JP2021177126A - 放射線撮影装置及び給電コネクター - Google Patents

放射線撮影装置及び給電コネクター Download PDF

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Abstract

【課題】放射線撮影装置において、内部に非接触による受電回路を設けなくても、また、有線ケーブルに接続しなくても、常時充電可能とする。【解決手段】放射線撮影装置1は、外部から非接触により電力を受電可能な受電部54を有する給電コネクター5を接続可能なコネクター部39と、給電コネクター5をコネクター部39に固定させるための固定部41と、コネクター部39に接続された給電コネクター5から供給される電力から充電を行う充電回路25と、充電回路25により充電された電力を用いて動作するセンサーパネルSPと、を備える。【選択図】図6

Description

本発明は、放射線撮影装置及び給電コネクターに関する。
放射線源から照射され、被写体を透過した放射線を検出して放射線画像を撮影する放射線撮影装置(FPD:Flat Panel Detector)では、放射線を検出する放射線検出部としてのセンサーパネル(パネル)や制御基板に必要な電力を得るために、電力の残量がなくなるとクレードルに挿す、又はケーブルに接続する等により充電を行う必要がある。しかし、クレードルを用いる場合、電力の残量を確認して、残り少なければクレードルまで往復しなければならない、クレードル1台で1枚の放射線撮影装置しか充電できない、ACコンセントがない環境では充電できない等の問題がある。有線ケーブルを用いる場合、配線の引き回しを気にしなければならない、ACコンセントがない環境では充電できない等の問題がある。
そこで、近年、放射線撮影装置内部に受電回路を持ち、立位撮影台等に給電回路を設置することで無線充電を行う技術が知られている。しかし、現在主流の磁気方式の非接触給電技術は、受電部と給電部が近距離である事が必須要件となるため、装置の制約等から受電部の場所に制約が出てしまうことが考えられる。そこで、特許文献1では、パネル筐体内部に複数の受電部を配置することで、制約なく確実に受電することができるようにしている。また、特許文献2では、給電部と受電部の位置関係を保持するために、凹みや磁石による保持機能を持たせることで、確実に充電できるようにしている。また、受電部を可動式にする事で、パネル筐体外に受電部を移動することも可能としている。
特許第6362472号公報 特許第6355365号公報
しかしながら、特許文献1の技術では、以下の問題がある。
(1)パネルに受電部を複数持つことで、コスト増、重量増となる。
(2)パネルの状態(位置、向き)について制約が残る。
(3)撮影台で充電するには、撮影台の改造が必要となる。
(4)従来機との互換性が無い。
また、特許文献2の技術では、以下の問題がある。
(1)パネル構造が複雑になり、コスト増、重量増となる。
(2)有線が接続される構造に変わりはなく、取り扱い自由度が制限される。
(3)従来機との互換性が無い。
本発明の課題は、放射線撮影装置において、内部に非接触による受電回路を設けなくても、また、有線ケーブルに接続しなくても、常時充電可能とすることである。
上記課題を解決するため、請求項1に記載の発明の放射線撮影装置は、
外部から非接触により電力を受電可能な受電部を有する給電コネクターを接続可能なコネクター部と、
前記給電コネクターを前記コネクター部に固定させるための固定部と、
前記コネクター部に接続された給電コネクターから供給される電力から充電を行う充電回路と、
前記充電回路により充電された電力を用いて動作する放射線検出部と、
を備える。
請求項2に記載の発明は、請求項1に記載の発明において、
前記コネクター部は、当該コネクター部に接続された外部機器とデータ通信が可能に構成されている。
請求項3に記載の発明の放射線撮影装置は、
接続された外部機器から電力を受けることが可能なコネクター部と、
前記コネクター部に接続された外部機器から供給される電力から充電を行う充電回路と、
前記充電回路により充電された電力を用いて動作する放射線検出部と、
前記コネクター部に接続された外部機器を特定し、前記接続された外部機器に応じて、前記放射線検出部の電力状態及び前記充電回路による充電状態を制御する制御部と、
を備える。
請求項4に記載の発明は、請求項3に記載の発明において、
前記制御部は、撮影時に前記充電回路による充電を停止又は制限する。
請求項5に記載の発明は、請求項3に記載の発明において、
