JP2021188541A - NOx浄化装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】NOxを効率よく還元するNOx浄化装置を提供する。【解決手段】NOx浄化装置200は、排気管140に設けられるNOx吸蔵還元触媒220と、所定の条件を満たすと、NOx吸蔵還元触媒220に導かれる排気ガスの空燃比をリッチとするリッチパージモードに設定して、所定の開始空燃比から所定の終了空燃比まで空燃比を増加させる空燃比制御部250と、を備える。【選択図】図1

Description

本発明は、エンジンから排気された排気ガスに含まれるNOxを浄化するNOx浄化装置に関する。
排気ガスからNOx(窒素酸化物)を除去するNOx吸蔵還元触媒を備えるNOx浄化装置が設けられた車両が開発されている。NOx吸蔵還元触媒は、エンジンにおいてリーン燃焼させている間にNOxを吸蔵することで排気ガスからNOxを除去する。そして、所定のタイミングでリッチ燃焼を行うことで、NOx吸蔵還元触媒に吸蔵されたNOxを脱離させるとともにNOx吸蔵還元触媒においてNOxを還元する。
NOx浄化装置として、リッチ燃焼の際に、空燃比を所定の固定値にして、リッチ燃焼させる時間を調整することで、NOx吸蔵還元触媒に供給される還元剤の量を調整する技術が開示されている(例えば、特許文献1)。
特開2008−248860号公報
上記NOx吸蔵還元触媒におけるNOxの吸蔵密度(単位体積あたりの吸蔵量)は、排気ガスの流れ方向の上流側において高くなり、下流側において低くなる。このため、上記特許文献1のように、空燃比を固定値にする、つまり、一定の濃度で還元剤が供給されると、NOx吸蔵還元触媒の上流側において還元剤が足りなくなったり、下流側において還元剤が余剰したりするという問題がある。そうすると、NOxが還元されなかったり、還元剤が余ったりしてしまう。
本発明は、このような課題に鑑み、NOxを効率よく還元することが可能なNOx浄化装置を提供することを目的とする。
上記課題を解決するために、本発明のNOx浄化装置は、排気管に設けられるNOx吸蔵還元触媒と、所定の条件を満たすと、NOx吸蔵還元触媒に導かれる排気ガスの空燃比をリッチとするリッチパージモードに設定して、所定の開始空燃比から所定の終了空燃比まで空燃比を増加させる空燃比制御部と、を備える。
また、空燃比制御部は、空燃比をリーンとするリーン燃焼モードにおいてNOx吸蔵還元触媒に導かれた排気ガス中のNOxの濃度と、リッチパージモードの設定時における排気ガスの流量とに基づいて、開始空燃比を決定してもよい。
また、空燃比制御部は、リッチパージモードにおける、NOx吸蔵還元触媒の温度と、排気ガスの流量とに基づいて、終了空燃比を決定してもよい。
また、空燃比制御部は、空燃比をリーンとするリーン燃焼モードにおいてNOx吸蔵還元触媒に吸蔵されたNOxの吸蔵量と、リッチパージモードにおける排気ガスの流量とに基づいて、開始空燃比から終了空燃比へ空燃比を増加させる時間を決定してもよい。
また、空燃比制御部は、空燃比をリーンとするリーン燃焼モードにおいてNOx吸蔵還元触媒におけるNOxの吸蔵量が所定の吸蔵閾値に到達すると、リッチパージモードに設定してもよい。
本発明によれば、NOxを効率よく還元することが可能となる。
実施形態にかかるエンジンシステムの構成を示す概略図である。 リーン燃焼モードでエンジンを運転した場合のNOx吸蔵還元触媒におけるNOxの吸蔵分布を説明する図である。 実施形態にかかるNOx浄化方法の処理の流れを示すフローチャートである。 空気過剰率の推移を説明する図である。 吸蔵量演算工程および吸蔵量判定工程の具体的な処理を説明するブロック図である。 リッチパージモード設定工程の具体的な処理を説明するブロック図である。 投入量演算工程の具体的な処理を説明するブロック図である。
