JP2021188416A - 自動ドア装置、音声案内装置、案内システム、及び案内方法 - Google Patents

自動ドア装置、音声案内装置、案内システム、及び案内方法 Download PDF

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Abstract

【課題】多言語による案内の利便性が高い自動ドア装置、音声案内装置、案内システム、及び案内方法を提供する。【解決手段】自動ドア装置は、複数の言語から特定の言語を選択するために必要な操作を案内する操作案内メッセージを前記自動ドアが設けられた個室の利用者に対して音声で出力するスピーカーと、特定の言語と利用者の操作とが予め対応付けられた対応情報を記憶する記憶部と、利用者の操作を検出する開閉ボタンと、開閉ボタンの検出結果と対応情報とに基づいて特定の言語で案内メッセージをスピーカーから出力させる音声制御部とを備える。【選択図】図4

Description

本発明は、自動ドア装置、音声案内装置、案内システム、及び案内方法に関する。
特許文献1に記載の自動ドア装置では、スピーカーから押しボタンスイッチの操作方法や自動ドアの施錠状態などを複数の言語で案内を行うことで、多言語に対応している。
特開2016−84616号公報
ところで、上記特許文献1に記載の自動ドア装置では、1つのスピーカーから4言語(日、英、中、韓)で順番に案内を行う。このため、利用者によっては、母国語を聞きとるまでに時間がかかる場合があり、次の操作を行うまでに時間を要する。そこで、利便性の高い多言語による案内が求められている。なお、自動ドア装置に限らず、その他の機器においても同様に利便性の高い多言語による案内が求められている。
本発明は、こうした実情に鑑みてなされたものであり、その目的は、多言語による案内の利便性が高い自動ドア装置、音声案内装置、案内システム、及び案内方法を提供することにある。
上記課題を解決する自動ドア装置は、複数の言語から特定の言語を選択するために必要な操作を案内する操作案内メッセージを自動ドアが設けられた個室の利用者に対して音声で出力するスピーカーと、前記特定の言語と前記利用者の操作とが予め対応付けられた対応情報を記憶する記憶部と、前記利用者の操作を検出する検出部と、前記検出部の検出結果と前記対応情報とに基づいて前記特定の言語で案内メッセージを前記スピーカーから出力させる音声制御部とを備える。
上記構成によれば、検出部が検出した利用者の操作と対応する特定の言語で案内メッセージをスピーカーから出力する。このため、複数の言語で順番に案内する必要がなく、多言語による案内の利便性が高い。
上記自動ドア装置について、前記対応情報は、前記複数の言語それぞれに異なる操作が対応付けられていることが好ましい。
上記自動ドア装置について、前記検出部は、前記利用者の操作箇所を検出することが好ましい。
上記自動ドア装置について、前記検出部は、前記利用者の操作回数を検出することが好ましい。
上記自動ドア装置について、前記音声制御部は、前記対応情報に基づいて前記特定の言語で前記案内メッセージを前記スピーカーから出力させた後に前記案内メッセージと異なる操作又は前記案内メッセージの操作がない場合には、前記操作案内メッセージを前記スピーカーから再度出力させて、前記検出部の検出結果と前記対応情報とに基づいて前記特定の言語で前記案内メッセージを前記スピーカーから出力させることが好ましい。
上記自動ドア装置について、前記スピーカーは、前記個室の内側と外側とに設置され、前記音声制御部は、前記自動ドアの制御情報を取得し、前記自動ドアが開状態であるときに前記内側のスピーカーと前記外側のスピーカーとから前記操作案内メッセージを前記スピーカーから出力させることが好ましい。
上記自動ドア装置について、利用者の前記自動ドアへの接近を検知する接近検知部を備え、前記音声制御部は、前記接近検知部が検知状態となったときに前記操作案内メッセージを前記スピーカーから出力させることが好ましい。
上記自動ドア装置について、前記検出部は、前記個室の内側と外側とに設けられ、前記音声制御部は、前記自動ドアの制御情報を取得し、前記自動ドアが全閉状態のときに、前記個室の内側で前記検出部が所定の操作を検出した場合に特定の言語の選択を解除することが好ましい。
上記自動ドア装置について、前記検出部は、前記自動ドアの開閉スイッチであることが好ましい。
上記課題を解決する自動ドア装置は、複数の言語から特定の言語を選択するために必要な操作を案内する操作案内メッセージを自動ドアが設けられた個室の利用者に対して音声で出力するスピーカーと、前記複数の言語それぞれに異なる操作が予め対応付けられた対応情報を記憶する記憶部と、前記利用者の操作を検出する検出部と、前記検出部の検出結果と前記対応情報に基づいて前記特定の言語で案内メッセージを前記スピーカーから出力させる音声制御部と、利用者の前記自動ドアへの接近を検知する接近検知部とを備え、前記音声制御部は、前記接近検知部が検知状態となったときに前記操作案内メッセージを前記スピーカーから出力させ、前記対応情報に基づいて前記特定の言語で前記案内メッセージを前記スピーカーから出力させた後に前記案内メッセージと異なる操作又は前記案内メッセージの操作がない場合には、前記操作案内メッセージを前記スピーカーから再度出力させて、前記検出部の検出結果と前記対応情報とに基づいて前記特定の言語で前記案内メッセージを前記スピーカーから出力させ、前記自動ドアの制御情報を取得し、前記自動ドアが全閉状態のときに、前記個室の内側で前記検出部が所定の操作を検出した場合に特定の言語の選択を解除する。
