JP2021167235A - 折板装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】寸法違いのティッシュ製品の生産切り換えに際し、取り替えの必要がなく、また折り位置調整が簡単に行える折板装置を提供する。【解決手段】ティッシュ製品製造設備において原反シートSを折り畳む折板装置Fであって、折り板ユニット5を支持する支持シャフト2とティッシュ製品製造設備の機枠に固定された支持シャフト5を保持する保持体1と、保持体1からの支持シャフト2の張出し量を可変に調整して固定できる張出し位置調整機構が設けられている。折り板ユニット5は、固定側折り板ユニット3と可動側折り板ユニット4からなり、間隔調整機構で両ユニット3,4間の間隔が調整できる。支持シャフト2の機枠から張出し量を変えたり可動側折り板ユニット4を固定側折り板ユニット3に接近離間させることで、ティッシュ製品の製品幅、シート端部やシート中央部の折り幅の変更に対応できる。【選択図】図1

Description

本発明は、折板装置に関する。さらに詳しくは、ティッシュペーパーを何層にも折り畳んだティッシュ製品製造設備で使用される折板装置に関する。本明細書でいうティッシュペーパーには、木材パルプを原料とし乾いた薄紙を用いるティッシュペーパーのほか、主に不織布を素材とし種々の薬液を含浸させたウェットティッシュが含まれる。
ティッシュ製品製造設備の概略構成を図9に基づき説明する。同図において、(A)図は設備主要部を示し、折り加工部Iと切断部IIを含んでいる。(B)図は折り加工部Iに原反シートSを供給するシート供給部III示している。
折り加工部Iでは、帯状のシートSが折板装置Fに供給され、内蔵の折り板でZ字状あるいはW字状(ジグザク状ともいわれる)に折り畳まれる。この折板装置Fには、(B)図に示すシート供給部IIIの原反ロールR1,R2から帯状のシートSが繰り出され、適宜のガイドを経て供給される。原反ロールは2本(R1,R2)が用意されており、一方の原反ロールR2の給紙量が残り少なくなると、他方の原反ロールR1のシートの先端を引き出して原反ロールR2のシートSの末端に接続する紙継ぎが行われる。この紙継ぎのため紙継ぎ機JDが設けられている。原反ロールR1の残量が少なくなると新しい原反ロールR2のシートSを繰り出して紙継ぎを行い、以後はこれを繰り返す。
折板装置Fは数10ユニットが直列に配置されている(図では4個のユニットのみ示している)。個々の折板装置FのそれぞれにシートSが供給され、Z字状あるいはW字状に折り畳まれる。そして、上流側の折板装置Fで折り畳まれたシートSに下流側の折板装置Fで折り畳まれたシートSが順次に重ねられつつジグザグ状に噛み合わされていく。これが折り加工であり、通常は数十枚から数百枚が折り畳まれてシート積層体LSが得られる。
折り畳まれた長尺のシート積層体LSは、切断部IIにおける丸刃等を用いた切断機Cで所定の長さ(10cmから30cm位)に切断されティッシュ製品TPとされる。
その後、ティッシュ製品TPは包装容器や包装袋に収納され、市場に供される。
折板装置Fの従来技術としては、特許文献1,2のものがある。特許文献1,2の折板装置は、いずれも、複数枚の折り板を用いて、供給される帯状のシートをZ字状あるいはW字状に折り畳んでいくものであり、折り板は適宜のステーやシャフトで支持され、ティッシュ製品製造設備の機枠に固定されている。
ところで、ティッシュ製品TPは、製品幅や折り畳み方、折り畳み寸法は様々であり、その一例を示すと図8のとおりである。この例では、右側シートS1も左側シートS2も断面視でW字状に折り畳まれ、かつ右側シートS1と左側シートS2との末端部同士が互い違いに入れ合わされたものである。また、折り畳み形状がZ字状のものもある。
そして、ティッシュ製品TPにおける全体の幅W、各シートS1,S2の上辺と下辺の折り幅w1,w3、さらには中央部の幅w2などは様々であって、これらの寸法の異なるティッシュ製品が多数存在する。
従来の製造装置では、折板装置Fはティッシュ製品製造設備の機枠に固定されていたため、折り板による折り畳み位置も固定されていた。そのため、同じ製造設備で寸法違いのティッシュ製品を製造する場合は、そのつど、現用の折板装置Fを取り外し、新しい折板装置Fを取付け、かつ折り板の位置調整をしなければならなかった。既述のごとく折板装置Fは一つの製造ラインで数十個から200個位はあるため、その取り替え作業の工数は膨大であり、生産効率の低下が著しかった。
