JP2021172223A - ロック装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】アンロック方向の過重な負荷に対する耐荷重を向上可能にしたロック装置を提供する。【解決手段】フレーム材17には、ロック時にロック部材4に対しアンロック方向の負荷が加えられた場合に、ロック部材4から受ける負荷によってロック方向に動くロックリフタ31と接触可能なストッパ部57が設けられる。ロックリフタ31には、ロック時にロック部材4に対しアンロック方向の負荷が加えられた場合に、ストッパ部57及びロック部材4の両者に接触して、これらを支持する支持部59が設けられる。よって、ロック状態のとき、ロック部材4に対してアンロック方向に過重な負荷が加えられた際には、ロック部材4からロックリフタ31にかかる負荷と、ストッパ部57からロックリフタ31にかかる負荷とが、ロックリフタ31の支持部59によって支持される。【選択図】図2

Description

本発明は、ロック対象物の動作をロックするロック装置に関する。
従来、ロック対象物が不正に操作されないようにロック対象物の操作をロックするロック装置として、車載バッテリの充電時に車両の給電口に接続される充電ケーブルを車体にロックする充電ケーブルロック装置が周知である(特許文献1等参照)。車両に充電ケーブルロック装置を設けるのは、車載バッテリの充電時にユーザがその場から離れた際に、充電ケーブルの付け替えや盗難等の防止を目的とするためである。
特開2009−081917号公報
ところで、ロック装置がロック状態のとき、例えばロック状態の不正解除を目的として、第三者によってロック部材に対しアンロック方向に過重な負荷がかけられる可能性がある。このとき、外部からの過重な負荷に対してロック装置の耐荷重が高くないと、ロック装置内の部品が壊され、ロック状態が不正に解除されてしまう可能性があった。
本発明の目的は、アンロック方向の過重な負荷に対する耐荷重を向上可能にしたロック装置を提供することにある。
前記問題点を解決するロック装置は、ロック部材がロック対象物に係止していないアンロック状態から、前記ロック部材が伝達部材を介してロック方向に動くことにより、前記ロック対象物の動きを規制するロック状態に切り換わる構成であって、ロック状態時の前記ロック部材にアンロック方向の負荷が加えられた場合に、前記ロック部材から受ける負荷によってロック方向に動く前記伝達部材と接触するように設けられたストッパ部と、前記伝達部材に設けられ、ロック状態時の前記ロック部材にアンロック方向の負荷が加えられた場合に、前記ストッパ部及び前記ロック部材の両者に接触して、これらを支持する支持部とを備えた。
本発明によれば、アンロック方向の過重な負荷に対する耐荷重を向上できる。
(a)はロック装置の斜視図、(b)はロック状態のロック部材を示す破断図。 ロック装置の分解斜視図。 アンロック時におけるロック装置の機構部分の斜視図。 ロック時におけるロック装置の機構部分の斜視図。 (a)、(b)は電気接点部の動作図。 裏面から見たロックリフタ及びフレーム材の斜視図。 ロック時にロック部材がアンロック方向に押された際の状態図。 ロック装置の電気構成図。 ロック時、ロック部材に対してロック方向に過重な負荷が加えられた際の斜視図。
以下、ロック装置の一実施形態を図1〜図9に従って説明する。
図1(a)、(b)に示すように、ロック装置1は、車両(プラグインハイブリッド車、電気自動車)等の物品に設けられたロック対象物2を操作不能にロックする装置である。ロック装置1は、例えば車載バッテリの充電時に車体に接続されるロック対象物2としての充電ケーブルを車体にロックする充電ケーブルロック装置や、車両のステアリングホイールと一体回転するロック対象物2としてのステアリングシャフトの回転をロックするステアリングロック装置などがある。
ロック装置1は、ロック装置1の筐体をなすハウジング3と、ロック対象物2に係止されるロック部材4とを備える。ハウジング3は、ロアハウジング5とアッパーハウジング6とを組み付けて構成される。ロアハウジング5及びアッパーハウジング6は、例えば複数箇所に設けられたスナップフィット部7によって組み付けられている。
