JP2021178460A - シート搬送装置及び記録装置 - Google Patents
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Abstract
【課題】シートのループ量を確保しつつ装置を小型化する技術を提供する。【解決手段】長尺状のシートを搬送するシート搬送装置が提供される。第1搬送手段は、シートの搬送方向で、カッタによりシートが切断されるカット位置よりも下流側に設けられる。第2搬送手段は、搬送方向で第1搬送手段よりも下流側に設けられる。上流側フラッパーは、搬送方向で第1搬送手段及び第2搬送手段の間に設けられ、シートをガイドする第1ガイド位置及び該第1ガイド位置から退避する第1退避位置の間で移動する。下流側フラッパーは、搬送方向で上流側フラッパー及び第2搬送手段の間に設けられ、シートをガイドする第2ガイド位置及び該第2ガイド位置から退避する第2退避位置の間で移動する。【選択図】図5
Description
本発明は、シート搬送装置及び記録装置に関する。
ロールシートに代表される長尺状のシートを搬送し、記録を行う記録装置が知られている。特許文献1には、ロールシートのカット位置がシートの搬送方向で画像の記録位置よりも上流側に設けられたプリンタが開示されている。このようなプリンタでは、ロールシートを切断する際に画像の記録動作を停止させないために、カット位置と記録位置の間にロールシートのループ(弛み)を形成し、ループが消失するまでの時間を利用してロールシートを切断することがある。また、特許文献1で開示されるプリンタには、ロールシートのループが形成される位置に可動式のフラッパー(開閉バッフル)が設けられている。フラッパーは、閉じた状態ではロールシートをガイドし、開いた状態ではロールシートのループの形成を可能にする。
プリンタのスループットを向上するために記録動作中のシートの搬送速度を大きくする場合、シートを切断する際のループの消失が早くなるため、形成するループを大きくする必要がある。しかしながら、大きなループの形成を可能にするためにはフラッパーを大きくする必要があるが、フラッパーを大きくするとその可動範囲も大きくなり装置が大型化してしまう場合がある。
本発明は、シートのループ量を確保しつつ装置を小型化する技術を提供することを目的とする。
本発明の一側面によれば、
長尺状のシートを搬送するシート搬送装置であって、
シートの搬送方向で、カッタによりシートが切断されるカット位置よりも下流側に設けられる第1搬送手段と、
前記搬送方向で前記第1搬送手段よりも下流側に設けられる第2搬送手段と、
前記搬送方向で前記第1搬送手段よりも下流側かつ前記第2搬送手段よりも上流側に設けられ、シートをガイドする第1ガイド位置及び該第1ガイド位置から退避する第1退避位置の間で移動する上流側フラッパーと、
前記搬送方向で前記上流側フラッパーよりも下流側かつ前記第2搬送手段よりも上流側に設けられ、シートをガイドする第2ガイド位置及び該第2ガイド位置から退避する第2退避位置の間で移動する下流側フラッパーと、を備える、
シート搬送装置が提供される。
長尺状のシートを搬送するシート搬送装置であって、
シートの搬送方向で、カッタによりシートが切断されるカット位置よりも下流側に設けられる第1搬送手段と、
前記搬送方向で前記第1搬送手段よりも下流側に設けられる第2搬送手段と、
前記搬送方向で前記第1搬送手段よりも下流側かつ前記第2搬送手段よりも上流側に設けられ、シートをガイドする第1ガイド位置及び該第1ガイド位置から退避する第1退避位置の間で移動する上流側フラッパーと、
前記搬送方向で前記上流側フラッパーよりも下流側かつ前記第2搬送手段よりも上流側に設けられ、シートをガイドする第2ガイド位置及び該第2ガイド位置から退避する第2退避位置の間で移動する下流側フラッパーと、を備える、
シート搬送装置が提供される。
本発明によれば、連続シートのループ量を確保しつつ装置を小型化することができる。
以下、添付図面を参照して実施形態を詳しく説明する。なお、以下の実施形態は特許請求の範囲に係る発明を限定するものではない。実施形態には複数の特徴が記載されているが、これらの複数の特徴の全てが発明に必須のものとは限らず、また、複数の特徴は任意に組み合わせられてもよい。さらに、添付図面においては、同一若しくは同様の構成に同一の参照番号を付し、重複した説明は省略する。
なお、この明細書において、「記録」(「プリント」という場合もある)とは、文字、図形等有意の情報を形成する場合のみならず、有意無意を問わない。また人間が視覚で知覚し得るように顕在化したものであるか否かを問わず、広く記録媒体上に画像、模様、パターン等を形成する、または媒体の加工を行う場合も表すものとする。
また、「記録媒体」とは、一般的な記録装置で用いられる紙のみならず、広く、布、プラスチック・フィルム、金属板、ガラス、セラミックス、木材、皮革等、インクを受容可能なものも表すものとする。
さらに、「インク」(「液体」と言う場合もある)とは、上記「記録(プリント)」の定義と同様広く解釈されるべきものである。従って、記録媒体上に付与されることによって、画像、模様、パターン等の形成または記録媒体の加工、或いはインクの処理(例えば記録媒体に付与されるインク中の色剤の凝固または不溶化)に供され得る液体を表すものとする。
またさらに、「ノズル」とは、特にことわらない限り吐出口ないしこれに連通する液路およびインク吐出に利用されるエネルギーを発生する素子を総括して言うものとする。
以下に用いる記録ヘッド用基板(ヘッド基板)とは、シリコン半導体からなる単なる基体を指し示すものではなく、各素子や配線等が設けられた構成を差し示すものである。
