JP2016135572A - 複合材料の成形方法、複合材料の成形装置、および複合材料 - Google Patents

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Abstract

【課題】成形後に煩雑な前処理を施すことなく良好な接着強度を有する複合材料を得ることができ、生産コストの増加を抑え、品質管理を容易かつ適切に行うことができる複合材料の成形方法、成形装置、および複合材料を提供する。【解決手段】プリフォーム成形装置に炭素繊維を配置する工程(ステップS11)、炭素繊維のプリフォーム成形を行う工程(ステップS12)、プリフォームを成形型のキャビティに配置する工程(ステップS13)、キャビティ内を真空引きする工程(ステップS14)、キャビティ内に樹脂を注入する工程(ステップS15)、炭素繊維に含浸した樹脂の一部を冷却して樹脂の硬化を抑制しながら未硬化の樹脂を除去する工程(ステップS16)、成形した複合材料を成形型から脱型する工程(ステップS17)、複合材料の樹脂の未含浸部に接着材を塗布する工程(ステップS18)、複合材料を接着する工程(ステップS19)と、を有する。【選択図】図2

Description

本発明は、複合材料の成形方法、複合材料の成形装置、および複合材料に関する。
近年、自動車の車体軽量化のために強化基材に樹脂を含浸させた複合材料が自動車部品として用いられている。複合材料の成形方法として、例えば、下記特許文献1に記載されているような量産化に適したRTM(Resin Transfer Molding)成形法が注目されている。
RTM成形法にあっては、まず、開閉可能な一対の下型(雌型)、上型(雄型)からなる成形型内のキャビティに強化基材を配置する。型を閉締した後、樹脂注入口から樹脂を注入し、強化基材に樹脂を含浸させる。そして、キャビティ内に注入した樹脂を硬化させることによって複合材料を完成させる。完成した複合材料は、例えば、他の部材(他の複合材料や、その他材質の異なる部材)と接着材を使用して接合され、自動車用の部品等を構成する。
複合材料の接着を行う場合、複合材料の接着面には所定の前処理を施す。前処理としては、例えば、下記特許文献2に記載されているようなサンドブラスト処理やプラズマ処理による表面改質が行われる。接着面の表面改質を行うことの利点として、濡れ性の向上、官能基の生成、接着面積の増加といった接着性の向上に寄与する様々な点が挙げられる。また、RTM成形法において使用される樹脂(例えば、エポキシ樹脂)の内部には、脱型時の離型性を向上させるために内部離型剤を混入させることがあるが、この内部離型剤が成形後に複合材料の表面に析出すると、接着面に塗布した接着材の密着性が低下して、接着強度が低下する。このため、複合材料を接着する場合には、複合材料の接着面に対して前処理を施すことが求められる。
特開2005−193587号公報 特開2008−248196号公報
しかしながら、上記のように接着性の向上を図るために複合材料を成形した後に煩雑な前処理工程を追加すると、工程数が増加する分、生産コストを増加させることになる。また、従来のサンドブラスト処理やプラズマ処理を実施すると、表面粗さや濡れ性のみならず、指標化が困難な官能器の生成についても評価をせざる得ないため、量産工程下において適切な品質管理が行い難いという問題もある。
そこで、本発明は、上記課題を解決するためになされたものであり、成形後に煩雑な前処理を施すことなく良好な接着強度を確保することが可能な複合材料を取得することを可能にし、前処理工程の実施に伴う生産コストの増加を抑えることができ、さらに、品質管理を容易かつ適切に行うことができる複合材料の成形方法、複合材料の成形装置、および複合材料を提供することを目的とする。
上記目的を達成する本発明に係る複合材料の成形方法は、強化基材と強化基材の少なくとも一部に含浸した樹脂からなる複合材料の成形方法であって、開閉自在な成形型のキャビティ内に強化基材を配置した状態で溶融した樹脂をキャビティ内に注入する工程を有している。さらに、強化基材に含浸した樹脂の少なくとも一部の温度を樹脂の硬化温度よりも低い温度に維持して硬化を抑制しながら、硬化が抑制された未硬化の樹脂を除去することにより樹脂が含浸していない樹脂の未含浸部を形成しつつ、強化基材の他の部位に含浸した樹脂を硬化させて複合材料を成形する工程を有している。
