JP2021177709A - 筋入れ装置 - Google Patents

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圭吾 芝間
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Hiroyuki Sakurayama
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Akira Koizumi
元 赤羽根
Hajime Akabane
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Masaomi Watanabe
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Abstract

【課題】筋入れを自動化する装置のコンパクト化及び効率化を図る。【解決手段】一態様に係る筋入れ装置は、円周上に配置された複数のステーションを通過するように構成されたクランパと、前記複数のステーションのうち筋入れステーションの外周側又は内周側に配置された筋入れ刃と、前記筋入れステーションにおいて、ワークの筋入れ面が前記筋入れ刃に対向するように、前記クランパを鉛直線を中心に回転可能なクランパ回転部と、を備える。【選択図】図1

Description

本開示は、筋入れ装置に関する。
食肉用家畜屠体の解体作業は、人手で行うと重労働となりかつ効率も悪いため、自動化が進められている。本出願人は、この分野において長年自動化技術の開発を行ってきている。特許文献1では、骨付き肉の自動脱骨技術を提案し、特許文献2では、搬送中に骨付き肉の全長測定を行う自動測定技術を提案している。また、特許文献3では、搬送中に骨付き肉の筋入れを行う自動筋入れ技術を提案し、特許文献4では、処理効率を高めた自動脱骨技術を提案している。
特許第3483710号公報 国際公開第2019/131357号 国際公開第2019/131362号 国際公開第2019/131363号
食肉の自動解体技術は、食肉の重要増加に伴い、処理効率(単位時間当たりの処理数の増加など)の向上、自動化装置のコンパクト化、汎用性、さらには、肉部の歩留まり向上等が求められている。
本開示は、上述する課題に鑑みてなされたもので、筋入れを自動化する装置のコンパクト化及び効率化を図ることを目的とする。
上記目的を達成するため、本開示に係る筋入れ装置は、円周上に配置された複数のステーションを通過するように構成されたクランパと、前記複数のステーションのうち筋入れステーションの外周側又は内周側に配置された筋入れ刃と、前記筋入れステーションにおいて、ワークの筋入れ面が前記筋入れ刃に対向するように、前記クランパを鉛直線を中心に回転可能なクランパ回転部と、を備える。
なお、本明細書において、「ワーク」とは、食肉用家畜屠体を解体して得られた骨付き肉又は解体途中の骨付き肉(例えば、うで肉、腿肉等の骨付き肢肉)を言う。
本開示に係る筋入れ装置によれば、筋入れ工程を自動化するための装置をコンパクト化できると共に、処理効率を向上できる。
一実施形態に係る筋入れ装置の側面図である。 一実施形態に係る筋入れ装置の一部を省略した(図1中のA―A線に沿う)正面図である。 一実施形態に係る筋入れ装置の模式的平面図である。 図2中のB−B線に沿う断面図である。 一実施形態に係るカム部材の動作を説明するための模式的斜視図である。 一実施形態に係るカム部材の動作を説明するための平面視模式図である。 一実施形態に係る筋入れ装置の平面視模式図である。 一実施形態に係る筋入れ装置の平面視模式図である。 一実施形態に係る筋入れ装置の平面視模式図である。
以下、添付図面を参照して本発明の幾つかの実施形態について説明する。ただし、実施形態として記載され又は図面に示されている構成部品の寸法、材質、形状、その相対的配置等は、本発明の範囲をこれに限定する趣旨ではなく、単なる説明例にすぎない。
例えば、「ある方向に」、「ある方向に沿って」、「平行」、「直交」、「中心」、「同心」或いは「同軸」等の相対的或いは絶対的な配置を表す表現は、厳密にそのような配置を表すのみならず、公差、若しくは、同じ機能が得られる程度の角度や距離をもって相対的に変位している状態も表すものとする。
例えば、「同一」、「等しい」及び「均質」等の物事が等しい状態であることを表す表現は、厳密に等しい状態を表すのみならず、公差、若しくは、同じ機能が得られる程度の差が存在している状態も表すものとする。
例えば、四角形状や円筒形状等の形状を表す表現は、幾何学的に厳密な意味での四角形状や円筒形状等の形状を表すのみならず、同じ効果が得られる範囲で、凹凸部や面取り部等を含む形状も表すものとする。
