JP2021187453A - 粉粒体袋詰装置 - Google Patents
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Abstract
Description
フレキシブルコンテナバッグを保持する袋保持部材を備え、供給ホッパの下端に位置する充填シュートから前記袋保持部材に肩紐を掛けて保持された前記フレキシブルコンテナバッグに粉粒体を充填し袋詰めする粉粒体袋詰装置において、
前記袋保持部材は、前記充填シュートを挟む位置に平行に一対が水平状に延設して設けられる長尺部材であって、少なくとも上部が開放された断面形状を有しており、当該袋保持部材に掛けられた前記フレキシブルコンテナバッグの前記肩紐との間にフォークリフトのフォークが水平方向から挿入可能な空間を形成することを特徴とする。
一対の前記袋保持部材が片持ち状に支持されることが好ましい。
一対の前記袋保持部材が、上下に移動可能に設けられる支持部材に片持ち状に支持されることが好ましい。
前記支持部材が支柱に昇降可能に設けられる可動部材に取付けられてなり、前記支柱の上部に滑車が設けられ、前記滑車に掛け渡したワイヤの一端を前記可動部材に連結し、前記ワイヤの他端をバランスウエイトに連結することが好ましい。
前記充填シュートの下方には、前記フレキシブルコンテナバッグの投入口部が装着される可動シュートが前記充填シュートの下部を覆いかつ下方へ延びるように設けられ、
前記可動シュートは、前記可動部材の上方において前記可動部材と一体となって前記支柱に昇降可能に設けられる第2可動部材に片持ち状に支持され、前記充填シュートに対し上下動可能とされることが好ましい。
前記充填シュートの下方には、前記フレキシブルコンテナバッグの投入口部が装着される可動シュートが前記充填シュートの下部を覆いかつ下方へ延びるように設けられ、
前記可動シュートは、上部を支軸により支持され、前記袋保持部材が延設される方向に揺動可能とされることが好ましい。
前記可動シュートの下端が、前記袋保持部材が延設される方向であって前記フレキシブルコンテナバッグが搬出される方向に向けて下向き傾斜状に形成されることが好ましい。
前記可動シュートの下端が、前記袋保持部材が延設される方向に向けて円弧状に形成されることが好ましい。
前記フレキシブルコンテナバッグの投入口部が、前記可動シュートの外周面に圧縮バネにより押圧されてクランプされることが好ましい。
前記袋保持部材が、略U字形の断面形状を有することが好ましい。
前記袋保持部材が、略L字形の断面形状を有することが好ましい。
したがって、本発明の粉粒体袋詰装置によれば、人手による作業を省略し、粉粒体の充填後におけるフレキシブルコンテナバッグの搬出作業を効率よく行うことができる。
また、前記袋保持部材から前記フォークに前記フレキシブルコンテナバッグの前記肩紐を受け渡し、前記フレキシブルコンテナバッグを前記フォークリフトにより搬出した後は、前記バランスウエイトの作用により前記フレキシブルコンテナバッグとともに上昇した前記袋保持部材を自動的かつ緩やかに所定の高さ位置に下降させることができる。
また、前記フレキシブルコンテナバッグを吊り上げる際、前記フレキシブルコンテナバッグが前記袋保持部材に接触した後は、前記袋保持部材と前記可動シュートが一体となって上昇し、前記可動シュートと前記フレキシブルコンテナバッグの高さの位置関係が変化しないため、前記フレキシブルコンテナバッグをフォークリフトにより搬出する際、前記可動シュートに装着される前記フレキシブルコンテナバッグの投入口部が外れにくくなる不具合がない。
図1は本発明の実施の形態における粉粒体袋詰装置の概略左側面を示す。図2は図1の粉粒体袋詰装置のB−B断面図を示す。図3は図1の粉粒体袋詰装置の概略正面図を示す。
