JP2020071441A - 表示装置 - Google Patents

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Junji Hashimura
淳司 橋村
中村 彰宏
Akihiro Nakamura
彰宏 中村
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Abstract

【課題】投影動作開始時、投影動作停止時、及び投影動作切替時において、奥行き方向を含めて投影位置が異なる虚像を安定して表示することができる表示装置を提供すること。【解決手段】表示装置としてのヘッドアップディスプレイ装置200は、画像を表示する表示素子11と、表示素子11に形成された像を拡大投影する光学系と、画像の投影距離を変化させる投影距離変更部と、表示素子11の動作を制御する表示制御部18と、投影距離変更部の駆動状態を監視する監視部70とを備え、投影動作開始時、投影動作終了時、及び投影動作切替時において、監視部70で検出した投影距離変更部の駆動状態に同期させて表示制御部18によって表示素子11を動作させる。【選択図】図10

Description

本発明は、虚像の投影位置を可変とした表示装置に関するものである。
虚像の表示距離を変化させるヘッドアップディスプレイ(HUD)装置として、走査型の像形成手段と、拡散スクリーンと、投影手段と、拡散スクリーン位置を変える可動手段とを備え、拡散スクリーン位置を変化させることで虚像の奥行き方向の投影位置を変化させるものが公知となっている(特許文献1参照)。このHUD装置は、車の速度に伴って人間が注視する距離が変わることを鑑み、虚像の表示距離を近づけたり遠ざけたりして、運転者の視線移動を少なくするものであり、車、人、障害物等のオブジェクトに対して虚像の表示位置を調整しようとするものではない。
車、人、障害物等のオブジェクトに対して虚像の表示位置を重ねる、又はその近傍に表示させて運転者に危険を伝えるといった目的でHUD装置を使用する場合、運転時の危険というものは視線の遠近に関係なく存在するものであるため、遠距離も近距離にも同時に危険信号を表示できることが好ましい。そのためには、拡散スクリーンを高速駆動し、拡散スクリーンの移動と同期させた映像を像形成手段に対応する表示素子によって生成することで、人間の目には同時に表示されているかのように見せることが考えられる。
高速で虚像投影距離を変化させて3D表示を行うHUD装置において、投影動作開始時及び投影動作終了時に拡散スクリーンの移動速度が変化する場合等に像形成手段に対応する表示素子による動作との同期がずれてしまい、投影される画像の飛びや画像の高速振動等が生じるという問題がある。
特開2009−150947号公報
本発明は、投影動作開始時、投影動作停止時、及び投影動作切替時において、奥行き方向を含めて投影位置が異なる虚像を安定して表示することができる表示装置を提供することを目的とする。
上記課題を解決するため、本発明に係る表示装置は、画像を表示する表示素子と、表示素子に形成された像を拡大投影する光学系と、画像の投影距離を変化させる投影距離変更部と、表示素子の動作を制御する表示制御部と、投影距離変更部の駆動状態を監視する監視部とを備え、投影動作開始時、投影動作終了時、及び投影動作切替時において、監視部で検出した投影距離変更部の駆動状態に同期させて表示制御部によって表示素子を動作させる。ここで、投影動作切替時とは、例えば表示装置が3次元的に虚像の表示距離を可変にするモードと虚像の表示距離を一定距離に固定するモードとを切替える構成である場合のモード切替え時等を意味する。
上記表示装置によれば、投影動作開始時、投影動作終了時、及び投影動作切替時において投影距離変更部の駆動状態を監視しつつ表示素子の動作を投影距離変更部の動作に同期させることにより、虚像を所定の投影位置に安定して投影することができる。これにより、表示装置の投影動作中の様々な段階において、奥行き方向を含めて投影位置が異なる虚像を安定して表示することができる。
本発明の具体的な1つの側面では、上記表示装置において、光学系は、投影光学系と、投影光学系の光射出側に配置される拡大光学系とを含み、拡散機能を有し、投影光学系と拡大光学系との間に配置される中間スクリーンをさらに備え、拡大光学系は、中間スクリーン上の像を拡大し、投影距離変更部は、中間スクリーンを光軸方向に移動させる。この場合、画像の結像位置を直接的に調整することができる。
本発明の別の側面では、中間スクリーンは、回転体に支持されており、投影距離変更部は、回転体を回転軸の周りに回転させる。この場合、中間スクリーンを光軸方向に沿って高速かつ容易に移動させることができる。
本発明のさらに別の側面では、投影距離変更部は、中間スクリーンを30Hz以上で駆動させる。
本発明のさらに別の側面では、監視部は、中間スクリーンの位置情報の計測に用いる計測部材を有する。この場合、監視に必要な目印となる部材により、中間スクリーンの位置情報を容易に計測することができる。
本発明のさらに別の側面では、表示制御部は、投影距離変更部の駆動状態と表示素子の動作との同期がずれた際に、表示素子の動作を調整する。例えば、投影距離変更部の駆動に遅れが生じた場合、表示素子の動作を抑制することで、投影距離変更部の動作に対する表示素子の動作のずれを低減することができる。
本発明のさらに別の側面では、表示制御部は、投影距離変更部の駆動の1周期の間での表示素子の表示速度を線形近似で変化させる。この場合、投影距離変更部の駆動状態を予測して表示素子を動作させることができる。
本発明のさらに別の側面では、表示制御部は、表示素子の動作開始時に、投影距離変更部の駆動状態が検出されない間には表示素子の動作を停止する。この場合、投影距離変更部が初期の駆動状態が不安定な期間における画像の飛びや画像の高速振動等の影響をより少なくすることができる。
(A)は、実施形態の表示装置又はヘッドアップディスプレイ装置を車体に搭載した状態を示す側方断面図であり、(B)は、表示装置を説明する車内側からの正面図である。 表示装置を構成する投影光学系等の具体的な構成例を説明する拡大側方断面図である。 図2の表示装置の監視部の変形例を説明する図である。 (A)及び(B)は、中間スクリーンを組み込んだ拡散部の構造を説明する一部破断平面図及び一部破断側面図であり、(C)は、中間スクリーンの回転に伴う機能領域の移動等を説明する図である。 中間像の位置の変化を具体的に例示する図である。 ヘッドアップディスプレイ装置の全体構造を説明するブロック図である。 具体的な表示状態を説明する斜視図である。 (A)は、図5に対応する図であり、(B)〜(D)は、図7中の表示像又はフレーム枠に対応する図である。 図6に示すヘッドアップディスプレイ装置の動作例を説明する図である。 ヘッドアップディスプレイ装置の投影動作開始時の動作例を説明する図である。 (A)は、投影動作開始のトリガー信号を説明する図であり、(B)は、ヘッドアップディスプレイ装置に設けられる回転駆動部の動作を説明する図であり、(C)は、表示素子の動作開始のトリガー信号を説明する図であり、(D)は、表示素子の動作を説明する図である。 表示素子の周期毎の表示タイミングと表示速度との関係を説明する図である。 ヘッドアップディスプレイ装置の投影動作終了時の動作例を説明する図である。 (A)は、投影動作終了のトリガー信号を説明する図であり、(B)は、ヘッドアップディスプレイ装置に設けられる回転駆動部の動作停止のトリガー信号を説明する図であり、(C)は、回転駆動部の動作を説明する図であり、(D)は、表示素子の動作停止のトリガー信号を説明する図であり、(E)は、表示素子の動作を説明する図である。
