部品切れのパレット24の取り出しまたは移動に関する入力操作を受け付ける。
複数のテープフィーダ6のそれぞれは、複数の異なる種類の部品Dを収納したキャリヤテープを備える。複数のテープフィーダ6のそれぞれは、キャリヤテープをピッチ送りして、部品実装機構12の実装ヘッド10Bによる部品取り出し位置(不図示)に部品Dを供給する。
基板搬送機構2の前後両側(図1の紙面で上下両側)には、前後一対の部品供給機構4A,4Bのそれぞれが対向して配設される。この一対の部品供給機構4A,4Bのそれぞれはスロット17が設けられるフィーダベース16を有しており、スロット17にはパーツフィーダとして部品Dを収納した複数のテープフィーダ6のそれぞれが並列に装着される。
部品実装機構12は、基台1Aの上方に配設されており、部品供給機構4A,4Bが設けられた部品取り出し位置Pと基板3が搬入された部品実装位置とに亘って移動可能に構成される。具体的には、部品実装機構12は、基板3の表面と略平行する平面上で互いに直交配置されるX軸ビーム9A,9BおよびY軸ビーム8とによってX方向およびY方向に沿って直動移動可能である。
基台1Aの上面には、Y軸ビーム8がY方向に沿って配設される。また、前後一対のX軸ビーム9A,9BがX方向に沿って配設されており、Y方向に沿ってスライド移動可能にY軸ビーム8のそれぞれに取り付けられる。なお、X軸ビーム9A,9BおよびY軸ビーム8はいずれもリニアガイド駆動機構により構成される。
また、前後一対のX軸ビーム9A,9Bのそれぞれの先端部には、実装ヘッド10A,10BのそれぞれがX方向に沿ってスライド移動可能に取り付けられる。すなわち、実施の形態では、部品実装機構12に実装ヘッド10A,10Bのそれぞれが搭載されており、実装ヘッド10A,10BのそれぞれはX軸ビーム9A,9BおよびY軸ビーム8によって互いに独立に移動可能に設けられる。これにより、実装ヘッド10A,10Bのそれぞれは、基板3の表面と略平行する平面上、つまり水平面(XY平面)において任意に位置決めされる。
実装ヘッド10A,10Bのそれぞれが取り付けられたプレート9Cには、部品実装位置まで搬入された基板3を撮像する基板認識カメラ13のそれぞれが配設される。複数の基板認識カメラ13のそれぞれは、部品実装位置まで範裕された後の基板3を撮像し、撮像された撮像画像を本体制御部15(図2参照)に送信する。本体制御部15は、複数の基板認識カメラ13のそれぞれにより撮像された撮像画像に基づいて、基板3の姿勢,搬入位置等を計測する。
前後一対の部品供給機構4A,4Bと基板搬送機構2との間には、部品認識カメラ14が配設される。部品供給機構4A,4Bから部品Dを取り出して保持した状態で実装ヘッド10A,10Bのそれぞれに装着される吸着ノズル11A(下述参照)が部品認識カメラ14の上方を移動して通過する。このとき、部品認識カメラ14は、その通過する吸着ノズル11Aに吸着保持された部品Dを所定のタイミングで撮像する。複数の部品認識カメラ14のそれぞれは、撮像された撮像画像を本体制御部15(図2参照)に送信する。本体制御部15は、複数の部品認識カメラ14のそれぞれにより撮像された撮像画像に基づいて、部品実装機構12の吸着ノズル11Aにより吸着保持された部品Dの保持姿勢,位置等を計測する。
図2は、実施の形態に係る部品実装装置1の部分断面図である。図3は、実施の形態に係るトレイフィーダ5の構成を説明する図である。なお、図2および図3において、部品実装装置1の正面側(図2および図3の紙面で左側)を前側、部品実装装置1の裏面側(図2および図3の紙面で上側、図2および図3の紙面で右側)を後側ともいう。
図2および図3に示す例においてパレット24は、複数の異なる種類の部品Dのそれぞれを格納した1枚以上のトレイ7のそれぞれを保持しており、トレイフィーダ5上の部品取り出し位置Pに位置する。部品実装装置1は、部品取り出し位置Pに位置する1枚以上のトレイ7のそれぞれに格納された部品Dを、実装ヘッド10Aに装着された吸着ノズル11Aにより吸着して矢印L方向に移動し、基板3上の所定の部品実装位置に実装する。
