JP2021193273A - 道路の表示パネル構造 - Google Patents

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Yoshitaka Shimada
智 吉田
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弘 松藤
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Abstract

【課題】対象者に伝達するべき伝達情報を用途に応じて種々構成することができ、対象者に確実に注意喚起を行うことができる表示パネルを備えた道路の表示パネル構造を提供する。【解決手段】道路の表示パネル構造は、道路の側縁に沿ってパネル構造体が設けられた構成である。パネル構造体は、平板状のパネルの表面に対象者に伝達するべき情報を特定した伝達情報部が構成された表示パネルを備えており、順走行方向に向かって自動車を運転する運転者の視界を確保することができ、且つ逆走行方向に向かって自動車を運転する運転者に注意喚起できるように、道路の側縁に沿って設けられている。【選択図】図6

Description

本発明は、対象者に情報を伝える表示パネルを備えた道路の表示パネル構造に関するものである。
従来、例えば道路等に設置されて自動車の運転者に注意喚起する表示パネルは、種々開示されており、既に実用に供されている。例えば特許文献1には、弾性変形可能な樹脂製の中心柱と、この中心柱の下部に設けられた基台部とで構成された道路標識柱が開示されている。この発明は、高さの異なる中心柱で構成された道路標識柱を道路に沿って複数本並べ、中心柱の集合体の全体形状により、所定の道路情報を表示する構成である。また、中心柱には、再帰反射塗料または再帰反射シートによる反射部が設けられている。
特開2013−142236号公報
特許文献1に開示された道路標識柱は、中心柱の集合体の全体形状により所定の道路情報を表示できると記載されているが、構造上、矢印程度の簡易な道路情報しか表示できない。しかも、この道路標識柱は、角度によって見え方が異なるため、走行中に矢印であることが認識できず、自動車の運転者が見落としてしまう場合があり、注意喚起できる構成とは言い難い。
本発明は、上記のような課題を解決するためになされたものであり、対象者に伝達するべき伝達情報を用途に応じて種々構成することができ、対象者に確実に注意喚起を行うことができる表示パネルを備えた道路の表示パネル構造を提供することを目的とする。
本発明に係る道路の表示パネル構造は、道路の側縁に沿ってパネル構造体が設けられた道路の表示パネル構造であって、前記パネル構造体は、平板状のパネルの表面に対象者に伝達するべき情報を特定した伝達情報部が構成された表示パネルを備えており、順走行方向に向かって自動車を運転する運転者の視界を確保することができ、且つ逆走行方向に向かって自動車を運転する運転者に注意喚起できるように、道路の側縁に沿って設けられていることを特徴とする。
本発明によれば、対象者に伝達するべき伝達情報を用途に応じて種々構成することができ、道路を逆走行する自動車の運転者に確実に注意喚起を行うことができる。
本発明の実施の形態に係る表示パネルを備えたパネル構造体の正面図である。 本発明の実施の形態に係る表示パネルを備えたパネル構造体の右側面図である。 本発明の実施の形態に係る表示パネルを備えたパネル構造体の平面図である。 図1に示したA線矢視断面の要部を拡大して示した要部拡大断面図である。 本発明の実施の形態に係る表示パネルの塗膜部を拡大して示した断面図である。 本発明の実施の形態に係る道路の表示パネル構造を示した平面図である。 本発明の実施の形態に係る道路の表示パネル構造を逆走行車側から見た説明図である。 本発明の実施の形態に係る道路の表示パネル構造を順走行車側から見た説明図である。
以下、図面を参照して、本発明の実施の形態について説明する。なお、各図中、同一または相当する部分には、同一符号を付して、その説明を適宜省略または簡略化する。また、各図に記載の構成について、その形状、大きさ、及び配置等は、本発明の範囲内で適宜変更することができる。
実施の形態.