〔実施形態〕
以下、図面を参照しつつ、本発明に係る一実施形態の表示装置としてのヘッドアップディスプレイ装置について説明する。
図1(A)及び1(B)は、表示装置としてのヘッドアップディスプレイ装置のうち画像表示装置100を説明する概念的な側方断面図及び正面図である。この画像表示装置100は、例えば自動車の車体2内に搭載されるものであり、投影ユニット10と表示スクリーン20とを備える。画像表示装置100は、投影ユニット10中の後述する表示素子11に表示されている画像情報を表示スクリーン20を介して運転者VDに向けて虚像表示するものであり、表示装置と呼ぶこともある。
画像表示装置100のうち投影ユニット10は、車体2のダッシュボード4内であってディスプレイ50の背後に埋め込むように設置されており、運転関連情報等を含む画像に対応する表示光DLを表示スクリーン20に向けて射出する。表示スクリーン20は、コンバイナーとも呼ばれ、半透過性を有する凹面鏡又は平面鏡である。表示スクリーン20は、下端の支持によってダッシュボード4上に立設され、投影ユニット10からの表示光DLを車体2の後方に向けて反射する。つまり、図示の場合、表示スクリーン20は、フロントウインドウ8とは別体で設置される独立型のものとなっている。表示スクリーン20で反射された表示光DLは、運転席6に座った運転者VDの瞳PU及びその周辺位置に対応するアイボックス(不図示)に導かれる。運転者VDは、表示スクリーン20で反射された表示光DL、つまり車体2の前方にある虚像としての表示像IMを観察することができる。一方、運転者VDは、表示スクリーン20を透過した外界光、つまり前方景色、自動車等の実像を観察することができる。結果的に、運転者VDは、表示スクリーン20の背後の外界像又はシースルー像に重ねて、表示スクリーン20での表示光DLの反射によって形成される運転関連情報等の関連情報を含む表示像(虚像)IMを観察することができる。
ここで、表示スクリーン20をフロントウインドウ8と別体で構成しているが、フロントウインドウ8を表示スクリーンとして用い、フロントウインドウ8内に設定した表示範囲に投影を行って、運転者VDが表示像IMを観察できる構成としてもよい。この際、フロントウインドウ8のガラスの一部領域の反射率をコート等によって変更することで、反射領域を確保することができる。また、フロントウインドウ8での反射角度が例えば60度程度であれば、反射率が15%程度確保され、特にコートを設けなくても透過性を有する反射面として用いることができる。これら以外に、表示スクリーン20をフロントウインドウ8のガラス中に挟む構成とすることもできる。
図2に示すように、投影ユニット10は、表示素子11を含む虚像型の拡大結像系である本体光学系13と、本体光学系13を動作させる表示制御部18と、本体光学系13等を収納するハウジング14とを備える。これらのうち本体光学系13と表示スクリーン20とを組み合わせたものは、表示光学系30を構成する。
本体光学系13は、表示素子11のほかに、表示素子11に形成された画像を拡大した中間像TIを形成する投影光学系15と、中間像TIの結像予定位置又はその近傍(以下では結像位置とも呼ぶ)に配置される拡散部16と、拡散部16上の像(中間像TIそのものの他、中間像TIから位置ずれして僅かにピントがぼけたものも含み、強制中間像TI’とも呼ぶ)を拡大する拡大光学系17とを備える。
表示素子11は、2次元的な表示面11aを有する。表示素子11の表示面11aに形成された像は、投影光学系15で拡大されて拡散部16に設けた螺旋面状の中間スクリーン19に投影される。この際、2次元表示が可能な表示素子11を用いることで、投影光学系15が表示素子11の表示面11aに形成された像を拡大するので、中間スクリーン19への投影像の切替え、つまり表示スクリーン20越しに虚像として表示される表示像IMの切替えを比較的高速とできる。表示素子11は、DMD(Digital Mirror Device)やLCOS(Liquid crystal on silicon)等の反射型の素子であっても、液晶等の透過型の素子であってもよい。なお、液晶等を照明する発光体としては、バックライト、LED(light emitting diode)、半導体レーザーを用いてもよい。特に、表示素子11としてDMDやLCOSを用いると、明るさを維持しつつ画像を高速で切替えること(高速の間欠表示を含む)が容易になり、虚像距離又は投影距離を変化させる表示に有利である。なお、表示素子11は、虚像距離を変化させる場合には、それぞれの虚像距離に対して30fps以上、さらに望ましくは60fps以上のフレームレートで動作する。これにより、異なる虚像距離に複数の表示像(虚像)IMを運転者VDに対して同時に表示されているように見せることが可能になる。特に、90fps以上で表示の切替えを行う場合、DMDやLCOSが表示素子11の候補となる。
投影光学系15は、固定焦点のレンズ系であり、図示を省略するが、複数のレンズ要素を有する。投影光学系15は、表示素子11の表示面11aに形成された画像を中間像TI又は強制中間像TI’として拡散部16上に適当な倍率で拡大投影する。
拡散部16は、投影光学系15による投影位置又は結像位置(つまり、中間像TIの結像予定位置又はその近傍)に配置される部材である。拡散部16は、投影距離変更部である回転駆動部64に駆動されて例えば一定速度で基準軸(回転軸)SXの周りに回転するとともに、センサー66によって回転位置が検出される。つまり、回転駆動部64は、拡散部16(具体的には、後述する回転体16aの中間スクリーン19)に、光軸AX方向に沿った可動範囲内において周期運動を行わせる。センサー66は、回転駆動部64の駆動状態を監視する監視部70となっている。
