JP2021177689A - 受電装置、送電装置、制御方法及びプログラム - Google Patents

受電装置、送電装置、制御方法及びプログラム Download PDF

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Abstract

【課題】受電装置において負荷への出力電圧が変更されても、電力損失に基づく異物検出処理の精度の低下を抑制する。【解決手段】受電装置は、送電装置から無線送電された電力を受電し、受電した電力を設定された電圧を用いて負荷に供給し、負荷に電力が供給されている間に負荷への電力供給のための電圧を決定し、負荷への電力供給に用いられている電圧と決定された電圧とに基づいて、送電装置が異物検出処理に用いるパラメータの更新を要求する。【選択図】 図2

Description

本発明は、無電電力伝送に係る受電装置、送電装置、制御方法及びプログラムに関する。
近年、無線充電システム等の無線電力伝送システムの技術開発が広く行われている。特許文献1には、無線充電の標準化団体Wireless Power Consortium(WPC)が策定する規格(以下、「WPC規格」と呼ぶ)に準拠した送電装置と受電装置が記載されている。また、特許文献1には、金属片などの導電性の物体(異物)の検出の精度を高めるための、WPC規格で規定されたキャリブレーション処理について記載されている。
キャリブレーション処理では、異なる2つの状態それぞれにおいて、受電装置の受電電力とその時の電力損失が取得される。電力損失は、送電装置における送電電力と受電装置の受電電力との差として求まる。そして、これら2つの状態における受電電力と電力損失の組をパラメータとして用いて、無線送電において受電装置から通知される受電電力から期待される電力損失を求め、実際の電力損失と、期待される電力損失を比較する。実際の電力損失と期待される電力損失との差が所定値を超える場合、異物による電力損失がある、すなわち異物が存在すると判定することが可能である。
一方、有線でバッテリへの急速充電等を行うための電力を供給する規格としてUniversal Serial Bus Power Delivery(USB PD)が普及している。USB PDでは、負荷へ供給する電力が増大すると、それに応じて負荷へ出力する電圧を大きくする制御が行われる。これにより、供給する電力が増大しても電流は低く抑えられるため、回路での損失や発熱が抑えられ、高い効率を維持したまま負荷へ電力を供給することが出来る。
特開2017−070074号公報
無線電力伝送の受電装置において、受電電力の変更に応じて負荷への出力電圧を変更する場合、出力電圧を変更する前と後とで受電装置における電力損失の様子が変化する。このため、出力電圧を変更する前の状態で取得された受電電力と電力損失の組を異物検出のためのパラメータとして用いて、出力電圧を変更した後の状態で異物検出を行うと、異物を検出する精度が低下する可能性がある。
本発明は、受電装置において負荷への出力電圧が変更されても、電力損失に基づく異物検出処理の精度の低下を抑制する技術を提供する。
本発明の一態様による受電装置は以下の構成を有する。すなわち、
送電装置から無線で送電された電力を受電する受電手段と、
前記受電手段により受電した電力を、設定された電圧を用いて負荷に供給する供給手段と、
前記供給手段が前記負荷に電力を供給している間に、前記供給手段による前記負荷への電力供給のための電圧を決定する決定手段と、
前記供給手段により前記負荷への電力供給に用いられている電圧と前記決定手段で決定された電圧とに基づいて、前記送電装置が異物検出処理に用いるパラメータの更新を要求する要求手段と、を有する。
本発明によれば、受電装置において負荷への出力電圧が変更されても、電力損失に基づく異物検出処理の精度の低下を抑制することができる。
実施形態における無線充電システムの構成例を示す図。 第1実施形態に係る受電装置の構成例を示すブロック図 第1実施形態に係る送電装置の構成例を示すブロック図。 第1実施形態に係る受電装置の処理の流れの例を示すフローチャート。 第1実施形態に係る受電装置の処理の流れの例を示すフローチャート。 第1実施形態に係る送電装置の処理の流れの例を示すフローチャート。 第1実施形態に係る送電装置の処理の流れの例を示すフローチャート。 無線充電システムで実行される処理の流れの例を示す図。 無線充電システムで実行される処理の流れの例を示す図。 (A)はI&Cフェーズの通信シーケンスを示す図、(B)はNegotiationフェーズの通信シーケンスを示す図、(C)はCalibrationフェーズの通信シーケンスを示す図。 第1実施形態に係る異物検出処理用パラメータの内容を表す図。 第1実施形態に係る異物検出処理における線形補完を表す図。 (A)はGPと充電部への出力電圧の関係を表す図、(B)は、GPと送電部への入力電圧の関係を表す図。 第2実施形態に係る受電装置の処理の流れの例を示すフローチャート。 第2実施形態に係る充電部の消費電力と充電部への出力電圧の関係を表す図。
以下、添付図面を参照して実施形態を詳しく説明する。なお、以下の実施形態は特許請求の範囲に係る発明を限定するものではない。実施形態には複数の特徴が記載されているが、これらの複数の特徴の全てが発明に必須のものとは限らず、また、複数の特徴は任意に組み合わせられてもよい。さらに、添付図面においては、同一若しくは同様の構成に同一の参照番号を付し、重複した説明は省略する。
<第1の実施形態>
(システムの構成)
図1に、本実施形態に係る無線充電システム(無線電力伝送システム)の構成例を示す。本システムは、受電装置101と送電装置102を含んで構成される。以下では、受電装置をRXと呼び、送電装置をTXと呼ぶ場合がある。TX102は、充電台103に載置されたRX101に対して無線で送電する電子機器である。RX101は、TX102から無線により送られる電力を受けて、内蔵バッテリを充電する電子機器である。以下では、RX101が充電台103に載置された場合を例にして説明を行う。ただし、TX102がRX101に送電するうえで、RX101はTX102の送電可能範囲の中に存在していればよく、必ずしもRX101が充電台103の上に載置されなくてもよい。
なお、RX101とTX102はそれぞれ無線充電以外のアプリケーションを実行する機能を有しうる。RX101の一例はラップトップPC(Personal Computer)、タブレットPC、スマートフォン等、充電式のバッテリで動作するモバイル情報機器である。また、TX102の一例はそのモバイル情報機器を充電するためのアクセサリ機器である。なお、RX101及びTX102は、ハードディスク装置やメモリ装置などの記憶装置であってもよいし、パーソナルコンピュータ(PC)などの情報処理装置であってもよい。また、RX101及びTX102は、例えば、撮像装置(カメラやビデオカメラ等)やスキャナ等の画像入力装置であってもよいし、プリンタやコピー機、プロジェクタ等の画像出力装置であってもよい。また、TX102がモバイル情報機器であってもよい。この場合、RX101は、別のモバイル情報機器でもよいし、無線イヤホンであってもよい。また、RX101は、自動車であってもよい。また、TX102は、自動車内のコンソール等に設置される充電器であってもよい。
また、本実施形態では、1つのRX101及びTX102が示されているが、本発明はこれに限られるものではない。複数のRX101が、1つのTX102又はそれぞれ別個のTX102から送電される電力を受電する構成などにも本発明を適用できる。
本システムは、WPC規格に基づいて、無線充電のための電磁誘導方式を用いた無線電力伝送を行う。すなわち、RX101とTX102は、RX101の受電コイルとTX102の送電コイルとの間で、WPC規格に基づく無線充電のための無線電力伝送を行う。なお、本システムに適用される無線電力伝送方式(非接触電力伝送方法)は、WPC規格で規定された方式に限られず、他の電磁誘導方式、磁界共鳴方式、電界共鳴方式、マイクロ波方式、レーザー等を利用した方式などであってもよい。また、本実施形態では、無線電力伝送が無線充電に用いられるものとするが、無線充電以外の用途で無線電力伝送が行われてもよい。
WPC規格では、RX101がTX102から受電する際に保証される電力の大きさが、Guaranteed Power(以下、「GP」と呼ぶ)と呼ばれる値によって規定される。GPは、例えばRX101とTX102の位置関係が変動して受電コイルと送電コイルとの間の送電効率が低下したとしても、RX101の負荷(例えば、充電用の回路等)への出力に関して保証される電力値を示す。例えばGPが5ワットの場合、受電コイルと送電コイルの位置関係が変動して送電効率が低下したとしても、TX102は、RX101内の負荷へ5ワットを出力することができるように送電を制御する。
本実施形態に係るRX101とTX102は、WPC規格に基づく送受電制御のための通信を行う。WPC規格では、電力伝送が実行されるPower Transferフェーズと、電力伝送が実行される前のフェーズとを含んだ、複数のフェーズが規定され、各フェーズにおいて送受電制御のための通信が行われる。電力伝送前のフェーズは、Selectionフェーズ、Pingフェーズ、Identification and Configurationフェーズ、Negotiationフェーズ、Calibrationフェーズを含む。なお、以下では、Identification and ConfigurationフェーズをI&Cフェーズと呼ぶ。
