JP2021170878A - 回転電機の製造方法 - Google Patents
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Abstract
Description
さらに、ステータの剛性不足の問題点を解決するために、例えばステータ鉄心を樹脂でモールディングすることが考えられるが、生産コストが増加する問題点もあった(例えば、特許文献3参照)。
また、本願に開示される回転電機の製造方法は、回転子に対向して配置され、複数のティースおよび前記複数のティース間に形成された複数のスロットを有するステータ鉄心と、前記複数のスロットに巻回されたステータ巻線とを有するステータ、前記複数のティース間に設けられた非磁性体部、を有し、前記複数のティースは、径方向内側に突出して形成された前記複数のティースの先端部同士が前記非磁性体部によって固定されている回転電機の製造方法であって、前記ステータ鉄心は、前記複数のティースが薄肉部により連結された直線状のステータ鉄心であり、前記直線状のステータ鉄心に前記ステータ巻線を巻回した後、前記非磁性体部を挟みながら円形に成形することを特徴とするものである。
以下、図面に基づいて実施の形態1について説明する。なお、各図面において、同一符号は同一あるいは相当部分を示す。
実施の形態1による回転電機1では、周方向の応力によりティース100の剛性が高まり、ステータ7の拡縮方向の振動が抑制され、それに伴う騒音の悪化も抑制することができる。また、ステータ7の径方向の圧を増加させることが無いため、フレーム6とステータ鉄心16間の圧入時の面圧も増加すること無く、摩擦熱が上昇し、焼付き及びかじりなどが発生し、生産性の悪化を招くことがない。さらには、圧入後、ステータ鉄心16に対して過度な圧縮応力が不均一に生じ、それに伴い磁束密度の分布にばらつきが発生し、磁束の流れが部分的に阻害され、モータ作動時にコギングトルクが大きくなってしまうという問題点も発生しない。
図3は、実施の形態2による回転電機の直線状のステータ鉄心を示す図である。実施の形態2については、実施の形態1と異なる点のみを説明し、実施の形態1と同一の構成については説明を省略する。
ステータ7は、複数のティース100が薄肉部102で連結された直線状のステータ鉄心16にステータ巻線18を巻回した後に、非磁性体部101であるプレートを挟みながら円形に成形することにより製造される。そして、フレーム6に圧入されることで、図2に示したステータ鉄心16にはボビン17が組み付けられている。ボビン17は、ティース100の先端部以外を覆うように形成される。例えば、SUS304のようなプレートである非磁性体部101は、フレーム6への圧入時に隣り合ったティース100及びボビン17間で固定される位置に組み付けられる。ティース100は、非磁性体部101を介してティース100間で周方向の応力を有している。
図4は、実施の形態3による回転電機のステータを示す断面図である。実施の形態3については、実施の形態1と異なる点のみを説明し、実施の形態1と同一の構成については説明を省略する。実施の形態3による回転電機1では、ティース100に設けられた非磁性体部101がボビン17bと一体に形成されている。
ステータ鉄心16にはボビン17bが取り付けられており、ボビン17bは、例えば樹脂のような非磁性体で構成されている。ボビン17bは、ティース100の先端部31を覆うように形成されており、フレーム6への圧入時にティース間接触部200の非磁性体部101で隣り合ったボビン17b同士が圧縮され、ボビン17bを介して、より詳細には非磁性体部101を介してティース100間で周方向の応力を有している。
実施の形態3による回転電機1においても、複数のティース100は、非磁性体部101を介してティース100間で周方向の応力を有している。複数のティース100は、径方向内側に突出して形成された複数のティース100の先端部31同士が非磁性体部101によって固定されている。
さらには、圧入後、ステータ鉄心16に対して過度な圧縮応力が不均一に生じ、それに伴い磁束密度の分布にばらつきが発生し、磁束の流れが部分的に阻害され、モータ作動時にコギングトルクが大きくなってしまうという問題点も発生しない。また、複数のティース100は、ボビン17bの非磁性体部101を介して複数のティース100間で周方向の応力を有しており、複数のティース100の先端部31同士を固定する機能も担うため、従来装置に対して部品点数も変わることなく、生産性への影響も発生せずに品質を向上させることができる。
従って、例示されていない無数の変形例が、本願明細書に開示される技術の範囲内において想定される。例えば、少なくとも1つの構成要素を変形する場合、追加する場合または省略する場合、さらには、少なくとも1つの構成要素を抽出し、他の実施の形態の構成要素と組み合わせる場合が含まれるものとする。
Claims (5)
- 回転子、
前記回転子に対向して配置され、複数のティースおよび前記複数のティース間に形成された複数のスロットを有するステータ鉄心と、前記複数のスロットに巻回されたステータ巻線とを有するステータ、
前記複数のティース間に設けられた非磁性体部、を備え、
前記複数のティースは、径方向内側に突出して形成された前記複数のティースの先端部同士が前記非磁性体部によって固定されていることを特徴とする回転電機。 - 前記非磁性体部は、前記スロットの内周側に配置されていることを特徴とする請求項1に記載の回転電機。
- 前記ステータ鉄心には、ボビンが取り付けられており、
前記ボビンは、前記ティースの前記先端部以外を覆うように形成されていることを特徴とする請求項1または請求項2に記載の回転電機。 - 前記ステータ鉄心には、ボビンが取り付けられており、
前記非磁性体部は前記ボビンと一体に形成されていることを特徴とする請求項1または請求項2に記載の回転電機。 - 回転子に対向して配置され、複数のティースおよび前記複数のティース間に形成された複数のスロットを有するステータ鉄心と、前記複数のスロットに巻回されたステータ巻線とを有するステータ、
前記複数のティース間に設けられた非磁性体部、を有し、
前記複数のティースは、径方向内側に突出して形成された前記複数のティースの先端部同士が前記非磁性体部によって固定されている回転電機の製造方法であって、
前記ステータ鉄心は、前記複数のティースが薄肉部により連結された直線状のステータ鉄心であり、
前記直線状のステータ鉄心に前記ステータ巻線を巻回した後、前記非磁性体部を挟みながら円形に成形することを特徴とする回転電機の製造方法。
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Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
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JP2020073257A JP2021170878A (ja) | 2020-04-16 | 2020-04-16 | 回転電機の製造方法 |
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JP2020073257A JP2021170878A (ja) | 2020-04-16 | 2020-04-16 | 回転電機の製造方法 |
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JP2020073257A Pending JP2021170878A (ja) | 2020-04-16 | 2020-04-16 | 回転電機の製造方法 |
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JP (1) | JP2021170878A (ja) |
Citations (5)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
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2020
- 2020-04-16 JP JP2020073257A patent/JP2021170878A/ja active Pending
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