JP2021190988A - 画像形成システム - Google Patents
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Abstract
【課題】読取精度の低下及びジャムの発生を抑制する。【解決手段】画像形成システム100は、読取手段702が読み取った画像に基づいて画像形成部101によって記録媒体P上に形成される画像の幾何特性を制御する第1制御手段312と、読取位置において透明部材と基準部材との間に隙間の大きさを変更する変更手段707と、搬送手段211によって搬送される記録媒体の厚さが第1の厚さである場合は隙間の大きさが第1の大きさになるように変更手段を制御し、搬送手段によって搬送される記録媒体の厚さが第1の厚さより厚い第2の厚さである場合は隙間の大きさが第1の大きさよりも大きい第2の大きさになるように変更手段を制御する第2制御手段251と、を備える。【選択図】図2
Description
本発明は、画像形成システムに関する。
従来、シートを搬送しながらシートの画像をイメージセンサによって読み取る読取装置が知られている。特許文献1には、シートが搬送される搬送路を形成するコンタクトガラスを介して、搬送されているシートの画像を読み取る読取装置が開示されている。搬送路に対してコンタクトガラスとは反対側には、読み取り基準となるバッキング部材(基準部材)が配置されている。バッキング部材は、搬送路の一部を形成する。
バッキング部材が搬送路の一部を構成する場合、以下の問題が生じる可能性がある。具体的には、例えば、厚紙などの比較的厚みの大きいシートを搬送できるようにバッキング部材とコンタクトガラスとの間の隙間(ギャップ)が設定されている場合に薄紙が搬送されると、薄紙をイメージセンサの焦点範囲内に収めることができない可能性がある。この結果、読取精度が低下してしまう。一方、例えば、薄紙の厚さに基づいてバッキング部材とコンタクトガラスとの間の隙間(ギャップ)が設定されている場合に厚紙が搬送されると、バッキング部材とコンタクトガラスとの間を厚紙が通過できず、ジャムが発生してしまう。
上記課題に鑑み、本発明は、画像の読み取り精度の低下を抑制しつつジャムが発生することを抑制することを目的とする。
本発明の一実施例による画像形成システムは、
記録媒体に画像を形成する画像形成部と、
前記画像形成部によって画像が形成された記録媒体を搬送する搬送手段と、
透明部材と、
前記搬送手段によって搬送されている前記記録媒体上の画像を、前記記録媒体が搬送される搬送方向における読取位置において前記透明部材を介して読み取るコンタクトイメージセンサを有する読取手段と、
前記読取手段が読み取った画像に基づいて、前記画像形成部によって前記記録媒体上に形成される画像の幾何特性を制御する第1制御手段と、
前記読取位置において前記透明部材に対向して配置され、前記搬送手段によって搬送されている記録媒体が通過する隙間を形成する基準部材と、
前記隙間の大きさを変更する変更手段と、
前記搬送手段によって搬送される前記記録媒体の厚さに関する情報を取得する取得手段と、
前記搬送手段によって搬送される前記記録媒体の厚さが第1の厚さである場合は前記隙間の大きさが第1の大きさになるように前記変更手段を制御し、前記搬送手段によって搬送される前記記録媒体の厚さが前記第1の厚さより厚い第2の厚さである場合は前記隙間の大きさが前記第1の大きさよりも大きい第2の大きさになるように前記変更手段を制御する第2制御手段と、
を備えることを特徴とする。
記録媒体に画像を形成する画像形成部と、
前記画像形成部によって画像が形成された記録媒体を搬送する搬送手段と、
透明部材と、
前記搬送手段によって搬送されている前記記録媒体上の画像を、前記記録媒体が搬送される搬送方向における読取位置において前記透明部材を介して読み取るコンタクトイメージセンサを有する読取手段と、
前記読取手段が読み取った画像に基づいて、前記画像形成部によって前記記録媒体上に形成される画像の幾何特性を制御する第1制御手段と、
前記読取位置において前記透明部材に対向して配置され、前記搬送手段によって搬送されている記録媒体が通過する隙間を形成する基準部材と、
前記隙間の大きさを変更する変更手段と、
前記搬送手段によって搬送される前記記録媒体の厚さに関する情報を取得する取得手段と、
前記搬送手段によって搬送される前記記録媒体の厚さが第1の厚さである場合は前記隙間の大きさが第1の大きさになるように前記変更手段を制御し、前記搬送手段によって搬送される前記記録媒体の厚さが前記第1の厚さより厚い第2の厚さである場合は前記隙間の大きさが前記第1の大きさよりも大きい第2の大きさになるように前記変更手段を制御する第2制御手段と、
を備えることを特徴とする。
本発明によれば、画像の読み取り精度の低下を抑制しつつジャムが発生することを抑制することができる。
(画像形成システム)
図1は、画像形成システム100の部分断面図である。画像形成システム100は、画像形成装置(画像形成部)101、操作部(ユーザインタフェース)180、調整ユニット(自動調整装置)200及び後処理装置(フィニッシャ)600を有する。画像形成装置101は、記録媒体(以下、シートという)Pに画像を形成する。操作部180は、画像形成装置101における画像形成の条件を設定するためにユーザによって操作され、また、画像形成装置101の状態を表示部に表示する。調整ユニット200は、画像形成装置101によってシートPの表面に形成された画像と裏面に形成された画像との位置ずれを調整するための表裏見当を行う。後処理装置600は、画像が形成されたシートPを排出トレイ601へ排出したり、ステイプル処理、穴あけ処理、ソート処理などの後処理をしたりする。
図1は、画像形成システム100の部分断面図である。画像形成システム100は、画像形成装置(画像形成部)101、操作部(ユーザインタフェース)180、調整ユニット(自動調整装置)200及び後処理装置(フィニッシャ)600を有する。画像形成装置101は、記録媒体(以下、シートという)Pに画像を形成する。操作部180は、画像形成装置101における画像形成の条件を設定するためにユーザによって操作され、また、画像形成装置101の状態を表示部に表示する。調整ユニット200は、画像形成装置101によってシートPの表面に形成された画像と裏面に形成された画像との位置ずれを調整するための表裏見当を行う。後処理装置600は、画像が形成されたシートPを排出トレイ601へ排出したり、ステイプル処理、穴あけ処理、ソート処理などの後処理をしたりする。
(画像形成装置)
画像形成装置101は、電子写真方式のレーザビームプリンタである。画像形成装置101は、電子写真画像形成プロセスを用いて、シートに画像を形成する。画像形成装置101としては、レーザビームプリンタのほかに、例えば、電子写真複写機(例えば、デジタル複写機)、カラーLEDプリンタ、MFP(複合機)、ファクシミリ装置及び印刷機がある。画像形成装置101は、カラー画像を形成するカラー画像形成装置に限らず、モノクロ画像を形成するモノクロ画像形成装置であってもよい。画像形成装置101は、電子写真画像形成装置に限らず、インクジェットプリンタ、昇華型プリンタ又は熱乾燥方式のサーマルプリンタであってもよい。