部品実装装置1は、本体制御部15を備える。本体制御部15は、トレイフィーダ5が部品実装装置1に装着されることにより、トレイフィーダ5におけるフィーダ制御部30との間で電気的に接続される(図6参照)。
トレイフィーダ5は、複数の車輪21のそれぞれによって作業床上で移動自在である。トレイフィーダ5は、複数の車輪21のそれぞれの上部にベース部20を備える。ベース部20の上面には、作業者OP側(Y方向)にフィーダ本体部22が配設され、部品実装装置1側(−Y方向)に昇降機構26が配設される。
フィーダ本体部22は、複数のパレット収納部23のそれぞれを上下方向(Z方向)に多段に備える。収納部の一例としての複数のパレット収納部23のそれぞれは、1枚以上のトレイ7を上面に保持するパレット24を収納する。また、複数のパレット収納部23のそれぞれのうち最上段のさらに上段には、パレット載置部27が配設される。
昇降機構26は、パレット移動部29(図6参照)から送信された制御指令に基づいて、パレット保持部25を矢印K方向に昇降させて、パレット24を移動させる。昇降機構26は、パレット収納部23A,23B,23C,…のそれぞれ、パレット載置部27、および部品取り出し位置Pのそれぞれの位置にパレット保持部25を昇降させて、パレット24の収納、取り出し、および移動を実行する。
なお、複数のパレット収納部23A,23B,23C,…のそれぞれは、個別にパレット収納部の高さ(位置)を示すアドレスが個別に付与される。パレット移動部29は、いずれか1枚のパレット収納部23のアドレスを指定することにより、パレット24の収納および取り出しをパレット保持部25に実行させる。また、パレット移動部29は、部品取り出し位置Pまたはパレット載置部27を指定することにより、パレット保持部25を部品取り出し位置Pまたはパレット載置部27に移動させることができる。
昇降機構26は、ベース部20の上面に立設された縦フレーム31を備える。縦フレーム31は、ナット部材32と、送りねじ33とを備える。昇降機構26は、パレット移動部29から送信された制御指令に基づいて、昇降駆動モータ34によってナット部材32に螺合する送りねじ33を回転駆動させることにより、ナット部材32に連結されたパレット保持部25を昇降させる。
パレット保持部25は、パレット24を保持するための水平なパレット保持プレート35を備える。パレット保持部25は、昇降機構26によりいずれかパレット収納部23およびパレット載置部27の高さ(位置)に昇降されると、パレット保持プレート35の下面側に配設されたスライド駆動モータ36の駆動により、パレット保持プレート35の上面に沿ってパレット24を矢印U方向にスライド移動させて、パレット収納部23およびパレット載置部27のそれぞれに収納されたパレット24を引き出して保持、または、保持しているパレット24を収納する。また、パレット保持部25は、部品取り出し位置Pでパレット24の保持を維持することにより、実装ヘッド10Aによる基板3への部品Dの供給を可能にする。
パレット載置部27は、作業者OPにより部品が補給される部品切れのパレット24が載置される。パレット載置部27の上方(Z方向)は、フィーダ本体部22の天井部によって覆われる。また、フィーダ本体部22の天井部の手前側(作業者OP側)には、パレット載置部27にパレット24を搬入・搬出するための開閉カバー28がカバー保持ヒンジ28A廻りに矢印W方向に回動自在に設けられる。
部品切れのパレット24がパレット載置部27に移動された場合、作業者OPは、開閉カバー28を開閉して、パレット載置部27から部品切れのパレット24に保持されたトレイ7を交換したり、パレット24を交換したり(つまり、部品を補給)する。