さらに、基板上とは、単に素子基板の上を指し示すだけでなく、素子基板の表面、表面近傍の素子基板内部側をも示すものである。また、本発明でいう「作り込み(built-in)」とは、別体の各素子を単に基体表面上に別体として配置することを指し示している言葉ではなく、各素子を半導体回路の製造工程等によって素子板上に一体的に形成、製造することを示すものである。
<記録装置の概要(図1)>
図1は本発明の代表的な実施例であるインクジェット記録装置(以下、記録装置)の概観斜視図である。
図1は本発明の代表的な実施例であるインクジェット記録装置(以下、記録装置)の概観斜視図である。
図1に示すように、記録装置1は印刷に関する各種設定を行ったり、装置の状態を表示したりするための操作パネル100が配置されている。また、記録装置1はスタンド101により支えられ、その記録部は通常、開閉可能なカバー16によりカバーされている。さらに、記録装置1はインクタンクを交換する際に操作するインクタンクカバー2を有する。記録装置1には後述するように記録媒体の幅方向に相当する記録幅をもち、その記録媒体にインク液滴を吐出して画像を記録するフルライン記録ヘッド(以下、記録ヘッド)が備えられている。
その記録ヘッドは、同じ構成をもつ、ブラック(K)、シアン(C)、マゼンタ(M)、イエロ(Y)の4色の記録ヘッドで構成されている。このため、インクタンクカバー2の下部には、ブラック、シアン、マゼンタ、イエロのインクをそれぞれ収容した4つのインクタンクが収容される。これらのインクタンクは互いに独立に交換可能である。
記録装置1には記録ヘッドの記録幅に対応して、例えば、10インチ〜40インチの幅をもつロール状のシートのような記録媒体を装填し、その記録媒体を記録ヘッドによる記録領域に搬送して記録を行うことができる。
なお、図1に示すように、ロール状の連続シートのような記録媒体は2段に格納可能(上段のロールシート取付部4a、下段のロールシート取付部4b)であり、装着されたいずれのロール状のシートに対しても記録が可能である。なお、図1には下段のロールシート取付部4bにロールシートRが取り付けられている様子が示されている。
次に、記録ヘッドの構造についてさらに詳しく説明する。
<記録ヘッドの構成説明(図2)>
図2は記録ヘッド3の概略構成を示す斜視図である。記録ヘッド3はC/M/Y/Kの4色のインクを吐出可能な素子基板10が直線上に15個配列(インラインに配置)されたライン型の記録ヘッドである。なお、このような構成の他に、1つの記録ヘッド3が1色のインクを吐出する構成のものを4つ、記録媒体の搬送方向に配置してC/M/Y/Kの4色のインクを吐出するように構成しても良い。
図2は記録ヘッド3の概略構成を示す斜視図である。記録ヘッド3はC/M/Y/Kの4色のインクを吐出可能な素子基板10が直線上に15個配列(インラインに配置)されたライン型の記録ヘッドである。なお、このような構成の他に、1つの記録ヘッド3が1色のインクを吐出する構成のものを4つ、記録媒体の搬送方向に配置してC/M/Y/Kの4色のインクを吐出するように構成しても良い。
図2に示すように、記録ヘッド3には各素子基板10と、フレキシブル配線基板40および電気配線基板90を介して電気的に接続された信号入力端子91と電力供給端子92を備える。信号入力端子91及び電力供給端子92は記録装置1の制御部と電気的に接続され、それぞれ、吐出駆動信号及び吐出に必要な電力を素子基板10に供給する。電気配線基板90内の電気回路によって配線を集約することで、信号出力端子91及び電力供給端子92の数を素子基板10の数に比べて少なくできる。これにより、記録装置1に対して記録ヘッド3を装着する時又は記録ヘッドの交換時に取り外しが必要な電気接続部数が少なくて済む。
素子基板10上には各々の吐出口に対応して不図示の電気熱変換素子(ヒータ)が形成されており、電気熱変換素子は通電加熱してインクを発泡させ、その発泡エネルギーでインクを吐出口から吐出させる。
<制御構成の説明(図3)>
図3は記録装置1の制御回路の構成を示すブロック図である。
図3は記録装置1の制御回路の構成を示すブロック図である。
図3に示すように、記録装置1は、主に記録部を統括するプリントエンジンユニット417と、スキャナ部を統括するスキャナエンジンユニット411と、記録装置1の全体を統括するコントローラユニット410によって構成されている。MPUや不揮発性メモリ(EEPROMなど)を内蔵したプリントコントローラ419は、コントローラユニット410のメインコントローラ401の指示に従ってプリントエンジンユニット417の各種機構を制御する。スキャナエンジンユニット411の各種機構は、コントローラユニット410のメインコントローラ401によって制御される。
以下、制御構成の詳細について説明する。
コントローラユニット410において、CPUにより構成されるメインコントローラ401は、ROM407に格納されているプログラムや各種パラメータに従って、RAM406を作業領域としながら記録装置1の全体を制御する。例えば、ホストI/F402またはワイヤレスI/F403を介してホスト装置400から印刷ジョブが入力されると、メインコントローラ401の指示に従って、画像処理部408は受信した画像データに対して所定の画像処理を施す。そして、メインコントローラ401はプリントエンジンI/F405を介して、画像処理を施した画像データをプリントエンジンユニット417へ送信する。
なお、記録装置1は無線通信や有線通信を介してホスト装置400から画像データを取得しても良いし、記録装置1に接続された外部記憶装置(USBメモリ等)から画像データを取得しても良い。無線通信や有線通信に利用される通信方式は限定されない。例えば、無線通信に利用される通信方式として、Wi−Fi(Wireless Fidelity)(登録商標)やBluetooth(登録商標)が適用可能である。また、有線通信に利用される通信方式としては、USB(Universal Serial Bus)等が適用可能である。また、例えば、ホスト装置400から読取命令が入力されると、メインコントローラ401は、スキャナエンジンI/F409を介してこの命令をスキャナエンジンユニット411に送信する。
