JP6915379B2 - 複合材料の成形方法および成形装置 - Google Patents
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Description
10A 注入樹脂が含侵したプリフォーム、
20 注入樹脂、
30 複合材料(成形品)、
100 成形装置、
110 固定型、
112 キャビティ面、
120 可動型、
122 キャビティ面、
124 樹脂注入口、
126 開口部、
127A 円筒状本体部、
127B リング状部、
128 吸入口、
130 第1駆動装置、
135 エジェクタプレート、
140 押さえ部材(エジェクタピン)、
141 端部、
142 環状シール部材、
144 第2駆動装置、
150 スリーブ部、
151 貫通孔、
152 ピン部、
154 伸縮性膜、
160 伸縮性シート材、
170 中空構造体(押さえ部材)、
172 基部、
174 フランジ部、
176 突出部、
178 圧力調整装置、
180 周縁シール部材、
185 樹脂注入装置、
190 減圧装置、
195 制御装置、
197 制御回路、
C 隙間、
D 固定型と可動型との間隔、
F バリ、
S 密閉空間、
TM 予め設定された複合材料の厚み、
TP プリフォームの大気中での見かけの厚み。
Claims (14)
- 繊維を含有する強化基材に樹脂を含侵させて複合材料を成形する成形方法であって、
可動型を移動させ、前記強化基材が配置された固定型と前記可動型との間隔が、前記強化基材の大気中での見かけの厚さ以上の状態で型締めし、
前記型締めの状態で、押さえ部材を、前記強化基材を押さえ付けるまで前記可動型のキャビティ面に形成された開口部から突出させ、
前記強化基材が押さえ付けられた状態で、前記樹脂を注入し、
前記樹脂の注入の完了後、前記押さえ部材を前記開口部に後退させてなり、
前記押さえ部材の外周と前記開口部の内周との間に配置される環状シール部材によって、前記樹脂の流入を抑制し、
前記押さえ部材における面取りされている突出側の端部の外周と前記開口部の内周との間に形成される隙間に、前記樹脂を流入させ、前記隙間に対応するバリを前記複合材料に形成することを特徴とする成形方法。 - 前記押さえ部材において少なくとも前記開口部の内周と接する部位を、樹脂材料から構成し、前記部位を前記樹脂からの伝熱に基づいて熱膨張させることによって、前記部位の外周と前記開口部の内周との間のシール性を向上させることを特徴とする請求項1に記載の成形方法。
- 繊維を含有する強化基材に樹脂を含侵させて複合材料を成形する成形方法であって、
可動型を移動させ、前記強化基材が配置された固定型と前記可動型との間隔が、前記強化基材の大気中での見かけの厚さ以上の状態で型締めし、
前記型締めの状態で、押さえ部材を、前記強化基材を押さえ付けるまで前記可動型のキャビティ面に形成された開口部から突出させ、
前記強化基材が押さえ付けられた状態で、前記樹脂を注入し、
前記樹脂の注入の完了後、前記押さえ部材を前記開口部に後退させてなり、
前記押さえ部材は、スリーブ部、中実のピン部および伸縮性膜を有しており、
前記スリーブ部の貫通孔から前記ピン部を突出させ、前記貫通孔を密閉している前記伸縮性膜を弾性変形させ、前記伸縮性膜を介して前記強化基材を押さえ付けることを特徴とする成形方法。 - 繊維を含有する強化基材に樹脂を含侵させて複合材料を成形する成形方法であって、
可動型を移動させ、前記強化基材が配置された固定型と前記可動型との間隔が、前記強化基材の大気中での見かけの厚さ以上の状態で型締めし、
前記型締めの状態で、押さえ部材を、前記強化基材を押さえ付けるまで前記可動型のキャビティ面に形成された開口部から突出させ、
前記強化基材が押さえ付けられた状態で、前記樹脂を注入し、
前記樹脂の注入の完了後、前記押さえ部材を前記開口部に後退させてなり、