一方、一つの構成要素を「備える」、「具える」、「具備する」、「含む」、又は「有する」という表現は、他の構成要素の存在を除外する排他的な表現ではない。
図1〜図3は、一実施形態に係る筋入れ装置10(10A)を示し、図1はその側面図であり、図2は図1中のA―A線に沿う正面図であり、図3はその模式的平面図である。
筋入れ装置10(10A)は、図3に示すように、円周C上に配置された複数の処理ステーション1st〜4stを含む。クランパ12は円周C上を移動する移動軌跡を有し、ワークWを吊架して複数のステーションを通過可能になっている。複数のステーションのうち、筋入れステーション3stは、円周Cの外側又は内側に配置された筋入れ刃14と、クランパ12を鉛直線Pを中心に回転可能なクランパ回転部16(16a、16b)とを備えている。クランパ回転部16は、筋入れステーション3stにおいて、ワークWの筋入れ面Sが筋入れ刃14に対向するように、クランパ12を鉛直線を中心に回転可能に構成されている。
一実施形態では、筋入れ装置10(10A)は、筋入れステーション3stの上流側に投入ステーション2stを備え、筋入れステーション3stの下流側に排出ステーション4stを備えている。クランパ回転部16は、投入ステーション2stに設けられたクランパ回転部16(16a)と、排出ステーション4stに設けられたクランパ回転部16(16b)とを含む。図3に示すように、クランパ12はワークWを投入するための開口12aを有し、クランパ回転部16(16a)でクランパ12を鉛直線Pを中心に回転させることで、筋入れステーション3stにおいて、筋入れ面Sが筋入れ刃14に対向するように開口12aの向きが配置される。
なお、クランパ12に吊架されたワークWの筋入れ面Sの向きと、クランパ12の開口12aの向きとは一義的に連関しており、円周Cの接線tに対する開口12aの角度が決まれば、接線tに対する筋入れ面Sの角度が一義的に決まる。
このように、筋入れ装置10(10A)は、複数のステーション1st〜4stが円周Cに沿って配置されているため、コンパクトなレイアウトにすることができる。また、クランパ回転部16を備えるため、クランパ12の円周状の移動軌跡に対して径方向に外れた位置に配置された筋入れ刃14に対して、ワークWの筋入れ面Sが筋入れ刃14に対向するようにクランパ12を回転させることができる。これによって、筋入れ面Sに対する筋入れを確実に行うことができるため、処理効率(単位時間当たりの処理数の増加など)を向上できる。
一実施形態では、図1及び図3に示すように、筋入れ装置10(10A)は、投入ステーション2stにワークWを投入するための移載ステーション1stを備えている。移載ステーション1stは、ワーク搬送装置(不図示)で送られてきたワークWを投入ステーション2stで停止したクランパ12に投入する。移載ステーション1stは、上記ワーク搬送装置からワークWを受け取る受取り部20と、受取り部20が受け取ったワークWを投入ステーション2stで停止したクランパ12に投入する移載部22とを備えている。受取り部20は、軸方向に形成されたスロット20aを有し、スロット20aに吊架されたワークWをプッシャ(不図示)などで移載部22に押し出す。
図1に示すように、移載部22は、鉛直方向に設けられた回転軸24と、回転軸24の周囲に設けられた複数のハンガ26と、回転軸24を回転させるモータ28とを備えている。ハンガ26にはワークWを挿入して吊架するための凹部26aが軸方向に形成されている。受取り部20からワークWを受け取ったハンガ26は180°反転して投入ステーション2stで待機しているクランパ12に対面し、クランパ12にワークWを移載する。ハンガ26の回転中に凹部26aからワークWが落下しないように半円形のガードリング30が設けられている。
筋入れ装置10(10A)の本体部の上部には、円形の送り環32が水平方向に設けられている。送り環32は、駆動装置(不図示)によって、鉛直な中心軸線を中心に回転可能に構成されている。送り環32の周方向に複数の支持軸33が上下方向に設けられている。各支持軸33は、送り環32に取り付けられた一対のガイドバー34に対してブラケット36を介して昇降可能に支持されている。各支持軸33の下端にクランパ12が設けられ、クランパ12は、上記駆動装置によって各ステーションで一時停止するようにタクト送りされる。
