JP2021189052A - プローブユニット - Google Patents

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Abstract

【課題】本発明の目的は、断線が生じにくいプローブユニットを提供することにある。
【解決手段】本願発明のプローブユニット10は、第1のピッチで配列されるように保持され、一端が上面21aから突出し、他端が下面22aから突出するプローブ23と、を有するワーク側プローブホルダ20と、一端が上面32a上において第1のピッチで電極35を形成してプローブ23と接触し、他端が下面31a上において第1のピッチより広い第2のピッチで電極35を形成するケーブル33と、を有するインターポーザ30と、一端が上面41aから突出して下面31a上の電極と接触し、他端が下面42aから突出するプローブ43と、を有するインターフェースプローブホルダ40と、一端が上面51a上で電極を形成してプローブ43の他端と接触し、他端が下面51bから突出するコネクタ端子52と、を有する端子ブロック50と、を備える。
【選択図】図2

Description

本発明は、被測定対象とその被測定対象を検査するテスタとの間を電気的に接続するプローブユニットに関する。
従来、ICチップ等の被測定対象の電極とその被測定対象を測定するテスタとの間を電気的に接続するプローブユニットとして、例えば、図7に示す従来のプローブユニット100があった。ここで、近年、被測定対象の電極のピッチは、テスタ側のコネクタのピッチより小さくなってきている。そこで、そのようなピッチ差を変換するために、プローブユニット100が用いられる。このプローブユニット100は、被測定対象が載置されるプローブホルダ200と、図示しないテスタのコネクタに接続されるコネクタ300と、プローブホルダ200をコネクタ300に電気的に接続する電極板400とを備える。
プローブホルダ200は、被測定対象の電極のピッチに対応して配列されたプローブ200aを有する。プローブ200aは、その上端がプローブホルダ200から突出して、被測定対象の電極と接触する。コネクタ300は、テスタ側のコネクタのピッチに対応するように形成されている。
電極板400は導電性のケーブル400aを有する。ケーブル400aは、電極板400に設けられた貫通孔に挿入される。そして、ケーブル400aの上端は、電極板400の上面400bにおいて、プローブ200aの下端と接触する電極を形成する。また、ケーブル400aの下端は、電極板400の下面400cから引き出され、コネクタ300の端子300aにはんだ付けされる。ここで、上述のケーブル400aの上端により形成される電極については、例えば、以下の先行技術文献に示すようなものがある。
特許第3018064号公報
ICチップ等の被測定対象の高集積化に伴い、被測定対象の電極のピッチは小さくなってきている。そこで、被測定対象の検査においても、プローブユニット100のプローブ200aの配列ピッチとして、より小さいものが要求されている。また、プローブ200aの配列ピッチが小さくなればなるほど、プローブ200aと接触する電極を形成するケーブル400aの径も小さくなる。また、引き出されたケーブル400aの長さは、例えば40〜50cmと長い場合、径の小さいケーブル400aが断線してしまう可能性があった。
本明細書及び図面に開示の実施形態が解決しようとする課題の一つは、断線が生じにくいプローブユニットを提供することである。
本願発明のプローブユニットは、第1の面及び第2の面を有する第1の主部と、第1のピッチで配列されるように第1の主部により保持され、一端が第1の面から突出し、他端が第2の面から突出する第1のプローブと、を有するワーク側プローブホルダと、第1の面に接する第3の面、及び第4の面を有する第2の主部と、第2の主部により保持され、一端が第3の面上において第1のピッチで第1の電極を形成して第1のプローブと接触し、他端が第4の面上において第1のピッチより広い第2のピッチで第2の電極を形成するケーブルと、を有するインターポーザと、第4の面に接する第5の面、及び第6の面を有する第3の主部と、第3の主部により保持され、一端が第5の面から突出して第2の電極と接触し、他端が第6の面から突出する第2のプローブと、を有するインターフェースプローブホルダと、第6の面に接する第7の面、及び第8の面を有する第4の主部と、第4の主部により保持され、一端が第6の面上で第3の電極を形成して第2のプローブの他端と接触し、他端が第7の面から突出するコネクタ端子と、を有する端子ブロックと、を備える。
本願発明によれば、断線が生じにくいプローブユニットを提供することができる。
第1の実施形態に係るプローブユニットの構成を示す外観図である。 第1の実施形態に係るプローブユニットの構成を示す断面図である。 第1の実施形態に係るインターポーザの上面のうち、電極が形成されている一部分を切り取って示した図である。 第1の実施形態に係るプローブユニットの底面図である。 第2の実施形態に係るプローブユニットの構成を示す外観図である。 第3の実施形態に係る電極の構成を示す図である。 従来のプローブユニットの構成を示す断面図である。
(第1の実施形態)
本実施形態に係るプローブユニットについて、図面を参照しながら説明する。図1は、第1の実施形態に係るプローブユニット10の構成を示す外観図である。図2は、第1の実施形態に係るプローブユニット10の構成を示す断面図である。