上記目的を達成する本発明に係る複合材料の成形装置は、強化基材と強化基材の少なくとも一部に含浸した樹脂からなる複合材料を成形する複合材料の成形装置であって、強化基材が配置されるキャビティを形成する開閉自在な成形型と、溶融した樹脂をキャビティ内に注入する樹脂注入部と、を有している。さらに、成形型に設けられ、強化基材に含浸した樹脂の少なくとも一部の温度を樹脂の硬化温度よりも低い温度に維持して硬化を抑制しながら、硬化が抑制された未硬化の樹脂を除去することにより樹脂が含浸していない樹脂の未含浸部を複合材料に形成する樹脂除去部を有している。
上記目的を達成する本発明に係る複合材料は、強化基材と強化基材に含浸した樹脂からなり、強化基材の少なくとも一部に、未硬化の樹脂を成形時に除去して形成された樹脂の未含浸部が形成されてなる、複合材料である。
本発明によれば、樹脂が含浸していない未含浸部を複合材料に形成し、当該未含浸部を接着部として使用することにより、樹脂に含まれる内部離型剤の析出に伴う接着強度の低下が発生するのを好適に防止することができる。そして、成形後に煩雑な前処理を施すことなく良好な接着強度を確保することが可能になるため、前処理工程の実施に伴う生産コストの増加を抑えることができ、さらに、成形後の品質管理を容易かつ適切に行うことが可能になる。
本発明の実施形態に係る複合材料の成形装置の概略図である。 実施形態に係る複合材料の成形方法を示すフローチャートである。 実施形態に係るプリフォーム成形装置の概観斜視図である。 図4は、実施形態に係る成形型を説明するための図であり、図4(A)は成形型の概観斜視図、図4(B)は成形型の下型に設けられた吸引孔を示す斜視図である。 図5は、図4(A)に示す5A−5A線に沿う成形型の概略断面図であり、図5(A)は型開きした際の成形型を示す図、図5(B)は型閉じした際の成形型を示す図である。 図6は、実施形態に係る成形型を使用した成形方法を説明するための図であり、図6(A)はキャビティ内へ樹脂を注入する前の様子を示す部分拡大図、図6(B)は未硬化の樹脂を強化基材から除去する際の様子を示す部分拡大図、図6(C)は成形型から複合材料を脱型する際の様子を示す部分拡大図である。 図7は、接着材を使用して複合材料を他の部材に接着する工程を示す図であり、図7(A)は樹脂の未含浸部に塗布した接着材を使用して接着を行う際の様子を示す部分拡大図、図7(B)は接着された複合材料と他の部材を示す部分拡大図である。 図8は、実施形態に係る複合材料の成形方法を適用して成形した自動車部品を示す図であり、図8(A)は、複合材料からなる各種の自動車部品を示す図、図8(B)は、自動車部品を接合して形成した車体を示す図である。
以下、添付した図面を参照しながら、本発明の実施形態を説明する。なお、以下の説明は特許請求の範囲に記載される技術的範囲や用語の意義を限定するものではない。また、図面の寸法比率は説明の都合上誇張されており、実際の比率とは異なる場合がある。
図1は、実施形態に係る複合材料の成形装置100の概略図である。図2は、実施形態に係る複合材料の成形方法を示すフローチャートである。図3は、実施形態に係るプリフォーム成形装置400を示す斜視図である。図4は、実施形態に係る成形型110および成形型110に設けられた吸引孔149を示す斜視図である。図5は、実施形態に係る成形型110を簡略化して示す断面図である。図6は、実施形態に係る成形型110を使用した成形方法を説明するための拡大断面図である。図7は、接着材gを使用して複合材料200を他の部材に接着する工程を示す拡大断面図である。図8は、実施形態に係る複合材料200を使用した自動車部品301〜303および車体300を示す斜視図である。
以下、各図面を参照して本発明の実施の形態を説明する。
本実施形態に係る複合材料の成形方法によって得られる複合材料200は、強化基材210と樹脂220によって構成されている。複合材料200は、強化基材210と樹脂220が組み合わせられることにより、樹脂単体で構成される成形品に比べて高い強度および剛性を備えたものとなる。また、図8に示すような自動車の車体300(図8(B)を参照)に使用されるフロントサイドメンバー301やピラー302等の骨格部品、ルーフ303等の外板部品に複合材料200を適用することによって、鉄鋼材料からなる部品を組み付けて構成した車体と比べて、車体300の軽量化を図ることができる。