図1は、本発明の実施の形態1に係る表示パネルを備えたパネル構造体の正面図である。図2は、本発明の実施の形態1に係る表示パネルを備えたパネル構造体の右側面図である。図3は、本発明の実施の形態1に係る表示パネルを備えたパネル構造体の平面図である。図4は、図1に示したA線矢視断面の要部を拡大して示した要部拡大断面図である。図5は、本発明の実施の形態に係る表示パネルの塗膜部を拡大して示した断面図である。本実施の形態に係るパネル構造体1は、図1〜図3に示すように、ベース部2と、ベース部2の上面から上方へ立ち上がる支柱3と、支柱3によって支持された表示パネル4と、を備えた構成である。
ベース部2は、例えば地中に埋め込まれた2つのコンクリートブロックで構成されている。コンクリートブロックの間隔は、例えば600mm程度である。なお。ベース部2は、図示したコンクリートブロックに限定されず、例えば鋼材等で構成してもよい。また、コンクリートブロックの個数は、1つでもよいし、3つ以上でもよい。
支柱3は、例えばH形鋼で構成されており、下端部がベース部2に例えば200mm程度埋め込まれて固定されている。支柱3の高さ寸法は、例えば2750mm程度である。なお、支柱3は、図示したH形鋼に限定されず、例えばC形鋼、角鋼管、丸鋼管又は他の材質等でもよい。要するに、表示パネル4を支持することができれば、他の部材でもよい。
表示パネル4は、厚さが例えば1.2mm〜6.0mm程度(好ましくは1.6mm程度)の鋼板で構成されている。表示パネル4は、一例として縦幅が2700mm程度、横幅が1000mm程度である。表示パネル4の左右の側縁辺は、図1に示すように、後方側に向かって略L字状に屈曲させて形成された接合部41が設けられている。接合部41には、上下方向に沿って一定の間隔をあけて横長孔が形成されている。表示パネル4は、接合部41を支柱3のフランジに当てがい、ボルト等の接合部材42を横長孔に通してフランジ部と接合部41とを接合することにより、支柱3に取り付けられる。但し、表示パネル4を支柱3に取り付ける手段は、図示した形態に限定されない。また、詳細に図示することは省略したが、表示パネル4と支柱3の組は、1つのベース部2に対して複数並べて設けてもよい。
表示パネル4は、図1に示すように、一方の表面に複数の凸部50が形成され、凸部50の集合体で対象者に伝達するべき情報を特定した伝達情報部6が構成されている。具体的には、図4に示すように、表示パネル4の表面には、複数の貫通孔43が形成され、貫通孔43に通す軸部51と軸部51の一端に設けられた頭部50とを有する情報構成部材5の頭部50で凸部が構成されている。
本実施の形態では、情報構成部材5としてボルトを使用している。ボルト5は、メンテナンスが容易であり、使い勝手に優れているからである。つまり、図4に示すように、貫通孔43に通した軸部51をパネル40の裏面からナット52で締め付けることで、パネル40に容易に取り付けることができ、しっかりと固定させることができる。なお、詳細に図示することは省略したが、情報構成部材5は、ボルトに限定されず、例えばピン部材等とし、パネル40の裏面から軸部を固定する構成でもよい。または、パネル40の貫通孔をネジ孔とし、情報構成部材5をネジ部材としてもよい。要するに、情報構成部材5は、貫通孔43に通す軸部と軸部の一端に設けられた頭部とを有する構成であれば、他の部材であってもよい。
伝達情報部6の一例として、図示した実施の形態では、道路を逆走行する自動車の運転者に、逆走行であることを注意喚起するための伝達情報を構成している。具体的には、パネル40の上下に情報構成部材5で「×印」を形成し、上下の「×印」の中間に「逆走」の文字を記した高輝度反射シール7を貼り付けた構成である。高輝度反射シール7は、再帰反射性を有しており、入射した光を入射した方向に反射させるものである。この「逆走」の文字は、情報構成部材5によって形成してもよい。また、伝達情報部6は、凸部50の配置を変更して他の文字、記号、模様或いは図形等を形成し、対象者に様々な情報を伝達する構成とすることができる。
