JP2021178386A - 吸着保持装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】複数の種類のネジに対応でき、かつスリーブの構造を簡略化できる吸着保持装置を提供する。【解決手段】吸着保持装置100は、スリーブ1と、ドライバー2と、吸引機構4と、移動機構3とを備えている。スリーブ1は、カップ部12と、収容部11とを含んでいる。カップ部12は、第1部1aおよび第2部1bを有している。第1部1aは、第1の内径D1を有している。第2部1bは、第2の内径D2を有している。カップ部12は、カップ部12と収容部11とが接続された位置における収容部11よりも大きい内径を有している。第2の内径D2は、第1の内径D1よりも大きい。第2部1bは、第1部1aに対して固定されている。【選択図】図1

Description

本開示は、吸着保持装置に関するものである。
従来、一般に機器などが組み立てられる際に、ネジ類による締結組立が行われている。締結組立の際に、手で1本ずつ取り出されたネジが、ドライバーの先端に設けられたドライバービットに手で支えられた状態でネジ穴にねじ込まれることは非効率である。このため、1本ずつ用意されたネジがドライバービットに吸着されている。ネジは、磁化されたドライバービットの磁力によって吸着されてもよいし、真空吸着方式で吸着されてもよい。
例えば、特開平8−019970号公報(特許文献1)に記載された吸引保持機構(吸着保持装置)は、真空吸着方式によってネジを吸着する。吸引保持機構は、内側スリーブおよび外側スリーブによる多重構造を有する吸引スリーブを備えている。これにより、2種類のネジの各々が内側スリーブおよび外側スリーブによってそれぞれ支持され、1つのドライバーによって締結される。したがって、異なるネジ径を有する複数の種類のネジの各々が1つのドライバーによって締結される。
特開平8−019970号公報
上記公報に記載された吸引保持機構では、外側スリーブが内側スリーブに対して移動するため、複数の種類のネジを締結するためにはスリーブの部品の数が多くなる。このため、スリーブの構造が複雑になる。
本開示は上記課題に鑑みてなされたものであり、その目的は、複数の種類のネジに対応でき、かつスリーブの構造を簡略化できる吸着保持装置を提供することである。
本開示の吸着保持装置は、スリーブと、ドライバーと、吸引機構と、移動機構とを備えている。スリーブは、カップ部と、収容部とを含んでいる。カップ部は、第1部および第2部を有している。第1部は、第1の内径を有している。第2部は、第1部に接続されている。第2部は、第2の内径を有している。収容部は、第1部に対して第2部とは反対側で第1部に接続されている。ドライバーは、ビット部を含んでいる。ドライバーは、収容部に挿入されている。吸引機構は、スリーブ内の空気をカップ部から収容部に向かって吸引するように構成されている。移動機構は、ビット部を収容部とカップ部とを移動させるように構成されている。移動機構は、吸引機構が空気をカップ部から収容部に向かって吸引した状態でスリーブおよびドライバーの少なくともいずれか一方を移動させるように構成されている。カップ部は、カップ部と収容部とが接続された位置における収容部よりも大きい内径を有している。第2の内径は、第1の内径よりも大きい。第2部は、第1部に対して固定されている。
本開示の吸着保持装置によれば、第2の内径は、第1の内径よりも大きい。したがって、複数の種類のネジに対応できる。また、第2部は、第1部に対して固定されている。したがって、スリーブの部品の数を減らせるため、スリーブの構造を簡略化できる。
実施の形態1に係る吸着保持装置、ネジおよびネジ取付対象の構成を概略的に示す断面図である。 実施の形態1に係る吸着保持装置の第1部にネジが支持された様子を概略的に示す断面図である。 実施の形態1に係る吸着保持装置の第2部にネジが支持された様子を概略的に示す断面図である。 実施の形態1に係るビット部がカップ部に移動した様子を概略的に示す断面図である。 実施の形態1に係る吸着保持装置がネジをネジ穴に締め込んだ様子を概略的に示す断面図である。 実施の形態1に係るスリーブの構成を概略的に示す斜視図である。 図1のVII−VII線に沿った断面図である。 実施の形態2に係る吸着保持装置、ネジおよびネジ取付対象の構成を概略的に示す断面図である。 実施の形態2に係る吸着保持装置の第1部にネジが支持された様子を概略的に示す断面図である。 実施の形態2に係るスリーブ内の圧力と時間との関係を概略的に示すグラフである。 実施の形態2に係る吸着保持装置がネジをネジ穴に締め込んだ様子を概略的に示す断面図である。 実施の形態2に係る吸着保持装置の動作を概略的に示すフローチャートである。 実施の形態3に係る吸着保持装置、ネジおよびネジ取付対象の構成を概略的に示す断面図である。 実施の形態3に係る吸着保持装置のスリーブの折り返し部が変形した様子を概略的に示す断面図である。 実施の形態3に係るスリーブの構成を概略的に示す斜視図である。 実施の形態3に係るスリーブの構成を概略的に示す下面図である。 実施の形態3に係る吸着保持装置を概略的に示す側面図である。 ネジがネジ供給台に配置された様子を概略的に示す断面図である。 実施の形態3に係るスリーブに加わる力と時間との関係を概略的に示すグラフである。 実施の形態4に係る吸着保持装置、ネジおよびネジ取付対象の構成を概略的に示す断面図である。 実施の形態4に係る吸着保持装置の第1部にネジが支持された様子を概略的に示す断面図である。 実施の形態4に係る吸着保持装置の第2部にネジが支持された様子を概略的に示す断面図である。
以下、実施の形態について図に基づいて説明する。なお、以下では、同一または相当する部分に同一の符号を付すものとし、重複する説明は繰り返さない。
実施の形態1.