前記キャビティ面に少なくとも前記開口部を覆うように配置される伸縮性シート材を、前記開口部から突出する前記押さえ部材によって弾性変形させて、前記伸縮性シート材を介して前記強化基材を押さえ付けることを特徴とする成形方法。 - 繊維を含有する強化基材に樹脂を含侵させて複合材料を成形する成形方法であって、
可動型を移動させ、前記強化基材が配置された固定型と前記可動型との間隔が、前記強化基材の大気中での見かけの厚さ以上の状態で型締めし、
前記型締めの状態で、押さえ部材を、前記強化基材を押さえ付けるまで前記可動型のキャビティ面に形成された開口部から突出させ、
前記強化基材が押さえ付けられた状態で、前記樹脂を注入し、
前記樹脂の注入の完了後、前記押さえ部材を前記開口部に後退させてなり、
前記押さえ部材は、前記開口部を密閉する中空の構造体から構成されており、
前記押さえ部材による前記強化基材の押圧は、前記構造体の内部を正圧にして拡張させて、前記開口部から突出させることによって実行され、
前記押さえ部材の前記開口部への後退は、前記構造体の内部を負圧にして収縮させることによって実行されることを特徴とする成形方法。 - 前記押さえ部材による前記強化基材の押圧は、
前記キャビティ面に配置される前記樹脂の注入口の周りを取り囲むように位置決めされている複数の前記開口部から、複数の前記押さえ部材を突出させることによって実行されることを特徴とする請求項1〜5のいずれか1項に記載の成形方法。 - 型開きの際、前記押さえ部材を、前記開口部から突出させることによって、成形された前記複合材料を、前記可動型から脱型させることを特徴とする請求項1〜6のいずれか1項に記載の成形方法。
- 繊維を含有する強化基材に樹脂を含侵させて複合材料を成形する成形装置であって、
前記強化基材が配置される固定型と、
開口部が形成されたキャビティ面を有し、かつ、前記固定型に対して近接離間可能に構成される可動型と、
前記開口部から突出自在に構成される押さえ部材と、
前記樹脂を注入するための樹脂注入装置と、
前記可動型の位置、前記押さえ部材の突出量および前記樹脂注入装置による樹脂注入を制御する制御装置と、を有し、
前記制御装置は、
前記可動型を移動させて、前記固定型と前記可動型との間隔が、前記強化基材の大気中での見かけの厚さ以上の状態で型締めし、
前記型締めの状態で、前記押さえ部材を、前記強化基材を押さえ付けるまで前記開口部から突出させ、
前記強化基材が押さえ付けられた状態で、前記樹脂を注入させ、
前記樹脂の注入の完了後、前記押さえ部材を前記開口部に後退させるように構成されてなり、
前記押さえ部材の外周と前記開口部の内周との間に、環状シール部材が配置され、
前記押さえ部材における突出側の端部は、面取りされていることを特徴とする成形装置。 - 前記押さえ部材において少なくとも前記開口部の内周と接する部位は、前記樹脂からの伝熱に基づいて熱膨張することによって、前記部位の外周と前記開口部の内周との間のシール性を向上させ得る樹脂材料から構成されていることを特徴とする請求項8に記載の成形装置。
- 繊維を含有する強化基材に樹脂を含侵させて複合材料を成形する成形装置であって、
前記強化基材が配置される固定型と、
開口部が形成されたキャビティ面を有し、かつ、前記固定型に対して近接離間可能に構成される可動型と、
前記開口部から突出自在に構成される押さえ部材と、
前記樹脂を注入するための樹脂注入装置と、
前記可動型の位置、前記押さえ部材の突出量および前記樹脂注入装置による樹脂注入を制御する制御装置と、を有し、
前記制御装置は、
前記可動型を移動させて、前記固定型と前記可動型との間隔が、前記強化基材の大気中での見かけの厚さ以上の状態で型締めし、
前記型締めの状態で、前記押さえ部材を、前記強化基材を押さえ付けるまで前記開口部から突出させ、
前記強化基材が押さえ付けられた状態で、前記樹脂を注入させ、