前記制御部は、撮影開始時に、前記外部機器に供給電力を減らすことを指示する信号を送信することにより、前記外部機器に前記放射線撮影装置に供給する電力を減少させる。
請求項6に記載の発明の給電コネクターは、
外部から非接触により電力を受電可能な受電部と、
外部機器と接続するためのコネクター部と、
を備え、
前記受電部により受電した電力を前記コネクター部に接続された外部機器に供給する。
請求項7に記載の発明は、請求項6に記載の発明において、
前記受電部は、前記コネクター部と同じ筐体内に設けられている。
請求項8に記載の発明は、請求項6に記載の発明において、
前記受電部は、前記コネクター部が設けられている筐体の外部に設けられている。
本発明によれば、放射線撮影装置において、内部に非接触による受電回路を設けなくても、また、有線ケーブルに接続しなくても、常時充電することが可能となる。
放射線撮影装置の外観を示す斜視図である。 図1のX−X線に沿う断面図である。 放射線撮影装置の内部構成を示すブロック図である。 放射線撮影装置に給電コネクターを取り付けた様子を示す斜視図である。 図4の給電コネクターの内部構成を示すブロック図である。 図3の制御部により実行される制御処理の流れを示すフローチャートである。 コネクター部が備えられた筐体の外部に受電部が備えられた給電コネクターの内部構成を示す図である。 放射線撮影装置に図7の給電コネクターを取り付けた様子を示す斜視図である。
以下、本発明の実施形態について、図面を参照して説明する。なお、本発明は、図示例に限定されるものではない。
[放射線撮影装置1の構成]
まず、放射線撮影装置1の構成について説明する。
図1は、本実施形態における放射線撮影装置1の外観を示す斜視図であり、図2は、図1のX−X線に沿う断面図である。
図1や図2に示すように、放射線撮影装置1の筐体2は、放射線が入射する側の面である放射線入射面Rを有し、中空の角筒状のハウジング本体部2Aの両側の開口部を蓋部材2B、2Cで閉塞することで形成されている。そして、筐体2の一方側の蓋部材2Bには、電源スイッチ37や切替スイッチ38、コネクター部39、バッテリー24(図2や後述する図3等参照)の状態や放射線撮影装置1の稼働状態等を表示するLED等で構成されたインジケーター40等が配置されている。
コネクター部39には、後述する給電コネクター5や、有線ケーブル、クレードル等の外部機器が接続可能(取り付け可能)である。コネクター部39は、接続された外部機器から供給された電力を放射線撮影装置1の内部に供給したり、接続された外部機器とデータ通信(例えば、外部機器への画像データ送信等)を行ったりする。
コネクター部39又はその近傍には、接続された給電コネクター5等の外部機器を固定させるための磁石や、ビスを取り付けるための凹部などにより構成される固定部41が設けられている。
なお、バッテリー24としては、例えばリチウムイオンキャパシターや電気二重層キャパシター等の蓄電デバイスや、リチウムイオンバッテリー等のバッテリー、或いは二次電池等を用いることが可能である。
筐体2内には、図2に示すように、基台31が配置されており、基台31の放射線入射面R側(以下、簡単に図中の上下方向にあわせて上面側等という。)に図示しない鉛の薄板等を介してセンサー基板4が設けられている。なお、図示を省略するが、センサー基板4の放射線入射面R側の面上には、入射した放射線を(なお、この構成例では正確には入射した放射線が後述するシンチレーター3で光に変換され、その変換された光を)電気信号に変換するフォトダイオード等の放射線検出素子が二次元状(マトリクス状)に配列されている。そして、センサー基板4の上面側、すなわち放射線検出素子が二次元状に配列された側に、照射された放射線を可視光等の光に変換するシンチレーター3が配置されるように、シンチレーター基板34が配置されている。
また、基台31の下面側には、電子部品32等が配設されたPCB基板33やバッテリー24等が取り付けられている。このようにして、基台31やセンサー基板4等で放射線検出部としてのセンサーパネルSPが形成されている。また、本実施形態では、センサーパネルSPと筐体2の側面との間に緩衝材35が設けられている。
ここで、放射線撮影装置1の機能的構成、特に、バッテリー24の充電に関連する構成について説明する。図3は、放射線撮影装置の内部構成を説明するブロック図である。
放射線撮影装置1内には、前述したセンサーパネルSPや、センサーパネルSP上や放射線撮影装置1内に設けられた各機能部の動作等を制御する制御部22が設けられている。なお、制御部22は、図示しないCPU(Central Processing Unit)やROM(Read Only Memory)、RAM(Random Access Memory)、入出力インターフェース等がバスに接続されたコンピューターや、FPGA(Field Programmable Gate Array)等により構成されている。専用の制御回路で構成されていてもよい。また、制御部22には、図示しない記憶手段等の適宜の装置や回路等が接続されている。
