JP2021184451A - 半導体製造装置および半導体装置の製造方法 - Google Patents

半導体製造装置および半導体装置の製造方法 Download PDF

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Abstract

【課題】所望の熱処理を行うことができる場合を増やすことが可能な技術を提供すること。【解決手段】半導体製造装置は、その上面に載置された基板300を加熱処理または冷却処理する処理板12と、処理板上の基板載置位置を取り囲むように処理板に設けられた案内部材20と、その上端に載置された基板を昇降する複数の昇降部材15と、処理板に基板が載置される際に、案内部材を基板と所定の距離を隔てて配置させ、処理板に基板が載置された後、案内部材を基板の方向に作動するように構成される制御ユニット112と、を備える。【選択図】図4

Description

本開示は半導体製造装置に関し、例えば、リソグラフィ工程において基板を加熱処理または冷却処理(以下、「熱処理」ともいう。)を行う半導体製造装置に適用可能である。
半導体装置の製造におけるリソグラフィ工程では半導体ウェハ(以下、「基板」という。)の加熱処理を行うステップが多数存在する。例えば、脱水ベーク、プリベーク、PEB(Post Exposure Bake)、ポストベークが挙げられる。また、加熱処理後に冷却処理を行うステップも存在する。
基板の熱処理はホットプレートまたはクーリングプレート(以下、単に「プレート」ともいう。)を用いて行われる。プレートには真空チャック等の基板を固定する機構がないため、基板の滑り防止としてガイドピンが設けられている。
特開2000−306825号公報
基板は搬送アーム等の搬送装置によってプレートに載置されるが、搬送装置がプレートに基板を載置する際に位置がずれる場合がある。基板とガイドピンとの隙間は約1〜2mmであり、基板が載置される位置のずれが大きくなると基板がガイドピン上に乗り上げてしまい、所望の熱処理が行われなくなることがある。
本開示の一態様では、プレートに可動式の案内部材としてのガイドピンを設ける。基板をプレートに載置するときにガイドピンを基板よりも広く開き、基板がプレートに載置された後にガイドピンを基板側に移動させる。
本開示の一態様によれば、所望の熱処理を行うことができる場合を増やすことが可能である。
図1は実施形態における塗布現像システムの概念図である。 図2は図1に示した塗布現像システムにおける処理を示すフローチャートである。 図3は実施形態における熱処理装置の平面図である。 図4は基板が正常に載置された場合の図3のA−A線における断面図である。 図5(a)から図5(c)は図3のガイドピンの構成を示す平面図である。 図6は図5(a)から図5(c)のガイドピンの動作を示す図である。 図7は基板がリフトピン上に載置された状態の図3のA−A線における断面図である。 図8は基板の載置が異常の場合の図3のA−A線における断面図である。 図9はガイドピンの回転量または移動距離の時間推移を示す図である。 図10は電動モータのトルクの時間推移を示す図である。 図11は比較例における熱処理装置の平面図である。 図12は基板が正常載置された場合の図11のA−A線における断面図である。 図13は基板が異常載置された場合の図11のA−A線における断面図である。 図14は加熱処理の際に図11の温度センサにより検出されるプレートの温度変化を示す図である。 図15は図11の熱処理装置の問題点を説明する図である。 図16は第一変形例における熱処理装置の平面図である。 図17は熱処理装置への基板搬入時の図16のA−A線における断面図である。 図18は基板が正常載置された場合の図16のA−A線における断面図である。 図19は図16の熱処理装置におけるリフトピンの荷重時間推移を示す図である。 図20は第二変形例における熱処理装置に基板が正常載置された場合の図16のA−A線相当の断面図である。 図21は図20の熱処理装置におけるリフトピンの荷重時間推移を示す図面である。 図22は第三変形例における熱処理装置に基板が正常載置された場合の図16のA−A線相当の断面図である。 図23は図22の熱処理装置におけるリフトピンの荷重時間推移を示す図面である。
以下、実施形態、比較例および変形例について、図面を用いて説明する。ただし、以下の説明において、同一構成要素には同一符号を付し繰り返しの説明を省略することがある。なお、図面は説明をより明確にするため、実際の態様に比べ、各部の幅、厚さ、形状等について模式的に表される場合があるが、あくまで一例であって、本開示の解釈を限定するものではない。
以下、基板にフォトレジストを塗布し、現像する塗布現像装置に本開示を適用した実施形態について図1および図2を用いて説明する。
図1は実施形態における塗布現像装置の概念図である。図2は図1に示した塗布現像装置における処理を示すフローチャートである。
図1に示すように、半導体製造装置としての塗布現像装置100は、搬入搬出ユニット(IO)101,105および処理ユニット110を一体に接続した構成を有している。
