JP2021171945A - 複合材料の成形装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】成形品である複合材料に樹脂のバックフローに起因して樹脂リッチ部分が生じることを抑制することができる複合材料の成形装置を提供する。【解決手段】複合材料10の成形装置100は、少なくとも2つの型(上型210、下型220)が相対的に開閉可能に備えられ強化基材11が配置されるキャビティ250を形成する成形型200と、成形型に備えられキャビティに樹脂12を注入する樹脂注入口240と、を有し、成形型は、上型(少なくとも2つの型のいずれか)に設けられ、第2の成形面212S(少なくとも2つの型のいずれかの分割面)から突出して配置される第3のシール部材330(シール部材)を備える。第3のシール部材は、上型と下型を相対的に閉じて樹脂注入口からキャビティに樹脂を注入した後に、上型と下型を相対的にさらに接近させるときに、強化基材を押圧する。【選択図】図3

Description

本発明は、複合材料の成形装置に関する。
近年、自動車の車体軽量化のために強化基材に樹脂を含浸させた複合材料が自動車部品として用いられている。複合材料の成形方法として、量産化に適したRTM(Resin Transfer Molding)成形法が注目されている。
RTM成形法にあっては、まず強化基材を成形型内のキャビティに配置し、キャビティ内に樹脂を注入し、強化基材に樹脂を含浸させて、樹脂を硬化させることによって、複合材料を形成する(特許文献1を参照)。
特開2006−188050号公報
しかしながら、樹脂を含浸硬化させる前の強化基材は比較的柔らかいため、樹脂を注入した後に型締めするときに、樹脂が注入時と逆方向に流れて(バックフロー)、型の分割面に配置された強化基材がキャビティの中央側に向かって持ち上がってしまう(寄ってしまう)場合がある。そのため、強化基材を意図した位置で成形(硬化)させることができず、成形品である複合材料に樹脂のみが存在する樹脂リッチ部分が生じてしまうという問題があった。
そこで、本発明は、成形品である複合材料に樹脂のバックフローに起因して樹脂リッチ部分が生じることを抑制することができる複合材料の成形装置を提供することを目的とする。
上記目的を達成する本発明に係る複合材料の成形装置は、少なくとも2つの型が相対的に開閉可能に備えられ強化基材が配置されるキャビティを形成する成形型と、前記成形型に備えられ前記キャビティに樹脂を注入する樹脂注入口と、を有し、前記成形型は、前記型のいずれかに設けられ、前記少なくとも2つの型の分割面から突出して配置されるシール部材を備え、前記シール部材は、複数の前記型を相対的に閉じて前記樹脂注入口から前記キャビティに前記樹脂を注入した後に、複数の前記型を相対的にさらに接近させるときに、前記強化基材を押圧する。
本発明に係る複合材料の成形装置によれば、シール部材は、複合材料を成形する際に、キャビティ内に位置し、強化基材を押圧することができる。そのため、シール部材は、樹脂のバックフローによって強化基材が持ち上がってしまう(寄ってしまう)ことを抑制することができる。したがって、本発明に係る複合材料の成形装置は、成形品である複合材料に樹脂のバックフローに起因して樹脂リッチ部分が生じることを抑制することができる。
本発明の実施形態に係る複合材料の成形装置を用いて成形した複合材料の一例を示す平面図である。 図1Aの1B−1B線に沿う断面図である。 図1Aの複合材料の成形に用いられる強化基材を示す平面図である。 図2Aの2B−2B線に沿う断面図である。 本発明の実施形態に係る複合材料の成形装置を示す断面図である。 複合材料の成形装置に配置されるシール部材を示す部分拡大図である。 本発明の実施形態に係る複合材料の成形方法を示すフローチャートである。 強化基材の貫通穴に対してイジェクタピンを挿通させて、成形型に強化基材を配置した状態を模式的に示す図である。 シール領域を気密に封止した状態を模式的に示す図である。 シール領域を吸引する状態を模式的に示す図である。 成形型への樹脂の注入を模式的に示す図である。 樹脂注入後に、成形型を型締めした状態を模式的に示す図である。 シール領域の吸引を停止した状態を模式的に示す図である。 成形型を開いた状態を模式的に示す図である。 成形品である複合材料の脱型を模式的に示す図である。 強化基材を挟み込むことを可能とするシール部材の変形例を示す図である。
以下、添付した図面を参照しながら、本発明の実施形態を説明する。なお、以下の説明は特許請求の範囲に記載される技術的範囲や用語の意義を限定するものではない。また、図面の寸法比率は説明の都合上誇張されており、実際の比率とは異なる場合がある。
(複合材料)
