JP6697303B2 - 切断工具 - Google Patents

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Description

本発明は、切断対象であるケーブルを把持しながら切断できる切断工具に関する。
ケーブルを手持ちの切断工具で切断する際、切断されたケーブルの端部が跳ね上がったり落下する場合がある。このため、従来から、ケーブルを把持しながら安全に切断することができる切断工具が考えられている。
図8は従来の切断工具100の使用状態を示している。この切断工具100は、光ファイバーケーブル110を切断するための工具である。切断工具100は切断する刃を有する切断部102と、この切断部102に隣接して光ファイバーケーブル110を把持する把持部103とを備えている。
これら把持部103及び切断部102は、1本の回転軸101を共通の中心軸として開閉可能に構成されている。このうち、把持部103は、切断部102とは独立に開閉動作が可能であり、回転軸101の周りに設けられたバネ材(図示せず)によって閉方向へ付勢されている。
これにより、バネ材の付勢に抗したレバー104の操作により把持部103を開き、バネ材の力で光ファイバーケーブル110を把持させると、手を離しても安定して光ファイバーケーブル110を保持することができる。
この保持状態で、切断部102に対して把持していない側の光ファイバーケーブル110を片手で支えると、切断された端部が跳ね上がったり落下することなく安全に切断作業を行うことができる。このような切断工具については特許文献1に記載がある。
特開2006−198125号公報
しかし、図8のような切断工具100では、その都度レバー104を操作して切断対象を把持し、その後切断を行うといった2段階で作業が行われるので、作業効率はあまり良くない。
また、図8の切断工具100を遠隔操作棒に連結して先端工具として用いる場合、上記の切断対象を把持する作業段階については遠隔操作を行えない。
さらに、切断後は、把持部103を切断対象から解放させる作業が必要になり、特に、遠隔操作においては煩雑である。
そこで、本発明では、一つの操作アームを開閉するだけで切断対象の把持と切断とを行うことができる切断工具を提供することを目的とする。
上記目的を達成するために、本発明の切断工具は、共に鋏型に構成された電線切断用の切断部及び電線把持用の把持部が同一の回転軸周りに一体となって開閉可能な電線の切断工具であって、前記把持部は、前記電線の把持面が開側へ凹むように凹状に形成された顎部と、一部を前記把持面よりも閉側へ突出させ、且つ、前記切断部よりも開側へ後退させた状態で前記顎部の前記回転軸方向に対向して配置されており、突出した前記一部が開側へ弾性変形可能な緩衝部と、を備えたことを特徴とする。
また、本発明の切断工具は、上記構成に加えて、前記把持部は、前記回転軸の軸支位置を介して一方側に前記顎部を有し、他方側に把持操作のための把持アームを有する第1把持体と、前記第1把持体とほぼ同型に構成され、前記第1把持体に対して前記回転軸の延びる方向に所定の間隔をあけると共に、前記切断部に近い側に配置された第2把持体と、前記第1把持体及び前記第2把持体のそれぞれの前記顎部の間に介装される前記緩衝部と、を備えたことを特徴とする。
また、本発明の切断工具は、上記構成に加えて、前記緩衝部は、少なくとも前記突出した一部がゴム部材で形成されており、前記第1把持体及び前記第2把持体のそれぞれの前記顎部間を前記回転軸と平行に延びるピンが貫通することによって固定されていることを特徴とする。
また、本発明の切断工具は、上記構成に加えて、前記切断部は、前記回転軸の軸支位置を介して一方側に前記電線を切断する刃部を有し、他方側に前記電線の切断操作のための切断アームを有する、前記回転軸周りに相対回転可能な一対の刃体からなり、前記一対の刃体は、前記刃部と前記切断アームとがそれぞれ異なる面内で揺動可能となるように、前記回転軸よりも前記切断アーム側で屈曲形成されていることを特徴とする。
また、本発明の切断工具は、上記構成に加えて、前記把持部において、少なくとも、前記第2把持体は、前記一対の刃体よりも撓み易い部材で構成されていると共に、前記回転軸の軸支位置よりも前記把持アーム側が前記切断部と同じ側に凸となるように屈曲形成されており、且つ、前記回転軸の軸支位置と屈曲位置との間隔が前記一対の刃体よりも大きいことを特徴とする。
