JP2021183454A - ステアリング装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】反力発生部を、ステアリングコラムのチルト動作を妨げず、しかも組立性を低下させることなく配置でき、かつステアリングシャフトが振れた場合でも反力発生部の減速ギヤ機構の噛み合い部にかかる負荷を低減できるステアリング装置を提供する。【解決手段】ステアリングホイール21と、ステアリングシャフト27と、ステアリングコラム29と、反力発生部25と、チルト位置調整機構と、反力発生部25の駆動軸30とステアリングシャフト27とを連結するジョイント37と、を備える。ジョイント37は、反力発生部25よりもステアリングホイール21側に配置され、反力発生部25には、反力発生部25のモータ44からの動力が伝達される部分とジョイント37との間で、駆動軸30を支持する軸支持部50が設けられる。【選択図】図6

Description

本発明は、ステアリング装置に関し、特に、ステアバイワイヤ(SbW:Steering by Wire)方式のステアリング装置に関する。
例えば、ステアバイワイヤ方式のステアリング装置は、ステアリングホイールと、操舵輪を駆動するステアリングギヤとが機械的に連結されておらず、ステアリングホイールの操作を電気信号でモータによってステアリングギヤに伝えて、操舵輪を左右に転舵する(例えば、特許文献1参照)。また、ステアバイワイヤ方式においては、図12に示すように、ステアリングシャフト2に、運転者(ステアリングホイール1)に操舵反力を付与する反力発生部15が設けられる。反力発生部15は、反力アクチュエータ(FFA:Force Feedback Actuator)を駆動源として備える。なお、ステアリングシャフト2には、操舵角センサ13及びトルクセンサ14が設けられる。反力発生部15は、その内部に、反力アクチュエータの回転角を検出する操舵側レゾルバ16を備える。
このようなステアリング装置では、反力発生部15よりも車体前方側に、ステアリングシャフト2と、ステアリングギヤとの間を物理的に締結・開放可能な電磁クラッチをバックアップ機構として配置した構成であってもよく、反力発生部15からステアリングギヤを駆動するための駆動信号を出力する構成であってもよい。
例えば電磁クラッチを用いる場合には、電磁クラッチが開放されている状態では、ステアリングシャフト2の回転をステアリングギヤのピニオン軸側に伝達せず、電磁クラッチが締結されている状態では、ステアリングシャフト2から入力される操舵トルクをピニオン軸側に伝達する。また、操舵輪から入力される反力トルクをステアリングシャフト2側に伝達する。
また、ステアバイワイヤ方式のステアリング装置では、反力発生部15がステアリングギヤのラック&ピニオン機構と機械的に締結されていないため、ステアリングシャフト2にある程度の据わり(回転方向剛性)が無いと、運転者の意図しないステアリング操作(手をぶつけるなど)や、悪路走行時にステアリングシャフト2が意図せず回転してしまう可能性がある。
このため、特許文献2に記載の車両用操舵装置では、ステアリングホイールと一体回転する軸の周面に摺接して該軸に摩擦抵抗を付与する摩擦部材を備え、該摩擦部材とステアリングシャフトとの摩擦により回転方向剛性を付与すること、また、該構成がステアバイワイヤ・システムに適用されることが開示されている。また、特許文献3には、粘性流体を収容する回転ダンパを回転軸に配置し、粘性流体を利用して回転軸の回転振動を抑制するステアリング装置が記載されている。
特開2009−35041号公報 特許第5045981号公報 特開2011−174500号公報
一般に、図13に示すように、ステアバイワイヤ方式の反力発生部15は、ステアリングホイールを格納する格納型の電動チルトテレスコピック機構と組み合わせて使用されることが想定されている。即ち、ステアリングコラム3は、車体側に固定されるトップブラケット19の下方で、且つ、車体の前方側に設けたダッシュパネル20よりも後方に配置され、また、重量物である反力発生部15が、ステアリングコラム3の前端部に配置される。したがって、ステアリングコラム3の延長ストロークを長くする場合には、チルトピボットPvから反力発生部15までの距離Lが長くなる。
上記のようにステアリングコラム3に反力発生部15の重量を支持させると、チルトピボットPvを固定状態としても、チルトピボットPvを中心に、ステアリングコラム3が容易に回転(傾斜)してしまう。そこで、チルトピボット周りの剛性を高めて反力発生部15をステアリングコラム3により確実に支持させることもできるが、その場合には、ステアリング装置の重量が嵩み、構造が複雑化する。
さらに、反力発生部15への電源供給用のケーブル18は、ステアリングコラム3をチルト動作させる際に引き摺られ、使用状況によっては、ケーブル18に損傷や破損が生じるおそれがある。
