JP2021185818A - スクリーニング方法 - Google Patents

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一幸 楊
Kazuyuki Yo
史哉 山地
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Abstract

【課題】新たな細胞賦活剤のスクリーニング方法、および前記スクリーニング方法により得られる細胞賦活剤の提供。【解決手段】被験物質を添加した線維芽細胞でのLINC00942の発現量が、被験物質を添加しなかった細胞におけるLINC00942の発現量と比較して亢進した被験物質を選択するステップ、を含む、細胞賦活剤のスクリーニング方法、および、前記スクリーニング方法により得られる細胞賦活剤。【選択図】なし

Description

本発明は、細胞賦活剤のスクリーニング方法等に関する。
皮膚は、生体と外部環境との境界に存在し、生体を外界からの刺激より防御するバリア機能に加え、水分蒸散を防ぐ保湿機能等の重要な役割を担っている。このように外部環境に曝される皮膚は、遺伝的要因に加え、紫外線暴露、湿度変化、温度変化等の種々のストレスを常に受け続けることにより、機能低下が生じ易い。また、このような機能低下により、皮膚状態の悪化が顕在化し易くなる。このような機能低下を、皮膚の細胞に働きかけることより回復または向上させ、皮膚状態の悪化を改善する素材やそのスクリーニング方法に対する要望は高い。
他方、近年、細胞老化をコントロールする生体成分として、タンパク質をコードしていないRNAであるノンコーディングRNA(ncRNA)が報告されている(例えば、非特許文献1
参照)。このncRNAの中には塩基数200以上のRNAである長鎖ncRNA(LncRNA)が知られており、LncRNAは8200種ほど存在すると推測されている(例えば、非特許文献2参照)。LncRNAに関して、近年、若齢および老齢ドナーから皮膚を採取し、発現量が比較され、いくつかのLncRNAの量が加齢により変化していることが報告されている(例えば、非特許文献3参照)。
加齢により発現が増加するNESPAS、FLJ46906、HOTAIRのLncRNAと、加齢により発現が減少するSNHG5、LOC100292680(別名「LINC00942」であり、これらは同一のLncRNAを示す)、IPWのLncRNAが、特に細胞老化の抑制効果を判断するのに有力な指標であり、該LncRNA
を指標として皮膚老化を抑制する効果を判断できることが報告されている(例えば、特許文献1および2参照)。しかしながら、該LncRNAと抗老化以外の関係については詳細に知られていない。
特開2015-130857号公報 特開2017-112892号公報
Abdelmohsen K. et al., Wiley Interdiscip Rev RNA. (2015) 6, 615-629 Cabili MN. et al., Genes Dev. (2011), 25, 1915-1927 Chang ALS. et al., J Invest Dermatol. (2012), 133, 394-402
上記の状況を鑑み、本発明は、新たな細胞賦活剤のスクリーニング方法、および同スクリーニング方法により得られる細胞賦活剤を提供することを課題とする。
本発明者らは、新たな細胞賦活剤のスクリーニング方法について検討を行ったところ、LINC00942の発現の亢進と細胞賦活とに相関があることを見出し、この知見に基づき、LINC00942の発現の亢進を指標とした細胞賦活剤のスクリーニング方法の発明を完成した。ま
た、同スクリーニング方法により、新たな細胞賦活剤を得ることができる。
すなわち、本発明の要旨は以下に関する。
[1] 被験物質を添加した線維芽細胞でのLINC00942の発現量が、被験物質を添加しな
かった細胞におけるLINC00942の発現量と比較して亢進した被験物質を選択するステップ

を含む、細胞賦活剤のスクリーニング方法。
[2] 細胞賦活剤が、血管内皮細胞の賦活剤である、[1]に記載のスクリーニング方法。
[3] 血管内皮細胞の賦活剤が、血管の若返り促進、血行促進、顔色改善、肌あれ改善、および皮膚の透明感・ハリ・艶向上から選ばれる一種以上の作用を有する、[2]に記載のスクリーニング方法。
[4] 細胞賦活剤が、脂肪細胞の賦活剤である、[1]に記載のスクリーニング方法。[5] 脂肪細胞の賦活剤が、痩身、小顔化、および顔立ち明瞭化から選ばれる一種以上の作用を有する、[4]に記載のスクリーニング方法。