ロック部材4は、ロアハウジング5の壁部に貫設された孔8から外部に露出される。ロック部材4は、ロック装置1の奥行き方向(図1のX軸方向)に直線往復動する。ロック部材4は、孔8から飛び出したロック位置(図1(b)の状態)と、孔8の内部に引き込まれたアンロック位置(図1(a)の状態)との2位置をとる。
図2〜図4に示すように、ロック装置1は、電動式のロック装置1の駆動源となるアクチュエータ11と、アクチュエータ11であるモータ12のモータ軸13の先端に設けられた第1ギヤ14に噛合された第2ギヤ15と、第2ギヤ15に噛合された第3ギヤ16とを備える。また、ロック装置1は、ハウジング3内の部品群が取り付けられるフレーム材17が設けられている。フレーム材17は、例えばハウジング3内を区画するインシュレータであることが好ましい。モータ12は、モータ軸13が下向きとなるように縦向きに配置されている。
第2ギヤ15は、ロアハウジング5に立設された軸部20に回転可能に軸支されている。第2ギヤ15には、ギヤ軸21の根元に大径のギヤ部22が形成され、このギヤ部22が第1ギヤ14に噛合されている。第2ギヤ15は、ギヤ軸21がフレーム材17の通し孔23に挿通され、先端に形成された小径のギヤ部24が第3ギヤ16に噛合されている。
第3ギヤ16は、フレーム材17に立設された軸部25に回転可能に軸支されている。第2ギヤ15及び第3ギヤ16は、偏心する位置に配置されている。第3ギヤ16は、同一軸心上に大径のギヤ部26と小径のギヤ部27とを備える。第3ギヤ16は、大径のギヤ部26が第2ギヤ15のギヤ部24に噛合されている。
ロック装置1は、アクチュエータ11(モータ12)の駆動力をロック部材4に伝達してロック部材4を作動させる伝達部材30を備える。伝達部材30は、ロック及びアンロックの切り換わり時にアクチュエータ11を駆動源として自位置で回転するロックリフタ31である。ロックリフタ31は、フレーム材17に立設された軸部32に回転可能に軸支されている。ロックリフタ31は、軸部32と同一軸心上に配置された第1軸33と、第1軸33と同一軸心上に配置された回転板34と、回転板34の裏面において第1軸33に対して偏心位置に存在する第2軸35とを備える。回転板34の側部には、ギヤ部36が形成され、このギヤ部36が第3ギヤ16のギヤ部27に噛合されている。ロック部材4は、軸回り(本例は、第1軸33回り)に回転してロック状態及びアンロック状態が切り換わる。ロックリフタ31は、回転の軸となる第1軸33に対してずれた位置に存在する第2軸35がロック部材4に連結されたクランク構造をとり、第1軸33の軸L1回りの回転運動をロック部材4の直線運動に変換することにより、ロック部材4をロック位置又はアンロック位置に移動させる。
ロック部材4は、ハウジング3内に収められた本体部38と、本体部38から突出したロックピン39とを備える。本体部38には、ロック装置1の幅方向に延びる凹部40が形成され、この凹部40にロックリフタ31の第2軸35が挿入されている。凹部40は、底がある凹部、或いは貫通された孔のいずれでもよい。ロックピン39は、円柱状に形成され、ロアハウジング5に形成された孔8からロアハウジング5の外部に露出されている。ロアハウジング5の孔8には、孔8における防水性を確保するシール部41が設けられている。
アンロック状態時にモータ12が一方向に回転した場合、その回転がギヤ群(第1ギヤ14、第2ギヤ15、第3ギヤ16)を介してロックリフタ31に伝達されることにより、ロックリフタ31がロック方向(図3の矢印A1方向)に回転する。このとき、ロックリフタ31のロック方向の回転が、ロック部材4の凹部40を介してロック部材4のロック方向(図3の矢印B1方向)の直線移動に変換される。これにより、ロック部材4がハウジング3の孔8から大きく飛び出したロック状態(図4の状態)となる。
一方、ロック状態時にモータ12が他方向に回転した場合、その回転がギヤ群(第1ギヤ14、第2ギヤ15、第3ギヤ16)を介してロックリフタ31に伝達されることにより、ロックリフタ31がアンロック方向(図4の矢印A2方向)に回転する。このとき、ロックリフタ31のアンロック方向の回転が、ロック部材4の凹部40を介してロック部材4のアンロック方向(図4の矢印B2方向)の直線移動に変換される。これにより、ロック部材4がハウジング3の孔8に引き込まれたアンロック状態(図3の状態)となる。