図1に示すように、第1の実施形態に係るプローブユニット10は、複数のプローブ23を有するワーク側プローブホルダ20と、インターポーザ30と、インターフェースプローブホルダ40と、複数のコネクタ端子52を有する端子ブロック50と、図示しないビス、図示しない位置決めピン等を備える。プローブユニット10は、上から、ワーク側プローブホルダ20、インターポーザ30、インターフェースプローブホルダ40、端子ブロック50の順でこれらの構成要素を積層し、ビスで固定して得られたものである。位置決めピンは、これらの構成要素を貫くように設けられ、構成要素間の位置を合わせるために用いられる。
コネクタ端子52は、例えば、図1に示すように、プリント基板60又は図示しないテスタのコネクタケーブルに接続される。コネクタ端子52がプリント基板60に接続される場合、コネクタ端子52はプリント基板60に設けられたスルーホール61に挿入され、はんだ付けされる。コネクタ端子52がコネクタケーブル70に接続される場合、コネクタ端子52はコネクタケーブル70のコネクタ71に挿入される。
このようなプローブユニット10は、上述したように、被測定対象である、例えばICチップ等の性能を検査するために用いられる。プローブユニット10が使用される場合には、ワーク側プローブホルダ20のプローブ23上に被測定対象が載置され、プローブ23と電気的に導通する端子ブロック50のコネクタ端子52が、当該被測定対象を検査する、図示しないテスタに接続される。
次に、図2を参照して、プローブユニット10についてより詳細に説明する。図2は、第1の実施形態に係るプローブユニット10の構成を示す断面図である。すなわち、図1のプローブユニット10を紙面と平行な面で切断して得られる断面図である。
(ワーク側プローブホルダ)
被測定対象が載置されるワーク側プローブホルダ20は、被測定対象に応じて設計されている。ワーク側プローブホルダ20は、絶縁性の上部プレート21と、絶縁性の下部プレート22と、上部プレート21及び下部プレート22により保持された複数のプローブ23とを備える。
まず、プローブ23から説明する。プローブ23は、m行n列に配列されている(m>1、n>1)。プローブ23の数、位置、m行n列の配列及びそのピッチは、被測定対象の電極に応じて設計される。図2は断面図であるので、図2では切断面であるm行目におけるプローブ23の列、すなわちプローブ23−m−1からプローブ23−m−nを示している。
なお、本実施形態1では、プローブ23は3行30列の配列を有するものとして説明するが、本願はこれに限定されるものではない。また、図2に示されたプローブ23−m−1からプローブ23−m−nは、列方向において第1のピッチで配列されている。第1のピッチは、例えば、0.3mmであるが、これに限定されない。
プローブ23は、例えば、一対の導電性プランジャと、一対の導電性プランジャを互いに反対の方向へ付勢する導電性スプリングと、一対の導電性プランジャそれぞれの基端部及び導電性スプリングを収納する導電性のバレルとを備える。一対の導電性プランジャの一方のプランジャと他方のプランジャは、導電性スプリング、導電性のバレルを介して電気的に導通されている。
また、一対の導電性プランジャのうちの一方のプランジャの先端部は上部プレート21の上面21aから突出する。被測定対象を取り付けた場合、当該一方のプランジャの先端部は、導電性スプリングの作用により当該被測定対象の電極と互いに接触する。一対の導電性プランジャのうちの他方のプランジャの先端部は下部プレート22の下面22aから突出する。当該他方のプランジャの先端部は、導電性スプリングの作用により後述するインターポーザ30の電極と互いに接触する。
なお、プローブ23は、請求の範囲における第1のプローブに該当する。そして、一対の導電性プランジャのうちの一方のプランジャの先端部は、請求の範囲における第1のプローブの一端に該当し、一対の導電性プランジャのうちの他方のプランジャの先端部は、請求の範囲における第1のプローブの他端に該当する。
次に、上部プレート21と、下部プレート22とについて説明する。上部プレート21及び下部プレート22はそれぞれ貫通孔を有し、プローブ23を挟み込むようにして保持する。上部プレート21の貫通孔は、上面21aに近い部分の径がそれ以外の部分の径より小径である段差構造を有する。小径部分の径は、プランジャの先端部の径より大きく、かつバレルの径より小さく形成されている。よって、プランジャの先端部は小径部を通過することができるが、バレルは通過することができない。これにより、プローブ23が上部プレート21の上面21aから抜けることを防止している。同様に、下部プレート22の貫通孔は、下面22aに近い部分の径がそれ以外の部分の径より小径である段差構造を有する。そしてその構成及び効果も、上部プレート21の貫通孔と同様である。
また、上部プレート21と下部プレート22とは、図示しないビスにより固定されている。そして、これら上部プレート21及び下部プレート22は、ワーク側プローブホルダ20の主部を構成している。この主部は、請求の範囲における第1の主部に該当する。上部プレート21の上面21a、すなわちワーク側プローブホルダ20の上面21aは、請求の範囲における第1の主部の第1の面に該当する。また、下部プレート22の下面22a、すなわちワーク側プローブホルダ20の下面22aは、請求の範囲における第1の主部の第2の面に該当する。
(インターポーザ30)
