JP2021195961A - 油圧緩衝器 - Google Patents

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Abstract

【課題】減衰力を容易に調整可能な油圧緩衝器を提供すること。【解決手段】油圧緩衝器10は、外部から操作されることが可能な操作部72bを備え、操作部72bを操作することにより減衰力を調整可能な調整部材72を有している。調整部材72には、調整部材72を回転可能な回転ノブ100が設けられている。回転ノブ100は、操作部72bに固定されている基部110と、基部110の外周面の一部から径方向外側に延出して操作部72bを回転可能な腕部120と、を備えている。【選択図】図2

Description

本発明は、シリンダの端部に減衰力を調整するための操作部を備えた油圧緩衝器に関する。
特許文献1に開示された油圧緩衝器は、上下方向に延びている円筒状のシリンダと、シリンダ内を下方の第1の油室と上方の第2の油室に区画しているピストンと、ピストンから下方へ延びている第1のロッドと、シリンダに固定され第1のロッドを支える第1のロッドガイドと、を有している。
この油圧緩衝器は、さらに、シリンダの上端を塞いでいる閉塞部材と、閉塞部材から下方へ延びている第2のロッドと、第2のロッドに固定されシリンダ内を第2の油室と第3の油室とに区画している第2のピストンと、を備えている。
特開2012−13103号公報
上述の油圧緩衝器は、第2のロッドが中空状であり、第2のロッドの内部には、第2のピストンによる減衰力を調整する減衰力調整ロッドが配されている。減衰力調整ロッドの上方には、減衰力調整ロッドの回転量を調整可能な棒状の調整部材が設けられている。
この調整部材は、閉塞部材から上方へ臨むことにより外部から操作されることが可能な操作部を備えている。この操作部は、例えば、操作部の形状に合わせた工具を利用することにより操作することができる。減衰力の調整を容易に行えるようにするためには、操作部を容易に操作できることが望ましい。
本発明は、減衰力を容易に調整可能な油圧緩衝器を提供することを課題とする。
本発明者は、鋭意検討の結果、減衰力を調整するために回転操作する操作部の回転半径を大きくすることにより、減衰力を容易に調整可能な油圧緩衝器を提供できることを知見した。さらに、本発明者は、操作部を回転操作する際には回転半径を大きくするために操作部が大きくなり、かつ、回転操作しない際には操作部が小さくなる形態にすることにより、操作部の大型化を避けつつ、減衰力を容易に調整可能な油圧緩衝器を提供できることを知見した。本発明は、これらの知見に基づいて完成させた。
本開示によれば、上下方向に延びた円筒状のシリンダと、前記シリンダ内を下方の第1の油室と上方の第2の油室とに区画している第1のピストンと、前記第1のピストンから下方へ延びている第1のロッドと、前記シリンダに固定され前記第1のロッドを支える第1のロッドガイドと、前記シリンダの上端を塞いでいる閉塞部材と、前記閉塞部材から下方へ延びている第2のロッドと、前記第2のロッドに固定され前記シリンダ内を前記第2の油室と第3の油室とに区画している第2のピストンと、前記閉塞部材の上方に臨み外部から操作されることが可能な第1の操作部を備え、前記第1の操作部を操作することにより減衰力を調整可能な調整部材と、前記第1の操作部に固定されている基部と、前記基部の外周面の一部から前記第2のロッドの径方向外側に延出している腕部と、を備え、前記腕部によって前記調整部材を回転可能な回転ノブと、を有する油圧緩衝器が提供される。
また、前記腕部は、前記基部の上面に対して重ね合わすことができるように、前記基部に対して揺動可能に連結されていてもよい。
また、前記腕部は、互いに前記第2のロッドの径方向に隣接すると共に互いに揺動可能に連結している複数の部材を有し、前記複数の部材が互いに重なるように折り畳まれることにより、前記腕部は折り畳み状態に変形可能であり、前記折り畳み状態の前記腕部は、前記基部の上面に対して重ね合わすことができるように、前記基部に対して揺動可能に連結されていてもよい。
また、前記シリンダ内を前記第3の油室と空気室とに区画していると共に、前記第2のロッドが貫通して前記第2のロッドに沿って移動自在なフリーピストンと、前記空気室に配されており、前記フリーピストンが前記第3の油室内の油を加圧する向きの力を、前記フリーピストンに付与する第1のばねと、前記閉塞部材の上方に臨み外部から操作されることが可能な第2の操作部を備え、前記第2の操作部を回転させることにより前記第2のロッドの中心線を中心に周方向に回転可能な回転部材と、前記回転部材による回転運動を、前記第2のロッドの前記中心線に沿った直線運動に変換する変換機構と、前記第1のばねの上端を支持していると共に、前記変換機構を介して前記第2のロッドの前記中心線に沿って移動可能な可動ばね受けと、を更に有していてもよい。
また、前記基部に対して重ね合わされた前記腕部は、前記回転部材の前記第2の操作部の外周面よりも前記回転部材の径方向内側に位置していてもよい。
