JP6384213B2 - 複合材料の製造方法、複合材料の製造装置 - Google Patents

複合材料の製造方法、複合材料の製造装置 Download PDF

Info

Publication number
JP6384213B2
JP6384213B2 JP2014181514A JP2014181514A JP6384213B2 JP 6384213 B2 JP6384213 B2 JP 6384213B2 JP 2014181514 A JP2014181514 A JP 2014181514A JP 2014181514 A JP2014181514 A JP 2014181514A JP 6384213 B2 JP6384213 B2 JP 6384213B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
resin
composite material
masking
mold
temperature
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Active
Application number
JP2014181514A
Other languages
English (en)
Other versions
JP2016055459A (ja
Inventor
黒田 真一
真一 黒田
仁志 鈴木
仁志 鈴木
洸平 川崎
洸平 川崎
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Nissan Motor Co Ltd
Original Assignee
Nissan Motor Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Nissan Motor Co Ltd filed Critical Nissan Motor Co Ltd
Priority to JP2014181514A priority Critical patent/JP6384213B2/ja
Publication of JP2016055459A publication Critical patent/JP2016055459A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP6384213B2 publication Critical patent/JP6384213B2/ja
Active legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Description

本発明は、複合材料の製造方法、複合材料の製造装に関する。
近年、自動車の車体軽量化のために強化基材に樹脂を含浸させた複合材料が自動車部品として用いられている。複合材料の成形方法として、例えば、下記特許文献1に記載されているような量産化に適したRTM(Resin Transfer Molding)成形法が注目されている。
RTM成形法にあっては、まず、開閉可能な一対の下型(雌型)、上型(雄型)からなる成形型内のキャビティに強化基材を配置する。型を閉締した後、樹脂注入口から樹脂を注入し、強化基材に樹脂を含浸させる。そして、キャビティ内に注入した樹脂を硬化させることによって複合材料を完成させる。完成した複合材料は、例えば、他の部材(他の複合材料や、その他材質の異なる部材)と接合され、自動車用の部品等を構成する。
複合材料の接着を行う場合、複合材料の接着面には所定の前処理を施す。前処理としては、例えば、下記特許文献2に記載されているようなサンドブラスト処理やプラズマ処理による表面改質が行われる。接着面の表面改質を行うことの利点として、濡れ性の向上、官能基の生成、接着面積の増加といった接着性の向上に寄与する様々な点が挙げられる。また、RTM成形法において使用される樹脂(例えば、エポキシ樹脂)の内部には、脱型時の離型性を向上させるために内部離型剤を混入させることがあるが、この内部離型剤が成形後に複合材料の表面に析出すると、接着面に塗布した接着材の密着性が低下して、接着強度が低下する。このため、複合材料を接着させる場合には、複合材料の接着面に対して前処理を施すことが求められる。
特開2005−193587号公報 特開2008−248196号公報
しかしながら、上記のように接着性の向上を図るために複合材料を成形した後に煩雑な前処理工程を追加すると、工程数が増加する分、生産コストを増加させることになる。また、従来のサンドブラスト処理やプラズマ処理を実施すると、表面粗さや濡れ性のみならず、指標化が困難な官能器の生成についても評価をせざる得ないため、量産工程下において適切な品質管理が行い難いという問題もある。
そこで、本発明は、上記課題を解決するためになされたものであり、成形後に煩雑な前処理を施すことなく良好な接着強度を確保することが可能な複合材料を取得することを可能にし、前処理工程の実施に伴う生産コストの増加を抑えることができ、さらに、品質管理を容易に行うことができる複合材料の製造方法、複合材料の製造装を提供することを目的とする。