以上のように、本発明によれば、把持部には、開側へ弾性変形可能な緩衝部が設けられているので、電線に損傷を与えることなく把持することができる。また、大径の電線を把持する場合には、凹状に形成された把持面に達するまで緩衝部が開側へ退避できるので、径の大小に関わらず、安定して電線を保持した状態で電線を切断することが可能となる。
また、本発明によれば、上記効果に加えて、把持部が、所定の間隔をあけて配置された第1把持体及び第2把持体を有するので、把持する電線を所定の間隔の範囲で圧力を分散させて電線を柔らかく安定して保持することができる。また、第1把持体及び第2把持体の間には緩衝部が設けられているので、電線に加わる圧力の大部分を緩衝部で吸収することができ、電線の損傷を防止できる。
また、本発明によれば、上記効果に加えて、緩衝部がゴム部材で形成されているので、弾性変形による圧力分散に加えて、滑り防止も可能となる。また、固定のために貫通するピンが回転軸と平行に延びるように配置されているので、開側への弾性変形を回転軸方向に均一に生じさせることができる。これにより、回転軸方向に均一に圧力を分散させることができるので、比較的小さい力で電線を安定して把持することが可能となる。
また、本発明によれば、上記効果に加えて、一対の刃体の刃部と切断アームとが異なる面内で揺動可能に構成されているので、閉じるときに切断アームの内側同士が干渉する。このとき、切断アーム同士に回転軸方向の成分を含む反力が生じる。これにより、回転軸
による軸支位置を支点として刃部側にも反力が発生するので、せん断力を切断対象である電線に効率良く伝達することができ、切断が容易になる。
また、本発明によれば、上記効果に加えて、把持部のうち、少なくとも第2把持体が、刃体と同じ側に凸となるように屈曲形成されるので、第1把持体よりも切断部に近い側に設けられる第2把持体を刃体に沿って配置することができるので、切断工具全体をコンパクトに構成することが可能となる。また、閉じるときに切断部において一対の刃体の切断アーム同士が内側で干渉するのと同様に、把持アーム同士が干渉するが、刃体よりも撓み易い部材で構成されていることに加えて、切断部よりも回転軸から遠い位置に屈曲加工部分が形成されているので、干渉から生じる圧力を分散し易い。これにより、把持部における回動抵抗を低減することが可能となる。
本発明の実施の形態に係る切断工具の全体斜視図である。 図1の切断工具を連結具側から見た分解斜視図である。 図1の切断工具の把持部の分解図である。 図1の切断工具の回転軸周りの拡大図である。 図1の切断工具の側面図である。 切断部の動作を示し、(a)は斜視図、(b)は平面図である。 刃体及び把持体の側面図である。 従来の切断工具の使用状態を示す図である。
以下、本発明の実施の形態に係る切断工具について図を用いて説明する。なお、特に区別する必要のないような機能的に同一の部材に対しては、同一符号を付して説明することとする。
まず、図1及び2を用いて構成の概略を示す。
図1は本発明の切断工具の全体斜視図である。本実施の形態に係る切断工具は、後述する操作用の切断アーム24aに連結具34を備えた構成を一例として示している。この連結具34は、間接活線工事で使用する遠隔操作用ヤットコ等のように、顎状の開閉部を有する工具に対して連結可能である。
切断工具1は、共に鋏型の把持部4と切断部20とを備えている。これら把持部4と切断部20とは共通軸としての回転軸2を中心に、一体的に開閉操作可能となるように構成されている。
把持部4を開閉操作するための把持アーム12a、14aは、切断部20を開閉操作するための切断アーム24aに対してボルト42によって一体的に固定されている。これら把持アーム12a、14aのうち、切断部20に近い側(図1では下側)に配置された把持アーム14aと切断アーム24aとの間には、スーペーサー32が介装されている。なお、把持アーム12a、14aおよび切断アーム24aとは、いずれも回転軸2から連結具34側の端部までの部分を指すものとする。
回転軸2は切断部20側に頭部を有するように、切断部20側から把持部4側へ貫通して配置されたボルトであり、このボルトの足側にはナット40が締結されている。
