JP2021182489A - 照明器具 - Google Patents

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Abstract

【課題】小型かつ薄型で壁面等の被取付面に容易に取り付け可能な照明器具を提供する。
【解決手段】壁面Wに取り付けられる取付部材71と、前記取付部材71にねじ部材26により取り付けられる器具本体21と、を備え、前記取付部材71は、幅方向の両端近傍に前記器具本体21側に向けて突出する一対の第1突出部を有し、前記第1突出部は、前記取付部材71から前記器具本体21側に延びる基部73aと、前記基部73aの先端から幅方向外側に斜めに延びるにつれて前記取付部材71から離間する傾斜面部73bとを有し、前記ねじ部材26は、前記器具本体21の幅方向外側から内側に向かって挿入されることで、前記ねじ部材26の先端が前記傾斜面部73bを摺動しつつ、前記器具本体21を壁面W側に誘導する。
【選択図】図7

Description

本発明は、照明器具に関する。
特許文献1において、取付板を用いて、壁面に照明器具等の器具を取り付ける取付装置が開示されている。
特許文献1の取付装置では、取付板が一対の側板を有する略コ字状であり、側板の先端部にねじ棒が設けられている。器具の背面に設けられた一対の側板の先端部の形状に対応する位置決め用の凹部に側板の先端部を嵌め、器具の切り欠きにねじ棒を通し、ねじ棒の先端に袋ナットを螺合して器具を壁面に取り付けることができる。
特開2006−189083号公報
しかしながら、特許文献1の器具の取付装置の場合には、側板の寸法に加えてねじ棒の寸法を必要とし、器具の厚み寸法の増大化を招いていた。また、側板の先端部の形状に対応するように位置決め凹部を設けるため、作業者が器具の背面側の位置決め凹部を側板の先端部の適正な位置に誘導するのは煩雑であった。
そこで、本発明は、上記課題に鑑みてなされたものであり、小型かつ薄型で壁面等の被取付面に容易に取り付け可能な照明器具を提供することを目的とする。
本発明の解決しようとする課題は以上の如くであり、次にこの課題を解決するための手段を説明する。
すなわち、本願に開示する照明器具は、
被取付面に取り付けられる取付部材と、
前記取付部材にねじ部材により取り付けられる器具本体と、を備え、
前記取付部材は、幅方向の両端近傍に前記器具本体側に向けて突出する一対の第1突出部を有し、
前記第1突出部は、前記取付部材から前記器具本体側に延びる基部と、前記基部の先端から幅方向外側に斜めに延びるにつれて前記取付部材から離間する傾斜面部とを有し、
前記ねじ部材は、前記器具本体の幅方向外側から内側に向かって挿入されることで、前記ねじ部材の先端が前記傾斜面部を摺動しつつ、前記器具本体を被取付面側に誘導するものである。
本願に開示する照明器具において、
前記器具本体は、被取付面側に凹部を有し、
前記凹部は、底部と当該部の周囲に形成される外壁部を有し、
前記凹部の底部から前記取付部材側に向かって突出する第2突出部を有することが好ましい。
本願に開示する照明器具において、
前記取付部材に前記器具本体を取り付けた際に、前記第2突出部は前記第1突出部の上部に配置されることが好ましい。
本願に開示する照明器具において、
前記取付部材は、
前記一対の第1突出部が幅方向の両端に取り付けられる取付面部を有し、
前記取付面部の上端は直線状に形成され、
前記第1突出部の上端は、上下方向において前記取付面部の上端から略等距離になるように設けられることが好ましい。
本願に開示する照明器具において、
前記取付面部は、その上端と下端において幅方向に延びるリブを有することが好ましい。
本発明によれば、小型かつ薄型で壁面等の被取付面に容易に取り付け可能な照明器具を提供することができる。
本発明の実施形態に係る照明器具を示す斜視図。 本発明の実施形態に係る照明器具を示す正面図。 本発明の実施形態に係る照明器具を示す側面図。 図2におけるA−A線断面図。 図4におけるB−B線断面図。 図2におけるD−D線断面図。 図6の照明器具の一部を拡大して示す断面図であり、(a)は仮取付状態を示す図、(b)は取付完了状態を示す図。 拡散部材を示す斜視図。 拡散部材を示す底面図。 拡散部材を示す側面図。 拡散部材の光制御部を示す平面図。 図9におけるE−E線断面図。