[6] [1]〜[5]のいずれかに記載のスクリーニング方法により細胞賦活剤を選択するステップ、および
前記細胞賦活剤を含有させるステップを含む、
細胞賦活用皮膚外用組成物の設計方法。
[7] 細胞のLINC00942の発現亢進剤からなる、細胞賦活剤。
[8] [7]に記載の細胞賦活剤を含む、細胞賦活用皮膚外用組成物。
[9] 医薬部外品を含む化粧料である、[8]に記載の細胞賦活用皮膚外用組成物。
本発明によれば、新たな細胞賦活剤のスクリーニング方法、および同スクリーニング方法により得られる細胞賦活剤を提供することができる。
図1は、LINC00942の発現の亢進と細胞賦活の相関に関する実験結果を示す図(図面代用写真)である。上段は線維芽細胞、中段は血管内皮細胞、下段は脂肪細胞の結果を示す。
以下、本発明について説明する。
<スクリーニング方法>
本発明者らは、新たな細胞賦活剤のスクリーニング方法を求めて検討を行ったところ、LINC00942の発現の亢進と細胞の賦活とに相関があることを知見した。より具体的には、
線維芽細胞におけるLINC00942の発現の亢進と線維芽細胞の賦活との相関を見出した。ま
た、LINC00942の発現が亢進された線維芽細胞が、血管内皮細胞や脂肪細胞等の賦活作用
を有することを知見した。このようにして、本発明のスクリーニング方法は、見出されたものである。また、LINC00942の発現の亢進を指標とした、本発明の細胞賦活剤のスクリ
ーニング方法により、本発明の細胞賦活剤を得ることができる。
すなわち、本発明の一態様は、被験物質を添加した線維芽細胞でのLINC00942の発現量
が、被験物質を添加しなかった細胞におけるLINC00942の発現量と比較して亢進した被験
物質を選択するステップ、を含む、細胞賦活剤のスクリーニング方法(以下、「本発明のスクリーニング方法」ということがある)に関する。
LINC00942の発現量は、例えば、本願明細書の実施例に記載の方法に基づいて確認でき
る。当業者は、実験の結果に基づき、LINC00942の発現量が亢進した物質を細胞賦活剤と
して選択できる。
LINC00942の発現量の測定および細胞賦活剤の選択は、具体的には、例えば、以下のよ
うにして行うことができる。
被験物質を添加または添加せず(コントロール)、正常ヒト皮膚線維芽細胞を培養する。培養した細胞からTotal RNAを抽出し、cDNAを合成し、LINC00942に対する公知のプライマーを用いてmRNAの発現量を解析する。得られたLINC00942の発現量と、被験物質を添加
しなかったコントロールの発現量を比較し、その変化を確認し、LINC00942の発現量が亢
進した被験物質がLINC00942の発現亢進剤であり、細胞賦活剤として選択する。
具体的に例示すると、被験物質を添加した線維芽細胞でのLINC00942の発現量が、被検
物質を添加しなかった細胞に対して100%超、110%以上、120%以上、130%以上、140%
以上、150%以上または200%以上の場合には、上記ステップにおける発現量の亢進であるといえる。
<細胞賦活剤>
本発明のさらなる一態様は、細胞のLINC00942の発現亢進剤を含む、細胞賦活剤(以下
、「本発明の細胞賦活剤」ということがある)に関する。
本発明における「細胞賦活」は、好ましくは皮膚の表皮、真皮、および皮下組織を構成する細胞等、より好ましくは線維芽細胞、脂肪細胞、血管内皮細胞、皮膚表皮細胞、および腱細胞等、さらに好ましくは線維芽細胞、脂肪細胞、血管内皮細胞等の活性を高めることをいい、細胞のエネルギー産生、増殖、代謝、刺激応答性、温度変化や化学物質等のストレスへの耐性、ストレスからの回復等の向上が挙げられる。
なお、本発明における「細胞賦活」は、線維芽細胞の直接賦活作用、および賦活された線維芽細胞がさらに線維芽細胞以外の細胞を賦活する間接的賦活作用のいずれをも含む。ここで、線維芽細胞以外の細胞とは、LINC00942の発現が亢進された線維芽細胞の近傍に
位置する細胞であってよく、具体的には、例えば、上記例示された細胞のうち、線維芽細胞以外の細胞であってよい。
本発明の細胞賦活剤の一態様は、血管内皮細胞の賦活剤としての作用を有し、より具体的には、血管の若返り促進、血行促進、顔色改善、肌あれ改善、および皮膚の透明感・ハリ・艶向上から選ばれる一種以上から選択される作用を奏する。すなわち、本発明の細胞賦活剤は、後述するように化粧料、医薬部外品、食品等に配合されることで、血管の若返り促進、血行促進、顔色改善、肌あれ改善、および皮膚の透明感・ハリ・艶向上等の効果を奏する。