以下に添付図面を参照しながら、本発明の好適な実施形態について詳細に説明する。かかる実施形態に示す寸法、材料、その他具体的な数値等は、発明の理解を容易とするための例示にすぎず、特に断る場合を除き、本発明を限定するものではない。なお、本明細書および図面において、実質的に同一の機能、構成を有する要素については、同一の符号を付することにより重複説明を省略し、また本発明に直接関係のない要素は図示を省略する。
図1は、本実施形態にかかるエンジンシステム100の構成を示す概略図である。なお、図1中、破線の矢印は、信号の流れを示す。エンジンシステム100は、車両10に搭載される。図1に示すように、エンジンシステム100には、中央処理装置(CPU)、プログラム等が格納されたROM、ワークエリアとしてのRAM等を含むマイクロコンピュータでなるECU(Engine Control Unit)110が設けられ、ECU110によりエンジン120全体が統括制御される。ただし、以下では、本実施形態に関係する構成や処理について詳細に説明し、本実施形態と無関係の構成や処理については説明を省略する。
エンジン120は、ガソリンエンジンまたはディーゼルエンジンである。エンジン120の吸気ポートには、吸気マニホールドが連通され、吸気マニホールドの集合部には、吸気管130が連通される。また、エンジン120の排気ポートには排気マニホールドが連通され、排気マニホールドの集合部には、排気管140が連通される。
そして、エンジンシステム100には、エンジン120から排気される排気ガスを浄化するNOx浄化装置200が設けられる。以下、NOx浄化装置200の具体的な構成について詳述する。
[NOx浄化装置200]
NOx浄化装置200は、三元触媒210と、NOx吸蔵還元触媒220と、吸入空気量センサ230と、空燃比センサ232と、温度センサ234と、NOxセンサ236とを含む。また、ECU110は、NOx浄化装置200を構成する空燃比制御部250としても機能する。
三元触媒(TWC:Three-Way Catalyst)210は、排気管140に設けられる。三元触媒210は、例えば、プラチナ(Pt)、パラジウム(Pd)、ロジウム(Rh)、OSC材(例えば、セリア)を含む。三元触媒210は、エンジン120から排出された排気ガスに含まれる炭化水素(HC)、一酸化炭素(CO)、NOx(窒素酸化物)を浄化(酸化還元)する。
NOx吸蔵還元触媒(LNT:Lean NOx Trap)220は、排気管140における三元触媒210の下流側に設けられる。換言すれば、NOx吸蔵還元触媒220は、排気管140における三元触媒210とマフラ150との間に設けられる。NOx吸蔵還元触媒220は、例えば、バリウム(Ba)、カリウム(K)を含む。NOx吸蔵還元触媒220は、エンジン120がリーン燃焼を行っている場合に、NOxを吸蔵する。また、NOx吸蔵還元触媒220は、エンジン120がリッチ燃焼を行っている場合に、吸蔵したNOxを浄化(還元)する。
三元触媒210およびNOx吸蔵還元触媒220によって浄化された排気ガスは、マフラ150を通じて排気される。
吸入空気量センサ230は、吸気管130における不図示のスロットルバルブの上流側に設けられる。吸入空気量センサ230は、エンジン120に流入する吸入空気量を測定する。
空燃比センサ232、温度センサ234、および、NOxセンサ236は、排気管140における三元触媒210とNOx吸蔵還元触媒220との間に設けられる。空燃比センサ232は、NOx吸蔵還元触媒220に導かれる排気ガスの空燃比(ここでは、空気過剰率λ)を測定する。空燃比センサ232は、例えば、酸素センサである。
温度センサ234は、NOx吸蔵還元触媒220に導かれる排気ガスの温度を測定する。温度センサ234によって測定された温度は、NOx吸蔵還元触媒220の温度とみなすことができる。
