JP2021171821A - 圧着工具ダイおよび圧着工具 - Google Patents

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Abstract

【課題】 とりわけ操作および/または所望の圧着結果の保証に関して改善された圧着工具ダイを提案する。【解決手段】 本発明は、2つのダイ半部分ユニットを(2,3)備える圧着工具ダイ(1)に関する。ダイ半部分ユニット(2,3)は、案内部(51)によって互いに相対的に圧着行程にわたって案内される。前記ダイ半部分(5)の圧着面(40,41)は、互いにかみ合うリブ(37)の端面によって形成される。好ましくは案内部(51)は、リブ(37)の端部側の肉厚部(42)により形成された案内ロッド(43)と、2つのリブ(37)を互いに接続する案内切欠領域(45)により形成された案内切欠部(50)とを有する。この圧着工具ダイ(1)は、例えば芯線エンドスリーブを圧着するために使用することのできる圧着工具のために使用される。【選択図】図1

Description

本発明は、圧着工具に使用するために特定された圧着工具ダイに関する。圧着工具ダイは、2つのダイ半部分ユニットを有する。ダイ半部分ユニットのダイ半部分は、圧着面と共にダイ収容部を画定する。ダイ収容部には加工品、例えば芯線エンドスリーブ(絶縁カラー付きまたは無し)を、その中に配置されたケーブルと共にエッジにおいて導入可能である。そしてダイの圧着半部分同士の間で加工品が、ダイ半部分およびこれらと共に圧着面が圧着軸に沿って互いに移動されることによって、圧着行程にわたって圧着される。ダイ半部分ユニットは、それぞれ回転ベアリング要素を有する。回転ベアリング要素は、(圧着工具ダイにより、または圧着工具の挟みジョーと共に形成された)回転ベアリングの構成部材であり、この回転ベアリングにより、圧着軸に対して同心または平行に配向された回転軸を中心にするダイ半部分の回転が可能になる。この回転は、挟みジョーに対するダイ収容部の相対位置の変更を可能にするために利用することができる。これにより、加工品のダイ収容部への装填、および/または加工品の圧着工具ダイによる圧着を、圧着工具の挟みジョー、ペンチヘッド、本体、および/またはハンドレバーに対するダイ収容部(およびひいては加工品)の種々異なる向きで行うことができる。
特許文献1は、2つのダイ半部分ユニットを備える圧着工具ダイを開示する。ダイ半部分ユニットは、それぞれ、圧着工具の挟みジョーの支承環にある旋回ボルトを介して、挟みジョーの旋回面に対して垂直に配置された旋回軸を中心にして挟みジョーに支承されている。ダイ半部分ユニットは、それぞれ、ダイの一方の側に案内ロッドを有し、ダイ半部分の他方の側に、案内孔部として構成された案内切欠部を有する。そしてダイ半部分ユニットの案内ロッドは、他方のダイ半部分に割り当てられた案内孔部内でスライドして圧着軸の方向に案内される。これにより捩じれ防止部が形成され、この捩じれ防止部を介して2つのダイ半部分ユニットが、互いに相対的に圧着行程にわたって案内される。捩じれ防止部により規定される2つのダイ半部分ユニットの相対位置では、2つのダイ半部分ユニットが回転軸を中心に共に回転することができ、この回転軸は、圧着軸に対して同心に延在する。そしてこの回転軸を中心にするダイ半部分ユニットの回転角に応じて、2つのダイ半部分ユニットにより画定されるダイ収容部の長手軸を、第1の回転位置並びに第2の回転位置に配向することができる。第1の回転位置では、ダイ収容部が圧着工具の長手方向に向けられており、挟みジョーの旋回面内に延在する。第2の回転位置では、ダイ収容部が挟みジョーの旋回面に対して垂直に配向されている。第1の回転位置では加工品が、圧着工具およびそのダイ収容部に正面から導入可能であるが、第2の回転位置では加工品をダイ収容部に側方から導入することができる。
特許文献2および特許文献3は、上位概念による圧着工具ダイを開示する。この圧着工具ダイは、回転ベアリングを介して、圧着軸に対して平行に配向された回転軸を中心にして回転可能であり、圧着工具の挟みジョーに保持されている。
さらなる従来技術が、特許文献4号および特許文献5から公知である。
欧州特許第0516598号明細書 国際公開第2019/105704号 国際公開第2019/105703号 欧州特許出願公開第3012924明細書 独国特許出願公開第102007005号明細書 欧州特許出願公開第3179580号明細書 米国特許出願公開第4283933号明細書 米国特許第6151950号明細書 欧州特許第3012923号明細書 欧州特許第0732779号明細書 欧州特許第0158611号明細書 独国特許発明第3109289号明細書 独国実用新案第202012102561号明細書 独国実用新案第202009005811号明細書 独国特許出願公開第102013100801号明細書 欧州特許第2905848号明細書
本発明の基礎とする課題は、とりわけ操作および/または所望の圧着結果の保証に関して改善された圧着工具ダイを提案することである。さらに本発明の基礎とする課題は、相応に改善された圧着工具ダイを備える圧着工具を提案することである。
本発明の課題は、独立請求項の特徴により本発明にしたがって解決される。さらなる好ましい本発明の構成は、従属請求項に記載されている。
本発明は、2つのダイ半部分ユニットを備える圧着工具ダイに関する。ダイ半部分ユニットは、圧着行程にわたって圧着軸に沿って互いに可動のダイ半部分を有する。ダイ半部分ユニットは、それぞれ回転ベアリング要素を有し、この回転ベアリング要素により、ダイ半部分が圧着軸に対して同心平行に配向された回転軸を中心に回転することが保証される。例えば回転ベアリング要素は、回転軸に対して同心に配向された、ダイ半部分ユニットの支承ピンとすることができ、この支承ピンは、挟みジョーの支承環に、または圧着工具の挟みジョーに支持された支承体の支承環に収容されている。同様に、ダイ半部分ユニットの回転ベアリング要素は、挟みジョーの支承ピン、または挟みジョーの保持体の支承ピンが伸長する支承環であってもよい。この場合、回転軸を提供し、ダイ半部分の回転を保証する回転ベアリングは、圧着工具ダイおよび圧着工具のさらなる構成部材と共に形成される。しかし、回転軸を中心にするダイ半部分の回転を保証する回転ベアリングが、ダイ半部分ユニットの構成部材であることもまったく可能である。これにより、回転軸を中心にする回転を可能にするために、圧着工具ダイと挟みジョーとを接続するための付加的な措置が不要である。
