JP2021188117A - 合金部材、物品および合金部材の製造方法 - Google Patents

合金部材、物品および合金部材の製造方法 Download PDF

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Abstract

【課題】 高温高湿環境に長期間に亘って晒されても、腐食しにくいMg−Li系合金部材を提供する。【解決手段】 合金部材100は、Mg,LiおよびAlを含有し、Mgの含有量およびLiの含有量の和が90質量%以上であり、Alの含有量が1質量%以上10質量%以下の範囲であり、α相とβ相とを有する合金からなる。合金部材100は、第1面102Aを有する。第1面102Aに対する、測定波長を1.5418ÅとしたX線回折測定の2θ—θ測定において、2θが24.0°以上24.4°以下の範囲に観測されるLiAlの(111)ピーク強度をI、2θが36.7°以上37.3°以下の範囲に観測されるα相の(101)ピーク強度をI0、としたときに、I0に対するIの強度比が0.10以下である。【選択図】 図1

Description

本発明は、合金部材、これを用いた物品および合金部材の製造方法に関する。
マグネシウム系合金は、軽量であり、かつ、制振性や比強度に優れることから様々な物品に使用されている。近年、物品の更なる軽量化が要求されてきており、マグネシウム合金よりも比重が小さいマグネシウム−リチウム系合金(Mg−Li系合金)が注目されている。特許文献1には、母材であるMg−Li系合金に対しリチウム−アルミ化合物(Li−Al化合物)の強化相を設け、強度を高めることが開示されている。
特開2017−160531号公報
しかしながら、リチウムは、非常に活性であり、イオン化しやすく、かつ溶解しやすい金属元素であるため、例えば、湿潤状態において腐食しやすい性質を有する。このため、Mg−Li系合金を腐食しにくくするために、Mg−Li系合金の表面をフッ化処理して、その表面にフッ化被膜を形成させることが知られている。ところが、特許文献1に開示されているMg−Li系合金は、その表面にフッ化皮膜を十分に厚く形成することができなかった。そのため、従来のMg−Li系合金で物品を形成しても、物品が高温高湿の環境に長期間に亘って晒されると、合金部分が腐食するという課題があった。
上記課題を解決するための合金部材は、Mg,LiおよびAlを含有し、前記Mgの含有量および前記Liの含有量の和が90質量%以上であり、前記Alの含有量が1質量%以上10質量%以下の範囲である合金からなり、第1面を有する合金部材であって、前記マグネシウム−リチウム系合金はα相とβ相と、を有し、前記第1面に対する、測定波長を1.5418ÅとしたX線回折測定の2θ―θ測定において、前記第1面の2θが24.0°以上24.4°以下の範囲に観測されるLiAlの(111)ピーク強度をI、前記第1面の2θが36.7°以上37.3°以下の範囲に観測されるα相の(101)ピーク強度をI、としたときに、前記Iに対する前記Iの強度比が0.10以下であることを特徴とする。
上記課題を解決するための合金部材の製造方法は、Mg,LiおよびAlを含有し、前記Mgの含有量および前記Liの含有量の和が90質量%以上であり、前記Alの含有量が1質量%以上10質量%以下の範囲であり、α相とβ相とを有する合金を用意する工程と、前記合金を成形加工する工程と、前記合金を成形加工した後に、300℃より高く、かつ、350℃未満の温度で熱処理する工程と、を有することを特徴とする。
本発明によれば、合金の表面にフッ化被膜を十分に厚く形成することができる。そのため、高温高湿環境に長期間に亘って晒されても、腐食しにくい合金部材を提供することができる。
実施形態に係る合金部材の概略図である。 実施形態に係る合金部材の製造工程を示したフロー図である。 実施形態に係る合金部材の製造工程の一実施態様を示した概略図である。 被膜を形成する陽極酸化装置の概略図である。 実施形態に係る撮像装置を示した概略図である。 実施形態に係る電子機器を示した概略図である 実施形態に係る移動体を示した概略図である。 実施例4の合金部材のX線回折パターンを示した図である。
以下、本発明を実施するための形態を、図面を参照しながら詳細に説明する。
(合金部材)