画像形成装置101は、電子写真方式のレーザビームプリンタである。画像形成装置101は、電子写真画像形成プロセスを用いて、シートに画像を形成する。画像形成装置101としては、レーザビームプリンタのほかに、例えば、電子写真複写機(例えば、デジタル複写機)、カラーLEDプリンタ、MFP(複合機)、ファクシミリ装置及び印刷機がある。画像形成装置101は、カラー画像を形成するカラー画像形成装置に限らず、モノクロ画像を形成するモノクロ画像形成装置であってもよい。画像形成装置101は、電子写真画像形成装置に限らず、インクジェットプリンタ、昇華型プリンタ又は熱乾燥方式のサーマルプリンタであってもよい。
図1及び図2を用いて、画像形成装置101を説明する。図2は、画像形成装置101及び調整ユニット200のブロック図である。画像形成装置101は、プリンタコントローラ103、エンジン制御部312及びエンジン部140を有する。プリンタコントローラ103は、シートライブラリ900及び画像形状補正部320を有する。プリンタコントローラ103は、操作部180、エンジン制御部312及び調整ユニット200の通信部250に電気的に接続されている。エンジン制御部312は、搬送ローラ駆動モータ311、フラッパ131、132、133及び134を駆動するフラッパ駆動部141に電気的に接続されている。エンジン制御部312は、更に、第一定着後センサ153、第二定着後センサ163、反転センサ137及びエンジン部140に電気的に接続されている。エンジン制御部312は、エンジン部140を制御して画像形成プロセス(シート給送処理を含む)を実行する。エンジン部140は、イエロー画像形成部120、マゼンタ画像形成部121、シアン画像形成部122及びブラック画像形成部123を有する。エンジン部140は、更に、給送カセット113、中間転写体106、二次転写ローラ114、第一の定着器150及び第二の定着器160を有する。
イエロー画像形成部120は、イエロー(Y)のトナー像を形成する。マゼンタ画像形成部121は、マゼンタ(M)のトナー像を形成する。シアン画像形成部122は、シアン(C)のトナー像を形成する。ブラック画像形成部123は、ブラック(K)のトナー像を形成する。イエロー画像形成部120、マゼンタ画像形成部121、シアン画像形成部122及びブラック画像形成部123は、トナーの色を除きほぼ同様の構造を有するので、以下、イエロー画像形成部120について説明する。
イエロー画像形成部120は、回転する感光ドラム105を有する。感光ドラム105の周りには、帯電器111、レーザスキャナ107、現像器112及び一次転写ローラ118が配置されている。帯電器111は、感光ドラム105の表面を均一に帯電する。レーザスキャナ107は、プリンタコントローラ103から供給される画像データに従って半導体レーザ108から出射されるレーザ光をオン/オフするレーザドライバ(不図示)を有する。半導体レーザ108から出射されたレーザ光は、回転多面鏡(不図示)によって主走査方向に偏向される。主走査方向に偏向されたレーザ光は、反射鏡109によって感光ドラム105の表面へ導かれ、感光ドラム105の均一に帯電された表面上を主走査方向に露光する。これによって、感光ドラム105の表面上に画像データに従って静電潜像が形成される。
現像器112は、感光ドラム105の表面上の静電潜像をイエロー(Y)のトナーで現像し、イエロー(Y)のトナー像を形成する。一次転写ローラ118は、トナー像とは逆極性の電圧が印加され、感光ドラム105の表面上のイエロー(Y)のトナー像を中間転写体106上に転写する。同様に、マゼンタ画像形成部121、シアン画像形成部122及びブラック画像形成部123によって形成されたマゼンタ(M)のトナー像、シアン(C)のトナー像及びブラック(K)のトナー像が中間転写体106上に順次転写される。イエロー(Y)、マゼンタ(M)、シアン(C)及びブラック(K)のトナー像は、中間転写体106上に重ね合わせて転写され、フルカラーのトナー像が形成される。
一方、給送カセット113に収納されたシートPは、一枚ずつ二次転写ローラ114へ搬送される。二次転写ローラ114は、シートPを中間転写体106に圧接すると同時に、トナーと逆極性のバイアスが印加される。二次転写ローラ114は、中間転写体106上のトナー像をシートPに転写する。尚、感光ドラム105及び現像器112は着脱可能である。二次転写ローラ114の手前のシートの搬送路には、シートPの給送のタイミングを図るための給送タイミングセンサ116が配置されている。また、中間転写体106の周りには、画像形成を行なう際の印字開始位置を決めるための画像形成開始位置検出センサ115及び濃度制御時にパッチ画像の濃度を測定する濃度センサ117が配置されている。濃度制御を行う際には、濃度センサ117によって、それぞれのパッチ画像の濃度が測定される。
画像形成装置101は、シートPに転写されたトナー像を加熱及び加圧してシートPにトナー像を定着させる第一の定着器150及び第二の定着器160を有する。第一の定着器150は、内部にヒータを有する定着ローラ151と、シートPを定着ローラ151に圧接させる加圧ベルト152と、定着完了を検知する第一定着後センサ153と、を含む。定着ローラ151と加圧ベルト152は、シートPを挟持して加熱及び加圧してトナー像をシートPに定着するとともに、シートPを搬送する。第二の定着器160は、シートPの搬送方向において第一の定着器150の下流に配置されている。第二の定着器160は、第一の定着器150によってシートPに定着された画像のグロスを増加させたり定着性を確保したりするために設けられている。第二の定着器160は、定着ローラ161、加圧ローラ162及び第二定着後センサ163を含む。
シートPの種類によっては、第二の定着器160を使用する必要が無い。この場合、エネルギー消費量低減の目的で、シートPは、第二の定着器160を経由せずに搬送路130へ搬送される。フラッパ131は、シートPの搬送先を第二の定着器160と搬送路130とへ切り替える。フラッパ132は、シートPの搬送先を搬送路135と排出路139とへ切り替える。例えば、フェイスアップ排出モードにおいて、第1面に画像が形成されたシートPを排出路139へ搬送するために、フラッパ132は、シートPの搬送先を排出路139へ切り替える。例えば、フェイスダウン排出モードにおいて、第1面に画像が形成されたシートPを搬送路135へ搬送するために、フラッパ132は、シートPの搬送先を搬送路135へ切り替える。シートPの後端がフラッパ134を通過すると、シートPの搬送方向が反転され、シートPの搬送先は、フラッパ134によって排出路139へ切り替えられる。
例えば、両面印刷モードにおいて、シートPの第1面に調整用チャートが印刷された後にシートPの第2面に調整用チャートを印刷するために、フラッパ132は、シートPの搬送先を搬送路135へ切り替える。搬送路135へ搬送されたシートPは、反転部136へ搬送される。反転部136へ搬送されたシートPは、反転センサ137によってシートPの後端が検出された後、シートPの搬送方向が反転される。フラッパ133は、シートPの搬送先を搬送路138へ切り替える。これによって、シートPの表裏が反転される。シートPは、搬送路138から中間転写体106と二次転写ローラ114との間の二次転写ニップへ搬送される。二次転写ニップでシートの第2面に調整用チャートが転写される。両面に調整用チャートが印刷されたシートPは、排出路139から調整ユニット200へ搬送される。
(調整ユニット)
