JP2021172016A - フラットファイルの背幅部補強板 - Google Patents

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Abstract

【課題】 従来のフラットファィルは、内容量が増え重くなった場合や、背表紙の端縁が多使用により柔らかく弱くなってくると、取り出し時の集中荷重に耐えられず背表紙の端縁が破れる不具合を生じていた。【解決手段】本願発明は、背表紙上端縁の内面と外面を、軟質材から成る平板状の板で挟んで、上端縁の面強度を上げるのと共に、さらに、背表紙(A面、B面)全体横方向近傍の、強度も同時に上げようとするものであって、フラットファイルのとじ具足(2)部に本願発明の物品を取り付けることで、簡単容易にフラットファイル上端縁部、及び、周囲の強度も上げるものである。【選択図】 図3

Description

この発明は、日本ファイル・バインダー協会にて、フラットファイルと呼称し販売している、記録済の文書(伝票・カタログ・書類など。)を2穴パンチで穴開けして綴じ込み整理・保管する、穴開け綴じ式表紙付きファイルに関し、長期の繰り返し使用による物品の破損防止を目的としている。
従来における、縦型フラットファイル(JIS S 5505)A4サイズを主体に説明するが、横型(E型)でも寸法形状を変更すれば使用できるので、他の形状への使用を制限するものではない。
縦型フラットファイルに綴じこんだ文書が増えて重くなるにつれ、また、使用頻度が増えるに伴い、背表紙〈背幅の面表(23)〉を外面として、本棚や事務用引き出しに保管したフラットファイル(F)(以下、単にファイルと呼ぶ。)全体を取り出すには、背表紙・・図1で云う、背幅の面裏(21)・・の上縁に指を掛けて取り出していた。
このため、ファイル(F)の内容量が増え重くなってきたり、背表紙の端縁が多使用により柔らかに弱くなってくると、荷重に耐えられず背表紙の端縁が破れる不具合を生じていた。
本願発明は、背表紙上端縁の内面と外面を軟質材であるプラスチック材で挟んで上端縁の面強度を上げるのと共に、さらに、面強度向上する部分近傍のA面とB面も、同時に強度を上げようとするものであって、ファイル(F)のとじ具足(2)部に後述する平板状物品を取り付けることで、簡単容易にファイル(F)上端縁部と廻りの強度を上げるものである。
従来構成として、単純に、ファィル上端縁の外面に補強用帯を取り付けるもの、ファィル上端縁の内面と外面を挟んで、同時に面強度を上げるもの、さらに、ファイルのとじ具足ととじ具の押え間に、背表紙補強板と裏表紙補強板から成る1体形成の補強具を挟み込む等、独立部材を適所に取り付けて、強度を上げようとするものは、先行技術文献で示す如く公知である。
しかし、従来のこれらの補強具は、補強用帯においてはファイルの上部背面に、上下に幅のある金属帯の先端を押し込み、折り曲げて固定するため高さ方向に余裕が必要で、図1で示す上縁では、抜け落ちやすくて安定せず、少し下方に強固な金属補強帯を取りつけると、金属によってはファイルが強くはなっても、ファイルの開閉が難しくなる欠点を有していた。
他の公知例である、ファィル上端縁の内面と外面を挟んで、同時に面強度を上げるものは、薄手のファイル面板では容易に作業できるが、厚手のファイル面板になると、角部分の内幅と外幅では、少なくとも板厚の2倍を加えた寸法差が生じ、ファイルの形式が折り返しのとじしろ付き等によっては、4倍を加えた厚みとなり、引用文献第2図で示す平板状の面シートを両面に有する補強シートでは、コーナー部の表裏接着部分が内側の内面側で弛みがちになり、隙間なく張り付けるためには、補強シートの形状を平面ではなく、部材形状に合わせて変更等の対策が必要と思考される。