NOxセンサ236は、NOx吸蔵還元触媒220に導かれる排気ガスのNOxの濃度(以下、「NOx濃度」と称する場合がある)を測定する。
空燃比制御部250は、エンジン120における燃料の噴射量を調整して排気ガスの空燃比を制御する。空燃比制御部250は、リーン燃焼モード、または、リッチ燃焼モードに運転モードを設定する。なお、リーン燃焼モードは、空燃比をストイキよりリーンとする運転モードである。リッチ燃焼モードは、空燃比をストイキよりリッチとする運転モードである。本実施形態において、空燃比制御部250は、排気ガスの空気過剰率λを制御する。
図2は、リーン燃焼モードでエンジン120を運転した場合のNOx吸蔵還元触媒220におけるNOxの吸蔵分布を説明する図である。図2(a)〜図2(c)中、白抜き矢印は、排気ガスの流れを示す。また、図2(a)〜図2(c)中、ハッチングは、NOx吸蔵還元触媒220におけるNOxの吸蔵分布のイメージを示し、クロスハッチングは、供給される還元剤のイメージを示す。
排気ガスに含まれるNOxは、NOx吸蔵還元触媒220に接触することによって、NOx吸蔵還元触媒220に吸蔵される。このため、NOxは、NOx吸蔵還元触媒220において、排気ガスの流れ方向の上流側から下流側に向かって徐々に吸蔵される。したがって、図2(a)に示すように、NOx吸蔵還元触媒220の上流側においてNOxの吸蔵密度Dが高くなり、下流側において吸蔵密度Dが低くなる。なお、吸蔵密度Dは、NOx吸蔵還元触媒220の単位体積あたりのNOxの吸蔵量である。
また、排気ガス中のNOx濃度が高いほど、NOx吸蔵還元触媒220の上流側の吸蔵密度Dが高くなる。換言すれば、排気ガス中のNOx濃度が低いほど、NOx吸蔵還元触媒220の上流側の吸蔵密度Dが低くなる。
さらに、NOx吸蔵還元触媒220は、触媒ごとに決定されている最適温度との温度差が大きくなるほど、NOx吸蔵還元触媒220全体に吸蔵されるNOxの吸蔵量が小さくなる。
また、NOx吸蔵還元触媒220に導かれる排気ガスの流量が大きい(流速が大きい)と、NOx吸蔵還元触媒220の吸蔵範囲Lは大きくなり、流量が小さい(流速が小さい)と、NOx吸蔵還元触媒220の吸蔵範囲Lは小さくなる。
そして、リーン燃焼モードにおいてNOx吸蔵還元触媒220に吸蔵されたNOxを還元するために、リッチ燃焼モードに切り換えられると、NOx吸蔵還元触媒220においてNOxが脱離し始めるとともに、NOx吸蔵還元触媒220においてNOxが還元される。なお、NOx吸蔵還元触媒220において、まず、NOxが脱離し、その後、NOxが還元される。
上記のように、NOx吸蔵還元触媒220におけるNOxの吸蔵密度Dは、上流側において高く、下流側において低い。このため、リッチ燃焼モードにおいて、NOx吸蔵還元触媒220の上流側はNOxの脱離量が多くなり、NOxの還元に必要な還元剤(CO、HC)の量が多くなる。一方、NOx吸蔵還元触媒220の下流側はNOxの脱離量が少ないため、NOxの還元に必要な還元剤の量は少ない。
しかし、従来、リッチ燃焼モードにおいて、空気過剰率λを固定値、つまり、NOx吸蔵還元触媒220に導かれる還元剤の流量を一定量にしていた。例えば、NOx吸蔵還元触媒220全体のNOxの吸蔵量に基づいて、空気過剰率λを決定すると、図2(b)に示すように、NOx吸蔵還元触媒220の上流側において、還元剤が不足し、NOx吸蔵還元触媒220から脱離したものの還元しきれないNOxが生じるという問題がある。また、NOx吸蔵還元触媒220の上流側の吸蔵密度Dに基づいて、空気過剰率λを決定すると、図2(c)に示すように、NOx吸蔵還元触媒220の下流側において還元剤が余ってしまうという問題が生じる。
そこで、本実施形態において、空燃比制御部250は、リッチ燃焼モードにおいて、NOx吸蔵還元触媒220におけるNOxの吸蔵分布に基づいて空気過剰率λを変化させる。以下、本実施形態の空燃比制御部250によるNOx浄化方法について説明する。