連結具34は、切断部20の切断アーム24aの端部と回動自在に連結されている。この連結においては、ある程度の捩れを許容できるように、軸となる部材が切断アーム24
aに対して遊貫状態で連結されている。そして、切断アーム24aの端部は軸方向に付勢されてガタつきが抑えられている。
次に、図2に把持部4を分離した状態を分解斜視図によって示す。ここでは、図1とは逆に、連結具34側から見た状態が示されている。
連結具34には、遠隔操作用の先端工具であるヤットコ等の開閉部分の先端を嵌合可能な嵌合穴36が形成されている。嵌合されたヤットコ等の先端は、連結具34の側面に設けられたプランジャー38で固定することができる。
把持部4は、同型の第1把持体12及び第2把持体14を有している。これら第1及び第2の把持体12、14の把持アーム12a、14aが切断アーム24aに固定されているボルト42を外すと共に、ナット40を回転軸2から外すと、把持部4は切断部20から分離される。また、把持部4の顎部6側にゴム部材8を介在させ、把持アーム12a、14aの間にスペーサー30を介在させることにより、第1把持体12、第2把持体14の間に所定の間隔が設けられている。本実施の形態に係る切断工具1においては、これら第1把持体12及び第2把持体14の所定の間隔は一定となるように構成されている。
図3以下では、構成要素の特徴について個別に説明する。
図3は、把持部4の分解図であり、上側の第1把持体12の一方を分解した状態を示している。ゴム部材8には2本のピン10が貫通して配置されており、これらピン10を抜くと、第1把持体12、第2把持体14とゴム部材(緩衝部)8とが分離される。
このように、ゴム部材8内をピン10が貫通して配置されているので、ゴム部材8の把持面8bに加わる圧力が回転軸2(図1を参照)の方向に均等になり、ケーブルの把持状態が安定する。顎部6の把持面6aは、開方向へ凹となるように屈曲した面で形成されている。本実施の形態では、把持面6aは、それぞれ2つの平面によって形成されている。
次に、図4に切断工具1の回転軸2周りの拡大図を示す。(a)は開状態、(b)は閉状態を表している。
ゴム部材8は、一部を顎部6の把持面6aよりも閉側へ突出させるようにして配置されている。この一部は図4(a)中において斜線を施された部分であり、便宜的に収縮部8aと呼ぶ。把持部4(の顎部6)がケーブルを把持した際、この収縮部8aが弾性変形により収縮するので、ケーブルの外装に損傷を生じることを防止できる。収縮部8aが最も収縮した場合、把持面6aの位置に達するが、把持面6aは上述のように凹状に形成されているので、把持されたケーブルは、変形した収縮部8aと共に外側へ逃げることなく顎部6内に安定する。
また、図4(b)に示すように、刃部22(切断部20)を全閉状態にした際、顎部6(把持部4)も全閉状態になるように上記収縮部8aの突出量を設定しておくと、径の小さいケーブルも安定して保持することが可能である。
次に、図5に切断工具1の側面図を示す。
図5から分かるように、切断部20は屈曲形成されている。ここでは、回転軸2の延びる方向を一点鎖線Aで示し、ボルト42の延びる方向を一点鎖線Bで示している。したがって、切断工具1の開閉操作の際、切断部20の刃部22又は把持部4の顎部6が描く軌道は、一点鎖線Aを法線とする平面に対して平行である。また、切断アーム24a又は把持アーム12a、14aが描く軌道は、一点鎖線Bを法線とする平面に対して平行である。
次に、このように屈曲形成されていることにより生じる作用について、切断部20の一対の刃体24を例として説明する。
図6は、切断部20(一対の刃体24)の動作説明をするための図である。説明の便宜のため、一対の刃体24以外の構成は図示を省略している。(a)は開いた状態の切断部20の斜視図を示し、(b)は閉じた状態の切断部20の平面図を示している。また、下側に配置された刃体24については、切断アーム24aのうち屈曲位置から端部側の領域に斜線を施して示している。
図6では、回転軸2の延びる方向である一点鎖線A(図5参照)と刃体24の屈曲位置との間隔を長さL1で示している。切断部20において、一点鎖線Aを中心とした円弧状の矢印で示すように、上側の刃体24を閉じる方向へ回動させると、この上側の屈曲位置は下側の刃体24の斜線を施した領域と干渉する。すなわち、上側の刃体24の屈曲位置は、下側の刃体24の斜線を施した部分の傾斜に沿って乗り上げるようにして干渉する。
