JP2021178622A - マルチコプター - Google Patents

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Abstract

【課題】航続距離が長いマルチコプターを開発することを課題とするものである。【解決手段】本体部3と、モータ20によって回転し揚力を発生させる回転翼2を有し、本体部3に回転翼2が複数取り付けられたマルチコプター1において、エンジン16によって駆動する発電機11と、燃料タンク17を有し、前記本体部3には環状の支持フレーム部10があり、前記支持フレーム部10の環状部分に囲まれた領域に、燃料タンク17が配されていることを特徴とするマルチコプター。【選択図】図1

Description

本発明は、一般に「ドローン」と称されるマルチコプターに関するものである。
複数の回転翼(プロペラ)を有し、垂直離着陸するマルチコプターが知られている。マルチコプターは、当初、玩具として販売されたが、次第に高機能化し、航空写真の撮影や、物資の運搬等の業務用にも使用されつつある。また有人飛行が可能なマルチコプターも開発されている。
特開2018−129713号公報
マルチコプターの回転翼は、モータで駆動される。そのためマルチコプターには、モータを駆動するための蓄電池が搭載されている。従来技術のマルチコプターは、蓄電池にためられた電気によってモータが回転され、飛行する。従って、マルチコプターの航続距離は、蓄電池の容量に依存する。
近年、蓄電池の性能は飛躍的に向上した。しかしながら、市場においては、より航続距離が長い、マルチコプターの開発が望まれている。
本発明は、従来技術の上記した問題点に注目し、航続距離が長いマルチコプターを開発することを課題とするものである。
上記した課題を解決するための態様は、本体部と、モータによって回転し揚力を発生させる回転翼を有し、前記本体部に前記回転翼が複数取り付けられたマルチコプターにおいて、エンジンによって駆動する発電機と、燃料タンクを有し、前記本体部には環状の支持フレーム部があり、前記支持フレーム部の環状部分に囲まれた領域に、前記燃料タンクが配されており、前記燃料タンクから前記エンジンに燃料が供給されることを特徴とするマルチコプターである。
本態様のマルチコプターは、発電機を有しており、発電機によって発生させた電気をモータに供給することができる。そのため本態様のマルチコプターは、航続距離が長い。
また本態様のマルチコプターは、環状の支持フレーム部があり、当該支持フレーム部の環状部分に囲まれた領域に、燃料タンクが配されている。
そのため、燃料タンクは、支持フレーム部によって周囲が囲まれて保護されており、マルチコプターが墜落したり、何かに衝突した際に、燃料タンクが破損することが防がれる。
上記した態様において、前記燃料タンクは環状または略環状であり、前記燃料タンクが前記支持フレーム部の環状部分の内側に沿って配置されていることが望ましい。
本態様によると、支持フレーム部の環状部分内の空間を有効に使用することができる。
上記した各態様において、前記エンジンが前記燃料タンクで囲まれた領域に配置されていることが望ましい。
本態様によると、支持フレーム部の環状部分内の空間を有効に使用することができる。
本発明のマルチコプターは、発電機を搭載しており、航続距離が長い。
本発明の実施形態のマルチコプターの斜視図である。 図1のマルチコプターの分解斜視図である。 図1のマルチコプターの回転翼と支持フレーム部との位置関係をモデル化した説明図である。 (a)は図1のマルチコプターの回転翼列の上昇時及びホバリング時における正面図であり、(b)は図1のマルチコプターを前進させる際における回転翼列の側面図であり、(c)は図1のマルチコプターを回転させる際における回転翼列の正面図である。 (a)(b)は、マルチコプターのリブ部の詳細図である。 図1のマルチコプターを前進させる際における支持フレーム部近傍の空気の流れを示す説明図である。
以下さらに本発明の実施形態について説明する。最初に、本実施形態のマルチコプター1の特徴部分を説明する。
本実施形態のマルチコプター1は、公知のそれと同様に、回転翼2を有し、当該回転翼2は、モータ20によって回転する。
マルチコプター1は、公知のそれと同様に、制御装置25(図2)と蓄電池26を有し、当該蓄電池26から制御装置25及びモータ20に給電される。