本開示の別の面によれば、上下方向に延びた円筒状のシリンダと、前記シリンダ内を下方の第1の油室と上方の第2の油室とに区画している第1のピストンと、前記第1のピストンから下方へ延びている第1のロッドと、前記シリンダに固定され前記第1のロッドを支える第1のロッドガイドと、前記シリンダの上端を塞いでいる閉塞部材と、前記閉塞部材から下方へ延びている第2のロッドと、前記第2のロッドに固定され前記シリンダ内を前記第2の油室と第3の油室とに区画している第2のピストンと、前記閉塞部材の上方に臨み外部から操作されることが可能な第1の操作部を備え、前記第1の操作部を操作することにより減衰力を調整可能な調整部材と、前記第1の操作部に固定されている基部と、前記基部の外周面の一部から前記第2のロッドの径方向外側に延出している腕部と、を備え、前記腕部によって前記調整部材を回転可能な回転ノブと、前記調整部材に設けられており、前記調整部材の回転操作の感覚を伝える伝達機構と、前記シリンダ内を前記第3の油室と空気室とに区画していると共に、前記第2のロッドが貫通して前記第2のロッドに沿って移動自在なフリーピストンと、前記空気室に配されており、前記フリーピストンが前記第3の油室内の油を加圧する向きの力を、前記フリーピストンに付与する第1のばねと、前記閉塞部材の上方に臨み外部から操作されることが可能な第2の操作部を備え、前記第2の操作部を回転させることにより前記第2のロッドの中心線を中心に周方向に回転可能な回転部材と、前記回転部材による回転運動を、前記第2のロッドの前記中心線に沿った直線運動に変換する変換機構と、前記第1のばねの上端を支持していると共に、前記変換機構を介して前記第2のロッドの前記中心線に沿って移動可能な可動ばね受けと、前記空気室に配されており、上端が前記閉塞部材を用いて支持されていると共に、ばね定数が前記第1のばねのばね定数よりも大きい第2のばねと、を有しており、前記腕部は、互いに前記第2のロッドの径方向に隣接すると共に互いに揺動可能に連結している複数の部材を有し、前記複数の部材が互いに重なるように折り畳まれることにより、前記腕部は折り畳み状態に変形可能であり、前記折り畳み状態の前記腕部は、前記基部の上面に対して重ね合わすことができるように、前記基部に対して揺動可能に連結されており、前記基部に対して重ね合わされた前記腕部は、前記回転部材の前記第2の操作部の外周面よりも前記回転部材の径方向内側に位置している、油圧緩衝器が提供される。
本開示によれば、減衰力を容易に調整可能な油圧緩衝器を提供することができる。
実施例1による油圧緩衝器の断面図である。 図1に2で示す部位を拡大して示す図である。 フリーピストンへ付与する力を調整する部材を分解して示す図である。 図2に4で示す部位を拡大して示す図である。 第1のばねを支持する可動ばね受けと、第2のばねを支持するばね受けを含む部品を分解して示す斜視図である。 展開状態の腕部を含む油圧緩衝器を示す平面図である。 展開状態の腕部を含む油圧緩衝器の上端を示す断面図である。 回転ノブを分解して示す斜視図である。 折り畳み状態の腕部を含む油圧緩衝器を示す平面図である。 折り畳み状態の腕部を含む油圧緩衝器の上端を示す断面図である。 重ね合わせ状態の腕部を含む油圧緩衝器を示す平面図である。 重ね合わせ状態の腕部を含む油圧緩衝器の上端を示す断面図である。 実施例2による油圧緩衝器の上端を示す断面図である。 実施例3による、展開状態の腕部を含む油圧緩衝器を示す平面図である。 実施例3による、展開状態の腕部を含む油圧緩衝器の上端を示す断面図である。 実施例3による、重ね合わせ状態の腕部を含む油圧緩衝器の上端を示す断面図である。
本発明の実施の形態を添付図に基づいて以下に説明する。図中Upは上、Dnは下を示している。
<実施例>
図1には、自動二輪車や自動三輪車に代表される鞍乗型車両のフロントフォークに用いる油圧緩衝器10が示されている。
この油圧緩衝器10は、上下方向に延びている円筒状のアウターチューブ11と、アウターチューブ11内に一部を進退可能に配されている円筒状のインナーチューブ12と、アウターチューブ11の内部に設けられていると共にインナーチューブ12の内部へ延びている第1のシリンダ13(シリンダ)と、を有している。第1のシリンダ13の内部を上下方向に往復運動する第1のピストン16によって、第1のシリンダ13の内部は、下方の第1の油室14と上方の第2の油室15とに区画されており、第1のピストン16は、インナーチューブ12内に配されている第1のロッド17の上端に固定されている。油圧緩衝器10は、さらに、インナーチューブ12の内部にて第1のシリンダ13及び第1のロッド17を囲むように配されたばね18と、第1のシリンダ13の下端に固定されると共に第1のロッド17を支える第1のロッドガイド19と、を有している。
第1のロッド17は中空状である。第1のロッド17の内部には、第1のピストン16による減衰力を調整する第1の減衰力調整ロッド22が配されている。第1の減衰力調整ロッド22の下端には、第1の減衰力調整ロッド22を上下動させるための第1の調整部材23が設けられている。第1の調整部材23は、車軸に取り付け可能な車軸ブラケット21に固定されたボトムボルト24に支持されている。
