JP2010014531A - 電子機器システム及び画像情報取得方法 - Google Patents

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Abstract

【課題】画像情報により示される画像の概略を迅速に把握することができる電子機器システム及び画像情報取得方法を提供する。
【解決手段】送信要求を受信し、かつ送信要求を受信した際に受信した送信要求及び本画像情報に基づいて、送信要求に応じた画像情報を送信するレーザ光通信装置42を有する電子カセッテ12と、電子カセッテ12の二次電池36の電力に応じた画像情報の送信要求を電子カセッテ12に送信し、かつレーザ光通信装置42から送信された画像情報を受信するレーザ光通信装置48を有するクレードル14と、を備え、本画像情報が送信可能か否かを判定すると共に、確認用画像情報が送信可能か否かを判定し、レーザ光通信装置42の送信対象及び送信手順、並びに二次電池36の充電手順を決定する。
【選択図】図5

Description

本発明は、電子機器システム及び画像情報取得方法に関する。
近年、TFT(Thin Film Transistor)アクティブマトリクス基板上にX線感応層を配置し、X線を直接デジタルデータに変換できるFPD(Flat Panel Detector)が実用化されており、このFPD等を用いて照射された放射線により表わされる放射線画像を示す画像情報を生成し、生成した画像情報を記憶する可搬型放射線画像変換装置(以下、「電子カセッテ」ともいう。)が実用化されている。
電子カセッテは、一般に、携帯性を向上させるために二次電池を備えている。以下の特許文献1〜3には、電子カセッテを含む携帯型の撮影装置に設けられた二次電池に充電用の電力を供給することに関する技術が開示されている。
ところで、この種の撮影装置では、撮影して得られた画像情報をユーザが通信により取得することができるものが知られている。
特開2002−248095号公報 特開2005−303390号公報 特開2007−28302号公報
しかしながら、特許文献1〜3の技術では、ユーザが撮影装置で撮影して得られた画像情報の全てを通信により取得する場合、撮影装置の二次電池に蓄えられている電力が不足していると画像情報の全てを通信により取得することができないことがあり、そのために二次電池への蓄電が終了するまで待っていては、画像情報により示される画像の細部まで把握できなくても画像の概略だけでも早く把握したいというユーザの要求に応えることができない、という問題点があった。
本発明は上記問題点を解決するために成されたものであり、画像情報により示される画像の概略を迅速に把握することができる電子機器システム及び画像情報取得方法を提供することを目的とする。
上記目的を達成するために、請求項1に記載の電子機器システムは、画像情報を記憶した記憶手段、信号を受信する第1の受信手段、当該第1の受信手段が信号を受信した際に受信した信号及び前記記憶手段に記憶された画像情報に基づいて、当該信号に応じた画像情報を送信する第1の送信手段、及び駆動用の電力を蓄電する蓄電手段を有する電子機器と、前記記憶手段に記憶された画像情報のうちの前記蓄電手段に蓄電されている電力に応じた画像情報に対応する信号を前記電子機器に送信する第2の送信手段、前記第1の送信手段から送信された画像情報を受信する第2の受信手段、前記蓄電手段に蓄電されている電力により、前記記憶手段に記憶された画像情報が送信可能か否かを判定すると共に、当該画像情報に対して圧縮又は情報間引きを行った確認用画像情報が送信可能か否かを判定する判定手段、当該判定手段での判定結果に基づいて、前記第1の送信手段の送信対象及び送信手順、並びに前記蓄電手段の充電手順を決定する決定手段、及び前記決定手段により決定された送信対象及び送信手順に基づいて前記信号に応じた画像情報が送信され、かつ前記決定手段により決定された充電手順に基づいて前記蓄電手段が充電されるように制御を行う制御手段を有する画像情報取得装置と、を備えている。
請求項1に記載の電子機器システムによれば、電子機器では、記憶手段に画像情報が記憶され、第1の受信手段により信号が受信され、第1の送信手段により第1の受信手段が信号を受信した際に受信した信号及び記憶手段に記憶された画像情報に基づいて、当該信号に応じた画像情報が送信され、蓄電手段に駆動用の電力が蓄電される。なお、上記蓄電手段には、ニッケル水素電池、ニッケル・カドミウム電池、リチウム・イオン電池などの二次電池の他にキャパシタなどの繰り返し充電可能な全てのものが含まれる。
一方、画像情報取得装置では、第2の送信手段により、記憶手段に記憶された画像情報のうちの蓄電手段に蓄電されている電力に応じた画像情報に対応する信号が電子機器に送信され、第2の受信手段により、第1の送信手段から送信された画像情報が受信され、判定手段によって、蓄電手段に蓄電されている電力により、記憶手段に記憶された画像情報が送信可能か否かが判定されると共に、当該画像情報に対して圧縮又は情報間引きを行った確認用画像情報が送信可能か否かが判定され、決定手段により、当該判定手段での判定結果に基づいて、第1の送信手段の送信対象及び送信手順、並びに蓄電手段の充電手順が決定され、制御手段により、決定手段により決定された送信手順に基づいて前記信号に応じた画像情報が送信され、かつ決定手段により決定された充電手順に基づいて蓄電手段が充電されるように制御が行われる。
このように、本発明の電子機器システムによれば、蓄電手段に蓄電されている電力により、送信対象及び送信手順、並びに充電手順が決定され、決定された送信対象及び送信手順、並びに充電手順に基づいて、画像情報が送信され、蓄電手段が充電されるので、画像情報により示される画像の概略を迅速に把握することができる。
なお、請求項1に記載の電子機器システムは、請求項2に記載の発明のように、前記制御手段が、前記蓄電手段に蓄電されている電力が前記記憶手段に記憶された画像情報を送信することが可能な電力未満でかつ前記確認用画像情報を送信することが可能な電力以上の場合に、当該確認用画像情報を送信するための信号が前記電子機器に送信されるように前記第2の送信手段を制御するものとしても良い。これにより、蓄電手段に蓄電されている電力が記憶手段に記憶された画像情報を送信することが可能な電力未満でかつ確認用画像情報を送信することが可能な電力以上であれば、確認用画像情報を取得することができるので、画像情報により示される画像の概略を迅速に把握することができる。
また、請求項1又は請求項2記載の電子機器システムは、請求項3に記載の発明ように、外部から供給されたエネルギーを電気エネルギーに変換して前記蓄電手段に供給するエネルギー受給手段を前記電子機器に設け、前記電子機器にエネルギーを供給するエネルギー供給手段を前記画像情報取得装置に設けたものとしても良い。これにより、画像情報取得装置にて、画像情報を取得することができると共に、蓄電手段を充電することができる。
また、請求項3記載の電子機器システムは、請求項4記載の発明のように、前記エネルギー供給手段が、前記第2の受信手段が前記信号に応じた画像情報の受信を完了した場合に前記電子機器にエネルギーを供給するものとしても良い。これにより、蓄電手段を充電してから画像情報を取得する場合よりも、画像情報により示される画像の概略を早く把握することができる。
また、請求項3又は請求項4記載の電子機器システムは、請求項5記載の発明のように、前記エネルギー供給手段が、前記蓄電手段に蓄電されている電力が前記記憶手段に記憶された画像情報を送信することが可能な電力未満の場合に、当該画像情報を送信する上で必要最低限の電力が蓄電されるように前記電子機器にエネルギーを供給するものとしても良い。これにより、記憶手段に記憶された画像情報をより早く取得することができる。
また、請求項3〜請求項5の何れか1項に記載の電子機器システムは、請求項6記載の発明のように、前記エネルギー供給手段が、前記第2の受信手段が前記記憶手段に記憶された画像情報の受信を完了した場合に前記蓄電手段への蓄電が終了するまで前記電子機器へのエネルギーの供給を継続するものとしても良い。これにより、蓄電手段への蓄電が終了してから画像情報を取得する場合よりも早く画像情報を取得することができる。
また、請求項1〜請求項6の何れか1項に記載の電子機器システムは、請求項7記載の発明のように、前記制御手段が、前記蓄電手段に蓄電されている電力が前記記憶手段に記憶された画像情報を送信することが可能な電力以上の場合に、当該画像情報を送信するための信号が前記電子機器に送信されるように前記第2の送信手段を制御するものとしても良い。これにより、過不足のない画像情報を迅速に取得することができる。
また、請求項1〜請求項7の何れか1項に記載の電子機器システムは、請求項8記載の発明のように、前記第2の受信手段が受信した画像情報を少なくとも一時的に記憶する記憶手段を前記画像情報取得装置に設けたものとしても良い。これにより、ユーザにとっての利便性を向上させることができる。
一方、上記目的を達成するために、請求項9記載の電子機器システムは、駆動用の電力を蓄電する蓄電手段、画像情報を記憶した記憶手段、当該記憶手段に記憶された画像情報のうちの前記蓄電手段に蓄電されている電力に応じた画像情報を送信する送信手段、前記蓄電手段に蓄電されている電力により、前記記憶手段に記憶された画像情報が送信可能か否かを判定すると共に、当該画像情報に対して圧縮又は情報間引きを行った確認用画像情報が送信可能か否かを判定する判定手段、当該判定手段での判定結果に基づいて、前記送信手段の送信対象及び送信手順、並びに前記蓄電手段の充電手順を決定する決定手段、及び前記決定手段により決定された送信対象及び送信手順に基づいて前記蓄電手段に蓄電されている電力に応じた画像情報が送信され、かつ前記決定手段により決定された充電手順に基づいて前記蓄電手段が充電されるように制御を行う制御手段を有する電子機器と、前記送信手段から送信された画像情報を受信する受信手段を有する画像情報取得装置と、を備えている。