回転駆動部64は、表示制御部18の制御下で動作しており、センサー66による中間スクリーン19の配置検出結果に基づいて、中間スクリーン19の回転位置や回転速度を表示素子11の投影タイミング(表示タイミング)に合わせて調整している。センサー66は、後述する中間スクリーン19の外周に対向して配置され、中間スクリーン19の途切れ目に相当する段差部16jの通過タイミングを検出することで、中間スクリーン19の配置に関連する回転角を定期的にチェックしている。センサー66としては、例えばフォトインタラプターを用いることができる。一般的なフォトインタラプターは、発光部と光センサー部とを組み込んだセンサーモジュールである。中間スクリーン19の段差部16jでは、反射方向や拡散方向が前後の領域に比較して変動するので、フォトインタラプターの発光部による光検出強度を所定の閾値と比較すること等によって段差部16jの通過を精密に監視できる。なお、図3に示すように、監視部70は、センサー66に付随するものとして、中間スクリーン19の位置情報の計測に用いる計測部材66aを有していてもよい。位置情報の計測に用いる計測部材66aとしては、例えば、中間スクリーン19上にセンサー66に対向して設けられる反射部材等が挙げられる。監視部70が監視に必要な目印となる計測部材66aを有するため、中間スクリーン19の位置情報を容易に計測することができる。なお、センサー66の別の例として、ホール素子、ロータリーエンコーダー等も用いることができる。回転駆動部64の駆動制御が正確である場合、主制御装置90を監視部として、センサー66を省略することもできる。
図4(A)及び4(B)に示すように、拡散部16は、全体として円板に近い輪郭を有する螺旋状の回転体16aと、回転体16aを収納する円筒状の中空枠体16bとを有する。
回転体16aは、中央部16cと外周光学部16pとを有する。回転体16aの外周光学部16pに形成された一方の表面16f(本実施形態では、投影光学系15側又は+Y側の面)は、平滑面又は光学面に形成されており、表面16f上には、全域に亘って中間スクリーン19が形成されている。
中間スクリーン19は、配光角を所望の角度に制御した拡散板である。中間スクリーン19は、回転体16aに貼り付けられるシートとできるが、回転体16aの表面に形成された微細な凹凸パターンであってもよい。さらに、中間スクリーン19は、回転体16aの内部に埋め込むように形成されたものであってもよい。中間スクリーン19は、入射した表示光DLを拡散させることによって中間像TI又は強制中間像TI’を形成する(図2参照)。
回転体16aの外周光学部16pに形成された他方の表面16s(本実施形態では、拡大光学系17側の面)は、平滑面又は光学面に形成されている。回転体16aは、光透過性を有する螺旋状の部材であり、一対の表面16f,16sは、基準軸SXを螺旋軸とする螺旋面となっている。結果的に、一方の表面16f上に形成された中間スクリーン19も連続的な螺旋面に沿って形成されたものとなっている。中間スクリーン19は、螺旋の1周期に対応する範囲に形成されている。つまり、中間スクリーン19は、螺旋の1ピッチ分の範囲に形成されている。この結果、拡散部16の周に沿った1箇所に段差部16jが形成され、この段差部16jは、螺旋端に対応する位置で光軸AX方向又は基準軸SX方向に30mm以下の距離差又はピッチを与えるものとなっている。段差部16jは、中間スクリーン19の境界部でもある。段差部16jは、螺旋端間の段差を繋ぐとともに、拡散部16を回転させる基準軸SXを含む平面に対して傾斜した接続面16kを有する。上記のように、回転体16aの一対の表面16f,16sが基準軸SXを螺旋軸とする螺旋面であることから、回転体16aは、基準軸SX又は光軸AX方向に関して略等しい厚みtを有する。
回転体16aにおいて、周方向に沿った1箇所は、本体光学系13の光軸AXが通る機能領域FAとなっており、機能領域FAにおける中間スクリーン19の部分によって中間像TIが形成される。この機能領域FAは、回転体16aの回転に伴って回転体16a上において一定速度で移動する。つまり、回転体16aを回転させつつその一部である機能領域FAに表示光DLを入射させることで、機能領域FA又は中間像TIの位置が光軸AXに沿って移動する(表示素子11の表示が動作していなければ、必ずしも表示としての中間像は形成されないが、中間像が形成されるであろう位置も中間像の位置と呼ぶ)。図示の例では、中間スクリーン19が螺旋の1周期に対応する範囲に形成されているので、回転体16aの1回転で中間スクリーン19が空間的に移動し、中間スクリーン19の機能領域FA又は中間像TIは、光軸AX方向に段差に相当する距離だけ移動することになる。なお、投影光学系15は、中間スクリーン19の位置によってピントぼけが生じないように、機能領域FAの移動範囲以上の所定の焦点深度を有している。また、投影光学系15にフォーカシングする機能を持たせることで、ぼけのない像を得ることも可能である。
中空枠体16bは、円柱状の外形輪郭を有し、側面部16eと一対の端面部16g,16hとで構成される。側面部16eと一対の端面部16g,16hとは、光透過性を有する同一の材料で形成されている。ただし、側面部16eは、光透過性を有していなくてもよい。一方の端面部16gの主面63a,63bは、互いに平行な平滑面又は光学面となっており、他方の端面部16hの主面64a,64bも、互いに平行な平滑面又は光学面となっている。ここで、主面63a,63b又は主面64a,64bは必ずしも平行な平面でなくてもよく、少なくとも機能領域FAに相当する範囲を自由曲面形状や非球面形状とすれば、例えば性能確保が難しい高倍率の光学系においても、光学系に要求される歪みや像面性等の像性能を確保することができるので、必要に応じて望ましい面形状を選択すればよい。中空枠体16b中の回転体16aは、一対の中心軸部65を介して中空枠体16bに固定されており、中空枠体16bと回転体16aとは基準軸SXの周りに一体的に回転する。このように、中間スクリーン19を設けた回転体16aを中空枠体16b中に配置することで、回転体16aに塵等が付着することを抑制でき、回転体16aの回転に伴う音の発生を抑制することができ、回転体16aの高速での回転を安定化させることが容易になる。なお、回転体16aは、その外周部分において中空枠体16bに固定してもよい。この場合、回転体16aの厚みtを薄くすることが容易になる。
図2に戻って、回転駆動部64によって拡散部16を一定速度で基準軸SXの周りに回転させることで、回転体16a又は中間スクリーン19が光軸AXと交差する位置(つまり機能領域FA)も光軸AX方向に移動する。つまり、図4(C)に示すように、回転体16aの回転に伴って、中間スクリーン19上の機能領域FAは、例えば元の機能領域FA1から等角度でずれた位置に設定された隣接する機能領域FA2,FA3に順次シフトし、光軸AX方向に移動する。このような機能領域FAの光軸AX方向への移動により、中間像TIの位置も光軸AX方向に移動させることができる。詳細は後述するが、例えば中間像TIの位置を拡大光学系17側に移動させることにより、表示像IMまでの虚像距離又は投影距離を減少させることができる。また、中間像TIの位置を表示素子11側に移動させることにより、表示像IMまでの虚像距離又は投影距離を増加させることができる。