上記構成によれば、検出部が検出した利用者の操作と対である言語で案内メッセージを報知する。このため、複数の言語で順番に案内する必要がなく、利用者の操作と対である言語による案内メッセージに対してすぐに操作を行うことができる。よって、多言語による案内の利便性が高い。
上記課題を解決する音声案内装置は、複数の言語から特定の言語を選択するために必要な操作を案内する操作案内メッセージと、前記特定の言語と前記操作とが予め対応付けられた対応情報とを記憶する記憶部と、スピーカーから前記操作案内メッセージを出力した後に利用者の操作を検出する検出部の検出結果と前記対応情報とに基づいて前記特定の言語で案内メッセージを前記スピーカーから出力させる音声制御部とを備える。
上記構成によれば、検出部が検出した利用者の操作と対応する特定の言語で案内メッセージをスピーカーから出力する。このため、複数の言語で順番に案内する必要がなく、案内の利便性が高い。
上記課題を解決する案内システムは、複数の言語から特定の言語を選択するために必要な操作を案内する操作案内メッセージを機器の利用者に対して音声で出力するスピーカーと、前記特定の言語と前記利用者の操作とが予め対応付けられた対応情報を記憶する記憶部と、前記利用者の操作を検出する検出部と、前記検出部の検出結果と前記対応情報とに基づいて前記特定の言語で案内メッセージを前記スピーカーから出力させる音声制御部とを備える。
上記構成によれば、検出部が検出した利用者の操作と対応する特定の言語で案内メッセージをスピーカーから出力する。このため、複数の言語で順番に案内する必要がなく、多言語による案内の利便性が高い。
上記課題を解決する案内方法は、複数の言語から特定の言語を選択するために必要な操作を案内する操作案内メッセージをスピーカーから出力させる操作出力処理と、利用者の操作を検出する検出処理と、前記特定の言語と前記操作とが予め対応付けられた対応情報と前記検出処理の検出結果とに基づいて前記特定の言語で案内メッセージを前記スピーカーから出力させる案内出力処理とを備える。
上記方法によれば、検出処理にて検出した利用者の操作と対応する特定の言語で案内メッセージをスピーカーから出力する。このため、複数の言語で順番に案内する必要がなく、多言語による案内の利便性が高い。
本発明によれば、利便性の高い多言語による案内を行うことができる。
第1実施形態の自動ドア装置が設置された多機能トイレの構成を示す平面図。 同実施形態の自動ドア装置の操作部の構成を示す正面図。 同実施形態の自動ドア装置の電気的構成を示すブロック図。 同実施形態の自動ドア装置の動作を示すフローチャート。 同実施形態の自動ドア装置の動作を示すフローチャート。 第2実施形態の自動ドア装置の動作を示すフローチャート。
(第1実施形態)
以下、図1〜図5を参照して、自動ドア装置、音声案内装置、案内システム、及び案内方法の第1実施形態について説明する。なお、自動ドア装置は、多機能トイレに設置されている。
図1に示すように、多機能トイレ1は、出入口2を一つ備える個室であって、体が不自由な人や子供連れの人が使い易いように広い空間に便器3が設置されている。出入口2には、出入口2を開閉するドア4を駆動制御する自動ドア装置5が設置されている。ドア4は引戸である。多機能トイレ1の天井には、蛍光灯6が設置されている。蛍光灯6は、利用者が個室内に入ると点灯する。多機能トイレ1の外側の壁には、ドア4の開閉を操作する外側操作部30が設置されている。また多機能トイレ1の内側の壁には、同じくドア4の開閉を操作する内側操作部40が設置されている。出入口2の無目には、出入口2の外側に立ち止まる人を検知する保護センサ12が設置されている。出入口2の内側の壁には、出入口2の内側に立ち止まる人を検知する補助センサ13が設置されている。天井には、個室内の利用者を検知する在室センサ15が設置されている。なお、保護センサ12が接近検知部として機能する。
図2に示すように、外側操作部30及び内側操作部40は、同じ構成であって、上側にドア4の開操作を行う外側開ボタン31(内側開ボタン41)と、下側にドア4の閉操作を行う外側閉ボタン32(内側閉ボタン42)とを備えている。外側開ボタン31、内側開ボタン41、外側閉ボタン32、及び内側閉ボタン42は、点灯や点滅を行う。また、外側開ボタン31(内側開ボタン41)と外側閉ボタン32(内側閉ボタン42)との間には外側スピーカー33(内側スピーカー43)が設けられている。外側開ボタン31(内側開ボタン41)は、黒色のボタンである。外側閉ボタン32(内側閉ボタン42)は、白色のボタンである。なお、外側開ボタン31、外側閉ボタン32、内側開ボタン41、内側閉ボタン42がドア4の開閉スイッチである。
次に、図3を参照して、自動ドア装置5の電気的な構成について説明する。