図1〜図7を用いて、実施の形態1に係る吸着保持装置100の構成を説明する。
図1に示されるように、吸着保持装置100は、ネジSを吸着および保持するための吸着保持装置100である。吸着保持装置100は、ネジSの頭部S1を支持することでネジSを保持するための吸着保持装置100である。吸着保持装置100は、ネジSをネジ取付対象Oに取り付けるための吸着保持装置である。ネジSのネジ山部S2は、ネジ取付対象Oに設けられたネジ穴SHに螺合するように構成されている。なお、図1〜5において、説明の便宜のため、ネジ山部S2およびネジ穴SHは、直線状に図示されている。吸着保持装置100は、互いに異なる寸法を有する複数の種類のネジSを1本ずつ保持および吸着するための吸着保持装置100である。
吸着保持装置100は、スリーブ1と、ドライバー2と、移動機構3と、吸引機構4とを含んでいる。スリーブ1は、収容部11と、カップ部12とを含んでいる。カップ部12は、カップ状である。カップ部12は、第1部1aおよび第2部1bを有している。第2部1bは、第1部1aに接続されている。第2部1bは、第1部1aと一体的に構成されている。第1部1aと第2部1bとは、同一の部材から構成されていてもよい。第1部1aおよび第2部1bの各々は、カップ状である。収容部11は、第1部1aに対して第2部1bとは反対側で第1部1aに接続されている。カップ部12は、収容部11に対して固定されている。すなわち、カップ部12は、収容部11に対して移動しないように構成されている。本実施の形態において、収容部11からカップ部12に向かう方向に沿った方向は、第1方向DR1である。
第2部1bは、第1部1aに対して固定されている。すなわち、第2部1bは、第1部1aに対して移動しないように構成されている。第2部1bは、第1部1aに対して第1方向DR1に沿って移動しないように構成されている。第2部1bが第1部1aに対して固定されていれば、第1部1aと第2部1bとは別部材から構成されていてもよい。
カップ部12は、カップ部12と収容部11とが接続された位置における収容部11よりも大きい内径を有している。カップ部12は、ネジSの外径よりも大きい内径を有している。第1部1aは、第1の内径D1を有している。第2部1bは、第2の内径D2を有している。第2の内径D2は、第1の内径D1よりも大きい。第1の内径D1および第2の内径D2は、吸着保持装置100が吸着および保持するネジSの頭部S1の外径に応じてあらかじめ定められている。
図2および図3に示されるように、カップ部12は、ネジSの頭部S1が挿入されるように構成されている。第1部1aおよび第2部1bの各々は、ネジSが挿入されるように構成されている。ネジSの頭部S1が第1部1aおよび第2部1bのいずれかに接触することによってネジSがカップ部12に支持されるようにカップ部12は構成されている。これにより、挿入されたネジSの頭部S1は、カップ部12に支持され得る。第2部1bは、第1部1aに接触するネジSの頭部S1よりも大きい頭部S1を有するネジSに接触するように構成されている。
図1に示されるように、本実施の形態において、第1部1aは、第1筒状部C1と、第1面部P1とを含んでいる。第1筒状部C1は、中空な筒形状を有している。第1面部P1は、収容部11および第1筒状部C1に接続されている。第1面部P1は、収容部11および第1筒状部C1の各々に直交していてもよい。
第2部1bは、第2筒状部C2と、第2面部P2とを含んでいる。第2筒状部C2は、中空な筒形状を有している。第2筒状部C2は、第1筒状部C1よりも大きい内径を有している。第2面部P2は、第1筒状部C1および第2筒状部C2に接続されている。第2面部P2は、第1筒状部C1および第2筒状部C2の各々に直交していてもよい。
第1面部P1および第2面部P2の各々は、収容部11からカップ部12に向かう方向(第1方向DR1)に交差する面を有している。第1面部P1および第2面部P2のいずれかの収容部11からカップ部12に向かう方向に交差する面にネジSの頭部S1が接することによって、ネジSがカップ部12に支持され得る。
カップ部12は、カップ部12と収容部11とが接続された位置における収容部11よりも大きい外径を有している。第2部1bは、第1部1aよりも大きい外径を有している。カップ部12の第1方向DR1の寸法は、ネジSの頭部S1の第1方向DR1の寸法よりも大きい。第1部1aおよび第2部1bの各々の第1方向DR1の寸法は、ネジSの頭部S1の第1方向DR1の寸法よりも大きい。
スリーブ1の材料は、吸着保持装置100が空気を遮断し負圧が生じる際にひしゃげずかつカップ部12まで負圧を伝達できる素材であれば、適宜に決められてもよい。なお、本実施の形態において、負圧とは、大気圧よりも低い圧力である。スリーブ1の材料は、例えば、塩化ビニール等の安価な材料であってもよい。