本実施形態のマルチコプター1には、発電機11と、エンジン16と、燃料タンク17が搭載されている。発電機11は、エンジン16と一体化されており、エンジン16を駆動することによって電気を発生させることができる。エンジン16は、燃料タンク17から燃料が供給されて回転する。
発電機11は、蓄電池26に接続されており、飛行中に発電機11で発電し、直接、または蓄電池26を介してモータ20に給電される。
そのため、本実施形態のマルチコプター1は、航続距離が長い。
また本実施形態のマルチコプター1は、本体部3に環状の支持フレーム部10がある。そして当該支持フレーム部10の環状部分で囲まれた空間に、エンジン16と発電機11及び燃料タンク17が配されている。
以下、これらについて説明する。
支持フレーム部10は、浮き輪やドーナツの様な環状構造であり、中心部が大きく開口している。支持フレーム部10は、上下方向に貫通しており、上下方向に通気性を有する。
支持フレーム部10の中央部には、支持フレーム部10の内壁で囲まれたフレーム側設置空間27がある。フレーム側設置空間27の平面形状は円形である。支持フレーム部10の外郭形状についても円形である。
燃料タンク17についても、概ね浮き輪やドーナツの様な環状構造であり、中心部が大きく開口している。そのため燃料タンク17にも、中央部にタンク側設置空間28がある。燃料タンク17の外形形状は、円形である。燃料タンク17の外径は、支持フレーム部10の内径よりもわずかに小さい。中央のタンク側設置空間28は、図2の様に長方形である。
燃料タンク17についても、上下方向に貫通しており、上下方向に通気性を有する。
燃料タンク17は、図2の様に、弦型の主貯留部37が対向して配され、二つの主貯留部37の間が比較的薄い連結部35によって連結された形状となっている。
燃料タンク17内には仕切は無く、内部は一つの燃料貯留空間となっている。
燃料タンク17には、燃料供給口40があり、当該燃料供給口40には常時蓋41がなされている。
燃料タンク17には、燃料ホース43が接続されている。
燃料タンク17の上辺部であって、その周部には、取り付けリブ45が4か所設けられている。
当該取り付けリブ45には、ネジ挿通用の孔46が形成されている。
エンジン16は、二気筒の水平対向エンジンである。またエンジン16は、水冷の2ストロークエンジンである。
エンジン16には、インジェクター50と、吸気フィルター51と、マフラー52が取り付けられている。本実施形態では、各シリンダー55にマフラー52が取り付けられている。
エンジン16の出力軸には、発電機11が直接的に接続されている。
本実施形態のマルチコプター1では、エンジン16及びその付属品と、発電機11が一体化されて一つの発電ユニット57を構成している。
本実施形態では、エンジン16の付属品は、インジェクター50、吸気フィルター51、及びマフラー52である。
また実施形態のマルチコプター1は、ラジエター58を備えている。
次に、前記した各部材のレイアウトについて説明する。
本実施形態のマルチコプター1では、支持フレーム部10のフレーム側設置空間27内に、燃料タンク17と発電ユニット57が配置されている。
即ちフレーム側設置空間27の内周に、燃料タンク17の外周が嵌り込んでいる。燃料タンク17は、取り付けリブ45が支持フレーム部10の上面と接し、図示しないネジが挿通されて支持フレーム部10に固定されている。
このように、本実施形態では、燃料タンク17は円形かつ環状であり、支持フレーム部10の環状部分の内側に沿って配置されている。
また燃料タンク17のタンク側設置空間28内に、発電ユニット57が配置されている。
発電ユニット57の配置方向は、図1の通りであり、シリンダー55がタンク側設置空間28の長手方向に沿って配され、発電機11は、タンク側設置空間28の短手方向に向いている。
発電ユニット57のインジェクター50と、燃料タンク17の間は、燃料ホース43等の燃料配管で接続されており、燃料タンク17内のガソリンが、発電ユニット57に供給される。
ラジエター58は、支持フレーム部10の外側に取り付けられている。ラジエター58と、エンジン16との間には、往き側ホース60と戻り側ホース61が接続されており、ラジエター58と、エンジン16との間で冷却水が循環する。
前記した様に、支持フレーム部10は、浮き輪やドーナツの様な環状構造であり、中心部が大きく開口している。支持フレーム部10は、上下方向に貫通しており、上下方向に通気性を有する。燃料タンク17についても、上下方向に貫通しており、上下方向に通気性を有する。