拡大光学系17は、投影光学系15によって形成された中間像TIを表示スクリーン20と協働して拡大し、運転者VDの前方の表示スクリーン20越しに虚像としての表示像IMを形成する。拡大光学系17は、少なくとも1枚のミラーで構成されるが、図示の例では2枚のミラー17a,17bを含む。拡大光学系17は、回転体16aの機能領域FAにおける中間スクリーン19の湾曲(つまり中間像TIの像面湾曲)を補正するような光学特性を有するものとできる。
図2等に示す画像表示装置100において、表示制御部18の制御下でセンサー66によって監視しつつ回転駆動部64を動作させることで、拡散部16が基準軸SXの周りに回転して機能領域FAに対応する中間像TIの位置が光軸AX方向に繰り返し周期的に移動し、拡大光学系17によって表示スクリーン20の背後に形成される虚像としての表示像IMと観察者である運転者VDとの距離を大きく、又は小さくすることができる。このように、表示制御部18の制御下で、投影される表示像IMの位置を前後に変化させるとともに、表示素子11による表示内容をその位置に応じたものとすることで、表示像IMまでの虚像距離又は投影距離を変化させつつ表示像IMの表示内容を変化させることになり、一連の投影像としての表示像IMを3次元的なものとすることができる。なお、機能領域FAが光軸AX方向に移動しても、機能領域FAにおける中間スクリーン19の湾曲状態は維持されるので、表示像IMの位置に関わらず拡大光学系17による補正の効果は維持される。
拡散部16又は回転体16aの回転速度又は機能領域FAの移動速度は、虚像としての表示像IMが複数個所又は複数投影距離に同時に表示されているかのように見せることができる速度であることが望ましい。回転駆動部64は、例えば30Hz以上の速度で回転体16a又は中間スクリーン19を回転駆動させ、結果的に中間スクリーン19を光軸AX方向に高速に移動させる。高速性を有する表示素子11の表示と同期して高速で中間スクリーン19を駆動することにより、人間の目で判別が困難なほど高速に複数の投影距離に虚像を表示することができる。これにより、表示像(虚像)IMが複数の投影距離に同時に表示されているように見せることができる。
図5は、拡散部16の回転に伴う中間像TIの位置の変化を具体的に例示する図である。拡散部16の機能領域FAは、光軸AX方向に沿って鋸歯状の経時パターンPAで繰り返し周期的に移動しており、中間像TIの中心位置も、表示素子11が連続表示を行っている場合、図示のように光軸AX方向に沿って鋸歯状の経時パターンPAで繰り返し周期的に移動する。つまり、中間像TIの位置は、段差部16jに対応する箇所で不連続的ながら、拡散部16の回転に伴って連続的かつ周期的に変化する。この結果、図示を省略するが、表示像(虚像)IMの位置も、スケールは異なるが、中間像TIの位置と同様に光軸AX方向に沿って繰り返し周期的に移動し、投影距離を連続的に変化させることができる。ここで、表示素子11は、連続表示を行うものでなく、表示内容を切り替えつつ間欠的な表示を行うものであるから、中間像TIの表示位置も鋸歯状の経時パターンPA上における離散的な位置となる。経時パターンPAにおいて、最も近距離側の表示位置Pnと最も遠距離側の表示位置Pfとは、例えば経時パターンPAの両端に設定される。また、経時パターンPAの途切れ目PDは、拡散部16の回転体16aに設けた段差部16jに対応する。
図6は、ヘッドアップディスプレイ装置200の全体構造を説明する概念的ブロック図であり、ヘッドアップディスプレイ装置200は、その一部として画像表示装置100を含む。画像表示装置100は、図2に示す構造を有するものであり、ここでは説明を省略する。
ヘッドアップディスプレイ装置200は、画像表示装置100のほかに、運転者検出部71と、環境監視部72と、主制御装置90とを備える。
運転者検出部71は、運転者VDの存在や視点位置を検出する部分であり、運転席用カメラ71aと、運転席用画像処理部71bと、運転席画像判断部71cとを備える。運転席用カメラ71aは、車体2内のダッシュボード4の運転席6正面に設置されており(図1(B)参照)、運転者VDの頭部及びその周辺の画像を撮影する。運転席用画像処理部71bは、運転席用カメラ71aで撮影した画像に対して明るさ補正等の各種画像処理を行って運転席画像判断部71cでの処理を容易にする。運転席画像判断部71cは、運転席用画像処理部71bを経た運転席画像からオブジェクトの抽出又は切り出しを行うことによって運転者VDの頭部や目を検出するとともに、運転席画像に付随する奥行情報から車体2内における運転者VDの頭部の存否とともに運転者VDの目の空間的な位置(結果的に視線の方向)を算出する。
環境監視部72は、検出領域内に存在するオブジェクトを検出するオブジェクト検出部であり、前方に近接して存在する移動体や人、具体的には自動車、自転車、歩行者等をオブジェクトとして識別し、オブジェクトの3次元的な位置情報を抽出する3次元計測器を有する。環境監視部72は、3次元計測器として、外部用カメラ72aと、外部用画像処理部72bと、外部画像判断部72cとを備える。外部用カメラ72aは、可視又は赤外域において外界像の撮影を可能にする。外部用カメラ72aは、車体2内外の適所に設置されており、運転者VD又はフロントウインドウ8の前方の検出領域VF(後述する図7参照)を外部画像として撮影する。外部用画像処理部72bは、外部用カメラ72aで撮影した外部画像に対して明るさ補正等の各種画像処理を行って外部画像判断部72cでの処理を容易にする。外部画像判断部72cは、外部用画像処理部72bを経た外部画像からオブジェクト画像の抽出又は切り出しを行うことによって自動車、自転車、歩行者等のオブジェクト(具体的には、後述する図7中のオブジェクトOB1,OB2,OB3参照)の存否を検出するとともに、外部画像に付随する奥行情報から車体2前方におけるオブジェクトの空間的な位置を算出し3次元的な位置情報として記憶部72mに保管する。
運転席用カメラ71aや外部用カメラ72aは、図示を省略しているが、例えば複眼型の3次元カメラである。つまり、両カメラ71a,72aは、結像用のレンズと、CMOSその他の撮像素子とを一組とするカメラ素子をマトリックス状に配列したものであり、撮像素子用の駆動回路をそれぞれ有する。各カメラ71a,72aを構成する複数のカメラ素子は、例えば奥行方向の異なる位置にピントを合わせるようになっており、又は相対的な視差を検出できるようになっており、各カメラ素子から得た画像の状態(フォーカス状態、オブジェクトの位置等)を解析することで、画像内の各領域又はオブジェクトまでの距離を判定できる。
