JP2021190883A - 画像読取装置及び画像形成装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】 原稿トレイの下に排紙トレイが配置されている構成において、ユーザーが排紙トレイから読取の終了した原稿を容易に取り出すことを可能にする画像読取装置及び画像形成装置を提供する。【解決手段】 原稿トレイ2の手前側が奥側よりも高くなるように傾斜するように回転することで、手前側において原稿トレイ2と排紙トレイ3の間の距離が大きくなり、排紙トレイ3上の原稿を取出すことが容易となる。【選択図】 図6

Description

本発明は、原稿の画像を読み取る画像読取装置及びこれを備えた画像形成装置に関するものである。
従来から、スキャナ等の画像読取装置や、複写機等に設けられた画像読取装置には、原稿トレイ上に積載された原稿を連続的に給紙して画像読取位置まで搬送し、原稿の画像読み取りを行ったあとに排紙トレイ上に排紙する原稿送り装置が備えられている。一般的に、この原稿送り装置ではユーザーが水平の原稿トレイ上に原稿を置き、原稿トレイに設けられるサイド規制板を操作することで、原稿の幅方向を整列させている。
一方で、原稿送り装置に用いられる原稿トレイにおいては、ユーザーによるサイド規制板の操作を不要にするために、特開平7−072685号公報のようにユーザーが原稿をセットする際に原稿トレイを手前側に傾斜させることで、原稿の自重を使って原稿を整列させる技術が知られている。特開平7−072685号公報の構成では、回動軸を中心に原稿トレイが回転可能に支持されており、ユーザーの原稿セット時には、回動軸を回転中心にして、原稿トレイが手前側に傾斜することが可能である。
また、原稿トレイを手前側に傾斜させる構成を持つ原稿送り装置として、視点の低いユーザーが操作パネル部の傾斜角度を見やすい角度に変更したときに、原稿トレイの傾斜角度を自動的に変更し、低い視点位置からでも原稿トレイの原稿積載面が見えるようにする技術(特開2003−323084号公報)が知られている。
特開平7−072685号公報 特開2003−323084号公報
上記のように、ユーザーが画像読取装置の原稿トレイに原稿をセットする際、原稿トレイを手前側に傾斜させることで、読み取る原稿を原稿トレイにセットすることが容易となる。しかしながら、ユーザーが読取を終了した原稿を排紙トレイから取り出す際、排紙トレイの上側に原稿トレイが配置されていることにより、排紙トレイ上の原稿が取出しにくいという課題があった。
本発明は、上記の課題を鑑みてなされたものであり、ユーザーが排紙トレイ上の原稿を取出しやすい画像読取装置およびこれを備えた画像形成装置を提供することを目的としている。
上記の課題を解決するために、本発明に係る画像読取装置は、原稿が積載される第1積載手段と、前記第1積載手段に積載された原稿を給送方向に給送する給送手段と、前記給送手段により給送された原稿を搬送する搬送手段と、前記搬送手段により搬送される原稿の画像を読み取る読取手段と、前記第1積載手段の下方に設けられ、前記読取手段により読み取られた原稿が積載される第2積載手段と、前記第1積載手段を前記搬送手段に対して回転自在に支持し、前記給送方向に延在する回動軸と、を備え、前記第1積載手段は、前記第1積載手段の手前側が上がる方向に前記回動軸を中心に回転することで、前記第1積載手段の手前側が奥側よりも高くなるように傾斜することを特徴とする。
本発明の構成によれば、原稿トレイは手前側が奥側よりも高くなるように回転するので、手前側で原稿トレイと排紙トレイの間隔が大きくなり、ユーザーが排紙トレイ上の原稿を取出すことが容易となる。
本実施形態に係る画像形成装置の断面図。 本実施形態に係る画像読取装置の断面図。 本実施形態に係る原稿トレイの上面図。 本実施形態に係る画像読取装置の原稿をセットするときの状態を示す右側面図。 本実施形態に係る画像読取装置の原稿を給紙するときの状態を示す右側面図。 本実施形態に係る画像読取装置の原稿を取出すときの状態を示す右側面図。 本実施形態に係る画像形成装置の制御構成を示すブロック図。 本実施形態に係る原稿読取動作の流れを説明するフローチャート。