操作パネル404は、ユーザが記録装置1に対して入出力を行うためのユニットである。ユーザは、操作パネル404を介してコピーやスキャン等の動作を指示したり、記録モードを設定したり、記録装置1の情報を認識したりすることができる。
プリントエンジンユニット417では、CPUにより構成されるプリントコントローラ419がROM420に記憶されているプログラムや各種パラメータに従って、RAM421を作業領域として、プリントエンジンユニット417の各種機構を制御する。
コントローラI/F418を介して各種コマンドや画像データが受信されると、プリントコントローラ419は、これを一旦RAM421に保存する。記録ヘッド3が記録動作に利用できるように、プリントコントローラ419は画像処理コントローラ422に、保存した画像データは記録データへ変換される。記録データが生成されると、プリントコントローラ419は、ヘッドI/F427を介して記録ヘッド3に記録データに基づく記録動作を実行させる。この際、プリントコントローラ419は、搬送制御部426を介して搬送ローラ28、LFローラ29等を駆動して、記録媒体2を搬送する。プリントコントローラ419の指示に従って、記録媒体2の搬送動作に連動して記録ヘッド3による記録動作が実行され、記録処理が行われる。
ヘッドキャリッジ制御部425は、記録装置1のメンテナンス状態や記録状態といった動作状態に応じて記録ヘッド3の向きや位置を変更する。インク供給制御部424は、記録ヘッド3へ供給されるインクの圧力が適切な範囲に収まるように、液体供給ユニット220を制御する。メンテナンス制御部423は、記録ヘッド3に対するメンテナンス動作を行う際に、メンテナンスユニット(不図示)におけるキャップユニットやワイピングユニットの動作を制御する。
スキャナエンジンユニット411においては、メインコントローラ401が、ROM407に記憶されているプログラムや各種パラメータに従って、RAM406を作業領域としながら、スキャナコントローラ415のハードウェア資源を制御する。これにより、スキャナエンジンユニット411が備える各種機構は制御される。例えば、コントローラI/F414を介してメインコントローラ401がスキャナコントローラ415内のハードウェア資源を制御して、ユーザによってADF(不図示)に積載された原稿を搬送制御部413を介して搬送し、センサ416によって読取る。そして、スキャナコントローラ415は読取った画像データをRAM412に保存する。
なお、プリントコントローラ419は、上述のように取得された画像データを記録データに変換することで、記録ヘッド3にスキャナコントローラ415で読取った画像データに基づく記録動作を実行させることが可能である。
<ロールシートの搬送構成の説明(図4)>
図4は図1に示した記録装置1の側断面図であり、ロールシートの搬送構成を模式的に示している。図4には、ロールシート取付部4aにはロールシートR1が、ロールシート取付部4bにはロールシートR2が装填されている様子が示されている。図4において、ユーザがロールシート取付部4aにおいて、破線の部分にロールシートR1を装填すると、網掛された部分にロールシートR1が回転移動して記録装置に固定され取り付けられる。同様に、ユーザがロールシート取付部4bにおいて、破線の部分にロールシートR2を装填すると、網掛された部分にロールシートR2が回転移動して記録装置に固定され取り付けられる。
図4は図1に示した記録装置1の側断面図であり、ロールシートの搬送構成を模式的に示している。図4には、ロールシート取付部4aにはロールシートR1が、ロールシート取付部4bにはロールシートR2が装填されている様子が示されている。図4において、ユーザがロールシート取付部4aにおいて、破線の部分にロールシートR1を装填すると、網掛された部分にロールシートR1が回転移動して記録装置に固定され取り付けられる。同様に、ユーザがロールシート取付部4bにおいて、破線の部分にロールシートR2を装填すると、網掛された部分にロールシートR2が回転移動して記録装置に固定され取り付けられる。
例えば、ロールシートR1に画像を記録するに当たり、ロールシート取付部4aの回転軸に取り付けられた給送モータ(不図示)を駆動すると、ロールシートR1の先端が送り出され、その先端が給紙センサ21により検知されると、給送ローラ対23によりニップされる。そして、給送ローラ対23の回転によりロールシートR1の先端がさらに搬送され、カッタ25によりロールシートR1の先端部がカットされ、その形状がトリミングされる。
同様に、ロールシートR2に画像を記録する場合には、ロールシート取付部4bの回転軸に取り付けられた給送モータ(不図示)を駆動すると、ロールシートR2の先端が送り出され、その先端が給紙センサ22により検知されると、給送ローラ対24によりニップされる。そして、給送ローラ対24の回転によりロールシートR2の先端がさらに搬送され、カッタ26によりロールシートR2の先端部がカットされ、その形状がトリミングされる。
カッタ25、26のいずれかにより先端がトリミングされたロールシートはさらに矢印の方向に送り出され、その先端が先端検知センサ27により検知されると、搬送ローラが駆動されて回転を始める。そして、搬送ローラ28によりその先端がニップされたロールシートはさらに搬送されてLFローラ29に達する。ロールシートの先端がLFローラ29にニップされると、ロールシートの搬送はLFローラ29と搬送ローラ28とにより行われ、搬送ベルト41の上をロールシートは搬送される。なお、先端検知センサ27の近傍には固定ガイド30が設けられており、これによりロールシートの円滑な搬送をサポートしている。