表示パネル4は、凸部50を形成した部分を除くパネル40の表面に、凸部50の色とは異なる色から成る着色層部9が設けられている。着色層部9は、例えば赤色に塗装することで、表示パネル4の存在感を強調することができる。つまり、例えば道路を逆走行する自動車の運転者に、しっかり注意喚起を行うことができる。なお、着色層部9は、緑色にして周囲の森林に馴染んだ構成とし、景観を損なわないようにしてもよいし、他の色でもよい。
ボルト5の頭部50には、図5に示すように、少なくとも造膜樹脂80と反射材81とガラスビーズ82とからなる再帰反射性の塗膜部8が設けられている。再帰反射性の塗膜部8を有することにより、例えば道路を夜間走行する自動車のヘッドライトの光が塗膜部8に入射し、その入射した方向である自動車に向かって光を反射させることができる。つまり、夜間走行している自動車の運転者に、表示パネル4の伝達情報部6及び高輝度反射シール7をはっきりと示すことができる。
次に、再帰反射性の塗膜部8の構成について具体的に説明する。塗膜部8は、ボルト5の頭部50にコーティングされた溶融亜鉛めっき53の上から特殊前処理として造膜樹脂80が塗布され、その造膜樹脂80の上から反射材81が塗布されている。そして、光を反射させる再帰反射ガラスビーズ82が、反射材81に上に塗布された構成である。
造膜樹脂80は、実用的な光透過性を有する程度の透明性を有する材質が用いられる。例えば、熱可塑性樹脂、熱硬化性樹脂、湿気硬化型又は紫外線硬化型の樹脂等である。具体的には、アクリル系、ウレタン系、エポキシ系、エチレン酢酸ビニル系、ポリビニルアルコール系、シリコーン系、ポリエステル系、ポリエチレン系、ナイロン系、オレフィン系、天然ゴム系、アルキッド系、塩化ビニル系、フッ素系などの樹脂が挙げられる。これらの樹脂の共重合体も使用できる。中でも、アクリル樹脂、ウレタン樹脂、アクリルウレタン樹脂などが好ましく挙げられ、これらを1種用いあるいは2種以上併用することができる。
なお、熱硬化性樹脂の場合、熱硬化温度がガラスビーズ82の機能を損なわない程度のものが好ましい。熱硬化温度が高過ぎると、加熱硬化処理において、ガラスビーズ82が変形したり溶融したりして、再帰反射特性が損なわれるからである。具体的な熱硬化温度としては、例えば550℃以下である。
反射材81は、例えば鱗片状、舌片状、薄片状などの片状の反射材が好ましいが、塗膜中に分散可能であり、かつ、反射性を有するものであれば特に限定されない。片状の反射材は、ガラスビーズ82の球面に沿って配向し易く、塗膜中に反射材がランダムに存在する場合と比べて、再帰反射効率が高くなるからである。
反射材81の粒径は、例えば1〜500μmであり、より好ましくは5〜50μmである。反射材81の平均粒径は、例えば5〜25μmであり、より好ましくは10〜20μmである。微細な反射材は、塗膜中に均一に分散されるので、反射機能が良好に発揮できるからである。
このような反射材としては、例えばマイカが挙げられる。マイカとしては、雲母を原料としたものや合成マイカなどである。一般的に、マイカの反射光は白色である。マイカ表面に、酸化チタンの被覆をしておくと、反射性能が高まる。反射材として、アルミニウムなどの表面反射性を有する金属、無機材料、鉱物なども使用できる。反射材が、着色されたものであれば、反射機能に加えて着色機能も発揮することができる。例えば、アルミニウム粒子は、シルバー色の反射光を出す。着色アルミニウム粒子は、その着色された色の反射光を出す。ノンリーフィングタイプのアルミニウム粒子は、表面酸化が起こり難く、良好な反射性を持続でき、使用に適したものとなる。