特開2005−89126号公報 特開2018−126541号公報
本発明は上記事情に鑑み、寸法違いのティッシュ製品の生産切り換えに際し、取り替えの必要がなく、また折り位置の調整が簡単に行える折板装置を提供することを目的とする。
第1発明の折板装置は、ティッシュ製品製造設備において原反シートを折り畳む折板装置であって、該折板装置は、折り板ユニットと該折り板ユニットを支持する支持シャフトとからなり、前記ティッシュ製品製造設備の機枠には、前記支持シャフトを保持する保持体が固定されており、前記支持シャフトで支持した折り板ユニットの張出し位置を可変に調整して固定できる張出し位置調整機構が設けられていることを特徴とする。
第2発明の折板装置は、第1発明において、前記張出し位置調整機構は、前記支持シャフトの挿入位置を自在に変更できるよう構成した前記保持体と、該保持体に挿入された前記支持シャフトの軸方向移動を拘束する拘束具を含んで構成されていることを特徴とする。
第3発明の折板装置は、第2発明において、前記張出し位置調整機構は、前記支持シャフトの張出し量を視認できるようにする目盛板を備えていることを特徴とする。
第4発明の折板装置は、第1発明において、前記張出し位置調整機構は、前記支持シャフトにおける前記折り板ユニットの支持位置を自在に変更できるよう、ネジ機構で伸縮自在に構成されていることを特徴とする。
第5発明の折板装置は、第1発明において、前記折り板ユニットは、固定側折り板ユニットと可動側折り板ユニットとからなり、前記可動側折り板ユニットを前記固定側折り板ユニットに対し接近させたり離間させたりする間隔調整機構を含んで構成されていることを特徴とする。
第6発明の折板装置は、第5発明において、前記間隔調整機構は、前記可動側折り板ユニットと前記固定側折り板ユニットとの間に設けた、ナットとネジ棒とからなるネジ機構で構成されていることを特徴とする。
第1発明によれば、張出し位置調整機構を使うことによって、支持シャフトの機枠からの張出し量を可変にでき、ティッシュ製品の製品幅、シート端部等の折り幅の変更に対応できる。このため、ティッシュ製品の寸法替えの度に多数の折板装置を交換する必要はなくなり、生産能率が向上する。
第2発明によれば、拘束具をゆるめて支持シャフトの張出し位置を大きくしたり小さくしたりすることができ、かつ拘束具を締めれば、張出し位置変更後の支持シャフトを不測に位置変動しないように拘束できる。このため、ティッシュ製品の寸法替えへの対応が容易に行える。
第3発明によれば、目盛板を読み取ることにより支持シャフトの張出し量を正確に把握できるので、ティッシュ製品の寸法替えへの対応が容易に行える。
第4発明によれば、支持シャフトをネジ機構によって伸縮させると折り板ユニットの張出し位置を変更できる。このため、ティッシュ製品の寸法替えへの対応が容易に行える。
第5発明によれば、固定側折り板ユニットと可動側折り板ユニットとの間の間隔が広狭に変更できるので、シート端部の折返し部の折り返し幅を自在に調整できる。このため、ティッシュ製品の寸法替えの度に折板装置を交換する必要はなくなり、生産能率が向上する。
第6発明によれば、ネジ棒を回して可動側折り板ユニットを動かせば固定側折り板ユニットとの間の間隔を簡単に広狭に調整できる。このため、ティッシュ製品の寸法替えの度に折板装置を交換する必要はなくなり、生産能率が向上する。
本発明の一実施形態に係る折板装置Fの正面図である。 図1におけるII−II線矢視側面図である。 図1におけるIII−III線矢視側面図である。 支持シャフト2の一部断面図である。 支持シャフト2の張出し位置を小さくした状態の説明図である。 支持シャフト2の張出し位置を大きくした状態の説明図である。 固定側折り板ユニットと可動側折り板ユニットとの間の間隔を狭めた状態の説明図である。 ティッシュ製品の説明図である。 ティッシュ製品製造設備の概略説明図である。
つぎに、本発明の実施形態を図面に基づき説明する。
まず、本発明の一実施形態に係る折板装置Fの基本構成を、図1〜3に基づき説明する。