Selectionフェーズでは、TX102が、Analog Pingを間欠的に繰り返して送信し、物体が充電台103に載置されたこと(例えば充電台103にRX101や導体片等が載置されたこと)を検出する。Analog Pingは、物体の存在を検出するための検出信号である。TX102は、送電コイルに電圧又は電流を印加することにより、Analog Pingを送信する。充電台103に物体が載置されていない状態から載置されている状態に変化すると、送電コイルに印加される電圧や電流に変化が生じる。TX102は、Analog Pingを送信した時の送電コイルの電圧値と電流値の少なくともいずれか一方を検出し、電圧値がある閾値を下回る場合又は電流値がある閾値を超える場合に物体が存在すると判断し、Pingフェーズに遷移する。
Pingフェーズでは、TX102が、Analog Pingより電力が大きいDigital Pingを送信する。Digital Pingの大きさは、充電台103の上に載置されたRX101の制御部が起動するのに十分な電力である。RX101は、受電電圧の大きさをTX102へ通知する。つまり、RX101は、TX102にSignal Strengthパケット(以下、「SSパケット」と呼ぶ)を送信する。TX102は、自身が送信したDigital Pingを受信したRX101からの応答を受信することにより、Selectionフェーズにおいて検出された物体がRX101であることを認識する。TX102は、受電電圧値の通知を受けると、I&Cフェーズに遷移する。
I&Cフェーズでは、TX102は、RX101を識別し、RX101から機器構成情報(能力情報)を取得する。そのため、RX101は、ID Packet及びConfiguration PacketをTX102に送信する。ID PacketにはRX101の識別情報が含まれ、Configuration Packetには、RX101の機器構成情報(能力情報)が含まれる。RX101からのID Packet及びConfiguration Packetを受信したTX102は、アクノリッジ(ACK)をRX101に送信することで応答する。そして、I&Cフェーズが終了する。I&Cフェーズが終了すると、TX102はNegotiationフェーズに遷移する。Negotiationフェーズでは、RX101が要求するGPの値やTX102の送電能力等に基づいてGPの値が決定される。Negotiationフェーズが終わると、TX102はCalibrationフェーズに遷移する。
Calibrationフェーズでは、RX101は、Received Power Packetを用いて、受電電力をTX102へ通知する。このとき、少なくとも2つの異なる受電電力を通知する。例えば負荷が接続されていない状態での受電電力と、負荷が接続されてGPに近い電力を受電している状態での受電電力が通知される。TX102は、2つの受電電力に対応する自装置の送電電力を取得し、通知された受電電力と取得された送電電力との差から電力損失を求め、受電電力と対応付けて記憶する。こうして、RX101の少なくとも2つの状態に関して、受電電力と電力損失のペアがTX102に記憶される。TX102は、続くPower Transferフェーズ(後述)において、上述のように記憶された受電電力と電力損失のペアをパラメータとして用いて異物検出処理を行う。
ここで、TX102において、2組の受電電力と電力損失をパラメータとして用いて異物検出処理を行う方法を説明する。例えば、TX102は、Calibrationフェーズの通信により2組の受電電力と電力損失のペアを記憶する。これを(受電電力=RP1,電力損失=PL1)と、(受電電力=RP2,電力損失=PL2)であるとする。TX102は、Power Transferフェーズにおいて異物検出処理を行う際に、まずRX101から、現在の受電電力=Preceivedを取得する。続いてTX102は、このときの電力損失の期待値PLcalを、(RP1,PL1)と(RP2,PL2)の2点間の線形補完により求める。なお、RP1<RP2であるとする。例えば、次に示す式1で電力損失の期待値PLcalを求めることができる。
[式1]
PLcal
(PL2−PL1)/(RP2−RP1)・(Preceived−RP1)+PL1
現在の電力損失PLは、TX102における現在の送電電力PtransmittedとRX101から通知される受電電力=Preceivedとから、以下の式2で求めることが出来る。TX102は、現在の電力損失PLが、期待値PLcalを所定値以上上回った場合、異物値より電力が消費された結果電力損失が大きくなった、すなわち、異物が検出されたと判断する。
[式2]
PL=Ptransmitted−Preceived
上述の方法では、予め取得した電力損失の値をパラメータとして用いて、線形補完により現在の電力損失の期待値を求めた。これを、電力損失をキャリブレーションする、と表現する。なお、キャリブレーションする対象は、RX101の電力損失に代えてRX101の受電電力であってもよいし、TX102の送電電力であってもよい。また、電力損失の期待値を求める方法、すなわちキャリブレーションする方法は、線形補完に限られるものではなく、例えば、べき級数などを用いた非線形補完であってもよい。また、3組以上の情報(例えば、受電電力と送電電力の組)をパラメータとして用いてもよい。3組以上の情報をパラメータとして用いる例は、(RP1,PL1)と(RP2,PL2)、(RP2,PL2)と(RP3,PL3)を結んだ折れ線状の線形補完である。ここで、(RP3,PL3)は3組目の受電電力と電力損失の組の情報であり、RP2<RP3であるとする。
Power Transferフェーズでは、送電の開始、継続、及び異物検出や満充電による送電停止等のための制御が行われる。本実施形態では、Power Transferフェーズにおいて、さらに、GPをより大きな値に変更する処理、受電装置の負荷への出力電圧の変更、及び異物検出用パラメータの再取得や追加の要求を行うための処理が行われる。これらの処理の詳細については後述する。
TX102とRX101は、これらの送受電制御のためのWPC規格に基づいた通信を、無線電力伝送と同じアンテナ(コイル)を用いて送電電力に信号を重畳する通信により行う。なお、TX102とRX101は、無線電力伝送と異なるアンテナ(コイル)を用いて、送受電制御のための通信を行ってもよい。無線電力伝送と異なるアンテナ(コイル)を用いる通信の一例としては、Bluetooth(登録商標) Low Energy規格に準拠する通信方式が挙げられる。また、IEEE802.11規格シリーズの無線LAN(例えばWi−Fi(登録商標))、ZigBee、NFC(Near Field Communication)等の他の通信方式によって行われてもよい。無線電力伝送と異なるアンテナ(コイル)を用いる通信が、無線電力伝送で用いられる周波数とは異なる周波数により行われるようにしてもよい。
(装置構成)
続いて、本実施形態に係る受電装置101(RX101)及び送電装置102(TX102)の構成について説明する。なお、以下で説明する構成は一例に過ぎず、説明される構成の一部(場合によっては全部が)他の同様の機能を果たす他の構成と置き換えられ又は省略されてもよいし、さらなる構成が以下で説明される構成に追加されてもよい。さらに、以下の説明で示される1つのハードウェアブロックが複数のブロックに分割されてもよいし、複数のブロックが1つのブロックに統合されてもよい。
図2は、本実施形態に係るRX101の構成例を示す図である。RX101は、制御部201、バッテリ202、受電部203、載置検出部204、受電コイル205、通信部206、通知部207、操作部208、メモリ209、タイマ210を有する。また、RX101は、充電部211、可変電圧回路212、電圧取得部213、電圧決定部214、パラメータ再取得要求部215、パラメータ追加要求部216を有する。
制御部201は、例えばメモリ209に記憶されている制御プログラムを実行することにより、RX101の全体を制御する。すなわち、制御部201は、図2で示す各機能部を制御する。また、制御部201は、RX101における受電制御に関する制御を行う。さらに、制御部201は、無線電力伝送以外のアプリケーションを実行するための制御を行ってもよい。制御部201は、例えばCPU(Central Processing Unit)やMPU(Micro Processing Unit)等の1つ以上のプロセッサを含んで構成される。なお、制御部201は、特定用途向け集積回路(ASIC:Application Specific Integrated Circuit)等の特定の処理に専用のハードウェアで構成されてもよい。また、制御部201は、所定の処理を実行するようにコンパイルされたFPGA(Field Programmable Gate Array)等のアレイ回路を含んで構成されてもよい。制御部201は、各種処理を実行中に記憶しておくべき情報をメモリ209に記憶させる。また、制御部201は、タイマ210を用いて時間を計測しうる。
バッテリ202は、RX101全体に対して、制御部201によるRX101の各部の制御や、受電と通信に必要な電力を供給する。また、バッテリ202は、受電コイル205を介して受信された電力を蓄電する。