そして、チルト動作により反力発生部15が大きく動く場合には、反力発生部15側にクラッチを配置しにくくなる。そこで、反力発生部15をステアリングコラム3とは別々に車体に組み付けることもできるが、反力発生部15側とステアリングコラム3側とで、軸が折れ曲がる部分が生じるため、ステアリング装置の組立性が低下する。
また、格納型の電動チルトテレスコピック機構は、格納に必要なスペースを確保するためステアリングシャフト2が長く、反力発生部15に対して偏芯する可能性があり、この場合、ステアリングシャフト2が振れてしまう。また、反力発生部15は、高出力を可能とし、軸方向の長さを比較的短くできるように、反力アクチュエータからの動力を減速ギヤ機構を介して伝達している。この場合、ステアリングシャフト2が振れると、反力発生部15の駆動軸も振れ、減速ギヤ機構の噛み合い部に想定外の入力が入り、噛み合い部にズレが生じる可能性がある。
特許文献2、3には、摩擦部材や粘性流体により、ステアリングシャフトに回転方向剛性を付与して、運転者の意図しないステアリングシャフトの回転を防止しているが、電動チルトテレスコピック機構との組み合わせや、反力発生部15の駆動軸の振れにより減速ギヤ機構の噛み合い部に作用する負荷に対して考慮されていない。
本発明は、前述した課題に鑑みてなされたものであり、その目的は、反力発生部を、ステアリングコラムのチルト動作を妨げず、しかも組立性を低下させることなく配置でき、かつステアリングシャフトが振れた場合でも反力発生部の減速ギヤ機構の噛み合い部にかかる負荷を低減できるステアリング装置を提供することを目的とする。
本発明の上記目的は、下記の構成により達成される。
ステアリングホイールと、
前記ステアリングホイールに接続されたステアリングシャフトと、
前記ステアリングシャフトを内径側で回転自在に支持し、車体に支持されるステアリングコラムと、
前記ステアリングホイールに加えた操舵操作に応じた反力を減速ギヤ機構を介して駆動軸に発生させる反力発生部と、
前記ステアリングコラムを傾斜させるチルト位置調整機構と、
前記反力発生部の前記駆動軸と前記ステアリングシャフトとを傾斜自在に連結するジョイントと、
を備え、
前記ジョイントは、前記反力発生部よりも前記ステアリングホイール側に配置され、
前記反力発生部には、前記駆動軸の軸方向において、前記減速ギヤ機構と前記ジョイントとの間で、前記駆動軸を支持する軸支持部が設けられる、ステアリング装置。
本発明のステアリング装置によれば、反力発生部の駆動軸とステアリングシャフトとを連結するジョイントを、反力発生部よりもステアリングホイール側に設けることで、反力発生部を、ステアリングコラムのチルト動作を妨げず、しかも組立性を低下させることなく配置できる。また、反力発生部には、駆動軸の軸方向において、前記減速ギヤ機構と前記ジョイントとの間で、駆動軸を支持する軸支持部が設けられるので、ステアリングシャフトが振れた場合でも反力発生部の減速ギヤ機構の噛み合い部にかかる負荷を低減できる。
第1実施形態のステアリング装置を組み付けた車体の運転席及びその周辺部を模式的に示す側面図である。 図1に示すステアリング装置を側方から見た要部概略断面図である。 図1に示すステアリング装置を下側から見た要部概略断面図である。 ステアリング装置のチルト動作させた様子を示す概略側面図である。 ジョイント及び反力発生部を示す側面図である。 ジョイント及び反力発生部を示す断面図である。 第2実施形態のステアリング装置の要部断面図である。 図7のVIII-III断面図である。 第3実施形態のステアリング装置の要部断面図である。 側方から見た第4実施形態のステアリング装置の要部概略側面図である。 図10に示すステアリング装置をチルト動作、及びテレスコピック動作させた状態を示す要部概略側面図である。 反力アクチュエータの断面図である。 ステアリングコラムの前端にステアバイワイヤ方式の反力発生部を固定して、チルト動作させた状態を示す説明図である。
以下、本発明の各実施形態について、図面を参照して詳細に説明する。
以下に説明する各実施形態のステアリング装置は、ステアリング角度や操舵力をセンサで検出し、これを電気信号として操舵駆動部に送信することで、操舵輪を左右に転舵する、ステアバイワイヤ方式のステアリング装置である。
<第1実施形態>
図1は第1実施形態のステアリング装置100を組み付けた車体の運転席及びその周辺部を模式的に示す側面図である。
ステアリング装置100は、ステアリングホイール21と、ステアリングホイール21が取り付けられ、車体と一体に固定されたトップブラケット31に支持されるステアリングコラムシャフト23と、運転者(ステアリングホイール21)Mに操舵反力を付与する反力アクチュエータを備える反力発生部25と、を備える。
図2は図1に示すステアリング装置100を側方から見た要部概略断面図である。図3は図1に示すステアリング装置100を下側から見た要部概略断面図である。
図2,図3に示すように、ステアリングコラムシャフト23は、ステアリングホイール21に接続されたステアリングシャフト27と、ステアリングシャフト27が内部に挿通されたステアリングコラム29とを有する。
