JP2021173626A - 自動分析装置、分注装置および分注制御方法 - Google Patents

自動分析装置、分注装置および分注制御方法 Download PDF

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Abstract

【課題】空気層の分裂を抑制し、高い分注精度が得られる分注制御方法および分注装置を提供する。【解決手段】自動分析装置は、分注液体23を分注するノズル20と、ノズル20における、分注液体23の吸引または吐出に係る流速を制御するための圧力変動を発生させるシリンジモータ209と、ノズル20とシリンジモータ209とを接続する配管210と、ノズル20およびシリンジモータ209の動作を制御する制御部102と、を備える。制御部102は、配管210における界面の位置を算出し、界面の位置と、界面が移動する向きとに基づいて、流速を制御する。【選択図】図2

Description

本発明は、自動分析装置、分注装置および分注制御方法に関し、とくに流体の流路を備えるものに関する。たとえば、シリンジの流量を制御して、気泡の分裂を抑制し、分注精度を向上させるものに関する。
血液や尿などの生体由来の液体試料を高感度に分析するにあたって、多量の共存物質が含まれる試料中から測定対象成分を選択的に識別する技術が有用である。生体試料中の特定成分の濃度を正確に算出するためには、所定濃度の生体試料を所定量だけ反応容器に分注することが重要である。
従来、自動分析装置において、試料または試薬を分注する場合には、吸引および吐出を行う液体(例えば水。以下「押出水」と呼ぶが、水に限らない)で配管を満たし、この配管によりノズルを接続し、このノズルおよび分注ポンプを用いて分注装置を構成する。この分注装置を用いて、空気と所定量の液体試料を順に吸引し、所定量の液体試料を反応容器に吐出する。
このように、自動分析装置では、配管内に押出水が満たされていて、試料を分注する際に試料の薄まりやキャリーオーバーを防ぐために空気層を作る。
特許文献1には、「エアギャップがテーパ部を通過し、ギャップの分裂が発生しない安全領域に試料が到着した後、吸引速度を高速側に切り替える」分注方法が開示されている。
特開平10−123026 特開平5−99933 特開2009−162536
しかしながら、従来の技術では、分注すべき液体の物性によっては、液体の吸引または吐出において、配管内の空気層が分裂し、分注精度に影響を与える場合があるという問題があった。
本発明の目的は、空気層の分裂を抑制し、高い分注精度が得られる自動分析装置、分注装置および分注制御方法を提供することである。この目的は、一例として、配管内の気液界面の位置と移動方向に応じて流速を制御することにより達成される。
本発明に係る自動分析装置の一例は、
流体を分注するノズルと、
前記ノズルにおける、前記流体の吸引または吐出に係る流速を制御するための圧力変動を発生させる圧力源と、
前記ノズルと前記圧力源とを接続する流路と、
前記ノズルおよび前記圧力源の動作を制御する制御部と、
を備え、
前記制御部は、
前記流路における気液界面の位置を算出し、
前記気液界面の位置と、前記気液界面が移動する向きとに基づいて、前記流速を制御する。
また、本発明に係る自動分析装置の一例は、
前記流体を分注するノズルと、
前記ノズルにおける、前記流体の吸引または吐出に係る流速を制御するための圧力変動を発生させる圧力源と、
前記ノズルと前記圧力源とを接続する流路と、
前記ノズルおよび前記圧力源の動作を制御する制御部と、
を備え、
前記制御部は、
前記流路における気液界面の位置を算出し、
前記流路の断面積が変化する位置を前記気液界面が通過しないように、前記流体の吸引または吐出を制御する。
本発明に係る分注装置の一例は、
流体を分注するノズルと、
前記ノズルにおける、前記流体の吸引または吐出に係る流速を制御するための圧力変動を発生させる圧力源と、
前記ノズルと前記圧力源とを接続する流路と、
前記ノズルおよび前記圧力源の動作を制御する制御部と、
を備え、
前記制御部は、
前記流路における気液界面の位置を算出し、
前記気液界面の位置と、前記気液界面が移動する向きとに基づいて、前記流速を制御する。