処理ユニット110は、加熱処理装置としての脱水ベークユニット(DHBK)102、塗布ユニット(COT)103、プリベークユニット(PRBK)104、PEBユニット106、現像ユニット(DEV)107およびポストベークユニット(PSBK)108を備えている。処理ユニット110は、さらに、冷却装置としての四つの冷却ユニット109a,109b,109c,109d、基板300を搬送する搬送装置(WCD)111および制御ユニット(CNT)112を備えている。制御ユニット112は中央処理装置(CPU)、CPUが実行する制御プログラムやデータを格納する記憶装置等を備え、搬入搬出ユニット101,105および処理ユニット110内の各ユニットを制御するよう構成されている。塗布現像装置100は、並列処理を可能とするため、搬送装置111を複数備えてもよい。なお、基板表面状態により脱水ベークに続けて疎水化処理も必要であるので、処理ユニット110は、図示していない疎水化処理ユニットも備える。
搬入搬出ユニット101では、複数枚、例えば25枚の基板300がカセット(CS)201に格納されて外部から塗布現像装置100に搬入され、また塗布現像装置100から外部に搬出される。また、カセット(CS)201に対して基板300が搬出・搬入される。処理ユニット110では、塗布現像処理工程の中で1枚ずつ基板300に所定の処理が施される。搬入搬出ユニット105では、塗布現像装置100に隣接して設けられる露光装置202との間で基板300が受け渡される。
塗布ユニット(COT)103および現像ユニット(DEV)107はカップ内で基板300をスピンチャックに載せて所定の処理を行う。
脱水ベークユニット102はフォトレジスト塗布前に水分を除去するため、熱処理装置を用いて基板300を加熱処理する。プリベークユニット104はフォトレジスト塗布後に熱処理装置を用いて基板300を加熱処理する。PEBユニット106はフォトレジスト露光後に熱処理装置を用いて基板300を加熱処理する。ポストベークユニット108は現像後に熱処理装置を用いて基板300を加熱処理する。脱水ベークユニット102、プリベークユニット104、PEBユニット106およびポストベークユニット108は例えば80〜140℃で加熱処理を行う。冷却ユニット109a,109b,109c,109dは熱処理装置を用いて基板300を冷却処理する。冷却ユニット109a,109b,109c,109dは例えば22〜24℃で冷却処理を行う。ここで、熱処理装置は、加熱処理装置および冷却処理装置の総称である。
塗布現像装置100を用いた半導体装置の製造方法について図2を用いて説明する。
搬入工程(ステップS1):
カセット201を搬入搬出ユニット101に搬入する。
脱水ベーク工程(ステップS2):
制御ユニット112は、搬送装置111を用いて搬入搬出ユニット101のカセット201から基板300を取り出して脱水ベークユニット102の熱処理装置10に載置する。制御ユニット112は熱処理装置に載置した基板300の加熱処理を所定の温度および所定の時間で行い、洗浄などにより付着/吸着した水を除去する。
冷却工程(ステップS3):
制御ユニット112は、搬送装置111を用いて脱水ベークユニット102から基板300を取り出して冷却ユニット109aの熱処理装置10に載置する。制御ユニット112は載置された基板300の冷却処理を所定の温度および所定の時間で行う。
塗布工程(ステップS4):
制御ユニット112は、搬送装置111を用いて冷却ユニット109aから基板300を取り出して塗布ユニット103のスピンチャックに載置する。制御ユニット112は塗布ユニット103により基板300にフォトレジストを塗布する。
プリベーク工程(ステップS5):
制御ユニット112は、搬送装置111を用いて塗布ユニット103から基板300を取り出してプリベークユニット104の熱処理装置に載置する。制御ユニット112は載置された基板300の加熱処理を所定の温度および所定の時間で行って塗布されたレジスト膜から溶媒を除去する。加熱温度はフォトレジストが熱分解しない程度に設定される。
冷却工程(ステップS6):
制御ユニット112は、搬送装置111を用いてプリベークユニット104から基板300を取り出して冷却ユニット109bの熱処理装置に載置する。制御ユニット112は載置された基板300の冷却処理を所定の温度および所定の時間で行う。制御ユニット112は、搬送装置111を用いて冷却ユニット109bから基板300を取り出して搬入搬出ユニット105に引き渡す。
露光工程(ステップS7):
露光装置202は、搬入搬出ユニット105からフォトレジストが塗布された基板300を受け取り、レチクルおよびKrF等のエキシマレーザを用いて縮小投影露光する。搬入搬出ユニット105は露光装置202から露光された基板300を受け取る。
PEB工程(ステップS8):
制御ユニット112は、搬送装置111を用いて搬入搬出ユニット105から基板300を取り出してPEBユニット106の熱処理装置に載置する。制御ユニット112は載置された基板300の加熱処理を所定の温度および所定の時間で行って感光反応を完結させる。
冷却工程(ステップS9):
制御ユニット112は、搬送装置111を用いてPEBユニット106から基板300を取り出して冷却ユニット109cの熱処理装置に載置する。制御ユニット112は載置された基板300の冷却処理を所定の温度および所定の時間で行う。
現像工程(ステップSA):
制御ユニット112は、搬送装置111を用いて冷却ユニット109cから基板300を取り出して現像ユニット107のスピンチャックに載置する。制御ユニット112は現像ユニット107により露光した基板300を現像液に浸し、余分な部分のフォトレジストを除去する。また、リンス液(主に超純水)で数回すすぎ、不要部分を完全に除去する。
ポストベーク工程(ステップSB):