図1〜図3に示す例示的な実施形態では、投入ステーション2st、筋入れステーション3st及び排出ステーション4stが90°間隔で設けられ、排出ステーション4stと投入ステーション2stとの間は180°間隔となっている。そして、投入ステーション2stでワークWがクランパ12に投入され、筋入れステーション3stで筋入れ工程が行われ、排出ステーション4stで筋入れされたワークWが排出される。
図1に示すように、クランパ回転部16(16a、16b)は、夫々固定された支持部(不図示)に取り付けられたエアシリンダ40を備えており、エアシリンダ40のピストン42の先端部には、カム部材44が取り付けられている。一方、支持軸33は、内部に軸中心に回動可能な回動軸46が同心状に設けられた二重軸構造を有し、クランパ12は回動軸46の下端に取り付けられ、回動軸46と共に軸中心に回動可能に構成されている。
図4は図2中のB−B線に沿う断面図である。図4において、回動軸46の上端部には、揺動ローラ48がアーム49を介して回動軸46と一体に設けられ、揺動ローラ48は回動軸46の軸中心に回動可能になっている。また、支持軸33の上端部には止め金50が支持軸33と一体に設けられ、かつコイルバネ52が回動軸46に巻回され、コイルバネ52の一端は止め金50に接続されている。
図2に示すように、カム部材44は、ピストン42の先端部に軸42aを中心に回動可能に取り付けられ、かつ固定された支持部(不図示)に取り付けられた支持板54に設けられた軸54aに回動可能に取り付けられている。そのため、ピストン42が伸長すると、カム部材44は軸54aを中心に回動して下降し、揺動ローラ48に当たって揺動ローラ48を回動軸46を中心に回動させる。そして、揺動ローラ48と共に回動軸46が軸中心に回動する。これによって、クランパ12も回動軸46と共に鉛直線Pを中心に回動する。ピストン42が後退し、カム部材44が上方に後退すると、コイルバネ52のバネ力によって揺動ローラ48は回動前の位置に戻る。
一実施形態では、筋入れ装置10は、クランパ12を所定の位置で所定の高さに昇降させる昇降手段を備える。例えば、該昇降手段として、ブラケット36は、円周Cの径方向内周側又は外周側に突出した昇降ローラ56又は58を備える。また、筋入れ装置10の本体中央部には、送り環32の駆動装置(不図示)等の機器類が設けられ、これら機器類の周囲を囲うように外板(不図示)が設けられる。該外板には昇降ローラ56又は58が走行可能な走行路(不図示)が形成されている。昇降ローラ56又は58が上記走行路を走行することで、回動軸46及びクランパ12が昇降する(特許文献1参照)。
一実施形態では、図1に示すように、クランパ12に回動可能に設けられ、クランパ12の開口12aを開閉するチャック60と、チャック60と一体に設けられたバー62を備えている。円周C上には、バー62に接触してチャック60を回動させる接触片(不図示)が設けられ、クランパ12が円周C上を移動するとき、該接触片がバー62に接触することで、チャック60を作動させ、開口12aを開閉する。こうして、投入ステーション2st及び排出ステーション4stで開口12aを開放してワークWの投入及び排出を可能にし、筋入れステーション3stで開口12aを閉鎖してワークWの落下を防止している。
別な実施形態では、チャック60の駆動装置を制御する制御装置を設け、該制御装置によってチャック60の開閉時期を制御するようにしてもよい。
一実施形態では、図3に示すように、投入ステーション2stにおいて、ワークWを移載ステーション1stからクランパ12に投入する際、クランパ回転部16(16a)によって、クランパ12は二点鎖線で示す12’の向きに回転し、開口12aが円周Cに対して外側を向く。クランパ回転部16は、投入ステーション2stにおいて、円周Cの接線tの方向に対して筋入れ面Sがなす第1角度θ1と、筋入れステーション3stにおいて円周Cの接線tの方向に対して筋入れ面Sがなす第2角度θ2との差が80〜100°となるように、クランパ12の回転角度を制御する。
本明細書において、「上流側」又は「下流側」とは、クランパ12の移動方向上流側又はクランパ12の移動方向下流側を意味する。
この実施形態によれば、投入ステーション2st及び筋入れステーション3stにおいて、ワークWの筋入れ面Sをこれらステーションにおける処理動作に適した角度に向けることができるため、作業効率を向上できる。
筋入れ装置10(10A)は、投入ステーション2stにおいて、クランパ回転部16(16a)を作動させ、カム部材44で揺動ローラ48を回動させて筋入れ面Sを第1角度θ1とする。筋入れステーション3stでは、クランパ回転部16(16a)を作動させず、揺動ローラ48に加わるコイルバネ52の弾性力で筋入れ面Sを第2角度θ2としている。