図1A、図1B、図2A、および図2Bを参照して、複合材料10は、強化基材11に樹脂12を含浸させて硬化させることによって形成される。複合材料10は、強化基材11および樹脂12を組み合わせることによって、樹脂12単体で構成される成形品に比べて高い強度および剛性を備えている。
本実施形態に係る複合材料10は、例えば自動車部品のピラーに適用され、平坦部20の左右両側から脚部21がやや拡がるように伸び、各脚部21の左右両側から第2平坦部22が伸びている形状を有する。強化基材11は、強化基材11の厚み方向(板厚方向)に貫通して形成された貫通穴30を有する。貫通穴30は、強化基材11の繊維を切断して形成されている。超音波カット、レーザーカット、プレスカット、はさみカットなど様々な切断機構を使用することによって、貫通穴30を形成できる。貫通穴30は、成形後には樹脂12が流入して硬化し塞がれている。
樹脂12は、例えば、エポキシ樹脂、フェノール樹脂等の熱硬化性樹脂または熱可塑性樹脂によって構成することができる。
強化基材11は、例えば、炭素繊維、ガラス繊維、有機繊維等の織物シート11B(強化基材要素ともいう)を複数積層して構成することができる。
(成形装置)
本実施形態に係る複合材料10の成形装置100について説明する。
図3を参照して、成形装置100は、成形型200と、第1のシール部材310と、第2のシール部材320と、第3のシール部材330(「シール部材」に相当する)と、排気部400と、樹脂注入部500と、イジェクタ部700と、制御部600と、を有する。成形型200は、少なくとも2つの型(上型210および下型220)が相対的に開閉可能に備えられ強化基材11が配置されるキャビティ250を形成する。樹脂注入部500は、成形型200に備えられキャビティ250に樹脂12を注入する樹脂注入口240を有する。イジェクタ部700は、成形型200の成形面(第3の成形面221S)から突出して成形型200から成形品を押し出し可能なイジェクタピン710を有する。制御部600は、成形型200の開閉動作、樹脂注入口240からの樹脂12の注入動作、およびイジェクタピン710の動作を制御する。以下、成形装置100の各部の構成について詳細に説明する。
成形型200は、接近離反可能な一対の上型210および下型220を有する。また、上型210には、排気部400と連通する排気口230と、樹脂注入部500と連通する樹脂注入口240と、を設けている。成形型200は、上型210と下型220との間にキャビティ250を形成する(図6Eを参照)。
なお、本明細書において、「キャビティ250」とは、複合材料10を成形する工程において、上型210を下型220に対して相対的に接近させて、上型210と下型220との間を気密に封止してから、上型210を下型220に対して相対的に離間させて、成形型200を開くまでに、上型210と下型220との間に形成される空洞(図6B〜図6Fを参照)のことを意味する。また、下型220に対して、上型210が配置される側(図3中の上側)を「上側」と称し、上型210に対して、下型220が配置される側(図3中の下側)を「下側」と称する。
上型210は、下型220に対して近接離反自在な可動型である。上型210は、上側に向かって凹んだ形状を有する凹部211と、凹部211の外縁部に延在する第1の横壁部212と、凹部211および第1の横壁部212を囲うように下側に向かって突出した形状を有する第1の縦壁部213と、凹部211および第1の縦壁部213の上側に連続して形成された基部214と、基部214の上側に配置された蓋部215と、を有する。上型210の蓋部215は、例えば、油圧シリンダー等を備える不図示の駆動装置と接続している。
凹部211には、キャビティ250を形成する第1の成形面211Sが形成されている。また、第1の成形面211Sと、第1の横壁部212に形成された第2の成形面212Sは、複合材料10を成形する際に、強化基材11を挟んで下型220と対向する、上型210の分割面として機能する。
基部214の外側面214Sには、第1の溝部214Aが形成されている。当該第1の溝部214Aには、第1のシール部材310が挿入されている。
第1の縦壁部213の外側面213Sには、第2の溝部213Aが形成されている。当該第2の溝部213Aには、第2のシール部材320が挿入されている(図4を参照)。
上型210の分割面である、第1の横壁部212の外側面(第2の成形面212S)には、第3の溝部212Aが形成されている。当該第3の溝部212Aには、第3のシール部材330が挿入されている(図4を参照)。