ここで、部品切れのパレット24について説明する。本実施の形態における部品切れとは、パレット24に保持されたトレイ7に格納された複数の異なる種類の部品のそれぞれのうち少なくとも1種類の部品の残数が0(ゼロ)個であることを示す。また、パレット24が部品切れであるか否かの判定は、移動先決定部51(図6参照)により実行される。部品切れのパレット24は、フィーダ制御部30により少なくとも1種類の部品の残数が0(ゼロ)個であることを示す使用不可情報を付与されて、パレットデータ50Aに記憶される。なお、付与される情報は、上述した使用不可情報に限定されず、いずれの種類の部品の残数が0(ゼロ)個であるかを示す部品切れの部品種類情報、パレット24に保持されたトレイ7が格納する複数の異なる種類の部品のそれぞれの残数情報等を付与されて、パレットデータ50Aに記憶されてもよい。
パレット載置部27の内部には、パレット載置部27におけるパレット24の有無を検出する遮光センサなどのパレット検出センサSが配設される。フィーダ本体部22の作業者OPによる操作側には、部品Dを格納したトレイ7を包装している包装袋、または、トレイ7に付された、トレイ7に格納された部品Dの種類を特定する情報を含むQRコード(登録商標)、バーコード、あるいは2次元コード等の部品識別マーク(図示省略)を読み取るスキャナRが配設される。
モニタT、パレット検出センサS、およびスキャナRのそれぞれは、フィーダ制御部30にデータ通信可能に接続される。パレット検出センサSは、検出された検出信号をフィーダ制御部30に出力する。また、スキャナRは、読み取られた読み取り結果をフィーダ制御部30に出力する。また、モニタTがユーザインターフェースとしての機能を有する場合、モニタTは、作業者OPによる入力操作を電気信号に変換してフィーダ制御部30に出力する。
また、トレイフィーダ5は、フィーダ制御部30を備える。フィーダ制御部30は、トレイフィーダ5が部品実装装置1に装着されることにより、本体制御部15との間で電気的に接続される(図6参照)。フィーダ制御部30は、トレイフィーダ5におけるパレット移動部29および移動先決定部51の制御を実行する。
次に、図4および図5を参照して、パレット24Aおよび部品切れのパレット24Aについて説明する。図4は、実施の形態に係るパレット24Aの一例を示す図である。図5は、実施の形態に係る部品切れのパレット24Aの一例を示す図である。なお、図4および図5に示すパレット24Aが保持するトレイの数、トレイが格納可能な部品の数、および部品の種類数は、一例であってこれに限定されないことは言うまでもない。
また、図4および図5では、トレイごとに異なる種類の部品が格納される例を示すが、例えばトレイ7A,7Bが同一種類の部品を格納し、トレイ7Cが1種類以上の部品を格納してもよいし、トレイ7Aおよびトレイ7Bの一部のエリアが1種類の部品を格納し、トレイ7Bの残りのエリアおよびトレイ7Cがもう1種類の部品を格納してもよい。種類ごとに格納されたエリア(領域)の情報は、パレットデータ50Aに記憶される。
図4に示すパレット24Aは、作業者OPによりトレイを交換された(つまり、各トレイに部品が補給された)状態であって、3つのトレイ7A,7B,7Cのそれぞれを保持する。複数のトレイ7A〜7Cは、それぞれ異なる種類の部品を格納する。トレイ7Aは、18個の部品D1のそれぞれを格納する。トレイ7Bは、8個の部品D2のそれぞれを格納する。トレイ7Cは、32個の部品D3のそれぞれを格納する。なお、これら部品D1〜D3は、それぞれ異なる種類の部品である。
図5に示すパレット24Aは、部品取り出し位置Pに位置し、移動先決定部51により部品D1が部品切れと判定された時の状態であって、3つのトレイ7A,7B,7Cのそれぞれを保持する。トレイ7Bは、3個の部品D2のそれぞれを格納する。トレイ7Cは、11個の部品D3のそれぞれを格納する。部品切れのパレット24Aは、移動先決定部51により決定された移動先(つまり、収納先)に移動される。
図6は、部品実装装置1およびトレイフィーダ5の制御に関する機能的構成を例示するブロック図である。
部品実装装置1の本体制御部15は、例えばCPU(Central Processing unit)またはFPGA(Field Programmable Gate Array)を用いて構成され、記憶部40と協働して、各種の処理および制御を行う。具体的には、本体制御部15は、記憶部40に保持されたプログラムおよびデータを参照し、そのプログラムを実行することにより、各部の機能を実現する。
