JP2021182435A - チェックアウトシステム、決済装置、プログラム及び方法 - Google Patents
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Abstract
Description
このため、金券の金額から決済金額を差し引いた金額が端数を含んでいる場合には、その端数を含んだままの釣銭が払い出される。
このような事情から、上記のような状況において払い出される釣銭の端数を決済者が任意に調整できることが望まれていた。
図1は、実施形態に係るチェックアウトシステム1に含まれる装置のそれぞれの要部回路構成を示すブロック図である。チェックアウトシステム1は、登録装置10及び決済装置20を含む。チェックアウトシステム1は、商品を登録する登録装置10を主に店員が操作し、登録された商品の代金を決済する決済装置20を買物客が操作する、セミセルフ方式のチェックアウトシステムである。登録装置10及び決済装置20は、ネットワークNWに接続されている。ネットワークNWは、典型的にはLAN(local area network)である。ネットワークNWは、無線回線でも良いし有線回線でも良い。また、無線回線と有線回線とが混在していても良い。なお、図1は、1台の登録装置10及び2台の決済装置20を示している。しかしながら、登録装置10及び決済装置20の台数はこれらに限定されるものではなく、登録装置10及び決済装置20のそれぞれが任意の台数、店舗に設置されていて良い。また、図1では、1台の決済装置20の要部回路構成についてのみ示し、他の決済装置20の要部回路構成の図示は省略している。
釣銭ユニット27は、釣銭金額に応じて、決済装置20の内部に収納された硬貨及び紙幣を釣銭として払い出す。
計数ユニット28は、計数ユニット28内に投入された現金を計数し、収納する。したがって、計数ユニット28は、投入された現金を収納するとともに、その投入金額を計数する入金手段として動作する。また、計数ユニット28は、シャッターなどを備える。計数ユニット28は、当該シャッターを開くことで計数ユニット28内に現金が投入できるようにする機能を有する。また、計数ユニット28は、当該シャッターを閉じることによって計数ユニット28内に現金が投入できないようにする機能を有する。あるいは、計数ユニット28は、ベルトコンベアーを備えていても良い。この場合、計数ユニット28はベルトコンベアーを動作させることで、計数ユニット28内に現金が投入できるようにする機能を有する。また、計数ユニット28はベルトコンベアーを停止させることで、計数ユニット28内に現金が投入できないようにする機能を有する。また、計数ユニット28は、その他の方法を用いることで、現金が投入できるようにする機能及び現金が投入できないようにする機能を有しても良い。
図3は、決済装置20のCPU21による制御処理のフローチャートである。CPU21は、メインメモリ22又は補助記憶デバイス23に記憶された制御プログラムに基づいてこの制御処理を実行する。なお、CPU21は、図2に示す制御処理を開始するとき、変数a2をメインメモリ22に割り当てる。
Act2においてCPU11は、変数a1及び変数Fを初期化するために、変数a1及び変数Fのそれぞれの値を0にする。
CPU11は、Act3及びAct4の待受状態にあるときに商品コードが入力されたならば、Act3においてYesと判定してAct5へと進む。
Act5においてCPU11は、Act3で読み込みを確認した商品コードを、メインメモリ12又は補助記憶デバイス13に記憶された商品リストに追加する。
CPU11は、Act3及びAct4の待受状態にあるときに登録完了を指示する操作が行われたならば、Act4においてYesと判定してAct6へと進む。
Act6においてCPU11は、商品券での支払いを指示する操作が行われたか否かを確認する。すなわち、CPU11は、店員側タッチパネル15に表示された、商品券での支払いを指示するボタンをタッチするなどの予め定められた操作が行われたか否かを確認する。CPU11は、商品券での支払いを指示する操作が行われないならば、Act6においてNoと判定してAct7へと進む。
CPU11は、Act6及びAct7の待受状態にあるときに商品券での支払いを指示する操作が行われたならば、Act6においてYesと判定してAct8へと進む。
Act8においてCPU11は、商品券の種類及び金額が入力されるのを待ち受ける。なお、商品券の種類及び金額は、たとえば以下に示すようにしてCPU11に入力される。店員は、買物客から商品券を受け取り、受け取った商品券の種類及び金額を図示しないボタンなどを操作することによって登録装置10に入力する。あるいは、店員は、商品券に印刷されたバーコードをスキャナー17によって読み込むことで、当該バーコードに記憶された商品券の種類及び金額を登録装置10に入力する。したがって、Act8の処理を行うことで、CPU11を中枢とするコンピューターは、金券で支払う金額の入力を受け付ける入力手段として機能する。CPU11は、商品券の種類及び金額が入力されたならば、Act8においてYesと判定してAct9へと進む。