調整ユニット200は、シートPの搬送方向において、画像形成装置101の下流に配置される。図3は、調整ユニット200の断面図である。調整ユニット200は、スルーパス230と、下側へ迂回された測定パス231と、スルーパス230又は測定パス231から調整ユニット200の下流に配置された後処理装置600へシートを排出するための排出パス232を有する。測定パス231には、シートPの両面に形成された調整用チャートを読み取る表裏見当を行う測定部としての表裏見当部(画像読取装置)700が設けられている。調整ユニット200は、シートPの搬送先をスルーパス230と測定パス231とへ切り替えるフラッパ221を有する。
調整ユニット200は、シートPの搬送方向において、画像形成装置101の下流に配置される。図3は、調整ユニット200の断面図である。調整ユニット200は、スルーパス230と、下側へ迂回された測定パス231と、スルーパス230又は測定パス231から調整ユニット200の下流に配置された後処理装置600へシートを排出するための排出パス232を有する。測定パス231には、シートPの両面に形成された調整用チャートを読み取る表裏見当を行う測定部としての表裏見当部(画像読取装置)700が設けられている。調整ユニット200は、シートPの搬送先をスルーパス230と測定パス231とへ切り替えるフラッパ221を有する。
表裏見当部700によって表裏見当が行われない場合、フラッパ221は、シートPの搬送先をスルーパス230へ切り替える下向きの状態で待機する。調整ユニット200は、画像形成装置101からシートPを受け取り、第一の搬送ローラ201によってシートPをスルーパス230へ搬送する。シートPは、第二の搬送ローラ202及び第三の搬送ローラ203によってスルーパス230から排出パス232へ搬送される。シートPは、第四の搬送ローラ204によって後処理装置600へ排出される。
一方、表裏見当部700によって表裏見当が行われる場合、フラッパ221は、シートPの搬送先を測定パス231へ切り替える上向きの状態で待機する。調整ユニット200は、画像形成装置101からシートPを受け取り、第一の搬送ローラ201によってシートPを測定パス231へ搬送する。シートPは、搬送ローラ対205、206、207、208、209及び210によって表裏見当部700へ搬送される。表裏見当部700は、搬送手段としての搬送ローラ対211、212及び213によってシートPを搬送しながら、シートPの両面に形成された調整用チャートを読み取る。シートPは、搬送ローラ対214によって排出パス232へ搬送され、第四の搬送ローラ204によって後処理装置600へ排出される。
図2に示すように、調整ユニット200は、通信部250、画像処理部260及び制御部(制御手段)251を有する。通信部250は、画像処理部260及び制御部251に電気的に接続されている。通信部250は、画像形成装置101のプリンタコントローラ103に電気的に接続されている。調整ユニット200は、更に、搬送モータ252、搬送路センサ253、フラッパ切替モータ240、バッキングモータ801、ギャップ切替モータ802、ギャップ切替センサ803、イメージセンサ701及びイメージセンサ702を有する。搬送モータ252、搬送路センサ253、フラッパ切替モータ240、バッキングモータ801、ギャップ切替モータ802、ギャップ切替センサ803、イメージセンサ701及びイメージセンサ702は、制御部251に電気的に接続されている。画像処理部260は、読取手段としてのイメージセンサ701及びイメージセンサ702に電気的に接続されている。エンジン制御部(第1制御手段)312は、イメージセンサ701及びイメージセンサ702が読み取った画像に基づいて、画像形成装置101によって記録媒体上に形成される画像の幾何特性を制御する。
(表裏見当部)
図4を用いて、表裏見当部700の構造を説明する。図4は、表裏見当部700を示す図である。表裏見当部700は、シート形状とシートに印字された画像パターンの形状および位置関係を測定する。高精度な測定結果を得るためにはシート毎の形状ばらつきや印字位置ばらつきを平均化する必要があるので、複数枚のシートを測定する。複数枚のシートを測定する調整時間を短縮するために、表裏見当部700は、シートを搬送しながら測定を行なう。また、表裏見当部700のサイズは、極力小型であることが望ましいので、表裏見当部700は、コンタクトイメージセンサ(CIS)であるイメージセンサ701及びイメージセンサ702を用いている。
図4を用いて、表裏見当部700の構造を説明する。図4は、表裏見当部700を示す図である。表裏見当部700は、シート形状とシートに印字された画像パターンの形状および位置関係を測定する。高精度な測定結果を得るためにはシート毎の形状ばらつきや印字位置ばらつきを平均化する必要があるので、複数枚のシートを測定する。複数枚のシートを測定する調整時間を短縮するために、表裏見当部700は、シートを搬送しながら測定を行なう。また、表裏見当部700のサイズは、極力小型であることが望ましいので、表裏見当部700は、コンタクトイメージセンサ(CIS)であるイメージセンサ701及びイメージセンサ702を用いている。
読取手段としてのイメージセンサ(以下、表面用CISという)701は、シートの表面を読み取る。読取手段としてのイメージセンサ(以下、裏面用CISという)702は、シートの裏面を読み取る。表面用CIS701は、測定パス231の一方の側に配置されている。裏面用CIS702は、測定パス231の他方の側に配置されている。表面用CIS701は、透明部材としての読取ガラス(光透過部材)703を介して測定パス231に対向して配置されている。基準部材としてのバッキングローラ705は、読取ガラス(ガラス板)703に対向して測定パス231の他方の側に配置されている。裏面用CIS702は、透明部材としての読取ガラス(光透過部材)704を介して測定パス231に対向して配置されている。バッキングローラ706は、読取ガラス704に対向して測定パス231の一方の側に配置されている。
シートは、搬送方向CDに搬送される。搬送ローラ対(搬送手段)211、212及び213は、シートを安定した搬送速度で搬送する。搬送ローラ対211、212及び213は、搬送モータ(駆動手段)252によって駆動される。読取ガラス703及び704は、表面用CIS701及び裏面用CIS702の焦点深度方向(シートの厚さ方向)におけるシートの位置を安定化させるためにシートの移動を案内するガイド部材として機能する。バッキングローラ705及び706の表面は、シートの端部とのコントラストを明確化するために黒色である。
(バッキングローラ)
図5及び図6を用いて、裏面用CIS702及びバッキングローラ706を説明する。なお、表面用CIS701及びバッキングローラ705は、裏面用CIS702及びバッキングローラ706と同様の構造を有するので、説明を省略する。図5は、搬送方向CDに沿って取った裏面用CIS702の断面図である。図6は、搬送方向CDに沿って見たバッキングローラ706の断面図である。裏面用CIS702の直上に読取ガラス704が配置されている。バッキングローラ706は、読取位置BRにおいて読取ガラス704に対向して配置され、搬送ローラ対211によって搬送されているシートが通過するギャップ(隙間)G(n)を形成する。読取ガラス704とバッキングローラ706(2点破線)との間のギャップG(n)にシートが搬送される。ギャップG(n)の大きさは、シートの厚みに応じて変更可能である。