本体制御部15は、基板搬送機構2により所定の部品実装位置まで基板3が搬入されると、基板認識カメラ13に搬入後の基板3を撮像させる。本体制御部15は、基板認識カメラ13により撮像された撮像画像に基づいて、搬入された基板3の姿勢、搬入位置等を計測する。
本体制御部15は、部品取り出し位置Pと基板3との間に設置された部品認識カメラ14の上部を、部品実装機構12により吸着保持された部品が通過するタイミングで、部品認識カメラ14に部品を撮像させる。本体制御部15は、部品認識カメラ14により撮像された撮像画像に基づいて、吸着保持された部品の大きさ、形状、保持姿勢、位置等を計測して部品の保持姿勢、実装高さを補正する。また、本体制御部15は、計測された計測結果に基づいて、部品が不良部品であるか否かを判定する。本体制御部15は、部品実装機構12により吸着保持された部品が不良部品であると判定した場合、部品実装機構12に部品を廃棄させる。
記憶部40は、例えば本体制御部15の各処理を実行する際に用いられるワークメモリとしてのRAM(Random Access Memory)と、本体制御部15の動作を規定したプログラムおよびデータを格納するROM(Read Only Memory)とを有する。RAMには、本体制御部15により生成あるいは取得されたデータもしくは情報が一時的に保存される。ROMには、本体制御部15の動作を規定するプログラムが書き込まれている。記憶部40は、実装データ40Aと、部品データ40Bと、を記憶する。
実装データ40Aは、基板3に関する情報、および基板3に実装される複数の部品のそれぞれに関する情報であって、例えば基板3の高さ(厚み)情報、基板3に実装される部品の種類および個数の情報、部品ごとの部品実装位置の情報、基板3に部品を実装して生産された実装基板の生産枚数の情報等を含むデータである。
部品データ40Bは、それぞれのテープフィーダ6が保持する部品の情報、それぞれのトレイ7が格納する部品の種類および個数の情報、同一種類の部品を格納したエリアの情報、それぞれのパレット24が保持するトレイ7の枚数の情報、それぞれのトレイ7が格納する部品の種類および個数の情報、同一種類の部品を格納したエリアの情報等を含むデータである。
機構駆動部41は、本体制御部15から出力された制御指令に基づいて、基板搬送機構2および部品実装機構12のそれぞれを駆動させる。機構駆動部41は、基板搬送機構2を駆動させて基板3を部品実装位置まで搬送する。また、機構駆動部41は、部品実装機構12を駆動させて、部品取り出し位置Pに位置するパレット24が保持するトレイ7から部品を吸着保持して取り出し、基板3上の部品実装位置に部品を実装する。
入力部42は、所謂ユーザインターフェースであって、部品実装装置1により実行される実装基板の生産に関する作業者OPの入力操作を受け付け、入力操作の結果を電気信号に変換して本体制御部15に出力する。入力部42は、上述した表示部43と一体的に構成されたタッチパネルとして実現されてよい。
表示部43は、例えばLCDもしくは有機ELを用いて構成される。表示部43は、部品実装装置1の稼働状況に関する情報等を表示する。なお、表示部43は、入力部42と一体的に構成されたタッチパネルとして構成される場合、部品実装装置1の制御を受け付け可能なボタン等を表示し、作業者OPによる入力操作を受け付け可能であってよい。
トレイフィーダ5のフィーダ制御部30は、例えばCPUまたはFPGAを用いて構成され、フィーダ記憶部50と協働して、各種の処理および制御を行う。具体的には、フィーダ制御部30は、フィーダ記憶部50に保持されたプログラムおよびデータを参照し、そのプログラムを実行することにより、各部の機能を実現する。