ガラスビーズ82は、入射光をガラスビーズ82内で屈折させてガラスビーズ球面に焦点を結ばせ、反射光となって再帰させる機能を有する。ガラスビーズ82は、球形であることが理想的であるが、工業的に得られる程度の球形度を有していれば十分な再帰反射性を発揮できる。ガラスビーズ82は、球形以外に例えば楕円体や長円体、多面体に近い形状でもあってもよい。これらの形状から成るガラスビーズは、入射光を反射光として再帰させる機能が球形に比べると劣るが、ある程度の再帰反射性を示すことができる。
なお、塗膜部8は、少なくとも造膜樹脂80と反射材81とガラスビーズ82とを有していればよく、他の構成部材を含んで再帰反射性能を高めた構成でもよい。
次に、図6〜図8に基づいて、本実施の形態のパネル構造体を備えた道路の表示パネル構造について説明する。図6は、本発明の実施の形態に係る道路の表示パネル構造を示した平面図である。図7は、本発明の実施の形態に係る道路の表示パネル構造を逆走行車側から見た説明図である。図8は、本発明の実施の形態に係る道路の表示パネル構造を順走行車側から見た説明図である。
近年、例えば高速道路のサービスエリア又はパーキングエリアでは、退出路を通って本線に合流しなければならないにも関わらず、サービスエリア又はパーキングエリアへの進入路へ逆走行する事態が多発している。このような事態は、自動車の運転者が進入路だとは気が付かずに誤って逆走行してしまうケースや、意図的に逆走行するケースによって起こっている。このような逆走行を防止するために、例えばセンサー等で逆走行車を検知して注意喚起を行ったり、矢印を示した看板等で注意喚起を行ったりする方法が実施されている。しかし、自動車の運転者に逆走行であることを認識させてプレッシャーを与えるまでには至っておらず、現実的には逆走行を十分に防止できていない。また、センサー等で逆走行車を検知するとなると、設置費用及び維持管理誤差動制御が大変であり、コスト面において実施が困難となる場合がある。
そこで、本実施の形態の道路の表示パネル構造100では、図6〜図8に示すように、上記構成のパネル構造体1が道路10の両側縁に沿って、それぞれ4体ずつ設けられている。パネル構造体1は、図6及び図7に示すように、伝達情報部6を構成したパネル40の表面が、逆走行する自動車11の運転者に向くように設けられている。また、パネル構造体1は、道路10の逆走行方向における手前側の側縁部を、該逆走行方向に対して外方へ20度以上40度以下の範囲内の角度θ(好ましくは30度程度)に傾けて設けられている。
つまり、道路の表示パネル構造100は、上記構成のパネル構造体1によって、例えば逆走行する自動車11の運転者に強く注意喚起を行ってプレッシャーを与えることができ、危険な事故を未然に防止することができる。また、道路の表示パネル構造100は、上記構成のパネル構造体1で構成しているので、例えば逆走行する自動車11をセンサー等で検知して注意喚起を行う構成と比較して、設置費用が掛からず、維持管理の負担を軽減でき、非常に使い勝手がよい。
また、道路の表示パネル構造100は、図8に示すように、順走行の自動車を運転する運転者の視界が、上記角度θに傾けて設けられたパネル構造体1によって遮られる範囲を最小限に留めている。つまり、道路の表示パネル構造100は、順走行方向に向かって自動車を運転する運転者の視界を確保することができ、且つ逆走行方向に向かって自動車11を運転する運転者には強くプレッシャーを与えることができるという効果を両立させた構造となっている。しかも、道路の表示パネル構造100は、夜間走行において、ヘッドライトの光が再帰反射性の塗膜部8に入射して、そのまま運転者に反射させることができるので、逆走行する自動車11の運転者に強くプレッシャーを与えることができる。
なお、本実施の形態の道路の表示パネル構造100は、道路10を車道とした構成を例に説明したが、車道のみならず例えば歩道等にパネル構造体1を設置した構成でもよい。つまり、本実施の形態の道路の表示パネル構造100の道路10とは、歩道等を含むものである。