符号101はティッシュ製品製造設備を構成する機枠であって、垂直に立てられた厚鋼板等で作られている。
機枠101は、概ね5〜50mの長さを有しており、概ね30〜100cmの間隔をあけて保持孔102が形成されている。なお、これらの寸法は例示であって、本発明ではこれら以外の寸法を採用することは支えない。この保持孔102には、各折板装置Fの保持体1が、ボルトその他の締結手段で取付けられている。
折板装置Fは1台のティッシュ製品製造設備に数十台から200個位が取付けられるので、保持体1も同数だけ機枠101に横並びに前記保持孔102に取付けられる。
図8に示すように、ティッシュ製品TPは右側シートS1と左側シートS2からなるので、折板装置Fも右側シート用と左側シート用とがある。ただし、右側シート用と左側シート用の違いは、後述する折り板ユニット3,4が左右反対に配置されるか、あるいはその形状を若干異にするだけで折板装置としての基本構成と機能は同じである。
そこで、以下では図1〜図3に示す1台の折板装置Fで代表させて、その構造を説明する。
折板装置Fの基本構成は、折り板ユニット5を支持する支持シャフト2と支持シャフト2を機枠101に取付けて保持する保持体1とを含んで構成されている。折り板ユニット5の張出し量は、支持シャフト2の保持体1への挿入深さを調整する張出し位置調整機構(以下、第1の張出し位置調整機構という)と、支持シャフト2自体の長さを長短に調整する張出し位置調整機構(以下、第2の張出し位置調整機構という)の2つがある。本実施形態では第1および第2の張出し位置調整機構を共に採用しているが、いずれか一方の張出し位置調整機構を用いたものも本発明に含まれる。
以下、図示の例を説明する。
図1に示す保持体1は保持筒11とフランジ12が一体に形成されたものである。フランジ12はボルト止め等の適宜の手段で保持孔102の周囲の機枠部材に固定される。保持筒11は円筒形の部材であり、支持シャフト2を保持することができる。
(第1の張出し位置調整機構)
図示の例では、支持シャフト2は保持体1にスライドさせて挿入深さを変える構造となっている。また、支持シャフト2の保持体1への挿入は、スライドさせて嵌め込む機構の代わりにナットにネジ棒を螺合させる機構であってもよい。
支持シャフト2の保持体1への挿入深さを変えることで、支持シャフト2に取付けられた後述する折り板ユニット5の張出し位置を調整することができる。この機能の具体例は後述する。
保持体1の保持筒11の適所には、公知の拘束用ネジ13が螺合されている。この拘束用ネジ13は、支持シャフト2の基部に形成した溝に嵌っており、任意の位置でねじ込むことができる。この拘束用ネジ13は支持シャフト2の保持体1に対する挿入深さ、換言すれば張出し位置を可変に調整して拘束する部材である。この拘束用ネジ13は特許請求の範囲にいう拘束具である。拘束具としては、ネジを用いるほか、てこで押圧したりチャックで締め込むものなど任意の機構を用いることができる。なお、支持シャフト2の自軸回りの回転を拘束するネジまたは位置決めピンを追加して設けることが望ましい。
(第2の張出し位置調整機構)
図1および図4に示す支持シャフト2は、丸棒状のシャフト21を用いた部材である。シャフト21の基端部分は前記保持体1に挿入される部位であり、シャフト21の先端部にはつまみ22が取付けられている。図示のシャフト21は伸縮構造をもったシャフトであり、シャフト21の先端部に形成された雄ネジ部21aにつまみ22の内側に形成された雌ネジ部22aを螺合させている。このつまみ22をねじ込んだりねじ戻すことによって支持シャフト2の全長を長短に調整することができる。
シャフト21の中間部位には支持ボス23が挿入されている。この支持ボス23は支持ステー26を介して折り板ユニット5(固定側折り板ユニット3と可動側折り板ユニット4からなる)を支持する部材である。
シャフト21の中間部における基端寄りの位置にはリング63が固定され、先端寄りの位置には、既述の支持ボス23が嵌められている。このリング63と支持ボス23との間にはコイルバネ25が介装されている。コイルバネ25は支持ボス23をつまみ22の方向へ押し付ける部材である。つまり、支持ボス23とリング63との間の間隔を変更しても支持ボス23はつまみ22に押し付けられて、つまみ22の内端に支持ボス23が位置するようになっている。つまみ22をシャフト21にねじ込んだりねじ戻すことにより、支持ボス23ひいては折り板ユニット5の張出し位置を調整することができる。この機能の具体例は後に詳述する。
