JP2021165776A - 虚像表示装置及び表示制御ユニット - Google Patents

虚像表示装置及び表示制御ユニット Download PDF

Info

Publication number
JP2021165776A
JP2021165776A JP2020068446A JP2020068446A JP2021165776A JP 2021165776 A JP2021165776 A JP 2021165776A JP 2020068446 A JP2020068446 A JP 2020068446A JP 2020068446 A JP2020068446 A JP 2020068446A JP 2021165776 A JP2021165776 A JP 2021165776A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
virtual image
display
cam
display device
unit
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Granted
Application number
JP2020068446A
Other languages
English (en)
Other versions
JP7327253B2 (ja
Inventor
亮介 藤澤
Ryosuke Fujisawa
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Denso Corp
Original Assignee
Denso Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Denso Corp filed Critical Denso Corp
Priority to JP2020068446A priority Critical patent/JP7327253B2/ja
Publication of JP2021165776A publication Critical patent/JP2021165776A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP7327253B2 publication Critical patent/JP7327253B2/ja
Active legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Images

Landscapes

  • Mechanical Light Control Or Optical Switches (AREA)
  • Fittings On The Vehicle Exterior For Carrying Loads, And Devices For Holding Or Mounting Articles (AREA)
  • Instrument Panels (AREA)

Abstract

【課題】体格拡大を抑制しつつも、虚像の表示距離を変更可能な虚像表示装置を提供する。
【解決手段】虚像表示装置としてのHUD10は、車両1に用いられ、透光性を有するウインドシールド3を通して視認可能であり車両1の外環境と重畳する虚像6として結像される表示光を、ウインドシールド3へ向けて投影する。HUD10は、表示光を投射するプロジェクタ21と、表示光を反射する反射面37が設けられたミラーユニット32を有し、プロジェクタ21からの表示光をウインドシールド3へ虚像6を拡大するように導光する拡大導光部31と、を備える。ミラーユニット32は、反射面37の曲率を変更する曲率可変機構51を有する。
【選択図】図1