図1は実施形態に係る合金部材の概略図である。合金部材100は、マグネシウム−リチウム系合金からなる基材102と、基材102の第1面102A上に設けられた被膜101を備える。なお、被膜101の上には必要に応じて、プライマや上塗り層などの塗装膜を設けても良い。塗装膜としては、例えば、遮熱機能を備える遮熱膜が挙げられる。
被膜101はフッ化マグネシウム(MgF)を主成分とするフッ化被膜である。具体的には、被膜101においてフッ化マグネシウムが90体積%以上の体積を占める。フッ化マグネシウムが主成分であることにより、基材102の腐食をより抑制することができる。被膜101は、10体積%以下であれば主成分以外にも、基材102に含まれている元素のフッ化物であるフッ化リチウム(LiF)や酸化物を含んでも良い。被膜101におけるフッ化マグネシウムの体積分率は、例えば、X線回折測定の2θ―θ測定によって測定できる。
被膜101の厚さは20μm以上である。厚さが20μm未満の場合、水が被膜中に拡散して、基材102のLiと反応して水素ガスを発生し、合金部材100が腐食するおそれがある。
基材102は、マグネシウム−リチウム系合金(Mg−Li系合金)からなる。本明細書において、Mg−Li系合金とは、Mg,Liを含有し、前記Mgの含有量および前記Liの含有量の和が90質量%以上である合金をさす。Mg−Li系合金は、軽量金属材料であり、Liを含有しないMg合金と比べて、軽量、制振性、比強度に優れる。制振性に優れるとは、振動エネルギーを素早く熱エネルギーに変換することにより、振動を早く収束させることをいう。また、比強度は密度あたりの引っ張り強さであり、比強度が高いほど部材の軽量化が可能となる。一方、MgとLiの含有量が90質量%未満であると、軽量にすることが困難となる。
Mg−Li系合金はα相とβ相と、を有する。α相は、稠密六方相とも呼ばれ、その結晶構造はhcp(Hexagonal Close−Packed)構造である。β相は、体心立方相とも呼ばれ、その結晶構造はbcc(Body−Centered Cubic)構造である。
文献“「二元合金状態図集」、長崎誠三、平林眞編著、出版社:アグネ技術センター、ISBN−13:978−4900041882、発売日:2001/01”に記載の相図に基づき説明する。この文献に記載の相図によると、25℃においては、MgとLiの総和に対し、Liが5質量%よりも低い場合、α相のみとなる。また、Liが5質量%以上11質量%以下の場合、α相とβ相の共晶(混相)となる。また、Liが11質量%を超える場合、β相のみとなる。ただし、相図は平衡状態を示したものであり、製造条件によっては相図のような平衡状態を示さず、非平衡の組織となる。すなわち、Liの範囲は2質量%以上14質量%以下の場合、α相とβ相の共晶となる。
Mg−Li系合金はアルミニウム(Al)を1質量%以上10質量%以下含有する。Mg−Li系合金はAlを前述した量を含有すると、強度が高まる。
従来のAlを含有するMg−Li系合金は、Alが単独で存在することが容易でないため、その表面にはAl−Mg化合物やLi−Al化合物が析出している。これらの化合物が析出することによって、Mg−Li系合金の強度が高まるというメリットがある。しかしながら、このAlを含有するMg−Li系合金にフッ化被膜を形成しようとすると、被膜が十分に厚く形成できなかった。本願発明者はこの理由を以下のように考えた。Mg−Li系合金にフッ化被膜を形成する際には、陽極に設置した合金中のLiが1価のLiにイオン化されて電解液中に放出される。また、電解液中の1価のFが合金表面部に取り込まれてMgと反応して、厚みが増えていく。この現象は、見かけ上、LiとFが交換反応しているようにとらえられる。しかし、合金表面にLi−Al化合物が存在すると、表面のLiの運動はAlに拘束されるので、基材表面から深さ方向にLiが効率的に運動しない。また、Li−Al化合物が合金表面に存在すると、合金中の母材のLiの濃度が低下してしまう。このことも交換反応が十分に進まない一因となる。その結果、フッ化被膜は厚くすることができなかった。
そこで本願発明者は、Alを含有するMg−Li系合金からなる基材102において、その表面に析出されるAl−Li化合物の量を少なくすればよいと考えた。具体的には、第1面102AのLiAlの(111)ピーク強度をIとし、第1面102Aのα相の(101)ピーク強度をIとする。このとき、Iに対するIの強度比が0.10以下となる構成を採用した。このような構成を採ることにより、十分な厚みを有するフッ化被膜を形成できるので、従来技術より腐食しにくい合金部材を提供することができる。