また、本実施形態では、制御部22は、放射線撮影装置1のコネクター部39に接続されており、前述したように、コネクター部39に給電コネクター5や有線ケーブル等の外部機器が接続されて、外部機器からその機器の識別情報であるコネクターIDやケーブルIDがコネクター部39を介して入力されると、それらの情報が制御部22に入力されるようになっている。例えば、記憶手段には、識別情報と外部機器の情報(機器名、種類等)の対応関係を示すテーブルが記憶されており、制御部22は、識別情報に基づいて、接続された外部機器を識別することができる。また、記憶手段には、識別情報と給電能力の対応関係を示すテーブルが記憶されており、制御部22は、受信した識別情報に基づいて、接続された外部機器の給電能力を認識することができる。なお、入力電圧と外部機器の情報(又は給電能力)の対応関係を示すテーブルを記憶しておき、入力電圧に基づいて接続された外部機器(又は給電能力)を識別することとしてもよい。
一方、コネクター部39からバッテリー24に至る充電用の電力供給経路30上には、バッテリー24の充電を行うための充電回路25が設けられている。そして、充電回路25は、コネクター部39を介して給電コネクター5や有線ケーブル等の外部機器から充電用の電力が供給されるようになっており、それに基づいて充電回路25からバッテリー24に電力が供給されてバッテリー24の充電が行われるようになっている。そして、バッテリー24から制御部22やセンサーパネルSP等の各機能部の動作に必要な電力が供給されるようになっている。
本実施形態では、給電コネクター5がコネクター部39に接続された場合、制御部22は、常時バッテリー24からの電力でセンサーパネルSPを動作させる。有線ケーブルがコネクター部39に接続された場合、制御部22は、コネクター部39を介して供給される電力でセンサーパネルSPを動作させる。
なお、図示を省略するが、充電回路25とコネクター部39との間に、例えば充電回路25側からコネクター部39側に電流が逆流しないようにするための逆流防止回路等を設けたり、バッテリー24の電圧を検出する電圧検出手段等を設けたりすることも可能である。
[給電コネクター5の構成]
次に、給電コネクター5の構成について説明する。給電コネクター5は、図4に示すように、放射線撮影装置1に取り付け可能であり、図示しない外部から給電される電力を非接触により受電し、受電した電力を放射線撮影装置1に供給する装置である。すなわち、非接触による電波方式で給電可能なトランスミッター等の給電装置を、給電コネクター5がその電波を受信可能な範囲に配置しておけば、給電コネクター5を放射線撮影装置1に取り付けておくだけで、放射線撮影装置1に電力を供給することができる。
図5は、給電コネクター5の要部構成を示すブロック図である。図5に示すように、給電コネクター5には、コネクター部51、固定部52、識別情報記憶部53、受電部54を備えて構成されている。
コネクター部51は、放射線撮影装置1のコネクター部39と接続し、受電部54からの電力を放射線撮影装置1に供給する。また、コネクター部51は、放射線撮影装置1のコネクター部39とデータ通信が可能であり、例えば、コネクター部39に接続されると、識別情報記憶部53記憶されている、給電コネクター5を識別するためのコネクターID等を含むコネクター接続信号等を送信する。
固定部52は、コネクター部51又はその近傍に設けられ、放射線撮影装置1に給電コネクター5を固定するための磁石や、ビスなどにより構成されている。
受電部54は、受電回路54aと受電アンテナ54bを有し、無線電波方式で非接触により図示しないトランスミッター等の外部から送信される電力を受電して、コネクター部51に出力する。受電部54は、例えば、図5に示すように、コネクター部51が設けられている筐体55内に設けられている。これにより、放射線撮影装置1に給電コネクター5全体を密着させて取り付けることができるため、給電コネクター5を取り付けた放射線撮影装置1の取り扱いがしやすくなる。