本発明の実施形態に係る照明器具11について、図1から図12を用いて説明する。本実施形態に係る照明器具11は、LED素子42を光源とする照明器具である。照明器具11は、例えば、被取付面の一例である壁面Wに直接取り付けられるブラケットライトとして使用することが可能である。以下の説明では、例えば図3に示すように壁面Wに照明器具11を取り付けた場合を基準として、照明器具11の壁面Wに取り付けられる側を照明器具11の被取付面側(背面側)として説明する。図2及び図3における上下方向を、照明器具11の「上下方向」として説明する。図2における左右方向を、照明器具11の「左右方向」又は「幅方向」として説明する。図3における前後方向を照明器具11の「前後方向」として説明する。また、以下の説明において、上方から照明器具11等を見た状態を平面視とする。また、照明器具11等を側方から見た状態を側面視とする。また、照明器具11等の断面形状を見た状態を断面視とする。
図1に示すように、照明器具11は、略直方体形状である。照明器具11は、器具本体21、電源部31、端子台35、光源部41、光源保持部材44、拡散部材51、導光部材61及び取付部材71を主に備える。
器具本体21は、正面視において長方形状である。器具本体21は、背面側(後側)が開口された有底凹状の金属製の部材である。器具本体21は、下側が開口されている。器具本体21は、電源部31、端子台35、光源部41、拡散部材51、及び導光部材61等を保持するものである。器具本体21は、電源部31、端子台35、光源部41、拡散部材51、及び導光部材61等を保持可能な耐久性を有する、金属材料を用いて形成されている。
なお、器具本体21は、機械的強度や耐久性が確保できる材料であれば、金属材料に限らず、樹脂材料、木材、もしくはそれらの組み合わせで形成することができる。
器具本体21は、凹部22、一対の突出部23・23、光源保持部材取付部24、導光部材係止部25を主に有している。
凹部22は、被取付面側(後側)が開放された有底略箱状の部分である。凹部22は、電源部31、端子台35、光源部41、光源保持部材44、配線等を収容して配置するための部分であり、内部にこれらを収容するための奥行き及び幅が確保されている。凹部22は、器具本体21の前側を閉塞する四角形状の底部22aと、底部22aの周囲に形成される断面視略コ字状の外壁部22bを有している。外壁部22bは、幅方向両端部を構成する一対の側壁部22b1・22b1を有する。側壁部22b1は、上下方向の中途部に貫通孔であるねじ孔26を有する。ねじ孔26は、その内表面に側壁部22b1の厚さ方向に亘ってねじ溝が形成される。ねじ孔26には、ねじ部材26が螺合される。ねじ部材26は、例えば、六角穴付きの止めねじであり、ねじのヘッド部を有さないねじである。ねじ部材26の外表面にはねじ山が形成される。六角穴付きの止めねじ以外のねじ部材、例えば、すり割り付き止めねじや、ヘッド部を有するねじを用いてもよい。詳細は後述するが、器具本体21は、ねじ部材26により取付部材71に取り付けられる。
突出部23は、本発明における第2突出部の一例である。突出部23は、凹部22の底部22aから取付部材71側(後側)に向かって突出する部分である。突出部23は、凹部22における幅方向の両端に配置されている。突出部23は、凹部22内において上下方向の略中央部に配置されている。突出部23は、側壁部22b1から左右方向内側に延びる、平板状のリブである。
光源保持部材取付部24は、一対の突出部23・23のそれぞれの下方に設けられる被取付面側(後側)に向かって凸状のボスである。光源保持部材取付部24は、光源保持部材44の延出部47に対応して形成される。光源保持部材取付部24には、光源保持部材44の延出部47がねじ等の取付部材48により取り付けられる。