ドライバー2は、収容部11に挿入されている。ドライバー2は、第1方向DR1に沿って伸びている。ドライバー2は、ビット部21と、軸部22とを含んでいる。ビット部21は、ネジSの頭部S1に設けられた被係合部S3に係合するように構成されている。ビット部21は、軸部22を介して移動機構3に接続されている。ビット部21は、移動機構3によって収容部11とカップ部12とを移動するように構成されている。ドライバー2は、軸部22の軸周りに回転するように構成されている。
吸引機構4は、スリーブ1内の空気をカップ部12から収容部11に向かって吸引するように構成されている。これにより、吸引機構4は、ネジSをカップ部12から収容部11に向かって吸引する。これにより、ネジSは、吸着保持装置100に吸着および保持される。吸引機構4は、スリーブ1内を真空引きすることができるように構成されている。本実施の形態において、吸引機構4は、移動機構3に接続されている。吸引機構4は、収容部11に対してカップ部12とは反対側で移動機構3を介して収容部11に接続されている。
図2および図4に示されるように、移動機構3は、ビット部21を収容部11とカップ部12とを移動させるように構成されている。移動機構3は、吸引機構4が空気をカップ部12から収容部11に向かって吸引した状態でスリーブ1およびドライバー2の少なくともいずれか一方を移動させるように構成されている。本実施の形態において、移動機構3は、吸引機構4が空気をカップ部12から収容部11に向かって吸引した状態でスリーブ1およびドライバー2をそれぞれ移動させるように構成されている。移動機構3は、スリーブ1およびドライバー2とネジSとの相対距離を変化させるように構成されている。移動機構3は、スリーブ1およびドライバー2を第1方向DR1に沿って移動させるように構成されている。
図1に示されるように、本実施の形態において、移動機構3は、ドライバービット保持機構31と、支持バネ32とを含んでいる。ドライバービット保持機構31は、収容部11に接続されている。スリーブ1およびドライバー2は、ドライバービット保持機構31に挿入されている。ドライバービット保持機構31は、第1方向DR1に沿って伸びている。
ドライバービット保持機構31は、根元部311と、先端部312と、平面部313を含んでいる。スリーブ1の収容部11は、根元部311の内壁から離れて根元部311に挿入されている。根元部311とスリーブ1との間に設けられた隙間は、吸引機構4がネジSを吸着する際に十分な負圧が生じる程度に小さい。先端部312は、根元部311からカップ部12に向かって突出している。先端部312は、根元部311よりも大きい内径を有している。スリーブ1のカップ部12は、先端部312から露出している。平面部313は、根元部311と先端部312とを接続している。
支持バネ32は、ドライバービット保持機構31とカップ部12とを付勢するように構成されている。具体的には、支持バネ32は、平面部313とカップ部12とを付勢するように構成されている。支持バネ32は、例えば、圧縮バネである。支持バネ32は、収容部11を取り囲んでいる。支持バネ32には、収容部11が挿入されている。ビット部21は、支持バネ32が伸びた状態において収容部11に収納されるように構成されている。また、図5に示されるように、ビット部21は、支持バネ32が圧縮した状態において収容部11からカップ部12に突出するように構成されている。
図1および図6に示されるように、本実施の形態において、収容部11には、凹部Gが設けられている。凹部Gは、収容部11の内側に凹んでいる。図1に示されるように、吸着保持装置100は、リング部5をさらに含んでいる。リング部5には、軸部22が挿入されている。リング部5は、軸部22に例えば、接着または隙間填めなどによって固定されている。リング部5は、第1方向DR1において凹部Gとカップ部12との間に配置されている。リング部5の外径は、凹部Gの内径よりも大きい。これにより、凹部Gは、リング部5に引っかかるように構成されている。凹部Gがリング部5に引っかかるため、凹部Gが設けられたスリーブ1はリング部5が固定されたドライバー2から下方に脱落しない。
図7に示されるように、リング部5には、流路穴51と、通し穴52とが設けられている。なお、説明の便宜のため、図7では、支持バネ32等の移動機構3は図示されていない。流路穴51および通し穴52は、リング部5を貫通している貫通孔である。流路穴51は、吸着時に負圧を生じさせる空気を通すように構成されている。本実施の形態において、リング部5には複数の流路穴51が設けられている。リング部5は、通し穴52を介して軸部22に固定されている。流路穴51は、通し穴52の周囲に設けられている。