強化基材210は、例えば、炭素繊維、ガラス繊維、有機繊維等の織物シートによって形成することができる。強化基材210は、例えば、後述するプリフォーム成形装置400(図3を参照)を使用して、所定の形状にプリフォームした状態で準備することができる。本実施形態においては、強化基材210として炭素繊維を使用した例を説明する。炭素繊維は、熱膨張係数が小さく、寸法安定性に優れ、高温下においても機械的特性の低下が少ないという特徴があるため、自動車の車体300等の複合材料200の強化基材として好適に使用することができる。
樹脂220は、例えば、熱硬化性樹脂であるエポキシ樹脂、フェノール樹脂等が用いられる。本実施形態においては、機械的特性、寸法安定性に優れたエポキシ樹脂を用いる。エポキシ樹脂は2液タイプが主流であり、主剤および硬化剤を混合して使用する。主剤はビスフェノールA型のエポキシ樹脂、硬化剤はアミン系のものが一般的に用いられるが、特にこれに限定されるものではなく、所望の材料特性に合わせて適宜選択できる。また、樹脂220には、複合材料200を成形した後の脱型を容易に行い得るように、内部離型剤を含ませている。内部離型剤の種類は、特に限定されず、例えば、ステアリン酸亜鉛を主成分とする公知のものを使用することができる。
まず、成形装置100について説明する。
図1を参照して、本実施形態に係る複合材料の成形装置(以下、「成形装置」とする)100は、概説すると、強化基材としての炭素繊維210が配置されるキャビティ150を形成する開閉自在な成形型110と、成形型110に型締圧力を負荷するプレス部20と、キャビティ150内に溶融した樹脂220を注入する樹脂注入部30と、を有している。成形型110は、相対的に接近離反移動自在な上型(雌型)130と下型(雄型)140とを有している。
また、成形装置100は、樹脂220の注入圧力を調整自在なバルブ40と、キャビティ150内の圧力を測定する圧力計50と、成形型110内を真空引きする吸引部147と、吸引部147による吸引力を調整する吸引力調整部60と、成形型110の温度を調整する成形型温度調整部70と、キャビティ150内に注入した樹脂220の一部を冷却する冷却部137と、冷却部137を作動させて樹脂220の温度を調整する樹脂温度調整部75と、成形装置100全体の動作を制御する制御部80と、を有している。成形型110に設けられた冷却部137と吸引部147は、複合材料200に樹脂220の未含浸部201a(図6(B)を参照)を形成する樹脂除去部160としての機能を有している。
図1に示すように、プレス部20は、例えば、油圧等の流体圧を用いたシリンダー21を備え油圧等を制御することによって型締圧力を調整自在なプレス機により構成することができる。
樹脂注入部30は、主剤を充填した主剤タンク31と、硬化剤を充填した硬化剤タンク32と、主剤、硬化剤、およびそれらが混合された樹脂220の搬送流路を形成するチューブ36と、キャビティ150内への樹脂220の注入圧力を測定する圧力計34と、樹脂220の注入圧力を調整自在なバルブ40と、を有している。
樹脂注入部30は、主剤タンク31から供給される主剤と、硬化剤タンク32から供給される硬化剤とを一定の圧力下において循環させつつ、成形型110のキャビティ150内へ供給可能な公知の循環式のポンプ機構により構成することができる。圧力計34は、樹脂220の注入圧力を測定するために、注入口13付近のチューブ36に配置する。樹脂注入部30は、バルブ40の開度を調整することによって、キャビティ150内への樹脂220の注入量および成形型110に供給される樹脂220の注入圧力を調整する。
圧力計50は、公知のひずみゲージ等からなる検出部を備えており、キャビティ150内の圧力を測定するために成形型110に配置される。
吸引力調整部60は、例えば、公知の真空ポンプにより構成することができる。吸引力調整部60は、樹脂220の注入前に成形型110の下型140に設けた吸引部147を介してキャビティ150内の空気を吸引(真空引き)し、キャビティ150内を真空状態にする。また、後述するように、樹脂220をキャビティ150内に注入した後においても吸引力調整部60を作動させてキャビティ150内を吸引することにより、樹脂220の一部をキャビティ150の外部へ排出することが可能になっている(図6(B)を参照)。
