JP2021194815A - インクジェット印刷装置 - Google Patents

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賢治 工藤
Kenji Kudo
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【課題】コストアップすることなく、適切な廃液回収が行えるインクジェット印刷装置を提供する。【解決手段】印刷媒体を搬送する機構を制御する搬送制御部と、搬送された印刷媒体に画像を形成するインクを吐出する印刷ヘッド51aと、印刷ヘッド51aのクリーニング動作によって生じるインクの廃液を受けるインクパン51b−1と、クリーニング動作を行う場合に印刷ヘッド51aの下にインクパン51b−1を移動させる駆動部51dと、駆動部51dによるインクパン51b−1の移動時間から該インクパン51b−1に滞留した廃液の廃液量を計算して該廃液量に対応する廃液回収時間を設定し、廃液の回収を制御する廃液回収制御部とを備える。【選択図】図3

Description

本発明は、インクジェット印刷装置に関する。
インクジェット印刷装置は、印刷ヘッドに付着したごみの除去及びノズル内のインクの物性安定化のため、印刷ヘッドのクリーニング動作を行う。印刷ヘッドのノズル面のクリーニング動作は、例えば特許文献1に開示されている。
クリーニング動作で生じるインクの廃液は、所定量が溜まると回収する必要がある。廃液量はセンサで測定する。又は、センサを用いずに所定の時間間隔で一定時間の廃液回収を行う方法がある。
特開2011−110895号公報
しかしながら、センサを用いる方法はセンサが必要でありコストアップとなる。また、センサの汚れによる誤検出の恐れがある。センサを用いない場合は、所定の時間間隔で一定時間の廃液回収を行うことになるが、印刷装置の使用状況によって廃液量は変化する。廃液量が少ない場合は、短い時間で廃液が回収が終了し不要な回収時間が生じる。また、廃液量が多い場合は、全ての廃液を回収することができない。
このように従来の技術は、コストアップする又は適切な廃液回収が行えないという課題がある。
本発明は上記に鑑みてなされたもので、コストアップすることなく、適切な廃液回収が行えるインクジェット印刷装置を提供することを目的とする。
上記目的を達成するため、本発明に係るインクジェット印刷装置は、印刷媒体を搬送する機構を制御する搬送制御部と、搬送された前記印刷媒体に画像を形成するインクを吐出する印刷ヘッドと、前記印刷ヘッドのクリーニング動作によって生じる前記インクの廃液を受けるインクパンと、前記クリーニング動作を行う場合に前記印刷ヘッドの下に前記インクパンを移動させる駆動部と、前記駆動部による前記インクパンの移動時間から該インクパンに滞留した前記廃液の廃液量を計算して該廃液量に対応する廃液回収時間を設定し、前記廃液の回収を制御する廃液回収制御部とを備える。
本発明によれば、コストアップすることなく、適切な廃液回収が行えるインクジェット印刷装置を提供することができる。
本発明の実施形態に係るインクジェット印刷装置の概略構成図である。 本発明の実施形態に係るインクジェット印刷装置の廃液配収部を説明ための平面図である。 図2に示すインクパンの右側面図である。 インクパンの移動時間と廃液量の関係例を示す特性図である。 廃液量と回収時間の関係例を示す特性図である。 本発明の実施形態に係るインクジェット印刷装置の制御系の機能構成例を示すブロック図である。 図4に示す廃液回収部が実行する廃液回収処理の処理手順を示すフローチャートである。
以下、本発明の実施の形態について、図面を参照して説明する。なお、各図面を通じて同一若しくは同等の部位や構成要素には、同一もしくは同等の符号を付し、その説明を省略もしくは簡略化する。
図1は、本発明の実施形態に係るインクジェット印刷装置の概略構成図である。図1に示すインクジェット印刷装置1は、巻出部11と、搬送部12と、印刷部3A,3Bと、巻取部13と、制御部5とを備える。以降の説明において、インクジェット印刷装置1が実行する印刷工程の上流を左、同下流を右、ウェブの搬送方向と鉛直方向で直交する向きを上下、ウェブの搬送方向と奥行方向で直交する方向を前後と定義する。
巻出部11は、フィルム、紙等からなる長尺状の印刷媒体であるウェブWを搬送部12へ巻き出す。巻出部11は、ウェブロールRと、支持軸21とを備える。