上記目的を達成する本発明に係る複合材料の製造方法は、強化基材と強化基材のすくなくとも一部に含浸された樹脂からなる複合材料の製造方法であって、外表面の少なくとも一部に付着したマスキング材により覆われたマスキング部が形成された強化基材を開閉自在な成形型のキャビティ内に配置した状態で、溶融した樹脂をキャビティ内に注入する工程と、マスキング部の少なくとも一部の温度を樹脂の硬化温度よりも低い温度に維持してマスキング部に含浸した樹脂の硬化を抑制しつつ、強化基材においてマスキング部を除く他の部位に含浸した樹脂を硬化させて、強化基材に樹脂が含浸してなる複合材料を成形する工程と、を有している。さらに、成形型から複合材料を脱型する工程と、複合材料に付着したマスキング材の少なくとも一部を取り除くことによって未硬化の樹脂を除去して、樹脂が含浸していない未含浸部を複合材料に形成する工程と、を有している。
上記目的を達成する本発明に係る複合材料の製造装置は、強化基材と強化基材の少なくとも一部に含浸された樹脂からなる複合材料を製造する複合材料の製造装置であって、外表面の少なくとも一部に付着したマスキング材により覆われたマスキング部が形成された強化基材が配置されるキャビティを形成する開閉自在な成形型と、溶融した樹脂をキャビティ内に注入する樹脂注入部と、成形型に設けられ、溶融した樹脂がキャビティ内に注入された状態においてマスキング部の少なくとも一部の温度を樹脂の硬化温度よりも低い温度に維持してマスキング部に含浸した樹脂の硬化を抑制する温度調整部と、を有している。そして、成形型から脱型した複合材料に付着したマスキング材の少なくとも一部を取り除くことによって未硬化の樹脂を除去して、樹脂が含浸していない未含浸部を形成することを可能にする。
本発明によれば、樹脂が含浸していない未含浸部を複合材料に形成し、当該未含浸部を接着部として使用することにより、樹脂に含まれる内部離型剤の析出に伴う接着強度の低下が発生するのを好適に防止することができる。成形後に煩雑な前処理を施すことなく良好な接着強度を確保することが可能になるため、前処理工程の実施に伴う生産コストの増加を抑えることができ、さらに、品質管理を容易に行うことができる。
本発明の実施形態に係る複合材料の成形装置の概略図である。 実施形態に係る複合材料の製造方法を示すフローチャートである。 実施形態に係るプリフォーム成形部および強化基材を説明するための図であり、図3(A)はプリフォーム成形部の概観斜視図、図3(B)はプリフォーム成形後の強化基材の概観斜視図である。 プリフォーム成形部に備えられるマスキング材供給部の概観斜視図である。 図5は、実施形態に係る成形型を説明するための図であり、図5(A)は成形型の概観斜視図、図5(B)はマスキング材の投影面と樹脂温度調整部との関係を示す斜視図である。 図6は、図5(A)に示す6A−6A線に沿う成形型の概略断面図であり、図6(A)は型開きした際の成形型を示す図、図6(B)は型閉じした際の成形型を示す図である。 図7は、実施形態に係る成形型を使用した成形方法を説明するための図であり、図7(A)はキャビティ内へ樹脂を注入する前の様子を示す部分拡大図、図7(B)は樹脂が強化基材に含浸される際の様子を示す部分拡大図、図7(C)は成形型から複合材料を脱型する際の様子を示す部分拡大図である。 図8は、接着材を使用して複合材料を他の部材に接着する工程を示す図であり、図8(A)はマスキング材の一部を複合材料から取り除く作業を示す部分拡大図、図8(B)は樹脂の未含浸部に塗布した接着材を使用して接着を行う際の様子を示す部分拡大図、図8(C)は接着された複合材料と他の部材を示す部分拡大図である。 図9は、実施形態に係る複合材料の製造方法を適用して製造した自動車部品を示す図であり、図9(A)は、複合材料を使用した各種の自動車部品を示す図、図9(B)は、自動車部品を接合して形成した車体を示す図である。
以下、添付した図面を参照しながら、本発明の実施形態を説明する。なお、以下の説明は特許請求の範囲に記載される技術的範囲や用語の意義を限定するものではない。また、図面の寸法比率は説明の都合上誇張されており、実際の比率とは異なる場合がある。
図1は、実施形態に係る複合材料の成形装置100の概略図である。図2は、実施形態に係る複合材料の製造方法を示すフローチャートである。図3は、実施形態に係るプリフォーム成形部400およびプリフォーム成形された強化基材210を示す斜視図である。図4は、プリフォーム成形部400に備えられるマスキング材供給部500を示す斜視図である。図5は、実施形態に係る成形型110を示す斜視図である。図6は、実施形態に係る成形型110を簡略化して示す断面図である。図7は、実施形態に係る成形型を使用した製造方法を説明するための拡大断面図である。図8は、接着材gを使用して複合材料200を他の部材に接着する工程を示す拡大断面図である。図9は、実施形態に係る複合材料200を使用した自動車部品301〜303および車体300を示す斜視図である。
以下、各図面を参照して本発明の実施の形態を説明する。
本実施形態に係る複合材料の製造方法によって得られる複合材料200は、強化基材210と樹脂220によって構成されている。複合材料200は、強化基材210と樹脂220が組み合わせられることにより、樹脂単体で構成される成形品に比べて高い強度および剛性を備えたものとなる。また、図9に示すような自動車の車体300(図9(B)を参照)に使用されるフロントサイドメンバー301やピラー302等の骨格部品、ルーフ303等の外板部品に複合材料200を適用することによって、鉄鋼材料からなる部品を組み付けて構成した車体と比べて、車体300の軽量化を図ることができる。