[NOx浄化方法]
図3は、本実施形態にかかるNOx浄化方法の処理の流れを示すフローチャートである。図4は、空気過剰率λの推移を説明する図である。図4中、縦軸は空気過剰率λを示し、横軸は時間を示す。
図3に示すように、NOx浄化方法は、リーン燃焼モード設定工程S110と、吸蔵量演算工程S120と、吸蔵量判定工程S130と、中立化モード設定工程S140と、中立化判定工程S150と、リッチパージモード設定工程S160と、投入量演算工程S170と、投入量判定工程S180とを含む。以下、各工程について詳述する。
[リーン燃焼モード設定工程S110]
空燃比制御部250は、エンジン負荷に基づき、運転モードをリーン燃焼モードに設定する。本実施形態において、空燃比制御部250は、エンジン負荷に基づき、エンジン120における燃料の噴射量を調整して、排気ガスの空気過剰率λを、1を上回る値(λ>1)に設定する(図4参照)。
[吸蔵量演算工程S120]
リーン燃焼モードにおいて、空燃比制御部250は、NOx吸蔵還元触媒220に吸蔵されたNOxの吸蔵量を演算する。図5は、吸蔵量演算工程S120および吸蔵量判定工程S130の具体的な処理を説明するブロック図である。
空燃比制御部250は、図5に示すように、NOxセンサ236の測定値(NOx吸蔵還元触媒220に導かれるNOx濃度)と、吸入空気量センサ230の測定値(NOx吸蔵還元触媒220に導かれる排気ガスの流量[g/s])と、を所定間隔(例えば、5ミリ秒)ごとに取得し、これらに基づき、NOxの吸蔵量を演算する。そして、空燃比制御部250は、所定間隔ごとに演算したNOxの吸蔵量を積算する。
また、空燃比制御部250は、吸入空気量センサ230の測定値を所定間隔ごとに取得し、NOx吸蔵還元触媒220に導かれる排気ガスの流量の平均値を演算する。さらに、空燃比制御部250は、温度センサ234の測定値を取得し、取得した温度センサ234の測定値に、NOx吸蔵還元触媒220内における反応温度を加算して、NOx吸蔵還元触媒220の温度を演算する。なお、反応温度は、不図示のメモリに保持された反応温度マップを参照して導出する。反応温度マップは、反応温度とエンジン120の運転状態とが関連付けられたマップである。そして、空燃比制御部250は、温度センサ234の測定値を所定間隔ごとに取得し、NOx吸蔵還元触媒220の温度の平均値を演算する。
そして、空燃比制御部250は、排気ガスの流量の平均値およびNOx吸蔵還元触媒220の温度の平均値に基づき、吸蔵閾値を演算する。
[吸蔵量判定工程S130]
空燃比制御部250は、吸蔵量の積算値が吸蔵閾値以上になったか否かを判定する。その結果、吸蔵量の積算値が吸蔵閾値以上になるまで(S130におけるNO)、空燃比制御部250は、吸蔵量演算工程S120をくり返す。
一方、吸蔵量の積算値が吸蔵閾値以上になったら(S130におけるYES)、空燃比制御部250は、中立化モード設定工程S140に処理を移す。
[中立化モード設定工程S140]
空燃比制御部250は、運転モードを中立化モード(リッチ燃焼モード)に設定し、三元触媒210を中立化する(図4参照)。中立化モードは、空気過剰率λを所定の値λtwcとする運転モードである。λtwcは、1未満の値であり、三元触媒210の仕様によって決定される。
中立化モード設定工程S140を実行することで、三元触媒210に含まれるOSC材の酸素吸蔵量を低減させることができる。これにより、後述するリッチパージモードにおいて還元剤が三元触媒210において消費されてしまう事態を回避することが可能となる。
[中立化判定工程S150]
空燃比制御部250は、空燃比センサ232の測定値に基づき、三元触媒210の中立化が完了したか否かを判定する。その結果、三元触媒210の中立化が完了するまで(S150におけるNO)、中立化モードを維持し、三元触媒210の中立化が完了したら(S150におけるYES)、リッチパージモード設定工程S160に処理を移す。