図6(b)には、上側の刃体24の屈曲位置が下側の刃体24の切断アーム24aのうち、斜線を施した領域に重なっている状態が示されている。
上述のように、上側の刃体24の屈曲位置が下側の刃体24の斜線を施した傾斜領域に乗り上げると、上側の刃体24の切断アーム24aには、その傾斜領域の面の法線方向へ持ち上げるような力が働く。これにより、回転軸2を介した刃部22では、摺接面を互いに押し付け合う方向(一点鎖線Aに平行で、互いに逆向きの矢印によって示した方向)に力が生じる。すなわち、刃部22では剪断力を有効に作用させる力(摺接の圧力を増大させる力)が生じ、安定した切断が可能となる。
なお、ここでは、一対の刃体24について説明を行ったが、同様に屈曲形成されている第1把持体12、第2把持体14についても、閉方向への操作時において、把持アーム12a、14aの内側の屈曲位置に干渉が生じる。
図7は、刃体24及び把持体12の側面図である。この図7は、それぞれの屈曲位置の関係を説明するための図であり、回転(図5の一点鎖線A)の中心が一致するように並べて示している。
図7から分かるように、本実施の形態に係る切断工具1においては(図1を併せて参照)、把持部4を構成する第1把持体12及び第2把持体14の板厚T2は、切断部20を構成する刃体24の板厚T1よりも薄くなるように構成されている。このため、一対の刃体24よりも第1把持体12、第2把持体14の方が撓み易い構造となっている。
また、回転中心である一点鎖線Aと把持体12の屈曲位置12bとの間の長さL2は、一点鎖線Aと刃体24の屈曲位置24bとの間の長さL1よりも大きくなるように形成されている。ここで、図6を用いて説明したような、干渉する屈曲位置を持ち上げる力は、持ち上げられる高さが同じである場合、屈曲位置が回転中心(一点鎖線A)からの距離が大きいほど緩やかになる。すなわち、屈曲位置が回転中心から離れているほど、開閉に伴う摺接による摩擦が小さくなる。
以上のように、本実施の形態では、切断と把持のための動作を連動させる構成であっても、把持部4に生じる摩擦力に基づく開閉の抵抗を抑えると共に、切断部20のせん断力
を有効に作用させることによって容易且つ安定的な切断作業が可能となる。
また、把持部4には、緩衝部としてのゴム部材8に、弾性変形可能な収縮部8aを設けているので、切断の妨げとならないように収縮し、径の異なるケーブルに対して安定して保持することが可能となる。
なお、上記の実施の形態は、本発明の一実施形態を例示するものであり、以下に示すような変形も可能である。
上記の実施の形態では、把持部4の顎部6を形成する把持面6aは屈曲する2平面により開側へ凹となるように構成されている例を示した。しかし、開側へ凹となる形状であれば、凹状の曲面で形成されていても構わない。
また、上記の実施の形態では、把持部4を構成する第1把持体12と第2把持体14とは共に、回転軸2の方向において切断部20と同じ側へ凸となるように屈曲形成されている構成を例として示した。しかし、少なくとも、第2把持体14が屈曲形成されていれば、切断部20との間隔を小さく設定することができるので、コンパクトな設計が可能となる。したがって、第1把持体12は直線的な形状でも構わない。
また、上記の実施の形態では、切断部20の屈曲形状が凹となる側に把持部4が配置されている構成を例として示した。しかし、切断部20と把持部4とが同じ向きに屈曲形成されている構成であれば、切断部20の屈曲形状が凸となる側に把持部4が配置されても構わない。
また、上記の実施の形態では、切断部20の切断アーム24aに連結具34が回動可能に連結された構成を例として示した。しかし、連結具34は必須の構成ではなく、切断工具1は遠隔操作用途以外の手持ち工具であっても構わない。
また、上記の実施の形態では、把持部4は第1把持体12と第2把持体14とによる2組の把持体からなる構成を例として示した。しかし、第1把持体12又は第2把持体14の何れかにゴム部材8が安定して保持できる構成であれば、第1把持体12又は第2把持体14の一方のみの構成であっても構わない。