成形型温度調整部70は、成形型110を樹脂220の硬化温度まで加熱し、キャビティ150内に注入された樹脂220を硬化させる。成形型温度調整部70は、加熱を行うための装置として、例えば、成形型110を直接的に加熱する電気ヒーターや、油などの熱媒体を循環させることによって温度調整を行う温度調整機構等を備えるように構成することができる。
樹脂温度調整部75は、キャビティ150に注入した樹脂220の温度を調整する。具体的には、樹脂温度調整部75は、成形型110の上型130内に入れ子型構造で設けられた冷却部137に所定の動作信号を送信して冷却部137を作動させることにより、キャビティ150内に注入された樹脂220の一部を冷却する(図6(B)を参照)。冷却部137は、樹脂220を冷却する冷却用のガスを供給する。
制御部80は、成形装置100全体の動作を制御する。制御部80は、記憶部81と、演算部82と、各種データや制御指令の送受信を行う入出力部83と、を有している。入出力部83は、圧力計34、50と、バルブ40と、吸引力調整部60と、成形型温度調整部70と、樹脂温度調整部75とに電気的に接続している。
記憶部81は、ROMやRAMから構成し、キャビティ150内の圧力等のデータを記憶する。演算部82は、CPUを主体に構成され、入出力部83を介して圧力計34、50からの樹脂220の注入圧力およびキャビティ150内の圧力のデータを受信する。演算部82は、記憶部81から読み出したデータおよび入出力部83から受信したデータに基づいて、バルブ40の開度、吸引力調整部60の吸印圧、成形型温度調整部70による成形型110の加熱温度、樹脂温度調整部75による樹脂220の冷却温度等を算出する。算出したデータに基づく制御信号は、入出力部83を介してバルブ40、吸引力調整部60、成形型温度調整部70、樹脂温度調整部75へ送信する。このようにして、制御部80は、樹脂220の注入圧力、吸引時のキャビティ150内の圧力、成形型110の温度、キャビティ150内の樹脂220の温度等を制御する。
次に、プリフォーム成形装置400について説明する。
図3に示すように、プリフォーム成形装置400は、プリフォーム(予備賦形)の対象となる炭素繊維210が配置される下型420と、下型420に対して接近離反移動自在な上型410と、を有している。
上型410は、所定のロッド450によりそれぞれ支持された複数の押し子411〜415を備えている。各押し子411〜415は、炭素繊維210のプリフォーム形状に合致した形状に形成された成形面を有している。炭素繊維210を下型420に配置した状態で上型410を下型420に接近移動させて、各押し子411〜415から炭素繊維210に対して加圧力を付与することにより、炭素繊維210をプリフォーム成形することが可能になっている。
プリフォームする炭素繊維210は、例えば、シート状に予め加工されたものを、下型420上に複数積層してセットすることができる。図3中の一点鎖線で示す炭素繊維210は、プリフォーム成形前のものであり、実線で示す炭素繊維210は、プリフォーム成形後のものである。
次に、成形型110について説明する。
図4(A)、図5(A)、図5(B)に示すように、成形型110が備える上型130は、プリフォーム成形された複合材料200の外形形状に合致した形状の成形面131と、成形型110へ供給される樹脂220の通り道となる樹脂流路135と、樹脂流路135の先端側に位置し、キャビティ150内へ樹脂220を導くゲート部136と、冷却部137と、を有している。樹脂流路135は、注入口13を介して、樹脂注入部30のチューブ36と液密・気密に連結している。
成形型110が備える下型140は、複合材料200の外形形状に合致した形状の成形面141と、樹脂220を吸引する吸引部147と、吸引部147に液密・気密に連結された吸引チューブ145と、成形面141に形成された吸引孔149と、を有している。