本発明によれば、圧着工具ダイにストッパ体、とりわけストッパディスクを設けることが提案される。ここでストッパ体は、ストッパ体回転ベアリングを介して、ストッパ体回転軸を中心に回転可能に、2つのダイ半部分の一方に支承されている。ここでストッパ体回転軸は、ダイ半部分ユニットにより形成されるダイ収容部の収容軸に対して平行に配向されている。ストッパ体は、少なくとも2つの装填ストッパを有し、これら装填ストッパは、ストッパ体回転軸の周囲に分散配置されており、ストッパ体回転軸からの間隔は、好ましくはストッパ体回転軸からのダイ収容部の間隔に相当する。本発明の枠内で装填ストッパは、ストッパ体回転軸の周囲に均等に、または不均等に分散配置することができる。装填ストッパは、加工品をダイ収容部に装填するための装填補助を提供することができる。好ましくは装填ストッパを介して、加工品を加工品長手軸の方向に、どれだけダイ収容部に装填することができるかが設定される。種々異なる装填ストッパを、圧着工具ダイにより圧着すべき種々の加工品に、例えば芯線エンドスリーブの種々異なる大きさおよび/または軸長に適合させることができる。したがって種々異なる装填ストッパが、ダイ収容部への加工品の装填の深さのために異なる装填深さを設定することができる。ストッパ体回転軸を中心にするストッパ体の回転によって、種々異なる装填ストッパを作用させることができ、それによりユーザは、ストッパ体の回転により、すなわち装填深さの適合により、圧着工具ダイを種々の加工品に、とりわけ芯線エンドスリーブの種々の形式または大きさに適合させることができる。それぞれの装填ストッパは、本発明によれば、ダイ収容部の相対的回転角がユーザによりどのように調整され使用されるかに依存せずに使用することができる。
ストッパ体の回転位置は、摩擦結合により確保するか、または他のやり方で確保することができる。圧着工具ダイの構成に関して、ストッパ体係止装置またはストッパ体ロック装置が設けられている。ストッパ体係止装置またはストッパ体ロック装置は、ストッパ体を、ダイ半部分に対してストッパ体の所定のストッパ体回転角で係止またはロックし、これによりストッパ体の動作位置を確保することができる。
ストッパ体係止装置またはストッパ体ロック装置の構成に関しては、多種多様の可能性が存在する。本発明の提案では、ストッパ体とダイ半部分は、それぞれ、ストッパ体案内面を有する。ストッパ体案内面は、ストッパ体回転軸に対して垂直に配向されている。ストッパ体案内面においてストッパ体とダイ半部分は、ストッパ体回転軸を中心にする回転の間、互いに相対的に案内される。この場合、一方のストッパ体案内面は切欠部を有する。この切欠部内には、弾性付勢されるストッパ体係止要素またはストッパ体ロック要素が配置されている。他方のストッパ体案内面は、複数のストッパ本係止切欠部またはストッパ体ロック切欠部を有する。これらには係止またはロックのために、少なくとも部分的にストッパ体係止要素またはストッパ体ロック要素が、所定の相対的ストッパ体回転角で配置されており、所定の相対的ストッパ体回転角では、このストッパ体回転角に割り当てられた装填ストッパが、ダイ収容部に関して正しい位置で配置されている。このようにして、ユーザにより設定されたストッパ体の動作位置を確保することができる。
ストッパ体回転ベアリングの設計の形式に関しても、多種多様な可能性が存在する。一つの可能な構成に関して、ダイ半部分が、ストッパ体支承突起を有することが提案される。このストッパ体支承突起は、ストッパ体のストッパ体回転ベアリング孔部を通って伸長している。ストッパ体のダイ半部分とは反対の側においてストッパ体支承突起は、軸方向の確保要素を有し、この確保要素は、ストッパ体支承突起のリング溝に収容された確保リングとすることができる。この構成に関して、ストッパ体を、ダイ半部分の本体と軸方向の確保要素との間で軸方向に捕獲することができ、それにより、ストッパ体支承突起がストッパ体から離脱することに対する防止部が提供される。
本発明は、2つのダイ半部分ユニット(ここでは特にダイ半部分)が、案内部によって互いに相対的に圧着行程にわたって案内され得ることも提案する。この案内部によって、例えば2つのダイ半部分が常に共に、圧着軸に対して同心または平行に配向された回転軸を中心に旋回されることを保証することができる。他方では、案内部によってダイ半部分を互いに相対的に案内することができ、それにより最終的に圧着結果の精度を高めることができる。ここでこの案内部は、冒頭に述べた従来技術に関して開示されているように構成することができる。
本発明の特別の提案に関して、案内部は、ダイ半部分ユニットに保持された少なくとも1つの案内ロッドを有することができる。この案内ロッドは、他方のダイ半部分ユニットの案内切欠部内で案内される。ここで案内ロッドと案内切欠部は、これらが圧着行程にわたって長手方向の案内を保証する限り、任意の断面を有することができる。好ましくは案内ロッドと案内切欠部は、(部分)円形の案内断面を有する。
2つの案内ロッドを設けることも可能であり、この場合、これら案内ロッドは、対応の案内切欠部内で案内される。ここでは2つの案内ロッドを一方のダイ半部分ユニットに設けることができ、2つの案内切欠部は、他方のダイ半部分ユニットに配置されている。しかし、それぞれ1つのダイ半部分ユニットが、1つの案内ロッドと1つの案内切欠部を有することも可能である。
その点で本発明の圧着工具ダイは、例えば、特許文献1から公知の圧着工具ダイに対応することができる。しかし特許文献1によれば、ダイ半部分は中実に構成されており、大面積の圧着面を有する。ここで、特許文献1によるこの圧着面は、切れ目なく形成される。特許文献1による一方のダイ半部分の連続的圧着面は凸状に構成されており、特許文献1よる他方のダイ半部分の圧着面は凹状に構成されている。これに対して本発明によれば、例えば特許文献1に対応する、案内部を備えるダイ半部分ユニットに、別の形式のダイ半部分、すなわちそれぞれ複数のリブを有するダイ半部分を使用することが提案される。ダイ半部分のリブは、圧着行程にわたって変化する係合の伸長と共に互いにかみ合う。この場合、ダイ半部分の圧着面は、リブの端面側により形成される。したがってこの形式のダイは、ダイ半部分の間に、加工品の大面積の切れ目のない圧縮を形成せず、この圧縮は、ダイ半部分の離間したリブの端面側の領域にある、互いに離間して配置された複数の部分領域により行われる。この種のダイ半部分を使用することは、加工品の特別の形式に対して、特にケーブルを備える芯線エンドスリーブの圧縮に対して有利であることが判明している。この種の互いにかみ合うリブを備えるダイ半部分は、例えば出願人の型番“CS 10−AE22”の工具により、または特許文献6、特許文献7、および特許文献8から公知である。驚くべきことには、互いにかみ合うリブを備えるこの種の公知のダイ半部分は、例えば特許文献1から公知のダイ半部分ユニットの案内部を備える圧着工具ダイに対しても使用可能であることが示された。