自動ドア装置5は、ドア4を駆動するドアエンジン11と、補助センサ13と、電気錠14と、これらの機器が接続されるドアコントローラ10と、保護センサ12と、在室センサ15とを備えている。自動ドア装置5は、外側操作部30及び内側操作部40が接続される操作部コントローラ20を備えている。ドアコントローラ10、操作部コントローラ20、保護センサ12、及び在室センサ15は、CAN50に接続されている。補助センサ13は、検知するとドアコントローラ10に検知信号を送信する。保護センサ12及び在室センサ15は、検知するとCAN50を介して検知信号をドアコントローラ10及び操作部コントローラ20に送信する。ドアコントローラ10は、保護センサ12、補助センサ13、及び在室センサ15の検知結果に従ってドアエンジン11を駆動制御する。なお、ドアコントローラ10は、ドア制御部に相当する。
操作部コントローラ20は、音声制御部21と、案内メッセージの音声データを記憶する記憶部22とを備えている。記憶部22には、日本語、英語、中国語、韓国語の4か国語で各状況に合わせた操作案内や注意喚起の案内メッセージの音声データが記憶されている。また、記憶部22には、複数の言語から特定の言語を選択するために必要な操作を案内する操作案内メッセージの音声データが記憶されている。記憶部22には、特定の言語と利用者の操作とが予め対応付けられた対応情報が記憶されている。対応情報は、複数の言語それぞれに異なる操作が対応付けられている。
外側開ボタン31は、操作されると外側開操作信号を操作部コントローラ20に送信する。外側閉ボタン32は、操作されると外側閉操作信号を操作部コントローラ20に送信する。内側開ボタン41は、操作されると内側開操作信号を操作部コントローラ20に送信する。内側閉ボタン42は、操作されると内側閉操作信号を操作部コントローラ20に送信する。操作部コントローラ20は、外側開ボタン31、外側閉ボタン32、内側開ボタン41、内側閉ボタン42の操作信号をCAN50に送信する。音声制御部21は、記憶部22から案内メッセージの音声データを選択して外側スピーカー33及び内側スピーカー43から出力させる。なお、外側開ボタン31、外側閉ボタン32、内側開ボタン41、内側閉ボタン42が検出部として機能する。
音声制御部21は、利用者が出入口2に近づくと保護センサ12で検知する。音声制御部21は、保護センサ12で検知すると、利用者の使用言語を選択するために必要な操作を案内する操作案内メッセージを外側スピーカー33及び内側スピーカー43から出力させる。操作案内メッセージは、複数の言語毎にその言語に対応する操作箇所、すなわち異なるボタンを押すことを促す内容である。外側開ボタン31、外側閉ボタン32、内側開ボタン41、内側閉ボタン42が4か国語にそれぞれ割り当てられている。そして、音声制御部21は、検出した操作と対応情報とに基づいて操作に対応する言語を案内メッセージの言語として選択する。音声制御部21は、選択された特定の言語で電気錠14の施錠・解錠状態、自動ドア装置5の動作状況、次に操作するボタンの案内を行う。
音声制御部21は、特定の言語で案内メッセージを外側スピーカー33及び内側スピーカー43から出力させた後に案内メッセージと異なる操作又は案内メッセージの操作がない場合には、操作案内メッセージを外側スピーカー33及び内側スピーカー43から再度出力させる。そして、音声制御部21は、検出部の検出結果と対応情報とに基づいて特定の言語で案内メッセージを外側スピーカー33及び内側スピーカー43から出力させる。また、音声制御部21は、ドア4が全閉状態のときに、個室の内側で内側開ボタン41が押されたことを検出した場合に特定の言語の選択を解除する。
次に、図4及び図5を併せ参照して、上記自動ドア装置5の処理手順について説明する。
図4に示すように、自動ドア装置5は、多機能トイレ1が使用されていないときにはドア4を全開状態で待機している。ドア4を全開状態とすることで、外側スピーカー33及び内側スピーカー43から同時に案内される音声が利用者に聞こえる状態としている。
音声制御部21は、保護センサ12が利用者を検知すると、外側スピーカー33及び内側スピーカー43から4か国語で同時に案内を行う(ステップS11)。すなわち、音声制御部21は、外側スピーカー33及び内側スピーカー43から操作案内メッセージを出力する(操作出力処理)。操作案内メッセージは、4か国語に対応するボタンを押すことを促す内容である。音声制御部21は、外側スピーカー33から日本語で「黒いボタンを押してください。」、英語で「白いボタンを押してください。」を同時に案内し、内側スピーカー43からは、中国語で「黒いボタンを押してください。」、韓国語で「白いボタンを押してください。」を同時に案内する。
利用者は、外側スピーカー33及び内側スピーカー43から出力される音声を自らが聞き取り、利用者の使用言語に対応するボタンを操作する。利用者の使用言語が日本語であれば、黒色の外側開ボタン31を押し、利用者の使用言語が英語であれば、白色の外側閉ボタン32を押す。外側開ボタン31及び外側閉ボタン32は、ボタンが押されると利用者の操作を検出して、操作部コントローラ20に操作信号を送信する(検出処理)。また、利用者の使用言語が中国語であれば、黒色の内側開ボタン41を押し、利用者の使用言語が韓国語であれば、白色の内側閉ボタン42を押す。内側開ボタン41及び内側閉ボタン42は、ボタンが押されると利用者の操作を検出して、操作部コントローラ20に操作信号を送信する(検出処理)。