上型130は、下型140に対して接近離反移動自在に構成されており、図4(A)、図5(A)に示すように、上型130が下型140から離反すると、成形型110が型開きした状態となる。成形型110を開くことにより、プリフォーム成形された炭素繊維210を下型140に配置することが可能になる。また、図5(B)に示すように、上型130を下型140に接近移動させて型を閉じると、上型130の成形面131と下型140の成形面141との間にキャビティ150が形成される。図5(B)中の矢印uは、上型130の離反移動方向(型開き方向)を示し、矢印dは、上型130の接近移動方向(型閉じ方向)を示す。
図6(A)に示すように、下型140に設けられた吸引部147は、所定の容積のチャンバ147aと、成形面141に形成した吸引孔149とチャンバ147aとを連通する連通路147bと、を有している。チャンバ147aは、吸引チューブ145を介して、真空ポンプ等により構成される吸引力調整部60に連結している(図1を参照)。吸引力調整部60を作動させてチャンバ147a内を減圧すると、連通路147bを介してチャンバ147aに連通した吸引孔149までその減圧作用が及ぶ。このため、成形型110を閉じてキャビティ150を形成した状態で吸引部147を減圧すると、キャビティ150内にもその減圧作用が及ぶことになる。
図4(B)に示すように、吸引孔149は、下型140の成形面141の所定の位置に複数個設けている。吸引孔149の形状等は特に限定されないが、例えば、吸引孔149に連通する吸引部147内へ樹脂220を引き込み易くするために、内径を部分的に狭めるように形成した窪み149aを設けることができる。なお、吸引孔149を設ける位置、個数等も特に限定されず、適宜変更することが可能である。
図6(B)に示すように、冷却部137は、冷却用のガスを吐出して樹脂220に対して噴き付ける送風機により構成している(ガスの噴き付けを図中の矢印cで示す)。ガスの種類は、特に限定されず、例えば、空気や窒素ガスなどを使用することができる。冷却部137は、その一部(下端部)が上型130の成形面131に臨むように、上型130内に入れ子状に設置している。このため、成形型110を閉じた際に冷却部137を炭素繊維210の表面に近接して配置することができ、冷却効果を高めることができる。
本実施形態においては、冷却部137は、冷却用のガスを供給して樹脂220を冷却するように構成しているが、例えば、液体や気体等の冷媒を循環させて温度調整を行う公知の温調器回路を有するように構成することも可能である。冷却部137がこのように構成される場合においても、冷却部137の一部を直接的に樹脂220に接触させることにより、樹脂220を冷却させることができる。
上型130に設けられた冷却部137は、成形型110を型閉じした際に、下型140に形成した吸引孔149に向かい合わせて配置される(図6(A)を参照)。冷却部137と吸引孔149とに挟まれて配置される炭素繊維210の所定の部分211(図4(A)の網掛け部分。以下、「冷却対象部位」とする。)は、含浸した樹脂220の硬化が抑制され、かつ、その樹脂220が除去される部分となる。冷却対象部位211を設ける位置、その大きさや形状等は、成形後に得られる複合材料200の製品仕様等に応じて任意に設定することができる。
次に、実施形態に係る複合材料200の成形方法を説明する。
図2に示すように、複合材料200の成形方法は、プリフォーム成形装置400に炭素繊維210を配置する工程(ステップS11)と、炭素繊維210のプリフォーム成形を行う工程(ステップS12)と、プリフォームした炭素繊維210を成形型110のキャビティ150に配置する工程(ステップS13)と、キャビティ150内を真空引きする工程(ステップS14)と、キャビティ150内に樹脂220を注入する工程(ステップS15)と、炭素繊維210に含浸した樹脂220の一部を冷却して樹脂220の硬化を抑制しながら未硬化の樹脂220を除去する工程(ステップS16)と、成形した複合材料200を成形型110から脱型する工程(ステップS17)と、複合材料200の樹脂220の未含浸部201aに接着材gを塗布する工程(ステップS18)と、複合材料200を接着する工程(ステップS19)と、を有する。
各工程について説明する。
まず、ステップS11として、プリフォーム成形装置400の下型420に炭素繊維210を配置する(図3を参照)。そして、ステップS12として、プリフォーム成形装置400の上型410を下型420に対して接近移動させて炭素繊維210をプリフォーム成形する。