ステアリングシャフト27は、インナーシャフト27Aとアウターシャフト27Bとを備える。インナーシャフト27Aとアウターシャフト27Bは、セレーション嵌合されており、回転トルクを伝達自在に、且つ、軸方向に関して相対変位可能に組み合わされている。
ステアリングシャフト27が挿通された筒状のステアリングコラム29は、アウターコラム29Aとインナーコラム29Bとを備える。アウターコラム29Aとインナーコラム29Bは、テレスコピック動作可能に組み合わせている。ステアリングコラム29は、衝突時に軸方向の衝撃が加わった場合に、この衝撃によるエネルギを吸収しつつステアリングコラム29の全長が縮まる、コラプシブル構造としてもよい。
ステアリングコラム29は、トップブラケット31の前方側支持片31b、後方側支持片31cに支承され、チルト動作可能になっている。このようなチルト位置調整機構及びテレスコピック位置調整機構は、後述する第4実施形態(図10、図11参照)に示すような電動タイプでもよいし、手動タイプでもよい。また、このようなステアリングコラムシャフト23は、従来から周知であり、詳しい説明は省略する。以降の説明では、トップブラケット31の前方側支持片31b、後方側支持片31cは、図1や図3のように省略して図示するものとする。
反力発生部25は、以下に詳述するが、反力アクチュエータとしてのモータ44を含んで構成され(図6参照)、トップブラケット31の車体前側の取付部31a(図2参照)に固定される。この場合、ステアリングシャフト27と反力発生部25とが同一の固定部材(トップブラケット31)により車体に固定されている。トップブラケット31は、車体と一体に固定されるダッシュパネル33よりも後方の車室内空間を覆うように配置される。反力発生部25の車体への固定部材は、これに限らず、ステアリングシャフト27を車体側に固定する固定部材とは別部材であってもよい。いずれの場合でも、反力発生部25とステアリングシャフト27とは、互いに別々に車体に固定される。なお、反力アクチュエータとしては、運転者に操舵反力を付与する駆動源であれば、モータ44以外の構成であってもよい。
また、反力発生部25の駆動軸30とステアリングシャフト27のインナーシャフト27Aとは、ジョイント37を介して傾斜自在に連結されている。このジョイント37は、反力発生部25よりもステアリングホイール21側に配置される。また、ジョイント37よりもステアリングホイール21側にチルト位置調整機構やテレスコピック位置調整機構が配置される。これにより、ジョイント37は、インナーシャフト27Aと駆動軸30間のアライメント誤差を吸収することができる。
ジョイント37は、周知の構造を採用でき、その構造についての詳細は、例えば、日本国特開平8−295246号公報、日本国特開2008−174239号公報等を適宜参照されたい。さらに、ジョイント37に、トラクタジョイント(Tracta joint)、ルゼッパジョイント(Rzeppa joint)、ワイスジョイント(Weiss joint)、トンプソンジョイント(Thompson joint)、ヨルダックジョイント(Yordak joint)、ホブソンジョイント(Hobson joint)、マルペッツィジョイント(Malpezzi joint)等を採用してもよい。
本構成において、ジョイント37で連結される、反力発生部25の駆動軸30とステアリングシャフト27のインナーシャフト27Aとは、図3に示す車体の下側から見て、互いに傾斜することなく一直線上に配置される。また、ステアリングシャフト27と反力発生部25とは、ジョイント37を介して連結され、互いに独立して車体に固定される。したがって、反力発生部25は、チルト位置調整機構によるステアリングシャフト27の位置調整時においても車体から動くことなく、車体に固定された状態を維持する。つまり、反力発生部25は、チルト位置調整機構によるステアリングコラムの位置調整動作に従動しない支持構造で車体側に固定される。
図4はステアリング装置100のチルト動作させた様子を示す概略側面図である。図4に示すように、ステアリングコラムシャフト23のチルト動作によって、反力発生部25の駆動軸30とインナーシャフト27Aとは、ジョイント37で折れ曲がった状態で連結される。つまり、車体の側面から見て、駆動軸30とインナーシャフト27Aとは、一直線上に、又は屈曲して連結される。
本実施形態のステアリング装置100によれば、反力発生部25がトップブラケット31に固定されるため、反力発生部25の重量がステアリングコラムシャフト23に負荷されることがない。これにより、ステアリングコラムシャフト23は、チルト動作時に、チルトピボット(ステアリングコラム29と、トップブラケット31の前方側支持片31bとが回転自在に支持される支持軸)において、不用意に回転(傾斜)することなく、安定してトップブラケット31に支持される。また、チルトピボット周りを補強して剛性を高める必要がなく、ステアリング装置100の軽量化が図れる。