第3のシール部材330は、上型210の分割面の外周部(第2の成形面212Sの外周部)に沿って少なくとも部分的に設けられていることが好ましい。これにより、成形装置100は、複合材料10を成形する際に、第3のシール部材330が押圧することができる強化基材11の配置の乱れを抑制することができる。なお、上型210の分割面の外周部に対して第3のシール部材330が設けられている範囲は、特に限定されないが、図示する実施形態では、第3のシール部材330が第2の成形面212Sの外周部の全周に設けられている。これにより、成形装置100は、複合材料10を成形する際に、キャビティ250内に位置し、強化基材11を全周にわたって押圧することができる。そのため、成形装置100は、複合材料10を成形する際に、全周にわたって強化基材11の配置の乱れを抑制することができ、成形品である複合材料10の外周部の全周において、樹脂リッチ部分が生じることを抑制することができる。
また、第3のシール部材330は、図4に示すように、上型210の分割面の外周部(第2の成形面212Sの外周部)から距離D2(「所定の間隔」に相当する)を置いて設けられている。第3のシール部材330は、バックフローによって強化基材11の配置に乱れが生じやすい強化基材11の外縁部の周辺に設けられていればよく、第3のシール部材330の位置(第2の成形面212Sの外周部との距離D2)は、適宜設定することができる。なお、距離D2は、5mm程度であることが好ましい。
本実施形態における複合材料10は、成形された後に、フランジ部分(第2平坦部22)がカットされる。そのため、強化基材11は、第2平坦部22の外縁部まで延在している必要がなく、複合材料10を成形する際に第3のシール部材330によって押圧される位置まで延在していればよい。このように、第3のシール部材330が上型210の分割面の外周部から所定の距離を置いて設けられることによって、複合材料10の外縁部を形成する第2平坦部22に配置される強化基材11の量を抑えることができる。また、第2平坦部22をカットする際に生じる強化基材11の廃棄量を抑えることができる。
下型220は、固定型である。下型220は、凹部211の第1の成形面211Sと協働して、凹部211との間にキャビティ250を形成する第3の成形面221Sが形成された凸部221と、凸部221の外縁部に延在し第4の成形面222Sが形成された第2の横壁部222と、凸部221および第1の縦壁部213を囲うように配置された第2の縦壁部223と、を有する。第3の成形面221Sと第4の成形面222Sは、上型210の分割面に対応する下型220の分割面として機能する。
第2の縦壁部223は、図3に示すように上型210を下型220に対して相対的に接近させた状態において、第1の縦壁部213の外側面213Sと対向するように形成された内側面223Sを有する。
第1のシール部材310および第2のシール部材320は、上型210と下型220が対向する面のうち、上型210と下型220が相対的に接近する型締め方向(図3の上下方向)に沿う面である第1の縦壁部213の外側面213Sおよび基部214の外側面214Sにそれぞれ配置される。このように、成形型200は、第1のシール部材310および第2のシール部材320が型締め方向の異なる位置に配置された縦摺り構造を有している。このため、上型210を下型220に対して相対的に接近させる動作によって、異なるタイミングで第1のシール部材310および第2のシール部材320のシール機能をそれぞれ発揮させることができる。
また、第3のシール部材330は、上型210と下型220が対向する面のうち、上型210の第1の横壁部212の第2の成形面212Sに配置される。第3のシール部材330は、上型210よび下型220を相対的に閉じて樹脂注入口240からキャビティ250に樹脂12を注入した後に、上型210よび下型220を相対的にさらに接近させるタイミングにおいて強化基材11を押圧する位置に配置されている。そのため、成形型200は、上型210を下型220に対して相対的に接近させる動作によって、成形型200を型締めしてキャビティ250を液密に封止する(後述する工程S6)ときに、上型210と下型220との間に強化基材11を挟み込むことができる。これにより、第3のシール部材330は、キャビティ250内に樹脂12を注入して複合材料10を成形する際に、複合材料10の外縁部を形成する強化基材11の配置が乱れてしまうことを抑制し、樹脂12のバックフローに起因して強化基材11がキャビティ250の中央側に向かって持ち上がってしまう(寄ってしまう)ことを抑制することができる。