特許文献1によれば、ダイ半部分はベースプレートを有し、このベースプレートから他方のダイ半部分の方向にダイが延びている。ダイの他方の側に、特許文献1によれば、ベースプレートは案内切欠部を有し、一方、特許文献1によればダイ輪郭体の他方の側では、案内ロッドがベースプレートに固定されている。基本的に本発明の枠内で、本発明の圧着工具ダイに対してこのように構成することもできる。このような圧着工具ダイでは、一方でリブ(またはリブなしで中実に構成されたダイも)がベースプレートに保持され、他方で案内ロッドが、リブまたはダイから離れてベースプレートに保持され、案内切欠部がベースプレートを通って伸長する。本発明の特別の提案に関して、とりわけ案内ロッドは、ダイ半部分の少なくとも1つのリブの肉厚部の端部領域によって構成されている。案内ロッドをダイ半部分の少なくとも1つのリブにこのように結合することは、ベースプレートへのそれらの結合の代わりに、またはそれらの結合に加えて行うことができる。しかし、案内ロッドを少なくとも1つのリブの肉厚部の端部領域により構成することによって、特に小型の構成が得られる。案内ロッドを、少なくとも1つのリブの一体的構成部材として作製することができるので、作製を簡素化することが可能である。これにより組み立てコストを低減し、圧着工具ダイの構成部材の多様性を低減することもできる。それどころか、案内ロッドは、リブ(複数可)の少なくとも一部分を介して圧着軸の方向に、リブのプレート状の本体に接続され、これにより特に剛性のある支持を得ることができる。したがって案内ロッドは、自由片持ち式ではなくベースプレートに保持され、したがって場合によっては、案内の精度が向上し、それらの機械的剛性も向上する。
案内切欠領域により、または少なくとも1つのリブの端部領域に配置されており、好ましくはダイ半部分の2つのリブの端部領域を接続する接続領域により、案内切欠部を形成することも択一的に、または追加的に可能である。この場合、案内切欠領域は、少なくともシリンダセグメント状の案内面と、この案内面により画定される案内切欠部とを形成する。ここで案内切欠部は、断面において縁部が開放しており、すなわち2つのリブの間の中間空間の方向に開放している。この場合、案内切欠領域は、シリンダセグメント状の案内面を有し、この案内面において案内ロッドが案内される。ここではシリンダセグメントが、180゜超(好ましくは200゜超、220゜超、240°超、260°超、280°超)のシリンダセグメント角を有しており、これにより、シリンダセグメンチト状の案内面によって、案内軸に対して横方向の平面内で直交方向に支持することができるようになる。案内切欠領域を2つのリブに接続することにより、剛性の大きい支持を保証することができる。
ダイ半部分は(および圧着工具ダイのさらなる構成要素も)、任意の製造方法によって製造することができ、例えば鋳造法、射出成形法、および/または材料低減または切削製造方法によって製造することができる。本発明の特別の提案に関して、ダイ半部分は、粉末射出成形部材として構成されている。PIM法(英語のPOWER injection moulding)またはMIM法(英語のmetal injection moulding)とも称される粉末射出成形は、金属構成部材を作製するための一次成形法である。粉末射出成形では、微細な金属粉末が有機結合剤と混合され、射出成形機内で型枠に投入される。引き続き有機結合剤が除去され、構成部材が高温で炉内で焼成される。場合により作製後に、1つまたは複数の射出成形法で任意の後処理を行うことができる。粉末射出成形法は、ダイ半部分、および互いに平行に配置された複数のリブおよび/または案内部の複雑な幾何形状の製造に有利であることが示されている。
本発明のさらなる提案に関して、少なくとも1つのダイ半部分ユニットは支承部材を有する。支承部材によってダイ半部分ユニットを、割り当てられた挟みジョーに旋回可能に取り付けることができる。ここで取り付けは、挟みジョーの旋回面に対して垂直に配置された旋回軸で行われる。2つのダイ半部分ユニットの旋回軸により規定される自由度を利用して、挟みジョーにおいてダイ半部分ユニットを互いに、案内ロッドが案内切欠部に対して同心に配置されるように配向することができる。これにより、ダイ半部分ユニットを互いに挿入することが、一方では案内ロッドが案内切欠部に進入することにより、そして場合により他方ではリブが互いに係合することにより可能である。
基本的に支承部材は、特許文献1に対応して旋回ボルトとして構成することができ、旋回ボルトは、挟みジョーの支承環内に受け入れられる。所要の構成要素を低減した特に簡単な取り付けが、本発明のさらなる提案に関して、支承部材が支承体を有する場合に得られる。この場合、支承体は、案内直径を備えるシリンダセグメント状の案内面を有することができる。さらに支承体は、挿入面を有する。挿入面の領域における支承体の伸長は、案内直径よりも小さい。そして支承体を、断面において縁部開放した、挟みジョーの支承環を通して挿入すべき場合、支承部材の支承体は、挿入面の領域における伸長が比較的に小さな支承体を、縁部開放部を通して支承環に挿入できるように捩られる。そして支承体が支承環内に存在するとき、支承体は、シリンダセグメント状の案内面の比較的に大きな案内直径が作用するように捩られ、それにより支承体が縁部開放部から離脱することが、もはや不可能になる。この目的のために、挟みジョーの支承環の縁部開放部は、案内直径よりも小さく、かつ挿入面の領域における支承体の伸長よりも大きい伸長を有する。
圧着工具ダイの構成に関して、ダイ半部分ユニットは保持体を有し、この保持体は、支承部材も形成することができ、または支承部材も保持することができる。この実施形態に関して、ダイ半部分は回転ベアリングを介して保持体に支承されている。ここで回転ベアリングは、案内ロッドおよび/または案内切欠部の案内軸に対して平行に配向された回転軸を有する。したがって回転軸は、案内部の案内軸に対して平行または同心に延在する。ここで回転軸は、圧着工具の圧着軸と一致することができる。回転ベアリングによって、ダイ半部分ユニットが挟みジョーに対して相対的に、加工品を種々異なる方向でダイ収容部に導入できるように共に回転することを保証することができ、その結果、例えば加工品を正面または側方から導入することができる。
保持体とダイ半部分との間に係止装置またはロック装置を配置することも可能である。この場合、係止装置またはロック装置はダイ半部分を、保持体とダイ半部分との間の所定の相対的回転角で、回転軸周りに係止またはロックすることができる。これにより、係止装置またはロック装置は、圧着工具ダイの動作位置を確保することができる。ここで係止は、十分に大きな回転力をユーザにより回転軸周りにもたらすことにより外すことができるが、一方、ロックは、回転軸周りにトルクを単にもたらすだけでは外すことができず、ロック要素を付加的に手動で操作しなければならない。
ここで、保持体およびダイ面は、案内面を有することができる。この案内面は、回転軸に対して垂直に配向されている。案内面において保持体とダイ半部分は、回転軸を中心にする回転の間、相互に案内される。他方では案内面を介して、圧着力を保持体とダイ半部分との間に支持することもできる。一方の案内面は、この場合、切欠部を有する。そして切欠部内には、予付勢されたバネを介して付勢される係止またはロック要素が配置される。そして他方の案内面は、係止またはロック切欠部を有する。保持体に対してダイ半部分の相対的回転角が所定の状態にあるとき、係止またはロック要素は(少なくとも部分的に)、割り当てられた係止またはロック切欠部内に配置されており、これにより係止またはロックが提供される。このようにして、構造的に簡単であるが信頼性のある係止またはロックを提供することができる。