以下、添付図面を参照して、発明の好適な実施形態を説明する。
<画像形成装置101の構成>
まず、本実施形態の画像形成装置101の概略構成について、図1を参照しながら説明する。図1は本実施形態に係る画像形成装置101の断面図である。なお、以下では、ユーザーが画像形成装置101に対して各種入力/設定を行う操作部201に臨む位置を画像形成装置101の「手前側」といい、背面側を「奥側」という。つまり、図1は手前側から見た画像形成装置101の内部構成を示したものである。
画像形成装置101は、図1に示すように、装置本体101Aと、画像読取装置103と、を備えている。装置本体101Aの上方に配置された画像読取装置103は、詳しくは後述するように、リーダ20とADF1とを備え、原稿Dを光学的に走査して画像情報を読み取る。「ADF」は自動原稿給送装置(Auto Document Feeder)を表す。原稿Dとは、用紙及び封筒等の紙、オーバーヘッドプロジェクタ用シート等のプラスチックフィルム、布などのシートである。画像読取装置103によって電気信号に変換された画像情報は、装置本体101Aに設けられた図7に示す制御部132へと転送される。
装置本体101Aは、記録材であるシートPに画像を形成するための画像形成手段である画像形成部133と、画像形成部133にシートPを給送するシート給送部34と、を有している。シート給送部34は、互いに異なるサイズのシートを収納可能なシート収納部137a、137b、137c、137dを備えている。各シート収納部に収納されたシートは、ピックアップローラ32によって繰り出され、フィードローラ33a及びリタードローラ33bによって1枚ずつ分離されて、対応する搬送ローラ対131へと受け渡される。そして、シートPは、シート搬送路に沿って配置された複数の搬送ローラ対131に順に受け渡されることで、レジストレーションローラ対136へと搬送される。
なお、ユーザーによって手差しトレイ137eに積載されたシートPは、給送ローラ138によって装置本体101Aの内部に給送され、レジストレーションローラ対136へと搬送される。レジストレーションローラ対136は、シートPの先端を停止させて斜行を補正すると共に、画像形成部133によるトナー像の形成プロセスである作像動作の進行に合わせてシートPの搬送を再開する。
シートPに画像を形成する画像形成部133は、感光体である感光ドラム121を備えた電子写真方式の画像形成ユニットである。感光ドラム121は、シートPの搬送方向に沿って回転可能であり、感光ドラム121の周囲には帯電器118、露光装置123、現像器124、転写帯電器125、分離帯電器126、及びクリーナ127が配置されている。帯電器118は感光ドラム121の表面を一様に帯電させ、露光装置123は画像読取装置103等から入力される画像情報に基づいて感光ドラム121を露光し、ドラム上に静電潜像を形成する。
現像器124は、トナーを含む現像剤を収容しており、感光ドラム121に帯電したトナーを供給することで静電潜像をトナー像に現像する。感光ドラム121に担持されたトナー像は、転写帯電器125が形成するバイアス電界により、レジストレーションローラ対136から搬送されるシートPに転写される。トナー像を転写されたシートPは、分離帯電器126が形成するバイアス電界によって感光ドラム121から離間し、定着前搬送部128によって定着部129へ向けて搬送される。なお、シートPに転写されずに感光ドラム121に残留した転写残トナー等の付着物はクリーナ127によって除去され、感光ドラム121は次の作像動作に備える。