Description

この明細書による開示は、虚像の表示に関する。
特許文献1に開示の虚像表示装置は、車両に用いられ、透光性を有する透過部材を通して視認可能であり車両の外環境と重畳する虚像として結像される表示光を、透過部材へ向けて投影する。この虚像表示装置は、拡大導光部とは別に、可変焦点光学系を有する。可変焦点光学系の焦点位置を移動させることで、虚像の表示距離を変更することができる。
国際公開第2018/066675号
しかしながら、特許文献1のように虚像の表示距離を変更するための可変焦点光学系を、拡大導光部とは別に設けると、虚像表示装置の体格が増大する。このため限られた搭載スペースしかない車両に用いることは、蓋然的に困難なものとなる。
この明細書の開示による目的のひとつは、体格拡大を抑制しつつも、虚像の表示距離を変更可能な虚像表示装置を提供することにある。
また、この明細書の開示による目的の他のひとつは、視認者の視線に合った認識し易い虚像の表示を実現可能な表示制御ユニットを提供することにある。
ここに開示された態様のひとつは、車両(1)に用いられ、透光性を有する透過部材(3)を通して視認可能であり車両の外環境と重畳する虚像(6)として結像される表示光を、透過部材へ向けて投影する虚像表示装置であって、
表示光を投射するプロジェクタ(21)と、
表示光を反射する反射面(37)が設けられたミラーユニット(32,232)を有し、プロジェクタからの表示光を透過部材へ虚像を拡大するように導光する拡大導光部(31)と、を備え、
ミラーユニットは、反射面の曲率を変更する曲率可変機構(51,251)を有する。
このような態様によると、拡大導光部のミラーユニットに、反射面の曲率を変更する曲率可変機構が設けられている。この反射面の曲率を変更することにより、反射面に反射された表示光の状態が変化し、表示光が結像された虚像の表示距離が共に変更される。したがって、虚像の表示距離を変更するための光学系を拡大導光部とは別のスペースを設けて追加する必要性は低減される。故に、虚像表示装置の体格拡大を抑制しつつ、虚像の表示距離を変更することができる。
また、ここに開示された態様の他のひとつは、車両(1)に用いられ、当該車両の外環境と重畳する虚像(6)の表示距離を変更する表示距離可変機構(51,251)を有する虚像表示装置(10)による表示を制御する表示制御ユニットであって、
虚像の視認者の視線方向の情報及び車両の外環境における物体の情報を取得し、視線方向の情報及び物体の情報に基づき、虚像の表示距離を算出する算出部(62)と、
算出部により算出された虚像の表示距離に基づき、表示距離可変機構を制御する制御部(63)と、を備える。
このような態様によると、制御部は、表示距離可変機構の制御において、算出部により算出された虚像の表示距離を実現する。そして算出部が算出する虚像の表示距離は、視線方向の情報及び物体の情報に基づく。視認者の視線方向と物体との関係によって最適化された表示距離にて虚像が表示されるので、視認者は、虚像による情報を直感的に認識することができる。表示制御ユニットは、視認者の視線に合った認識し易い虚像の表示を実現可能となる。
なお、括弧内の符号は、後述する実施形態の部分との対応関係を例示的に示すものであって、技術的範囲を限定することを意図するものではない。
HUDの車両への搭載状態を示す図である。 ミラーユニットの詳細構成を示す断面図である。 図2のIII−III線断面図である。 表示制御ユニットによる処理を示すフローチャートである。 第2実施形態における図2に対応する図である。
以下、複数の実施形態を図面に基づいて説明する。なお、各実施形態において対応する構成要素には同一の符号を付すことにより、重複する説明を省略する場合がある。各実施形態において構成の一部分のみを説明している場合、当該構成の他の部分については、先行して説明した他の実施形態の構成を適用することができる。また、各実施形態の説明において明示している構成の組み合わせばかりではなく、特に組み合わせに支障が生じなければ、明示していなくても複数の実施形態の構成同士を部分的に組み合せることができる。
(第1実施形態)
図1に示すように、本開示の第1実施形態による虚像表示装置は、車両1に用いられ、車両1に搭載されるように構成されたヘッドアップディスプレイ(以下、HUD)10となっている。HUD10は、車両1のインストルメントパネル2に設置されている。HUD10は、車両1のウインドシールド3に設けられた投影部3aへ向けて表示光を投影する。投影部3aにて反射された表示光は、車両1の室内に設定された視認領域7に到達する。こうしてHUD10は、視認領域7とはウインドシールド3を挟んだ反対側の室外空間に、視認領域7から視認可能な虚像6を表示する。
以下において特に断り書きがない限り、前、後、上、下、左及び右が示す各方向は、水平面上の車両1を基準として記載される。
車両1のウインドシールド3は、例えばガラスないしプラスチックにより透光性を有する板状に形成された透過部材である。ウインドシールド3は、インストルメントパネル2よりも上方に配置されている。ウインドシールド3は、前方から後方へ向かうに従って、インストルメントパネル2との間隔を拡大させるように傾斜して配置されている。ウインドシールド3は、HUD10から表示光が投影される投影部3aを、滑らかな凹面状又は平面状に形成している。こうした投影部3aは、HUD10からの表示光を視認領域7へ反射するように構成されている。
視認領域7は、HUD10により表示される虚像6が所定の視認性を満たすように(例えば虚像6全体が所定の輝度以上となるように)視認可能となる空間領域であり、アイボックスとも称される。視認領域7は、典型的には、車両1に設定されたアイリプスと重なるように配置される。アイリプスは、例えば座席(例えば運転席)のヘッドレスト近傍に設定される。アイリプスは、両眼それぞれに対して設定され、乗員(例えばドライバ)のアイポイント8の空間分布を統計的に表したアイレンジに基づいて、楕円体状の仮想的な空間として設定されている。
こうして運転席に着座し、視認領域7内にアイポイント8を位置させた視認者としてのドライバは、車両1の外環境と重畳する虚像6を、ウインドシールド3を通して視認可能である。特に本実施形態の虚像6は、左右方向の表示可能寸法が上下方向の表示可能寸法よりも長い長方形状の表示可能領域を有する。
こうしてドライバは、虚像6に表示される各種情報を認識することができる。虚像6による表示コンテンツとして表示される各種情報としては、例えば車速等の車両1の状態を示す情報、外環境における物体(先行他車両、障害物等)の注意を喚起する情報、道路情報等が挙げられる。