アウターチューブ11の内部には、下端部26aが第1のシリンダ13の上端部13aと接続している円筒状の第2のシリンダ26(シリンダ)が配されている。第2のシリンダ26の内部は、第2の油室15と連通している。図示の形態では、上端部13a及び下端部26aを介して互いに接続されている第1のシリンダ13及び第2のシリンダ26によって、本発明におけるシリンダが構成されている。
図2を参照する。第2のシリンダ26には、第2のシリンダ26内を第2の油室15と第2の油室15よりも上方の第3の油室31とに区画する第2のピストン30が配されている。第2のピストン30は、第2のシリンダ26の内周面27に当接しているピストン本体32と、ピストン本体32に形成され第2の油室15と第3の油室31とを連通させる第1の連通路33と、第1の連通路33の出口に配された第1のバルブ34と、ピストン本体32に形成され第2の油室15と第3の油室31とを連通させる第2の連通路(不図示)と、第2の連通路の出口に配された第2のバルブ35と、を有している。
第2のピストン30は、保持部材40に保持されている。保持部材40は、第2のピストン30を貫通している棒状の軸部41と、軸部41の上端に連なり軸部41よりも径が大きい鍔部42と、を有している。鍔部42と、軸部41の下端に固定されたナット43とは、第2のピストン30を上下から挟み込んでいる。これにより、第2のピストン30は、保持部材40に固定される。保持部材40には、第2の油室15と第3の油室31とを連通する第3の連通路44が形成されている。
第2のシリンダ26内には、下端50aに保持部材40が固定された第2のロッド50と、第2のロッド50が貫通して第2のロッド50に沿って上下方向に移動自在なフリーピストン52が配されている。フリーピストン52の外周面の溝には、Oリング54が配されている。フリーピストン52の内側には、オイルシール55が配されている。フリーピストン52は、第2のシリンダ26内を、フリーピストン52よりも下側に配される第3の油室31とフリーピストン52よりも上側に配される空気室53とに区画している。
第2のシリンダ26内の空気室53には、フリーピストン52が第3の油室31内の油を加圧する向きの力をフリーピストン52に付与する、第1のばね57及び第2のばね58が配されている。第1のばね57と第2のばね58とは、互いに径が異なる圧縮コイルばねである。第1のばね57は、第2のロッド50を囲むように配されている。第2のばね58は、第1のばね57の外側に、第1のばね57を囲むように配されている。第1のばね57の下端57aと、第2のばね58の下端58aとは、フリーピストン52に当接している。第1のばね57のばね定数は、第2のばね58のばね定数よりも小さい。
図3及び図4を参照する。アウターチューブ11の上端部11aに、第2のシリンダ26の上端部26bがねじ込まれることにより、第2のシリンダ26がアウターチューブ11に固定されている。第2のシリンダ26の上端部26bに、第2のシリンダ26の上端部26bを塞ぐ閉塞部材であるフォークボルト60がねじ込まれることにより、フォークボルト60が第2のシリンダ26に固定されている。フォークボルト60は、環状を呈しており、後述する第2の調整部材80が固定された第2のロッド50を保持している。
図2を参照する。第2のロッド50は中空状である。第2のロッド50の内部には、第3の連通路44による減衰力を調整する第2の減衰力調整ロッド71が配されている。さらに、第2の減衰力調整ロッド71の上方には、上下方向における第2の減衰力調整ロッド71の移動量を調整可能な棒状の調整部材である、第2の調整部材72が設けられている。
図4を参照する。第2の調整部材72の下端には、下方に突出した突出部72aが形成されている。第2の減衰力調整ロッド71の上端には、突出部72aを差し込み可能な差込孔71aが形成されている。突出部72aが、差込孔71aに差し込まれることにより、第2の調整部材72と、第2の減衰力調整ロッド71とは、互いに係合している。それゆえ、第2の調整部材72を回転することにより、第2の減衰力調整ロッド71を動かすことができる。
第2の調整部材72を第2のロッド50の中心線CLを中心に回転させることにより、第2の減衰力調整ロッド71を第2のロッド50の中心線CLに沿って上下動させることができる。第2の調整部材72は、第2の減衰力調整ロッド71を上下動させることにより、第2のピストン30の第3の連通路44を流れる油の流路断面積を調整する。この調整を行なうことにより、減衰力を調整可能である。
第2の調整部材72は、外部から外力を加えることにより操作されることが可能な第1の操作部72bを有している。第1の操作部72bは、フォークボルト60の上方へ臨んでおり、詳細には、フォークボルト60の上端面60aよりも上方へ突出している。
図5を参照する。第2のロッド50の上端部51の内周面は、雌ねじ加工された雌ねじ部51aを有する。雌ねじ部51aに噛み合うように、第2の減衰力調整ロッド71の上端部の外周面は、雄ねじ加工された雄ねじ部71bを有する。第2の調整部材72を回転させると、第2の調整部材72が係合している第2の減衰力調整ロッド71も回転する。第2の減衰力調整ロッド71は、雌ねじ部51aにガイドされ、第2のロッドの中心である中心線CLに沿って、上下方向に移動可能である。