LiAlの(111)ピーク強度Iとα相の(101)ピーク強度をIは、以下の方法によって測定することができる。
まず、X線回折装置を用いて、2θ−θ測定によって回折パターンを取得する。このとき、管球はCu管球を用い、測定波長λは1.5418Åとする。また管電圧は40kV、管電流は40mAする。温度は23℃±2℃とする。2θの範囲は20°から100°までであり、ステップ幅は0.02°、スピードは2°/min(2回積算)とする。
次に、取得した回折パターンからバックグラウンドを除去する。バックグラウンドを除去した回折パターンの各々ピークに対し、Li0.18―Mg0.82合金の粉末X線回折データ(国立開発法人 物質・材料研究機構 無機材料データベース)を基準として、α相のピークを同定する。そして回折角(2θ)が36.7°以上37.3°以下の範囲に観測されるα相の(101)のピーク強度(cps)をIとする。
さらに、バックグラウンドを除去した回折パターンの各々ピークに対し、LiAlの粉末X線回折データを基準として、LiAlのピークを同定する。回折角(2θ)が24.0°以上24.4°以下の範囲に観測されるLiAlの(111)のピーク強度(cps)をIとする。そして、IをIによって除すると、第1面102AにおけるLiAlの析出量を測定することができる。
このときI/Iが0.10以下であるということは、第1面102Aに存在するLiAlが微量に存在する、もしくは存在していないことを意味する。そのため、I/Iが0.10以下であれば第1面102A上に十分な厚みを有するフッ化被膜を形成することができる。
また、Mg−Li系合金には10質量%以下であれば、その特性を調整するために他の金属元素を含有させてもよい。Mg−Li系合金は、Zn,Mn,Si,Ca,GeおよびBeから選ばれる少なくとも1つの元素を含有することが好ましい。
Zn、Mn、SiおよびCaはマグネシウム−リチウム系合金からなる基材102の強度を高めることができる。Znであれば0.2質量%以上3質量%以下含有させても良い。Mnであれば0.1質量%以上0.3質量%以下含有させても良い。Siであれば0.1質量%以上0.2質量%以下含有させても良い。Caであれば0.05質量%以上2質量%以下含有させても良い。
GeおよびBeはマグネシウム−リチウム系合金の結晶を微細化し、マグネシウム−リチウム系合金からなる基材102の強度の耐食性を高める。Geであれば0.1質量%以上1質量%未満含有させても良い。Beであれば0.04質量%以上3質量%未満含有させても良い。
(合金部材の製造方法)
図2は、本発明の合金部材の製造工程を示したフロー図である。図3は、円筒状の合金部材の成形加工および塑性加工を示した概略図である。図4は被膜を形成する陽極酸化装置の概略図である。図2、図3および図4を用いて、本発明の合金部材の製造方法について説明する。
まず、図3(a)に示すように、Mg−Li系合金からなる材料301を用意する。材料301の態様はこの図面の態様に限定されない。
次に、成形加工により材料301を図3(b)に示すような形状に成形し、基材302を得る。成形加工する手段は特に限定されず、チクソ成形、鍛造成形、絞り成形など所望の形状によってその方法は選択可能である。
次に、基材302に対して熱処理を行う。熱処理は、大気中で300℃より高温で且つ、350℃未満の温度で実施する。この過程で、基材302の表面に存在するLi―Al化合物がMg−Li化合物とMg−Al化合物に変化する。Alと化合物を形成することでAlに拘束されていたLiがMg−Li相に変化することで、フッ化しやすい表面組成に変化する。300℃未満で熱処理を行うと、LiAlが十分に分解できず、Mg−Li化合物とMg−Al化合物に変化しない。一方、350℃以上の温度で熱処理をすると成形加工した形状から大きく変形してしまう。そのため、300℃より高く、かつ、350℃未満の温度で熱処理を行うことが好ましい。なお、昇温速度、恒温保持時間、冷却速度は特に規定しないが、昇温速度、恒温保持時間は、Li―Al化合物のうちLiAlが所定量以下に分解するように設定する必要がある。また、冷却速度は、LiAlが再成長しない速度で、冷却する必要がある。熱処理工程の時間は、例えば30分以上2時間以下である。