本発明の細胞賦活剤の別の一態様は、脂肪細胞の賦活剤としての作用を有し、より具体的には、痩身、小顔化、および顔立ち明瞭化から選ばれる一種以上から選択される作用を奏する。すなわち、本発明の細胞賦活剤は、後述するように化粧料、医薬部外品、食品等に配合されることで、痩身、小顔化、および顔立ち明瞭化等の効果を奏する。
本発明の細胞賦活剤は、LINC00942の発現亢進作用を有し、細胞を賦活する物質であれ
ば、限定されない。本発明の細胞賦活剤は、上述のとおり、本発明のスクリーニング方法等により得ることができる。
本発明のスクリーニング方法が対象とする被験物質は、純物質、動植物由来の抽出物、またはそれらの混合物等のいずれであってもよい。
動植物由来の抽出物は、動物または植物由来の抽出物自体のみならず、抽出物の画分、精製した画分、抽出物乃至は画分、精製物の溶媒除去物の総称を意味するものとし、植物由来の抽出物は、自生若しくは生育された植物、漢方生薬原料等として販売されるものを用いた抽出物、市販されている抽出物等が挙げられる。
抽出操作は、植物部位の全草を用いるほか、植物体、地上部、根茎部、木幹部、葉部、茎部、花穂、花蕾等の部位を使用することできるが、予めこれらを粉砕あるいは細切して抽出効率を向上させることが好ましい。抽出溶媒としては、水、エタノール、イソプロピルアルコール、ブタノール等のアルコール類、1,3−ブタンジオール、ポリプロピレングリコール等の多価アルコール類、アセトン、メチルエチルケトン等のケトン類、ジエチルエーテル、テトラヒドロフラン等のエーテル類等の極性溶媒から選択される1種乃至は2種以上が好適なものとして例示することができる。具体的な抽出方法としては、例えば、植物体等の抽出に用いる部位乃至はその乾燥物1質量に対して、溶媒を1〜30質量部加え、室温であれば数日間、沸点付近の温度であれば数時間浸漬し、室温まで冷却し後、所望により不溶物および/または溶媒除去し、カラムクロマトグラフィー等で分画精製する方法が挙げられる。
<細胞賦活用皮膚外用組成物、その設計方法>
本発明の別の一態様は、上記スクリーニング方法により細胞賦活剤を選択するステップ、および前記細胞賦活剤を含有させるステップを含む、細胞賦活用皮膚外用組成物の設計方法である。
細胞賦活用皮膚外用組成物は、化粧料、医薬部外品、食品等として適用され、化粧料の場合には肌に化粧料を塗布することで細胞賦活用皮膚外用組成物の摂取を行い、食品の場合には、経口により摂取する。
本実施態様における、細胞賦活用皮膚外用組成物中の細胞賦活剤の含有量(配合量)は、通常、0.0001質量%以上、好ましくは0.001質量%以上、より好ましくは0.01質量%以
上であり、通常80質量%以下、好ましくは30質量%以下、より好ましくは10質量%である。上記範囲とすることで、好適に細胞賦活効果を奏する細胞賦活用皮膚外用組成物とすることができる。
また、細胞賦活用皮膚外用組成物に含有させる細胞賦活剤の種類は、1種類のみでなく2種類以上であってもよい。
細胞賦活用皮膚外用組成物は、化粧品、医薬部外品、食品に適用することが可能であり、それぞれの用途に応じて、本発明の細胞賦活剤以外に、適宜必要な成分を含有させることができる。細胞賦活用皮膚外用組成物は、化粧品、医薬部外品、食品の製造における常法に基づいて製造することができる。
細胞賦活用皮膚外用組成物は、特に化粧料に適用させることが好ましい。
化粧料に適用される場合、通常化粧料に使用される成分を広く配合することが可能であり、また、その剤形や用途についても、何ら限定されない。以下、化粧料に適用される場合、化粧料中に含有させることができる成分について説明する。
以下、化粧料に適用される場合、化粧料中に含有させることができる成分について説明する。
本発明の細胞賦活用皮膚外用組成物には、本発明の細胞賦活剤以外に、さらに、同じまたは異なる機能を有する有効成分を配合してもよい。
有効成分としては、美白成分、しわ改善成分、抗炎症成分、動植物由来のエキス等が挙げられる。
美白成分としては、一般的に化粧料に用いられているものであれば特に限定はない。例えば、4-n-ブチルレゾルシノール、アスコルビン酸グルコシド、3-О-エチルアスコルビ
