JP6582429B2 - サンドイッチ成形体およびその成形方法ならびに成形装置 - Google Patents

サンドイッチ成形体およびその成形方法ならびに成形装置 Download PDF

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本発明は、サンドイッチ成形体およびその成形方法ならびに成形装置に関する。
近年、自動車の車体軽量化のために強化基材に樹脂を含浸させた複合材料が自動車部品として用いられている。特に、車体全体における軽量化効果の高いルーフやフードへのFRPの適用が必要とされているが、これらの部材は高い剛性が要求される。剛性を高めるために、複合材料からなる表面層の間に芯材層を設けるサンドイッチ成形体が知られている(特許文献1を参照)。
特開2002−284038号公報
サンドイッチ成形体の成形を成形型内で樹脂を硬化させて表面層を形成するとき、芯材層の表面側から樹脂を押圧する力が働かないため、成形型の型締圧力によって樹脂が芯材層へ押圧される。これによって、芯材層の外表面形状を転写し、その影響がサンドイッチ成形体の表面に現れて外観品質が損なわれるという問題が生じている。自動車のルーフやフード等の表面外観品質が必要な部位に適用する場合、表面研磨工程を追加するなどして二次加工が必要となり製造時間および費用を増大する要因となってしまう。
そこで、本発明は、上記課題を解決するためになされたものであり、芯材層の形状に拘わらず高い外観品質を有するサンドイッチ成形体およびその成形方法ならびに成形装置を提供することを目的とする。
上記目的を達成する本発明に係るサンドイッチ成形体は、ガス透過性を備え、不織布から形成されてなる芯材層と、前記芯材層の表面側に配置され、樹脂を含む表面層と、前記表面層と、前記芯材層との間に設けられ、ガス不透過性を備えるシール層と、を有する。また、サンドイッチ成形体は、ガス透過性を備える芯材層と、前記芯材層の表面側に配置され、樹脂を含む表面層と、前記表面層と、前記芯材層との間に設けられ、ガス不透過性を備えるシール層と、を有し、筒状に形成される。
上記目的を達成する本発明に係るサンドイッチ成形体の成形装置は、ガス透過性を有する芯材層と、前記芯材層の表面側に配置され、ガス不透過性を有するシール層と、を有する組立体を配置するキャビティが形成された開閉可能な成形型と、前記芯材層にガスを供給して、前記シール層を前記キャビティ内面に向かう方向に押圧する圧力を付与するガス供給部と、前記シール層と、前記キャビティ内面との間に樹脂を含む表面層を形成する形成部と、を有する。
上記目的を達成する本発明に係るサンドイッチ成形体の成形方法は、ガス透過性を有する芯材層と、前記芯材層の表面側に配置され、ガス不透過性を有するシール層と、を有する組立体を開閉可能な成形型のキャビティ内に配置する。その後、前記芯材層にガスを供給して前記シール層を前記キャビティ内面に向かう方向に押圧する圧力を付与した状態において、前記シール層と、前記キャビティ内面との間に樹脂を含む表面層を形成する。
本発明に係るサンドイッチ成形体の成形方法および成形装置によれば、表面層に対して芯材層との間に設けられたシール層を介して押圧する圧力を加えるので表面層が芯材層の外表面形状を転写することなく、キャビティ内面の形状を付与することができる。また、芯材層の板厚を設計通りに得ることができる。これによって、高い外観品質を有するサンドイッチ成形体を成形することができる。
また、本発明に係るサンドイッチ成形体によれば、高い外観品質を備えるので、自動車のルーフやフード等の表面外観品質が必要な部位に適用することができる。
図1(A)は、第1実施形態に係るサンドイッチ成形体の断面図であり、図1(B)は、第1実施形態に係る組立体の断面図である。 第1実施形態に係るサンドイッチ成形体の成形装置の概略図である。 図3Aは、第1実施形態に係る組立体の成形方法を示すフローチャートである。 図3Bは、第1実施形態に係るサンドイッチ成形体の成形方法を示すフローチャートである。 図4(A)は、第1実施形態に係る成形方法よって成形したサンドイッチ成形体の成形前後の断面図であり、図4(B)は、対比例の成形方法によって成形したサンドイッチ成形体の成形前後の断面図である。 図5(A)は、第2実施形態に係るサンドイッチ成形体の断面図であり、図5(B)は、第2実施形態に係る組立体の断面図である。 図6は、第2実施形態に係るサンドイッチ成形体の成形装置の概略図である。 図7Aは、第2実施形態に係る組立体の成形方法を示すフローチャートである。 図7Bは、第2実施形態に係るサンドイッチ成形体の成形方法を示すフローチャートである。 図8は、変形例に係る筒状のサンドイッチ成形体の断面図である。
