JP2021183498A - 固形製品充填用空パウチ - Google Patents

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啓佑 丹生
Keisuke Nyu
浩介 植田
Kosuke Ueda
諭男 木村
Satoo Kimura
洋介 阿久津
Yosuke Akutsu
晋也 清藤
Shinya Seito
里美 小澤
Satomi Ozawa
耕太 岡本
Kota Okamoto
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Abstract

【課題】固形製品が収容されるパウチについて、その固形製品の取出し性を向上させること。【解決手段】ヒートシールにより接合されたフィルム1,3からなり、固形製品が内容物として充填される空パウチ20において、内容物取出し用開口21となる領域の互いに対向する部分からヒートシール部5が延びており、ヒートシールにより接合されているフィルム1,3の少なくとも一方の側に、ヒートシール部5に沿って、外面に張り出した張り出し加工部13が形成されていることを特徴とする。【選択図】 図1

Description

本発明は、多数の粒状物或いは塊状物からなる固形製品の充填に使用される空パウチに関するものである。
ヒートシールによりフィルムを接合して得られるパウチは、シャンプー、リンス、ソース、醤油、食用油、マヨネーズ、ケチャップなどの液状或いはペースト状製品を収容した容器として広く利用されている。また、フリカケなどの粒状物や、つくだ煮、甘露煮、各種の菓子類などの塊状食品などもパウチに収容されて販売されている。
ところで、内容物が収容された容器では、必ず、内容物を取り出し易いことが必要であり、このため、パウチの形態についても多くの提案がされている。
例えば、特許文献1には、ノズル形状の注出口部が上辺と側辺とが連なる上部コーナーに設けられており、この上部コーナーの上辺と側辺とのそれぞれに切欠きを形成することによりノズル部の形状を画定し、これら切欠きの底部を繋ぐように切り取り可能な弱化線を形成し、一方の切欠きの底部(弱化線の端部)にノッチが設けられている詰め替え用パウチが提案されている。この詰め替え用パウチは、ノッチによりノズル部を容易に切り取ることができ、この切り取りにより、内容物を注ぎ出すための口部が速やかに形成されるというものである。この特許文献1の詰め替え用パウチでは、切り取りにより形成された注出口部(開口部)の近傍部分にフィルム表面が外側に膨らんだ膨出部(張り出し加工部)が形成されている。即ち、詰め替え用パウチは、シャンプーやリンスなどの液体が収容されており、これらの液体をシャンプーやリンスの容器に充填するために、ノズル部のような細長く狭い部分から液体が排出される構造とし(液体の滴下位置を安定させる)、このようなノズル部への液体が速やかに流れるように、膨出部を形成しているわけである。
また、特許文献2に開示されているノズル付き包装用パウチにも、ノズル部の近傍に、膨出部が設けられており、この膨出部により、液体の流れがよくなり、ノズルからスムーズに液体が排出されるようになっている。
このように、内容物の排出性を高めるための手段として、フィルム表面が外側に膨らんだ膨出部(或いは張り出し加工部)が特許文献1,2に開示されているが、これらは、内容物が液体であるパウチに適用される。即ち、パウチから液体を排出する場合には、排出される液体の滴下位置を安定させるために、流路が細長いノズル部を設け、このノズル部先端を注出口とするためである。従って、膨出部或いは張り出し加工部と呼ばれる部分は、ノズル部の近傍に配置される。
さらに、特許文献3には、フィルム表面に、ドット状に張り出した膨出部(張り出し加工部)が設けられているパウチが開示されている。このパウチに設けられている膨出部は、ノズル部の近傍に設ける必要はないが、パウチの外観特性、意匠性を高めるために設けられるものであり、内容物の排出性を向上させるためのものではない。
