JP2021172119A - 車両の吹出装置 - Google Patents
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Abstract
Description
この特許文献1の吹出口は、
空調用空気の通風路と吹き出し口を形成する管状体(上本体部および下本体部)と、
通風路の吹き出し口より上流に、通風路を横切って延びるダンパー軸に回動可能に、該ダンパー軸から上流側へそれぞれ伸びる2枚のフラップ(第1フラップおよび第2フラップ)と、
乗員が操作できる位置に配置され、2枚のフラップの回動をコントロールできる調整機構(操作ノブ)と、
を備え、
管状体は、ダンパー軸より上流側の上流部(頂上流部および底上流部)は、同ダンパー軸より下流側の下流部(頂下流部および底下流部)より通風路の外側へ、傾斜部(頂傾斜部および底傾斜部)を介して拡張し、閉位置にいる時の2枚のフラップは、その先端部が前記傾斜部に接する、
ように構成されたものある。
図1〜図3に示すように、本実施形態にかかる吹出装置1は、自動車に設けられる装置であって、吹出口10と、空気供給路50とを備えている。なお、上記吹出装置1と、自動車と、吹出口10と、空気供給路50とが、それぞれ、特許請求の範囲に記載の「吹出装置」と、「車両」と、「吹出口」と、「空気供給路」とに該当する。
まず、吹出口10について図1〜図3を参照しつつ説明する。
なお、本実施形態にかかる吹出口10は、特開2018−0166228号公報に記載のレジスタ(以下、「公知レジスタ」と称す)と同様な構成を備えたものであるが、本発明の理解を容易にするため、以下において、その概略を説明することとする。
吹出口本体11は、断面略矩形状に形成された管状部材からなり、空気供給路50に接続される空気流入部11Aと、空気流入部11Aから流入した空調用空気を車内空間に吹き出す吹出開口部11Bとを有している。図示は省略するが、吹出口本体11の所定位置には、複数の下流側フィン21、複数の上流側フィン22およびシャットダンパ30を、それぞれ軸支するための軸受け部(例えば、孔部)が設けられている。なお、上記空気流入部11Aと、吹出開口部11Bとが、それぞれ、特許請求の範囲に記載の「空気流入部」と、「吹出開口部」とに該当する。
下流側フィン21は、吹出開口部11Bから吹き出される空調用空気の上下方向の角度を変更するために用いられる部材である。本実施形態にかかる下流側フィン21は、左右方向に延びる板状部材からなり、吹出口本体11の吹出開口部11Bに近接した位置に配置される。
上流側フィン22は、吹出開口部11Bから吹き出される空調用空気の左右方向の角度を変更するために用いられる部材である。この上流側フィン22は、上下方向に延びる板状部材からなり、下流側フィン21よりも空気流入部11A側(上流側)に配置されている。
シャットダンパ30は、上流側フィン22の上流側に配置され、空気流入部11Aと吹出開口部11Bとの間の通路を開閉するための部材である。
本実施形態にかかるシャットダンパ30は、「公知レジスタ」と同様に、板状に形成された、第1フラップ31と、第1フラップ31よりも下方に配置される第2フラップ32と有している。
これら第1傘歯車31aおよび第2傘歯車32aは、何れも、後述する操作軸42の操作部側傘歯車43が噛み合う位置に配置される。
(a)操作軸42を所定方向(例えば、時計回り)に回転させることによって、第1フラップ31および第2フラップ32を全閉位置Cに向けて移動させることができる一方、
(b)操作軸42を上記所定方向とは反対方向(例えば、反時計回り)に回転させることによって、第1フラップ31および第2フラップ32を全開位置Oに向けて移動させることができる、
ように構成されている。
操作部40は、「公知レジスタ」と同様に、吹出開口部11Bから吹き出される空調用空気の吹出方向や吹出風量を変更する際、乗員が操作することができるように構成されたものである。
本実施形態にかかる操作部40は、乗員が指で摘まんだ状態で操作することが可能な摘まみ部41と、操作軸42と、操作部側傘歯車43とを有している。
上述したように、本実施形態にかかる操作軸42には、その軸中に、2つの自在接手(図3の「下流側自在接手42a」および「上流側自在接手42b」参照)が互いに間隔を空けて設けられている。このような自在接手(「ユニバーサルジョイント」ともいう)は、今や公知であるため、詳しい説明を省略するが、本実施形態にかかる下流側自在接手42aおよび上流側自在接手42bおいても、一端側の軸方向と他端側の軸方向とのなす角度を変化させても、一端側から入力された回転力を他端側に伝達することができるように構成されている。
(a)摘まみ部41を上方または下方に傾動させることで、下流側フィン21を上下方向に移動させることができる(吹出開口部11Bから吹き出される空調用空気の上下方向の角度を変更することができる)一方、
(b)摘まみ部41を下流側フィン21の長孔21bに沿って左方向または右方向に移動させることで、上流側フィン22を左右方向に移動させることができ(吹出開口部11Bから吹き出される空調用空気の左右方向の角度を変更することができ)、また、
(c)摘まみ部41を時計回りまたは反時計周りに回転させることで、シャットダンパ30を全閉位置Cと全開位置Oとの間で移動させることができる(吹出開口部11Bから吹き出される空調用空気の吹出風量を調節することができる)、