制御ユニット112は、搬送装置111を用いて現像ユニット107から基板300を取り出してポストベークユニット108の熱処理装置に載置する。制御ユニット112は載置された基板300の加熱処理を所定の温度および所定の時間で行って付着したリンス液を加熱によって除去する。この加熱処理により、基板との密着性を高めたり、フォトリソグラフィ工程終了後に行なわれるエッチングやイオン打込みに対する耐性を上げたりする。フォトレジスト像の形が崩れない範囲でできるだけ高い温度で行うのが好ましい。
冷却工程(ステップSC):
制御ユニット112は、搬送装置111を用いてポストベークユニット108から基板300を取り出して冷却ユニット109dの熱処理装置に載置する。制御ユニット112は載置された基板300の冷却処理を所定の温度および所定の時間で行う。
搬出工程(ステップSD):
制御ユニット112は、搬送装置111を用いて冷却ユニット109dから基板300を取り出して搬入搬出ユニット101のカセット201に格納する。カセット201を搬入搬出ユニット101から搬出する。
実施形態における熱処理装置の構成について図3、図4および図5(a)から図5(c)を用いて説明する。図3は実施形態における熱処理装置の平面図である。図4は基板が正常に載置された場合の図3のA−A線における断面図である。図5(a)から図5(c)は図3のガイドピンの構成を示す平面図である。
実施形態における熱処理装置10は、基板300を熱処理するためのプレート12を備えている。ここで、熱処理装置を半導体製造装置ともいう。処理板としてのプレート12は、例えば平面視で基板300より少し大きな直径で円形状であり、熱素子13を備えている。熱素子13は、例えば、ペルチェ素子等である。熱素子13は、電流が流されることで発熱または吸熱する。制御ユニット112は熱素子13に流す電流値を制御することで熱処理のための温度を制御するように構成されている。
プレート12は、その上面と下面との間に、複数カ所、例えば三カ所に孔14を有している。これらの孔14には、それぞれ、基板300の受け渡しのための複数本、例えば三本のリフトピン15が昇降自在に挿入されている。これらの昇降部材としてのリフトピン15は、プレート12の下面側に配置された結合部材16により、プレート12の下面側で一体に結合されている。結合部材16は、プレート12の下面側に配置された昇降装置17に接続されている。制御ユニット112に制御された昇降装置17の昇降動作により、リフトピン15はプレート12の上面から突き出たり、プレート12の上面よりも下降したりする。リフトピン15は、プレート12の上面から突き出た状態で、搬送装置111との間で基板300の受け渡しを行う。搬送装置111から基板300を受け取ったリフトピン15は、下降してプレート12の上面よりも下降する。これにより、基板300がプレート12の上面の載置位置301に密着し、基板300の熱処理が行われる。
プレート12には、その上面側に六個のガイドピン20が載置位置301を取り囲むように設けられている。案内部材としてのガイドピン20は例えば断面が円形で、プレート12の上面からの高さは基板300の厚さよりも大きい。また、基板300の外周部が上に反った場合でも、ガイドピン20の高さは基板300の端部の高さよりも高いことが好ましい。例えば、ガイドピン20の高さは1mmを越え、3mm前後がより好ましい。
ガイドピン20はプレート12に固定されておらず、回動自在または移動自在の可動式である。図5(a)および図5(b)に示すように、ガイドピン20は所定の動作可能範囲OR内をプレート12の上面に対して垂直方向に延在する回転軸21を中心にプレート12の上面に沿って回転する。図5(a)に示すように、ガイドピン20は回転軸21とガイドピン20を連結する部材22により回転軸21から所定距離離れて回転したり、図5(b)に示すように、ガイドピン20は回転軸21上に位置して回転したりする。ガイドピン20が回転軸21上に位置して回転する場合は、ガイドピン20は平面で円形ではなく、円周から外側に突出した突出部23を有する。回転軸21には動作可能範囲ORを規制するための部材が取り付けられている。
図5(c)に示すように、ガイドピン20は所定の動作可能範囲OR内をプレート12に設けられた長孔24にガイドされてプレート12の半径方向にプレート12の上面に沿って移動(水平移動)するようにしてもよい。
ガイドピン20または回転軸21は電動モータや電動モータを用いたアクチュエータ(以下、「電動アクチュエータ」という。)25により駆動されて、回転したり水平移動したりする。制御ユニット112は回転軸21の回転量(θ)、ガイドピン20の移動距離(D)、または電動アクチュエータ25の電動モータのトルク(TRQ)をモニタするようになっている。ここで、回転軸21の回転量(θ)およびガイドピン20の移動距離(D)をガイドピン20の作動量という。ガイドピン20は上述した形状に限られるものではない。
また、載置位置301の中央から所定距離離れた位置、例えば載置位置301の外周に近い位置には、例えば熱伝対である温度センサ18が配置されている。この温度センサ18による検出結果は制御ユニット112に送られるようになっており、制御ユニット112ではこの検出結果に基づき熱素子13に対する電流の制御が行われる。
次に、このように構成された熱処理装置の動作を図4、図5(a)〜図5(c)、図6〜図8を用いて説明する。図6は図5(a)〜図5(c)のガイドピンの動作を示す図である。図7は基板がリフトピン上に載置された状態の図3のA−A線における断面図である。図8は基板の載置が異常の場合の図3のA−A線における断面図である。
まず、図7に示すように、制御ユニット112は、プレート12の上面からリフトピン15が突き出た状態で、搬送装置111からリフトピン15上に基板300を受け渡す。
