JP2021169355A - 乗客コンベア - Google Patents

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Abstract

【課題】本発明の目的は、乗客コンベアにおいて、従動輪の回転軸(従動軸)の水平度の調整を容易に行うことができるようにすることにある。【解決手段】乗客コンベア1は、駆動軸103と、従動軸104と、駆動軸103から従動軸104に動力を伝達する動力伝達部111と、従動軸104を回転可能に支持する一対の軸受105と、を備える。そして乗客コンベア1は、従動軸104の軸方向中央を基準にして端部側に設けられる高さ調整部118を備える。高さ調整部118は従動軸104を下方から支持して従動軸104の端部側の高さ位置を変位可能にする。【選択図】図2

Description

本発明は、乗客コンベアに関する。
従来、特開2015−48205号公報(特許文献1)に記載された乗客コンベアが知られている。特許文献1の乗客コンベアは、従動輪の回転軸を支持する軸受と、軸受を固定する台車と、台車を水平移動可能に支持するレールと、台車に連結され、台車に対して駆動輪から離間する方向の力を付与することで、踏段チェーンに張力を付与する張力装置と、台車をレールから上方へ持ち上げる持ち上げ部(ジャッキアップボルト及びロックナット)と、を備える(要約参照)。張力装置は、踏段チェーンが経年変化により伸びても常に一定の張力を得られるようにするために、設けられている(段落0015参照)。特許文献1の乗客コンベアでは、台車に設けられたローラが摩耗すると、台車は張力装置から付与される力に応じて十分に水平方向に移動できなくなる(段落0019参照)。そこで特許文献1の乗客コンベアでは、持ち上げ部を構成するジャッキアップボルトを締め込むことにより、ジャッキアップボルトの先端部を台車から下方に進出させて台車を持ち上げることができるように、構成されている(段落0025参照)。すなわち持ち上げ部は、ローラをレールから浮き上がらせ、ローラの摩耗していない周面をレールと対向するまで回転させる作業を行うために設けられており、この作業が終わると、ジャッキアップボルトの先端部はローラがレールと当接するように台車側に後退させられる(段落0025参照)。
特開2015−48205号公報
特許文献1の乗客コンベアでは、従動輪の軸受を水平移動可能にして踏段チェーンの張力を調整可能にしているが、従動輪の回転軸(従動軸)の水平度の調整を行う装置(機構)を設けることについては配慮がなく、従動軸の水平度の調整を行うことが容易ではなかった。
本発明の目的は、乗客コンベアにおいて、従動輪の回転軸(従動軸)の水平度の調整を容易に行うことができるようにすることにある。
上記目的を達成するために、本発明の乗客コンベアは、駆動軸と、従動軸と、前記駆動軸から前記従動軸に動力を伝達する動力伝達部と、前記従動軸を回転可能に支持する一対の軸受と、を備えた乗客コンベアにおいて、
前記従動軸の軸方向中央を基準にして端部側に設けられ、前記従動軸を下方から支持して前記従動軸の前記端部側の高さ位置を変位可能にする高さ調整部を備える。
本発明によれば、従動軸の水平度調整が容易になり、乗客コンベアのメンテナンス作業における作業時間の短縮を図ることができる。
上記した以外の課題、構成及び効果は、以下の実施形態の説明により明らかにされる。
本発明の一実施例に係る乗客コンベアの構成を示す、乗客コンベアの長さ方向に沿う断面図(縦断面図)である。 本発明の一実施例に係る乗客コンベアのハンドレール駆動装置の概略構成図である。 図2の要部の構成を示す図であり、要部を乗客コンベアの長さ方向から見た要部構成図である。 支持部121の固定構造の変更例(第一変更例)を示す図である。 図4の支持部121の固定構造を乗客コンベアの長さ方向から見た図である。 本発明の一実施例(第二実施例)に係る乗客コンベアのハンドレール駆動装置の要部を上方から見た図である。 図6の第二実施例の変更例(第二変更例)を示す図である。