なお、上記のような複眼型のカメラ71a,72aに代えて、2次元カメラと赤外距離センサーとを組み合わせたものを用いても、撮影した画面内の各部(領域又はオブジェクト)に関して奥行方向の距離情報を得ることができる。また、複眼型のカメラ71a,72aに代えて、2つの2次元カメラを分離配置したステレオカメラによって、撮影した画面内の各部(領域又はオブジェクト)に関して奥行方向の距離情報を得ることができる。その他、単一の2次元カメラにおいて、焦点距離を高速で変化させながら撮像を行うことによっても、撮影した画面内の各部(領域又はオブジェクト)に関して奥行方向の距離情報を得ることができる。
表示制御部18は、主制御装置90の制御下で表示光学系30を動作させて、表示スクリーン20の背後に虚像距離又は投影距離が変化する3次元的な表示像IMを表示させる。
主制御装置90は、画像表示装置100、環境監視部72等の動作を調和させる役割を有する。主制御装置90は、例えば表示制御部18を介して回転駆動部64を動作させることによって、表示光学系30による表示像IMである虚像の投影距離を周期的に変化させる。つまり、主制御装置90等は、表示像IMである虚像の奥行き方向に関する投影位置を周期的に変化させる。また、主制御装置90は、環境監視部72によって検出したオブジェクトの空間的な位置に対応するように、表示光学系30によって投影されるフレーム枠HW(図7参照)の空間的な配置を調整する。すなわち、主制御装置90は、環境監視部72から受信した表示形状や表示距離を含む表示情報から、表示光学系30に表示させる表示像IMを生成する。表示像IMの表示内容は、回転駆動部64の動作に同期したもの、つまり中間像TIの移動に同期させたものとなっている。表示像IMは、例えば表示スクリーン20の背後に存在する自動車、自転車、歩行者その他のオブジェクトに対してその奥行き位置方向に関して周辺に位置するフレーム枠HW(図7参照)のような標識とすることができる。このフレーム枠HWは、説明の便宜上奥行きのない状態で示されているが、実際は表示ゾーンの奥行き幅に対応して一定の奥行き幅を有するものとなっている。以上のように、主制御装置90は、表示制御部18と協働して像付加部として機能し、検出されたオブジェクトまでの目標距離が投影距離と略一致するタイミングで、検出されたオブジェクトに対して表示光学系30によって虚像として関連情報像を付加する。
主制御装置90は、運転者検出部71から運転者VDの存在や目の位置に関する検出出力を受け取る。これにより、表示光学系30による表示像IMの投影の自動的な開始や停止が可能になる。また、運転者VDの視線の方向のみに表示像IMの投影を行うこともできる。さらに、運転者VDの視線の方向の表示像IMのみを明るくする、点滅する等の強調を行った投影を行うこともできる。
図7は、具体的な表示状態を説明する斜視図である。運転者VDの前方は観察視野に相当する検出領域VFとなっている。検出領域VF内、つまり道路及びその周辺に、歩行者等である人のオブジェクトOB1,OB3や、自動車等である移動体のオブジェクトOB2が存在すると考える。この場合、主制御装置90は、画像表示装置100によって3次元的な表示像(虚像)IMを投影させ、各オブジェクトOB1,OB2,OB3に対して関連情報像としてのフレーム枠HW1,HW2,HW3を付加する。この際、運転者VDから各オブジェクトOB1,OB2,OB3までの距離が異なるので、フレーム枠HW1,HW2,HW3を表示させる表示像IM1,IM2,IM3までの虚像距離は、運転者VDから各オブジェクトOB1,OB2,OB3までの距離に相当するものとなっている。
なお、表示像IM1,IM2,IM3の虚像距離は、離散的であり、オブジェクトOB1,OB2,OB3までの現実の距離に対して常に正確に一致させるということはできない。ただし、表示像IM1,IM2,IM3の虚像距離と、オブジェクトOB1,OB2,OB3までの現実の距離との差が大きくなければ、運転者VDの視点が動いても視差が生じにくく、オブジェクトOB1,OB2,OB3とフレーム枠HW1,HW2,HW3との配置関係を略維持することができる。
図8(A)は、図5に対応し、図8(B)は、図7中の表示像IM3又はフレーム枠HW3に対応し、図8(C)は、図7中の表示像IM2又はフレーム枠HW2に対応し、図8(D)は、図7中の表示像IM1又はフレーム枠HW1に対応している。図8(A)〜8(D)より明らかなように、表示像IM1は、回転体16aの機能領域FA又は中間像TIが表示位置P1を中心とする所定範囲内の位置にあるときの表示像に対応する。同様に、表示像IM2は、回転体16aの機能領域FA又は中間像TIが表示位置P2を中心とする所定範囲内の位置にあるときの表示像に対応し、表示像IM3は、回転体16aの機能領域FA又は中間像TIが表示位置P3を中心とする所定範囲内の位置にあるときの表示像に対応する。中間像TIの移動を基準とする1周期でみた場合、順に、表示位置P1に対応する表示像IM1又はフレーム枠HW1が表示され、表示位置P2に対応する表示像IM2又はフレーム枠HW2が表示され、表示位置P3に対応する表示像IM3又はフレーム枠HW3が表示される。以上の1周期が視覚的に短ければ、表示像IM1,IM2,IM3の切替えが非常に速くなり、観察者である運転者VDは、フレーム枠HW1,HW2,HW3を奥行きがある画像として同時に観察していると認識する。
図9は、主制御装置90の動作を説明する概念図である。まず、主制御装置90は、環境監視部72を利用してオブジェクトOB1,OB2,OB3を検出した場合、オブジェクトOB1,OB2,OB3に対応するフレーム枠HW1,HW2,HW3に対応する画像の表示データを生成し、不図示の記憶部に保管する(ステップS11)。その後、主制御装置90は、ステップS11で得た表示データを、対応する虚像距離及び表示ゾーンに振り分けるようなデータの変換を行う(ステップS12)。具体的には、オブジェクトOB1,OB2,OB3の位置に応じて、対応するフレーム枠HW1,HW2,HW3を対応する虚像距離の表示ゾーンのいずれか1つに割り当てる。次に、主制御装置90は、フレーム枠HW1,HW2,HW3に対応する表示データを割り当てた虚像距離及び表示ゾーンに適合するように加工し、不図示の記憶部に保管する(ステップS13)。最後に、主制御装置90は、ステップS13で得た表示データを、回転駆動部64の動作に同期して表示制御部18に出力し、表示素子11に回転体16aの機能領域FAに応じた表示動作を行わせる(ステップS14)。
以下、画像表示装置100又はヘッドアップディスプレイ装置200の投影動作の開始時及び終了時について説明する。画像表示装置100又はヘッドアップディスプレイ装置200は、投影動作開始時及び投影動作終了時において、投影距離変更部である回転駆動部64の動作と表示素子11の動作のタイミングを調整する。
以下、図10及び図11(A)〜11(D)を参照しつつ、画像表示装置100の投影動作開始時の動作、つまり図9のステップS14の処理開始時について説明する。画像表示装置100は、投影動作開始時において、監視部70で検出した回転駆動部64の駆動状態に同期させて表示制御部18によって、表示素子11を動作させる。