図5及び図6を用いて、裏面用CIS702及びバッキングローラ706を説明する。なお、表面用CIS701及びバッキングローラ705は、裏面用CIS702及びバッキングローラ706と同様の構造を有するので、説明を省略する。図5は、搬送方向CDに沿って取った裏面用CIS702の断面図である。図6は、搬送方向CDに沿って見たバッキングローラ706の断面図である。裏面用CIS702の直上に読取ガラス704が配置されている。バッキングローラ706は、読取位置BRにおいて読取ガラス704に対向して配置され、搬送ローラ対211によって搬送されているシートが通過するギャップ(隙間)G(n)を形成する。読取ガラス704とバッキングローラ706(2点破線)との間のギャップG(n)にシートが搬送される。ギャップG(n)の大きさは、シートの厚みに応じて変更可能である。
搬送方向CDに関して、バッキングローラ706の上流には、搬送ガイド708が配置されている。搬送ガイド708は、シートが暴れることなく読取位置BRへシートをガイドする。読取ガラス704と搬送ガイド708のクリアランス(隙間)Cにシートが入り込む。搬送ガイド708がシートをガイドすることによって、読取位置BRにおける裏面用CIS702による読取精度が向上し、また、クリアランスCにおけるシートのジャムを回避することができる。クリアランスCも、ギャップG(n)と同様に、シートの厚みに応じて変更可能である。クリアランスCは、裏面用CIS702の焦点範囲内に設定されるギャップG(n)より大きいとよい。ギャップG(n)及びクリアランスCを変更するために、バッキングローラ706の軸方向の両端部にはギャップG(n)の大きさを変更する変更手段としての突当部材(カム部材)707が配置されている。突当部材707は、ばね814(図6)などの付勢部材によって読取ガラス704に当接させられている。
突当部材707は、軸(回転軸)808上に回転可能に支持されている。バッキングローラ706は、軸808上に回転可能に支持されている。突当部材707の外周部は、偏芯状の形状である。突当部材707の偏芯軸は、バッキングローラ706の回転軸と同軸上に回転可能に軸支されている。突当部材707の外周面(当接面)707aが読取ガラス704の表面(基準面)に当接した状態で回転することによって、軸808と読取ガラス704との間の距離が変化する。これによって、裏面用CIS702の焦点深度方向におけるバッキングローラ706と読取ガラス704との間の距離が変化する。本実施例においては、突当部材707の外周面707aは、読取ガラス704の表面に当接する。しかし、本実施例は、これに限定されるものではない。突当部材707の外周面707aは、表裏見当部700の他の部材、例えば、読取ガラス704を支持する支持部材の表面(基準面)に当接してもよい。バッキングローラ706を回転可能に支持する軸(回転軸)808は、保持部材815によって保持されている。保持部材815は、搬送ガイド708を一体的に保持しているので、ギャップG(n)の調整に連動して搬送ガイド708の位置も調整される。これによって、種々のシートの厚みに対して、読取精度が向上し、また、シートのジャムを回避することができる。
突当部材707が回転してそれぞれの回転位置RPに保持されることによって、ギャップG(n)をG(1)、G(2)、G(3)、G(4)及びG(5)の5段階で切り替え可能である。回転位置RP(1)、RP(2)、RP(3)、RP(4)、RP(5)、RP(6)、RP(7)及びRP(8)は、それぞれギャップG(1)、G(2)、G(3)、G(4)、G(5)、G(4)、G(3)及びG(2)に対応する。ギャップG(n)は、以下の関係を有する。
G(1)<G(2)<G(3)<G(4)<G(5)
G(1)<G(2)<G(3)<G(4)<G(5)
また、搬送ガイド708は、バッキングローラ706の軸808を回転可能に保持する。突当部材707が回転してギャップG(n)が切り替えられるのと同時に、クリアランスC(n)も、C(1)、C(2)、C(3)、C(4)及びC(5)の5段階で切り替え可能である。回転位置RP(1)、RP(2)、RP(3)、RP(4)、RP(5)、RP(6)、RP(7)及びRP(8)は、それぞれクリアランスC(1)、C(2)、C(3)、C(4)、C(5)、C(4)、C(3)及びC(2)に対応する。クリアランスC(n)は、以下の関係を有する。
C(1)<C(2)<C(3)<C(4)<C(5)
C(1)<C(2)<C(3)<C(4)<C(5)
突当部材707は、駆動源としてのギャップ切替モータ802から駆動連結ギヤ812、807、806及び805を介して駆動を受けて回転する。突当部材707は、設定されたギャップG(n)の回転位置RP(n)で回転が停止されて保持される。ギャップ切替モータ802の駆動は、駆動伝達軸809によって軸方向両側の突当部材707へ伝達されるので、軸方向両側の突当部材707が同じギャップG(n)に保持される。突当部材707の回転位置RPは、駆動伝達軸809に配置されたセンサフラグ810を検知するギャップ切替センサ803の検知結果に基づいて検出される。ギャップ切替センサ803の検知結果に基づいて、ギャップG(n)の切り替えが制御される。本実施例では、ギャップG(n)を5段階に切り替える。制御部(第2制御手段)251は、搬送ローラ対211によって搬送されるシートの厚さが第1の厚さである場合はギャップG(n)の大きさが第1の大きさになるように突当部材707の回転を制御する。制御部251は、搬送ローラ対211によって搬送されるシートの厚さが第1の厚さより厚い第2の厚さである場合はギャップG(n)の大きさが第1の大きさよりも大きい第2の大きさになるように突当部材707の回転を制御する。
一方、バッキングローラ706は、シートの移動に連動して回転する。バッキングローラ706は、突当部材707の駆動源とは異なる駆動源であるバッキングモータ801から駆動を受け、シートの搬送速度と同じ周速で回転する。バッキングモータ801の駆動は、モータプーリ、タイミングベルト804及びバッキング駆動プーリ811を介してバッキングローラ706へ伝達される。バッキングローラ706の周速は、シートの読み取り速度と同じなのでシートの画像がバッキングローラ706によって擦れることはなく、読取ガラス704及びその周囲の汚れが低減される。
図7及び図8を用いて、シートPの厚みが薄いときの読み取り搬送状態を説明する。図7及び図8は、薄いシートP(1)の読み取りの説明図である。厚みが薄いシートP(1)の場合、ギャップGはG(1)に設定され、クリアランスCはC(1)に設定される。突当部材707は、ギャップ切替センサ(バッキングローラ位置センサ)803の検知結果に基づいてギャップG(1)の回転位置RP(1)まで回転され、停止され、保持される。搬送ローラ対211及び212は、図7及び図8の矢印方向に回転され、シートP(1)をギャップG(1)へ搬送する。バッキングローラ706は、シートの読み取り速度で図7及び図8の矢印方向に回転される。
ここで、ギャップG(1)は、シートP(1)の厚みと余裕隙間Aとを用いて以下のように表される。
ギャップG(1)=シートP(1)の厚み+余裕隙間A
ギャップG(1)は、読取ガラス704とバッキングローラ706との間でシートP(1)を案内し、裏面用CIS702の焦点方向のシートP(1)の暴れ(ふらつき)を軽減させるように余裕隙間Aが設けられている。また、クリアランスC(1)も、シートP(1)の厚みに応じた量に設定されているので、シートP(1)の暴れを軽減させながら裏面用CIS702へシートP(1)を搬送させることができる。