強化基材210は、例えば、炭素繊維、ガラス繊維、有機繊維等の織物シートによって形成することができる。強化基材210は、例えば、後述するプリフォーム成形装置400(図3(A)を参照)を使用して、所定の形状にプリフォームした状態で準備することができる。本実施形態においては、強化基材210として炭素繊維を使用した例を説明する。炭素繊維は、熱膨張係数が小さく、寸法安定性に優れ、高温下においても機械的特性の低下が少ないという特徴があるため、自動車の車体300等の複合材料200の強化基材として好適に使用することができる。
樹脂220は、熱硬化性樹脂であるエポキシ樹脂、フェノール樹脂等が用いられる。本実施形態においては、機械的特性、寸法安定性に優れたエポキシ樹脂を用いる。エポキシ樹脂は2液タイプが主流であり、主剤および硬化剤を混合して使用する。主剤はビスフェノールA型のエポキシ樹脂、硬化剤はアミン系のものが一般的に用いられるが、特にこれに限定されるものではなく、所望の材料特性に合わせて適宜選択できる。また、樹脂220には、複合材料200を成形した後の脱型を容易に行い得るように、内部離型剤を含ませている。内部離型剤の種類は、特に限定されず、例えば、ステアリン酸亜鉛を主成分とする公知のものを使用することができる。
本実施形態に係る複合材料の製造装置は、図1に示す成形装置100と、図3(A)に示すプリフォーム成形装置400(「プリフォーム成形部」に相当する)とにより構成している。
まず、成形装置100について説明する。
図1を参照して、複合材料の成形装置(以下、「成形装置」とする)100は、概説すると、強化基材としての炭素繊維210が配置されるキャビティ150を形成する開閉自在な成形型110と、成形型110に型締圧力を負荷するプレス部20と、キャビティ150内に溶融した樹脂220を注入する樹脂注入部30と、を有している。成形型110は、相対的に接近離反移動自在な上型(雌型)130と下型(雄型)140とを有している。
また、成形装置100は、樹脂220の注入圧力を調整自在なバルブ40と、キャビティ150内の圧力を測定する圧力計50と、成形型110内を真空引きする吸引部60と、成形型110の温度を調整する成形型温度調整部70と、キャビティ150内に注入した樹脂220の一部の温度を調整する樹脂温度調整部75と、成形装置100全体の動作を制御する制御部80と、をさらに有している。
図1に示すように、プレス部20は、例えば、油圧等の流体圧を用いたシリンダー21を備え、油圧等を制御することによって型締圧力を調整自在なプレス機により構成することができる。
樹脂注入部30は、主剤を充填した主剤タンク31と、硬化剤を充填した硬化剤タンク32と、主剤、硬化剤、およびそれらが混合された樹脂220の搬送流路を形成するチューブ36と、キャビティ150内への樹脂220の注入圧力を測定する圧力計34と、樹脂220の注入圧力を調整自在なバルブ40と、を有している。
樹脂注入部30は、主剤タンク31から供給される主剤と、硬化剤タンク32から供給される硬化剤とを一定の圧力下において循環させつつ、成形型110へ供給可能な公知の循環式のポンプ機構により構成することができる。圧力計34は、樹脂220の注入圧力を測定するために、注入口13付近のチューブ36に配置する。樹脂注入部30は、バルブ40の開度を調整することによって、キャビティ150内への樹脂220の注入量および成形型10に供給される樹脂220の注入圧力を調整する。
圧力計50は、ひずみゲージ等を備え、キャビティ150内の圧力を測定するために成形型110に配置される。
吸引部60は、真空ポンプ(図示せず)を有する。吸引部60は、樹脂220の注入前に成形型110に取り付けた吸引口14を介してキャビティ150内の空気を吸引(真空引き)し、キャビティ150内を真空状態にする。
成形型温度調整部70は、成形型10を樹脂220の硬化温度まで加熱し、キャビティ150内に注入された樹脂220を硬化させる。成形型温度調整部70には、加熱を行うための装置として、例えば、成形型110を直接的に加熱する電気ヒーターや、油などの熱媒体を循環させることによって温度調整を行う温度調整機構等を備えさせることができる。
樹脂温度調整部75は、キャビティ150に注入した樹脂220の温度を調整する。樹脂温度調整部75は、成形型110の上型130内に入れ子型構造で設けられた冷却部137に所定の動作指令を送信し、冷却部137に対向して配置される樹脂220の一部の温度を冷却する。樹脂温度調整部75および冷却部137の各機能については後述する。
制御部80は、成形装置100全体の動作を制御する。制御部80は、記憶部81と、演算部82と、各種データや制御指令の送受信を行う入出力部83と、を有している。入出力部83は、圧力計34、50と、バルブ40と、吸引部60と、成形型温度調整部70と、樹脂温度調整部75とに電気的に接続している。
記憶部81は、ROMやRAMから構成し、キャビティ150内の圧力等のデータを記憶する。演算部82は、CPUを主体に構成され、入出力部83を介して圧力計34、50からの樹脂220の注入圧力およびキャビティ150内の圧力のデータを受信する。演算部82は、記憶部81から読み出したデータおよび入出力部83から受信したデータに基づいて、バルブ40の開度、吸引部60の吸入圧、成形型温度調整部70による成形型110の加熱温度、樹脂温度調整部75による樹脂220の冷却温度等を算出する。算出したデータに基づく制御信号は、入出力部83を介してバルブ40、吸引部60、成形型温度調整部70、樹脂温度調整部75へ送信する。このようにして、制御部80は、樹脂220の注入圧力、真空引き時のキャビティ150内の圧力、成形型110の温度、キャビティ150内の樹脂220の温度等を制御する。
次に、プリフォーム成形装置400について説明する。