この時、LFローラ29の回転速度と搬送ローラ28の回転速度とをわずかに異ならせ、搬送ローラ28の回転速度がわずかに大きくなるように制御すると、ロールシートに図4に破線で示すようにループ32が形成される。ループ32の形成に伴って、一端が固定され、その固定された箇所を回転軸として回転自在になっている上流側フラッパー31a、下流側フラッパー31bが回転してロールシートのループ形成の妨げにならないような構成になっている。
このような状態でロールシートはさらに搬送され、記録ヘッド3の下部とプラテン40との間の記録位置に達する。このように、ある側面から見れば、記録装置1はロールシートを搬送するシート搬送装置を含んでいるといえる。
図4に示されるように、プラテン40はロールシートの搬送方向に関し、記録ヘッド3の上流側と下流側との間でロールシートを搬送する搬送ベルト41の下部に設けられおり、プラテン40はダクト42を介して吸引ファン43に接続されている。このような構成により、吸引ファン43を動作させてダクト42の内部の空気を吸引して負圧を発生させることでプラテン41に設けられた孔を通してロールシートを搬送ベルト41に密着させ、ロールシートが搬送中に浮き上がることを防止している。
また、ロールシートの搬送方向に関し、記録ヘッド3の上流側には回復ユニット51が、その下流側にはキャップ52と乾燥ユニット53とが設けられている。図4に示すように、回復ユニット51はロールシートの搬送方向に移動可能であり、キャップ52は回転軸52aの周りに回転可能な構成となっている。さらに、記録ヘッド3は上述のように記録媒体であるロールシートの幅に相当する記録幅をもち、記録中は固定されるが、記録動作以外の場合は図4に矢印で示すように上下方向に移動可能な構成となっている。
このような構成により、例えば、記録ヘッド3の吐出状態を回復させる場合、記録ヘッド3は上方に移動し、これにより作られた空間に回復ユニット51を移動させる。その後、回復ユニット51は記録ヘッド3のインク吐出面をワイピングしたり、その吐出口を吸引したり、記録ヘッド3を予備吐出させるなどして回復動作を実行する。なお、これらの動作は周知技術なのでその説明は省略する。
一方、記録動作も回復動作も行わない場合、記録ヘッド3のインク吐出面の乾燥防止のため、記録ヘッド3は上方に移動させ、これにより作られた空間にキャップ3を回転させる。その後、記録ヘッド3を下方に移動させキャップ3により記録ヘッド3をキャップする。
また、乾燥ユニット53を動作させてロールシートの表面を加熱して、記録ヘッド3によるインク吐出により記録の終了したロールシートを乾燥させる。これにより、記録後、濡れた状態のロールシートがさらに搬送され、装置内部(特に、ロールシートの搬送経路)がインクにより汚染されるのを防止する。さらに、記録ヘッド3の上部には、ファン54とダクト55とが設けられ、ファン54を動作させることで外部の空気をダクト55を介して矢印の方向に吹き出し、その空気により記録後のロールシートの乾燥を促進させる。
さて、操作パネル100からのユーザ指示、または、ホスト装置400からの指示のいずれかにより、ロールシートの搬送方向の記録長が定められる。そして、カッタ25、26のいずれかにより先端がトリミングされたロールシートが、その先端から記録長だけ搬送されたことが確認されると、カッタ25、26のいずれかにより、その後端がカットされる。
記録ヘッド3により、記録がなされ、後端がカットされたロールシート(この時点以降はカットシートという)は背面バスケット60又は前面スタッカ61に排紙される。排紙場所の選択は、操作パネル100からのユーザ指示、または、ホスト装置400からの指示のいずれかによりなされる。
背面バスケット60にカットシートが排紙される場合、フラッパー62が回転し、背面バスケット60の方向に搬送路を形成する。これにより、カットシートは搬送ベルト41の回転により搬送され、図4の破線が示すように背面バスケット60へと落下する。なお、紙センサ63からの出力信号により、カットシートの先端検出、通過中、後端検出が行われる。
これに対して、前面スタッカ61にカットシートが排紙される場合、フラッパー62が回転し破線で示された場所に位置し、前面スタッカ61の方向に搬送路を形成する。これにより、カットシートは搬送ベルト41の回転により搬送され、排紙ローラ対64、さらに排紙ローラ対65に達し、最終的には前面スタッカ61に排紙される。なお、前面スタッカ61までの搬送路には、紙センサ66、67、排紙センサ68が設けられ、カットシートの排出状況が検知される。また、排紙ローラ対65と排紙センサ68との間には、後端押えレバー69が設けられ、カットシートの後端が跳ねることを防止し、円滑なカットシートの排出をサポートしている。
なお、スキャナエンジンユニット411はユーザが画像原稿を実線の矢印方向に挿入することその画像を読取る。ただし、スキャナエンジン411の構成は従来の構成を用いるのでここでの説明は省略する。
<フラッパーの構成(図5)>
図5は、上流側フラッパー31a及び下流側フラッパー31bの構成を説明する模式図である。上流側フラッパー31a及び下流側フラッパー31bは、開閉可能に回動する部材であり、閉状態においてロールシートをガイドしてその搬送路を形成するとともに開状態においてロールシートのループの形成を許容する。
図5は、上流側フラッパー31a及び下流側フラッパー31bの構成を説明する模式図である。上流側フラッパー31a及び下流側フラッパー31bは、開閉可能に回動する部材であり、閉状態においてロールシートをガイドしてその搬送路を形成するとともに開状態においてロールシートのループの形成を許容する。