[リッチパージモード設定工程S160]
空燃比制御部250は、運転モードをリッチパージモード(リッチ燃焼モード)に設定し、所定の開始空燃比λstから所定の終了空燃比λedまで空燃比(空気過剰率λ)を漸増させる(図4参照)。
図6は、リッチパージモード設定工程S160の具体的な処理を説明するブロック図である。空燃比制御部250は、図6に示すように、リーン燃焼モード中に、NOx吸蔵還元触媒220に導かれた排気ガス中のNOx濃度の平均値と、三元触媒210の中立化が完了した際(リッチパージモードの設定時)における排気ガスの流量とに基づき、開始空燃比λstを演算する。なお、開始空燃比λstは、1未満の値となる。
また、空燃比制御部250は、温度センサ234の測定値(NOx吸蔵還元触媒220の温度)と、吸入空気量センサ230の測定値(排気ガスの流量)とを所定間隔ごとに取得し、これらに基づき、終了空燃比λedを演算する。なお、終了空燃比λedは、開始空燃比λstより大きい、1未満の値となる。また、空燃比制御部250は、終了空燃比λedを所定間隔ごとに演算する。
また、空燃比制御部250は、吸入空気量センサ230の測定値(排気ガスの流量)を所定間隔ごとに取得し、取得した排気ガスの流量と、吸蔵量演算工程S120で演算したNOx吸蔵還元触媒220におけるNOxの吸蔵量の積算値とに基づき、開始空燃比λstから終了空燃比λedへ空燃比を漸増させる漸増時間Tgを演算する。なお、吸蔵量の積算値は、吸蔵量判定工程S130において、吸蔵量の積算値が吸蔵閾値となった際の積算値である。また、空燃比制御部250は、漸増時間Tgを所定間隔ごとに演算する。
そして、空燃比制御部250は、下記式(1)に基づき、所定間隔ごとに目標空燃比λtgを演算し、NOx吸蔵還元触媒220に導かれる排気ガスの空燃比が目標空燃比λtgとなるように、エンジン120における燃料の噴射量を調整する。
目標空燃比λtg = {(終了空燃比λed−開始空燃比λst)/漸増時間Tg} ×継続時間Tk + 開始空燃比λst …式(1)
上記継続時間Tkは、リッチパージモードに設定してから現在までのリッチパージを継続している時間である。
[投入量演算工程S170]
空燃比制御部250は、NOx吸蔵還元触媒220への還元剤の投入量を演算する。図7は、投入量演算工程S170の具体的な処理を説明するブロック図である。
空燃比制御部250は、図7に示すように、リッチパージモード設定工程S160で算出された目標空燃比λtgと、吸入空気量センサ230の測定値(排気ガスの流量)とを所定間隔ごとに取得し、これらに基づき、NOx吸蔵還元触媒220への還元剤の投入量を演算する。そして、空燃比制御部250は、所定間隔ごとに演算した還元剤の投入量を積算する。
また、空燃比制御部250は、温度センサ234の測定値(NOx吸蔵還元触媒220の温度)を所定間隔(例えば、50ミリ秒)ごとに取得し、取得したNOx吸蔵還元触媒220の温度の平均値を演算する。そして、空燃比制御部250は、NOx吸蔵還元触媒220の温度の平均値と、吸蔵量判定工程S130において吸蔵量の積算値が吸蔵閾値となった際の吸蔵量の積算値とに基づいて、NOx吸蔵還元触媒220に吸蔵されたNOxを還元するために必要な還元剤の必要量を演算する。
[投入量判定工程S180]
空燃比制御部250は、還元剤の投入量の積算値が必要量以上になったか否かを判定する。その結果、投入量の積算値が必要量以上になるまで(S180におけるNO)、空燃比制御部250は、投入量演算工程S170をくり返す。
一方、投入量の積算値が必要量以上になったら(S180におけるYES)、空燃比制御部250は、当該NOx浄化方法を終了する。