以下、添付した図面を参照しながら、本発明の実施形態を説明する。なお、以下の記載は特許請求の範囲に記載される技術的範囲や用語の意義を限定するものではない。また、図面の寸法比率は説明の都合上誇張されており、実際の比率とは異なる場合がある。
(第1実施形態)
図1(A)は、第1実施形態に係るサンドイッチ成形体300の断面図であり、図1(B)は、第1実施形態に係る組立体400の断面図である。図2は、第1実施形態に係るサンドイッチ成形体300の成形装置100の概略図である。図3Aは、第1実施形態に係る組立体400の成形方法を示すフローチャートである。図3Bは、第1実施形態に係るサンドイッチ成形体300の成形方法を示すフローチャートである。図4(A)は、第1実施形態に係る成形方法よって成形した成形時および成形後のサンドイッチ成形体300の断面図であり、図4(B)は、対比例の成形方法によって成形した成形時および成形後のサンドイッチ成形体300の断面図である。
第1実施形態に係る成形装置100および成形方法によって得られるサンドイッチ成形体300は、図1(A)に示すように、ガス透過性を備える芯材層310と、芯材層310の表面側に配置され、樹脂322を含む表面層320と、表面層320と、芯材層310との間に設けられ、ガス不透過性を備えるシール層330と、を有する。
芯材層310は、ガス透過性を有する芯材311から形成される。芯材311は、例えば、繊維を織らずに絡み合わせたシート状の不織布を使用する。不織布311は、繊維間の間隙を調整することによって容易に空孔を形成することができ、ガス透過性を持たせることができる。不織布311を構成する繊維としては、例えば、ガラス繊維、アラミド繊維、セルロース繊維、ナイロン繊維、ビニロン繊維、ポリエステル繊維、ポリオレフィン繊維、レーヨン繊維等が使用できる。これらの強化繊維は単独で用いても、また、2種以上併用してもよい。実施形態においては、比較的安価なガラス繊維を使用する。
表面層320は、強化基材321および樹脂322の複合材料から形成される。強化基材321と樹脂322を組み合わせることによって、樹脂322単体によって構成される成形品に比べて高い強度および剛性を備えたものとなる。ただし、表面層320は、樹脂322単体によって形成してもよい。
強化基材321は、炭素繊維、ガラス繊維、有機繊維等の織物シートによって形成される。実施形態においては、熱膨張係数が小さく寸法安定性に優れ、高温下においても機械的特性の低下が少ない炭素繊維の織物シートを用いる。
樹脂322は、熱硬化性樹脂であるエポキシ樹脂、フェノール樹脂等が用いられる。本実施形態においては、機械的特性、寸法安定性に優れたエポキシ樹脂を用いる。エポキシ樹脂は2液タイプが主流であり、主剤および硬化剤を混合して使用する。主剤はビスフェノールA型のエポキシ樹脂、硬化剤はアミン系のものが一般的に用いられるが、特にこれに限定されるものではなく、所望の材料特性に合わせて適宜選択できる。
シール層330は、ガス不透過性を有するフィルム状のシール材331から形成され、芯材層310周りを密閉する。シール材331は、例えば、耐熱性に優れ、熱変形の少ないナイロンフィルムを好適に用いることができる。ナイロンフィルム331は、成形時における高温環境下であっても溶融または変形することなく成形することができ、高品質なサンドイッチ成形体300を得ることができる。
本明細書において、「ガス不透過性」とは、乾燥時、雰囲気温度約20℃において、0.01(g/m・24h・1atm)以下の窒素ガス透過率を有することを意味する。なお、シール材331は、ナイロンフィルム331に限定されず、例えば、塩化ビニル樹脂等から形成されるシートを用いてもよい。
サンドイッチ成形体300は、予め所定の形状にプリフォームされた組立体400を成形して形成される。図1(B)に示すように、組立体400は、ガス透過性を有する芯材層310と、芯材層310の表面側に配置され、ガス不透過性を有するシール層330と、シール層330を貫通し芯材層310まで伸びている孔部hと、を有する。本実施形態において、組立体400は、表面側にプリプレグ323をさらに有する。