そのため支持フレーム部10内は、燃料タンク17や発電ユニット57等の機器が内蔵された状態において、上下方向に十分な通風面積を備えた通気流路が確保されている。即ち本実施形態では、燃料タンク17のタンク側設置空間28が直接的に支持フレーム部10の上下面に開口しており、タンク側設置空間28が上下方向の通気流路として機能する。
そして発電ユニット57は、その通気流路(タンク側設置空間28)内に配置されている。従って、発電ユニット57は、上下方向が貫通していて上下方向に通気性を有する領域に配置されている。
マルチコプター1を飛行させるに際しては、燃料タンク17に燃料が注入される。具体的には、燃料供給口40を開いて燃料タンク17の内部に燃料を補給する。
そしてエンジン16を起動すると、発電機11が回転し、発電が行われる。そして当該電力によってモータ20が回転し、回転翼2が回転してマルチコプター1が飛ぶ。
本実施形態のマルチコプター1では、燃料タンク17は、剛性が高い支持フレーム部10で、略全周が囲まれている。
そのため燃料タンク17は、剛性が高い支持フレーム部10で保護され、墜落や衝突の衝撃を受けても耐えることができ、致命的な破損には至りにくい。そのため、衝突等の事故が発生しても、燃料の飛散が防がれ、安全性が高い。
また、本実施形態のマルチコプター1では、燃料タンク17の外周面が、支持フレーム部10の内周に沿って嵌り込んでいるので、無駄な空間が少ない。
さらに、燃料タンク17の中央にあるタンク側設置空間28に、発電ユニット57が配置されているので、無駄な空間が少ない。
マルチコプター1を前進させる際は、やや前傾姿勢となる。そのため、図6に示すように、燃料タンク17の通気流路(タンク側設置空間28)に風が呼び込まれ、発電ユニット57が通風環境下にさらされる。
そのため、発電ユニット57が冷却される。
以下、マルチコプター1の細部について説明する。
本実施形態のマルチコプター1は、6枚の回転翼2を備えたドローンであり、無線によって遠隔操作される。マルチコプター1は、公知のそれと同様に、回転翼2を回転することによって下降気流による揚力を発生させて中空に浮き上がる。また各回転翼2の回転数を相違させることによって水平方向の成分を有する方向に移動する。即ち、各回転翼2の回転数を相違させることによって横方向に移動させたり、斜め上下方向に移動させたり、自身の姿勢を変更させるといったさまざまな動きをさせることができる。
回転翼2の数は、6枚に限定されるものではなく、3枚以上であればよい。
本実施形態のマルチコプター1は、本体部3と、6個の回転翼2を有している。
本体部3は、環状の支持フレーム部10と、リブ部30と、機器載置部13と、脚部12を有している。
支持フレーム部10は、無端環状に成形された部分である。本実施形態では、支持フレーム部10の平面形状は、図1、図2の様に円形である。
支持フレーム部10の断面形状は、縦長の長方形である。支持フレーム部10は、炭素繊維等の軽く、且つ剛性が高い素材で作られている。
リブ部30は、環状の支持フレーム部10から放射状に外側に向かってのびている。
マルチコプター1が墜落したり、立木や電柱等と衝突したとき、マルチコプター1のリブ部30が、支持フレーム部10に先立ってぶつかることとなる。その結果、リブ部30が折れる等の事態となり、リブ部30が損傷する。しかしその反面、支持フレーム部10に掛かる衝撃が緩和され、支持フレーム部10の損傷が軽減される。本実施形態のマルチコプター1では、支持フレーム部10によって囲まれた領域に燃料タンク17があるので、燃料タンク17の破損が防止され、燃料の漏出や飛散が防がれ、火災の原因となるとこが少ない。
機器載置部13は、支持フレーム部10の下部にあり、図示しない接続部材によって支持フレーム部10に接続されている。
機器載置部13には、前記した制御装置25及び蓄電池26が配置されている。
脚部12は、支持フレーム部10の下に垂下する脚部材15を有している。本実施形態では、脚部12は4本の脚部材15が等間隔に配置されたものである。
本実施形態のマルチコプター1では、図1の様に、環状の支持フレーム部10に回転翼2がリブ部30を介して取り付けられている。即ち本実施形態のマルチコプター1では、回転翼2がリブ部30を介して間接的に支持フレーム部10に取り付けられている。
回転翼2は、公知のそれと同様、モータ20の出力軸に直接取り付けられている。