一実施形態では、ワークWは、食肉用家畜屠体を解体して得られた又は解体途中の骨付き肢肉(例えば、うで肉、モモ肉等)である。そして、肢首部をクランパ12のスロット20aに挿入して吊架させるようにしている。図1〜図3に示す例示的な実施形態では、ワークWは鶏のモモ肉である。骨付き肢肉の一方の面は肉が露出した第1面(肉面)を有し、他方の面は皮で覆われた第2面(皮面)を有している。筋入れ工程で皮面の皮を切断すると正肉の商品価値が低下するので、筋入れステーション3stでは、筋入れ刃14に肉面を対向させて筋入れ刃14を入れる必要がある。上記実施形態によれば、クランパ回転部16(16a)により、肉面を筋入れ刃14に対向させることが可能になる。ワークWが骨付き肢肉である場合、クランパ12に吊架された骨付き肢肉の第1面及び第2面と開口12aとは同じ方向を向く。
一実施形態では、図3に示すように、投入ステーション2stにおける筋入れ面Sの第1角度θ1は、円周Cの接線tの方向に対して直交する90°の方向であり、筋入れステーション3stにおける筋入れ面Sの第2角度θ2は、円周Cの接線tの方向に沿う方向、即ち0°である。この実施形態によれば、投入ステーション2stにおいて、第1角度θ1が90°であるため、ワークWのクランパ12への投入が容易になる。また、筋入れステーション3stにおいて、第2角度θ2が0°であるため、クランパ12の円周状軌跡に対して径方向に外れた位置に配置された筋入れ刃14に対して、ワークWの筋入れ面Sを対向して配置できる。これによって、筋入れを正確かつ効率良く行うことができる。
一実施形態では、筋入れ装置10(10A)は、投入ステーション2stにおいて、カム部材44で揺動ローラ48を回動させることで、第2角度θ2が90°となるようにする。そして、筋入れステーション3stでは、カム部材44で揺動ローラ48を回動させずに、コイルバネ52の弾性力を回動軸46に作用させた状態とすることで、筋入れ面Sがなす第1角度θ1が常に0°となるようにしておく。
一実施形態では、図3に示すように、筋入れステーション3stの下流側に排出ステーション4stを備え、排出ステーション4stにおいて筋入れ済みのワークWを排出する動作を行う。クランパ回転部16(16b)は、排出ステーション4stにおいて、筋入れ面Sを第3角度θ3となるように制御し、排出ステーション4stにおける筋入れ面Sがなす第2角度θ2と第3角度θ3との差が80〜100°となるようにクランパ12を回転させる。この実施形態によれば、排出ステーション4stにおいて、ワークWを排出動作に適した角度に向けることができるため、排出動作が容易になり、従って、筋入れ装置10(10A)の処理効率を向上できる。
一実施形態では、筋入れ装置10(10A)は、筋入れステーション3stでは、クランパ回転部16(16a)を作動させず、揺動ローラ48に加わるコイルバネ52の弾性力で筋入れ面Sを第2角度θ2とする。排出ステーション4stでは、クランパ回転部16(16a)を作動させ、カム部材44で揺動ローラ48を回動させて筋入れ面Sを第3角度θ3とする。
一実施形態では、第3角度θ3を円周Cの接線方向に対して直交する方向とする。これによって、クランパ12の開口12aが円周Cの外側を向くため、筋入れされたワークWの排出が容易になる。
一実施形態では、筋入れ装置10(10A)は、排出ステーション4stにおいて、クランパ回転部16(16b)を作動させ、カム部材44を下降させ、揺動ローラ48を回動させることで、第3角度θ3が90°となるようにする。
一実施形態では、クランパ回転部16は、クランパ12の回転方向を切替え可能に構成される。ワークWが右肢及び左肢を含む骨付き肢肉であるとき、右肢と左肢とは、骨部に対して肉面と皮面とが逆側に存在する。この実施形態によれば、クランパ12の回転方向が切替え可能であるため、クランパ12に吊架されたワークWが右肢及び左肢を含んでいても、常に肉面を筋入れ面Sとして筋入れ刃14に対向して配置できる。これによって、右肢及び左肢の筋入れが可能になる。
図4において、例えば投入ステーション2stにおいて、クランパ12を回動させる場合、クランパ回転部16(16a)が作動し、カム部材44を矢印a方向へ移動させる。カム部材44は揺動ローラ48を回動軸46の鉛直軸線回りに(例えば90°)回動させ、揺動ローラ48’の位置まで回動させる。クランパ12を逆方向に回動させる場合、カム部材44を44’の位置に配置替えすると共に、揺動ローラ48を48’’の位置に配置替えする。そして、クランパ回転部16(16a)を作動させ、カム部材44’を矢印b方向へ移動させ、揺動ローラ48’’を揺動ローラ48とは逆方向へ移動させる。