なお、基材302に対しては、必要に応じて図3(c)に示す塑性加工を行っても構わない。塑性加工は、ラップ加工、切削加工等必要に応じて適宜選択を行う。
次に、基材302の表面302Aの洗浄を行う。この洗浄工程では、熱処理による酸化した変質層や切削加工等による油汚れ等を落として、基材302の真表面を露出させることを目的とする。そのため、酸やアルカリによる洗浄や、界面活性剤を用いる洗浄、ブラシ洗浄、超音波洗浄など一般的な洗浄方法を用いることが可能である。洗浄後は、必要に応じて乾燥を実施する。
続いて、陽極酸化プロセスについて図4を用いて説明する。
Mg−Li系合金からなる基材7にフッ化被膜を形成する処理槽1に、電解液2として中性フッ化アンモニウム水溶液を配置する。中性フッ化アンモニウム水溶液の濃度は200g/Lから飽和溶液であることが好ましく、Mg−Li合金からなる基材7の表面を完全にフッ化するためには高濃度に設定することが好ましい。
電解液2の水溶液は中性であり、pHは6.0以上8.0以下であることが望ましい。pHが低下し酸性になると、フッ化水素が生成されてしまう。一方、pHが高くなりアルカリ性になると、陽極での酸化反応がフッ素だけでなく、酸素とも反応するようになる。そのため、被膜におけるフッ素の含有割合が低下してしまう。なお、pHの値としては7.0〜7.5の範囲であることが好ましい。pHがこの範囲であると、より高い電圧を印加し易くなるため、より厚いフッ化皮膜を形成することが可能となる。
電解液2は、配管を通じて処理槽1の下部からポンプ3およびフィルター4を経由して、処理槽1の上部に循環撹拌される。なお、電解液2は、ポンプにより昇温が発生するため、チラー等によって温度制御することが好ましい。好ましい電解液の温度は−20℃から60℃である。この温度範囲であれば、生成される被膜に特段の差は発生しない。さらに、液撹拌はバブリングによる撹拌を併用してもよい。また、フィルターは液中に生成されるフッ化リチウム(LiF)を捕獲するために必要である。
電源5の陰極は、処理槽1内に浸漬された陰極電極6に接続されている。陰極6の材料は、電解液との反応性が低ければよく、例えば、カーボン、白金、チタン、SUS等も使用可能である。また、電源5の陽極は基材7と接続されたワーク導通保持治具8に接続されているため、基材7およびワーク導通保持治具8は陽極電極として機能する。
電源との接続が完了したら、電圧を印加する。ここで、フッ化被膜の膜厚は基材の単位面積に流れる総電流量(クーロン量)に比例する。好ましい条件は、10cm当たり100クーロン以上の電流を流すことである。20μm以上の厚みを有し、十分な耐食性を有するフッ化皮膜が形成される。
その後、水洗乾燥してワーク導通保持治具を基材から取り外して、フッ化被膜を有するMg−Li合金基材上にフッ化被膜が形成された合金部材を得ることができる。
(光学機器・撮像装置)
図5は、物品である撮像装置の好適な実施形態の一例である、一眼レフデジタルカメラ600の構成を示している。図5において、カメラ本体602と光学機器であるレンズ鏡筒601とが結合されているが、レンズ鏡筒601はカメラ本体602に対して着脱可能ないわゆる交換レンズである。本実施形態の光学機器であるレンズ鏡筒は、筐体と、該筐体内に複数のレンズからなる光学系を備え、前記筐体が本発明の合金部材を有することを特徴とする。また、本実施形態の撮像装置は、筐体と、該筐体内に複数のレンズからなる光学系と、該光学系を通過した光を受光する撮像素子と、を備え、前記筐体が本発明の合金部材を有することを特徴とする。
被写体からの光は、レンズ鏡筒601の筐体内の撮影光学系の光軸上に配置された複数のレンズ603、605などからなる光学系を通過して撮像素子が受光することにより撮影される。ここで、レンズ605は内筒604によって支持されて、フォーカシングやズーミングのためにレンズ鏡筒601の外筒に対して可動支持されている。