Act12においてCPU11は、変数Fの値を1にする。変数Fは、値が1の場合、釣銭が発生しないことを示す。CPU11は、Act12の処理の後、Act13へと進む。また、CPU11は、釣銭が発生するならば、Act11においてYesと判定してAct13へと進む。
Act13においてCPU11は、Act7と同様にして、決済情報の送信を指示する操作が行われるのを待ち受ける。
Act14においてCPU11は、決済情報を生成する。なお、CPU11は、決済金額、変数a1の値及び変数Fの値を含むように決済情報を生成する。
Act22においてCPU21は、変数a2に、決済情報に含まれる変数a1の値を代入する。
Act24においてCPU21は、決済の完了を指示する操作が行われるのを待ち受ける。すなわち、CPU21は、タッチパネル25に表示された精算ボタンをタッチするなどの予め定められた操作が行われるのを待ち受ける。
Act25においてCPU21は、現金を決済装置20に投入することができるようにする。このために、CPU21は、一例としてシャッターを開くように計数ユニット28に対して指示する。この指示を受けて計数ユニット28は、シャッターを開く。
Act30においてCPU21は、変数a2の値が決済情報に含まれる決済金額以上であるか否かを確認する。CPU21は、変数a2の値が決済情報に含まれる決済金額未満であるならば、Act30においてNoと判定してAct27へと戻る。なお、CPU21は、Act27の処理を再度行うことになるが、この処理によって画面内の変数a2の値などが更新される。
Act31においてCPU21は、図4に示すような決済画面SC1に対応した画像を生成する。そして、CPU21は、生成したこの画像を表示するようにタッチパネル25に対して指示する。この指示を受けてタッチパネル25は、決済画面SC1を表示する。
Act34においてCPU21は、現金を決済装置20に投入することができないようにする。このために、CPU21は、一例としてシャッターを閉じるように計数ユニット28に対して指示する。この指示を受けて計数ユニット28は、シャッターを閉じる。
Act35においてCPU21は、決済処理を行う。決済処理については、周知の方法を用いることができるので説明を省略する。
Act37においてCPU21は、Act35で決済した取引についてのレシートを発行するようにプリンター26に対して指示する。この指示を受けてプリンター26は、当該レシートを発行する。CPU21は、Act37の処理の後、Act21へと戻る。
金券だけで決済を済ませようとしている買物客は、移動先の決済装置20が上記実施形態のようにさらなる入金を求める状態となっていると、混乱する恐れがある。そこで登録装置10は、店員側タッチパネル15又は客側タッチパネル16に、現金を追加投入することを宣言するためのボタンを表示しても良い。この場合、決済装置20は、決済金額よりも金券によって支払う金額の方が大きい場合には、当該ボタンが操作された場合にのみ現金の追加投入を受け付ける。このようにすれば、登録装置10における操作が必要にはなるものの、上記のような不具合を回避できる。また、客側タッチパネル16に表示されたボタンは、買物客が操作者である。このため、買物客は、現金を追加投入したい旨を店員に伝えなくても、当該ボタンを操作することで、現金の追加投入を可能とするように決済装置20に対して指示することができる。なお、登録装置10に表示されたボタンは、オブジェクトの一例である。したがって、登録装置10に表示されたボタンに対する操作を受け付けることで、CPU11を中枢とするコンピューターは、オブジェクトへの操作を受け付ける受付手段として動作する。
また上記の登録装置10に表示されたボタンが操作されなかった場合において、決済装置20は、登録装置10と同様に、現金を追加投入することを宣言するためのボタンを表示しても良い。決済装置20は、登録装置10に表示された上記ボタンが操作されなかった場合でも、決済装置20に表示された上記ボタンが操作されたならば、決済金額よりも金券によって支払う金額の方が大きい場合でも現金の追加投入を受け付ける。このようにすれば、現金の追加投入の前にボタン操作が必要になるものの、金券だけで決済を済ませようとしている買物客に対して現金の追加投入を求める状況にはならないため、上記のような不具合を回避できる。しかも、買物客が、決済装置20に移動したのちに、釣り銭額を調整したいと思った場合にも、現金の追加投入に対応が可能である。なお、決済装置20に表示されたボタンは、オブジェクトの一例である。したがって、決済装置20に表示されたボタンに対する操作を受け付けることで、CPU21を中枢とするコンピューターは、オブジェクトへの操作を受け付ける受付手段として動作する。