このように、給電コネクター5は、外部から非接触により受電可能であり、給電コネクター5を放射線撮影装置1に接続することにより、給電コネクター5から放射線撮影装置1に受電した電力が供給されるので、放射線撮影装置1に給電コネクター5を取り付けておくことで、放射線撮影装置1の内部に非接触による受電回路を設けることなく、また、有線ケーブルに接続しなくても、常時充電することが可能となる。すなわち、放射線撮影装置1や撮影台に大幅な改造を加えることなく、取り扱いの自由度が制限されることなく、常時充電を行うことが可能となる。また、常時充電可能となることにより、バッテリー24の容量を小さくすることができるため、放射線撮影装置1のコストや重量を抑えることができる。さらに、複数枚の放射線撮影装置1のそれぞれに給電コネクター5を取り付けておけば、電波の届く範囲で複数枚の同時充電も可能となるので、作業効率を向上させることができる。
[放射線撮影装置1の動作]
次に、放射線撮影装置1の動作について説明する。
コネクター部39においてコネクター接続信号が受信されると、制御部22は、コネクター部39を介して接続された外部機器の識別情報を取得し、接続された外部機器が電力を供給可能な機器である場合、ROMに記憶されているプログラムとの協働により、図6に示す制御処理を実行する。制御処理では、接続された外部機器に応じてセンサーパネルSPの電力状態や充電回路25の充電状態を制御する。以下、制御処理について説明する。
まず、制御部22は、接続された外部機器の給電能力が大きいか否かを判断する(ステップS1)。
例えば、制御部22は、コネクター部39を介して通信により接続された外部機器の識別情報に基づいて、接続された機器を特定して給電能力が大きいか否か(所定の供給電力より大きいか否か)を判断する。または、接続された機器からの入力電圧に基づいて、接続された機器や給電能力を判断してもよい。本実施形態では、例えば、制御部22は、接続された機器が給電コネクター5である場合、給電能力が小さいと判断する。有線ケーブル6である場合、給電能力が大きいと判断する。
接続された機器の給電能力が大きいと判断した場合(ステップS1;YES)、制御部22は、ステップS2〜S11の制御を行う。
まず、制御部22は、省電力モードをOFFにする(ステップS2)。
給電能力が大きい場合、充分な電力がセンサーパネルSPに供給可能であるため、センサーパネルSPを省電力モードにする必要はなく、省電力モードをOFFにする。
次いで、バッテリー24の電圧を確認する(ステップS3)。
バッテリー24の電圧が予め定められた基準値以下ではない(基準値を超えている)と判断した場合(ステップS4;NO)、制御部22は、充電回路25によるバッテリー24の充電を終了し(ステップS9)、ステップS3に戻る。
一方、バッテリー24の電圧が予め定められた基準値以下であると判断した場合(ステップS4;YES)、制御部22は、充電回路25によりバッテリー24を充電させる(ステップS5)。
次いで、制御部22は、現在の動作状態が撮影準備状態であるか否かを判断する(ステップS6)。
撮影準備状態ではないと判断した場合(ステップS6;NO)、制御部22は、通常の充電を続行し(ステップS7)、バッテリー24の電圧が予め定められた基準値を超えたか否かを判断する(ステップS8)。
バッテリー24の電圧が予め定められた基準値を超えていないと判断した場合(ステップS8;NO)、制御部22は、ステップS5に戻る。
バッテリー24の電圧が予め定められた基準値を超えたと判断した場合(ステップS8;YES)、制御部22は、充電を終了し(ステップS9)、ステップS3に戻る。
撮影準備状態であると判断した場合(ステップS6;YES)、制御部22は、充電回路25を制御して充電を停止するか、又は電流制限を行う(ステップS10)。
電流制限の手法としては、例えば、充電回路25を制御して充電量を減らす。又は、例えば、外部機器に対し、供給電力を減らすことを指示する信号として、例えば撮影開始信号を受信したら給電を減らすような制御プログラムを搭載しておき、制御部22は、撮影開始時にコネクター部39を介して外部機器に撮影開始信号を送信し、外部機器においてコネクター部51から供給する電力を減少させることとしてもよい。
このように、撮影中は充電回路25による充電を減らすことで、回路からのノイズが減少するため、画像へのノイズの影響を抑えることができる。
撮影が完了すると(ステップS11)、制御部22は、ステップS5に戻り、充電回路25によりバッテリー24の充電を行う。制御部22は、コネクター部39から外部機器が取り外されるまで、ステップS3〜S11を繰り返し実行する。
一方、ステップS1において、接続された機器の給電能力が小さいと判断した場合(ステップS1;NO)、制御部22は、ステップS12〜S23の制御を行う。
まず、省電力モードをONにする(ステップS12)。