インターポーザ30は、ワーク側プローブホルダ20のプローブ23のピッチを、テスタ側の電極のピッチに変換するために用いられるものである。インターポーザ30は、絶縁性の升状部材31と、升状部材の開口部を塞ぐように設けられた絶縁性の上部プレート32と、絶縁性の物質で被覆された導電性の電線であるケーブル33とを備える。インターポーザ30の内部には、升状部材31と、升状部材の開口部を塞ぐように設けられた上部プレート32とにより、閉空間である空間部34が形成されている。上部プレート32の上面32a、すなわちインターポーザ30の上面32aは、上述のワーク側プローブホルダ20の下面22aと接する。また、升状部材31の下面31a、すなわちインターポーザ30の下面31aは、インターポーザ30の上面32aと平行な面である。
升状部材31は、底面プレート31bと、底面プレート31bの縁部に設けられた4つの側面プレート31cとを有する。図2に示すように、側面プレート31cのワーク側プローブホルダ20側の縁部は、升状部材31の開口部31dを形成している。升状部材31の底面プレート31bには、m行n列の下部貫通孔31e(31e−m−n)が設けられている。また、側面プレート31cは、側面31fを有する。
上部プレート32は、上部プレート32のうち空間部34の上方に位置する部分を上部貫通孔形成部32bとして有し、この上部貫通孔形成部32bには、m行n列の上部貫通孔32c(32c−m−n)が設けられている。
すなわち、下部貫通孔31eと上部貫通孔32cとのうち、上部貫通孔32cは、プローブ23、すなわち被測定対象に対応して設けられている。つまり、上部貫通孔32cの数、位置、m行n列の配列及びそのピッチはプローブ23に対応している。よって、図2に示すように、上部貫通孔32c−m−1から上部貫通孔32c−m−nは、列方向において第1のピッチで配列されている。
下部貫通孔31eについては、その数及びm行n列の配列についてはプローブ23、すなわち被測定対象に対応している。下部貫通孔31eの数は、上部貫通孔32cの数と同じである。しかし、下部貫通孔31eの位置及びピッチについては、プローブ23、すなわち被測定対象における位置やピッチに対応していない。図2に示すように、下部貫通孔31e−m−1から下部貫通孔31e−m−nは、列方向において第1のピッチより広い第2のピッチで配列されている。第2のピッチは、テスタ側の電極のピッチに対応するものであり、例えば1.27mmである。また、下部貫通孔31eの位置は、後述する端子ブロック50の電極の位置に対応している。
インターポーザ30は、m行n列のプローブ23に対応するm×n本のケーブル33を備える。ケーブル33は、例えば0.17mmの径を有する。これは、上部貫通孔32cの配列ピッチが、例えば0.3mmと小さいからである。一本のケーブル33、例えばケーブル33−m−1は、図2に示すように、上部貫通孔32c−m−1、空間部34、下部貫通孔31e−m−1を貫くようにインターポーザ30に挿入される。その他のケーブル33についても、同様である。そして、ケーブル33の一端は、インターポーザ30の上面32aにおいて電極を形成し、ケーブル33の他端は、インターポーザ30の下面31aにおいて電極を形成する。上面32a上に形成される電極の数、位置、m行n列の配列及びそのピッチは、上部貫通孔32cに対応している。下面31a上に形成される電極の数、位置、m行n列の配列及びそのピッチは、下部貫通孔31eに対応している。この電極について、図3を参照して説明する。
図3は、第1の実施形態に係るインターポーザ30の上面32aのうち、電極35が形成されている一部分を切り取って示した図である。図3は、切り取られた上面32aに形成された複数の上部貫通孔32cと、複数の上部貫通孔32cのそれぞれに形成された電極35とを示す。図3はまた、そのうち1つの上部貫通孔32cと電極35とを拡大して示す。ケーブル33が上部貫通孔32cに挿入された後、上部貫通孔32cとケーブル33との間の隙間Aに接着剤を充填することにより、ケーブル33が上部貫通孔32cに対して固定される。その後、上面32aを研磨して平らにする。研磨すると、上面32a上には、上面32aと同一平面まで研磨された電極35が形成される。また、上部貫通孔32c−m−1から上部貫通孔32c−m−nは、列方向において第1のピッチで配列されているので、その中に形成される電極35もまた列方向において第1のピッチで配列される。この電極35は、上述のプローブ23が備える一対の導電性プランジャのうちの他方のプランジャの先端部と、プローブ23の導電性スプリングの作用により互いに接触する。また、上面32a上に形成された電極35は、請求の範囲における第1の電極に該当する。
ここで、下面31aに形成された電極35については、上面32aに形成された電極35と同様に形成されるため、ここではその説明を省略する。そして、下部貫通孔31e−m−1から下部貫通孔31e−m−nは、列方向において第1のピッチより広い第2のピッチで配列されているので、その中に形成される電極35もまた列方向において第2のピッチで配列される。下面31aに形成された電極35は、後述するインターフェースプローブホルダ40のプローブ43の一端と接触する。また、下面31a上に形成された電極35は、請求の範囲における第2の電極に該当する。
ケーブル33は、電極35として露出する端部以外がインターポーザ30の内部、すなわち上部貫通孔32c、空間部34、及び下部貫通孔31e内に収容される。
図2に戻り、インターポーザ30の説明を続ける。升状部材31と上部プレート32とは、図示しないビスにより固定されている。そして、これら升状部材31及び上部プレート32は、インターポーザ30の主部を構成している。この主部は、請求の範囲における第2の主部に該当する。そして、上部プレート32の上面32a、すなわちインターポーザ30の上面32aは、請求の範囲における第2の主部の第3の面に該当する。また、升状部材31の底面プレート31bの下面31a、すなわちインターポーザ30の下面31aは、請求の範囲における第2の主部の第4の面に該当する。