プリプレグ323は、強化基材321に樹脂322を含浸させて未硬化のシート状に成形されたものである。プリプレグ323を硬化温度まで加熱すると硬化して表面層320が形成される。なお、プリプレグ323は形状が固定されるので織物シートに限定されず、長繊維を一方向に揃えて並べてシート状とした一方向シートを用いてもよい。
以下、図2に基づいて第1実施形態に係るサンドイッチ成形体300の成形装置100について説明する。
図2に示すように、第1実施形態に係るサンドイッチ成形体300の成形装置100は、組立体400を配置するキャビティ13が形成された開閉可能な成形型10と、芯材層310にガスを供給して、シール層330をキャビティ13内面に向かう方向に押圧する圧力を付与するガス供給部20と、シール層330とキャビティ13内面との間に樹脂322を含む表面層320を形成する形成部30と、を有する。成形装置100は、成形型10に型締圧力Pmを負荷するプレス部40と、成形装置100全体の作動を制御する制御部50と、をさらに有する。制御部50は、ガス供給部20および形成部30の作動を制御する。以下、成形装置100について詳述する。
成形型10は、開閉可能な一対の上型11(雄型)と、下型12(雌型)と、を有する。成形型10は、上型11と下型12の間に、密閉自在なキャビティ13を形成する。予めキャビティ13内にプリフォームした組立体400を配置する。キャビティ13内を密閉状態にするために、上型11と下型12の合わせ面にシール部材等を設けてもよい。
ガス供給部20は、ガスを貯蔵するガスタンク21と、ガスを注入するガスニードル22と、ガスニードル22へ連通する連通路23と、連通路23のガス供給圧力を測定する圧力計24と、下型12にはめ込まれ、ガスニードル22を設置する入子25と、を有する。ガス供給部20は、連通路23を介して、芯材層310へガスを供給する。入子25は、成形型10の下型12に着脱自在に設けられる。ガスは、窒素ガス、炭酸ガス、アルゴンガス等の不活性ガスを使用する。本実施形態にいては、炭酸ガスに比べてナイロンフィルム331を透過しにくい窒素ガスを使用する。
ガスニードル22は、組立体400の孔部hに挿入する。これによって、組立体400の中間に位置する芯材層310にガスを直接注入することができる。
形成部30は、型温度調整部31を有する。型温度調整部31は、加熱部材を有し、成形型10を樹脂322の硬化温度まで加熱し、キャビティ13内のプリプレグ323の樹脂322を硬化させる。加熱部材は、電気ヒーターであり、直接的に成形型10を加熱する。なお、加熱部材はこれに限定されず、例えば、油などの熱媒体を電気ヒーターによって加熱し、成形型10内に熱媒体を循環させることによって、成形型10の温度を調整してもよい。
プレス部40は、成形型10の上型11に型締圧力Pmを負荷する。プレス部40は、油圧等の流体圧を用いたシリンダーを有し、油圧等を制御することによって型締圧力Pmを調整する。
制御部50は、サンドイッチ成形体300の成形装置100全体の動作を制御する。制御部50は、記憶部51と、演算部52と、各種データや制御指令の送受信を行う入出力部53と、を有する。入出力部53は、ガス供給部20と、型温度調整部31と、プレス部40と、に電気的に接続している。
記憶部51は、ROMやRAMから構成し、成形型10の温度等のデータを記憶する。演算部52は、CPUを主体に構成され、入出力部53を介して成形型10の温度、ガス注入圧力Pg等のデータを受信する。演算部52は、記憶部51から読み出したデータおよび入出力部53から受信したデータに基づいて、ガス注入圧力Pg、型温度調整部31による型の加熱・冷却温度、プレス部40による成形型10の型締圧力Pm等を算出する。算出したデータに基づく制御信号は、入出力部53を介してガス供給部20、型温度調整部31、プレス部40等に送信する。このようにして、制御部50は、ガスの注入圧力、成形型10の温度等を制御する。
以下、第1実施形態に係る組立体400およびサンドイッチ成形体300の製造方法について、図3Aおよび図3Bを参照しながら説明する。
まず、図3Aを参照して、組立体400を成形するプリフォーム工程(ステップS111〜S114)について説明する。プリフォームには、プリフォーム型(図示せず)を使用する。プリフォーム型は、上型と、下型と、位置決めピンと、を有する。