音声制御部21は、外側開ボタン31又は外側閉ボタン32の操作があったか否かを判断する(ステップS12)。すなわち、音声制御部21は、外側開ボタン31又は外側閉ボタン32から送信された操作信号によって操作の有無を判断する。
そして、音声制御部21は、外側開ボタン31又は外側閉ボタン32の操作がないと判断すると(ステップS12:NO)、内側開ボタン41又は内側閉ボタン42の操作があったか否かを判断する(ステップS22)。すなわち、音声制御部21は、内側開ボタン41又は内側閉ボタン42から送信された操作信号によって操作の有無を判断する。
音声制御部21は、内側開ボタン41又は内側閉ボタン42の操作がないと判断すると(ステップS22:NO)、ステップS11に移行して、外側スピーカー33及び内側スピーカー43から4か国語で同時に案内を再度行う(操作出力処理)。
一方、音声制御部21は、内側開ボタン41又は内側閉ボタン42の操作があると判断すると(ステップS22:YES)、操作されたボタンの言語に決定する(ステップS23)。すなわち、音声制御部21は、黒色の内側開ボタン41が押されたときには中国語を案内メッセージの言語に決定し、白色の内側閉ボタン42が押されたときには韓国語を案内メッセージの言語に決定する。
音声制御部21は、決定した言語で内側開ボタン41の操作を内側スピーカー43から案内する(ステップS24)。すなわち、音声制御部21は、決定した言語が正しいか否かを確認するために決定した言語で利用者に操作を案内する(案内出力処理)。
利用者は、案内が使用言語であれば聞きとることができるので、案内に従い内側開ボタン41を操作する。一方、利用者は、案内が使用言語でなければ聞きとることができないので、案内の内側開ボタン41を操作しないもしくは異なるボタンを操作する。
音声制御部21は、内側開ボタン41の操作があったか否かを判断する(ステップS25)。そして、音声制御部21は、内側開ボタン41の操作がないと判断すると(ステップS25:NO)、ステップS11に移行して、外側スピーカー33及び内側スピーカー43から4か国語で同時に案内を再度行う(操作出力処理)。
音声制御部21は、内側開ボタン41の操作があると判断すると(ステップS25:YES)、決定した言語で案内を行う(ステップS26)。すなわち、音声制御部21は、決定した言語が正しいと確認することができたので、決定した言語で以降の案内を行う(案内出力処理)。
一方、音声制御部21は、外側開ボタン31又は外側閉ボタン32の操作があると判断すると(ステップS12:YES)、操作されたボタンの言語に決定する(ステップS13)。すなわち、音声制御部21は、黒色の外側開ボタン31が押されたときには日本語を案内メッセージの言語に決定し、白色の外側閉ボタン32が押されたときには英語を案内メッセージの言語に決定する。
音声制御部21は、決定した言語で外側開ボタン31の操作を外側スピーカー33から案内する(ステップS14)。すなわち、音声制御部21は、決定した言語が正しいか否かを確認するために決定した言語で利用者に操作を案内する(案内制御処理)。
利用者は、案内が使用言語であれば聞きとることができるので、案内に従い外側開ボタン31を操作する。一方、利用者は、案内が使用言語でなければ聞きとることができないので、案内の外側開ボタン31を操作しないもしくは異なるボタンを操作する。
音声制御部21は、外側開ボタン31の操作があったか否かを判断する(ステップS15)。そして、音声制御部21は、外側開ボタン31の操作がないと判断すると(ステップS15:NO)、ステップS11に移行して、外側スピーカー33及び内側スピーカー43から4か国語で同時に案内を再度行う(操作出力処理)。
音声制御部21は、外側開ボタン31の操作があると判断すると(ステップS15:YES)、決定した言語で案内を行う(ステップS16)。すなわち、音声制御部21は、決定した言語が正しいと確認することができたので、決定した言語で以降の案内を行う(案内出力処理)。
音声制御部21は、決定された言語で電気錠14の施錠・解錠状態、自動ドア装置5のドア4の開閉動作、次に操作するボタンの案内を行う。すなわち、音声制御部21は、内側閉ボタン42の操作を案内する。続いて、音声制御部21は、内側閉ボタン42が押されるとドア4が閉動作することを案内する。続いて、音声制御部21は、ドア4が全閉すると施錠し、施錠したことを案内する。
図5に示すように、音声制御部21は、ドア4が全閉状態であるときに、内側開ボタン41が操作されたか否かを判断する(ステップS31)。そして、音声制御部21は、内側開ボタン41が操作されていないと判断した場合には(ステップS31:NO)、内側開ボタン41の操作があるまでステップS31で待機する。