そして、反力発生部25の電源供給用のケーブル18(図13参照)がチルト動作時に移動することがないため、ケーブルに擦れによる損傷が及ぶことがない。
さらに、反力発生部25が車体側に固定されるため、反力発生部25に接続されるクラッチ等の配置の制約が軽減され、設計自由度を向上できる。
また、チルト動作時に可動側となるステアリングコラムシャフト23と、反力発生部25とが、同一のトップブラケット31で支持される。そのため、反力発生部25を、ステアリングコラムシャフト23と合わせた一つの部品として車体へ組み付けることができ、ステアリング装置100の組立性を向上できる。
さらに、ステアリングシャフト27のインナーシャフト27Aと反力発生部25の駆動軸30とは、ジョイント37を介して相互に連結された状態で車体に組み付けられる。そのため、双方の部材を個別に車体に取り付けた後に、軸同士を連結する場合と比較して、高いアライメント精度が得られる。これにより、ステアリングシャフト27の回転動作、チルト動作、及びテレスコピック動作をより円滑に行える。
なお、本実施形態のように、ステアリングシャフト27と反力発生部25の駆動軸30とが傾斜自在に連結される場合には、駆動軸30からステアリングシャフト27へ伝達する回転角速度及び回転トルクに変動が生じる。この回転角速度及び回転トルクの変動は、ジョイント37のジョイント角(傾斜角)が大きいほど増加する。このような変動は、ステアリングホイール21に反作用として伝播され、ステアリングホイール21を操作する運転者に違和感を与える場合がある。
そこで、反力発生部25は、運転者に違和感を与えないように、ジョイント37のジョイント角に応じて、回転角速度及び回転トルクの変動の少なくとも一部、好ましくは全てを打ち消すように、発生する反力を調整することが好ましい。
その場合、ジョイント37のジョイント角毎の回転角速度及び回転トルクの関係を、数式やマップなどの形式で、不図示の記憶部に記憶させておく。そして、ジョイント37のジョイント角、及びジョイント37の回転位相を検出するセンサを設け、そのセンサからの検出値と、記憶部に記憶されたジョイント角毎の関係から、ジョイント37によって伝達される回転角速度及び回転トルクの変動を求めるとともに、求めた変動を打ち消すような補助トルクを反力発生部25から発生させる。なお、ジョイント37のジョイント角とジョイント37の回転位相との、両方の情報を用いて補助トルクを設定してもよいが、いずれか一方のみを検出して補助トルクを設定してもよい。
なお、ジョイント37のジョイント角を検出するセンサとしては、ジョイント37のジョイント角を直接検出するセンサのほか、例えば、ジョイント37のジョイント角と等価な量であるステアリングコラム29の傾斜角度やステアリングホイール21の高さ位置を検出するセンサを用いてもよい。これらのセンサとしては、例えば変位センサを用いることができる。センサの検出値を用いてジョイント37のジョイント角を算出する際には、その基準値として、例えば、予め設定したジョイント角(ステアリングコラム29の傾斜角度、ステアリングホイール21の高さ位置)の標準値(ノミナル値など)を利用できる。
ジョイント37の回転位置を検出するセンサとしては、ジョイント37の回転位置を直接検出するセンサのほか、例えば、ジョイント37の回転位置と等価な量であるステアリングシャフト27やステアリングホイール21の回転位置(回転角度)を検出するセンサを用いてもよい。これらのセンサとしては、例えばエンコーダを含む回転センサや、反力発生部25が備える操舵側レゾルバ等を用いることができる。
なお、図6に示すように、ジョイント37の外径D1は、アウターコラム29Aの内径D2より小さく、ステアリングコラム29の内側にジョイント37が配置されている。これにより、軸方向長さを短縮してコンパクトな構成にできるとともに、ジョイント37を確実に保護できる。
ここで、反力発生部25の駆動軸30は、具体的に、図5及び図6に示すように、入力軸34と、出力軸35と、入力軸34及び出力軸35の内部で、入力軸34及び出力軸35を軸方向両端部で繋ぐトーションバー36と、から構成されている。したがって、入力軸34が、ジョイント37を介してインナーシャフト27Aと傾斜自在に連結する。出力軸35は、入力軸34より車両前方に位置し、前端部がトーションバー36と接続され、後端部が入力軸34の外周面の前端部を覆う。
入力軸34は、後ハウジング40aに設けられた軸支持部50である転がり軸受41により回動自在に支持される。転がり軸受41では、外輪が後ハウジング40aの内周面40a1にすき間嵌めで嵌合され、内輪が入力軸34の外周面に圧入嵌合される。また、転がり軸受41は、外輪が後ハウジング40aの内向きフランジ部40a2に当接し、内輪が入力軸34の段差部34aと当接して、軸方向に位置決めされている。