図6Aに示す型開き状態から、図6Bに示すように上型210を下型220に対して相対的に接近させた状態で、かつ、型締めする前の状態において、第1のシール部材310は、第1の成形面211S、第3の成形面221S、第2の成形面212S、第4の成形面222S、第1の縦壁部213の外側面213Sおよび第2の縦壁部223の内側面223Sとの間に気密に封止されたシール領域270を形成する。ここで、シール領域270は、キャビティ250と、後述する外周領域260と、を含む領域である。図6B、図6C、および図6Dに示すように、型締めする前の状態において、キャビティ250と外周領域260は、互いに連通している。
図6B、図6C、および図6Dに示す状態から、図6Eに示すようにさらに上型210を下型220に対して相対的に接近させて成形型200を型締めした状態において、第2のシール部材320は、第1の成形面211Sおよび第3の成形面221Sとの間に液密に封止されたキャビティ250を形成する。また、成形型200を型締めした状態において、第1のシール部材310と第2のシール部材320との間には、キャビティ250の外周に位置する外周領域260が形成される。換言すると、第2のシール部材320は、キャビティ250と外周領域260との間を液密に封止する。また、成形型200を型締めした状態において、外周領域260の体積は、キャビティ250内に注入する樹脂12の体積よりも大きくなるように構成されている。また、成形型200を型締めした状態において、第3のシール部材330は、キャビティ250内に位置し、強化基材11を押圧することができる。そのため、成形装置100は、成形品である複合材料10の外縁部の全周において樹脂12のバックフローに起因して樹脂リッチ部分が生じることを抑制することができる。
なお、本明細書において、「成形型200を型締めした状態」とは、成形型200のキャビティ250の形状が、最終的に作製される複合材料10の形状と略同等になるまで、上型210を下型220に対して相対的に接近させた状態を意味する。
本実施形態では、図6Eに示すように、成形型200を型締めした状態において、上型210および下型220は、互いに当接する第1の当接面210Sおよび第2の当接面220Sを有する。成形型200を型締めした状態において、第1の当接面210Sと、第2の当接面220Sとの間の距離D1は0(ゼロ)mmになる。この状態では、キャビティ250の大きさが樹脂12を硬化させる前の複合材料10と略同等であり、上型210の第1の成形面211Sと、複合材料10との間には、ほぼ隙間がない状態である。
また、図6B、図6C、および図6Dに示すように、成形型200を型締めする前の状態では、上型210の第1の成形面211Sと、強化基材11との間には、隙間Gが形成される。この状態において、第1の当接面210Sと、第2の当接面220Sとの間の距離D1は、成形型200の形状などによっても異なるが、例えば、7.3mm程度とすることができる。
図3を参照して、排気口230は、外周領域260よりも上側に配置されている。
樹脂注入口240は、キャビティ250の略中央に配置されている。すなわち、樹脂注入口240は、外周領域260から比較的離れた位置に配置されている。
第1のシール部材310、第2のシール部材320を構成する材料は、気密または液密に封止できる材料であれば特に限定されないが、例えば、シリコンゴム等の弾性材料とすることができる。
また、第3のシール部材330を構成する材料は、複合材料10を成形する際に強化基材11を押圧することができる材料であれば特に限定されないが、例えば、シリコンゴム等の弾性材料とすることができる。特に、第3のシール部材330をシリコンゴムで構成する場合、第3のシール部材330は複合材料10を成形する工程における温度変化(常温から120℃程度)に耐えうる耐久性を確保することができる。また、第3のシール部材330は、温度上昇による過度な膨張が生じることを抑制し、安定して複合材料10を成形することができる。
排気部400は、公知の真空ポンプにより構成される。排気部400は、上型210に形成された排気口230と連通するように構成され、排気口230を介して外周領域260から気体を吸引する。排気部400は、排気口230との間に、圧力計410およびバルブ420を有する。圧力計410は、排気部400による吸引圧力を計測する。当該吸引圧力の値を基に、シール領域270内の真空度を調整することができる。バルブ420は、空気の流路を開閉する。これによって、排気部400による吸引の動作のON/OFFを切り替えることができる。
樹脂注入部500は、上型210に形成された樹脂注入口240と連通するように構成され、樹脂注入口240を介してキャビティ250内に樹脂12を注入する。樹脂注入部500は、公知のポンプ機構により構成することができる。