図1に示されるように、凹部Gが収容部11にあらかじめ一体成型されている場合、スリーブ1にドライバー2が通された後にリング部5がドライバー2に固定されてもよい。スリーブ1が十分な柔軟性を有している場合は、リング部5がドライバー2に固定された後にドライバー2およびリング部5がスリーブ1に押し込まれることによってリング部5が通されてもよい。
なお、支持バネ32の弾性力は、リング部5と凹部Gとの係合に対して十分に弱い必要がある。仮に支持バネ32の弾性力がリング部5と凹部Gとの係合よりも強い場合、凹部Gが拡管することによって凹部Gがリング部5よりも下方に移動するため、スリーブ1がドライバー2の下方に脱落し得る。
次に、図2〜図5を用いて、実施の形態1に係る吸着保持装置100がネジSを吸着および保持し、ネジ取付対象Oに螺合する動作を説明する。
図2および図3に示されるように、ネジSの頭部S1が第1部1aおよび第2部1bのいずれかに支持されるようにネジSがカップ部12に吸着される。吸引機構4が空気をカップ部12から収容部11に向かって吸うことでネジSがカップ部12に吸着される。ネジSの頭部S1が第1部1aおよび第2部1bのいずれに支持されるかによって、ネジSがカップ部12に引き込まれる量は異なる。
図4に示されるように、移動機構3によってドライバー2が下降する。これにより、ビット部21がネジSの被係合部S3に係合する。移動機構3によって、スリーブ1、ドライバー2およびネジSが下降する。スリーブ1が下降することによって、カップ部12に吸着されたネジSは、ネジ取付対象Oに設けられたネジ穴SHに接触する。ネジ穴SHに接触したネジSは、ドライバー2が回転することによってネジ穴SHに締め込まれる。これにより、ネジSは、ネジ取付対象Oに固定される。また、スリーブ1がネジ取付対象Oに向かって移動する。
ネジ締めが進行するに従い、ネジSの頭部S1は、第1部1aから離れる。これにより、第1部1aとネジSとに真空破壊が生じる。しかしながら、ネジSの頭部S1が第1部1aから離れた時点でネジSがネジ穴SHに固定されているため、ネジSは脱落しない。最終的には、図5に示されるように、ネジSがネジ穴SHに締め込まれるため、締め込みが完了する。なお、本実施の形態において、真空破壊とは、負圧に維持されていた状態のスリーブ1内の圧力が大気圧に近付くことである。
続いて、本実施の形態の作用効果を説明する。
実施の形態1に係る吸着保持装置100によれば、図1に示されるように、第2の内径D2は、第1の内径D1よりも大きい。このため、図2および図3に示されるように、第1部1aおよび第2部1bの各々は、互いに異なるネジ径を有する複数の種類のネジSの頭部S1をそれぞれ支持することができる。したがって、吸着保持装置100は、複数の種類のネジSに対応できる。
図1に示されるように、第2部1bは、第1部1aに対して固定されている。すなわち、第2部1bは、第1部1aに対して移動しないように構成されている。このため、本実施の形態に係る吸着保持装置100は、外側スリーブが内側スリーブに対して移動するように構成されている多重構造のスリーブよりも、スリーブ1の部品を減らすことができる。これにより、スリーブ1の構造を簡略化できる。また、これにより、メンテナンス効率が向上する。
スリーブ1の構造を簡略化できるため、スリーブ1を小型化することができる。これにより、吸着保持装置100が配置される設備スペースを低減させることができる。
図1に示されるように、第1面部P1および第2面部P2の各々は、収容部11からカップ部12に向かう方向に交差する面を有している。このため、吸着保持装置100は、ネジSを収容部11からカップ部12に向かう方向に交差する面によって支持することができる。
図1に示されるように、移動機構3は、ドライバービット保持機構31と、支持バネ32とを含んでいる。ビット部21は、支持バネ32が伸びた状態において収容部11に収納されるように構成されている。このため、ネジSが吸着保持装置100によって保持される際にビット部21がネジSに接触することを抑制できる。また、図4に示されるように、ビット部21は、支持バネ32が圧縮した状態において収容部11からカップ部12に突出するように構成されている。このため、ネジSが吸着保持装置100によって締められる際にビット部21がネジSに接触することができる。
図1に示されるように、第2部1bは、第1部1aよりも大きい外径を有している。このため、第2部1bの外径が第1部1aの外径以下である場合よりも、第2部1bの第2の内径D2を第1部1aの第1の内径D1よりも大きくすることが容易である。また、カップ部12は、カップ部12と収容部11とが接続された位置における収容部11よりも大きい外径を有している。このため、カップ部12の内径を収容部11の内径よりも大きくすることが容易である。
実施の形態2.