次に、図4に示すように、制御ユニット112は、搬送装置111から基板300を受け取ったリフトピン15を下降させてプレート12のガイドピン20の間に基板300を没入させる。これにより、基板300がプレート12の上に載置される。このとき、ガイドピン20は、図6の破線で示すように、基板300から所定の距離外側に開いた状態になっている。その後、制御ユニット112は、ガイドピン20を基板300側に回動または移動して基板300に接触させて、基板300を載置位置301に移動させる。すなわち、基板300のセンタリングが行われる。
最終的に、制御ユニット112は、図6の実線で示されるガイドピン40で基板300を挟み込んで保持する。制御部112はガイドピン20で基板300を挟み込む際に、ガイドピン20の回転量、移動距離または電動モータのトルクのモニタを行う。そして、制御ユニット112は、モニタの結果、基板300の載置が正常に行われたと判断した場合、基板300の熱処理を行う。なお、熱処理を行うとき、ガイドピン20は基板300に接触させた状態ではなく、基板300から少し離れた位置(例えば、1mm程度)に移動させる。
その後、基板300の熱処理が終了すると、再び、制御ユニット112は、電動アクチュエータ25によりガイドピン20を図6の破線で示される開いた状態にし、昇降装置17によりリフトピン15を突き出す。そして、制御ユニット112は、搬送装置111によりリフトピン15の上に載置された基板300を取り出す。
搬送装置111の部材摩耗や変形もしくは搬送アームベルトの伸びなどが原因で、搬送装置111のアームがプレート12に基板300を載置する際の位置が経時的にずれる場合がある。上述したセンタリング機能により、搬送装置111がプレート12に基板300を載置する際の位置が大きくずれても問題ない。
しかし、搬送装置111からリフトピン15へ基板300が受け渡される際に、基板300がリフトピン15上の所望の位置から相当大きくずれた位置に受け渡される場合がある。その後、制御ユニット112がリフトピン15を下降させたときに、図8に示すように、基板300は載置位置301内に正確に載置されずにガイドピン20の上に乗り上げてしまうことがある。ここで、基板300がガイドピン20への乗り上げが無い状態でプレート12の載置位置301に載置されることも正常載置という。また、基板300が載置位置301内に載置されずにガイドピン20の上に乗り上げることを異常載置という。
次に、ガイドピン40の回転量または移動距離のモニタによる基板300のガイドピン40への乗り上げの検出について図9を用いて説明する。図9はガイドピンの回転量または移動距離の時間推移を示す図である。
制御ユニット112は、搬送装置111により基板300をリフトピン15の上に搬入し、昇降装置17によりリフトピン15を下降して基板300をプレート12に載置する。その後、図9に示すように、制御ユニット112が時刻t1でガイドピン20の作動を開始すると、時間と共に回転量(θ)または移動距離(D)の作動量が増加する。基板300が正常載置された場合は、時刻t2でガイドピン20が基板300に接触する。この時点で、ガイドピン20が停止するので、すべてのガイドピン20の作動量は実線Aで示すように推移する。
一方、基板300がガイドピン20に乗り上げた場合は、基板300は、乗り上げが発生した部分のガイドピン20のストッパではなくなり、ガイドピン20が停止せず、動作可能範囲ORの基板300側の限界まで動作する。このため、乗り上げ発生個所のガイドピン20の作動量のみが破線Bに示すように推移する。よって、一点破線Cに示すように実線Aと破線Bの間に乗り上げ検知の作動量の閾値の設定を行うことで、乗り上げ検知が可能となる。
次に、電動モータのトルクのモニタによる基板300のガイドピン20への乗り上げの検出について図10を用いて説明する。図10は電動モータのトルクの時間推移を示す図である。
制御ユニット112は、搬送装置111により基板300をリフトピン15の上に搬入し、昇降装置17によりリフトピン15を下降して基板300をプレート12に載置する。その後、図10に示すように、制御ユニット112が時刻t1でガイドピン20の作動を開始すると、電動モータの負荷である回転軸21またはガイドピン20を駆動する力であるトルク(TRQ)は一定値を推移する。基板300が正常載置された場合は、時刻t2でガイドピン20が基板300に接触する。この時点でトルクが上がるため、すべてのガイドピン20のトルクは実線Aで示すように推移する。
一方、基板300がガイドピン20に乗り上げた場合は、ガイドピン20と基板300の接触がなくなる。このため、ガイドピン20が停止せず動作可能範囲ORの基板300側の限界まで動作する時刻t3までトルクが上がらず、乗り上げ発生個所のガイドピン20のトルクのみ破線Bに示すように推移する。時刻t2〜時刻t3の間で、一点破線Cに示すように実線Aと破線Bの間に乗り上げ検知のトルクの閾値の設定を行うことで、乗り上げ検知が可能となる。
制御ユニット112は、基板300の異常載置を検知した場合、熱処理を中断して回転表示灯(不図示)を点灯したり、表示部(不図示)に表示したりして作業者に警報等を発する。
(比較例)
次に、本開示者が本開示に先立って検討した技術(比較例)について図11〜図15を用いて説明する。図11は比較例における熱処理装置の平面図である。図12は基板の載置が正常の場合の図11のA−A線における断面図である。図13は基板の載置が異常の場合の図11のA−A線における断面図である。図14は加熱処理の際に温度センサにより検出されるプレートの温度変化を示す図である。