図5及び図6は、カム部材44が揺動ローラ48を押して回動軸46を中心に回動させる一態様を示し、図5は模式的斜視図であり、図6はカム部材44の動作を順を追って示す平面視模式図である。
図5及び図6に示すように、クランパ回転部16が作動することで、カム部材44は、軸54aを中心に矢印c方向(図5では紙面上において下方向)に移動し、揺動ローラ48に近づく。その後、まず、カム部材44の底面44aが揺動ローラ48に接触し、揺動ローラ48を回動軸46を中心に矢印d方向へ回動させる。次に、カム部材44の移動につれて、揺動ローラ48に対する接触面は底面44aから側面44bに移る。カム部材44が揺動ローラ48に接触している間に鉛直線Pを中心に揺動ローラ48を所定角度回動させる。ピストン42が後退してカム部材44が上昇し揺動ローラ48から離れると、コイルバネ52の弾性力により、揺動ローラ48は回動軸46に対して回動前の位置に戻る。
図7〜図9は、幾つかの実施形態を示す平面視模式図である。図7〜図9において、筋入れ装置10(10B、10C、10D)は、夫々2基の筋入れ装置で構成されている。筋入れ装置10(10B〜10D)は、夫々2基の筋入れ装置のクランパ12の移動軌跡(円周C)が鏡面対称となるように配置されている。図7〜図9において、移動軌跡Cに付された矢印はクランパ12の移動方向を示す。これらの実施形態によれば、2基の筋入れ装置及びのクランパ12の移動軌跡Cを鏡面対称とすることで、2基の筋入れ装置のコンパクトな配置が可能になり、かつ2基の筋入れ装置を用いることで、ワークWの処理量の増加が可能になる。
一実施形態では、筋入れ装置10(10B〜10D)は、円周Cのうち処理ステーションが配置されていない側を内側に配置し、処理ステーション2st〜4stを外側に配置しているため、処理ステーション2st〜4stのメンテナンスが容易になる。
図7に示す筋入れ装置10(10B)は、投入ステーション2stにおいて、クランパ回転部16(16a)によって、実線で示すクランパ12から矢印e方向に回転して2点鎖線で示すクランパ12’の向きとなる。即ち、2基の筋入れ装置10B1及び10B2同士の投入ステーション2stにおけるクランパ12の回転方向は矢印eで示すように鏡面対称となっている。また、排出ステーション4stにおいて、クランパ回転部16(16b)によって、実線で示すクランパ12から矢印f方向に回転して2点鎖線で示すクランパ12’の向きとなる。即ち、2基の筋入れ装置10B1及び10B2同士の排出ステーション4stにおけるクランパ12の回転方向は、矢印fで示すように鏡面対称となっている。投入ステーション2stでは、クランパ12’がワークWを受け取った後、クランパ12の向きに戻り、筋入れステーション3stに向かって移動する。排出ステーション4stでは、クランパ12’がワークWを排出した後、クランパ12の向きに戻る。
ワークWが骨付き肢肉の右肢W(R)及び左肢W(L)を含む場合、左肢W(L)を筋入れ装置10B1に投入し、右肢W(R)を筋入れ装置10B2に投入する。筋入れ装置10B1及び10B2でワークWを移載ステーション1stの受取り部20にワークWを同じ向きにして載せたとき(即ち、膝関節部Nを同じ方向へ向けて載せたとき)、筋入れ面Sである肉面は右肢W(R)と左肢W(L)とで骨部に対して逆向きとなる。ちなみに、図1及び図2に示す例示的な実施形態は、ワークWとして鶏モモ肉の左肢W(L)を筋入れ対象としている。例えば、図1に示すように、右肢W(R)及び左肢W(L)の膝関節部Nを前向きにして受取り部20に載せたとき、筋入れ装置10(10B)では、右肢W(R)及び左肢W(L)の両方とも筋入れ面S(肉面)は装置の中心線O(図7参照)に対して外側へ向く。
その後、ワークWはハンガ26が180°反転して投入ステーション2stに投入されるため、投入ステーション2stのクランパ12に吊架されたワークWは、右肢W(R)及び左肢W(L)の両方とも筋入れ面S(肉面)が中心線O側を向いている。この時、筋入れ装置10B1及び10B2の投入ステーション2stでは、クランパ回転部16(16a)によってクランパ12は矢印e方向に回動してクランパ12’の向きになっており、開口12aがハンガ26側に向いている。
右肢W(R)及び左肢W(L)は、ハンガ26からそのままの向きで投入ステーション2stのクランパ12’に移載される。その後、クランパ12’が投入ステーション2stから筋入れステーション3stに移動するとき、投入ステーション2stにおけるe方向の回転が解除されてクランパ12の向きになるため、右肢W(R)及び左肢W(L)の両方とも筋入れ面S(肉面)が筋入れ刃14に対向するように配置される。こうして、筋入れ工程で皮面を切断しないで済むので、正肉の商品価値を低下させずに済む。筋入れ装置10(10B)は骨付き肢肉の右肢W(R)及び左肢W(L)を同時に処理可能な兼用機として用いることができる。