イジェクタ部700は、下型220に備えられている。イジェクタ部700は、下型220の第3の成形面221Sから突出して成形型200から成形品を押し出し可能なイジェクタピン710と、イジェクタピン710を収容可能な収容部720と、イジェクタピン710をキャビティ250に対して進退駆動する駆動部730と、を有する。駆動部730は、例えば油圧シリンダー等を備える。イジェクタピン710は、駆動部730によって駆動されて、収容部720に収容された状態(図3を参照)と、第3の成形面221Sから突出した状態(図6Aおよび図6Hを参照)とを切り替え可能に構成される。
イジェクタピン710は、強化基材11を成形型200に配置するときに成形型200に対する強化基材11の位置決めを行うロケートピンの機能を発揮する。図6Aに示すように、イジェクタピン710は、強化基材11を下型220に配置するときに第3の成形面221Sから突出する。強化基材11の貫通穴30に対してイジェクタピン710を挿通するように強化基材11を配置することによって、強化基材11は、成形型200に対して位置決めされる。樹脂12を含浸硬化させる前の強化基材11は比較的柔らかいが、イジェクタピン710にロケートピンの機能を発揮させることによって、成形型200に対する強化基材11の位置決めが容易になる。このため、成形型200に強化基材11を配置するために要する時間を短縮でき、生産性の向上を図ることができる。また、成形型200に強化基材11を配置するために高精度のロボットを用いる必要がなく、コスト的にも有利なものとなる。
イジェクタピン710の本数は、複合材料10の形状や大きさ、成形型200から成形品を押し出すときに要する脱型力などを考慮して適宜選択できる。ロケートピンの機能は、複数本のイジェクタピン710のすべてに付与する必要はない。複数本のイジェクタピン710のうちの一部のイジェクタピン710がロケートピンの機能を有していればよい。成形型200に対する強化基材11の位置決めを良好に行う観点から、ロケートピンの機能を付与するイジェクタピン710の本数や位置を選択できる。
また、上型210の第1の成形面211Sは、樹脂12の流動を誘導する誘導溝216が形成されている(図3を参照)。誘導溝216は、強化基材11の貫通穴30と向かい合う位置に形成されている(図6E、図6Fを参照)。このため、キャビティ250に注入された樹脂12は、誘導溝216を通って、強化基材11の貫通穴30に向けて流動し易い。
制御部600は、図3を参照して、成形型200、排気部400、樹脂注入部500およびイジェクタ部700の作動を制御する。具体的には、制御部600は、ROMやRAMから構成される記憶部610と、CPUを主体に構成される演算部620と、各種データや制御指令の送受信を行う入出力部630と、を有する。入出力部630は、成形型200、排気部400、樹脂注入部500およびイジェクタ部700に電気的に接続している。
(成形方法)
次に、図5を参照して、本実施形態に係る複合材料10の成形方法を説明する。
本実施形態に係る複合材料10の成形方法は、いわゆるCRTM(Compression Resin Transfer Molding)成形法と称される成形方法である。CRTM成形法では、樹脂12をキャビティ250内に注入する際に、成形型200は型締めされておらず、成形型200と強化基材11との間に隙間Gを開けた状態で、樹脂12がキャビティ250の一部に注入される。その後、成形型200が型締めされることによって、樹脂12がキャビティ250内に充填される。これにより、キャビティ250内における樹脂12の流動抵抗が低減されるため、強化基材11の配向の乱れを抑制することができる。また、成形型200は、成形型200が型締めされるときに、第3のシール部材330が強化基材11の外縁部を押圧することによって、上型210と下型220との間に強化基材11を挟み込むことができるため、樹脂12のバックフローに起因する強化基材11の配向の乱れをより抑制することができる。
複合材料10の成形方法は、図5に示すように、概説すると、成形型200に強化基材11を配置し(工程S1)、シール領域270を気密に封止する(工程S2)。そして、シール領域270内の気体を排気する動作を開始し(工程S3)、シール領域270内が所定の真空度(しきい値)に到達したら(工程S4)、成形型200のキャビティ250内に樹脂12を注入する(工程S5)。さらに、成形型200を型締めして、キャビティ250を液密に封止する(工程S6)。その後、樹脂12を硬化させて(工程S7)、気体を排気する動作を停止し(工程S8)、複合材料10を成形型200から脱型する(工程S9)。なお、各工程において、成形型200、排気部400、樹脂注入部500およびイジェクタ部700の作動は、制御部600によって制御される。
以下、複合材料10の成形方法の各工程について詳述する。