撮影前の観察期間では、被写体からの光は、カメラ本体の筐体621内の主ミラー607により反射され、プリズム611を透過後、ファインダレンズ612を通して撮影者に撮影画像が映し出される。主ミラー607は例えばハーフミラーとなっており、主ミラーを透過した光はサブミラー608によりAF(オートフォーカス)ユニット613の方向に反射され、例えばこの反射光は測距に使用される。また、主ミラー607は主ミラーホルダ640に接着などによって装着、支持されている。不図示の駆動機構を介して、撮影時には主ミラー607とサブミラー608を光路外に移動させ、シャッタ609を開き、撮像素子610にレンズ鏡筒601から入射した撮影光像を結像させる。また、絞り606は、開口面積を変更することにより撮影時の明るさや焦点深度を変更できるよう構成される。
合金部材100は筐体620の少なくとも一部に用いることができる。なお筐体620は、合金部材100のみで構成されても良いし、合金部材100に塗装膜を設けても良い。合金部材100は耐食性に優れるため、従来の撮像装置より耐食性に優れた撮像装置を提供することができる。
なお、一眼レフデジタルカメラを一例として本発明の撮像装置を説明したが、本発明はこれに限定されず、スマートフォンやコンパクトデジタルカメラであっても構わない。
(電子機器)
図6は、物品である電子機器の好適な実施形態の一例である、パーソナルコンピュータの構成を示している。電子機器は、筐体と該筐体内に電子部品を備える電子機器であって、前記筐体が本発明の合金部材を有することを特徴とする。図6において、パーソナルコンピュータ800は表示部801と本体部802を備える。本体部802の筐体820の内部には電子部品830が備えられている。合金部材100は本体部802の筐体820の少なくとも一部に用いることができる。筐体820は合金部材100のみで構成されても良いし、合金部材100に塗装膜を設けても良い。合金部材100は耐食性に優れるため、従来のパーソナルコンピュータより耐食性に優れたパーソナルコンピュータを提供することができる。
なお、パーソナルコンピュータ800を一例として本発明の電子機器を説明したが、本発明はこれに限定されず、スマートフォンやタブレットであっても構わない。
(移動体)
図7は、物品である移動体の一例であるドローンの一実施形態を示す図である。本実施形態の移動体は、本体部と該本体部に接続された複数の移動手段を備える移動体であって、前記本体部の筐体が本発明の合金部材を有することを特徴とする。ドローン700は、複数の駆動部701と、駆動部701と接続される本体部702を備える。駆動部701は、例えば、プロペラを有する。図7のように、本体部702には脚部703を接続しても良いし、カメラ704を接続する構成にしても良い。合金部材100は、本体部702および脚部703の筐体710の少なくとも一部に用いることが可能である。筐体710は合金部材100のみで構成されても良いし、合金部材100に塗装膜を設けても良い。合金部材100は、制振性かつ耐食性に優れるため、従来のドローンより制振性かつ耐食性に優れたドローンを提供することができる。
以下、実施例をあげて本発明を説明する。
(実施例1)
<合金部材入手>
まず、基材材料として、Ares(組成:Mg−9%Li−1%Zn−4%Al、安立材料科技股▲ふん▼有限公司製)の直径Φ121mm、厚さ30.4mmの円柱ビレットを用意した。
<成形加工>
次に、この円柱ビレットを温度が160℃以下の冷間鍛造加工で、図3(b)に示したような外形Φ121mm、厚さ4mmのカップ形状に成形加工を施し、基材を得た。
<熱処理>
次に、雰囲気炉を用いて、このカップ形状の基材を305℃に加熱した。基材の温度が305℃に達した後、雰囲気炉から取り出して室温(23℃±2℃)で放置して自然冷却を行った。
<塑性加工>
次に、室温(23℃±2℃)に戻った基材の底と上部を5mmずつ切断して円筒を得た。さらに、得た円筒の外周面と内周面を1mmずつ切削して図3(c)のような外形Φ120mm、厚さ2mm、長さ200mmの円筒基材を得た。
<洗浄・乾燥>
次に、この円筒基材に対して超音波洗浄を行い脱脂した。洗浄液は水酸化ナトリウム5質量%水溶液を用いた。超音波洗浄機は28kHz定格出力300Wで5分間実施した。次に、純水で同様の超音波洗浄を5分間実施した。更に、純水の流水でシャワーリンスを行った。次に、窒素ガスでブロー乾燥を実施した。
<基材評価>
この円筒基材の側面に対してX線回折分析を行った結果、回折角(2θ)24.0°以上24.4°の以下の範囲に観測されたLiAlの(111)面ピーク強度Iは91であった。また、回折角(2θ)36.7以上37.3°以下の範囲に観測されたMg−Liのα相(101)ピーク強度Iは960であった。ピーク強度比(I/I)は0.095であった。