さらに、別文献で公知の、ファイルのとじ具足ととじ具の押え間に、背表紙補強板と裏表紙補強板から成る1体形成の補強具を挟み込むものは、大きいものでは裏表紙一杯の裏表紙補強板と、背表紙一杯の背表紙補強板とから成っており、小さいものでも裏表紙の幅方向には幅狭いが、背表紙一杯の背表紙補強板とから成った形状の補強具を基本に、色々の追加部材を有している、90°方向に二つ折りした、部品保管時に厚みの必要な部材としていた。
実開昭62−43781号公開実用新案公報 実開昭58−110467号公開公報 特開平08−238881号
本願発明では、ファイルの背表紙上縁廻りを、簡単容易に補強しようとするもので、従来のような特殊な金具を打ち込んで補強せず、また、ファイル角の部分が、凹凸弛むことなく平面全体で接着でき、取付ける補強板自体を平板化し、収納保管時の部品としては嵩張らず、ファイルの対応位置に取付け移動すると、接着平面ごとに廻りを溝で囲い、溝を薄肉としているので、該、薄肉の溝部が目で見るだけで、ファィルの曲げ角に対応するための溝か、部材の無い折り返しのための溝か、一目瞭然となり、単純に次の作業が理解でき、間違いの少ない作業を続け得ることができる。
言葉を変えると、本願発明品である1枚の平板から成る補強板の係合穴(2a)・(2a)を、ファイル内側(内面)のとじ具足(2)・(2)に取り付けるだけで、本願要部の背幅補強板(6)がファイルの背幅の面(21)に位置する。
互いに対面した面を接着することで、ファイル内方の取付基準姿勢が誰にでもでき、ファイル内から外方に飛び出した補強板は、横方向に設けられた薄肉溝に沿って、ファイル表側に折り曲げ、対向面間を接着する。
この状態では、ファイル背幅の上端廻りに、本願の補強板が雑然と取り付け途中にあることが、見える。
この時、ファイル(F)を開閉すると、ファイル表側に接着された各平面部は、縦方向の薄肉溝部がファイル(F)の折目部として作用するのが確認できる。
ここで、ファイル外面でファイル上に突出する、展開内面板(18)と展開板(19)をファイル内面側に折戻して接着する。
展開内面板(18)は、単純にファイル内面に接着張り付けし、展開板(19)は裏表紙(B面)と、とじしろ(1)間の裏表紙面(B面)の内面に接着張り付けることで、ファイル(F)開閉の折り曲げ支点が、第1縦溝(7)中心と、第2縦溝(10)中心と、近い位置での別支点ができるから、ファイル開閉がスムーズに行える。
この発明は、軟質系樹脂を平板状に展ばしたもので作製し、従来品に対し少ない材料で効果を発揮するため、平板状とした面はそれぞれの面形状を維持し、面板と面板の間を薄肉の溝を介して接続することで、面板間の開閉動作を容易とするものであり、次の如き技術手段を講じている。
まず、請求項1記載の発明は、JISで規定しているフラットファイル(F)であって、上下方向に位置するとじしろ(1)に取付けたとじ具足(2)と、とじ具の押え(3)を有する2穴綴じ具方式のフラットファイル(F)において、前記、とじ具足(2)部に係合する係合穴(2a)・(2a)を有して、上下方向に長い基板(4)を設け、該、基板(4)の上縁近傍部(5)から側方に延出する背幅補強板(6)を、表面を凹ませた幅狭の第1縦溝(7)を介して配置している、ことを特徴とするフラットファイルの背幅部補強板であり、基板(4)と側方に突設の背幅補強板(6)の面強度は保ちつつ、両者を接続する第1縦溝(7)の肉厚を薄くするに連れ、ファイル(F)それぞれの面間の開閉は、軽く行なえる。また、第1縦溝(7)は、面間の開閉時の開閉軸も兼ねている。