上流側フラッパー31aは、ロールシートの搬送方向で搬送ローラ28よりも下流側かつLFローラ29よりも上流側に設けられる。上流側フラッパー31aは、ロールシートをガイドするガイド位置POS1(閉位置)及びガイド位置POS1から退避する退避位置POS2(開位置)の間で移動する。本実施形態では、上流側フラッパー31aは、搬送方向で上流側の端部を回動軸として、ガイド位置POS1及び退避位置POS2の間で回動する。しかしながら、上流側フラッパー31aのガイド位置POS1及び退避位置POS2の間の移動は回動動作によるものに限らず、並進移動やスライド動作等の他の態様であってもよい。
また、下流側フラッパー31bは、搬送方向で上流側フラッパー31aよりも下流側かつLFローラ29よりも上流側に設けられる。下流側フラッパー31bは、ロールシートをガイドするガイド位置POS3(閉位置)及びガイド位置POS3から退避する退避位置POS4(開位置)の間で移動する。本実施形態では、下流側フラッパー31bは、搬送方向で下流側の端部を回動軸として、ガイド位置POS3及び退避位置POS4の間を回動する。しかしながら、下流側フラッパー31bのガイド位置POS3及び退避位置POS4の間の移動は回動動作によるものに限らず、並進移動やスライド動作等の他の態様であってもよい。
本実施形態では、上流側フラッパー31aは、ガイド位置POS1においてロールシートをガイドするガイド部321aと、ガイド部321aの上流側の端部に接続し、不図示のモータによって回動する回動軸部322aとを含む。また、下流側フラッパー31bは、ガイド位置POS3においてロールシートをガイドするガイド部321bと、ガイド部321bの下流側の端部に接続し、不図示のモータによって回動する回動軸部322bとを含む。本実施形態では、上流側フラッパー31a及び下流側フラッパー31bは、別々のモータによってそれぞれ駆動されることにより、互いに独立に動作可能に設けられる。
本実施形態では、上流側フラッパー31a及び下流側フラッパー31bの2つのフラッパーが設けられている。これにより、上流側フラッパー31a及び下流側フラッパー31bによりロールシートがガイドされる領域を1つのフラッパーでガイドする場合と比べて、フラッパーの大きさを小型化することができる。よって、本実施形態では、1つのフラッパーが設けられる場合と比べてフラッパーが回動する際の可動範囲が小さくなり、装置自体をより小型することができる。
また、本実施形態では、上流側フラッパー31aの回動軸が搬送方向の上流側に設けられ、下流側フラッパー31bの回動軸が搬送方向の下流側に設けられているので、これらがいわゆる観音開きの扉のように開閉する。したがって、これらのフラッパーの間にループを形成可能な空間を大きくとることができる。
<ループ形成時の動作例(図6)>
図6(a)ないし図6(d)は、ロールシートのループ32が形成される際の上流側フラッパー31a及び下流側フラッパー31bの動作例を説明する図である。なお、図の破線は、ロールシートのループが形成されていないときのロールシートの搬送経路を示す。
図6(a)ないし図6(d)は、ロールシートのループ32が形成される際の上流側フラッパー31a及び下流側フラッパー31bの動作例を説明する図である。なお、図の破線は、ロールシートのループが形成されていないときのロールシートの搬送経路を示す。
図6(a)は、ロールシートの先端Raが上流側フラッパー31aによりガイドされる領域323aを通過中の状態を示している。言い換えれば、搬送ローラ28によりロールシートが搬送された距離Lが搬送ローラ28から上流側フラッパー31aの下流側端部までの距離L1よりも短い状態を示している(L<L1)。この状態においては、上流側フラッパー31a及び下流側フラッパー31bはロールシートをガイドするガイド位置POS1,POS3にそれぞれ位置している。また、搬送ローラ28は、搬送速度Vでロールシートを搬送している。
図6(b)は、ロールシートの先端Raが下流側フラッパー31bによりガイドされる領域323bを通過中の状態を示している。言い換えれば、搬送ローラ28からLFローラ29までの搬送経路上の距離をL2とした場合に、L1<L<L2である状態が示されている。上流側フラッパー31aは、先端Raが上流側フラッパー31aによりガイドされる領域323aを通過した後にガイド位置POS1から退避位置POS2への回動を開始する。先端Raが領域323aを通過していれば、上流側フラッパー31aがガイド位置POS1に位置しなくてもロールシートが下流側フラッパー31bにより搬送経路に沿って搬送される。よって、本実施形態では、先端RaがLFローラ29にニップされる前に上流側フラッパー31aを回動させることにより、後述のループの形成動作をより早期に開始することができる。
図6(c)は、ロールシートの先端RaがLFローラ29を到達した後の状態を示している。言い換えれば、L>L2の状態を示している。下流側フラッパー31bは、先端RaがLFローラ29を通過した後にガイド位置POS3から退避位置POS4への回動を開始する。一方、上流側フラッパー31aは退避位置POS2への回動を終えている。なお、フラッパー21bがガイド位置POS3から退避位置POS4への回動を開始した時点において、上流側フラッパー31aがガイド位置POS1から退避位置POS2への回動動作を終えていなくてもよい。また、LFローラ29は搬送速度V0(<V)でローシートを搬送している。
図6(c)の状態では、搬送ローラ28がLFローラ29の搬送速度V0よりも大きい搬送速度Vでロールシートを搬送している。これにより、上流側フラッパー31aの回動軸と下流側フラッパー31bの回動軸との間にロールシートのループ32が形成され始めている。より具体的には、上流側フラッパー31aが退避位置POS2へ移動したことによりロールシートのガイドが無くなった部分にループ32が形成し始める。