<陽極酸化>
得られた円筒基材に対して、Ares製ワーク導通保持治具を接続した。そして、陰極6をカーボンとし、陽極を基材7およびワーク導通保持治具8として、図4に示した陽極酸化装置を構成した。なお、電解液2として、濃度が453g/Lの中性フッ化アンモニウム溶液(pH=7.0)を用意した。電解液2の温度は25℃±1℃になるように制御した。また、電源5の設定電圧値を126V、設定電流値を74.88Aとした。なお、電圧を印可した後の電流の積分値(クーロン量)をモニタリングした。電圧を印加して3分55秒後に電圧は118.5Vとなり、クーロン量が17573Cに達したため電圧印可を停止した。
<水洗・乾燥>
その後、純水に浸漬後、純水の流水シャワーで表面に付着したフッ化アンモニウム溶液を洗い流し、窒素ブロー乾燥して実施例1の合金部材を得た。この基材表面に形成された被膜の厚みは20μmであった。
(実施例2)
熱処理工程における温度を325℃に変更した以外は実施例1と同様の手順で実施例2の合金部材を得た。
<基材評価>
この円筒基材の側面に対してX線回折分析を行った結果、回折角(2θ)24.0°以上24.4°以下の範囲に観測されたLiAlの(111)面ピーク強度Iは27であった。また、回折角(2θ)36.7以上37.3°以下の範囲に観測されたMg−Liのα相(101)ピーク強度Iは863であった。ピーク強度比(I/I)は0.031であった。
(実施例3)
熱処理工程における温度を345℃に変更した以外は実施例1と同様の手順で実施例3の合金部材を得た。
<基材評価>
この円筒基材の側面に対してX線回折分析を行った結果、回折角(2θ)24.0°以上24.4°以下の範囲に観測されたLiAlの(111)面ピーク強度Iは10あった。また、回折角(2θ)36.7以上37.3°以下の範囲に観測されたMg−Liのα相(101)ピーク強度Iは504であった。ピーク強度比(I/I)は0.020であった。
(実施例4)
陽極酸化工程を下記方法にした以外は、実施例2と同様の手順で実施例4の合金部材を得た。
<基材評価>
この円筒基材の側面に対してX線回折分析を行った結果、回折角(2θ)24.0°以上24.4°以下の範囲に観測されたLiAlの(111)面ピーク強度Iは27であった。また、回折角(2θ)36.7から37.3°のMg−Liのα相(101)ピーク強度Iは871であった。ピーク強度比(I/I)は0.031であった。
<陽極酸化>
得られた円筒基材に対して、Ares製ワーク導通保持治具を接続した。そして、陰極6をカーボンとし、陽極を基材7およびワーク導通保持治具8として、図4に示した陽極酸化装置を構成した。なお、電解液2として、濃度が453g/Lの中性フッ化アンモニウム溶液(pH=7.0)を用意した。電解液2の温度は25℃±1℃になるように制御した。また、設定電圧値を126V、設定電流値を74.88Aとした。なお、電圧を印可した後の電流の積分値(クーロン量)をモニタリングした。電圧を印加して8分48秒後に電圧は123.1Vとなり、クーロン量が39538Cに達したため電圧印可を停止した。その後、純水に浸漬後、純水の流水シャワーで表面に付着したフッ化アンモニウム溶液を洗い流し、窒素ブロー乾燥して実施例4の合金部材を得た。この基材表面に形成された被膜の厚みは45μmであった。
(実施例5)
陽極酸化工程を下記方法にした以外は、実施例2と同様の手順で実施例5の合金部材を得た。
<基材評価>
この円筒基材の側面に対してX線回折分析を行った結果、回折角(2θ)24.0°以上24.4°以下の範囲に観測されたLiAlの(111)面ピーク強度Iは24であった。また、回折角(2θ)36.7以上37.3°以下の範囲に観測されたMg−Liのα相(101)ピーク強度Iは865であった。ピーク強度比(I/I)は0.028であった。
<陽極酸化>