実施の形態2は、特に説明しない限り、上記の実施の形態1と同一の構成および作用効果を有している。したがって、上記の実施の形態1と同一の構成には同一の符号を付し、説明を繰り返さない。
次に、図8を用いて、実施の形態2に係る吸着保持装置100の構成を説明する。
図8に示されるように、本実施の形態において、移動機構3は、直動機構33を含んでいる。スリーブ1は、直動機構33によって移動するように構成されている。直動機構33は、空気式または電動式の直動機構33である。第1方向DR1に沿った直動機構33の移動範囲は、第1方向DR1に沿ったカップ部12の寸法よりも大きい。すなわち、直動機構33は、カップ部12の段数分の直動ポジションを有している。なお、本実施の形態において、直動ポジションとは、直動機構33が移動可能な範囲である。
本実施の形態において、カップ部12は、第3部1cをさらに含んでいる。第3部1cは、カップ状である。第3部1cは、第2部1bに対して第1部1aとは反対側で第2部1bに接続されている。第3部1cは、第2部1bに対して固定されている。第3部1cは、第3筒状部C3と、第3面部P3とを含んでいる。第3筒状部C3は、中空な筒形状を有している。第3面部P3は、第2筒状部C2および第3筒状部C3に接続されている。第3面部P3は、第2筒状部C2および第3筒状部C3の各々に直交していてもよい。第3筒状部C3は、第2筒状部C2よりも大きい内径を持っている。第3面部P3は、収容部11からカップ部12に向かう方向に交差する面を有している。
第3部1cは、第3の内径D3を有している。第3の内径D3は、第2の内径D2よりも大きい。第3部1cは、第2部1bに固定されている。すなわち、第3部1cは、第2部1bに対して移動しないように構成されている。第3部1cは、第1部1aおよび第2部1bと一体的に構成されている。
吸着保持装置100は、圧力測定機構6をさらに含んでいる。圧力測定機構6は、スリーブ内の圧力を測定するように構成されている。圧力測定機構6は、スリーブ1内の圧力が負圧になっていることを測定するように構成されている。スリーブ1内の圧力は、吸引機構4によって負圧にされる。
次に、図8〜図12を用いて、実施の形態2に係るスリーブ1内の圧力の変化を説明する。
図8および図9に示されるように、ネジSが吸着保持装置100に吸引されることによって、ネジSがカップ部12の内部と接触する。これにより、図10に示されるように、スリーブ1内の空気の圧力は、急激に負圧に低下する。なお、図10の縦軸における圧力0とは、大気圧である。図9に示されるように、カップ部12の内部とネジSの頭部S1とが接触すると、空気の吸引流路が遮られる。このため、スリーブ1内の圧力は、負圧に低下する。その後、負圧の吸引力と漏れ出る空気の流れとによって圧力がバランスすることで、スリーブ1内の圧力が一定になる。以上より、空気の圧力が負圧に低下することによって、ネジSがカップ部12に吸着されたことを判定することができる。図11に示されるように、カップ部12に吸着されたネジSは、ネジ取付対象Oに締め込まれる。
また、空気の圧力が変化しない場合、空気の圧力が変化するまでネジSをカップ部12の先端に接近させる。なお、ネジSがカップ部12に吸着されたと判定された状態において、ドライバー2のビット部21は、ネジSの被係合部S3に嵌合していない。ビット部21は、ドライバー2が下方に移動することによって、被係合部S3に嵌合する。
図12に示されるように、まず、吸着保持装置100がネジSに向かって移動する。吸引機構4によってスリーブ1内の圧力が負圧に下げられる。続いて、ネジSがカップ部12に吸着されたか否かがスリーブ1内の圧力によって判定される。スリーブ1内の圧力が負圧である場合、ネジSがカップ部12に吸着されたと判定される。ネジSがカップ部12に吸着されたと判定された場合、ネジSがカップ部12に吸着された状態でスリーブ1が上昇する。続いて、ネジSがカップ部12に吸着された状態で吸着保持装置100全体が上昇する。ネジSがカップ部12に十分に吸着されている場合、吸着保持装置100はネジSごと持ち上げられる。これにより、ネジSがカップ部12に吸着されたか否かが確認される。なお、ネジSがカップ部12に十分に吸着されていない場合、ネジSはカップ部12から脱落する。また、スリーブ1が上昇する速度と同じ速度でドライバー2が下降することによって、スリーブ1を直動機構33に引き込みながらネジSを真空吸着することができる。
続いて、本実施の形態の作用効果を説明する。