基本的に、ダイ半部分に対して保持体を回転可能に支承するための回転ベアリングは、任意に構成することができる。本発明のさらなる提案に関して、回転ベアリングを形成するために保持体は支承突起を有する。支承突起は、ダイ半部分ユニットの案内ロッドおよび/または案内切欠部の案内軸に対して平行に配向される。支承突起は、ダイ半部分の回転ベアリング孔部を通って伸長し、軸方向の確保要素を有する。そしてダイ半部分の材料領域を、保持体の本体またはベースプレートと軸方向の確保要素との間に捕獲することができ、これにより支承突起が、ダイ半部分の回転ベアリング孔部から離脱することが阻止される。例えばダイ半部分は、保持体に向いた端面側と圧着面との間に側方スリットを有することができる。そして支承突起の端部領域は、リング溝を有することができる。支承突起がダイ半部分の回転ベアリング孔部に挿入された状態では、支承突起の端部側のリング溝に、側方スリットを介してアクセス可能であり、確保リングとして構成された軸方向の確保要素を、側方スリットを通して導入し、リング溝にスナップ留めすることができる。
圧着工具ダイにおいてダイ半部分ユニットは、異なって構成することができる。相違点は、一方ではダイ輪郭と圧着面の設計に関連することができる。しかし、案内部またはさらなる要素、またはダイ半部分ユニットの設計基準が互いに異なっていることもまったく可能である。本発明を限定しない単なる一例を挙げると、一方のダイ半部分ユニットは2つの案内ロッドを有することができるが、このダイ半部分ユニットは、案内切欠部を形成せず、この場合、他方のダイ半部分ユニットは、案内切欠部だけを有することができる。しかし本発明の特別の構成に関して、2つのダイ半部分ユニット、2つの支承部材および/または2つのダイ半部分は同じ構成である。これにより、構成部材の多様性を低減し、製造コストを削減し、大きな交換可能性を保証することができ、在庫コストも削減することができる。
本発明の基礎となる課題のさらなる解決策は、圧着工具である。この圧着工具では、圧着工具の挟みジョーに、圧着工具ダイのダイ半部分ユニットが、前に記載したように保持される。
基本的に、圧着工具における圧着工具ダイには、例えば、
・操作運動学、
・電子構成ユニットの装備、
・圧着経路および/または圧着力を検出するためのセンサの組み込み、
・強制ロック部、
・圧着工具ダイを交換するための手段、
・ラチェットドライブギア、
・圧着行程全体を少なくとも2つの部分圧着行程に分割し、ハンドレバーの割り当てられた閉鎖動作を行い、引き続き、次の部分圧着行程でハンドレバーを再開放および閉鎖することにより、種々の圧着段階を可能にすること、
等に関して、任意の構造形式が可能である。
本発明の構成に関して、圧着工具内にはダイ半部分ユニットが、力経路調整要素を介して支持されている。この種の力経路構成要素は、ユーザにより圧着工具のハンドレバーにもたらされ操作力の経路上で、挟みジョーおよびダイ半部分ユニットに弾性を目的どおりに提供する。この弾性は、圧着工具およびそのダイ半部分ユニットによって圧着することのできる、加工品の可能な幾何形状の領域を拡大するために用いることができる。基本的に圧着工具が、幾何形状の比較的に小さな加工品を圧縮するように設計されている場合、幾何形状の比較的に大きな加工品をその圧着工具およびそのダイ半部分により圧着すると、ハンドレバーの完全な閉鎖が行われる前に、所要の圧着力が既に形成されているようになる。したがって力経路調整要素が存在しなければ、ハンドレバーの閉鎖位置に達することができない。しかし圧着工具に強制ロック部も使用される場合、圧着工具の再開放のためには閉鎖位置に到達することが必然的に必要である。力経路調整要素が使用される場合、さらに高められた操作力を、力経路調整要素が弾性に撓むように圧着工具で形成することにより、ハンドレバーを完全に閉鎖することができ、これによりハンドレバーの再開放を強制ロック部によって許可することができる。この種の力経路調整要素の可能な構成に関して、例えば特許文献9、または特許文献10、特許文献11、特許文献12、特許文献13、特許文献14、特許文献15、および特許文献16から公知のような力経路調整要素が参照される。
本発明の有利な改善形態は、特許請求の範囲、明細書および図面から得られる。
明細書に述べた特徴および複数の特徴の組み合わせの利点は単なる例であり、択一的にまたは累積的に作用することができ、これらの利点は本発明の実施形態により必然的に達成する必要はない。
当初の出願書類および特許の開示内容(保護範囲ではない)に関して、以下が当てはまる。さらなる特徴は、図面、とりわけ図示の幾何形状および複数の構成部材の互いの相対的寸法並びにそれらの相対的配置と作用接続から理解される。本発明の種々の実施形態の特徴の組み合わせ、または種々の特許請求項の特徴の組み合わせは、特許請求項の選択された引用関係から異なっても同様に可能であり、ここにおいて提案される。このことは、別個の図面に示される特徴、または図面の説明において述べられる特徴にも該当する。これらの特徴は、異なる特許請求項の特徴と組み合わせることもできる。同様に、特許請求の範囲に挙げられた特徴を、本発明のさらなる実施形態に対しては省略することができる。しかしこれは、付与された特許の独立請求項に対しては当てはまらない。
特許請求の範囲および明細書に挙げた特徴は、それらの数に関して、副詞「少なくとも」を明示的に使用する必要なく、ちょうどその数であり、または前記数よりも大きい数が存在していると理解すべきである。したがって例えば要素について述べる場合、これはちょうど1つの要素、2つの要素またはそれ以上の要素が存在することであると理解すべきである。これらの特徴は、別の特徴により補完することができ、またはそれぞれの製品を構成するただ1つの特徴であってもよい。
特許請求の範囲に含まれる参照符号は、特許請求の範囲により保護される対象の範囲を制限するものではない。参照符号は、特許請求の範囲を容易に理解する目的のためにだけ用いられる。以下、本発明を、図面に示された好ましい実施例に基づき、さらに説明し記述する。
圧着工具ダイの斜視分解図である。 図1の圧着工具ダイを別の視線方向から見た斜視分解図である。 図1および図2の圧着工具ダイを組み立てた斜視図である。 図1から3の圧着工具ダイを備える圧着工具の部分断面の簡略図である。 圧着工具ダイと圧着工具の挟みジョーとの接続領域における、図4の圧着工具の詳細部IVを示す図である。 図1から3の圧着工具ダイを備える圧着工具の斜視分解図である。 図6の圧着工具を組み立てた斜視図であり、前方固定挟み部材プレートは斜視図に示されていない。 ハンドレバーと挟みジョーが開放位置にある圧着工具を示す図である。 ハンドレバーと挟みジョーが閉鎖位置にある図8の圧着工具を示す図である。
この発明を実施するための形態においては、幾何形状および/または機能に関して同一または類似の構成要素に対して、部分的に同じ参照番号が使用される。その場合、これら構成要素は、付加的文字a,b,...により互いに区別することができる。この場合、これら構成要素は、付加的文字付で、または付加的文字なしで参照され、この種の構成要素は、複数の構成要素または構成要素全体を意味することができる。