このようなHUD10の具体的構成を、以下に説明する。HUD10は、ハウジング11、プロジェクタ21、拡大導光部31及び表示制御ユニット61等を含む構成である。
ハウジング11は、例えばプラスチックないし金属により遮光性を有して形成され、インストルメントパネル2内に設置されている。ハウジング11は、プロジェクタ21、拡大導光部31、表示制御ユニット61等を収容する中空形状を呈している。ハウジング11は、投影部3aと対向する上面部に、光学的に開口する窓部12を有している。窓部12は、例えば表示光を透過可能な防塵シートで覆われている。
プロジェクタ21は、表示光を投射するデバイスであって、例えば透過型の液晶式の表示器が採用され得る。プロジェクタ21は、バックライト22により液晶パネル23の画面を透過照明することで、当該画面に画像を形成すると共に、当該画像の表示光を射出するようになっている。なお、プロジェクタ21として、反射型の液晶式の表示器、自発光するマイクロLEDを配列したマイクロLED式の表示器、レーザスキャナ方式の表示器、DMD(Digital Micromirror Device)を用いたDLP(Digital Light Processing、登録商標)方式のプロジェクタ等を採用することもできる。
拡大導光部31は、プロジェクタ21から投射された表示光を投影部3aへと、虚像6のサイズをプロジェクタ21の画像サイズに対して拡大するように導光する。本実施形態の拡大導光部31は、1つのミラーユニット32を有する構成である。
ミラーユニット32は、台座部33、変形反射板35、剛性保持部40、回転軸駆動部49及び曲率可変機構51等を含む構成である。台座部33は、例えばネジによる締結等により、ハウジング11に対して保持されている。台座部33は、後述する一対の軸体45a,45bを回動可能に支持する。
図2,3に示すように、変形反射板35は、弾性変形可能に形成され、プロジェクタ21から投射された表示光を投影部3aへ向けて反射する。変形反射板35は、弾性基材36及び反射面37を有している。弾性基材36は、例えば高弾性ガラスないし高弾性プラスチック等により、外力に対して破断し難く、かつ、弾性変形可能に形成されている。弾性基材36は、外からの作用が働かず、ひずみが実質的にない状態では、近軸部位35aが外周部位35bに対して表示光の入射側とは反対側へ突出するように湾曲する湾曲板状に形成されている。
ここで近軸部位35aは、変形反射板35のうち中央部に設けられ、拡大導光部31による光学系の光軸に対する近傍領域を構成する部位である。外周部位35bは、近軸部位35aを囲むように、変形反射板35のうち外縁部35cを含むように設けられ、拡大導光部31による光学系の光軸から離れた外周領域を構成する部位である。
反射面37は、弾性基材36の両面のうち、表示光の入射側の表面に形成されている。反射面37は、弾性基材36の表面に金属(例えばアルミニウム)を蒸着すること等により、金属膜状に形成されている。反射面37は、弾性基材36に密着すると共に、弾性基材36の弾性変形に追随して変形可能である。反射面37は、近軸部位35aが外周部位35bに対して凹むことで、凹状に湾曲する凹面状を呈している。すなわち、反射面37の曲率中心は、弾性基材36とは反射面37を挟んだ反対側に形成される。しがたって反射面37は、正の焦点距離を有する。プロジェクタ21から入射する表示光は、反射面37により反射される際に、集光される。表示光が集光されることによって、虚像6は前述のように拡大される。
変形反射板35は、虚像6にて長方形状の表示可能領域を実現するべく、反射面37を、長手方向LDの寸法が短手方向SDの寸法よりも長い長方形状に形成している。この長手方向LDは、後述する回転軸RAの延伸方向に沿うように設定される。
剛性保持部40は、例えばプラスチックないし金属により、変形反射板35よりも高い曲げ剛性をもつように形成されている。剛性保持部40は、1つの部品によって形成されてもよく、複数の部品を組み合わせて形成されてもよい。剛性保持部40は、収容部41及び回転軸部45を有している。収容部41は、変形反射板35を収容し、保持する箱状を呈している。収容部41による収容空間は、変形反射板35の弾性変形を許容するように形成されている。
収容部41は、反射用開口部42、支持部44及び変形用開口部43を有している。反射用開口部42は、収容部41のうち反射面37と対向する位置に形成されている。反射用開口部42は、反射面37により表示光を反射可能とするために、反射面37を剛性保持部40の外部へ露出させる。したがって反射用開口部42は、収容部41において表示光が入射する側の面の大部分を占めるように構成されている。
反射用開口部42の周囲には、変形反射板35の外周部位35bを反射面37側から支持する支持部44が形成されている。支持部44は、平坦な壁状に形成され、緩衝部材47を介して外周部位35bにおける外縁部35cと当接する。緩衝部材47は、変形反射板35の円滑な弾性変形を許容しつつも、当該弾性変形に伴う剛性保持部40への圧力を吸収する吸収性が良好な材料が選択的に採用され得る。例えば緩衝部材47として、PORON(登録商標)に代表されるようなマイクロセルポリウレタンフォームが採用され得る。
本実施形態の支持部44は、近軸部位35aを反射面37の長手方向LDに挟む両側に、一対形成されている。これに伴って、緩衝部材47も一対設けられている。
変形反射板35のうち近軸部位35aは、弾性変形と共に、反射面37に対する垂直方向に沿って、支持部44に支持された外周部位35bに対して相対変位可能となる。
変形用開口部43は、収容部41のうち反射用開口部42とは変形反射板35を挟んだ反対側において、近軸部位35aと対向する位置に形成されている。変形用開口部43は、曲率可変機構51からの作用を変形反射板35のうち近軸部位35aへ作用させるために、変形反射板35において反射面37とは反対側を向く背面38を剛性保持部40の外部へ露出させる。変形用開口部43は、反射用開口部42よりも小さなサイズに形成されてよい。
回転軸部45は、収容部41のうち側面部から一対の軸体45a,45bを突出形成してなる。一対の軸体45a,45bは、変形反射板35を実質的に貫通する1つの回転軸RAを、構成するように、当該回転軸RAの同軸上に設けられている。各軸体45a,45bは、例えば円柱状に設けられ、台座部33にそれぞれ支持されている。一方の軸体45a,45bには、回転軸駆動部49が連結されている。