フィーダ制御部30は、部品取り出し位置Pに部品切れでないパレット24を移動させる制御指令を受け付け可能な状態(指示待ち状態)、トレイ交換作業中(パレット載置部27に部品切れのパレット24を移動させた状態であって、作業者OPにより部品の補給作業が行われている)などで制御指令の受け付けを中断している状態(受付中断状態)等のトレイフィーダ5の状態を本体制御部15に送信する。また、フィーダ制御部30は、本体制御部15から制御指令を受け取った後、指示された部品を格納するトレイ7を保持するパレット24を部品取り出し位置Pに位置させて部品を供給可能な状態となると、制御指令の完了報告を本体制御部15に送信する。
フィーダ記憶部50は、例えばフィーダ制御部30の各処理を実行する際に用いられるワークメモリとしてのRAMと、フィーダ制御部30の動作を規定したプログラムおよびデータを格納するROMとを有する。RAMには、フィーダ制御部30により生成あるいは取得されたデータもしくは情報が一時的に保存される。ROMには、フィーダ制御部30の動作を規定するプログラムが書き込まれている。フィーダ記憶部50は、パレットデータ50Aを記憶する。また、フィーダ記憶部50は、それぞれのパレット収納部23の高さ(位置)、部品取り出し位置Pの高さ(位置)、およびパレット載置部27の高さ(位置)を記憶する。
パレットデータ50Aは、それぞれのパレット24が保持するトレイ7の枚数の情報、それぞれのトレイ7が格納する部品の種類および個数の情報、同一種類の部品を格納したエリアの情報等を含むデータである。また、パレットデータ50Aは、パレット収納部23に個別に付与されたアドレスと、パレット収納部23のそれぞれに収納されているパレット24の情報、パレット24に関する情報(使用不可情報、部品切れの部品種類情報、部品のそれぞれの残数情報等)とを対応付けて記憶する。
判定部の一例としての移動先決定部51は、部品取り出し位置Pに位置するパレット24に保持されたトレイ7が格納する少なくとも1種類の部品が部品切れであるか否かを判定する。移動先決定部51は、本体制御部15から送信された次のパレット24を供給させるための制御指令と、パレットデータ50Aに記憶された現在のパレット収納部23のそれぞれに収納されているパレット24のそれぞれの情報とに基づいて、パレット保持部25が保持する部品切れのパレット24の移動先として、複数のパレット収納部23またはパレット載置部27のいずれかを決定する。なお、移動先決定部51は、部品切れと判定されたパレット24が部品取り出し位置Pに移動される前に収納されていたパレット収納部23のアドレスがパレットデータ50Aに記憶されている場合、このパレット収納部23に移動させてもよい。
移動先決定部51は、決定した移動先の情報(つまり、パレット収納部23のアドレスまたはパレット載置部27の高さ(位置))と、部品切れと判定された部品の種類と、含む制御指令を生成して、フィーダ制御部30およびパレット移動部29に出力する。なお、制御指令は、部品切れのパレット24に残っている部品の種類および個数を含んでもよい。
フィーダ制御部30は、移動先決定部51から出力された制御指令に基づいて、部品切れのパレット24に使用不可情報を付与し、収納されたパレット収納部23のアドレスにこの部品切れのパレット24が収納されていることをパレットデータ50Aに記憶させる。つまり、フィーダ制御部30は、移動先決定部51により決定された部品切れのパレット24の移動先に基づいて、この部品切れのパレット24を移動させるようにパレット移動部29を制御する制御部として機能する。また、フィーダ制御部30は、パレット24が部品切れである旨を報知する報知情報を生成してモニタTに出力し、表示させる。なお、フィーダ制御部30は、生成された報知情報をモニタTだけでなく、表示部43にも送信して表示させてもよい。