図1は、圧着工具ダイ1を斜視分解図に示す。圧着工具ダイ1は、上方ダイ半部分ユニット2と下方ダイ半部分ユニット3とを有し、これらは同じに構成されている。したがって以下の説明に対しては、主にダイ半部分ユニット2を参照し、対応することが他方のダイ半部分ユニット3に対しても当てはまる。
ダイ半部分ユニット2は、保持体4とダイ半部分5を有する。
保持体は、支承体7およびストッパ8,9を備える支承部材6を有し、ストッパは、ここでは支承体7の両側に配置されたウェブ10,11として構成されている。支承体7およびウェブ10,11を備える支承部材6は、ダイ半部分5とは反対の、保持体4の側に配置されている。
ダイ半部分5に向いた側では、保持体4が案内面12を形成する。案内面12からは、ここでは有底孔部15,16の形態の少なくとも1つの切欠部13,14が発している。切欠部14の底部には、バネ17、およびバネ17を介して係止要素18、ここでは係止球19が支持されている。組み立て状況に応じて、係止要素18を備えるバネ17を他方の切欠部13内に配置することもでき、または両方の切欠部13,14内に所属の係止要素を備えるバネを割り当てることができる。
支承体7は、シリンダセグメント状の案内面20と挿入面21を有する。挿入面は、例えば平坦部22とすることができる。
ダイ半部分5は、保持体4に向いた側に案内面23を有する。組み立てた状態で、ダイ半部分5の案内面23は保持体4の案内面12に当接し、案内面12,23を介してダイ半部分5と保持体4との間で圧着力の支持も行われる。一方、案内面12,23は、ダイ半部分5が保持体4に対して相対的に回転する間の案内を保証し(この案内ついては以下にさらに説明する)、案内面12,23は、この相対的回転に依存せずに、保持体4に対するダイ半部分5の所望の配向(好ましくは圧着軸105の方向)を保証する。
ダイ半部分5の案内面23からは、係止切欠部24a,24b,...が発している。係止切欠部24は、ダイ半部分5のベースプレート25の有底孔部または貫通孔部として構成されている。保持体4とダイ半部分5との間の相対的回転角を係止するために、係止要素18をバネ17によって保持体4からダイ半部分5の係止切欠部24に押圧し、(少なくとも部分的に)係止切欠部24内に進入させることができる。これによりダイ半部分5と保持体4との間の相対的回転角が確保される。
保持体4のベースプレート26からは支承突起27が伸長している。支承突起は、ここでは軸ピンとして構成されており、ベースプレート26とは反対の端部領域にリング溝29を有する。支承突起27は、組み立てた状態でダイ半部分5の回転ベアリング孔部30内に収容される。組み立てた状態で支承突起27は、ダイ半部分5の側方スリット31まで伸長している。スリット31を通して支承突起27のリング溝29に外側からアクセスすることができる。したがって軸方向の確保要素32、ここでは確保リング33を、側方スリット31を通して支承突起27と接続することができ、この接続は、確保要素32が確保リング33として構成されている場合、確保リング33がリング溝29にスナップ留めされることにより行われる。このようにして保持体4の支承突起27は、ダイ半部分5からの再離脱に対して確保される。
保持体4の支承突起27を回転ベアリング孔部30内に収容することにより、回転ベアリング34が形成される。回転ベアリング34により、回転軸35を中心にした、保持体4に対するダイ半部分5の相対的回転が可能になる。この回転軸は、圧着軸105に対して平行または同心に配向されている。回転軸35は、ストッパ体52の第1の回転自由度を保証する。回転軸35を中心にする、保持体4とダイ半部分5との種々の相対的回転角のために、係止要素19が係止切欠部24a,24b,...の1つに進入することによって確保を行うことができ、これにより係止装置36が形成される。
ダイ半部分5は、同じ間隔を置いて互いに平行に配置された複数のプレート状のリブ37a,37b,...を有する。これらのリブ37は、ダイ半部分5のベースプレート25に対して垂直に伸長する。これらのリブ37は、回転軸5および圧着軸105に対して平行に伸長する。リブ37a,37b,...の間隔は、リブ37a,37b,...の厚さよりもわずかに大きい。リブ37a,37b,...は、全て同じ厚さを有する。2つのダイ半部分ユニット2,3のダイ半部分5のリブ37a,37b,...は、互いに入り込むことができ、ダイ半部分ユニット2のダイ半部分5のリブ37は、他方のダイ半部分ユニット3のダイ半部分5のリブ37の中間空間に配置される。好ましくはダイ半部分ユニット2,3のダイ半部分5のリブ37は、可及的に密であるが、小さな摩擦で互いに当接する。したがってここには、移行フィッティングまたは遊びフィッティングが存在することができる。したがってリブ37の相対運動は、圧着軸105と回転軸35の方向に可能である。リブ37の伸長面に対して垂直の方向に、場合によってはダイ半部分ユニット2,3の保持体4の相対運動のための小さな遊びが生じる。
ダイ半部分5により形成されるダイ収容部38の方向で見ると、リブ37は、基本的に直角三角形に対応して構成されている。ここで三角形の直角を画定する辺は、ダイ半部分5のベースプレート25と交互に接続されている。これによって、リブ37により形成される、隣接するリブ37の圧着面39,40が、V字または直角を形成する。ダイ半部分ユニット2,3の2つのダイ半部分5の圧着面39,40は、図2では、ダイ収容部38の顕著な正方形、矩形またはひし形の断面輪郭を画定する。ここではダイ半部分ユニット2,3が圧着軸105の方向に相対運動することにより、ダイ収容部38の大きさを圧着行程にわたって減少させることができるが、正方形、矩形またはひし形の幾何形状はそのまま維持される。
ダイは(圧着面39,40を備える側を除いて)、ダイ収容部38を形成するために基本的に直方体の外側幾何形状を有し、この外側幾何形状は、リブ37の間の中間空間の領域では開放している。
(好ましくは中央の)リブ37は、直方体の外側幾何形状を越えて、ストライプ状またはプレート状の延長部分41および端部側の肉厚部42をもって伸長している。肉厚部42は、案内ロッド43を形成する。案内ロッド43は、延長部分41を介して、割り当てられたリブ37の全伸長部にわたり圧着軸105の方向にリブ37に接続されている。延長部分41と肉厚部42は、圧着軸105の方向に不変の断面を有し、この断面は、延長部分41の領域では互いに平行に配置された2つの案内面により形成されている。肉厚部42の領域では断面が部分円形に構成されており、したがって案内ロッド43はシリンダセグメント状の案内面44を形成する。
対向する側では、案内ロッド43を形成するリブ37に直接当接または隣接する2つのリブ37が、直方体形の幾何形状の外に配置された接続領域または案内切欠領域45を形成する。ここで案内切欠領域45は、プレート状またはストライプ状の2つの延長部分46,47と案内切欠部分48とを有する。延長部分46,47は、互いに平行に配置された2つの案内面を形成し、一方、案内切欠部分は、内側にシリンダセグメント状の案内面49を形成する。案内面49は、案内切欠部50または(縁部開放した)案内孔部を形成する。案内切欠領域45は、割り当てられたリブ37の全伸長部にわたり圧着軸105の方向に伸長しており、全伸長部にわたって一定の断面を有する。