図3(A)に示すように、プリフォーム成形装置400は、プリフォーム(予備賦形)の対象となる炭素繊維210が配置される下型420と、下型420に対して接近離反移動自在な上型410と、を有している。
上型410は、所定のロッド450によりそれぞれ支持された複数の押し子411〜415を備えている。各押し子411〜415には、炭素繊維210のプリフォーム形状に合致する形状に応じた成形面が形成されている。炭素繊維210を下型420に配置した状態で上型410を下型420に接近移動させて、各押し子411〜415から炭素繊維210に対して加圧力を付与することにより、炭素繊維210をプリフォーム成形することが可能となっている。なお、プリフォーム成形装置400の動作は、例えば、成形装置100の制御部80により制御することが可能である。
プリフォームする炭素繊維210は、例えば、シート状に予め加工されたものを、下型420上に複数積層してセットすることができる。図3(A)中の一点鎖線で示す炭素繊維210は、プリフォーム成形前のものであり、実線で示す炭素繊維210は、プリフォーム成形後のものである。
図3(A)および図4に示すように、プリフォーム成形装置400は、炭素繊維210に所定のマスキング材510を付着させる(取り付ける)マスキング材供給部500を有している。図示例においては、マスキング材供給部500は、上型410の押し子411、415に設置しているが、設置位置はマスキング材510を付着させる位置等の条件に応じて適宜変更することが可能である。
図4に示すように、マスキング材供給部500は、マスキング材510を巻き付けた状態で保持する供給ローラー520と、供給ローラー520により提供されるマスキング材510を所望の位置でカットする切断カッター531と、を有している。
切断カッター531は、図中の矢印rに示す方向に沿って回動自在に軸支されている。マスキング材供給部500は、制御部80により動作制御がなされ、供給ローラー520を動作させることによりマスキング材510を押し出す。このマスキング材510を押し出す動作は、プリフォーム成形装置400が炭素繊維210に対してプリフォームを行う動作に連動して実施させることができる。本実施形態においては、炭素繊維210の上面(上型410と向かい合う面)にマスキング材510を取り付けているが、例えば、炭素繊維210の下面にマスキング材510を取り付けることも可能である。この場合は、マスキング材510を炭素繊維210に取り付けた後、炭素繊維210に対するプリフォーム成形を実施するように作業手順を変更する。
図3(B)には、プリフォーム成形され、かつ、マスキング材510が取り付けられた炭素繊維210が示される。本実施形態においては、炭素繊維210の長手方向の両端にマスキング材510をそれぞれ一つずつ取り付けているが、取り付ける位置や個数、マスキング材510の大きさ等は適宜変更することが可能である。
炭素繊維210においてマスキング材510が取り付けられた部位は、マスキング材510により表面が覆われたマスキング部211を構成する。
マスキング材510は、炭素繊維210の外表面側に向かい合う面(付着面)に所定の付着力(接着力)が備えられたテープにより構成している。したがって、炭素繊維210上に供給されたマスキング材510は、その付着面を介して、所定の付着力で炭素繊維210に固定される。この付着力の大きさは、特に限定されず、炭素繊維210から不用意な脱落が生じることのない範囲で適宜変更することが可能である。なお、付着面の反対側の面(表面)には付着性を備えさせていない。
マスキング材510の材質や構成等は、特に限定されないが、例えば、ビニール、紙、綿、布等に構成された簡易なテープを使用することが可能である。ただし、樹脂220の含浸性が高いもの使用すると、後述する未硬化の樹脂220の除去効果がより高まるため、綿テープを使用することがより好ましい。
次に、成形型110について説明する。
図5(A)、図6(A)、(B)に示すように、成形型110が備える上型130は、プリフォーム成形された複合材料200の外形形状に合致した形状の成形面131と、成形型110へ供給される樹脂220の通り道となる樹脂流路135と、樹脂流路135の先端側に位置し、キャビティ150内へ樹脂220を導くゲート部136と、冷却部137と、を有している。樹脂流路135は、注入口13を介して、樹脂注入部30のチューブ36と液密・気密に連結している。
成形型110が備える下型140は、複合材料200の外形形状に合致した形状の成形面141を有する。
上型130は、下型140に対して、接近離反移動自在に構成されており、図5(A)、図6(A)に示すように、上型130が下型140から離反すると、成形型110が型開きした状態となる。成形型110を開くことにより、プリフォーム成形された炭素繊維210を下型140に配置することが可能になる。また、図6(B)に示すように、上型130を下型140に接近移動させると、上型130の成形面131と下型140の成形面141との間にキャビティ150が形成される。なお、図6(B)中の矢印uは、上型130の離反移動方向(型開き方向)を示し、矢印dは、上型130の接近移動方向(型閉じ方向)を示す。