(インターフェースプローブホルダ)
インターフェースプローブホルダ40は、上述のインターポーザ30と後述の端子ブロック50とを電気的に導通させるためのものである。インターフェースプローブホルダ40は、絶縁性の上部プレート41と、絶縁性の下部プレート42と、上部プレート41及び下部プレート42により保持された複数のプローブ43とを備える。上部プレート41の上面41a、すなわちインターフェースプローブホルダ40の上面41aは、インターポーザ30の下面31aと接する。
まず、プローブ43から説明する。図2に示すように、プローブ43は、m行n列に配列されている。プローブ43は、インターポーザ30の下部貫通孔31eに形成された電極35に対応して設けられている。つまり、プローブ43の数、位置、m行n列の配列及びそのピッチは、下部貫通孔31e及び下部貫通孔31e内に形成された電極35の数、位置、m行n列の配列及びそのピッチに対応している。図2に示すように、下部貫通孔31e−m−1から下部貫通孔31e−m−nは、列方向において第1のピッチより広い第2のピッチで配列されている。故に、プローブ43−m−1からプローブ43−m−nについても、列方向において第1のピッチより広い第2のピッチで配列されている。
プローブ43は、プローブ23と同様に、例えば、一対の導電性プランジャと、一対の導電性プランジャを互いに反対の方向へ付勢する導電性スプリングと、一対の導電性プランジャそれぞれの基端部及び導電性スプリングを収納する導電性のバレルとを備える。プローブ43とプローブ23は同じ構造を有するが、その長さは異なっていても良い。プローブ43の一対の導電性プランジャのうちの一方のプランジャの先端部は上部プレート41の上面41aから突出する。当該一方のプランジャの先端部は、導電性スプリングの作用によりインターポーザ30下面31aに形成された電極35と互いに接触する。一対の導電性プランジャのうちの他方のプランジャの先端部は下部プレート42の下面42aから突出する。当該他方のプランジャの先端部は、導電性スプリングの作用により後述する端子ブロック50の電極53と互いに接触する。プローブ43は、請求の範囲における第2のプローブに該当する。また、一対の導電性プランジャのうちの一方のプランジャの先端部は、請求の範囲における第2のプローブの一端に該当し、一対の導電性プランジャのうちの他方のプランジャの先端部は、請求の範囲における第2のプローブの他端に該当する。
次に、上部プレート41と、下部プレート42とについて説明する。上部プレート41及び下部プレート42はそれぞれ貫通孔を有し、プローブ43を挟み込むようにして保持する。そのプローブ43を挟み込むようにして保持する構造については、ワーク側プローブホルダ20の場合と同様であるので、ここではその説明を省略する。
また、上部プレート41と下部プレート42とは、図示しないビスにより固定されている。そして、これら上部プレート41及び下部プレート42は、インターフェースプローブホルダ40の主部を構成している。この主部は、請求の範囲における第3の主部に該当する。そして、上部プレート41の上面41a、すなわちインターフェースプローブホルダ40の上面41aは、請求の範囲における第3の主部の第5の面に該当する。また、下部プレート42の下面42a、すなわちインターフェースプローブホルダ40の下面42aは、請求の範囲における第3の主部の第6の面に該当する。
(端子ブロック)
端子ブロック50とは、テスタと接続される部分である。端子ブロック50は、絶縁性のプレート51と、プレート51により保持された複数の導電性のコネクタ端子52とを備える。絶縁性のプレート51の上面51a、すなわち端子ブロック50の上面51aは、上述のインターフェースプローブホルダ40の下面42aと接する。
複数のコネクタ端子52は、p行q列に配列されている。複数のコネクタ端子52の数、位置、p行q列の配列及びそのピッチは、被測定対象の電極の数、位置、m行n列の配列及びそのピッチに応じて変わるものではない。そのため、端子ブロック50は、たとえ被測定対象が変わったとしても使用し続けることができる共通部品である。
これに対して、上述したワーク側プローブホルダ20、インターポーザ30、及びインターフェースプローブホルダ40は、被測定対象ごとに設計され、製作し直す必要がある製作部品である。例えば、ワーク側プローブホルダ20が備えるプローブ23の数、位置、m行n列の配列及びそのピッチは、被測定対象の電極の数、位置、m行n列の配列及びそのピッチに応じて異なるので、被測定対象ごとに設計される。そして、ワーク側プローブホルダ20に続くインターポーザ30及びインターフェースプローブホルダ40も、ワーク側プローブホルダ20に応じて設計される。
また、製作部品のm行n列の値は、共通部品である端子ブロック50のp行q列の値に対し、m≦pかつn≦qである必要がある。例えば、端子ブロック50のコネクタ端子52が3行30列で計90極ある場合、たとえプローブ23の数が変わったとしても、プローブ23の数が最大で3行30列で計90極まで、同じ端子ブロック50を使用することができる。また、プローブ23の数が30極、コネクタ端子52が90極の場合、プローブ23の30極について、ワーク側プローブホルダ20、インターポーザ30、インターフェースプローブホルダ40、端子ブロック50という流れでデータがコネクタ端子52まで出力される。そして、コネクタ端子52の90極のうち、使用された30極を差し引いた残りの60極は、信号が来ない状態である。