比較例における熱処理装置30は、基板300を熱処理するためのプレート32を備えている。プレート32は、実施形態とは異なり、載置位置301を取り囲むように六個のガイドピン40を固定されて備えている。基板300とガイドピン40との隙間は約1〜2mmである。比較例の熱処理装置30の他の構成は第一実施形態と同様である。
次に、熱処理装置30が加熱処理行う場合を例にプレート32の温度推移について図14を用いて説明する。
図14の期間P1,P2は図12に示すように基板300がプレート32に正常載置されたときの温度変化を示している。図14の期間P3は図13に示すように基板300がプレート32に異常載置されたときの温度変化を示している。
図14に示すように、基板300がプレート32に正常載置されたときと、基板300が異常載置されたときとでは、温度変化が異なる。具体的には、正常載置された場合は異常載置された場合と比べて設定温度(Tst)に対して温度が一旦より大きく下がる。これは、基板300が正常載置された方が基板300との接触面積が大きくプレート12から奪う熱量が大きいからである。なお、熱処理装置10が冷却処理を行う場合は、正常載置された場合は異常載置された場合と比べて設定温度(Tst)に対して温度が一旦より大きく上がる。
そこで、比較例では、制御部112がこのような温度変化の差異に基づき図13に示すような基板300の異常載置の検出を行う。すなわち、制御ユニット112は、まず、温度センサ18からプレート32の温度検出結果を取り込む。熱処理装置30が加熱処理を行う場合は、制御ユニット112は、プレート32の上に基板300が載置されたときに温度が所定の閾値(Tth)以下になったときに、図12に示すように正常載置されたものとみなす。制御ユニット112は、プレート32の上に基板300が載置されたときに温度が所定の閾値(Tth)超になったときに、図13に示すように異常載置されたものとみなす。
熱処理装置30が冷却処理を行う場合は、制御ユニット112は、プレート32の上に基板300が載置されたときに温度が所定の閾値(Tth)以上になったときに、図12に示すように正常載置されたものとみなす。制御ユニット112は、プレート32の上に基板300が載置されたときに温度が所定の閾値(Tth)未満になったときに、図13に示すように異常載置されたものとみなす。
次に、比較例における熱処理装置の問題点について図15を用いて説明する。図15は図11の熱処理装置におけるロット間で異なる処理温度の基板を連続で作業する場合の温度変化を示す図である。
KrF以降のレジストでは化学増幅型フォトレジストと呼ばれるものが多く使用されており、各レジストで熱処理温度を変更して使用する場合がある。ロット間で異なる熱処理温度の基板を連続で作業する場合、前ロットの最終基板が熱処理装置30の外へ搬出された後に熱処理装置10の温度変更が行われ、次ロットの最初の基板が処理される。熱処理装置10の温度管理は基板の搬入出時の熱処理装置30の温度低下でエラーを発生させないよう、設定温度(Tst)±αで制御される。ここで、設定温度およびαは作業者が設定する。
図15の期間P4は高温処理が行われる基板が図12に示すように正常載置されたときの温度変化を示している。温度センサ18により検出した温度が所定の閾値(TthH)よりも下がっているので正常載置と判定されている。図15の期間P5は温度静定時の温度変化を示している。図15の期間P6は低温処理が行われる基板が正常載置されたときの温度変化を示している。
図15に示すように、基板が高温で加熱処理(高温処理)された後、基板が低温で加熱処理(低温処理)される場合、高温処理された基板が搬出された後に図15の期間P5に示すように熱処理装置30の温度静定が行われる。その後、低温処理の設定温度(TstL)には±αの幅があるため、TstLより高い温度(Ts)の段階で低温処理される基板が搬入される場合がある。ここで、Ts≦TstL+αである。この場合、正常載置された基板であっても、処理開始温度(Ts)が高いため低温処理における所定の閾値(TthL)までプレート32の温度(プレート温度)が降下せず虚報となる。ここで、虚報とは、基板300が正常載置にもかかわらず、基板300がガイドピン40に乗り上げた異常載置と検知することをいう。閾値(TthL)を絞る(高めに設定する)とオーバシュートなどのわずかなプレート32の温度変化でも虚報となり正常載置/異常載置の判断が困難となる。また、基板300に反りがある場合も基板300の外周部との距離が大きくなり、温度降下が十分でなく虚報となる場合がある。
本実施形態では、ガイドピン20を可動にしてガイドピン20の作動量(ガイドピン20の移動距離や回転軸21の回転量)またはガイドピン20または回転軸21を駆動する電動モータのトルクのモニタを行う。これにより、比較例のような温度検出を行わないで乗り上げ検知を行うことが可能となり、プレート温度を変更して使用する場合に虚報が発生しない安定した乗り上げ検知が可能となる。
また、基板300の外周部にガイドピン20の高さを越えない上向きの反りおよび下向きの反りがある場合でも、基板300はガイドピン20のストッパになる。よって、基板300に反りがある場合でも、反りのない基板300が正常載置された場合と同様に、ガイドピン20が動作するので、正常載置と判定される。これにより、基板の反りによる虚報を防止することが可能となる。
なお、熱処理温度を変更しない場合は、比較例の熱処理装置10にように温度検出により乗り上げ検知を行い、熱処理温度を変更する場合に温度検出を用いないで本実施形態により乗り上げ検知を行うようにしてもよい。