図2を参照する。第2の減衰力調整ロッド71の下端には、第3の連通路44に対して進退可能なニードル71cが形成されている。第2の減衰力調整ロッド71が中心線CLに沿って移動すると、第3の連通路44に対するニードル71cの進入量も変化する。ニードル71cの進入量に応じて第3の連通路44の流路面積が変化し、第3の連通路44による減衰力が調整される。
図4及び図5を参照する。第2の調整部材72には、第2の調整部材72の回転操作の感覚を伝える伝達機構76が設けられている。
伝達機構76は、第2の調整部材72の外周面に形成された凹部77と、凹部77に収納された圧縮コイルばねであるばね78と、ばね78によって第2の調整部材72の径方向外側へ押されることにより第2のロッド50の内周面と当接可能な当接部材79と、を有している。当接部材79として、ボール又はピンを採用できる。
第2のロッド50の内周面における、当接部材79が当接する部位である当接部51cは、凹凸状に加工されている。第2の調整部材72を回転させると、当接部材79が凹凸状に加工された当接部51c上を移動する。当接部材79の移動の際に生じる振動は、ユーザに対して回転操作の感覚として伝わる。これにより、ユーザは第2の減衰力調整ロッド71の回転量を把握しやすくなる。
フォークボルト60は、環状の環状部61と、環状部61の外縁から下方へ延びている筒状の第1の筒部62と、環状部61の外縁から上方へ延びている筒状の第2の筒部63と、を有している。
第2のロッド50の上端部51には、第2のロッド50と共に中心線CLを中心に、周方向に回転可能な回転部材80が固定されている。回転部材80は、第2のロッド50の上端部51の外周面に固定される筒状の固定部81と、回転部材80の上方への移動を規制する規制部82と、フォークボルト60の環状部61に保持される保持部83と、フォークボルト60の環状部61の上端面61aに臨み外部から操作されることが可能な第2の操作部84と、を有している。図示の形態では、第2の操作部84は、上端面61aよりも上方に臨んでいる。これにより、フォークボルト60の上方から第2の操作部84を操作しやすい形態とされている。
固定部81の内周面は、雌ねじ加工された雌ねじ部81aを有している。第2のロッド50の上端部51の外周面は、雄ねじ加工された雄ねじ部51bを有している。雌ねじ部81aと雄ねじ部51bとは、互いに締結している。
さらに、第2のロッド50の上端部51には、回転部材80の下端と当接して回転部材80の下方への移動を規制するナット59が固定されている。
規制部82は、フォークボルト60の環状部61の下端面61bに当接可能である。
保持部83の外周面83aには、Oリング85が嵌め込まれている。保持部83は、フォークボルト60の環状部61の内周面61cに対して摺動可能である。
図4〜図6Bを参照する。回転部材80には、第2のロッド50の中心線CLに沿って移動可能な可動ばね受け90が取り付けられている。可動ばね受け90は、第1のばね57を支持する環状の支持部91と、支持部91の径方向内側の縁から下方へ延びている筒状の筒部92と、を有している。
支持部91の下端面91aと、第1のばね57の上端57bとの間には、2枚のワッシャ93、94が配されている。すなわち、可動ばね受け90は、ワッシャ93、94を介して、第1のばね57の上端57bを支持している。支持部91の下端面91aに当接するワッシャ93の外径は、第1のばね57の上端57bに当接するワッシャ94の外径よりも大きい。
回転部材80の固定部81の外周面は、雄ねじ加工された雄ねじ部81bを有している。雄ねじ部81bに噛み合うように、可動ばね受け90の内周面は、雌ねじ加工された雌ねじ部90aを有している。支持部91の上端面91bには、回転部材80の規制部82の一部を収納可能な収納部91cが形成されている。
支持部91の外周面91dは、フォークボルト60の第1の筒部62の内周面62aに対して摺動可能である。内周面62aには、中心線CLに平行な方向(上下方向)に延びる第1の溝64が形成されている。支持部91の外周面91dには、中心線CLに平行な方向(上下方向)に延びると共に、第1の溝64に対向している第2の溝95が形成されている。第1の溝64と、第2の溝95とに囲まれる空間には、可動ばね受け90の周方向の回転を規制する円柱状の規制ピン96が配されている。
フォークボルト60の第1の筒部62の内周面62aには、可動ばね受け90の下方への移動を規制する環状のリング部材98が取り付けられている。リング部材98は、規制ピン96の下端面96aと当接可能である。
空気室53には、第2のばね58の上端58bを支持するばね受け99が配されている。ばね受け99は、フォークボルト60の下端面60bと当接している。すなわち、第2のばね58の上端58bは、ばね受け99を介して、フォークボルト60を用いて支持されている。
図6A及び図6Bを参照する。第1の操作部72bには、第2の調整部材72を操作可能な回転ノブ100が設けられている。回転ノブ100は、第1の操作部72bに固定されている基部110と、基部110の外周面の一部から第2のロッド50の径方向外側に延出している腕部120と、基部110と腕部120とを連結している第1の連結ピン101と、を有している。