次に、ステップS13として、プリフォーム成形した炭素繊維210を成形型110のキャビティ150に配置する(図5(A)、図5(B)を参照)。
次に、ステップS14として、キャビティ150内の空気を吸引し、真空引きを行い、キャビティ150内を真空状態にする。真空引きを行うことによって、キャビティ150内に注入した樹脂220の表面に気泡が発生するのを防止することが可能になる。これにより、成形品である複合材料200にボイドやピットが発生するのを抑制することができ、複合材料200の機械的特性や意匠性を向上させることが可能になる。
次に、ステップS15として、キャビティ150内に溶融した樹脂220を注入する。成形型110は、樹脂220(例えば、エポキシ樹脂)の硬化温度以上(例えば、100℃〜160℃程度)に予熱しておく。真空引き(ステップS14)は、樹脂の注入の開始前後に亘って継続して実施する。
次に、ステップS16として、炭素繊維210の一部を冷却部137により冷却して樹脂220aの硬化を抑止しながら、その未硬化の樹脂220aを除去する。
ここで、図6の各図には、樹脂220の注入の開始時から複合材料200を成形型110から脱型するまでの各工程の様子が示される。各図は、図5(B)の破線6Aで示す部分の拡大図である。
図6(A)に示すように、成形型110を閉じた状態において、冷却部137は炭素繊維210の冷却対象部位211に向かい合わせて配置する。真空引き(ステップS14)が樹脂220の注入開始前後に亘って継続して行われることにより、樹脂220の注入前においては、キャビティ150内に残留する空気が吸引部147のチャンバ147a内へ排出される(空気の流れを矢印aで示す)。
図6(B)に示すように、樹脂220の注入を開始すると、樹脂220は炭素繊維210の内部を伝わって徐々に含浸されていく。樹脂220の注入が開始された後、冷却部137を作動させて、冷却用のガスを冷却対象部位211に含浸した樹脂220に対して噴き付ける(矢印cを参照)。冷却用のガスの温度は、噴き付けを開始する前に、所定の温度以下に予め調整しておく。なお、冷却用のガスの噴き付けは、樹脂220の注入を開始する前から実施してもよい。
炭素繊維210の冷却対象部位211に含浸した樹脂220の温度は、樹脂220の硬化温度よりも低い温度(例えば、50℃〜80℃)に維持する。これにより、冷却対象部位211に含浸した樹脂220の硬化を抑制する。一方、冷却対象部位211以外の部位に含浸した樹脂220の温度は、加温した成形型110から伝わる熱により、樹脂220の硬化温度以上に温めて硬化を促進させる。
冷却対象部位211に含浸した樹脂220の硬化を抑制しつつ、吸引部147による吸引を実施すると、冷却対象部位211の内部から未硬化の樹脂220aが吸引されて、チャンバ147a内へ引き込まれる。冷却対象部位211以外の部位に含浸した樹脂220は硬化が促進されているため、チャンバ147a内への引き込みが抑えられる。この際、冷却部137から冷却用のガスを噴き付けつつ、その冷却用のガスとともに未硬化の樹脂220aを吸引しているため、未硬化の樹脂220aを冷却用のガスにより押し流して吸引部147側へ流動させることができる。これにより、未硬化の樹脂220aの除去を効率良く行うことができる。また、本実施形態に係る成形型110においては、上型130側から冷却用のガスを噴き付けて、下型140側で未硬化の樹脂220aを吸引するため、重力の作用方向に沿って未硬化の樹脂220aを流動させることができる。したがって、未硬化の樹脂220aの除去をより一層効率良く行うことが可能になる。なお、炭素繊維210から除去した未硬化の樹脂220aは、例えば、吸引部147のチャンバ147a内に一時的に保管するようにしてもよいし、吸引チューブ145に連結される回収容器等を別途に準備して、当該容器内へ収容させるようにしてもよい。
また、本実施形態に係る成形方法においては、キャビティ150内の吸引(真空引き)を樹脂220の注入を開始する前後に亘って継続して実施しているため、キャビティ150内に注入された樹脂220は、減圧作用により炭素繊維210内へ速やかに行き渡る。さらに、樹脂220の注入前に真空引きする工程と、未硬化の樹脂220aを吸引する工程とを別途に実施することによる工程数の増加や成形装置100の動作制御の煩雑化が招かれるのを防止できる。