また、詳細に図示することは省略したが、道路の表示パネル構造100は、上記構成の表示パネル4を道路10の側縁に沿って設けた構成でもよい。この場合、表示パネル4は、例えば道路10の側縁に沿って設けられた防音壁、防護壁、建物の壁面等、又はその他の構造物に取り付けるものとする。
また、詳細に図示することは省略したが、道路の表示パネル構造100は、異なる伝達情報部6又は着色層部9で構成した種々のパネル構造体1を、道路10の側縁に沿って配置したり、或いは該パネル構造体1を交互に配置したりするなど、設置状況に合わせて多様な組み合わせで実施することもできる。更に、道路の表示パネル構造100は、パネル構造体1を道路10の側縁に沿ってジグザグ状に配置した構成でもよい。
また、図示した道路の表示パネル構造100では、パネル構造体1を道路10の両側縁に沿ってそれぞれ4体ずつ設けた構成を示したが、これに限定されない。表示パネル構造100は、パネル構造体1を1体以上設ければよく、また一方の側縁にのみ設けた構成でよい。要するに、表示パネル構造100は、道路10の形状及び実施の状況に応じて、パネル構造体1の設置本数及び角度を適宜変更して設けるものとする。
上述したように、本実施の形態に係る表示パネル4は、平板状のパネル40の一方の表面に複数の凸部50が形成され、凸部50の集合体で対象者に伝達するべき情報を特定した伝達情報部6が構成されている。よって、表示パネル4は、凸部50の配置を変更することで、用途に応じた様々な伝達情報部6を構成することができ、例えば道路を走行する自動車の運転者に確実に注意喚起を行うことができる。
また、凸部50の表面には、少なくとも造膜樹脂80と反射材81とガラスビーズ82とからなる再帰反射性の塗膜部8が設けられている。よって、表示パネル4は、昼夜問わず道路10を走行する自動車11の運転者等に注意喚起を行うことができる。
また、平板状のパネル40の表面には、複数の貫通孔43が形成されている。凸部50は、貫通孔43に通す軸部51と軸部51の一端に設けられた頭部50とを有する情報構成部材5の頭部50で構成されている。そして、塗膜部8は、情報構成部材5の頭部50に設けられている。よって、表示パネル4は、パネル40とは別に製造した塗膜部8を有する情報構成部材5を、パネル40に形成した貫通孔43へ取り付けるだけの簡易な構成なので、製造コストを削減することができる。また、情報構成部材5の一部が破損等した場合には、破損した部分の情報構成部材5のみを新しい情報構成部材5と交換すればよいので、維持管理が容易であり、経済的である。
また、情報構成部材5は、ボルトで構成することにより、パネル40の背面側からナット52で締め付けてしっかりと固定することができる。よって、表示パネル4は、使用中に何らかの衝撃等を受けても、情報構成部材5がパネル40から外れることがないため、対象者に確実に情報を伝達することができる。
また、凸部50は、湾曲面を有することにより、反射面を増やすことができるので、例えば、夜間に道路10を走行する自動車11の運転者に効果的に注意喚起を行うことができる。
また、凸部50を形成した部分を除くパネル40の表面には、凸部50の色とは異なる色から成る着色層部9が設けられている。よって、表示パネル4は、例えば赤色等の目立つ色で着色層部9を構成することで、存在を対象者に強調することができ、例えば道路10を逆走行する自動車11の運転者に効果的にプレッシャーを与えることができる。
また、本実施の形態に係るパネル構造体1は、ベース部2と、ベース部2の上面から上方へ立ち上がる支柱3と、支柱3に取り付けられる上記表示パネル4と、を備えた、簡易でシンプルな構成なので、部材点数が少なくて済み、製造コストを抑えることができ、更にメンテナンスも容易となる。パネル構造体1は、1つのベース部2に対して表示パネル4と支柱3の組を複数並べて設けたユニットとして構成することにより、例えば道路10等の側縁に沿って設置する場合の設置作業の負担を軽減することができる。