案内部51を形成するために、圧着工具ダイ1が組み立てられた状態で、ダイ半部分ユニット2のダイ半部分5の案内ロッド43が、他方のダイ半部分ユニット3のダイ半部分5の案内切欠部50内に収容される、およびその反対である。案内部51によって、
・2つのダイ半部分ユニット2,3のダイ半部分5が、共に回転軸35を中心に回転すること、
・ダイ半部分ユニット2,3のダイ半部分5が、圧着軸105に対して横方向にスライドし、リブ37の主伸長面に制限または停止されること、および/または
・ダイ半部分ユニット2,3のダイ半部分5が、リブ37の主伸長面に対して垂直の方向に支持されること、
を保証することができる。
任意選択的に、圧着工具ダイ1の少なくとも1つのダイ半部分5は、ストッパ体52を有することができる。好ましくはストッパディスクであるストッパ体52は、ストッパ体回転ベアリング53を介して本体またはダイ半部分5のリブ37に回転可能に支承されており、ストッパ体回転ベアリング53は、リブ37の主伸長面に対して垂直に配向されたストッパ体回転軸54を有する。ストッパ体回転軸54は、ストップ体52の第2の回転自由度を保証する。図示の実施例では、ストッパ体回転ベアリング53は、ストッパ体支承突起55により形成されており、このストッパ体支承突起は、本体またはダイ半部分5のリブ37から発しており、端部側にストッパ体リング溝56を有する。ストッパ体52は、ストッパ体回転ベアリング孔部57を有する。組み立てた状態で、ダイ半部分5のストッパ体支承突起55は、ストッパ体52のストッパチャイ回転ベアリング孔部57を通って伸長する。軸方向のストッパ体確保要素58(ここではストッパ体リング溝56内にあるストッパ体確保リング59)を介して、ストッパ体52は軸方向にダイ半部分5に確保される。これに加えて、ストッパ体52は、軸方向にストッパ体確保要素58と本体またはダイ半部分5のリブ37との間に捕獲される。
ストッパ体52は、ストッパ体回転軸54周りに分散配置された複数の装填ストッパ60a,60bを有する。これら装填ストッパは、ストッパ体回転軸54を中心にして、ダイ半分5に対してストッパ体52の種々異なる相対的回転角で動作位置にもたらすことができ、この動作位置ではそれぞれ1つの装填位置が、ダイ収容部38への加工品の装填のために設定されている。ここでは、装填ストッパ60a,60bが、図示のように種々の貫通切欠部を有することができ、これら貫通切欠部は、例えばダイ半部分5とは反対の側に円錐形状に構成することができ、または円形断面とは異なる長手の断面を有し、面取りされた案内面を備えることもできる。個々の装填ストッパ60が、ストッパ体回転軸54を基準にして種々異なる停止位置を有することも可能である。停止位置が異なることにより、種々の装填ストッパ60毎に、それらの動作位置において芯線エンドスリーブが異なる幅でダイ収容部38に装填されるようになる。そして装填位置が異なることにより、例えば、芯線エンドスリーブの内側にある端部領域が、ダイ収容部38の所定の位置に、とりわけリブ37に対して所定の相対位置に存在することを保証することができる。
任意選択的に図示の実施例では、圧着工具ダイ1がストッパ体係止装置61を有する。さらにダイ半部分5は切欠部62を有し、この切欠部の底にはバネ63およびバネ63を介してストッパ体係止要素64が、この構成では係止球65として支持される。ダイ半部分5に向いた側にストッパ体52は、周囲にわたって分散された複数のストッパ体係止切欠部66を有する。これらのストッパ体係止切欠部にストッパ体係止要素64が、装填ストッパ60の種々の動作位置で係止することができる。
図4と5には圧着工具67が(前方固定挟み部材プレートなしで)示されている。この圧着工具では、圧着工具ダイ1のダイ半部分ユニット2,3が挟みジョー68,69に取り付けられている。ここで図5は、挟みジョー68,69を備える圧着工具ダイ1の接続領域の詳細部IVを示す。挟みジョー68,69は、それぞれ支承環70を形成し、支承環はダイ半部分ユニット2,3の支承体7と共に回転ベアリング71を形成し、図4と5の図平面に対して垂直であり、かつ挟みジョー68,69の旋回面に対しても垂直に配向された回転軸72を備える。支承環70は、縁部開口部74を備える支承孔部73を有する。縁部開口部74があるので、支承孔部73は、セグメント角を備えるシリンダセグメント状に構成され、セグメント角は、180°超であり、例えば190゜から240゜の範囲にある。したがって縁部開口部74の側方制限部75,76は、ベアリング孔部73の案内直径よりも小さい間隔を有する。支承部材6の支承体7を支承環70に導入するために、ダイ半部分ユニット2の支承体7が(これに保持された他方のダイ半部分3なしで)、図5の位置に比較して、挟みジョー68,69の旋回面に垂直に、支承体7の挿入面21、ここでは平坦部22が縁部開口部74を通過できるように回転される。そして支承体7が支承環70の中に存在すれば、支承体7を、挟みジョー68,69の旋回面に対して垂直に、挿入面21が支承環70の内部に配置されるように旋回することができる。支承体7のシリンダセグメント状の案内面20の案内直径が比較的に大きいことにより、この回転角、および圧着行程中に進行する、隣接する回転角に対して、支承体7が支承環70から再び離脱することが阻止される。好ましくは、支承体の支承環70への挿入およびそれからの離脱が可能である、支承体7の回転角は、組み立てられ、圧着工具ダイ1が保持された圧着工具67に対してはこの回転角に達することはないが、少なくとも部分的に分解された圧着工具67に対してはこの回転角のみが可能であるように選択される。
図6は、圧着工具ダイ1を挿入することができる圧着工具67の可能な構成を分解図に示す。圧着工具は、固定の挟み部材67を有する。固定の挟み部材67は、固定のハンドレバー68を形成する。固定の挟み部材67は、前方と後方の固定挟み部材プレート79を有する。固定の挟み部材77には、旋回ボルト80を介して、好ましくはハンドレバー78の領域に、弾性の挟みジョー81が旋回可能に支持されている。さらに弾性の挟みジョー81は、さらなる旋回ボルト82を介して固定の挟み部材77に旋回可能に支承されている。ここで旋回ボルト82は、択一的に、弾性の挟みジョー81の第1の長手伸長部83または第2の長手伸長部84の領域に配置することができる。第1の長手伸長部は、例えば弾性の挟みジョー81の長手伸長部のほぼ半分に対応することができ、一方、第2の長手伸長部は、旋回ボルト80から弾性の挟みジョー81の1/3〜1/4の間隔を置いて配置することができる。このように弾性の挟みジョー81は、自由に突き出た挟みジョー部分85を有し、その自由端部には支承環70が配置される。材料および/または断面の弾性、とりわけ剛性、および弾性の挟みジョー81の断面二次モーメントは、圧着力が十分に大きい場合、弾性の挟みジョー81の弾性の屈曲または回避運動を、支承環70のそれと共に行うことができるように選択される。このようにして力経路調整要素86が提供される。