腕部120は、第1の連結ピン101を中心として、基部110に対して揺動可能である。図6A及び図6Bには、腕部120が径方向外側へ展開された展開状態の腕部120が示されている。
図6B及び図7を参照する。基部110は、環状の本体部111と、本体部111の外周面111bに形成され腕部120と連結可能な一対の第1の連結部112、112と、を有している。一対の第1の連結部112、112には、それぞれ、第1の連結ピン101の両端部を支持する第1の支持孔113、113が形成されている。
本体部111の内周面111aは、第1の操作部72bの外周面72cに嵌合されている。さらに、本体部111と、第1の操作部72bとは、本体部111を貫通すると共に先端が第1の操作部72bに達する止めねじであるねじ103により、互いに固定されている。
展開状態の腕部120は、一対の第1の連結部113、113に対して、第2のロッド50の径方向外側に隣接する複数の部材である、第1の部材130及び第2の部材140を有している。互いに揺動可能な第1の部材130及び第2の部材140は、第2の連結ピン121を用いて連結されている。基部110に隣接して設けられている第1の部材130は、基部110に対して第2のロッド50の径方向外側に隣接し、第1の部材130に隣接して設けられている第2の部材140は第1の部材130に対して第2のロッド50の径方向外側に隣接している。展開状態の腕部120は、第2の部材140が、第1の部材130よりも、基部110から離間した位置に配置される。
本実施例では、2つの部材130、140と第2の連結ピン121とで構成される腕部120を例示しているが、本発明における腕部は、互いに隣接する3つ以上の部材と、隣接する部材同士を連結する連結ピンとで構成してもよい。さらに、連結ピンによる連結に代えて、半球状の凹部と、半球状の凸部とを用いて連結しても良い。
第1の部材130は、上記径方向を長手方向とする直方体状を呈している。第1の部材130は、基部110の上面110bと同一の方向を向いている第1の面131と、第1の面131の裏面側の面である第2の面137と、基部110の外周面111bに対向する径方向内側の側面である末端面132と、末端面132の裏面側の側面である先端面133と、を有している。
第1の部材130は、一対の第1の連結部112、112の間に配される第2の連結部134と、第1の部材130に対して第2の部材140を折り畳んだ際に第2の部材140を収納可能に凹んだ部位である収納部150と、第2の連結ピン121の両端を支持する一対の第2の支持孔135、135と、を有している。
第2の連結部134は、末端面132に設けられている。第2の連結部134には、第1の連結ピン101が貫通する第1の貫通孔136が形成されている。
収納部150は、上記径方向に延びるように形成されており、第1の部材130の第1の面131及び先端面133に対して開いている。詳細には、収納部150は、基部110の上面110bと同一の方向を向いている底面151と、底面151の縁から上方へ延びている側面152と、を有している。側面152は、互いに対向している一対の対向面153、153と、上記径方向の外側を向いている奥面154と、を有している。奥面154は、径方向内側に向けて膨らむように湾曲している。
第2の部材140は、上記径方向を長手方向とする直方体状を呈しており、第1の部材130よりも薄く、上記中心線CL方向における第2の部材140の寸法は、第1の部材130の当該寸法よりも小さい。
第2の部材140は、第2の連結ピン121が貫通する第2の貫通孔141と、第2の部材140が展開状態を維持可能なように第2の部材140の揺動を規制する規制部142を有している。
第2の部材140は、規制部142が設けられた第1の面143と、第1の面143の裏面側の面である第2の面144と、展開状態において上記径方向の外側を向いており上記径方向外側に向けて膨らむように湾曲している先端面145と、を有している。
規制部142は、第1の面143の表面を起点に、第2の面144から離れる側へ向けて突出している。規制部142は、展開状態において上記径方向の内側を向く面である内面142aと、展開状態において上記径方向の外側を向く面である外面142bと、を有している。
図6A及び図6Bを参照する。展開状態において、規制部142の内面142aは、第1の部材130に当接している。第1の部材130の末端面132は、第1の連結部112の外周面112aに当接している。第1の部材130の第1の面131と、第2の部材140の第2の面144とは、互いに同一平面上に位置している。第2の部材140の先端面145は、フォークボルト65の最も外側の外周面65よりも上記径方向の外側に位置している。
図8A及び図8Bには、第1の部材130と第2の部材140とが、互いに重なるように折り畳まれた折り畳み状態の腕部120が示されている。