ン酸、トラネキサム酸、アルブチン、1-トリフェニルメチルピペリジン、1-トリフェニルメチルピロリジン、2-(トリフェニルメチルオキシ)エタノール、2-(トリフェニルメチルアミノ)エタノール、2-(トリフェニルメチルオキシ)エチルアミン、トリフェニルメチルアミン、トリフェニルメタノール、トリフェニルメタンおよびアミノジフェニルメタ
ン、N-(p-トルイル)システイン酸、N-(p-メトキシベンゾイル)システイン酸等が挙げられる。さらにその他の美白成分として、N-ベンゾイル−セリン、N-(p-メチルベンゾイル)セリン、N-(p-エチルベンゾイル)セリン、N-(p-メトキシベンゾイル)セリン、N-(p-フルオロベンゾイル)セリン、N-(p-トリフルオロメチルベンゾイル)セリン、N-(2-ナフトイル)セリン、N-(4-フェニルベンゾイル)セリン、N-(p-メチルベンゾイル)セリン メチルエステル、N-(p-メチルベンゾイル)セリン エチルエステル、N-(2-ナフトイル)セリン メチルエステル、N-ベンゾイル-O-メチルセリン、N-(p-メチルベン
ゾイル)-O-メチルセリン、N-(p-メチルベンゾイル)-O-アセチルセリン、N-(2-ナフトイル)-O-メチルセリン、ナイアシンアミド、D-パントテニルアルコール等があげられる。
これらの美白成分は、既に市販されているものもあれば、合成により入手することもできる。例えば、3-О-エチルアスコルビン酸は、特開平8-134055号公報に記載の公知の方
法で合成することができる。市販品(日本精化製「VCエチル」)もあるので、これらを入手して使用することが可能である。1-トリフェニルメチルピペリジン、1-トリフェニルメチルピロリジン、2-(トリフェニルメチルオキシ)エタノール、2-(トリフェニルメチルアミノ)エタノール、2-(トリフェニルメチルオキシ)エチルアミン、トリフェニルメチルアミン、トリフェニルメタノール、トリフェニルメタン、アミノジフェニルメタンは特許文献WO/2010/074052号パンフレットに、N-(o-トルオイル)システイン酸、N-(m-トルオイル)システイン酸、N-(p-トルオイル)システイン酸、N-(p-メトキシベンゾイル)システイン酸、N-(4-フェニルベンゾイル)システイン酸、N-(p-トルオイル)ホモシステイン酸、はWO/2011/058730号パンフレットに、N-ベンゾイル−セリン、N-(p-メチルベンゾイル)セリン、N-(p-エチルベンゾイル)セリン、N-(p-メトキシベンゾイル)セリン、N-(p-フルオロベンゾイル)セリン、N-(p-トリフルオロメチルベンゾイル)セリン、N-(2-ナフトイル)セリン、N-(4-フェニルベンゾイル)セリン、N-(p-メチルベンゾイル)セリン メチルエステル、N-(p-メチルベンゾイル)セリン エチルエステル、N-(2-ナフトイル)セリン メチルエステル、N-ベンゾイル-O-メチルセリン、N-(p-メチ
ルベンゾイル)-O-メチルセリン、N-(p-メチルベンゾイル)-O-アセチルセリン、N-(2-ナフトイル)-O-メチルセリン等はWO/2011/074643号パンフレットに、それぞれその合成
方法が公開されているので、該開示に従い合成することができる。
化粧料における美白成分の含有量は、通常0.01〜30質量%であり、0.1〜10質量%が好
ましく、1〜5質量%がより好ましい。
しわ改善成分としては、一般的に化粧料に用いられているものであれば特に限定はない。例えば、ビタミンAまたはその誘導体、三フッ化イソプロピルオキソプロピルアミノカ
ルボニルピロリジンカルボニルメチルプロピルアミノカルボニルベンゾイルアミノ酢酸Na、ナイアシンアミド、シクロヘキシルグリセリン、レチノール、レチナール、レチノイン酸、トレチノイン、イソトレチノイン、レチノイン酸トコフェロール、パルミチン酸レチノール、酢酸レチノールやウルソール酸ベンジルエステル、ウルソール酸リン酸エステル、ベツリン酸ベンジルエステル、ベンジル酸リン酸エステル、N-(p-トルイル)システイン酸、N-(p-メトキシベンゾイル)システイン酸等が挙げられる。
化粧料におけるしわ改善成分の含有量は、通常0.01〜30質量%であり、0.1〜10質量%
が好ましく、1〜5質量%がより好ましい。
動植物由来のエキスとしては、一般的に医薬品、化粧料、食品等に用いられているものであれば特に限定はない。例えば、アケビエキス、アスナロエキス、アスパラガスエキス、アボガドエキス、アマチャエキス、アーモンドエキス、アルニカエキス、アロエエキス、アロニアエキス、アンズエキス、イザヨイバラエキス、イチョウエキス、インドキノエキス、ウイキョウエキス、ウドエキス、エイジツエキス、エゾウコギエキス、エンメイソウエキス、オウゴンエキス、オウバクエキス、オウレンエキス、オタネニンジンエキス、