本発明に係る分注制御方法の一例は、
流体の流路を備える自動分析装置において、前記流体の分注を制御する、分注制御方法であって、
前記流路における気液界面の位置を算出するステップと、
前記気液界面の位置と、前記気液界面が移動する向きとに基づいて、前記流体の吸引または吐出に係る流速を制御するステップと、
を備える。
本発明に係る自動分析装置、分注装置および分注制御方法によれば、空気層の分裂を抑制し、高い分注精度を得ることができる。
本発明の実施例1〜3に係る自動分析装置の概略図。 実施例1に係る分注装置の構成を示す説明図。 図2の装置における気液界面の図。 配管内空気の分裂を示す説明図。 実施例1に係る限界流速と気液界面位置との関係図。 実施例2に係る限界流速と気液界面位置との関係図。 実施例3に係る分注装置の構成を示す説明図。 実施例1〜3に係る分注制御方法の例を示すフローチャート。
まず、最初に自動分析装置の概要例について、図1を用いて説明する。本開示の実施例1〜3は免疫分析装置を主な対象としているが、本開示は流体を分注する任意の分注装置に適用可能であり、自動分析装置全般に適用可能である。本開示は、例えば、生化学自動分析装置や遺伝子分析装置、質量分析装置、細菌検査装置にも適用できる。また、本開示は、流体の分注を制御する分注制御方法にも適用できる。
図1は、本発明の実施例1〜3に係る自動分析装置の概略図である。自動分析装置は、分析動作を行うための分析部101と、装置全体の動作を制御するための制御部102と、ユーザが装置に情報を入力するための入力部103と、ユーザに情報を表示するための表示部104と、を備える。なお、入力部103と表示部104とは同一のものであっても良く、その一例としてタッチパネル式のモニタが挙げられる。
制御部102は、公知のコンピュータを用いて構成されてもよい。また、その場合には、制御部102は、演算を行う演算手段と、情報を格納する記憶手段とを備えてもよい。演算手段はたとえばプロセッサであり、記憶手段はたとえば半導体メモリおよび磁気ディスク装置である。制御部102は、本明細書に記載される分注制御方法を実行することができる。
分析部101は、以下の構成要素を備える。
‐試料が含まれる試料容器111を試料分取位置まで搬送するための搬送機構112
‐試料を分注するための試料分注機構113
‐反応容器114を搭載した反応容器搭載ラック115
‐反応容器114を搬送するための搬送機構116
‐反応容器114内の液体を一定温度で保持することができ、開口部117を複数個備えた反応容器ディスク120
‐測定試薬を含む試薬容器121を保持するための試薬ディスク122
‐測定試薬を反応容器114に分注する試薬分注機構123
‐反応容器114の周囲に磁石を配備した磁気分離装置124(反応容器114内の磁性粒子を反応容器114の内壁へ捕捉するために設置される)
‐反応容器114内に収容された液体を非接触で撹拌する撹拌機構126
‐反応容器114を反応容器ディスク120と磁気分離装置124と撹拌機構126の間で搬送するとともに、反応容器114内の溶液を吸引および吐出することができる搬送・吸引吐出機構125
‐血液中の成分の検出を行う検出部131
‐反応容器114内の抽出された血液中の成分を吸引して検出部131に吐出するための検出部用分注機構132
搬送・吸引吐出機構125は、把持機構127と、吸引ノズル128と、吐出ノズル129とを備える。
以下に、自動分析装置における分析工程の概要について、図1を参照しながら説明する。自動分析装置は、分析に先立ち、反応容器搭載ラック115から反応容器114を搬送し、反応容器ディスク120上の開口部117に当該反応容器114を設置する。
試料分注機構113は、試料容器111から試料を吸引し、反応容器ディスク120上の反応容器114に吐出する。試料分注機構113により、一つの試料容器111からの試料分注が終了する。
試薬分注機構123は、試薬ディスク122上の試薬容器121から、試薬(たとえば測定用の試薬)を吸引し、反応容器ディスク120上の反応容器114に吐出する。
反応容器ディスク120は、例えば、インキュベータとして機能し、上記開口部117に設置された反応容器114を一定時間インキュベートする。