即ち、転がり軸受41の組み立てに関して、まず、外輪が後ハウジング40aの内向きフランジ部40aで位置決めされるまで、後ハウジング40aの内周面40a1に圧入される。その後、内輪には、入力軸34が、段差部34aが内輪と当接するまで、すき間嵌めにて挿入される。
出力軸35には、ウォームホイール43が固定され、モータ44により回転駆動されるウォーム軸45が噛合する。なお、ウォームホイール43とウォーム軸45は、減速ギヤ機構を構成する。出力軸35は、ウォームホイール43の軸方向両側で、中間ハウジング40b及び前ハウジング40cにそれぞれ嵌合固定された一対の他の転がり軸受42により回動自在に支持されている。
入力軸34と出力軸35の周囲には、軸支持部50より出力軸35側に運転者の操舵量としての操舵トルクを検出するトルクセンサ46が配置されている。なお、駆動軸30の周囲には、トルクセンサ46の代わりに、運転者の操舵量としての操舵角を検知する操舵角センサが設けられてもよく、運転者の操舵量を検知するセンサであればよい。
したがって、軸支持部50である転がり軸受41は、駆動軸30の軸方向において、ウォームホイール43とジョイント37との間、特に、本実施形態では、トルクセンサ46とジョイント37との間に設けられる。これにより、入力軸34は軸支持部50である転がり軸受41により高い剛性で支持されているので、インナーシャフト27Aがその軸方向と直交する方向に振れても、入力軸34の振れが抑制されて、出力軸35に支持されたウォームホイール43とウォーム軸45の噛み合い部にかかる負荷を抑制できる。特に、格納型の電動チルトテレスコピック機構では、格納型でないものに比べて、ステアリングシャフト27の軸方向長さが長くなるので、ステアリングシャフト27がより振れやすいが、転がり軸受41によって入力軸34の振れを効果的に抑制できる。
また、転がり軸受41によって、入力軸34上に設置されたトルクセンサ46の位置も適切に保持される。
軸支持部50である転がり軸受41には、例えば、動粘度が500〜17000mm/s(40℃)のグリースが封入されており(従来の量産品で使用されるグリースの動粘度は、16〜26mm/s)、該グリースの粘性によりステアリングシャフト27に回転方向剛性(回転トルクが0.8〜2.0Nm)を付与し、ステアリングシャフト27の据わり感を与える。
特に、ステアバイワイヤ方式のステアリング装置100の場合では、反力発生部25がピニオン軸側と機械的に連結されていないため、ステアリングシャフト27にある程度の据わり(回転方向剛性)が無いと、運転者Mの意図しないハンドル操作や悪路走行時にステアリングシャフト27が意図せずに回転してしまう可能性がある。しかしながら、本実施形態のように、グリースの粘性によりステアリングシャフト27に回転方向剛性を与えることで、意図しないステアリングシャフト27の回転を防止することができる。
また、副次効果として、例えば、モータ44の失陥により反力生成機能のみが無くなった際、運転者Mからの入力トルクにある程度耐えることができる。これは、定常円旋回など、ステアリングホイール21を大きく切っているとき、突然、反力が無くなると瞬間的に切り増し方向にステアリングホイール21が動いてしまう可能性があるが、ステアリングシャフト27に回転方向剛性を与えることでステアリングホイール21の大きな切り増しを抑制することができ、車両の適切な制御を維持できる。
加えて、格納型の電動チルトテレスコピックステアリング装置では、格納に必要なスペースを確保するためにステアリングシャフト27が長いため、ステアリングシャフト27が振れてしまうことがあるが、上述したグリースの粘性によりステアリングシャフト27に回転方向剛性を与えることができる。
なお、本実施形態では、軸支持部50の転がり軸受として、図6において、玉軸受として示しているが、他の転がり軸受の形式であってもよい。同様に、一対の他の転がり軸受42も、玉軸受以外の形式の軸受であってもよい。
<第2実施形態>
次に、第2実施形態のステアリング装置について、図7及び図8を参照して説明する。なお、第1実施形態と同一又は同等部分については、同一符号を付して説明を省略又は簡略化する。
第2実施形態のステアリング装置の軸支持部50aは、複数のパッド部材71と、弾性部材である複数のばね72と、複数のパッド部材71及び複数のばね72を収容する孔部73aが円周方向に所定の間隔(図に示す実施例では、90°間隔)で形成されたケース73と、を備える。複数のパッド部材71は、入力軸34の外周面に対応する円弧状の内径側端面を有し、入力軸34の外周面にそれぞれ摺接する。ばね72は、パッド部材71の外径側端面と当接し、パッド部材71を入力軸34の外周面に向けてそれぞれ押圧する。ケース73は、後ハウジング40aの内向きフランジ部40a2に当接させた状態で、内周面40a1に嵌合固定され、入力軸34の外周面との間に僅かな隙間を持って配置される。