上記の説明から理解されるように、例えば、固体の粒状もしくは塊状の固形製品が収容されるパウチについては、内容物の排出性を高める手段については、ほとんど検討されていないのが実情である。即ち、固形製品が収容されるパウチでは、基本的にノズル部のような狭い開口から内容物を取り出すのではなく、広口の開口から内容物を取り出す形態となっているため、その排出性(取出し性)が問題視されることはなかったためである。
しかしながら、最近の商品の多様化に伴い、フリカケのような固形製品であっても、乾燥品から各種の調味液で味付けしたウエットなものまで様々なものがあるし、山椒のように、その使用量がかなり少ないものもある。従って、このような固形製品用のパウチであっても、内容物の取出し性が問題となり、その取出し性を高めることが要求されることもある。
特開2001−97405号公報 特開2014−80224号公報 特開2016−37044号公報
したがって、本発明の目的は、固形製品が収容されるパウチについて、その固形製品の取出し性を向上させることにある。
本発明者等は、固形製品が収容されるパウチについて、その固形製品の取出し性について多くの実験を行い検討した結果、内容物の取出し用開口の互いに対向する部分から延びているヒートシール部の内面側に、内容物である固形製品が多く付着残存するという事実を見出し、この部分を大きく広げることにより、内容物の付着残存を大きく低減し、固形製品の取出し性を向上させることに成功した。
本発明によれば、ヒートシールにより接合されたフィルムからなり、固形製品が内容物として充填される空パウチにおいて、
内容物取出し用開口となる領域の互いに対向する部分からヒートシール部が延びており、ヒートシールにより接合されているフィルムの少なくとも一方の側に、該ヒートシール部に沿って、外面に張り出した張り出し加工部が形成されていることを特徴とする固形製品充填用空パウチが提供される。
本発明においては、次の態様が好適に採用される。
(1)前記張り出し加工部は、ヒートシールにより接合されているフィルムの何れにも形成されていること。
(2)前記空パウチは、内容物充填用開口を有しており、該内容物充填用開口は、固形製品の充填後、ヒートシールにより閉じられること。
(3)前記内容物充填用開口は、ヒートシールにより閉じられた後、ヒートシール部を切り取ることにより、前記内容物取出し用開口となること。
本発明の空パウチは、これに固形製品を充填し、充填開口をヒートシールにより閉じることにより固形製品充填パウチとして販売されるが、これから所定の部位を切り取って内容物取出し用開口を形成したとき、該開口となる領域の互いに対向する部分には、ヒートシール部が延びている。本発明では、このようなヒートシール部に沿って、外面に張り出した張り出し加工部が形成されている。このため、固形製品が充填されているパウチの一部を切り取って、内容物(固形製品)を取り出す開口を形成したとき、この開口の互いに対向する部分は大きく口を開けた状態、即ち、開き角が極めて大きくなり、この結果、ヒートシール部の内面側に固形製品の付着残存量を大幅に低減させることができる。
かかる本発明は、取出し用開口を大きく開けることができるため、内容物として使用される固形製品が、粒状物であっても或いは大きな塊状物であってもパウチ内の付着残存防止効果は向上するし、また該固形製品が、乾燥粉末であっても調味液により味付けされたフリカケのようなウエットな粒状物ないし塊状物であってもよいし、さらに、煮液やマヨネーズ等の調味液で味付けされたウエットな状態の固形食品、例えばつくだ煮やツナマヨなどであってもよく、調味液とそぼろ状の加工肉などの小さな具が入った調理用食品であっても、付着残存防止効果が向上することが理解されよう。従って、固形製品の種類を限定することなく、種々の固形製品を収容するパウチとして好適に適用することができ、これは、本発明の大きな利点である。
本発明の固形製品充填用空パウチの一例を示す図であり、(a)は斜視図であり、(b)は側断面図である。 図1の固形製品充填用空パウチに固形製品を充填し、充填用開口をヒートシールにより閉じた固形製品充填パウチについて、フィルムを引き裂いて内容物取出し用開口を形成した状態を示す図であり、(a)は斜視図であり、(b)は、内容物である固形製品を取り出す際の内容物取出し用開口の形態を示す側断面図である。