オトギリソウエキス、オドリコソウエキス、オレンジエキス、カキョクエキス、加水分解コンキオリン液、加水分解シルク、カッコンエキス、カモミラエキス、カロットエキス、カワラヨモギエキス、カンゾウエキス、キウイエキス、キューカンバーエキス、グアバエキス、クジンエキス、クチナシエキス、クマザサエキス、クララエキス、クルミエキス、グレープフルーツエキス、黒米エキス、クローブエキス、クロレラエキス、クワエキス、ケイケットウエキス、ゲットウヨウエキス、ゲンチアナエキス、ゲンノショウコエキス、紅茶エキス、ゴボウエキス、コメエキス、コメ発酵エキス、コメヌカ発酵エキス、コメ胚芽油、コケモモエキス、サルビアエキス、サボンソウエキス、ササエキス、サンザシエキス、サンシャエキス、サンショウエキス、シイタケエキス、ジオウエキス、シコンエキス、シナノキエキス、シモツケソウエキス、シャクヤクエキス、ショウキョウエキス、ショウブ根エキス、シラカバ樹皮エキス、スギナエキス、スターフルーツエキス、ステビアエキス、ステビア発酵物、セイヨウキズタエキス、セイヨウサンザシエキス、セイヨウニワトコエキス、セイヨウノコギリソウエキス、セイヨウハッカエキス、ゼニアオイエキス、センキュウエキス、センニンコクエキス、センブリエキス、ソウハクヒエキス、ダイオウエキス、ダイズエキス、タイソウエキス、タイムエキス、タンポポエキス、茶エキス、チョウジエキス、チンピエキス、甜茶エキス、トウガラシエキス、トウキエキス、トウキンセンカエキス、トウニンエキス、トウヒエキス、トゲナシエキス、ドクダミエキス、トマトエキス、納豆エキス、ニンジンエキス、ニンニクエキス、ノバラエキス、ハイビスカスエキス、バクモンドウエキス、ハスエキス、パセリエキス、バーチエキス、ハトムギ種子エキス、ハマメリスエキス、ヒキオコシエキス、ヒノキエキス、ビワエキス、フキタンポポエキス、フキノトウエキス、ブクリョウエキス、ブッチャーブルームエキス、ブドウエキス、ブドウ種子エキス、ヘチマエキス、ベニバナエキス、ペパーミントエキス、ボダイジュエキス、ボタンエキス、ホップエキス、マジョラムエキス、マツエキス、マロニエエキス、ミズバショウエキス、ムクロジエキス、メリッサエキス、モズクエキス、モモエキス、モモ葉エキス、ヤグルマギクエキス、ユーカリエキス、ユキノシタエキス、ユズエキス、ユリエキス、ヨクイニンエキス、ヨモギエキス、緑茶エキス、ライムエキス、リンゴエキス、ルイボス茶エキス、レイシエキス、レタスエキス、レモンエキス、レンギョウエキス、レンゲソウエキス、ローズエキス、ローズマリーエキス、ローマカミツレエキス、ローヤルゼリーエキス、ワレモコウエキス等のエキスが好ましいものとして挙げられる。
化粧料中における動植物由来エキスの含有量は、通常0.01〜30質量%であり、0.1〜10
質量%が好ましく、1〜5質量%がより好ましい。
抗炎症成分としては、クラリノン、グラブリジン、グリチルリチン酸、グリチルレチン酸、パントテニルアルコール、トラネキサム酸、ナイアシンアミド等が挙げられ、好ましくは、グリチルリチン酸およびその塩、グリチルレチン酸アルキルおよびその塩、並びに、グリチルレチン酸およびその塩である。
化粧料中における抗炎症成分の含有量は、通常0.01〜30質量%であり、0.1〜10質量%
が好ましく、1〜5質量%がより好ましい。
化粧料中に含有させることができるその他の成分を、以下に例示する。
油性成分としては、極性油、揮発性炭化水素油等が挙げられる。
極性油としては、合成エステル油として、ミリスチン酸イソプロピル、オクタン酸セチル、ミリスチン酸オクチルドデシル、パルミチン酸イソプロピル、ステアリン酸ブチル、ラウリン酸ヘキシル、ミリスチン酸ミリスチル、オレイン酸デシル、ジメチルオクタン酸ヘキシルデシル、乳酸セチル、乳酸ミリスチル、酢酸ラノリン、ステアリン酸イソセチル、イソステアリン酸イソセチル、12-ヒドロキシステアリル酸コレステリル、ジ-2-エチルヘキシル酸エチレングリコール、ジペンタエリスリトール脂肪酸エステル、モノイソステアリン酸N−アルキルグリコール、ジカプリン酸ネオペンチルグリコール、リンゴ酸ジイソステアリル、ジ-2-ヘプチルウンデカン酸グリセリン、トリ-2-エチルヘキシル酸トリメチロールプロパン、トリイソステアリン酸トリメチロールプロパン、テトラ−2−エチル
ヘキシル酸ペンタンエリスリトール、トリ-2-エチルヘキシル酸グリセリン、トリイソス
テアリン酸トリメチロールプロパンを挙げることができる。