次に、請求項2記載の発明は、幅補強板(6)から上方に伸びる、上延背幅板(9)を、裏面が凹んだ幅狭の第1横溝(8)を介して配置していること、さらに、上延背幅板(9)の右方には、裏面が凹んだ幅広の第2縦溝(10)を介して上延平面板(11)が配置され、上延背幅板(9)の左方には、裏面が凹んだ幅狭の第3縦溝(12)と第4縦溝(13)を設けた、中間板(14)が配置され、中間板(14)の更に左方には、外面展開板(15)を配置していること、を特徴とする請求項1記載の、フラットファイルの背幅部補強板であり、ファイル(F)のとじ具足(2)・(2)に、本願の発明品である基板(4)の係合穴(2a)・(2a)を取り付けると、裏面が凹んだ幅狭の第1横溝(8)がファイル(F)の上縁に位置し、第1横溝(8)よりも上に位置する上延背幅板(9)や上延平面板(11)や外面展開板(15)等の各面板が、ファイル(F)の上縁よりさらに上に突出し、該、突出部分を、単純に第1横溝(8)を折り目として、各面板をファイル(F)の表面側に折り返し、先ず、上延背幅板(9)をファィル背表紙の背幅の面表(23)に張り付ける。
このように、各面板をファイル(F)表面側に折り返すことが、フラットファイルの背幅部補強板である第1横溝(8)を眺めるだけで瞬時に理解できる構成が、請求項2の特徴である。
第1横溝(8)部は、その肉厚を薄くすれば、折り返し荷重が少なく容易になるが、余りにも薄くすると、幅補強板(6)に対し折り返し時上延背幅板(9)の左右方向がフラつき安定し難しくなるから、最小限の厚みは必要である。
上延背幅板(9)をファィル背表紙の背幅の面表(23)に張り付け後は、中間板(14)と外面展開板(15)を、ファイル表紙(A面)のA面表(24)側に張り付けると共に、上延平面板(11)は、ファイル裏表紙(B面)のB面表(26)側に張り付ける。この時、第1横溝(8)の肉厚を厚くしすぎると、溝中心の曲げは曲げ難くなるので、ある程度の肉薄は必要である。
そして、請求項3記載の発明は、前記、外面展開板(15)と上延平面板(11)には、その下方に裏面が凹んだ、幅狭の第2横溝(16)と第3横溝(17)を介して、それぞれ、展開内面板(18)と、展開板(19)を設けていること、を特徴とする、請求項1または請求項2記載の、フラットファイルの背幅部補強板であり、ファイル(F)の外部でファイル(F)の表紙上縁よりも上に突出している展開内面板(18)を、幅狭の第2横溝(16)を中心にファイル(F)内面〈A面裏(22)〉に折り返し接着する。
また、展開板(19)は、ファイル(F)内面のとじしろ(1)を除け、直接裏表紙の内面〈B面裏(25)〉に第3横溝(17)を折り返し中心として折り曲げて接着する。
この時、ファィル(F)全体の開閉は、背表紙(背幅)と表紙間は、幅狭の第3縦溝(12)を中心(支点)として開閉し、背表紙(背幅)ととじしろ(1)の間は、幅狭の第1縦溝(7)を中心(支点)として開閉し、背表紙(背幅)と裏表紙間は、幅広の第2縦溝(10)を中心(支点)としてゆるく開閉するから、裏表紙側には、幅狭の第1縦溝(7)の開閉支点と幅広の第2縦溝(10)の開閉支点と、2か所の開閉支点ができるから、ファィル(F)の開閉が無理なく行なえる。
また、請求項4記載の発明は、背幅補強板(6)・上延背幅板(9)・中間板(14)・外面展開板(15)・展開内面板(18)・上延平面板(11)・展開板(19)の各裏面は、接着剤による接着層(20)を設けている、ことを特徴とする請求項1または請求項2または請求項3記載の、フラットファイルの背幅部補強板であって、各面がファイル(F)の表面または裏面に接着固定されても、接着なしの縦溝と横溝を介して各面板が設けられているから、ファイル(F)の開閉時に面板が作用せず、各溝部で開閉動作が緩められ、ファイル(F)の開閉が容易に行なえる。