乗客コンベアにはエスカレーターと動く歩道とが含まれる。エスカレーターは、例えば建屋の異なる階床間に設置され、踏み面が階段状になって循環される。動く歩道は、水平又は緩やかな傾斜で設置され、踏み面が階段状にならずに、すなわち隣接する踏み面間に段差が設けられることなく、循環される。本発明は、エスカレーターと動く歩道とのいずれにも適用することができる。エスカレーターでは、通常、踏み面を踏段と呼ぶ。一方、動く歩道では、通常、踏み面をパレットと呼ぶ。本実施例では、踏段とパレットとを含む部材を踏板と呼んで説明する。
以下、本発明に係る乗客コンベアの一実施例として、例として、エスカレーターについて説明する。なお、以下の説明において、幅方向は、踏板の進行方向(乗客コンベアの延設方向)に対して垂直方向で、且つ水平面に平行な方向とする。また踏板の進行方向は乗客コンベアの長さ方向と呼んで説明する。
[実施例1]
まず、図1を参照して、本発明の一実施例に係る乗客コンベア1の構成について説明する。図1は、本発明の一実施例に係る乗客コンベア1の構成を示す、乗客コンベア1の長さ方向に沿う断面図(縦断面図)である。
図1に示すように、乗客コンベア(エスカレーター)1は、下階床F1と上階床F2との間に架設されるフレーム2を備え、このフレーム2内に、2本の踏板チェーン9により無端状に連結されて、下階床F1の乗降口F1Aと上階床F2の乗降口F2Aとの間を循環移動する複数の踏板(踏段)10が収容されている。また、踏板10の幅方向における両側方には欄干30が立設され、この欄干30により、踏板10と同一方向に移動するハンドレール114が支持されている。ハンドレール114は、欄干30の長さ方向(移動方向)の両端部で進行方向を変え、下階床F1の乗降口F1Aと上階床F2の乗降口F2Aとの間を循環する。
フレーム2の長さ方向の一端部には、機械室6が設けられている。本実施例では、機械室6は上階床F2側の端部に設けられている。機械室6内には、乗客コンベア1の駆動機構部100及び駆動機構部100を制御する制御盤(制御装置)130が配置されている。駆動機構部100は、駆動スプロケット108、駆動装置(以下、マシンという)109、ハンドレール駆動スプロケット110、従動スプロケット112、及びプーリ113等を含んで構成される。マシン109は、モータ(電動機)の他、減速機等の動力伝達機構を適宜含むものとする。
駆動スプロケット108及びハンドレール駆動スプロケット110は、駆動軸103に固定されている。従動スプロケット112及びプーリ113は、従動軸104に固定されている。なお、プーリ113は従動軸104の軸方向両端部に分かれて設けられており、合計2つのプーリ113が従動軸104に設けられている(図3参照)。
マシン109の出力軸109Aと駆動スプロケット108とは、両者に巻きかけられた駆動チェーン107によって連結されている。ハンドレール駆動スプロケット110と従動スプロケット112とは、両者に巻きかけられたハンドレール駆動チェーン111によって連結されている。駆動軸103、従動軸104、駆動チェーン107、及びハンドレール駆動チェーン111は、駆動機構部100に含まれる。
マシン109から出力される動力は、駆動チェーン107を介して駆動スプロケット108に伝達される。駆動スプロケット108には、駆動チェーン107が巻きかけられる駆動チェーンスプロケット(駆動チェーン巻き掛け部)108Aと、踏板チェーン35が巻きかけられる踏板チェーンスプロケット(踏板チェーン巻き掛け部)108Bとが設けられている。駆動スプロケット108の踏板チェーンスプロケット108Bは踏板チェーン35が巻きかけられる一方の踏板チェーンスプロケット(第1踏板チェーンスプロケット)を構成し、下階床F1の側には踏板チェーン35が巻きかけられる他方の踏板チェーンスプロケット(第2踏板チェーンスプロケット)38が配置されている。