定着部129に搬送されたシートPは、ローラ対に挟持されて搬送されながら、トナー像の加圧及び加熱を含む定着処理を受ける。これによってトナーが溶融し、その後固着することにより、シートPに画像が定着する。画像出力が完了している場合、定着画像が得られたシートPは、排出ローラ対40を介して、装置本体101Aの外方に突出した排出トレイ130に排出される。両面印刷においてシートPの裏面に画像を形成する場合、定着部129を通過したシートPは、反転部139によって表面と裏面とを入れ替えられ、両面搬送部140によってレジストレーションローラ対136へと搬送される。そして、画像形成部133によって再び画像を形成されたシートPは、排出トレイ130に排出される。
上記の画像形成部133は画像形成手段の一例であり、例えばインクジェット方式の画像形成ユニットやオフセット印刷方式の印刷機構を画像形成手段として用いてもよい。
<画像読取装置103の構成>
次に、図2を用いて画像読取装置103の概略構成について説明する。図2は画像読取装置103の断面図である。なお、以下の実施形態に記載されている構成部品の寸法、材質、形状、その相対配置などは、特に特定的な記載がない限りは、この発明の範囲をそれらのみに限定する趣旨のものではない。
図2に示すように、ADF1は第1積載手段である原稿トレイ2と、搬送手段である搬送部12と、第2積載手段である排紙トレイ3により構成される。排紙トレイ3は原稿トレイ2の下方に設けられている。ADF1は、リーダ20の上面で開閉可能に取り付けられている。ADF1は、原稿Dをリーダ20の上面にある流し読みガラス上の読取位置に搬送する。原稿DはADF1にある原稿トレイ2にセットされる。原稿トレイ2は、搬送手段である搬送部12に対して回転可能であるように、給送方向Fに沿って延在する回動軸11で支持されている。また、回動軸11は、原稿トレイ2の幅方向において中央付近に存在している。ここで、本実施形態における給送方向Fとは、後述する給送ローラ4によって原稿Dが給送される方向であり、給紙時の原稿積載面2aに沿った方向である。また、給送方向Fは給紙時の原稿トレイ2の幅方向に直交している。ここで、幅方向とは、画像読取装置103が原稿Dの画像を読み取る際の主走査方向である。
回動軸11は、原稿トレイ2を搬送手段である搬送部12に対して回転自在に支持している。そのため、回動軸11が回転すると、原稿トレイ2も同時に回動軸11を回転中心として回転することができる。原稿トレイ2は駆動手段であるモータ13によって回転する。本実施形態において、モータ13は搬送部12の内部に配置されているが、モータ13の配置はこれに限らない。例えば、原稿トレイ2の内部に配置しても良いし、後述する各搬送ローラに回転駆動力を与えるための駆動部側に配置しても良い。
図2に示すように、ADF1には、原稿検知センサ16、排紙原稿検知センサ17、排紙センサ18が設けられている。原稿検知センサ16、排紙原稿検知センサ17、排紙センサ18は、CPUの入力ポートに接続されており、原稿の挙動をモニターするために用いられる。原稿検知センサ16は原稿トレイ2に設けられており、原稿トレイ2上の原稿Dの有無を検知する。また、検知手段である排紙原稿検知センサ17は排紙トレイ3に設けられており、排紙トレイ上の原稿Dの有無を検知する。排紙センサ18は原稿搬送路内の排紙ローラ10の上流に設けられており、原稿Dの後端を検知する。この排紙センサ18は原稿Dが排紙されたことを検知するために用いられる。また、給送動作中において、原稿検知センサ16が原稿トレイ2上の原稿Dが無くなったことを検知した場合、その直前に給紙された原稿Dが最終原稿であると判断される。