導光部材係止部25は、器具本体21の下端部に設けられる庇状の部分である。導光部材係止部25は、器具本体21の幅方向に亘って直線状に設けられている。導光部材係止部25には、導光部材61の係止部62が係止され、導光部材61が器具本体21に対して位置決めされる。
電源部31は、光源部41が有するLED素子42に給電を行って、LED素子42を点灯させるための電源装置である。電源部31は、略直方体形状の絶縁ケース内に、直方形状に加工されたプリント配線板上に複数の電子部品が実装された電源回路が収容されたものと、電源回路の周囲を覆う電源ケース32を有する。電源ケース32は、電源回路の周囲を覆う有底箱状部分の端部の一部から左右方向にそれぞれ延びる延出部32a・32bを有する。延出部32a・32bは、凹部22の底部22aに設けられた被取付面側(後側)に向かって凸状のボスである、電源ケース取付部22a2・22a3にそれぞれねじ等の取付部材によって取り付けられる。電源部31は、凹部22の底部22aに設けられた被取付面側(後側)に向かって凸状の電源保持部22a1に重なる位置に取り付けられる。これにより、電源ケース32内に収納された電源回路の前後方向の位置を規制してがたつきを抑止する。電源部31は、配線を介して外部商用電源から供給される交流電流を所定の直流電流に変換し、変換後の電流をLED素子42に供給するためのものである。電源部31は、配線を介して端子台35に電気的に接続されている。端子台35は、凹部22の底部22aに設けられた被取付面側(後側)に向かって凸状の端子台取付部22a4に取り付けられる。端子台35は、電源部31に隣接して配置されている。電源部31及び端子台35は、底部22aにおいて突出部23・23よりも上側の領域に配置されている。例えば、照明器具11を壁面Wに取り付ける際、端子台35から延びる配線を予め壁面Wに取り付けた取付部材71の貫通孔79を介して延びる外部商用電源(図示せず)用配線に接続することで、電源部31は外部商用電源と電気的に接続される。電源部31と光源部41は配線によって電気的に接続されている。
光源部41は、照明器具11の下方に向けて光を出射する部分である。光源部41は、光源である発光素子を有するモジュール基板である。光源部41は、平板状(横長状)に加工された基板43上に、この基板43の長手方向に点光源である複数のLED素子42が、等間隔かつ略直線状に基板上に並べられて配置されたものである。なお、本実施形態では光源として複数のLED素子を用いたが、これに限らず、COB型発光モジュールや有機EL素子などを用いてもよい。基板43は、光源保持部材44の平坦部45に当接して配置され、ねじ等の取付部材60により拡散部材51とともに光源保持部材44に取り付けられる。基板43は、配線によって電源部31と電気的に接続されている。
なお、基板43は、熱伝導性シートや放熱グリスを介して光源保持部材44の平坦部45に取り付けてもよく、これにより、より高い放熱性を得ることもできる。
また、本実施形態では、光源部41として1つのモジュール基板を用いたものであるが、特に限定するものではなく、複数のモジュール基板で光源部を構成してもよい。
光源保持部材44は、光源部41、拡散部材51及び導光部材61を器具本体21の所定の位置に保持するための金属製の部材である。光源保持部材44は、断面視L字状である。例えば、光源保持部材44は、板状の鋼板が折り曲げられることにより形成される。光源保持部材44は、平面視略長方形状の平坦部45と、縦板部46と、延出部47・47とを有している。平坦部45は、光源部41を取り付けるための部分であり、下側の表面に光源部41の基板43が当接した状態でねじ等の取付部材60により取り付けられる。これにより、光源部41は、平坦部45の下方に配置される。光源保持部材44は、光源部41で発生した熱を伝えて外部に放出する放熱機能も有するため、光源部41が当接される平坦部45は、光源部41との接触面積が広くなるよう平坦に形成されている。