すなわち、第1踏板チェーンスプロケット108Aと第2踏板チェーンスプロケット38との間に踏板チェーン35が無端状に架け渡され、踏板チェーン35に連結された踏板10が第1踏板チェーンスプロケット108Aと第2踏板チェーンスプロケット38との間で循環するように駆動される。
一方、駆動スプロケット108に伝達された動力は、駆動スプロケット108と共に駆動軸103に固定されたハンドレール駆動スプロケット110に伝達され、さらにハンドレール駆動チェーン111を介して、ハンドレール駆動スプロケット110から従動スプロケット112に伝達される。従動スプロケット112に伝達された動力は、従動スプロケット112と共に従動軸104に固定されたプーリ113に伝達される。その結果、プーリ113に巻きかけられたハンドレール114が駆動される。
図2を参照して、従動軸104の支持構造について説明する。図2は、本発明の一実施例に係る乗客コンベア1のハンドレール駆動装置101の概略構成図である。
ハンドレール駆動スプロケット110、従動軸104、従動スプロケット112、ハンドレール駆動チェーン111、及びプーリ113は、ハンドレール114を駆動するハンドレール駆動装置101を構成する。
従動軸104は一対の軸受105により回転可能に支持され、軸受105はボルト等の脱着可能な締結具によりフレーム2または機械室6内に固定された側板15に締結される。一対の軸受105は駆動機構部100及びハンドレール駆動装置101の構成要素の一つである。
ハンドレール駆動装置101は、ハンドレール駆動チェーン111の張力を調整するために、張力調整部116を備える。張力調整部116は、張力調整用ジャッキボルト116A、ナット116B、及び支持部116Cを備える。支持部116Cは機械室6内に固定され、水平方向におけるナット116Bの位置を規制する。張力調整用ジャッキボルト116Aは軸受105に固定される。ナット116Bを回転させて張力調整用ジャッキボルト116Aを締め上げることで、従動軸104を駆動軸103に対して離間する方向に移動させ、ハンドレール駆動チェーン111の張力を調整することができる。
支持部116Cは側板15に固定されるか、フレーム2又は側板15に設けた梁部材に固定するとよい。支持部116Cは、水平方向におけるナット116Bの位置を規制する部材であることから、水平位置規制部又は水平位置規制部材と呼んでもよい。
図3を参照して、従動軸104の両端の高さを調整する高さ調整部(高さ調整機構)118について説明する。図3は、図2の要部の構成を示す図であり、要部を乗客コンベア1の長さ方向から見た要部構成図である。
上述した張力調整作業の際に、従動軸104の両端の高さに差が生じる場合がある。従動軸104の水平度の調整は容易ではなく、調整作業にかなりの時間がかかる。そこで本実施例の乗客コンベア1は、ハンドレール駆動装置101に、従動軸104の両端の高さを調整する高さ調整部118を備える構成とした。
本実施例の乗客コンベア1は、図2及び図3に示すように、従動軸104の下方に一対の高さ調整部118を有する。一対の高さ調整部118は、従動軸104の軸方向中央部に対して両端部の側に離間するように配置される。本実施例では、一対のプーリ113が従動軸104の軸方向両端部に設けられ、一対のプーリ113の内側に一対の側板15が配置されている。さらに一対の側板15の内側に一対の軸受105が配置され、一対の高さ調整部118は一対の軸受105のそれぞれに分かれて配置されている。
高さ調整部118は、高さ調整用ボルト118Aとロックナット118Bとを有する。高さ調整用ボルト118Aを締め込むことで軸受105を上方に押し上げ、或いは高さ調整用ボルト118Aを緩めることで軸受105を下方に下げ、軸受105を介して従動軸104の高さを調整することができる。