以上説明したように、本実施形態にかかるNOx浄化装置200は、リッチパージモードにおいて、開始空燃比λstから終了空燃比λedまで空燃比を漸増させる。これにより、NOx浄化装置200は、NOx吸蔵還元触媒220の上流側、つまり、NOxの吸蔵密度Dが高い箇所に還元剤を多く供給できる。また、NOx吸蔵還元触媒220は、NOx吸蔵還元触媒220の下流側、つまり、NOxの吸蔵密度Dが低い箇所に適量の還元剤を供給することができ、余剰の還元剤を低減することが可能となる。
したがって、NOx浄化装置200は、一定量の空燃比でリッチパージを行う従来技術と比較して、還元剤が足りなくなったり、還元剤が余剰したりする事態を回避することが可能となる。これにより、NOx浄化装置200は、NOxを確実に還元しつつ、余剰する還元剤を削減することができる。
また、上記したように、空燃比制御部250は、リーン燃焼モードにおいてNOx吸蔵還元触媒220に導かれた排気ガス中のNOx濃度の平均値と、リッチパージモードの設定時における排気ガスの流量とに基づいて、開始空燃比λstを決定する。これにより、空燃比制御部250は、NOx吸蔵還元触媒220の上流側に吸蔵されたNOxを確実に還元することが可能となる。
また、上記したように、空燃比制御部250は、リッチパージモードにおける、NOx吸蔵還元触媒220の温度と、排気ガスの流量とに基づいて、終了空燃比λedを決定する。これにより、空燃比制御部250は、NOx吸蔵還元触媒220の下流側における還元剤の余剰分を削減することが可能となる。
また、上記したように、空燃比制御部250は、リーン燃焼モードにおいてNOx吸蔵還元触媒220に吸蔵されたNOxの吸蔵量と、リッチパージモードにおける排気ガスの流量とに基づいて、漸増時間Tgを決定する。これにより、空燃比制御部250は、リーン燃焼モードの運転に応じた吸蔵分布に応じて、還元剤を供給することができる。したがって、空燃比制御部250は、NOx吸蔵還元触媒220に吸蔵されたNOxを確実に還元しつつ、余剰する還元剤を削減することが可能となる。
以上、添付図面を参照しながら本発明の好適な実施形態について説明したが、本発明はかかる実施形態に限定されないことは言うまでもない。当業者であれば、特許請求の範囲に記載された範疇において、各種の変更例または修正例に想到し得ることは明らかであり、それらについても当然に本発明の技術的範囲に属するものと了解される。
例えば、上記実施形態では、空燃比制御部250が、リッチパージモードにおいて、開始空燃比λstから終了空燃比λedまで空燃比を漸増させる場合を例に挙げた。しかし、空燃比制御部250は、リッチパージモードにおいて、開始空燃比λstから終了空燃比λedまで空燃比を増加させればよい。例えば、空燃比制御部250は、リッチパージモードにおいて、開始空燃比λstから終了空燃比λedまで空燃比を段階的に増加させてもよい。
また、上記実施形態において、空燃比制御部250が、リーン燃焼モードにおいてNOx吸蔵還元触媒220に導かれた排気ガス中のNOxの濃度の平均値に基づいて、開始空燃比λstを決定する場合を例に挙げた。しかし、開始空燃比λstは、リーン燃焼モードにおいてNOx吸蔵還元触媒220に導かれた排気ガス中のNOxの濃度に基づいて決定されてもよい。例えば、開始空燃比λstは、リーン燃焼モードにおいてNOx吸蔵還元触媒220に導かれた排気ガス中のNOxの濃度の最大値に基づいて決定されてもよい。
また、上記実施形態において、空燃比制御部250が、リッチパージモードの設定時における排気ガスの流量に基づいて、開始空燃比λstを決定する場合を例に挙げた。しかし、開始空燃比λstは、リーン燃焼モード中の排気ガスの流量の平均値に基づいて、開始空燃比λstを決定してもよい。また、開始空燃比λstは、NOx吸蔵還元触媒220の仕様に基づいて予め決定されていてもよい。