受電コイル205において、TX102の送電コイルから放射された電磁波により誘導起電力が発生する。受電部203は、受電コイル205において発生した電力を取得する。受電部203は、受電コイル205において電磁誘導により生じた交流電力を取得し、交流電力を直流又は所定周波数の交流電力に変換して、バッテリ202を充電するための処理を行う充電部211に電力を出力する。すなわち、受電部203は、RX101における負荷に対して電力を供給するものであり、充電部211とバッテリ202は、そのような負荷の一例である。上述のGPは、受電部203から出力されることが保証される電力である。さらに、受電部203は、現在の受電電力を制御部201に通知する。これにより、制御部201は、任意のタイミングで、そのタイミングの受電電力を知ることができる。なお、受電電力の測定と制御部201への受電電力の通知は、受電部203以外で行うように構成されていてもよい。
載置検出部204は、WPC規格に基づいて、RX101が充電台103に載置されていることを検出する。載置検出部204は、例えば、受電部203が受電コイル205を介してWPC規格のDigital Pingを受信した時の受電コイル205の電圧値と電流値のうち少なくともいずれか一方を検出する。載置検出部204は、例えば、電圧値が所定の電圧閾値を下回る場合又は電流値が所定の電流閾値を超える場合に、RX101が充電台103に載置されていると判定する。
通信部206は、TX102との間で、上述のようなWPC規格に基づく制御通信を行う。通信部206は、受電コイル205から入力された電磁波を復調してTX102から送信された情報を取得し、その電磁波を負荷変調することによってTX102へ送信すべき情報を電磁波に重畳することにより、TX102との間で通信を行う。すなわち、通信部206で行われる通信は、TX102の送電コイルから送信される電磁波に重畳されて行われる。
通知部207は、視覚的、聴覚的、触覚的等の任意の手法で、ユーザに対して情報を通知する。通知部207は、例えば、RX101の充電状態や、図1のようなTX102及びRX101を含む無線電力伝送システムの電力伝送に関する状態を、ユーザに通知する。通知部207は、例えば、液晶ディスプレイやLED、スピーカ、振動発生回路、その他の通知デバイスを含んで構成される。操作部208は、ユーザからのRX101に対する操作を受け付ける受付機能を有する。操作部208は、例えば、ボタンやキーボード、マイク等の音声入力デバイス、加速度センサやジャイロセンサ等の動き検出デバイス、又はその他の入力デバイスを含んで構成される。なお、タッチパネルのように、通知部207と操作部208とが一体化されたデバイスが用いられてもよい。メモリ209は、上述のように、識別情報や機器構成情報などの各種情報や制御プログラムなどを記憶する。なお、メモリ209は、制御部201と異なる機能部によって得られた情報を記憶してもよい。タイマ210は、例えば起動された時刻からの経過時間を測定するカウントアップタイマや、設定された時間からカウントダウンするカウントダウンタイマ等によって、計時を行う。
充電部211は、受電部203から供給される電力により、バッテリ202に充電する。また充電部211は、制御部201の制御に基づいて、バッテリ202への充電を開始、または停止し、さらにバッテリ202への充電に使用する電力を、バッテリ202の充電状態に基づいて調整する。充電部211で使用する電力が変化すると、それに応じて受電部203から供給される電力、すなわちRX101における受電電力も変化する。上述したように、充電部211は、RX101における負荷である。なお、充電部211とバッテリ202は、RX101の外部に別の機器として存在しても良い。その機器は、例えば、USB PDの規格に基づいて供給される電力で動作する機器であってもよい。その場合、制御部201は、充電部211から、充電部211が必要とする電力の大きさの情報をUSB PD規格の通信で取得するようにしても良い。
可変電圧回路212は、制御部201による制御に基づいて、受電部203から充電部211、すなわち負荷に対して電力を供給するための出力電圧を設定する。電圧取得部213は、充電部211に出力される電圧を取得する。この電圧値は、制御部201において任意のタイミングで読み取り可能である。電圧決定部214は、可変電圧回路212に設定する電圧を決定する。
パラメータ再取得要求部215は、通信部206を用いて、TX102に異物検出処理用パラメータの再取得を要求する。異物検出処理用パラメータとは、上述のCalibrationフェーズの説明で述べた、受電電力と電力損失のペアである。パラメータ追加要求部216は、通信部206を用いて、TX102に対して、異物検出処理用パラメータの追加を要求する。これは、例えばTX102に既に2組のペアが保持されている場合に、3組目のペアを追加して保存する要求である。なお、電圧決定部214、パラメータ再取得要求部215、パラメータ追加要求部216は、その全部または一部を制御部201とは別のプロセッサで動作するように構成されてもよいし、制御部201上で動作するプログラムにより実行されるようにしてもよい。電圧決定部214、パラメータ再取得要求部215、及びパラメータ追加要求部216は、例えばメモリ209に格納されたプログラムを制御部201が実行することで実現され得る。
図3は、本実施形態に係るTX102の構成例を示す図である。TX102は、一例において、制御部301、電源部302、送電部303、載置検出部304、送電コイル305、通信部306、通知部307、操作部308、メモリ309、タイマ310、及び可変電圧回路311を有する。
制御部301は、例えばメモリ309に記憶されている制御プログラムを実行することにより、TX102の全体を制御する。すなわち、制御部301は、図3で示す各機能部を制御する。また、制御部301は、TX102における送電制御に関する制御を行う。さらに、制御部301は、無線電力伝送以外のアプリケーションを実行するための制御を行ってもよい。制御部301は、例えばCPUやMPU等の1つ以上のプロセッサを含んで構成される。なお、制御部301は、特定用途向け集積回路(ASIC)等の特定の処理に専用のハードウェアや、所定の処理を実行するようにコンパイルされたFPGA等のアレイ回路を含んで構成されてもよい。制御部301は、各種処理を実行中に記憶しておくべき情報をメモリ309に記憶させる。また、制御部301は、タイマ310を用いて時間を計測しうる。
電源部302は、TX102全体に対して、制御部301によるTX102の制御や、送電と通信に必要な電力を供給する。電源部302は、例えば、商用電源またはバッテリである。バッテリには、商用電源から供給される電力が蓄電される。
送電部303は、電源部302から入力される直流又は交流電力を、無線電力伝送に用いる周波数帯の交流周波数電力に変換し、その交流周波数電力を送電コイル305へ入力することによって、RX101に受電させるための電磁波を発生させる。なお、送電部303によって生成される交流電力の周波数は、例えば数百kHz(例えば、110kHz〜205kHz)程度である。送電部303は、制御部301の指示に基づいて、RX101に送電を行うための電磁波を送電コイル305から出力させるように、交流周波数電力を送電コイル305へ入力する。また、送電部303は、送電コイル305に入力する電圧(送電電圧)又は電流(送電電流)、又はその両方を調節することにより、出力させる電磁波の強度を制御する。送電電圧又は送電電流を大きくすると電磁波の強度が強くなり、送電電圧又は送電電流を小さくすると電磁波の強度が弱くなる。また、送電部303は、制御部301の指示に基づいて、送電コイル305からの送電が開始又は停止されるように、交流周波数電力の出力制御を行う。さらに、送電部303は、現在の送電電力を制御部301に通知する。これにより、制御部301は、任意のタイミングで、そのタイミングの送電電力を知ることができる。なお、送電電力の測定と制御部301への通知が、送電部303以外で行われるように構成されてもよい。
載置検出部304は、WPC規格に基づいて、充電台103に物体が載置されているかを検出する。載置検出部304は、具体的には、充電台103のInterface Surfaceに物体が載置されたか否かを検出する。載置検出部304は、例えば、送電部303が、送電コイル305を介してWPC規格のAnalog Pingを送信した時の送電コイル305の電圧値と電流値の少なくとも一方を検出する。なお、載置検出部304は、インピーダンスの変化を検出してもよい。そして、載置検出部304は、電圧値が所定電圧値を下回る場合又は電流値が所定電流値を超える場合に、充電台103に物体が載置されていると判定しうる。なお、この物体が受電装置であるかその他の異物であるかは、続いて通信部306によって送信されるDigital Pingに対する所定の応答の有無により判定される。すなわち、TX102が所定の応答を受信した場合には、その物体が受電装置(RX101)であると判定され、そうでなければ、その物体が受電装置とは異なる物体であると判定される。
通信部306は、RX101との間で、上述のようなWPC規格に基づく制御通信を行う。通信部306は、送電コイル305から出力される電磁波を変調し、RX101へ情報を伝送して、通信を行う。また、通信部306は、送電コイル305から出力されてRX101において変調された電磁波を復調してRX101が送信した情報を取得する。すなわち、通信部306で行う通信は、送電コイル305から送信される電磁波に重畳されて行われる。