まず、ガラス繊維からなる不織布311、炭素繊維321にエポキシ樹脂322が含浸したプリプレグ323、ナイロンフィルム331を準備する(ステップS111)。
次に、プリフォーム型の下型に、プリプレグ323、ナイロンフィルム331、不織布311、ナイロンフィルム331、プリプレグ323の順に積層する(ステップS112)。このとき、プリプレグ323およびナイロンフィルム331に予め設けられた孔部hを位置決め用の孔として使用し、孔部hに位置決めピンを挿入して積層する。ナイロンフィルム331と不織布311との層間には、接着剤gを予め塗布しておく。接着剤gは、例えば、熱可塑性樹脂からなり、所定の温度に加熱されると溶融または軟化するという特性を有する。
次に、プリフォーム型の上型を閉じ、プリプレグ323の樹脂322が硬化または流動しない温度までプリフォーム型を加熱する(ステップS113)。プリプレグ323の樹脂322を軟化させることで粘着性を発現し、プリプレグ323とナイロンフィルム331とを溶着する。本実施形態に用いるプリプレグ323の場合、約30℃に加熱することで十分な粘着性を得ることができる。また、加熱によって、ナイロンフィルム331と不織布311との層間に塗布した接着剤gも溶融する。
その後、冷却し、接着剤gが固化してプリプレグ323と、ナイロンフィルム331と、不織布311と、が固定された後、脱型する。このようにして、プリフォームされた組立体400が得られる(ステップS114)。
次に、図2および図3Bを参照して、サンドイッチ成形体300の成形工程(ステップS121〜S126)について説明する。
まず、組立体400を成形型10のキャビティ13内に配置する(ステップS121)。このとき、位置決めに使用した孔部hにガスニードル22を挿入する。これによって、ガスニードル22が位置決めピンの役割を果たし、組立体400をキャビティ13内において位置決めすることができる。
次に、上型11を閉じ、プレス部40によって成形型10を型締めする(ステップS122)。
次に、ガス供給部20によって芯材層310に窒素ガスを注入する(ステップS123)。ガス注入圧力Pgは、成形型10が型開きを起こさないように型締圧力Pm以下に調整する。芯材層310は、シール層330によって密閉されているので、シール層330は、ガス注入圧力Pgによって表面側に押圧される。シール層330は、ガス不透過性を有するナイロンフィルム331によって形成されているので、表面層320内にガスを通さず、強度低下や外観品質低下の原因となるボイドを表面層320に生じない。シール層330によって、ボイド発生等の成形不具合の発生を防止することができる。
次に、成形型10をプリプレグ323の樹脂322の硬化温度まで加熱する(ステップS124)。硬化温度は、プリプレグ323によるが、本実施形態において使用するエポキシ樹脂の場合は、120〜130℃である。当該温度まで加熱しても、ナイロンフィルム331は耐熱性があるので溶融または変形せずに表面層320を押圧することができる。プリプレグ323の樹脂322が十分硬化するまで放置する。
次に、成形型10を開き、成形されたサンドイッチ成形体300を脱型する(ステップS125)。
最後に、サンドイッチ成形体300の表面層320に使用したものと同じプリプレグ323を孔部hの表面側に貼付する(ステップS126)。脱型直後は、サンドイッチ成形体300の表面温度が高いので再加熱することなくプリプレグ323を貼付し、樹脂322を硬化することができる。なお、孔部hは、樹脂322によって孔埋めしてもよい。
図4(A)に示すように、本発明に係る成形方法では、ナイロンフィルム331が窒素ガスに対して不透過性を有するので、ガス注入圧力Pgは、芯材層310の表面側をキャビティ13内面に向かう方向に押圧する。したがって、表面層320が芯材層310の外表面形状を転写することなく、キャビティ13内面に密着し、その状態において樹脂322が硬化するので所望の形状を表面層320に付与することができる。また、芯材層310が直接的に型締圧力Pmによって押圧されないので、板厚を設計通りに得ることができる。これによって、高い外観品質を有するサンドイッチ成形体300を成形することができる。