また、上記実施形態において、空燃比制御部250が、リーン燃焼モードにおいてNOx吸蔵還元触媒220に導かれた排気ガス中のNOxの濃度の平均値と、リッチパージモードの設定時における排気ガスの流量とを入力値として、開始空燃比λstを演算する場合を例に挙げた。しかし、NOx浄化装置200は、NOxの濃度と、排気ガスの流量と、開始空燃比λstとが関連付けられた開始空燃比マップを保持しておき、空燃比制御部250は、リーン燃焼モードにおいてNOx吸蔵還元触媒220に導かれた排気ガス中のNOxの濃度の平均値と、リッチパージモードの設定時における排気ガスの流量とに基づき、開始空燃比マップを参照して開始空燃比λstを決定してもよい。
また、上記実施形態において、空燃比制御部250が、リッチパージモードにおける、NOx吸蔵還元触媒220の温度と、排気ガスの流量とを入力値として、終了空燃比λedを演算する場合を例に挙げた。しかし、NOx浄化装置200は、NOx吸蔵還元触媒220の温度と、排気ガスの流量と、終了空燃比λedとが関連付けられた終了空燃比マップを保持しておき、空燃比制御部250は、NOx吸蔵還元触媒220の温度と、排気ガスの流量とに基づき、終了空燃比マップを参照して終了空燃比λedを決定してもよい。
また、上記実施形態において、NOx吸蔵還元触媒220の温度と、排気ガスの流量とに応じて、終了空燃比λedが変動する場合を例に挙げた。しかし、終了空燃比λedは、リッチパージモードにおける、NOx吸蔵還元触媒220の温度と、排気ガスの流量とに基づいて決定されれば、固定値であってもよい。また、終了空燃比λedは、NOx吸蔵還元触媒220の仕様に基づいて予め決定されていてもよい。
また、上記実施形態において、空燃比制御部250が、リーン燃焼モードにおいてNOx吸蔵還元触媒220に吸蔵されたNOxの吸蔵量と、リッチパージモードにおける排気ガスの流量とを入力値として、漸増時間Tgを演算する場合を例に挙げた。しかし、NOx浄化装置200は、NOxの吸蔵量と、排気ガスの流量と、漸増時間Tgとが関連付けられた空燃比増加時間マップを保持しておき、空燃比制御部250は、NOxの吸蔵量と、排気ガスの流量とに基づき、空燃比増加時間マップを参照して漸増時間Tgを決定してもよい。
また、上記実施形態において、リッチパージモードにおける排気ガスの流量に応じて、漸増時間Tgが変動する場合を例に挙げた。しかし、漸増時間Tgは、リーン燃焼モードにおいてNOx吸蔵還元触媒220に吸蔵されたNOxの吸蔵量と、リッチパージモードにおける排気ガスの流量とに基づいて決定されれば、固定値であってもよい。
また、上記実施形態において、空燃比制御部250が、リーン燃焼モードにおいて、NOx吸蔵還元触媒220におけるNOxの吸蔵量が吸蔵閾値に到達すると、リッチパージモードに設定する場合(吸蔵量判定工程S130)を例に挙げた。しかし、空燃比制御部250は、リーン燃焼モードにおいて所定の条件が満たされると、リッチパージモードに切り換えてもよい。例えば、空燃比制御部250は、リーン燃焼モードに設定してから所定時間経過後にリッチパージモードに切り換えてもよい。
また、上記実施形態において、NOx浄化装置200が三元触媒210を備える構成を例に挙げた。しかし、NOx浄化装置200は、少なくともNOx吸蔵還元触媒220を備えていればよく、三元触媒210を備えずともよい。
また、上記実施形態において、空燃比制御部250が、リーン燃焼モードの後であって、リッチパージモードの設定前に、中立化モードに設定する場合を例に挙げた。しかし、空燃比制御部250は、中立化モードへの設定を行わず、リーン燃焼モードからリッチパージモードに直接切り換えてもよい。
また、上記実施形態において、三元触媒210を中立化するための空気過剰率λtwcと開始空燃比λstとが異なる場合を例に挙げた。しかし、空気過剰率λtwcと開始空燃比λstとは実質的に等しくてもよい。