ギャップG(1)=シートP(1)の厚み+余裕隙間A
ギャップG(1)は、読取ガラス704とバッキングローラ706との間でシートP(1)を案内し、裏面用CIS702の焦点方向のシートP(1)の暴れ(ふらつき)を軽減させるように余裕隙間Aが設けられている。また、クリアランスC(1)も、シートP(1)の厚みに応じた量に設定されているので、シートP(1)の暴れを軽減させながら裏面用CIS702へシートP(1)を搬送させることができる。
図9及び図10を用いて、シートPの厚みが厚いときの読み取り搬送状態を説明する。図9及び図10は、厚いシートP(n)の読み取りの説明図である。厚みが厚いシートP(n)の場合、ギャップGはG(n)に設定され、クリアランスCはC(n)に設定される。突当部材707は、ギャップ切替センサ803の検知結果に基づいてギャップG(n)の回転位置RPまで回転され、停止され、保持される。搬送ローラ対211及び212は、図9及び図10の矢印方向に回転され、シートP(n)をギャップG(n)へ搬送する。バッキングローラ706は、シートの読み取り速度で図9及び図10の矢印方向に回転される。
ここで、ギャップG(n)は、シートP(n)の厚みと余裕隙間Aとを用いて以下のように表される。
ギャップG(n)=シートP(n)の厚み+余裕隙間A
ギャップG(n)は、読取ガラス704とバッキングローラ706との間でシートP(n)を案内し、裏面用CIS702の焦点方向のシートP(n)の暴れ(ふらつき)を軽減させるように余裕隙間Aが設けられている。また、クリアランスC(n)も、シートP(n)の厚みに応じた量に設定されているので、シートP(n)の暴れを軽減させながら裏面用CIS702へシートP(n)を搬送させることができる。
ギャップG(n)=シートP(n)の厚み+余裕隙間A
ギャップG(n)は、読取ガラス704とバッキングローラ706との間でシートP(n)を案内し、裏面用CIS702の焦点方向のシートP(n)の暴れ(ふらつき)を軽減させるように余裕隙間Aが設けられている。また、クリアランスC(n)も、シートP(n)の厚みに応じた量に設定されているので、シートP(n)の暴れを軽減させながら裏面用CIS702へシートP(n)を搬送させることができる。
図11は、ギャップ切替表を示す図である。図11に示すように、本実施例において、シートPの坪量BWは、52g/m2から400g/m2の範囲で設定される。図11に示すように、シートPの厚みは、0.15mmから0.50mmである。余裕隙間Aは、0.20mmから0.40mmの範囲で設定される。例えば、坪量BWが150g/m2以下のシートP(1)については、突当部材707の回転位置RPがギャップG(1)に設定され、ギャップG(1)の量は0.35mmであり、クリアランスCは2.15mmである。例えば、坪量BWが300g/m2より大きく400g/m2以下のシートP(4)については、突当部材707の回転位置RPがギャップG(4)に設定され、ギャップG(4)の量は0.90mmであり、クリアランスCは2.70mmである。シートPの読み取りを実行しない場合、突当部材707の回転位置RPがギャップG(5)に設定され、ギャップG(5)の量は1.20mmであり、クリアランスCは3.00mmである。本実施例においては、図11に示すように、ギャップGを5段階に設定できる。坪量BWとシートの厚みは、大体対応しており、坪量BWが大きくなるほど厚みが増す。しかし、シートの種類によっては例外がある。図11に示す数値は、一例であって、本実施例は、これに限定されるものではない。
(突当部材の変形例)
本実施例では、ギャップG(n)を5段階に切り替えるが、これに限定されるものではない。ギャップG(n)は、4段階以下で切り替えられてもよいし、6段階以上で切り替えられてもよい。本実施例において、突当部材707は、左右対称の形状に形成されているが、これに限定されるものではない。例えば、図12は、突当部材の変形例を示す図である。図12(a)は、変形例による突当部材1707の断面図である。突当部材1707の外周部は、偏芯状の形状である。突当部材1707の偏芯軸は、バッキングローラ706の回転軸と同軸上に回転可能に軸支されている。
本実施例では、ギャップG(n)を5段階に切り替えるが、これに限定されるものではない。ギャップG(n)は、4段階以下で切り替えられてもよいし、6段階以上で切り替えられてもよい。本実施例において、突当部材707は、左右対称の形状に形成されているが、これに限定されるものではない。例えば、図12は、突当部材の変形例を示す図である。図12(a)は、変形例による突当部材1707の断面図である。突当部材1707の外周部は、偏芯状の形状である。突当部材1707の偏芯軸は、バッキングローラ706の回転軸と同軸上に回転可能に軸支されている。
突当部材1707が回転してそれぞれの回転位置RPに保持されることによって、ギャップG(n)をG(1)、G(2)、G(3)、G(4)、G(5)、G(6)、G(7)及びG(8)の8段階でギャップ切り替えが可能である。回転位置RP(1)、RP(2)、RP(3)、RP(4)、RP(5)、RP(6)、RP(7)及びRP(8)は、それぞれギャップG(1)、G(2)、G(4)、G(6)、G(8)、G(7)、G(5)及びG(3)に対応する。ギャップG(n)は、以下の関係を有する。
G(1)<G(2)<G(3)<G(4)<G(5)<G(6)<G(7)<G(8)
G(1)<G(2)<G(3)<G(4)<G(5)<G(6)<G(7)<G(8)
突当部材1707の外周面(当接面)1707aにおいて、図12(a)に示すように、最大のギャップG(8)が最小のギャップG(1)に180度対向して配置されている。最大のギャップG(8)と最小のギャップG(1)との間には、ギャップG(2)、G(3)、G(4)、G(5)、G(6)及びG(7)が交互に配置されている。これは、ギャップG(n)の切り替えの際にバッキングモータ801にかかる負荷を抑えるためである。図12(a)に示す変形例において、回転位置(第一の回転位置)RP(5)で最大のギャップG(8)(最大値)をとり、回転位置(第二の回転位置)RP(1)で最小のギャップG(1)(最小値)をとる。最大のギャップG(8)をとる回転位置RP(5)で読取ガラス704に当接する突当部材1707の当接面は、最小のギャップG(1)をとる回転位置RP(1)で読取ガラス704に当接する突当部材1707の当接面と180度対向して配置されている。
本実施例において、複数の回転位置RP(1)、RP(2)、RP(3)、RP(4)、RP(5)、RP(6)、RP(7)及びRP(8)は、等角度間隔で配置されている。しかし、複数の回転位置RPは、等角度間隔でなく任意の角度間隔で配置されていてもよい。本実施例においては、図12(a)に示すように、回転位置(第二の回転位置)RP(1)から回転位置(第一の回転位置)RP(5)までの第一の側SE1に回転位置RP(2)、RP(3)及びRP(4)が配置されている。回転位置(第一の回転位置)RP(5)から回転位置(第二の回転位置)RP(1)までの第二の側SE2に回転位置RP(6)、RP(7)及びRP(8)が配置されている。複数の回転位置RPは、第一の側SE1と、第一の側SE1と反対の第二の側SE2とに、複数のギャップ(複数の隙間)G(n)の昇順に交互に配置されている。