折り畳み状態のときに、第2の部材140は、第1の部材130の収納部150に収納されている。詳細には、第2の部材140の第2の面144は、収納部150の底面151に当接している。第2の部材140の先端面145は、収納部150の奥面154に対向している。第2の部材140の第1の面143と、第1の部材130の第1の面131とは、同一平面上に位置している。すなわち、腕部120の厚みと、収納部150の深さ(中心線CL方向の寸法)とは、同一の寸法Lに設定されている。
図9A及び図9Bには、折り畳み状態の腕部120が基部110の上面に対して重ね合わされている、重ね合わせ状態の腕部120が示されている。
重ね合わせ状態のときに、第2の部材140の第1の面143は、第1の操作部72bの上面72d、及び、基部110の上面110bの双方に当接している。第1の部材130の第1の面131は、基部110の上面110bに当接している。規制部142の外面142bは、基部110の外周面110aに当接している。重ね合わせ状態の腕部120は、回転部材80の操作部84の外周面84aよりも回転部材80の径方向内側に位置している。
実施例1の発明の効果を説明する。
図4を参照する。第2の減衰力調整ロッド71の上方には、第2の減衰力調整ロッド71の回転量を調整可能な棒状の第2の調整部材72が設けられている。第2の調整部材72の第1の操作部72bには、第2の調整部材72を回転操作する際に使用可能な回転ノブ100が設けられている。回転ノブ100は、第1の操作部72bに固定されている基部110と、基部110の外周面の一部から第2のロッド50の径方向外側に延出している腕部120と、を有している。
腕部120を有することにより、腕部120を有しない回転ノブよりも、第1の操作部72bを回転させる力を大きくすることができる。腕部120を有することにより、第2の調整部材72を回転させやすくなるので、第2の減衰力調整ロッド71による減衰力の調整が容易となる。
加えて、基部110と腕部120とは、第1の連結ピン101を用いて連結されている。さらに、腕部120は、第1の部材130と、第2の部材140と、第2の連結ピン121と、を有している。上述のように、展開状態の腕部120は、重ね合わせ状態の腕部120へと変形することができる。重ね合わせ状態にすることにより、上記径方向における回転ノブ100の全長を短くすることができる。
図4及び図5を参照する。油圧緩衝器10は、第2のロッド50の中心線CLを中心に周方向に回転可能な回転部材80と、回転部材80に取り付けられた可動ばね受け90と、を有している。回転部材80は、外部から操作されることが可能な第2の操作部84を備えている。第2の操作部84を回転させることにより、回転部材80を周方向に回転させると、可動ばね受け90も周方向に回転しようとする。ただし、回転部材80による回転運動は、変換機構89により、第2のロッド50の中心線CLに沿った直線運動に変換される。そのため、第2の操作部84を回転させることにより、可動ばね受け90を上記中心線CLに沿って進退させることができる。
詳細には、変換機構89は、雄ねじ部81bを備える回転部材80と、雌ねじ部90aを備える可動ばね受け90と、規制ピン96と、を有している。規制ピン95は、フォークボルト60及び可動ばね受け90の双方に当接しているため、可動ばね受け90の周方向の回転を規制する。そのため、第2の操作部84を回転させると、回転部材80のみが回転する。回転部材80の雄ねじ部81bは、可動ばね受け90の雌ねじ部90aと噛み合い、可動ばね受け90は、中心線CLに沿って移動する。
可動ばね受け90は、ワッシャ93、94を介して第1のばね57を支持している部材である。可動ばね受け90の、中心線CL方向における位置が変更されると、第1のばね57がフリーピストン52へ付与する力も変更される。
以上より、外部から第2の操作部84を操作することにより、油圧緩衝器10の分解及び第1のばね57の組み換えを行うことなく、第1のばね57がフリーピストン52へ付与する力も調整することができる。
加えて、空気室53には、フリーピストン52に力を付与する第2のばね58も配されている。第1のばね57のみを用いてフリーピストン52に付与する力を設定する場合と比較して、第1のばね57と第2のばね58とを組み合わせることにより、フリーピストン52に付与する力をより細かく調整することができる。
加えて、油圧緩衝器10は、第1のばね57のばね定数が、第2のばね58のばね定数よりも小さい。第2のばね58がフリーピストン52に付与する力をベースとして、第2の操作部84を用いて微調整可能な、第1のばね57がフリーピストン52に付与する力を足し合わせることにより、フリーピストン52に付与する力をさらに細かく調整することができる。なお、第1のばね57のばね定数が第2のばね58のばね定数よりも小さいことにより、第2の操作部84を回転操作しやすい。
図9A及び図9Bを参照する。重ね合わせ状態の腕部120の外周面は、回転部材80の第2の操作部84の外周面84aよりも、回転部材80の径方向内側に位置している。第2の操作部84の形状は六角ナット状である。第2の操作部84を操作するには、第2の操作部84の外周面84aの一部を挟み込むスパナ等の工具のみならず、外周面84aに対して全周に亘り当接するソケットレンチ等の工具も使用することができる。重ね合わせ状態の腕部120の外周面が、第2の操作部84の外周面84aよりも、回転部材80の径方向内側に位置することにより、使用可能な工具が増えるので、回転部材80による減衰力の調整が容易となる。