請求項9記載の電子機器システムによれば、蓄電手段に駆動用の電力が蓄電され、記憶手段に画像情報が記憶され、送信手段により、記憶手段に記憶された画像情報のうちの蓄電手段に蓄電されている電力に応じた画像情報が送信され、判定手段によって、蓄電手段に蓄電されている電力により、記憶手段に記憶された画像情報が送信可能か否かが判定されると共に、当該画像情報に対して圧縮又は情報間引きを行った確認用画像情報が送信可能か否かが判定され、決定手段により、判定手段での判定結果に基づいて、送信手段の送信対象及び送信手順、並びに蓄電手段の充電手順が決定され、制御手段によって、決定手段により決定された送信対象及び送信手順に基づいて蓄電手段に蓄電されている電力に応じた画像情報が送信され、かつ決定手段により決定された充電手順に基づいて蓄電手段が充電されるように制御が行われる。なお、上記蓄電手段には、ニッケル水素電池、ニッケル・カドミウム電池、リチウム・イオン電池などの二次電池の他にキャパシタなどの繰り返し充電可能な全てのものが含まれる。
一方、画像情報取得装置では、受信手段により、送信手段から送信された画像情報が受信される。
このように、本発明の電子機器システムによれば、蓄電手段に蓄電されている電力により、送信対象及び送信手順、並びに充電手順が決定され、決定された送信対象及び送信手順、並びに充電手順に基づいて、画像情報が送信され、蓄電手段が充電されるので、画像情報により示される画像の概略を迅速に把握することができる。
なお、請求項9記載の電子機器システムは、請求項10記載の発明のように、前記制御手段が、前記蓄電手段に蓄電されている電力が前記記憶手段に記憶された画像情報を送信することが可能な電力未満でかつ前記確認用画像情報を送信することが可能な電力以上の場合に、当該確認用画像情報が送信されるように前記送信手段を制御するものとしても良い。これにより、蓄電手段に蓄電されている電力が記憶手段に記憶された画像情報を送信することが可能な電力未満でかつ確認用画像情報を送信することが可能な電力以上であれば、確認用画像情報を取得することができるので、画像情報により示される画像の概略を迅速に把握することができる。
また、請求項9又は請求項10記載の電子機器システムは、請求項11記載の発明のように、外部から供給されたエネルギーを電気エネルギーに変換して前記蓄電手段に供給するエネルギー受給手段を前記電子機器に設け、前記電子機器にエネルギーを供給するエネルギー供給手段を前記画像情報取得装置に設けたものとしても良い。これにより、画像情報取得装置にて、画像情報を取得することができると共に、蓄電手段を充電することができる。
また、請求項11記載の電子機器システムは、請求項12記載の発明のように、前記エネルギー供給手段が、前記受信手段が前記蓄電手段に蓄電されている電力に応じた画像情報の受信を完了した場合に前記電子機器にエネルギーを供給するものとしても良い。これにより、蓄電手段を充電してから画像情報を取得する場合よりも、画像情報により示される画像の概略を早く把握することができる。
また、請求項11又は請求項12記載の電子機器システムは、請求項13記載の発明のように、前記エネルギー供給手段が、前記蓄電手段に蓄電されている電力が前記記憶手段に記憶された画像情報を送信することが可能な電力未満の場合に、当該画像情報を送信する上で必要最低限の電力が蓄電されるように前記電子機器にエネルギーを供給するものとしても良い。これにより、記憶手段に記憶された画像情報をより早く取得することができる。
また、請求項11〜請求項13の何れか1項に記載の電子機器システムは、請求項14記載の発明のように、前記エネルギー供給手段が、前記受信手段が前記記憶手段に記憶された画像情報の受信を完了した場合に前記蓄電手段への蓄電が終了するまで前記電子機器へのエネルギーの供給を継続するものとしても良い。これにより、蓄電手段への蓄電が終了してから画像情報を取得する場合よりも早く画像情報を取得することができる。
また、請求項9〜請求項14の何れか1項に記載の電子機器システムは、請求項15記載の発明のように、前記制御手段が、前記蓄電手段に蓄電されている電力が前記記憶手段に記憶された画像情報を送信することが可能な電力以上の場合に、当該画像情報が送信されるように前記送信手段を制御するものとしても良い。これにより、過不足のない画像情報を迅速に取得することができる。
また、請求項9〜請求項15の何れか1項に記載の電子機器システムは、請求項16記載の発明のように、前記受信手段が受信した画像情報を少なくとも一時的に記憶する記憶手段を前記画像情報取得装置に設けたものとしても良い。これにより、ユーザにとっての利便性を向上させることができる。
また、請求項1〜請求項16の何れか1項に記載の電子機器システムは、請求項17記載の発明のように、前記電子機器が、前記蓄電手段に蓄電されている電力を使用して、照射された放射線により表わされる放射線画像を示す画像情報を生成する可搬型放射線画像変換装置であるものとしても良い。これにより、画像情報により示される放射線画像の概略を迅速に把握することができる。
一方、上記目的を達成するために、請求項18に記載の画像情報取得方法は、画像情報を記憶した記憶手段、信号を受信する受信手段、当該受信手段が信号を受信した際に受信した信号及び前記記憶手段に記憶された画像情報に基づいて、当該信号に応じた画像情報を送信する送信手段、及び駆動用の電力を蓄電する蓄電手段を有する電子機器から画像情報を取得する画像情報取得方法であって、前記記憶手段に記憶された画像情報のうちの前記蓄電手段に蓄電されている電力に応じた画像情報に対応する信号を前記電子機器に送信し、前記送信手段から送信された画像情報を受信することにより画像情報を取得し、前記蓄電手段に蓄電されている電力により、前記記憶手段に記憶された画像情報が送信可能か否かを判定すると共に、当該画像情報に対して圧縮又は情報間引きを行った確認用画像情報が送信可能か否かを判定し、判定結果に基づいて、前記送信手段の送信対象及び送信手順、並びに前記蓄電手段の充電手順を決定し、決定された送信手順に基づいて前記信号に応じた画像情報が送信され、かつ決定された充電手順に基づいて前記蓄電手段が充電されるように制御を行うものである。
従って、請求項18記載の画像情報取得方法によれば、請求項1に記載の電子機器システムと同様に作用するので、当該電子機器システムと同様の効果を得ることができる。
なお、請求項18に記載の画像情報取得方法は、請求項19に記載の発明のように、前記蓄電手段に蓄電されている電力が前記記憶手段に記憶された画像情報を送信することが可能な電力未満でかつ前記確認用画像情報を送信することが可能な電力以上の場合に、当該確認用画像情報を送信するための信号を前記電子機器に送信するものとしても良い。
従って、請求項19記載の画像情報取得方法によれば、請求項2に記載の電子機器システムと同様に作用するので、当該電子機器システムと同様の効果を得ることができる。
また、請求項18又は請求項19に記載の画像情報取得方法は、請求項20に記載の発明のように、前記蓄電手段に蓄電されている電力が前記記憶手段に記憶された画像情報を送信することが可能な電力未満の場合に、当該画像情報を送信する上で必要最小限の電力が蓄電されるように前記電子機器に外部からエネルギーを供給するものとしても良い。
従って、請求項20記載の画像情報取得方法によれば、請求項5に記載の電子機器システムと同様に作用するので、当該電子機器システムと同様の効果を得ることができる。
本発明によれば、画像情報により示される画像の概略を迅速に把握することができる、という効果が得られる。
以下、図面を参照して本発明を実施するための最良の形態について詳細に説明する。
〔第1の実施形態〕
先ず、本第1の実施形態に係る充電システム10の構成について説明する。図1には、本第1の実施形態に係る充電システム10の斜視図が示されている。
同図に示されるように、充電システム10は、電子機器としての電子カセッテ12と、電子カセッテ12の充電を行う給電装置としての機能を有し、かつ電子カセッテ12から画像情報を取得する画像情報取得装置としての機能を有するクレードル14と、を含んで構成されている。
電子カセッテ12は、放射線画像を撮像する撮像プレート26と、撮像プレート26で撮像した放射線画像を示す画像情報を記憶する画像メモリ28と、を備えており、これらは密閉されるように矩形平板状の筐体16によって被覆されている。なお、筐体16は、X線等の放射線が透過可能な材料で構成されている。
筐体16の上端面の中央部には、両端が当該上端面に固着された半環状の把持部18が設けられている。この把持部18は、ユーザが指を掛けることで把持することができる構造となっており、磁気エネルギーが透過可能な材料で構成されている。
なお、本第1の実施形態に係る電子カセッテ12では、筐体16の上端面に把持部18を設けているが、これに限らず、例えば、筐体16の端部にユーザが指を掛けることで把持することができる大きさの貫通孔を形成し、筐体16の当該貫通孔とその近傍を把持部とする形態等としても良い。
一方、クレードル14は、矩形平板状の本体部20と、本体部20の前面から当該前面に対して略直交する方向に突出した突出部22と、を含んで構成されている。クレードル14は、本体部20の背面(突出部22が設けられている面とは反対側の面)が壁などに固着されて使用される。
突出部22は、把持部18を掛けることが可能な構造となっており、先端部が電子カセッテ12の脱落を防止するように斜め上方に屈曲している。なお、突出部22は、磁気エネルギーが透過可能な材料で構成されている。
突出部22には、把持部18が掛けられた際の当該把持部18との接触面に対応する形状とされた凹部24が複数形成されている。なお、本第1の実施形態に係るクレードル14では、突出部22に凹部24が3つ形成されているが、凹部24は、突出部22の把持部18を掛けることが可能な位置に形成されていれば突出部22にいくつ形成されていても良い。また、本第1の実施形態に係るクレードル14では、凹部24の両側面の各々が底面から略垂直に立ち上がっているが、これに限らず、例えば、凹部24の両側面の各々が斜め上方を臨むようにテーパ状に形成されていている形態、側面視半円状に形成されている形態等、凹部24の形状は把持部18が掛けられた際の当該把持部18との接触面に対応する形状とされたものであれば如何なる形状としても良い。
図2には、本第1の実施形態に係る電子カセッテ12の使用方法が模式的に示されている。
同図に示されるように、電子カセッテ12は、放射線画像の撮像時に、放射線を発生する放射線発生部30と間隔を空けて配置される。放射線発生部30と電子カセッテ12の撮像面32との間には被写体34が位置し、放射線画像の撮像が指示されると、放射線発生部30は予め定められた放射線量の放射線を射出する。放射線発生部30から射出された放射線は、被写体34を透過することで画像情報を担持した後に電子カセッテ12の撮像面30に照射され、当該画像情報により示される画像が放射線画像として撮像プレート26に撮像される。