さらに、請求項5記載の発明は、背幅補強板(6)はJIS規格ファィルで呼称の、背幅の面裏(21)に張り付け、展開内面板(18)は同ファイルで呼称の、A面裏(22)に張り付け、上延背幅板(9)は同ファイルで呼称の、背幅の面表(23)に張り付け、中間板(14)と外面展開板(15)は、A面表(24)に張り付け、上延平面板(11)は、同ファイルのB面表(26)に張り付け、展開板(19)は、同ファイルのB面裏(25)に張り付けた、ことを特徴とする請求項1または請求項2並びに請求項3または請求項4記載の、フラットファイルの、背幅部補強板であって、この規格ファィルは、ファイリングする用紙の枚数が少ないうちは、図1で示す背幅の面裏(21)左端の第1折れ線(21a)部を中心としてA面が開閉する少量ファイリング開閉と、用紙が所定量を超えて厚くなると、第1折れ線(21a)左側のA面に設けた破線表示の第2折れ線(22a)を中心に開閉する多量ファイリング開閉の、両開閉が可能な構成としている。
また、多量ファイリング開閉を容易とするために、本願発明の図5構成では、図1で示す、A面裏(22)の第1折れ線(21a)と第2折れ線(22a)の間は面板の無い空間部とし、A面表(24)側に横方向に連続する各面板を設けている。
それは、A面表(24)の第1折れ線(21a)と第2折れ線(22a)間の対応部表側には、中間板(14)が接着され、少量ファイリング開閉時は第3縦溝(12)部が開閉中心となり、多量ファイリング開閉時は第4縦溝(13)部が開閉中心となって、開閉操作がA面の突っ張りなく容易に無理なく行なえる。
フラットファイルの説明用、展開斜視図。 本願発明を折り込んだ、フラットファイルの全体斜視図。 図2の、要部拡大図。 支点部の、説明用斜視図。 本願発明品、背幅部補強板の平面図。 図5の、A−A線端面図。 図5の、B−B線端面図。 本願発明を折り込んだ、別図例、フラットファイルの全体斜視図。
以下、この発明の実施の形態を、図面に基づいて具体的に説明するが、本願発明の範囲は、以下に説明する実施の形態に限定されるものではない。特段の説明がない限り、同様の作用効果があるものは、全て含むものである。
図1は、縦型フラットファイル(JIS S 5505)A4サイズを示す、説明用の全体斜視図である。フラットファイルについては、以下ファイル(F)と呼称する。
JIS規定のファイル(F)を左右に開くと、左にA面裏(22)があり、背幅の面裏(21)を経てとじしろ(1)となり、最後がB面裏(25)としている。該、とじしろ(1)にとじ具足(2)が上下一対の2本突設されており、本願発明品は、このとじ具足(2)に取り付けることで、以下に説明する特有の効果を生じる。
この発明は、軟質系樹脂を平板状に展ばしたもので作製し、従来品に対し少ない材料で効果を発揮するため、平板状とした面は面形状を維持し、面板と面板の間を薄肉の溝を介して接続することで、面板の開閉動作を容易とするものであり、次の如き技術手段を講じている。
先ず、上下方向に長い平板状の基板(4)を設け、該、基板(4)にはあり溝式の係合穴(2a)・(2a)を設け、ファイリングした書類を外すことなく、あり溝を利用して基板(4)をとじ具足(2)・(2)に取り付けることができる。つまり、使用中のファイルであっても、本願発明を追加利用できる。
そして、本願発明の基板(4)をとじ具足(2)・(2)最下面にとじ具の押え(3)で押し付け固定すると、ファイル(F)の上縁近傍に、第1横溝(8)や第2横溝(16)や第3横溝(17)部が近づき、ファイル(F)の上縁から上に上延背幅板(9)や右方に幅広の第2縦溝(10)を介して上延平面板(11)が突出し、上延背幅板(9)の左方には、裏面が凹んだ幅狭の第3縦溝(12)と第4縦溝(13)を有する中間板(14)と更に左方には外面展開板(15)が突出している。