一方、音声制御部21は、内側開ボタン41が操作されたと判断した場合には(ステップS31:YES)、個室内で利用者を検知するか否かを判断する(ステップS32)。すなわち、音声制御部21は、利用者が個室内から出たことを確認するために在室センサ15が検知していないかを確認する。そして、音声制御部21は、個室内で利用者を検知すると判断した場合には(ステップS32:YES)、検知しなくなるまでステップS32で待機する。
一方、音声制御部21は、個室内で利用者を検知していないと判断した場合には(ステップS32:NO)、言語の選択を解除する(ステップS33)。すなわち、音声制御部21は、個室内から出るときにドア4を開く操作を行うと以降の案内は不要となるので、案内を行う言語の選択を解除する(解除処理)。
上記のように、自動ドア装置5は、まず利用者の使用言語を選択するために4か国語で開閉ボタンの操作を案内するので、言語選択のための新たな操作部が不要である。また、自動ドア装置5は、予め選択した言語で案内するため、複数の言語で毎回順に案内する必要がなく、利便性が高い。
次に、第1実施形態の効果について説明する。
(1)利用者の操作と対応する特定の言語で案内メッセージを外側スピーカー33及び内側スピーカー43から出力する。このため、複数の言語で順番に案内する必要がなく、多言語による案内の利便性が高い。
(2)異なる操作に異なる言語を割り当てるので、いずれの操作を行ったかで利用者が選択した言語を特定することが容易である。多数の言語から選択させたいときに操作の種類を増やすことで、選択する言語の数を増やすことができる。
(3)異なる操作箇所に異なる言語を割り当てるので、いずれの箇所を操作したかで利用者がどの言語を聞き取ったかを判断することが容易である。
(4)案内メッセージの操作と異なる又は案内メッセージの操作がない場合には利用者が選択したい特定の言語で案内メッセージが出力されていない可能性が高いので、特定の言語の選択を促す操作案内メッセージを再度出力することで、利用者が選択したい特定の言語で案内メッセージを出力することができる。
(5)ドア4が全開状態であるときに、個室の内側スピーカー43と外側スピーカー33とから操作案内メッセージを利用者に対して音声で出力することで、1つのスピーカーから多数の言語で案内するよりも聞き取ることが容易である。
(6)利用者がドア4に近づいたときに操作案内メッセージを出力するため、利用者がいないにもかかわらず操作案内メッセージを出力することがなくドア4の周辺がうるさくならない。
(7)利用者が個室内から出るときにドア4を開くために内側開ボタン41の操作を行うことで案内メッセージの特定の言語の選択を解除することができ、次の利用者のための案内に備えることができる。
(8)既設の開閉ボタンが利用者の操作を検出するので、利用者の操作を検出するための特別な構成や言語選択のための特別なボタンを別途設けることなく実施することができる。
(第2実施形態)
以下、図6を参照して、自動ドア装置、音声案内装置、案内システム、及び案内方法の第2実施形態について説明する。この実施形態の自動ドア装置は、言語を選択するための操作が上記第1実施形態と異なっている。以下、第1実施形態との相違点を中心に説明する。
操作案内メッセージは、複数の言語毎にその言語に対応するボタンの操作回数を押すことを促す内容である。そして、音声制御部21は、検出した操作と対応情報とに基づいて操作に対応する言語を案内メッセージの言語として選択する。音声制御部21は、選択された特定の言語で電気錠14の施錠・解錠状態、自動ドア装置5の動作状況、次に操作するボタンの案内を行う。
次に、図6を併せ参照して、上記自動ドア装置5の処理手順について説明する。
図6に示すように、自動ドア装置5は、多機能トイレ1が使用されていないときにはドア4を全開状態で待機している。ドア4を全開状態とすることで、外側スピーカー33及び内側スピーカー43から同時に案内される音声が利用者に聞こえる状態としている。
音声制御部21は、外側スピーカー33及び内側スピーカー43から4か国語で同時に案内を行う(ステップS11)。すなわち、音声制御部21は、外側スピーカー33及び内側スピーカー43から操作案内メッセージを出力する(操作出力処理)。操作案内メッセージは、4か国語に対応するボタンの操作回数を押すことを促す内容である。音声制御部21は、外側スピーカー33から日本語で「光っているボタンを1回だけ押してください。」、英語で「光っているボタンを2回押してください。」を同時に案内し、内側スピーカー43からは、中国語で「光っているボタンを1回だけ押してください。」、韓国語で「光っているボタンを2回押してください。」を同時に案内する。
利用者は、外側スピーカー33及び内側スピーカー43から出力される音声を自らが聞き取り、利用者の使用言語に対応するボタンの操作回数を操作する。利用者の使用言語が日本語であれば、光っている外側開ボタン31を1回だけ押し、利用者の使用言語が英語であれば、光っている外側開ボタン31を2回押す。外側開ボタン31は、ボタンが押されると利用者の操作を検出して、操作部コントローラ20に操作信号を送信する(検出処理)。また、利用者の使用言語が中国語であれば、光っている内側開ボタン41を1回だけ押し、利用者の使用言語が韓国語であれば、光っている内側開ボタン41を2回押す。内側開ボタン41は、ボタンが押されると利用者の操作を検出して、操作部コントローラ20に操作信号を送信する(検出処理)。