図3には、本第1の実施形態に係る電子カセッテ12の透視図が示されている。
同図に示されるように、電子カセッテ12は、各部に駆動用の電力を供給する二次電池36と、磁気エネルギーを電気エネルギーに変換するコイルユニット38と、を備えている。コイルユニット38は、電磁誘導による電力が誘起されるように環状のフェライトコア及び巻き線によって形成されており、把持部18を突出部22に掛けた際に突出部22を取り囲むように把持部18及び筐体16に収納されている。コイルユニット38は二次電池36に電気的に接続されており、コイルユニット38によって誘起された電力は二次電池36へ供給される。
また、電子カセッテ12は、無線LANを利用してクレードル14との間で通信を行うための無線通信用アンテナ40と、クレードル14との間で近赤外レーザ光(以下、単に「レーザ光」という。)による通信を行うためのレーザ光通信装置42と、を備えている。
なお、本第1の実施形態に係る充電システム10では、無線LANとしてWiFi(Wireless Fidelity)を適用している。
無線通信用アンテナ40は、把持部18の上面に外部に露呈するように設けられている。また、レーザ光通信装置42は、把持部18が凹部24に嵌合された際に突出部22の下面(凹部24が形成されている面の反対側の面)に対向するように筐体16の上端面に設けられている。
図4には、本第1の実施形態に係る充電システム10の要部の側面視断面図が示されている。
同図に示されるように、クレードル14は、交流電圧が印加されることにより交番磁界を発生して磁気エネルギーを電子カセッテ12のコイルユニット38に供給する電磁石44を備えている。電磁石44は、クレードル14に収納されており、突出部22の基端部から先端部にかけて延設されている。なお、本第1の実施形態では、電磁石44の磁芯が突出部22の基端部から先端部にかけて延設されているが、これに限らず、電磁石44を構成している巻き線も含めて突出部22の基端部から先端部にかけて延設されていても良い。
また、クレードル14は、無線LANを利用して電子カセッテ12との間で通信を行うための無線通信用アンテナ46を備えている。無線通信用アンテナ46は、把持部18を突出部22に掛けた際に電子カセッテ12の無線通信用アンテナ40と通信可能になるように本体部20の前面に無線通信用アンテナ40を斜め下に臨むように設けられている。
更に、クレードル14は、電子カセッテ12との間でレーザ光による通信を行うためのレーザ光通信装置48を備えている。レーザ光通信装置48は、突出部22に設けられており、突出部22の下面における凹部24が設けられている位置の直下に配置されている。従って、把持部18が凹部24に嵌合されると、レーザ光通信装置48は、電子カセッテ12のレーザ光通信装置42と対向し、電子カセッテ12とクレードル14との間でレーザ光による通信が可能な状態となる。
図5には、本第1の実施形態に係る充電システム10の電気系のブロック図が示されている。
同図に示されるように、電子カセッテ12の撮像プレート26は、TFTアクティブマトリクス基板50上に、放射線を吸収して電荷に変換する光電変換層が積層されて構成されている。光電変換層は例えばセレンを主成分(例えば含有率50%以上)とする非晶質のa−Se(アモルファスセレン)から成り、放射線が照射されると、照射された放射線量に応じた電荷量の電荷(電子−正孔の対)を内部で発生することで、照射された放射線を電荷へ変換する。なお、撮像プレート26は、アモルファスセレンのような放射線Xを直接的に電荷に変換するX線-電荷変換材料の代わりに、蛍光体材料と光電変換素子(フォトダイオード)を用いて間接的に電荷に変換しても良い。蛍光体材料としては、ガドリニウム硫酸化物(GOS)やヨウ化セシウム(CsI)が良く知られている。この場合、蛍光材料によってX線−光変換を行い、光電変換素子のフォトダイオードによって光−電荷変換を行なう。
また、TFTアクティブマトリクス基板50上には、光電変換層で発生された電荷を蓄積する蓄積容量52と、蓄積容量52に蓄積された電荷を読み出すためのTFT54を備えた画素部56(図5では個々の画素部56に対応する光電変換層を光電変換部58として模式的に示している)がマトリクス状に複数個配置されており、電子カセッテ12への放射線の照射に伴って光電変換層で発生された電荷は、個々の画素部56の蓄積容量52に蓄積される。これにより、電子カセッテ12に照射された放射線に担持されていた画像情報は電荷情報へ変換されてTFTアクティブマトリクス基板50に保持される。
また、TFTアクティブマトリクス基板50には、一定方向(行方向)に延設され個々の画素部56のTFT54をオンオフさせるための複数本のゲート配線60と、ゲート配線60と直交する方向(列方向)に延設されオンされたTFT54を介して蓄積容量52から蓄積電荷を読み出すための複数本のデータ配線62が設けられている。個々のゲート配線60はゲート線ドライバ64に接続されており、個々のデータ配線62は信号処理部66に接続されている。個々の画素部56の蓄積容量52に電荷が蓄積されると、個々の画素部56のTFT54は、ゲート線ドライバ64からゲート配線60を介して供給される信号により行単位で順にオンされ、TFT54がオンされた画素部56の蓄積容量52に蓄積されている電荷は、電荷信号としてデータ配線62を介して信号処理部66に入力される。従って、個々の画素部56の蓄積容量52に蓄積されている電荷は行単位で順に読み出される。
図示は省略するが、信号処理部66は、個々のデータ配線62毎に設けられた増幅器及びサンプルホールド回路を備えており、個々のデータ配線62を伝送された電荷信号は増幅器で増幅された後にサンプルホールド回路に保持される。また、サンプルホールド回路の出力側にはマルチプレクサ、A/D変換器が順に接続されており、個々のサンプルホールド回路に保持された電荷信号はマルチプレクサに順に(シリアルに)入力され、A/D変換器によってデジタルの画像情報へ変換される。信号処理部66には画像メモリ28が接続されており、信号処理部66のA/D変換器から出力された画像情報は画像メモリ28に順に記憶される。画像メモリ28は複数フレーム分の画像情報を記憶可能な記憶容量を有しており、放射線画像の撮像が行われる毎に、撮像によって得られた画像情報が画像メモリ28に順次記憶される。
レーザ光通信装置42は、レーザ光を射出するLD(レーザダイオード)70と、外部から入射されたレーザ光を検出するPD(フォトダイオード)72と、を含んで構成されている。
LD70は変調部74を介して通信制御部76に接続されている。通信制御部76は、マイクロコンピュータによって実現され、クレードル14への情報の送信時に、送信対象の情報を変調部74へ出力すると共に、LD70から射出するレーザ光の強度を変調部74へ指示する。変調部74は、LD70から射出されるレーザ光を入力された送信対象の情報に応じて所定の変調方式で変調すると共に、LD70から射出されるレーザ光の強度が指示された強度に一致するようにLD70の駆動を制御する。これにより、LD70からは、送信対象の情報に応じて変調されたレーザ光が、通信制御部76から指示された強度で射出される。
また、PD72は、復調部78を介して通信制御部76に接続されている。復調部78は、外部からのレーザ光がPD72で受光され、レーザ光の受光量に応じた受光量信号がPD72から入力されると、入力された受光量信号に基づいて、受光されたレーザ光が担持している情報(通信相手の装置から送信された情報)を所定の復調方式で復調し、復調した情報を通信制御部76へ出力する。
電子カセッテ12は、無線通信部80を含んで構成されている。無線通信用アンテナ40は無線通信部80を介して通信制御部76に接続されている。通信制御部76は、クレードル14への情報の送信時に、送信対象の情報を無線通信部80に出力する。無線通信部80は、通信制御部76から入力された送信対象の情報を無線通信用アンテナ40を介してクレードル14へ無線で送信する。
無線通信部80は、外部からの電波が無線通信用アンテナ40で受信され、当該電波に応じた信号が無線通信用アンテナ40から入力されると、入力された信号に基づいて、受信された電波が担持している情報を通信制御部76へ出力する。
また、電子カセッテ12は、装置の電源スイッチが切られても保持しなければならない各種情報を記憶するNVM(Non Volatile Memory:不揮発性メモリ)82を含んで構成されている。通信制御部76はNVM82に接続されており、NVM82への情報の書き込み、及びNVM82からの情報の読み出しを行うことができる。
これに対し、クレードル14は、クレードル14全体の動作を司るCPU(中央処理装置)84と、DC(直流)/AC(交流)コンバータ86と、DC電源88と、を含んで構成されている。CPU84には、DC/ACコンバータ86が接続されており、DC/ACコンバータ86の駆動はCPU84によって制御される。
また、DC/ACコンバータ86のDC電力の入力端にはDC電源88が接続されており、DC/ACコンバータ86はCPU84の制御下で、DC電源88から供給された直流の電力を交流の電力に変換する役割を有している。
更に、DC/ACコンバータ86とDC電源88の負電極との間には、この位置において流れる電流(以下、「充電電流」という。)の大きさを検出する電流検出部90が介在されており、電流検出部90における検出した充電電流の大きさを示す信号を出力する出力端はCPU84に接続されている。従って、CPU84は、必要に応じて充電電流の大きさを把握することができる。
また、クレードル14は、NVM92を含んで構成されている。CPU84はNVM92に接続されており、NVM92への情報の書き込み、及びNVM92からの情報の読み出しを行うことができる。
また、クレードル14は、外部インタフェース96を含んで構成されている。外部インタフェース96は、パーソナル・コンピュータ(以下、「PC」という。)94に接続され、PC94との間で各種情報を送受信するためのものである。CPU84は外部インタフェース96に接続されており、PC94との外部インタフェース96を介した各種情報の送受信を行うことができる。
レーザ光通信装置48は、レーザ光を射出するLD98と、外部から入射されたレーザ光を検出するPD100と、を含んで構成されている。