また、モニタTは、作業者OPによりいずれか1枚のパレット24の取り出し、または移動先に関する入力操作を受け付けると、選択されたパレット24の情報と、パレット24の移動先の情報と、を含む制御指令(電気信号)を生成して、フィーダ制御部30に出力する。フィーダ制御部30は、モニタTから出力された制御指令(電気信号)を移動先決定部51に出力する。移動先決定部51は、フィーダ記憶部50およびパレットデータ50Aに基づいて、フィーダ制御部30から出力された制御指令(電気信号)に含まれるパレット24が収納されているパレット収納部23の高さ(位置)と、移動先の高さ(位置)とを取得する。移動先決定部51は、パレット24が収納されているパレット収納部23の高さ(位置)と、移動先の情報(つまり、パレット収納部23のアドレス)と、を含む制御指令を生成して、フィーダ制御部30およびパレット移動部29に出力する。
パレット移動部29は、フィーダ制御部30から出力された制御指令に基づいて、昇降機構26にパレット24を移動させるための制御指令を出力する。
次に、図7を参照して、実施の形態に係る部品実装装置1の動作手順について説明する。図7は、実施の形態に係る部品実装装置1における動作手順例を説明するフローチャートである。
移動先決定部51は、複数のパレット収納部23のそれぞれに収納されたパレット24のうち使用不可情報が付与されていないパレット24の移動先を部品取り出し位置Pに決定する。移動先決定部51は、パレット24の移動先の情報を含む制御指令を生成して、フィーダ制御部30に出力する。フィーダ制御部30は、制御指令に基づいて、パレット24を部品取り出し位置Pに移動させる制御指令をパレット移動部29に出力する。パレット移動部29は、フィーダ制御部30から出力された制御指令に基づいて、パレット24を部品取り出し位置Pに移動させる制御指令を昇降機構26に出力する。昇降機構26は、パレット移動部29から送信された制御指令に基づいて、昇降駆動モータ34によってパレット保持部25を昇降させてパレット収納部23に収納されたパレット24を取り出し、部品取り出し位置Pの高さまで移動させる(St1)。
機構駆動部41は、実装データ40Aに基づいて、部品実装位置まで搬入された基板3に部品の実装が必要であるか否かを判定する(St2)。
機構駆動部41は、ステップSt2の処理において、基板3に部品の実装が必要であると判定した場合(St2,YES)、実装データ40Aに基づいて、実装すべき部品を決定し、この部品が格納された位置、およびこの部品の部品実装位置を含む制御指令を生成して、部品実装機構12に出力する。部品実装機構12は、機構駆動部41から出力された制御指令に基づいて、パレット24が保持するトレイ7に格納された複数の異なる種類の部品のそれぞれのうちいずれか1種類の部品を取り出して、基板3上に実装する(St3)。
一方、機構駆動部41は、ステップSt2の処理において、基板3に部品の実装が必要でないと判定した場合(St2,NO)、この基板3への部品実装工程を終了し、基板搬送機構2により隣接する装置(例えば、他の部品実装装置、基板3に実装された部品を点検する装置、基板3に塗布された半田を熱で溶かすリフロー装置等)に基板3(実装基板)を搬出させる。
移動先決定部51は、部品実装機構12により部品が取り出されて基板3に実装された後、パレット24が保持するトレイ7に格納された複数の異なる種類の部品のそれぞれのうち少なくとも1種類の部品の残数が0(ゼロ)個であるか否か(つまり、部品切れであるか否か)を判定する(St4)。
移動先決定部51は、ステップSt4の処理において、パレット24が部品切れであると判定した場合(St4,YES)、この部品切れのパレット24の移動先(収納先)を決定する。移動先決定部51は、決定した移動先の情報(パレット収納部23のアドレスまたはパレット載置部27の高さ(位置)の情報)と、部品切れと判定された部品の種類と、含む制御指令を生成して、フィーダ制御部30およびパレット移動部29に出力する。フィーダ制御部30は、移動先決定部51から出力された制御指令に基づいて、部品切れのパレット24に使用不可情報を付与するとともに、移動先決定部51により決定された部品切れのパレット24の移動先に基づいて、パレット移動部29によりこの部品切れのパレット24を移動(収納)させる(St5)。