可動のハンドレバー87は、端部領域において旋回ベアリング88を介し旋回ボルト89によって、可動の挟みジョー90に連結されている。さらに可動の挟み部材90は、旋回ベアリング91を介し旋回ボルト92によって、固定の挟み部材77に旋回可能に支承されている。さらに可動のハンドレバー87も、旋回ベアリング93を介し旋回ボルト94によって、圧縮レバー95に接続されている。圧縮レバー95は、端部領域において旋回ベアリング96を介し旋回ボルト97によって、固定の挟み部材77に連結されている。可動の挟みジョー90と弾性の挟みジョー81との間では開放バネ104が作用する。可動のハンドレバー87、圧縮レバー95、および可動の挟みジョー90における可動のハンドレバー87の連結部は、ニーレバー伝動部98を形成する。ニーレバー伝動部98のニー継手99は旋回ベアリング93により形成される。一方、第1のニーレバーは、旋回ベアリング93,96の間の部分にある圧縮レバー95により形成され、第2のニーレバーは、旋回ベアリング88,93の間の部分にあるハンドレバー87により形成される。可動の挟みジョー90と弾性の挟みジョー81は、挟み口の領域にある端部領域にそれぞれ支承環70を形成する。そして支承環70内には、圧着工具ダイ1のダイ半部分ユニット2,3の支承体7が取り付けられる。
図6と7では、圧着工具87がプレート構造で構成されていることが分かる。ここで個々のプレートは、多層に構成することができる。
圧着工具67は、図示の実施例では強制ロック部100も有する。強制ロック部100は、圧着行程の進行が、複数の部分圧着段階によってでも可能であることを阻止し、それぞれの部分圧着段階の後に、圧着工具67の開放が強制ロック部100によって阻止される。圧着工具67の開放は、圧着行程および部分圧着段階全体が完全に進行した場合だけ、強制ロック部100により許容される。図示の実施例では、強制ロック部100は、圧縮レバー95の外側歯部101、ロックレバー102、およびロックレバーバネ103を有する。
図8は、圧着工具67と、それに保持された圧着工具ダイ1を開放位置で示し、図9は、圧着工具67を閉鎖位置で示す。開放位置では、ダイ半部分ユニット2,3の案内ロッド43が、ダイ半部分ユニット2,3の案内切欠部50の外に部分的に配置されており、ダイ収容部38の断面が比較的に大きくなっていることが分かる。一方、図9では、案内ロッド43がさらに、または完全に案内収容部50内に進入しており、ダイ収容部38の断面が比較的に小さくなっている。ここで、2つのダイ半部分ユニット2,3の回転軸72の接続軸が圧着軸105を形成し、この圧着軸の方向に圧着力が形成され、圧着力は、圧着面39,40を介して、ダイ収容部38内に配置された加工品にもたらされる。
案内部51のこの構成は、ダイ半部分5の任意の構成に対して使用することができ、とりわけリブ37を備えるリブダイとして構成されていないダイ半部分5に対しても使用することができる。
図面に示された実施例では、案内ロッド43を形成する肉厚部42が、単一のリブ37の側方端部領域により形成されている。本発明の枠内で、肉厚部42を、直接隣接する、または離間した2つのリブ37によって、あるいは複数のリブ37によって共に形成することも同様に可能である。
図面に示された実施例では、案内切欠部50が、隣接する2つのリブ37の側方端部領域によって形成されている。本発明の枠内で、案内切欠部50を、単一のリブ37だけによって形成することも同様に可能であり、この場合、リブの側方端部領域は案内ロッド43を片側から把持する。あるいは案内切欠部50を、直接隣接しない2つのリブ37(それどころか3つ以上のリブ37)により形成することも同様に可能である。
図示の実施例では、旋回軸35を中心にするダイ半部分5の共通の回転を可能にする回転ベアリング34は、本発明の圧着工具ダイ1の一体的構成部材である。このように形成された圧着工具ダイ1は、保持体4を介して圧着工具の挟みジョーに連結することができ、このことは図示の実施例では、付加的な旋回自由度により行われる。しかし本発明は、2つのダイ半部分ユニット5を備える圧着工具ダイの構成も含み、この場合、圧着工具ダイ1は、完全な回転ベアリング34を形成せず、回転ベアリング34の単に一つの回転ベアリング要素106を形成する。図示の実施例では、回転ベアリング要素106は、例えば回転支承孔部30(または支承ピン)のような支承環とすることができる。
1 圧着工具
2 ダイ半部分ユニット
3 ダイ半部分ユニット
4 保持体
5 ダイ半部分
6 支承部材
7 支承体
8 ストッパ
9 ストッパ
10 ウェブ
11 ウェブ
12 案内面
13 切欠部
14 切欠部
15 有底孔部
16 有底孔部
17 バネ
18 係止要素
19 係止球
20 案内面
21 挿入面
22 平坦部
23 案内面
24 係止切欠部
25 ベースプレート
26 ベースプレート
27 支承突起
28 軸ピン
29 リング溝
30 回転ベアリング孔部
31 側方スリット
32 確保要素
33 確保リング
34 回転ベアリング
35 回転軸
36 係止装置
37 リブ
38 ダイ収容部
39 圧着面
40 圧着面
41 延長部分
42 肉厚部
43 案内ロッド
44 案内面
45 案内切欠領域
46 延長部分
47 延長部分
48 案内切欠部分
49 案内面
50 案内切欠部
51 案内部
52 ストッパ体
53 ストッパ体回転ベアリング
54 ストッパ体回転軸
55 ストッパ体支承突起
56 ストッパ体リング溝
57 ストッパ体回転ベアリング孔部
58 ストッパ体確保要素
59 ストッパ体確保リング
60 装填ストッパ
61 ストッパ体係止装置
62 切欠部
63 バネ
64 ストッパ体係止要素
65 係止球
66 ストッパ体係止切欠部
67 圧着工具
68 挟みジョー
69 挟みジョー
70 支承環
71 回転ベアリング
72 回転軸
73 ベアリング孔部
74 縁部開口部
75 制限部
76 制限部
77 固定の挟み部材
78 固定のハンドレバー
79 固定の挟み部材板
80 旋回ボルト
81 可動の挟みジョー
82 旋回ボルト
83 第1の長手伸長部
84 第2の長手伸長部
85 挟みジョー部分
86 力経路調整要素
87 可動のハンドレバー
88 旋回ベアリング
89 旋回ボルト
90 可動の挟みジョー
91 旋回ベアリング
92 旋回ボルト
93 旋回ベアリング
94 旋回ボルト
95 圧縮レバー
96 旋回ベアリング
97 旋回ボルト
98 ニーレバー伝動部
99 ニー継手
100 強制ロック部
101 外側歯部
102 ロックレバー
103 ロックレバーバネ
104 開放バネ
105 圧着軸
106 回転ベアリング要素

Claims (15)

  1. 加工品を圧着するための圧着工具ダイ(1)であって、
    a)ダイ半部分(5)を有する2つのダイ半部分ユニット(2,3)であって、前記ダイ半部分(5)は、
    aa)圧着軸(105)に沿った圧着行程にわたり互いに相対的に運動するための自由度を有し、かつ
    ab)前記圧着軸(105)に対して同心または平行に配向された回転軸(35)を中心にする、前記ダイ半部分(5)の回転を保証する回転ベアリング要素(106)をそれぞれ有する、2つのダイ半部分ユニット(2,3)と、