回転軸駆動部49は、変形反射板35及び剛性保持部40の両方をまとめて回転軸RAのまわりに回動駆動するように構成されている。回転軸駆動部49は、例えばモータ及び減速ギヤを有している。モータは後述する制御部63から入力される電気信号に従って、そのモータ軸を回動させる。モータ軸は、減速ギヤを介して軸体45aと連結されている。減速ギヤがモータ軸の回転を減速して軸体45aに伝達させることにより、軸体45a,45bを用いて変形反射板35及び剛性保持部40を回動させることができる。
変形反射板35の回動に伴って、反射面37の向きが変更される。反射面37の向きと共に表示光の光路が変更される。反射面37がより上向きになる(すなわち変形反射板35が寝る)角度姿勢では、投影部3aにおける投影位置がより前方にずれ、虚像6の表示可能領域が全体的に上方へ移動する。一方、反射面37がより下向きになる(すなわち変形反射板35が起立する)角度姿勢では、投影部3aにおける投影位置がより後方へずれ、虚像6の表示可能領域が全体的に下方へ移動する。すなわち、反射面37の向きの変更に伴って、虚像6の表示可能領域を上下に変更することができる。こうして、回転軸部45及び回転軸駆動部49等により、向き可変機構が構成されている。
曲率可変機構51は、反射面37の曲率を変更する機構である。曲率可変機構51は、剛性保持部40に対して保持されることにより、変形反射板35の回転軸RAのまわりの回動に反射面37の向きが変更されても、当該変形反射板35との相対位置を維持可能に形成されている。
曲率可変機構51は、カム52及びカム駆動部54を有している。第1実施形態では、カム52は1つ設けられている。カム52は、変形反射板35のうち近軸部位35aに背面38側から押し当てられて、カムプロフィール52aに応じた作用を、変形反射板35に対して与える。したがって、曲率可変機構51による近軸部位35aへの作用は、カム52を用いた押し当て作用である。
カムプロフィール52aは、カム52において近軸部位35aに押し当てられる部分の輪郭形状を意味する。本実施形態のカムプロフィール52aは、長軸及び短軸を有する楕円状である。カム52は、楕円筒状の全体形状を有していてもよく、楕円体状の全体形状を有していてもよい。
カム52は、当該カム52の中心部を貫通するカム軸53に支持され、当該カム軸53のまわりに回動可能となっている。カムプロフィール52aにおける短軸方向が近軸部位35aへ向かうような位相(図2の破線参照)では、カム52が近軸部位35aを押し出す押出量は、機構上最小となる。本実施形態では、機構上最小の押出量においても、カム52と変形反射板35との接触状態が維持され、変形反射板35がひずみをもった状態、すなわち弾性変形した状態が維持される。そうすることで、この位相においても、変形反射板35は安定的に保持される。すなわち、車両1の振動に伴って変形反射板35ががたつくことは抑制され、がたつきの抑制に伴って虚像6が表示振れすることも抑制される。
機構上最小の押出量に従って、曲率可変機構51が近軸部位35aに与える作用は、変形反射板35の弾性変形量を小さくするものとなる。具体的に近軸部位35aは、支持部44に対して当接される外縁部35cに対して、カム52側に最大限変位する。この結果、変形反射板35の曲率及び反射面37の曲率は、機構上最大となる。
カムプロフィール52aにおける長軸方向が近軸部位35aへ向かうような位相(図2の実線参照)では、カム52が近軸部位35aを押し出す押出量は、機構上最大となる。機構上最大の押出量に従って、曲率可変機構51が近軸部位35aに与える作用は、変形反射板35の弾性変形量を大きくするものとなる。具体的に近軸部位35aは、支持部44に対して当接される外縁部35cに対して、カム52とは反対側に最大限変位する。この結果、変形反射板35の曲率及び反射面37の曲率は、機構上最小となる。
カム駆動部54は、カム52を、近軸部位35aにおける背面38に摺動させるように駆動する。カム駆動部54は、例えばモータ及び減速ギヤを有している。モータは、制御部63から入力される電気信号に従って、そのモータ軸を回動させる。モータ軸は、減速ギヤを介してカム軸53と連結されている。減速ギヤがモータ軸の回転を減速してカム軸53に伝達させることにより、カム軸53を通じてカム52を回動させることができる。楕円状のカムプロフィール52aをもつカム52では、カム軸53及びカム52を、制御上1/4回転させることで、機構上最小から機構上最大までの範囲に、反射面37の曲率を連続的に変更させることが可能である。
反射面37の曲率が大きくなるに従って、反射面37がもつ焦点距離は小さくなる。焦点距離の減少に従って、虚像6の横倍率及び縦倍率は拡大する。縦倍率の拡大により、視認領域7から虚像6までの距離、すなわち虚像6の表示距離は大きくなる。一方、反射面37の曲率がより小さくなると、反射面37がもつ焦点距離は大きくなる。焦点距離の増大に従って、虚像6の横倍率及び縦倍率は縮小する。縦倍率の縮小により、虚像6の表示距離は小さくなる。したがって、曲率可変機構51は、虚像6の表示距離を変更する表示距離可変機構に該当する。
表示制御ユニット61は、電子回路を主体として形成され、図1に示すように、HUD10による表示を制御する制御ユニットである。表示制御ユニット61の処理は、プロセッサがメモリに記憶されたコンピュータプログラムを実行することによりソフトウエア的に実現されてもよく、ディスクリート回路、FPGA(Field-Programmable Gate Array)等によってハードウエア的に実現されてもよく、これらの組み合わせによって実現されてもよい。
表示制御ユニット61は、算出部62及び制御部63を有している。算出部62及び制御部63は、互いに共通の電子回路により実現されていてもよく、互いに通信可能であれば別々の電子回路により実現されていてもよい。
算出部62は、DSM(Driver Status Monitor)4からドライバの視線方向の情報を取得する。また、算出部62は、周辺監視センサ5から車両1の外環境における物体の情報を取得する。
DSM4は、ドライバの状態を検出する状態検出装置である。DSM4は、近赤外光源及び近赤外カメラと、これらを制御する検出制御ユニットを含む構成である。DSM4は、運転席のヘッドレストに近赤外カメラを向けた姿勢にて、例えばステアリングコラム部の上面又はインストルメントパネル2の上面等に設置されている。DSM4は、近赤外光源によって近赤外光を照射されたドライバの頭部を、近赤外カメラによって撮影する。近赤外カメラによる撮像画像は、検出制御ユニットによって画像解析される。検出制御ユニットは、ドライバの視線方向を、例えば近赤外光源が角膜に反射されることによる反射光像と瞳孔との位置関係により、特定する。検出制御ユニットは、こうして抽出されたドライバの視線方向の情報を、表示制御ユニット61の算出部62へ逐次提供する。