前記樹脂の注入の完了後、前記押さえ部材を前記開口部に後退させるように構成されてなり、
前記押さえ部材は、前記開口部から突出自在に構成されるスリーブ部と、前記スリーブ部の貫通孔に配置され、前記スリーブ部から突出自在に構成される中実のピン部と、前記貫通孔を密閉している伸縮性膜と、を有し、
前記伸縮性膜は、前記貫通孔から突出する前記ピン部によって弾性変形し、前記ピン部が、前記伸縮性膜を介して前記強化基材を押さえ付けることを許容するように構成されていることを特徴とする成形装置。 - 繊維を含有する強化基材に樹脂を含侵させて複合材料を成形する成形装置であって、
前記強化基材が配置される固定型と、
開口部が形成されたキャビティ面を有し、かつ、前記固定型に対して近接離間可能に構成される可動型と、
前記開口部から突出自在に構成される押さえ部材と、
前記樹脂を注入するための樹脂注入装置と、
前記可動型の位置、前記押さえ部材の突出量および前記樹脂注入装置による樹脂注入を制御する制御装置と、を有し、
前記制御装置は、
前記可動型を移動させて、前記固定型と前記可動型との間隔が、前記強化基材の大気中での見かけの厚さ以上の状態で型締めし、
前記型締めの状態で、前記押さえ部材を、前記強化基材を押さえ付けるまで前記開口部から突出させ、
前記強化基材が押さえ付けられた状態で、前記樹脂を注入させ、
前記樹脂の注入の完了後、前記押さえ部材を前記開口部に後退させるように構成されてなり、
前記キャビティ面に少なくとも前記開口部を覆うように配置される伸縮性シート材を、さらに有しており、
前記伸縮性シート材は、前記開口部から突出する前記押さえ部材によって弾性変形し、前記押さえ部材が、前記伸縮性シート材を介して前記強化基材を押さえ付けることを許容するように、構成されていることを特徴とする成形装置。 - 繊維を含有する強化基材に樹脂を含侵させて複合材料を成形する成形装置であって、
前記強化基材が配置される固定型と、
開口部が形成されたキャビティ面を有し、かつ、前記固定型に対して近接離間可能に構成される可動型と、
前記開口部から突出自在に構成される押さえ部材と、
前記樹脂を注入するための樹脂注入装置と、
前記可動型の位置、前記押さえ部材の突出量および前記樹脂注入装置による樹脂注入を制御する制御装置と、を有し、
前記制御装置は、
前記可動型を移動させて、前記固定型と前記可動型との間隔が、前記強化基材の大気中での見かけの厚さ以上の状態で型締めし、
前記型締めの状態で、前記押さえ部材を、前記強化基材を押さえ付けるまで前記開口部から突出させ、
前記強化基材が押さえ付けられた状態で、前記樹脂を注入させ、
前記樹脂の注入の完了後、前記押さえ部材を前記開口部に後退させるように構成されてなり、
前記押さえ部材は、前記開口部を密閉する中空の構造体から構成されており、
前記構造体は、前記構造体の内部が正圧にされると拡張して前記強化基材を押さえ付けるまで前記開口部から突出し、前記構造体の内部が負圧にされると収縮して前記開口部に後退するように、構成されていることを特徴とする成形装置。 - 前記開口部および前記押さえ部材は、複数配置され、
前記キャビティ面は、前記樹脂の注入口を有しており、
複数の前記開口部は、前記注入口の周りを取り囲むように位置決めされていることを特徴とする請求項8〜12のいずれか1項に記載の成形装置。 - 前記押さえ部材は、エジェクタピンを兼ねていることを特徴とする請求項8〜13のいずれか1項に記載の成形装置。
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JP2017104710A JP6915379B2 (ja) | 2017-05-26 | 2017-05-26 | 複合材料の成形方法および成形装置 |
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