図5(a)、(b)に示すように、ロック装置1は、ロック部材4がロック位置又はアンロック位置のいずれに位置するのかを検出する電気接点部44を備える。電気接点部44は、ロック部材4に設けられた可動接点45と、フレーム材17に設けられた固定接点46とを備える。固定接点46は、長さが異なるように一対(一方を「46a」とし、他方を「46b」とする)形成されている。可動接点45は、略コ字状に形成され、先端の一対の接触端45a、45bのうち、一方が固定接点46a用の接点とされ、他方が固定接点46b用の接点とされる。
ロック部材4がアンロック位置のとき、可動接点45の接触端45aは、固定接点46aと接触状態をとるものの、接触端45bは、固定接点46bと接触しない状態をとる。これにより、電気接点部44が開ループとなり、ロック部材4がアンロック位置に位置することが検出される。一方、ロック部材4がロック位置のとき、可動接点45の接触端45aが固定接点46aと接触し、可動接点45の接触端45bが固定接点46bと接触する状態をとる。これにより、電気接点部44が閉ループとなり、ロック部材4がロック位置に位置することが検出される。
図1及び図2に示す通り、ロック装置1は、電動式のロック装置1の電気接続箇所としてコネクタ47を備える。コネクタ47は、フレーム材17に設けられた端子部48(図2参照)が内部に収納される。ロック装置1は、コネクタ47を介して、アクチュエータ11への電圧を入力したり、電気接点部44の検出信号Sr(ロック信号Sr1、アンロック信号Sr2)を外部に出力したりする。
図2〜図4に示す通り、ロック装置1は、ロック装置1のロック状態を手動操作によって強制的に解除可能にする手動解除機構50を備える。ロック装置1に手動解除機構50を設けるのは、例えばロック状態時、ロック装置1に機械的な異常が発生したり、モータ12に異常が発生したりしても、手動操作によってロック状態を強制的にアンロック状態に戻すことを可能にするためである。
この場合、アッパーハウジング6には、ロックリフタ31の第1軸33を通す筒部51が形成され、この筒部51の通し孔52から第1軸33がハウジング3の外部に露出されている。ロックリフタ31の第1軸33の先端には、手動解除の際にユーザによって操作されるレバー部53が設けられている。筒部51には、通し孔52の防水性を確保するシール部54が設けられている。ロック状態時、レバー部53をアンロック方向(図4の矢印A2方向)に手動で回すことにより、ロックリフタ31をアンロック方向に回して、ロック部材4を強制的にアンロック方向に移動させる。
図2に示す通り、ロック装置1は、ロック状態時にロック部材4に対してアンロック方向(図2等の矢印B2方向)に過重な負荷がかけられても、ハウジング3内の構成部品の過重耐久性を確保する過重負荷支持機構56を備える。本例の過重負荷支持機構56は、ロック状態時にロック部材4に対してアンロック方向(図2等の矢印B2方向)に過重な負荷がかけられた際に、ロックリフタ31の壊れ難さを確保するものである。
図6に示すように、ロック装置1は、ロック状態時のロック部材4にアンロック方向(図2等の矢印B2方向)の負荷が加えられた場合に、ロック部材4から受ける負荷によってロック方向(図6の矢印A1方向)に動くロックリフタ31と接触するように設けられたストッパ部57を備える。ストッパ部57は、ロック部材4のハウジング3の内部に収納されたフレーム材17に設けられている。ストッパ部57は、ロックリフタ31を面で支持するように平面状に形成された壁面部58である。
図3及び図4に示す通り、ロック装置1は、ロック部材4がロック状態のときにアンロック方向(図4等の矢印B2方向)に負荷が加えられた場合に、その負荷を支持してロック状態を維持させる支持部59を備える。支持部59は、伝達部材30(ロックリフタ31)に設けられ、ロック状態時のロック部材4にアンロック方向の負荷が加えられた場合に、ロック部材4及びストッパ部57の両者に接触して、これらを支持する。支持部59には、ストッパ部57と面同士で接触するように平面状に形成された接触部60が設けられている。ロックリフタ31の第2軸35は、支持部59の端面(裏面)から第1軸33と平行するように突出されている。