周辺監視センサ5は、車両1の周辺環境を監視する自律センサである。周辺監視センサ5は、車両周囲の検出範囲から、歩行者、他車両等の移動物体、路上の落下物等の静止物体を検出可能である。周辺監視センサ5は、車両1の周辺環境における物体の情報を、表示制御ユニット61の算出部62へ逐次提供する。
そして算出部62は、視線方向の情報及び物体の情報に基づき、虚像6による表示コンテンツの表示距離及び当該表示コンテンツの表示高さを算出する。表示高さとは、例えば虚像6の表示位置の水平面を基準とした高さを意味する。
例えば、算出部62は、検出範囲に検出された物体の中から、ドライバの視線方向の先に存在する物体を特定する。算出部62は、こうした視線方向の先に存在することが特定された物体及びそれ以外の物体のうち少なくとも一方に対する注意喚起を促す表示コンテンツを、表示することを決定する。算出部62は、こうした注意喚起において効果的な表示距離及び表示高さを算出する。例えば注意喚起対象の物体が車両1に対してより近くに位置する程、表示距離は小さくされる。したがって、ドライバは、物体の相対距離をより直感的に認識することができる。
制御部63は、ミラーユニット32を制御する。制御部63は、算出部62が算出した表示コンテンツの表示距離に基づき、曲率可変機構51のカム駆動部54を制御する。より詳細に、制御部63は、算出部62による表示距離を実現するための反射面37の曲率を特定する。次に制御部63は、特定された反射面37の曲率を実現するためのカム52の位相を特定する。制御部63は、特定されたカム52の位相を実現するためのカム軸53の回転量を算出し、当該回転量を出力するようなカム駆動部54への電気信号を生成する。こうした電気信号に従って、反射面37の曲率は変更される。
また制御部63は、算出部62が算出した表示コンテンツの表示高さに基づき、回転軸駆動部49を制御する。より詳細に、制御部63は、算出部62による表示高さが現在の反射面37の向きに対応した虚像6の表示可能領域に含まれているか否かを判定する。肯定判定が下された場合、制御部63は、回転軸駆動部49の駆動が不要であると判断する。否定判定が下された場合、制御部63は、算出部62による表示高さにて虚像6を表示可能となるような反射面37の向きを算出する。制御部63は、こうした反射面37の向きを実現するための回転軸RAの回転量を算出し、当該回転量を出力するような回転軸駆動部49への電気信号を生成する。こうした電気信号に従って、反射面37の向きは変更される。
次に、表示制御ユニット61の処理による表示制御方法を、図4のフローチャートを用いて説明する。S11〜S13の各ステップの処理は、車両1を通じてHUD10への電源が供給され、HUD10による表示が実施されている間、繰り返し実施される。
S11では、算出部62は、視線方向の情報及び物体の情報を取得する。S11の処理後、S12へ移る。
S12では、算出部62は、表示コンテンツの表示距離及び表示高さを算出する。S12の処理後、S13へ移る。
S13では、制御部63は、カム駆動部54及び回転軸駆動部49を、必要に応じて駆動する。S13の処理を以て一連の処理を終了する。
なお、第1実施形態では、外周部位35bが「近軸部位35a及び外周部位35bのうち剛性保持部40に対して支持される一方の部位」に相当し、近軸部位35aが「近軸部位35a及び外周部位35bのうち一方の部位に対して変位可能な他方の部位」に相当する。
(作用効果)
以上説明した第1実施形態の作用効果を以下に改めて説明する。
第1実施形態によると、拡大導光部31のミラーユニット32に、反射面37の曲率を変更する曲率可変機構51が設けられている。この反射面37の曲率を変更することにより、反射面37に反射された表示光の状態が変化し、表示光が結像された虚像6の表示距離が変更される。したがって、虚像6の表示距離を変更するための光学系を拡大導光部31とは別のスペースを設けて追加する必要性は低減される。故に、HUD10の体格拡大を抑制しつつ、虚像6の表示距離を変更することができる。
また、第1実施形態によると、ミラーユニット32は、弾性変形可能に形成された弾性基材36と、弾性基材36の表面にて弾性基材36に追随して変形するように形成された反射面37と、を有する変形反射板35と、剛性をもち、近軸部位35a及び外周部位35bのうち一方の部位を支持し、近軸部位35a及び外周部位35bのうち他方の部位を一方の部位に対して変位可能に、変形反射板35を保持する剛性保持部40と、を有する。そして、曲率可変機構51は、変形反射板35の弾性変形領域における変形量を変更するように、他方の部位への作用を変更可能に形成されている。剛性保持部40に一方の部位を支持された変形反射板35に対して、他方の部位への作用を変更して変形量を変形する本構成では、剛性保持部40により変形反射板35の位置決めが比較的正確に行われる。故に、曲率可変機構51による作用に応じた変形反射板35の変形態様の再現性を、可及的に高めることができる。以上により、反射面37の曲率ないし虚像6の表示距離を、精度良く変更することができる。
また、第1実施形態によると、曲率可変機構51は、他方の部位に押し当てられてカムプロフィール52aに応じた作用を与えるカム52と、カム52を、他方の部位上に摺動させるように駆動するカム駆動部54と、を有する。カム52の押し当てによって、変形反射板35の形状を安定化させることができるので、虚像6の表示振れを抑制することができる。
また、第1実施形態によると、カムプロフィール52aが楕円状であるので、カム52の他方の部位に対する摺動を円滑化することができる。
また、第1実施形態によると、カム52は、反射面37とは弾性基材36を挟んだ反対側から近軸部位35aに押し当てられる。こうした構成では、カム52が表示光の光路と干渉することを抑制できる。また、近軸部位35aに直接的な作用を加えることで、虚像6の表示への影響度合いが大きな近軸に対する曲率制御の精度を高めることができる。
また、第1実施形態によると、ミラーユニット32は、剛性保持部40に設けられた回転軸部45と連結されることにより、変形反射板35及び剛性保持部40の両方をまとめて回転軸RAのまわりに回動駆動する回転軸駆動部49を有する。そして、曲率可変機構51は、剛性保持部40に対して保持されることにより、回転軸RAのまわりの回動により反射面37の向きが変更されても、変形反射板35との相対位置を維持可能に形成されている。反射面37の曲率の変更は、反射面37の向きの変更に対してと独立性を保って実現可能となる。