音声制御部21は、外側開ボタン31の操作があったか否かを判断する(ステップS12)。すなわち、音声制御部21は、外側開ボタン31から送信された操作信号によって操作の有無を判断する。
そして、音声制御部21は、外側開ボタン31の操作がないと判断すると(ステップS12:NO)、内側開ボタン41の操作があったか否かを判断する(ステップS22)。すなわち、音声制御部21は、内側開ボタン41から送信された操作信号によって操作の有無を判断する。
音声制御部21は、内側開ボタン41の操作がないと判断すると(ステップS22:NO)、ステップS11に移行して、外側スピーカー33及び内側スピーカー43から4か国語で同時に案内を再度行う(操作出力処理)。
一方、音声制御部21は、内側開ボタン41の操作があると判断すると(ステップS22:YES)、操作されたボタンの回数の言語に決定する(ステップS53)。すなわち、音声制御部21は、光っている内側開ボタン41が1回だけ押されたときには中国語を案内メッセージの言語に決定し、光っている内側開ボタン41が2回押されたときには韓国語を案内メッセージの言語に決定する。
以降は、第1実施形態と同様に、音声制御部21は、決定した言語で内側開ボタン41の操作を内側スピーカー43から案内し(ステップS24)、内側開ボタン41の操作があると判断すると(ステップS25:YES)、決定した言語で案内を行う(ステップS26)。すなわち、音声制御部21は、決定した言語で以降の案内を行う(案内出力処理)。
一方、音声制御部21は、外側開ボタン31の操作があると判断すると(ステップS12:YES)、操作されたボタンの回数の言語に決定する(ステップS43)。すなわち、音声制御部21は、光っている外側開ボタン31が1回だけ押されたときには日本語を案内メッセージの言語に決定し、光っている外側開ボタン31が2回押されたときには英語を案内メッセージの言語に決定する。
以降は、第1実施形態と同様に、音声制御部21は、決定した言語で外側開ボタン31の操作を外側スピーカー33から案内し(ステップS14)、外側開ボタン31の操作があると判断すると(ステップS15:YES)、決定した言語で案内を行う(ステップS16)。すなわち、音声制御部21は、決定した言語で以降の案内を行う(案内出力処理)。
次に、第2実施形態の効果について説明する。なお、第1実施形態の(1)、(2)、及び(4)〜(8)の効果に加え、以下の効果を奏する。
(9)ドア4を開閉するボタンの操作回数で利用者が選択した言語を特定することが容易である。また、多数の言語から選択させたいときに操作回数を増やすことで、選択する言語の数を増やすことができる。
(他の実施形態)
上記各実施形態は、以下のように変更して実施することができる。上記各実施形態及び以下の変更例は、技術的に矛盾しない範囲で互いに組み合わせて実施することができる。
・上記各実施形態では、ステップS11において外側スピーカー33から日本語と英語とを案内し、内側スピーカー43から中国語と韓国語とを案内した。しかしながら、外側スピーカー33及び内側スピーカー43から案内する言語の組み合わせは任意に決めてもよい。なお、外側スピーカー33のほうが出入口2付近に位置する利用者に近いため、利用頻度の高い言語を外側スピーカー33から案内することが好ましい。このため、利用状況に応じて案内する言語とスピーカーとの組み合わせを変更してもよい。また、外側スピーカー33及び内側スピーカー43のいずれか一方から4か国語を案内してもよい。
・上記各実施形態では、操作案内メッセージを同時に4か国語で案内したが、それぞれをずらして案内してもよい。
・上記各実施形態では、言語を4か国語としたが、言語を2か国語、3か国語、5か国語以上としてもよい。
・上記第1実施形態では複数の言語から特定の言語を選択するために必要な操作を操作するボタンの選択とし、上記第2実施形態では複数の言語から特定の言語を選択するために必要な操作をボタンの操作回数とした。しかしながら、複数の言語から特定の言語を選択するために必要な操作を操作するボタンの選択とボタンの操作回数との両方の組み合わせてもよい。
・上記各実施形態では、ステップS12の後にステップS22を行ったが、ステップS12とステップS22とは同時に行ってもよいし、ステップS22の後にステップS12を行ってもよい。
・上記各実施形態では、ステップS14,S24において開ボタンの操作を案内メッセージで案内したが、ステップS14,S24において閉ボタンの操作を案内メッセージで案内してもよい。また、開ボタンや閉ボタンの操作を案内メッセージで案内するのではなく、黒いボタンや白いボタン、光っているボタンの操作を案内メッセージで案内してもよい。
・上記各実施形態では、ステップS13,S23,S43,S53において言語を決定した後、ステップS14,S24において確認のために決定した言語で開ボタンの操作を案内した。しかしながら、ステップS14,S15,S24,S25の確認処理を省略してもよい。