試料または試薬を分注する際には、分注用の配管を先端まで押出水で満たしておき、まず薄まりや混合を防止するための空気層を吸引し、次に試料容器111から試料または試薬を吸引し、反応容器114に所定量を吐出する。
以下、本発明の具体的な実施例について説明する。なお、本実施例は、試料分注機構113および試薬分注機構123のいずれにも適用可能である。試料および試薬はいずれも流体であり、以下の各実施例ではいずれも液体である。以下の説明では、試料および試薬をまとめて分注液体と呼ぶ。
以下、本発明の実施例1を図に沿って説明する。図2を用いて、本発明の分注液体の分注方法を説明する。
図2は、実施例1に係る分注装置の構成を示す説明図である。分注装置は、流体を分注する装置である。図1の試料分注機構113、試薬分注機構123および検出部用分注機構132は、いずれも分注装置の例である。
分注装置は配管210を備える。配管210は分注液体の流路であり、その先端は、流体を分注するノズル20として形成される。このように、分注装置はノズル20を備える。
分注装置はシリンジモータ209を備える。制御部102は、シリンジモータ209の駆動を制御して、シリンジ200のプランジャ207の運動を制御する。たとえば、プランジャ207の移動量および移動速度を調整する。この際、制御部102は、シリンジモータ209へ供給する駆動信号のパルスレートを変更することにより、プランジャ207の移動速度を調整する。
ここで、シリンジモータ209は、ノズル20における、分注液体の吸引または吐出に係る流速を制御するための圧力変動を発生させる圧力源として機能する。配管210は、ノズル20を備えており、ノズル20とシリンジモータ209とを接続する流路である。圧力変動は、配管210を介して伝搬し、分注液体の流速を変化させる。
制御部102は、ノズル20およびシリンジモータ209の動作を制御する。まず、プランジャ207を移動させる前に、ノズル20の先端まで押出水21(システム水)を満たしておく。これは、たとえば、電磁弁205を開き、給水ポンプ202とギアポンプ204によって、タンク201内にある押出水21をノズル20から吐出することによって行われる。このとき、デガッサー203を通すことによって、押出水21中の空気を除去し、後述するプランジャ207の動作が配管内の押出水21によって効率よく(すなわち、圧力伝搬の減衰が小さく)ノズル20先端に伝搬されるようにする。その後、電磁弁205を閉じる。
次に、空気層22をノズル20先端に吸引する。空気層22の吸引の動作は、たとえば、ノズル20の先端が分注液体23(例として試料容器111内の試料液)の中に挿入されない状態で、プランジャ207を吸引方向(図2の紙面下向き)に移動する。これによって、シリンジ室206の容積が増大し、この容積変化に対応する空気が吸引される。
次に、分注液体を吸引する。まず、ノズル20を分注液体23に挿入する。この時、制御部102が液面位置に基づき、ノズル20の挿入深さを制御する。液面位置を取得するための構成および動作等は、当業者が公知技術等に基づいて適宜設計可能である。その後、プランジャ207を吸引方向(図2の紙面下向き)に移動させて分注液体23を吸引する。分注液体23の吸引速度はシリンジ200の移動速度によって決まる。
図3は、図2の装置における気液界面の図である。本実施例では、分注液体23の流速を、気液界面の位置と移動方向に基づいて制御する。気液界面は、配管210の内部において、空気層22の上流側に形成される上流気液界面と、空気層22の下流側に形成される下流気液界面とを含む。
図3(A)は吸引時の例であり、上流気液界面は空気層22と分注液体23との界面32であり、下流気液界面は押出水21と空気層22との界面31である。図3(B)は吐出時の例であり、上流気液界面は押出水21と空気層22との界面33であり、下流気液界面は空気層22と分注液体23との界面34である。