支持軸21は、ウェブロールRを回転可能に支持する。支持軸21は前後方向に延びる長尺状に形成されている。ウェブロールRは、ウェブWがロールされたものである。
搬送部12は、巻出部11から巻き出されたウェブWを搬送する。搬送部12は、ガイドローラ31〜42と、20本のヘッド下支持部材43と、搬送ローラ44と、搬送ローラ44を駆動する搬送モータ(図示せず)とを備える。
ガイドローラ31〜40は、搬送部12において搬送されるウェブWを凡そアルファベットのR文字の形状を左下から描く経路でガイドする。ガイドローラ31〜42は、搬送されるウェブWに従動回転する。ガイドローラ31〜42は、前後方向に延びる長尺状に形成されている。
印刷部3A,3Bは、それぞれウェブWのおもて面、裏面に画像を印刷する。印刷部3Aは、ガイドローラ36,37間のウェブWの上方近傍に配置されている。印刷部3Bは、ガイドローラ38,39間のウェブWの上方近傍に配置されている。印刷部3A,3Bは、それぞれ5つのプリントバーユニット51を備える。
プリントバーユニット51のそれぞれは、印刷ヘッド、昇降モータ、廃液回収部等を備える。これらの構成の図1における表記は煩雑になるので省略している。
印刷ヘッドは、そのノズルからウェブWにインクを突出して画像を印刷する。印刷部3A,3Bのそれぞれにおいて、5つの印刷ヘッドは、各々異なる色のインクを吐出する。
昇降モータは、印刷ヘッドを上下に昇降させる。昇降モータは、印刷時に印刷ヘッドをウェブWの表面近くに下降させ、印刷ヘッドをクリーニングするクリーニング動作時に上昇させる。
廃液回収部は、クリーニング動作によって生じるインクの廃液を回収する。廃液回収部は、インクパン、廃液ノズル、駆動部等を備える。これらの構成及びクリーニング動作について詳しくは後述する。
搬送ローラ44は、一対でウェブWをニップしつつ、巻取部13へ向けてウェブWを搬送する。搬送ローラ44は、ガイドローラ41,42の間に配置される。
巻取部13は、印刷部3A,3Bにより印刷されたウェブWを巻き取る。巻取部13は、巻取軸48と、巻取モータ(図示せず)とを備える。
巻取軸48は、ウェブWを巻き取って保持する。巻取軸48は、前後方向に延びる長尺状に形成されている。
図示を省略している巻取モータは、巻取軸48を回転させる。巻取軸48の回転により、ウェブWが巻取軸48に巻き取られ、巻き取られるウェブWに巻出部11への巻き戻し方向の張力が付与される。
制御部5は、インクジェット印刷装置1の各部の動作を制御する。制御部5は、CPU、RAM、ROM、ハードディスク等を備えて構成される。制御部5は、巻出制御部、搬送制御部、印刷制御部、廃液回収制御部、及び巻取制御部を含む。詳しくは後述する。
(廃液回収部)
図2は、廃液回収部を説明するための平面図である。図2は、印刷ヘッド51aと廃液回収部51bを示す。印刷ヘッド51aと廃液回収部51bは、複数のプリントバーユニット51のそれぞれに含まれる。
印刷ヘッド51aは、千鳥状に配置された複数のヘッドモジュール51a−1を有する。廃液回収部51bは、インクパン51b−1と、ワイプブレード51b−2と、廃液ノズル51cと、駆動部51dを備える。駆動部51dは、例えばDCモータで構成される。以降の説明において駆動部51dは、DCモータ51dと称する場合もある。
インクパン51b−1は、印刷ヘッド51aの下方の展開位置である第1の位置P1と、収納位置である第2の位置P2とに移動する。例えば、インクパン51b−1は、第2の位置P2からクリーニング動作の際に第1の位置P1へ移動し、再び第2の位置P2に移動する。
インクパン51b−1の移動は、DCモータ51dの回転に基づいて行われる。DCモータ51dの回転制御は制御部5が行う。図2において、DCモータ51dの回転力を伝達する機構の表記は省略している。
クリーニング動作は、例えば、印刷ヘッド51aのパージ、ワイプブレード51b−2による印刷ヘッド51aのノズル面のワイピングなどである。なお、インクパン51b−1の移動方向は、印刷ヘッド51aの長手方向に平行な方向(前後)である。
ワイプブレード51b−2は、インクパン51b−1の前部に2つ固定されることによって、インクパン51b−1と一体に第1の位置P1と第2の位置P2とに移動する。ワイプブレード51b−2は、移動時にヘッドモジュール51a−1のノズル面をワイプする例えばゴムからなる板状の部材である。