そして本実施形態では、図示しない取り付け部材によって、モータ20が支持フレーム部10から張り出されたリブ部30の上部に固定されている。即ち6個のモータ20は、いずれも回転軸が環状の支持フレーム部10に対して所定の角度や姿勢となる様に、環状の支持フレーム部10にリブ部30を介して固定されている。
本実施形態のマルチコプター1では、隣接する回転翼2同士がリブ部30を介して支持フレーム部10で横つながりとなっているので、回転翼2の揚力に強弱が生じても、一部の回転翼2の位置が突出的に上下方向に変位することは少ない。
本実施形態のモータ20が直接的に固定されているのはリブ部30であり、当該リブ部30は片持ち状である。
しかしながら、リブ部30は比較的大きな環状の支持フレーム部10から突出しているので、片持ち状の部分の長さは、比較的短い。
そのためリブ部30の撓み等は、比較的小さい。
本実施形態のマルチコプター1は、公知のマルチコプターと同様、モータ20を駆動して6枚の回転翼2を回転し、上昇する。また上昇した位置でホバリングする。
ここで本実施形態のマルチコプター1は、飛行中にエンジン16によって発電機11が駆動され、発電機11の電気でモータ20が駆動される。また余剰の電力は、蓄電池26に蓄電される。本実施形態では、発電機11が蓄電池26に接続されており、発電機11の発電量が不足する場合には、蓄電池26から不足分が補われる。そのため、モータ20の駆動や、制御装置25の動作が安定する。
また発電量が過大である場合には、蓄電池26に蓄電される。そのため、本実施形態のマルチコプター1は、航続距離が長い。
マルチコプター1の上昇時及びホバリング時は、図4(a)の矢印で示すベクトルの様に、図示されている各回転翼2a、2b、2c、2dが発生する揚力は同じであり、8枚の回転翼2は無負荷時(地上時)と同じ相対位置及び相対姿勢を保つ。例えば図4の例では、各回転翼2a、2b、2c、2dの回転軸21は、いずれも環状の支持フレーム部10に対して同じ高さの位置にあり、且つ支持フレーム部10に対して垂直となる姿勢を保つことができる。
マルチコプター1を前進させる際は、図4(b)の矢印で示すベクトルの様に、図示されている各回転翼2a、2b、2c、2dの内、後半の回転翼2c、2dが発生する揚力が、前半の回転翼2a、2bよりも強い。その結果、マルチコプター1は、図4(b)の様にやや前傾姿勢となる。しかしながら、6枚の回転翼2は、無負荷時と同じ相対位置及び相対姿勢を保ち、いずれも同一傾斜平面上に並んでいる。また各回転翼2a、2b、2c、2dの回転軸21についても、環状の支持フレーム部10に対して無負荷時と同じ相対位置及び相対姿勢を保つ。例えば図4の例に従えば、各回転翼2a、2b、2c、2dの回転軸21は、いずれも環状の支持フレーム部10に対して同じ高さの位置を保つ。
マルチコプター1を回転(回転方向に姿勢変更)させる際は、図4(c)の矢印で示すベクトルの様に、図示されている各回転翼2a、2b、2c、2dは、発生する揚力が互い違いに強弱となる様に制御されている。
しかしながらマルチコプター1は、図4(c)の様に全体として水平姿勢を保つ。また8枚の回転翼2の相対位置及び相対姿勢は変化せず、回転翼2は水平の同一平面上に並ぶ。各回転翼2a、2b、2c、2dの回転軸21は、いずれも環状の支持フレーム部10に対して垂直となる姿勢を保つ。
ここでマルチコプター1は、飛行中に各回転翼の相対位置や相対姿勢が変わらないことが重要である。
本実施形態のマルチコプター1は、前記した様に飛行中に各回転翼の相対位置や相対姿勢が変化せず、例えば全ての回転翼2の相対位置が同一平面上に並ぶ。そのため本実施形態のマルチコプター1は、図示しない姿勢制御装置等による微細なコントロールが設計通り正しく機能する。
本実施形態のマルチコプター1は、各回転翼2の上下変位や捩じれが生じにくい構造であるから、支持フレーム部10の剛性は、従来技術に比べて低くてもよい。そのため本実施形態のマルチコプター1は、素材の量を減らしたり、単位体積当たりの重量が軽いものを使用することができ、全体の総重量を低減することができる。
そのため本実施形態のマルチコプター1は、従来技術に比べて積載重量を多くすることができる。
次に、リブ部30の好ましい長さについて説明する。回転翼2の捩じれや撓みによる姿勢変化を防ぐという趣旨からは、リブ部30の長さは短い方が望ましい。
その一方で、下降気流を有効に利用して回転翼2の効率を上げるという観点からは、リブ部30の長さは長い方が良い。