これに対し、図4(B)に示すように、対比例の成形方法では、成形時に表面層320に係る力は型締圧力Pmのみで、芯材層310の表面側をキャビティ13内面に向かう方向に押圧していない。よって、プリプレグ323の樹脂322が芯材層310の外表面形状を転写したまま硬化し、キャビティ13内面の形状を表面に転写することができなかった。また、不織布311のような柔らかい材料を芯材層310に使用する場合、型締圧力Pmによって芯材層310が容易に変形し、芯材層310の板厚を設計通りに得ることができなくなってしまう。
以上説明したように、第1実施形態に係るサンドイッチ成形体300は、ガス透過性を備える芯材層310と、芯材層310の表面側に配置され、樹脂322を含む表面層320と、表面層320と芯材層310との間に設けられ、ガス不透過性を備えるシール層330と、を有する。
このように構成したサンドイッチ成形体300によれば、表面層320に対して芯材層310との間に設けられたシール層330を介して押圧する圧力を加えるので表面層320が芯材層310の外表面形状を転写することなく、キャビティ13内面の形状を付与することができる。また、芯材層310の板厚を設計通りに得ることができる。これによって、サンドイッチ成形体300は、高い外観品質を有するので、自動車のルーフやフード等の表面外観品質が必要な部位に適用することができる。
また、第1実施形態に係るサンドイッチ成形体300において、表面層320は、強化基材321をさらに有する。
このように構成したサンドイッチ成形体300は、強化基材321と樹脂322を組み合わせることによって、樹脂322単体によって構成される成形品に比べて高い強度および剛性を備えたものとなる。
また、第1実施形態に係るサンドイッチ成形体300は、表面層320は、プリプレグ323から形成されてなる。
このように構成したサンドイッチ成形体300は、強化基材321に樹脂322を含浸させる工程が不要となるので、成形時間を短縮でき、成形が容易である。
また、第1実施形態に係るサンドイッチ成形体300において、芯材層310は、不織布311から形成されてなる。
このように構成したサンドイッチ成形体300は、軽量な不織布311の層によって、軽量でかつ高い剛性を有する。
また、第1実施形態に係るサンドイッチ成形体300において、シール層330は、ナイロンフィルム331から形成されてなる。
このように構成したサンドイッチ成形体300は、成形時における高温環境下でもナイロンフィルム331は溶融または変形することなく成形することができ、高い品質を確保できる。
また、第1実施形態に係るサンドイッチ成形体300の成形装置100および成形方法では、シール層330をキャビティ13内面に向かう方向に押圧する圧力を付与するガス供給部20と、シール層330と、キャビティ13内面との間に樹脂322を含む表面層320を形成する形成部30と、を有する。
このように構成したサンドイッチ成形体300の成形方法および成形装置100によれば、表面層320に対して芯材層310との間に設けられたシール層330を介して押圧する圧力を加えるので表面層320が芯材層310の外表面形状を転写することなく、キャビティ13内面の形状を付与することができる。また、芯材層310の板厚を設計通りに得ることができる。これによって、高い外観品質を有するサンドイッチ成形体300を成形することができる。
また、第1実施形態に係る組立体400は、シール層330を貫通し芯材層310まで伸びている孔部hを有し、ガス供給部20は、孔部hに挿入されるガスニードル22を有する。
このように構成したサンドイッチ成形体300の成形方法および成形装置100によれば、サンドイッチ成形体300の中間に位置する芯材層310にガスを直接注入することができる。
また、孔部hは、組立体400を形成するときに位置決め用の孔として使用されたものである。
このように構成したサンドイッチ成形体300の成形方法および成形装置100によれば、ガスの注入のために孔を設ける手間を省くことができる。
(第2実施形態)
図5(A)は、第2実施形態に係るサンドイッチ成形体300の断面図であり、図5(B)は、第2施形態に係る組立体500の断面図である。図6は、第2実施形態に係るサンドイッチ成形体300の成形装置200の概略図である。図7Aは、第2実施形態に係る組立体500の成形方法を示すフローチャートである。図7Bは、第2実施形態に係るサンドイッチ成形体300の成形方法を示すフローチャートである。