図6(C)に示すように、複合材料200を脱型する際には、樹脂220が含浸していない未含浸部201aと、硬化した樹脂220が含浸した含浸部202が複合材料200に形成される。なお、未含浸部201aは、少なくともその表裏両面のいずれかの面に接着材gの密着性を低下させ得る程度の樹脂220およびその組成材料が残留しない状態で形成されていればよく、未含浸部201a内に樹脂220が完全に存在していない状態でなくてもよい。
再び図2を参照して、ステップS17として、冷却により硬化が抑制された部分以外の樹脂220が硬化した後、成形型110を開いて、炭素繊維210および樹脂220が一体化された複合材料200を脱型する(図6(C)を参照)。
次に、ステップS18として、複合材料200の未含浸部201aに接着材gを塗布する(図7(A)を参照)。接着材gの材質等は特に限定されず、公知のものを使用することができる。
未含浸部201aの表面は、他の部材270との接着がなされる接着部(接着面)を構成する。この接着部付近には樹脂220が含浸してないため、樹脂220に含まれる内部離型剤が表面に析出することはない。よって、接着部に対する前処理を実施しなくとも、接着材gとの密着性を確保することができ、接着強度を向上させることが可能になる。また、前処理としてサンドブラスト処理やプラズマ処理を実施する場合に生じる品質確保や品質保証についての問題が生じることもないため、複合材料200の取り扱いが容易なものとなる。
図7(A)、図7(B)に示すように、例えば、複合材料200は、複合材料200の成形と同様の手順によって未含浸部271aが形成された複合材料270に接着させることができる。この際、接着箇所は、例えば、各複合材料200、270の未含浸部201a、271aに設定することができる。なお、複合材料200を接着させる対象となる他の部材は、図8(A)に示す各部品や、複合材料以外の材料、例えば、樹脂成形品や金属材料などでもよい。
以上説明したように、本実施形態に係る複合材料の成形方法および成形装置100によれば、樹脂220が含浸していない未含浸部201aを複合材料200に形成し、当該未含浸部201aを接着部として使用することにより、樹脂220aに含まれる内部離型剤の析出に伴う接着強度の低下が発生するのを好適に防止することができる。そして、成形後に煩雑な前処理を施すことなく良好な接着強度を確保することが可能になるため、前処理工程の実施に伴う生産コストの増加を抑えることができ、さらに、成形後の品質管理を容易かつ適切に行うことが可能になる。
また、炭素繊維210に含浸した樹脂220に対して冷却用のガスを噴き付けながら未硬化の樹脂220aを吸引するため、未硬化の樹脂220aを冷却用のガスにより押し流して吸引部147側へ流動させることができ、未硬化の樹脂220aの除去を効率良く行うことができる。
また、キャビティ150内の真空引きを樹脂220の注入を開始する前後に亘って継続して実施しているため、キャビティ150内に注入された樹脂220を減圧作用により炭素繊維210内へ速やかに行き渡らせることができる。さらに、樹脂220の注入前に真空引きする工程と、未硬化の樹脂220aを吸引する工程とを別途に実施することによる工程数の増加や成形装置100の動作制御の煩雑化が招かれるのを防止できる。これに加えて、成形品である複合材料200にボイドやピットが発生するのを抑制することができ、複合材料200の機械的特性や意匠性を向上させることが可能になる。
また、複合材料200に形成した樹脂220の未含浸部201aに塗布した接着材gを介して、複合材料200を他の部材270に対して好適に接着させることができる。
また、炭素繊維210と当該炭素繊維210に含浸した樹脂220からなり、炭素繊維210の少なくとも一部に、未硬化の樹脂220aを成形時に除去して形成された樹脂の未含浸部201aが形成されてなる複合材料200を得ることができる。
以上、実施形態を通じて複合材料の成形方法、成形装置、および複合材料を説明したが、本発明は実施形態において説明した構成のみに限定されることはなく、特許請求の範囲の記載に基づいて適宜変更することが可能である。
例えば、上型130に冷却部137を配置し、下型140に吸引部147を配置した例を示したが、上型130に吸引部147を配置し、下型140に冷却部137を配置するように成形装置100を改変することが可能である。