まず、画像表示装置100又はヘッドアップディスプレイ装置200に投影動作開始指令がなされる(ステップS21)。図11(A)に示すように、投影動作開始のトリガー信号T1が主制御装置90から表示制御部18に出力される。投影動作開始指令は、(1)例えば自動車のエンジンのオン動作やヘッドアップディスプレイ装置200のスイッチのオン動作によって、又は(2)例えば3次元的に虚像の表示距離を可変にするモードと虚像の表示距離を一定距離に固定するモードとを切替えられる構成の場合には、モードの切替えを行うタイミングで、モード切替スイッチの動作実施した際や自動モード切替え等の判断を装置の制御で行ったタイミング等のトリガーによって、生じさせることができる。
次に、表示制御部18の制御下で回転駆動部64の動作を開始させる(ステップS22)。具体的には、回転体16aを回転駆動部64を用いて所定の回転速度で回転させ、中間スクリーン19を光軸AX方向に沿って移動させる。ステップS22において、上述の投影動作開始のトリガー信号T1の出力から回転駆動部64の動作が開始されるまでの遅延時間は例えば1秒以下、好ましくは10ミリ秒以下である。図11(B)に示すように、回転駆動部64の動作開始時において回転体16aの回転速度は上昇し、安定時において回転体16aは所定の速度A1に達する。
次に、表示制御部18は、主制御装置90の制御下で表示素子11の動作停止状態を継続する信号を表示素子11に出力する(ステップS23)。なお、ステップS23は、ステップS21の後に一定期間毎に行われていてもよい。
次に、主制御装置90は、監視部70を用いて回転体16a又は中間スクリーン19の回転位置を監視しつつ、回転駆動部64の移動タイミングと表示素子11の発光タイミングとの同期が可能な状態であるか否かを判断する(ステップS24)。投影動作開始時における同期可能判定では、回転駆動部64の動作が安定(例えば、回転体16aが一定回転速度で回転)している必要はなく、監視部70によって回転駆動部64の駆動状態(回転体16aの回転位置や回転速度等)が検出されていればよい。回転駆動部64の動作と表示素子11の動作とが同期可能状態である場合(ステップS24のYes)、表示制御部18の制御下で表示素子11の動作を開始させる(ステップS25)。ステップS25において、表示素子11の発光タイミング(表示タイミング)は、回転駆動部64と同期したものとなっている。
一方、同期可能状態でない場合(ステップS24のNo)、ステップS23に戻る。例えば、投影動作開始後の初期において、回転駆動部64の駆動状態(回転体16aの回転位置や回転速度等)が検出されない場合がある。表示制御部18は、表示素子11の動作開始時に、回転駆動部64の駆動状態が検出されない間には表示素子11の動作を停止したままとする。これにより、回転駆動部64が初期の駆動状態が不安定な期間における画像の飛びや画像の高速振動等の影響をより少なくすることができる。
図11(C)に示すように、ステップS24のYesの後に表示制御部18から表示素子11の動作開始のトリガー信号T2が出力される。このトリガー信号T2により表示素子11の動作が開始され(ステップS25)、図11(D)に示すように、表示制御部18は、表示素子11の発光タイミングを回転駆動部64の移動タイミングに同期するように動作させつつ、所定の表示速度A2に達するように制御する。これにより、投影動作開始時の表示素子11及び回転駆動部64の動作状態が変化する期間において、表示素子11と回転駆動部64の同期ずれを低減することができる。ステップS25の初期の段階において、回転駆動部64の駆動状態は変化し続けており、回転体16aが所定の速度A1に達するまで回転速度又は回転数が上がる。表示制御部18は、回転駆動部64の駆動状態と表示素子11の動作との同期がずれた際に、表示素子11の動作を調整する。例えば、回転駆動部64の駆動に遅れが生じた場合、表示素子11の動作を抑制することで、回転駆動部64の動作に対する表示素子11の動作のずれを低減することができる。同期の取り方として、例えば表示制御部18に設けた不図示のPID(Proportional-Integral-Differential)制御部を用いてサーボ機構を動作させ、表示素子11の動作、中間スクリーン19の動作等のフィードバック制御を行う。サーボ機構は、PID制御部を介して、表示素子11の発光タイミングや、回転体16aの回転数又は回転速度等が設定値から外れた場合に、設定値になるようにこれらを自動制御する。なお、表示素子11及び回転駆動部64の動作が安定した後も表示素子11と回転駆動部64の同期状態は一定期間毎又は定常的に監視することが好ましい。
ステップS25において、表示制御部18は、回転駆動部64の駆動の1周期の間での表示素子11の表示速度を線形近似で変化させる。これにより、回転駆動部64の駆動状態を予測して表示素子11を動作させることができる。なお、表示素子11の表示速度を曲線形で変化させてもよい。
図12に、画像表示装置100又はヘッドアップディスプレイ装置200を立ち上げて表示を開始した際の虚像距離又は表示距離の近距離側から遠距離側までの1周期毎の表示タイミングと表示速度との関係を示す。横軸は、時間であり、縦軸は表示速度(近距離側から遠距離側までを1周期とした場合の1秒当たりの表示回数を表す周波数)である。例えば、時間t0〜t1の間で近距離側から遠距離側まので1周期分の表示、時間t1〜t2の間で次の1周期分の表示のように、時間tk−1〜tk(k=1、2、3…)の間にk番目の周期の表示を行う。図示の例では、表示開始時の速度変化を徐々に速めていく場合を示しており、徐々に速くなる表示速度に対して、表示素子11による表示の周期も回転駆動部64の動作と同期させながら速めていくものになっている。具体的には、時間t0に表示速度0から駆動を開始し、徐々に速度を速めながら時間tsまで加速し、時間ts以降には一定速度での表示を行っている。表示開始や後述する表示停止の際に、一度に速度を速めたり遅くしたりすると、駆動系の必要トルクを大きくしないといけない等、信頼性の面でも問題が生じるため、図示のように、徐々に速度を速めたり遅くしたりすることが望ましい。この際、表示素子11は、回転駆動部64の駆動速度に合わせたタイミングで表示を行う。つまり、時間t0〜t1、t1〜t2、…、tk−1〜tkの表示の1周期に相当する各期間内において、近距離側から遠距離側までの1周期分の表示を行うもので、それぞれの周期のタイミングに合わせて1周期の表示を行う。なお、タイミングがずれた表示を行うと、表示に飛びやサイズ変化等が生じ、観察者である運転者VDにとって違和感を感じる表示となる。この違和感は、カラー画像を表示する場合に顕著となる。