なお、登録装置10又は決済装置20は、登録装置10に表示されたボタン又は決済装置20に表示されたボタンと同様の働きをする物理ボタンなどのハードウェア要素を備えていても良い。この場合、当該ハードウェア要素は、オブジェクトの一例である。
Claims (6)
- 取引の内容を登録する登録装置と、
前記登録装置で登録された前記取引に関して決済すべき決済金額を決済する決済装置と、を具備し、
前記登録装置に備えられ、金券で支払う金額の入力を受け付ける入力手段と、
前記決済装置に備えられ、投入された現金を収納するとともに、その投入金額を計数する入金手段と、
前記決済装置に備えられ、前記決済金額よりも前記入力手段によって入力を受け付けた金額が大きい場合に、前記現金の収納を可能とするように前記入金手段を制御する制御手段と、
前記決済装置に備えられ、操作者による決済指示がなされるまでの間に前記入金手段により計数された前記投入金額と前記入力手段で入力された金額との和から、前記決済金額を差し引いた値として求まる金額の釣銭を払い出す払出手段と、を具備するチェックアウトシステム。 - 前記登録装置は、オブジェクトへの操作を受け付ける受付手段をさらに備え、
前記制御手段は、前記決済金額よりも前記入力手段によって入力を受け付けた金額が大きく、且つ前記受付手段が前記オブジェクトへの操作を受け付けた場合に、前記現金の収納を可能とするように前記入金手段を制御し、前記決済金額が前記入力手段によって入力を受け付けた金額が大きく、且つ前記受付手段が前記オブジェクトへの操作を受け付けなかった場合に、前記現金の収納を不可能とするように前記入金手段を制御する、請求項1に記載のチェックアウトシステム。 - 前記オブジェクトは、客が操作するためのオブジェクトである、請求項2に記載のチェックアウトシステム。
- 前記決済装置は、オブジェクトへの操作を受け付ける受付手段をさらに備え、
前記制御手段は、前記決済金額よりも前記入力手段によって入力を受け付けた金額が大きく、且つ前記受付手段が前記オブジェクトへの操作を受け付けた場合に、前記現金の収納を可能とするように前記入金手段を制御し、前記決済金額が前記入力手段によって入力を受け付けた金額が大きく、且つ前記受付手段が前記オブジェクトへの操作を受け付けなかった場合に、前記現金の収納を不可能とするように前記入金手段を制御する、請求項1に記載のチェックアウトシステム。 - 金券で支払う金額の入力を受け付ける入力手段を備えた、取引の内容を登録する登録装置とともにチェックアウトシステムを構成する、前記登録装置で登録された前記取引に関して決済すべき決済金額を決済する決済装置であって、
投入された現金を収納するとともに、その投入金額を計数する入金手段と、
前記決済金額よりも前記入力手段によって入力を受け付けた金額が大きい場合に、前記現金の収納を可能とするように前記入金手段を制御する制御手段と、
操作者による決済指示がなされるまでの間に前記入金手段により計数された前記投入金額と前記入力手段で入力された金額との和から、前記決済金額を差し引いた値として求まる金額の釣銭を払い出す払出手段と、を具備する決済装置。 - 金券で支払う金額の入力を受け付ける入力手段を備えた、取引の内容を登録する登録装置とともにチェックアウトシステムを構成し、投入された現金を収納するとともに、その投入金額を計数する入金手段を備えた、前記登録装置で登録された前記取引に関して決済すべき決済金額を決済する決済装置が備えるコンピューターを、
前記決済金額よりも前記入力手段によって入力を受け付けた金額が大きい場合に、前記現金の収納を可能とするように前記入金手段を制御する制御手段と、
操作者による決済指示がなされるまでの間に前記入金手段により計数された前記投入金額と前記入力手段で入力された金額との和から、前記決済金額を差し引いた値として求まる金額の釣銭を払い出す払出手段と、して機能させるためのプログラム。
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- 2016-11-25 JP JP2016228943A patent/JP2018085033A/ja active Pending
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- 2021-08-11 JP JP2021131187A patent/JP7301916B2/ja active Active
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