LD98は、変調部102を介してCPU84に接続されている。CPU84は、電子カセッテ12への情報の送信時に、送信対象の情報を変調部102へ出力すると共に、LD98から射出するレーザ光の強度を変調部102へ指示する。変調部102は、LD98から射出されるレーザ光を入力された送信対象の情報に応じて所定の変調方式で変調すると共に、LD98から射出されるレーザ光の強度が指示された強度に一致するようにLD98の駆動を制御する。これにより、LD98からは、送信対象の情報に応じて変調されたレーザ光が、CPU84から指示された強度で射出される。
また、PD100は、復調部104を介してCPU84に接続されている。復調部104は、外部からのレーザ光がPD100で受光され、レーザ光の受光量に応じた受光量信号がPD100から入力されると、入力された受光量信号に基づいて、受光されたレーザ光が担持している情報(通信相手の装置から送信された情報)を所定の復調方式で復調し、復調した情報をCPU84へ出力する。
電子カセッテ12は、無線通信部106を含んで構成されている。無線通信用アンテナ46は無線通信部106を介してCPU84に接続されている。CPU84は、電子カセッテ12への情報の送信時に、送信対象の情報を無線通信部106に出力する。無線通信部106は、CPU84から入力された送信対象の情報を無線通信用アンテナ46を介して電子カセッテ12へ無線で送信する。
無線通信部106は、外部からの電波が無線通信用アンテナ46で受信され、当該電波に応じた信号が無線通信用アンテナ46から入力されると、入力された信号に基づいて、受信された電波が担持している情報をCPU84へ出力する。
次に、本第1の実施形態に係る充電システム10の作用として、先ず、図6を参照して、クレードル14の作用を説明する。なお、図6は、電子カセッテ12の把持部18がクレードル14の凹部24に嵌合された際にクレードル14のCPU84により実行されるクレードル処理プログラムの処理の流れを示すフローチャートであり、当該プログラムはNVM92の所定領域に予め記憶されている。
なお、本第1の実施形態に係る充電システム10では、電子カセッテ12の把持部18がクレードル14の凹部24に嵌合されたか否かを、凹部24の底の把持部18が当接する位置に設けられたマイクロスイッチ(図示省略)がオン状態となったか否かを判定することにより検知しているが、これに限らず、例えば、凹部24の側壁にフォトセンサを設け、当該フォトセンサの光が遮られた否かを判定することにより電子カセッテ12の把持部18がクレードル14の凹部24に嵌合されたか否かを検知する等といった形態とすることもできる。
同図のステップ200では、DC/ACコンバータ86の発振を開始することにより、二次電池36を高速かつ安全に充電することのできる上限の電圧として予め定められた基準電圧の電力を電子カセッテ12のコイルユニット38に対して誘起させることのできる交流電圧の印加を開始する。
本第1の実施形態に係る充電システム10では、上記ステップ200の処理によって電磁石44に印加された交流電圧に応じてコイルユニット38によって交番電力が誘起され、二次電池36に供給される。
次のステップ202では、電子カセッテ12に対して、当該電子カセッテ12との間で正常な通信を行うことができるか否かを判定するための予め定められた情報の送信を要求することを示す所定情報送信要求情報を送信する。ステップ202にて所定情報送信要求情報を送信することにより、後述するように電子カセッテ12から予め定められた情報が送信される。そこで、次のステップ204では、電子カセッテ12から送信される予め定められた情報の受信待ちを行う。
なお、本第1の実施形態に係る充電システム10では、レーザ光通信装置42,48により電子カセッテ12とクレードル14との間で情報の授受を行っているが、これに限らず、無線通信用アンテナ40,46により電子カセッテ12とクレードル14との間で情報の授受を行っても良い。また、本第1の実施形態に係る充電システム10では、PC94を介してクレードル14に入力されるユーザからの指示に応じてレーザ光通信を行うか、無線LAN通信を行うかが決定される。
ステップ206では、上記ステップ204で受信した情報に対するビットエラーレート(BER)が良好か否かを判定し、肯定判定となった場合にはステップ208へ移行し、電子カセッテ12に対して、画像メモリ28に記憶されている全ての画像情報(以下、「本画像情報」という。)の送信を要求することを示す本画像送信要求情報を送信する。
ステップ208にて本画像送信要求情報を送信することにより、後述するように電子カセッテ12から本画像情報が送信される。そこで、次のステップ210では、電子カセッテ12から送信される本画像情報の受信待ちを行う。本画像情報の受信が終了すると、上記ステップ210の処理が肯定判定となってステップ234へ移行する。なお、CPU84は、受信した本画像情報をNVM92に記憶する。
一方、ステップ206において否定判定となった場合には、ステップ212へ移行し、二次電池36の電力の残量が第1所定値以上かつ第2所定値未満であるか否かを判定し、肯定判定となった場合にはステップ214へ移行する。
なお、上記第1所定値は、画像メモリ28に記憶されている全ての画像情報のうちの一部を間引いた画像情報、すなわち、ユーザが画像を見て撮像が正しく行われたか否かを確認することができるだけの画像情報(以下、「確認用画像情報」という。)を送信することができるだけの電力に相当する値であり、上記第2所定値は、本画像情報を送信することができるだけの電力に相当する値である。
また、本第1の実施形態に係る充電システム10では、上記ステップ212の処理を実行するに当り、クレードル14が電子カセッテ12に対して二次電池36の電力の残量を示す電力残量情報の送信を要求することを示す情報を送信する。これに応じて、電子カセッテ12は電力残量情報をクレードル14に送信する。そして、クレードル14は、電子カセッテ12から送信された電力残量情報を受信し、電力残量情報により示される二次電池36の電力の残量が上記第1所定値以上かつ上記第2所定値未満であるか否かを判定する。
ステップ214では、DC/ACコンバータ86の発振を停止し、次のステップ216では、電子カセッテ12に対して、確認用画像情報の送信を要求することを示す確認用画像送信要求情報を送信する。
ステップ216にて確認用画像送信要求情報を送信することにより、後述するように電子カセッテ12から確認用画像情報が送信される。そこで、次のステップ218では、電子カセッテ12から送信される確認用画像情報の受信待ちを行う。確認用画像情報の受信が終了すると、上記ステップ218の処理が肯定判定となってステップ220へ移行する。なお、CPU84は、受信した確認用画像情報をNVM92に記憶する。
ステップ220では、上記ステップ200と同様の処理を実行し、次のステップ222にて、電流検出部90から入力された信号により示される充電電流の大きさが、本画像情報を送信することができるだけの電力が充電されたときの充電電流の大きさとして予め定められた閾値以上となるまで待機し、その後にステップ226へ移行する。
一方、ステップ212において否定判定となった場合には、ステップ224へ移行し、二次電池36の電力の残量が上記第1所定値未満であるか否かを判定し、肯定判定となった場合にはステップ222へ移行する一方、否定判定となった場合にはステップ226へ移行する。
ステップ226では、DC/ACコンバータ86の発振を停止し、次のステップ228にて、電子カセッテ12に対して本画像送信要求情報を送信する。
ステップ228にて本画像送信要求情報を送信することにより、後述するように電子カセッテ12から本画像情報が送信される。そこで、次のステップ230では、電子カセッテ12から送信される本画像情報の受信待ちを行う。本画像情報の受信が終了すると、上記ステップ230の処理が肯定判定となってステップ232へ移行する。
ステップ232では、上記ステップ200と同様の処理を実行し、次のステップ234にて、電流検出部90から入力された信号により示される充電電流の大きさが、二次電池36の充電完了時の充電電流の大きさとして予め定められた閾値以上となるまで待機し、次のステップ236にて、DC/ACコンバータ86の発振を停止した後、本クレードル処理プログラムを終了する。
次に、クレードル14との間で通信する際の電子カセッテ12の作用を説明する。なお、図7は、所定期間(一例として1秒)毎に通信制御部76により実行される電子カセッテ処理プログラムの処理の流れを示すフローチャートであり、当該プログラムはNVM82の所定領域に予め記憶されている。
同図のステップ250では、前述したクレードル処理プログラムの上記ステップ202の処理によりクレードル14に対して送信させた所定情報送信要求情報の受信待ちを行う。
次のステップ252では、クレードル14に対して、前述した所定情報を送信し、次のステップ254にて、前述したクレードル処理プログラムの上記ステップ208又は上記ステップ228の処理によりクレードル14に対して送信させた本画像送信要求情報を受信したか否かを判定し、否定判定となった場合にはステップ256へ移行し、上記ステップ216の処理によりクレードル14に対して送信させた確認用画像送信要求情報を受信したか否かを判定し、否定判定となった場合にはステップ254へ戻る一方、肯定判定となった場合にはステップ258へ移行する。
ステップ258では、クレードル14に対して、前述した確認用画像情報を送信する。
一方、ステップ254にて肯定判定となった場合にはステップ260へ移行し、クレードル14に対して、前述した本画像情報を送信した後、本電子カセッテ処理プログラムを終了する。