図2に示すプローブユニット10の例は、m=pかつn=qとなる例である。図2に示すように、コネクタ端子52−p−1からコネクタ端子52−p−qは、列方向において第1のピッチより広い第2のピッチで配列されている。図4は、第1の実施形態に係るプローブユニット10の底面図である。図4に示す底面図ではコネクタ端子52がp=3かつq=30の例である。例えば、プローブ23が30極の場合、プローブ23は、コネクタ端子52の中央の行であるp=2のコネクタ端子52−2−1からコネクタ端子52−2−30に接続される。
図2に戻り、コネクタ端子52の説明を続ける。コネクタ端子52は棒状の金属部材であり、ケーブルではない。そして、コネクタ端子52の径は、インターポーザ30のケーブル33の径より大きい。コネクタ端子52の径は例えば0.7mmであり、ケーブル33の径は例えば0.17mmである。コネクタ端子52はケーブルではなく、その径もある程度大きいので、通常の使用の範囲において、容易に断線することはない。
また、コネクタ端子52のそれぞれは、抜け止め部52aと接続部52bとを有する。抜け止め部52aはコネクタ端子52の一端側の部分であり、接続部52bはコネクタ端子52の他端側の部分である。抜け止め部52aは、プレート51内に埋め込まれる部分であり、凹凸を備えている。これにより、コネクタ端子52がプレート51から抜けないようになっている。
また、上述のコネクタ端子52の一端、すなわち抜け止め部52a側の端部は、図2に示すように、プレート51の上面51aにおいて電極53を形成している。この電極53は、プローブ43の一対の導電性プランジャのうちの他方のプランジャの先端部と、プローブ43の導電性スプリングの作用により互いに接触する。この電極53は全てのコネクタ端子52について形成されているが、図2においては、一つのコネクタ端子52の電極についてのみ符号53を付している。電極53は、コネクタ端子52に対応して、p行q列に配列されている。電極53の数、位置、p行q列の配列及びそのピッチは、コネクタ端子52に対応している。コネクタ端子52の抜け止め部52a側の端部は、請求の範囲におけるコネクタ端子の一端に該当する。また、プレート51の上面51aにおいて形成された電極53は、請求の範囲における第3の電極に該当する。
接続部52bは、プレート51の下面51b、すなわち端子ブロック50の下面51bから突出する部分であり、テスタ側に接続される。接続部52bの径は、上述したように、インターポーザ30のケーブル33の径より大きい。なお、コネクタ端子52の接続部52b側の端部は、請求の範囲におけるコネクタ端子の他端に該当する。
プレート51は、端子ブロック50の主部を構成し、この主部は、請求の範囲における第4の主部に該当する。そして、プレート51の上面51a、すなわち端子ブロック50の上面51aは、請求の範囲における第4の主部の第7の面に該当し、プレート51の下面51b、すなわち端子ブロック50の下面51bは、請求の範囲における第4の主部の第8の面に該当する。
(動作)
以下、プローブユニット10の動作について、説明する。ワーク側プローブホルダ20のプローブ23上に、ICチップ等の被測定対象が載置されると、被測定対象の電極がプローブ23の一端に接触することにより、被測定対象の電極はプローブ23と電気的に導通される。
そして、プローブ23の他端がインターポーザ30の上面32aに形成された電極35に接触することにより、プローブ23は当該電極35と電気的に導通される。さらには、プローブ23は、当該電極35を形成するケーブル33、及びそのケーブル33によりインターポーザ30の下面31aに形成された電極35とも、電気的に導通される。
次いで、インターポーザ30の下面31aに形成された電極35がインターフェースプローブホルダ40のプローブ43の一端に接触することにより、当該電極35及び当該電極35を形成するケーブル33は、プローブ23と電気的に導通される。
そして、インターフェースプローブホルダ40のプローブ43の他端が端子ブロック50の上面51aにおいて形成された電極53と接触することにより、プローブ43は、当該電極53及び当該電極53を形成するコネクタ端子52と電気的に導通される。
次いで、端子ブロック50のコネクタ端子52は、テスタ側と電気的に導通するように接続される。以上により、被測定対象とテスタとがプローブユニット10を介して電気的に導通され、テスタを使用しての被測定対象を検査することができる。
以上説明した第1の実施形態によれば、ケーブル33は、電極35として露出する端部以外がインターポーザ30の内部、すなわち上部貫通孔32c、空間部34、及び下部貫通孔31e内に収容される。よって、ケーブル33が細いケーブルを用いて構成されていても、断線する可能性を抑えることができる。また、コネクタ端子52は棒状の金属部材であり、その径はインターポーザ30のケーブル33の径より大きいので、断線する可能性が低い。そして、端子ブロック50は共用部品であり、異なる被測定対象に対しても共通して使用することができるので、プローブユニット10の製造コストを低減することができる。
(第2の実施形態)
次に、第2の実施形態に係るプローブユニットについて、図面を参照しながら説明する。図5は、第2の実施形態に係るプローブユニット10aの構成を示す外観図である。プローブユニット10aは、ワーク側プローブホルダ20と、インターポーザ30aと、インターフェースプローブホルダ40と、端子ブロック50と、図示しないビス、位置決めピン等を備える。