また、第1実施形態によると、制御部63は、曲率可変機構51の制御において、算出部62により算出された虚像6の表示距離を実現する。そして算出部62が算出する虚像6の表示距離は、視線方向の情報及び物体の情報に基づく。視認者の視線方向と物体との関係によって最適化された表示距離にて虚像6が表示されるので、視認者は、虚像6による情報を直感的に認識することができる。表示制御ユニット61は、視認者の視線に合った認識し易い虚像6の表示を実現可能となる。
(第2実施形態)
図5に示すように、第2実施形態は第1実施形態の変形例である。第2実施形態について、第1実施形態とは異なる点を中心に説明する。
第2実施形態のミラーユニット232において収容部241は、第1実施形態の反射用開口部42の機能と変形用開口部43の機能とを、共通の1つの開口部242によって実現している。開口部242は、収容部241のうち反射面37と対向する位置に形成されている。開口部242は、反射面37により表示光を反射可能とするために、反射面37を剛性保持部40の外部へ露出させる。これと共に開口部242は、曲率可変機構251からの作用を変形反射板35のうち外周部位35bにおける外縁部35cへ及ぼさせるために、変形反射板35において当該外縁部35cを剛性保持部240の外部へ露出させる。したがって、第2実施形態の開口部242の周囲には、変形反射板35を支持する支持部は設けられていない。
収容部241のうち開口部242とは変形反射板35を挟んだ反対側において、近軸部位35aと対向する位置には、開口部242が形成される代わりに、変形反射板35の近軸部位35aを背面38側から支持する支持部244が形成されている。支持部244は、平坦な壁状に形成され、緩衝部材247を介して近軸部位35aにおける背面38と当接する。こうして変形反射板35のうち近軸部位35aは、弾性変形と共に、反射面37に対する垂直方向に沿って、支持部44に対して支持された近軸部位35aに対して相対変位可能となる。
第2実施形態の曲率可変機構51は、一対のカム252x,252y及びカム駆動部254を有している。一対のカム252x,252yは、外周部位35bにおける外縁部35cのうち、近軸部位35aを反射面37の長手方向LDに挟む両側箇所、それぞれ反射面37側から押し当てられている。一対のカム252x,252yは、表示光の光路に極力干渉しないよう、変形反射板35の例えば右下隅部及び左上隅部等、反射面37の対角線上の隅部に配置されてもよい。一対のカム252x,252yは、互いに同じカムプロフィール52aを有している。
カム駆動部54は、一対のカム252x,252yの位相を同調させるように、当該一対のカム252x,252yを駆動する。例えば一対のカム252x,252yのカム軸53とモータとの間にカム252x,252yの位相を同じくするような構成のギヤを配置することによって、一対のカム252x,252yに同じ動きをさせることは可能である。
なお、第2実施形態では、近軸部位35aが「近軸部位35a及び外周部位35bのうち剛性保持部240に対して支持される一方の部位」に相当し、外周部位35bが「近軸部位35a及び外周部位35bのうち一方の部位に対して変位可能な他方の部位」に相当する。
以上説明した第2実施形態によると、カム252x,252yは、外周部位35bのうち、近軸部位35aを挟んだ両側箇所に対応して一対設けられる。一対のカム252x,252yは、互いに同じカムプロフィール52aをなし、位相が同調するように駆動される。こうした位相の同調により、変形反射板35の変形における対称性を高めることができるので、虚像6に生じる歪みを低減することができる。
(他の実施形態)
以上、複数の実施形態について説明したが、本開示は、それらの実施形態に限定して解釈されるものではなく、本開示の要旨を逸脱しない範囲内において種々の実施形態及び組み合わせに適用することができる。
具体的に変形例1としては、カム52におけるカムプロフィール52aは、楕円状以外の例えば卵形状であってもよい。
変形例2としては、曲率可変機構51は、カム52を用いて反射面37の曲率を変化させる構成に限られない。例えば曲率可変機構51による他方の部位への作用は、アーム等を用いた引っ張り作用であってもよい。
変形例3としては、拡大導光部31は、さらに追加のミラーとして、曲率が固定された反射面をもつミラーを含む構成であってもよい。曲率が固定された反射面は、平面状であってもよく、凹面状であってもよく、凸面状であってもよい。ミラーの追加によって、直線的な光路を折り曲げることができるので、却ってHUD10の体格拡大が抑制されることがある。また、搭載スペースに対してHUD10の体格を最適化することができる。
変形例4としては、拡大導光部31は、曲率可変機構51を有するミラーユニット32を複数有していてもよい。例えば曲率が変更可能な凹面状の反射面を有する第1のミラーユニットと、曲率が変更可能な凸面状の反射面を有する第2のミラーユニットとを組み合わせて、虚像6の表示距離が変更されるようにしてもよい。複数のミラーユニット32を組み合わせることで、虚像6における収差の発生を抑制しつつ、表示距離を変更することができる。
変形例5としては、表示制御ユニット61のうち少なくとも一部は、HUD10の外部において、HUD10とは別体として設けられてもよい。
本開示に記載の算出部、制御部及びこれらの手法は、コンピュータプログラムにより具体化された一つ乃至は複数の機能を実行するようにプログラムされたプロセッサを構成する専用コンピュータにより、実現されてもよい。あるいは、本開示に記載の装置及びその手法は、専用ハードウエア論理回路により、実現されてもよい。もしくは、本開示に記載の装置及びその手法は、コンピュータプログラムを実行するプロセッサと一つ以上のハードウエア論理回路との組み合わせにより構成された一つ以上の専用コンピュータにより、実現されてもよい。また、コンピュータプログラムは、コンピュータにより実行されるインストラクションとして、コンピュータ読み取り可能な非遷移有形記録媒体に記憶されていてもよい。
1:車両、3:透過部材(ウインドシールド)、6:虚像、21:プロジェクタ、31:拡大導光部、32,232:ミラーユニット、37:反射面、51,251:曲率可変機構(表示距離可変機構)、61:表示制御ユニット、62:算出部、63:制御部