図12(b)は、別の変形例による突当部材2707の断面図である。例えば、図12(b)に示すように突当部材2707の外周面(当接面)2707aを構成すると、最大のギャップG(8)と最小のギャップG(1)が隣り合う位置関係になる。最小のギャップG(1)と最大のギャップG(8)との間の突当部材2707の外周面2707aが急峻な面になるので、ギャップG(n)の切り替えの際にバッキングモータ801にかかる負荷が増大する。そのため、モータの大型化が必要になり、コストアップにつながる。
図13は、変形例による突当部材1707のギャップ切替表を示す図である。図12(a)に示す変形例の突当部材1707を用いた場合のシートPの坪量BWは、52g/m2から450g/m2の範囲で設定される。図13に示すように、シートPの厚みは、0.15mmから0.60mmである。余裕隙間Aは、0.15mmから0.40mmの範囲で設定される。例えば、坪量BWが100g/m2以下のシートP(1)については、突当部材1707の回転位置RPがギャップG(1)に設定され、ギャップG(1)の量は0.3mmである。例えば、坪量BWが200g/m2より大きく300g/m2以下のシートP(4)については、突当部材1707の回転位置RPがギャップG(4)に設定され、ギャップG(4)は0.80mmである。シートPの読み取りを実行しない場合、突当部材1707の回転位置RPがギャップG(8)に設定され、ギャップG(8)の量は1.20mmである。変形例による突当部材1707を用いる場合、図13に示すように、ギャップG(n)を8段階に設定している。以上は、変形例による突当部材1707についての説明である。以下、本実施例による突当部材707を用いてギャップG(n)を5段階に設定した場合の説明に戻る。
前述したように、ギャップGは、以下のように表される。
ギャップG=シートPの厚み+余裕隙間A
余裕隙間Aが小さい場合、特に、余裕隙間Aがマイナスの値である場合、シートPの厚みより小さいギャップGにシートPを無理に入れ込むことになる。そのため、シートPの先端がギャップGに入り込むときのショック振動や搬送中の負荷が大きくなることで、搬送ムラが大きくなり、ジャムが発生したり読取搬送性能が低下したりする。また、シートPが読取ガラス704に強く押さえつけられるので、読取ガラス704に傷が付いたり、画像が剥がれたりすることによって汚れが発生する。したがって、余裕隙間Aを適切な値に設定する必要である。ギャップGは、シートPの厚み以上に設定される。
ギャップG=シートPの厚み+余裕隙間A
余裕隙間Aが小さい場合、特に、余裕隙間Aがマイナスの値である場合、シートPの厚みより小さいギャップGにシートPを無理に入れ込むことになる。そのため、シートPの先端がギャップGに入り込むときのショック振動や搬送中の負荷が大きくなることで、搬送ムラが大きくなり、ジャムが発生したり読取搬送性能が低下したりする。また、シートPが読取ガラス704に強く押さえつけられるので、読取ガラス704に傷が付いたり、画像が剥がれたりすることによって汚れが発生する。したがって、余裕隙間Aを適切な値に設定する必要である。ギャップGは、シートPの厚み以上に設定される。
一方、余裕隙間Aが大きい場合、カールしたシートが読取ガラス704とバッキングローラ706との間の読取部で暴れ(ふらつき)やすくなる。シートPの裏面が裏面用CIS702の焦点方向の読み取り保証域から遠ざかると、解像度が低くなったりフレアが発生したりする。本実施例の裏面用CIS702は、シートPの裏面が読取ガラス704の表面から0.5mm以上焦点方向に遠ざかると、読み取り不良を発生する可能性がある。そこで、図11に示すように、余裕隙間Aが0.1mmから0.5mmの範囲に入るように、ギャップGの量と突当部材707の回転位置RPの段数とを設定した。
本実施例では、図11に示すギャップ切替表に基づいて、ギャップGが設定された読取ギャップ量920が、シートライブラリ900に設けられている。図14は、シートライブラリ900を示す図である。シートライブラリ900において、ギャップGは、シートの種類に対応して設定されている。ユーザが操作部180からシートの種類を設定することによって、ギャップGが自動的に決定される。図15は、操作部180に表示されるシートライブラリ編集画面1001を示す図である。ユーザは、シートライブラリ編集画面1001からシートの種類910を選択し、設定することができる。シートの種類910が設定されると、読取ギャップ量920からギャップGが自動的に設定される。本実施例においては、操作部180からユーザがシートの情報を設定する。しかし、例えば、搬送路上に設けられたメディアセンサ142(図1)によってシートの厚さに関する情報を取得してもよい。メディアセンサ142は、シートの特性を検知する。メディアセンサ142の検知結果は、プリンタコントローラ103へ入力される。取得手段としてのプリンタコントローラ103は、メディアセンサ142の検知結果に基づいて、シートの厚さに関する情報を取得してもよい。
(表裏見当のフィードバック構成)
表裏見当部700による測定と、測定結果のフィードバック先について説明する。画像形成装置101は、ユーザによる操作部180の操作より、図15に示すシートライブラリ編集画面1001内の印字位置調整1002からリクエストを受けると、シートPに調整用チャートとしてのパッチ画像820(図16)を形成する。また、プリンタコントローラ103は、シートPの坪量BWに対応するギャップGの量を調整ユニット200の制御部251へ送信する。制御部251は、ギャップGの量に従ってギャップ切替モータ802を制御して突当部材707を回転させ、ギャップ切替センサ803の検出結果に従って突当部材707の回転位置RPを切り替える。
表裏見当部700による測定と、測定結果のフィードバック先について説明する。画像形成装置101は、ユーザによる操作部180の操作より、図15に示すシートライブラリ編集画面1001内の印字位置調整1002からリクエストを受けると、シートPに調整用チャートとしてのパッチ画像820(図16)を形成する。また、プリンタコントローラ103は、シートPの坪量BWに対応するギャップGの量を調整ユニット200の制御部251へ送信する。制御部251は、ギャップGの量に従ってギャップ切替モータ802を制御して突当部材707を回転させ、ギャップ切替センサ803の検出結果に従って突当部材707の回転位置RPを切り替える。
図16は、シートPに形成されるパッチ画像820を示す図である。表裏見当部700は、シートPを搬送ローラ対211、212及び213によって搬送しながら、調整用チャートとしてのパッチ画像820が形成されたシートPの表面及び裏面を表面用CIS701及び裏面用CIS702によってそれぞれ読み取る。表面用CIS701及び裏面用CIS702によって連続的にシートPの表面及び裏面を読み取り、読み取られたライン画像をつなぎ合わせることで画像データを合成し、合成された画像から測定を行なう。
図16(a)は、パッチ画像820が形成されたシートPの表面を表面用CIS701によって読み取った表面測定パターン画像822を示す図である。4つのパッチ画像820は、表面測定パターン画像822の四隅の領域に形成されている。表面測定パターン画像822は、シートPの搬送方向CDにおける先端縁822a及び後端縁822bと、搬送方向CDに沿う左側縁822c及び右側縁822dと、を含む。シートPの搬送方向CDを副走査方向Yとし、副走査方向Yに直交する方向を主走査方向Xとする。