工程S1では、図6Aに示すように、成形型200の下型220に強化基材11を配置する。このとき、イジェクタピン710は、下型220の第3の成形面221Sから突出している。このため、強化基材11の貫通穴30に対してイジェクタピン710を挿通するように強化基材11を配置して位置決めできる。これにより、成形型200に対する強化基材11の位置決めが容易になる。
工程S2では、図6Bに示すように、上型210を下型220に対して相対的に接近させて、第1のシール部材310によってシール領域270を気密に封止する。このとき、成形型200は、型締めする前の状態であり、第1の当接面210Sと、第2の当接面220Sとの間の距離D1は、7.3mm程度である。この状態で、上型210の第1の成形面211Sと、強化基材11との間には、隙間Gが形成される。
また、工程S2では、イジェクタピン710を強化基材11の貫通穴30から退避させる。イジェクタピン710の上端面は、下型220の第3の成形面221Sとほぼ面一となる。
工程S3では、図6Cに示すように、排気部400のバルブ420を開いて、外周領域260から気体を吸引して(図6Cに付す矢印を参照)、シール領域270内の気体を排気する動作を開始する。
シール領域270内が所定の真空度に到達したら(工程S4)、図6Dに示すように、成形型200のキャビティ250内の一部に樹脂12を注入する(工程S5)。
キャビティ250内の一部に樹脂12を注入するため、キャビティ250と外周領域260とが連通した状態で、キャビティ250内の樹脂12が外周領域260へ漏れ出ることを抑制することができる。これにより、樹脂12が排気口230に流れ込むことを防止することができる。
また、本実施形態では、樹脂注入口240は、上型210に配置されているため、樹脂12は隙間Gを介して流動する。このため、樹脂12の流動抵抗を低減して、強化基材11の配向の乱れを抑制することができる。また、隙間Gが形成されているため、注入された樹脂12は、キャビティ250の全体に広がらずに、樹脂注入口240付近に溜まる。このため、樹脂12が外周領域260へ漏れ出ることを抑制することができる。
工程S5では、排気部400は、シール領域270内の気体を排気する動作を維持する。排気口230は、外周領域260よりも上側に配置されているため、キャビティ250内に注入した樹脂12が排気口230に流れ込むことを防止することができる。
工程S6では、図6Eに示すように、成形型200を型締めして、第2のシール部材320によってキャビティ250と外周領域260との間を液密に封止する。
成形型200を型締めすることによって、上型210の第1の成形面211Sと、強化基材11との間の隙間Gが圧縮されて、隙間Gに溜まっていた樹脂12が押圧されて、強化基材11に含浸する。同時に、キャビティ250の周りを液密に封止しているため、キャビティ250から樹脂12が外周領域260へ漏れ出ることをより確実に防止することができる。
このとき、キャビティ250に注入された樹脂12は、強化基材11の貫通穴30に流入し、貫通穴30内から強化基材11に含侵する。これにより、強化基材11に対する樹脂12の含浸性を向上させることができる。このため、樹脂12の含浸に要する時間を短縮でき、生産性の向上を図ることができる。
また、成形型200は、上型210に凹部211を有し、下型220に凹部211との間にキャビティ250を形成する凸部221を有するため、樹脂12の自重を活かして、樹脂12を強化基材11の全体に展開させて含浸し易くすることができる。
また、排気口230は、外周領域260よりも上側に配置されている。また、成形型200を型締めした状態において、外周領域260の体積は、キャビティ250内に注入する樹脂12の体積よりも大きくなるように構成されている。このため、仮に、成形型200を型締めした後に、樹脂12が外周領域260へ漏れ出たとしても、樹脂12が排気口230に流れ込むことを防止することができる。
また、工程S6では、図6Eに示すように、上型210を下型220に対して相対的に接近させたときに、第3のシール部材330によって、強化基材11の外縁部を挟み込むことができる。そのため、成形型200のキャビティ250内に樹脂12を注入して複合材料10を成形する際に、強化基材11の配向の乱れをより抑制することができる。
工程S7では、成形型200を型締めした状態を維持したまま、樹脂12を硬化させる。樹脂12が熱硬化性樹脂の場合、例えば、ヒーター等の加熱装置を用いて成形型200を加熱することによって、樹脂12を硬化させることができる。
また、工程S7では、図6Eに示すように、成形型200を型締めしたときに、第3のシール部材330により強化基材11の外縁部を押圧することによって、上型210と下型220との間に強化基材11の外縁部を挟み込むことができる。そのため、成形型200のキャビティ250内に樹脂12を注入して複合材料10を成形する際に、樹脂12のバックフローに起因する強化基材11の配向の乱れをより抑制することができる。