図1を参照して、本発明の固形製品充填用空パウチは全体として20で示されており、この空パウチ20は、正面フィルム1と背面フィルム3とをヒートシールにより接合することによって作製されている。
例えば、図1(a)及び(b)において、正面フィルム1と背面フィルム3との両側端部がヒートシールにより接合されてヒートシール部5,5が形成されている。また、両側端部に連なる底辺もヒートシールにより接合されてヒートシール底部7が形成され、ヒートシール底部7に対向する側はヒートシールされておらず、内容物充填用開口9が形成されている。即ち、この内物充填用開口9を通して内容物である固形製品が空パウチ20内に充填されるわけである。
なお、図の例では、正面フィルム1と背面フィルム3との2枚のフィルムのヒートシールにより空パウチ20が形成されているが、1枚のフィルムを折り返して両側端をヒートシールすることにより空パウチ20を作製することもできる。この場合、底部7をヒートシールする必要はない。さらに、正面フィルム1及び背面フィルム3に加えて底部専用のフィルムを使用し、正面フィルム1及び背面フィルム3の底部には、底部専用フィルムをヒートシールすることによりヒートシール底部7を形成することもできる。この手法では、空パウチ20の容積を大きくし、さらにはスタンディング性を付与する上で有利である。
このような空パウチ20は、必要により、内容物充填用開口9から間隔をおいて該開口と平行に延びている引き裂きライン11が設けられている。この引き裂きライン11の一方側端部には、引き裂き開始点となるノッチ11aが設けられている。即ち、内容物充填用開口9を通して固形製品が充填されたのち、この開口9は、引き裂きライン11の上方部位をヒートシールすることにより閉じられ、この状態で販売に供されることとなる。従って、内容物である固形製品を取り出すときには、図2(a)及び(b)に示されているように、内容物充填パウチ30に形成されている引き裂きライン11を引き裂いて、内容物取出し用開口21を形成し、この開口21から内容物である固形製品が取り出されることとなる。即ち、図1の空パウチ20において、引き裂きライン11が形成されている部分が、内容物充填パウチ30における取出し用開口21となる領域である。
なお、上記の引き裂きライン11は、レーザ加工により、フィルム1,3を局部的に薄肉化することにより作製される。
上記のような空パウチ20(或いは内容物充填パウチ30)において、フィルム1,3は、ヒートシールによりパウチの形態に形成可能な熱可塑性樹脂により形成され、また、アルミ箔等の金属箔や、金属蒸着フィルム、紙、セロファン等もヒートシール可能な熱可塑性樹脂層を内面に形成することにより、フィルム1,3を形成する材料として使用することができる。
上記のような熱可塑性樹脂としては、これに限定されるものではないが、次のものを例示することができる。
オレフィン系樹脂、例えば、低密度ポリエチレン(LDPE)、中密度ポリエチレン(MDPE)、高密度ポリエチレン(HDPE)、線状低密度ポリエチレン(LLDPE)、ポリプロピレン(PP)、ポリ1−ブテン、ポリ4−メチル−1−ペンテンあるいはエチレン、プロピレン、1−ブテン、4−メチル−1−ペンテン等のα−オレフィン同士のランダムあるいはブロック共重合体、環状オレフィン共重合体など;
エチレン・ビニル系共重合体、例えば、エチレン・酢酸ビニル共重合体、エチレン・ビニルアルコール共重合体、エチレン・塩化ビニル共重合体、イオン架橋オレフィン共重合体(アイオノマー)等;
スチレン系樹脂、例えば、ポリスチレン、アクリロニトリル・スチレン共重合体、ABS、α−メチルスチレン・スチレン共重合体等;
ビニル系樹脂、例えば、ポリ塩化ビニル、ポリ塩化ビニリデン、塩化ビニル・塩化ビニリデン共重合体、ポリアクリル酸メチル、ポリメタクリル酸メチル等;
ポリアミド樹脂、例えば、ナイロン6、ナイロン6−6、ナイロン6−10、ナイロン11、ナイロン12等;