以下、図面に基づいて第2実施形態に係るサンドイッチ成形体300およびその成形装置200ならびに成形方法について説明する。
本実施形態に係る成形装置200および成形方法によって得られるサンドイッチ成形体300は、図5(A)に示すように、第1実施形態と同じ構成であり、ガス透過性を備える芯材層310と、芯材層310の表面側に配置され、樹脂322を含む表面層320と、表面層320と、芯材層310との間に設けられ、ガス不透過性を備えるシール層330と、を有する。第1実施形態と同じく、芯材層310は、不織布311から形成され、シール層330は、ナイロンフィルム331から形成される。
第1実施形態では、表面層320をプリプレグ323によって成形したが、本実施形態においては、表面層320を強化基材である炭素繊維321に樹脂322を含浸させて成形する。
図5(B)を参照して、本実施形態に係る組立体500は、第1実施形態と同様に、ガス透過性を有する芯材層310と、芯材層310の表面側に配置され、ガス不透過性を有するシール層330と、シール層330を貫通し芯材層310まで伸びている孔部hと、を有する。本実施形態において、組立体500は、表面側に第1実施形態におけるプリプレグ323の代わりに炭素繊維321をさらに有する。
図6に示すように、第2実施形態に係るサンドイッチ成形体300の成形装置200は、第1実施形態と同様に、成形型210と、ガス供給部20と、形成部230と、プレス部40と、制御部250と、を有する。制御部250は、ガス供給部20および形成部230の作動を制御する。ガス供給部20およびプレス部40の構成は第1実施形態に係るサンドイッチ成形体300の成形装置100と同様の構成であるので説明を省略する。
成形型210は樹脂322をキャビティ213内に注入するための少なくとも2つの注入口214をさらに有する。注入口214は、上型211および下型212にそれぞれ設けられ、キャビティ213内面とナイロンフィルム331との間に連通する樹脂322の搬送経路である連通路215を有する。
形成部230は、型温度調整部31と、樹脂注入部232と、を有する。型温度調整部31の構成は、第1実施形態と同様の構成であるので説明を省略する。
樹脂注入部232は、主剤を充填した主剤タンク232aと、硬化剤を充填した硬化剤タンク232bと、主剤、硬化剤、およびそれらが混合された樹脂322の搬送流路を形成するチューブ232cと、樹脂322の注入圧力を調整自在なバルブ232dと、を有する。樹脂注入部232は、主剤タンク232aから供給される主剤と、硬化剤タンク232bから供給される硬化剤とを一定の圧力下において循環させつつ、成形型210へ供給可能な公知の循環式のポンプ機構によって構成することができる。
制御部250は、サンドイッチ成形体300の成形装置200全体の動作を制御する。制御部250は、記憶部251と、演算部252と、各種データや制御指令の送受信を行う入出力部253と、を有する。入出力部253は、ガス供給部20と、型温度調整部31と、プレス部40と、樹脂注入部232と、に電気的に接続している。各構成の動作は、第1実施形態と同様なので説明を省略する。
以下、第2実施形態に係る組立体500およびサンドイッチ成形体300の製造方法について、図7Aおよび図7Bを参照しながら説明する。
まず、図7Aを参照して、組立体500を成形するプリフォーム工程(ステップS211〜S214)について説明する。プリフォームには、プリフォーム型(図示せず)を使用する。プリフォーム型は、第1実施形態と同様の構成であり、上型と、下型と、位置決めピンと、を有する。
まず、ガラス繊維からなる不織布311、炭素繊維321、ナイロンフィルム331を準備する(ステップS211)。炭素繊維321は、織物シートを複数枚積層する。
また、炭素繊維321およびナイロンフィルム331と不織布311との層間には、接着剤gを塗布する。接着剤gは、第1実施形態と同様のものを用いる。
プリフォーム型の下型に、炭素繊維321、ナイロンフィルム331、不織布311、ナイロンフィルム331、炭素繊維321の順に積層する(ステップS212)。このとき、ナイロンフィルム331に予め設けられた孔部hを位置決め用の孔として使用し、孔部hおよび炭素繊維321の繊維間に位置決めピンを挿入して積層する。
プリフォーム型の上型を閉じ、炭素繊維321の接着剤gが溶融する温度までプリフォーム型を加熱する(ステップS213)。加熱によって、炭素繊維321およびナイロンフィルム331と不織布311との層間に塗布した接着剤gも溶融する。