前記袋保持ハンド7は、当該袋保持ハンド7に掛けられたフレコンバッグFの肩紐Hとの間にフォークリフトのフォークが水平方向から挿入可能な空間を形成する。
前記袋保持ハンド7は、前記支持部材8の左右両側に一対が水平状に片持ち状に支持され、前記支柱3を昇降する前記可動部材4とともに上下に移動可能とされる。
前記可動シュート62は、前記充填シュート6の下部を覆い、かつ、下方へ延びるように設けられる。
前記可動部材4の上方には、上側可動部材9が前記可動部材4と連結され、前記可動部材4と一体となって前記支柱3に昇降可能に設けられる。
前記上側可動部材9は、前記支柱3を挟んで左右に配設されるプレート91及び前記プレート91間であって前記支柱3を前後から挟む位置に回転可能に設けられるローラ92を有し、前記支柱3に対し昇降可能とされる。
前記可動シュート62は、一対の前記シュート支持部材93の前側端部において片持ち状に支持され、前記支柱3を昇降する前記上側可動部材9とともに昇降し、前記充填シュート6に対し上下動可能とされる。
前記可動シュート62が、前後方向において中心よりも支柱3側にずれた位置で前記支軸94により支持されるものであれば、前記可動シュート62の後側外周面を背後に設けられる当接部材95に当接させることができるため、粉粒体の充填時における前記可動シュート62の姿勢を安定させることができる。
前記可動シュート62の外周面には、圧縮バネ66による一対のクランプ手段65が設けられる。
前記可動シュート62の外周面に装着される前記フレコンバッグFの投入口部は、前記圧縮バネ66の作用により前記クランプ手段65によって押圧されてクランプされる。
なお、図5以外の図面では、理解を容易とするため、前記フレコンバッグFの投入口部の寸法を前記可動シュート62の寸法よりも大きく記載しているが、実際には図5に示すように前記クランプ手段65によって前記可動シュート62の外周面に押し付けられクランプされる。
前記袋保持ハンド7は、長尺状の部材であって、少なくとも上部が開放された断面形状を有するので、当該袋保持ハンド7に掛けられた前記フレコンバッグFの肩紐Hとの間にはフォークリフトのフォークTが水平方向から挿入可能な空間が形成されている。
そこで、図6に示すように、前記袋保持ハンド7と前記袋保持ハンド7に掛けられた前記フレコンバッグFの肩紐Hとの間に形成される空間にフォークリフトのフォークTを水平方向から挿入する。
前記袋保持ハンド7は、長尺状の部材であって、少なくとも上部が開放された断面形状を有するので、前記フォークリフトのフォークTを上昇させることで、人手を介することなく前記袋保持ハンド7から前記フォークTに前記フレコンバッグFの肩紐Hを受け渡すことができる。
その際、前記フレコンバッグFが前記袋保持ハンド7に接触した場合でも、前記袋保持ハンド7が前記可動部材4とともに上下に移動可能とされるので、前記袋保持ハンド7が前記フレコンバッグFとともに上昇することで、前記接触による衝撃を緩和し、かつ、前記フレコンバッグFの破損を防止することができる。
図8に示すように、フォークリフトのフォークTを上昇させてフレコンバッグFを吊り上げた後は、図9に示すように、前記フォークリフトを後退させて前記フレコンバッグFを搬出する。
図10に示すように、前記フレコンバッグFを搬出した後は、前記袋保持ハンド7は前記支持部材8とともに所定の高さ位置に下降する。
その際、図1に示すように、前記支柱3の上部に滑車31が設けられ、前記滑車31にはワイヤ32が掛け渡されて、前記ワイヤ32の一端が前記支柱3の背後において前記可動部材4に連結され、前記ワイヤ32の他端が前記支柱3の内部に配設されるバランスウエイト33に連結されるので、前記フレコンバッグFとともに上昇した前記袋保持ハンド7を、自動的かつ緩やかに所定の高さ位置に下降させることができる。