また、本実施の形態に係る道路の表示パネル構造100は、上記構成の表示パネル4又はパネル構造体1が、道路10の側縁に設けられた構成である。よって、表示パネル構造100は、道路10を走行する自動車11の運転者に、昼夜問わず、しっかりと注意喚起を行ってプレッシャーを与えることができるので、危険な事故を未然に防止することができる。
また、本実施の形態に係る道路の表示パネル構造100は、表示パネル4が道路方向に対して20度以上40度以下の範囲内の角度θに傾けて設けられている。よって、この表示パネル構造100は、順走行方向に向かって自動車を運転する運転者の視界を確保することができ、且つ逆走行方向に向かって自動車11を運転する運転者にはしっかりと注意喚起を行ってプレッシャーを与えることができる。
以上に本発明を実施の形態に基づいて説明したが、本発明は上述した実施の形態の構成に限定されるものではない。例えば、凸部50は、パネル40の表面を裏面から凹ませて形成した構成でもよいし、凸状部材をパネル40の表面に接着させた構成でもよい。この場合では、凸部50としたパネル40の表面に、再帰反射性の塗膜部8が設けられる。また、表示パネル4の裏面は、順走行する運転者或いは周囲の歩行者等に、例えば案内サービス等の伝達情報を表す等、有効活用することもできる。要するに、いわゆる当業者が必要に応じてなす種々なる変更、応用、利用の範囲をも本発明の要旨(技術的範囲)に含むことを念のため申し添える。
1 パネル構造体、2 ベース部、3 支柱、4 表示パネル、5 情報構成部材(ボルト)、6 伝達情報部、7 高輝度反射シール、8 塗膜部、9 着色層部、10 道路、11 自動車、40 パネル、41 接合部、42 接合部材、43 貫通孔、50 凸部(頭部)、51 軸部、52 ナット、53 溶融亜鉛めっき、80 造膜樹脂、81 反射材、82 ガラスビーズ、100 表示パネル構造。

Claims (7)

  1. 道路の側縁に沿ってパネル構造体が設けられた道路の表示パネル構造であって、
    前記パネル構造体は、
    平板状のパネルの表面に対象者に伝達するべき情報を特定した伝達情報部が構成された表示パネルを備えており、
    順走行方向に向かって自動車を運転する運転者の視界を確保することができ、且つ逆走行方向に向かって自動車を運転する運転者に注意喚起できるように、道路の側縁に沿って設けられていることを特徴とする、道路の表示パネル構造。
  2. 前記表示パネルの表面は、逆走行方向に向かって自動車を運転する運転者に向くように逆走行方向に対して傾けて設けられることを特徴とする、請求項1に記載の道路の表示パネル構造。
  3. 前記パネル構造体は、道路の両側縁に沿って設けられていることを特徴とする、請求項1又は2に記載の道路の表示パネル構造。
  4. 前記パネル構造体は、高速道路のサービスエリア又はパーキングエリアの進入路の側縁に沿って設けられていることを特徴とする、請求項1〜3のいずれか一項に記載の道路の表示パネル構造。
  5. 前記パネル構造体は、道路の側縁に沿って間隔をあけて複数体設けられていることを特徴とする、請求項1〜4のいずれか一項に記載の道路の表示パネル構造。
  6. 前記表示パネルは、逆走行方向に対して20度以上40度以下の範囲内の角度に傾けて設けられていることを特徴とする、請求項1〜5のいずれか一項に記載の道路の表示パネル構造。
  7. 前記伝達情報部は、「×印」及び「逆走」の文字のうち、いずれか一方又は両方で構成されている、請求項1〜6のいずれか一項に記載の道路の表示パネル構造。
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