図2〜図4に示す通り、ロック部材4には、ロック状態時にアンロック方向(図4等の矢印B2方向)の負荷が加えられた場合にロックリフタ31の支持部59に接触する箇所として壁部61が立設されている。壁部61は、ロック部材4の本体部38に一体形成されている。壁部61は、ロック装置1の幅方向(ロック及びアンロックの移動方向:Y軸方向)に沿って延びる第1壁部61aと、ロック装置1の奥行き方向(ロック及びアンロックの移動方向に対して直交する方向:X軸方向)に沿って延びる第2壁部61bとを備える。壁部61には、ロック部材4を軽量化する肉抜き部62が複数形成されている。ロック部材4の裏面には、ロック部材4の移動方向に沿って延びるレール部63が形成され、ロック及びアンロック時、レール部63がハウジング3の内面の溝(図示略)に沿って移動することでロック及びアンロックの直線移動が案内される。
図7に示すように、第1軸33の中心(軸L1)を通り、かつアンロック方向(図7の矢印B2方向)に沿う線を基準線Lkとした場合、ロックリフタ31は、ロック部材4がロック状態のときに、基準線Lkよりもロック方向(図7の矢印A1方向)に回転した状態をとる。このとき、基準線Lkに対してロックリフタ31がなす角度θは、ロック状態の際にロック部材4がアンロック方向に押されたとき、ロックリフタ31が確実にロック方向(図7の矢印A1方向)に回転できる値に設定されることが好ましい。角度θは、例えば1°〜45°の範囲内の値が好ましく、更には、3°〜30°の範囲内の値であるとよい。
図8に示すように、ロック装置1は、ロック装置1の作動を制御する制御装置65を備える。制御装置65には、アクチュエータ11及び電気接点部44が接続されている。ロック装置1は、外部から入力する切換信号Stを基にアクチュエータ11を制御して、ロック状態及びアンロック状態を切り換える。制御装置65は、電気接点部44から入力する検出信号Sr(ロック信号Sr1、アンロック信号Sr2)を基に、ロック部材4のロック位置及びアンロック位置を認識する。
次に、図7及び図9を用いて、本実施形態のロック装置1の作用について説明する。
図7に示す通り、ロック装置1がロック状態の際、ロック部材4にアンロック方向(図7の矢印B2方向)に過重な負荷がかけられたとする。このとき、ロックリフタ31は、同図の矢印F方向の力を受ける。ところで、本例の場合、ロック時、ロックリフタ31は基準線Lkに対してロック方向に所定量回った回転位置をとる。従って、ロックリフタ31が矢印F方向の力を受けたとき、ロックリフタ31がロック方向(図7の矢印A1方向)に回ろうとする。このため、ロック部材4にアンロック方向の負荷がかけられても、ロックリフタ31のロック方向の回転により、ロック部材4をロック状態に保持させ易くなる。
ここで、例えばロック装置1の他の構造例として、ロック装置1ロック状態時、ロック部材4に対してアンロック方向に過重な負荷がかけられたときに、ロック部材4がロックリフタ31の第2軸35に接触し、ロックリフタ31の支持部59がストッパ部57に接触する構造を例に挙げる。この構造の場合、てこの原理によって第2軸35の根元に過度の負荷がかかってしまうので、第2軸35が根元から折れてしまう可能性もある。
一方、本例の場合、図9に示すように、ロック装置1がロック状態の際に、ロック部材4にアンロック方向(図9の矢印B2方向)に過重な負荷が加えられたとき、ロック部材4からの接触と、ストッパ部57に対しての接触とを、ロックリフタ31の同じ支持部59で受けることになる。このため、ロック状態時にロック部材4に対してアンロック方向に過重な負荷がかけられても、ロックリフタ31には、てこの原理の負荷がかからないので、ロックリフタ31を壊れ難くすることが可能となる。
上記実施形態のロック装置1によれば、以下のような効果を得ることができる。
(1)ロック装置1は、ロック部材4がロック対象物2に係止していないアンロック状態から、伝達部材30がロックリフタ31を介してロック方向に動くことにより、ロック対象物2の動きを規制するロック状態に切り換わる。ロック装置1のストッパ部57は、ロック状態時のロック部材4にアンロック方向の負荷が加えられた場合に、ロック部材4から受ける負荷によってロック方向に動く伝達部材30と接触するように設けられている。ロック装置1の支持部59は、伝達部材30に設けられ、ロック状態時のロック部材4にアンロック方向の負荷が加えられた場合に、ストッパ部57及びロック部材4の両者に接触して、これらを支持する。