通知部307は、視覚的、聴覚的、触覚的等の任意の手法で、ユーザに対して情報を通知する。通知部307は、例えば、TX102の充電状態や、図1のようなTX102とRX101とを含む無線電力伝送システムの電力伝送に関する状態を、ユーザに通知する。通知部307は、例えば、液晶ディスプレイやLED、スピーカ、振動発生回路、その他の通知デバイスを含んで構成される。操作部308は、ユーザからのTX102に対する操作を受け付ける受付機能を有する。操作部308は、例えば、ボタンやキーボード、マイク等の音声入力デバイス、加速度センサやジャイロセンサ等の動き検出デバイス、又はその他の入力デバイスを含んで構成される。なお、タッチパネルのように、通知部307と操作部308とが一体化されたデバイスが用いられてもよい。
メモリ309は、識別情報や能力情報などの各種情報や制御プログラムなどを記憶する。なお、メモリ309は、制御部301と異なる機能部によって得られた情報を記憶してもよい。タイマ310は、例えば起動された時刻からの経過時間を測定するカウントアップタイマや、設定された時間からカウントダウンするカウントダウンタイマ等によって、計時を行う。
可変電圧回路311は、制御部301による制御に基づいて、電源部302から送電部303に電力を供給するための入力電圧を設定する。なお、電源部302と可変電圧回路311は、TX102の外部に別の機器として存在しても良い。その機器は、USB PDの規格に基づいて電力を供給する電源アダプタであってもよい。その場合、制御部301による可変電圧回路311の制御はUSB PD規格の通信で行われるようにしてもよい。
(処理の流れ)
続いて、RX101及びTX102が実行する処理の流れの例について説明する。
[受電装置における処理]
図4A〜図4Bは、RX101が実行する処理の例を示すフローチャートである。本処理は、例えばRX101の制御部201がメモリ209から読み出したプログラムを実行することによって実現されうる。本処理には、電圧決定部214、パラメータ再取得要求部215、及びパラメータ追加要求部216における処理も含まれる。なお、以下に説明する本処理の手順の少なくとも一部がハードウェアによって実現されてもよい。この場合のハードウェアは、例えば、所定のコンパイラを用いて、各処理ステップを実現するためのプログラムからFPGA等のゲートアレイ回路を用いた専用回路を自動的に生成することによって実現されうる。また、本処理は、RX101の電源がオンとされたことに応じて、バッテリ202若しくはTX102からの給電によりRX101が起動したことに応じて、又はRX101のユーザが無線充電アプリケーションの開始指示を入力したことに応じて、開始されうる。また、他の契機によって本処理が開始されてもよい。
RX101は、送受電に関する処理の開始後、WPC規格のSelectionフェーズとPingフェーズとして規定される処理を実行し、自装置がTX102に載置されるのを待つ(S401)。そして、RX101は、例えば、TX102からのDigital Pingを検出することによって、TX102の充電台103に載置されたことを検出する。RX101は、Digital Pingを検出すると、受電電圧値を含むSSパケットをTX102に送信する。RX101は、自装置がTX102の充電台103に載置されたことを検出すると、通信部206により、WPC規格のI&Cフェーズとして規定される処理を実行して、TX102へ識別情報と機器構成情報(能力情報)を送信する(S402)。
図7(A)に、I&Cフェーズの通信の流れが示されている。I&Cフェーズでは、RX101は、Identification Packet(ID Packet)をTX102へ送信する(F701)。ID Packetには、RX101の識別情報であるManufacturer CodeとBasic Device IDのほかに、RX101の能力情報として対応しているWPC規格のバージョンを特定可能な情報要素が格納される。RX101は、さらに、Configuration PacketをTX102へ送信する(F702)。Configuration Packetには、RX101の能力情報として、以下の情報が含まれる。すなわち、RX101が負荷に供給できる最大電力を特定する値であるMaximum Power Valueや、WPC規格のNegotiation機能を有するか否かを示す情報である。
TX102は、これらのパケットを受信すると、ACKを送信し(F703)、I&Cフェーズが終了する。なお、RX101は、WPC規格のI&Cフェーズの通信以外の方法で、RX101の識別情報と機器構成情報(能力情報)をTX102に通知してもよい。また、RX101の識別情報は、WPC規格のWireless Power IDであってもよいし、RX101の個体を識別可能な任意の他の識別情報であってもよい。能力情報として、上記以外の情報を含んでいてもよい。
図4Aに戻り、RX101はNegotiationフェーズの通信により、TX102と交渉してGPを決定する(S403)。図7(B)は、Negotiationフェーズの流れの一例を示す。GPの決定は、RX101からのSpecific Request Packetと、それに対するTX102からの応答により行われる。まず、RX101は、TX102に対してSpecific Request Packetを送信することで、要求するGPの値を通知する(F711)。RX101は、要求するGPの値を、自装置で必要な電力に基づいて決定する。その値は予めメモリ209に記憶しているものとする。GPの値の例は5ワットである。
TX102は、自装置の送電能力に基づいて、RX101からの要求を受け入れるか否かを判定し、受け入れる場合はACK(肯定応答)を、受け入れない場合はNAK(否定応答)を、RX101へ送信する。なお、図7(B)においては、TX102がACKを送信する例を示している(F712)。TX102がACKを送信した場合、GPの値は、RX101によって要求された値と同じとして決定され、RX101とTX102の双方のメモリに記憶される。一方、TX102がNAKを送信した場合、GPの値はデフォルトの小さな値、例えば5ワット以下の値となる。デフォルトの値は、一例において、事前にRX101とTX102の双方のメモリに記憶される。なお、以上で述べたGPの決定方法は一例であり、GPは他の方法で決定されてもよい。
図4Aに戻り、RX101は、受電部203から充電部211へ電力を供給するための出力電圧をS403で決定されたGPに基づいて決定する(S404)。なお、S404において、既に記憶されている出力電圧がある場合には、決定されたGPに関わらず、その記憶されている出力電圧が受電部203から充電部211へ電力を供給するための出力電圧として採用される。GPに基づいて決定される出力電圧の例を図10(A)の表1001に示す。表1001を参照することで、例えばGPが5ワットの場合の出力電圧は5ボルト、GPが15ワットの場合の出力電圧は9ボルト、のように決定することができる。ここで、表1001の各値は、RX101の充電部211の電気的な特性に基づいて、バッテリ202を効率よく充電するために予め決定された値である。表1001は、例えばメモリ209に保持されている。なお、充電部211がUSB PDの規格に基づいて動作する外部機器である場合には、受電部203が充電部211から通信により出力電圧を取得するようにしてもよいし、USB PDの規格で定められた表としてメモリ209に保持されていてもよい。
図4Aに戻り、RX101は、S404で決定された出力電圧を可変電圧回路212に設定し、実際に出力される電圧が安定するまで待つ(S405)。続いて、RX101は、TX102に異物検出処理用パラメータの取得を要求することにより、上述のCalibrationフェーズの実施をTX102に要求する(S406)。なお、S405で出力電圧が安定するまで待つことにより、S406において出力電圧が安定した状態でCalibrationフェーズの処理を実施することが出来る。その結果、得られる異物検出処理用パラメータは出力電圧の時間的な変動の影響を受けず、より正確な異物検出を行うことができる。
図7(C)に、Calibrationフェーズの処理の流れを示す。RX101は、通信部206を介してReceived Power Packetを送信する(F721)。Received Power Packetには、現在の受電電力である、Received Power Valueが含まれる。また、Calibrationフェーズの開始を示すMode=1という情報が含まれる。TX102は、Received Power Packetに含まれる受電電力の情報を異物検出処理用パラメータとして記憶した上でACKを返す(F722)。またTX102は、Mode=1を検出することでCalibrationフェーズの開始を検出し、それまでに既に記憶している異物検出処理用パラメータがある場合は、破棄する。TX102におけるその他の処理の詳細については後述する。
Calibrationフェーズにおいて、RX101は、負荷が接続されていない状態、すなわち0ワットに近い状態と、GPに近い電力を受電している状態の2つの異なる状態における受電電力を通知する。すなわち、図7(C)に示されるReceived Power PacketとACKの通信は少なくとも2回発生し、TX102には2つの受電電力の情報が記憶される。また、RX101は、GPの値が5ワットを超える場合には、約5ワットの電圧値間隔で受電電力を通知する。例えばGPの値が15ワットである場合には、約0ワット、約5ワット、約10ワット、約15ワットを受電している状態で、受電電力を通知する。なお、RX101による受電電力の通知の電圧値間隔は5ワットでなくてもよいし、一定でなくてもよい。TX102は、RX101から通知された受電電力を全て異物検出処理用パラメータとして記憶する。