Claims (9)

  1. 車両(1)に用いられ、透光性を有する透過部材(3)を通して視認可能であり前記車両の外環境と重畳する虚像(6)として結像される表示光を、前記透過部材へ向けて投影する虚像表示装置であって、
    前記表示光を投射するプロジェクタ(21)と、
    前記表示光を反射する反射面(37)が設けられたミラーユニット(32,232)を有し、前記プロジェクタからの前記表示光を前記透過部材へ前記虚像を拡大するように導光する拡大導光部(31)と、を備え、
    前記ミラーユニットは、前記反射面の曲率を変更する曲率可変機構(51,251)を有する虚像表示装置。
  2. 前記ミラーユニットは、
    弾性変形可能に形成された弾性基材(36)と、前記弾性基材の表面にて前記弾性基材に追随して変形するように形成された前記反射面と、を有する変形反射板(35)と、
    剛性をもち、前記変形反射板の近軸部位(35a)及び外周部位(35b)のうち一方の部位を支持し、前記近軸部位及び前記外周部位のうち他方の部位を一方の部位に対して変位可能に、前記変形反射板を保持する剛性保持部(40)と、を有し、
    前記曲率可変機構は、前記変形反射板の弾性変形領域における変形量を変更するように、前記他方の部位への作用を変更可能に形成されている請求項1に記載の虚像表示装置。
  3. 前記曲率可変機構は、
    前記他方の部位に押し当てられてカムプロフィール(52a)に応じた前記作用を与えるカム(52,252x,252y)と、
    前記カムを、前記他方の部位上に摺動させるように駆動するカム駆動部(54)と、を有する請求項2に記載の虚像表示装置。
  4. 前記カムプロフィールは、楕円状である請求項3に記載の虚像表示装置。
  5. 前記一方の部位は前記外周部位であり、前記他方の部位は前記近軸部位であり、
    前記カムは、前記反射面とは前記弾性基材を挟んだ反対側から前記他方の部位に押し当てられる請求項3又は4に記載の虚像表示装置。
  6. 前記一方の部位は前記近軸部位であり、前記他方の部位は前記外周部位であり、
    前記カムは、前記外周部位のうち、前記近軸部位を挟んだ両側箇所に対応して、一対設けられ、
    一対の前記カムは、互いに同じ前記カムプロフィールをなし、位相が同調するように駆動される請求項3又は4に記載の虚像表示装置。
  7. 前記剛性保持部は、回転軸(RA)を構成する回転軸部(45)を有し、
    前記ミラーユニットは、前記回転軸部と連結されることにより、前記変形反射板及び前記剛性保持部の両方をまとめて前記回転軸のまわりに回動駆動する回転軸駆動部(49)を有し、
    前記曲率可変機構は、前記剛性保持部に対して保持されることにより、前記回転軸のまわりの回動により前記反射面の向きが変更されても、前記変形反射板との相対位置を維持可能に形成されている請求項2から6のいずれか1項に記載の虚像表示装置。
  8. 前記虚像の視認者の視線方向の情報及び前記車両の外環境における物体の情報を取得し、前記視線方向の情報及び前記物体の情報に基づき、前記虚像の表示距離を算出する算出部(62)と、
    前記算出部により算出された前記虚像の表示距離に基づき、前記曲率可変機構を制御する制御部(63)と、をさらに備える請求項1から7のいずれか1項に記載の虚像表示装置。
  9. 車両(1)に用いられ、当該車両の外環境と重畳する虚像(6)の表示距離を変更する表示距離可変機構(51,251)を有する虚像表示装置(10)による表示を制御する表示制御ユニットであって、
    前記虚像の視認者の視線方向の情報及び前記車両の外環境における物体の情報を取得し、前記視線方向の情報及び前記物体の情報に基づき、前記虚像の表示距離を算出する算出部(62)と、
    前記算出部により算出された前記虚像の表示距離に基づき、前記表示距離可変機構を制御する制御部(63)と、を備える表示制御ユニット。
JP2020068446A 2020-04-06 2020-04-06 虚像表示装置 Active JP7327253B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2020068446A JP7327253B2 (ja) 2020-04-06 2020-04-06 虚像表示装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2020068446A JP7327253B2 (ja) 2020-04-06 2020-04-06 虚像表示装置