一対の高さ調整部118は、図3に示すように、従動軸104の軸方向中央を基準として、従動軸104の両端側それぞれに離間して設けられ、従動軸104の左右の高さをそれぞれ調整することで、従動軸104の水平度を調整することができる。本実施例では、一対の高さ調整部118は、支持部(支持部材)121に支持される構成としている。すなわち支持部121が高さ方向(鉛直方向又は上下方向)における位置基準となり、ロックナット118Bの高さ方向における位置が規制され、高さ調整用ボルト118Aの先端部を支持部121に対して上下方向に変位させる。
すなわち本実施例の乗客コンベア1は、駆動軸103と、従動軸104と、駆動軸103から従動軸104に動力を伝達する動力伝達部111と、従動軸104を回転可能に支持する一対の軸受105と、を備える。そして乗客コンベア1は、従動軸104の軸方向中央を基準にして端部側に設けられる高さ調整部118を備える。高さ調整部118は従動軸104を下方から支持して従動軸104の端部側の高さ位置を変位可能にする。
高さ調整部118は、従動軸104の軸方向中央を基準にして両端部側のそれぞれに設けられる。
一対の軸受105は、従動軸104の軸方向中央を基準にして両端部側のそれぞれに分かれて設けられる。さらに高さ調整部118は、一対の軸受105のそれぞれに設けられ、軸受105を下方から支持し、軸受105を介して従動軸104の高さ位置を変位可能にする。
高さ調整部118は、高さ調整用ボルト118A及びロックナット118Bを備え、乗客コンベア1のフレーム2側に固定される支持部に支持される。
高さ調整部118は鉛直方向(高さ方向又は上下方向)において従動軸104及び軸受105の位置を調整する装置(鉛直方向位置調整部)であり、前述した張力調整部116は水平方向(乗客コンベア1の長さ方向)において従動軸104及び軸受105の位置を調整する装置(水平方向位置調整部)である。
支持部121は、機械室6内でフレーム2に固定された一対の側板115を繋げる横桁122により構成される。この場合、支持部121はフレーム2側に固定されることになる。しかし支持部121は、本実施例の構成に限らず、一対の軸受105の下方又は従動軸104の軸方向左右両側の下方のそれぞれに、高さ調整部118を配置できれば、他の構成であっても良い。
ここで、図4及び図5を参照して、支持部121の変更例について説明する。図4は、支持部121の固定構造の変更例(第一変更例)を示す図である。図5は、図4の支持部121の固定構造を乗客コンベア1の長さ方向から見た図である。
本変更例では、フレーム2又は側板15に固定された複数の横桁122を介して、それぞれの高さ調整部118に対応するように2つの支持部121を設けている。この場合、横桁122はフレーム2側に固定され、支持部121は横桁122を介してフレーム2側に固定されることになる。具体的に説明すると、本変更例では、2つの横桁122が乗客コンベア1の長さ方向(従動軸104に沿垂直な方向で且つ水平方向)において従動軸104の両側に離間して配設されており、2つの支持部121は、2つの横桁122に跨るように、且つ従動軸104の軸方向中央を基準として、従動軸104の両端側それぞれに離間して設けられる。
すなわち本変更例では、乗客コンベア1の長さ方向において従動軸104の両側に離間して配設されて、フレーム2側に固定される複数の横桁122を備える。支持部121は、複数の横桁122を介してフレーム2側に固定される。
本変更例では、2つの横桁122の間隔を大きくとることで、乗客コンベア1の長さ方向における高さ調整部118の位置の調整代を大きくすることができる。このため、ハンドレール駆動装置101を駆動軸103と従動軸104との間隔が異なる乗客コンベアに転用することが容易になり、部品の共通化が可能になる。
上述した実施例及び変更例では、乗客コンベア1は下記のように構成される。
すなわち乗客コンベア1は、ハンドレール114と、ハンドレール114を駆動するハンドレール駆動装置101と、を備える。