また、現像後のパターニング寸法に影響するため、基板全体を均一に加熱処理する必要があるプリベーク、PEBおよびポストベークの熱処理において温度検出を用いないで実施形態の熱処理装置の乗り上げ検知を行うのが好ましい。脱水ベークおよび冷却処理の熱処理においては実施形態の熱処理装置の乗り上げ検知を用いなくてもよい。実施形態のセンタリング機能のみを使用してもよいし、比較例の熱処理装置10にように温度検出により乗り上げ検知を行うようにしてもよい。
<変形例>
以下、実施形態の代表的な変形例について、幾つか例示する。以下の変形例の説明において、上述の実施形態にて説明されているものと同様の構成および機能を有する部分に対しては、上述の実施形態と同様の符号が用いられ得るものとする。そして、かかる部分の説明については、技術的に矛盾しない範囲内において、上述の実施形態における説明が適宜援用され得るものとする。また、上述の実施形態の一部、および、複数の変形例の全部または一部が、技術的に矛盾しない範囲内において、適宜、複合的に適用され得る。
(第一変形例)
第一変形例における熱処理装置について図16〜図19を用いて説明する。図16は第一変形例における熱処理装置の平面図である。図17は熱処理装置への基板搬入時の図16のA−A線における断面図である。図18は基板が正常載置された場合の図16のA−A線における断面図である。図19は図16の熱処理装置におけるリフトピンの荷重時間推移を示す図である。
第一変形例における熱処理装置50は、基板300を熱処理するためのプレート32を備えている。プレート32は、比較例と同様にガイドピン40が固定されている点、リフトピン15の下にロードセル等の荷重センサ58を設置している点を除いて、実施形態の熱処理装置10と同様な構成である。荷重センサ58は三本のリフトピン15のそれぞれの下端と結合部材16との間に設けられている。これらの荷重センサ58による検出結果は制御ユニット112に送られるようになっており、制御ユニット112ではこの検出結果に基づき異常載置の検出が行われる。以下、異常載置の検出について説明する。
まず、図17に示すように、プレート32の上面からリフトピン15が突き出た状態で、制御ユニット112は搬送装置により基板300をリフトピン15に受け渡す。次に、図18に示すように、制御部112は昇降装置17によりリフトピン15を下降して基板300をプレート32に載置する。制御ユニット112はリフトピン15が下降する際にリフトピン15に掛かる基板300の荷重をモニタする。
次に、リフトピン15の荷重のモニタによる基板300のガイドピン40への乗り上げの検出について図19を用いて説明する。
図19に示すように、制御ユニット112は、時刻t1において搬送装置111により基板300をリフトピン15の上に搬入し、昇降装置17によりリフトピン15の下降を開始する。リフトピン15の荷重(LOAD)は一定値を推移する。正常載置された場合は、時刻t2で基板300がプレート32の上に載置された段階ですべてのリフトピン15の荷重がなくなるので、すべてのリフトピン15の荷重は実線Aで示すように推移する。
一方、基板300がガイドピン40に乗り上げた場合は、乗り上げ発生個所付近のリフトピン15の荷重が時刻t3で先になくなるため、乗り上げ発生個所付近のリフトピン15の荷重のみ破線Bに示すように推移する。一点破線Cに示すように、時刻t3と時刻t2の間の時刻t4で荷重検知を行うように設定することで、乗り上げ検知が可能となる。
第一変形例では、プレートに基板が載置する際に基板を昇降するリフトピンごとに荷重センサを設け、各リフトピンにおける基板の荷重をモニタすることにより、基板のガイドピンへの乗り上げを検知する。これにより、実施形態と同様の効果が得られる。また、既設の装置の変更についても荷重センサを設置するのみとなり安価な改造が見込める。
(第二変形例)
図20は第二変形例における熱処理装置に基板が正常載置された場合の図16のA−A線相当の断面図である。図21は図20の熱処理装置におけるリフトピンの荷重時間推移を示す図面である。
第一変形例では、リフトピン15ごとに荷重センサ58が設けられているが、第二変形例では、三本のリフトピン15に共通に一つの荷重センサ78が設けられている。すなわち、三本のリフトピン15の下端と結合部材16の上面との間に一つの荷重センサ78が設けられて、三本のリフトピン15は一つの荷重センサ78で結合されている。第二変形例の熱処理装置70のその他の構成は第一変形例の熱処理装置50と同様である。
図21に示すように、制御ユニット112は、時刻t1において搬送装置111により基板300をリフトピン15の上に搬入し、リフトピン15の下降を開始する。リフトピン15の荷重(LOAD)は一定値を推移する。正常載置された場合は、時刻t2において基板300がプレート32の上に載置された段階でリフトピン15の荷重がなくなるので、リフトピン15の荷重は実線Aで示すように推移する。
一方、基板300がガイドピン40に乗り上げた場合は、乗り上げ発生個所付近のリフトピン15の荷重が時刻t3で先になくなる。このため、基板300が乗り上げたガイドピン40と残りのリフトピン15で基板300を保持することになり、リフトピン15の荷重は破線Bで示すように推移する。一点破線Cに示すように時刻t3と時刻t2の間の時刻t4で荷重検知を行うように設定することで、乗り上げ検知が可能となる。
第二変形例では、プレートに基板が載置する際に基板を昇降するリフトピンに共通の荷重センサを設け、リフトピンにおける基板の荷重をモニタすることにより、基板のガイドピンへの乗り上げを検知する。これにより、第一変形例と同様の効果が得られる。