図5に示すように、プローブユニット10aは、第1の実施形態に示したインターポーザ30の代わりにインターポーザ30aを備える点で、第1の実施形態のプローブユニット10と異なる。また、プローブユニット10aは、複数の端子ブロック50と複数のインターフェースプローブホルダ40とを備える点で、第1の実施形態のプローブユニット10と異なる。さらに、プローブユニット10aは、側面に端子ブロック50とインターフェースプローブホルダ40とを備える点で、第1の実施形態のプローブユニット10と異なる。インターポーザ30と同様の構成要素には同一の符号を付し、その詳細な説明は省略する。
升状部材31の側面プレート31cは、図2に示すように側面31fを有している。図5においては、側面プレート31cの図示を省略し、側面31fを示している。図5に示された側面31f、すなわちインターポーザ30aの2つの側面31fは、インターポーザ30aの上面32aに垂直な面である。2つの側面31fは、例えば、上面32aの端部のうち、上部貫通孔32cの配列の列方向における端部に接する面である。また、上面32aに垂直な面とは、2つの側面31fのうちの1つまたは両方を含むものとする。2枚の側面プレート31cのそれぞれは、列方向において第2のピッチで配列された図示しない側部貫通孔を有する。そして、2つの側面31fにおいて、ケーブル33の端部を用いて電極35を形成する。インターポーザ30aは、上面32aにおいて形成された電極35と下面31aにおいて形成された電極35とに加えて、2つの側面31fにおいて形成された電極35を有する。
上面32aにおいて形成された電極35は、下面31aにおいて形成された電極35と側面31fにおいて形成された電極35と、既存のワイヤリング技術を用いて接続されている。より詳細には、一端が上面32aにおいて形成された電極35を形成するケーブル33は、既存のワイヤリング技術を用いて、例えば三分岐される。そして、三分岐されたケーブル33の端部は、下面31aと、図5の右側の側面31fと、図5の左側の側面31fとにおいて電極を形成する。つまり、被測定対象の一つの電極に対して複数に分岐して、例えば、三分岐して出力できる。このように上方からのケーブル33を、下方向だけではなく横方向へも分岐できるのは、ケーブルなので柔らかく、自由が利くからである。
そして、電極35が形成された下面31a、2つの側面31fのそれぞれに対し、インターフェースプローブホルダ40及び端子ブロック50を設ける。
ここで、一端が上面32a上の電極35を形成するケーブル33は、既存のワイヤリング技術を用いて二分岐されても良い。その場合、インターポーザ30aは、下部貫通孔31e、図5の右側の側面プレート31cの側部貫通孔、及び図5の左側の側面プレート31cの側部貫通孔のうちの2つの貫通孔を有する構成でも良い。そして、二分岐されたケーブル33の端部は、下面31a、図5の右側の側面31f、図5の左側の側面31fのうちのいずれか2つの面において電極35を形成しても良い。そして、下面31a、図5の右側の側面31f、図5の左側の側面31fのうちの2つの面それぞれに対し、インターフェースプローブホルダ40及び端子ブロック50を設けられる。
又は、一端が上面32aにおいて形成された電極35を形成するケーブル33は、分岐されることなく、他端が図5の右側の側面31f又は図5の左側の側面31fにおいて電極を形成しても良い。そして、図5の右側の側面31f及び図5の左側の側面31fのうち電極35が形成された面に対し、インターフェースプローブホルダ40及び端子ブロック50を設ける。
端子ブロック50をどこに設けるのか、端子ブロック50を複数設けるのか否かは、プローブユニット10aの使い方に応じて選択できる。
以上説明した第2の実施形態によれば、ケーブル33は、電極35として露出する端部以外がインターポーザ30aの内部、すなわち上部貫通孔32c、空間部34、下部貫通孔31e、及び側部貫通孔内に収容される。よって、ケーブル33が細いケーブルを用いて構成されていても、断線する可能性を抑えることができる。また、コネクタ端子52は棒状の金属部材であり、その径はインターポーザ30aのケーブル33の径より大きいので、断線する可能性が低い。そして、端子ブロック50は共用部品であり、異なる被測定対象に対しても共通して使用することができるので、プローブユニット10aの製造コストを低減することができる。
また、プローブユニット10aの使い方に応じて端子ブロック50の数及び向きを変えることができる。これにより、例えば、下向きの端子ブロック50ではテスタ側に差しにくい場合には、横からの端子ブロック50を使用することができるので、差しやすい。また、例えば、プローブユニット10aに複数の端子ブロック50を設けた場合、状況に応じて複数の端子ブロック50のどちらかを使うことができる。このように、プローブユニット10aの使い勝手が良くなる。
(第3の実施形態)
次に、第3の実施形態に係るプローブユニット30、30aについて、図面を参照しながら説明する。図6は、第3の実施形態に係る電極36の構成を示す図である。図6に示すように、第3の実施形態に係るプローブユニット30、30aは、ケーブル33の代わりに角材であるケーブル33aを備える点で、第1の実施形態及び実施形態と異なる。インターポーザ30又はインターポーザ30aと同様の構成要素には同一の符号を付し、その詳細な説明は省略する。
図6は、インターポーザ30の上面32aに形成された上部貫通孔32c、ケーブル33a、及び電極36を示す。なお、電極36の形成方法のうち、電極35の形成方法と共通する部分については、説明を省略する。また、ケーブル33aは、その断面が4角形であること以外は、ケーブル33と同じである。ケーブル33aの断面が4角形なので、電極36の形状も4角形状となる。なお、参照のため、断面が円形であるケーブル33の電極35の形状を一点鎖線で図6に示してある。