給電能力が小さい場合、撮影準備状態となるまでの間、なるべく消費電力を抑えるため、センサーパネルSPを省電力モードにする。
次いで、バッテリー24の電圧を確認する(ステップS13)。
バッテリー24の電圧が予め定められた基準値以下ではない(基準値を超えている)と判断した場合(ステップS14;NO)、制御部22は、充電回路25によるバッテリー24の充電を終了し(ステップS19)、ステップS13に戻る。
一方、バッテリー24の電圧が予め定められた基準値以下であると判断した場合(ステップS14;YES)、制御部22は、充電回路25によりバッテリー24を充電させる(ステップS15)。
次いで、制御部22は、現在の動作状態が撮影準備状態であるか否かを判断する(ステップS16)。
撮影準備状態ではないと判断した場合(ステップS16;NO)、制御部22は、通常の充電を続行し(ステップS17)、バッテリー24の電圧が予め定められた基準値を超えたか否かを判断する(ステップS18)。
バッテリー24の電圧が予め定められた基準値を超えていないと判断した場合(ステップS18;NO)、制御部22は、ステップS15に戻る。
バッテリー24の電圧が予め定められた基準値を超えたと判断した場合(ステップS18;YES)、制御部22は、充電を終了し(ステップS19)、ステップS13に戻る。
撮影準備状態であると判断した場合(ステップS16;YES)、制御部22は、省電力モードをOFFにし(ステップS20)、充電回路25を制御して充電を停止するか、又は電流制限を行う(ステップS21)。
電流制限の手法としては、例えば、充電回路25を制御して充電量を減らすか、又は、例えば、給電コネクター5が接続されている場合には、コネクター部39を介して給電コネクター5に撮影開始信号を送信し、コネクター部51から供給する電力を減少させる。
このように、撮影中は充電回路25による充電を減らすことで、回路からのノイズが減少するため、画像へのノイズの影響を抑えることができる。
撮影が完了すると(ステップS22)、制御部22は、省電力モードをONにし(ステップS23)、ステップS15に戻り、充電回路25によりバッテリー24の充電を行う。
制御部22は、コネクター部39から外部機器が取り外されるまで、ステップS13〜S23を繰り返し実行する。
上記制御処理では、給電能力の小さい外部機器が接続された場合は省電力モードに移行するが、給電能力の大きい外部機器が接続された場合には、省電力モードに移行しない等、コネクター部39に接続された外部機器に応じてセンサーパネルSPの電力状態や充電回路25による充電状態を制御するため、不要なモード切り替え動作によるロスタイムなく撮影を行うことが可能となる。
(変形例)
上記実施形態では、給電コネクター5は、コネクター部51と同一の筐体55に受電部54が設けられている場合を例にとり説明したが、コネクター部51が備えられている筐体55の外部に受電部54が備えられている構成としてもよい。
例えば、図7に示す給電コネクター5Aのように、コネクター部51が備えられている筐体55の外部に、給電ケーブル部56を介して受電部54が備えられている構成としてもよい。これにより、金属等の遮蔽物に多く囲まれていても、受電部54を外に出すことで受電することが可能となる。図8に、放射線撮影装置1に給電コネクター5Aを取り付けた様子を示す。
以上説明したように、放射線撮影装置1は、外部から非接触により電力を受電可能な受電部54を有する給電コネクター5を接続可能なコネクター部39と、給電コネクター5をコネクター部39に固定させるための固定部41と、コネクター部39に接続された給電コネクター5から供給される電力から充電を行う充電回路25と、充電回路25により充電された電力を用いて動作するセンサーパネルSPと、を備える。
したがって、給電コネクター5を取り付けておくことで、放射線撮影装置1の内部に非接触による受電回路を設けることなく、また、有線ケーブルに接続しなくても、放射線撮影装置1を常時充電することができる。すなわち、放射線撮影装置1や撮影台に大幅な改造を加えることなく、取り扱いの自由度が制限されることなく、常時充電を行うことが可能となる。また、常時充電可能となることにより、バッテリー24の容量を小さくすることができるため、放射線撮影装置1のコストや重量を抑えることができる。さらに、複数枚の放射線撮影装置1のそれぞれに給電コネクター5を取り付けておけば、電波の届く範囲で複数枚の同時充電も可能となるので、作業効率を向上させることができる。
また、コネクター部39は、当該コネクター部39に接続された外部機器とデータ通信が可能に構成されているので、同じコネクター部39を用いて外部機器と通信を行うことが可能となる。例えばセンサーパネルSPで撮影された画像データ等を外部機器に送信することが可能となる。