ポリエステル樹脂、例えば、ポリエチレンテレフタレート(PET)、ポリブチレンテレフタレート(PBT)、ポリエチレンナフタレート(PEN)、ポリエチレンフラノエート(PEF)、ポリトリメチレンフラノエート(PTF)及びこれらの共重合ポリエステル等;
ポリカーボネート樹脂;
ポリフエニレンオキサイド樹脂;
生分解性樹脂、例えば、ポリ乳酸(PLA)、ポリブチレンサクシネート(PBS)、ポリヒドロキシアルカノエート(PHA)及びこれらの共重合体等;
勿論、成形性が損なわれない限り、これらの熱可塑性樹脂のブレンド物を使用することもできる。
また、上記の熱可塑性樹脂は、マレイン酸、無水マレイン酸等のα,β−不飽和カルボン酸或いはその無水物等を接着剤として使用して、複数種を積層した多層フィルムとしてパウチの形成に使用することもできる。このような多層フィルムは、フィルムのガスバリア性や強度等の特性を改善するために使用される。
上記の接着剤は、前述した金属箔や金属蒸着フィルム、紙、セロファン等を使用する場合にも適宜使用することができる。
さらに、上記のフィルム1,3は、未延伸フィルムであってもよいし、強度等を向上するために、一軸延伸或いは二軸延伸された延伸フィルムであってもよい。
再び図1に戻って、本発明の空パウチ20においては、内容物充填用開口9の互いに対向する部分から延びているヒートシール部5,5に沿って、引き裂きライン11を跨ぐように、張り出し加工部13が線状に延びている(図1(a)参照)。この張り出し加工部13は、ヒートシール部5の内面(即ち、接合部分の内面)から外方に張り出した凸型形状を有している(図1(b)参照)。このような張り出し加工部13を設けることにより、内容物である固形製品の取出し性を大きく向上させることができる。
即ち、図1に示されている空パウチ20に固形製品を充填し、ヒートシールにより内物充填用開口9を閉じて、固形製品充填パウチ30を作製する。この充填パウチ30の引き裂きライン11を引き裂いて内容物取出し用開口21を形成したとき、図2に示されているように、該開口21の両端部からヒートシール部5,5が延びており、同時に、開口21の両端部からはヒートシール部5,5の内面に沿って、張り出し加工部13が延びている(図2(a)参照)。
したがって、この開口21の両端のヒートシール部5,5を内方に向かって押圧することにより、この開口21は、図2(b)に示されているように大きく広がり、収容されている固形製品の取り出し性が向上することとなる。即ち、張り出し加工部13の部分が延びるため、その分、大きな開き角θを示すように有するように開口21が大きく開かれるわけである。
例えば、図2(b)において、点線25で示されている部分は、張り出し加工部13が形成されていないときの開口21の形態を示している。この形態から理解されるように、この場合には、張り出し加工部13での伸びがないため、その開き角θは、開き角θに比してかなり小さいものとなる。
このように、ヒートシール部5に沿って張り出し加工部13を設けた本発明では、固形製品を取り出すための開口21を大きくすることができ、この結果、固形製品を容易に取り出すことができる。
例えば、空パウチ20に収容される固形製品としては、細かな粒状物から塊状物まで、種々の形態を有するものがあるが、本発明では開口21が大きく、大きな開き角θを確保することができるため、何れの形態を有するものであっても容易に取り出すことができる。特に、フリカケのような粒径が5mm以下の粒状物や、さらに粒径が小さく、1000μm以下の粒径を有する顆粒のような固形製品は、開口21が小さいと、ヒートシール部5の内面側の接合部分に付着し、排出されずにパウチ30内に残ってしまうおそれがあるが、本発明では、このような粒径の小さな固形製品の付着残存を有効に抑制することができる。
上述した本発明において、張り出し加工部13の高さは、ヒートシール作業を阻害しない程度の高さとすればよく、また、その幅wは、通常は2〜15mm程度で十分である。この幅wが小さすぎても大きすぎても、開き角を大きくするには不十分となる。
また、本発明において、張り出し加工部13は、図示されているように一対のヒートシール部5のそれぞれに沿って形成されていることが最適であるが、場合によっては一方のヒートシール部5の側にのみ形成することもできるし、また、正面フィルム1或いは背面フィルム3の何れか一方にのみ形成することもできる。