(第三変形例)
図22は第三変形例における熱処理装置に基板が正常載置された場合の図16のA−A線相当の断面図である。図23は図22の熱処理装置におけるリフトピンの荷重時間推移を示す図面である。
第一変形例では、リフトピン15ごとに荷重センサ58が設けられているが、第三変形例では、ガイドピン40ごとに荷重センサ98が設けられている。すなわち、六本のガイドピン40の下端とプレート32の上面との間に荷重センサ98が設けられている。第三変形例の熱処理装置90のその他の構成は第一変形例の熱処理装置50と同様である。
まず、プレート32の表面からリフトピン15が突き出た状態で、制御ユニット112は搬送装置111により基板300をリフトピン15に受け渡す。次に、図22に示すように、制御ユニット112は昇降装置17によりリフトピン15を下降し基板300をプレート32に載置する。リフトピン15が下降する際にガイドピン40に掛かる基板300の荷重をモニタする。
図23に示すように、制御部112は、時刻t1において搬送装置111により基板300をリフトピン15の上に搬入し、リフトピン15の下降を開始する。ガイドピン40の荷重(LOAD)は一定値を推移する。正常載置された場合は、時刻t2で基板300がプレート32の上に載置されてもガイドピン40に荷重がかからず、すべてのガイドピン40の荷重が実線Aに示すように推移する。
一方、基板300が時刻t3でガイドピン40に乗り上げた場合は、乗り上げ発生個所のガイドピン40に荷重がかかるため、乗り上げ発生個所のガイドピン40のみが破線Bに示すように推移する。よって、一点破線Cに示すように実線Aと破線Bの間に荷重の閾値の設定を行うことで、乗り上げ検知が可能となる。
第三変形例では、プレートに基板が載置する際にガイドピンに荷重センサを設け、ガイドピンにおける基板の荷重をモニタすることにより、基板のガイドピンへの乗り上げを検知する。これにより、第一変形例と同様の効果が得られる。
以上、本開示者によってなされた開示を実施形態および変形例に基づき具体的に説明したが、本開示は、上記実施形態および変形例に限定されるものではなく、種々変更可能であることはいうまでもない。
例えば、実施形態では、制御部112で塗布現像システム全体を制御する例を説明したが、制御部112とは別に熱処理装置ごとに制御部を設けてもよい。
また、実施形態では、プレート12の上面に基板全体を接して熱処理を行う例を説明したが、プレート12上には基板300を浮かせて保持するためのプロキシミティピンまたはプロキシミティシートを配置してもよい。
また、実施形態では、加熱処理装置の熱素子はペルチェ素子で構成する例を説明したが、加熱処理装置の熱素子は抵抗体により構成されたヒータであってもよい。
また、実施形態では、可動するガイドピン20をプレート12に設ける例を説明したが、ガイドピン20に加えて比較例のように固定されたガイドピン40を設けてもよい。
また、実施形態では、警報を発し処理を中断する例を説明したが、処理をそのまま続行するかどうかを作業者に提示し、作業者からはこの提示に応じて入力部を兼ねる表示部等から作業の続行を指示してもよい。そのまま処理を続行すればシステムにおけるスループットを落とさずに処理を行うことができる。ただし、この場合、ソフトウェア上で良品から区別できるように不良基板にマーキングするように構成するのが好ましい。
また、変形例では、ガイドピン40が固定された例を説明したが、ガイドピン40は実施形態と同様に可動するものであってもよい。この場合、ガイドピンは基板のセンタリングに利用し、基板のガイドピンに乗り上げは荷重センサで検出する。
12:プレート(処理板)
20:ガイドピン(案内部材)
15:リフトピン(昇降部材)
112:制御ユニット

Claims (20)

  1. その上面に載置された基板を加熱処理または冷却処理する処理板と、
    前記処理板の上面における基板の載置位置を取り囲むように前記処理板に設けられた案内部材と、
    その上端に載置された前記基板を昇降する複数の昇降部材と、
    前記処理板に前記基板が載置される際に、前記案内部材を前記基板と所定の距離を隔てて配置させ、前記処理板に前記基板が載置された後、前記案内部材を前記基板の方向に作動するように構成される制御ユニットと、
    を備える半導体製造装置。
  2. 請求項1の半導体製造装置において、
    前記制御ユニットは、前記処理板に前記基板が載置された際、前記案内部材の動作に基づいて前記基板の載置が正常に行われたかどうかを判定するように構成される半導体製造装置。
  3. 請求項2の半導体製造装置において、
    さらに、前記案内部材を駆動する電動アクチュエータを備え、
    前記制御ユニットは、前記案内部材を移動させて前記案内部材が停止または最大可動範囲まで移動するまでの前記案内部材の作動量または電動アクチュエータの電動モータのトルクに基づいて前記基板の載置が正常に行われたかどうかを判定するように構成される半導体製造装置。
  4. 請求項3の半導体製造装置において、
    前記制御ユニットは、前記作動量が所定値以上であるとき、または前記トルクが所定値未満であるとき、前記処理板に載置された前記基板が前記載置位置に正確に載置されていないものとみなすよう構成される半導体製造装置。
  5. 請求項4の半導体製造装置において、
    前記案内部材は前記処理板の表面に垂直な回転軸で回転可能であり、
    前記作動量は前記回転軸の回転量である半導体製造装置。
  6. 請求項5の半導体製造装置において、