さらに、セチル2-エチルヘキサノエート、2-エチルヘキシルパルミテート、トリミリスチン酸グリセリン、トリ-2-ヘプチルウンデカン酸グリセライド、ヒマシ油脂肪酸メチル
エステル、オレイン酸オイル、セトステアリルアルコール、アセトグリセライド、パルミチン酸2−ヘプチルウンデシル、アジピン酸ジイソブチル、N-ラウロイル-L-グルタミン
酸-2-オクチルドデシルエステル、アジピン酸ジ-2-ヘプチルウンデシル、エチルラウレート、セバチン酸ジ-2-エチルヘキシル、ミリスチン酸2-ヘキシルデシル、パルミチン酸2
−ヘキシルデシル、アジピン酸2-ヘキシルデシル、セバチン酸ジイソプロピル、コハク酸2-エチルヘキシル、酢酸エチル、酢酸ブチル、酢酸アミル、クエン酸トリエチル、オクチル メトキシシンナメート等も挙げられる。
また、天然油として、アボガド油、ツバキ油、タートル油、マカデミアナッツ油、トウモロコシ油、ミンク油、オリーブ油、ナタネ油、卵黄油、ゴマ油、パーシック油、小麦胚芽油、サザンカ油、ヒマシ油、アマニ油、サフラワー油、綿実油、エノ油、大豆油、落花生油、茶実油、カヤ油、コメヌカ油、シナギリ油、日本キリ油、ホホバ油、胚芽油、トリグリセリン、トリオクタン酸グリセリン、トリイソパルミチン酸グリセリン等が挙げられる。
揮発性炭化水素油としては、イソドデカン、イソヘキサデカン等が挙げられる。
界面活性剤としては、脂肪酸セッケン(ラウリン酸ナトリウム、パルミチン酸ナトリウム等)、ラウリル硫酸カリウム、アルキル硫酸トリエタノールアミンエーテル等のアニオン界面活性剤類、塩化ステアリルトリメチルアンモニウム、塩化ベンザルコニウム、ラウリルアミンオキサイド等のカチオン界面活性剤類、ベタイン系界面活性剤(アルキルベタイン、アミドベタイン、スルホベタイン等)、イミダゾリン系両性界面活性剤(2-ココイル-2-イミダゾリニウムヒドロキサイド-1-カルボキシエチロキシ2ナトリウム塩等)、ア
シルメチルタウリン等の両性界面活性剤類、ソルビタン脂肪酸エステル類(ソルビタンモノステアレート、セスキオレイン酸ソルビタン等)、グリセリン脂肪酸類(モノステアリン酸グリセリン等)、プロピレングリコール脂肪酸エステル類(モノステアリン酸プロピレングリコール等)、硬化ヒマシ油誘導体、グリセリンアルキルエーテル、POEソルビタ
ン脂肪酸エステル類(POEソルビタンモノオレエート、モノステアリン酸ポリオキシエチ
レンソルビタン等)、POEソルビット脂肪酸エステル類(POE-ソルビットモノラウレート
等)、POEグリセリン脂肪酸エステル類(POE-グリセリンモノイソステアレート等)、POE脂肪酸エステル類(ポリエチレングリコールモノオレート、POEジステアレート等)、POEアルキルエーテル類(POE2-オクチルドデシルエーテル等)、POEアルキルフェニルエーテル類(POEノニルフェニルエーテル等)、プルロニック(登録商標)型類、POE・POPアル
キルエーテル類(POE・POP2-デシルテトラデシルエーテル等)、テトロニック類、POEヒ
マシ油・硬化ヒマシ油誘導体(POEヒマシ油、POE硬化ヒマシ油等)、ショ糖脂肪酸エステル、アルキルグルコシド等の非イオン界面活性剤類、等が挙げられる。
多価アルコールとしては、ポリエチレングリコール、グリセリン、1,3-ブチレングリコール、エリスリトール、ソルビトール、キシリトール、マルチトール、プロピレングリコール、ジプロピレングリコール、ジグリセリン、イソプレングリコール、1,2-ペンタンジオール、2,4-ヘキシレングリコール、1,2-ヘキサンジオール、1,2-オクタンジオール等が挙げられる。
増粘剤としては、グアガム、クインスシード、カラギーナン、ガラクタン、アラビアガム、ペクチン、マンナン、デンプン、キサンタンガム、カードラン、メチルセルロース、ヒドロキシエチルセルロース、カルボキシメチルセルロース、メチルヒドロキシプロピルセルロース、コンドロイチン硫酸、デルマタン硫酸、グリコーゲン、ヘパラン硫酸、ヒア
ルロン酸、ヒアルロン酸ナトリウム、トラガントガム、ケラタン硫酸、コンドロイチン、ムコイチン硫酸、ヒドロキシエチルグアガム、カルボキシメチルグアガム、デキストラン、ケラト硫酸、ローカストビーンガム、サクシノグルカン、カロニン酸,キチン、キトサン、カルボキシメチルキチン、寒天、ポリビニルアルコール、ポリビニルピロリドン、カルボキシビニルポリマー、アルキル変性カルボキシビニルポリマー、ポリアクリル酸ナトリウム、ポリエチレングリコール、ベントナイト等が挙げられる。