これらの突出部材は、何も考えずにファイル(F)の上縁から向こう側に、第1横溝(8)や第2横溝(16)や第3横溝(17)部を中心として折り曲げると、ファイル(F)のA面表(24)や背幅の面表(23)やB面表(26)に各面板を折り返すことができる。
先ず、折り返された面板のうち背幅の面表(23)に位置する上延背幅板(9)を、面表に接着する。背幅の面裏(21)には、背幅補強板(6)を張り付けているから、背幅の面上縁部は、表裏を面板で補強されている。この状態では、ファイル(F)の開閉は、第1縦溝(7)を中心として開閉される。
次に、折り返された面板のうち、A面表(24)側を説明すると、第1折れ線(21a)と第2折れ線(22a)間部分に中間板(14)が位置しており、該、中間板(14)はA面表(24)に接着する。また、隣面の外面展開板(15)も、A面表(24)に接着する。
そうすると、外面展開板(15)から第2横溝(16)を介して接続する展開内面板(18)は、A面表(24)上縁から突出するので、展開内面板(18)は第2横溝(16)を中心としてA面裏(22)に折戻し接着する。
B面表(26)側に折り返された面板の上延平面板(11)は、B面表(26)にそのまま接着し、上延平面板(11)から第3横溝(17)を介して接続する展開板(19)は、B面表(26)上縁から同様に突出するので、展開板(19)は第3横溝(17)を中心として、B面裏(25)に直接折戻して接着する。該、B面裏(25)の接着面は、とじしろ(1)とB面裏(25)が接当する部分であり、とじしろ(1)に触れないようにB面側にのみ張り付けておく。
この状態を、図3拡大斜視図で説明する。
ファイル(F)のA面開閉は、接着されていない第3縦軸(12)及び第1縦軸(7)の両者軸を中心に開閉され、開閉時に第3縦軸(12)の内壁面がA面表(24)から浮き上がることと、第1縦軸(7)の折れ曲がり変形で、引きつり無く開閉できる。
ファイル(F)の開閉は、通常A面側の開閉であり、ファイリングされる用紙がとじしろ(1)の上に載置され、とじ具の押え(3)で固着され、開閉のたびに現れる。
ファイリングされた用紙は、部分的に開閉でき、全部をA面側に開くと、とじしろ(1)ごと第1縦軸(7)を中心に広げ得る。この時、展開板(19)はB面側〈B面表(25)〉に接着されており、接着されていない第2縦軸(10)の浮き上がりにより、第2縦軸(10)を中心に簡単に広げ得る。
本棚やビジネス机の仕切り板内に並べたファィル(F)は、取り出す時、重量的に軽い場合は背幅の面表(23)側を指で挟持して取り出すが、ファィル(F)が重くなるにつれ、背幅の面裏(21)上縁に指を掛け引っ張り出し、取り出すようになる。これを繰り返すと、背幅の面裏(21)上縁が痛み、酷い場合は破れてしまう。
本願発明は、この背幅の面裏(21)上縁に、内面に背幅補強板(6)を張り付け、背幅の面表(23)には上延背幅板(9)を、第1横溝(8)を介して張り付けることで、背幅部上縁の裏と端面と表との3面の強度を保ち得る。
その上、上延背幅板(9)の左右、A面表(24)とB面表(26)には、第3縦溝(12)と第2縦溝(10)を介して、それぞれ面板が延長して接着取り付けされているので、背幅の面裏(21)上縁に指を入れ引っ張っても、背幅部とその廻りの変形を防止できる。
また、A面裏(22)規定場所の第2折れ線(22a)と、第4縦溝(13)を同位置に設けたので、ファイリングされる用紙がどんどん増えてファイルが厚くなる時、A面裏(22)は、第2折れ線(22a)を中心に曲がりが容易となるので、本棚やビジネス机の仕切り板内にファィル(F)を、容易に整理保管することができる。
図1が、ファィル(F)を開いた斜視図であるのに対し、図2・図4の全体斜視図は、ファィル(F)を閉じ、対応部に本願発明品を取り付けた状態を示している。