なお、図6では、4角形の電極36の中心及び円形の電極35の中心を上部貫通孔32cの中心32dと一致させ、4角形の電極36の一辺の長さを円形の電極35の直径dと一致させた例について記載しているが、これに限定されない。
電極36は、4つの角36aを有する四角形である。また、電極36は、図6に示す角部36bを有する。この角部36bとは、電極36の領域のうち、図6に一点鎖線で示す円形の電極35の範囲を超える部分である。電極36の対向する角36aを結ぶ対角線の長さは、円形の電極35の直径dより大きくなるので、このような角部36bが形成される。電極36の領域は、4つの角部36bの領域分、円形の電極35の領域より広くなっている。
このような電極36が形成される上部貫通孔32cの縁部には、4つの位置決め部37が設けられている。位置決め部37は、上部貫通孔32cに挿入されたケーブル33aの稜線の少なくとも一部を保持して、電極36の対角線を上部貫通孔32cの配列方向へ揃えるためのものである。位置決め部37は、上部貫通孔32cの配列方向に沿って設けられる。ここで、上部貫通孔32cの配列方向に沿って設けられるとは、上部貫通孔32cの行方向の配列方向及び列方向の配列方向の少なくとも一方に沿って設けられることであり、その少なくとも一方の方向において、一つ又は2つの位置決め部37が設けられるということである。また、上部貫通孔32cの配列方向とは、上部貫通孔32cの配列方向であって、上部貫通孔32cの中心32dを通る方向であっても良い。図6に示す例では、位置決め部37は、上部貫通孔32cの中心32dを通る行方向および列方向に沿って、それぞれ2つずつ設けられている。また、ケーブル33aの稜線を保持するとは、ケーブル33aの稜線の少なくとも一部を位置決め部37に引っかけて保持することである。
上述の位置決め部37を有する上部貫通孔32cをどのように形成するのか、以下に説明する。まず、上部プレート32の上部貫通孔形成部32bに、4つの位置決め部37に相当する貫通孔を形成する。そして、それら4つの位置決め部37の中央に、上部貫通孔32cを形成する。この時、上部貫通孔32cは位置決め部37の一部と重なるように形成されるので、図6に示すような形状となる。
上述のような位置決め部37にケーブル33aの稜線の少なくとも一部が進入して引っかかることにより、ケーブル33a及び電極36が上部貫通孔32c内で回転することを防止し、電極36の対角線を上部貫通孔32cの配列方向へ揃えることができる。ここで、上部貫通孔32cは、請求の範囲における第1の貫通孔に該当する。位置決め部37は、請求の範囲における第2の貫通孔に該当する。
ここで、電極36の中心又は上部貫通孔32cの中心32dには、ワーク側プローブホルダ20のプローブ23が備える一対の導電性プランジャのうちの他方のプランジャの先端部が接触するように設計されている。しかし、何らかの理由によりプローブ23と電極36との位置関係がずれてしまった場合であっても、四角形の電極36の領域は円形の電極36の領域より広いので、それだけマージンが広がり、プローブ23と電極36との接触を維持できる。
例えば、図6において、プローブ23との位置関係がd/2ずれてしまった場合でも、四角形の電極36は、プローブ23と電極36との接触を維持できる。例えば、プローブ23の配列のピッチが0.3mmである場合、ケーブルの径は、例えば0.17mmと細い線材しか使えない。そこで、インターポーザにおいて0.3mmピッチからテスタ側の大きいピッチに落とし込むときに、細い線材で如何にクリアランスを取れるかということは、重要である。
また、同様に、升状部材31の底面プレート31bの下面31aにも、四角形の電極36が設けられる。また、底面プレート31bに設けられる下部貫通孔31eの縁部には、上部貫通孔32cと同様に位置決め部37が設けられていても良い。下面31aに設けられる上面32aに設けられる電極36の説明は、上面32aに設けられる電極36の説明と重複する部分が多いので、ここではその説明を省略する。
以上説明した第3の実施形態によれば、ケーブル33aは、電極36として露出する端部以外がインターポーザ30、30aの内部、すなわち上部貫通孔32c、空間部34、及び下部貫通孔31e、側部貫通孔内に収容される。よって、ケーブル33aが細いケーブルを用いて構成されていても、断線する可能性を抑えることができる。また、コネクタ端子52は棒状の金属部材であり、その径はインターポーザ30、30aのケーブル33の径より大きいので、断線する可能性が低い。そして、端子ブロック50は共用部品であり、異なる被測定対象に対しても共通して使用することができるので、プローブユニット10、10aの製造コストを低減することができる。
また、何らかの理由によりプローブ23と電極36との位置関係がずれてしまった場合であっても、四角形の電極36の領域は円形の電極36の領域より広いので、それだけマージンが広がる。これにより、プローブ23と電極36との接触を維持できる。
また、ワーク側プローブホルダ20のプローブ23は、通常、固定されている。しかし、四角形の電極36を採用することにより、プローブ23を固定から移動できるようになる。例えば、上部貫通孔32cが列方向において0.3mmピッチで配列され、ケーブル33aの縦横の寸法が0.17mmである場合を考える。この場合において、複数のプローブ23のうちの一本のプローブ23が列方向に移動され、隣接する他のプローブ23との間のピッチが0.35へと広がった場合であっても、上述の電極36は、マージンが大きい対角線の方向がプローブ23の配列の列方向に沿っているので、列方向に移動されたプローブ23と接触することができる。このように、角材のケーブル33aを用いて電極36を形成することにより、1つのインターポーザでプローブ23の複数のピッチに対応できる。