図4を用いて、配管210内で空気層が分裂するメカニズムの一例について説明する。図4(A)における矢印の向きに液体および空気層が移動する。これに伴って気液界面が移動する際に、配管210の内周面に沿って液膜が形成される(図4(B))。内周面の液膜が合体し(図4(C))、液栓ができる(図4(D))。液栓によって空気層が隔てられ、分裂する。これは下流気液界面についての説明であるが、上流気液界面についても、これと同様または異なるメカニズムによって空気層が分裂する。
液体の移動速度が大きいほど液膜は厚くなり、空気層が分裂しやすい。また、配管が細いほど液膜が合体しやすくなり、空気層が分裂しやすい。また、上流気液界面(図3(A)では界面32、図3(B)では界面33)、すなわち液体が空気層に向かって移動する側の界面では、液体が空気に対して凸となるので、空気層22は下流気液界面より分裂しにくい。また、配管断面積が変化するところ(例えば、ノズル20のテーパ部、配管210においてノズル20とチューブとを接続するコネクタ208、等)では、特に空気層22が分裂しやすい。
以下、空気層22が分裂しない最大の流速を限界流速と呼ぶ。空気層22が分裂しやすい場所では限界流速は小さい。また、限界流速は気液界面が移動する向きに応じて異なる。図3の例では、図3(A)の界面31の限界流速は、同じ位置にある図3(B)の界面33の限界流速より小さい。
また、限界流速は流体(分注液体23または押出水21)の特性によって異なる。このため、たとえば図3(A)の界面31と、図3(B)の界面34とはいずれも液体側に凸となっているが、それぞれの限界流速は異なる場合がある。
図5に、実施例1に係る限界流速と気液界面位置との関係を示す。図5の例は、分注液体23を吸引する際の限界流速に対応する。図5(A)は、時間に対する界面31の限界流速(下流限界流速)を示し、図5(B)は、時間に対する界面32の限界流速(上流限界流速)を示す。図5(C)は、各時間における配管210内(たとえばノズル20周辺)の空気層22の位置を表している。
図5において、説明の便宜上、ノズルの形状を簡素化して示している(このため図2等のノズル20の形状とは異なる)。配管210は、断面積が変化する部分を有するが、本実施例では、この断面積が変化する部分はノズルの途中の段差部24として形成される。
図5の(1)および(6)は、それぞれ界面31および界面32が段差部24に達する前の状態を示す。
図5の(2)および(7)は、界面31が段差部24に達した後、通過する前の状態を示す。界面の一方が段差部24にかかっているので、界面31および界面32の限界流速は、それぞれ(1)および(6)に示すものより小さい。
なお、本明細書において、ある構造がある部位に「かかっている」とは、たとえば、配管210の流動方向にある長さを有する構造の両端が、配管210における特定部位を挟んでその特定部位の両側に位置している状態をいう。たとえば、界面31は凸形状でなっているため流動方向にある長さを有するが、図5の(2)においてその先端(下流側端)は段差部24を通過しており、その後端(上流側端)は段差部24を通過していない。このように、図5の(2)において界面31の両端は段差部24の両側に位置しており、界面31は段差部24にかかっていると言える。
図5の(3)および(8)は、界面31が段差部24を通過した後、界面32が段差部24に達する前の状態を示す。界面がいずれも段差部24にかかっていないので、界面31および界面32の限界流速は、それぞれ(2)および(7)に示すものより大きい。さらに、界面31の断面積がより大きくなっているので、界面31および界面32の限界流速は、それぞれ(1)および(6)に示すものより大きい。
図5の(4)および(9)は、界面32が段差部24に達した後、通過する前の状態を示す。界面の一方が段差部24にかかっているので、界面31および界面32の限界流速は、それぞれ(3)および(8)に示すものより小さい。
図5の(5)および(10)は、界面32が段差部24を通過した後の状態を示す。界面がいずれも段差部24にかかっていないので、界面31および界面32の限界流速は、それぞれ(4)および(9)に示すものより大きい。さらに、界面31および界面32の断面積がいずれも、より大きくなっているので、界面31および界面32の限界流速は、それぞれ(3)および(8)に示すものより大きい。