各周期における表示速度は、直前の回転駆動部64の駆動状態(回転体16aの回転位置や回転速度等)から1周期単位や複数周期単位で次周期の駆動状態を予測して次周期の表示動作に反映させてもよい。また、所定の周期単位で回転駆動部64の駆動状態を監視し、対応する表示速度に変化させてもよい。この際、表示される画像のちらつきが目立たないように、各装置間の動作の遅延時間を考慮することが好ましい。
以下、図13及び図14(A)〜14(E)を参照しつつ、画像表示装置100の投影動作終了時の動作について説明する。画像表示装置100は、投影動作終了時において、監視部70で検出した回転駆動部64の駆動状態に同期させて表示制御部18によって表示素子11を動作させる。
まず、画像表示装置100又はヘッドアップディスプレイ装置200の投影動作中において、表示素子11は定常表示状態となっている(ステップS31)。図14(E)に示すように、ステップS31において、表示素子11は、所定の表示速度A2を維持するように動作されている。なお、表示速度A2は、回転駆動部64の駆動状態と同期する許容範囲内で変動してもよい。
次に、画像表示装置100又はヘッドアップディスプレイ装置200に投影動作終了指令がなされる(ステップS32)。図14(A)に示すように、投影動作終了のトリガー信号T3が主制御装置90から表示制御部18に出力される。投影動作終了指令は、(1)例えば自動車のエンジンのオフ動作やヘッドアップディスプレイ装置200のスイッチのオフ動作によって、又は(2)例えば3次元的に虚像の表示距離を可変にするモードと虚像の表示距離を一定距離に固定するモードとを切替えられる構成の場合には、モードの切替えを行うタイミングで、モード切替スイッチの動作実施した際や自動モード切替え等の判断を装置の制御で行ったタイミング等のトリガーによって、生じさせることができる。
次に、表示制御部18に表示動作停止指令がなされる(ステップS33)。図14(D)に示すように、表示動作停止のトリガー信号T5が主制御装置90から表示制御部18に出力される。これにより、表示制御部18の制御下で表示素子11の動作を終了させる。具体的には、表示制御部18は、表示素子11の表示速度を徐々に低下させて表示素子11の動作を停止させる。ここで、ステップS33から後述するステップS35までにおいて、回転駆動部64は、表示素子11の動作と同期して回転体16aの回転速度を減速させることが好ましい。つまり、回転駆動部64の停止(ステップS35)まで、表示素子11の表示タイミングは、回転駆動部64と同期したものとなっている。なお、表示速度の低下に伴い、表示輝度も低減させてもよい。表示輝度を低下させる場合には、表示輝度の閾値を安定時の表示輝度の1/100〜1/10以下とすることが望ましい。閾値は、外界や運転者VDの周囲の環境によって決定されるものである。
次に、主制御装置90は、表示素子11が表示停止状態であるか否かを判断する(ステップS34)。表示素子11が表示停止状態である場合(ステップS34のYes)、表示制御部18の制御下で回転駆動部64の表示を停止させる(ステップS35)。具体的には、表示速度が略ゼロに達したときに、表示素子11が表示停止状態であると判断する。表示素子11の動作停止は、表示素子11の電流値やモニターによる検知等によって判断する。表示素子11が表示停止状態となった直後に、図14(B)に示すように、主制御装置90から回転駆動部64の動作を停止させるトリガー信号T4が出力される。図14(C)に示すように、このトリガー信号T4により回転駆動部64の動作が停止される。ここで、直後とは、表示素子11の動作停止の直ぐ後の他に、動作停止と略同時の場合も含む。これにより、回転駆動部64の動作に対する表示素子11の動作のずれを低減することができる。回転駆動部64は、上述のように回転体16aの回転速度を減速させつつ最終的に動作を停止させることが望ましい。なお、ステップS33〜S35において、
一方、表示素子11が表示停止動状態でない場合(ステップS34のNo)、ステップS36における監視及び同期の判断を行う。
ステップS36において、主制御装置90は、監視部70を用いて回転体16a又は中間スクリーン19の回転位置を監視しつつ、回転駆動部64の移動タイミングと表示素子11の表示タイミングとの同期が可能な状態であるか否かを判断する。投影動作終了時における同期可能判定では、表示素子11の動作が安定(例えば、表示速度が一定)している必要はなく、監視部70によって回転駆動部64の駆動状態(回転体16aの回転位置や回転速度等)が検出されていればよい。回転駆動部64の動作と表示素子11の動作とが同期可能状態である場合(ステップS36のYes)、ステップS34に戻る。つまり、表示素子11の動作が終了するまでステップS36が繰り返される。
一方、同期可能状態でない場合(ステップS36のNo)、主制御装置90からのトリガー信号T4により表示素子11の動作が停止されるとともに(ステップS37)回転駆動部64の動作が停止される(ステップS35)。例えば、投影終了後の終期において、回転駆動部64の駆動状態(回転体16aの回転位置や回転速度等)が検出されない場合がある。表示制御部18は、表示素子11の動作終了時に、回転駆動部64の駆動状態が検出されない間には、すぐに表示素子11の動作を停止した上で回転駆動部64の動作を停止する。これにより、回転駆動部64が終期の駆動状態が不安定な期間における画像の飛びや画像の高速振動等の影響をより少なくすることができる。
以上で説明したヘッドアップディスプレイ装置200又は画像表示装置100によれば、投影動作開始時及び投影動作終了時において投影距離変更部である回転駆動部64の駆動状態を監視しつつ表示素子11の動作を回転駆動部64の動作に同期させることにより、表示像(虚像)IMを所定の投影位置に安定して投影することができる。これにより、画像表示装置100の投影動作中の様々な段階において、奥行き方向を含めて投影位置が異なる虚像を安定して表示することができる。
〔その他〕
以上では、具体的な実施形態としての表示装置について説明したが、本発明に係る表示装置は、上記のものには限られない。例えば、上記実施形態において、画像表示装置100の配置を上下反転させて、フロントウインドウ8の上部又はサンバイザー位置に表示スクリーン20を配置することもでき、この場合、投影ユニット10の斜め下方前方に表示スクリーン20が配置される。また、表示スクリーン20は、自動車の従来のミラーに対応する位置に配置してもよい。
上記実施形態において、拡散部16の中空枠体16bは必須でなく、回転体16aのみとすることができる。この場合も、段差部16jに傾斜した接続面16kを形成しているので、回転体16aの回転に伴う音の発生を抑制することができ、回転体16aの回転を安定化させることができる。
上記実施形態において、回転体16aに設定する機能領域FAは、図3(A)に示すものに限らず、様々な配置、形状等とすることができる。つまり、機能領域FAは、回転体16a上の分離した位置に設定する必要がなく、回転体16a上の連続した所望の位置に設定することができる。