ように構成されている。なお、本実施形態では、1つの操作部(摘まみ部41)で、下流側フィン21の移動、上流側フィン22の移動、および、シャットダンパ30の開閉をおこなえるように構成したが、これらを別々の操作部でおこなえるように構成することも可能である。
次に、本実施形態にかかる空気供給路50について図1および図3を参照しつつ説明する。
図1および図3に示すように、空気供給路50は、空気流通部51と、空気逃げ部56とを有している。なお、上記空気流通部51と、空気逃げ部56とが、それぞれ、特許請求の範囲に記載の「空気流通路」と、「空気逃げ部」に該当する。
空気流通部51は、空調装置(図示省略)から導出された空調用空気を吹出口10に導くための管路(ダクト)で、吹出口10の空気流入部11Aと略同一の断面形状(本実施形態では、断面矩形状)を有している。
詳しくは後述するが、空気流通部51内の空調用空気の圧力が上昇した際にその圧力を吸収するための部材で、例えば、比較的硬質な樹脂や鋼板により形成されている。
空気逃げ部56の上流側と、下流側とには、それぞれ、空気流通部51を接続するための上流側接続部56Aと、吹出口10の空気流入部11Aを接続するための下流側接続部56Bとが設けられている。なお、上記上流側接続部56Aと、下流側接続部56Bとが、それぞれ、特許請求の範囲に記載の「反吹出側取り付け部」と、「吹出側取り付け部」とに該当する。
本実施形態では、空気流通部51と空気逃げ部56とが、上流側接続部56Aを空気流通部51に差し込むことにより接続される構成となっているため、上流側接続部56Aの外面形状は、空気流通部51の内面形状よりも若干小さく形成されている。なお、上流側接続部56Aを空気流通部51に差し込んだ状態で、これらの間に空気漏れの原因となる隙間が生じうるが、このような隙間は、公知の手法、例えば、シーリング材の充填や粘着シート(例えば、ダクトテープ)の貼付によって処理することが可能である。
シール部56Bbは、下流側接続部56Bに空気流入部11Aが挿入(嵌挿)された際に、これらの間に隙間が生じないように気密よく封止するための部材(例えば、ゴム製のパッキン)である。
(a)空気逃げ部56の上流側接続部56Aを空気流通部51に差し込んで、空気供給路50と空気逃げ部56とを接続する、
(b)次に、吹出口10の空気流入部11Aを空気逃げ部56の下流側接続部56Bに挿入して、吹出口10と空気逃げ部56とを接続する、
といった手順を踏むことでおこなうことが可能となっている。
(a)空気流入部11Aの外面と空気逃げ部56の内面との間には、閉空間Sが形成されるとともに、
(b)閉空間Sの上流側には、これに通じる隙間G(空気流入部11Aの上流側端部および上流側接続部56A間に形成される隙間)が形成される、
ように構成される。
次に、このように構成された吹出装置1の空気供給路50内で圧力変動が生じた際の圧力の挙動について図3〜図5を参照しつつ説明する。
なお、以下においては、
(a)空調装置(図示省略)から一定の風量および圧力で空調用空気が送出されていること、
(b)全開位置Oにあるシャットダンパ30を急に全閉位置Cに移動させること(急閉すること)、
を前提として説明する。
すなわち、空気流通部51内の圧力は、閉空間S内の空調用空気に吸収されていくこととなるため、その結果、空気流通部51内の圧力の上昇を抑える(圧力のピーク値を下げる)ことが可能となる(図5の「圧力値P」参照)。
したがって、このような構成によれば、シャットダンパ30を急閉した際の異音の発生、および、これに伴う吹出口10や空気供給路50の破損・損傷をさらに抑制することができる。
に含まれることはもちろんであることを付け加えておく。
Claims (5)
- 空調用空気を車内空間に吹き出す吹出口と、
前記吹出口へ向かって空調用空気を導く空気供給路と、
を備えた車両の吹出装置であって、
前記吹出口は、
前記空気供給路に接続される空気流入部と、
車内空間に開口する吹出開口部と、
前記空気流入部と前記吹出開口部との間に設けられ、空調用空気の流通を遮断する全閉位置と前記吹出開口部を所定開度で開放する全開位置との間で移動可能な開閉部と、
を有し、
前記空気供給路は、
空調用空気が流通する空気流通部と、
前記空気流通部の吹出方向の端部側において外方へ張り出すように設けられ、前記空気流通部内の空調用空気を取り入れて溜め置くことが可能な空気逃げ部と、
を有する、
ことを特徴とする車両の吹出装置。 - 前記空気逃げ部は、
その少なくとも一部が膨出変形可能な部材により形成される、
ことを特徴とする請求項1に記載の車両の吹出装置。 - 前記空気逃げ部は、
前記吹出方向の端部に前記空気流入部を取り付けるための吹出側取り付け部と、
前記吹出方向とは反対の反吹出方向の端部に前記空気流通部を取り付けるための反吹出側取り付け部と、
を有する、
ことを特徴とする請求項1または請求項2に記載の車両の吹出装置。 - 前記吹出側取り付け部は、
前記空気流入部が篏挿可能な形状を有し、
前記空気流入部は、
前記吹出口と前記空気逃げ部とを組み付けた状態で前記反吹出側取り付け部との間に隙間を空けて配置され、
前記空気逃げ部は、
前記隙間を介して空調用空気を取り入れる、
ことを特徴とする請求項3に記載の車両の吹出装置。 - 前記吹出口は、
前記開閉部に接続され、乗員の操作によって前記開閉部の開閉位置を変更可能な操作部を有する、
ことを特徴とする請求項1〜請求項4の何れか1項に記載の車両の吹出装置。
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