図8A及び図8Bを参照する。折り畳み状態の腕部120において、第1の部材130は、第2の部材140の収納部150に収納されている。収納部150が形成されない構成と比較すると、折り畳み状態の腕部120の厚みを薄くすることができる。
なお、本実施例では、第2の部材140の第2の面144と、第1の部材130の第1の面131とが、同一平面上に位置している。すなわち、第2の部材140全体が第1の部材130の収納溝150に収納される。本発明は、当該形態に限定されず、第2の部材140の一部が第1の部材130の収納部に収納されるように構成しても良い。
図9Bを参照する。重ね合わせ状態の腕部120において、第2の部材140の規制部142の外面142bは、基部110の外周面110aに当接している。これにより、重ね合わせ状態の腕部120を、基部110に対して所定の位置に留めておくことができる。その結果、重ね合わせ状態における腕部120のガタツキを抑制できるので、第1の連結ピン101の劣化を抑制しやすくなる。
なお、規制部142の内面142aは、展開状態において第1の部材130に当接する面である。すなわち、第1の面143から突出した1つの部位である規制部142は、展開状態の第2の部材140の位置の規制と、重ね合わせ状態の腕部120のガタツキ防止という2つの効果を有している。
<実施例2>
図10を参照する。実施例1と共通する構成は、実施例1の符号を流用すると共に説明を省略する。回転ノブ100を用いることができる油圧緩衝器は、実施例1のように外部から第1の付勢部材57の付勢力を調整する機能を有するものに限られない。
実施例2では、図10には示されていないフリーピストン52を付勢する部材は、単一のばね201のみである油圧緩衝器10Aを示している。油圧緩衝器10Aは、アウターチューブ11の上端にフォークボルト202が固定され、このフォークボルト202は、第2のロッド203及び第2の調整部材72を保持する保持部204を有している。フォークボルト202の端面205は、付勢部材201の上端201bを支持している。
<実施例3>
図11A及び図11Bを参照する。実施例1と共通する構成は、実施例1の符号を流用すると共に説明を省略する。実施例3の油圧緩衝器10Bは、複数の部材である第1の部材130及び第2の部材140を有する上記腕部120に代えて、単一の部材で構成される腕部301を有する回転ノブ300を備えている。このような形態にすることにより、回転ノブ300の部品点数を抑えることができる。
腕部301は、上記径方向を長手方向とする直方体状を呈している。展開状態の腕部301は、上方を向いている第1の面301と、上記径方向内側の側面である末端面302と、上記径方向外側の側面である先端面303と、を有している。腕部301の末端面302には、一対の第1の連結部112、112の間に配される第2の連結部304が設けられている。第2の連結部304には、貫通孔305が形成されている。
図11Cには、腕部301が基部110の上面110bに重ね合わされた、重ね合わせ状態の腕部301が示されている。第1の面301は、第1の操作部72bの上面72d、及び、基部110の上面110bの双方に当接している。重ね合わせ状態の腕部301は、回転部材80の第2の操作部84の外周面84aよりも回転部材80の径方向内側に位置している。このような形態であっても、減衰力を容易に調整可能な油圧緩衝器10Bを提供することができる。
なお、本発明の作用及び効果を奏する限りにおいて、本発明は、実施例に限定されるものではない。
本発明の油圧緩衝器は、自動二輪車や自動三輪車に代表される鞍乗型車両のフロントフォークに好適である。
10…油圧緩衝器
13…第1のシリンダ(シリンダ)
14…第1の油室
15…第2の油室
16…第1のピストン
17…第1のロッド
19…第1のロッドガイド
26…第2のシリンダ(シリンダ)、
26b…第2のシリンダの上端(シリンダの上端)
30…第2のピストン
31…第3の油室
50…第2のロッド
52…フリーピストン
53…空気室
57…第1のばね
57b…第1のばねの上端
58…第2のばね
58b…第2のばねの上端
60…フォークボルト(閉塞部材)
60a…フォークボルトの上端面(閉塞部材の上端面)
60b…フォークボルトの下端面(閉塞部材の下端面)
72…第2の調整部材(調整部材)
72b…調整部材の第1の操作部
76…伝達機構
80…回転部材
84…回転部材の第2の操作部
84a…回転部材の第2の操作部の外周面
89…変換機構
90…可動ばね受け
99…ばね受け
100…回転ノブ
110…基部
110b…基部の上面
111b…本体部の外周面(基部の外周面)
120…腕部
130…第1の部材(複数の部材の1つ)
140…第2の部材(複数の部材の1つ)
CL…第2のロッドの中心線

Claims (6)

  1. 上下方向に延びた円筒状のシリンダと、
    前記シリンダ内を下方の第1の油室と上方の第2の油室とに区画している第1のピストンと、
    前記第1のピストンから下方へ延びている第1のロッドと、