縦板部46は、平坦部45の短手方向(図4では前後方向)の後端から下方に延出される板状の部分である。縦板部46は、正面視略長方形状の板状部分である。縦板部46は、保持部材50を介して導光部材61の切欠き面61cに当接して導光部材61を保持する。
延出部47は、平坦部45の幅方向の両端部において平坦部45の短手方向の前端近傍から上方に延出される板状片である。延出部47は、ねじ等の取付部材48により器具本体21の光源保持部材取付部24に取り付けられる。光源保持部材44は、図4に示すように、断面視において光源部41及び拡散部材51の上方及び後方を覆うように器具本体21に取り付けられる。
図8に示すように、拡散部材51は、外形形状が略直方体状である。拡散部材51は、有底箱状であり、光源保持部材44の平坦部45に配置された光源部41(LED素子42)の下方を覆うように光源保持部材44に取り付けられる。拡散部材51は、光源部41(モジュール基板)を覆うモジュールカバーの一例である。拡散部材51は、有底箱状で光源部41を覆うカバー部52と、長手方向の両端にフランジ部53・53を有している。フランジ部53は、平面視U字形状に切り欠いた切欠き部54を有している(図8、図9参照)。拡散部材51は、ねじ等の取付部材60により切欠き部54を介して光源保持部材44に取り付けられる。拡散部材51は、光源部41(LED素子42)からの光を反射及び拡散させる透光性部材である。拡散部材51は、例えば透明な樹脂素材で形成される。拡散部材51は、LED素子42に埃などが付着することを防止するものである。
なお、本実施形態では、外形形状が略直方体状の拡散部材51を用いたが、この形状に特に限定するものではない。例えば、拡散部材の断面視においてドーム形状、半円形状であってもよい。
図4、図11及び図12に示すように、拡散部材51は、カバー部52内の光源部41(モジュール基板)に対向する対向面55を有する。対向面55は、対向面55の前後方向の前側の領域に平坦部56と、対向面55の前後方向の後側の領域に光制御部57とを有している。
平坦部56は、平面視においてLED素子42の一部(前後方向の前側)に重なる部分であり、LED素子42から出射した光が入射する平坦な入射面である。光制御部57は、平面視においてLED素子42の他部(前後方向の後側)に重なる部分である。光制御部57は、平坦部56の後側に形成され、下側に向けて凸状で断面視鋸歯状の部分である。光制御部57は、対向面55における前後方向の略半分の領域に設けられている。光制御部57は、LED素子42から出射された光を光軸Lからより離れる方向(壁面W側)に配光させる。
なお、拡散部材51のカバー部52の外側表面にシボ加工等の光拡散処理を施してもよい。これにより、LED素子42の粒感を低減し、より均斉な発光面を実現することができる。
導光部材61は、拡散部材51から出る光を導光して外部に出射する略直方体状の透光性部材である。導光部材61は、拡散部材51からの光を反射及び拡散させつつ、外部へ配光制御する透光性部材である。導光部材61は、透光性を有する透明の樹脂素材等で形成される。導光部材61は、拡散部材51の下側を覆うように器具本体21に取り付けられる。導光部材61は、入射面61aと、前側出射面61b、切欠き面61c、後側出射面61d、下側出射面61e及び一対の側部出射面61f・61fを有する。入射面61aは、拡散部材51を介して光源部41に対向し、光が入射する平坦な面である。前側出射面61bは、導光部材61において使用者に視認される前面部分であり、光が出射する平坦な面である。切欠き面61cは、断面視において導光部材61の上端角部がL字状に切り欠かれた面であり、光が出射する面である。後側出射面61dは、壁面Wに対向する面であり、光が出射する平坦な面である。下側出射面61eは、入射面61aに対向し、導光部材61内に入射した光が出射する平坦な面である。一対の側部出射面61e・61eは、導光部材61の左右の側面であり、光が出射する平坦な面である。切欠き面61cは、導光部材61の上端の後側に設けられ、光源保持部材44の縦板部46に保持部材50を介して保持される。導光部材61は、導光部材61の上端の前側に器具本体21の導光部材係止部25に係止される係止部62を有する。係止部62は、導光部材61の幅方向に亘って直線状に形成される。導光部材61と光源部41(モジュール基板)は、拡散部材51を挟むように配置される。