(その他の変形例)
ここで、プローブは上述のプローブ23及びプローブ43ではなく、同軸四端子コンタクトプローブであっても良い。また、ケーブルは上述のケーブル33、33aではなく同軸ケーブルであっても良い。同軸四端子プローブとは、円筒状の筒に、インナーコンタクトと外部コンタクトとの2本のコンタクトを、絶縁体を介して収納するもので、インナーコンタクトは同軸ケーブルの中心に接触させ、外部コンタクトは同軸ケーブルの外部胴体に接触させて使用する。
いくつかの実施形態を説明したが、これらの実施形態は、例として提示したものであり、発明の範囲を限定することを意図していない。これらの実施形態は、その他の様々な形態で実施されることが可能であり、発明の要旨を逸脱しない範囲で、種々の省略、置き換え、変更、実施形態同志の組み合わせを行うことができる。これら実施形態やその変形は、発明の範囲や要旨に含まれると同様に、特許請求の範囲に記載された発明とその均等の範囲に含まれるものである。
また、プローブユニットの各部についても、上述の実施形態に限定されない。プローブユニットの各部は、同じ機能を有するものであれば、上述の実施形態以外の構造を採用しても良い。
10、10a プローブユニット
20 ワーク側プローブホルダ
21 上部プレート
21a 上面
22 下部プレート
22a 下面
23 プローブ
30、30a インターポーザ
31 升状部材
31a 下面
31b 底面プレート
31c 側面プレート
31d 開口部
31e 下部貫通孔
31f 側面
32 上部プレート
32a 上面
32b 上部貫通孔形成部
32c 上部貫通孔
32d 中心
33、33a ケーブル
34 空間部
35、36 電極
36a 角
36b 角部
37 位置決め部
40 インターフェースプローブホルダ
41 上部プレート
41a 上面
42 下部プレート
42a 下面
43 プローブ
50 端子ブロック
51 プレート
51a 上面
51b 下面
52 コネクタ端子
52a 抜け止め部
52b 接続部
60 プリント基板
61 スルーホール
70 コネクタケーブル
71 コネクタ
100 プローブユニット
200 プローブホルダ
200a プローブ
300 コネクタ
300a 端子
400 電極板
400a ケーブル
400b 上面
400c 下面

Claims (6)

  1. 第1の面及び第2の面を有する第1の主部と、第1のピッチで配列されるように前記第1の主部により保持され、一端が前記第1の面から突出し、他端が前記第2の面から突出する第1のプローブと、を有するワーク側プローブホルダと、
    前記第1の面に接する第3の面、及び第4の面を有する第2の主部と、前記第2の主部により保持され、一端が前記第3の面上において前記第1のピッチで第1の電極を形成して前記第1のプローブと接触し、他端が前記第4の面上において前記第1のピッチより広い第2のピッチで第2の電極を形成するケーブルと、を有するインターポーザと、
    前記第4の面に接する第5の面、及び第6の面を有する第3の主部と、前記第3の主部により保持され、一端が前記第5の面から突出して前記第2の電極と接触し、他端が前記第6の面から突出する第2のプローブと、を有するインターフェースプローブホルダと、
    前記第6の面に接する第7の面、及び第8の面を有する第4の主部と、前記第4の主部により保持され、一端が前記第6の面上で第3の電極を形成して前記第2のプローブの他端と接触し、他端が前記第7の面から突出するコネクタ端子と、を有する端子ブロックと、
    を備えたプローブユニット。
  2. 前記コネクタ端子の径は、前記ケーブルの径より大きいことを特徴とする請求項1に記載のプローブユニット。
  3. 前記インターポーザの前記第1の電極の数、前記インターポーザの前記第2の電極の数、及び前記インターフェースプローブホルダの前記第2のプローブの数は、前記プローブホルダの前記第1のプローブの数と同じであり、前記端子ブロックの前記コネクタ端子の数は、前記プローブホルダの前記コネクタ端子の数と同じ或いは多いことを特徴とする請求項1又請求項2に記載のプローブユニット。
  4. 前記第4の面は、前記第3の面と平行な面及び前記第3の面に垂直な面のうち少なくとも一方を含むことを特徴とする請求項1から3のいずれか一項に記載のプローブユニット。
  5. 前記ケーブルは角材であり、前記第1の電極及び前記第2の電極は四角形状に形成されていることを特徴とする請求項1から4のいずれか一項に記載のプローブユニット。
  6. 前記インターポーザの前記第2の主部は、底面プレート及び側面プレートを有する升状部材と、前記升状部材の開口部を塞ぐように設けられた上部プレートとを有し、
    前記上部プレートには前記第1のピッチで配列された第1の貫通孔が設けられ、前記ケーブルの前記一端は前記第1の貫通孔に挿入され、
    前記底面プレートには前記第2のピッチで配列された第2の貫通孔が設けられ、前記ケーブルの前記他端は前記第2の貫通孔に挿入され、
    前記第1の貫通孔は、前記第1の貫通孔の配列方向に沿って前記第1の貫通孔の縁部に設けられる位置決め部を有することを特徴とする請求項5に記載のプローブユニット。
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