    前記シリンダに固定され前記第1のロッドを支える第1のロッドガイドと、
    前記シリンダの上端を塞いでいる閉塞部材と、
    前記閉塞部材から下方へ延びている第2のロッドと、
    前記第2のロッドに固定され前記シリンダ内を前記第2の油室と第3の油室とに区画している第2のピストンと、
    前記閉塞部材の上方に臨み外部から操作されることが可能な第1の操作部を備え、前記第1の操作部を操作することにより減衰力を調整可能な調整部材と、
    前記第1の操作部に固定されている基部と、前記基部の外周面の一部から前記第2のロッドの径方向外側に延出している腕部と、を備え、前記腕部によって前記調整部材を回転可能な回転ノブと、を有する油圧緩衝器。
  2. 前記腕部は、前記基部の上面に対して重ね合わすことができるように、前記基部に対して揺動可能に連結されている、請求項1に記載の油圧緩衝器。
  3. 前記腕部は、互いに前記第2のロッドの径方向に隣接すると共に互いに揺動可能に連結している複数の部材を有し、
    前記複数の部材が互いに重なるように折り畳まれることにより、前記腕部は折り畳み状態に変形可能であり、
    前記折り畳み状態の前記腕部は、前記基部の上面に対して重ね合わすことができるように、前記基部に対して揺動可能に連結されている、請求項1に記載の油圧緩衝器。
  4. 前記シリンダ内を前記第3の油室と空気室とに区画していると共に、前記第2のロッドが貫通して前記第2のロッドに沿って移動自在なフリーピストンと、
    前記空気室に配されており、前記フリーピストンが前記第3の油室内の油を加圧する向きの力を、前記フリーピストンに付与する第1のばねと、
    前記閉塞部材の上方に臨み外部から操作されることが可能な第2の操作部を備え、前記第2の操作部を回転させることにより前記第2のロッドの中心線を中心に周方向に回転可能な回転部材と、
    前記回転部材による回転運動を、前記第2のロッドの前記中心線に沿った直線運動に変換する変換機構と、
    前記第1のばねの上端を支持していると共に、前記変換機構を介して前記第2のロッドの前記中心線に沿って移動可能な可動ばね受けと、を更に有している、請求項2又は請求項3に記載の油圧緩衝器。
  5. 前記基部に対して重ね合わされた前記腕部は、前記回転部材の前記第2の操作部の外周面よりも前記回転部材の径方向内側に位置している、請求項4に記載の油圧緩衝器。
  6. 上下方向に延びた円筒状のシリンダと、
    前記シリンダ内を下方の第1の油室と上方の第2の油室とに区画している第1のピストンと、
    前記第1のピストンから下方へ延びている第1のロッドと、
    前記シリンダに固定され前記第1のロッドを支える第1のロッドガイドと、
    前記シリンダの上端を塞いでいる閉塞部材と、
    前記閉塞部材から下方へ延びている第2のロッドと、
    前記第2のロッドに固定され前記シリンダ内を前記第2の油室と第3の油室とに区画している第2のピストンと、
    前記閉塞部材の上方に臨み外部から操作されることが可能な第1の操作部を備え、前記第1の操作部を操作することにより減衰力を調整可能な調整部材と、
    前記第1の操作部に固定されている基部と、前記基部の外周面の一部から前記第2のロッドの径方向外側に延出している腕部と、を備え、前記腕部によって前記調整部材を回転可能な回転ノブと、
    前記調整部材に設けられており、前記調整部材の回転操作の感覚を伝える伝達機構と、
    前記シリンダ内を前記第3の油室と空気室とに区画していると共に、前記第2のロッドが貫通して前記第2のロッドに沿って移動自在なフリーピストンと、
    前記空気室に配されており、前記フリーピストンが前記第3の油室内の油を加圧する向きの力を、前記フリーピストンに付与する第1のばねと、
    前記閉塞部材の上方に臨み外部から操作されることが可能な第2の操作部を備え、前記第2の操作部を回転させることにより前記第2のロッドの中心線を中心に周方向に回転可能な回転部材と、
    前記回転部材による回転運動を、前記第2のロッドの前記中心線に沿った直線運動に変換する変換機構と、
    前記第1のばねの上端を支持していると共に、前記変換機構を介して前記第2のロッドの前記中心線に沿って移動可能な可動ばね受けと、
    前記空気室に配されており、上端が前記閉塞部材を用いて支持されていると共に、ばね定数が前記第1のばねのばね定数よりも大きい第2のばねと、
    を有しており、
    前記腕部は、互いに前記第2のロッドの径方向に隣接すると共に互いに揺動可能に連結している複数の部材を有し、
    前記複数の部材が互いに折り畳まれることにより、前記腕部は折り畳み状態に変形可能であり、
    前記折り畳み状態の前記腕部は、前記基部の上面に対して重ね合わすことができるように、前記基部に対して揺動可能に連結されており、
    前記基部に対して重ね合わされた前記腕部は、前記回転部材の前記第2の操作部の外周面よりも前記回転部材の径方向内側に位置している、油圧緩衝器。
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