また、上記の実施の形態では、ケーブルを顎部6で把持する際の緩衝部としてゴム部材(緩衝部)8を用いた構成を例として示した。しかし、これに限らず、開方向へ弾性変形可能な構成であればバネ部材であっても構わない。さらに、切断対象に当接する収縮部8aが弾性変形可能であれば、ピン10により貫通固定される部分は異なる部材を用いるなど、複合部材で構成されていても構わない。
また、上記の実施の形態では、ゴム部材8を保持するために2本のピン10が用いられている構成を例として示した。しかし、安定して保持できるのであれば1本でも構わない。また、3本以上であっても良い。少なくとも1本貫通配置されていれば、切断対象を挟持した際に回転軸方向に均等に力を加えることができる。
また、本実施の形態では、ゴム部材8の回転軸2方向への長さとスペーサー30とが同じ寸法となるように設定されているので、第1把持体12と第2把持体14とは全体が等距離の間隔となっていることは上述したが、安定して保持できる構成であれば、ゴム部材8の回転軸2方向の長さは、スペーサー30より短くても構わない。さらに、第1把持体12と第2把持体14との間隔は均等でなくても構わない。
本発明の切断工具は、切断対象を工具自身に把持させた状態で安全に切断作業を行うことができるので、特に、手の届かない遠隔操作用の切断工具の分野において有用である。
1 切断工具
2 回転軸
4 把持部
6 顎部
6a 把持面
8 ゴム部材(緩衝部)
8a 収縮部(緩衝部の一部)
8b 把持面
10 ピン
12 第1把持体
14 第2把持体
12a、14a 把持アーム
20 切断部
22 刃部
24 一対の刃体
24a 切断アーム
24b、12b 屈曲位置
30 スペーサー
32 スペーサー
34 連結具
36 嵌合穴
38 プランジャー
40 ナット
42 ボルト
100 切断工具
101 回転軸
102 切断部
103 把持部
104 レバー
110 光ファイバーケーブル
A、B 一点鎖線
L1、L2 長さ
T1、T2 板厚

Claims (5)

  1. 共に鋏型に構成された電線切断用の切断部及び電線把持用の把持部が同一の回転軸周りに一体となって開閉可能な電線の切断工具であって、
    前記把持部は、
    前記電線の把持面が開側へ凹むように凹状に形成された顎部と、
    一部を前記把持面よりも閉側へ突出させ、且つ、前記切断部よりも開側へ後退させた状態で前記顎部の前記回転軸方向に対向して配置されており、突出した前記一部が開側へ弾性変形可能な緩衝部と、
    を備えたことを特徴とする切断工具。
  2. 前記把持部は、
    前記回転軸の軸支位置を介して一方側に前記顎部を有し、他方側に把持操作のための把持アームを有する第1把持体と、
    前記第1把持体とほぼ同型に構成され、前記第1把持体に対して前記回転軸の延びる方向に所定の間隔をあけると共に、前記切断部に近い側に配置された第2把持体と、
    前記第1把持体及び前記第2把持体のそれぞれの前記顎部の間に介装される前記緩衝部と、
    を備えたことを特徴とする請求項1に記載の切断工具。
  3. 前記緩衝部は、少なくとも前記突出した一部がゴム部材で形成されており、前記第1把持体及び前記第2把持体のそれぞれの前記顎部間を前記回転軸と平行に延びるピンが貫通することによって固定されていることを特徴とする請求項2に記載の切断工具。
  4. 前記切断部は、
    前記回転軸の軸支位置を介して一方側に前記電線を切断する刃部を有し、他方側に前記電線の切断操作のための切断アームを有する、前記回転軸周りに相対回転可能な一対の刃体からなり、
    前記一対の刃体は、
    前記刃部と前記切断アームとがそれぞれ異なる面内で揺動可能となるように、前記回転軸よりも前記切断アーム側で屈曲形成されている
    ことを特徴とする請求項3に記載の切断工具。
  5. 前記把持部において、少なくとも、前記第2把持体は、
    前記一対の刃体よりも撓み易い部材で構成されていると共に、
    前記回転軸の軸支位置よりも前記把持アーム側が前記切断部と同じ側に凸となるように屈曲形成されており、且つ、前記回転軸の軸支位置と屈曲位置との間隔が前記一対の刃体よりも大きいことを特徴とする請求項4に記載の切断工具。
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