したがって、本発明の実施の形態における粉粒体袋詰装置によれば、人手による作業を省略し、粉粒体の充填後におけるフレコンバッグFの搬出作業を効率よく行うことができる。
前記可動シュート62の下端が、前記袋保持ハンド7が延設される方向に向けて円弧状に形成される場合も、前記可動シュート62に装着される前記フレコンバッグFの投入口部を引っ掛かりなく取り外すことができる。
前記袋保持ハンド7に複数のフレコンバッグFをストックしておけば、粉粒体を充填したフレコンバッグFを搬出した後、ストックした前記フレコンバッグFを前記袋保持ハンド7上でずらして前記可動シュート62に投入口部を装着することができるので作業性が向上する。
2 基台
3 支柱
31 滑車
32 ワイヤ
33 バランスウエイト
34 ダンパ
4 可動部材
41 プレート
42 ローラ
5 計量ホッパ(供給ホッパ)
6 充填シュート
62 可動シュート
65 クランプ手段
66 圧縮バネ
7 袋保持ハンド(袋保持部材)
8 支持部材
9 上側可動部材(第2可動部材)
91 プレート
92 ローラ
93 シュート支持部材
94 支軸
95 当接部材
F フレコンバッグ(フレキシブルコンテナバッグ)
H 肩紐
T フォークリフトのフォーク
Claims (9)
- フレキシブルコンテナバッグを保持する袋保持部材を備え、供給ホッパの下端に位置する充填シュートから前記袋保持部材に肩紐を掛けて保持された前記フレキシブルコンテナバッグに粉粒体を充填し袋詰めする粉粒体袋詰装置において、
前記袋保持部材は、前記充填シュートを挟む位置に平行に一対が水平状に延設して設けられる長尺部材であって、少なくとも上部が開放された断面形状を有しており、当該袋保持部材に掛けられた前記フレキシブルコンテナバッグの前記肩紐との間にフォークリフトのフォークが水平方向から挿入可能な空間を形成することを特徴とする粉粒体袋詰装置。 - 一対の前記袋保持部材は、上下に移動可能に設けられる支持部材に片持ち状に支持される請求項1記載の粉粒体袋詰装置。
- 前記支持部材は支柱に昇降可能に設けられる可動部材に取付けられてなり、前記支柱の上部に滑車が設けられ、前記滑車に掛け渡したワイヤの一端を前記可動部材に連結し、前記ワイヤの他端をバランスウエイトに連結する請求項2記載の粉粒体袋詰装置。
- 前記充填シュートの下方には、前記フレキシブルコンテナバッグの投入口部が装着される可動シュートが前記充填シュートの下部を覆いかつ下方へ延びるように設けられ、
前記可動シュートは、前記可動部材の上方において前記可動部材と一体となって前記支柱に昇降可能に設けられる第2可動部材に片持ち状に支持され、前記充填シュートに対し上下動可能とされる請求項3記載の粉粒体袋詰装置。 - 前記充填シュートの下方には、前記フレキシブルコンテナバッグの投入口部が装着される可動シュートが前記充填シュートの下部を覆いかつ下方へ延びるように設けられ、
前記可動シュートは、上部を支軸により支持され、前記袋保持部材が延設される方向に揺動可能とされる請求項1乃至4のいずれかに記載の粉粒体袋詰装置。 - 前記可動シュートの下端は、前記袋保持部材が延設される方向であって前記フレキシブルコンテナバッグが搬出される方向に向けて下向き傾斜状に形成される請求項5記載の粉粒体袋詰装置。
- 前記可動シュートの下端は、前記袋保持部材が延設される方向に向けて円弧状に形成される請求項4又は5記載の粉粒体袋詰装置。
- 前記フレキシブルコンテナバッグの投入口部は、前記可動シュートの外周面に圧縮バネにより押圧されクランプされる請求項5乃至7のいずれかに記載の粉粒体袋詰装置。
- 前記袋保持部材は、略U字形の断面形状を有する請求項1乃至8のいずれかに記載の粉粒体袋詰装置。
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