導光部材61は、前後方向における拡散部材51の光制御部57が設けられている側に光拡散面64を有する。具体的には、本実施形態の導光部材61の光拡散面64は、入射面61a、切欠き面61c、後側出射面61d、下側出射面61eの各外側表面に形成される。光拡散面64は、例えば、微細な凹凸を表面に形成したシボ加工(フロスト加工)を施したシボ面である。
なお、導光部材61は、図2に示すように正面から見た形状を長方形としたが、他の形状であってもよい。
例えば、導光部材61の下側出射面61eに光拡散面64を設けた場合、導光部材61の下側出射面61eに到達した光は拡散しながら導光部材61から外部に出射されるため、導光部材61の下方に光だまりを生じにくい。また、下側出射面61eに到達した光の一部は反射するため、より均斉な発光面を実現することができる。
また、導光部材61の入射面61aに光拡散面64を設けた場合、LED素子42の粒感を低減し、より均斉な発光面を実現することができる。
上述した拡散部材51及び導光部材61によれば、導光部材61は、前後方向において拡散部材51の光制御部57が設けられている側(光軸Lよりも後側)に少なくとも光拡散面64を有している。これにより、LED素子42から出射した光の略半分は光制御部57を介し、より外側(壁面W側)に拡がりながら導光部材61の入射面61aに入射する。さらに、導光部材61に入射した光は、導光部材61の光制御部57が設けられている側(壁面W側)に形成された光拡散面64を通過するため、後側出斜面61dに形成された光拡散面64によってその光の一部は反射されて前方向に進む。これにより、照明器具11を正面から見たときに前側出射面61bがより均斉な発光面を実現することができる。また、光制御部57を介さずに導光部材61に入射する光は、光制御部57を介した光よりも拡がらずに導光部材61の内部を進むため、照明器具11の下方側に十分な照度を確保できる。
なお、本実施形態では、シボ加工により光拡散面64を形成しているが、特に限定するものではない。例えば、散乱剤混入などの光拡散処理を施して光拡散面を形成することもできる。また、導光部材61の他に反射部材等の光制御部材を適宜設けることもできる。
また、本実施形態における導光部材61の形状は一例であって、平面視半球状などにすることもできる。
取付部材71は、器具本体21を壁面Wに取る付けるための部材である。取付部材71は、ねじ等の取付部材により壁面Wに取り付けられる。取付部材71は、取付面部72、突出部73・73、背面板74、及び弾性部材であるパッキン75を主に有する。
取付面部72は、正面視横長長方形状である。取付面部72は、金属製の板状の部材である。取付面部72は、一対のリブ77・77、一対の挿通孔78・78、及び貫通孔79を有する。一対のリブ77・77は、取付面部72の上端と下端において幅方向に直線状に延設される。一対のリブ77・77を設けることで、取付面部72の剛性を高めて、取付面部72の歪みを抑止する。詳しくは後述するが、器具本体21を取り付けるためにねじ部材26を螺合させると、取付部材71は長さ方向の内側に向けて押圧される。このとき、一対のリブ77・77を有することで、取付面部72の変形を抑止する。挿通孔78・78は、取付部材71を壁面Wに取り付けるためのねじ等の取付部材を挿通するための孔である。貫通孔79は、外部商用電源(図示せず)用配線を引き出すための孔である。