図4Aに戻り、RX101は、受電部203に負荷である充電部211を接続し、Power Transferフェーズにおける受電を開始する(S407)。RX101は、受電を開始した後、充電部211で必要な電力を取得する(S408)。この値はメモリ209に予め保持されていてもよいし、充電部211が外部機器である場合には通信を介してその外部機器から取得されてもよい。充電部211で必要な電力が現在のGPの範囲内に収まっていれば、RX101は、GPを変更する必要が無いと判定し(S409でNO)、所定時間の受電を継続する(図4BのS419)。所定時間は例えば1秒間である。その後、充電部211によるバッテリ202の充電が完了していれば(S420でYES)、RX101は、負荷を切断して受電を停止する。充電が完了していない場合は(S420でNO)、充電を継続するために処理はS408に戻る。
ここで、RX101は、S419において受電を継続する間、繰り返し定期的に現在の受電電力をTX102に通知する。TX102は、RX101から通知された受電電力に基づいて異物検出を行う。現在の受電電力の通知にはReceived Power Packetが用いられる。上述のようにReceived Power Packetは異物検出処理用パラメータの通知にも用いられる。このため、RX101は、異物検出処理用パラメータの通知、すなわちTX102に対して保存を求める通知なのか、TX102で異物検出処理を行うための現在の受電電力の通知なのかを区別するための情報を付与する。この情報は、例えばReceived Power PacketのMode値に格納される。本実施形態では、Mode=0のとき、異物検出処理のための受電電力の通知であることを意味する。TX102に対してパラメータとして保存を求める場合は、Mode値を0以外の値とする。例えば、上述したCalibrationフェーズでは、Received Power PacketのMode値が1に設定されている。
RX101は、充電部211が必要とする電力を取得した結果(S408)、GPを変更する必要が生じた場合には(S409でYES)、TX102と交渉してGPを変更する(S410)。ここで、GPを所定以上の大きさに変更しようとする場合、RX101は通信によりTX102の機器認証を行うようにしてもよい。機器認証を行うことで、WPC規格などの条件を満たすことが保証されたTX102からのみ、所定以上の電力で受電することができる。機器認証の一例は、電子証明書を用いたチャレンジ・レスポンス型の通信である。
続いて、RX101は、更新されたGPに基づいて充電部211への出力電圧を決定する(図4BのS411)。充電部211への出力電圧は、図10(A)の表1001に基づいて決定される。その後、RX101は、S411で決定された出力電圧と現在の出力電圧を比較する(S412)。比較の結果、決定した出力電圧と現在の出力電圧が同じである場合には(S412でNO)、TX102に対して異物検出処理用パラメータの追加を要求する(S418)。この要求は、受電電力が更新後のGPに近い値となる状態としたうえで、Received Power Packetを送信することにより行われる。ここでは、0以外のMode値としてMode=2が用いられものとする。例えばGPを5ワットから10ワットに変更する場合は、RX101は、受電電力を約10ワットとしたうえで、Received Power Packet(Mode=2)を送信する。なお、GPを小さくする場合には、追加の要求を送信しなくてもよい。また、更新後のGPが非常に大きくなる場合(現在のGPとの差が所定値よりも大きくなる場合)は、例えば約5ワット刻みの複数の受電電力の状態においてReceived Power Packetが複数回送信されてもよい。
TX102は、S418で通知された受電電力の情報を、異物検出処理用パラメータとしてメモリ309に追加して保持する。Calibrationフェーズの開始や、受電電力の通知と区別するため、異物検出処理用パラメータの追加要求のReceived Power PacketのModeの値は0、1以外の値とする。上述したように、本実施形態では、Mode=2が用いられる。その後、処理はS419に進む。S419以降の処理は上述の通りである。
一方、S411で決定された出力電圧と現在の出力電圧が異なる場合には(S412でYES)、通信部206を用いて、TX102に対して異物検出処理用パラメータの再取得を要求し(S413)、TX102からの応答を待つ。この再取得の要求は、上述したS418における異物検出処理用パラメータの追加の要求とは異なる。すなわち、再取得の要求とは、TX102がメモリ309に保持している異物検出処理用パラメータを破棄し、RX101から新たに通知される異物検出処理用パラメータを保存するように要求するものである。
この再取得の要求はWPC規格のパケットを送信することで行ってもよいし、TX102が認識可能な他のパケットを送信することで行ってもよい。WPC規格においては、TX102の応答はACK(Acknowledge)、ND(Not Defined)、NAK(Not−Acknowledge)のいずれかとなる。ACKは、TX102が再取得の要求を受け付けたことを示す肯定応答である。NDは、パケットが未定義であること、すなわちTX102が再取得の要求を受け付ける機能を有していないことを示す応答である。また、NAKは、再取得の要求を拒否することを示す否定応答である。RX101は、TX102の応答が肯定応答(ACK)である場合には(S414でACK)、負荷を切断して受電を停止したうえでS405に戻る(S415)。戻った先のS405において、RX101は、S411で決定された出力電圧を可変電圧回路212に設定する。そして、S406では、RX101は、その設定された出力電圧でCalibrationフェーズの処理を行う。S406以降の処理は上述の通りである。なお、S412において、決定された出力電圧が現在の出力電圧と同じか異なるかの判定は、決定された出力電圧が現在の出力電圧の差が所定の閾値より大きいか、所定の閾値以下か否かに置き換えてもよい。ここで閾値≧0である。さらにその閾値は、S411で決定した出力電圧の大きさに基づいて決定されてもよい。例えば、S411で決定された出力電圧が大きくなるのに応じて大きくなるような値でもよい。また、例えば、S411で決定された出力電圧の大きさの10%に閾値が設定されるようにしてもよい。
一方、TX102の応答が未定義を示す(ND)場合は(S414でND)、RX101は、S410で更新されたGPの値をメモリ209に記憶したうえで(S416)、TX102に送電停止を要求する(S417)。その後、処理はS401に戻り、RX101は、Digital Pingを待つ。送電停止の要求は、例えば、RX101がWPC規格のEnd Power Transfer PacketをTX102に送信することで行われる。なお、送電停止の要求に代えて、送電電力を所定以下の小さな値に制限する要求が用いられてもよい。処理がS401に戻ると、載置状態が継続しているため直ちにS401〜S402が実行され、S403において、RX101はS410で更新されたGPが設定されるようにTX102との交渉を行う。これにより、可変電圧回路212からの出力電圧はS411で決定された出力電圧となり(S404)、その出力電圧が安定した状態で(S405)、Calibrationフェーズの処理が行われる(S406)。上述の通りCalibrationフェーズでは、TX102に既に記憶されている異物検出処理用パラメータは破棄されたうえで、0ワットから5ワット刻みの受電電力の状態でReceived Power Packet(Mode=1)が発行される。TX102は、これらReceived Power Packetにより通知される受電電力を異物検出処理用パラメータとして新たに記憶する。以降の処理は上述の通りである。
こうして、RX101からのパラメータの再取得の要求に対するTX102からの応答がNDであった場合においても、RX101とTX102による異物検出処理用パラメータの再取得が行われる。したがって、TX102が異物検出処理用パラメータの再取得の要求に対応しておらず、S414で応答がNDであった場合にも、S411で決定した出力電圧の状態で異物検出処理用パラメータの再取得を行うことができる。
S414において、TX102の応答がNAKの場合は(S414でNAK)、RX101は、S410で更新されたGPに基づいて異物検出処理用パラメータの追加を要求する(S418)。この場合、出力電圧は変わらない。これにより、TX102が出力電圧の変更を拒否した場合には出力電圧を変えないようにすることが出来る。
[送電装置102における処理]
続いて、TX102が実行する処理の流れの例について、図5A〜図5Bを用いて説明する。本処理は、例えばTX102の制御部301がメモリ309から読み出したプログラムを実行することによって、実現されうる。なお、以下の手順の少なくとも一部がハードウェアによって実現されてもよい。この場合のハードウェアは、例えば、所定のコンパイラを用いて、各処理ステップを実現するためのプログラムからFPGA等のゲートアレイ回路を用いた専用回路を自動的に生成することによって実現されうる。また、本処理は、TX102の電源がオンとされたことに応じて、TX102のユーザが無線充電アプリケーションの開始指示を入力したことに応じて、又は、TX102が商用電源に接続され電力供給を受けていることに応じて、実行されうる。また、他の契機によって本処理が開始されてもよい。