以上詳細に説明したように、本第1の実施形態に係る充電システム10では、画像情報を記憶した画像メモリ28、送信要求(信号)を受信し、かつ送信要求を受信した際に受信した送信要求及び本画像情報に基づいて、送信要求に応じた画像情報を送信するレーザ光通信装置42、及び駆動用の電力を蓄電する二次電池36を有する電子カセッテ12と、画像メモリ28に記憶された画像情報のうちの二次電池36に蓄電されている電力に応じた画像情報の送信要求を電子カセッテ12に送信し、かつレーザ光通信装置42から送信された画像情報を受信するレーザ光通信装置48、及び、二次電池36に蓄電されている電力により、本画像情報が送信可能か否かを判定すると共に、確認用画像情報が送信可能か否かを判定し、かつ、判定結果に基づいて、レーザ光通信装置42の送信対象及び送信手順、並びに二次電池36の充電手順を決定し、かつ、決定された送信対象及び送信手順に基づいて送信要求に応じた画像情報が送信され、決定された充電手順に基づいて二次電池36が充電されるように制御を行うCPU84を有するクレードル14と、を備えており、二次電池36に蓄電されている電力により、送信対象及び送信手順、並びに充電手順が決定され、決定された送信対象及び送信手順、並びに充電手順に基づいて、画像情報が送信され、二次電池36が充電されるので、画像情報により示される放射線画像の概略を迅速に把握することができる。
また、本第1の実施形態に係る充電システム10では、CPU84が、二次電池36に蓄電されている電力が本画像情報を送信することが可能な電力未満でかつ確認用画像情報を送信することが可能な電力以上の場合に、当該確認用画像送信要求情報が電子カセッテ12に送信されるようにレーザ光通信装置48を制御しているので、二次電池36に蓄電されている電力が本画像情報を送信することが可能な電力未満でかつ確認用画像情報を送信することが可能な電力以上であれば、確認用画像情報を取得することができるので、放射線画像の概略を迅速に把握することができる。
また、本第1の実施形態に係る充電システム10では、外部から供給されたエネルギーを電気エネルギーに変換して二次電池36に供給するコイルユニット38を電子カセッテ12に設け、電子カセッテ12にエネルギーを供給する電磁石44をクレードル14に設けているので、クレードル14にて、画像情報を取得することができると共に、二次電池36を充電することができる。
また、本第1の実施形態に係る充電システム10では、電磁石44が、レーザ光通信装置48が送信要求に応じた画像情報の受信を完了した場合に電子カセッテ12にエネルギーを供給することにより、画像情報の受信が完了してから二次電池36が充電されるので、二次電池36を充電してから画像情報を取得する場合よりも、画像情報により示される画像の概略を早く把握することができる。
また、本第1の実施形態に係る充電システム10では、電磁石44が、二次電池36に蓄電されている電力が本画像情報を送信することが可能な電力未満の場合に、当該本画像情報を送信する上で必要最低限の電力が蓄電されるように電子カセッテ12にエネルギーを供給するものとしても良い。これにより、本画像情報をより早く取得することができる。
また、本第1の実施形態に係る充電システム10では、電磁石44が、レーザ光通信装置48が本画像情報の受信を完了した場合に二次電池36への蓄電が終了するまで電子カセッテ12へのエネルギーの供給を継続しているので、二次電池36への蓄電が終了してから本画像情報を取得する場合よりも早く本画像情報を取得することができる。
また、本第1の実施形態に係る充電システム10では、CPU84が、二次電池36に蓄電されている電力が本画像情報を送信することが可能な電力以上の場合に、本画像送信要求情報が前記電子機器に送信されるようにレーザ光通信装置48を制御しているので、本画像情報を迅速に取得することができる。
また、本第1の実施形態に係る充電システム10では、クレードル14に、レーザ光通信装置48が受信した画像情報を少なくとも一時的に記憶するNVM92を設けているので、ユーザにとっての利便性を向上させることができる。
〔第2の実施形態〕
上記第1の実施形態では、電子カセッテ12がクレードル14から得た磁気エネルギーを電気エネルギーに変換し、当該電気エネルギーを二次電池36に供給する場合の形態例を挙げて説明したが、本第2の実施形態では、光エネルギーを電気エネルギーに変換し、当該電気エネルギーを二次電池36に供給する場合の形態例について説明する。
先ず、図8を参照して、本第2の実施形態に係る充電システム10Bの構成を説明する。なお、本第2の実施形態に係る充電システム10Bにおいて、図1〜図5と同一の構成要素には図1〜図5と同一の符号を付して、その説明を省略する。
同図に示されるように、充電システム10Bは、電子カセッテ12Bと、電子カセッテ12Bの充電を行うクレードル14Bと、を含んで構成されている。
本第2の実施形態に係る電子カセッテ12Bは、上記第1の実施形態で説明した電子カセッテ12と比較して、コイルユニット38が除かれている点、レーザ光通信装置42に代えてPD300が設けられている点が異なっており、本第2の実施形態に係るクレードル14Bは、上記第1の実施形態で説明したクレードル14と比較して、電磁石44が除かれている点、レーザ光通信装置48に代えてLD302が設けられている点が異なっている。
図9には、本第2の実施形態に係る充電システム10Bの電気系のブロック図が示されている。
同図に示されるように、電子カセッテ12Bは、撮像プレート26、画像メモリ28、二次電池36、無線通信用アンテナ40、通信制御部76、無線通信部80、NVM82及びPD300を含んで構成されている。
一方、クレードル14Bは、無線通信用アンテナ46、CPU84、DC電源88、NVM92、外部インタフェース96、無線通信部106、LD302及びドライバ304を含んで構成されている。ドライバ304は、CPU84及びDC電源88に接続されており、CPU84の制御下で、LD302の駆動を制御している。
次に、図10を参照して、本第2の実施形態に係る充電システム10Bにおけるクレードル14Bの作用を説明する。なお、図10は、電子カセッテ12Bの把持部18がクレードル14Bの凹部24に嵌合された際にクレードル14BのCPU84により実行されるクレードル処理プログラムの処理の流れを示すフローチャートであり、当該プログラムはNVM92の所定領域に予め記憶されている。また、図10における図6に示されるプログラムと同一の処理を行うステップについては図6と同一のステップ番号を付して、その説明を省略する。また、本第2の実施形態に係る充電システム10Bでは、無線通信用アンテナ40,46により電子カセッテ12Bとクレードル14Bとの間で情報の授受を行うものとする。
同図のステップ200B,220B,232Bでは、ドライバ304の駆動を開始することにより、LD302によるレーザ光の射出を開始する。LD302から射出されたレーザ光はPD300によって電力に変換され、当該電力が二次電池36に供給される。
ステップ214B,226B,236Bでは、ドライバ304の駆動を停止することにより、LD302によるレーザ光の射出を停止する。
ステップ222Bでは、本画像情報を送信することができるだけの電力が充電されるまで待機する。なお、本第2の実施形態に係るクレードル14Bでは、本ステップ222Bの処理として、無線LAN通信により電子カセッテ12Bにおける二次電池36の電力の残量を示す情報を取得し、当該情報により示される二次電池36の電力の残量が本画像情報を送信することができるだけのものであるか否かを判定する処理を適用しているが、これに限らず、他の方法を用いて二次電池36の電力の残量が本画像情報を送信することができるだけのものであるか否かを判定するようにしても良い。
ステップ234Bでは、二次電池36の充電が完了するまで待機する。なお、本第2の実施形態に係るクレードル14Bでは、本ステップ234Bの処理として、無線LAN通信により電子カセッテ12Bにおける二次電池36の充電が完了したか否かを示す情報を取得し、当該情報により示される内容に基づいて二次電池36の充電が完了したか否かを判定する処理を適用しているが、これに限らず、他の方法を用いて二次電池36の充電が完了したか否かを判定するようにしても良い。
なお、本第2の実施形態に係る充電システム10Bにおける電子カセッテ12Bの作用は上記第1の実施形態の充電システム10における電子カセッテ12の作用と同様であるので、説明は省略する。
以上詳細に説明したように、本第2の実施形態に係る充電システム10Bでは、PD300が、受給した光エネルギーを電気エネルギーとして二次電池36に供給しているので、密閉性を損なうことなく電子カセッテ12Bの二次電池36を充電することができる。
〔第3の実施形態〕
本第3の実施形態では、マイクロ波エネルギーを電気エネルギーに変換し、当該電気エネルギーを二次電池36に供給する場合の形態例について説明する。
先ず、図11を参照して、本第3の実施形態に係る充電システム10Cの構成を説明する。なお、本第3の実施形態に係る充電システム10Cにおいて、図1〜図5と同一の構成要素には図1〜図5と同一の符号を付して、その説明を省略する。
同図に示されるように、充電システム10Cは、電子カセッテ12Cと、電子カセッテ12Cの充電を行うクレードル14Cとを含んで構成されている。
本第3の実施形態に係る電子カセッテ12Cは、上記第1の実施形態で説明した電子カセッテ12と比較して、コイルユニット38が除かれている点、無線通信用アンテナ40に代えてマイクロ波を受信するマイクロ波受信用アンテナ400が設けられている点が異なっており、本第3の実施形態に係るクレードル14Cは、上記第1の実施形態で説明したクレードル14と比較して、電磁石44が除かれている点、無線通信用アンテナ46に代えてマイクロ波を発振するマイクロ波発振器402が設けられている点が異なっている。
なお、マイクロ波発振器402は、電子カセッテ12Cの把持部18が突出部22に掛けられた際の電子カセッテ12Cのマイクロ波アンテナ400がマイクロ波エネルギーを受給できるものとして定められた位置に設けられている。
図12には、本第3の実施形態に係る充電システム10Cの電気系のブロック図が示されている。
同図に示されるように、電子カセッテ12Cは、撮像プレート26、画像メモリ28、二次電池36、レーザ光通信装置42、変調部74、通信制御部76、復調部78、NVM82、マイクロ波受信用アンテナ400及びマイクロ波−直流変換回路404を含んで構成されている。
マイクロ波受信用アンテナ400は、マイクロ波−直流変換回路404を介して二次電池36に接続されている。マイクロ波−直流変換回路404は、マイクロ波エネルギーを電気エネルギーに変換し、当該電気エネルギーを二次電池36に供給する。すなわち、マイクロ波受信用アンテナ400で受信したマイクロ波を整流して直流電力に変換し、当該直流電力を二次電池36に供給する。