図3は、廃液回収部51bを説明するための右側面図である。図3は、印刷ヘッド51aの上下方向の高さがヘッドワイプ位置にある場合を示す。印刷ヘッド51aのヘッドワイプ位置は、ワイプブレード51b−2の先端がヘッドモジュール51a−1のノズル面に接触する高さである。
ヘッドモジュール51a−1のクリーニング動作では、インクパン51b−1が第2の位置P2から第1の位置P1に移動した状態で、パージによりヘッドモジュール51a−1からインクを強制的に排出させることによってヘッドモジュール51a−1のノズル面にインクを付着させる。
その後、インクパン51b−1が第1の位置P1から第2の位置P2に移動する際に、ワイプブレード51b−2によってヘッドモジュール51a−1のノズル面からインクがワイプされる。これにより、インクは、廃液としてインクパン51b−1に落下する。廃液は、廃液ノズル51cによって吸引することで回収される。
図3に示すように、インクパン51b−1の底である廃液を受ける面がウェブWの搬送方向と直交する方向に傾斜している。この例は、ワイプブレード51b−2が固定されている側の底が高く、廃液ノズル51c側の底が低い。これにより、インクパン51b内の廃液を残さず吸引することができる。
本実施形態では、インクパン51b−1に滞留した廃液量に応じて回収時間を適応的に制御する。廃液量は、インクパン51b−1を移動させる移動時間から推定することが可能である。
インクパン51b−1に廃液が滞留するとインクパン51b−1を移動させるためのDCモータ51dの負荷が増大する。そうするとDCモータ51dの回転数が減少し、インクパン51b−1の移動時間が増大する。
インクパン51b−1を移動させるDCモータ51dの回転数Nは次式で表せる。
Figure 2021194815
ここで。Eは電源電圧、Kは発電係数、Rは電気子抵抗、Kはトルク定数、Tはトルクである。
図4は、インクパン51b−1の移動時間と廃液量の関係の一例を示す特性図である。図4の横軸はインクパン移動時間[ms]、縦軸はインクの廃液量[mL]である。
図4に示すように、インクパン移動時間と廃液量は比例する関係である。よって、インクパン51b−1の移動時間を計測すれば廃液量を計算することが可能である。
図5は、廃液量と回収時間の関係の一例を示す特性図である。図5の横軸は廃液量[mL]、縦軸は回収時間[sec]である。
図5に示すように、廃液量と回収時間は比例する関係である。よって、廃液量に応じた回収時間を最適化することが可能である。
インクパン51b−1の移動時間の計測及び廃液量の計算は、制御部5内の廃液回収制御部が行う。廃液回収制御部が実行する処理ステップについて詳しくは後述する。
以上説明したように本実施形態に係るインクジェット印刷装置1は、印刷媒体(ウェブW)を搬送する機構を制御する搬送制御部と、搬送された印刷媒体に画像を形成するインクを吐出する印刷ヘッド51aと、印刷ヘッド51aのクリーニング動作によって生じるインクの廃液を受けるインクパン51b−1と、クリーニング動作を行う場合に印刷ヘッド51aの下にインクパン51b−1を移動させる駆動部51dと、駆動部51dによるインクパン51b−1の移動時間から該インクパン51b−1に滞留した廃液の廃液量を計算して該廃液量に対応する廃液回収時間を設定し、廃液の回収を制御する廃液回収制御部とを備える。これにより、コストアップすることなく、適切な廃液回収が行えるインクジェット印刷装置1を提供することができる。
つまり、廃液量を検知する専用のセンサを必要とせずに廃液量を把握し、インクパン51b−1に滞留した廃液を適切に回収することができる。
(制御部)
図6は、インクジェット印刷装置1の制御系の機能構成例を示すブロック図である。各機能構成部の動作は制御部5が制御する。制御部5は、上記のように例えばコンピュータシステムで構成される。その処理内容はコンピュータプログラムによって記述される。
図6に示すように、制御部5は、巻出制御部5A、搬送制御部5B、印刷制御部5C、廃液回収制御部5D、及び巻取制御部5E等を備える。
巻出制御部5Aは、ウェブWの張力を調整するためブレーキ(図示せず)を制御する。ブレーキは、支持軸21の回転を制動する。制動することでガイドローラ31とウェブWとの間に張力を生じさせる。