TX102は、まず、WPC規格のSelectionフェーズとPingフェーズとして規定されている処理を実行し、RX101の載置を待ち受ける(S501)。具体的には、TX102は、WPC規格のAnalog Pingを繰り返し、間欠的に送信し、充電台103に載置される物体の有無を検出する。そして、TX102は、充電台103に物体が載置されたことを検出した場合、Digital Pingを送信する。Digital Pingに対する所定の応答(Signal Strength Packet)があった場合、TX102は、検出された物体がRX101であり、RX101が充電台103に載置されたと判定する。
TX102は、RX101の載置を検出すると、通信部306により、前述のI&Cフェーズの通信を実行し、そのRX101から識別情報と機器構成情報(能力情報)を取得する(S502)。そして、TX102は、RX101とNegotiationフェーズの通信を実行し、RX101の要求に基づいてGPを決定する(S503)。具体的には、受電装置の処理において説明したように、図7(B)で示すSpecific Request Packetと、それに対する応答により行われる。
図5Aに戻り、TX102は、電源部302から送電部303へ電力を供給するための入力電圧をS503で決定されたGPに基づいて決定し、可変電圧回路311に設定する(S504)。GPに基づいて決定される、送電部303への入力電圧の例を図10(B)の表1002に示す。TX102は、表1002を参照することで、例えばGPが5ワットの場合の入力電圧は5ボルト、GPが15ワットの場合の入力電圧は9ボルト、のように決定することができる。表1002の各値は、TX102の送電部303の電気的な特性に基づいて効率よく送電するために予め決定された値であり、メモリ309に保持されている。なお、電源部302と可変電圧回路311がUSB PDの規格に基づいて動作する外部機器であってもよい。その場合には、送電部303への入力電圧は、外部機器(電源部302)から通信により取得されてもよいし、USB PDの規格で定められた表としてメモリ309に保持されていてもよい。なお、TX102が保持する表1002と、RX101が保持する表1001は、同じでもよいし異なっていてもよい。
図5Aに戻り、TX102は、入力電圧を設定後、Calibrationフェーズの処理によって異物検出処理用パラメータを取得する(S505)。Calibrationフェーズの処理は、RX101からMode=1を含むReceived Power Packetを受信することで開始される。このパケットを受信すると、TX102は、それまでに既に記憶している異物検出処理用パラメータがある場合は破棄する。TX102は、RX101から受信するReceived Power Packet(Mode=1)に含まれる受電電力と、そのときの送電部303における送電電力の差である電力損失を対応付けてメモリ309に記憶する。なお、電力損失に代えて送電電力が、受電電力に対応付けられて記憶されてもよいし、電力損失と送電電力の両方が受電電力と対応付けられて記憶されてもよい。
図8の表800に、メモリ309に記憶される異物検出処理用パラメータの内容の一例を示す。例えば、行801の情報は、RX101から通知された受電電力が0.1ワットのときの電力損失が0.6ワットであることを表す。以後、RX101からReceived Power Packet(Mode=2)を受信するたびに、TX102は、表800の行を追加する。ただし、上述の通りMode=0の場合は、TX102は行の追加を行わない。また、Mode=1の場合は、TX102はそれまでの表800の内容をクリアする。
図5Aに戻り、TX102は、異物検出処理と送電を開始する(S506、S507)。TX102における異物検出処理は、無線送電が行われている間に定期的に実行される処理であり、例えば、以下のように行われる。まず、TX102は、RX101から定期的に現在の受電電力の情報を取得する。なお、RX101は上述の通り定期的にMode=0を含むReceived Power Packetにて受電電力の情報を送信する(S419)ため、TX102はこれを取得する。そして、TX102は、取得した受電電力における電力損失の期待値を、図8の表800の異物検出処理用パラメータを用いて各点の線形補間により計算する。線形補間には、例えば上記の式1を用いることができる。TX102は、測定した送電電力と取得した受電電力との差から電力損失を算出する。そして、算出された電力損失と計算された期待値との差が所定の閾値を超える場合、TX102は、金属片などの異物による電力の損失があると判定し、送電範囲に異物があると判定する。送電範囲に異物があると判定されると、TX102の制御部201はRX101への送電を制限する。具体的には、制御部201は、送電を停止するか、送電電力を下げるように、送電部303を制御する。また、制御部201は、RX101に、通信部306を介して、異物が存在することを通知してもよい。さらに、制御部201は、送電電力を制限することを通知してもよい。
ここで、異物検出処理用パラメータの内容が、図8の表800の行801と行802に示す内容であった場合を例として、異物検出処理についてより具体的に説明する。行801と行802を受電電力と電力損失を軸に持つ図にプロットすると、それぞれ図9(A)の点A、点Bとなる。TX102は、点Aと点Bを結ぶ直線による線形補完により、現在の受電電力における電力損失の期待値を求める。例えば、現在の受電電力(RP)の値が2.5ワットである場合、行801(RP1=0.1ワット、PL1=0.6ワット)と行802(RP1=4.9ワット、PL2=1.6ワット)の数値を上記の式1に当てはめる。この場合、電力損失の期待値PLは、以下のとおりとなる。
PL=(1.6−0.6)/(4.9−0.1)*(2.5−0.1)+0.6=1.1
そして、TX102は、現在の送電電力と現在の受電電力(RP=2.5ワット)との差から電力損失を算出する。算出された電力損失の値と、期待値(PL=1.1ワット)との差が、閾値以上の場合、TX102は異物において電力が損失されていると判断し、異物が送電範囲にあると判断する。閾値は、例えば1ワットのような絶対値でもよいし、例えば期待値に対して50パーセントというような相対値でもよい。この閾値に関する情報は、メモリ309に記憶されている。また、閾値は、受電電力や電力損失の期待値に応じて段階的に変化してもよい。
図5Aに戻り、TX102は、送電中にもRX101からのGPの交渉を受け付ける。RX101からGPの交渉を受け付けるとGPの更新が行われる(S508)。なお、GPの交渉が無ければ、S508はそのままスルーされる。また、上述の通りRX101から異物検出処理用パラメータの再取得の要求を受信する場合がある。異物検出処理用パラメータの再取得の要求を受信した場合(S509でYES)、TX102は、ACKを返信し(S510)、処理はS504に戻る。こうして、TX102は、RX101からの再取得の要求に応じて、可変電圧回路311への入力電圧の再設定、Calibrationフェーズによる物検出処理用パラメータの再取得を実行する。
他方、異物検出処理用パラメータの再取得の要求を受信しなかった場合(S509でNO)、処理は図5BのS511へ進む。TX102は、RX101からの異物検出処理用パラメータの追加の要求があった場合に、異物検出処理用パラメータを追加する(S511)。異物検出処理用パラメータを追加する処理において、TX102は、RX101から従来のGPの値よりも大きな値の受電電力を受信し、その時の送電電力との差を電力損失として計算し、受電電力と計算された電力損失を対応付けて、表800に追加、保持する。例えば、RX101から9.9ワットという受電電力を受信した時の送電電力が13.4ワットであった場合、TX102は両者の差である3.5ワットを電力損失として得る。TX102は、受電電力3.5ワットに電力損失9.9ワットを対応付けて、追加の異物検出処理用パラメータとして保持する。この状態を、図8の表800の行803に示す。行803は図9(B)の点Cに相当する。これにより、TX102は、従来のGPの値よりも受電電力が大きくなった場合に、より正確に電力損失の期待値を求めることができ、より正確に異物検出を行うことができる。なお、RX101からの異物検出処理用パラメータの追加の要求が無ければ、S511はスルーされる。
図5Bに戻り、TX102は、RX101から送電停止要求を受信したか、または異物を検出したかを判断する(S512)。送電停止要求の受信も異物の検出もなかった場合(S512でNO)、処理は図5AのS508に戻り、TX102は、上述の処理を繰り返すことで送電を継続する。送電停止要求が受信された場合か、または異物が検出された場合(S512でYES)、TX102は送電を停止する(S513)。その後、TX102は、処理を終了するか否かを判断し(S514)、処理を終了すると判断された場合(S514でYES)、本処理が終了する。他方、処理を終了しない場合は(S514でNO)、処理はS501に戻り、上述した処理が繰り返される。本処理を終了するか否かは、例えばユーザによる操作部308における操作内容に基づいて決定される。