軸支持部50aは、ばね72の弾性力により、複数のパッド部材71を入力軸34の外周面に摺接させて入力軸34に回転抵抗を付与し、ステアリングシャフト27に据わり感を与える。軸支持剛性については、ばね72を円周方向に複数設けることでコントロールすることができ、ばね72の位置、個数、バネ定数を変えることで、任意の支持剛性を設定できる。また、パッド部材71を変更することでステアリングシャフト27の軸トルクも調整が可能となる。
このようなバネ式の軸支持部50aは、経年劣化に対して強く、例えばパッド部材71が摩耗しても、ばね72に低いバネ定数が設定されていれば、寸法変化に対してのロバスト性が高く、安定したバネ荷重でパッド部材71を押し付けることができ、安定した据わり感が得られる。また、グリース切れが生じることも無く、温度変化(高温/低温)に対する性能も安定する。
<第3実施形態>
次に、第3実施形態のステアリング装置について、図9を参照して説明する。なお、第1実施形態と同一又は同等部分については、同一符号を付して説明を省略又は簡略化する。
本実施形態の軸支持部50bは、芯金81と、該芯金81に取り付けられた環状のシール部材82と、を備える。芯金81は、例えば、金属板が断面略L字形に成形されて、後ハウジング40aの内向きフランジ部40a2に当接させた状態で、内周面40a1に嵌合固定されている。シール部材82は、ゴムなどの弾性部材で形成され、径方向内側に設けられたリップ部82aが、入力軸34の外周面に摺接する。そして、リップ部82aと入力軸34の外周面との摺接抵抗により、ステアリングシャフト27に据わり感が与えられている。
本実施形態の軸支持部50bは、回転軸トルクのコントロールに重点を置いたものであり、回転軸トルクのコントロールについては、シール部材82の材料(具体的には、ニトリルゴム、フッ素ゴム、シリコーンゴムなど)、締め代、シール部材82と芯金81の厚さ比率などによりコントロールすることができる。また、シール部材82を用いた軸支持部50bによると、トルクセンサ46が設けられたセンサ室へのコンタミ侵入が防止できる。また、転がり軸受41と比較して、加工部の寸法管理が緩和できると共に、部品コストも低いため、製品コストの低減効果が期待できる。
<第4実施形態>
次に、第4実施形態のステアリング装置について、図10及び図11を参照して説明する。なお、第1実施形態と同一又は同等部分については、同一符号を付して説明を省略又は簡略化する。
図10,図11に示すように、本実施形態のステアリング装置200は、チルト動作、及びテレスコピック動作を電動モータにより実現している。
ステアリング装置200は、ステアリングホイール21と、ステアリングコラムシャフト23と、反力発生部25と、チルト駆動部51と、テレスコピック駆動部53とを備える。
トップブラケット31の取付部31aには、反力発生部25が固定される。前方側支持片31bには、不図示の支持軸を介してステアリングコラム29のアウターコラム29Aが上下方向に傾斜自在に支持される。また、反力発生部25の駆動軸30は、ステアリングシャフト27のインナーシャフト(不図示)にジョイント37で連結される。
トップブラケット31の後方側支持片31cには、L字型のステー55が支点55aを中心に回転自在に取り付けられる。ステー55の一端部55bにはアウターコラム29Aの後方側が傾斜自在に支持され、ステー55の他端部55cにはチルトスライダ57が傾斜可能に設けられる。チルトスライダ57は、チルトモータ59のねじ軸61に螺合し、チルトモータ59によるねじ軸61の回転駆動によってねじ軸61に沿って移動する。このチルトモータ59は、支持軸63を中心に傾斜自在に、アウターコラム29Aに支持される。
チルトモータ59を駆動すると、チルトスライダ57がねじ軸61に沿って移動して、ステー55の他端部55cが前後方向に移動する。これにより、ステー55が支点55aを中心に回転する。すると、アウターコラム29Aが、トップブラケット31の前方側支持片31bとの支持軸を中心に傾斜する。このようにしてチルト動作が実現される。また、反力発生部25は、チルト位置調整機構によるステアリングシャフト27の位置調整時においても、ステアリングシャフト27を傾斜自在に支持するトップブラケット31に固定された状態を維持し、車体から動くことがない。
また、アウターコラム29Aには、テレスコピックモータ65が固定される。テレスコピックモータ65のねじ軸67にはテレスコピックスライダ69が螺合して設けられる。テレスコピックスライダ69は、インナーコラム29Bに固定される。
テレスコピックモータ65を駆動すると、テレスコピックスライダ69がねじ軸67に沿って移動して、これにより、インナーコラム29Bが軸方向に進退する。このとき、図示はしないが、ステアリングシャフト27のインナーシャフトとアウターシャフトも軸方向に進退する。このようにしてテレスコピック動作が実現される。
図10,図11に示すジョイント37は、トップブラケット31の前方側支持片31bがアウターコラム29Aを支持する支持軸(チルトピボット)と、ステアリングシャフト27の軸方向に関して一致させてもよい。その場合、チルト動作のための機構を簡単にでき、また、チルトピボットがアウターコラム29Aの前方に配置されるため、チルト動作のストロークを拡大できる。