粉体類としては、表面を処理されていてもよい、マイカ、タルク、カオリン、合成雲母、炭酸カルシウム、炭酸マグネシウム、無水ケイ酸(シリカ)、酸化アルミニウム、硫酸バリウム等の粉体類、表面を処理されていてもよい、ベンガラ、黄酸化鉄、黒酸化鉄、酸化コバルト、群青、紺青、酸化チタン、酸化亜鉛の無機顔料類、表面を処理されていてもよい、雲母チタン、魚燐箔、オキシ塩化ビスマス等のパール剤類、レーキ化されていてもよい赤色202号、赤色228号、赤色226号、黄色4号、青色404号、黄色5号、赤色505号、赤
色230号、赤色223号、橙色201号、赤色213号、黄色204号、黄色203号、青色1号、緑色201号、紫色201号、赤色204号等の有機色素類、ポリエチレン末、ポリメタクリル酸メチル、ナイロン粉末、オルガノポリシロキサンエラストマー等の有機粉体類等が挙げられる。
紫外線吸収剤としては、パラアミノ安息香酸系紫外線吸収剤、アントラニル酸系紫外線吸収剤、サリチル酸系紫外線吸収剤、桂皮酸系紫外線吸収剤、ベンゾフェノン系紫外線吸収剤、糖系紫外線吸収剤、2-(2’-ヒドロキシ-5'-t-オクチルフェニル)ベンゾトリアゾ
ール、4-メトキシ-4'-t-ブチルジベンゾイルメタン等の紫外線吸収剤類等が挙げられる。
化粧料中には、その他に、水、エタノール、香料、防腐剤、pH調整剤、着色料等を含有させることができる。
また、化粧料として適用される場合の剤型は、通常知られているローション剤形、乳液剤形、エッセンス剤形、クリーム剤形、粉体含有剤形等の何れをも取ることができる。
以下、実施例によって本発明を具体的に説明するが、これらは本発明の例示であり、本発明の範囲はこれらに限定されるものではない。
<実施例1>
正常ヒト皮膚線維芽細胞(クラボウ社製)を、24穴プレ−ト(BD Falcon社製)に30000cells/wellになる様に播種し、10%FBS/DMEM(FBS:ハナ・ネスコバイオ社製、DMEM:シグマアルドリッチ社製)で24時間培養した。その後、LINC00942の発現亢進効果が知られるセージエキス(濃度0.5質量%)ま
たは溶媒のみ(コントロール)を0.5mL加え、さらに24時間培養し、RNeasy Mini Kit(キアゲン社製)を用いTotalRNAを抽出し、SuperScript VILO cDNA synthesis Kit(ライフテクノロジーズ製、配列非公開)を用いてcDNAを合成し、Step One Plus(ライフテクノロジーズ製)にてLINC00942のプライマーを用いてLINC00942の発現量を解析した。得られたLINC00942の発現量と、コントロールの発現量を比較し、その変化を確認した。
その結果、セージエキスを添加した線維芽細胞は、コントロールの線維芽細胞に対し、LINC00942の発現量が5倍に増加していた。
別途、正常ヒト皮膚線維芽細胞(クラボウ社製)を、12穴トランズウェルプレ−ト(Corning社製)の下段に30000cells/wellになる様に播種し、10%FB
S/DMEM(FBS:ハナ・ネスコバイオ社製、DMEM:シグマアルドリッチ社製)で24時間培養した。
線維芽細胞を培養したプレートの上段に、上記LINC00942の発現量が多い(亢進した)
線維芽細胞またはLINC00942の発現量が少ない(亢進されていない)線維芽細胞(コント
ロール)を設置し、24時間培養した。プレートの上下段のしきりには穴が設けられ、物質の移動が可能である。
MitoTracker Deep Red FM(ThermoFisher SCIENTIFIC社製)にて染色し、蛍光顕微鏡観察を行った結果を図1に示す。LINC00942の発現量が多い細胞(上段左)は細胞内の色が
濃く、活性のあるミトコンドリアが多い(細胞活性が高い)のに対し、LINC00942の発現
量が少ない細胞(上段右)は細胞内の色が弱く、活性のあるミトコンドリアが少ない。すなわち、LINC00942の発現亢進による細胞賦活効果が認められた。
<実施例2>
実施例1に基づき、LINC00942の発現量が亢進した線維芽細胞およびLINC00942の発現量
が少ない線維芽細胞を作製した。
別途、正常ヒト皮膚血管内皮細胞(クラボウ社製)を、24穴トランズウェルプレ−ト(Corning社製)の下段に50000cells/wellになる様に播種し、Humedia-EG2培地(クラボウ社製)で7日間培養した。その後、TNF-α(終濃度50 ng/mL)を加え、さらに24時間培養した。