また、排出ステーション4stにおいて、筋入れ装置10B1及び10B2同士のクランパ12は鏡面対称となるf方向に回転されることで、両クランパ12の開口は、筋入れされたワークWの排出に適した外側方向へ向くことができる。
図8に示す筋入れ装置10(10C)は、2基の筋入れ装置10C1及び10C2のクランパ回転部16(16a、16b)によるクランパ12の回転方向が同一方向となるように構成されている。即ち、同図に示すように、筋入れ装置10(10C)は、構成する2基の筋入れ装置同士の投入ステーション2stにおけるクランパ12の回転方向(e方向)は同一であり、かつ2基の筋入れ装置同士の排出ステーション4stにおけるクランパ12の回転方向(f方向)は同一となるように構成されている。
筋入れ装置10(10C)の場合、例えば、右肢W(R)の膝関節部Nを前向きにして2基の筋入れ装置10C1及び10C2の夫々の受取り部20に載せたとき、右肢W(R)の筋入れ面S(肉面)は、骨部の向こう側(図1の紙面裏側)に向くため、受取り部20が180°回転して投入ステーション2stのクランパ12’に投入されたとき、投入ステーション2stのクランパ12’に吊架された右肢W(R)の筋入れ面S(肉面)は、骨部の手前側(図1の紙面で手前側。図8の紙面左側)を向く。従って、クランパ12が投入ステーション2stから筋入れステーション3stに移動するとき、投入ステーション2stにおける矢印e方向の回転が解除されるため、クランパ12の向きになり、右肢W(R)の筋入れ面S(肉面)が筋入れ刃14に対向するように配置される。こうして、筋入れステーション3stにおいて皮面を切断しないで済むので、正肉の商品価値を低下させずに済む。そのため、筋入れ装置10(10C)は骨付き肢肉の右肢W(R)を処理可能な専用機として用いることができる。
図9に示す筋入れ装置10(10D)を構成する2基の筋入れ装置10D1及び10D2も、同様に構成されている。即ち、2基の筋入れ装置10D1及び10D2のクランパ回転部16(16a、16b)によるクランパ12の回転方向が同一方向となるように構成されている。同図に示すように、筋入れ装置10(10D)は、構成する2基の筋入れ装置同士の投入ステーション2stにおけるクランパ12の回転方向(e方向)は同一であり、かつ2基の筋入れ装置同士の排出ステーション4stにおけるクランパ12の回転方向(f方向)は同一となるように構成されている。
左肢W(L)を膝関節部Nを前向きにして2基の筋入れ装置10D1及び10D2の受取り部20に載せたとき、筋入れ装置10(10C)と同様の動作を行う。即ち、例えば、左肢W(L)の膝関節部Nを前向きにして2基の筋入れ装置10D1及び10D2の夫々の受取り部20に載せたとき、左肢W(L)の筋入れ面S(肉面)は、骨部の手前側(図1の紙面手前側。即ち、図1と同じ側)に向くため、反転して投入ステーション2stのクランパ12’に投入されたとき、投入ステーション2stのクランパ12’に吊架された左肢W(L)の筋入れ面S(肉面)は、骨部の向こう側(図1の紙面で向こう側。図9の紙面右側)を向く。従って、クランパ12が投入ステーション2stから筋入れステーション3stに移動するとき、投入ステーション2stにおける矢印e方向の回転が解除されるため、クランパ12の向きになり、左肢W(L)の筋入れ面S(肉面)が筋入れ刃14に対向するように配置される。従って、筋入れステーション3stにおいて皮面を切断しないで済む。そのため、筋入れ装置10(10D)は骨付き肢肉の左肢W(L)を処理可能な専用機として用いることができる。
また、筋入れ装置10(10C、10D)では、排出ステーション4stにおいても、2基の筋入れ装置同士のクランパ12は同一方向に回転されて、クランパ12’に向きになる。これによって、両クランパ12’の開口は、筋入れされたワークWの排出に適した外側方向へ向くことができる。
一実施形態では、図3及び図7〜図9に示すように、筋入れ刃14は筋入れステーション3stの外周側に配置される。これによって、筋入れ刃14のメンテナンスが容易になる。
上記各実施形態に記載の内容は、例えば以下のように把握される。
1)一つの態様に係る筋入れ装置(10(10A、10B、10C、10D))は、円周(C)上に配置された複数のステーション(1st〜4st)を通過するように構成されたクランパ(12)と、前記複数のステーションのうち筋入れステーション(3st)の外周側又は内周側に配置された筋入れ刃(14)と、前記筋入れステーションにおいて、ワーク(W)の筋入れ面(S)が前記筋入れ刃に対向するように、前記クランパを鉛直線を中心に回転可能なクランパ回転部(16(16a、16b))と、を備える。