尚、本発明は、前述した各実施形態に限定されるものではなく、適宜、変形、改良、等が可能である。
例えば、上記実施形態では、駆動軸30が入力軸34、出力軸35、及びトーションバー36から構成されているが、本発明の駆動軸は、これに限定されず、単一の軸で構成されてもよい。いずれの場合においても、軸支持部は、駆動軸の軸方向において、減速ギヤ機構とジョイントとの間に設けられればよい。
また、上記実施形態では、ステアバイワイヤ方式のステアリング装置100について説明したが、本発明はこれに限定されず、ステアリングホイールとステアリングギヤとが中間軸を介して機械的に連結されるステアリング装置にも適用可能である。
また、上記実施形態では、ステアバイワイヤ方式の反力発生部25が、電動チルトテレスコピック機構と組み合わされているが、本発明はこれに限らず、手動のチルトテレスコピック機構と組み合わされてもよい。
また、上記実施形態では、格納型の電動チルトテレスコピック機構を有するステアリング装置において、軸支持部によって振れが抑制されることについて説明したが、本発明はこれに限らず、格納型でない電動チルトテレスコピック機構を有するステアリング装置においても、ステアリングシャフトに生じる振れを軸支持部によって抑制することができる。
以上の通り、本明細書には次の事項が開示されている。
(1) ステアリングホイールと、
前記ステアリングホイールに接続されたステアリングシャフトと、
前記ステアリングシャフトを内径側で回転自在に支持し、車体に支持されるステアリングコラムと、
前記ステアリングホイールに加えた操舵操作に応じた反力を減速ギヤ機構を介して駆動軸に発生させる反力発生部と、
前記ステアリングコラムを傾斜させるチルト位置調整機構と、
前記反力発生部の前記駆動軸と前記ステアリングシャフトとを傾斜自在に連結するジョイントと、
を備え、
前記ジョイントは、前記反力発生部よりも前記ステアリングホイール側に配置され、
前記反力発生部には、前記駆動軸の軸方向において、前記減速ギヤ機構と前記ジョイントとの間で、前記駆動軸を支持する軸支持部が設けられる、ステアリング装置。
この構成によれば、ステアリング装置において、反力発生部の駆動軸とステアリングシャフトとを連結するジョイントを、反力発生部よりもステアリングホイール側に設けることで、反力発生部を、ステアリングコラムのチルト動作を妨げず、しかも組立性を低下させることなく配置できる。また、反力発生部には、駆動軸の軸方向において、前記減速ギヤ機構と前記ジョイントとの間で、駆動軸を支持する軸支持部が設けられるので、ステアリングシャフトが振れた場合でも反力発生部の減速ギヤ機構の噛み合い部にかかる負荷を低減できる。
(2) 前記反力発生部には、前記駆動軸の軸方向において、前記減速ギヤ機構の軸方向両側で、且つ、前記軸支持部の前方に、前記駆動軸を支持する一対の軸受が設けられる、(1)に記載のステアリング装置。
この構成によれば、駆動軸の両側に設けられた一対の軸受によって、駆動軸を安定して支持できる。
(3) 前記駆動軸は、前記ジョイントに連結される入力軸と、前記減速ギヤ機構を介して前記反力発生部の反力アクチュエータの駆動力が伝達される出力軸と、前記入力軸と前記出力軸とに連結されるトーションバーと、を有し、
前記軸支持部は、前記入力軸を支持する、(1)又は(2)に記載のステアリング装置。
この構成によれば、入力軸が軸支持部によって高い剛性で支持されるので、ステアリングシャフトが振れても、入力軸の振れを抑制できる。
(4) 前記反力発生部は、運転者の操舵量を検出するセンサを備え、
前記軸支持部は、前記駆動軸の軸方向において、前記センサと前記ジョイントとの間に設けられる、(1)〜(3)のいずれかに記載のステアリング装置。
この構成によれば、センサとジョイントとの間に設けられた軸支持部によって、ステアリングシャフトが振れた場合でも、センサの検知精度を確保することができる。
(5) 前記ステアリングコラムの内径は、前記ジョイントの外径より大きく、
前記ステアリングコラムの内側に前記ジョイントが配置される、(1)〜(4)のいずれかに記載のステアリング装置。
この構成によれば、ジョイントをステアリングコラムの内側に配置して、軸方向長さを短縮してコンパクトな構成にできるとともに、ジョイントを確実に保護できる。
(6) 前記軸支持部は、転がり軸受である、(1)〜(5)のいずれかに記載のステアリング装置。
この構成によれば、軸支持部としての転がり軸受の支持剛性によって、ステアリングシャフトが振れた場合でも反力発生部の減速ギヤ機構の噛み合い部にかかる負荷を低減できる。
(7) 前記転がり軸受には、動粘度が500〜17000mm/s(40℃)であるグリースが封入される、(6)に記載のステアリング装置。
この構成によれば、グリースの動粘度により、ステアリングシャフトに回転剛性を付与して、ステアリングシャフトに据わり感を与えることができる。