また、上記実施形態において、空燃比制御部250が、リーン燃焼モード、または、リッチ燃焼モードに運転モードを設定する場合を例に挙げた。しかし、空燃比制御部250は、リーン燃焼モード、リッチ燃焼モード、および、ストイキ燃焼モードのうちいずれか1に運転モードを設定してもよい。なお、ストイキ燃焼モードは、空燃比をストイキとする運転モードである。例えば、空燃比制御部250は、リッチ燃焼モードからストイキ燃焼モードに運転モードを切り換えてもよい。
また、上記実施形態において、空燃比制御部250が、NOx吸蔵還元触媒220に導かれる排気ガスの空燃比として、実測値(空燃比センサ232の測定値)を用いる場合を例に挙げた。しかし、空燃比制御部250は、燃料噴射量および吸入空気量センサ230の測定値に基づき、NOx吸蔵還元触媒220に導かれる排気ガスの空燃比を推定してもよい。
また、上記実施形態において、空燃比制御部250が、NOx吸蔵還元触媒220の温度として、実測値(温度センサ234の測定値)を用いる場合を例に挙げた。しかし、空燃比制御部250は、エンジン120の回転数、吸入空気量センサ230の測定値、空気過剰率、および、点火時期に基づき、NOx吸蔵還元触媒220の温度を推定してもよい。
また、上記実施形態において、空燃比制御部250が、NOx吸蔵還元触媒220に導かれる排気ガスのNOx濃度として、実測値(NOxセンサ236の測定値)を用いる場合を例に挙げた。しかし、空燃比制御部250は、エンジン120の回転数、吸入空気量センサ230の測定値、空気過剰率、および、点火時期に基づき、NOx吸蔵還元触媒220に導かれる排気ガスのNOx濃度を推定してもよい。
また、上記実施形態において、空燃比制御部250が、エンジン120における燃料の噴射量を調整してNOx吸蔵還元触媒220に導かれる排気ガスの空燃比を制御する場合を例に挙げた。しかし、エンジン120とNOx吸蔵還元触媒220との間に、還元剤(例えば、燃料)を供給する還元剤供給部をさらに備え、空燃比制御部250は、還元剤供給部を制御して、NOx吸蔵還元触媒220に導かれる排気ガスの空燃比を制御してもよい。
本発明は、エンジンから排気された排気ガスに含まれるNOxを浄化するNOx浄化装置に利用することができる。
140 排気管
200 NOx浄化装置
210 三元触媒
220 NOx吸蔵還元触媒
250 空燃比制御部

Claims (5)

  1. 排気管に設けられるNOx吸蔵還元触媒と、
    所定の条件を満たすと、前記NOx吸蔵還元触媒に導かれる排気ガスの空燃比をリッチとするリッチパージモードに設定して、所定の開始空燃比から所定の終了空燃比まで前記空燃比を増加させる空燃比制御部と、
    を備えるNOx浄化装置。
  2. 前記空燃比制御部は、前記空燃比をリーンとするリーン燃焼モードにおいて前記NOx吸蔵還元触媒に導かれた排気ガス中のNOxの濃度と、前記リッチパージモードの設定時における前記排気ガスの流量とに基づいて、前記開始空燃比を決定する請求項1に記載のNOx浄化装置。
  3. 前記空燃比制御部は、前記リッチパージモードにおける、前記NOx吸蔵還元触媒の温度と、前記排気ガスの流量とに基づいて、前記終了空燃比を決定する請求項1または2に記載のNOx浄化装置。
  4. 前記空燃比制御部は、前記空燃比をリーンとするリーン燃焼モードにおいて前記NOx吸蔵還元触媒に吸蔵されたNOxの吸蔵量と、前記リッチパージモードにおける前記排気ガスの流量とに基づいて、前記開始空燃比から前記終了空燃比へ前記空燃比を増加させる時間を決定する請求項1から3のいずれか1に記載のNOx浄化装置。
  5. 前記空燃比制御部は、前記空燃比をリーンとするリーン燃焼モードにおいて前記NOx吸蔵還元触媒におけるNOxの吸蔵量が所定の吸蔵閾値に到達すると、前記リッチパージモードに設定する請求項1から4のいずれか1項に記載のNOx浄化装置。
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