上型130に設けられた各冷却部137は、成形型110を型閉じした際に、炭素繊維210に取り付けたマスキング材510に向かい合わせられるように設置している(図6(B)を参照)。冷却部137は、マスキング材510により覆われた炭素繊維210のマスキング部211を冷却する。より具体的には、成形型110を使用して複合材料200を成形するにあたり、キャビティ150内に樹脂220を注入し、その樹脂220がマスキング部211に到達したら、マスキング部211を冷却して、マスキング部211に含浸した樹脂220が硬化するのを抑制する。そして、図8(A)に示すように、複合材料200の成形が完了して成形型110から脱型した後、マスキング材510を取り除くことにより、マスキング材510の付着面に付着した未硬化の樹脂220aを複合材料200から除去する。この未硬化の樹脂220aを除去することにより、複合材料200に樹脂220が含浸されていない未含浸部201aを形成することが可能になる。
例えば、マスキング部211などのように、樹脂220を含浸させたくない箇所については、他の部位よりも炭素繊維210の密度が高くなるように、肉厚方向(厚み方向)の炭素繊維210の積層数を増やすことも可能である。このようにすることで、マスキング部510付近の樹脂220の含浸性がより低下するため、マスキング材510との併用によって樹脂220の未含浸部201aをより一層容易に形成することが可能になる。
冷却部137は、液体や気体等の冷媒を循環させて温度調整を行う公知の温調器回路を有するように構成することができる。図6(A)に示すように、冷却部137の一部を、上型130の成形面131に臨むように配置することにより、成形型110を閉じた際に冷却部137をマスキング材510に直接接触させることが可能になる。このように冷却部137を配置することにより、マスキング部211の冷却効果を高めることが可能になる。
図5(B)に示すように、冷却部137は、マスキング材510の投影面の面積(W2×L2)よりも小さな面積(L1×W1)でマスキング部211を冷却するように配置することができる。これにより、以下のような問題が発生するのを未然に防止することができる。
成形の最中に、マスキング材510全体を冷却すると、マスキング材510に覆われたマスキング部211に含浸した大部分の樹脂220の硬化が抑制される。このため、マスキング材510と炭素繊維210との間で作用する樹脂220による接着効果が著しく低下して、マスキング材510は自身の付着力のみで炭素繊維210の表面に保持されることになる。この状態で成形型110を型開きすると、型開きに伴いマスキング材510が上型130の成形面131に張り付いてしまう虞がある。成形面131にマスキング材510が残留すると、成形面131の清掃が必要となり、品質保証を図り難くなってしまう。そこで、本実施形態においては樹脂220の一部をマスキング材510に硬化させて、脱型時に、複合材料200の表面にマスキング材510がより確実に保持されるようにしている。
次に、実施形態に係る複合材料200の製造方法を説明する。
図2に示すように、複合材料200の製造方法は、プリフォーム成形装置400に炭素繊維210を配置する工程(ステップS11)と、炭素繊維210のプリフォーム成形とマスキング部211の形成を行う工程(ステップS12)と、プリフォームした炭素繊維210を成形型110のキャビティ150に配置する工程(ステップS13)と、キャビティ150内に樹脂220を注入する工程(ステップS14)と、炭素繊維210のマスキング部211を冷却しつつ、マスキング部211以外の部位の樹脂220を硬化させる工程(ステップS15)と、成形した複合材料200を成形型110から脱型する工程(ステップS16)と、複合材料200からマスキング材510を取り除く工程(ステップS17)と、複合材料200の樹脂220の未含浸部201aに接着材gを塗布する工程(ステップS18)と、複合材料200を接着する工程(ステップS19)と、を有する。
各工程について説明する。
まず、ステップS11として、プリフォーム成形装置400の下型420に炭素繊維210を配置する(図3(A)を参照)。そして、ステップS12として、プリフォーム成形装置400の上型410を下型420に移動させて炭素繊維210をプリフォーム成形する。この際、炭素繊維210の外表面の所定の位置にマスキング材510を取り付けて、炭素繊維210にマスキング部211を形成する。
次に、ステップS13として、プリフォーム成形した炭素繊維210を成形型110のキャビティ150に配置する(図6(B)を参照)。
次に、ステップS14として、キャビティ150内に樹脂220を注入する。成形型110は、樹脂220(例えば、エポキシ樹脂)の硬化温度以上(例えば、100℃〜160℃程度)に予熱しておく。
次に、ステップS15として、炭素繊維210のマスキング部211を冷却部137により冷却しつつ、マスキング部211以外の部位に含浸した樹脂220を硬化させる。
ここで、図7には、樹脂220の注入の開始時から複合材料200を成形型110から脱型するまでのマスキング部211の様子が示される。各図は、図6(B)の一点鎖線7Aで示す部分の拡大図である。
図7(A)に示すように、成形型110を閉じると、冷却部137が炭素繊維210のマスキング部211に向かい合う位置に配置される。
図7(B)に示すように、樹脂220の注入が開始すると、樹脂220が炭素繊維210の内部を伝わって徐々に含浸されていく。冷却部137は、マスキング部211の温度を樹脂220の硬化温度よりも低い温度(例えば、50℃〜80℃)に維持する。なお、マスキング部211の冷却は、樹脂220の注入を開始する前から実施することもできる。