つまり、とじしろ(1)のとじ具足(2)・(2)部、に本願発明の基板(4)に開口した係合穴(2a)・(2a)のあり溝を通し取り付け、基板(4)から各面板を介して、ファィル(F)のA面表(24)に、中間板(14)と外面展開板(15)が達した構成を示している。
図3は、その要部の拡大図で、説明済みです。図4は、図2のファィル(F)からA面表(24)を取り去った状態の全体斜視図で、B面裏(25)やとじしろ(1)、とじ具足(2)や基板(4)等が実線で現されている。
図6は断面図であって、図5のA−A線端面図である。
図例では、軟質系樹脂を、基準厚の平板とした基板(4)に対し、背幅補強板(6)はその肉厚を少し薄くしている。
第1縦溝(7)は、基板(4)や背幅補強板(6)の肉厚より薄肉とした所定幅の溝であり、基板(4)に対し背幅補強板(6)を曲げ易くしている。
空隙部を介して位置する、展開内面板(18)は、背幅補強板(6)よりさらに薄い肉厚の平板にしている。
図7は、図5のB−B線端面図であり背幅補強板(6)から、所定幅と肉厚の第1横溝(8)を介して、ファィル(F)の表面〈背幅の面表(23)〉側やA面表(24)やB面表(26)に展開する各面板が設けられている。
その面板は、前述した所定幅と肉厚の第1横溝(8)を介して、ファィル(F)の表面側に展開する、上延背幅板(9)であり、その平板の厚みは、背幅補強板(6)と同肉厚の通常厚としている。
また、上延背幅板(9)の右隣には、所定幅よりも幅広で薄肉の第2縦溝(10)を介して上延平面板(11)が設けられ、上延平面板(11)はB面表(26)側の対応部に張り付けられる。
上延背幅板(9)の左隣には、所定幅と肉厚の第3縦溝(12)を介して通常厚の中間板(14)が設けられ、中間板(14)は所定厚で肉薄の第4縦溝(13)を介して、通常厚の外面展開板(15)へと続いている。
本願発明品である図例は、基板(4)の平板が基準厚から始まり、平板通常厚の背幅補強板(6)へと少し薄くなり、ファィル(F)表面側に折り返す面板は、平板通常厚と同板厚とし、再度ファィル(F)内面側に折戻す面板は、更に両面板とも薄肉厚化することにより、局部的に荷重の集中作用を防ぎ、全体でなだらかに荷重を吸収納め得る。
図例では、平板の肉厚を基板(4)に対し遠くなるにつれ、薄肉化したが、ファイル(F)に強度面で影響が少ない場合、全ての平板を基準厚や通常厚にしても良い。
図8で示すものは、第2実施例を示すもので、第1実施例と異なる点を主体に、説明する。
基板(40)には、丸穴(40a)が開口されており、この丸穴(40a)をファイル(F)のとじしろ(1)に設けたとじ具足(2)に取り付ける。丸穴(40a)とすることは、とじ具足(2)に取り付ける際、ファイリングした用紙を取り外さなければならず、面倒であるが1度取り付けると、とじ具足(2)に安定して取り付けておくことができる。
また、基板(40)の上端部に、第1縦溝(7)を介して背幅補強板(6)を設けている点は同構成であるが、展開内面板(18)を直接面裏中間板(41)で連結している点は、図例1と異としている。この、面裏中間板(41)は図例1で説明した、第1折れ線(21a)と第2折れ線(22a)間のA面裏(22)上端部に位置し、第3縦溝(42)と第4縦溝を左右に設け、A面裏(22)や背幅の面裏(21)やB面裏(25)側に張り付ける裏側の面板と、表側の面板の間には連続横溝(44)が設けられ、該、連続横溝(44)で、面板の表裏反転を行ない、対応面に各面板は張り付けられている。
面板の表裏反転張り付け後の背幅部上端には、単一開口(45)が設けられる。
単一開口(45)は、背幅補強板(6)と上延背幅板(9)と、間に挟持のファイル(F)の背幅面の3者に亘って一個開口されている。
開口は、発明品の対応部に最初から開け、この対応部の背幅上縁部1面、に1穴パンチで通し開口したり、3面に同時開口等、やり方は色々ある。