一方、移動先決定部51は、ステップSt4の処理において、パレット24が部品切れでないと判定した場合(St4,NO)、パレット24が部品切れでない(つまり、部品の実装を一時停止しない)旨を通知する制御指令を生成して、フィーダ制御部30に出力する。フィーダ制御部30は、移動先決定部51から出力された制御指令を本体制御部15に送信する。本体制御部15は、フィーダ制御部30から送信された制御指令に基づいて、ステップSt2の処理に移行する。
フィーダ制御部30は、パレット24が部品切れである旨を報知する報知情報を生成してモニタTに出力し、表示させる(St6)。なお、フィーダ制御部30は、生成された報知情報をモニタTだけでなく、表示部43にも送信して表示させてもよい。ステップSt6の処理の後、ステップSt1の処理に移行し、フィーダ制御部30は、移動先決定部51に使用不可情報が付与されていないパレット24を部品取り出し位置Pに移動させるための制御を実行させる。
以上により、実施の形態に係る部品実装装置1は、部品取り出し位置Pに位置するパレット24が保持するトレイ7に格納された複数の異なる種類の部品のそれぞれのうち少なくとも1種類の部品の残数が0(ゼロ)個となったと判定した場合、このパレット24を部品切れのパレット24として、パレット収納部23またはパレット載置部27に移動(退避)させ、部品切れ(使用不可状態)でない他のパレット24を取り出して部品取り出し位置Pに移動させる。これにより、部品実装装置1は、部品取り出し位置Pには複数の異なる種類の部品のそれぞれを格納したトレイ7を保持するパレット24が位置することで基板に実装される複数種類の部品を同時に供給できるため、従来、部品の種類の数に対応して行われていた部品取り出し位置Pへのパレット24の移動に要する時間を短縮するとともに、実装基板の生産を効率的に実行できる。
また、部品実装装置1は、作業者OPによる入力操作により部品切れのパレット24の交換を指示された場合、部品切れのパレット24をパレット収納部23から取り出してパレット載置部27に移動させることができる。これにより、作業者OPは、部品切れのパレット24へ部品を補給するタイミングを作業者OPが望むタイミングで行うことができる。
以上により、実施の形態に係る部品実装装置1は、複数の異なる種類の部品(例えば、図4および図5に記載の部品D1〜D3)のそれぞれが格納された複数のパレット24のそれぞれを収納可能なトレイフィーダ5と、トレイフィーダ5に収納された複数のパレット24のうち部品取り出し位置Pに位置するパレット24(第1のパレットの一例)から部品を取り出して基板3に実装する部品実装機構12と、第1のパレットに格納された複数の異なる種類の部品のうちいずれかの種類の部品が部品切れであるか否かを判定する移動先決定部51と、を備える。トレイフィーダ5は、いずれかの種類の部品が部品切れであると判定された場合、部品取り出し位置Pに位置するパレット24に使用不可情報を付与して、部品取り出し位置Pに位置するパレット24を部品取り出し位置Pから退避させ、部品取り出し位置Pに位置していたパレット24(つまり、部品切れであると判定されたパレット24)とは異なるパレット24(第2のパレットの一例)を部品取り出し位置Pに移動させる。
これにより、実施の形態に係る部品実装装置1は、複数の異なる種類の部品(例えば、図4および図5に記載の部品D1〜D3)のそれぞれが格納されたトレイ7を保持する複数のパレット24を用いることにより、トレイフィーダ5から複数種類の部品を供給が必要な実装基板の生産において、部品の種類の数に対応してパレット収納部23と部品取り出し位置Pとの間でパレット24を移動させなくてもよい。つまり、部品実装装置1は、部品取り出し位置Pへパレット24を移動させる回数を減らしてパレット24の移動に要する時間をより短縮することにより、実装基板の生産性を向上できる。また、部品実装装置1は、使用不可情報を付与することにより、部品切れと判定されたパレット24に部品が残っている場合であっても、この部品切れのパレット24を部品取り出し位置Pに移動させないように管理できる。