ハンドレール駆動装置101は、駆動軸103と、従動軸104と、動力伝達部を構成するハンドレール駆動チェーン111と、ハンドレール駆動チェーン111が巻きかけられる従動スプロケット112と、ハンドレール114が巻きかけられる一対のプーリ113と、少なくともモータを含む駆動装置109と、駆動装置109の出力軸109Aに巻きかけられる駆動チェーン107と、駆動チェーン107が巻きかけられる駆動スプロケット108と、ハンドレール駆動チェーン111が巻きかけられるハンドレール駆動スプロケット110と、を備える。従動スプロケット112及びプーリ113は従動軸104に固定される。駆動スプロケット108及びハンドレール駆動スプロケット110は駆動軸103に固定される。
さらに乗客コンベア1では、一対のプーリ113は従動軸104の軸方向両端部に分かれて配置される。一対のプーリ113の内側に、フレーム2側に固定される一対の側板15が配置される。複数の横桁122は、一対の側板15の内側で一対の側板15に固定されることで、一対の側板15を介してフレーム2側に固定される。一対の軸受105は、一対の側板15の内側で、一対の側板15に脱着可能に締結される。支持部121は、一対の側板15の内側で複数の横桁122に固定されることで、側板15を介してフレーム2側に固定される。
また、上述した実施例及び変更例では、高さ調整用ボルト118A及びロックナット118Bを用いて高さ調整を行っているが、従動軸104または軸受105を確実に持ち上げることができれば、他の構成でもよい。例えば、高さ調整用ボルト118A及びロックナット118Bの代わりに油圧ジャッキを用いてもよい。
また、従動軸104の水平度は、例えば図3に示すように、水準器123を従動軸104に当てて確認することができるが、予め一対の支持部121の水平度を確保しておき、すなわち一対の支持部121の高さ位置を同じにしておき、ゲージ等により従動軸104と一対の支持部121との隙間を計測し、従動軸104と一対の支持部121との隙間が同じになるようにする方法等でも、従動軸104の水平度を調整することが可能である。
従動軸104の水平度を確保するためには、高さ調整部118は、図3及び図5に示す一対の高さ調整部118のうち、いずれか一方の高さ調整部118があればよい。しかし高さ調整部118は、一対を設けることにより、水平度だけでなく、駆動軸103に対する相対的な高さ位置の調整が可能になる。
[実施例2]
図6を参照して、第二実施例について説明する。図6は、本発明の一実施例(第二実施例)に係る乗客コンベア1のハンドレール駆動装置101の要部を上方から見た図である。
図6では、図4及び図5の構成において、高さ調整部118が取付けられる支持部121の表面(軸受105と対向する面)に、従動軸104が移動する方向と平行方向に並ぶ目盛り(スケール)124を設けた構成を示している。図6では、図4及び図5に図示される構成をのうち、図6に図示される構成以外の構成の図示を省略している。また本実施例の構成は、第一実施例及びその変更例に適用することが可能であり、本実施例の特徴部分である目盛り(スケール)124に係る構成について説明する。
本実施例では、ハンドレール駆動チェーン111の張力調整の際に、従動軸104の水平方向における移動距離を測定できる。
本実施例における構成は、図2及び図3に示す構成において、横桁122に目盛り(スケール)124を設けた部材を取り付けることでも実現できる。
本実施例では支持部121上に目盛り124を設けているが、従動軸104または軸受105の移動量が測定できるならば他の構成であっても良い。図7を参照して、その一例(変更例)を説明する。図7は、図6の第二実施例の変更例(第二変更例)を示す図である。
図6に示す目盛り(スケール)124は、側板15の表面に設けても、従動軸104又は軸受105の水平方向における移動量を測定することができる。