図2に示すようにADF1には、給送ローラ4、給紙ローラ5、分離ローラ6、搬送ローラ7、搬送ローラ8、搬送ローラ9、排紙ローラ10が設けられている。また、搬送ローラ8の搬送方向下流側には画像読取部Eがある。画像読取部Eには、リーダ20に設けられた表面読取ユニット14及びADF1に設けられた裏面読取ユニット15が存在している。原稿トレイ2上の原稿Dは、給送手段である給送ローラ4の回転駆動力によって給紙ローラ5まで繰り出される。原稿Dは給紙ローラ5とその下方からバネ付勢されている分離ローラ6との間の摩擦力によって1枚ずつに分離される。分離された原稿Dは、搬送ローラ7、8の回転駆動力によって画像読取部Eに向けて送り込まれる。画像読取部Eに送り込まれた原稿Dは、読取手段である表面読取ユニット14と裏面読取ユニット15によって両面の画像を読み取られる。そして、原稿Dは搬送ローラ9によって排紙ローラ10に搬送され、排紙ローラ10によって排紙トレイ3上に排紙される。本実施形態において、ユーザーによって原稿トレイ2にセットされた原稿Dが給送ローラ4によって給送されてから、排紙ローラ10によって排紙トレイ3上に排紙されるまでの一連の動作を「原稿読取動作」と呼ぶ。
<原稿トレイ2の構成>
次に図3〜6を用いて、原稿トレイ2の構成について説明する。ここで、図3は原稿トレイ2の上面図である。図4は原稿Dをセットするときの原稿トレイ2の状態を示す図である。図5はセットされた原稿Dを給紙するときの原稿トレイ2の状態を示す図である。図6は原稿トレイ2にセットされたすべての原稿Dの給送が完了した後の原稿トレイ2の状態を示す図である。
図3に示すように、原稿トレイ2は原稿積載面2aと突き当て手段である原稿突き当て部2bとで構成されている。原稿突き当て部2bは原稿トレイ2の手前側に固定されている。また、原稿積載面2aは、給送方向Fの下流端200において、原稿突き当て部2bに近い第1端部200aと、幅方向において第1端部200aとは反対側に位置する第2端部200bを有している。
ユーザーは原稿トレイ2が手前側に傾斜した状態で原稿Dをセットする。このとき、原稿トレイ2は図4に示すような手前側が低くなるように傾斜した状態(第1状態)となっている。給送方向Fに沿った方向から見た場合、原稿積載面2aが水平方向に対して角度θだけ手前側に傾いているので、ユーザーがセットした原稿Dは自重により手前側に移動する。また、原稿突き当て部2bが原稿トレイ2の手前側に設けられている。そのため、自重により移動した原稿Dの幅方向における一端が原稿突き当て部2bに突き当てられ、原稿Dは整列される。これによって、従来、ユーザーが意識的に行っていた原稿Dを揃える動作を省略し、原稿Dのセットを簡略化することができる。また、原稿積載面2aが水平方向に対して角度θだけ傾いた状態では、原稿積載面2aと搬送部12の搬送路が滑らかに接続されていない。つまり、原稿積載面2aの給送方向Fにおける下流端と、搬送部12の搬送路を構成するガイドの上流端とがずれている。そのため、原稿トレイ2が手前側に傾斜した状態(第1状態)において、ADF1は給送動作を行うことができない。
本実施形態における角度θは30度としているがこの値に限定するものではなく、0度<θ<40度となっていればよい。ここでの角度θの上限値である40度は、セットされた原稿Dが原稿突き当て部2bに突き当てられた際に座屈しないための最大傾斜角度である。また、本実施形態において、原稿突き当て部2bの給送方向Fにおける長さは、原稿Dのセット時の視認性を考慮して、150mmとしているが、この値に限定するものではない。
上述したように、ユーザーは原稿トレイ2が手前側に傾斜した状態で原稿Dをセットする。しかし、原稿トレイ2が手前側に傾斜した状態では、ADF1は給送動作を行うことができない。そのため、原稿Dがセットされた後、原稿トレイ2は原稿Dをセットした状態のまま、図4に示す状態よりも原稿突き当て部2bの位置が高くなるように回転する。すなわち、原稿トレイ2は幅方向における手前側の第1端部200aが、奥側の第2端部200bに対して高くなる方向(図4における矢印Bの向き)に回転する。このように原稿トレイ2が矢印Bの向きに回転した結果、原稿トレイ2は給送動作を行うことが可能な第2状態(図5に示す状態)となる。その後、原稿Dの給送動作を開始する。つまり、ADF1は原稿トレイ2が第2状態であるときに給送動作を行うことができる。この際、原稿トレイ2は、図示しない操作部によって原稿読取動作の開始がユーザーによって指示されることに応じて回転する。