その後、冷却し、接着剤gが固化することによって、炭素繊維321と、ナイロンフィルム331と、不織布311と、が固定された後、脱型する。このようにして、プリフォームされた組立体500が得られる(ステップS214)。
次に、図7Bを参照して、サンドイッチ成形体300の成形工程(ステップS221〜S226)について説明する。
まず、組立体500を成形型210のキャビティ213内に配置する(ステップS221)。このとき、位置決めに使用した孔部hにガスニードル22を挿入する。これによって、ガスニードル22が位置決めピンの役割を果たし、組立体500をキャビティ213内において位置決めすることができる。
次に、上型211を閉じ、プレス部40によって成形型210を型締めする(ステップS222)。
ガス供給部20によって芯材層310に窒素ガスを注入する(ステップS223)。ガス注入圧力Pgは、成形型210が型開きを起こさないように型締圧力Pm以下に調整する。
成形型210を樹脂322の硬化温度まで加熱する(ステップS224)。
キャビティ213内面とナイロンフィルム331との間に樹脂322を注入する(ステップS225)。このとき、ガス注入圧力Pgは樹脂注入圧Prと同程度に保つ。樹脂322を規定量注入し終えると、樹脂322が十分硬化するまで放置する。
成形型210を開き、成形されたサンドイッチ成形体300を脱型する(ステップS226)。
以上説明したように、第2実施形態に係るサンドイッチ成形体300の成形装置200および成形方法において、形成部230は、キャビティ213内に樹脂322を注入する樹脂注入部232をさらに有する。
このように構成したサンドイッチ成形体300の成形方法および成形装置200によれば、炭素繊維321や樹脂322単体に比べて高価なプリプレグ323を使用することなくサンドイッチ成形体300を成形することができるので、材料費を低減することができる。
以上、実施形態を通じてサンドイッチ成形体300の成形方法および成形装置200を説明したが、本発明は実施形態において説明した構成のみに限定されることはなく、特許請求の範囲の記載に基づいて適宜変更することが可能である。
たとえば、各実施形態においては、図1(A)および図5(A)に示すように、板状のサンドイッチ成形体300について説明したが、板状に限定されず、図8に変形例として示すように、筒状のサンドイッチ成形体600であってもよい。筒状に成形することによって、筒状の成形品としての適用範囲がさらに広がる。
また、サンドイッチ成形体300の芯材層310は不織布311から形成されるとしたが、ガス透過性を備える柔軟な材料であればこれに限定されず、多孔質のゴム材等を用いることができる。
また、シール層330は、芯材層310の芯材311とは別体の部材としてシール材331を使用するとしたが、これに限られない。芯材層310の表面を熱処理や化学処理等によって空孔を埋めて表面側にガス不透過性を付与し、芯材層310の表層部分をシール層330として機能させることができる。
また、組立体400、500は、孔部hを有していたが、これに限定されず、孔部hを有していなくてもよい。例えば、プリフォーム工程において成形品形状によって位置決めができる場合は、位置決め用の孔は不要である。この場合は、ガスニードル22先端部を鋭利にし、プリプレグ323に突き刺してガスを注入させることもできる。
また、組立体400、500は、プリフォームをしてキャビティ13、213内に配置するとしたがプリフォームを行わずに直接キャビティ13、213内で積層して配置してもよい。
10、210 成形型、
11、211 上型、
12、212 下型、
13、213 キャビティ、
214 注入口、
20 ガス供給部、
21 ガスタンク、
22 ガスニードル、
23、215 連通路、
24 圧力計、
25 入子、
30、230 形成部、
31 型温度調整部、
232 樹脂注入部、
232a 主剤タンク、
232b 硬化剤タンク、
232c チューブ、
232d バルブ、
40 プレス部、
50、250 制御部、
51、251 記憶部、
52、252 演算部、
53、253 入出力部、
100、200 成形装置、
300、600 サンドイッチ成形体、
310 芯材層、
311 不織布(芯材)、
320 表面層、
321 炭素繊維(強化基材)、