図1および図2に示すように、前記支持ボス23には既述の支持ステー26が固定されており、支持ステー26の下端にはブラケット27が固定されている。このブラケット27には1本のネジ棒52とその左右両側の2本の支持棒28が通されている。支持棒28には後述するように固定側折り板ユニット3と可動側折り板ユニット4とが支持されている。なお、ネジ棒52、支持棒28、ブラケット27は図1に示すように同軸上に存在するが、図2では分かりやすくするため上下に分離して示している。図中の2点鎖線iは同軸に存する位置を示している。
ここで、固定側折り板ユニット3と可動側折り板ユニット4を図1〜図3に基づき説明する。
固定側折り板ユニット3は、大形の下板31と小形の上板32とからなる。可動側折り板ユニット4は、大形の下板41と小形の上板42とからなる。それぞれの機能等は後述する。
図1〜図3に示すように、2本の支持棒28,28の一端(図1中で右側)には、固定側ホルダー54が取付けられており、支持棒28,28の他端(図1中で左側)には、可動側ホルダー55が取付けられている。
固定側ホルダー54の側面には取付板34が固定され、取付板34の下端には固定側折り板ユニット3の下板31が固定されている。可動側ホルダー55の側面には取付板44が固定され、取付板44の下端には可動側折り板ユニット4の下板41が固定されている。
固定側折り板ユニット3の取付板34には横棒35が固定され、この横棒35に取付けられた縦棒36で上板32が支持されている。可動側折り板ユニット4の取付板44には横棒45が固定され、この横棒45に取付けられた縦棒46で上板42が支持されている。
図5に示すように、固定側折り板ユニット3の下板31と可動側折り板ユニット4の下板41は、形状と寸法が実質同一で左右対称である。この下板31,41は折り畳まれるべきシートSが各板31,41の下面に沿って走行し、シートSの端部を上向きに折り曲げる。そして、折り曲げられた端部を上から押さえて折り畳みグセを付けるのが上板32,42である。固定側折り板ユニット3の上板32は長く、可動側折り板ユニット4の上板42は短くなっているが、これは左側シートの左折り用である。右側シートの右折り用は、上板32と上板42は左右反対の配置となる。
(折り板ユニットの間隔調整機構)
つぎに、可動側折り板ユニット4の固定側折り板ユニット3に対する間隔の間隔調整機構を、図1〜図3に基づき説明する。この間隔調整機構は、ネジ棒52を用いたネジ機構で構成されている。
支持ステー26の下端部にはネジ棒受け51が固定されている。このネジ棒受け51はネジ棒52の軸方向移動を不能に拘束しながら、ネジ棒52の回転を許容する部材である。
ネジ棒52には可動側ホルダー55に固定したナット56が螺合している。固定側ホルダー54は、ネジ棒52を貫通している。つまり、ネジ棒52の回転によっても、固定側ホルダー54は移動しない。可動側ホルダー55は、ネジ棒52の回転によってナット56と共に移動する。つまり、ネジ棒52の左右の回転によって可動側ホルダー55は図1における右側または左側に移動する。このネジ棒52の回転は、作業員がつまみ53を回すことにより簡単に行える。
(目盛板)
図4に示すように、本実施形態の折板装置Fには目盛板61が備えられている。目盛板61は固定ボス63から延びる板材62上に形成されている。固定ボス63はシャフト21を貫通させており、シャフト21の保持体1への挿入深さに拘らず、同じ設置位置を保つようにされている。
一方、折り板ユニット5を支持する支持ボス23は、既述のごとく、シャフト21の挿入深さを変えたりつまみ22をねじ込むことで位置が変わる。この位置変更はシャフト21の軸方向に沿って変位するので、変更後の位置を目盛板61で読み取ることができる。
したがって、支持ボス23を目盛板61上の数値に合わせることで、新しい設置位置への変更や前の設置位置への復帰が容易に行える。
上記の目盛板61は第1および第2の張出し位置調整機構用のものであったが、同様の目盛板を折り板ユニット3,4間の間隔調整機構にも設けておくことが好ましい。