搬送制御部5Bは、ウェブWを搬送する搬送部12を制御する。搬送制御部5Bは、搬送ローラ44を回転駆動させてウェブWの印刷に必要な信号を印刷制御部5Cに出力する。
印刷制御部5Cは、印刷を行う際、搬送部12によって搬送されるウェブWに印刷部3A,3Bの各ヘッドモジュール51a−1からインクを吐出させて画像を印刷する。
廃液回収制御部5Dは、印刷部3A,3Bの各インクパン51b−1の移動時間から該インクパン51b−1に滞留した廃液の廃液量を計算して該廃液量に対応する廃液回収時間を設定し、廃液を回収する廃液回収部51bを制御する。廃液回収制御部5Dについて詳しくは後述する。
巻取制御部5Eは、巻取部13の巻取軸48を回転させる巻取モータ(図示せず)を回転させる。巻取モータを制御することでウェブWに張力を与え、ウェブWにたるみが生じないようにしてウェブWをロール状に巻き取る。
(廃液回収制御部)
図7は、廃液回収制御部が廃液回収部51bを制御して実行する廃液回収処理の処理手順を示すフローチャートである。
廃液回収部51bが動作を開始すると、先ず初めにインクパージを行う(ステップS1)。インクパージは、ヘッドモジュール51a−1からインクを強制的に排出させる動作である。
ステップS1において、印刷ヘッド51aの上下方向の位置はヘッド待機位置であり、インクパン51b−1の前後方向の位置は第1の位置P1の展開位置である。ヘッド待機位置は、ヘッドモジュール51a−1がヘッドワイプ位置よりも上方向に高い位置にあり、ワイプブレード51b−2の先端がヘッドモジュール51a−1のノズル面に接触しない高さである。
次に、印刷ヘッド51aをヘッドワイプ位置に下げる。ヘッドワイプ位置は、ヘッドモジュール51a−1とワイプブレード51b−2の先端とが接触する高さである(図3)。
次に、インクパン51b−1を第1の位置P1(展開位置)から第2の位置P2(収納位置)に移動させ、ヘッドモジュール51a−1のノズル面からインクをワイプする(ステップS3)。ワイプされたノズル面のインクはインクパン51b−1に落下する。
次に、印刷ヘッド51aをヘッド待機位置に上げる(ステップS4)。このステップS4は、ヘッドモジュール51a−1とワイプブレード51b−2の先端とが接触しないようにするために行う。
次に、インクパン51b−1を第2の位置P2(収納位置)から第1の位置P1(展開位置)に移動させる(ステップS5)。ステップS5では、インクパン51b−1を収納位置から展開位置までに移動させるのに要する時間を計測し、図4に示す関係から廃液量を求め、図5に示す関係から廃液量に対応する廃液回収時間を設定する。
次に、展開位置にあるインクパン51b−1から滞留している廃液を、廃液ノズル51cで吸引して回収する(ステップS6)。
以上の処理ステップで廃液回収処理は終了する。廃液を回収した後は、インクパン51b−1を収納位置に移動させ、印刷ヘッド51aをウェブWを印刷する位置に移動させる。
なお、廃液回収時間は、インクパン51b−1を展開位置(P1)から収納位置(P2)に移動させるのに要する第1時間t1と、収納位置(P2)から展開位置(P1)に移動させるのに要する第2時間t2との平均時間に基づいて廃液量を求め、その廃液量に対応する廃液回収時間を設定するようにしてもよい。
つまり、前記廃液回収制御は、印刷ヘッド51aの下に位置する場合の第1の位置P1と、ウェブWの搬送方向と直交する方向に移動した印刷ヘッド51aの下に位置しない第2の位置(P2)とを有し、第1の位置P1から第2の位置P2にインクパン51b−1を移動させるのに要する第1時間t1と、第2の位置P2から第1の位置P1にインクパン51b−1を移動させるのに要する第2時間t2とを計測し、第1時間t1と第2時間t2の平均時間に基づいて廃液量を計算して該廃液量に対応する廃液回収時間を設定する。これにより、廃液回収時間の精度を向上させることができる。なお、第2時間t2のみに基づいて廃液回収時間を設定しても構わない。
また、廃液回収後のインクパン51b−1の移動時間を計測し、該移動時間が閾値を越えた場合に警報を発するようにしてもよい。つまり、廃液回収後のインクパン51bは、廃液が回収された後なので移動時間は小さくなるのが通常である。その移動時間が閾値よりも大きい場合は、DCモータ51d及びインクパン51b−1の劣化が懸念されるため警報を発する。インクパン51b−1の劣化は、例えば廃液の固着等が考えられる。警報は、例えば操作パネル(図示せず)等に表示する。これにより、インクジェット印刷装置1の信頼性を向上させることができる。