一方、クレードル14Cは、レーザ光通信装置48、DC電源88、変調部102、復調部104、CPU84、NVM92、外部インタフェース96、マイクロ波発振器402及びドライバ406を含んで構成されている。ドライバ406は、CPU84及びDC電源88に接続されており、CPU84の制御下で、マイクロ波発振器402の発振を制御している。
次に、図13を参照して、本第3の実施形態に係る充電システム10Cにおけるクレードル14Cの作用を説明する。なお、図13は、電子カセッテ12Cの把持部18がクレードル14Cの凹部24に嵌合された際にクレードル14CのCPU84により実行されるクレードル処理プログラムの処理の流れを示すフローチャートであり、当該プログラムはNVM92の所定領域に予め記憶されている。また、図13における図6に示されるプログラムと同一の処理を行うステップについては図6と同一のステップ番号を付して、その説明を省略する。また、本第3の実施形態に係る充電システム10Cでは、レーザ光通信装置42,48により電子カセッテ12Cとクレードル14Cとの間で情報の授受を行うものとする。
同図のステップ200C,220C,232Cでは、ドライバ406の駆動を開始することにより、マイクロ波発振器402によるマイクロ波の発振を開始する。マイクロ波発振器402により発振されたマイクロ波はマイクロ波受信用アンテナ400で受信され、マイクロ波−直流変換回路404によって電力に変換され、当該電力が二次電池36に供給される。
ステップ214C,226C,236Cでは、ドライバ406の駆動を停止することにより、マイクロ波発振器402によるマイクロ波の発振を停止する。
ステップ222Cでは、本画像情報を送信することができるだけの電力が充電されるまで待機する。なお、本第3の実施形態に係るクレードル14Cでは、本ステップ222Cの処理として、レーザ光通信により電子カセッテ12Cにおける二次電池36の電力の残量を示す情報を取得し、当該情報により示される二次電池36の電力の残量が本画像情報を送信することができるだけのものであるか否かを判定する処理を適用しているが、これに限らず、他の方法を用いて二次電池36の電力の残量が本画像情報を送信することができるだけのものであるか否かを判定するようにしても良い。
ステップ234Cでは、二次電池36の充電が完了するまで待機する。なお、本第3の実施形態に係るクレードル14Cでは、本ステップ234Cの処理として、レーザ光通信により電子カセッテ12Cにおける二次電池36の充電が完了したか否かを示す情報を取得し、当該情報により示される内容に基づいて二次電池36の充電が完了したか否かを判定する処理を適用しているが、これに限らず、他の方法を用いて二次電池36の充電が完了したか否かを判定するようにしても良い。
なお、本第3の実施形態に係る充電システム10Cにおける電子カセッテ12Cの作用は上記第1の実施形態の充電システム10における電子カセッテ12の作用と同様であるので、説明は省略する。
以上詳細に説明したように、本第3の実施形態に係る充電システム10Cでは、マイクロ波受信用アンテナ400及びマイクロ波−直流変換回路404が、受給したマイクロ波エネルギーを電気エネルギーとして二次電池36に供給しているので、密閉性を損なうことなく電子カセッテ12Cの二次電池を充電することができる。
〔第4の実施形態〕
次に本発明の第4の実施形態について説明する。
先ず、図14を参照して、本第4の実施形態に係る充電システム10Dの構成を説明する。なお、本第4の実施形態に係る充電システム10Dにおいて、図1〜図5と同一の構成要素には図1〜図5と同一の符号を付して、その説明を省略する。
図14は、本第4の実施形態に係る充電システム10Dの電気系の構成を示すブロック図である。
同図に示されるように、本第4の実施形態に係る充電システム10Dは、上記第1の実施形態で説明した充電システム10と比較して、電子カセッテ12に代えて電子カセッテ12Dを適用している点のみが異なっている。
本第4の実施形態に係る電子カセッテ12Dは、上記第1の実施形態で説明した電子カセッテ12と比較して、CPU37A,ROM(Read Only Memory)37B、及びRAM(Random Access Memory)37Cが加えられている点のみが異なっている。
CPU37Aは、電子カセッテ12D全体の動作を司るものである。ROM37Bは、電子カセッテ12Dの作動を制御する制御プログラム、後述する電子カセッテ処理プログラムや各種パラメータ等を予め記憶する記憶手段として機能するものである。RAM37Cは、各種プログラムの実行時のワークエリア等として用いられるものである。
CPU37Aには、画像メモリ28、ROM37B、RAM37C及び通信制御部76が接続されている。従って、CPU37Aは、画像メモリ28、ROM37B及びRAM37Cへのアクセスと、通信制御部76の作動の制御と、を各々行うことができる。
次に、本第4の実施形態に係る充電システム10の作用として、先ず、図15を参照して、電子カセッテ12Dの作用を説明する。なお、図15は、電子カセッテ12Dの把持部18がクレードル14の凹部24に嵌合され、二次電池36への充電が開始された際に電子カセッテ12DのCPU37Aにより実行される電子カセッテ処理プログラムの処理の流れを示すフローチャートであり、当該プログラムはROM37Bの所定領域に予め記憶されている。
同図のステップ500では、二次電池36の電力の残量が上記第1所定値以上かつ上記第2所定値未満であるか否かを判定し、肯定判定となった場合にはステップ502へ移行する。
ステップ502では、クレードル14に対して、電磁石44への交流電圧の印加の停止を要求することを示す電圧印加停止要求情報を送信する。これにより、後述するようにクレードル14では、DC/ACコンバータ86の発振が停止される。
次のステップ504では、二次電池36への充電が停止されるまで待機し、充電が停止されるとステップ506へ移行し、クレードル14に対して確認用画像情報を送信し、ステップ508へ移行する。
ステップ508では、クレードル14に対して、電磁石44への交流電圧の印加の開始を要求することを示す電圧印加開始要求情報を送信する。これにより、後述するようにクレードル14では、DC/ACコンバータ86の発振が開始される。
次のステップ510では、二次電池36に本画像情報を送信することができるだけの電力が充電されるまで待機し、その後、ステップ514へ移行する。
一方、ステップ500において否定判定となった場合にはステップ512へ移行し、二次電池36の電力の残量が上記第1所定値未満であるか否かを判定し、肯定判定となった場合にはステップ510へ移行する一方、否定判定となった場合にはステップ514へ移行する。
ステップ514では、クレードル14に対して、電圧印加停止要求情報を送信する。これにより、後述するようにクレードル14では、DC/ACコンバータ86の発振が停止される。
次のステップ516では、二次電池36への充電が停止されるまで待機し、充電が停止されるとステップ518へ移行し、クレードル14に対して本画像情報を送信し、ステップ520へ移行する。
ステップ520では、クレードル14に対して、電圧印加開始要求情報を送信した後、本電子カセッテ処理プログラムを終了する。
図16を参照して、本第4の実施形態に係るクレードル14の作用を説明する。なお、図16は、電子カセッテ12Dの把持部18がクレードル14の凹部24に嵌合された際にクレードル14のCPU84により実行されるクレードル処理プログラムの処理の流れを示すフローチャートであり、当該プログラムはNVM92の所定領域に予め記憶されている。
同図のステップ550では、DC/ACコンバータ86の発振を開始することにより、二次電池36を高速かつ安全に充電することのできる上限の電圧として予め定められた基準電圧の電力を電子カセッテ12Dのコイルユニット38に対して誘起させることのできる交流電圧の印加を開始する。
次のステップ552では、前述した電子カセッテ処理プログラムの上記ステップ502又は上記ステップ514の処理によりクレードル14に対して送信させた電圧印加停止要求情報の受信待ちを行う。
次のステップ554では、DC/ACコンバータ86の発振を停止した後、ステップ556へ移行し、電子カセッテ12Dから送信された画像情報の受信待ちを行い、画像情報を受信するとステップ558へ移行する。なお、CPU84は、受信した画像情報をNVM92に記憶する。
ステップ558では、上記ステップ556で受信した画像情報が本画像情報であるか否かを判定し、否定判定となった場合には上記ステップ556で受信した画像情報が確認用画像情報であると判断し、ステップ560へ移行する。
ステップ560では、前述した電子カセッテ処理プログラムの上記ステップ508の処理によりクレードル14に対して送信させた電圧印加開始要求情報の受信待ちを行う。
次のステップ562では、上記ステップ550と同様の処理を実行した後、ステップ552へ戻る。
一方、ステップ558において肯定判定となった場合には、ステップ564へ移行し、前述した電子カセッテ処理プログラムの上記ステップ520の処理によりクレードル14に対して送信させた電圧印加開始要求情報の受信待ちを行う。
次のステップ566では、上記ステップ550と同様の処理を実行した後、ステップ568へ移行し、電流検出部90から入力された信号により示される充電電流の大きさが、二次電池36の充電完了時の充電電流の大きさとして予め定められた閾値以上となるまで待機し、次のステップ570にて、上記ステップ554と同様の処理を実行した後、本クレードル処理プログラムを終了する。
以上詳細に説明したように、本第4の実施形態に係る充電システム10Dでは、駆動用の電力を蓄電する二次電池36、画像情報を記憶した画像メモリ28、当該画像メモリ28に記憶された画像情報のうちの二次電池36に蓄電されている電力に応じた画像情報を送信するレーザ光通信装置42、及び、二次電池36に蓄電されている電力により、本画像情報が送信可能か否かを判定すると共に、確認用画像情報が送信可能か否かを判定し、かつ、判定結果に基づいて、レーザ光通信装置42の送信対象及び送信手順、並びに二次電池36の充電手順を決定し、かつ、決定された送信対象及び送信手順に基づいて二次電池36に蓄電されている電力に応じた画像情報が送信され、決定された充電手順に基づいて前記二次電池36が充電されるように制御を行うCPU37Aを有する電子カセッテ12Dと、レーザ光通信装置42から送信された画像情報を受信するレーザ光通信装置48を有するクレードル14と、を備えており、二次電池36に蓄電されている電力により、送信対象及び送信手順、並びに充電手順が決定され、決定された送信対象及び送信手順、並びに充電手順に基づいて、画像情報が送信され、二次電池36が充電されるので、画像情報により示される放射線画像の概略を迅速に把握することができる。