その場合、折り板ユニット3,4間の間隔を新しく変更したり元の間隔に戻したりすることが容易に行える。
つぎに、折板装置Fの位置調整機能を説明する。
(1)折り板ユニット5の張出し位置の調整(その1)
(1−1)支持シャフト2の張出し量を短くした状態
図5に示すように、シャフト21を保持体1に深く差し込む。シャフト21の後端の機枠101の背面側への突出量は大きくd1である。この場合の折り板ユニット5の中心位置は、機枠101から表面側から寸法D1だけ張出した位置にある。
(1−2)支持シャフト2の張出し量を長くした状態
図6に示すように、シャフト21を保持体1に浅く差し込む。換言すれば、図5の状態から引き出す。シャフト21の後端の機枠101の背面側への突出量は小さくd2となる。この場合の折り板ユニット5の中心位置はD2となり、機枠101の表面側から大きく張出した位置となる。
(1−3)上記のように、支持シャフト2の張出し量を大小に調整することで、折り板ユニット5の中心位置(張出し位置)を連続的に変更することができる。
(2)折り板ユニット5の張出し位置の調整(その2)
図5または図6の状態において、支持シャフト2のつまみ22を回せば、既述のごとく支持ボス23がシャフト21に沿って移動し、ひいては折り板ユニット5の張出し位置を調整することができる。
(3)折り板ユニット3,4間の間隔調整
図7における折り板ユニット5の中心位置は、図6と同じである。この状態で可動側折り板ユニット4と折り板ユニット5との間の間隔d3を短くする場合を説明する。この場合、ネジ棒52を回すと、ナット51と共に可動側ホルダー55が移動し、可動側折り板ユニット4も同方向に移動する。
この結果、可動側折り板ユニット4と固定側折り板ユニット3の間の間隔はd3´に短くなる。ネジ棒52を反対向きに回すと、可動側折り板ユニット4と固定側折り板ユニット3の間の間隔d3を再び広げることができる。
以上のように、本実施形態の折板装置Fによれば、第1および第2の張出し位置調整機構を使うことによって、支持シャフト2の機枠101からの張出し量を可変にでき、ティッシュ製品の製品幅、シート端部やシート中央部の折り幅の変更に対応できる。このため、ティッシュ製品の寸法替えの度に折板装置を交換する必要はなくなり、生産能率が向上する。
また、間隔調整機構を用いて、固定側折り板ユニット3と可動側折り板ユニット4との間の間隔が広狭に変更できるので、シートSの折返し部の折り返し幅を自在に調整できる。このため、ティッシュ製品の寸法替えの度に折り装置を交換する必要はなくなり、生産能率が向上する。
(他の実施形態)
上記実施形態では、支持シャフト2に第1の張出し位置調整機構と第2の張出し位置調整機構を共に採用したが、本発明はこれに限られない。すなわち、支持シャフト2を固定長のものにして、保持体1への挿入深さのみを変える第1の張出し位置調整機構のみを用いてもよく、シャフト21を機枠101に固定して、支持シャフト2を伸縮させる第2の張出し位置調整機構のみを用いてもよい。これらも本発明に含まれる。
本発明の折板装置は、木材パルプを原料とし乾いた薄紙を用いるティッシュペーパーのほか、主に不織布を素材とし種々の薬液を含浸させたウェットティッシュの折り加工に適用できる。
1 保持体
2 支持シャフト
3 固定側折り板ユニット
4 可動側折り板ユニット
5 折り板ユニット
11 保持筒
12 フランジ
21 シャフト
22 つまみ
31 下板
32 上板
41 下板
42 上板
51 ナット
52 ネジ棒
54 固定側ホルダー
55 可動側ホルダー
F 折板装置

第1発明の折板装置は、ティッシュ製品製造設備において原反シートを折り畳む折板装置であって、該折板装置は、折り板ユニットと該折り板ユニットを支持する支持シャフトとからなり、前記ティッシュ製品製造設備の機枠には、前記支持シャフトを保持する保持体が固定されており、前記支持シャフトで支持した折り板ユニットの張出し位置を可変に調整して固定できる張出し位置調整機構が設けられており、前記折り板ユニットは、固定側折り板ユニットと可動側折り板ユニットとからなり、前記可動側折り板ユニットを前記固定側折り板ユニットに対し接近させたり離間させたりする間隔調整機構を含んで構成されていることを特徴とする。