(8) 前記軸支持部は、
円周方向に所定の間隔で配置され、前記駆動軸の外周面にそれぞれ摺接する複数のパッド部材と、
前記複数のパッド部材を前記駆動軸の外周面に向けてそれぞれ押圧する複数の弾性部材と、
を備える、(1)〜(5)のいずれかに記載のステアリング装置。
この構成によれば、軸支持部としてのパッド部材と弾性部材との支持剛性によって、ステアリングシャフトが振れた場合でも反力発生部の減速ギヤ機構の噛み合い部にかかる負荷を低減できる。また、パッド部材と駆動軸との摺接抵抗により、ステアリングシャフトに回転剛性を付与して、ステアリングシャフトに据わり感を与えることができる。
(9) 前記軸支持部は、
前記反力発生部のケースに固定される芯金と、
前記芯金に取り付けられ、前記駆動軸の外周面に摺接するリップ部を有する環状のシール部材と、
を備える、(1)〜(5)のいずれかに記載のステアリング装置。
この構成によれば、軸支持部としての芯金とシール部材との支持剛性によって、ステアリングシャフトが振れた場合でも反力発生部の減速ギヤ機構の噛み合い部にかかる負荷を低減できる。また、駆動軸の外周面に摺接するシール部材のリップ部の摺接抵抗により、ステアリングシャフトに回転剛性を付与して、ステアリングシャフトに据わり感を与えることができる。
21 ステアリングホイール
25 反力発生部
27 ステアリングシャフト
29 ステアリングコラム
30 駆動軸
34 入力軸
35 出力軸
36 トーションバー
37 ジョイント
40a 後ハウジング(反力発生部のケース)
41 転がり軸受
42 他の転がり軸受
43 ウォームホイール(減速ギヤ機構)
44 モータ(反力アクチュエータ)
45 ウォーム軸(減速ギヤ機構)
46 トルクセンサ(センサ)
50,50a,50b 軸支持部
71 パッド部材
72 ばね(弾性部材)
81 芯金
82 シール部材
82a リップ部
100,200 ステアリング装置

Claims (9)

  1. ステアリングホイールと、
    前記ステアリングホイールに接続されたステアリングシャフトと、
    前記ステアリングシャフトを内径側で回転自在に支持し、車体に支持されるステアリングコラムと、
    前記ステアリングホイールに加えた操舵操作に応じた反力を減速ギヤ機構を介して駆動軸に発生させる反力発生部と、
    前記ステアリングコラムを傾斜させるチルト位置調整機構と、
    前記反力発生部の前記駆動軸と前記ステアリングシャフトとを傾斜自在に連結するジョイントと、
    を備え、
    前記ジョイントは、前記反力発生部よりも前記ステアリングホイール側に配置され、
    前記反力発生部には、前記駆動軸の軸方向において、前記減速ギヤ機構と前記ジョイントとの間で、前記駆動軸を支持する軸支持部が設けられる、ステアリング装置。
  2. 前記反力発生部には、前記駆動軸の軸方向において、前記減速ギヤ機構の軸方向両側で、且つ、前記軸支持部の前方に、前記駆動軸を支持する一対の軸受が設けられる、請求項1に記載のステアリング装置。
  3. 前記駆動軸は、前記ジョイントに連結される入力軸と、前記減速ギヤ機構を介して前記反力発生部の反力アクチュエータの駆動力が伝達される出力軸と、前記入力軸と前記出力軸とに連結されるトーションバーと、を有し、
    前記軸支持部は、前記入力軸を支持する、請求項1又は2に記載のステアリング装置。
  4. 前記反力発生部は、運転者の操舵量を検出するセンサを備え、
    前記軸支持部は、前記駆動軸の軸方向において、前記センサと前記ジョイントとの間に設けられる、請求項1〜請求項3のいずれか1項に記載のステアリング装置。
  5. 前記ステアリングコラムの内径は、前記ジョイントの外径より大きく、
    前記ステアリングコラムの内側に前記ジョイントが配置される、請求項1〜請求項4のいずれか1項に記載のステアリング装置。
  6. 前記軸支持部は、転がり軸受である、請求項1〜請求項5のいずれか1項に記載のステアリング装置。
  7. 前記転がり軸受には、動粘度が500〜17000mm/s(40℃)であるグリースが封入される、請求項6に記載のステアリング装置。
  8. 前記軸支持部は、
    円周方向に所定の間隔で配置され、前記駆動軸の外周面にそれぞれ摺接する複数のパッド部材と、
    前記複数のパッド部材を前記駆動軸の外周面に向けてそれぞれ押圧する複数の弾性部材と、
    を備える、請求項1〜請求項5のいずれか1項に記載のステアリング装置。
  9. 前記軸支持部は、
    前記反力発生部のケースに固定される芯金と、
    前記芯金に取り付けられ、前記駆動軸の外周面に摺接するリップ部を有する環状のシール部材と、
    を備える、請求項1〜請求項5のいずれか1項に記載のステアリング装置。
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