突出部73・73は、本発明における第1突出部の一例である。突出部73・73は、取付面部72の幅方向の両端近傍において器具本体21側に向けて突出する一対の部分である。突出部73・73は、取付面部72と一体的にダイキャスト成形により作製される。例えば、突出部73・73は、取付面部72と一体的に比較的軽量で剛性の高い、アルミニウム合金(ADC12)をダイキャスト成形して作製される。突出部73・73は、取付面部72から器具本体21側に向かって延びる基部73aと、基部73aの先端から幅方向外側に斜めに延びるにつれて取付面部72から離間する傾斜面部73bとを有している。基部73aは、断面視コ字状である。基部73aは、取付部材71に器具本体21が取り付けられた際に、突出部23の下側に配置されて、当該突出部23を支持する部分である。傾斜面部73bは、ねじ部材26がねじ孔26に螺合されて、ねじ部材26が器具本体21内に進入してきた際に、当該ねじ部材26の先端により押圧される部分である。
背面板74は、取付面部72よりも上下方向及び幅方向の各寸法がやや大きい、正面視横長長方形状の板部材である。背面板74は、電源部31及び端子台35の後側(壁面W側)を覆う部材である。背面板74は、その上下方向及び幅方向の各寸法が断面視略コ字状の外壁部22bの内側部分の上下方向及び幅方向の各寸法よりも小さい。背面板74は、取付面部72の一対の挿通孔78・78及び貫通孔79に対応する位置に開口部を有している。背面板74は、取付面部72の背面側に配置され、ねじ等の取付部材により取付面部72の背面側に取り付けられる。なお、背面板74は、器具本体21のサイズに合わせて適宜変更が可能である。背面板74のみ変更して取付面部72を共通化することができ、サイズの異なる器具本体21に対応させることもできる。
なお、本実施形態においては、取付面部72と背面板74を別体にて設けたが、これに限らず、一体的に作製することもできる。
パッキン75は、正面視において器具本体21とほぼ同じ大きさである、長方形状の弾性部材である。パッキン75は、取付面部72の一対の挿通孔78・78及び貫通孔79に対応する位置に開口部を有している。パッキン75は、背面板74の背面側に配置され、背面板74に貼り付けられる。パッキン75を背面板74に取り付けることで、取付部材71及び器具本体21を取り付ける際にパッキン75が変位しにくい。これにより、照明器具11の取付不良を抑止する。
なお、パッキン75は必須の構成ではない。屋内の設置場所に応じて、パッキン75を用いない構成であってもよい。
以上のように構成された照明器具11を壁面Wに取り付ける場合は、先ず取付部材71をねじ等の取付部材を用いて壁面Wの所定の位置に取り付ける。続いて、取付部材71の貫通孔79から引き出した外部商用電源(図示せず)用配線と端子台35から延びる配線とを電気的に接続する。続いて、器具本体21の一対の突出部23・23が取付部材71の突出部73の上側に配置されるように、器具本体21を取付部材71に仮に取り付ける。この場合は、突出部73の先端部73cが器具本体21の底部22aと離間した状態(仮取付状態)となる(図7(a)参照)。続いて、作業者がねじ部材26をねじ孔26に螺合し、六角レンチ(図示せず)でさらに螺合すると、ねじ部材26の先端が傾斜面部73bに当接する。続いて、作業者が六角レンチでさらに螺合すると、ねじ部材26は、器具本体21の幅方向外側から内側に向かって挿入されるともに、ねじ部材26の先端が取付部材71の傾斜面部73bを摺動しつつ、器具本体21が壁面W側に誘導される。続いて、作業者が六角レンチでさらに螺合すると、ねじ部材26の先端が取付部材71の基部73aを器具本体21の幅方向内側に向かって押圧する状態となるとともに、ねじ部材26の基端がねじ孔26に没入した状態(取付完了状態)となり、取付部材71に対する器具本体21の取付作業が完了する(図7(b)参照)。
以上説明した本実施形態に係る照明器具11では、ねじ部材1は、器具本体21の幅方向外側から内側に向かって挿入されることで、ねじ部材1の先端が取付部材71の傾斜面部73bを摺動しつつ、器具本体21が壁面W側に誘導される。このようにして、照明器具11では、器具本体21を壁面W側に配置された取付部材71に容易に誘導しながら、器具本体21を壁面Wに取り付けることができる。
また、照明器具11では、ねじ部材26を器具本体21の幅方向内側に向かって挿入させる構成であるため、ねじ部材26の長さ寸法が器具本体21の厚さ寸法に影響を及ぼさない。これにより、小型で薄型の照明器具を提供することができる。