[システムの動作]
図4A〜図4B、図5A〜図5Bを用いて説明したRX101とTX102の動作シーケンスについて、図6A〜図6Bを用いて説明する。図6A〜図6Bでは、上から下の方向に時間が流れるものとする。初期状態として、RX101はTX102に載置されておらず、またRX101の負荷(充電部211)は受電部203に接続されていないものとする。また、RX101の充電部211で必要な電力は当初5ワットであり、その後Power Transferフェーズが開始された後で10ワット、15ワットと増加するものとする。
まず、TX102は、Analog Pingを送信し、物体が充電台103に載置されるのを待つ(F601、S501)。RX101が載置されると(F602)、Analog Pingの電圧又は電流に変化が生じる(F603)。その変化により、TX102は物体の載置を検出する(F604)。物体の載置を検出するとTX102は、Digital Pingを送信する(F605)。このDigital Pingを受信することにより、RX101は自装置がTX102に載置されたことを検出する(F606)。またTX102は、Digital Pingに対する応答により、充電台103に載置された物体がRX101であることを検出する。続いて、I&Cフェーズの通信により、RX101から、識別情報と機器構成情報(能力情報)がTX102に送信される(F607、S402、S502)。
続いて、RX101とTX102の間でGPが決定される(F608、S403、S503)。RX101では当初必要な5ワットを要求するため、ここでのGPは5ワットとなる。GPが5ワットなので、RX101は、表1001を参照して出力電圧を5ボルトに設定する(F609、S404、S405)。同様にTX102は、表1002を参照して入力電圧を5ボルトに設定する(F610、S504)。続いて、Calibrationフェーズの処理により、GP=0ワットから5ワットまでの異物検出処理用パラメータが取得されTX102に保持される(F611、S406、S505)。この段階でTX102が保持する異物検出処理用パラメータは図9(A)に相当する内容とある。続いて、RX101で受電が開始され(F612、S407)、TX102で異物検出処理と送電が開始される(F613、S506、S507)。
その後、しばらくの間GP=5ワットで送受電と異物検出処理が継続する(F614、S408→S409でNO→S419→S420でNO→S408のループ、S508→S509でNO→S511→S512でNO→S508のループ)。充電部211で10ワットが必要になると(F615、S408、S409でYES)、RX101とTX102の間でGPが10ワットに更新される(F616、S410、S508)。GPが10ワットに更新されると、RX101は、表1001を参照して出力電圧を5ボルトのまま継続することを決定する(F617、S411)。現在の出力電圧が継続するため、RX101は5〜10ワットの範囲で異物検出処理用パラメータの追加を要求する(F618、S412でNO、S418)。これにより、TX102が保持する異物検出処理用パラメータに図9(B)の点Cが追加される。なお、点Aと点Bのキャリブレーション処理はF611で既に実施済みのため、その結果は維持されている。
その後、しばらくの間GP=10ワットで送受電と異物検出処理が継続する(F619、S408→S409でNO→S419→S420でNO→S408のループ、S508→S509でNO→S511→S512でNO→S508のループ)。充電部211で15ワットが必要になると(F620、S408、S409でYES)、RX101とTX102の間でGPが15ワットに更新される(F621、S410、S508)。GPが15ワットに更新されると、RX101は、表1001を参照して出力電圧を9ボルトに変更することを決定する(F622、S411)。RX101は、出力電圧が変更となるため、TX102に異物検出処理用パラメータの再取得を要求する(F623、S412でYES)。これに対するACKが返ると(F624、S414でYES、S509でYES,S510)、RX101は負荷を切断して受電停止する(F625、S415)。
続いて、RX101は、決定した出力電圧=9ボルトを可変電圧回路212に設定し、その出力電圧が安定するのを待つ(F626、S405)。一方、TX102は、ACKを送信した後、GP=15ワットに基づいて、表1002を参照して送電部303への入力電圧を9ボルトに変更する(F627、S504)。その後GP=0〜15ワットまでのCalibrationフェーズの処理が実施される(F628、S406、S505)。Calibrationフェーズの先頭では、TX102は、それまでに保持していた異物検出処理用パラメータをクリアする。そのうえで、TX102は、RX101の負荷への出力電圧が9ボルトになった状態で、再度0ワット、5ワット、10ワット、及び15ワットの各点の情報を異物検出処理のパラメータとして取得する。さらにこのときRX101の可変電圧回路212と、TX102の可変電圧回路311には、それぞれGPに基づく電圧である9ボルトが設定された状態となっている。すなわち、F611やF618で異物検出処理用パラメータを更新したときとは、電気的に異なる状態となっている。したがって、F628のキャリブレーション処理の結果として、図9(B)の点A、点B、点Cとは異なる、図9(C)の点A'、点B'、点C'、及び点D'が得られる。
その後、RX101は負荷を接続して受電を開始し(F629、S407)、以後GP=15ワットで送受電と異物検出処理が継続する(F630)。
以上に述べた動作において、RX101は、負荷である充電部211で必要となる電力に基づいてGPを5ワット、10ワット、15ワットと変化させている。RX101は、GPを5ワットから10ワットに増加させる時には出力電圧は5ボルトのまま変化させず、異物検出処理用パラメータの追加の要求が行われている(F618)。また、RX101は、GPを10ワットから15ワットに増加させる時には出力電圧を9ボルトに変化させたうえで、異物検出処理用パラメータの再取得を要求している(F623)。すなわち、RX101は、負荷で必要な電力に基づいて適切な出力電圧を選択し、出力電圧が変わる際には、変更後の出力電圧とした状態で異物検出用パラメータの再取得が行われるように制御している。これにより、出力電圧が変わってRX101の電気的な状態が変化した場合でも、その状態に合わせて更新されたパラメータを用いて、より正確に異物検出を行うことができる。さらに、RX101は、出力電圧が変わらないがGPが大きくなる時には、GPが増加した領域で追加のキャリブレーション処理を行っている。これにより、受電電力と電力損失が非線形に変化する場合に、より正確に異物検出を行うことができる。
なお、RX101において、異物検出処理用パラメータの再取得の要求に、S411で決定された出力電圧の情報を付加し、TX102が、この出力電圧の情報を図8の表800に関連付けてメモリ309に記憶するようにしてもよい。すなわち、TX102は、再取得の要求に含まれる出力電圧ごとに表800をメモリ309に保持しておく。そして、RX101から再取得の要求を受信したときに、その要求に含まれる出力電圧と一致する表800が存在する場合には、TX102は、メモリ309の出力電圧に該当する表800の情報をパラメータとして利用するようにしてもよい。これにより、過去に取得された出力電圧に対応する異物検出処理用パラメータを繰り返し再取得することが抑制され、効率よく異物検出処理用パラメータを設定できる。結果、バッテリ202への充電処理の効率が向上する。
また、RX101において、異物検出処理用パラメータの再取得の要求に、再取得の理由を示す情報を付加してもよい。これにより、TX102は、再取得の理由を、通知部307を介してユーザに通知することができる。また、ユーザは、この通知により、出力電圧の変更のため送電が一時停止していることを知ることが出来る。
<第2実施形態>
第1実施形態では、RX101は、GPに基づいて出力電圧を決定した(図4B、S411)。第2実施形態では、RX101は、GPに代えて、負荷である充電部211における現在の消費電力に基づいて出力電圧を決定する。図11に、第2実施形態のRX101による処理を示す。なお、図11に示される処理は、第1実施形態の処理の一部の処理(図4Bに示される処理)を置き換えるものである。すなわち、第1実施形態との差は、図4BのS411が、S1101に置き換わっている点と、S409でNOの場合(GPを変更する必要が無い場合)に処理がS1101に進む点である。また、第2実施形態のRX101において、電圧取得部213は、充電部211に供給され、消費されている電力の大きさを取得することもできる。
図11において、RX101は、第1実施形態と同様の処理によりPower Transferフェーズを開始する(S401〜S408)。続いて、RX101は、充電部211で必要な電力に基づいてGPを決定する(S408、S409、S410)。その後、GPを変更したか否かに関わらず、充電部211における現在の消費電力を取得し、その値に基づいて充電部211への出力電圧を決定する(S1101)。ここで、RX101は、図12(A)の表1201を参照して、出力電圧を決定する。表1201には、充電部211における消費電力と、その消費電力において効率が高くなるような充電部211への出力電圧が記載されている。また、表1201は予めメモリ209に保持されているものとする。第2実施形態の構成によれば、充電部211における現在の消費電力に基づいて出力電圧を決定することが出来る。したがって、例えば、充電部211とバッテリ202が外部機器であり、S408で充電部211から必要な電力の情報を頻繁に取得できないような場合にも、適切な出力電圧を迅速に決定することができる。