血管内皮細胞を培養したプレートの上段に、上記LINC00942の発現量が亢進した線維芽
細胞またはLINC00942の発現量が少ない線維芽細胞(コントロール)を設置し、24時間
培養した。プレートの上下段のしきりには穴が設けられ、物質の移動が可能である。
ZO-1抗体(Invitrogen社製)にて染色し、蛍光顕微鏡観察を行った結果を図1に示す。LINC00942の発現量が多い細胞と共培養した細胞(中段左)は細胞内の色が濃く、細胞間
の着色(細胞間接着因子(ZO-1))が多く、TNF-αによる細胞間接着の低下が修復できている(ダメージ修復ができている)のに対し、LINC00942の発現量が少ない細胞と共培養し
た細胞(中段右)は細胞内の色が弱く、また細胞間の着色が少なく、TNF-αによる細胞間接着の低下を修復できていない。すなわち、LINC00942の発現量が亢進した線維芽細胞の
共培養による血管内細胞の賦活効果が認められた。
<実施例3>
実施例1に基づき、LINC00942の発現量が亢進した線維芽細胞およびLINC00942の発現量
が少ない線維芽細胞を作製した。
別途、ヒト前駆脂肪細胞(TOYOBO社製)を、12穴トランズウェルプレ−ト(Corning
社製)の下段に50000cells/wellになる様に播種し、ヒト前駆脂肪細胞増殖培地(TOYOBO社製)で100%コンフルエントになるまで培養した。その後、ヒト前駆脂肪細胞分化培地(TOYOBO社製)にて、さらに7日間培養した。プレートの上下段のしきりには穴が設けられ、物質の移動が可能である。
脂肪細胞を培養したプレートの上段に、上記LINC00942の発現量が亢進した線維芽細胞
またはLINC00942の発現量が少ない線維芽細胞(コントロール)を設置し、72時間培養
した。
オイルレッドO(富士フィルム和光純薬社製)にて染色し、蛍光顕微鏡観察を行った結
果を図1に示す。LINC00942の発現量が多い細胞と共培養した細胞(下段左)は細胞内の
着色(脂肪)が少ない(脂肪分解力が高い)のに対し、LINC00942の発現量が少ない細胞
と共培養した細胞(下段右)は細胞内の着色が多く、脂肪量が多い。すなわち、LINC00942の発現量が亢進した線維芽細胞の共培養による脂肪細胞の賦活効果が認められた。
上記のとおり、LINC00942の発現亢進による線維芽細胞の賦活効果が認められた。また
、LINC00942の発現量が亢進した線維芽細胞の共培養による血管内皮細胞の賦活効果が認
められた。すなわち、LINC00942の発現亢進による血管内皮細胞の賦活効果により、血管
の若返り促進、血行促進、顔色改善、肌あれ改善、および皮膚の透明感・ハリ・艶向上等の効果が発揮されると考えられる。また、LINC00942の発現量が亢進した線維芽細胞の共
培養による脂肪細胞の賦活効果が認められた。すなわち、LINC00942の発現亢進による脂
肪細胞の賦活効果により、痩身、小顔化、および顔立ち明瞭化等の効果が発揮されると考えられる。
本発明は、化粧品、医薬部外品、食品、医薬品等に応用できる。

Claims (9)

  1. 被験物質を添加した線維芽細胞でのLINC00942の発現量が、被験物質を添加しなかった
    細胞におけるLINC00942の発現量と比較して亢進した被験物質を選択するステップ、
    を含む、細胞賦活剤のスクリーニング方法。
  2. 細胞賦活剤が、血管内皮細胞の賦活剤である、請求項1に記載のスクリーニング方法。
  3. 血管内皮細胞の賦活剤が、血管の若返り促進、血行促進、顔色改善、肌あれ改善、および皮膚の透明感・ハリ・艶向上から選ばれる一種以上の作用を有する、請求項2に記載のスクリーニング方法。
  4. 細胞賦活剤が、脂肪細胞の賦活剤である、請求項1に記載のスクリーニング方法。
  5. 脂肪細胞の賦活剤が、痩身、小顔化、および顔立ち明瞭化から選ばれる一種以上の作用を有する、請求項4に記載のスクリーニング方法。
  6. 請求項1〜5のいずれか1項に記載のスクリーニング方法により細胞賦活剤を選択するステップ、および
    前記細胞賦活剤を含有させるステップを含む、
    細胞賦活用皮膚外用組成物の設計方法。
  7. 細胞のLINC00942の発現亢進剤からなる、細胞賦活剤。
  8. 請求項7に記載の細胞賦活剤を含む、細胞賦活用皮膚外用組成物。
  9. 医薬部外品を含む化粧料である、請求項8に記載の細胞賦活用皮膚外用組成物。
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