該、ファイル上端縁の単一開口(45)部には、金属リングを通し、ファイリングされる内容に応じた、例えば、貸し部屋や会議室や体育館等を借りる場合、その部屋の出入り用開閉鍵や装置の作動キー等、必要部材を同時に吊るして置けば、管理が楽になる。
1 とじしろ 2 とじ具足
2a 係合穴 3 とじ具の押え
4 基板 5 上縁近傍部
6 背幅補強板 7 第1縦溝
8 第1横溝 9 上延背幅板
10 第2縦溝 11 上延平面板
12 第3縦溝 13 第4縦溝
14 中間板 15 外面展開板
16 第2横溝 17 第3横溝
18 展開内面板 19 展開板
20 接着層 21 背幅の面裏
21a 第1折れ線 22 A面裏
22a 第2折れ線 23 背幅の面表
24 A面表 25 B面裏
26 B面表 40 基板
40a 丸穴 41 面裏中間板
42 第3縦溝 43 第4縦溝
44 連続横溝 45 単一穴
F フラットファイル
















Claims (5)

  1. JISで規定しているフラットファイル(F)であって、上下方向に位置するとじしろ(1)に取付けたとじ具足(2)と、とじ具の押え(3)を有する2穴綴じ具方式のフラットファイル(F)において、
    前記、とじ具足(2)部に係合する係合穴(2a)・(2a)を有して、上下方向に長い基板(4)を設け、
    該、基板(4)の上縁近傍部(5)から側方に延出する背幅補強板(6)を、表面を凹ませた幅狭の第1縦溝(7)を介して配置していること、
    を特徴とするフラットファイルの背幅部補強板。
  2. 背幅補強板(6)から上方に伸びる、上延背幅板(9)を、裏面が凹んだ幅狭の第1横溝(8)を介して配置していること、
    さらに、上延背幅板(9)の右方には、裏面が凹んだ幅広の第2縦溝(10)を介して上延平面板(11)が配置され、
    上延背幅板(9)の左方には、裏面が凹んだ幅狭の第3縦溝(12)と第4縦溝(13)を設けた中間板(14)が配置され、
    中間板(14)の更に左方には、外面展開板(15)を配置していること、
    を特徴とする請求項1記載の、フラットファイルの背幅部補強板。
  3. 前記、外面展開板(15)と上延平面板(11)には、その下方に裏面が凹んだ、幅狭の第2横溝(16)と第3横溝(17)を介して、
    それぞれ、展開内面板(18)と、展開板(19)を設けていること、
    を特徴とする、請求項1または請求項2記載の、
    フラットファイルの背幅部補強板。
  4. 背幅補強板(6)・上延背幅板(9)・中間板(14)・外面展開板(15)・展開内面板(18)・上延平面板(11)・展開板(19)の各裏面は、
    接着剤による接着層(20)を設けている、
    ことを特徴とする請求項1または請求項2または請求項3記載の、
    4ラットファイルの背幅部補強板。
  5. 背幅補強板(6)はJIS規格ファィルで呼称の、背幅の面裏(21)に張り付け、
    展開内面板(18)は同ファイルで呼称の、A面裏(22)に張り付け、
    上延背幅板(9)は同ファイルで呼称の、背幅の面表(23)に張り付け、
    中間板(14)と外面展開板(15)は、A面表(24)に張り付け、
    上延平面板(11)は、同ファイルのB面表(26)に張り付け、
    展開板(19)は、同ファイルのB面裏(25)に張り付けた、
    ことを特徴とする請求項1または請求項2並びに請求項3または請求項4記載の、
    フラットファイルの背幅部補強板。
































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