ここで、フラッパーが1つで構成される場合、ロールシートの先端RaがLFローラ29に到達しても、フラッパーの回動が終了する前にループの形成を開始すると撓んだシートの逃げ場が無くなりジャム等が発生してしまう場合がある。そのため、フラッパーが1つで構成される場合には、フラッパーの回動の終了を待って搬送ローラ28及びLFローラ29の搬送速度を異ならせてループの形成を開始する必要がある。
本実施形態では、ロールシートの先端RaがLFローラ29に到達した時点で上流側フラッパー31aが開いているため、撓んだシートの逃げ場が生まれている。このため、ロールシートの先端RaがLFローラ29に到達した時点でループの形成を開始してもジャム等の発生を抑制することができる。
図6(d)は、ロールシートのループ32のループ32の形成が終了した状態を示している。この状態では、下流側フラッパー31bも退避位置POS4への回動を終了しており、上流側フラッパー31a及び下流側フラッパー31bの間に所望のループ量のループ32を形成することができる。
また、ループ32の形成後、搬送ローラ28及びLFローラ29は実質的に同じ搬送速度でロールシートを搬送する。これにより、形成されたループ32のループ量を維持したままロールシートが搬送される。ロールシートの、カット後にカットシートの後端となる位置がカット位置まで搬送されると、搬送ローラ28は搬送を停止し、カッタ25,26のいずれかがロールシートをカットする。
ロールシートのカット中、LFローラ29は形成されたループ32を消失させながらロールシートの搬送を継続する。これにより、記録ヘッド3により記録を継続しながらロールシートをカットすることができる。
<記録装置の制御例(図7)>
図7は、図6(a)ないし(d)に示されたようなループ形成動作における記録装置1の制御例を示すフローチャートである。例えば、本フローチャートは、ホスト装置400等からジョブを受信したことに応じて、メインコントローラ401、プリントコントローラ419、搬送制御部426等により実行される。尚、本フローチャートの実行の間、記録ユニット3による記録が適宜行われうるが、以下においては説明を省略する。
図7は、図6(a)ないし(d)に示されたようなループ形成動作における記録装置1の制御例を示すフローチャートである。例えば、本フローチャートは、ホスト装置400等からジョブを受信したことに応じて、メインコントローラ401、プリントコントローラ419、搬送制御部426等により実行される。尚、本フローチャートの実行の間、記録ユニット3による記録が適宜行われうるが、以下においては説明を省略する。
ステップS100(以下、単に「S101」という。後述の他のステップについても同様とする。)では、ジョブに基づいて、収納部4a(又は4b)からロールシートR1(又はR2)をローラ対23(又は24)により送出する。
S101では、搬送ローラ28によるロールシートの搬送速度がVとなるように搬送ローラ28を回転させ、搬送ローラ28によるロールシートの搬送を行う(図6(a))。本ステップは、先端Raが搬送ローラ28に到達したことに応じて実行され得る。先端Raが搬送ローラ28に到達したことは先端検知センサにより検知可能である。
S102では、ロールシートの先端Raが上流側フラッパー31aのガイド領域322aを通過したか否かを判定する。換言すれば、(搬送ローラ28によりロールシートが搬送された距離L)>(搬送ローラ28から上流側フラッパー31aの下流側端部までの距離L1)であるか否かを判定する。この判定は、例えば先端検知センサ27が先端Raを検知してからの搬送ローラ28のロールシートの搬送量に基づいて行われてもよい。先端Raがガイド領域322aを通過したと判定された場合S103に進み、先端Raがガイド領域322aを通過していないと判定された場合は、搬送ローラ28による搬送を継続しつつS102の判定を繰り返す。
S103では、上流側フラッパー31aのガイド位置POS1から退避位置POS2への回動を開始するとともに、LFローラ29による搬送速度がV0となるようにLFローラ29を回転させる(図6(b))。搬送速度V0は、搬送速度Vよりも小さい値に設定される。なお、LFローラ29の回転は後述のS104で先端RaがLFローラ29に到達したことに基づいて実行してもよい。
S104では、ロールシートの先端RaがLFローラ29に到達したか否かを判定する。換言すれば、(搬送ローラ28によりロールシートが搬送された距離L)≧(搬送ローラ28からLFローラ29までの搬送経路上の距離をL2)であるか否かを判定する。先端RaがLFローラに到達したと判定された場合はS105に進み、先端RaがLFローラ29を到達していないと判定された場合は搬送ローラ28による搬送を継続しつつS104の判定を繰り返す。S104でYesと判定された場合、搬送ローラ28の搬送速度VとLFローラ29の搬送速度V0との速度差によりループ32の形成が開始される。
S104の判定は、例えば先端検知センサ27が先端Raを検知してからの搬送ローラ28のロールシートの搬送量に基づいて行われてもよい。また、この判定は、例えば先端検知センサ27が先端Raを検知してからループ量検知センサ311が先端Raを検知するまでの時間に基づいて行われてもよい。また、LFローラ29の近傍に先端検知センサをさらに備え、このセンサの検知結果に基づいてこの判定が行われてもよい。
S105では、下流側フラッパー31bのガイド位置POS3から退避位置POS4への回動を開始する(図6(c))。本実施形態では、下流側フラッパー31bが回動を開始して時点で、搬送ローラ28はLFローラ29の搬送速度V0よりも大きいよりも大きい搬送速度Vでロールシートを搬送している。したがって、本実施形態では、搬送ローラ28は、ガイド位置POS3から退避位置POS4への下流側フラッパー31bの回動動作が終了する前に、LFローラ29よりも大きい搬送速度でのロールシートの搬送を開始している。