本実施形態では、給送方向Fに沿った方向からみた場合、原稿トレイ2が第2状態であるときの原稿積載面2aの水平方向に対する角度θは0度としている。しかし、給送動作を開始するとき、原稿積載面2aと搬送部12の搬送路が滑らかに接続されていればよい。そのため、給送動作を開始するとき、給送動作が可能な範囲で、原稿積載面2aが水平方向に対して少し傾斜していてもよい。
最終原稿の読取が終了したことに基づいて、原稿トレイ2は図5に示す第2状態から、原稿突き当て部2bの位置が高くなるように回転する。すなわち、原稿トレイ2は幅方向における手前側の第1端部200aが、奥側の第2端部200bより高くなる方向に回転する。そして、原稿トレイ2は手前側の第1端部200aが奥側の第2端部200bよりも高くなるように傾斜した第3状態(図6に示す状態)となる。このとき、原稿トレイ2は手前側が高くなるように傾斜している。
原稿トレイ2が第3状態となった後、ユーザーが読取の終了した原稿Dを排紙トレイ3から取り出すことに基づいて、原稿トレイ2は手前側が低くなるように回転する。すなわち、原稿トレイ2は幅方向における手前側の第1端部200aが、奥側の第2端部200bに対して低くなる方向(図5における矢印Cの向き)に回転する。このように原稿トレイ2が矢印Cの向きに回転した結果、原稿トレイ2は再び手前側が低くなるように傾斜した第1状態(図4に示す状態)となる。
<画像読取装置103の制御構成>
次に図7を用いて、画像読取装置103の制御構成について説明する。図7は、本実施形態の画像読取装置103及びこれを含んだ画像形成装置101の制御構成を示すブロック図である。
画像読取装置103において、プログラムを実行するCPU21は、リーダ20及びADF1の各ユニットを統括的に制御する中央演算処理装置である。ROM24はCPU21が実行すべき制御内容をプログラム及びプログラムの実行に用いるデータとして格納した記憶装置である。RAM25はCPU21が制御を行うのに必要な作業領域として使用される記憶装置である。
CPU21は、原稿搬送機能を実現するため、ADF1に設けられた搬送用の各ローラを駆動する駆動源である搬送モータ19が接続されている。また、CPU21は原稿トレイ2を回転させるための駆動源であるモータ13が接続されている。そして、CPU21は搬送モータ19及びモータ13の駆動を制御することが可能である。さらに、CPU21には原稿検知センサ16、排紙原稿検知センサ17、排紙センサ18が接続されている。CPU21は各センサからの信号を受信して、受信した信号に基づいて各ユニットを制御することが可能である。
CPU21には表面読取ユニット14を副走査方向に移動させるために、光学系モータ22及び光学系HPセンサ23が接続されている。光学系HPセンサ23は、光学系モータ22による表面読取ユニット14の移動方向における、表面読取ユニット14の位置を検知する。表面読取ユニット14及び裏面読取ユニット15は、原稿Dの画像を走査し、1ライン毎に読取を行うイメージセンサユニットである。
制御部132はリーダ20、ADF1を含む画像読取システムとしての画像形成装置101の全体を制御する情報処理装置である。CPU21は、制御部132と通信ライン51を介して、画像読取制御に関する制御コマンドのやり取り及び制御用データの授受を行う。例えば、制御部132は図示しない操作部からユーザーの画像読取動作の開始指示を受け取り、CPU21に画像読取開始要求を送信する。
また、CPU21は原稿読取動作終了からの経過時間tを計測することが可能である。さらに、CPU21は原稿読取動作終了からの経過時間tが所定時間T(本実施形態においてTは60秒)以上かどうかの判定を行う。原稿読取動作終了からの経過時間tが所定時間T以上となったとき、CPU21はモータ13を駆動させ、原稿トレイ2を手前側に傾斜させる。これにより、ユーザーが排紙された原稿Dを取出し忘れた場合、原稿読取動作の終了から所定時間経過すると、原稿トレイ2は手前側に傾斜した状態になる。