工程S8では、図6Fに示すように、排気部400のバルブ420を閉めて、外周領域260から気体を吸引(排気)する動作を停止する。つまり、工程S3〜S7までの間は、排気部400は、気体を排気する動作を維持している。工程S6において、キャビティ250と外周領域260との間を液密に封止する前に、キャビティ250と外周領域260とが連通した状態で、外周領域260から気体を吸引して、キャビティ250内の気体を排気している。このため、キャビティ250に注入される樹脂12に含まれる気体を、減圧状態の外周領域260から排気口230へ排気することができる。これにより、成形品である複合材料10にボイドが発生することを抑制して、機械強度および外観品質を向上させることができる。
工程S9では、まず、図6Gに示すように、上型210を下型220から離反するように移動させて、成形型200を開く。次に、図6Hに示すように、イジェクタピン710を下型220の第3の成形面221Sから突出させ、成形品である複合材料10を脱型する。成形型200を開いて成形品を取り出すときには、イジェクタピン710は、貫通穴30において硬化した樹脂12の部分に接触して成形品を押し出す。
なお、本実施形態では、複合材料10は、比較的単純な形状を有するが、これに限定されない。複合材料10は、例えば、自動車の車体に使用されるピラーやフロントサイドメンバー等の骨格部品、ルーフやフード等の外板部品として作製される場合、それらに対応したより複雑な形状を有する。
また、上記では、第3のシール部材330は、工程S6において強化基材11の外縁部を押圧することができると説明した。しかし、第3のシール部材330は、工程S2〜S6の間に強化基材11の外縁部を押圧することができればよく、上型210よび下型220を相対的に閉じて樹脂注入口240からキャビティ250に樹脂12を注入した後に、上型210よび下型220を相対的にさらに接近させるときに、第3のシール部材330が強化基材11の外縁部を押圧することができればよい。
以上説明したように、本実施形態に係る複合材料10の成形装置100によれば、少なくとも2つの型(上型210、下型220)が相対的に開閉可能に備えられ強化基材11が配置されるキャビティ250を形成する成形型200と、成形型200に備えられキャビティ250に樹脂12を注入する樹脂注入口240と、を有し、成形型200は、上型210(少なくとも2つの型のいずれか)に設けられ、第2の成形面212S(少なくとも2つの型のいずれかの分割面)から突出して配置される第3のシール部材330(シール部材)を備える。第3のシール部材330は、上型210と下型220(複数の型)を相対的に閉じて樹脂注入口240からキャビティ250に樹脂12を注入した後に、上型210と下型220を相対的にさらに接近させるときに、強化基材11を押圧する。
このように構成した複合材料10の成形装置100によれば、第3のシール部材330は、複合材料10を成形する際に、キャビティ250内に位置し、強化基材11を押圧することができる。そのため、第3のシール部材330は、第2の成形面212Sに配置された強化基材11が樹脂12のバックフローによって持ち上がってしまう(寄ってしまう)ことを抑制することができる。したがって、複合材料10の成形装置100は、成形品である複合材料10に樹脂12のバックフローに起因して樹脂リッチ部分が生じることを抑制することができる。
また、第3のシール部材330(シール部材)は、第2の成形面212Sの外周部(分割面の外周部)に沿って少なくとも部分的に設けられる。これにより、複合材料10の成形装置100は、複合材料10を成形する際に、第3のシール部材330が押圧することができる強化基材11の配置の乱れを抑制することができる。また、複合材料10の成形装置100は、第3のシール部材330を第2の成形面212Sの外周部の全周にわたって配置したときには、複合材料10を成形する際に、全周にわたって強化基材11の配置の乱れを抑制することができ、成形品である複合材料10の外周部の全周において、樹脂リッチ部分が生じることを抑制することができる。
また、第3のシール部材330(シール部材)は、第2の成形面212Sの外周部(分割面の外周部)から距離D2(所定の間隔)を置いて設けられる。第3のシール部材330は、バックフローによって強化基材11の配置に乱れが生じやすい強化基材11の外縁部の周辺に設けられていればよく、第3のシール部材330の位置(第2の成形面212Sの外周部との距離D2)は、適宜設定することができる。また、強化基材11は、複合材料10を成形する際に第3のシール部材330によって押圧される位置まで延在していればよく、複合材料10の外縁部を形成する第2平坦部22に配置される強化基材11の量を抑えることができる。また、フランジ部分(第2平坦部22)をカットする際に生じる、強化基材11の廃棄量を抑えることができる。