また、本第4の実施形態に係る充電システム10Dでは、CPU37Aが、二次電池36に蓄電されている電力が本画像情報を送信することが可能な電力未満でかつ確認用画像情報を送信することが可能な電力以上の場合に、当該確認用画像情報が送信されるようにレーザ光通信装置42を制御しているので、二次電池36に蓄電されている電力が本画像情報を送信することが可能な電力未満でかつ確認用画像情報を送信することが可能な電力以上であれば、確認用画像情報を取得することができるので、画像情報により示される画像の概略を迅速に把握することができる。
また、本第4の実施形態に係る充電システム10Dでは、外部から供給されたエネルギーを電気エネルギーに変換して二次電池36に供給するコイルユニット38を電子カセッテ12Dに設け、電子カセッテ12Dにエネルギーを供給する電磁石44をクレードル14に設けているので、クレードル14にて、画像情報を取得することができると共に、二次電池36を充電することができる。
また、本第4の実施形態に係る充電システム10Dでは、電磁石44が、レーザ光通信装置48が二次電池36に蓄電されている電力に応じた画像情報の受信を完了した場合に電子カセッテ12Dにエネルギーを供給しているので、二次電池36を充電してから画像情報を取得する場合よりも、画像情報により示される画像の概略を早く把握することができる。
また、本第4の実施形態に係る充電システム10Dでは、電磁石44が、二次電池36に蓄電されている電力が本画像情報を送信することが可能な電力未満の場合に、当該本画像情報を送信する上で必要最低限の電力が蓄電されるように電子カセッテ12Dにエネルギーを供給しているので、本画像情報をより早く取得することができる。
また、本第4の実施形態に係る充電システム10Dでは、電磁石44が、レーザ光通信装置48が本画像情報の受信を完了した場合に二次電池36への蓄電が終了するまで電子カセッテ12Dへのエネルギーの供給を継続しているので、二次電池26への蓄電が終了してから画像情報を取得する場合よりも早く画像情報を取得することができる。
また、本第4の実施形態に係る充電システム10Dでは、CPU37Aが、二次電池36に蓄電されている電力が本画像情報を送信することが可能な電力以上の場合に、当該本画像情報が送信されるようにレーザ光通信装置42を制御しているので、本画像情報を迅速に取得することができる。
以上、本発明を上記各実施形態を用いて説明したが、本発明の技術的範囲は上記各実施形態に記載の範囲には限定されない。発明の主旨を逸脱しない範囲で上記各実施形態に多様な変更または改良を加えることができ、当該変更または改良を加えた形態も本発明の技術的範囲に含まれる。
また、上記各実施形態は、特許請求の範囲に記載された発明を限定するものではなく、また、上記各実施形態の中で説明されている特徴の組み合わせの全てが発明の解決手段に必須であるとは限らない。上記各実施形態には種々の段階の発明が含まれており、開示される複数の構成要件における状況に応じた組み合わせにより種々の発明を抽出できる。上記各実施形態に示される全構成要件から幾つかの構成要件が削除されても、効果が得られる限りにおいて、この幾つかの構成要件が削除された構成が発明として抽出され得る。
例えば、上記第1の実施形態では、電磁石44を、突出部22の基端部から先端部にかけて延設した場合の形態例を挙げて説明したが、本発明はこれに限定されるものではなく、図17に示されるように、電磁石44Bを複数の凹部24の各々に個別に設けるようにしても良い。この場合、複数の電子カセッテ12を容易に所定の充電位置に位置決めすることができる。
また、上記第1の実施形態では、クレードル14が電子カセッテ12に対して本画像送信要求情報や確認用画像送信要求情報を送信し、電子カセッテ12が当該送信要求情報に応じた画像情報をクレードル14に送信する場合の形態例を挙げて説明したが、本発明はこれに限定されるものではなく、電子カセッテ12がクレードル14に対して本画像情報又は確認用画像情報の送信の許諾を要求し、クレードル14が電子カセッテ12からの画像情報の送信を許諾した場合にはその旨を示す信号を電子カセッテ12に送信し、電子カセッテ12が当該信号を受信した際に画像情報を送信するようにしても良い。
また、上記第3の実施形態では、マイクロ波エネルギーを電気エネルギーに変換し、当該電気エネルギーを二次電池36に供給する場合の形態例を挙げて説明したが、本発明はこれに限定されるものではなく、マイクロ波以外の電磁波エネルギーを電気エネルギーに変換し、当該電気エネルギーを二次電池36に供給するようにしても良い。
また、上記第1の実施形態では、磁気エネルギーを電気エネルギーに変換し、当該電気エネルギーを二次電池36に供給する場合の形態例を挙げ、上記第2の実施形態では、光エネルギーを電気エネルギーに変換し、当該電気エネルギーを二次電池36に供給する場合の形態例を挙げ、上記第3の実施形態では、マイクロ波エネルギーを電気エネルギーに変換し、当該電気エネルギーを二次電池36に供給する場合の形態例を挙げて説明したが、本発明はこれに限定されるものではなく、クレードルから電子カセッテの二次電池36に電気エネルギーを直接供給するようにしても良い。この場合、突出部22にDC電源88に接続されたコンデンサの一方の電極を内設し、この電極に対峙するように把持部18に当該コンデンサの他方の電極を接地した状態で内設し、電極間で蓄えられた電荷が飽和状態となった際に放電することにより二次電池36に電力を供給する形態が例示できる。
また、上記各実施形態では、二次電池36に蓄電されている電力が確認用画像情報を送信することが可能な電力未満である場合に、本画像情報を送信することが可能な電力を二次電池36に蓄電してから本画像情報を送信する場合について説明したが、二次電池36に蓄電されている電力が確認用画像情報を送信することが可能な電力未満である場合に、確認用画像情報を送信することが可能な電力を二次電池36に蓄電してから確認用画像情報を送信するようにしても良い。例えば、図6において、ステップ224で肯定判定となった場合にステップ222へ移行せずに、電流検出部90から入力された信号により示される充電電流の大きさが、確認用画像情報を送信することができるだけの電力が充電されたときの充電電流の大きさとして予め定められた閾値以上となるまで待機し、その後、ステップ216へ移行する形態が例示できる。
この場合、二次電池36に蓄電されている電力が確認用画像情報を送信することが可能な電力未満であっても、とりあえず確認用画像情報を送信することが可能な電力だけを二次電池36に蓄電することにより、確認用画像情報を優先的に取得することが可能になるので、ユーザは電子カセッテ12の画像メモリ28に記憶されている画像情報により示される画像の概略を迅速に把握することができる。
また、上記各実施形態では、本発明を充電システム10に適用した場合の形態例を挙げて説明したが、本発明はこれに限定されるものではなく、携帯電話機やデジタルカメラ、PC等の画像情報を保持することができる電子機器と、当該電子機器から通信により画像情報を取得することができる画像情報取得装置とからなる電子機器システムに本発明を適用することも可能である。
また、上記各実施形態では、本発明の蓄電手段として二次電池36を適用した場合の形態例を挙げて説明したが、本発明はこれに限定されるものではなく、本発明の蓄電手段としてキャパシタを適用しても良い。この場合、二次電池36に比較して充電速度を速くすることができる。
なお、二次電池36に代えて燃料電池を適用しても良い。この場合、例えば、電子カセッテ12及びクレードル14を、電子カセッテ12の把持部18がクレードル14の突出部22の凹部24に嵌め込まれた際に、密閉性を保持しつつ、クレードル14から水素、アルコール、又はアンモニアが溶け込んだ水を電子カセッテ12の燃料電池に供給可能な構造とすると共に、燃料電池で生じた廃液を回収する廃液回収容器を電子カセッテ12の筐体16の下端面に着脱自在に設けるようにしても良い。
また、上記各実施形態では、確認用画像情報として、画像メモリ28に記憶されている画像情報のうちの一部を間引いた画像情報を適用したが、本発明はこれに限定されるものではなく、公知のデータ圧縮技術を利用して画像メモリ28に記憶されている画像情報を圧縮したものを確認用画像情報として適用しても良い。
また、上記各実施形態では、クレードル14が確認用画像情報を取得した後に本画像情報を取得する場合の形態例を挙げて説明したが、確認用画像情報を取得し、確認用画像情報と本画像情報との差分の画像情報を送信する上で必要とされる電力を二次電池36に充電した後、確認用画像情報と本画像情報との差分の画像情報を通信により取得して当該画像情報を確認用画像情報に付け足すことにより本画像情報を得るようにしても良い。この場合、確認用画像情報の取得を迅速に行うことができる上、その後の本画像情報の取得も迅速に行うことができる。
その他、上記各実施形態で説明した充電システム10,10B,10C,10Dの構成(図1〜図5、図8、図9、図11、図12及び図14を参照。)は一例であり、本発明の主旨を逸脱しない範囲内において状況に応じて変更可能であることは言うまでもない。
また、上記各実施形態では、レーザ光や無線LANを利用して通信を行う形態例に挙げて説明したが、本発明はこれに限定されるものではなく、IrDA、ブルートゥース(Bluetooth(登録商標))、UWB(Ultra Wide Band)、ミリ波通信等により無線通信を行うものとしても良い。
また、上記各実施形態で説明したプログラムの処理の流れ(図6、図7、図10、図13、図15及び図16を参照。)も一例であり、本発明の主旨を逸脱しない範囲内において不要なステップを削除したり、新たなステップを追加したり、処理順序を入れ替えたりすることができることは言うまでもない。