また、照明器具11では、ねじ部材26の先端が取付部材71の基部73aを器具本体21の幅方向内側に向かって押圧する状態となって器具本体21が取付部材71に取り付けられるため、器具本体21のがたつきが発生せず、器具本体21が取付部材71に確実に固定される。
また、照明器具11では、取付部材71に器具本体21を取り付けた際に、第2突出部である突出部23は第1突出部である突出部73の上部に配置される。これにより、取付部材71に対する器具本体21の上下方向の位置決めされるともに、器具本体21が取付部材71に安定して保持される。第1突出部である突出部73によって、器具本体21の上下方向の位置決めと、器具本体21の固定を行うため、取付部材71の小型化を図ることができる。これにより、小型な器具本体を取り付けることができ、小型の照明器具を提供することができる。
また、照明器具11では、取付部材71は、一対の突出部73・73が幅方向の両端に取り付けられる取付面部72を有し、取付面部72の上端は直線状に形成されている。また、一対の突出部73・73の上端は、上下方向において取付面部72の上端から略等距離になるように設けられている。これにより、取付面部72の上端面を基準することで器具本体21を上下方向が傾かずに略水平に取り付けしやすい。
また、照明器具11では、取付面部72は、その上端と下端において幅方向に延びるリブ77・77を有している。このように、リブ77・77を設けることによって取付面部72の強度を高め、取付部材71に器具本体21を取り付ける際に左右方向からねじ部材26が突出部73・73を介して取付面部72に対して押圧する力により取付面部72が歪むのを防止することができる。
以上、本発明の実施形態について、図面(図1〜図12)を参照しながら説明した。但し、本発明は、上記の実施形態に限られるものではなく、その要旨を逸脱しない範囲で種々の態様において実施することが可能である。また、上記の実施形態で示す形状等は、一例であって特に限定されるものではなく、本発明の効果から実質的に逸脱しない範囲で種々の変更が可能である。
11 照明器具
21 器具本体
23 突出部(第2突出部)
26 ねじ部材
41 光源部
51 拡散部材
71 取付部材
73 突出部(第1突出部)
73a 基部
73b 傾斜面部
W 壁面(被取付面)

Claims (5)

  1. 被取付面に取り付けられる取付部材と、
    前記取付部材にねじ部材により取り付けられる器具本体と、を備え、
    前記取付部材は、幅方向の両端近傍に前記器具本体側に向けて突出する一対の第1突出部を有し、
    前記第1突出部は、前記取付部材から前記器具本体側に延びる基部と、前記基部の先端から幅方向外側に斜めに延びるにつれて前記取付部材から離間する傾斜面部とを有し、
    前記ねじ部材は、前記器具本体の幅方向外側から内側に向かって挿入されることで、前記ねじ部材の先端が前記傾斜面部を摺動しつつ、前記器具本体を被取付面側に誘導する、照明器具。
  2. 前記器具本体は、被取付面側に凹部を有し、
    前記凹部は、底部と当該部の周囲に形成される外壁部を有し、
    前記凹部の底部から前記取付部材側に向かって突出する第2突出部を有する、請求項1に記載の照明器具。
  3. 前記取付部材に前記器具本体を取り付けた際に、前記第2突出部は前記第1突出部の上部に配置される、請求項2に記載の照明器具。
  4. 前記取付部材は、
    前記一対の第1突出部が幅方向の両端に取り付けられる取付面部を有し、
    前記取付面部の上端は直線状に形成され、
    前記第1突出部の上端は、上下方向において前記取付面部の上端から略等距離になるように設けられる、請求項1から請求項3の何れか一項に照明器具。
  5. 前記取付面部は、その上端と下端において幅方向に延びるリブを有する、請求項4に記載の照明器具。
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