なお、本実施形態では、ロールシートの先端RaがLFローラ29に到達する前からLFローラ29の搬送速度がV0になるようにLFローラ29を回転させている。しかしながら、先端RaがLFローラ29に到達した時点では搬送ローラ28とLFローラ29の搬送速度が同じになるように搬送ローラ28及びLFローラ29を回転させてもよい。そして、下流側フラッパー31bの回動中の所定のタイミングでループの形成が開始するように搬送ローラ28及びLFローラ29の搬送速度を異ならせてもよい。すなわち、ループ32の形成の開始のタイミングは適宜変更可能である。しかしながら、下流側フラッパー31bの回動動作が終了する前にループ32の形成を開始することにより、より早期にループ32の形成を完了することができる。
S106では、ループ32の形成が完了したか否かを判定する。ループ32の形成が完了している場合S107に進み、ループ32の形成が完了していない場合は搬送ローラ28及びLFローラ29の搬送速度の差によるループの形成を継続しつつS106の判定を繰り返す。この判定は、例えば、ループ量検知センサ311により検知されるループ量が基準を満たすか否かに基づいて行われてもよい。また、この判定は、例えば、ロールシートの先端RaがLFローラ29に到達してからの搬送ローラ28及びLFローラ29の搬送量の差に基づいて行われてもよい。
S107では、搬送ローラ28によるロールシートの搬送速度がV0となるように搬送ローラ28を回転させる。すなわち、搬送ローラ28はLFローラ29よりも大きい搬送速度でのロールシートの搬送を終了し、搬送ローラ28及びLFローラ29を実質的に同じ搬送速度になるよう回転させる。これにより、ループ32の形成の終了後にループ32が維持されたままロールシートが搬送される。
一実施形態において、搬送ローラ28は、ガイド位置POS3から退避位置POS4への下流側フラッパー31bの回動動作が終了した後に、LFローラ29よりも大きい搬送速度でのロールシートの搬送を終了するように搬送速度が制御されてもよい。下流側フラッパー31bの回動動作が終了する前にループ32の形成が終了してしまうと、その時の下流側フラッパー31bの回動角度やループ32の大きさによってはジャム等が発生してしまうことがある。下流側フラッパー31bの回動が終了し、ループ32が形成されるスペースが十分に確保された後にループ32の形成が終了することで、ジャム等の発生を抑制することができる。
S108では、ロールシートがカット位置に到達したか否かを判定する。より具体的には、ロールシートの、カット後にカットシートの後端となる位置がカット位置まで到達したか否かを判定する。ロールシートがカット位置に到達した場合はS109に進み、カット位置に到達していない場合は搬送ローラ28及びLFローラ29によるロールシートの搬送を継続しながらS108の判定を繰り返す。この判定は、例えば先端検知センサ27が先端Raを検知してからの搬送ローラ28のロールシートの搬送量に基づいて行われてもよい。
S109では、搬送ローラ28を停止する。カッタ25によりロールシートの後端をカットするために、ロールシートの搬送ローラ28よりも上流側の部分の搬送を停止する。なお、この状態ではLFローラ29は搬送を継続しているため、形成されたループ32が徐々に消失していくことになるが、記録ユニット3による記録は継続される。S110では、カッタ25によるロールシートのカット動作を実行する。
以上説明したように、本実施形態によれば、ロールシートのループが形成される位置においてフラッパーが2つ(上流側フラッパー31a及び下流側フラッパー31b)設けられる。したがって、これらのフラッパーの可動範囲が小さくなり、装置を小型化することができる。また、上流側フラッパー31aの回動軸が搬送方向の上流側に設けられ、下流側フラッパー31bの回動軸が搬送方向の下流側に設けられている。したがって、これらのフラッパーの間にループを形成可能な空間を大きくとることができる。
<他の実施形態>
上述の説明においては、インクジェット記録方式を用いた記録装置1を例に挙げて説明したが、記録方式は上述の態様に限られるものではない。また、記録装置1は、記録機能のみを有するシングルファンクションプリンタであっても良いし、記録機能、FAX機能、スキャナ機能等の複数の機能を有するマルチファンクションプリンタであっても良い。また、例えば、記録装置と別体に設けられ、当該装置にシートを供給するシート搬送装置にも上記実施形態に係る構成を採用可能である。
上述の説明においては、インクジェット記録方式を用いた記録装置1を例に挙げて説明したが、記録方式は上述の態様に限られるものではない。また、記録装置1は、記録機能のみを有するシングルファンクションプリンタであっても良いし、記録機能、FAX機能、スキャナ機能等の複数の機能を有するマルチファンクションプリンタであっても良い。また、例えば、記録装置と別体に設けられ、当該装置にシートを供給するシート搬送装置にも上記実施形態に係る構成を採用可能である。
本発明は、上述の実施形態の1以上の機能を実現するプログラムを、ネットワーク又は記憶媒体を介してシステム又は装置に供給し、そのシステム又は装置のコンピュータにおける1つ以上のプロセッサーがプログラムを読出し実行する処理でも実現可能である。また、1以上の機能を実現する回路(例えば、ASIC)によっても実現可能である。
発明は上記実施形態に制限されるものではなく、発明の精神及び範囲から離脱することなく、様々な変更及び変形が可能である。従って、発明の範囲を公にするために請求項を添付する。
1 記録装置、3 記録ユニット、28 搬送ローラ、29 LFローラ、31a 上流側フラッパー、31b 下流側フラッパー
Claims (11)
- 長尺状のシートを搬送するシート搬送装置であって、
シートの搬送方向で、カッタによりシートが切断されるカット位置よりも下流側に設けられる第1搬送手段と、
前記搬送方向で前記第1搬送手段よりも下流側に設けられる第2搬送手段と、