<原稿読取処理の流れ>
図8を用いて、原稿Dの画像を読み取る流れを説明する。図8は原稿トレイ2に積載された原稿Dの画像を読み取る流れを説明するフローチャートである。このフローチャートの処理はCPU21によって実行される。
S1001において、制御手段としてのCPU21が原稿検知センサ16から、ユーザーが原稿トレイ2に原稿Dをセットしたときの信号を受信すると、処理はS1002に進む。このとき、原稿トレイ2は手前側が低くなるように傾斜した第1状態となっている。
S1002において、制御部132がユーザーによる画像読取動作の開始指示を受け取ると、S1003においてCPU21はモータ13を駆動させる。モータ13の駆動力により、原稿トレイ2は図4における矢印Bの方向に回転する。これにより原稿トレイ2は、給送動作を行うことができない第1状態(図4に示す状態)から、給送動作可能な第2状態(図5に示す状態)になる。
S1003において、原稿トレイ2が給送動作可能な状態になったら、S1004においてCPU21は原稿読取動作を開始する。
S1005において、CPU21が原稿検知センサ16から、最終原稿を給紙することによって原稿Dが無くなったことを示す信号を受信した場合は、処理はS1006に進む。一方、S1005において原稿トレイ2にまだ読み取られていない原稿Dが存在している場合は、CPU21が原稿検知センサ16から原稿Dが無くなったことを示す信号を受信するまで、CPU21は原稿Dの給送動作を行う。
S1006において、CPU21が排紙センサ18から最終原稿を排紙した信号を受信すると、S1007においてCPU21は原稿読取動作を終了する。そして、S1008においてCPU21は原稿読取動作終了からの経過時間tの計測を開始する。その後、処理はS1009に進む。
S1009において、CPU21はモータ13を駆動させる。モータ13の駆動力により、原稿トレイ2は手前側が、奥側より高くなる方向(図4における矢印Bの向き)に回転する。これにより原稿トレイ2は、第2状態(図5に示す状態)から第3状態(図6に示す状態)になる。
S1010において、CPU21が排紙原稿検知センサ17から、排紙された原稿Dがユーザーによって排紙トレイ3から取り出されたことを示す信号を受信すると、処理はS1012に進む。S1012において、CPU21はモータ13を駆動させる。モータ13の駆動力により、原稿トレイ2は手前側に傾斜した第1状態(図4に示す状態)になるように矢印Cの方向に回転し、CPU21はこのフローチャートの処理を終了する。
一方、S1010において、ユーザーの取り忘れなどによって、排紙された原稿Dが取出されない場合は、処理はS1011に進む。S1011において、CPU21は原稿読取動作終了からの経過時間tが所定時間T(本実施形態においてTは60秒)以上であるかどうかの判定を行う。S1011において、CPU21が原稿読取動作終了からの経過時間tが所定時間T以上であると判定した場合は、処理はS1012に進む。S1011において、CPU21が原稿読取動作終了からの経過時間tが所定時間Tより小さい判定した場合は、処理はS1010に戻る。本実施形態において、所定時間Tは60秒としているが、この値に限定するものではない。
<実施形態まとめ>
以下に、本実施形態における原稿トレイ2の状態についてまとめる。本実施形態では、原稿トレイ2は、手前側が奥側より低くなるように傾斜した第1状態(図4)、手前側と奥側の高さが等しい第2状態(図5)、手前側が奥側より高くなるように傾斜した第3状態(図6)になることができる。原稿Dがセットされる前は、原稿トレイ2は手前側が低くなるように傾斜した第1状態となっている。原稿Dがセットされたら、原稿トレイ2は手前側と奥側の高さが等しい第2状態となり、給送動作が開始される。すべての原稿Dの読取が終了したら、原稿トレイ2は手前側が奥側より高くなるように傾斜した第3状態となる。その後、排紙トレイ3上の原稿Dが取出されたら、原稿トレイ2は再び手前側が奥側より低くなるように傾斜した第1状態となる。