得られた円筒基材に対して、Ares製ワーク導通保持治具を接続した。そして、陰極6をカーボンとし、陽極を基材7およびワーク導通保持治具8として、図4に示した陽極酸化装置を構成した。なお、電解液2として、濃度が453g/Lの中性フッ化アンモニウム溶液(pH=7.0)を用意した。電解液2の温度は25℃±1℃になるように制御した。また、陽極酸化条件は、設定電圧値を126V、設定電流値を74.88Aとした。なお、電圧を印可した後の電流の積分値(クーロン量)をモニタリングした。電圧を印加して15分12秒後に電圧は126Vとなり、クーロン量が59747Cに達して電流が流れなくなったため電圧印可を停止した。その後、純水に浸漬後、純水の流水シャワーで表面に付着したフッ化アンモニウム溶液を洗い流し、窒素ブロー乾燥して実施例5の合金部材を得た。この基材表面に形成された被膜の厚みは68μmであった。
(比較例1)
熱処理工程における温度を300℃に変更した点、陽極酸化工程を下記方法にした点以外は実施例1と同様の手順で比較例1の合金部材を得た。
<基材評価>
この円筒基材の側面に対してX線回折分析を行った結果、回折角(2θ)24.0°以上24.4°以下の範囲に観測されたLiAlの(111)面ピーク強度Iは206であった。また、回折角(2θ)36.7以上37.3°以下の範囲に観測されたMg−Liのα相(101)ピーク強度Iは1144であった。ピーク強度比(I/I)は0.180であった。
<陽極酸化>
得られた円筒基材に対して、Ares製ワーク導通保持治具を接続した。そして、陰極6をカーボンとし、陽極を基材7およびワーク導通保持治具8として、図4に示した陽極酸化装置を構成した。なお、電解液2として、濃度が453g/Lの中性フッ化アンモニウム溶液(pH=7.0)を用意した。電解液2の温度は25℃±1℃になるように制御した。また、陽極酸化条件は設定電圧値を126V、設定電流値を74.88Aとした。なお、電圧を印可した後の電流の積分値(クーロン量)をモニタリングした。電圧を印加して3分50秒後に電圧は126Vで、電流が流れなくなりフッ化反応が停止した。クーロン量は16693Cであった。その後、純水に浸漬後、純水の流水シャワーで表面に付着したフッ化アンモニウム溶液を洗い流し、窒素ブロー乾燥して比較例1の合金部材を得た。この基材表面に形成された被膜の厚みは19μmであった。
(比較例2)
熱処理工程における温度を350℃に変更した以外は実施例1と同様の手順で比較例2の合金部材を得た。
<基材評価>
この円筒基材の側面に対してX線回折分析を行った結果、回折角(2θ)24.0°以上24.4°以下の範囲に観測されたLiAlの(111)面ピーク強度Iは83であった。また、回折角(2θ)36.7以上37.3°以下の範囲に観測されたMg−Liのα相(101)ピーク強度Iは583であった。ピーク強度比(I/I)は0.142であった。なお、得られた円筒基材は楕円形に変形してしまったため、これ以降の工程は行わなかった。
<合金部材の評価>
実施例1〜5、比較例1〜2の合金部材の評価を以下の要領で行った。その結果を表1にまとめた。分析および各種試験結果一覧を表1に記載した。
表1の記載内容について以下に説明する。
(ピーク強度I、ピーク強度IおよびI/I
X線回折はリガク社製UltimaIVを用いた。このX線回折装置を用いて、2θ−θ測定によって回折パターンを取得した。このとき、管球はCu管球を用い、測定波長λは1.5418Åとした。また管電圧は40kV、管電流は40mAする。温度は23℃±2℃であった。2θの範囲は20°から100°までであり、ステップ幅は0.02°、スピードは2°/min(2回積算)とした。
次に、取得した回折パターンからバックグラウンドを除去した。バックグラウンドを除去した回折パターンの各々ピークに対し、Li0.18―Mg0.82合金の粉末X線回折データを基準として、α相のピークを同定した。そして回折角(2θ)36.7以上37.3°以下の範囲に観測されたα相の(101)のピーク強度(cps)をIとした。
さらに、バックグラウンドを除去した回折パターンの各々ピークに対し、LiAlの粉末X線回折データを基準として、LiAlのピークを同定した。回折角(2θ)24.0°以上24.4°以下の範囲に観測されたLiAlの(111)のピーク強度(cps)をIとした。そしてIをIで除した。
(被膜の厚み)
被膜の厚みは、株式会社サンコウ電子研究所社製の膜厚計STW−9000および、膜厚計用プローブNFe−2.0を用いて渦電流式により膜厚測定を行った。
その結果を表1の膜厚[μm]列に記載した。
(恒温恒湿耐久試験)