また、第3のシール部材330(シール部材)は、シリコンゴムからなる。これにより、第3のシール部材330は、複合材料10を成形する工程における温度変化(常温から120℃程度)に耐えうる耐久性を確保することができる。また、第3のシール部材330は、温度上昇による過度な膨張が生じることを抑制し、安定して複合材料10を成形することができる。
次に、実施形態に係る第3のシール部材330の変形例について説明する。なお、変形例の説明において、上述した成形装置100と共通する構成には同一の符号を付し、その説明を適宜省略する。また、変形例の説明で特に説明がない内容については、前述した実施形態と同一のものとすることができる。
(変形例)
変形例に係る第3のシール部材340は、図7に示すように、第3の溝部212Aに設けられる。第3のシール部材340は、上型210に接続される支持部材341と、支持部材341に接続され、上型210と下型220を相対的に閉じて樹脂注入口240からキャビティ250に樹脂12を注入した後に、上型210と下型220を相対的にさらに接近させるときに、強化基材11を押圧することを可能とする押圧部材342と、からなる。
支持部材341を構成する材料は、収縮伸長可能な材料であれば特に限定されないが、例えば、バネ等の弾性材料とすることができる。
押圧部材342を構成する材料は、複合材料10を成形する際に強化基材11を押圧することができる材料であれば特に限定されないが、例えば、第3のシール部材330と同様の材料とすることができ、シリコンゴム等の弾性材料とすることができる。
変形例に係る第3のシール部材340は、複合材料10を成形する際に、強化基材11を押圧することができる。そのため、第3のシール部材340は、第2の成形面212Sに配置された強化基材11がキャビティ250の中央側に向かって持ち上がってしまう(寄ってしまう)ことを抑制することができる。したがって、本発明に係る複合材料10の成形装置100は、成形品である複合材料10の外縁部に樹脂リッチ部分が生じることを抑制することができる。また、第3のシール部材340が、上型210に接続され、弾性を有する支持部材341と、支持部材341に接続され、強化基材11を押圧可能な押圧部材342と、からなることによって、支持部材341は成形型200を型締めしたときに収縮し、押圧部材342が強化基材11をより強い力で押圧することができる。
以上、実施形態を通じて複合材料10の成形装置100を説明したが、本発明は実施形態において説明した構成のみに限定されることはなく、特許請求の範囲の記載に基づいて適宜変更することが可能である。
10 複合材料、
11 強化基材、
12 樹脂、
100 成形装置、
200 成形型、
210 上型、
211 凹部、
211S 第1の成形面(分割面)、
212 第1の横壁部、
212S 第2の成形面(分割面)、
220 下型、
240 樹脂注入口、
250 キャビティ、
310 第1のシール部材、
320 第2のシール部材、
330、340 第3のシール部材(シール部材)。

Claims (5)

  1. 少なくとも2つの型が相対的に開閉可能に備えられ強化基材が配置されるキャビティを形成する成形型と、
    前記成形型に備えられ前記キャビティに樹脂を注入する樹脂注入口と、を有し、
    前記成形型は、前記少なくとも2つの型のいずれかに設けられ、前記少なくとも2つの型の分割面から突出して配置されるシール部材を備え、
    前記シール部材は、複数の前記型を相対的に閉じて前記樹脂注入口から前記キャビティに樹脂を注入した後に、複数の前記型を相対的にさらに接近させるときに、前記強化基材を押圧する、複合材料の成形装置。
  2. 前記シール部材は、前記分割面の外周部に沿って少なくとも部分的に設けられる、請求項1に記載の複合材料の成形装置。
  3. 前記シール部材は、前記分割面の前記外周部から所定の間隔を置いて設けられる、請求項2に記載の複合材料の成形装置。
  4. 前記シール部材は、シリコンゴムからなる、請求項1〜3のいずれか1項に記載の複合材料の成形装置。
  5. 前記シール部材は、
    前記型に接続され、弾性を有する支持部材と、
    前記支持部材に接続され、前記強化基材を押圧可能な押圧部材と、からなる、請求項1〜3のいずれか1項に記載の複合材料の成形装置。
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