また、例えば、実施形態においては、樹脂220の注入前後に亘ってキャビティ150内を真空引きして未硬化の樹脂220aを除去する例を示したが、未硬化の樹脂220aを除去する際の吸引力は、樹脂220の吸引を実現し得る限りにおいて適宜変更することが可能である。
その他、複合材料の成形方法の各工程および複合材料の成形装置の各部の構成は、成形時に一部の樹脂の硬化を抑制して当該樹脂の一部を未硬化にし、未硬化の樹脂を除去することにより、複合材料のいずれかの部位に樹脂が含浸されていない未含浸部を形成することが可能な限りにおいて適宜変更することが可能である。
60 吸引力調整部、
75 樹脂温度調整部、
100 成形装置、
110 成形型、
130 上型、
137 冷却部、
140 下型、
145 吸引チューブ、
147 吸引部、
147a チャンバ、
147b 連通路、
149 吸引孔、
149a 吸引孔の窪み、
150 キャビティ、
160 樹脂除去部、
200 複合材料、
201a 樹脂の未含浸部、
202 樹脂の含浸部、
210 炭素繊維(強化基材)、
211 冷却対象部位、
220 樹脂、
220a 未硬化の樹脂、
270 複合材料(他の部材)、
300 車体、
400 プリフォーム成形装置、
g 接着材。

Claims (8)

  1. 強化基材と前記強化基材の少なくとも一部に含浸した樹脂からなる複合材料の成形方法であって、
    開閉自在な成形型のキャビティ内に強化基材を配置した状態で溶融した樹脂を前記キャビティ内に注入する工程と、
    前記強化基材に含浸した前記樹脂の少なくとも一部の温度を前記樹脂の硬化温度よりも低い温度に維持して硬化を抑制しながら、硬化が抑制された未硬化の前記樹脂を除去することにより前記樹脂が含浸していない樹脂の未含浸部を形成しつつ、前記強化基材の他の部位に含浸した前記樹脂を硬化させて複合材料を成形する工程と、を有する複合材料の成形方法。
  2. 前記複合材料を成形する工程において、未硬化の前記樹脂の除去は、前記強化基材に含浸した前記樹脂に対して冷却用のガスを噴き付けながら未硬化の前記樹脂を吸引して行う、請求項1に記載の複合材料の成形方法。
  3. 前記キャビティ内へ前記樹脂を注入する工程の前に開始され、前記キャビティ内を真空引きする真空引き工程をさらに有し、
    前記真空引き工程を、前記キャビティ内への前記樹脂の注入の開始後まで継続して行うことにより未硬化の前記樹脂を吸引してなる、請求項2に記載の複合材料の成形方法。
  4. 請求項1〜3のいずれか1項に記載の成形方法により成形された前記複合材料の前記樹脂の未含浸部に接着材を塗布する工程と、
    前記接着材を介して前記複合材料と他の部材とを接着する工程と、をさらに有する複合材料の接着方法。
  5. 強化基材と前記強化基材の少なくとも一部に含浸した樹脂からなる複合材料を成形する複合材料の成形装置であって、
    強化基材が配置されるキャビティを形成する開閉自在な成形型と、
    溶融した樹脂を前記キャビティ内に注入する樹脂注入部と、
    前記成形型に設けられ、前記強化基材に含浸した前記樹脂の少なくとも一部の温度を前記樹脂の硬化温度よりも低い温度に維持して硬化を抑制しながら、硬化が抑制された未硬化の前記樹脂を除去することにより前記樹脂が含浸していない樹脂の未含浸部を複合材料に形成する樹脂除去部と、を有する複合材料の成形装置。
  6. 前記樹脂除去部は、
    前記樹脂の少なくとも一部に冷却用のガスを噴き付ける冷却部と、
    前記ガスが噴き付けられた未硬化の前記樹脂を吸引する吸引部と、を有する請求項5に記載の複合材料の成形装置。
  7. 前記吸引部は、前記キャビティ内へ前記樹脂を注入する前に前記キャビティ内を吸引して真空状態にし、かつ、前記キャビティ内への前記樹脂の注入の開始後まで吸引を継続して行うことにより未硬化の前記樹脂を吸引する、請求項6に記載の複合材料の成形装置。
  8. 強化基材と前記強化基材に含浸した樹脂からなり、前記強化基材の少なくとも一部に、未硬化の前記樹脂を成形時に除去して形成された樹脂の未含浸部が形成されてなる、複合材料。
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