上記実施形態において、表示像IMの投影距離の分割数も、3つに限らず、用途に応じて4つ以上の様々な設定とすることができる。
上記実施形態において、表示スクリーン20の輪郭は、矩形に限らず、様々な形状とすることができる。
上記実施形態において、投影光学系15や拡大光学系17は、単なる例示であり、これら投影光学系15及び拡大光学系17の光学的構成については適宜変更することができる。
上記実施形態において、投影距離変更部として回転駆動部64を動作させて中間スクリーン19を光軸AX方向に移動させて虚像の投影距離を変化させたが、表示光学系30の他の部材、例えば投影光学系15のレンズ要素、表示素子11、表示スクリーン20等を移動させて虚像の投影距離を変化させてもよい。また、中間スクリーン19を平板状の光学素子に設け、当該光学素子を光軸AXに沿って周期的に移動させてもよい。
上記実施形態において、投影動作開始時及び投影動作終了時における回転駆動部64の動作と表示素子11の動作との同期方法について説明したが、投影動作切替時にも同様に、監視部70で検出した回転駆動部64の駆動状態に同期させて表示制御部18によって表示素子11を動作させることができる。ここで、投影動作切替時とは、例えば画像表示装置100が3次元的に虚像の表示距離を可変にするモード(3次元表示)と虚像の表示距離を一定距離に固定するモード(固定表示)とを切替える構成である場合のモード切替え時等を意味する。
表示距離を一定距離とする場合には、主制御装置90の監視部70を用いて回転体16a又は中間スクリーン19の回転位置を監視しつつ、回転体16aが所望の位置に配置されたときに回転駆動部64を停止させる。3次元的に虚像の表示距離を可変にするモードから虚像の表示距離を一定距離に固定するモードへ切替える際の表示については、例えば回転駆動部64の移動タイミングと表示素子11の表示タイミングとの同期が可能な状態であることを監視部70で監視しつつこれらの同期をとることにより、虚像の表示距離を一定距離に固定するモードにおいて、中間スクリーン19の回転位置が予め設定された距離となるべき位置にて表示を行うようにすれば、切替えの動作がなされてほぼ遅れなく一定距離での表示が可能となり、観察者である運転者VDにとって投影動作のスムーズな切替えが可能となる等の利点が生じる。また、この際に固定する虚像の表示距離に関しては、例えば最も近接の虚像距離でもよいし、運転者VDから10〜15m離れた位置付近の、予め装置側で設定された距離でもよい。また、最短の虚像距離から最長の虚像距離までの間、又は最短距離から最長距離までの間で装置として設定を可能とする虚像距離の間で運転者VDが任意に設定することも可能である。さらに、3次元表示から固定表示へのモード切替の際において中間スクリーン19の位置が一定距離となるまでの間に、例えば最近接の虚像距離からそれより長い固定距離まで徐々に表示距離を変化させるような表示、最長の虚像距離からそれより短い固定距離まで徐々に表示距離を変化させるような表示、又はモード切替えの直前に表示していた距離から徐々に距離を変えて固定距離とする表示も、監視部70で中間スクリーン19の回転位置を監視しつつら表示距離を制御しながら実施することができる。
逆に、虚像の表示距離を一定距離に固定するモードから3次元的に虚像の表示距離を可変にするモードへ切替える際の表示については、主制御装置90の監視部70を用いて回転体16a又は中間スクリーン19の回転位置を監視しつつ、固定距離での虚像表示から運転中のシーンに応じた3次元での虚像表示に切替えればよい。
本発明の表示装置は、車その他の移動体に搭載されるヘッドアップディスプレイ装置に限らず、3次元表示を行うヘッドマウント装置、ウェアラブルディスプレイ装置等に適用することができる。
2…車体、 8…フロントウインドウ、 10…投影ユニット、 11…表示素子、 13…本体光学系、 15…投影光学系、 16…拡散部、 16a…回転体、 16b…中空枠体、 17…拡大光学系、 17a,17b…ミラー、 18…表示制御部、 19…中間スクリーン、 20…表示スクリーン、 30…表示光学系、 64…回転駆動部、 66…センサー、 66a…計測部材、 70…監視部、 71…運転者検出部、 72…環境監視部、 100…画像表示装置、 200…ヘッドアップディスプレイ装置、 AX…光軸、 DL…表示光、 FA,FA1,FA2,FA3…機能領域、 IM,IM1,IM2,IM3…表示像、 PU…瞳、 SX…基準軸、 TI…中間像、 VD…運転者

Claims (8)

  1. 画像を表示する表示素子と、
    前記表示素子に形成された像を拡大投影する光学系と、
    前記画像の投影距離を変化させる投影距離変更部と、
    前記表示素子の動作を制御する表示制御部と、
    前記投影距離変更部の駆動状態を監視する監視部と、
    を備え、
    投影動作開始時、投影動作終了時、及び投影動作切替時において、前記監視部で検出した前記投影距離変更部の駆動状態に同期させて前記表示制御部によって前記表示素子を動作させることを特徴とする表示装置。
  2. 前記光学系は、投影光学系と、前記投影光学系の光射出側に配置される拡大光学系とを含み、
    拡散機能を有し、前記投影光学系と前記拡大光学系との間に配置される中間スクリーンをさらに備え、
    前記拡大光学系は、前記中間スクリーン上の像を拡大し、
    前記投影距離変更部は、前記中間スクリーンを光軸方向に移動させることを特徴とする請求項1に記載の表示装置。
  3. 前記中間スクリーンは、回転体に支持されており、
    前記投影距離変更部は、前記回転体を回転軸の周りに回転させることを特徴とする請求項2に記載の表示装置。
  4. 前記投影距離変更部は、前記中間スクリーンを30Hz以上で駆動させることを特徴とする請求項2及び3のいずれか一項に記載の表示装置。
  5. 前記監視部は、前記中間スクリーンの位置情報の計測に用いる計測部材を有することを特徴とする請求項2〜4のいずれか一項に記載の表示装置。
  6. 前記表示制御部は、前記投影距離変更部の駆動状態と前記表示素子の動作との同期がずれた際に、前記表示素子の動作を調整することを特徴とする請求項1〜5のいずれか一項に記載の表示装置。
  7. 前記表示制御部は、前記投影距離変更部の駆動の1周期の間での前記表示素子の表示速度を線形近似で変化させることを特徴とする請求項1〜6のいずれか一項に記載の表示装置。
  8. 前記表示制御部は、前記表示素子の動作開始時に、前記投影距離変更部の駆動状態が検出されない間には前記表示素子の動作を停止することを特徴とする請求項1〜7のいずれか一項に記載の表示装置。
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