図7(C)に示すように、複合材料200を脱型する際には、樹脂220が硬化していない未硬化部分201と、樹脂220が硬化した硬化部分202が複合材料200に形成される。未硬化部分201は、例えば、冷却部137により直接的に冷却された部分に形成される。未硬化部分201の厚み寸法(図7(C)の上下方向の寸法)は、冷却部137によりどの程度冷却するかによって調整することができるため、成形作業を実施する度に所望の大きさに変更することができる。
次に、ステップS16として、冷却により硬化が抑制された部分以外の樹脂220が硬化した後、成形型110を開いて、炭素繊維210および樹脂220が一体化された複合材料200を脱型する(図7(C)を参照)。
次に、ステップS17として、複合材料200からマスキング材510を取り除くことによって、未硬化の樹脂220aを除去する(図8(A)を参照)。これにより、複合材料200に樹脂220が含浸されていない未含浸部201aを形成する。マスキング材510を取り除く量(面積)は、必要に応じて調整する。マスキング材510を取り除く量を調整することにより、未含浸部201aの面積や形状等を変更することができる。なお、マスキング材510をより確実に取り除くために、例えば、アセトン等の薬品を併用してマスキング材510を拭き取ることも可能である。
次に、ステップS18として、複合材料200の未含浸部201aに接着材gを塗布する(図8(B)を参照)。接着材gの材質は特に限定されず、公知のものを使用することができる。
未含浸部201aの表面は、他の部材270との接着がなされる接着部(接着面)を構成する。この接着部付近には樹脂220が含浸されてないため、樹脂220に含まれる内部離型剤が表面に析出することがない。よって、接着部に対する前処理を実施しなくとも、接着材gとの密着性を確保することができ、接着強度を向上させることが可能になる。また、前処理としてサンドブラスト処理やプラズマ処理を実施する場合に生じる品質確保や品質保証についての問題が生じることもないため、複合材料200の取り扱いが容易なものとなる。
図8(B)、図8(C)に示すように、例えば、複合材料200は、同様の手順により未含浸部271aが形成された複合材料270に接着させることができる。この際、接着箇所は、例えば、各複合材料200、270の未含浸部201a、271aに設定することができる。なお、複合材料200を接着させる対象となる部材は、図9(A)に示す部品や、複合材料以外の材料、例えば、樹脂成形品や金属材料などでもよい。
以上説明したように、本実施形態に係る複合材料の製造方法および製造装置によれば、樹脂220が含浸していない未含浸部201aを複合材料200に形成し、当該未含浸部201aを接着部として使用することにより、樹脂220に含まれる内部離型剤の析出に伴う接着強度の低下が発生するのを好適に防止することができる。成形後に煩雑な前処理を施すことなく良好な接着強度を確保することが可能になるため、前処理工程の実施に伴う生産コストの増加を抑えることができ、さらに、品質管理を容易に行うことが可能になる。
また、マスキング材510の投影面の面積よりも小さな面積でマスキング部211を冷却することにより、脱型時に成形型110にマスキング材510が残留するのをより確実に防止することができ、マスキング材510の残留に伴う品質保証の低下が発生するのを防止することができる。
また、炭素繊維210をプリフォーム成形するとともに炭素繊維210にマスキング材510を付着させることが可能になるため、工程数を削減することができ、複合材料200の生産性の向上を図ることができる。
また、複合材料200に形成した樹脂220の未含浸部201aに塗布した接着材gを介して、複合材料200を他の部材270に対して好適に接着させることができる。
また、炭素繊維210と当該炭素繊維210に含浸された樹脂220からなり、炭素繊維210の少なくとも一部に、未硬化の樹脂220を除去して形成された樹脂の未含浸部201aが形成されてなる複合材料200を得ることができる。
以上、実施形態を通じて複合材料の製造方法、製造装置、および複合材料を説明したが、本発明は実施形態において説明した構成のみに限定されることはなく、特許請求の範囲の記載に基づいて適宜変更することが可能である。
例えば、複合材料の製造装置を、成形装置100とプリフォーム成形装置400とにより構成した例を説明したが、成形装置100のみで複合材料の製造装置を構成することも可能である。また、マスキング材の取付け作業とプリフォーム成形は、それぞれ別個に実施することも可能である。マスキング材を取り付ける作業については、作業者等が手作業で行うこともできる。例えば、強化基材の裏面側(下型側の面)に樹脂の未含浸部を形成することも可能である。この場合、冷却部は、成形型の下型に設置される。
その他、複合材料の製造方法の各工程および複合材料の製造装置の各部の構成は、樹脂の一部に未硬化の部分を形成し、未硬化の部分をマスキング材により除去して、複合材料のいずれかの部位に樹脂が含浸されていない未含浸部を形成することが可能な限りにおいて適宜変更することが可能である。
75 樹脂温度調整部、
100 成形装置、
110 成形型、
130 上型、
137 冷却部、
140 下型、
150 キャビティ、
200 複合材料、
201 樹脂の未硬化部、
201a 未含浸部、
202 樹脂の硬化部、
210 炭素繊維(強化基材)、
211 マスキング部、
220 樹脂、
220a 未硬化の樹脂、
270 複合材料(他の部材)、
300 車体、
400 プリフォーム成形装置(プリフォーム成形部)、
500 マスキング材供給部、
510 マスキング材、
g 接着材。