・図4に示すように、上記各実施形態では、ドア4を全開状態で待機して、保護センサ12が利用者を検知すると、外側スピーカー33及び内側スピーカー43から4か国語で同時に案内を行った。しかしながら、ドア4を全閉状態で待機して、保護センサ12で利用者を検知すると、ドア4を全開にして、外側スピーカー33及び内側スピーカー43から4か国語で同時に案内を行ってもよい。このようにすれば、ドア4を開けっ放しにしなくて済む。
・上記各実施形態では、ドア4が全閉状態において利用者が内側開ボタン41を操作したときに言語の選択を解除したが、ドア4が全閉状態において利用者が内側開ボタン41を操作したとしても言語の選択を解除しなくてもよい。この場合、ドア4が全開状態において、在室センサ15が利用者を検知しなくなったときに言語の選択を解除してもよい。
・上記各実施形態では、保護センサ12をCAN50に接続した。しかしながら、保護センサ12や在室センサ15をドアコントローラ10や操作部コントローラ20に接続して、ドアコントローラ10や操作部コントローラ20からCAN50を介して検知信号を送信してもよい。
・上記各実施形態において、ドアコントローラ10と操作部コントローラ20とを1つのコントローラとしてもよい。
・上記各実施形態において、ドアコントローラ10と操作部コントローラ20とをCAN50で接続したが、ドアコントローラ10と操作部コントローラ20とを通信線で接続してもよい。
・上記各実施形態では、外側操作部30に外側開ボタン31と外側閉ボタン32と外側スピーカー33とを備えたが、外側開ボタン31及び外側閉ボタン32と外側スピーカー33とを別々に設置してもよい。
・上記各実施形態では、内側操作部40に内側開ボタン41と内側閉ボタン42と内側スピーカー43とを備えたが、内側開ボタン41及び内側閉ボタン42と内側スピーカー43とを別々に設置してもよい。
・上記各実施形態において、外側開ボタン31、外側閉ボタン32、内側開ボタン41、内側閉ボタン42を押しボタンとしたが、これらをタッチセンサとしてもよい。
・上記各実施形態では、外側操作部30と内側操作部40との操作を案内したが、いずれか一方のみの操作を案内してもよい。また、外側操作部30と内側操作部40とのいずれかのみ設置した構成でもよい。
・既設のドアコントローラ10及び操作部コントローラ20を備える自動ドア装置5に音声案内装置を後付けしてもよい。すなわち、音声案内装置は、複数の言語から特定の言語を選択するために必要な操作を案内する操作案内メッセージと、特定の言語と操作とが予め対応付けられた対応情報とを記憶する記憶部と、スピーカーから操作案内メッセージを出力した後に利用者の操作を検出する検出部の検出結果と対応情報とに基づいて特定の言語で案内メッセージをスピーカーから出力させる音声制御部とを備える。後付けする際には、操作部コントローラ20に、操作案内メッセージと対応情報と案内メッセージを記憶させるとともに、複数の言語から特定の言語を選択させる。
・上記各実施形態では、複数の言語で操作案内メッセージを出力して利用者の操作に対応した言語で案内メッセージを出力した。しかしながら、既定の言語で案内メッセージを出力し、既定の言語以外の言語で操作案内メッセージを出力して、操作案内メッセージに対応した操作があったときのみ案内メッセージの言語を変更してもよい。例えば、案内メッセージを日本語に設定し、中国語で「中国語の音声案内を希望する場合には外側閉ボタンを押してください」と操作案内メッセージを出力し、外側閉ボタンの操作があったときのみ案内メッセージを中国語で出力し、外側閉ボタンの操作がないときは日本語での案内メッセージの出力を継続する。なお、既定の言語以外の複数の言語から特定の言語を選択させたい場合には、上記各実施形態と同様に、複数の言語それぞれに異なる操作が対応付けられた操作案内メッセージを出力する。
・上記各実施形態では、多機能トイレ1に設置された自動ドア装置5において多言語による案内の利便性を高めたが、多機能トイレ1に限らず、シャワールームや洗濯ルーム等の特定用途に使われる個室の自動ドア装置において同様に多言語による案内の利便性を高めてもよい。
・また、自動ドア装置に限らず、手動のドアが出入口に設置された個室においても個室に設けられた操作部に対する操作によって利用者の使用言語を決定して多言語による案内の利便性を高めてもよい。
・上記各実施形態では、多機能トイレ1等の個室において多言語による案内の利便性を高めたが、個室に限らず、自販機や券売機等の特定用途の機器においても機器に設けられた操作部に対する操作によって利用者の使用言語を決定する案内システムとして多言語による案内の利便性を高めてもよい。
1…多機能トイレ
2…出入口
3…便器
4…ドア
5…自動ドア装置
6…蛍光灯
10…ドアコントローラ
11…ドアエンジン
12…保護センサ
13…補助センサ
14…電気錠
15…在室センサ
20…操作部コントローラ
21…音声制御部
22…記憶部
30…外側操作部
31…外側開ボタン(検出部)
32…外側閉ボタン(検出部)
33…外側スピーカー
40…内側操作部
41…内側開ボタン(検出部)
42…内側閉ボタン(検出部)
43…内側スピーカー
50…CAN

Claims (13)