本実施例及びその変更例では、目盛り124により、従動軸104又は軸受105の移動量を測定し、駆動軸103に対して従動軸104の軸方向両端部の移動量を同一とすることで、従動軸104が駆動軸103に対して傾かず、従動軸104と駆動軸103との間隔を軸方向において均等に調整することができる。
既設の乗客コンベアに本実施例の構成を導入する場合には、目盛り124を備えた支持部121と高さ調整部118とを用いることで、従動軸104の水平度調整を可能にすると同時に、従動軸104と駆動軸103との間隔を軸方向において均等に調整することが可能となる。
本実施例では、乗客コンベア1の長さ方向において従動軸104の位置を調整する水平方向位置調整部116と、従動軸104が水平方向位置調整部116により移動する方向と平行方向に並ぶ目盛り124と、を備える。目盛り124は、従動軸が移動する範囲の上方、下方または側方の少なくともいずれか一方に、または一対の軸受が移動する範囲の上方、下方または側方の少なくともいずれか一方に、配置されるとよい。
この場合、目盛り124は、支持部121の上に設けられ、従動軸104が移動する範囲の下方に、または一対の軸受105が移動する範囲の下方に、配置されるとよい。
なお、本発明は上記した各実施例に限定されるものではなく、様々な変形例が含まれる。例えば、上記した実施例は本発明を分かりやすく説明するために詳細に説明したものであり、必ずしも全ての構成を備えるものに限定されるものではない。また、ある実施例の構成の一部を他の実施例の構成に置き換えることが可能であり、また、ある実施例の構成に他の実施例の構成を加えることも可能である。また、各実施例の構成の一部について、他の構成の追加・削除・置換をすることが可能である。
1…乗客コンベア、2…フレーム、15…側板、101…ハンドレール駆動装置、103…駆動軸、104…従動軸、105…軸受、107…駆動チェーン、108…駆動スプロケット、109…駆動装置、109A…駆動装置109の出力軸、110…ハンドレール駆動スプロケット、111…ハンドレール駆動チェーン(動力伝達部)、112…従動スプロケット、113…プーリ、114…ハンドレール、116…水平方向位置調整部(張力調整部)、118…高さ調整部、118A…高さ調整用ボルト、118B…ロックナット、121…支持部、122…横桁、124…目盛り。

Claims (10)

  1. 駆動軸と、従動軸と、前記駆動軸から前記従動軸に動力を伝達する動力伝達部と、前記従動軸を回転可能に支持する一対の軸受と、を備えた乗客コンベアにおいて、
    前記従動軸の軸方向中央を基準にして端部側に設けられ、前記従動軸を下方から支持して前記従動軸の前記端部側の高さ位置を変位可能にする高さ調整部を備えたことを特徴とする乗客コンベア。
  2. 請求項1の乗客コンベアにおいて、
    前記高さ調整部は、前記従動軸の軸方向中央を基準にして両端部側のそれぞれに設けられることを特徴とする乗客コンベア。
  3. 請求項2の乗客コンベアにおいて、
    前記一対の軸受は、前記従動軸の軸方向中央を基準にして両端部側のそれぞれに分かれて設けられ、
    前記高さ調整部は、前記一対の軸受のそれぞれに設けられ、前記軸受を下方から支持し、前記軸受を介して前記従動軸の高さ位置を変位可能にすることを特徴とする乗客コンベア。
  4. 請求項3の乗客コンベアにおいて、
    前記高さ調整部は、高さ調整用ボルト及びロックナットを備え、
    前記高さ調整部は、当該乗客コンベアのフレーム側に固定される支持部に支持されることを特徴とする乗客コンベア。
  5. 請求項4の乗客コンベアにおいて、
    当該乗客コンベアの長さ方向において従動軸の両側に離間して配設され、フレーム側に固定される複数の横桁を備え、
    前記支持部は、前記複数の横桁を介してフレーム側に固定されることを特徴とする乗客コンベア。