恒温恒湿耐久試験は、合金部材を温度65℃湿度95%の環境下に1000時間放置して、外観変化の有無を確認した。外観は、目視、50倍および200倍の顕微鏡観察にて評価した。その結果を表1の恒温恒湿耐久試験列に示した。Aは耐久前後で変化が無かったこと示す。Bは耐久前後で変化が有ったことを示す。−は後工程の加工ができなかったため評価不能を示す。
(塗装膜耐久試験)
合金部材若しくは基材に対し塗装膜を設けて、恒温恒湿耐久試験と同様の温度・湿度所件で評価試験を実施した。
塗装膜は、一般的なマグネシウム用焼き付け塗料(川上塗料株式会社社製)を用いて、プライマを150℃20分間、上塗り層を150℃20分間焼き付け処理にて設けた。プライマ層は15±5μm、上塗り層は20±5μmの膜厚とした。評価の記号は恒温恒湿耐久試験と同様である。
Figure 2021188117
表1の結果から、熱処理温度が300℃より高く、350℃未満の温度であった低い実施例1〜5は、いずれもピーク強度比I/Iが0.10以下であったことがわかる。ピーク強度比I/Iが0.10以下であった実施例1〜5の合金部材は、高温恒湿耐久試験後でも外観に変化がなく、塗装膜耐久試験後でも塗装膜に膨れや剥離が発生せず、外観が良好であった。また、実施例1〜5の合金部材の被膜の厚さはいずれも20μm以上であった。
一方、熱処理温度が300℃だった比較例1は、フッ化被膜を20μm以上に成長させることができなかった。そのため、高温恒湿耐久試験や塗装膜耐久試験において外観不良が発生してしまった。
また、図8に実施例4の合金部材のX線回折測定の2θ―θ測定で得られたX線回折パターンを示す。この結果から基材のα相およびβ相のピーク以外のピークはフッ化マグネシウム(MgF)のピークIとフッ化リチウム(LiF)のピークIしか確認されなかった。さらに、フッ化マグネシウム(MgF)とフッ化リチウム(LiF)のピーク強度比(I/I)は0.037であったことから、形成されたフッ化皮膜はフッ化マグネシウム(MgF)が主成分であることが確認された。
このように、本発明によれば、水や空気中の酸素に対しても安定性を有する被膜を形成できるため、水に浸漬しても発泡すること無く、長期的に安定性を有する合金部材を提供することができる。
100 合金部材
101 被膜
101A 第1面
102 基材
600 一眼レフデジタルカメラ(撮像装置)
601 レンズ鏡筒(光学機器)
700 ドローン(移動体)
800 パソコン(電子機器)

Claims (7)

  1. Mg,LiおよびAlを含有し、前記Mgの含有量および前記Liの含有量の和が90質量%以上であり、前記Alの含有量が1質量%以上10質量%以下の範囲である合金からなり、第1面を有する合金部材であって、
    前記はα相とβ相と、を有し、
    前記第1面に対する、測定波長を1.5418ÅとしたX線回折測定の2θ−θ測定において、前記第1面の2θが24.0°以上24.4°以下の範囲に観測されるLiAlの(111)ピーク強度をI、前記第1面の2θが36.7°以上37.3°以下の範囲に観測されるα相の(101)ピーク強度をI、としたときに、前記Iに対する前記Iの強度比が0.10以下であることを特徴とする合金部材。
  2. 前記合金は更にZn,Mn,Si,Ca,GeおよびBeからなる群より選ばれる少なくとも1つの元素を含有する請求項1に記載の合金部材。
  3. 前記Liの含有量が2質量%以上14質量%以下の範囲である請求項1または2に記載の合金部材。
  4. フッ化マグネシウムを主成分とする被膜をさらに有し、
    前記被膜が前記第1面の上に設けられ、前記被膜の厚みが20μm以上である請求項1乃至3のいずれか1項に記載の合金部材。
  5. 請求項1乃至4のいずれか1項に記載の合金部材を用いた物品。
  6. 前記物品が、光学機器、撮像装置、電子機器および移動体からなる群より選ばれる少なくとも1つである請求項5に記載の物品。
  7. Mg,LiおよびAlを含有し、前記Mgの含有量および前記Liの含有量の和が90質量%以上であり、前記Alの含有量が1質量%以上10質量%以下の範囲であり、α相とβ相とを有する合金を用意する工程と、
    前記合金を成形加工する工程と、
    前記合金を成形加工した後に、300℃より高く、かつ、350℃未満の温度で熱処理する工程と、を有することを特徴とする合金部材の製造方法。
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