    さらに、前記案内部材と前記回転軸とを連結する部材を備える半導体製造装置。
  7. 請求項4の半導体製造装置において、
    前記案内部材は前記基板の半径方向に移動可能であり、
    前記作動量は前記案内部材の水平方向の移動距離である半導体製造装置。
  8. 請求項1の半導体製造装置において、
    さらに、前記基板の荷重を検出する荷重センサを備え、
    前記制御ユニットは、前記処理板に前記基板が載置される際、前記荷重センサの検出結果に基づいて前記基板の載置が正常に行われたかどうかを判定するように構成される半導体製造装置。
  9. その上面に載置された基板を加熱処理または冷却処理する処理板と、
    前記処理板の上面における基板の載置位置を取り囲むように前記処理板に設けられた案内部材と、
    その上端に載置された前記基板を昇降する複数の昇降部材と、
    前記基板の荷重を検出する荷重センサと、
    前記処理板に前記基板が載置される際、前記荷重センサの検出結果に基づいて前記基板の載置が正常に行われたかどうかを判定するように構成される制御ユニットと、
    を備える半導体製造装置。
  10. 請求項9の半導体製造装置において、
    さらに、前記昇降部材を連結する連結部材を備え、
    前記荷重センサは複数の前記昇降部材のそれぞれの下端と前記連結部材の上面とに挟まれて複数設けられ、
    前記制御ユニットは、前記昇降部材の上端が前記案内部材の上端より下であって、前記処理板の上面よりも上にあるときの前記荷重が所定値未満であるとき、前記処理板に搬送された前記基板が前記載置位置に正確に載置されていないものとみなすよう構成される半導体製造装置。
  11. 請求項9の半導体製造装置において、
    さらに、前記昇降部材を連結する連結部材を備え、
    前記荷重センサは複数の前記昇降部材のそれぞれの下端と前記連結部材の上面とに挟まれて一つ設けられ、
    前記制御ユニットは、前記昇降部材の上端が前記案内部材の上端より下であって、前記処理板の上面よりも上にあるときの前記荷重が所定値未満であるとき、前記処理板に搬送された前記基板が前記載置位置に正確に載置されていないものとみなすよう構成される半導体製造装置。
  12. 請求項9の半導体製造装置において、
    前記荷重センサは前記案内部材の下端と前記処理板の上面とに挟まれて複数設けられ、
    前記制御ユニットは、前記荷重が所定値以上であるとき、前記処理板に搬送された前記基板が前記載置位置に正確に載置されていないものとみなすよう構成される半導体製造装置。
  13. その上面に載置された基板を加熱処理または冷却処理する処理板と、前記処理板の上面における基板の載置位置を取り囲むように前記処理板に設けられた案内部材と、その上端に載置された前記基板を昇降する複数の昇降部材と、を備える半導体製造装置に前記基板を搬入する搬入工程と、
    前記基板を熱処理する熱処理工程と、
    を含み、
    前記熱処理工程は、前記処理板に前記基板が載置される際に、前記案内部材を前記基板と所定の距離を隔てて配置させ、前記処理板に前記基板が載置された後、前記案内部材を前記基板の方向に作動する半導体装置の製造方法。
  14. 請求項13の半導体装置の製造方法において、
    前記熱処理工程は、前記処理板に前記基板が載置される際、前記案内部材の動作に基づいて前記基板の載置が正常に行われたかどうかを判定する半導体装置の製造方法。
  15. 請求項14の半導体装置の製造方法において、
    さらに、前記案内部材を駆動する電動アクチュエータを備え、
    前記熱処理工程は、前記案内部材を移動させて前記案内部材が停止または最大可動範囲まで移動するまでの前記案内部材の作動量または電動アクチュエータの電動モータのトルクに基づいて前記基板の載置が正常に行われたかどうかを判定する半導体装置の製造方法。
  16. 請求項15の半導体装置の製造方法において、
    前記熱処理工程は、前記作動量が所定値以上であるとき、または、前記トルクが所定値未満であるとき、前記処理板に搬送された前記基板が前記載置位置に正確に載置されていないものとみなす半導体装置の製造方法。
  17. 請求項13の半導体装置の製造方法において、
    前記半導体製造装置は、さらに、前記基板の荷重を検出する荷重センサを備え、
    前記熱処理工程は、前記処理板に前記基板が載置される際、前記荷重センサの検出結果に基づいて前記基板の載置が正常に行われたかどうかを判定する半導体装置の製造方法。
  18. 請求項14の半導体装置の製造方法において、
    さらに、前記基板にフォトレジストを塗布する塗布工程を含み、
    前記熱処理工程は、前記基板の載置が正常に行われたと判定したときは、前記フォトレジストが塗布された前記基板を加熱処理する半導体装置の製造方法。
  19. 請求項18の半導体装置の製造方法において、
    さらに、前記基板に塗布された前記フォトレジストを露光する露光工程を含み、
    前記熱処理工程は、前記基板の載置が正常に行われたと判定したときは、前記フォトレジストが露光された前記基板を加熱処理する半導体装置の製造方法。
  20. 請求項19の半導体装置の製造方法において、
    さらに、露光された前記フォトレジストを現像する現像工程を含み、
    前記熱処理工程は、前記基板の載置が正常に行われたと判定したときは、前記フォトレジストが現像された前記基板を加熱処理する半導体装置の製造方法。
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