以上説明したように本実施形態に係るインクジェット印刷装置1は、専用のセンサを使用しないため、コストアップすることなく廃液量に応じた最適な廃液回収動作が可能になる。また、廃液回収時間は、廃液量に応じて設定されるため、廃液が回収済みであるのに関わらず回収時間が生じる場合がない。また、廃液の回収が終了していないのに回収を終了してしまう場合がない。
また、クリーニング動作に関係なくインクパン51b−1の移動時に(例えば印刷動作)廃液量を求めることが可能である。よって、廃液回収動作を補完することもでき、廃液がインクパン51b−1から溢れるリスクを低減することが可能である。
なお、上記の実施形態のインクジェット印刷装置1は、巻出装置とインクジェット印刷装置と巻取装置とで構成されるインジェット印刷システムとしても構わない。また、上記の図4と図5に示した特性例は一例であり、この例に限定されない。これらの特性は、インクパンの大きさ及び廃液の吸引速度で変化するものであることはいうまでもないことである。
また、DCモータ51dは、複数のプリントバーユニット51のそれぞれが備える例で説明したが、本発明はこの例に限定されない。複数のインクパン51b−1を1つのDCモータで駆動させるようにしても構わない。
また、印刷媒体はウェブW(ロール紙)の例で説明したが、この例に限定されない。印刷媒体はカット紙でも構わない。
このように、本発明はここでは記載していない様々な実施形態等を含むことは勿論である。したがって、本発明の技術的範囲は上記の説明から妥当な特許請求の範囲に係る発明特定事項によってのみ定められるものである。
[付記]
本出願は、以下の発明を開示する。
(付記1)
印刷媒体を搬送する機構を制御する搬送制御部と、
搬送された前記印刷媒体に画像を形成するインクを吐出する印刷ヘッドと、
前記印刷ヘッドのクリーニング動作によって生じる前記インクの廃液を受けるインクパンと、
前記クリーニング動作を行う場合に前記印刷ヘッドの下に前記インクパンを移動させる駆動部と、
前記駆動部による前記インクパンの移動時間から該インクパンに滞留した前記廃液の廃液量を計算して該廃液量に対応する廃液回収時間を設定し、前記廃液の回収を制御する廃液回収制御部と
を備えるインクジェット印刷装置。
(付記2)
前記インクパンは、
前記廃液を受ける面が前記印刷媒体の搬送方向と直交する方向に傾斜している
付記1に記載のインクジェット印刷装置。
(付記3)
前記廃液回収制御は、
前記印刷ヘッドの下に位置する場合の第1の位置と、前記印刷媒体の搬送方向と直交する方向に移動した前記印刷ヘッドの下に位置しない第2の位置とを有し、前記第1の位置から前記第2の位置に前記インクパンを移動させるのに要する第1時間と、前記第2の位置から前記第1の位置に前記インクパンを移動させるのに要する第2時間とを計測し、前記第1時間と前記第2時間の平均時間に基づいて前記廃液量を計算して該廃液量に対応する廃液回収時間を設定する
付記1又は2に記載のインクジェット印刷装置。
(付記4)
前記廃液回収制御部は、
前記廃液を回収した後の前記インクパンの前記移動時間を計測し、該移動時間が閾値を越えた場合に警報を発する
付記1乃至3の何れかに記載のインクジェット印刷装置。
1 インクジェット印刷装置
3A,3B 印刷部
51a 印刷ヘッド
51b インクパン
11 巻出部
12 搬送部
13 巻取部
51a 印刷ヘッド
51d 駆動部(DCモータ)
5D 廃液回収制御部
W ウェブ(印刷媒体)

Claims (1)

  1. 印刷媒体を搬送する機構を制御する搬送制御部と、
    搬送された前記印刷媒体に画像を形成するインクを吐出する印刷ヘッドと、
    前記印刷ヘッドのクリーニング動作によって生じる前記インクの廃液を受けるインクパンと、
    前記クリーニング動作を行う場合に前記印刷ヘッドの下に前記インクパンを移動させる駆動部と、
    前記駆動部による前記インクパンの移動時間から該インクパンに滞留した前記廃液の廃液量を計算して該廃液量に対応する廃液回収時間を設定し、前記廃液の回収を制御する廃液回収制御部と
    を備えるインクジェット印刷装置。
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