図5(A)(B)に示される2通りの限界流速のうち、低い方の限界流速を上限として、実際の流速がこの上限以下となるように、制御部102およびシリンジ200によって流量が制御される。
このように、分注液体23の流速は、界面31および32の位置に基づいて制御される。各気液界面の位置は、空気層22の体積と、配管210の断面積と、吸引または吐出した分注液体23の体積とに基づいて算出することができる。空気層22の体積は、予め決定し記憶しておくことができる。配管210の断面積は、予め測定して記憶しておくことができる。断面積が配管210の位置に応じて変化する場合には、配管210の各位置における断面積が記憶される。吸引または吐出した分注液体23の体積は、たとえば吸引または吐出に係る流量の積算値として取得することができる。
なお、実際の制御の際には、配管210の断面積を参照する必要はない。たとえば図5に示すグラフは、予め断面積を考慮して作成してもよいが、実際の制御の際には断面積を直接参照せずともグラフから限界流速を取得することができる。もちろん、断面積を動的に参照することも可能である。
制御部102は、各気液界面の位置に基づき、シリンジ200の動作を制御することにより、分注液体23の流速を制御する。なお、時間、流量および流速の相互換算は、配管210の断面積等に基づいて行うことができる。また、ノズル20における流速(たとえばノズル20の先端における流速)と、配管210の他の部分における流速との換算も、配管210の断面積等に基づいて行うことができる。
なお、図5は分注液体23を吸引する際の限界流速の例であるが、分注液体23を吐出する際の限界流速についても同様に決定することができる。ここで、吸引時の界面(たとえば図3(A)の押出水21と空気層22との界面31)と、これに対応する吐出時の界面(たとえば図3(B)の押出水21と空気層22との界面33)とでは、気液界面の位置が同じでも、図3に示すように限界流速が異なる。これに対応するために、制御部102は、気液界面が移動する向きに応じて、限界流速を異ならせることができる。このようにすると、状況に応じた適切な流速の設定が可能となる。
限界流速は、分注液体23の種類に応じて制御されてもよい。たとえば、制御部102は、分注液体23の種類を表す識別情報を取得してもよく、この識別情報に応じて流速を制御してもよい。識別情報は、たとえば分注装置の使用者が適宜、制御部102に入力することができる。また、識別情報と流速との関係は、予め制御部102が記憶していてもよい。このようにすると、空気層22が分裂しやすい試料等と、そうでない試料等とについて制御を変更することができる。
本実施例に示した構成および方法によって、空気層22が分裂しないように流速を制御することで、高い分注精度が得られる。
界面31〜34の位置と、配管210の断面積と、界面31〜34が移動する向きとに基づいて流速を制御することにより、空気層22の分裂を抑制しつつ、効率的な分注動作を行うことができる。とくに、本実施例では上流限界流速と下流限界流速とを個別に定義し、より小さいほうを優先して用いるので、より精密な制御が可能となる。
実施例1(図5)では、限界流速が連続的に変化しているが、限界流速を不連続に変化させてもよい。たとえば、図5(A)に示す(1)の限界流速から(2)の限界流速に変化させる際に、限界流速を瞬時に切り替えてもよい。また、限界流速は曲線的に変化させてもよい。
また、実施例1では、図5(A)(B)に示される2通りの限界流速に基づく制御が行われるが、いずれか一方のみに基づいて制御を行ってもよい。たとえば、吸引時には界面31のみに基づいて制御を行い、吐出時には界面33のみに基づいて制御を行ってもよい。
実施例2は、実施例1において、制御部102による制御内容を一部変更したものである。以下、実施例1との相違点を説明する。本実施例は、空気層22の量が少ないなど、細かい流速の調整が難しい場合に好適である。
図3に示すように、界面31〜34は空気層22によって画定される。言い換えると、空気層22は上流側および下流側にそれぞれ気液界面を有する。実施例2では、分注液体23の流速は、空気層22が段差部24にかかっているか否かに基づいて制御される。