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2021165776A true JP2021165776A (ja) 2021-10-14
JP7327253B2 JP7327253B2 (ja) 2023-08-16

Family

ID=78021919

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2020068446A Active JP7327253B2 (ja) 2020-04-06 2020-04-06 虚像表示装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP7327253B2 (ja)

Citations (10)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH09274144A (ja) * 1996-04-02 1997-10-21 Canon Inc 画像表示装置
US6053409A (en) * 1996-03-07 2000-04-25 Accu-Sort Systems, Inc. Dynamic focusing apparatus for an optical imaging system using a deformable mirror
JP2008527433A (ja) * 2005-01-05 2008-07-24 ジーメンス ヴィディーオー オートモーティヴ アクチエンゲゼルシャフト 変形可能なミラーを有するヘッドアップディスプレイ
WO2016103418A1 (ja) * 2014-12-25 2016-06-30 日立マクセル株式会社 車両用情報表示装置
JP2016161773A (ja) * 2015-03-02 2016-09-05 株式会社デンソー ヘッドアップディスプレイシステム
JP2017213933A (ja) * 2016-05-30 2017-12-07 マツダ株式会社 車両用表示装置
JP2018116164A (ja) * 2017-01-18 2018-07-26 パナソニックIpマネジメント株式会社 表示装置
US20180239152A1 (en) * 2017-02-20 2018-08-23 Shanghai XPT Technology Limited Vehicle equipped with head-up display system and operation method of head-up display system thereof
JP2018184114A (ja) * 2017-04-27 2018-11-22 日本精機株式会社 ヘッドアップディスプレイ装置と表示方法
JP2020050162A (ja) * 2018-09-27 2020-04-02 本田技研工業株式会社 表示装置、表示制御方法、およびプログラム

Patent Citations (10)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US6053409A (en) * 1996-03-07 2000-04-25 Accu-Sort Systems, Inc. Dynamic focusing apparatus for an optical imaging system using a deformable mirror
JPH09274144A (ja) * 1996-04-02 1997-10-21 Canon Inc 画像表示装置
JP2008527433A (ja) * 2005-01-05 2008-07-24 ジーメンス ヴィディーオー オートモーティヴ アクチエンゲゼルシャフト 変形可能なミラーを有するヘッドアップディスプレイ
WO2016103418A1 (ja) * 2014-12-25 2016-06-30 日立マクセル株式会社 車両用情報表示装置
JP2016161773A (ja) * 2015-03-02 2016-09-05 株式会社デンソー ヘッドアップディスプレイシステム
JP2017213933A (ja) * 2016-05-30 2017-12-07 マツダ株式会社 車両用表示装置
JP2018116164A (ja) * 2017-01-18 2018-07-26 パナソニックIpマネジメント株式会社 表示装置
US20180239152A1 (en) * 2017-02-20 2018-08-23 Shanghai XPT Technology Limited Vehicle equipped with head-up display system and operation method of head-up display system thereof
JP2018184114A (ja) * 2017-04-27 2018-11-22 日本精機株式会社 ヘッドアップディスプレイ装置と表示方法
JP2020050162A (ja) * 2018-09-27 2020-04-02 本田技研工業株式会社 表示装置、表示制御方法、およびプログラム

Also Published As

Publication number Publication date
JP7327253B2 (ja) 2023-08-16

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP6941816B2 (ja) 回転装置およびヘッドアップディスプレイ装置
JP6693474B2 (ja) ヘッドアップディスプレイ装置
KR20110108292A (ko) 헤드업 디스플레이 장치
JP7001034B2 (ja) 虚像表示装置
KR20150020801A (ko) 헤드 마운트 디스플레이
JP2003029196A (ja) 車載用ヘッドアップディスプレイ装置
JP2004126226A (ja) ヘッドアップディスプレイ
WO2019151498A1 (ja) 表示部材及び表示装置
JP2020064235A (ja) 表示装置
JP2017142284A (ja) 表示装置及びヘッドアップディスプレイ
JP2017026951A (ja) ヘッドアップディスプレイ装置
JPWO2018124299A1 (ja) 虚像表示装置及び方法
JP7327253B2 (ja) 虚像表示装置
WO2018199245A1 (ja) 虚像表示装置及び移動体用表示システム
WO2018199244A1 (ja) 表示システム
JP2020056901A (ja) 虚像表示装置、およびヘッドアップディスプレイ装置
JP2020071441A (ja) 表示装置
JP2021047234A (ja) 画像表示装置
WO2020184506A1 (ja) ヘッドアップディスプレイ装置
JP2020042287A (ja) ヘッドアップディスプレイ装置
JP2020042155A (ja) ヘッドアップディスプレイ装置
WO2019220767A1 (ja) 虚像投影光学系及び表示装置
JPWO2019151314A1 (ja) 表示装置
WO2019177113A1 (ja) 虚像表示光学系及び表示装置
JP7424889B2 (ja) 画像表示装置

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20220714

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20230228

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20230322

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20230510

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20230704

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20230717

R151 Written notification of patent or utility model registration

Ref document number: 7327253

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R151