実施の形態2に係る吸着保持装置100によれば、図8に示されるように、移動機構3は、直動機構33を含んでいる。スリーブ1は、直動機構33によって移動するように構成されている。このため、スリーブ1が支持バネ32(図1参照)を介して移動する場合よりも確実なネジSの吸着および締め込みを実現することができる。具体的には、支持バネ32(図1参照)のへたり等の支持バネ32のバネ特性の変化に影響されずに吸着および締め込みを実現することができる。
図8に示されるように、吸着保持装置100は、圧力測定機構6をさらに含んでいる。圧力測定機構6は、スリーブ1内の圧力が負圧になっていることを測定するように構成されている。このため、圧力測定機構6によって、吸着保持装置100によるネジSの吸着の成否を判定できる。
図8に示されるように、カップ部12は、第3部1cをさらに含んでいる。このため、吸着保持装置100は、3種類のネジSを保持することができる。また、第3部1cは、第2部1bに対して固定されている。これにより、カップ部12の部品を減らすことができるため、スリーブ1の構造を簡略化できる。
実施の形態3.
実施の形態3は、特に説明しない限り、上記の実施の形態2と同一の構成および作用効果を有している。したがって、上記の実施の形態2と同一の構成には同一の符号を付し、説明を繰り返さない。
次に、図13〜図18を用いて、実施の形態3に係る吸着保持装置100の構成を説明する。
図13に示されるように、本実施の形態において、スリーブ1は、折り返し部13を含んでいる。折り返し部13は、カップ部12に対して収容部11とは反対側でカップ部12に接続されている。折り返し部13は、第2筒状部C2に接続されている。折り返し部13の内径は、カップ部12が折り返し部13に接続された位置におけるカップ部12の内径よりも小さい。これにより、折り返し部13は、ネジSを支持するように構成されている。図13および図14に示されるように、折り返し部13は、内径が大きくなるように変形可能に構成されている。
図15に示されるように、カップ部12には、複数のスリットSLが設けられている。複数のスリットSLの各々は、折り返し部13からカップ部12にわたって設けられている。折り返し部13は、複数のスリットSLの各々に沿って変形するように構成されている。これにより、折り返し部13は、内径が大きくなるように変形することができる。なお、本実施の形態において、折り返し部13の内径が大きくなるように折り返し部13が変形することは、折り返し部13が開くと記載される。また、折り返し部13の内径が小さくなるように折り返し部13が変形することは、折り返し部13が閉じると記載される。
図16に示されるように、本実施の形態において、カップ部12には、4つのスリットSLが設けられている。なお、図16では、第1部1aの内壁が実線で示され、第2部1bの内壁が破線で示されている。
図17に示されるように、吸着保持装置100は、さらにロボット7と、力覚センサ8とを含んでいる。また、吸着保持装置100は、ドライバービット保持機構31を含んでいてもよい。ドライバービット保持機構31は、力覚センサ8に接続されている。ロボット7は、直動機構33を介してドライバービット保持機構31を移動させるように構成されている。力覚センサ8は、スリーブ1に加わる力を計測するように構成されている。
次に、図13、図14および図18を用いて、実施の形態3に係るスリーブ1がネジSを支持する動作を説明する。
図18に示されるように、吸着保持装置100は、ネジ供給台Bに配置されたネジSに接近する。続いて、図14に示されるように、折り返し部13は、ネジSの頭部S1に接触する。吸着保持装置100が下方に移動するにつれて、ネジSの頭部S1によってスリットSL(図16参照)が押し広げられる。これにより、折り返し部13が開く。続いて、図13に示されるように、吸着保持装置100がさらに移動すると、折り返し部13が閉じることで折り返し部13によってネジSが支持される。
仮に折り返し部13が開かない場合、折り返し部13はネジSを支持することができない。また、ネジSがネジ穴SHに締め込まれる際に、折り返し部13がネジSの座面とネジ取付対象O(図1参照)との間に挟み込まれ得る。このため、折り返し部13が開くことによって、折り返し部13をネジSの座面とネジ取付対象O(図1参照)との間から逃がす必要がある。
折り返し部13がスリーブ1に加わる力に応じてネジSの座面とネジ取付対象O(図1参照)との間から逃がされるようにスリーブ1が構成されている。本実施の形態において、スリーブ1に加わる力は、力覚センサ8によって計測される。
次に、図19を用いて、実施の形態3に係る吸着保持装置100がネジSをネジ取付対象に接続する際にスリーブ1に生じる力を説明する。図19は、スリーブ1に加わる力と時間との関係を概略的に示すグラフである。力覚センサ8は、第1期間T1の開始から第4期間T4の終了までスリーブ1に加わる力を計測する。