このような構成によれば、コンパクトなレイアウトの実現のために、クランパの円周状軌跡に対して径方向に外れた位置に筋入れ刃を配置する場合において、筋入れ刃に対してワークの筋入れ面が対向するようにクランパを回転させることで、筋入れ面に対する筋入れを確実に行うことができる。これによって、筋入れ工程を自動化するための装置をコンパクト化できると共に、処理効率を向上できる。
2)別な態様に係る筋入れ装置(10)は、1)に記載の筋入れ装置であって、前記複数のステーション(1st〜4st)は、前記筋入れステーション(3st)の上流側に位置する前記ワーク(W)の投入ステーション(2st)を含み、前記クランパ回転部(16(16a))は、前記投入ステーションにおいて、前記円周(C)の接線(t)方向に対して前記筋入れ面(S)がなす第1角度(θ1)と、前記筋入れステーション(3st)において、前記接線方向に対して前記筋入れ面がなす第2角度(θ2)と、の差が80度以上100度以下となるように前記クランパを回転させるように構成されている。
このような構成によれば、投入ステーション及び筋入れステーションにおいて、ワークの筋入れ面を夫々のステーションにおける処理動作に適した角度に向けることができるため、作業効率を向上できる。
3)さらに別な態様に係る筋入れ装置(10)は、2)に記載の筋入れ装置であって、前記第1角度(θ1)は前記円周(C)の接線(t)方向に対して直交する方向であり、前記第2角度(θ2)は前記円周の接線方向に沿う方向である。
このような構成によれば、第1角度が円周の接線方向に対して直交する方向であるため、ワークの投入が容易になる。また、第2角度が円周の接線方向に沿う方向であるため、クランパの円周状軌跡に対して径方向に外れた位置に配置された筋入れ刃に対して、ワークの筋入れ面を対向配置できる。
4)さらに別な態様に係る筋入れ装置(10)は、1)乃至3)の何れかに記載の筋入れ装置であって、前記複数のステーション(1st〜4st)は、前記筋入れステーション(3st)の下流側に位置する前記ワーク(W)の排出ステーション(4st)を含み、前記クランパ回転部(16(16b))は、前記筋入れステーションにおいて、前記円周(C)の接線(t)方向に対して前記筋入れ面(S)がなす第1角度(θ1)と、前記排出ステーション(4st)において、前記接線(t)方向に対して前記筋入れ面がなす第3角度(θ3)と、の差が80度以上100度以下となるように前記クランパ(12)を回転するように構成されている。
このような構成によれば、排出ステーションにおいて、筋入れされたワークを排出する際に、ワークを排出動作に適した角度に配置できる。
5)さらに別な態様に係る筋入れ装置(10)は、4)に記載の筋入れ装置であって、前記第3角度(θ3)は、前記円周(C)の接線(t)方向に対して直交する方向である。
このような構成によれば、第3角度が円周の接線方向に対して直交する方向であるため、筋入れされたワークの排出が容易になる。
6)さらに別な態様に係る筋入れ装置(10)は、1)乃至5)の何れかに記載の筋入れ装置であって、前記クランパ回転部(16(16a、16b))は、前記クランパ(22)の回転方向を切替え可能に構成される。
このような構成によれば、ワークが右肢W(R)及び左肢W(L)を含む骨付き肢肉であるとき、右肢及び左肢の両方の筋入れが可能になる。
7)さらに別な態様に係る筋入れ装置(10)は、1)乃至6)の何れかに記載の筋入れ装置であって、2基の前記筋入れ装置(10B1、10B2、10C1、10C2、10D1、10D2)が、前記クランパ(22)の移動軌跡(C)が鏡面対称となるように配置されている。
このような構成によれば、2基の筋入れ装置のクランパの移動軌跡を鏡面対称とすることで、コンパクトな配置が可能になり、かつ2基の筋入れ装置を用いることで、処理量の増加が可能になる。
8)さらに別な態様に係る筋入れ装置(10)は、7)に記載の筋入れ装置であって、前記2基の筋入れ装置(10B1、10B2)において、前記クランパ回転部(16(16a、16b))による前記クランパ(22)の回転方向が鏡面対称となるように構成されている。
このような構成によれば、ワークが右肢及び左肢を含む骨付き肢肉であるとき、一方の筋入れ装置で右肢を筋入れし、他方の骨付き肢肉で左肢を筋入れする兼用機として用いる場合、両筋入れ装置共所望の筋入れ面を筋入れ刃に対向して配置できる。