322 樹脂、
323 プリプレグ、
330 シール層、
331 ナイロンフィルム(シール材)、
400、500 組立体、
Pg ガス注入圧力、
Pm 型締圧力、
Pr 樹脂注入圧、
g 接着剤、
h 孔部。

Claims (21)

  1. ガス透過性を備え、不織布から形成されてなる芯材層と、
    前記芯材層の表面側に配置され、樹脂を含む表面層と、
    前記表面層と、前記芯材層との間に設けられ、ガス不透過性を備えるシール層と、を有する、サンドイッチ成形体。
  2. ガス透過性を備える芯材層と、
    前記芯材層の表面側に配置され、樹脂を含む表面層と、
    前記表面層と、前記芯材層との間に設けられ、ガス不透過性を備えるシール層と、を有し、
    筒状に形成される、サンドイッチ成形体。
  3. 前記表面層は、強化基材をさらに有する、請求項1または請求項2に記載のサンドイッチ成形体。
  4. 前記表面層は、プリプレグから形成されてなる、請求項3に記載のサンドイッチ成形体。
  5. 前記シール層は、ナイロンフィルムから形成されてなる、請求項1〜4のいずれか1項に記載のサンドイッチ成形体。
  6. ガス透過性を有する芯材層と、前記芯材層の表面側に配置され、ガス不透過性を有するシール層と、を有する組立体を配置するキャビティが形成された開閉可能な成形型と、
    前記芯材層にガスを供給して、前記シール層を前記キャビティ内面に向かう方向に押圧する圧力を付与するガス供給部と、
    前記シール層と、前記キャビティ内面との間に樹脂を含む表面層を形成する形成部と、を有する、サンドイッチ成形体の製造装置。
  7. 前記組立体は、前記シール層を貫通し前記芯材層まで伸びている孔部を有し、
    前記ガス供給部は、前記孔部に挿入されるガスニードルを有する、請求項6に記載のサンドイッチ成形体の製造装置。
  8. 前記孔部は、前記組立体を形成するときに位置決め用の孔として使用されたものである、請求項7に記載のサンドイッチ成形体の製造装置。
  9. 前記形成部は、前記キャビティ内に前記樹脂を注入する樹脂注入部をさらに有する、請求項6〜8のいずれか1項に記載のサンドイッチ成形体の製造装置。
  10. 前記表面層は、強化基材をさらに有する、請求項6〜9のいずれか1項に記載のサンドイッチ成形体の製造装置。
  11. 前記表面層は、プリプレグから形成されてなる、請求項10に記載のサンドイッチ成形体の製造装置。
  12. 前記芯材層は、不織布から形成されてなる、請求項6〜11のいずれか1項に記載のサンドイッチ成形体の製造装置。
  13. 前記シール層は、ナイロンフィルムから形成されてなる、請求項6〜12のいずれか1項に記載のサンドイッチ成形体の製造装置。
  14. ガス透過性を有する芯材層と、前記芯材層の表面側に配置され、ガス不透過性を有するシール層と、を有する組立体を開閉可能な成形型のキャビティ内に配置し、
    前記芯材層にガスを供給して前記シール層を前記キャビティ内面に向かう方向に押圧する圧力を付与した状態において、前記シール層と、前記キャビティ内面との間に樹脂を含む表面層を形成する、サンドイッチ成形体の製造方法。
  15. 前記組立体に、前記シール層を貫通し前記芯材層まで伸びている孔部を形成し、
    前記孔部にガスニードルを挿入する、請求項14に記載のサンドイッチ成形体の製造方法。
  16. 前記組立体を形成するときに、前記孔部を位置決め用の孔として使用されたものである、請求項15に記載のサンドイッチ成形体の製造方法。
  17. 前記成形型を閉じた後、前記キャビティ内に前記樹脂を注入する、請求項14〜16のいずれか1項に記載のサンドイッチ成形体の製造方法。
  18. 前記表面層は、強化基材をさらに有する、請求項14〜17のいずれか1項に記載のサンドイッチ成形体の製造方法。
  19. 前記表面層は、プリプレグから形成されてなる、請求項18に記載のサンドイッチ成形体の製造方法。
  20. 前記芯材層は、不織布から形成されてなる、請求項14〜19のいずれか1項に記載のサンドイッチ成形体の製造方法。
  21. 前記シール層は、ナイロンフィルムから形成されてなる、請求項14〜20のいずれか1項に記載のサンドイッチ成形体の製造方法。
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