    b)収容軸を規定し、前記ダイ半部分(5)により形成されたダイ収容部(38)と、
    c)ストッパ体(52)と、
    d)ストッパ体回転ベアリング(53)であって、前記ストッパ体回転ベアリングによって前記ストッパ体(52)は、ストッパ体回転軸(54)を中心にダイ半部分(5)に支承されており、前記ストッパ体回転軸(54)は、前記ダイ収容部(38)の収容軸に対して平行または同心に配向されている、ストッパ体回転ベアリング(53)と、を備え、
    e)前記ストッパ体(52)は、少なくとも2つの装填ストッパ(60a,60b,...)を有し、これら装填ストッパは、前記ストッパ体回転軸(54)周りに分散配置されており、
    f)前記ストッパ体(52)は、第1の回転自由度と第2の回転自由度を有し、
    fa)前記第1の回転自由度は、回転ベアリング要素(106)により提供され、前記ストッパ体(52)が前記ダイ半部分(5)と共に前記回転軸(35)を中心に回転することを保証し、
    fb)前記第2の回転自由度は、前記ストッパ体回転ベアリング(53)により提供され、前記ストッパ体(52)が前記ダイ半部分(5)と共に前記回転軸(54)を中心に回転することを保証する、
    圧着工具ダイ。
  2. ストッパ体係止装置(61)またはストッパ体ロック装置が設けられており、前記ストッパ体係止装置またはストッパ体ロック装置は、前記ストッパ体(52)を、前記ダイ半部分(5)に対して所定のストッパ体回転角で係止またはロックする、ことを特徴とする請求項1に記載の圧着工具ダイ(1)。
  3. a)前記ストッパ体(52)と前記ダイ半部分(5)は、ストッパ体案内面を有し、
    aa)前記ストッパ体案内面は、前記ストッパ体回転軸(54)に対して垂直に配向されており、
    ab)前記ストッパ体案内面において、前記ストッパ体(52)と前記ダイ半部分(5)は、前記ストッパ体回転軸(54)を中心にする回転の間、相互に案内され、
    b)一方のストッパ体案内面は、バネ(63)を介して付勢されたストッパ体係止要素(64)またはストッパ体ロック要素が配置されている切欠部(62)を有し、
    c)他方のストッパ体案内面は、前記ストッパ体係止要素(64)またはストッパ体ロック要素が、係止またはロックのための所定の相対的ストッパ体回転角で配置されているストッパ体係止切欠部(66a,66b,...)またはストッパ体ロック切欠部を有する、ことを特徴とする請求項2に記載の圧着工具ダイ(1)。
  4. 前記ダイ半部分(5)は、ストッパ体支承突起(55)を有し、前記ストッパ体支承突起は、前記ストッパ体(52)のストッパ体回転ベアリング孔部(57)を通って伸長し、かつ、前記ストッパ体(52)の、前記ダイ半部分(5)とは反対の側に軸方向の確保要素(58)を有する、ことを特徴とする請求項1から3のいずれか一項に記載の圧着工具ダイ(1)。
  5. 前記ダイ半部分ユニット(2,3)は、案内部(51)により圧着行程にわたり互いに相対的に案内され、前記案内部(51)は、ダイ半部分ユニット(2,3)に保持された少なくとも1つの案内ロッド(43)を有し、前記案内ロッドは、他方のダイ半部分ユニット(3,2)の案内切欠部(50)内で案内される、ことを特徴とする請求項1から4のいずれか一項に記載の圧着工具ダイ(1)。
  6. 前記ダイ半部分(5)の圧着面(39,40)は、互いにかみ合うリブ(37)を有する、ことを特徴とする請求項1から5いずれか一項に記載の圧着工具ダイ(1)。
  7. 前記案内ロッド(43)は、ダイ半部分(5)の少なくとも1つのリブ(37)の端部領域において肉厚部(42)によって形成されている、ことを特徴とする請求項5を引用する請求項6に記載の圧着工具ダイ(1)。
  8. 前記案内切欠部(50)は、ダイ半部分(5)の少なくとも1つのリブ(37)の端部領域から発する案内切欠領域(45)によって形成されており、前記案内切欠領域(45)は、シリンダセグメント状の案内面(49)を備える、断面において縁部開放した案内切欠部(50)を形成する、ことを特徴とする請求項7に記載の圧着工具ダイ(1)。
  9. 少なくとも1つのダイ半部分ユニット(2,3)が支承部材(6)を有し、前記支承部材によって前記ダイ半部分ユニット(2,3)は、挟みジョー(68,69)の旋回面に対して垂直に配置された旋回軸(72)を中心にして前記挟みジョー(68,69)に旋回可能に取り付け可能であり、前記支承部材(6)は、とりわけ、案内直径と挿入面(21)とを備えるシリンダセグメント状の案内面(20)を備える支承体(7)を有し、前記挿入面の領域において前記支承体(7)の伸長は前記案内直径よりも小さい、ことを特徴とする請求項1から8のいずれか一項に記載の圧着工具ダイ(1)。
  10. a)前記ダイ半部分ユニット(2,3)は、保持体(4)を有し、
    b)前記ダイ半部分(5)は、回転ベアリング(34)を介して回転軸(35)を中心にして前記保持体(4)に旋回可能に支承されている、ことを特徴とする請求項1から9のいずれか一項に記載の圧着工具ダイ(1)。
  11. 前記保持体(4)と前記ダイ半部分(5)との間には係止装置(36)またはロック装置が配置されており、前記係止装置またはロック装置は、前記ダイ半部分(5)を、前記保持体(4)と前記ダイ半部分(5)との間の所定の相対的回転角で前記回転軸(35)周りに係止またはロックする、ことを特徴とする請求項10に記載の圧着工具ダイ(1)。
  12. a)前記保持体(4)と前記ダイ半部分(5)は、案内面(12,23)を有し、
    aa)前記案内面は、前記回転軸(35)に対して垂直に配向されており、
    ab)前記案内面において、前記保持体(4)と前記ダイ半部分(5)は、前記回転軸(35)を中心にする回転の間、相互に案内され、
    b)一方の案内面(12)は、バネ(17)を介して付勢された係止要素(18)またはロック要素が配置されている切欠部(13,14)を有し、
    c)他方の案内面(23)は、前記係止要素(18)またはロック要素が、係止またはロックのための所定の相対的回転角で配置されている係止切欠部(24)またはロック切欠部を有する、ことを特徴とする請求項11に記載の圧着工具ダイ(1)。
  13. 前記回転ベアリング(34)を形成するために前記保持体(4)は支承突起(27)を有し、前記支承突起は、前記ダイ半部分(5)の回転ベアリング孔部(30)を通って伸長し、かつ軸方向の確保要素(32)を有する、ことを特徴とする請求項10から12のいずれか一項に記載の圧着工具ダイ(1)。
  14. 請求項1から13のいずれか一項に記載の圧着工具ダイ(1)のダイ半部分ユニット(2,3)が保持されている挟みジョー(68,69)を備える圧着工具(67)。
  15. 少なくとも1つのダイ半部分ユニット(2,3)が力経路調整要素(86)を介して支持されている、ことを特徴とする請求項14に記載の圧着工具(67)。
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