画像処理部260は、表面測定パターン画像822からシートPの検出座標(X01,Y01)、(X11,Y11)、(X21,Y21)及び(X31,Y31)を算出する。画像処理部260は、表面測定パターン画像822からパッチ画像820の検出座標(X41,Y41)、(X51,Y51)、(X61,Y61)及び(X71,Y71)を算出する。画像処理部260は、検出座標(X01,Y01)〜(X71,Y71)に基づいて、表面の画像の歪み量およびシートPと画像との位置ずれ量を測定する。画像処理部260は、表面の画像の歪み量および位置ずれ量に基づいて、画像形状補正部320での形状修正指示が可能な第一の幾何調整値901(図14)を算出する。第一の幾何調整値901は、リード位置、サイド位置、主走査倍率、副走査倍率、直角性及び回転量を含む。
図16(b)は、パッチ画像820が形成されたシートPの裏面を裏面用CIS702によって読み取った裏面測定パターン画像823を示す図である。4つのパッチ画像820は、裏面測定パターン画像823の四隅の領域に形成されている。裏面測定パターン画像823は、シートPの搬送方向CDにおける先端縁823a及び後端縁823bと、搬送方向CDに沿う左側縁823c及び右側縁823dと、を含む。
画像処理部260は、裏面測定パターン画像823からシートPの検出座標(X02,Y02)、(X12,Y12)、(X22,Y22)及び(X32,Y32)を算出する。画像処理部260は、裏面測定パターン画像823からパッチ画像820の検出座標(X42,Y42)、(X52,Y52)、(X62,Y62)及び(X72,Y72)を算出する。画像処理部260は、検出座標(X02,Y02)〜(X72,Y72)に基づいて、裏面の画像の歪み量およびシートPと画像との位置ずれ量を測定する。画像処理部260は、裏面の画像の歪み量および位置ずれ量に基づいて、画像形状補正部320での形状修正指示が可能な第二の幾何調整値902(図14)を算出する。第二の幾何調整値902は、リード位置、サイド位置、主走査倍率、副走査倍率、直角性及び回転量を含む。
画像処理部260によって算出された第一の幾何調整値901及び第二の幾何調整値902は、通信部250を通じて画像形成装置101内のシートライブラリ900へ送信される。第一の幾何調整値901及び第二の幾何調整値902は、表面用パラメータ及び裏面用パラメータとしてシートライブラリ900に保存される。このようにして、シートの種類910毎にシートライブラリ900に設定値が保存される。プリントジョブが実行されるシートの種類910に従って設定値を読みだして画像位置及び画像歪みを修正することによって、高精度に表裏印字位置が修正されたプリント画像を出力することが可能となる。ここで、本説明で例示した表面測定パターン画像822及び裏面測定パターン画像823は、プリントジョブの実行前に測定されてもよいし、プリントジョブの実行中にキャリブレーションとして所定のタイミングで自動的に測定されてもよい。
(制御動作)
以下、図17を用いて、画像形成装置101及び調整ユニット200においてシートPを搬送する制御動作を説明する。図17は、シートPを搬送する制御動作の流れ図である。制御部251は、内部メモリ(不図示)に保存されたプログラムに従って制御動作を実行する。ユーザによって操作部180からジョブが投入されると、制御部251は、制御動作を開始する。制御部251は、ジョブが通常のプリントジョブであるか否かを判断する(S1101)。ジョブが通常のプリントジョブである場合(S1101でYES)、制御部251は、画像形成装置101及び調整ユニット200の各部材をホームポジション(HP)で待機させる(S1102)。この時、調整ユニット200内でシートPをスルーパス230へ案内するために、制御部251は、フラッパ切替モータ240を制御してフラッパ221を下向き(スルーパス用位置)で待機させる(S1102)。
以下、図17を用いて、画像形成装置101及び調整ユニット200においてシートPを搬送する制御動作を説明する。図17は、シートPを搬送する制御動作の流れ図である。制御部251は、内部メモリ(不図示)に保存されたプログラムに従って制御動作を実行する。ユーザによって操作部180からジョブが投入されると、制御部251は、制御動作を開始する。制御部251は、ジョブが通常のプリントジョブであるか否かを判断する(S1101)。ジョブが通常のプリントジョブである場合(S1101でYES)、制御部251は、画像形成装置101及び調整ユニット200の各部材をホームポジション(HP)で待機させる(S1102)。この時、調整ユニット200内でシートPをスルーパス230へ案内するために、制御部251は、フラッパ切替モータ240を制御してフラッパ221を下向き(スルーパス用位置)で待機させる(S1102)。
画像形成装置101は、シートPに画像を形成する(S1103)。調整ユニット200は、画像が形成されたシートPを画像形成装置101から受け取る(S1104)。制御部251は、搬送モータ252を制御し、シートPを第一の搬送ローラ201、第二の搬送ローラ202、第三の搬送ローラ203及び第四の搬送ローラ204によってスルーパス230を通して後処理装置600へ排出する(S1105)。制御部251は、シートPが最終シートであるか否かを判断する(S1106)。シートPが最終シートでない場合(S1106でNO)、制御部251は、処理をS1101へ戻す。シートPが最終シートである場合(S1106でYES)、制御部251は、制御動作を終了する。
一方、ユーザが操作部180によってシートライブラリ900からシートの種類910を選択し、印字位置調整1002を選択すると、表裏見当ジョブが投入される。ジョブが表裏見当ジョブである場合(S1101でNO)、制御部251は、画像形成装置101及び調整ユニット200の各部材をホームポジション(HP)で待機させる(S1107)。この時、調整ユニット内でシートPを測定パス231へ案内するために、フラッパ221を上向き(測定パス用位置)で待機させる(S1107)。
画像形成装置101は、シートPの両面に調整用チャートとしてのパッチ画像820を形成する(S1108)。制御部251は、シートライブラリ900から選択されたシートの種類910の坪量及び厚み値を受け取る(S1109)。制御部251は、ギャップ切替モータ802を制御して突当部材707を回転させ、シートの厚み値に応じたギャップGにする(S1110)。調整ユニット200は、パッチ画像820が形成されたシートPを画像形成装置101から受け取る(S1111)。調整ユニット200へ搬送されたシートPは、フラッパ221によって測定パス231へ搬送される(S1112)。シートPは、搬送ローラ対205、206、207、208、209及び210によって表裏見当部700へ搬送される。
制御部251は、表面用CIS701及び裏面用CIS702によってシートPの両面に形成されたパッチ画像820及びシートPを読み取り(S1113)、表面測定パターン画像822及び裏面測定パターン画像823を得る。表裏見当部700において高精細なライン画像合成が行なわれ、シートP上のパッチ画像820の印字位置ずれやシートPの形状の測定が行われる。画像処理部260は、表面測定パターン画像822及び裏面測定パターン画像823から第一の幾何調整値901及び第二の幾何調整値902を算出する。画像処理部260は、通信部250を通じて画像形成装置101のシートライブラリ900に保存する(S1114)。これによって、表裏見当合わせのため印字位置調整を終了する。