第2発明の折板装置は、第1発明において、前記張出し位置調整機構は、前記支持シャフトの挿入位置を自在に変更できるよう構成した前記保持体と、該保持体に挿入された前記支持シャフトの軸方向移動を拘束する拘束具を含んで構成されていることを特徴とする。
第3発明の折板装置は、第2発明において、前記張出し位置調整機構は、前記支持シャフトの張出し量を視認できるようにする目盛板を備えていることを特徴とする。
第4発明の折板装置は、第1発明において、前記張出し位置調整機構は、前記支持シャフトにおける前記折り板ユニットの支持位置を自在に変更できるよう、ネジ機構で伸縮自在に構成されていることを特徴とする。
発明の折板装置は、第発明において、前記間隔調整機構は、前記可動側折り板ユニットと前記固定側折り板ユニットとの間に設けた、ナットとネジ棒とからなるネジ機構で構成されていることを特徴とする。
第1発明によれば、つぎの効果を奏する。
a)張出し位置調整機構を使うことによって、支持シャフトの機枠からの張出し量を可変にでき、ティッシュ製品の製品幅、シート端部等の折り幅の変更に対応できる。このため、ティッシュ製品の寸法替えの度に多数の折板装置を交換する必要はなくなり、生産能率が向上する。
b)固定側折り板ユニットと可動側折り板ユニットとの間の間隔が広狭に変更できるので、シート端部の折返し部の折り返し幅を自在に調整できる。このため、ティッシュ製品の寸法替えの度に折板装置を交換する必要はなくなり、生産能率が向上する。
第2発明によれば、拘束具をゆるめて支持シャフトの張出し位置を大きくしたり小さくしたりすることができ、かつ拘束具を締めれば、張出し位置変更後の支持シャフトを不測に位置変動しないように拘束できる。このため、ティッシュ製品の寸法替えへの対応が容易に行える。
第3発明によれば、目盛板を読み取ることにより支持シャフトの張出し量を正確に把握できるので、ティッシュ製品の寸法替えへの対応が容易に行える。
第4発明によれば、支持シャフトをネジ機構によって伸縮させると折り板ユニットの張出し位置を変更できる。このため、ティッシュ製品の寸法替えへの対応が容易に行える。
発明によれば、ネジ棒を回して可動側折り板ユニットを動かせば固定側折り板ユニットとの間の間隔を簡単に広狭に調整できる。このため、ティッシュ製品の寸法替えの度に折板装置を交換する必要はなくなり、生産能率が向上する。

Claims (6)

  1. ティッシュ製品製造設備において原反シートを折り畳む折板装置であって、
    該折板装置は、折り板ユニットと該折り板ユニットを支持する支持シャフトとからなり、
    前記ティッシュ製品製造設備の機枠には、前記支持シャフトを保持する保持体が固定されており、
    前記支持シャフトで支持した折り板ユニットの張出し位置を可変に調整して固定できる張出し位置調整機構が設けられている
    ことを特徴とする折板装置。
  2. 前記張出し位置調整機構は、前記支持シャフトの挿入位置を自在に変更できるよう構成した前記保持体と、該保持体に挿入された前記支持シャフトの軸方向移動を拘束する拘束具を含んで構成されている
    ことを特徴とする請求項1記載の折板装置。
  3. 前記張出し位置調整機構は、前記支持シャフトの張出し量を視認できるようにする目盛板を備えている
    ことを特徴とする請求項2記載の折板装置。
  4. 前記張出し位置調整機構は、前記支持シャフトにおける前記折り板ユニットの支持位置を自在に変更できるよう、ネジ機構で伸縮自在に構成されている
    ことを特徴とする請求項1記載の折板装置。
  5. 前記折り板ユニットは、固定側折り板ユニットと可動側折り板ユニットとからなり、
    前記可動側折り板ユニットを前記固定側折り板ユニットに対し接近させたり離間させたりする間隔調整機構を含んで構成されている
    ことを特徴とする請求項1記載の折板装置。
  6. 前記間隔調整機構は、前記可動側折り板ユニットと前記固定側折り板ユニットとの間に設けた、ナットとネジ棒とからなるネジ機構で構成されている
    ことを特徴とする請求項5記載の折板装置。

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