図6に、実施例2に係る限界流速と気液界面位置との関係を示す。実施例2では、シリンジ200の動作の簡易化を図るため、流速の切り替え回数を低減する。図6(A)は、吸引時における時間に対する限界流速を示し、図6(B)は、吐出時における時間に対する限界流速を示す。
図6(A)に示すように、吸引時において、空気層22が段差部24にかかっている間は、限界流速をVS1とするように制御し、その後(すなわち空気層22が段差部24を通過した後)は、限界流速をVS2とするように制御する。ただしVS2>VS1である。
なお、図6(A)の例では、空気層22が段差部24にかかる前の限界流速もVS1であるが、この時点での限界流速はVS1を超える値としてもよい。なお、この時点での限界流速もVS2未満とすると好適である。
同様に、図6(B)に示すように、吐出時において、空気層22が段差部24にかかる前は、限界流速をVD2とするように制御し、空気層22が段差部24にかかっている間は、限界流速をVD1とするように制御する。ただしVD2>VD1である。
なお、図6(B)の例では、空気層22が段差部24を通過した後の限界流速もVD1であるが、この時点での限界流速はVD1を超える値としてもよい。なお、この時点での限界流速もVD2未満とすると好適である。
本実施例によれば、空気層22の位置の精密な予想が難しい場合等において、実施例1よりも簡易な流速制御によって、空気層22の分裂を抑制することができ、それによって高い分注精度を得ることができる。
実施例3は、実施例1において、制御部102による制御内容を一部変更したものである。以下、実施例1との相違点を説明する。
図7に、実施例3に係る分注装置の構成を示す。図7(A)は吐出前の空気層22の位置を示し、図7(B)は吐出後の空気層22の位置を示す。本実施例では、配管210の断面積が変化する部分は、コネクタ208である。
制御部102は、吐出動作時に、空気層22の分裂を抑制するため、界面33および界面34がコネクタ208を通過しないように制御する。このような制御は、分注液体23の吸引量および吐出量と、空気層22の吸引量とを介して実現可能である。
なお、図7は分注液体23を吐出する際の動作の例であるが、分注液体23を吸引する際の動作についても同様に、界面31および界面32がコネクタ208を通過しないように制御することができる。
本実施例によれば、気液界面がコネクタ208を通過しないので、空気層22が分裂しにくく、高い分注精度が得られる。
なお、本実施例では、吸引および吐出の際の流速は一定とすることができ、流速の制御は不要になる。ただし、配管210の断面積等に応じ、実施例1または2と同様に流量または流速の制御を行うことも可能である。
図8は、実施例1〜3に係る分注制御方法の例を示すフローチャートである。
まず制御部102は、分注液体23の種類を表す識別情報を取得する(ステップS1)。次に、制御部102は、配管210における気液界面(界面31〜34)の位置を算出する(ステップS2)。制御部102は、気液界面の位置を、たとえば分注液体23の流量の積算値に基づいて算出する。
そして、制御部102は、分注液体23の吸引または吐出を制御する(ステップS3)。この制御の具体的内容は、各実施例についてそれぞれ上述した通りであり、識別情報、気液界面の位置、気液界面の位置における配管210の断面積、気液界面が移動する向き、等に基づいて制御が行われる。
とくに、実施例1では、ステップS3において、制御部102が、上流気液界面の位置に基づいて上流限界流速を決定し、下流気液界面の位置に基づいて下流限界流速を決定する。実際の流速は、上流限界流速および下流限界流速のうち小さい方に基づいて制御される。
実施例2では、ステップS3において、制御部102が、配管210の段差部24に空気層22がかかっているか否かに基づいて流速を制御する。
実施例3では、ステップS3において、制御部102が、気液界面がコネクタ208を通過しないように、分注液体23の吸引または吐出を制御する。
20…ノズル
21…押出水
22…空気層
23…分注液体(流体)
24…段差部(断面積が変化する部分)
31…界面(下流気液界面)
32…界面(上流気液界面)
33…界面(上流気液界面)
34…界面(下流気液界面)
101…分析部
102…制御部
103…入力部
104…表示部