本例の構成によれば、ロック状態のとき、ロック部材4に対してアンロック方向に過重な負荷が加えられた際には、ロック部材4から伝達部材30にかかる負荷と、ストッパ部57から伝達部材30にかかる負荷とが、伝達部材30の支持部59によって支持される。このため、ロック部材4から伝達部材30にかかる負荷と、ストッパ部57から伝達部材30にかかる負荷とを、伝達部材30の同じ箇所でまとめて支持することが可能となる。従って、てこの原理に基づく大きな過重が伝達部材30に生じ難くなるので、伝達部材30の壊れ難さが確保される。よって、アンロック方向の過重な負荷に対する耐荷重を向上することができる。
(2)伝達部材30は、軸L1回りに回転してロック状態及びアンロック状態が切り換わる部材(本例は、ロックリフタ31)である。このため、伝達部材30を自位置で回る部材とすることが可能となるので、ロックやアンロックに切り換わる際に、移動スペースを確保する必要がない。よって、ロック装置1の装置小型化に寄与する。
(3)伝達部材30であるロックリフタ31は、回転の軸となる第1軸33に対して偏心位置に存在する第2軸35がロック部材4に連結されたクランク構造をとり、第1軸33の軸回りの回転運動をロック部材4の直線運動に変換することにより、ロック部材4をロック位置又はアンロック位置に移動させる。第2軸35は、支持部59の端面から第1軸33と平行するように突出されている。この場合、ロックリフタ31のクランク構造によってロック部材4のロック/アンロックを切り換えるという簡素な構成とすることができる。
(4)第1軸33の中心(軸L1)を通り、かつアンロック方向に沿う線を基準線Lkとした場合、伝達部材30であるロックリフタ31は、ロック部材4がロック状態のときに、基準線Lkよりもロック方向に回転した状態をとる。この場合、ロック部材4にロック方向の負荷が加えられた際には、ロックリフタ31がロック方向に回る動きをとって、ロック状態が保持される。よって、ロックの不正解除を生じ難くすることができる。
(5)ストッパ部57は、ロックリフタ31の支持部59を面で支持するように平面状に形成された壁面部58である。この場合、ロックリフタ31とストッパ部57との間に発生する過重を面で受けることが可能となるので、高過重に対する耐性を確保することが可能となる。よって、アンロック方向の過重な負荷に対する耐荷重の向上に一層寄与する。
(6)支持部59には、ストッパ部57と面同士で接触するように平面状に形成された接触部60が設けられている。この場合、ロックリフタ31とストッパ部57との間に発生する過重を面同士で受けることが可能となるので、高過重に対する耐性を確保することが可能となる。よって、アンロック方向の過重な負荷に対する耐荷重の向上に一層寄与する。
(7)ロック部材4には、ロック状態時にアンロック方向の負荷が加えられた場合に伝達部材30(本例は、ロックリフタ31)の支持部59に接触する箇所として壁部61が立設されている。この場合、ロック時にロック部材4にアンロック方向に過重な負荷がかけられたとしても、ロック部材4の壁部61と伝達部材30(本例は、ロックリフタ31)の支持部59とによって、十分な接触面を確保することが可能となる。よって、ロック時にロック部材4にアンロック方向に過重な負荷がかけられた際に、そのロック部材4を支持部59でしっかりと支持することができる。
(8)ストッパ部57は、ロック部材4のハウジング3の内部に収納されたフレーム材17に設けられている。この場合、ロック装置1の構成部品であるフレーム材17を利用して、部品追加なくストッパ部57をロック装置1に設けることができる。
なお、本実施形態は、以下のように変更して実施することができる。本実施形態及び以下の変更例は、技術的に矛盾しない範囲で互いに組み合わせて実施することができる。
・ストッパ部57は、フレーム材17に形成されることに限らず、ハウジング3に設けられてもよいし、別部材を追加して、この追加部材に設けてもよい。
・ストッパ部57は、フレーム材17の壁の一部を利用して形成された壁面部58に限定されない。例えば、フレーム材17に突部を設けて、この突部をストッパ部57としてもよい。
・ストッパ部57は、平面状に形成されることに限らず、例えば曲面状としてもよい。