また、実施の形態に係る部品実装装置1におけるトレイフィーダ5は、パレット収納部23から部品取り出し位置Pとは異なるパレット載置部27に部品切れと判定されたパレット24(第1のパレットの一例)を移動させて、パレット載置部27に位置するパレット24をトレイフィーダ5の外部へ取り出し可能にする。これにより、実施の形態に係るトレイフィーダ5は、作業者OPによる部品切れのパレット24のトレイ交換を支援できる。
また、実施の形態に係る部品実装装置1は、パレット載置部27に部品切れと判定されたパレット24が移動されたことを報知するモニタT、をさらに備える。これにより、実施の形態に係る部品実装装置1は、部品切れのパレット24のトレイ7を交換可能(部品を補給可能)であることを作業者OPに報知して、作業者OPによるトレイ交換作業を支援できる。
以上、添付図面を参照しながら各種の実施の形態について説明したが、本開示はかかる例に限定されない。当業者であれば、特許請求の範囲に記載された範疇内において、各種の変更例、修正例、置換例、付加例、削除例、均等例に想到し得ることは明らかであり、それらについても本開示の技術的範囲に属すると了解される。また、発明の趣旨を逸脱しない範囲において、上述した各種の実施の形態における各構成要素を任意に組み合わせてもよい。
本開示は、部品取り出し位置に位置する複数の異なる種類の部品を格納するトレイを保持するパレットの移動による時間ロスを削減し、実装基板の生産性を向上できる部品実装装置および部品実装方法として有用である。
1 部品実装装置
2 基板搬送機構
3 基板
4A,4B 部品供給機構
5 トレイフィーダ
7,7A,7B,7C トレイ
10A,10B 実装ヘッド
11A 吸着ノズル
12 部品実装機構
15 本体制御部
23 パレット収納部
24,24A パレット
25 パレット保持部
26 昇降機構
27 パレット載置部
29 パレット移動部
30 フィーダ制御部
34 昇降駆動モータ
35 パレット保持プレート
36 スライド駆動モータ
41 機構駆動部
50 フィーダ記憶部
50A パレットデータ
51 移動先決定部
D,D1,D2,D3 部品
T モニタ
P 部品取り出し位置

Claims (4)

  1. 複数の異なる種類の部品のそれぞれが格納された複数のパレットを収納可能なトレイフィーダと、
    前記トレイフィーダに収納された前記複数のパレットのうち部品取り出し位置に位置する第1のパレットから部品を取り出して基板に実装する実装部と、
    前記第1のパレットに格納された前記複数の異なる種類の部品のうちいずれかの種類の部品が部品切れであるか否かを判定する判定部と、を備え、
    前記トレイフィーダは、前記いずれかの種類の部品が部品切れであると判定された場合、前記第1のパレットに使用不可情報を付与して、前記第1のパレットを前記部品取り出し位置から退避させ、前記第1のパレットとは異なる第2のパレットを前記部品取り出し位置に移動させる、
    部品実装装置。
  2. 前記トレイフィーダは、前記第1のパレットを前記部品取り出し位置とは異なるパレット載置部に移動させて、前記パレット載置部に位置するパレットを前記トレイフィーダの外部へ取り出し可能にする、
    請求項1に記載の部品実装装置。
  3. 前記パレット載置部に前記第1のパレットが移動されたことを報知する報知部、をさらに備える、
    請求項2に記載の部品実装装置。
  4. 複数の異なる種類の部品のそれぞれが格納された複数のパレットを有し、
    収納された前記複数のパレットのうち部品取り出し位置に位置する第1のパレットから部品を取り出して基板に実装し、
    前記第1のパレットに格納された前記複数の異なる種類の部品のそれぞれのうちいずれかの種類の部品が部品切れであると判定された場合、前記第1のパレットに使用不可情報を付与して、前記第1のパレットを前記部品取り出し位置から退避させ、前記第1のパレットとは異なる第2のパレットを前記部品取り出し位置に移動させる、
    部品実装方法。
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