以上のように本実施形態では、原稿トレイ2は手前側が上になるように傾斜した状態となることが可能である。そのため、手前側において原稿トレイ2と排紙トレイ3の間の距離が大きくなり、排紙トレイ3上の原稿Dを取出すことが容易となる。また、排紙原稿検知センサ17が排紙トレイ3上(第2積載手段上)の原稿Dが無くなったことを検知したことに基づいて、原稿トレイ2は手前側に傾斜する。これにより、ユーザーは原稿トレイ2に次の原稿をスムーズにセットすることができる。
本実施形態では、最終原稿の原稿読取動作が完了したことに基づいて、原稿トレイ2が第2状態から第3状態となる構成を示したが、本発明はこれに限るものではない。例えば、最終原稿が原稿トレイ2から給送された時点で、原稿トレイ2は第2状態から第3状態となる構成でもよい。また本実施形態では、駆動手段によって原稿トレイを回転させる構成を示したが、排紙トレイ上の原稿を取出す際、ユーザーが手で原稿トレイを回転させることで、原稿トレイを手前側が上になるように傾斜させてもよい。
1 ADF
2 原稿トレイ
2a 原稿積載面
2b 原稿突き当て部
3 排紙トレイ
4 給送ローラ
5 給紙ローラ
6 分離ローラ
7、8、9 搬送ローラ
10 排紙ローラ
11 回動軸
12 搬送部
13 モータ
14 表面読取ユニット
15 裏面読取ユニット
16 原稿検知センサ
17 排紙原稿検知センサ
18 排紙センサ
20 リーダ
101 画像形成装置
103 画像読取装置

Claims (7)

  1. 原稿が積載される第1積載手段と、
    前記第1積載手段に積載された原稿を給送方向に給送する給送手段と、
    前記給送手段により給送された原稿を搬送する搬送手段と、
    前記搬送手段により搬送される原稿の画像を読み取る読取手段と、
    前記第1積載手段の下方に設けられ、前記読取手段により読み取られた原稿が積載される第2積載手段と、
    前記第1積載手段を前記搬送手段に対して回転自在に支持し、前記給送方向に延在する回動軸と、
    を備え、
    前記第1積載手段は、前記第1積載手段の手前側が上がる方向に前記回動軸を中心に回転することで、前記第1積載手段の手前側が奥側よりも高くなるように傾斜することを特徴とする画像読取装置。
  2. 前記回動軸を中心として前記第1積載手段を回転させる駆動手段と、
    前記駆動手段を制御する制御手段と、を有し、
    前記制御手段は、前記駆動手段に対して、前記第1積載手段を手前側が上がる方向に前記回動軸を中心に回転させ、前記第1積載手段を手前側が奥側よりも高くなるように傾斜させる制御を、実行することを特徴とする請求項1に記載の画像読取装置。
  3. 前記制御部は、前記第1積載手段に積載された最終原稿を給送したことに基づいて、前記駆動手段に対して前記制御を実行することを特徴とする請求項2に記載の画像読取装置。
  4. 前記制御部は、前記第1積載手段に積載された原稿の読取が終了したことに基づいて、前記駆動手段に対して前記制御を実行することを特徴とする請求項2に記載の画像読取装置。
  5. 前記第2積載手段上の原稿の有無を検知する検知手段を有し、
    前記制御部は、前記検知手段が前記第2積載手段上の原稿が無くなったことを検知したことに基づいて、前記駆動手段に対して、前記第1積載手段を手前側が下がる方向に前記回動軸を中心に回転させる制御を、実行することを特徴とする請求項2乃至4のいずれか1項に記載の画像読取装置。
  6. 前記第1積載手段に設けられ、前記第1積載手段に積載された原稿の幅方向における一端が突き当たる突き当て手段を有することを特徴とする請求項1乃至5のいずれか1項に記載の画像読取装置。
  7. 請求項1乃至6のいずれか1項に記載の画像読取装置と、記録材に画像を形成する画像形成手段とを有することを特徴とする画像形成装置。
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