即ち回転翼2が発生させる送風がマルチコプター1のいずれかの部位に当たると、回転翼2が発生させる揚力が減衰する。そのため回転翼2が発生する下降気流の範囲に、マルチコプター1の部材が無いことが望ましい。
ここで支持フレーム部10のリブ部30の接続部分は、「T」状であり、平面面積が大きい。
そのため、回転翼2が発生する下降気流の範囲に、支持フレーム部10が入らない様な長さに、リブ部30の長さを設計することが望ましい。
具体的には、図3(a)に示すように、回転翼2の回転軌跡31の最遠部が支持フレーム部10と重ならないことが望ましい。
少なくとも図3(b)に示すように、回転翼2の回転軌跡31の最遠部が支持フレーム部の内側ラインと重なる程度とし、回転翼2と支持フレーム部10との重なりを少なくするべきである。
もちろん、回転翼2の回転軌跡31の最遠部は、支持フレーム部10の内側ラインよりも外側にあることが望ましい。
また以上説明した実施形態では、支持フレーム部10の平面形状は、円形であるが、楕円形であってもよく多角形であってもよい。
支持フレーム部10とリブ部30は、一体的に成形されたものであってもよいが、支持フレーム部10とリブ部30を個別に成形し、その後で両者を接続することも推奨される。
本実施形態では、図5(a)(b)に示す様に、リブ構成部材23の端部に、取付け部36が設けられている。本実施形態では、取付け部36はフランジである。
本実施形態では、リブ構成部材23の取付け部36を支持フレーム部10のリブ取付け部33にあわせ、ネジによって両者を固定している。
リブ構成部材23とリブ取付け部33との結合方法は任意であり、ネジ等の一時締結要素を使用する他、接着剤等の永久締結要素によって両者を結合してもよい。
本実施形態の様に支持フレーム部10とリブ構成部材23(リブ部)を個別に成形し、その後で両者を接続することにより、支持フレーム部10を共通部品として、複数のサイズのマルチコプターを製作することができる。本実施形態によると、部品の互換性が向上する。
また、本実施形態のマルチコプター1は、墜落等によって一部が破損した場合の修理が容易である。
またマルチコプター1が墜落したり、立木や電柱等と衝突したとき、リブ構成部材23(リブ部)が緩衝体となり、支持フレーム部10に掛かる衝撃が緩和され、支持フレーム部10の損傷が軽減される。そのため、燃料の漏出や飛散が防がれる。
以上説明した実施形態では、燃料タンク17は、環状構造であるが、本発明は、この構造に限定されるものではない。例えば、平面形状が、「C」状であってもよい。また複数に分割されていてもよい。
1 マルチコプター
2 回転翼
3 本体部
10 支持フレーム部
11 発電機
13 機器載置部
16 エンジン
17 燃料タンク
20 モータ
26 蓄電池
27 フレーム側設置空間
28 タンク側設置空間
30 リブ部
37 主貯留部
57 発電ユニット
上記した課題を解決するための態様は、本体部と、モータによって回転し揚力を発生させる回転翼を有し、前記本体部に前記回転翼が複数取り付けられたマルチコプターにおいて、エンジンによって駆動する発電機と、燃料タンクを有し、前記本体部には環状の支持フレーム部があり、前記支持フレーム部の環状部分に囲まれた領域に、前記燃料タンクの全体嵌り込んで配されており、前記燃料タンクは前記支持フレーム部によって全周が囲まれて保護されており、前記燃料タンクから前記エンジンに燃料が供給されることを特徴とするマルチコプターである。

Claims (3)

  1. 本体部と、モータによって回転し揚力を発生させる回転翼を有し、前記本体部に前記回転翼が複数取り付けられたマルチコプターにおいて、
    エンジンによって駆動する発電機と、燃料タンクを有し、前記本体部には環状の支持フレーム部があり、前記支持フレーム部の環状部分に囲まれた領域に、前記燃料タンクが配されており、前記燃料タンクから前記エンジンに燃料が供給されることを特徴とするマルチコプター。
  2. 前記燃料タンクは環状または略環状であり、前記燃料タンクが前記支持フレーム部の環状部分の内側に沿って配置されていることを特徴とする請求項1に記載のマルチコプター。
  3. 前記エンジンが前記燃料タンクで囲まれた領域に配置されていることを特徴とする請求項1又は2に記載のマルチコプター。
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