第1期間T1において、吸着保持装置100およびネジSは、ネジ取付対象Oに設けられたネジ穴SHから離れている。このため、第1期間T1において、スリーブ1には力が作用していない。続いて、第2期間T2において、ネジ穴SHにネジSが接触する。これにより、ネジSには、ネジ穴SHから反力が作用する。ネジ穴SHからネジSに作用した反力は、スリーブ1に伝わる。スリーブ1に伝わった反力が計測された後に、ネジ締めが開始される。続いて、第3期間T3において、ネジ締めが停止される。続いて、第4期間T4において、直動機構33は、スリーブ1を上昇させる。折り返し部13は、ネジSの座面と接触することで開く。これにより、スリーブ1に作用する反力が計測される。このため、反力は、ネジSの座面と接触する際に生じるピークを有している。折り返し部13が逃げた後には、反力は消える。これにより、折り返し部13が逃げたことが力覚センサ8によって判定される。
続いて、実施の形態2と対比しながら本実施の形態の作用効果を説明する。
ネジSの径が大きい場合、ネジSの重量は重い。このため、実施の形態2では、ネジSの径が大きい場合には吸引機構4の吸着力を大きくする必要がある。また、ネジSが吸着された後かつネジSを締め込む前に吸着保持装置100が重力方向に対して斜めにネジSを保持した場合、ネジSには重力が吸着力とは異なる方向に作用する。このため、ネジSが脱落し得る。また、吸着保持装置100が急激に加減速された場合、慣性力によってネジSが脱落し得る。
実施の形態3に係る吸着保持装置100によれば、図13に示されるように、スリーブ1は、折り返し部13を含んでいる。折り返し部13の内径は、カップ部12が折り返し部13に接続された位置におけるカップ部12の内径よりも小さい。折り返し部13の内径は、ネジSの外径よりも小さい。このため、折り返し部13は、ネジSを支持できる。よって、吸着保持装置100は、ネジSを安定して保持することができる。
図13に示されるように、折り返し部13がネジSを支持できるため、吸引機構4の空気圧を小さくできる。このため、吸着保持装置100のランニングコストを小さくすることができる。また、吸着保持装置100が重力方向に対して斜めにネジSを保持した場合であっても、ネジSの脱落を抑制することができる。また、吸着保持装置100が急激に加減速された場合であっても、ネジSの脱落を抑制することができる。
実施の形態4.
実施の形態4は、特に説明しない限り、上記の実施の形態2と同一の構成および作用効果を有している。したがって、上記の実施の形態2と同一の構成には同一の符号を付し、説明を繰り返さない。
次に、図20〜図22を用いて、実施の形態4に係る吸着保持装置100の構成を説明する。
実施の形態1〜3において、吸着保持装置100が吸着および保持する対象(保持対象)は、頭部S1を有するネジSである。一方、本実施の形態における保持対象は、ネジSに限られず、ネジSが取り付けられた小物物品であってもよい。
図20に示されるように、本実施の形態において、カップ部12は、第1端E1と、第2端E2とを含んでいる。第1端E1は、収容部11に接続されている。第2端E2は、第1端E1に対して収容部11とは反対側に配置されている。第1の内径D1および第2の内径D2は、第1端E1から第2端E2に向かって連続的に大きくなるように構成されている。すなわち、カップ部12は、第1端E1から第2端E2に向かって連続的に大きくなるテーパ形状を有している。カップ部12は、図20に示されるように曲面を有していてもよいし、平面を有していてもよい。第1部1aと第2部1bとは、連続的に接続されている。
図21および図22に示されるように、第1部1aおよび第2部1bの各々は、それぞれ異なる寸法を有するネジSを支持するように構成されている。スリーブ1は、ゴム状の軟体物によって構成されている。これにより、保持対象の表面に凹凸が形成されている場合であっても、スリーブ1が保持対象の表面の形状に応じて変形することによって、スリーブ1に保持対象が吸着できる。
続いて、実施の形態1と対比しながら本実施の形態の作用効果を説明する。
図1に示されるように、実施の形態1において、第1の内径D1および第2の内径D2は、非連続に大きくなる。このため、ネジSの頭部S1の外径が第1部1aおよび第2部1bよりも小さかったとしても、頭部S1が第1部1aおよび第2部1bのいずれかに支持されるとは限られない。例えば、ネジSの頭部S1の外径が第1の内径D1よりも小さい場合、頭部S1と第1部1aとの間に隙間が生じるため、ネジSが第1部1aに支持されない。