S1101で決定された出力電圧と現在の出力電圧が異なる場合は(S412でYES)、処理はS413に進む。S413以降の処理は第1実施形態と同様である。但し、S414においてACK応答を受信したと判定されたことによりS405が実行される場合には、S1101で決定された出力電圧が可変電圧回路212に設定される。また、S414においてND応答を受信したと判定されたことによりS416が実行される場合には、S404で設定される出力電圧はS1101で決定された出力電圧となる。一方、S1101で決定された出力電圧と現在の出力電圧が同じであると判定された場合は、処理はS418へ進む。RX101は、S410でGPが変更された場合には、第1実施形態と同様に、RX101は、異物検出処理用パラメータの追加をTX102に要求する。但し、GPが変更されていない場合は、S418の処理はスルーされる。S419以降の処理は第1実施形態と同様である。
なお、RX101は、表1201に代えて、図12(B)に示される表1202に基づいて充電部211への出力電圧を決定してもよい。表1202では、出力電圧を上げる場合と下げる場合とで、消費電力の閾値が異なる。これにより、充電部211における消費電力が短期間に大小に変動する特性を持つ場合に、出力電圧の変更と、それに伴う異物検出処理用パラメータの再取得処理が頻繁に発生することを抑制することが出来る。さらに、同様の課題を解決するための別の方法として、RX101は、タイマ210を用いて、出力電圧を変更した後は所定時間、出力電圧を変更しないようにしてもよい。
<その他の実施形態>
本発明は、上述の実施形態の1以上の機能を実現するプログラムを、ネットワーク又は記憶媒体を介してシステム又は装置に供給し、そのシステム又は装置のコンピュータにおける1つ以上のプロセッサがプログラムを読出し実行する処理でも実現可能である。また、1以上の機能を実現する回路(例えば、ASIC)によっても実現可能である。
なお、図4A〜図4B、図5A〜図5B、図11のフローチャ−トで示される処理の少なくとも一部がハードウェアにより実現されてもよい。ハードウェアにより実現する場合、例えば、所定のコンパイラを用いることで、各処理を実現するためのプログラムからFPGA上に自動的に専用回路を生成すればよい。また、FPGAと同様にして、Gate Array回路を形成し、ハードウェアとして実現するようにしてもよい。
本発明は上記実施の形態に制限されるものではなく、本発明の精神及び範囲から離脱することなく、様々な変更及び変形が可能である。従って、本発明の範囲を公にするために、以下の請求項を添付する。
101:受電装置、203:受電部、213:電圧決定部、215:パラメータ再取得要求部

Claims (19)

  1. 送電装置から無線で送電された電力を受電する受電手段と、
    前記受電手段により受電した電力を、設定された電圧を用いて負荷に供給する供給手段と、
    前記供給手段が前記負荷に電力を供給している間に、前記供給手段による前記負荷への電力供給のための電圧を決定する決定手段と、
    前記供給手段により前記負荷への電力供給に用いられている電圧と前記決定手段で決定された電圧とに基づいて、前記送電装置が異物検出処理に用いるパラメータの更新を要求する要求手段と、を有することを特徴とする受電装置。
  2. 前記供給手段が前記負荷に電力を供給している間に、前記負荷が必要とする電力を取得する取得手段をさらに有し、
    前記決定手段は、前記負荷が必要としている電力に基づいて前記負荷への電力供給に用いる電圧を決定することを特徴とする請求項1に記載の受電装置。
  3. 前記供給手段が前記負荷に電力を供給している間の前記負荷による消費電力を取得する取得手段をさらに有し、
    前記決定手段は、前記消費電力に基づいて、前記負荷への電力供給に用いる電圧を決定することを特徴とする請求項1に記載の受電装置。
  4. 前記要求手段は、前記電力供給に用いられている電圧と前記決定された電圧の差が閾値より大きい場合に前記パラメータの再設定を要求し、
    前記再設定の要求に対する前記送電装置からの応答に応じて、前記送電装置に前記パラメータを再設定させるための受電電力の通知を制御する再設定手段をさらに有することを特徴とする請求項1乃至3のいずれか1項に記載の受電装置。
  5. 前記送電装置から前記再設定を受け付けたことを示す応答を受信した場合に、前記再設定手段は、
    前記負荷への電力供給を停止し、
    前記負荷への電力供給が停止された状態から前記決定された電圧により前記負荷への電力供給が行われる状態へ遷移させる間の無線送電による受電電力を前記送電装置に通知する、ことを特徴とする請求項4に記載の受電装置。
  6. 前記送電装置から前記再設定の機能を有していないことを示す応答を受信した場合に、前記再設定手段は、
    前記送電装置による無線送電を停止させ、
    前記決定された電圧で前記負荷への電力供給を行う設定の下で前記送電装置による無線送電を開始させる、ことを特徴とする請求項4または5に記載の受電装置。
  7. 前記送電装置から前記再設定を拒否することを示す応答を受信した場合に、前記再設定手段は、前記送電装置が前記異物検出処理のための新たなパラメータを追加するための受電電力を、前記送電装置に通知することを特徴とする請求項4乃至6のいずれか1項に記載の受電装置。
  8. 前記要求手段は、前記電力供給に用いられている電圧と前記決定された電圧の差が前記閾値以下の場合に、前記送電装置に前記異物検出処理のための新たなパラメータを追加させするために、新たな受電電力を前記送電装置に通知することを特徴とする請求項4乃至7のいずれか1項に記載の受電装置。
  9. 前記新たな受電電力は、前記送電装置がすでに保持している前記パラメータに含まれる受電電力とは異なる受電電力であることを特徴とする請求項8に記載の受電装置。
  10. 前記受電電力は、前記決定手段により決定された電圧が前記供給手段の出力電圧として設定された後、前記供給手段の出力電圧が安定するまで待ったうえで取得されることを特徴とする請求項4乃至9のいずれか1項に記載の受電装置。
  11. 前記閾値は、前記決定された電圧の大きさに基づいて決定されることを特徴とする請求項4乃至10のいずれか1項に記載の受電装置。
  12. 前記要求手段は、前記要求に前記決定された電圧を含めることを特徴とする請求項4乃至11のいずれか1項に記載の受電装置。
  13. 前記要求手段による要求が前記送電装置により受け付けられ、前記パラメータの更新が行われた後、前記決定された電圧を前記供給手段の出力電圧に設定する設定手段をさらに有することを特徴とする請求項1乃至12のいずれか1項に記載の受電装置。
  14. 受電装置へ無線による送電を行う送電手段と、
    前記受電装置との通信により設定された異物検出処理のためのパラメータを保持する保持手段と、
    前記送電手段による無線送電と前記異物検出処理が開始された後に、前記異物検出処理に用いるパラメータの更新の要求を前記受電装置から受信した場合に、前記保持手段に保持されている前記パラメータを再設定する再設定手段と、を有することを特徴とする送電装置。
  15. 前記送電手段による無線送電と前記異物検出処理が開始された後に、前記異物検出処理に用いるパラメータの追加の要求を前記受電装置から受信した場合に、前記受電装置から受信した受電電力に基づいて前記保持手段に保持されている前記パラメータに新たなパラメータを追加する追加手段をさらに有することを特徴とする請求項14に記載の送電装置。
  16. 送電装置から無線で送電された電力を受電する受電工程と、
    前記受電工程により受電した電力を、設定された電圧を用いて負荷に供給する供給工程と、
    前記供給工程で前記負荷に電力が供給されている間に、前記負荷への電力供給のための電圧を決定する決定工程と、
    前記供給工程により前記負荷への電力供給に用いられている電圧と前記決定工程で決定された電圧とに基づいて、前記送電装置が異物検出処理に用いるパラメータの更新を要求する要求工程と、を有することを特徴とする受電装置の制御方法。
  17. 受電装置へ無線による送電を行う送電工程と、
    前記受電装置との通信により設定された異物検出処理のためのパラメータを保持手段に保持する保持工程と、
    前記送電工程による無線送電と前記異物検出処理が開始された後に、前記異物検出処理に用いるパラメータの更新の要求を前記受電装置から受信した場合に、前記保持手段に保持されている前記パラメータを再設定する再設定工程と、を有することを特徴とする送電装置の制御方法。
  18. コンピュータを、請求項1乃至13のいずれか1項に記載の受電装置の各手段として機能させるためのプログラム。
  19. コンピュータを、請求項14または15に記載の送電装置の各手段として機能させるためのプログラム。
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