・支持部59は、ロックリフタ31において回転板34の裏面に形成された部材に限らず、例えば回転板34の上面に形成されてもよい。
・支持部59は、回転板34に対して別部位に設けられることに限らず、回転板34の一部から構成されてもよい。
・支持部59から接触部60を省略してもよい。
・ロック部材4は、直線方向に動く部材に限定されず、例えば回転方向に動く部材としてもよい。
・ロック部材4は、壁部61ではない箇所でロックリフタ31と接触してもよい。
・ロック部材4は、壁部61を持たない形状としてもよい。
・ロック部材4は、ピン形状に限定されず、ロック対象物2と係止できる形状のものであればよい。
・ロック部材4と伝達部材30とを連結させる構造は、クランク構造に限定されない。例えば、伝達部材30の軸周面に螺旋状の溝を形成し、この溝に沿ってロック部材4を上下動させることにより、ロック/アンロックを切り換える構造でもよい。
・第2軸35は、支持部59の端面(裏面)に形成されることに限らず、伝達部材30の一部分から突出した部位であればよい。
・ロックリフタ31をストッパ部57で支持する機構は、ロック方向側にのみ形成されることに限らず、アンロック方向側にも形成されてもよい。
・伝達部材30は、ロックリフタ31に限定されず、自位置で回転してロック部材4のロック/アンロックを切り換える部材であればよい。
・伝達部材30は、回転する部材に限定されず、例えば直線方向にスライド移動する部材でもよい。
・ロック装置1は、車両に用いられることに限らず、他の機器や装置に使用してもよい。
1…ロック装置、2…ロック対象物、3…ハウジング、4…ロック部材、17…フレーム材、30…伝達部材、31…ロックリフタ、33…第1軸、35…第2軸、56…過重負荷支持機構、57…ストッパ部、58…壁面部、59…支持部、60…接触部、61…壁部、Lk…基準線。

Claims (8)

  1. ロック部材がロック対象物に係止していないアンロック状態から、前記ロック部材が伝達部材を介してロック方向に動くことにより、前記ロック対象物の動きを規制するロック状態に切り換わるロック装置であって、
    ロック状態時の前記ロック部材にアンロック方向の負荷が加えられた場合に、前記ロック部材から受ける負荷によってロック方向に動く前記伝達部材と接触するように設けられたストッパ部と、
    前記伝達部材に設けられ、ロック状態時の前記ロック部材にアンロック方向の負荷が加えられた場合に、前記ストッパ部及び前記ロック部材の両者に接触して、これらを支持する支持部と
    を備えたロック装置。
  2. 前記伝達部材は、軸回りに回転してロック状態及びアンロック状態が切り換わる部材である
    請求項1に記載のロック装置。
  3. 前記伝達部材は、回転の軸となる第1軸に対してずれた位置に存在する第2軸が前記ロック部材に連結されたクランク構造をとり、前記第1軸の軸回りの回転運動を前記ロック部材の直線運動に変換することにより、前記ロック部材をロック位置又はアンロック位置に移動させ、
    前記第2軸は、前記支持部の端面から前記第1軸と平行するように突出されている
    請求項2に記載のロック装置。
  4. 前記第1軸の中心を通り、かつアンロック方向に沿う線を基準線とした場合、前記伝達部材は、前記ロック部材がロック状態のときに、前記基準線よりもロック方向に回転した状態をとる
    請求項3に記載のロック装置。
  5. 前記ストッパ部は、前記伝達部材の前記支持部を面で支持するように平面状に形成された壁面部である
    請求項1〜4のうちいずれか一項に記載のロック装置。
  6. 前記支持部には、前記ストッパ部と面同士で接触するように平面状に形成された接触部が設けられている
    請求項1〜5のうちいずれか一項に記載のロック装置。
  7. 前記ロック部材には、ロック状態時にアンロック方向の負荷が加えられた場合に前記伝達部材の前記支持部に接触する箇所として壁部が立設されている
    請求項1〜6のうちいずれか一項に記載のロック装置。
  8. 前記ストッパ部は、前記ロック部材のハウジングの内部に収納されたフレーム材に設けられている
    請求項1〜7のうちいずれか一項に記載のロック装置。
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