さらに、図示されている態様では、ヒートシール部5の側にのみ張り出し加工部13が設けられているが、ヒートシール底部7の側にも張り出し加工部13を設けることができる。この場合には、パウチ30の底部での固形製品(特に粒状物)の付着残存をも抑制することができる。
上記の張り出し加工部13は、ヒートシールに先立って、熱ローラを用いての熱成形により容易に形成することができる。また、フィルム1,3として、強度の異なる層を有する積層フィルムが使用されている場合には、冷間で圧縮成形を行うことにより、張り出し加工部13を形成することもできる。このような手法は、従来から知られており、例えば本出願人が提案している特許文献2(特開2014−80224号公報)にも開示されている。即ち、ナイロンフィルムとポリエチレンフィルムが積層されている場合、所定の位置に固相圧縮成形を行うと、圧力を開放した時点で強度の高いナイロンフィルム側に張り出し部分(凸部)が形成されるというものである。
さらに、フィルム1,3は、未延伸フィルムであってもよいし、強度等を向上するために、一軸延伸或いは二軸延伸された延伸フィルムであってもよいことはすでに述べたが、未延伸の場合、金属箔や金属蒸着フィルム或いは紙などがフィルム素材として使用されていない限り、どの方向にも引き裂くことができる。従って、この場合には、引き裂きライン11を設ける必要はない。同様に、一軸延伸されたフィルムの場合にも、引き裂き方向を示す表示がされていれば、引き裂きライン11を設ける必要はない。しかるに、一対のヒートシール部5,5のそれぞれにそって張り出し加工部13を設けておけば、引き裂きにより内容物取出し用開口21を形成したとき、この開口の両端部から延びるように張り出し加工部13が存在することとなり、内物取容出し性を確実に向上させることができる。
かかる本発明は、パウチ20(パウチ30)の幅L(開口9或いは開口21の幅に相当)が90〜280mm程度の大きさにあるものに最も好適に適用される。この幅Lが著しく大きいものは、本質的に固形製品の取出しが容易であり、本発明を適用する意味がない。また、幅Lがかなり小さい場合には、開口21が小さすぎ、開き角θを大きくしても、取出し性を向上させることはできないからである。従って、液体製品が収容されるパウチのノズル部などに匹敵する幅Lのパウチには、本発明を適用しても、その効果は希薄である。
張り出し加工部13の位置は、パウチ20の幅Lの3分の1の長さ分以下であれば、ヒートシール部5から離れた位置にあってもよく、そこからヒートシール部5の際までの間にあることが好ましい。張り出し加工部13が上記範囲内にあることによって、開口21が大きく開かれることになる。
1:正面フィルム
3:背面フィルム
5:ヒートシール部
7:ヒートシール底部
9:内容物充填用開ロ
11:引き裂きライン
13:張り出し加工部
20:空パウチ
21:内容物取出し用開ロ
30:内容物充填パウチ

Claims (4)

  1. ヒートシールにより接合されたフィルムからなり、固形製品が内容物として充填される空パウチにおいて、
    内容物取出し用開口となる領域の互いに対向する部分からヒートシール部が延びており、ヒートシールにより接合されているフィルムの少なくとも一方の側に、該ヒートシール部に沿って、外面に張り出した張り出し加工部が形成されていることを特徴とする固形製品充填用空パウチ。
  2. 前記張り出し加工部は、ヒートシールにより接合されているフィルムの何れにも形成されている請求項1に記載の固形製品充填用空パウチ。
  3. 前記空パウチは、内容物充填用開口を有しており、該内容物充填用開口は、固形製品の充填後、ヒートシールにより閉じられる請求項1に記載の固形製品充填用空パウチ。
  4. 前記内容物充填用開口は、ヒートシールにより閉じられた後、ヒートシール部を切り取ることにより、前記内容物取出し用開口となる請求項3に記載の固形製品充填用空パウチ。
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