  1. 複数の言語から特定の言語を選択するために必要な操作を案内する操作案内メッセージを自動ドアが設けられた個室の利用者に対して音声で出力するスピーカーと、
    前記特定の言語と前記利用者の操作とが予め対応付けられた対応情報を記憶する記憶部と、
    前記利用者の操作を検出する検出部と、
    前記検出部の検出結果と前記対応情報とに基づいて前記特定の言語で案内メッセージを前記スピーカーから出力させる音声制御部とを備える
    自動ドア装置。
  2. 前記対応情報は、前記複数の言語それぞれに異なる操作が対応付けられている
    請求項1に記載の自動ドア装置。
  3. 前記検出部は、前記利用者の操作箇所を検出する
    請求項1又は2に記載の自動ドア装置。
  4. 前記検出部は、前記利用者の操作回数を検出する
    請求項1〜3のいずれか一項に記載の自動ドア装置。
  5. 前記音声制御部は、前記対応情報に基づいて前記特定の言語で前記案内メッセージを前記スピーカーから出力させた後に前記案内メッセージと異なる操作又は前記案内メッセージの操作がない場合には、前記操作案内メッセージを前記スピーカーから再度出力させて、前記検出部の検出結果と前記対応情報とに基づいて前記特定の言語で前記案内メッセージを前記スピーカーから出力させる
    請求項1〜4のいずれか一項に記載の自動ドア装置。
  6. 前記スピーカーは、前記個室の内側と外側とに設置され、
    前記音声制御部は、前記自動ドアの制御情報を取得し、前記自動ドアが開状態であるときに前記内側のスピーカーと前記外側のスピーカーとから前記操作案内メッセージを前記スピーカーから出力させる
    請求項1〜5のいずれか一項に記載の自動ドア装置。
  7. 利用者の前記自動ドアへの接近を検知する接近検知部を備え、
    前記音声制御部は、前記接近検知部が検知状態となったときに前記操作案内メッセージを前記スピーカーから出力させる
    請求項1〜6のいずれか一項に記載の自動ドア装置。
  8. 前記検出部は、前記個室の内側と外側とに設けられ、
    前記音声制御部は、前記自動ドアの制御情報を取得し、前記自動ドアが全閉状態のときに、前記個室の内側で前記検出部が所定の操作を検出した場合に特定の言語の選択を解除する
    請求項1〜7のいずれか一項に記載の自動ドア装置。
  9. 前記検出部は、前記自動ドアの開閉スイッチである
    請求項1〜8のいずれか一項に記載の自動ドア装置。
  10. 複数の言語から特定の言語を選択するために必要な操作を案内する操作案内メッセージを自動ドアが設けられた個室の利用者に対して音声で出力するスピーカーと、
    前記複数の言語それぞれに異なる操作が予め対応付けられた対応情報を記憶する記憶部と、
    前記利用者の操作を検出する検出部と、
    前記検出部の検出結果と前記対応情報に基づいて前記特定の言語で案内メッセージを前記スピーカーから出力させる音声制御部と、
    利用者の前記自動ドアへの接近を検知する接近検知部とを備え、
    前記音声制御部は、前記接近検知部が検知状態となったときに前記操作案内メッセージを前記スピーカーから出力させ、前記対応情報に基づいて前記特定の言語で前記案内メッセージを前記スピーカーから出力させた後に前記案内メッセージと異なる操作又は前記案内メッセージの操作がない場合には、前記操作案内メッセージを前記スピーカーから再度出力させて、前記検出部の検出結果と前記対応情報とに基づいて前記特定の言語で前記案内メッセージを前記スピーカーから出力させ、前記自動ドアの制御情報を取得し、前記自動ドアが全閉状態のときに、前記個室の内側で前記検出部が所定の操作を検出した場合に特定の言語の選択を解除する
    自動ドア装置。
  11. 複数の言語から特定の言語を選択するために必要な操作を案内する操作案内メッセージと、前記特定の言語と前記操作とが予め対応付けられた対応情報とを記憶する記憶部と、
    スピーカーから前記操作案内メッセージを出力した後に利用者の操作を検出する検出部の検出結果と前記対応情報とに基づいて前記特定の言語で案内メッセージを前記スピーカーから出力させる音声制御部とを備える
    音声案内装置。
  12. 複数の言語から特定の言語を選択するために必要な操作を案内する操作案内メッセージを機器の利用者に対して音声で出力するスピーカーと、
    前記特定の言語と前記利用者の操作とが予め対応付けられた対応情報を記憶する記憶部と、
    前記利用者の操作を検出する検出部と、
    前記検出部の検出結果と前記対応情報とに基づいて前記特定の言語で案内メッセージを前記スピーカーから出力させる音声制御部とを備える
    案内システム。
  13. 複数の言語から特定の言語を選択するために必要な操作を案内する操作案内メッセージをスピーカーから出力させる操作出力処理と、
    利用者の操作を検出する検出処理と、
    前記特定の言語と前記操作とが予め対応付けられた対応情報と前記検出処理の検出結果とに基づいて前記特定の言語で案内メッセージを前記スピーカーから出力させる案内出力処理とを備える
    案内方法。
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