実施の形態4に係る吸着保持装置100によれば、図20に示されるように、第1の内径D1および第2の内径D2は、第1端E1から連続的に大きくなるように構成されている。このため、ネジSの頭部S1の外径が第1部1aおよび第2部1bよりも小さければ、頭部S1が第1部1aおよび第2部1bのいずれかに支持され得る。よって、吸着保持装置100は、第1の内径D1および第2の内径D2よりも小さい外径を有している保持対象であれば、吸着および保持できる。これにより、吸着保持装置100は、スリーブ1の内径よりも小さい外径を有する保持対象を吸着および保持することができる。したがって、ネジSの径および保持対象の自由度を増加させることができる。
これにより、ネジ締めが必要ない場合には、保持対象を吸着および保持するための装置として吸着保持装置100を用いることができる。したがって、ネジ径の違いによってツールチェンジをする必要を減らすだけでなく、保持対象の保持に至るまでツールチェンジせずに同じハンドで使用することができる。
今回開示された実施の形態はすべての点で例示であって制限的なものではないと考えられるべきである。本開示の範囲は上記した説明ではなくて特許請求の範囲によって示され、特許請求の範囲と均等の意味および範囲内でのすべての変更が含まれることが意図される。
1 スリーブ、1a 第1部、1b 第2部、2 ドライバー、3 吸引機構、4 移動機構、6 圧力測定機構、11 根元部、12 カップ部、13 折り返し部、21 ビット部、31 ドライバービット保持機構、32 支持バネ、33 直動機構、100 吸着保持装置、C1 第1筒状部、C2 第2筒状部、E1 第1端、E2 第2端、P1 第1面部、P2 第2面部。

Claims (7)

  1. 第1の内径を有する第1部および前記第1部に接続されかつ第2の内径を有する第2部を有するカップ部と、前記第1部に対して前記第2部とは反対側で前記第1部に接続された収容部とを含むスリーブと、
    ビット部を含み、かつ前記収容部に挿入されたドライバーと、
    前記スリーブ内の空気を前記カップ部から前記収容部に向かって吸引するように構成された吸引機構と、
    前記ビット部を前記収容部と前記カップ部とを移動させるように構成された移動機構とを備え、
    前記移動機構は、前記吸引機構が前記空気を前記カップ部から前記収容部に向かって吸引した状態で前記ドライバーおよび前記スリーブの少なくともいずれか一方を移動させるように構成されており、
    前記カップ部は、前記カップ部と前記収容部とが接続された位置における前記収容部よりも大きい内径を有し、
    前記第2の内径は、前記第1の内径よりも大きく、
    前記第2部は、前記第1部に対して固定されている、吸着保持装置。
  2. 前記第1部は、第1筒状部と、前記収容部および前記第1筒状部に接続された第1面部とを含み、
    前記第2部は、第2筒状部と、前記第1筒状部および前記第2筒状部に接続された第2面部とを含み、
    前記第2筒状部は、前記第1筒状部よりも大きい内径を有し、
    前記第1面部および前記第2面部の各々は、前記収容部から前記カップ部に向かう方向に交差する面を有している、請求項1に記載の吸着保持装置。
  3. 前記カップ部は、前記収容部に接続された第1端と、前記第1端に対して前記収容部とは反対側に配置された第2端とを含み、
    前記第1の内径および前記第2の内径は、前記第1端から前記第2端に向かって連続的に大きくなるように構成されている、請求項1に記載の吸着保持装置。
  4. 前記移動機構は、前記収容部に接続されたドライバービット保持機構と、前記ドライバービット保持機構と前記カップ部とを付勢するように構成された支持バネとを含み、
    前記ビット部は、前記支持バネが伸びた状態において前記収容部に収容されているように構成されており、かつ前記支持バネが圧縮された状態において前記収容部から前記カップ部に突出するように構成されている、請求項1〜3のいずれか1項に記載の吸着保持装置。
  5. 前記移動機構は、直動機構を含み、
    前記スリーブは、前記直動機構によって移動するように構成されている、請求項1〜3のいずれか1項に記載の吸着保持装置。
  6. 圧力測定機構をさらに備え、
    前記圧力測定機構は、前記スリーブ内の圧力が負圧になっていることを測定するように構成されている、請求項1〜5のいずれか1項に記載の吸着保持装置。
  7. 前記スリーブは、前記カップ部に対して前記収容部とは反対側で前記カップ部に接続されかつ内径が大きくなるように変形可能に構成された折り返し部を含み、
    前記折り返し部の内径は、前記カップ部が前記折り返し部に接続された位置における前記カップ部の内径よりも小さい、請求項1〜6のいずれか1項に記載の吸着保持装置。
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