また、放射線撮影装置1の制御部22は、コネクター部39に接続された外部機器を特定し、接続された外部機器に応じて、センサーパネルSPの電力状態及び充電回路25による充電状態を制御する。したがって、給電コネクター5、有線ケーブル、クレードル等の、コネクター部39に接続された外部機器に応じて、最適な電力状態、充電状態で動作することが可能となる。例えば、接続された外部機器が給電コネクター5であるのか、有線ケーブルであるのか等に応じて、省電力モードの切り替え等のロスタイムなく撮影を行うことが可能となる。
また、制御部22は、撮影時に充電回路25による充電を停止又は制限することで、ノイズ発生を低減させ、画像への影響を抑えることができる。
あるいは、制御部は、撮影開始時に、外部機器に供給電力を減らすことを指示する信号を送信することにより、外部機器に放射線撮影装置1に供給する電力を減少させるようにすることで、ノイズ発生を低減させ、画像への影響を抑えることができる。
また、給電コネクター5は、外部から非接触により電力を受電可能な受電部54と、外部機器と接続するためのコネクター部51と、を備え、受電部54により受電した電力をコネクター部51に接続された外部機器に供給する。
したがって、非接触による受電機能のない放射線撮影装置1に取り付けることで、放射線撮影装置1を非接触で充電させることが可能となる。
例えば、受電部54をコネクター部51と同じ筐体内に設けた構成とすることで、放射線撮影装置1に給電コネクター5全体を密着させて取り付けることができるため、給電コネクター5を取り付けた放射線撮影装置1の取り扱いがしやすくなる。
また、例えば、受電部54は、コネクター部51が設けられている筐体55の外部に設けられている構成とすることで、金属等の遮蔽物に多く囲まれていても、受電部54を外に出すことで受電することが可能となる。
なお、上記実施形態における記述は、本発明に係る放射線撮影装置及び給電コネクターの好適な一例であり、これに限定されるものではない。
また、放射線撮影装置及び給電コネクターを構成する各部の細部構成及び細部動作に関しても本発明の趣旨を逸脱することのない範囲で適宜変更可能である。
1 放射線撮影装置
22 制御部
24 バッテリー
25 充電回路
39 コネクター部
SP センサーパネル
5 給電コネクター
51 コネクター部
52 固定部
53 識別情報記憶部
54 受電部
54a 受電回路
54b 受電アンテナ
55 筐体
56 給電ケーブル部

Claims (8)

  1. 外部から非接触により電力を受電可能な受電部を有する給電コネクターを接続可能なコネクター部と、
    前記給電コネクターを前記コネクター部に固定させるための固定部と、
    前記コネクター部に接続された給電コネクターから供給される電力から充電を行う充電回路と、
    前記充電回路により充電された電力を用いて動作する放射線検出部と、
    を備える放射線撮影装置。
  2. 前記コネクター部は、当該コネクター部に接続された外部機器とデータ通信が可能に構成されている請求項1に記載の放射線撮影装置。
  3. 接続された外部機器から電力を受けることが可能なコネクター部と、
    前記コネクター部に接続された外部機器から供給される電力から充電を行う充電回路と、
    前記充電回路により充電された電力を用いて動作する放射線検出部と、
    前記コネクター部に接続された外部機器を特定し、前記接続された外部機器に応じて、前記放射線検出部の電力状態及び前記充電回路による充電状態を制御する制御部と、
    を備える放射線撮影装置。
  4. 前記制御部は、撮影時に前記充電回路による充電を停止又は制限する請求項3に記載の放射線撮影装置。
  5. 前記制御部は、撮影開始時に、前記外部機器に供給電力を減らすことを指示する信号を送信することにより、前記外部機器に前記放射線撮影装置に供給する電力を減少させる請求項3に記載の放射線撮影装置。
  6. 外部から非接触により電力を受電可能な受電部と、
    外部機器と接続するためのコネクター部と、
    を備え、
    前記受電部により受電した電力を前記コネクター部に接続された外部機器に供給する給電コネクター。
  7. 前記受電部は、前記コネクター部と同じ筐体内に設けられている請求項6に記載の給電コネクター。
  8. 前記受電部は、前記コネクター部が設けられている筐体の外部に設けられている請求項6に記載の給電コネクター。
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