111…試料容器
112…搬送機構
113…試料分注機構(分注装置)
114…反応容器
115…反応容器搭載ラック
116…搬送機構
117…上記開口部
120…反応容器ディスク
121…試薬容器
122…試薬ディスク
123…試薬分注機構(分注装置)
124…磁気分離装置
125…搬送・吸引吐出機構
126…撹拌機構
127…把持機構
128…吸引ノズル
129…吐出ノズル
131…検出部
132…検出部用分注機構(分注装置)
200…シリンジ
201…タンク
202…給水ポンプ
203…デガッサー
204…ギアポンプ
205…電磁弁
206…シリンジ室
207…プランジャ
208…コネクタ(断面積が変化する部分)
209…シリンジモータ(圧力源)
210…配管(流路)

Claims (9)

  1. 流体を分注するノズルと、
    前記ノズルにおける、前記流体の吸引または吐出に係る流速を制御するための圧力変動を発生させる圧力源と、
    前記ノズルと前記圧力源とを接続する流路と、
    前記ノズルおよび前記圧力源の動作を制御する制御部と、
    を備え、
    前記制御部は、
    前記流路における気液界面の位置を算出し、
    前記気液界面の位置と、前記気液界面が移動する向きとに基づいて、前記流速を制御する、
    自動分析装置。
  2. 前記制御部は、前記流体の種類を表す識別情報を取得し、
    前記制御部は、さらに前記識別情報に基づいて前記流速を制御する、
    請求項1に記載の自動分析装置。
  3. 前記制御部は、さらに前記気液界面の位置における前記流路の断面積に基づいて前記流速を制御する、請求項1に記載の自動分析装置。
  4. 前記気液界面は、上流気液界面および下流気液界面を含み、
    前記制御部は、前記上流気液界面の位置に基づいて上流限界流速を決定し、
    前記制御部は、前記下流気液界面の位置に基づいて下流限界流速を決定し、
    前記制御部は、さらに前記上流限界流速および前記下流限界流速のうち小さい方に基づいて前記流速を制御する、
    請求項1に記載の自動分析装置。
  5. 前記気液界面は、上流気液界面および下流気液界面を含み、
    前記上流気液界面および下流気液界面は、空気層によって画定され、
    前記制御部は、さらに、前記流路において、断面積が変化する部分に前記空気層がかかっているか否かに基づいて前記流速を制御する、
    請求項1に記載の自動分析装置。
  6. 前記制御部は、前記気液界面の位置を、前記流体の流量の積算値に基づいて算出する、請求項1に記載の自動分析装置。
  7. 流体を分注するノズルと、
    前記ノズルにおける、前記流体の吸引または吐出に係る流速を制御するための圧力変動を発生させる圧力源と、
    前記ノズルと前記圧力源とを接続する流路と、
    前記ノズルおよび前記圧力源の動作を制御する制御部と、
    を備え、
    前記制御部は、
    前記流路における気液界面の位置を算出し、
    前記流路の断面積が変化する位置を前記気液界面が通過しないように、前記流体の吸引または吐出を制御する、
    自動分析装置。
  8. 流体を分注するノズルと、
    前記ノズルにおける、前記流体の吸引または吐出に係る流速を制御するための圧力変動を発生させる圧力源と、
    前記ノズルと前記圧力源とを接続する流路と、
    前記ノズルおよび前記圧力源の動作を制御する制御部と、
    を備え、
    前記制御部は、
    前記流路における気液界面の位置を算出し、
    前記気液界面の位置と、前記気液界面が移動する向きとに基づいて、前記流速を制御する、
    分注装置。
  9. 流体の流路を備える自動分析装置において、前記流体の分注を制御する、分注制御方法であって、
    前記流路における気液界面の位置を算出するステップと、
    前記気液界面の位置と、前記気液界面が移動する向きとに基づいて、前記流体の吸引または吐出に係る流速を制御するステップと、
    を備える、分注制御方法。
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