表裏見当部700を通過したシートPは、搬送ローラ対214によってスルーパス230へ搬送される(S1115)。その後、シートPは、第三の搬送ローラ203によって排出パス232へ搬送され、第四の搬送ローラ204によって後処理装置600へ排出される(S1105)。制御部251は、シートPが最終シートであるか否かを判断し(S1106)、シートPが最終シートである場合(S1106でYES)、制御部251は、制御動作を終了する。
本実施例によれば、読取ガラス703の汚れを低減し、シートPの画像を安定して読み取ることができる。
なお、本実施形態における画像処理部260、制御部(制御手段)251、プリンタコントローラ103及びエンジン制御部312は、少なくとも1つのプロセッサで構成され、各機能を実行してもよい。また、画像処理部260及び制御部(制御手段)251が少なくとも1つのプロセッサで構成され、プリンタコントローラ103及びエンジン制御部312が少なくとも1つのプロセッサで構成されていてもよい。
なお、本実施形態における画像処理部260、制御部(制御手段)251、プリンタコントローラ103及びエンジン制御部312は、少なくとも1つのプロセッサで構成され、各機能を実行してもよい。また、画像処理部260及び制御部(制御手段)251が少なくとも1つのプロセッサで構成され、プリンタコントローラ103及びエンジン制御部312が少なくとも1つのプロセッサで構成されていてもよい。
100・・・画像形成システム
101・・・画像形成装置
211、212、213・・・搬送ローラ対
251・・・制御部
312・・・エンジン制御部
700・・・表裏見当部
701・・・表面用CIS
702・・・裏面用CIS
703、704・・・読取ガラス
705、706・・・バッキングローラ
707・・・突当部材
G・・・ギャップ
P・・・シート
101・・・画像形成装置
211、212、213・・・搬送ローラ対
251・・・制御部
312・・・エンジン制御部
700・・・表裏見当部
701・・・表面用CIS
702・・・裏面用CIS
703、704・・・読取ガラス
705、706・・・バッキングローラ
707・・・突当部材
G・・・ギャップ
P・・・シート
Claims (15)
- 記録媒体に画像を形成する画像形成部と、
前記画像形成部によって画像が形成された前記記録媒体を搬送する搬送手段と、
透明部材と、
前記搬送手段によって搬送されている前記記録媒体上の画像を、前記記録媒体が搬送される搬送方向における読取位置において前記透明部材を介して読み取るコンタクトイメージセンサを有する読取手段と、
前記読取手段が読み取った画像に基づいて、前記画像形成部によって前記記録媒体上に形成される画像の幾何特性を制御する第1制御手段と、
前記読取位置において前記透明部材に対向して配置され、前記搬送手段によって搬送されている前記記録媒体が通過する隙間を形成する基準部材と、
前記隙間の大きさを変更する変更手段と、
前記搬送手段によって搬送される前記記録媒体の厚さに関する情報を取得する取得手段と、
前記搬送手段によって搬送される前記記録媒体の厚さが第1の厚さである場合は前記隙間の大きさが第1の大きさになるように前記変更手段を制御し、前記搬送手段によって搬送される前記記録媒体の厚さが前記第1の厚さより厚い第2の厚さである場合は前記隙間の大きさが前記第1の大きさよりも大きい第2の大きさになるように前記変更手段を制御する第2制御手段と、
を備えることを特徴とする画像形成システム。 - 前記基準部材は、前記搬送手段によって搬送される前記記録媒体の移動に連動して回転することを特徴とする請求項1に記載の画像形成システム。
- 前記基準部材は、ローラであり、
前記ローラの周速は、前記記録媒体の搬送速度と同じであることを特徴とする請求項2に記載の画像形成システム。 - 基準面を備え、
前記変更手段は、前記基準面に当接する当接面を有し、
前記当接面が前記基準面に当接した状態で前記変更手段が回転することによって前記透明部材と前記基準部材との間の前記隙間が変更されることを特徴とする請求項1乃至3のいずれか一項に記載の画像形成システム。 - 前記変更手段は、偏芯状の形状を有し、
前記変更手段は、前記基準部材と同軸上に回転可能に支持されていることを特徴とする請求項4に記載の画像形成システム。 - 前記基準面は、前記透明部材に設けられていることを特徴とする請求項4又は5に記載の画像形成システム。
- 前記隙間が最大値になる前記変更手段の第一の回転位置は、前記隙間が最小値になる前記変更手段の第二の回転位置と180度対向して配置されていることを特徴とする請求項4乃至6のいずれか一項に記載の画像形成システム。
- 前記変更手段は、複数の回転位置で保持されて複数の隙間を形成し、
前記複数の回転位置は、前記第一の回転位置と前記第二の回転位置との間で第一の側と前記第一の側と反対の第二の側とに前記複数の隙間の昇順に交互に配置されていることを特徴とする請求項7に記載の画像形成システム。 - 前記透明部材は、読取ガラスであることを特徴とする請求項1乃至8のいずれか一項に記載の画像形成システム。
- 前記基準部材は、前記変更手段の駆動源と異なる駆動源によって駆動されることを特徴とする請求項1乃至9のいずれか一項に記載の画像形成システム。
- 前記変更手段を制御する制御手段を備え、
前記制御手段は、前記記録媒体の種類に従って前記隙間の大きさを変更することを特徴とする請求項1乃至10のいずれか一項に記載の画像形成システム。 - 前記隙間は、前記記録媒体の厚み以上であることを特徴とする請求項1乃至11のいずれか一項に記載の画像形成システム。
- 前記記録媒体の前記搬送方向に関して前記基準部材の上流に配置された搬送ガイドを備え、
前記変更手段は、前記透明部材と前記搬送ガイドとの間の隙間を変更することを特徴とする請求項1乃至10のいずれか一項に記載の画像形成システム。 - 前記第2制御手段は、前記記録媒体の種類に従って、前記透明部材と前記基準部材との間の前記隙間の大きさおよび前記透明部材と前記搬送ガイドとの間の前記隙間の大きさを変更することを特徴とする請求項13に記載の画像形成システム。
- 前記透明部材と前記基準部材との間の前記隙間および前記透明部材と前記搬送ガイドとの間の前記隙間は、前記記録媒体の厚み以上であることを特徴とする請求項13又は14に記載の画像形成システム。
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CN202110556911.2A CN113726970B (zh) | 2020-05-26 | 2021-05-21 | 图像形成系统 |
US17/975,419 US20230048400A1 (en) | 2020-05-26 | 2022-10-27 | Image forming system |
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2020
- 2020-12-28 JP JP2020218807A patent/JP2021190988A/ja active Pending
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