9)さらに別な態様に係る筋入れ装置(10)は、7)に記載の筋入れ装置であって、前記2基の筋入れ装置(10C1、10C2、10D1、10D2)において、前記クランパ回転部(16(16a、16b))による前記クランパ(22)の回転方向が同一方向となるように構成されている。
このような構成によれば、ワークが骨付き肢肉であって、2基の筋入れ装置で右肢又は左肢のどちらか一方のみを筋入れする専用機として用いる場合、両筋入れ装置とも所望の筋入れ面を筋入れ刃に対向して配置できる。
10)さらに別な態様に係る筋入れ装置(10)は、1)乃至9)の何れかに記載の筋入れ装置であって、前記筋入れ刃(14)は、前記複数のステーション(1st〜4st)のうち筋入れステーション(3st)の外周側に配置される。
このような構成によれば、筋入れ刃が筋入れステーションの外周側に配置されるため、筋入れ刃のメンテナンスが容易になる。
10(10A、10B、10C、10D)、10B1、10B2、10C1、10C2、10D1、10D2 筋入れ装置
1st 移載ステーション
2st 投入ステーション
3st 筋入れステーション
4st 排出ステーション
12、12’ クランパ
12a 開口
14 筋入れ刃
16(16a、16b) クランパ回転部
20 受取り部
20a スロット
22 移載部
24 回転軸
26 ハンガ
26a 凹部
28 モータ
30 ガードリング
32 送り環
33 支持軸
34 ガイドバー
36 ブラケット
40 エアシリンダ
42 ピストン
42a 軸
44、44’ カム部材
46 回動軸
48、48’、48’’ 揺動ローラ
49 アーム
50 止め金
52 コイルバネ
54 支持板
54a 軸
56、58 昇降ローラ
60 チャック
62 バー
C 円周(移動軌跡)
O 中心線
N 膝関節部
P 鉛直線
S 筋入れ面
W ワーク
W(R) 右肢
W(L) 左肢
t 接線
θ1 第1角度
θ2 第2角度
θ3 第3角度

Claims (10)

  1. 円周上に配置された複数のステーションを通過するように構成されたクランパと、
    前記複数のステーションのうち筋入れステーションの外周側又は内周側に配置された筋入れ刃と、
    前記筋入れステーションにおいて、ワークの筋入れ面が前記筋入れ刃に対向するように、前記クランパを鉛直線を中心に回転可能なクランパ回転部と、
    を備える筋入れ装置。
  2. 前記複数のステーションは、前記筋入れステーションの上流側に位置する前記ワークの投入ステーションを含み、
    前記クランパ回転部は、
    前記投入ステーションにおいて、前記円周の接線方向に対して前記筋入れ面がなす第1角度と、
    前記筋入れステーションにおいて、前記接線方向に対して前記筋入れ面がなす第2角度と、
    の差が80度以上100度以下となるように前記クランパを回転するように構成されている請求項1に記載の筋入れ装置。
  3. 前記第1角度は前記円周の接線方向に対して直交する方向であり、
    前記第2角度は前記円周の接線方向に沿う方向である請求項2に記載の筋入れ装置。
  4. 前記複数のステーションは、前記筋入れステーションの下流側に位置する前記ワークの排出ステーションを含み、
    前記クランパ回転部は、
    前記筋入れステーションにおいて、前記円周の接線方向に対して前記筋入れ面がなす第1角度と、
    前記排出ステーションにおいて、前記接線方向に対して前記筋入れ面がなす第3角度と、
    の差が80度以上100度以下となるように前記クランパを回転するように構成されている請求項1乃至3の何れか一項に記載の筋入れ装置。
  5. 前記第3角度は、前記円周の接線方向に対して直交する方向である請求項4に記載の筋入れ装置。
  6. 前記クランパ回転部は、前記クランパの回転方向を切替え可能に構成された請求項1乃至5の何れか一項に記載の筋入れ装置。
  7. 2基の前記筋入れ装置が、前記クランパの移動軌跡が鏡面対称となるように配置されている請求項1乃至6の何れか一項に記載の筋入れ装置。
  8. 前記2基の筋入れ装置において、前記クランパ回転部による前記クランパの回転方向が鏡面対称となるように構成されている請求項7に記載の筋入れ装置。
  9. 前記2基の筋入れ装置において、前記クランパ回転部による前記クランパの回転方向が同一方向となるように構成されている請求項7に記載の筋入れ装置。
  10. 前記筋入れ刃は、前記複数のステーションのうち前記筋入れステーションの外周側に配置される請求項1乃至9の何れか一項に記載の筋入れ装置。
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