Claims (7)

  1. 強化基材と前記強化基材の少なくとも一部に含浸された樹脂からなる複合材料の製造方法であって、
    外表面の少なくとも一部に付着したマスキング材により覆われたマスキング部が形成された強化基材を開閉自在な成形型のキャビティ内に配置した状態で、溶融した樹脂を前記キャビティ内に注入する工程と、
    前記マスキング部の少なくとも一部の温度を前記樹脂の硬化温度よりも低い温度に維持して前記マスキング部に含浸した前記樹脂の硬化を抑制しつつ、前記強化基材において前記マスキング部を除く他の部位に含浸した前記樹脂を硬化させて、前記強化基材に前記樹脂が含浸してなる複合材料を成形する工程と、
    前記成形型から前記複合材料を脱型する工程と、
    前記複合材料に付着した前記マスキング材の少なくとも一部を取り除くことによって未硬化の前記樹脂を除去して、前記樹脂が含浸していない未含浸部を前記複合材料に形成する工程と、を有する複合材料の製造方法。
  2. 前記複合材料を成形する工程において、前記マスキング部は、前記マスキング材の投影面の面積よりも小さな面積で冷却されることにより前記樹脂の硬化温度よりも低い温度に維持されてなる、請求項1に記載の複合材料の製造方法。
  3. 前記キャビティ内に前記強化基材を配置する前に、前記強化基材をプリフォーム成形するとともに前記強化基材に前記マスキング材を付着させる工程をさらに有する請求項1または請求項2に記載の複合材料の製造方法。
  4. 請求項1〜3のいずれか1項に記載の製造方法により製造された前記複合材料の前記未含浸部に接着材を塗布する工程と、前記接着材を介して前記複合材料と他の部材とを接着する工程と、をさらに有する複合材料の接着方法。
  5. 強化基材と前記強化基材の少なくとも一部に含浸された樹脂からなる複合材料を製造する複合材料の製造装置であって、
    外表面の少なくとも一部に付着したマスキング材により覆われたマスキング部が形成された強化基材が配置されるキャビティを形成する開閉自在な成形型と、
    溶融した樹脂を前記キャビティ内に注入する樹脂注入部と、
    前記成形型に設けられ、溶融した前記樹脂が前記キャビティ内に注入された状態において前記マスキング部の少なくとも一部の温度を前記樹脂の硬化温度よりも低い温度に維持して前記マスキング部に含浸した前記樹脂の硬化を抑制する樹脂温度調整部と、を有し、
    前記成形型から脱型した前記複合材料に付着した前記マスキング材の少なくとも一部を取り除くことによって未硬化の前記樹脂を除去して、前記樹脂が含浸していない未含浸部を形成することを可能にする、複合材料の製造装置。
  6. 前記樹脂温度調整部は、前記マスキング材の投影面の面積よりも小さな面積で前記マスキング部を冷却して、前記樹脂の硬化温度よりも低い温度に前記マスキング部の温度を維持する、請求項5に記載の複合材料の製造装置。
  7. 前記強化基材をプリフォーム成形するプリフォーム成形部と、
    前記プリフォーム成形部に設けられ、前記強化基材に前記マスキング材を付着させるマスキング材供給部と、をさらに有する請求項5または請求項6に記載の複合材料の製造装置。
JP2014181514A 2014-09-05 2014-09-05 複合材料の製造方法、複合材料の製造装置 Active JP6384213B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2014181514A JP6384213B2 (ja) 2014-09-05 2014-09-05 複合材料の製造方法、複合材料の製造装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2014181514A JP6384213B2 (ja) 2014-09-05 2014-09-05 複合材料の製造方法、複合材料の製造装置