前記搬送方向で前記第1搬送手段よりも下流側かつ前記第2搬送手段よりも上流側に設けられ、シートをガイドする第1ガイド位置及び該第1ガイド位置から退避する第1退避位置の間で移動する上流側フラッパーと、
前記搬送方向で前記上流側フラッパーよりも下流側かつ前記第2搬送手段よりも上流側に設けられ、シートをガイドする第2ガイド位置及び該第2ガイド位置から退避する第2退避位置の間で移動する下流側フラッパーと、を備える、
シート搬送装置。 - 請求項1に記載のシート搬送装置であって、
前記上流側フラッパーは、前記搬送方向で上流側の端部を回動軸として回動することにより、前記第1ガイド位置及び前記第1退避位置の間で移動し、
前記下流側フラッパーは、前記搬送方向で下流側の端部を回動軸として回動することにより、前記第2ガイド位置及び前記第2退避位置の間で移動する、
シート搬送装置。 - 請求項2に記載のシート搬送装置であって、
前記第1搬送手段が前記第2搬送手段よりも大きい搬送速度でシートを搬送することにより、前記上流側フラッパーの前記回動軸及び前記下流側フラッパーの前記回動軸の間にシートのループが形成される、
シート搬送装置。 - 請求項3に記載のシート搬送装置であって、
前記上流側フラッパーは、シートの先端が前記上流側フラッパーによりガイドされる領域を通過した後に前記第1ガイド位置から前記第1退避位置への回動を開始する、
シート搬送装置。 - 請求項3又は4に記載のシート搬送装置であって、
前記下流側フラッパーは、シートの先端が前記第2搬送手段に到達したことに基づいて前記第2ガイド位置から前記第2退避位置への回動を開始する、
シート搬送装置。 - 請求項3ないし5のいずれか1項に記載のシート搬送装置であって、
前記第1搬送手段は、前記第2ガイド位置から前記第2退避位置への前記下流側フラッパーの回動動作が終了する前に、前記第2搬送手段よりも大きい搬送速度でのシートの搬送を開始する、
シート搬送装置。 - 請求項3ないし6のいずれか1項に記載のシート搬送装置であって、前記第1搬送手段は、前記第2ガイド位置から前記第2退避位置への前記下流側フラッパーの回動動作が終了した後に、前記第2搬送手段よりも大きい搬送速度でのシートの搬送を終了する、
シート搬送装置。 - 請求項7に記載のシート搬送装置であって、前記第1搬送手段及び前記第2搬送手段は、前記第1搬送手段による前記第2搬送手段よりも大きい搬送速度でのシートの搬送の終了後に同じ搬送速度でシートを搬送する、
シート搬送装置。 - 請求項6ないし8のいずれか1項に記載のシート搬送装置であって、
シートのループ量を検知する検知手段をさらに備え、
前記検知手段の検知結果に基づいて、前記第1搬送手段及び前記第2搬送手段の搬送速度が制御される、
シート搬送装置。 - 請求項3ないし9のいずれか1項に記載のシート搬送装置であって、
シートのループが形成され、前記第1搬送手段によるシートの搬送が停止した状態で、前記カッタによりシートが切断される、
シート搬送装置。 - シートに画像を記録する記録手段を有する記録装置であって、
シートの搬送方向で、前記記録手段による記録位置より上流側、かつ、カッタによりシートが切断されるカット位置よりも下流側に設けられる第1搬送手段と、
前記搬送方向で前記記録位置及び前記第1搬送手段の間に設けられる第2搬送手段と、
前記搬送方向で前記第1搬送手段及び前記第2搬送手段の間に設けられ、シートをガイドする第1ガイド位置及び該第1ガイド位置から退避する第1退避位置の間で移動する上流側フラッパーと、
前記搬送方向で前記上流側フラッパー及び前記第2搬送手段の間に設けられ、シートをガイドする第2ガイド位置及び該第2ガイド位置から退避する第2退避位置の間で移動する下流側フラッパーと、を備える、
記録装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2020084789A JP2021178460A (ja) | 2020-05-13 | 2020-05-13 | シート搬送装置及び記録装置 |
Applications Claiming Priority (1)
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JP2020084789A JP2021178460A (ja) | 2020-05-13 | 2020-05-13 | シート搬送装置及び記録装置 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
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JP2021178460A true JP2021178460A (ja) | 2021-11-18 |
Family
ID=78510297
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
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JP2020084789A Pending JP2021178460A (ja) | 2020-05-13 | 2020-05-13 | シート搬送装置及び記録装置 |
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Country | Link |
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-
2020
- 2020-05-13 JP JP2020084789A patent/JP2021178460A/ja active Pending
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