実施形態に係る充電システムの外観を示す斜視図である。 実施形態に係る電子カセッテの使用方法の説明に供する図である。 第1の実施形態に係る電子カセッテの要部構成を示す透視図である 第1の実施形態に係る充電システムの要部構成を示す側面視断面図である。 第1の実施形態に係る充電システムの電気系の構成を示すブロック図である。 第1の実施形態に係るクレードル処理プログラムの処理の流れを示すフローチャートである。 第1の実施形態に係る電子カセッテ処理プログラムの処理の流れを示すフローチャートである。 第2の実施形態に係る充電システムの要部構成を示す側面視断面図である。 第2の実施形態に係る充電システムの電気系の構成を示すブロック図である。 第2の実施形態に係るクレードル処理プログラムの処理の流れを示すフローチャートである。 第3の実施形態に係る充電システムの要部構成を示す側面視断面図である。 第3の実施形態に係る充電システムの電気系の構成を示すブロック図である。 第3の実施形態に係るクレードル処理プログラムの処理の流れを示すフローチャートである。 第4の実施形態に係る充電システムの電気系の構成を示すブロック図である。 第4の実施形態に係る電子カセッテ処理プログラムの処理の流れを示すフローチャートである。 第4の実施形態に係るクレードル処理プログラムの処理の流れを示すフローチャートである。 第1の実施形態に係る充電システムの他の形態例を示す側面視断面図である。
符号の説明
10,10B,10C,10D 充電システム
12,12B,12C,12D 電子カセッテ(電子機器)
14,14B,14C クレードル(画像情報取得装置)
28 画像メモリ(記憶手段)
36 二次電池(蓄電手段)
37A CPU(判定手段、決定手段、制御手段)
38 コイルユニット(エネルギー受給手段)
40 無線通信用アンテナ(第1の受信手段、第1の送信手段)
42 レーザ光通信装置(第1の受信手段、第1の送信手段、送信手段)
44 電磁石(エネルギー供給手段)
46 無線通信用アンテナ(第2の受信手段、第2の送信手段)
48 レーザ光通信装置(第2の受信手段、第2の送信手段、受信手段)
84 CPU(判定手段、決定手段、制御手段)
92 NVM(記憶手段)
300 PD(エネルギー受給手段)
302 LD(エネルギー供給手段)
400 マイクロ波受信用アンテナ(エネルギー受給手段)
402 マイクロ波発振器(エネルギー供給手段)
404 マイクロ波−直流変換回路(エネルギー受給手段)

Claims (20)

  1. 画像情報を記憶した記憶手段、信号を受信する第1の受信手段、当該第1の受信手段が信号を受信した際に受信した信号及び前記記憶手段に記憶された画像情報に基づいて、当該信号に応じた画像情報を送信する第1の送信手段、及び駆動用の電力を蓄電する蓄電手段を有する電子機器と、
    前記記憶手段に記憶された画像情報のうちの前記蓄電手段に蓄電されている電力に応じた画像情報に対応する信号を前記電子機器に送信する第2の送信手段、前記第1の送信手段から送信された画像情報を受信する第2の受信手段、前記蓄電手段に蓄電されている電力により、前記記憶手段に記憶された画像情報が送信可能か否かを判定すると共に、当該画像情報に対して圧縮又は情報間引きを行った確認用画像情報が送信可能か否かを判定する判定手段、当該判定手段での判定結果に基づいて、前記第1の送信手段の送信対象及び送信手順、並びに前記蓄電手段の充電手順を決定する決定手段、及び前記決定手段により決定された送信対象及び送信手順に基づいて前記信号に応じた画像情報が送信され、かつ前記決定手段により決定された充電手順に基づいて前記蓄電手段が充電されるように制御を行う制御手段を有する画像情報取得装置と、
    を備えた電子機器システム。
  2. 前記制御手段は、前記蓄電手段に蓄電されている電力が前記記憶手段に記憶された画像情報を送信することが可能な電力未満でかつ前記確認用画像情報を送信することが可能な電力以上の場合に、当該確認用画像情報を送信するための信号が前記電子機器に送信されるように前記第2の送信手段を制御する請求項1記載の電子機器システム。
  3. 外部から供給されたエネルギーを電気エネルギーに変換して前記蓄電手段に供給するエネルギー受給手段を前記電子機器に設け、前記電子機器にエネルギーを供給するエネルギー供給手段を前記画像情報取得装置に設けた請求項1又は請求項2記載の電子機器システム。
  4. 前記エネルギー供給手段は、前記第2の受信手段が前記信号に応じた画像情報の受信を完了した場合に前記電子機器にエネルギーを供給する請求項3記載の電子機器システム。
  5. 前記エネルギー供給手段は、前記蓄電手段に蓄電されている電力が前記記憶手段に記憶された画像情報を送信することが可能な電力未満の場合に、当該画像情報を送信する上で必要最低限の電力が蓄電されるように前記電子機器にエネルギーを供給する請求項3又は請求項4記載の電子機器システム。
  6. 前記エネルギー供給手段は、前記第2の受信手段が前記記憶手段に記憶された画像情報の受信を完了した場合に前記蓄電手段への蓄電が終了するまで前記電子機器へのエネルギーの供給を継続する請求項3〜請求項5の何れか1項に記載の電子機器システム。
  7. 前記制御手段は、前記蓄電手段に蓄電されている電力が前記記憶手段に記憶された画像情報を送信することが可能な電力以上の場合に、当該画像情報を送信するための信号が前記電子機器に送信されるように前記第2の送信手段を制御する請求項1〜請求項6の何れか1項に記載の電子機器システム。
  8. 前記第2の受信手段が受信した画像情報を少なくとも一時的に記憶する記憶手段を前記画像情報取得装置に設けた請求項1〜請求項7の何れか1項に記載の電子機器システム。
  9. 駆動用の電力を蓄電する蓄電手段、画像情報を記憶した記憶手段、当該記憶手段に記憶された画像情報のうちの前記蓄電手段に蓄電されている電力に応じた画像情報を送信する送信手段、前記蓄電手段に蓄電されている電力により、前記記憶手段に記憶された画像情報が送信可能か否かを判定すると共に、当該画像情報に対して圧縮又は情報間引きを行った確認用画像情報が送信可能か否かを判定する判定手段、当該判定手段での判定結果に基づいて、前記送信手段の送信対象及び送信手順、並びに前記蓄電手段の充電手順を決定する決定手段、及び前記決定手段により決定された送信対象及び送信手順に基づいて前記蓄電手段に蓄電されている電力に応じた画像情報が送信され、かつ前記決定手段により決定された充電手順に基づいて前記蓄電手段が充電されるように制御を行う制御手段を有する電子機器と、
    前記送信手段から送信された画像情報を受信する受信手段を有する画像情報取得装置と、
    を備えた電子機器システム。
  10. 前記制御手段は、前記蓄電手段に蓄電されている電力が前記記憶手段に記憶された画像情報を送信することが可能な電力未満でかつ前記確認用画像情報を送信することが可能な電力以上の場合に、当該確認用画像情報が送信されるように前記送信手段を制御する請求項9記載の電子機器システム。
  11. 外部から供給されたエネルギーを電気エネルギーに変換して前記蓄電手段に供給するエネルギー受給手段を前記電子機器に設け、前記電子機器にエネルギーを供給するエネルギー供給手段を前記画像情報取得装置に設けた請求項9又は請求項10記載の電子機器システム。
  12. 前記エネルギー供給手段は、前記受信手段が前記蓄電手段に蓄電されている電力に応じた画像情報の受信を完了した場合に前記電子機器にエネルギーを供給する請求項11記載の電子機器システム。
  13. 前記エネルギー供給手段は、前記蓄電手段に蓄電されている電力が前記記憶手段に記憶された画像情報を送信することが可能な電力未満の場合に、当該画像情報を送信する上で必要最低限の電力が蓄電されるように前記電子機器にエネルギーを供給する請求項11又は請求項12記載の電子機器システム。
  14. 前記エネルギー供給手段は、前記受信手段が前記記憶手段に記憶された画像情報の受信を完了した場合に前記蓄電手段への蓄電が終了するまで前記電子機器へのエネルギーの供給を継続する請求項11〜請求項13の何れか1項に記載の電子機器システム。
  15. 前記制御手段は、前記蓄電手段に蓄電されている電力が前記記憶手段に記憶された画像情報を送信することが可能な電力以上の場合に、当該画像情報が送信されるように前記送信手段を制御する請求項9〜請求項14の何れか1項に記載の電子機器システム。
  16. 前記受信手段が受信した画像情報を少なくとも一時的に記憶する記憶手段を前記画像情報取得装置に設けた請求項9〜請求項15の何れか1項に記載の電子機器システム。
  17. 前記電子機器は、前記蓄電手段に蓄電されている電力を使用して、照射された放射線により表わされる放射線画像を示す画像情報を生成する可搬型放射線画像変換装置である請求項1〜請求項16の何れか1項に記載の電子機器システム。
  18. 画像情報を記憶した記憶手段、信号を受信する受信手段、当該受信手段が信号を受信した際に受信した信号及び前記記憶手段に記憶された画像情報に基づいて、当該信号に応じた画像情報を送信する送信手段、及び駆動用の電力を蓄電する蓄電手段を有する電子機器から画像情報を取得する画像情報取得方法であって、
    前記記憶手段に記憶された画像情報のうちの前記蓄電手段に蓄電されている電力に応じた画像情報に対応する信号を前記電子機器に送信し、
    前記送信手段から送信された画像情報を受信することにより画像情報を取得し、
    前記蓄電手段に蓄電されている電力により、前記記憶手段に記憶された画像情報が送信可能か否かを判定すると共に、当該画像情報に対して圧縮又は情報間引きを行った確認用画像情報が送信可能か否かを判定し、
    判定結果に基づいて、前記送信手段の送信対象及び送信手順、並びに前記蓄電手段の充電手順を決定し、
    決定された送信手順に基づいて前記信号に応じた画像情報が送信され、かつ決定された充電手順に基づいて前記蓄電手段が充電されるように制御を行う
    画像情報取得方法。
  19. 前記蓄電手段に蓄電されている電力が前記記憶手段に記憶された画像情報を送信することが可能な電力未満でかつ前記確認用画像情報を送信することが可能な電力以上の場合に、当該確認用画像情報を送信するための信号を前記電子機器に送信する請求項18記載の画像情報取得方法。
  20. 前記蓄電手段に蓄電されている電力が前記記憶手段に記憶された画像情報を送信することが可能な電力未満の場合に、当該画像情報を送信する上で必要最小限の電力が蓄電されるように前記電子機器に外部からエネルギーを供給する請求項18又は請求項19記載の画像情報取得方法。
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