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2016055459A JP2016055459A (ja) 2016-04-21
JP6384213B2 true JP6384213B2 (ja) 2018-09-05

Family

ID=55757013

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2014181514A Active JP6384213B2 (ja) 2014-09-05 2014-09-05 複合材料の製造方法、複合材料の製造装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP6384213B2 (ja)

Families Citing this family (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP6107787B2 (ja) 2014-10-29 2017-04-05 トヨタ自動車株式会社 繊維強化樹脂成形部材の製造方法と部材の接続方法
JP6497084B2 (ja) * 2015-01-23 2019-04-10 日産自動車株式会社 複合材料の成形方法、複合材料の成形装置、および複合材料
JP2017039234A (ja) * 2015-08-18 2017-02-23 トヨタ自動車株式会社 接合体、接合体の製造方法、及び車両用構造体
KR102420046B1 (ko) * 2018-06-04 2022-07-12 주식회사 성우하이텍 복합소재의 성형방법
TR202010823A1 (tr) * 2020-07-08 2022-01-21 Tusaş Türk Havacilik Ve Uzay Sanayi̇i̇ Anoni̇m Şi̇rketi̇ Bir kompozit serim kalıbı üretim sistemi.

Family Cites Families (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS6142544A (ja) * 1984-08-06 1986-03-01 Hitachi Zosen Corp 繊維強化樹脂体の樹脂融解方法

Also Published As

Publication number Publication date
JP2016055459A (ja) 2016-04-21

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP6384213B2 (ja) 複合材料の製造方法、複合材料の製造装置
US9539767B2 (en) Forming of staged thermoset composite materials
ES2770400T3 (es) Método y aparato para formar estructuras compuestas termoplásticas
US9205602B2 (en) Method for producing fiber-reinforced plastic
CA2811292A1 (en) An improved method of and apparatus for making a composite material
RU2671346C1 (ru) Способ изготовления композиционного материала и устройство изготовления композиционного материала
US20060220273A1 (en) Process for compression moulding liquid resins with structural reinforcements
CN110091521B (zh) 一种复合材料构件的成型方法和复合材料构件
KR101447136B1 (ko) 섬유 강화 복합재의 성형방법
RU2715662C1 (ru) Способ и устройство для производства композитного материала
JP5791365B2 (ja) Rtm成形方法及びrtm成形装置
JP6750735B2 (ja) 複合材料の成形方法および複合材料の成形装置
EP3590672B1 (en) Thermal processing and consolidation system and method
JP6497084B2 (ja) 複合材料の成形方法、複合材料の成形装置、および複合材料
JP6543940B2 (ja) 複合材料の成形方法および成形装置
JP6582429B2 (ja) サンドイッチ成形体およびその成形方法ならびに成形装置
US8840828B2 (en) Hot drape forming by means of a stiffness controlled vacuum bag
WO2016063387A1 (ja) 複合材料の成形方法および成形装置
JP5362596B2 (ja) 貼合成形方法、貼合成形用金型および貼合成形装置
JP6357984B2 (ja) 複合材料の成形方法および成形装置
JPWO2019171683A1 (ja) ハニカムサンドイッチ複合材の成形方法およびこれに用いる治具
JP6451345B2 (ja) 複合材料の成形方法および成形装置
JP2020526414A (ja) 製織された繊維プリフォームに樹脂を注入することによって部品を製造するための方法および装置
RU2761820C1 (ru) Способ изготовления монолитных корпусных изделий из композиционного материала с применением давящей эластичной мембраны
JP7443717B2 (ja) 複合材料の成形方法および複合材料の成形装置

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20170330

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20180221

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20180320

A521 Written amendment

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20180509

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20180710

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20180723

R151 Written notification of patent or utility model registration

Ref document number: 6384213

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R151