  6. 請求項4又は5の乗客コンベアにおいて、
    ハンドレールと、前記ハンドレールを駆動するハンドレール駆動装置と、を備え、
    前記ハンドレール駆動装置は、前記駆動軸と、前記従動軸と、前記動力伝達部を構成するハンドレール駆動チェーンと、前記ハンドレール駆動チェーンが巻きかけられる従動スプロケットと、前記ハンドレールが巻きかけられるプーリと、を備え、
    前記従動スプロケット及び前記プーリは、前記従動軸に固定されることを特徴とする乗客コンベア。
  7. 請求項4又は5の乗客コンベアにおいて、
    ハンドレールと、前記ハンドレールを駆動するハンドレール駆動装置と、を備え、
    前記ハンドレール駆動装置は、前記駆動軸と、前記従動軸と、前記動力伝達部を構成するハンドレール駆動チェーンと、前記ハンドレール駆動チェーンが巻きかけられる従動スプロケットと、前記ハンドレールが巻きかけられる一対のプーリと、少なくともモータを含む駆動装置と、前記駆動装置の出力軸に巻きかけられる駆動チェーンと、前記駆動チェーンが巻きかけられる駆動スプロケットと、前記ハンドレール駆動チェーンが巻きかけられるハンドレール駆動スプロケットと、を備え、
    前記従動スプロケット及び前記プーリは、前記従動軸に固定され、
    前記駆動スプロケット及び前記ハンドレール駆動スプロケットは、前記駆動軸に固定されることを特徴とする乗客コンベア。
  8. 請求項5の乗客コンベアにおいて、
    ハンドレールと、前記ハンドレールを駆動するハンドレール駆動装置と、を備え、
    前記ハンドレール駆動装置は、前記駆動軸と、前記従動軸と、前記動力伝達部を構成するハンドレール駆動チェーンと、前記ハンドレール駆動チェーンが巻きかけられる従動スプロケットと、前記ハンドレールが巻きかけられる一対のプーリと、少なくともモータを含む駆動装置と、前記駆動装置の出力軸に巻きかけられる駆動チェーンと、前記駆動チェーンが巻きかけられる駆動スプロケットと、前記ハンドレール駆動チェーンが巻きかけられるハンドレール駆動スプロケットと、を備え、
    前記従動スプロケット及び前記プーリは、前記従動軸に固定され、
    前記駆動スプロケット及び前記ハンドレール駆動スプロケットは、前記駆動軸に固定され、
    前記一対のプーリは、前記従動軸の軸方向両端部に分かれて配置され、
    前記一対のプーリの内側にフレーム側に固定される一対の側板が配置され、
    前記複数の横桁は、前記一対の側板の内側で前記一対の側板に固定されることで、前記一対の側板を介してフレーム側に固定され、
    前記一対の軸受は、前記一対の側板の内側で、前記一対の側板に脱着可能に締結され、
    前記支持部は、前記一対の側板の内側で前記複数の横桁に固定されることで、前記側板を介してフレーム側に固定されることを特徴とする乗客コンベア。
  9. 請求項1の乗客コンベアにおいて、
    当該乗客コンベアの長さ方向において前記従動軸の位置を調整する水平方向位置調整部と、前記従動軸が前記水平方向位置調整部により移動する方向と平行方向に並ぶ目盛りと、を備え、
    前記目盛りは、前記従動軸が移動する範囲の上方、下方または側方の少なくともいずれか一方に、または前記一対の軸受が移動する範囲の上方、下方または側方の少なくともいずれか一方に、配置されることを特徴とする乗客コンベア。
  10. 請求項4又は5の乗客コンベアにおいて、
    当該乗客コンベアの長さ方向において前記従動軸の位置を調整する水平方向位置調整部と、前記従動軸が前記水平方向位置調整部により移動する方向と平行方向に並ぶ目盛りと、を備え、
    前記目盛りは、前記支持部の上に設けられ、前記従動軸が移動する範囲の下方に、または前記一対の軸受が移動する範囲の下方に、配置されることを特徴とする乗客コンベア。
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